このページでは遠藤乙彦衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○遠藤乙彦君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま議題となりました大店法並びに関連法案につきまして、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 長期的視点に立った新しい世界経済秩序の構築が問われている今日、世界経済の安定と調和的発展について、我が国自身の責任の自覚と行動、そして主体的、創造的なイニシアチブによるグローバルな協調が求められていることは申すまでもありません。それはまた、世界の中の日本に課せられた外なる国際貢献と内なる制度改革の創造的な同時進行作業の幕あけと言えるものでありましょう。 このような新秩序づくりの幕あけに際して、日米構造協議が提起した大店法問題も、その意味ですぐれて今……
○遠藤乙彦君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま政府より報告がありましたカンボジア国際平和協力業務の状況に関して、総理及び関係大臣に質問を行います。 質問に入る前に、過日、カンボジアにおけるPKO任務の最中に殉職された中田厚仁さん及び高田晴行さんのお二人の御冥福を心からお祈り申し上げます。世界平和貢献への高い志を持った優秀な人材を二人も失ったことは痛恨のきわみでありますが、お二人のとうとい志は永久に生き続けるものと確信いたします。また、負傷された方々の一日も早い御回復を心よりお祈りいたします。また、困難な状況にあって、とうとい平和維持の任務のために活躍されておられる多数の国際平和協力……
○遠藤(乙)委員 最近の劇的なかつ歴史的な国際情勢の変化を前にしまして、我が国の外交姿勢につきましてお伺いしたいことは多々あるわけでございますけれども、時間の制約もございまして、当面の大きなテーマでありますソ連情勢、日ソ関係に絞って御質問をさせていただきます。 まず、最近のソ連情勢、まことに日進月歩とも言うべき状態で驚かされることも多いわけですが、その驚くことの一つに大統領制の導入があったわけでございます。三月十五日にソ連臨時人民代議員大会がゴルバチョフ新大統領を選出したわけですけれども、まず、この大統領制導入に至る背景、意図、性格等につきましてどう見ておられるか、お伺いしたいと思います。
○遠藤(乙)委員 今日、我が国の原子力政策を今後どうするか、大変重大な地点に差しかかっていると感じております。したがいまして、十分な国民的論議を踏まえ、コンセンサスの形成を踏まえて、今後の方向の決定づけをすべきであると考えます。そういった観点から、この日仏改正議定書に関連しまして、幅広くさまざまな観点から質問をさせていただきたいと思っております。改正議定書の内容に即してお伺いしていきたいと思っております。この改正議定書自体は、我が国の核拡散防止強化に沿っての努力の一環であると思いまして、その点評価するものでございますが、協定に即して、以下の点につきましてお伺いをしたいと思います。 まず、第一……
○遠藤(乙)委員 冒頭大臣にお伺いをしたいのですが、米自由化問題です。これは事前通告はしていないのですが、先ほど坂井委員からも御質問がありまして、私も大変重大な関心を持っている点でございますので、大臣の御所見を伺いたいと思っております。
ウルグアイ・ラウンドにおきまして米自由化問題、客観的に見ますと、我が国は大変苦しい立場に追い込まれているわけでございますけれども、米自由化を受け入れざるを得なくなった場合に、農家の救済策は考えるのかどうか、この点につきまして大臣の御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 もう一点、関連しますけれども、客観的には大変厳しい状況に追い込まれているわけでございま……
○遠藤(乙)委員 公明党・国民会議の遠藤でございます。 大臣の所信に沿いまして幅広く質問をさせていただきますので、大臣及び政府委員におかれましては、ひとつよろしくお願いを申し上げておきます。 まず、所信に対する質問に入る前に一つぜひお聞きしたい点があるのですが、それは現在大変大きな社会問題になっておりますいわゆる違法駐車の問題でございます。これは特に交通安全対策の面からも大きなテーマになっておりますが、私の感じではこの違法駐車の問題は、日本の、特に戦後の生産者優位かつ生活者軽視というシステムの象徴的な問題ではないかと考えております。 本来、車がふえるのであれば当然それに比例して駐車スペー……
