このページでは小平忠正衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○小平忠正君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案のありました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、総理及び大蔵大臣に質問をいたします。 質問の第一は、土地税制改革についてであります。 我が国は、世界に冠たる経済大国として揺るぎない地位を占めておりますが、国民の日常生活には先進国にふさわしい豊かさが全く感じられません。その最大の要因は、異常な地価高騰による劣悪な住宅事情であります。 国民の利益を後回しにし、利益誘導と官庁の縄張り優先の縦割り行政を続けてきた歴代政府・自民党の貧困な土地政策が残した禍根は極めて大きく、地価税の創設などによって今になってようやく土地税制の抜本改……
○小平忠正君 私は、民社党を代表して、ただいま提案のありました証券取引法及び外国証券業者に関する法律の一部を改正する法律案について、総理及び大蔵大臣に質問をいたします。 損失補てん、暴力団との取引、株価操縦もどきの行為など、証券業界による一連の不祥事は、国内の個人投資家の怒りを買っただけではなく、世界に対する日本の証券市場の信頼を失墜させるということになりました。大口投資家に対する損失補でんぽ、自己責任という株式取引の大原則を侵し、たけなしの資金によって取引を行う一般投資家を不当に冷遇するゆゆしき行為と断ぜざるを得ません。 また、この事件が、単に民間企業だけのスキャンダルではなく、損失補て……
○小平忠正君 私は、民社党を代表して、ただいま提案のありました地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律案について、総理及び建設大臣、自治大臣に質問をいたします。 初めに、私は、地方自治のあり方、国と地方との関係について、政府の基本的姿勢を伺いたいと存じます。 フランスの政治学者アレクシス・ド・トックビル氏は、十九世紀前半、「地方団体の中にこそ自由な人間の力が宿る。地方自治制が自由に対して持っ関係は、初等教育が学問に対して持つ関係と同じである」と述べ、地方自治が民主主義の中で果たす役割の重要性を説きました。この言葉は、一世紀半の歴史を経ても今なお新鮮な響きを持っており……
○小平忠正君 私は、民社党を代表して、ただいま提案のありました地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法等の一部を改正する法律案、平成五年度地方財政計画につきまして、総理並びに関係大臣に質問いたします。 まず、地方分権について、政府の基本姿勢を伺います。 現在、地方分権については、道州制、連邦制等さまざまな議論がなされております。その議論に共通していることは、我が国の地方自治を正しく発展させ、真に住民に身近なものとするために、現状のような国に偏り過ぎた国と地方との関係を改革すべきであるということに尽きると思います。 毎年の予算編成の時期に霞が関に多くの地方団体の関係者が陳情に訪れる姿……
○小平忠正君 私は、民社党を代表し、ただいまの林大蔵大臣の財政演説に対し、宮澤総理並びに関係大臣に質問いたします。 まず初めに、宮澤内閣の経済運営についての政治責任に関してお尋ねをいたします。 宮澤内閣が甘い経済分析を続け、対策を後手後手に回してきた結果、日本経済は深刻な不況に直面をいたしております。生産、消費ともに落ち込み、大量の勤労者、パート、内職者が職場を追われ、中小企業の倒産が相次いております。バブル経済は崩壊し、金融不安が生じております。不景気で貿易黒字は逆に拡大を続け、我が国に対し、諸外国から厳しい非難が集中をいたしております。 政府は、昨年八月二十八日になってようやく経済対……
○小平委員 民社党の小平でありますが、質問させていただきます。
砂田大臣は、沖縄復帰に伴い、本土との格差の是正、自立的発展を可能とする基礎条件の整備を図ることを目的とした第一次の沖縄振興開発計画の策定に携わられ、沖縄にはまことに造詣の深い大臣だと伺っております。またさらには、この三月末には大臣就任後初の沖縄視察に出向かれ、つぶさに沖縄を視察された、まことに御苦労さまでございます。また、今週末には今度は一転、北海道に行かれるそうで、本当に御苦労さまであります。
その大臣に、まず沖縄に対しての基本的な認識、御所見をお伺いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
次に、藤田局長さん……
○小平委員 質問に入ります前に、私の質問の終了が十七時二分ということで、この時間から始めるということで、大変長くなっておるようであります。そこで、私は事務局の方から塩崎大臣が何か別な委員会があってそちらの方で答弁を求められているというので、質問したいこともあるのですが、また次の機会に譲りますので、委員長、私は大臣が退室されても結構ですので……。
【次の発言】 よろしいんですか。よろしかったらいていただいて――事務局から何度も言われているものですから、次の機会によろしく。
【次の発言】 中山大臣、本当に外交という外務大臣のお立場は、特に海外への日本のいわゆるPRといいますか、本当に大変なお仕事で……
