このページでは小森龍邦衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○小森龍邦君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、ただいま議題となりました借地借家法案及び民事調停法の一部を改正する法律案についての質問を行います。 まず、この法案が今日提出されることとなった大きな条件の一つに、日米間の構造協議なるものが存在すると思います。日米構造協議の最終報告の土地利用の項において、「借地法・借家法の見直し」と記されている部分がございます。日米構造協議は、貿易不均衡から論議が始まり、その根っこが両国の社会経済の構造に起因しているとして、この協議に発展したもので、米国側は、日本の社会経済構造が近代市民社会としての内容を備えていないというところを指摘しているように思……
○小森委員 それでは、若干の時間を私の方から質問をさしていただきたいと思います。 まず、冒頭に総務庁の方にお尋ねをしたいと思いますのは、先ほど来の議論にもありましたように、財投債の問題をめぐりまして、新聞に出ておる限りでは関係者の間でかなり意見がもつれておる、こういうふうに私も承知をいたしておるわけであります。特に、これまで財政問題にかかわって政府の諮問にこたえてまいりました財政制度審議会の会長の鈴木さんという日経連の会長がこれに対して大変反対の意思を表明されておりまして、極端に言うと、会長を首になるまで反対するということを述べておられるようです。これは朝日の社説に出ておることでございます。……
○小森委員 社会党の小森龍邦でございます。 まず、内外格差の問題に関係してお尋ねをしてみたいと思いますが、統計数字から見ましても、また海外を旅行してみましても、私どもの目に触れること、体で経験することからいたしまして、相当程度内外価格に差がある、こういうふうなことを実感をいたしております。そこで、どの品目がどれだけ差があるということも議論の中身とすれば大事なことでございますが、なぜ我が国のように経済的な実力のある国が本当にその力、経済力を国民の利益に還元し得ないで内外格差のようなものが出てくるのか、まず、そこのところを構造的に御説明を承ってみたいと思います。
○小森委員 まず、今回のイラクのクウェート侵攻に基づきまして石油事情が非常に混乱をし、我が国の物価に大きな影響をもたらすのではないか、こういう危惧を持っておりますので、その辺のところからお尋ねをしてみたいと思います。 石油の、つまり原油の一バレル当たり単価が一ドル上昇を仮にいたしたとしまして、あれこれ研究者、学者などが言っておるところを読んだりあるいは聞かせたりしていただいて、例えばこの間、週刊ポストに出ておりましたけれども、一ドルのアップで日石のグループ、日本石油のグループはコスト高四百億円、東京ガスは年間四十億のコスト増になるというようなことが分析をされておりました。この際お尋ねをしてみ……
○小森委員 広島三区から出てまいりました小森龍邦でございます。どうぞよろしくお願いします。 先ほど来の日本社会党からの各委員の質問によりまして、定員の増加に関する問題についてはほぼ理解ができたわけでありますが、なお私の疑問とする点が多少ございますので、その点をまずお尋ねしてみたいと思います。 それは、こうして簡裁の判事あるいは書記官の増員が年々図られておるわけでありますが、年間を通して見ると、年度当初のこれだけの要求というものが実際は運用面において十分に賄われていない。したがって、何か機械的に増員しなければどうも格好がつかぬというような感じでやっておるのではないかというふうな気がするわけで……
○小森委員 長谷川法務大臣の先ほどの所信表明を聞かしていただきまして、何点か疑問に思います点、さらにこの際もう少し深く所信を聞きただしておきたいことにつきましてお尋ねをしてみたいと思います。 法務省はいろいろな所掌の範囲を持っておりますが、その中でも非常に大事だと思われます人権擁護という課題がございます。人権擁護という問題は広く人間のありよう全般にかかる問題でございますので、勢い教育の問題にも関連をしたり、あるいは人間のそのありようを支える我が国の経済社会の現実ともかかわったり、そういうことになりますので、どうしても質問をそういったいわば基本のところから始めさしていただかなきゃいかぬ、こうい……
○小森委員 先ほどの鈴木委員の質問に多少関連をいたしまして、私のきょう予定しておりました本論の前に若干のことをお尋ねをしておきたいと思います。 実は、先ほど来問題になっております東京朝鮮高中級学校ですか、その関係者の逮捕、勾留に絡みまして、私も若干のことを調べてみました。そうすると、関係八カ所のうちの一カ所であります生活相談所の捜査に際しまして、いろいろ現地も見させてもらったり事情も聞かせてもらいまして驚いたのでありますが、捜索する場所の関係者に連絡をせずに、捜査令状を持っているから適正だということで突っ張ろうと思うのだろうと思いますけれども、連絡もせずに参りまして、そしてかぎ師を連れていっ……
○小森委員 先般来の質疑に引き続きまして、人権問題を軸にお尋ねをしたいと思います。もちろん人権擁護局に対する質問が大部分を占めるわけでございますが、事人権という問題は人間の全生活にかかわる問題でございますので、多少各省庁の関係者に御答弁をいただかなきやならぬこともございます。多岐にわたる非常に煩わしさというのもあるわけでございますが、御理解をいただきまして、御答弁を賜りたいと思います。 まず第一に、国鉄、JR、これは一連の流れといたしまして、その行政的な手だての一つといたしまして清算事業団なるものがございますが、本日、清算事業団の方からも参考人として御出席をいただいておると思いますが、お尋ね……
○小森委員 私の方から、まず冒頭に今回の議案に関しまして二、三点お伺いをしたいと思います。 それは、公務員の給与改定と連動しての今回の裁判所、検察庁等の給与改定の問題でございますので、これは極めて当然なことだと思っております。したがいまして、この機会に、そのことは当然といたしまして、さらに多少突っ込んだことをお尋ねしてみたいと思いますが、過般、大分地裁のことにつきましてマスコミ報道がなされました。これは検察官あるいは裁判官等の人的体制の要求を、あのような一つの回りくどい画策というか、政府の中枢部に忙しいということをわかってもらおう、あるいは事件が多いということをわかってもらおうとしてやったこ……
○小森委員 それでは、私の方から午前中に引き続きまして質問を申し上げたいと思います。 まず、左藤法務大臣の所信表明をお伺いをいたしまして、従来の所信表明の型とは少し違いまして、大体やるべきことを隠さずに言われておることを、重点目標等も我々議員の立場からわかるような所信の表明をしていただきまして、従来とは少し、一味違ったものを感じ取らせていただいておりまして、その意味において敬意を表しておきたいと思います。 まず、法務大臣が表明をされております事柄について、先ほどもその言葉は出てまいったわけでありますが、法の秩序の維持ということで、我が国の法秩序の維持ということでは何といいましても憲法の精神……