○遠藤(乙)委員 両大臣の御出席をいただきました機会に、交通安全対策につきまして幅広く質問させていただきたいと思っております。 まず最初に、第二次交通戦争に対する所感及び取り組みの決意をもお聞きしたいわけでございますけれども、昨今、特に最近、交通事故死者が一万人を突破しまして、昨年の場合には一万一千八十六人と大変痛ましい犠牲者を出したわけでございます。非常事態宣言等も発令されまして大変憂慮すべき事態になってきておりますことは御承知のとおりでございます。つらつらこういった事態のよって来る背景を考えますと、これは非常に根深いものがあって、特に交通事故問題は、あるいは交通渋滞の問題を含めまして交通……
○遠藤(乙)委員 私は、湾岸危機の包括的政治解決と日本の役割という角度から、まず質疑をしたいと思っております。 イラクのクウェート侵攻、そしてその併合、さらに人質作戦ということは絶対に国際法上、また人道上許すことができない、もう当然のことでございます。しかしながら、大事なことは、どうやってじゃ現実にこの危機を解決していくか、これを十分に知恵を出して討議することが何よりも大事じゃないかと私は考えております。この臨時国会におきましても、この国連協力法案を中心に中東貢献策ということでずっと議論が行われておりますけれども、これはあくまで一部の議論にしかすぎなくて、その根本はどうやってこの湾岸危機を解……
○遠藤(乙)委員 それでは、郵便五条約に関連して質問をさせていただきます。
まず第一点でございますが、今回の改正の内容を拝見をいたしますと、非常に技術的な内容が中心になっておりますけれども、今回の改正の主なねらい、それからこの背景にある郵便サービスに対する新しいニーズはどんなものか、こういった点について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 今回の改正の中で、いわゆるEMS、エキスプレス・メール・サービスが取り上げられております。これも大変新しい動きで、今後重要な役割を担うのではないかと思っておりますが、ただ、まだ非常に適用範囲が限られておると伺っておりますけれども、今後さらにこれは……
○遠藤(乙)委員 今回のモントリオール議定書並びに今回の改正は地球環境保護という点で画期的な内容を持つものと高く評価をするものでありまして、また関係省庁の努力を多とするものでございます。
他方、この締約国を見ますと、一月二十九日現在でまだ二つしかないわけでして、我が国も早急に締約国になるとともに他国に対しても参加を呼びかけるということも必要であるかと感じております。この点でまず我が国として何か具体的なアクションをとる用意はあるかどうかお聞きしたいと思います。
【次の発言】 冷戦が終えんをして地球的規模での核戦争の恐怖というのは大幅に減少したと思うわけですけれども、それにかわって非常に懸念を有……
○遠藤(乙)委員 今回の特別協定の問題、大変重要な今国会中のトピックであると考えております。特にポスト冷戦時代の安全保障をどう考えていくか、あるいはその中で日米のバードンシェアリングをどうするか、非常に基本的な問題にかかわるものでございます。したがいまして、幅広い角度から質問をさせていただきたいと思います。
まず最初に、総論的な話ですが、ポスト冷戦時代の新秩序、どうあるべきなのか、あるいはそこで日本がどういう役割を果たすべきなのかということにつきまして、まず所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今の基本的な問題と関連しまして湾岸戦争の総括ということでお聞きをしたいのですが、世界全体が……
○遠藤(乙)委員 私はまず、掃海艇の問題からお聞きをしたいと思います。きょうの朝刊各紙を見ますと、政府は掃海艇派遣の意向を固めるといった報道がなされておりますけれども、そのとおりなのかどうか、またこの掃海艇派遣問題に関する政府の態度につきましてお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 そこで、我が国に対する掃海艇の派遣につきましての国際的な要請が来ているかどうか、その点につきまして御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 国際的な要請がないのに安易に出るということはないだろうと我々は感じているわけですけれども、この掃海艇の派遣の問題、非常に素直に考えますと、これは前向きに考えてもいいだろ……
○遠藤(乙)委員 まず最初に、日韓協定について御質問をしたいと思います。