○小平委員 私は民社党の小平と申しますが、今回の総選挙で北海道から初めて出てまいりました。私の選挙区は農業を大きな基盤とする地帯であります。そういう中で、今農業者は経営難、配偶者難、そして後継者難という中で八方ふさがりの状況に置かれております。私は大臣に、農家の皆さんが今切実たる思いであるいは怒りの声で、農業が一日も早く安定して次代に向かって経営していける、そういう基盤ができることを、その声が大なることをまず冒頭にお願いしておきます。 与えられた時間が短うございますので、早速質問させていただきます。 近年、農林漁業金融公庫の貸付実績が融資枠を下回っているということ、農業をめぐる厳しい状況下……
○小平委員 既に長時間各党の先生方が質問をされまして、論議は十二分にされたかとは思いますが、私にも質問の機会を与えられましたので、重複すると思いますが若干私からも質問させていただきます。 今回の異性化糖の輸入自由化については、糖化業界あるいは原料生産農家に不安感を持たせないことが特に重要であると思います。また、特に生産規模が大きい北海道農業においては、多大な傾斜配分という大きな犠牲を払って減反をして転作に努めてまいりました。そういう中で作物間の作付面積の調整が大きな問題でありますが、食糧基としての北海道の将来の展望についてどのようにお考えか、大臣の御所見をお伺いします。
○小平委員 きょうは、我が国の畜産、大事な諮問がなされました。私は北海道が選挙区でありますが、酪農地帯というものは日本の大きな風景であります。都会の人はいわゆる牧場地帯を見まして、ああいいな、すばらしいな、そのように言われますが、そこで働く酪農家あるいは肉牛経営の農家の皆さんは大変な重労働で、しかも休みがない、そういう中での毎日を送っております。そういう中で私は幾つかの質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。北海道は我が国酪農の基地であり、特に北海道農業の最大の基幹部門でもあります。将来とも酪農を基盤とした農業の振興なくしてその発展はないと考えております。北海道農業が立ち行かなくなれば……
○小平委員 参考人の四人の先生方には本当に御苦労さまでございます。今各党の皆さんからもいろいろと質問されましたけれども、私からも何点か質問させていただきます。 農業者年金制度がスタートしてから早いもので二十年を経過いたしまして、その間八回に及ぶ改正を重ねてまいりましたが、本制度は農村社会に定着しつつあると言ってよいのか、あるいはそうでないのか、そういうところに来ていると思います。今回の改正は、年金財政の安定、経営移譲の推進と老後保障の安定、規模拡大の一層の促進を図ることを目的に行われましたが、農業者年金制度の推進団体である農業委員会系統組織池田専務さんにおかれましては、今回の改正内容に対して……
○小平委員 昨日から二日にわたって長い時間の質疑で、大臣初め皆さん大変お疲れだと思いますが、私、最後の質問であります。重複する面も多々あると思いますけれども、私からも何点かについて御質問いたします。よろしくお願いいたします。 この農業者年金制度は、制定されて以来八回に及ぶ改正などの起伏を乗り越えて、本年で二十年目を迎えたわけであります。二十年といえば人間でいえば成人でありまして、一人前の年金として定着をして、そしてその政策効果が問われる時期に来ていると私は思うのであります。本年金の政策効果として期待されているのは、農業経営主の若返り、経営規模の拡大など農業構造の改善に加えて、農業者の老後の保……
○小平委員 私は、選挙区の関係もありまして毎週飛行機で国会と選挙区を行き来いたしております。この時期は飛行機の窓から見ますと水田に満々と水が張られて、まさしく冬が終わっていよいよ農業のシーズンが来たな、そんなふうに感じる昨今であります。そういう中で内地府県では大体田植えも終わったようであります。北海道においては今田植えの真っ盛り、そういうシーズンであります。私は、この水田に水が蓄えられておるという状況はいわゆるダムの機能であって、その水田の水が地下に浸透して、その地帯の地下水の源泉にもなり、我が国の良好なる自然環境に大いに役立っておる、こんなふうに考える次第であります。特に最近、いわゆる地球の……
○小平委員 本日の最後の質問となりました。短い時間でありますが、私からも数点にわたり質問いたします。 その前に、まず最初に大臣に基本的なことでお伺いしたいと存じますが、今各党の質問者の方からも既に質問があったと思いますが、先般北洋公海においてサケ・マス漁をしていたいわゆる北朝鮮船籍の日本船舶十二隻ですか、拿捕された、そういう事件が勃発しました。今ただでさえもいわゆる日本の漁業環境は厳しいの一語であります。こういう中で、これ以上日本の漁業の信用、いわゆる国際間における信用を失墜させたならば何をか言わんやで、これは大変なことになると思います。そんな意味で一日も早いこの解決のために、もちろん外交努……
○小平委員 最後の質問に当りましたので、さきの質問者からもお話ありましたが、麦価はあのとおり五年連続の引き下げということ、私も強く抗議したいと思います。 続いて今、米価の価格決定の時期に入ろうとしておりますが、これについても大きく心配している一人であります。きょうはそういうことを前にして、これと同じように今大きな問題になっておりますウルグアイ・ラウンドにおけるこの問題について、これを中心にして何点か、大臣それから担当の方に質問をさせていただきます。 御承知のように、ガットのウルグアイ・ラウンドは、本年の十二月の決着をめどにしまして今大きな山場を迎えようといたしております。特に農業問題につい……