○小森委員 それでは、裁判所職員定員法の改正をめぐりましてお尋ねをしたいと思います。 まず、形式的なことについてお尋ねをいたしますが、昨年衆議院の方の議席を持たせていただきまして初めて議論をさせていただいた法律案が、この裁判所職員定員法に関する問題でございました。そこで私が大きな疑問といたしましたことは、これほどの国家的な国の骨組みに関する裁判所の定員が、どうしてこんなに毎年小出しに少しずつ少しずつしかやらないのか。もし真に必要であるというならば、これは国民の権利義務に関する大変重大な問題でありまして、三権分立の社会にあって、よく言われる最高裁長官、三権の長の一員であるということを考えてみて……
○小森委員 罰金の額の引き上げに関係しまして何点かお尋ねをしたいと思います。 まず、今回の罰金の引き上げを考えられた大きな理由の一つに、説明の中にもございますが、財産刑の刑罰としての機能低下をさせてはならないから、物価の指数その他よく考えてこういう取り組みをした、こういうことでございます。 そこで、そのことに関係をしまして、数字的にも後でお尋ねをしたいと思いますが、まず第一の問題とすれば、この財産刑の機能というものは非常に個人差のあるものでございます。つまりどれだけ苦痛を与えるか、苦痛というか、害悪という言葉を刑法などを説明する書物には書いてありますが、これは物すごい差があるわけであります……
○小森委員 先日の法務委員会での質問の引き続きということでございますが、地方自治法の第十四条に罰金百万円という枠を決めて、自治法の定めるところ、以前は十万円でありましたのを今度は百万円ということに定めるわけでございますが、先日尋ねました件について、これまで長らく続いておることですから憲法には反しない、こういう答えが出ることは想定できたわけでございますが、どういう法理論でもってこれが合憲か。憲法第三十一条には、法律の定めによらなければならない、こうなっておるわけであります。法律とは、私の解釈するところは、ここでは広義の意味の法令ということでなくて、衆参両院で可決をされた法律、こういうふうに解釈し……
○小森委員 それでは、続きまして私の方から質問を行いたいと思います。 まず、いきなり唐突というかぶしつけな質問を申し上げますが、数字を見ますと、二万五千人もの受験者がございまして、そして五百人程度合格をする、その競争率は実に五十倍、こういったことでございまして、これは我が国においても最も難しい試験制度であるということ、また世界的規模において見ましても、恐らくこれほど難しい試験は他になかろうと思われるぐらいの高い水準のものだと思います。 そこで、私は具体的な事情を承知しませんのでまことに幼稚なことをお尋ねするようでございますが、大体毎年満点ならば総数の点数が幾らで、そしてどれくらいのところが……
○小森委員 先日の委員会におきましてやや途中切れの感がございますので、続きましてお尋ねをいたします。
時間の関係がありますので端的に申し上げますが、アイヌ民族に対する今日の法律として、北海道旧土人保護法なる法律がございます。これに対しまして、アイヌのウタリ協会などから強く新しい法律の制定の要請が出ておりまして、そのことについては過日触れたところでございますが、きょうは、北海道旧土人保護法という法律は、法律の名称そのものが差別ではないか、この点につきまして、内閣内政審議室の方からまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 同じことになりますが、人権擁護局長はその点をどういうふうに理解を……
○小森委員 今回のこの特例法の提案の基本的な趣旨は、先ほど大臣の提案説明なりあるいは先ほどの小澤委員の質問によって概略のところその傾向が理解をされるわけでありますが、この際、さらに突っ込んでお尋ねしておきたいと思いますのは、本年の一月、海部総理が韓国を訪れました。昨年の春は盧泰愚大統領が我が国を訪れました。そしていろいろと具体的な詰めが行われたわけでありますが、その基本的精神、盧泰愚大統領の方の基本的な気持ちというのは、国会演説を通じて私は理解することができました。それは、過去の不幸な歴史の事実を神様といえどももう一度繰り返してもとに戻すことはできない、要はこの真実をいかに認識をするかだ、人間……
○小森委員 今回の借地・借家法の改正に当たりまして、今現在の歴史的な状況というものをかなり深く洞察をしておかねばならない、こういう感じもございますので、まず最初に、必ずしも法律の名前は借地・借家法ということではありませんけれども、この現在の法律が対象としておる、一連の法律が民法からその社会的弊害を一つずつ保護していくためにとられた改正のそれぞれの節々の時期があると思います。そのそれぞれの節々の時期について、どういう社会的弊害を解決しようとしてこのような法律がこの時期つくられたか。例えば、明治四十二年だったと思いますが、一九〇九年の建物保護法というようなもののところからひとつお知らせをいただけれ……
○小森委員 さきの第百二十回の通常国会におきましてこの質問の皮切りをさせていただきました。また、いろいろな委員の皆さん方の質問に答えてこの法案の説明をお聞きをしておるわけでありますが、私は疑問とするところがますます深まってきております。そこで、ごく原理的なことでありますが、ここの原理のところを踏み外すというか認識が違えば随分異なる結論になりますので、前国会で私が質問したことをさらにその筋道をたどってみたいと思います。 その一つは、明治の終わりに建物に関する法律、私が言っておることは正確な法律名ではないかとも思いますが、そういった趣旨の法律ができまして、大正十年、一九二一年ですか、借地・借家法……
○小森委員 先般に続きまして質問をさせていただきます。 先日公聴会が行われまして、数々の参考になる御意見を賜りました。そこで、その際出てまいりました全国貸地貸家協会事務局長の藤井公述人のお話の中にありましたことで、この際民事局から承っておきたいと思いますから、お尋ねをしたいと思います。 それは、一九四一年、昭和十六年に正当事由なるものが法律に明記をされました。その法律の改正の審議が行われておるときにいろいろな項目が正当事由ということで言われたようでありまして、自己使用というのはもちろんでありますが、土地の現状変更とか自己の家族、親族が使用する場合は正当事由の中に入るということの提案の説明が……
○小森委員 それでは、法務省、警察庁、最高裁、自治省等から、それぞれ論点に従いましてお答えをいただきたいと思います。 まず、ことしの七月二十一日にマスコミで報道されましたタイ人女性、これは不法入国あるいは不法就労というようなことが理由のようですが、タイ人女性を名古屋の駅頭で暴力団に渡したという事件が報道されました。その事実は五月二十七日のようでございましたが、この問題に関しまして若干のことをお尋ねします。 まず、七月二十一日に新聞で報道されて、二十二、二十三、二十四日と数日の間、北村邦雄という県警本部長はずっとそれを否認し続けまして、そして七月二十四日の午後七時四十分ごろの記者会見で裏取引……