この協定によって譲渡される服飾等は、大正年間に主として我が国において作製されたものであり、作製費用も我が国の負担であるということでありまして、そういうことであれば、これらの服飾等は我が国固有の文化財であると考えられるわけですけれども、こういった我が国固有の文化財をなぜ韓国に譲渡するのか、この点につきまして御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 故李方子女史に由来する服飾等が東京の国立博物館に保管されるに至った経緯につきまして、簡単に御説明いただきたいと思います。
あわせて、これらの服飾等は国有財産であると思う……
○遠藤(乙)委員 今回の湾岸危機、湾岸戦争というものは、戦後四十五年間にわたる日本社会に対して、大変深刻な政治課題、政治問題であり、またさまざまに考えるべき問題を突きつけたものと私は理解をしております。いろんな問題点がありまして、必ずしも一面的な見方だけではやはり判断を誤るということでございまして、いろいろな角度からこれを考え抜く必要があるかとは思っております。この予算委員会におきましても、既にいろいろな角度から議論が行われまして、特に九十億ドルの問題、自衛隊機派遣問題をめぐっては種々議論が行われたと承知しておりますが、私はやや異なった角度からこの問題を見て、質疑をしていきたいと思っております……
○遠藤(乙)委員 それでは、ソ連情勢に関しまして御質問をさせていただきたいと思います。 今回のソ連での事態につきましては、既にマスコミ等でも八月革命という名前が定着しつつあるわけでありまして、当然のことながら一九一七年の十月革命にも比すべき世界史的事件というとらえ方があるわけでございます。先ほど大臣もへそういった歴史的に大変重要な出来事であるという見解を表明されております。私も全く同感でございますが、さらに大臣として、今回のソ連の問題を通じて大臣御自身のソ連観というものが変わったのかどうか、あるいは今回の事態の持つソ連の国内政治史上の意義、さらには国際情勢に及ぼす影響、どのようにごらんになっ……
○遠藤(乙)委員 当面する国際情勢の主要な問題につきまして質問をさせていただきます。 まず、何といってもブッシュ大統領の提案でございますけれども、この提案はINFの撤廃合意、それからSTARTの合意に続きまして、大変画期的な、また時宜を得た提案であると高く評価をするわけでございます。 このブッシュ提案につきましては既に私以前の委員からるる意見が出され議論がされておりますので省略をいたしますが、一つお聞きしたい点は、このポスト冷戦という時代に移行しまして核軍縮、グローバルな次元での核軍縮というのは非常に大きく進展を見ております。他方、それにかわってむしろこれからの大きな課題として浮上してきて……
○遠藤(乙)委員 山田代議士に引き続きまして質問をさせていただきます。 このPKO法案、これは大変歴史的な法案であると私は感じております。特に、冷戦の終わりという世界情勢の枠組みの激変、また我が国の近年における目覚ましい地位の向上といった状況を踏まえまして、一国平和主義を乗り越え、我が国が世界の平和にどう貢献するか、特に憲法の原則を踏まえながらどう貢献するかということに一歩踏み出す大きな歴史的な法案であると感じております。 特に、公明党がキャスチングボートを握っていることもあって、我が党の決断が選択を決めるということでございまして、大変重い責任を感じながらこのPKO問題に取り組んできたわけ……
○遠藤(乙)委員 前国会に引き続きまして、PKOをめぐって議論が進められているわけでございますけれども、かなり技術的なポイントについて議論が行われているようでございます。若干、もう一度基本的なところに戻して、まず私としては、総理の外交政策の基本的な理念につきましてお聞きをしていきたいと思っております。 総理は、言うまでもなく保守本流のいわば嫡流と言われておりまして、戦後日本の重要な世界とのかかわりにおいていつも中枢の意思決定にかかわってきたということでございまして、その総理の見識とか政治的経験の豊富さについては多くの人が認めるところでございます。そこで、そういった保守本流の嫡流という立場にあ……