○小平委員 朝からの質疑の中で、各党の質問者からも今回のこの米審に対する政府の諮問についての意見が出されました。 私も私の立場から一言申し上げたいのでありますけれども、政府とそれを支える与党である自民党、この両者でいろいろと協議をして、そしてその上で米審に対して大臣からの諮問が出される、これはわかります。しかし、このように皆さんがこの点について追及されるということは、今回おかしい、これは客観的に見ておかしいと思います。 確かに、マスコミは勝手に書いた、このように言ってしまえばそれで終わりでありますけれども、私は、なぜこの米審がとまっているか、それは、政府側委員はいいとして、生産者、消費者、……
○小平委員 きょうの委員会の最後の質問になりました。私も与えられた時間が短いのですが、何点かについて質問させていただきます。 大臣、連日の御活動、本当に御苦労さまでございます。特に大臣におかれては、日ごろの御発言そして御活動、私は党派は違うのでありますけれども、この問題についてはまさしく激励し、そして頑張っていただきたい、そういう気持ちでおります。そんな意味でも、大変大事な時期に当たられて陣頭指揮をされている大臣のお立場、本当に御苦労でありますが、今後に向けてさらに一層の御奮闘をこれから期待する次第でございます。 その中で、短い時間でありますので、幾つかお聞かせをさせていただきますけれども……
○小平委員 大臣御就任おめでとうございます。大臣は新潟県が選挙区で、非常に農業に造詣の深い、御理解のある、まさに適任の御就任と思います。本当におめでとうございます。私も北海道の石狩川水系を選挙区とします。私自身も農業に非常に関心を持っております一人でございますが、現下の厳しい農業情勢、大臣のこれからの御活躍を御期待申し上げます。 私からも何点か質問さしていただきますが、まず第一点目に、先日大臣から非常に興味ある御発言がございまして、そのことからお聞きしていきたいと思うのであります。 去る二月五日だと思うのですが、閣議後の記者会見において、大臣個人としてのお考えであること、そういうふうにお断……
○小平委員 私からも、今回の畜産物価格等の問題も含めてですが、今藤田委員からも質問がありました、このウルグアイ・ラウンドに向けてのことでまず冒頭にお伺いしたいことは、この三月十四日付けの新聞等にも報道されておるのですが、ウルグアイ・ラウンド農業交渉へ向けて、政府・自民党の対処方針が明らかになってきている、そういう報道がされております。これについて、「コメ市場の部分開放につながる最低輸入義務(ミニマムアクセス)の設定案も全面的には否定せず、「議論には応じていく」と柔軟な姿勢を示しており、」こう伺っております。 しかし、そこで私は先般も近藤農水大臣に、いわゆる所信表明の後質問したのでありますけれ……
○小平委員 私からも今回の競馬法及び日本中央競馬会法の一部を改正する法律案について質問させていただきます。 特に私は北海道四区が選挙区でありまして、ということは日本で最大の馬産地日高を私の選挙区とする、そういう立場にありますので、私はその生産地、生産者の方に軸足を置いたような形でこれから何点かの質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。 競走馬といいますと、これも広く言えば畜産業、農業の一つであるのですが、この軽種馬の飼育、育成というものについては同じ、いわゆる口がある生き物を飼うということは大変な仕事であります。農業でもいろいろありますけれども、特に牛とか馬とか豚とか鶏とか、こうい……
○小平委員 渡邊理事長さん、それから大場会長さん、そして日経新聞の小峰編集委員の御三方には、大変お忙しいところ当委員会への御出席、まことに御苦労さまでございます。 私は北海道四区が選挙区なんですが、ということは日高が選挙区でございまして、日本の馬産地の主たるところが私の地元でございます。そんな意味から、私は生産地といいますか、そういうところを一つの起点に置いて何点か御質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 まず第一点目は、今軽種馬農家は、大規模に企業的な経営をしているところもありますが、ほとんどは十頭未満の繁殖馬を置いてやっている、そういう一般農家が多うございます……
○小平委員 今回のこの土地改良法の一部改正にかかわる問題に入ります前に、まず私から、このことに関して基本的な問題について何点か質問させていただきます。 土地改良事業が我が国農業の近代化等に果たしている役割については万人が認めるところであり、今後も国際化の進展等に対応して農業の体質強化を図る上からも事業の促進が必要であることは御承知のとおりであります。 総論で言えば、土地改良事業の必要性はだれもが認識の一致するところであるわけですけれども、一方、実際に事業を実施している現場においては、多くの困難な事態に直面しているのが実態であります。 特に最近の状況について言いますと、事業費は年々上昇する……
○小平委員 大臣、連日まことに御苦労さまでございます。先般も私ども党からの申し入れをいたしまして、現下の農業に対する大臣のお考えをお聞きしたわけでありますし、そして今ほど各政党からも質問がありました。私からも党の立場で、限られた短い時間でありますが、何点か質問をさせていただきます。 けさ諮問が出ました。そして、昭和六十二年以降三度にわたる引き下げが行われまして、総計では一一・六%の引き下げですか、これは農家にとっては非常に厳しい内容の連続ですし、非常に農家経営を圧迫している、こういう状況が続いております。しかるに現在の我が国は、戦後最長にもなるいわゆる経済の好況が持続いたしております。そうい……
