このページでは柿沢弘治衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○柿澤弘治君 ただいま議題となりました両件につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 我が国は、昭和六十三年二月のガット理事会の勧告を受けて、一定の農産物に係る輸入割当制度の多くを撤廃することとしております。 このうち砂糖を主成分とする調製食料品につきましては、輸入割当制度を撤廃すると同時に、砂糖の類似品が低い関税率で輸入されることにより、国内の砂糖価格の安定に対して影響を及ぼすことを防止するため、当該調製食料品の一部分について譲許税率を引き上げることとし、このため、ガット第二十八条に定める手続に従い、アメリカ合衆国と交渉を行ってまいりました。また、我が国が当……
○柿澤弘治君 ただいま議題となりました日本とタイとの租税条約につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本条約は、昭和三十八年三月に署名された日本とタイとの間の現行租税条約にかわる新たな租税条約を締結しようとするものであり、昭和六十三年九月以来両国政府間で交渉を行った結果、平成二年四月七日東京において署名されたものであります。 本条約は、経済的、人的交流等に伴って発生する国際的な二重課税を可能な限り回避するとともに、二重課税が発生する場合にはこれを排除することを目的として、我が国とタイとの間で課税権を調整するものであります。 現行条約に比べ、本条約は、条約全……
○柿澤弘治君 ただいま議題となりました向精神薬に関する条約につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果について御報告を申し上げます。 昭和三十年代より、欧米諸国を中心として、一九六一年に作成されたいわゆる麻薬単一条約では規制の対象とされていない幻覚剤、覚せい剤、催眠剤等の向精神薬の乱用が大きな社会問題となり、これらの向精神薬を国際的に規制していくべきであるとの世論が高まりました。 こうした世論の高まりを背景に、国連麻薬委員会において昭和四十三年以来、向精神薬の国際的な規制についての条約案の作成作業が行われ、その結果、昭和四十六年二月二十一日、国連加盟国等の参加により開催された条約採択……
○柿澤弘治君 ただいま議題となりました日仏原子力協定改正議定書につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 我が国とフランスとの間には、昭和四十七年に、原子力の平和的利用に関する協力のための現行協定が締結されておりますが、その後、我が国は、核兵器の不拡散に関する条約及び国際原子力機関との保障措置協定を締結し、また、フランスも、欧州原子力共同体及び国際原子力機関との間で保障措置協定をそれぞれ締結いたしました。さらに、国際的にも、インドの核爆発実験を契機に核不拡散強化の動きが見られるようになるなどの事情を踏まえて、我が国政府は、昭和六十三年七月以来、現行協定を改正する……
○柿澤弘治君 ただいま議題となりました両件につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、一九八三年の国際コーヒー協定の有効期間の延長について申し上げます。 我が国が加盟している現行の一九八三年の国際コーヒー協定は、平成元年九月三十日に失効することになっておりましたが、本件は、コーヒーに関する国際協力の継続と新たな協定の交渉に時間的余裕を与えるため、その有効期間を平成三年九月三十日まで二年間延長するものであります。 なお、我が国は、平成元年九月二十九日に、国連事務総長に対して、一九八三年の国際コーヒー協定の延長を正式に受諾するまでの間暫定的に適用する旨の通……
○柿澤弘治君 ただいま議題となりました五件につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 万国郵便連合憲章外関係五文書は、平成元年十一月十三日よりワシントンで開催された第二十回大会議において、国際郵便業務における最近の事情にかんがみ、料金その他の業務上の事項について修正及び補足が行われ、憲章については、追加議定書の形でその一部が改正され、その他の文書については、現行の文書にかわる新たな文書が作成され、同年十二月十四日に署名されたものであります。 まず、万国郵便連合憲章第四追加議定書は、連合の文書における貨幣単位を国際通貨基金の特別引出権とすること及び連合への加入、……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、私が外務委員長の重責を担うことになりました。
今日の我が国をめぐる国際情勢は依然として厳しく、多くの問題が山積いたしております。こうした情勢の中で本委員会の委員長に選任されまして、その職責の重大さを痛感する次第であります。
微力ではございますが、委員各位の御指導、御協力によりまして、公正かつ円満な委員会の運営に努める所存でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
理事の員数は、二月二十七日の議院運営委員会決定の基準に従いまして、その数を……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
この際、中山外務大臣及び石井外務政務次官より発言を求められておりますので、これを許します。中山外務大臣。
【次の発言】 石井外務政務次官。
【次の発言】 関税及び貿易に関する一般協定に附属する第三十八表(日本国の譲許表)に掲げる譲許を修正し又は撤回するためのアメリカ合衆国との交渉の結果に関する文書の締結について承認を求めるの件及び関税及び貿易に関する一般協定に附属する第三十八表(日本国の譲許表)に掲げる譲許の変更についての欧州経済共同体との合意に関する文書の締結について承認を求めるの件の両件を議題といたします。