○遠藤(乙)委員 私は、公明党・国民会議の遠藤でございます。陳述される先生方におかれましては、御多忙の中を御出席いただきまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。 時間が限られておりますので、端的に質問に入らせていただきたいと思いますが、現在、PKOが大変大きな、国論を分裂するような議論となっておりますけれども、一つ言えることは、このPKOという問題が、先ほどもどなたかおっしゃっておりましたが、非常にわかりにくい問題であるということ、さらにそれに加えて情報不足ということが極めて大きな要因としてあるかと思います。特に、PKOなんという言葉は、ほとんどの方は初めて聞いたわけですし、似たよう……
○遠藤(乙)委員 まず、外交の基本方針に関連してお伺いをしたいと思います。 冷戦後の世界にあって日本の重要性は格段に高まっておりますし、特に湾岸戦争以降、またソ連の崩壊以降、新しい世界の秩序づくりに日本がどうかかわるか、大変大きな課題を背負っているわけでございます。大臣の基本的な所信は既に所信表明を通じて理解をしておりますので、特にその中の一点に絞って、外交スタンスについてお聞きしたいと思います。 それは、今後の日米関係のグローバルパートナーシップ、これをどうつくるか、これは最も重要な課題ではないかと私は感じておるわけでございますが、このグローバルパートナーシップが何を意味するか。これは、……
○遠藤(乙)委員 旅券法の改正に関連しまして、何点か質問をさせていただきます。
まず、この法案の提案理由として、平成四年十一月に機械読み取り旅券を導入することに伴い、申請手続の簡素化と手数料の改定を行うとしておりますけれども、この機械読み取り旅券の導入と手数料の値上げと一体どういう関係にあるのか、御説明をお願いします。
【次の発言】 今の機械読み取り旅券を導入している国と、その国の旅券発給手数料、それから有効期間について、御説明をお願いします。
【次の発言】 今、各国の比較を言っていただきましたが、米国のケース、日本と比較しまして、通常の旅券、有効期間十年、発給手数料が当方の調べでは五十五ド……
○遠藤(乙)委員 私は、この日本・トルコ投資保護協定に絞って質問をさせていただきます。 まず最初に基本認識についてお聞きしたいのですが、これは恐縮なんですがちょっと事前通告していなかったのですが、中近東アフリカ局長にお願いをしたいと思いますが、我が国の対中近東外交におけるトルコの位置づけということでございます。 この地域、大変激変がやはり襲っております。冷戦構造が崩壊をし、湾岸戦争があった。また、旧ソ連が崩壊をし、イスラム圏諸国の動きがある、またいろいろな地域統合の動きもある。こういった中で、大変流動化する情勢の中で、トルコの役割というのは非常に大きくなりつつあると思うのですが、そういった……
○遠藤(乙)委員 租税三条約に関しまして質問を進めたいと思います。
まず最初に、現在我が国は三十八カ国との間に租税条約を締結をしておりまして、経済的、人的交流に伴って発生し得る二重課税の回避を図ってきでおるわけですけれども、他方におきまして、こういった租税条約のもとでの課税の減免措置を悪用しまして、不当に税逃れを行おうとする試みが出てこないかという懸念もあるわけでございます。
本日審議の対象になっております三条約においては、そのような懸念に対してどのように対応しているのか、まずこの点につきまして御説明をお願いします。
【次の発言】 続いて、ルクセンブルグに関しまして、この国は御承知のように……
○遠藤(乙)委員 まず、中国情勢に関してお聞きします。
去る四月六日から十日まで、江沢民総書記が来日をされたわけでございます。本年がちょうど日中国交二十周年に当たる佳節であり、またこの機会に、二十一世紀へ向けた建設的な日中関係を築く上で重要な出発点であるという大きな意味を持った訪問であったとは思いますが、他方、いろいろな問題点も残されたやに感じております。
そこで、まず大臣に、今回の江沢民総書記の訪日の総括的評価をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 具体的な問題点で幾つかすれ違いとか問題点が残ったんだと思うのですが、一つは人権問題だと思います。
宮澤総理から江沢民総書記に対して、中国……
○遠藤(乙)委員 世界遺産条約について質問を進めてまいります。 まず、この条約は大変重要な意義のある条約であり、またユネスコ総会で採択されてから二十年もたっているわけでございまして、なぜ我が国としてもっと早く批准しなかったかと遺憾に思うわけでございますけれども、こういった批准のおくれの中にも我が国の文化というものに対する姿勢が出ているのではないかと感ずるわけでございます。 そこで、個別の問題点に入る前にまず、我が国の国際文化協力についての基本姿勢につきまして、これは大臣にお伺いをしていきたいと思っております。 我が国は経済大国としてあるわけですけれども、文化の面ではいまだにその取り組みが……
