このページでは瓦力衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○瓦力君 私は、自由民主党を代表して、ただいま趣旨説明のありました駐留軍用地特措法の一部改正案について、総理大臣及び防衛庁長官に質問いたします。 私は、自由民主党で安全保障調査会、また与党沖縄問題懇談会のメンバーとして、国の安全保障、沖縄問題に全力で取り組んでおるものでございます。 さて、復帰二十五周年を迎えた沖縄は、今大きな歴史的転機にあります。このことは、我が国全体としても大きな転換期に立っているという認識であります。沖縄問題とは、沖縄県民だけの問題ではなく、日本国民全体がしっかりと受けとめ、共存共苦、ともに考えていくべきものと考えております。 一つは、沖縄の米軍基地の整理、統合、縮……
○国務大臣(瓦力君) 道路整備緊急措置法及び奥地等産業開発道路整備臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 現行の道路整備五カ年計画は平成九年度をもって終了することとなりますが、我が国の道路は、道路交通の進展に比べその整備のおくれが目立つなど、今なお質、量ともに不十分な状況にあります。今後とも、経済構造改革の支援、活力ある地域づくり、都市づくりの支援等を主要課題として、国民の道路整備への要請に的確にこたえつつ、緊急かつ計画的に道路整備を推進する必要があります。 この法律案は、このような状況にかんがみ、平成十年度を初年度とする新たな道路整備五カ年計画の策定……
○国務大臣(瓦力君) 都市計画法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、地域の実情に的確に対応した市街地の整備の推進を図るため、特別用途地区の多様化及び臨港地区に関する都市計画の決定権限の見直しを行うとともに、市街化調整区域における良好な居住環境の維持及び形成を図るため、地区計画の策定対象地域及び開発許可の対象範囲の拡大を図る等の措置を講ずるものであります。 次に、その要旨を御説明申し上げます。 第一に、地区の特性にふさわしい土地利用の増進、環境の保護等の多様なニーズに対応し、用途地域の指定を補完してきめ細かな用途制限を実現するため、特別用途地区……
○国務大臣(瓦力君) 建築基準法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、規制緩和、国際調和、安全性の一層の確保及び土地の合理的利用の推進等の要請に的確に対応した新たな建築規制制度を構築するため、民間機関による建築確認検査制度の創設、建築基準への性能規定の導入を初めとする単体規制の見直し、建築確認の円滑化のための新たな手続制度の整備、中間検査制度の創設、一定の複数建築物に対する建築規制の適用の合理化等の措置を講ずるものであります。 次に、その要旨を御説明申し上げます。 第一に、建設大臣または都道府県知事の指定を受けた民間機関が建築主事と同様に建築確……
○瓦力君 ただいま議長から御報告がありましたとおり、本院議員奥田敬和君は、去る七月十六日、半蔵門病院において御逝去されました。 あたかも生涯戦場にあったかのごとく、常に憲政の正道を追い求め、きっすいの政党政治家として御活躍された君が、御家族皆様の手厚い御看護の中で静かにこの世を去られたのでありました。いかに天命とは申せ、まことに痛惜の念にたえません。 私は、ここに、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、謹んで哀悼の言葉を申し述べたいと存じます。 奥田君は、昭和二年十一月、石川県美川町にお生まれになり、長じて、県立金沢第一中学校から旧制第四高等学校を経、早稲田大学政治経済学部政治学科に進ま……
○瓦国務大臣 佐々木委員にお答えいたします。 今官房長からお答えをいたさせましたが、振り返って、ゼネコン汚職等の問題が、極めて社会的に大きな問題になりました。当然のことといたしまして、自粛といいますか、またあり方につきまして検討を加えていかなければならぬ、こういう中で取り組んだ問題でございます。この姿勢は、今後とも維持されるべきと考えるわけであります。 以上をもってお答えといたします。
○瓦国務大臣 このたび建設大臣を仰せつかりました瓦力でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 御承知のとおり、建設行政の基本的使命は、住宅・社会資本の整備を通じまして、限られた国土を適正に管理し、真に豊かな国民生活、活力ある経済社会を実現することにあります。 とりわけ、未曾有の被害をもたらした阪神・淡路大震災、豪雨・台風災害等の経験を踏まえ、国民が安全に、かつ安心して生活できる環境の実現に努めていかなければならないと考えております。 現下の最重要課題である行財政改革につきましては、厳しい財政事情等を踏まえ、建設コストの縮減など公共事業の重点化、効率化に一層努めてまいるとともに、省……