○小平委員 大臣には大変お忙しいところ、まことに御苦労さまでございます。 八月のソ連の政変は、思い起こせばこれは急な出来事ではなくて、東欧のああいう民主化から始まって東西両ドイツの統一、こういう流れの中であのような政変があった。これまでソ連という国は共産主義といういわゆる一つの統制のもとに、言論も抑えられてああいうような形で今日まで来た。しかし、クーデター以降、まるでせきを切ったようにいろいろな意見が出てきて、あの十五の共和国のうち既にバルト三国は独立をし、そして残るほかの共和国は、それぞれの地域で民族問題あるいは宗教問題等々いろいろな問題にかかわる中でそれぞれの自己主張を通して今大きく動い……
○小平委員 朝からの沖縄問題に絞っての質疑、長官には大変御苦労さまでございます。 私は北海道の人間なんですが、昨年、当委員会の視察で沖縄に行ってまいりました。沖縄本島はもとより、最西端の与那国島まで足を伸ばして視察をしてまいった次第でありますけれども、私ども北海道の人間からいいましても、沖縄は確かにまだまだ戦後が終わってない、そんなふうに感じた次第でございます。そういう中で、私も党の県連初め関係者から幾つかそういう要請は受けております。特に今、米軍基地の問題ですとか、さらにはいわゆる沖縄開発の問題、そして年金格差の是正の問題、また、一番近いところにあります台湾との交流の問題等々幾つかの点、お……
○小平委員 私は民社党の小平忠正でありますが、今まで各党からそれぞれ質問がございました。私からも、十分間という短い時間でありますが、二、三、諸点を質問いたします。 具体的な数字の問題は、それぞれ質問が出たわけでありますが、仰せきょうは担当の部長とかあるいはその現場の支店長、そういう責任者ではなくて、いわゆる日本興業銀行、御行のトップの頭取さんがお見えでございます。そんなわけで、なかなか細かい点については、私も今聞かしてもらっておりましたけれども、なかなか明快な答えが見えてこない、そういうところで大いにいらいらが募っているところでありますけれども、ただ、そういう中で、今ほどの質問がございました……
○小平委員 大臣、過般は国会開会中にもかかわらず、はるばるヨーロッパまで出向かれまして、ダンケル・ガット事務局長を中心に精力的に活動されてこられたこと、まことに御苦労さまでございました。 そういう中で、私どもの耳に入っております話といたしまして、ダンケル氏の発言の中に特に留意すべき点は、輸入障壁の関税化の考え方が浸透している印象を受ける、今後の農業交渉では関税化で大枠合意にこぎつけ、個々の国の問題はその後に取り上げる、さらに、日本の主張する食糧安保論は例外措置としての根拠が薄弱である、日本としては在庫の積み増し、市場の多角化、輸入協定で対応できるのではないか、このような発言があったように聞い……
○小平委員 私からも質問させていただきますが、まず、ことし九月を中心に、それ以前にもありましたが九月を中心にありましたこの台風、これの被害はまさしく甚大で、現時点でも総額六千億円を超える膨大な被害の額となっております。特に農業分野におきましても、農作物等に同じく甚大な被害がありまして、この被害を受けられた農家の皆様方に対して、まずもって心からお見舞いを申し上げたい、かように表する次第でございます。 この被害農家の救済については、迅速な対応に取り組まれるとともに、農業経営再建へ向けての万全の措置を講じていただくよう、政府に対して私からも強く要望するものであります。 そこで、被害状況は既に御説……
○小平委員 田名部農水大臣、まず御就任おめでとうございます。というよりは、農業情勢が厳しい折に、大変な時期に大臣に御就任、お祝いを申し上げると同時に、同情といいますか、御苦労さまですと申し上げます。しかし、だからこそ歴代農水大臣以上に頑張ってもらわなければならない、そのように強く御要望したいと思います。 特に、大臣はたしか青森県の御出身で、ということは、農業についてはその地帯の背景からいいましても御造詣も深く、さらには過去において当農水委員会で理事も歴任されまして御経験も豊富で、ベテラン中のベテランとして頑張ってこられましたが、この時期に当たってさらに御奮闘あらんことをまず強く御要望する次第……
○小平委員 けさからの農水委員会の場において各党からそれぞれこのラウンドの問題を中心に質疑がなされてきたわけでありますが、私は民社党の立場で、重複する点もあると思いますが、党の立場で質問いたします。 まず、昨年末十二月二十日にウルグアイ・ラウンドの最終合意文書案ですか、いわゆるダンケル・ぺーパーなるものがガット事務局から各国政府に配布されました。これは御案内のとおりであります。 まず、この文書案の性格についてでありますが、この文書案の配付に当たってダンケル事務局長は、今後は個別分野での交渉は行わない、また高度の政治判断が行われることを期待する、そういう発言があり、このぺーパーが最終案に近い……
○小平委員 伊江長官、地元沖縄御出身の大臣として、その実情を本当によく知っておられる大臣の御就任、おめでとうございます。そういう中で、沖縄県の発展と県民の幸せのためにますますの御奮闘あらんことをまず心から期待するものであります。 まずそういうところで、当委員会の今までの時間の中で今回の改正に伴う要旨についてはるる質疑があっておりますので、私は、基本的な問題等を含めて何点か質問をいたしたいと思います。 まず、沖縄が昭和四十七年に本土に復帰して以来、本年は二十年目という節目を迎えております。この間、政府は、沖縄における経済社会の基礎条件の改善、住民の福祉、生活水準の向上等に向け、沖縄と本土との……