○遠藤(乙)委員 私は、都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律案に関連しまして、新幹線の鉄道の騒音問題につきまして質問をさしていただきます。
まず環境庁にお伺いをしたいのですけれども、環境庁から本年の三月十九日、「新幹線鉄道騒音に係る七十五ホン対策の達成状況」という報告書が発表されましたが、その概要を簡潔に御説明いただきたいことと、今後の対策についてどのように行うつもりか、この点につきまして簡潔に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 続いて、運輸省にお聞きしたいわけですが、今も環境庁から報告がございました。運輸省としましては、この環境庁の報告、要請をどのように受けとめ、今後どの……
○遠藤(乙)委員 このPKO法案の審議も大詰めに近づいているようでございまして、考えれば考えるほどこのPKO法案、大変歴史的な法案でございます。私は、若干、今までのこのPKO法案並びにそれに先立つ国連平和協力法案等の問題を振り返りながら質疑を進めていきたいと思っております。 この冷戦が終わった後の日本、大変な国際的な試練に直面をしてまいりました。特にこの湾岸戦争以降、具体的にさまざまな決断を要する問題に迫られたわけでございまして、多国籍軍に日本から参加するか否か、あるいは九十億ドルの支援問題、さらにはこのPKO法案、いろいろ決断を迫られる問題に逢着したわけでございます。こういった中で常に我々……
○遠藤(乙)委員 時間も限られておりますので、絞って何点かお聞きしたいと思います。 まず、去る九月の末から十月十日にかけまして、我が党の石田委員長を団長としまして初の本格的な欧州訪問団を派遣をいたしまして、ドイツ、フランスを中心にベルギー、欧州共同体も訪問しました。政界要人を中心に幅広い問題につきまして意見交換をしてまいりまして、非常に有意義だったわけでございます。特に、訪問に当たりまして外務本省並びに在外公館からいただきました御協力に、この機会をかりましてお礼を申し上げたいと思っております。 欧州では大変議論が沸騰しておりまして、ちょうどマーストリヒト条約の国民投票直後であったこともあり……
○遠藤(乙)委員 私は、緊迫するカンボジア情勢及びPKO問題に絞って質問をいたします。
宮澤総理は、十二日の記者会見で述べられた中で、UNTACの輸送手段充実へ向けて百万ドルの緊急資金援助をする方針を明らかにされました。これは安全対策強化の一環としてのものだと思いますけれども、この点に関しまして、具体的にはどのような使途を想定しているのか。どのように使うのか、あるいはまたそれが安全対策にどのように効果があるのか、こういった点につきましてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 百万ドルということですが、ヘリコプターだけじゃないと思いますけれども、そのほかにどんな具体的な輸送手段を考えておられ……
○遠藤(乙)委員 両大臣の所信に対する質疑を進めさせていただきます。 我が国は、今戦後最大の不況下にありましていまだ回復の見通しも立っておりません。どうこの不況を乗り越えるか、今最大の課題になっております。国民の方々の圧倒的な願望も、何とかこの不況を早く克服して明るい見通しを出してほしい、大変強い要望が政治家に寄せられておりまして、この問題につきましては本当に政官民また党派を超えて英知を出して取り組んでいかなければならない問題であると感じております。そういったことで、まずこの景気の問題、不況対策のところから質問を始めていきたいと思っております。 まず平成四年の政府当初見通し、これは三・五%……
○遠藤(乙)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 特許法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行に当たり、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。 一 実用新案登録出願について、無審査による権利登録制度の導入により無用な混乱を生ずることのないよう新制度の周知徹底を図るとともに、登録処理や実用新案技術評価書の発行が的確かつ迅速に行われるよう事務処理体制の整備等に努めること。 二 中小企業者等が制度改正等に円滑に対応し得るよう、先行技術調査に係る支援、情報提……