○瓦国務大臣 谷畑議員から、昨今の経済情勢についての大きな不安の広がりに対しまして、危惧を持って御質問をいただきました。 私も、昨今の経済情勢につきましては、大変厳しい状況にある、かように認識をいたしております。しかし、あらゆる努力をもちまして、この不安の解消をし、経済が安定をし、また、今お話しのように、それぞれ建設に携わる企業が平静を取り戻した事業が推進できるような、そういう環境が一日も早くつくれるような手だてを、あらゆる方途を通じまして講じてまいりたい、かように考えておるものでありまして、だんだんその落ちつきが見えるかに見えますので、それらに期待しながら努力をしてまいりたい、かように私ど……
○瓦国務大臣 上田委員にお答えいたします。 特殊法人の役員給与、これは御案内のとおり、民間及び公務員との均衡を図る、こういう政府の基本方針に基づきまして行われておるものでありまして、昭和五十二年でございますか、閣議決定によって、それぞれが総合的な見地から、それぞれの法人の業務内容、事業規模にかんがみまして、これを決定されておるわけであります。このことは御案内であろうと思いましたが、改めて申し述べさせていただきました。
○瓦国務大臣 佐田委員にお答えいたします。 公共事業の本来的役割といいますか、これは、現在及び将来の国民にとりまして安全で快適な暮らしを基盤的に整備していくものでもありますし、また、我が国経済社会の発展を支えるための社会基盤を整備していく、かような観点に立って見ますと、いわゆるストック効果の増大、これを目指していくわけでありますので、今それぞれ閣僚から御返答がございましたが、極めて厳しい財政事情の中でありますけれども、このストックの効果あるいはまたフローの効果をあわせてこの際考えておかなきゃならぬと心得ておるわけであります。 公共投資の効果は、ただいま申し上げましたように、ストックの効果も……
○瓦国務大臣 中島委員にお答えいたします。 今御質問の点につきましては政府委員をしてお答えをさせていただきますが、公共事業は、御案内のとおり、我が国の脆弱な国土、狭隘な国土の中で社会資本をいかに整備していくか、このことが重要な課題でありまして、国民のニーズにこたえて国土整備を図っておるわけであります。よって、それぞれの財政につきましては、これからも厳しく見直しながら、効率的に、また整然と行われるように、一層公共事業につきましては留意をしながら、国民のニーズにこたえてまいりたい、こう考えておるわけでありまして、中島委員の一方的な御意見には了としない点がありますので、一言前段に申し上げておきたい……
○瓦国務大臣 穂積委員にお答えいたします。 委員よく御承知のように、我が国の住宅、社会資本整備でございますが、これは欧米諸国に比べまして大変おくれをとった部分でありますので、鋭意努めておるわけでございますが、殊に、今御指摘のように地方の要請も強い。これは日本列島全般を見渡してみまして、安心できる国土に仕上げなければなりませんし、時代に即応した体制というものを十分考えていかなければならぬわけであります。 殊に我が国は本格的な高齢化社会を迎えるわけでもございますし、これらのことを考えますと、二十一世紀には早々の期にでもその社会資本整備の概成を得たい、こういう目算を立てながら努力しておるわけでご……
○瓦国務大臣 中野委員には、長い御経験を通じての質問でございまして、御指摘のとおり、地方都市におきましては空洞化が進んで深刻な事態であることは承知をいたしております。 ただいま通産大臣から御答弁がございましたが、建設省といたしましても、各省庁と連携しつつ、七%の削減という厳しい中ではありますが、重点的投資によりまして、先般委員が述べられました街なか再生事業の創設とか、あるいは賑わいの道づくり事業の創設とか中心市街地活性化広場公園整備事業の創設、さらには住宅等も含めましてこれらのことを支援してまいろう。これは政府内におきましての関係省庁間で、垣根を超えて協調して地域の期待にこたえてまいりたい、……
○瓦国務大臣 葉山委員にお答えをいたします。 葉山委員よく公共分野については御精通でいらっしゃいますが、改めての御質問でございますのでお答えをいたします。 中止する事業について、これまで交付した補助金につきましては、補助適化法、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律に基づき適正に扱うことといたしております。今後、各事業につき、実情に応じて関係機関等とその扱いについて協議をすることといたしておりますが、今御指摘の平成九年度から中止される補助事業につきまして、これは調査段階で中止したものでございまして、その支出目的等を適正に達成したことから、調査のための補助金の返還は求めないことといたし……
○瓦国務大臣 大野委員にお答えいたします。 委員御指摘のように、社会資本の整備は、費用対効果分析等の経済評価の結果のみで事業の可否を判断するのではなくて、地方も見渡しながら、いわゆるシビルミニマムの確保など、社会資本が国民生活を支える上で果たしている広範な役割を総合的に勘案して取り組んでまいる、そのことが必要であろう、こう考えておるものであります。 明年から道路五計も始まるわけでありますが、格別、地域経済への配慮、こうしたことも踏まえ、加えて、地域間格差の是正という問題にも留意をしながら公共事業を適切に執行してまいる、そういう心得が必要だ、かように考えておるところであります。