○小平委員 私は一昨日の当委員会での質疑に続きまして、本日は四十七年の復帰以来の例の復帰特別措置法、この点について質問させていただきます。今日までこの措置法によりまして沖縄県経済の発展には当然効果あらしめた、こう思っておりますが、その中で、限られた時間の中で二、三点質問させていただきます。 一つは、揮発油にかかる揮発油税及び地方道路税の軽減措置がこれによってとられてきたわけです。それによると現在揮発油はリッター当たり七円ですか、本土より安くなっている、こういうことであるのでしょうが、その効果が沖縄における揮発油の小売価格にきちんとあらわれているのか。またこれに関連して、沖縄県は復帰以来条例を……
○小平委員 去る三月に衆議院及び参議院におきまして沖縄振興開発特別措置法が可決成立し、実質的に三次振計の推進が今後十年間にわたって行われることになったのは沖縄県の発展のためにまことに喜ばしいことであります。 さて、一次振計、二次振計を通して三兆五千億円近い金額が振興開発のために投資され、その結果、沖縄の社会資本は総体的に着実に整備されてきたことは周知のとおりであります。この点は評価すべきだろうと考えております。しかしながら、この政府の投資が沖縄の産業振興、特に二次産業にとって確たる成果を上げ得ていないことも否定できない事実であろうと考えます。一次、二次振計では基盤整備はかなり進んでいるとは思……
○小平委員 私は、まず最初に外国産馬に対する出走制限の緩和問題について質問をいたします。これは競馬の番組編成にかかわる問題でありますので、委員長にお願いをいたしまして、本日はこの開催者であります日本中央競馬会の渡邊理事長さんに参考人としての出席をお願いいたしております。理事長さん、出席感謝申し上げます。御苦労さまでございます。 御承知のように、我が国の軽種馬産業、北海道の日高が全体の八割を占めるその中心地でございます。日高地方は、この軽種馬産業は農業の立場からも非常に我が国として大事な一つの財産だろうと思います。また同時に都市市民の側からも、この日高の景観というものは我が国が誇り得る国の宝と……
○小平委員 獣医師法は、昭和二十四年ですか、制定されてから四十年以上を経てきているわけでありますが、今回、実質的に初めての全面的な改正が行われようといたしております。一方、我が国の畜産業は、牛肉の輸入自由化、乳価や子牛価格の低迷など近年とみに厳しさを増し、畜産農家は苦しい経営の中で、あしたへの希望を模索しているという状況ではないかと思います。そこで、こういう厳しい状況を踏まえ、畜産業と獣医師のかかわり合いの中で、獣医師制度のあり方について原点に立ち返って再考するとともに、獣医師が畜産業の振興に果たす今日的な役割について考えていく必要があるのではないかという観点から、諸点質問をいたしたいと思いま……
○小平委員 お三方の参考人には本当にお忙しいところまことに御苦労さまでございます。早速でありますが、私からも数点質問をさせていただきます。 まず、竹内参考人さんにお伺いいたしますが、御承知のとおり獣医師制度は我が国の畜産業の発達を支えてきたところでありまして、これはまさしく車の両輪である、こういうことが言えると思います。私は、獣医師は第一義的には畜産業の発展のためにあると考えておりますが、先生が委員をされておりました獣医事に関する研究会の報告によりますと、獣医師が果だす新たな役割として、一つには小動物の診療業務の拡大、二つには社会福祉活動分野への積極的関与、また三つ目には野生動物の診療、希少……
○小平委員 今回の農協法、農協合併助成法の改正は、改正の内容もさることながら、その背景について言いますと、現在系統組織自身が取り組もうとしている組織、事業改革が根底にあるのでありまして、いわば今後の農協のあり方が問われる重要な改正である、こう受けとめております。農協の事業、組織改革は、私の記憶では昭和四十年代以降大きな課題として取り上げられてきた問題であり、今日、系統自身が本気になって取り組む姿勢を示したことに対しては私どもは高く評価をするものであります。 しかしながら、問題は、どのような意図なり目的で取り組むかの姿勢であります。少なくとも今回の農協改革はただ単に組織自身が生き延びるための方……
○小平委員 お三方の参考人の皆さんには、大変お忙しいところを御出席、そして御意見をまことにありがとうございます。私からも質問をさせていただきます。 まず、松旭参考人さんにお伺いをいたします。 今お話しいただきましたその中でのことなんですが、現下の状況は、一つには担い手不足、それから耕作放棄地の増大、さらには農協として他業界との競争激化、こういうようなことがお話ございました。確かに大変な問題でございます。したがって、今回のこの農協法の改正、さらには農協合併助成法の改正を通してその体質強化を図るということでありますが、今回の系統農協の組織、事業改革に際して私が心配しますことは、組合員と農協との……
○小平委員 私からは、外国産馬の出走制限緩和五カ年計画なるものが日本中央競馬会から出ておりますが、これについて何点か質問いたします。この問題につきましては、去る二月二十六日の本委員会でも、日本中央競馬会の渡邊理事長を参考人としてお招きをして、質問をしたところであります。 その際に渡邊参考人からは、競馬の国際化への対応については「中央競馬におきましては、国内産馬を主体としたレースを確保していくというスタンスで臨むべきであるこまた、「段階的に、漸進的に対応して、生産者の方々に大きな打撃を生ずることのないよう配慮していかなければならない、こういう立場に立っております。」との答弁がありました。また、……