これより両件について政府より提案理由の……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
まず、平成二年度外務省関係予算について、その概要説明を聴取いたします。石井外務政務次官。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 次に、国際情勢に関する件について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井上一成君。
【次の発言】 五十嵐広三君。
【次の発言】 遠藤乙彦君。
【次の発言】 伊藤英成君。
【次の発言】 次に、所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とタイとの間の条約の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
政府より提案理由の説明を聴取……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とタイとの間の条約の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。高沢寅男君。
【次の発言】 松原脩雄君。
【次の発言】 山田英介君。
【次の発言】 古堅実吉君。
【次の発言】 伊藤英成君。
【次の発言】 これにて本件に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入ります。
討論の申し出がありますので、これを許します。古堅実吉君。
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
最近のソ連・東欧情勢に関する問題について調査のため、本日、北海道大学教授木村汎君、青山学院大学教授袴田茂樹君、並びに今後のアジア・太平洋地域の安全保障に関する問題について調査のため、上智大学教授猪口邦子君、評論家田中直毅君をそれぞれ参考人として出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 最初に、最近のソ連・東欧情勢に関する問題について意見をお……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
向精神薬に関する条約の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松原脩雄君。
【次の発言】 山田英介君。
【次の発言】 古堅実吉君。
【次の発言】 和田一仁君。
【次の発言】 これにて本件に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより本件に対する討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。
本件は承認すべきものと決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本件は承認すべきものと決しました。
……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
千九百七十二年二月二十六日に東京で署名された原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス共和国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件審査のため、本日、参考人として動力炉・核燃料開発事業団理事橋本好一君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。五……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
千九百七十二年二月二十六日に東京で署名された原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス共和国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件審査のため、本日、参考人として、日本原子力研究所理事長伊原義徳君、動力炉・核燃料開発事業団理事佐々木壽康君及び理事橋本好一君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。福田康夫君。
【次の発言】 岡田利春君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。上原康助君。
【次の発言】 山田英介君。
【次の発言】 古堅実吉君。
【次の発言】 和田一仁君。
【次の発言】 次に、千九百八十九年七月三日に国際コーヒー理事会決議によって承認された千九百八十三年の国際コーヒー協定の有効期間の延長の受諾について承認を求めるの件及び千九百八十九年のジュート及びジュート製品に関する国際協定の締結について承認を求めるの件……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、各質疑者に申し上げます。
質疑時間につきましては、理事会申し合わせのとおり厳守されるようお願い申し上げます。なお、政府におかれましても、質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔、明瞭にお願いをいたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。浜田卓二郎君。
【次の発言】 高沢寅男君。
【次の発言】 答弁は簡潔にお願いします。
【次の発言】 松原脩雄君。
【次の発言】 山田英介君。
【次の発言】 古堅実吉君。
【次の発言】 和田一仁君。