○瓦国務大臣 鈴木委員にお答えいたします。 むだはないかと、限られた財政状況の中にあるわけですし、貴重な資源を有効に公共投資に回しながら住宅・社会資本整備に取り組んでいく、このことは私どもに与えられた最大の課題でございますから、さような努力を怠りなくやっておるわけでございます。 今御指摘のように、これは本年四月になりますが、公共工事コスト縮減対策に関する行動指針、いわゆる行動指針というものを定めて、今各省庁協力をしながらコスト縮減、このことに努力をし推進しておるところでありまして、それの果実効果も出てきておるわけであります。こうしたことは常々やっておるわけでありますが、これからもさらに日々……
○瓦国務大臣 山本委員にお答えをいたします。 行革会議が総理を会長といたしまして各界の有識者をもって御検討され、中間報告がなされました。また今後の問題につきましては、今総務庁長官から御答弁がございましたが、私どもも、国土の管理、保全について責任を持つ官庁といたしまして、耳目を凝らして各界の意見をよくお聞きいたしておるところであります。 よって、どういう姿、形がいいか。これは、効率的なおかつ責任が持てる体制でなければならぬわけでありまして、行政改革の目的は、簡素、効率的かつ国民本位の行政を実現する、かようなことをうたっておるわけであります。国土の適正な管理を責任を持って的確に行うということを……
○瓦国務大臣 石川委員にお答えをいたします。 石川委員御指摘のように、戦後五十年を経て社会資本整備も順調に進んできたわけでありますが、来し方を振り返りますと、大都市へ人口が集中する、そのことによりまして、都市整備をしなければならない。加えて、昨今においては中心市街地が空洞化する。そういう歴史の中で、私は、量から質へ、質的なものが高度に要請される時代に来たと。 確かに委員御指摘のように、我が国の風景を見ましても、電柱文化と言っては大変言葉が過ぎるかわかりませんが、これから近代都市としては共同溝とかそういった施設を整備していきまして、快適な国土にしなければならぬ、こう思うわけでありますが、いか……
○瓦国務大臣 太田委員から委員会を通じましてたびたび建設業界における不況の状況についてお尋ねがありまして、その都度お答えもしてまいりましたが、建設投資の低迷など建設市場は大きな構造変化の中にございまして、依然として受注の減少、利益率の低下、建設業は厳しい経営環境に直面をしておる。また、倒産も急増しておる。建設業就業者数も最近減少傾向にある。 この数字はもうおわかりでございますからお示しはいたしませんが、そういう中にありまして、なお、昨年来、中小、中堅業者に対する受注機会の確保でありますとか、貸し渋り状況に対処するための円滑な資金供給の確保でありますとか、いろいろ手だてを講じてきたところでござ……
○瓦国務大臣 たびたびお答えをいたしてまいりましたが、財政構造改革というのは、これから我が国の少子・高齢化社会を通じまして、財政の状況を見ましても追求していかなければならない課題だと思いますが、その時々の景気状況によりまして手だてが必要なときは財政の出動もお願いするということに相なろうと思いますが、目下のところ全力を挙げて景気浮揚に努めてまいることが与えられた使命だ、かように考えておるところであります。
【次の発言】 お答えいたします。
先般もお答えをいたしましたが、公共事業の一面におきましては、景気誘発の力が一方においてございます。今、景気対策を進めるという観点におきまして、予算が補正予算……
○瓦国務大臣 委員各位には、また格別御指導賜りたいと思っております。 委員長の御指名によりまして、所信を述べさせていただきます。 第百四十二回国会における御審議に当たり、建設行政に取り組む基本的考え方につきまして、私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御指導を賜りたいと存じます。 現在、我が国経済社会のあらゆる分野において、少子・高齢化、高度情報化、国際化の急速な進展に対応して新たなシステムへの大きな転換が進みつつある中、国民生活や経済社会活動を展開する舞台づくりを担う建設行政についても、その例外ではあり得ません。 私は、今後の建設行政の基本的考え方を、従来のような、需要に合わせて足ら……
○瓦国務大臣 ただいま議題となりました道路整備緊急措置法及び奥地等産業開発道路整備臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 現行の道路整備五カ年計画は、平成九年度をもって終了することとなりますが、我が国の道路は、道路交通の進展に比べ、その整備のおくれが目立つなど、今なお、質、量ともに不十分な状況にあります。今後とも、経済構造改革の支援、活力ある地域づくり、都市づくりの支援等を主要課題として、国民の道路整備への要請に的確にこたえつつ、緊急かつ計画的に道路整備を推進する必要があります。 この法律案は、このような状況にかんがみ、平成十年度を初年度とする……
○瓦国務大臣 渡辺委員からの私に対する御質問は、このたび道路整備緊急措置法をお願い申し上げておるわけでございますが、この緊急の意味をどう考えておるか、こういうことでございます。 御案内のとおり、我が国の高規格道路網の整備は、先ほど以来答弁もあり、委員御承知のとおり、まだその道半ば、こう申し上げざるを得ません。社会資本整備は、我が国の国土の有効利用の面からもこれから鋭意取り組んでいかなければならない根幹的な事業だ、こう思っておるわけでございます。 道路につきましては、欧米諸国に比べまして、欧米諸国では既に電線類の地中化等も相当進んでおるわけでありますし、また市街地の道路体系、歩道体系にいたし……