○小森委員 それでは、ただいまから質問を始めさせていただきたいと思います。 まず冒頭に法務大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、既に拘禁二法については二回審議未了、廃案になっておる、この歴史的経過は御存じのとおりでございます。今回もまた、廃案になったものをほとんど無修正のような形で百二十通常国会に提案をされ、そして臨時国会と続き、さらに今回の臨時国会ということになっておるわけでありますが、政府も余り熱意を持たない、あるいは内容に非常に大きな問題がある、そういった問題をなぜ政府は、二回も廃案になったものを出されて、どうしても実現しようとされるのか。その辺につきましては、要するに、次から次へと国……
○小森委員 先ほどの鈴木委員との質疑応答での重複部分をなるべく避けさせていただいて質問をいたしたいと思います。 まず裁判官、検察官、特に最高裁判所の長官と検事総長の問題でありますが、給料表全体を見ますと、今回の人事院勧告に基づくアップ率が、それぞれの地位におきまして相当な開きがございます。六・五というところもあればあるいは三・五くらいのところもございまして、私は、常識的に言うと、百五十万とか二百万とかの月給をもらっておるところが薄くて三十万とか四十万のところが少し高いというならこれはわかるのでありますが、そこが低くて二百万になんなんとするところが高いというのがどういう意味なのか、その辺よくわ……
○小森委員 私の方から御質問を申し上げます中身は、主としてアイヌ民族の問題につきましてお尋ねをしたいと思います。 まず、北海道開発庁長官に対しまして、北海道開発の基本的な理念の中に、北海道に住んでおられる先住民族と言われる少数民族、私の知るところではアイヌ民族、正確な呼称であるかどうかは十分に承知をしておりませんけれども、オロッコ族、ギリヤーク族など少数民族が先住民として住んでおると承知をいたしておりますが、これらの我が国少数民族に対して、北海道開発の基本理念の中にこれらの問題がどう位置づけられているか、この点をまずお伺いしたいと思います。
○小森委員 本日は主として岩崎総務長官並びにそれに関連する同和対策のこれまでの経過についてお尋ねをしたいと思っておりますが、それに先立ちまして、一昨日でしたか、大きく毎日新聞に報道されました、第二次大戦当時における、いわゆるアジア諸国の各植民地支配をしておるところから徴用してきたというか強制連行したというか、従軍慰安婦の問題が取り上げられておりました。これは一昨日の新聞によりますと、我が国政府もその事実を、当時の軍の責任という意味で事実とその責任を認めた、こう報じられておりますが、その点は事実かどうか、まずお答えいただきたいと思います。
○小森委員 簡潔に自治大臣にお尋ねをいたします。
自治大臣は、現在の状況で全国に被差別部落がおおよそ何千カ所点在をしておると理解をされておりますか。その箇所数のうち、既に法で言うところの指定箇所数はどれぐらいだと理解をなさっておられますか。
【次の発言】 これらの四千六百三部落に対しまして、その市町村数は千二百幾らだということ宣言われましたが、例えば一九八九年一年に限って例として御説明いただきたいと思いますが、この同和対策事業に対していわゆる交付税というのはどの程度交付なさっておられますか。
【次の発言】 先ほどの御説明によりまして、この四千六百三の部落は指定をしておるが、その余の問題につき……
○小森委員 まずお伺いしたい点は、学校教育というものが大変荒廃をしておるというふうに私は認識をいたしておりますので、高等学校進学率につきまして、過去五年ぐらいの全国的な状況をパーセンテージでお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 進学率は徐々に下降線をたどらずに向上線をたどっているというふうにこの数字でわかるわけでありますが、それでは、中途で退学をするという者についての数字も恐らくお持ちだと思いますが、その動きはどうでしょうか。
【次の発言】 大体の状況はこれでわかるわけでありますが、かねてから私、予算委員会の分科会でも問題にいたしております不登校の状況が、今度は小中に例を取りかえてい……
○小森委員 答弁をする政府委員の時間の関係もありますので、ちょっと論理が前後し、ちぐはぐするかもわかりませんけれども、冒頭に総務庁の方にお尋ねをしたいと思います。 総務庁は、いろいろ同和問題に対する経過がありまして、いろいろなことが頭に浮かぶと思いますが、同和対策審議会の答申の基本方針というところに次のような文章があることを御承知だと思います。 「同和対策としての環境改善対策は、健康で文化的な生活を営むため、その生活基盤である環境を改善し、地域にからむ差別的偏見をなくすことである。すなわち、住むところが違うという意識を醸成する劣悪な環境を改善することは、社会福祉の充実、経済生活の確立及び教……
○小森委員 きょうは郵政行政に関係をいたしまして、これまでの郵政職員に対する同和問題に関する職員研修あるいは政府の一つの省庁として同和問題にどういうふうな努力をしておるか、こういった観点に基づきましてまず質問を始めたいと思います。 既に通告をいたしておりまして、その中身は御承知いただいておると思いますが、一九九一年九月十一日に広島県におきまして特定郵便局長業務推進連絡会なる、そういうふうに名目をつけた同和問題の研修会が行われまして、実にふまじめといいますか、ふらちなことが行われておる事実についてまずお尋ねをいたします。 余りたくさんの例を出すことはできませんが、例えば講師として演壇に立った……
○小森委員 午前中の社会党の質疑に続きまして、今から私の方も質問をさせていただきます。私の予定しておりました順序を多少変えまして、午前中の続きもありますから、余り雰囲気が冷めないうちに尋ねておきたいと思います。先ほどの議院証言法の問題につきましてお尋ねをいたします。
新聞で見ますと、事務次官あるいは官房長、刑事局長、もう一人となたか課長さんがおいでになったようでありますが、どことどこ、どなたを訪ねて回られたか、ここが私はっきりしておりませんので、まずその点からお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 自民党から共産党までというと、政党の衆議院の議席数からいうと民社党の方が一、二名少ないわけで、……
○小森委員 裁判所職員定員法の一部改正の法案を審議するに当たりまして、裁判所をめぐる何点かの憲法上の原則についてお尋ねをしたいと思います。 まず、この定員法に関しまして、何回か毎年のようにこの種の法案を審議させてもらっておりますが、その都度、本当に定員を増していくということについては微々たる増員にとまっている。こういうことからいたしましてこ憲法に書いてありはす、憲法第三十七条でありますが、「すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する。」と、いう、「公平な裁判所」ということは後ほど議論をさせていただきたいと思いますけれども、一体最高裁は、憲法に言う迅速……