○遠藤(乙)委員 それでは、まず最初に大臣にお伺いをしたいと思います。 対ロ支援問題でございますが、この十四、十五日、対ロ支援会議が行われ、また、七月のサミットでも大きな課題になることになるわけでございますけれども、この対ロ支援問題、ある意味ではなかなか難しい問題ではないかと思っております。 冷戦後の世界において平和秩序をつくる上で、日本は大きな責任を有しておりますし、その関連で、このエリツィン政権の進める民主化、市場経済化を支援することは大変大事なわけでありますけれども、また、国際的にも日本に対して、もっと積極的な姿勢をとれという強い要求があることは、大臣も御高承のとおりでございます。他……
○遠藤(乙)委員 私からは、経済見通し並びに総合経済対策を中心に質問をしたいと思います。 まず、景気の見通してございますけれども、平成四年度の当初の目標が三・五%だったのが結局一・六%に下方修正をした。それがまた、今回実現が極めて難しい状況になっております。平成四年度の十月から十二月の経済成長率は前期比○・一%にとどまったわけでございまして、四年度の実績見込み一・六%を達成するにはこの一月から三月期が成長率三・一四%がないと不可能なわけでして、これも全く見通しがないわけでございまして、恐らく一%をさらに大きく下回るのではないかということになっております。 経企庁長官には今国会の最初の所信表……
○遠藤(乙)委員 不正競争防止法案に関しまして質問を進めます。 この不正競争防止法は、知的財産法の重要な一翼を担う法律と承知をしております。高度に発達した経済社会においては、発明、デザイン、ノウハウあるいは芸術作品等、人間の知的創作活動の産物である無形の財産、いわゆる知的財産の保護が重要な課題となっておりまして、各国において、この特許とか商標、意匠、著作物等を法的に保護するための制度が整備されているところでございます。 しかしながら、現代における経済活動のボーダーレス化という状況にあって、知的財産の保護は一国だけで完結するものではないということでございまして、国際的に調和のとれた保護制度を……
○遠藤(乙)委員 それでは、景気動向からお伺いをしたいと思います。 今、景気の動向についてはいろいろな見方がございます。慎重論、楽観論取りまぜていろいろあるわけでございますが、経企庁の判断は大変重いということで、非常に注目をされております。毎月出る月例経済報告は非常に重要な資料でございますが、今までのところの基調は、一部に明るい兆しはあるものの景気は低迷しているというものでございましたけれども、今度六月に出る六月の月例経済報告では、ここら辺の基本的な判断はどうなるのか。船田長官などは、国会答弁では個人的には底打ちしたものと思うとの印象を述べられておりますけれども、そういった点も含めまして月例……
○遠藤(乙)委員 私は、現下の最大の課題であります不況対策を中心にお伺いをしたいと思いますが、その前に一つ国際関連で、モザンビークPKO参加問題につきまして、これは外務大臣代理、官房長官にお願いをしたいと思います。 モザンビーク、過去十六年間内戦が続いておりまして、やっと最近停戦が合意をされたと聞いておりますが、今、各国が至急このモザンビークのPKO展開に参加を開始している。四月から本格的なPKO活動が開始されると聞いておりますけれども、我が国の場合どういう方針なのかということをお伺いしたいわけです。特に、今のモザンビークの場合は、いわゆるPKO参加五原則、この観点から見て条件を満たしている……
○遠藤(乙)委員 質問に入ります前に、過日カンボジアにおけるPKO任務の際に殉職をされました中田厚仁さん及び高田晴行さんのお二人の御冥福を心からお祈り申し上げたいと思っております。また、負傷された方々の一日も早い回復をお祈りするものでございます。 また、大変困難な状況にありまして、カンボジアにおきましてとうとい平和維持活動の任務に携わっておられる多数の国際平和協力隊員並びにボランティアの方々に対しまして、心から敬意を表するものでございます。 このUNTACは、九一年十月のパリ和平協定の合意を受けまして、昨年の三月から任務を開始をいたしたわけで、大変困難な道のりを経て今日まで参りました。そし……
○遠藤(乙)分科員 私は、我が国における救急医療体制の充実という点につきまして御質問をさせていただきます。 最近、我が国におきましても救急医療体制の問題が注目を集めておりますけれども、特にこれは各国と比較したときに非常に顕著な点だと思うのですが、いわゆる救命率ないし社会復帰率でございますね。現場において仮死状態にあった人が救急医療体制によって一命を取りとめた、あるいは社会に復帰したという比率が、我が国の場合欧米主要国に比べて著しく見劣りがするという問題がございます。正確な統計はないようではございますけれども、言われているところでは、欧米に比べて我が国の場合、救命率、社会復帰率が四分の一から十……