○瓦国務大臣 ただいま可決されました優良田園住宅の建設の促進に関する法律の運用に当たりましては、ただいまの要望の趣旨を十分に尊重してまいる所存でございます。 ここに、委員長を初め委員各位の御指導に対し深く敬意を表する次第でございます。ありがとうございました。
○瓦国務大臣 ただいま議題となりました公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 我が国は、その地勢及び気象から豪雨等による災害が多発し、毎年、河川、道路等の公共土木施設に甚大な被害を受けております。このため、政府におきましては、本法に基づき、被災した公共土木施設の復旧について高率の国庫負担を行い、迅速な復旧に努めてきたところであります。 しかしながら、近年、本法の適用対象とならない公共土木施設である公園の整備が進み、その被災が増加しております。また、前回の本法改正以来およそ十四年が経過し、その間の社会経済状況の変化に……
○瓦国務大臣 鉢呂委員から、負担法の御審議を賜る前に、大変厳しい景況であること、まだ春遠しということで御意見がございましたが、まさに私どもも全力を挙げて今日の景気対策に取り組んでいかなければならない。そのためには、本予算につきましても、御協力を賜り一日も早い成立を期して執行に取り組んでまいりたいと考えております。御地北海道におきましての厳しい経済情勢についてお触れになりましたが、私どもも意識の中に置いて取り組んでいかなければならない問題だ、かように存じておるところでございます。 さて、新全総についての御質問でございますが、今委員からもお話がございましたが、二十一世紀の国土のグランドデザイン、……
○瓦国務大臣 ただいま議題となりました都市計画法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 この法律案は、地域の実情に的確に対応した市街地の整備の推進を図るため、特別用途地区の多様化及び臨港地区に関する都市計画の決定権限の見直しを行うとともに、市街化調整区域における良好な居住環境の維持及び形成を図るため、地区計画の策定対象地域及び開発許可の対象範囲の拡大を図る等の措置を講ずるものであります。 次に、その要旨を御説明申し上げます。 第一に、地区の特性にふさわしい土地利用の増進、環境の保護等の多様なニーズに対応し、用途地域の指定を補完してきめ細かな用途制限……
○瓦国務大臣 玉沢委員と私は世代が同じでございまして、戦後から今日まで激しく日本経済の中で都市が揺れ動いてきた、町も大きく変貌してきた、そしてまた、経済の自由化の中で大規模店舗が郊外につくり上げられ、また車も町の中に駐車できないような町になり、町の特性、顔が見えなくなってしまった今日であります。 戦後半世紀を経て、今委員がおっしゃるように、幸いにして私どもは町を大事にしようという空気がありますし、お互いに利害を分かち合おうという和の精神もありますから、こういう中で、潤いのある顔の見える町づくりをもう一度展開したい、そのことが今我々に求められておると思うわけであります。まず、それぞれの自治体が……
○瓦国務大臣 平野委員から、都市計画法の改正に当たりましての背景はという御質問でございます。 戦後今日まで歩んできた我が国の都市、町のつくり方、生活者の考え方等々が大きく変化をいたしておるときでありますし、また、今お話しのように、地方分権であるとか、またこれからの町づくりを新しい世紀に向かってどうすればいいかとか、そういう大きな節目に当たるときであります。私どもは、このときをとらえながら都市計画法の改正というものに真剣に取り組んでいかなければならぬということで御提案をさせていただいたわけでございます。 内容は大きく分けまして三点に分けられようかと思うわけでありますが、まず一つには、昨年十一……
○瓦国務大臣 青木委員から、このたびの都市計画法の一部改正につきましての、まずもって改めて御質問をいただきまして、累次いろいろな問題につきまして局長から答弁をいたさせますが、このたびの都市計画法の改正につきましては、住民の意向を酌み取りつつ、これまで以上にいわゆる地方公共団体が主体性を発揮しつつ地域の実情に応じた町づくりを推進してまいる、そのことを期待いたしておるところでございます。 都市再開発法等の改正につきましても、低・末利用地等の有効活用などの状況に対応いたしまして、既成市街地の総合的な再開発の推進、土地の高度利用の促進を期待しているところでございます。 考えてみますると、確かに、来……
○瓦国務大臣 今回の本法の改正は、戦後二十五年以来の大改正でございますし、高市委員にとりましては一まさに銘木の産地でございますから、いろいろ御心配の点もあろうかと思います。 今の御質問に対しましてお答えをいたしますが、建築基準の性能規定化によりまして、委員御指摘のとおり、海外の建築材料・部材の我が国への市場参入、これが円滑化される、かように考えられます。また、住宅につきましても、木造軸組み住宅と、海外資材を活用するいわゆる輸入住宅との間で競争が増加する可能性がある、かように認識をいたしております。 どのような住宅を建てるかという判断は、基本的には消費者が自由に行うわけでございますが、木造の……
○瓦国務大臣 建築基準法の一部を改正する法律案につきましては、本委員会におかれまして熱心な御討議をいただき、ただいま可決されましたことを深く感謝申し上げます。