○小森委員 先ほど提案をされました裁判所の休日に関する法律の一部を改正する法律案、中身は裁判所の週休二日制を実現するという内容でございます。 まずお尋ねをしたいことは、裁判所の休日が今日の状況よりは月に二日ないし三日ぐらいふえることになりますが、国民の裁判を受ける権利ということから関係いたしまして、その他いろいろ刑事上の手続について、権限を有する司法官憲の発する格別の令状ということが憲法に書いてありますが、そういったこととの関係におきまして仕事の流れは支障がないであろうか。まず、大まかでありますけれども、この点をお尋ねいたしたいと思います。
○小森委員 非常に重要な、いわば国際的な視野に立った議論をしなければならない問題でありますので、先般も我が党の委員から議員の出席の問題について発言がございました。いたずらにそのことで時間をとめたりしてもいけませんので申し上げておきますが、可能な限りひとつ与党の議員の皆さん方に出席をしていただく。野党は非常にまじめに出ておりますから。もし野党の人が一人意地悪をして出たら過半数を割れる、こういうような運営では本当に国際的な信義をたっとんだ態度とは言えないと私は思いますので、委員長の方でひとつぜひ配慮をしていただきたいと思います。 きょうはせっかく参考人の皆さん方おいでになっておられますので、時間……
○小森委員 これまでいろいろと議論をしてまいりまして、かなり問題の焦点が明らかになってきたと思います。そこで、先ほど来の議論でも出てまいりましたこの外国人登録法による指紋押捺の残る部分あるいは携帯義務の問題など、国益という一つの概念でまとめられて、国益のための合理的な差別、こういうふうなことが浮き彫りになってきたようであります。そこで、非常に大きな概念に対して質問するようでありますが、この外国人登録法が想定する国益とは何か、この点をまずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 登録証明書については、登録証明書を発行するとか、その人が携帯、保管など含めて所持しておるということについてはそれは……
○小森委員 外国人登録法の改正をめぐってこれまでいろいろと議論が出てまいりまして、政府側の答弁も大分煮詰まってまいりました。そこで、きょうは採決前の最後の質疑ということでございますので、ごくかいつまんだ、私どもの最終的に心に残る問題を質問させていただきたいと思います。 まず、警察庁の方にお願いをいたしますが、先般私の質問内容、つまり指紋の原簿というものを犯罪捜査にあらかじめ予定して使おうと意図しておるのではないか、さもなくば、なぜ法務省との、外国人登録、つま旦言うなれば外国人の管理をめぐるこの法律に、議論として、各省庁のコンセンサスという意味でしょうが、特別に参加をするのか、関係省庁という意……
○小森委員 民事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案の審議に当たりまして、先ほど提案説明をお聞かせいただきました。その中の、この法案を改正していくきっかけ、動機のようなものの中に「近時の社会経済情勢を反映してこういう問題がございまして、私も非常に深い関心を抱いておるわけであります。 そこで、今日の我が国の経済の問題につきまして、もちろんこれは民事訴訟にかかわるための分析という観点からお尋ねを申し上げるわけでありますが、高額な訴額に基づく訴訟というものが近年ふえてきておる実情にかんがみまして、今日の我が国の経済の規模の拡大ということにつきまして経済企画庁はどういうふうな御理解をいただい……
○小森委員 簡単な答弁をしていただいて、時間を効率的にお願いをしたいと思います。
まず、刑事補償、少年法はこのたび初めてですから刑事補償の方のことになると思いますが、今回の値上げ幅を合理的とする理由、これは資料を見ると、物価と賃金の上昇率だけで見ておりますが、外国へ行ってみるとわかりますが、その国の生活水準との関係で苦痛率というものもありますね。今の時代に自動車がないというのは非常に苦痛なことですね。というようなことを考えると、あの表は余り参考にならぬのじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
【次の発言】 それでは本当に人権が守れるのかということで、そういう答弁を聞くたびごとに、我が国社会の……
○小森委員 まず、最高裁の方にお尋ねをいたしたいと思います。 先日、裁判というものは事実の認定において厳密の上にも厳密な調べをする必要があるというような意味のことを申しました。きょうは一般質問でありますのであれこれ飛びながらの話になると思いますけれども、とりあえずその厳密性ということにつきまして、ある一つの事実、殺人なら殺人という事実が起きた、それをもちろん調べるわけでありますが、疑わしきこともあったり全く疑わしいとは思われないようなこともあったりして、私は、素人の言葉を使うのでありますが、疑わしきことを一つ一つ、これはやっているかな、これは犯人かなということの犯人たる可能性というものを一つ……
○小森委員 少年補償法のことについて、まず基本的な考え方をお尋ねしたいと思います。
我が国憲法第四十条を引き合いに出すまでもなく、拘禁の後無罪と決まった者については補償を行うという規定がございますが、憲法が施行されて今日四十数年もたつというのに、なぜ少年に限ってこれまでそういうものの法の完備が行われなかったか、その辺の事情をまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 長い答弁をいただいて、どうも何を言われたのか、しまいごろにはよくわからぬようになってしまったのですが、憲法第四十条には「何人もことあるのですね。少年は「何人もこのうちに入らなかったのですか。
○小森委員 非常に専門的な分野にわたる法律でございますので、私どもとすればごくかいつまんだことについて質問を申し上げ、まずこの知識の地ならしというようなことになろうと思います。
今回の国際海上物品運送法の一部改正、その中身というものは、いわゆる通常の商取引のような、陸上運送などにかかわる民事責任というものとこの国際海上物品運送法に言う責任、先ほど法務大臣から何点かの説明がございましたが、ごく大まかに言いましてどういう点が相違するのか、通常我々の常識にある民事責任とどういう点が違うのか、この点を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、これは我が国内における船荷の運送について……
○小森委員 冒頭に一、二、本日の質問に関係をして、言うなれば前提のようなことになりますので、法務大臣にお尋ねをしておきたいと思います。
その一つは、先ほどいろいろ議論がなされておりまして、鈴木委員の最後の質問に対して法務大臣は、指揮権があるけれども、検察の独自性ということで私は沈黙を守ってきた、こういうことで法務大臣のいわば公正な態度というものを表明されておるわけでありますが、それにすればあなたの直属の事務次官が少しおしゃべり過ぎるのではないでしょうか。その辺、いかがですか。