○遠藤(乙)分科員 私は、京葉線の延伸問題と羽田空港の沖合展開問題の二点につきまして御質問をさせていただきます。 まず京葉線の延伸問題でございますけれども、京葉貨物線の旅客化・延伸事業は、臨海副都心の整備促進並びに将来の発展に大変重要な問題だと思います。東京都としましては、平成元年四月に発表いたしました臨海副都心開発事業化計画の中で、JRの京葉貨物線旅客化・延伸問題について、そのルートを新木場駅から臨海副都心、大井埠頭、大井町を経由して大崎駅に接続することを基本として検討を進めることを明らかにしております。大井埠頭、大井町、大崎駅を抱える品川区といたしましても、区の都市軸の形成に欠かせない重……
○遠藤(乙)分科員 私は離島振興及び活性化の問題につきましてお尋ねをしたいと思っております。 私は東京二区という選挙区の出身でございますが、この選挙区は大田、品川という人口過密な都市部と、それから伊豆諸島、小笠原という全く対極的な人口の少ない離島地域で成り立っておりまして、日本の縮図とも言われておりますが、私もこの島嶼地域は何度か訪問をいたしました。自然環境のよさは本当にうらやましい限りでございますけれども、他方いわゆる交通アクセスの問題、それから生活環境ですね、医療の問題、それから高齢化社会の福祉の問題、あるいは文化の問題、さらには産業基盤の問題と非常に厳しい制約下に置かれております。 ……
○遠藤(乙)分科員 どうも遅くまで御苦労さまでございます。私、最近非常に目立つようになりました路上の放置自動車、バイクあるいは自転車の対策、特に路上の放置自動車についてお伺いをしたいと思います。 大きく膨れ上がってきた新車登録台数に比例しまして廃車の台数も大幅にふえ、それに伴い、ここ数年来路上放置自動車等の問題が急激にクローズアップされていることは御高承のとおりだと思います。ナンバープレートを外して放置された自動車やバイク等、特に自動車はガラスを割られたり、車内のシートや部品が取り外され、タイヤまでとられてほこりをかぶったまま、最後にはごみ捨て場となっているという見るも無残な状態となっており……
○遠藤(乙)分科員 私は、京葉線、埼京線の延伸問題並びに羽田空港の沖合展開事業に関連して質問をさせていただきます。 まず、京葉線及び埼京線の延伸問題でございますが、これはいわば新木場から大井町それから大崎と京葉線を延伸いたしまして、さらにまた、埼京線自体も新宿から大崎まで延伸する、それを結びつけるということでございまして、大変雄大な計画であると思います。現在、山手線の西半分に副都心がございます。大崎、渋谷、新宿、池袋、さらには今度は臨海副都心、その双方を結びつける、さらに千葉まで結びつけるということで、今後二十一世紀に向がって東京の都市構造を変えていくという大変大きな役割を持つとともに、また……
○遠藤(乙)分科員 私は、離島振興対策につきましてお伺いをしたいと思います。 私の選挙区は東京二区でございまして、片や大田、品川という人口密度の高い都市部と、それから伊豆諸島、小笠原諸島という典型的な離島を抱えておりまして、私もたびたびこの島換地域には出かけますけれども、自然環境は大変すばらしいわけですけれども、他方、本土と違ったさまざまな厳しい制約、そういったことで島民の生活上の不便は本土と比べようもないということで、身にしみてこれを感じておるわけでございます。例えば交通アクセスの不便、医療の不足、文化、情報の不足、産業の停滞、若年層の流出、後継者不足、高齢化の進行、こういったことは典型的……
○遠藤(乙)分科員 どうも遅い時間まで御苦労さまでございます。 私、公害工場移転集団化事業につきましてお伺いをしたいと思っております。バブル経済崩壊に伴う東京都の臨海部副都心開発計画の行方が今大きな注目を集めておりますけれども、同じように、東京湾の埋立地を利用しまして国や東京都及び区の主導で進められてきた公害工場の移転集団化事業が今大変深刻な事態に陥っております。 私の地元、品川区、大田区が、国の方針に沿いまして公害工場の移転促進事業を昭和四十年代から呼びかけてまいりました。特に平成二年から三年にかけまして、大田区の城南島に京南金属加工協同組合、東京臨海産業協同組合、大田テクニカルセンター……
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