今後、審議中における委員各位の御高見や、ただいま議決になりました附帯決議の趣旨を十分に尊重してまいる所存でございます。
ここに、委員長初め委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。
どうもありがとうございました。
【次の発言】 ただいま議題となりました高速自動車国道法等の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及び要旨を御説明申し上げます。
高速自動車国道は、国土の骨格を形成する高規格の道路網と……
○瓦国務大臣 石井委員にお答えいたします。 先ほど来道路局長が答弁をいたしておりますが、高速道路の供用延伸に伴いまして、いろいろな利用者のニーズに対しますサービスといいますか、そういったことは当然現在も行っておるわけでございますが、これから沿線地域の方々とのかかわりも非常に深いものになってまいるわけでございます。 これらを勘案しながら、先般、有識者や民間経済人から成る新事業開発委員会を設置いたしまして検討いただきました結果二局速道路の潜在的可能性を最大限に活用しよう、そしてサービスの一層の向上と利用者負担の軽減を図る、こういったことを踏まえて、このたびの改正につきましては、高速道路にさらに……
○瓦国務大臣 菅委員にお答えいたします。 国と地方が適切な役割分担のもとで協調、協力して事務を進めることは必要でございまして、このような観点から、地方への権限移譲、補助金等の整理合理化などを進めてきているところでございます。 今委員から御指摘のように、公共事業の見直しについて、第四十六条におきましては、「政府は、次に掲げる方針に従い、公共事業の見直しを行うものとする。」「公共事業に関し、国が直接行うものは、全国的な政策及び計画の企画立案並びに全国的な見地から必要とされる基礎的又は広域的事業の実施に限定し、その他の事業については、地方公共団体にゆだねていくことを基本とする」、かようにうたって……
○瓦国務大臣 特別措置法が十七本、臨時措置法が十七本。
以上でございます。
【次の発言】 訂正でございます。
臨時措置法につきましては、十七件と申し上げましたが、七件でございます。
【次の発言】 平賀委員から道路特定財源につきましての御質問でございますが、交通体系は基本的に、受益者負担の原則に基づきまして、競争と個々の利用者の自由な選好を反映して形成されるべきもの、かように考えております。よって、道路特定財源は、受益者負担、原因者負担の考え方に基づきまして道路利用者に負担を求めているものでございまして、安易な提供は受益と負担の関係を崩すことになりますので、納税者の理解が得られないものと考え……
○瓦国務大臣 河川改修は川下の方から工事を行ってまいっておるわけでございます。
○瓦国務大臣 今田委員のお尋ねでございますが、社会資本整備に当たっては民間の能力活用、こういったものを進めるべきではないか、こういうお尋ねでございますが、最近の厳しい財政事情のもとにおきまして、民間活力を活用してまいるということは大変重要なことだ、かように認識をいたしております。 我が国は、既に、今日まで振り返ってみますと、有料道路制度など、受益者負担を前提とする社会資本整備の手法がとられてまいりました。近年、イギリスにおきましてPFIを初め、諸外国におきましても、民間活力を活用して社会資本の整備を行おうとする試みが行われておるわけでございます。 建設省では、昨年十一月以来、各分野の専門家……
○瓦国務大臣 委員から御質問は、総合的な交通行政の展開についていかに考えるかということでございます。 先ほど総務庁長官から答弁になりましたが、国土交通省が設置される、このことは私どもとして真剣に考えてまいらなければならない今大事な課題でございまして、我が国は厳しい国土条件のもとにございますから、国土の整備、管理を適切かつ戦略的に行う、このことが重要な課題である、こういう認識のもとに、総合的な国土計画のもとでの計画的な土地利用やインフラ整備など総合的な国土行政が実現される、そういう方向に向かって努力をしてまいりたいと考えておるわけでございます。 もとより、交通体系は基本的に受益者負担の原則に……
○瓦国務大臣 西川委員よく熟知しておられるように、我が国土は南北に長く、極めて急峻な地形を持っておりますし、また台風常襲地帯も抱えておりますし、言ってみますれば厳しい国土条件、こう申し上げることができようかと思うわけでございますが、この国土の整備、管理を適正かつ戦略的に行う、こういうことが重要な国家的課題の一つでございます。 国土交通省は、御案内のとおり、四省庁を母体として、社会資本の整備や交通政策等の関連施策を総合的かつ整合的に行う組織として設けられたものでございまして、総合的な国土計画のもとでの計画的な土地利用、またインフラの整備、総合的な国土行政が実現される、こういうことが国土交通省を……
○瓦国務大臣 生方委員にお答えをいたします。 今、総理からお話がございましたが、地方にとりましても、都市化といいますか生活自体が相当に変化をいたしておりますし、その基盤整備をする必要がある。いわゆるバランスのとれた国家にしなければならぬ、こう考えておるわけであります。 加えて言いますと、もうそれぞれ企業が国境を越えてくる時代でありますから、我が国の魅力というものを相当に、戦後五十年を経まして再検討を加えていく、そういう時代であろう、こういうことを考えております。こういう中で国土のバランスのとれた発展というのが期待できるわけでありますので、私は、戦後五十年を経て今、国土のあり方というものを再……