【次の発言】 法務省法務総合研究所長の亀山継夫さんという方は今日も現役でしょうか。これは刑事局長にお答えいただいても……
○小森委員 余りにもありふれたことを冒頭に尋ねますのであるいはまた逆に答えにくいかもわかりませんが、これは本日外務大臣にお尋ねをしたいと思っておりましたが、都合によって外務大臣はここに見えておりません。したがって、柿澤政務次官に尋ねると同時に、またしかるべき外務省の官僚の立場の意見も聞きたいと思います。 つまり、それは、およそ権利に関する条約についての議論でありますから、しかもその権利は、犬や猿の権利ではなくて人間に関する権利でありますから、人権とは何ぞや、なかなか答えにくいと思いますが、しかし、答えにくいだけにこの際整理をしてかからなければ問題の議論というものが前に進まないと思いますので、……
○小森委員 私は、労働大臣、そして経済企画庁長官に本日御質問を申し上げたいと思っておりますが、その前に一つだけこの決算委員会の委員長にお尋ねをしておきたいと思うのですが、現在審査をいたしておりますものは一九八九年、平成元年にかかわるところをやっておるわけでありまして、これはもう地方議会なんかであると考えられない国会のルーズさである、こういうように思っておるわけでありまして、決算委員会というものがあり、しかも現実に決算というものをやらねばならないということになっておるとすれば、物事は間に合うようにやらなければいかぬ、こう思いますので、格段の努力を決算委員長にお願いをい たしまして、速やかに決算審……
○小森委員 それでは、何点かにわたってお尋ねをいたしたいと思いますが、まず陪審制度についてお尋ねをいたします。 日本における陪審制度というのは、古い時期のことを言えば江戸時代にそれに似たような参座の制度というのがあったようでございまして、明治の初めにもその制度の尾は引いておるように歴史書には書かれております。今、私が直接問題にしようとしておる陪審制度というのは、一九三〇年代、昭和三年ごろからではなかったかと思いますが、第二次大戦たけなわになるころ、敗色濃厚になるころまで十数年間、我が国にも陪審による裁判が行われたという歴史的経過がございます。 その陪審制度というものがどういう理由によって、……
○小森委員 まず建設大臣にお尋ねをしたいと思いますが、今日、政治の面において大変大きな問題となっております建設業者の政治家に対する献金、こういうことに絡みまして、建設業者が多額の金を政治家に献金という形てつぎ込むということの一つの大きな条件といたしまして、指名競争入札、それに対する政治家の介入、指名競争入札でありますから、当然その指名に入る業者の数が限定されておるし、言うなれば、顔見知りの者ばかりということで談合がやりやすい、こういう状況があると思いますが、指名競争入札ということについてこの際、今日の政情にかんがみて建設大臣はどういう考えを持っておられるのか、お知らせ願いたいと思います。
○小森委員 まずお尋ねをしたいと思いますことは、先般、国連ボランティアの中田さんが何者かに殺害をされた、巷間伝えられるところによると、ポル・ポト派によって殺害をされたということが言われておるわけでありますが、我が国政府、もちろん出先の今川大使がとられた措置でありますが、今後はそういう立場の人の安全をぜひ確保してもらいたい、こう言ってUNTACに申し入れたようでありますが、一体これは、申し入れることは非常に簡単でありますけれども、具体的にはどういう方法を想定して現地の今川大使はUNTACに申し入れられたか、こういうことについて外務省の正式な見解を聞いておきたいと思います。
○小森委員 本日は、お昼を挟んで午前中、午後という形で質問をすることになっておりますので、主として午前中の質問は、当面する我が国の経済を少しばかり長期的な視野に立って分析をして、そのことが単に経済の問題だけでなくて深く思想とか文化とかというものと関係する、そういう観点について私の思うところを申し上げ、かつ通産省の考え方を聞かしていただきたい、かように思っておるわけであります。 そこでまず冒頭に、一九五七年の我が国の経済白書、これは経済企画庁が出したものでございますが、この中に、経済の二重構造ということをうたっております。この点についてはどういうことを書いておるか、つまり簡単に、どういう表現と……
○小森委員 きょうは、死刑の執行の問題につきまして、若干私が疑問としております点についてお尋ねをしてみたいと思います。 極めて初歩的というか、原則的なことをお尋ねするようでありますが、こういった国会などの議論の場において死刑を執行された方の個人名を挙げて議論するということは、先日の法務委員会においても私は差し控えるということを申し上げたわけで、法務当局との間の議論は、私の考えと同じようなことでやりとりが行われておるわけでございます。 そこでお尋ねするということは、極めて初歩的なことでありますが、そういう国会の議論というものと、マスコミ各紙はそれとはまた異なって具体的な名前を挙げて報道をして……
○小森委員 緊急を要する課題について、まず冒頭一、二点お伺いをいたしたいと思います。 それは、選挙が済みましたカンボジアの今日の、この数日間の動きでございますが、なかなか予測の立たないこともあるわけです。しかしながら、速やかに問題が前進をしていないということも事実のようでありまして、私が危惧いたしますのは、パリ和平協定に基づきまして、本来ならば武器がすべて回収されて、武装解除が実現をしていなければならなかったはずでありますが、そういうことになっていない。そこで新しい政府ができましても、武器の問題が片づかないと、内戦の危険性を常にはらんでおる。 こういう状況でございまして、我が国のカンボジア……
○小森委員 先ほど法務大臣の方から就任のあいさつ並びに所信表明を聞かせていただきまして、私は、なるべくこの所信表明の中身に沿って何点かを尋ねてみたい、こういうふうに思います。 そこで、まず最初に、治安の確保及び法秩序の維持ということに関してでございますが、その中に次のような言葉が使われております。「大型の財政経済事犯」という言葉がございまして、例えば、具体的にはそれはどういうものを指すのであろうか。最近銀行絡みのいろいろな問題が起きているのを経済的なものと思いますが、財政ということになりますとかなり国家権力というものと深い関係にあるところの、そういう概念ではないかと思うのでありますが、法務大……
○小森委員 午前中の質疑に続きまして、裁判所職員の定数法の一部改正に関連をして若干の事柄をお尋ねしてみたいと思います。
まず、今日の我が国における民事、刑事の裁判において、それぞれ判決に至るまでの所要の日数、その現状をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 我が国の憲法には、すべて国民は迅速にして公平な裁判を受ける権利を有する、こういうことがございます。当然のことなんでありますが、裁判所はこの憲法の規定の、公平ということはもちろんでありますが、迅速な公開裁判、この迅速なということについてはどの程度の目安を入れておられるかということをお尋ねしたいと思います。