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
千九百八十九年七月三日に国際コーヒー理事会決議によって承認された千九百八十三年の国際コーヒー協定の有効期間の延長の受諾について承認を求めるの件及び千九百八十九年のジュート及びジュート製品に関する国際協定の締結について承認を求めるの件の両件を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。上原康助君。
【次の発言】 山田英介君。
【次の発言】 古堅実吉君。
【次の発言】 松原修雄君。
【次の発言】 これにて両件に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより両件に対する討論に入るのでありますが、別……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。坂井隆憲君。
【次の発言】 松原脩雄君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 政府側、答弁を簡潔にしてください。
【次の発言】 松浦北米局長、簡潔に。
【次の発言】 遠藤乙彦君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 次に、請願の審査に入ります。
今国会、本委員会に付託されました請願は四件であります。
本日の請願日程を一括して議題といたします。
まず、請願の審査方法についてお諮りいたします。
各請願の趣旨につきましては、請願文書表によりまして既……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。浜田卓二郎君。
【次の発言】 牧野隆守君。
【次の発言】 午後二時三十分から再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時三十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。高沢寅男君。
【次の発言】 五十嵐広三君。
【次の発言】 次に、山田英介君。
【次の発言】 柳井条約局長、明快にお願いします。
【次の発言】 山田英介君、時間が来ております。
【次の発言】 次に、三浦久君。
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
まず、請願の審査に入ります。
今国会、本委員会に付託されました請願は三百十三件であります。
本日の請願日程を一括して議題といたします。
まず、請願の審査方法についてお諮りいたします。
各請願の趣旨につきましては、請願文書表によりまして既に御承知のことと存じます。また、先刻の理事会におきまして慎重に御検討いただきましたので、この際、各請願についての紹介議員よりの説明等は省略し、直ちに採否の決定をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
採決いたします。
本日の請願日程中、……
○柿澤委員長 これより会議を開きます。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
理事山田英介君が去る十日委員を辞任されましたのに伴いまして、現在理事が一名欠員になっておりますので、この際、その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、理事に遠藤乙彦君を指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
国際情勢に関する事項について研究調査し、我が国外交政策の樹立に資するため、関係各方面からの説明聴取及び資料の要求等の方法により、本会期中国政……
○柿澤委員 本日議題になりました国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律案、国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、自由民主党を代表して質疑を行います。 海部総理大臣、冷戦終結後の新しい国際秩序を模索する動きが強まっておりますが、そうした中で我が国がこれまで以上の国際貢献を果たすためにこの両法案が提案されましたことは、大変画期的なことだと私ども高く評価をいたしております。そうした観点に立って幾つか問題点等を質問を申し上げたいと思いますので、ぜひ国民の皆様に理解できるように明快に御答弁をお願いを申し上げたいと思っております。 冷戦終結後の我が国の役割を考えま……
○柿澤委員長代理 この際、遠藤乙彦君から関連質疑の申し出がありますので、これを許します。遠藤乙彦君。
○柿澤政府委員 このたび外務政務次官に就任いたしました柿澤弘治でございます。渡辺大臣を補佐いたしまして、微力ではありますが、職務を全うするため全力を傾ける所存であります。 北方領土問題に関しましては、先ほど大臣が申し述べられましたように、北方四島の一括返還を実現し、平和条約を締結することにより、ソ連との間に真の相互理解に基づく安定した関係を確立するとの基本方針にのっとりまして、さらに粘り強い外交努力を続ける所存であります。 また、沖縄に関しましても、先ほど大臣からお話がありましたように、日米安全保障条約の目的達成のために、緊要な米軍の施設、区域の安定的使用と周辺住民の皆さんの生活との調和を……
○柿澤政府委員 このたび外務政務次官に就任いたしました柿澤弘治でございます。 渡辺大臣を補佐しまして、微力でございますが、一生懸命努力をしてまいりますので、麻生委員長初め委員の諸先生方の御指導、御鞭撻をよろしくお願いを申し上げます。 特に、渡辺大臣に外交活動に全力投球していただくために、できる限り代役を務めさせていただきたいと思っておりますので、先生方の御理解のほどをよろしくお願いを申し上げます。 冷戦後の世界は激動の中にあり、国際社会は対話と協調による新しい秩序を模索しております。世界第二の経済大国である我が国としても、この流動的な国際情勢に適切に対応しつつ、みずからの平和と繁栄を確保……