○瓦国務大臣 ただいま委員からの御質問で、建設業の倒産、雇用情勢、これらの問題について極めて深刻な事態であるということを踏まえての御質問がございまして、まず、そのことからお答えをしてまいりたいと思っております。 平成九年の建設業の倒産は、御指摘のように、大変厳しいものがございまして、全体で四千七百八十五件、負債総額は二兆三千六百六十八億でございまして、前年に比して、件数で約三割増、金額で約三倍となっておりまして、極めて厳しい状況にございます。建設業者の従業員数は三万七千となっておりまして、今、委員指摘のような厳しい環境であります。 かような環境は、昨年来、建設省におきまして、公共工事の発注……
○瓦国務大臣 建設大臣でございますが、全くございません。
【次の発言】 鹿野委員にお答えいたしますが、一つには、各地域の要望にも耳をかさなければなりませんが、国家のバランスというものも考えてまいらなければなりません。
よって、公共事業につきましては、恣意的な配分というよりは、地域の必要性、また緊急性等を考えましてそれぞれ配分をいたす仕組みでございまして、建設省といたしましては、公共事業につきましての配分につきましては、以上のような精神のもとで配分を行っておるところであります。
【次の発言】 今、鹿野委員にお答えをいたしましたが、さような方向で決定をいたしておるわけであります。
○瓦国務大臣 太田委員にお答えをいたします。 昨年十二月五日、総理の再評価システム、この指示を受けまして取り組んだわけでございます。平成十年度予算におきまして中止、休止等を決定した事業につきましては、今委員から御指摘のありましたとおり、ダム事業につきましては十八件、これはお示しすればあれかと思いますが、資料はお届けしても構いませんが、十六億三千万、また海岸事業につきましては五件、六億一千八百万、合計二十三件、二十二億四千八百万でございます。 当然、十年度予算につきましては、これらの見直しにより、今回の措置上、予算には計上されておりません。 なお、中止、休止した事業の総額はどのくらいになる……
○瓦国務大臣 ただいま、年度末におきましての道路工事につきまして、予算を消化するためにやっておるのではないか、こういう御質問でございましたから、そのことに対するお答えでございます。 これは、建設省が道路補修等に取り組んでおりますのは約二割でございまして、あと、ガスであるとか水道であるとか電気であるとか、いわゆるライフラインにかかわる各種の工事がそれぞれの自治体を通じてなされるわけでありますので、それらを効率的にやった方がいいということは、それぞれ関係省庁で、関係機関で協議をしながら効率的な執行というものを図っておるわけでございますので、予算を集中的に扱っておるということではございません。
○瓦国務大臣 建設大臣でございますが、岩國議員にお答えをいたします。 我が国の国土に照らしてみますと、安心、安全という問題、いわゆるこれから大競争時代に入る中で我が国土はどうあるべきかという視点もございましたので、若干申し上げますと、我が国土は災害、地震であるとかあるいは水害であるとかそういった災害が非常に多い国でございますし、地盤も大変軟弱でございます。一〇%の沖積層に五〇%の人間が住んで、七五%の経済活動をやっておるということでありますから、安心できる国土というのは非常に重要だ、私はこう考えております。 そういった面でまた東京を考えてみますと、今、環七、環八を含めまして幹線道路の問題も……
○瓦国務大臣 お答えいたします。 予算審議は政府が国会に問うわけでございますから、政府と議会のまさに接点に立つ仕事でございますが、この予算が早く成立をして執行に移せるように、全力を挙げて取り組んでいただきたい、また御協力を賜りたい、かように願っておる次第であります。
○瓦国務大臣 林委員にお答えをいたします。 御指摘のPFIにつきまして、今、政党でも御研究をいただき、林委員にもいろいろ御提言をいただいておりますことを感謝申し上げる次第であります。 PFIは、御案内のとおり、民間資金を活用して社会資本の整備を行うことでございまして、イギリスにおきましても近年さような作業が行われております。我が国も、歴史的には多少さきから取り組んでおりまして、一つには、開発利益を充当した社会資本整備を行うという面では、区画整理事業でありますとかニュータウン開発等行っておるわけでありますし、また、利用者から料金徴収をいたしまして整備を進めるということになりますと、有料道路、……
○瓦国務大臣 小林委員にお答えいたしますが、いわゆる時のアセス、北海道庁が平成九年七月に公表いたしましたが、建設省におきましても、平成七年七月から、事業の再評価を行う大規模公共事業に関する総合的な評価システムを実施してまいっておるところであります。 なお、このシステムは、審議委員会の委員の推薦を知事等が行いまして、公聴会を開催するとか、あるいは議事、資料の公開を行うとか、客観性、公正さを確保してきておるところでございまして、さらに、昨年暮れに総理大臣の指示もございまして、新たな再評価システムを導入すべく、こういうことで目下具体的な内容を検討いたしておるところでございまして、客観性、公正なシス……