○小森委員 まず、建物の合体の件について、これまでの経過といいますか、そういうものについて若干お尋ねをいたします。
我が国のこれまでの不動産登記法の欠陥の中の一つとして、いわゆる建物を合体することによって一方の建物についておる権利というものをうまく飛ばしていくというようなことが行われておったことをこの際是正するというわけでありますが、従来そういう事件が裁判ざたとなった際、本来ならこれは裁判で救済されるべきものだと思いますが、今までは裁判で救済されたと見てよいのか、その点簡単にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 続いて、そのことについてお尋ねをいたしますが、私がもらっております、法務……
○小森委員 大分遅くなりましたが、慎重な審議ということで、私の方からもしばらくお尋ねをしたいと思います。 まず、質問の着眼点といいますか、そういうものについて御理解を賜って、そして的確な答弁もいただきたい、かように思うわけであります。 私は、商法であれ、私どもが審議いたしましたこれまでの例えば外国人登録法であれ、あるいはまた借地借家法の問題にしても、入国管理法の問題にしましても、少しずつ改正をしてきておるその歩みというものは、時代の動きといいますか時代の発展に即して法律が改正をされておる、簡単に言うとそういうことだと思いますけれども、その時代の動きと同時に、日本の社会の持っている体質という……
○小森委員 本日は、参考人の先生方、大変御苦労さまでございました。有益な御意見をお聞かせいただきまして、本当に感謝をいたしております。 順次私の方から若干の事柄についてお尋ねをしてみたいと思いますが、まず、東京証券取引所理事長の長岡先生にお尋ねをいたします。 このたびの社債発行の限度規制を取り払うについて社債管理会社というものを法律的に設置する、それはますますその機能を純化するというようなお話でございました。確かにそういう面もそのとおりだ、私は肯定をさせていただくのですが、この管理会社なるものがどうしても社債を発行する株式会社とそれからいわゆる社債権者と双方と関係をする、双方と接触しなきや……
○小森委員 先般も質問をさせていただきましたが、私の予定しておる質問の内容が途中で終わっておりますので、その続きというような意味でお尋ねをしたいと思います。時間が余りございませんから、答弁もなるべく簡潔にしていただきたい、かように思います。 まず、監査役の任期の問題として、二年を三年にした。二年よりは三年の方が監査役としての立場の安定性というものを確保できると思いますが、逆に言いますと三年よりも四年、五年の方がよいのではないか、こういう考え方も出てくるわけでありまして、この点について、法案を作成されるに当たってはどういう目安を入れて三年と定められたか、この点をお尋ねいたします。
○小森委員 以前の法務委員会でも、また、答弁される立場が同じでありますから御記憶になっておられると思いますが、決算委員会でも、私は、今回の死刑執行の問題をめぐりまして幾つかの観点で質問を申し上げました。そこで、この死刑執行の問題をめぐりまして、私が質問をいたしました内容について、なお引き続き法務当局の見解をたださなければならぬ点がございますので、本日若干その事柄について御質問を継続させていただきたいと思います。 それは、三月の段階で死刑執行された三名のうちの一人、Kという人物でございますが、再三にわたり弁護士から、彼を拘置しておりました大阪拘置所に対しまして、健康上の問題を伺っておるわけであ……
○小森分科員 それでは私の方から質問を始めさせていただきたいと思います。 私がお尋ねしたいと思っておりますことは、最近非常に悪質な差別事件が次から次へと惹起いたしますので、今日の我が国における社会情勢とその社会情勢の中で培われる人間の意識、社会情勢が差別的であれば当然人間の意識も差別的にならざるを得ない、そういう関係のものだと思うわけでありますが、総務庁とされては特に啓発が大事だということを最近打ち出されておりますので、啓発ということになりますと、人間の意識とか観念とか気持ちとか、俗に言う、総合的に言いまして心の活動、心的活動に対して取り組まなければならないわけでございます。社会の差別的存在……
○小森分科員 おはようございます。 私は、この分科会におきまして、日本の農政全般にわたって、その持つ、私とすれば最も大事な側面であると思っております、農業が日本社会にどういう位置を占めているか、それが人々の意識にどういう関係を持って、従来言われておりますように農村が非常に封建性が強い、こういう言葉で表現をされております、そのあたりを農林水産大臣にお尋ねをしたい。それは、ひいては今アメリカが日本の経済構造についていろいろと提起をいたしておりますいわゆる日米経済構造協議にも関係をする問題でありまして、単に日本社会の問題だけでなくて、いわば国際的な問題にも関連をする問題である、こういうふうに考えま……
○小森分科員 それでは、ただいまから質問をさせていただきます。
私が質問を申し上げたいと思います大筋は、今日の我が国の教育の荒廃をめぐる問題であります。
そこで、まず第一にお尋ねをしてみたいと思いますことは、最近マスコミ等でもるる報道されておりますが、児童生徒の不登校、つまり学校に行かない、こういう状況がかなり顕著に広がっておるようでありますが、今日のところ文部省は、児童生徒の不登校の状況について数字的にはどういう把握をなさっておられるでしょうか。
【次の発言】 これは年間何十日以上という一つの物差しがあるように聞いていますが、例えば年間五十日以上行かない児童生徒の数をこういうふうにまとめ……
○小森分科員 では始めます。
労働省にまずお尋ねをいたしたいと思いますことは、既にかなり世間に広く知れ渡っておることでありますが、JRの清算事業団にかかわりまして、いまだ千名を超える人が路頭に迷っておるわけでありますが、これにはもう相当数多くの地労委の裁定というものが出ております。おおむね地労委はどういうふうな裁定を出しておるか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 その救済命令の理由となっている基本的な考え方ですね、それはどういうところにポイントを置いておるんでしょうか。
【次の発言】 地労委の考え方は、その連続性というものを認めて、そこを救済しなければならないというふうに言って……
○小森分科員 私の方から引き続きましてお尋ねをしたいと思います。 まず、この同和問題に対する認識につきましては、先ほど来、谷村委員さらには井上委員の方からお尋ねになりまして、郵政大臣の明確な認識に関する答弁が行われておったようでございます。しかるに、総論ではそうだが、各論になると、わいせつという具体的な事実に対して規制をしておる法律に人権問題というさらに具体的な問題が出てきたときには動揺して何を言っているのかわからない。こういうことでは、私といたしましては、明碓な総論的な同和問題に対する認識も単なるお題目にすぎないのではないか、こういうふうに考えます。 したがいまして、後ほどまた、その各論……