○小平委員 農業基本法制定から三十年たちまして、我が国農政は農業の所得の向上を基本的な目標に、生産性の飛躍的向上、価格政策の展開等産業としての農業、そういうことで懸命に進んでまいりました。 しかし、一方では、高度成長の中で農村から労働力が流出し、農村の過疎化と高齢化が進んでしまったわけであります。今や、まさしく農村に残って農業を継ごうという若者は減る一方で、新規学卒就農者の数も実に寂しい状況になっていることは御承知のとおりでございます。 なぜ若い人たちが農業から離れ、農村から離れていってしまうのか。魅力のある農業、農村をつくり出し、若い人たちをそこへ呼び戻すのには何が必要なのか、このことは……
○小平委員 大臣、昨日来からで御苦労さんでございますが、また、今は各党からのいろいろな質疑がございました。重複する面もあると思うのですが、大事なことでもありますので、私からも、与えられた短い時間内、二点にわたって質問をさせていただきます。 まず一点目なんですが、去る六月の十日に発表されましたこの新政策、これについての大臣の基本的な姿勢をこの際お伺いをしたいと思います。 いわゆるこの新政策は、農水省で一年を超える、予定を超えて一生懸命討議されたわけでしょう。その骨子としては、土地利用型農業の経営展望、経営体の育成と農地の効率的利用、さらに米の生産調整と管理政策、価格政策などについて今後の農政……
○小平委員 ちょうど、このポスト後期対策の中で、営農活性化対策、さらにはことしの六月ですかに出ました新政策、こういう大きな課題の中で、たまたまこのラウンドがああいう形で、アメリカ・EC間で合意に達しました。 私は、今までの質疑の中でいろいろと拝聴いたしましたけれども、特に残念に思いますことは、今回のこのアメリカ・EC間の合意は、油糧種子問題を中心にして、輸出あるいは輸入、この保護の削減の問題、これらが当事者間で合意に達した。具体的に米ということを言及しておりませんよね。そうでしょう、大臣。しかし、それが出るや否やすく、あれは十一月二十二日ですか、中央紙、三大紙を中心にして、各社は社説でもって……
○小平委員 北大臣、沖縄開発庁長官御就任おめでとうございます。少しく月日がたちましたが、先般の所信表明を受けてのきょうの質疑で御苦労さまでございます。大臣には、北海道開発庁長官も、まさしく日本の北と南、この両サイドの責任あるお立場での御活躍をまず心から期待を申し上げます。また、先ほど来からの質疑の中で大臣も、沖縄については昭和三十四年以来関係これありで御精通されているということで、その重責で、沖縄振興のために御尽力あらんことを心から御期待申し上げます。 そこで、与えられた時間、私からも何点か質問させていただきます。 まず、沖縄が本土に復帰してからもう二十年以上の月日がたちました。その間、一……
○小平委員 武藤大臣には御就任おめでとうございます。私が最後の質問になりますので、大分お疲れのようでありますが、ひとつよろしくお願いします。 特に、現下の国際情勢は変転きわまりないといいますか、至るところで紛争なり問題点を多々抱えております。特に、ロシアの問題もさることながら、カンボジアやアフリカのソマリア、また東欧にしても、至るところで、本当にお忙しいお立場になったと思いますが、ひとつしっかりと御健闘を期待するものであります。 また、私は、我が国の議会制民主主義の中にありまして、このルールでやっておりますけれども、しかし外務大臣、私の考えは、外務大臣という職員はちょっとほかの大臣と違う、……
○小平委員 最初に、今回の釧路沖地震で被害をこうむられた地域の多くの方々に対し、党を代表し、心からお見舞い申し上げたいと思います。また、これを教訓にして、全国的な防災体制の一層の整備を政府に対しましても強くお願いする次第でございます。 今回の地震は、今いろいろと質問の中にもありましたように、幸いに人的被害が少なかった、言うならば時間帯が夜間だったということ、また津波の発生もなかった、そこに火災もなかった、そういう意味においては、関東大震災並みの大きな地震でありましたけれども、不幸中の幸いだったと思います。 しかし、いずれにしても今回の地震は、マグニチュード七・八、震源に近い釧路市では震度六……
○小平委員 私は、民社党の小平忠正であります。 本委員会で、各党の提案者の皆さんを含めて各委員におかれても、この真摯な議論の展開、まことに御苦労さんでございます。民社党、少数政党で、この中見回してもたしか私だけだと思います。しかし、発言する機会が与えられましたので、私からも、与えられた時間、何点かについてお伺いいたします。 今この問題に関して、いろいろと国民世論、いろいろな意見がございます。私も、選挙区に帰ったり、いろいろなところでこの話も私からもし、また皆さんからもお話をお伺いいたしますが、多くの方がこう言われます。何だかんだ言っても、結局各党が自分の党に都合のいい、そういうことを主張し……
○小平委員 私は、民社党でございます。本日は、六名の皆さんそれぞれのお立場での貴重な御意見の陳述、本当にありがとうございます。 今、自民党から始まって各党皆さんいろいろと御質問いたしましたが、今回のことは、今の選挙制度のもとでいろいろなひずみとか弊害が出てきまして、言うならば制度疲労を起こしている、何とかしなければならない、これは各党各人共通で、入り口は大体一緒なんですね。ではどうするという出口のところでいろいろと主張がぶつかり合って、それぞれ一長一短あり、なかなか完全無欠という案がない。それが今の実態だと私は思うのです。 そこで、皆さんいろいろと自説を主張し合って、これがいいのだと言う。……