○瓦国務大臣 高木委員は、さきにも関係者の方々をお連れしながら、上京に対しまして建設省まで足をお運びをいただきました。今運輸大臣からもお話がありましたが、再雇用の対策を進めることは、本四の、影の部分とは申しませんが、非常に重要な課題だと認識をいたしております。 よって、本州四国連絡橋の建設に伴う一般旅客定期航路事業等に関する特別措置法、いわゆる本四特措法、これに基づきまして、関係省庁、地方公共団体が協力し合って、離職前就職訓練の実施であるとか再就職の受け皿の確保、これらについて所要の対策を講じてまいったところでございます。 今委員御指摘のように、それではその後の再就職対策をどうするかという……
○瓦国務大臣 田端委員からは、阪神高速道路の料金改定につきまして、昨今の経済情勢を勘案いたしまして、措置を講ずる覚悟があるかという御質問でございます。 事実関係から申し上げて、二月二十六日に阪神高速道路公団理事長から、料金問題につきまして、許可申請が、運輸、建設両大臣あてに提出されました。 本申請の内容は、委員も既に触れられておりますが、本年四月から普通車で百円引き上げるというものでございます。内容につきましては、渋滞対策、耐震補強あるいは新規路線建設等に要した費用に充てるためでございますが、公団も、こういう時世でありますから、最大限の経費節約に努力してきたわけでありますけれども、なお必要……
○瓦国務大臣 達増委員にお答えをいたします。 今具体的な事実をお話しになりませんので、よく私もお答えはできません。事実関係がどうだということを把握しておるか、こう問われますと、把握いたしておりません。 一般論でございますが、いわゆる国家公務員の政治活動につきましては、厳しく抑制されておるわけでありまして、法令の遵守につきましては、これは従来より周知をいたしておるわけでございますから、疑惑を招くようなことはない、私はかように考えております。
○瓦国務大臣 我が国の経済の伸展に伴って、いわゆる国土の整備を行う、また道路整備を行うということは、国民にとりましても必要な事業でございまして、委員御理解をいただいておるように、予定路線は一万一千五百二十キロございますが、供用が六千三百六十二キロでございますから、今道半ばでございます。 第三十回の国幹審で審議された経費節減等の工夫、努力、こういう問題にも真剣に取り組みまして、建設費のコスト縮減であるとか管理費のコスト縮減であるとか、あるいはまた一般道路事業の活用を通じた地方からの支援であるとか、国費助成の継続的、安定的充当であるとか、これらのことに格別留意をしながら、さらに事業に取り組んでい……
○瓦国務大臣 御高承のとおり、ゼロ国債は史上最大規模でございまして、補正予算成立後二カ月弱という限られた期間でございまして、直ちに各機関に対しまして、二月四日でございますが、次官通達をもって取り組みを発したところでございます。 入札手続に関する期間の短縮等も含めまして、速やかな執行に努めておるところでございまして、年度末もうぎりぎりでございますが、ゼロ国債の契約、執行は順調に進んでおる、厳しい中で急がせておるわけであります。(中井委員「進捗率どのくらいです」と呼ぶ)これは、率で申し上げるのは、期間が短いものですから、年度にもう制約がありますから、今申し上げましたように、それぞれ次官通達をもっ……
○瓦国務大臣 春名委員にお答えをいたします。 今春名委員から、御意見の中でございましたが、早速共産党として御出張いただいて、徹底的な原因究明と再発防止策を講ずるように、また全職場におきましての安全点検を行うように、また、あいまいにしたままでの作業再開は許されない、かような申し入れ書も、私は国会の関係でお会いする時間がございませんでしたが、道路局長から詳細に承っております。 まず初めに、六月十日十二時過ぎでございますが、本四公団の工事現場におきまして、七名が死亡し一名が負傷するという重大事故が発生いたしました。このような重大事故が発生いたしましたことは極めて遺憾でございまして、亡くなられた七……
○瓦国務大臣 このたび、防衛庁長官を拝命いたしました瓦力でございます。 今日、防衛庁が取り組まなければならない課題の重要性は飛躍的に増大しております。とりわけ、昨年八月の北朝鮮によるミサイル発射事案、本年三月の能登半島沖不審船事案などに見られるように、我が国の安全保障にとって憂慮すべき事態が発生しており、私は、この時期に再び防衛庁長官に任ぜられたことの重責に身が引き締まる思いでございます。 このような時代において、国の独立と平和の確保に万全を期すためには、防衛庁・自衛隊として、引き続き必要な機能の充実と防衛力の質的向上に努めることが重要であり、さらに、多様な事態に迅速かつ適切に対応できるよ……
○瓦国務大臣 伊藤委員にお答えをいたします。 ただいま西村前政務次官の辞任に伴う問題につきましての御質問でございますが、西村前防衛政務次官の発言につきましては、防衛政務次官の職にある者として不適切であった、かように考えております。 当該発言が明らかになった当日、私も厳重に注意したところでございますが、御案内のとおり、前日の取材によるものでございまして、私が知り得たのも実はその後でございました。極めて不適切な発言と私は今も考えておるところであります。 なお、総理も所信演説で述べましたとおり、核の問題についてでございますが、国際社会の中で率先して核軍縮、不拡散政策に取り組んできた我が国として……