○小森分科員 おはようございます。私は、人種差別撤廃条約にかかわる問題、さらに国際人権規約の選択議定書に関する問題等につきましてお尋ねをしたいと思います。
まず、今日、我が国外務省における人種差別撤廃条約批准に向けての作業はどの辺まで進行しておるのであろうか、そこのところをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 それは相当以前から私はお聞きをしておるわけでありまして、いずれかに結論は出なければならぬと思うのでありますが、どういうわけでそのことに今日まで手間取るのであろうかということを私は強く疑問として持ちます。
我が国のみならず、世界のおよそ先進民主主義国家と言われる国におきまして……
○小森分科員 それでは早速質問をさせていただきます。 日ごろから、建設省におかれては、同和問題が直面しておる住環境整備ということについては大変な御配慮をいただいておることに感謝をいたしておるところでございます。我が国の各省庁の中でまずは前向きに取り組んでいただいておる、私はこういう理解をいたしておるわけであります。しかし、全体の枠組みがございまして、直接の当事者である私どもとすれば、なおお聞きをしておかねばならないこと、さらに考えを少し前向きに切りかえていただかなければならないことなどがございますし、さらにまた、この問題がすぐれて人間の心の内面とかかわっておる問題であるだけに、建設省の通常の……
○小森分科員 それでは質問を始めさせていただきます。 まず私がお尋ねをいたしたいと思います点は、日米構造協議にかかわって新聞等で見ます文言で非常に気になることがあります。それは、日本の経済構造の中にアメリカ側から見て大変な恣意がある、恣意というのは発音ではすぐに文字が浮かび上がらないかもしれませんけれども、ほしいままにするという、あの恣意であります。それからまた差別という文言もございます。それから行政の裁量というような言葉、どうもやっていることが不透明だというような意味を込めて、不透明という言葉もありますし、そういったものがございまして、これは私は、アメリカ自体が気がついて言っておるかどうか……
○小森分科員 それでは、私の方からお尋ねをいたします。
まず総務長官にお尋ねをします。
先ほど来、いろいろと具体的な事実が挙げられて、大変厳しい差別というものをこの場で議員の方から提示をいたしておるわけでありますが、総務長官はかかる差別、簡単に言うと心理的差別、その心理的差別のよって来るところの原因を同和対策審議会の答申ではどのように分析をしておるか、どういう分析に対する認識を持っておられるか、まず冒頭にお聞かせをお願いします。
【次の発言】 長官、私はきょうでちょうど八つ目の分科会を回っているのです。そこで現在の内閣の閣僚が一つとしてまともな答弁ができない。あなたは書かれたものを今読んで……
○小森分科員 米の減反、あるいは先ほど来のことと重複をするかもわかりませんが、米の輸入自由化をめぐる我が国が立たされている今日の国際的な状況、そういったものと関係をしながら、つまり今日的な問題と関係させながら、被差別部落の農村の状況についてお尋ねをいたします。
まず、極めて事務的に、我が国の米をつくる耕作面積全体が一番多かった時期と、今日の状況の数字をお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 我が国のこれまでの農村における実態、そういうものの中に占める被差別部落の状況は、極めて狭い耕作面積に生活をかけて何とか生きていくことをつないできたわけでございます。これは極めて簡単なことでございま……
○小森分科員 昨年もこの分科会で、教育荒廃をめぐる問題についていろいろお尋ねをいたしました。この一年間の経過を頭に入れていただきましてお答えをいただきたいと思います。 まず、教育荒廃につきましては、一番数字的に国民の間で心配になっております問題は、いわゆる登校拒否、つまり不登校と呼んでおるようでありますが、その不登校の問題、そして高等学校におきましては中途で退学をする者の数、こういったものが数字的には一番わかりやすい判断の材料になると思いますので、不登校は小、中、中途退学につきましては高等学校の今日的な数字をお示しいただきたいと思います。
○小森分科員 労働省と厚生省の方にお尋ねをいたします。 まず、かねてからお骨折りをいただいておりますが、労働省の方にお尋ねをします。 それは、何といいましても被差別部落の解放ということは、我が国の民主主義にとって非常に大きな問題でございまして、わけてもこの問題の解決には、就職の機会均等の保障ということが非常に重要な課題であると私は考えます。この点につきましては、同和対策審議会の答申が既に重要なことを分析しておるように思いますが、かいつまんで、政府は今日同対審答申の就職の機会均等をめぐる分析なり理念をどう考えておられるか、簡単にお答えいただきたいと思います。
○小森分科員 続きましてお尋ねをいたしたいと思います。 昨年も私はこの問題を取り上げましていろいろお尋ねをいたしたわけでありますが、パケット通信による差別宣伝、これは非常に露骨なことが言われておるわけでございますが、既にその問題については大まかなところ御理解をいただいておると思いますし、また後ほどその事実に基づいての質問も予定をされておりますので、私は、大まかなところ昨年も議論したことでありますしおわかりをいただいておる、こういう立場で少しこの事件と我が国社会の今日の世相、こういう問題を通じまして質問をさせていただき、同時に今日の郵政省のお考えになっておられます基本的な物の考え方、こういった……
○小森分科員 お尋ねをいたしますが、人種差別撤廃条約については、相当以前から重要な問題として国際的にクローズアップされておるわけでございます。しかし、過般の衆議院本会議におきまして、海部総理から社会党の土井たか子委員長に対する答弁としまして、人種差別撤廃条約の中にある言論の自由などの問題をめぐってなお検討が続けられておる、こういう意味のお答えがございました。その点につきまして、今日段階においてどこらのところがどういうふうに検討されておるのかということについてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 ずっと以前のことで、既にもう六年、七年前の話でございますが、ジュネーブにおいて人種差別問題……
○小森分科員 二、三の点についてお伺いをしたいと思います。 私の実感するところは、同和対策という問題でこれまでいろいろと建設省は他の省庁に比べて比較的機敏に対応していただいておるわけでございまして、それは私どもとすれば本当にうれしく思ってきておるところであります。そこで、今日の政府が同和対策について考えていることと私どもの考えの間に大きなギャップが生まれつつあるわけでございますので、そのギャップを埋めるための質問をさせていただきたいと思います。 まず、私自身が経験したことでありますが、今から思い起こしてみますと、同和対策審議会の答申が出た直後でございますから、これは一九六六年、昭和四十一年……