○小平委員 大臣、御就任おめでとうございます。今、地方の存在が非常にいろいろな面で多難なときに地方自治行政のために御出精あらんことを、まずもって心から期待申し上げます。 冒頭から苦言を呈することになりますが、経済情勢ですが、政府が甘い経済分析を続けたことによりまして対策が後手後手に回ってきた結果、日本経済は深刻な不況に今直面いたしております。実質経済成長率は、昨年の四月から六月期は〇%、七月から九月においてはマイナス〇・四%、最悪の事態に陥っているわけであります。昨年の十月以降有効求人倍率は一を下回り、大量の従業員、パート、内職者が職を失っているのが実情でございます。また、この不況はこれまで……
○小平委員 委員長、御就任おめでとうございます。大事な案件を抱えた委員会ですから、よろしく綱さばきを御期待申し上げます。 そして田名部農相、今我が国農政が内においても外においても大変な時期に御留任されて、まずまずの活躍を心から御期待申し上げます。頑張ってください。 そこで、私も今質問を聞いておりまして、今回、政府が昨年六月に出しましたいわゆる新政策、そして先月出された中間報告、これらの推移を見るにおいて、私どもが国会において十分審議をすることなく、構造立法を初めとする幾つかの法案を策定をし、この国会に提出をし、あるいはこれをしようとしていることに対しては、やはり私も、国会軽視の感を免れない……
○小平委員 乳価、畜産価格については後ほど質問いたしますが、まず畜産農家の実態についてでありますが、特に最近は畜産農家の飼養戸数は非常に減少傾向にある。平成四年度について言いますと、酪農農家は対前年比三%減、また肉用牛の肥育農家は対前年比五%の減、養豚農家に至っては一七%減で、減少状況は非常に深刻なものがある、こう言わざるを得ません。このことは、すなわち究極的には畜産経営に魅力を感じられないからであって、ましてやこのような情勢の中で後継者の確保を図るということは到底難しいことである、こう言わざるを得ないと思います。 ところで、この畜産農家の状態なのですが、実は私の手元に農水省よりの「酪農経営……
○小平委員 最後になりましたが、私から数点質問いたします。 当法律は、御案内のように昭和五十二年にいわゆる二百海里ショックに対応してつくられたものでありまして、まさしく臨時措置であります。 その後、内容の改正も含めて今回で三度目の延長となりますと、この五年間も含めると、これができましてから二十年間という長きにわたって加工資金を貸し付けるということになると思うのであります。 ところで、水産加工の実情を見ますと、一時期のように大量に処理加工するという時代は終わり、いかに国民の嗜好に合った加工品を開発し提供していくか、きめの細かい、少量高品質、そして多品種生産の時代に入ってきており、水産資源を……
○小平委員 私は、民社党の小平忠正であります。 参考人の皆様には、それぞれのお立場で日ごろの漁業の振興のための御活躍、まことに御苦労さまでございまして、きょうの本委員会への御出席、貴重なる御意見を本当にありがとうございます。御苦労さまでございます。 今ほど御意見を拝聴いたしまして、またそれぞれ皆さんからも御質問がございましたが、漁業は、我が日本国の古来からの歴史をひもとくと、切っても切れない産業でございましたが、最近では、本当に取り巻く環境は、どうとも言いようのない状況に追い込まれております。 私は、よく対比しまして思うのでありますけれども、昨年我が国は、戦後始まって以来の一千億ドルを突……
○小平委員 私からは、まず漁協関係の二法案に関連してお伺いいたしたいと思います。 この両法案に共通して重要な問題というのは、漁協の基盤をいかにして今後強化をしていくかということではないかと思います。漁協の規模が農協と対比いたしますと、その規模からいいましてもおよそ十分の一ぐらいの規模である、また、漁協の経営もまさしく零細で脆弱である、こういうところはもう既に御指摘があったことでありますが、その対策として、合併の促進によって規模を拡大していくということは私も必要ではないかと思います。 しかしながら、今日まで漁協の合併が遅々として進まなかった原因を解明してこの阻害要因を取り除かなければ、合併は……
○小平委員 今回の制度改正、確かに評価できる面も多々ございます。しかし、肝心の農家の負担軽減ということが、農業者がこれから営農を進めていく中において、今時に大きく問われていることだと思うのでありますけれども、この負担軽減に逆行するような、負担増になる、このことがやはり今回の改正の中で一番指摘をしなければならない大きな問題ではないかと私は思います。 確かに、この共済制度を推進するためには共済組合の存在も大事であり、その皆さんのお仕事が必要なことも事実であります。したがって、これを合併し、そして機能を高めていく、このことも理解できます。それについては、今回も政府としては、この事務補助費、これらに……
○小平委員 今回提案されましたこの三法案に関しまして、まず私は、農業基本法が我が国に制定されましたが、その制定以来、農業政策で最も欠けております点は、農政に主体性がなく、そのときどきの経済の動向あるいは財政事情等により目まぐるしくこれが変わり、これによって農業者の農政に対する信頼が著しく低下をされてきました、このことにあると思います。 農業は工業とは異なり、長期にわたる不変のビジョンの確立が必要であります。農業者に信頼される農政の確立を期さなくてはなりません。そういう意味においては、今回提出をされました三法案とも、昨年六月に公表された新政策に沿って新しい視点に立った施策の展開を図ろうというこ……