○柿澤政府委員 平成四年度外務省予算重点事項を御説明申し上げます。 平成四年度一般会計予算案において、外務省予算としては、六千二百十五億二千四百六十二万四千円が計上されております。これを前年度予算と比較いたしますと、七・八%の伸び率となっております。 現在、国際社会は、ソ連邦の崩壊を初め大きな変革を経験しつつあり、その中で新たな国際秩序への模索が始まっております。このような中で国連安全保障理事会非常任理事国に選ばれたことに見られるごとく、国際社会の我が国に寄せる期待は大きく、我が国は、世界の平和と繁栄を一層確固たるものとする新しい国際的枠組みの構築のために、世界的視野に立って主体的に貢献を……
○柿澤政府委員 五十嵐先生の御指摘の問題につきましては、まさに人権の問題としても十分に配慮をしなければいけないと思っておりますので、今事務当局からお答えをいたしましたように、実情を把握すると同時に関係政府とも相談の上、できるだけの努力をしていきたい、させていきたいと思っております。
【次の発言】 我が国としても、先住民族問題また少数民族問題等について、国際的な感覚で対応していく必要が来ているということは、五十嵐先生御指摘のとおりだと思います。
その意味で、現在、十三省庁にまたがる問題だそうでございますので、現在、省庁間の連絡を密にして、今後できるだけ早く日本として何をやるべきか、関係者等の意……
○柿澤政府委員 昨年の年末の内閣改造におきまして、渡辺副総理・外務大臣とともに留任をすることになりました政務次官の柿澤弘治でございます。 外務委員会の皆様方には、伊藤委員長初め、日ごろから外交政策についてさまざまな御指導をいただいておりまして、心からお礼を申し上げます。また、ことしもどうぞよろしくお願いを申し上げます。また、冒頭に、渡辺副総理・外務大臣、体調を崩しまして入院をしまして、きょう出席できませんことを心からおわびを申し上げます。一昨日、仕事の打ち合わせもありましてお伺いをいたしましたときに、関係の皆様方に御迷惑をかけて大変申しわけないということをおっしゃっておられました。できるだけ……
○柿澤政府委員 湾岸危機の際に、民間におきまして自発的に被災民、難民等についての支援をしたいという活動が盛り上がりましたことは、そうした問題に関する国民の関心の高まりとして、外務省としても、もちろん政府としても大変高く評価をしているところであります。 その証拠に、九一年の二月には、IOMに対しましてジュネーブの代表部から、民間の方々の募金をもとにした救援活動のどのようなことができるか、IOMにも接触をいたしまして、その方途等を探るということで御協力をしてきたところでございます。その後、クルド難民の大量発生に際しましても、民間の皆様方の募金をUNHCRにかなりの額寄せていただきましたことにつき……
○柿澤政府委員 ただいま山口先生が例示として挙げられたような状況における判断というのはなかなか難しいものだと思います。しかし、停戦の合意というふうに法律上書いてございまして、停戦の合意というのはまさに合意ということで、どちらかというと意思の表示を中心に認定をしなければならないのだろうと思います。 ですから、今総理府の方から、川口参事官からお話がありましたように、部分的な停戦違反事件の頻発ということをもってその当事者の意思の変更と見るかどうかという点はなかなか微妙なところであろうかと思っておりまして、我々としては、そうしたものは停戦違反事件の頻発とか局地的な発生というふうに認定すべきではないか……
○柿澤政府委員 古賀一成先生のフランスの歴史学者の言葉を引いての含蓄の深いお考え、大変感銘を持って伺いました。私たちもこれから未来志向の外交を展開したいと考えておりますし、特に冷戦後の国際社会が新しい国際秩序を求めているところでございますから、その中での日本の役割というものをしっかりと考えた外交を展開したいと思っているわけでございます。その意味で、カンボンジア和平に関する日本の積極的な貢献はその第一歩というべきものかと存じます。 御承知のとおり、世界の中で最もダイナミックに発展している地域はアジア・太平洋であると言われております。その中で長い間戦乱に苦しんでいるカンボンジアに何とか和平をもた……
○柿澤政府委員 マケドニアにつきましては、先般八日に開催されました国連総会におきまして、マケドニアが旧ユーゴスラビア・マケドニア共和国という暫定的な名称のもとで国連加盟が認められたわけでございます。その新たな展開を踏まえまして、今後我が国としてはマケドニアの国家承認問題について対処を検討してまいりたいと考えております。
また、現在までマケドニアを承認しております国は、ロシア、ブルガリア、トルコ等八カ国でご
ざいます。
【次の発言】 今水野先生御指摘の御趣旨も十分に念頭に置いて、今後新しい事態に対応して検討してまいりたいと思います。
【次の発言】 この問題はPKO法と緊急援助隊法の両方に関連す……
○柿澤政府委員 伊藤忠治先生の御指摘の点につきましては、実はその懇談をやります数日前に国連大学でのシンポジウムがありまして、ブトロス・ガリ事務総長の平和への戦略についてのシンポジウムに私も出席をいたしました。その中で、ブトロス・ガリ事務総長が提案しております予防展開もしくは平和執行部隊等の議論をいたしました折に、現在のPKO法では対応できない部分があるということを説明すると同時に、そうしたものに対応するとすれば三点ないし四点の見直しが必要であろうということに言及したわけであります。 その一つがPKF凍結の解除。第二が、国際人道援助に関しましても五条件が必要となっているためにソマリアの救援活動……
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