○小森分科員 きょう私のお尋ねをしたい向き は、日米経済構造協議の状況、つまりそれの今日的な取り組みがどこまで到達しておるかということ、そしてそのことの持つ意味についてお尋ねをいたしまして、経済構造の問題が我が国社会の社会構造とか文化とかそういうものに深いかかわりを持っておりますので、そのことの関連におきまして被差別部落の解放ということに論及をさせていただき、政府の見解を尋ねたい、かように思います。 まず質問の第一点は、日米構造協議、これは昨年の春、非常に激しいやりとりが行われて厳しい展開があったわけでありますが、この構造協議の問題というのは、他国から、つまり具体的に言いますとアメリカから言……
○小森委員 四名の公述人の先生方からいろいろお聞かせをいただきまして、これからの法案審議に大変参考にさせていただきました。心から感謝を申し上げます。 そこで、この公聴会の事柄の性格から、公述人の先生方とお互いに考えておることの違い点を議論するというのでなくて、私の立つ立場から疑問とする点をお尋ねする、こういうことでお願いをしたいと思います。 まず藤井公述人の方から、当初、現行の法律ができるときの法務省民事局、つまり行政側が説明したことと、それからその後司法判断として正当事由で定着をしてきたこととの間に相当程度食い違いがあるというお話でございました。歴史の経過とすればそういうことではなかろう……
○小森分科員 地対協の意見具申の具体化と同対審の精神というようなことにつきまして、一、二具体的な問題をはせながらお尋ねをしたいと思います。 言うはやすく行うほかたしという言葉がありますが、二十一世紀までには解決をしなければならない、これは意見具申の中にも書いてありますし、先ほどの総務長官の言葉の中にもありました。しかし、二十一世紀までに解決しなければならぬということになると、トータルプランがなければなりません。あれやこれやを除外して、その場逃れの糊塗的なことをやっておったのではできません。 昔から我が国には被差別部落が六千部落あると言われておったこと、その後の調査等によりましても、五千六、……
○小森分科員 それでは、私の方から質問を申し上げたいと思います。 質問の大体の粗筋は、日本の農村における部落問題、そして今回政府が提案をなさってきた地対財特法の五年延長、事業内容を少し絞り込んでおるようでありますが、そのことに対するいきさつのようなものにつきまして、お尋ねをしてみたいと思います。 まず、今日国民注視の的になっております米の市場開放問題と絡みますが、農林大臣はかなり頑張っておられるということについて私どももよく承知をしておるのでありますが、これは諸外国からすれば、つまり米の生産を行って日本の市場に何ほどかの気持ちを、期待を抱いておるような国々からすれば、一体日本にどれくらいの……
○小森分科員 私の方からは、全般的に申しまして、児童生徒の教育環境とか条件とかいうようなものにつきまして、お尋ねをしたいと思っております。 まず冒頭にお尋ねをしたいと思いますことは、つい先般も二人の小学校の児童が何者かの手によって連れ去られて、自宅から約二十キロばかり離れたところで遺体となって発見された、こういう痛ましい事件が起きました。それ以前も、幼児が誘拐をされて殺害をされるという事件は枚挙にいとまがないほどあるわけでございまして、一体これをどういうふうに防衛するかということでいろいろと思いをめぐらすのでありますが、文部省は、幼児児童の教育というものを守るという観点から、こういった事態を……
○小森分科員 私は、部落差別の問題をめぐりまして、特にソフト面と言われる側面を多少ここで分析をするという形をとりながら、今日の部落差別の問題、ひいては我が国における民主主義全般の問題というようなことにつきまして質問をいたしたいと思います。 まずは、部落問題については非常に経験豊かな厚生大臣のおられるきょうの分科会でありますから、話の取っかかりといたしまして材料を出すことが大事でありますから、厚生省の立場から、ソフト面において、被差別部落の者の今日の生活の実態が日本国民一般と比べてみてどういう点にどんな問題点を持っているか、これは全部説明をいただくことはできませんが、二、三ひとつ特徴的なところ……
○小森分科員 それでは私の方から御質問を申し上げたいと思います。 質問の中身はJR福塩線、これは御承知だと思いますが、広島県の福山市から府中市を通り県北の三次の方へ向けて抜けておる地方線でございます。そこで、実はお尋ねしたい向きは、戦後間もなくこの福塩線が府中という町から福山市へ向けて、この間が一番人間の密度、人口密度の高いところでありますが、私の記憶では府中−福山間二十九分で電車が走ったことを記憶をいたしております。しかし最近はどうも、時間表をめくってみますと、きのうもちょっとそういう意味で調べてみましたけれども、大体この府中−福山間四十五分、これではこのスピードの時代によほど時間のゆっく……
○小森分科員 私は、人種差別撤廃条約並びに国際人権規約の問題になっております選択議定書の早期批准をめぐっての質問を行いたいと思います。
まず、この人種差別撤廃条約に言うところの「人種」というものはどんなものでしょうか。何でこんな質問をするかというと、人種というと、例えば白色人種とか黄色人種とかというような感じで私ども子供のときから人種という言葉を理解をしてきておりますが、国連が言うところの、あるいはこの人種差別撤廃条約が言うところの「人種」とは一体どういう規定になっておるでしょうか、お尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 私もしばしばスイスにおける人権問題のNGOの会合に出向いていくわけで……
○小森分科員 私は、二点ほどお尋ねをしたいと思います。
その一つは、この年度末にも国道昇格の問題について審議会が行われて結論が出るやに聞いておるのでありますが、その方の作業の進みぐあいはどのようになっておるでございましょうか。
【次の発言】 全国に今四万数千キロ国道がキロ数としては走っておるわけで、私の広島県にも、十数本あるいは二十本も数えられるかもしれませんが、国道二号あるいは国道五十四号というような、比較的大きな路線と思われておるものが走っております。
そこで、私お尋ねをしたいと思うのでありますが、全国に、合併などありましてその後若干の増減があるかもしれませんが、私の承知しておるところ……
○小森分科員 私は、日本の経済の構造に絡みまして、今政府が二十数年来法律を継続させながら問題の解決に向かおうとしておる部落差別の問題について通商産業大臣なり経企庁の皆さん方にお尋ねをしたいと思います。 まず我が国経済の構造の問題でありますが、経済問題がアメリカとの間でぎくしゃくしておるということ、これは御承知のとおりでございますが、経済問題だけでぎくしゃくをしておるのではなくて、ついに政治家同士の発言にまで及んできた。日本の政治家の言うことに対してはアメリカも大分反応を示しておりまして、少し難しいことになるかとも思いますけれども、これは部落問題がわかっておれば恐らくすっと答えられる問題だと思……
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