○小平委員 民社党の小平です。本日は、当委員会に池田専務さんそれから石倉常務さん、お忙しい中御出席賜り、しかも貴重な御意見を承りました。まことにありがとうございます。私からも御意見をさらにお伺いしたいと思うのであります。 まず、お二方の御意見をお聞きいたしておりまして、総論的にはこの新農政に対しての評価はする、そういう御姿勢がうかがえます。しかし、何点かについての問題点も指摘されている。今までも各委員会からもそれぞれ質問等ございました。 私は、まず最初に石倉常務さんにお伺いしたいのでありますけれども、今ほど開陳されました御意見の中で、特に第一番目の問題点として、一九九〇年にジュネーブで開催……
○小平委員 先週末、静岡県の方の当委員会の視察に私も参加いたしました。あの地帯は中山間地域と言うのが適当かどうか。条件的にはもっともっと悪いところがあるような気が私はいたします。しかし、何カ所か視察をいたしましたが、そういう中でも既に順調にその形ができ上がって稼働している、そういう施設もありで、やはり日本もこういう新しい試みが、政府の方であろうとなかろうと、やっているところはやるのだな、そんなことを感じたのも私の率直な印象でございました。 そういうところで、実は前回の委員会で経営基盤についての質問をいたしましたので、きょうは中山間地域、これについて何点か質問いたします。 御承知のように、我……
○小平委員 私は民社党の小平忠正です。 本日は、片桐参考人、和田参考人には大変お忙しい中での本委員会への御出席、そして貴重な御意見、まことにありがとうございました。今、各党からそれぞれ御意見に対して御質問ありましたけれども、私からも感ずるところを申し上げながら、さらにお尋ねしていきたいと思っております。 私は、このことを論ずるについてちょっと、例えば、正確じゃないかもしれませんけれども、お薬で漢方薬、そしていわゆる西洋の薬といいますか、そういうことはよくありますよね、東洋医学とか西洋医学とか。有機質、有機栽培、こういうものについて、確かに利点は大いにあると思います。しかし、私の意見としては……
○小平委員 今回のJAS法の改正につきましては、昨日も参考人意見聴取の中でいろいろと質疑、議論がございました。特色ある製造方法に着目をした特定JAS規格の内容にいろいろと議論が出ておりますが、従来のJAS規格が製品の品質を向上させるという役割を果たしておることとすれば、この特定JAS規格は安全志向さらには本物志向、こういう消費者の多様なニーズを満足させる製品を消費者が安心して選べる基準をつくろうということであろうと、私はそれなりに評価はいたしております。 そこで、まずお尋ねしたいのでありますが、この特定JAS規格は物のつくり方についての規格ですから、従来のJASにはない行程検査が必要となって……
○小平委員 平成四年度の林業白書では、水資源の涵養、土砂の流出防止、土砂の崩壊防止、保健休養、野生鳥獣保護、酸素供給、大気浄化、それぞれ個々の機能について、森林が発揮する公益的効用の評価が平成三年時点では年間三十九兆円にも及ぶ、こういう試算結果が白書において示されております。 国民生活の視点で考えますと、毎年このような機能が円滑に発揮されなければ、安全で快適な生活に支障が生じてくるということになるわけでありますが、山の手入れを通じて、この評価額三十九兆円に及ぶ森林の機能を維持しているのは、森林所有者や森林・林業関係者であり山村住民の方々でもあります。それに関係する施策を所管するのが農水省であ……
○小平分科員 私は、防衛庁の問題で、大臣に諸点について質問いたします。 まず、防衛費の問題が最近火きへ取り上げられておりますが、国際情勢の変化に応じて防衛力を見直していくことは、当然のことであると私は思うのであります。特にこの一、二年の宙に冷戦構造が崩壊し、ソ連邦が崩壊するというような、世界は百年に一度あるかないかという大変動を起こしたのであります。この劇的とも言える変化の中で、世界の大きな流れは、軍縮と国連を中心とした世界秩序の構築という方向に動き出しております。 こうした中で、我が国の防衛力のあり方について、例えば国際貢献というような新しい要素も加味しながら、装備や人員についても再検討……
○小平分科員 過般、我が国としてもダンケル案に沿う形で一応国別表は出しました。その中でも米や酪農製品、でん粉等関税率の削減率等の記載は除外してそのほかは出したわけですが、そこで、今後のこれに向けての政府の対処の仕方は後で時間があればお伺いしたいのでありますが、国別表を出した中で、まず森林関係の問題で質問いたします。 政府は、ガット事務局に我が国の国別表を出したわけですけれども、その中に針葉樹製品が含まれております。大幅な関税引き下げが、平均では四七・四%ですか盛り込まれている、こう伺っております。 これまで林産物関税問題としてアメリカ、カナダ両国が関税の相互撤廃を要求してきており、これに対……
○小平分科員 運輸行政についての質問をしたいのでありますが、時間の関係もありますので、ちょっと順序を変えまして、具体的な問題からまず最初入っていきたいと思うのです。 まずJRに関連して、整備新幹線の問題についてお尋ねをいたしますが、本年はいわゆる五年目の見直しの年に当たっております。この見直しの時期については、運輸大臣は、予算成立後の協議ということを年頭の閣議後の記者会見で発言された経緯もございまして、また一方、先般は自民党幹事長からも、六月にもというお話も伺っております。私は、その時期についてはここではお尋ねはいたしませんが、見直しの時期よりも中身について、それは新幹線の規格を含む見直しで……
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