○瓦国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律の例に準じて防衛庁職員の給与の改定を行うものであります。 すなわち、参事官等及び自衛官の俸給につきましては、一般職の職員の例に準じて、指定職及び本省庁課長級職員を除く職員について改定を行うこととし、並びに防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当の改定を行うとともに、営外手当についても改定することとしております。 以上のほか、附則において、施行期日、適用……
○瓦国務大臣 冨沢委員にお答えをいたします。 防衛庁の職員給与の特性についてということでございますので、若干他の給与とは異なる面がございますので、お答えをさせていただきたいと思います。 防衛庁の職員の給与制度は、基本的には一般職の職員の給与制度に準じているところでございますが、一般職の職員と比較して職務の特殊性があるものにつきましては、防衛庁独自の制度を設けているところでございます。 すなわち、俸給について申し上げますと、自衛官のように職務に特殊性を有する職員は、職務の類似する一般職の公安職等の俸給を基準として、その特殊性を考慮して、超過勤務手当等相当額の本俸への繰り入れ等を行った自衛官……
○瓦国務大臣 原口委員にお答えいたしますが、今外務大臣からお答えになったことは、現在の進行の状況でございます。県内問題として知事はいろいろ市長とお話し合いでございますし、やがて政府に答えが返ってくるものと思うわけでございます。 なお、日米安保条約の関係等々、また現地の要請等々があります。これらについての問題につきましては、内閣として一体になって取り組んでまいるということを申し上げておるわけでございまして、私ども、現地の苦渋というものを承知しながら、しっかりと検討してまいらなければならぬことだというぐあいに考えております。 以上でございます。
○瓦国務大臣 本日は、西村委員長を初め委員の皆様にごあいさつを申し上げますとともに、防衛庁長官として所信を申し述べさせていただきます。 我が国を取り巻くアジア太平洋地域では、米朝協議など地域の安定を図ろうとする種々の動きが見られるものの、依然として核戦力を含む大規模な軍事力が存在している中で、多くの国々が経済力の拡大などに伴い軍事力の拡充、近代化に努めてきたところであり、また、朝鮮半島などの諸問題が未解決のまま存在するなど、不透明、不確実な要素が依然として存在すると言わざるを得ません。 我が国も、一昨年八月の北朝鮮によるミサイル発射事案、昨年三月の能登半島沖不審船事案など、安全保障にとって……
○瓦国務大臣 宮島委員にお答えをいたしますが、委員、経過も含めて御所見を述べておられるわけでございますが、まさに御指摘のとおり、この思いやり予算という呼称でございますが、政府としては従来から公式には使用はしていないわけでございます。 また、ある面では一般的に使われたりいたしておりますことは否定はいたしませんが、この予算につきましては、在日米軍の駐留を円滑かつ安定的にするため、五十三年度以降逐次、地位協定の範囲内または特別協定に基づいて負担しているものといたしましては、提供施設整備費でございますとか労務費でございますとか、あるいは光熱水料でございますとか、あるいは訓練移転費でございますとか、こ……
○瓦国務大臣 嘉数委員から自衛隊の不祥事につきまして御質問をいただきました。 私どもといたしましては、国民から信頼される自衛隊であらねばならない、自衛官であらねばならない、こういったことを日ごろ心得ておりまして、かような問題が生起しないようさらに努めてまいりたい、かように考えるものでございます。 今委員から御質問のございました問題でございますが、経緯をたどりながら御説明を若干申し上げさせていただきたいと思います。 平成六年十一月十六日、当時の第一空挺団普通科群長の秀島一佐がライフル銃を借り受け射撃を実施した事案に関して、本年一月中旬、部外から、処分に疑義があるのではとの問い合わせがござい……
○瓦国務大臣 下地委員の御質問につきましては、委員が土地の事情、住民の感情、これらを熟知しておられる方でございますし、また御要請も非常に熱意のこもったものであることは承知をいたします。 今御質問の点につきましては、同施設は軍民共用空港を念頭に整備を図ることといたしておりまして、民間部分のあり方につきまして沖縄県のお考えも十分お聞きをする、拝聴する中で協議機関の設置時期等について相談をしてまいる、こういうことになっておるわけでございます。昨年十二月二十八日の閣議決定、これらを踏まえまして、委員の御要請というものを踏まえながら努力をしてまいりたいと考えております。
○瓦国務大臣 違法射撃事案に関する調査の結果について、御報告申し上げます。 本年一月十四日、約五年前に発生した違法射撃事案の処理について問い合わせがあった旨の報告を受け、直ちに調査を実施いたしました。その結果、平成六年十一月十六日に、第一空挺団普通科群長の秀島裕展一等陸佐が、東富士演習場内の射場におきまして、部外者三名を招いて射撃訓練を見学させた際、部外者の猟銃を借りて射撃を実施したとされる事案があり、陸幕及び方面総監部以下で処理がなされ、訓戒等の処分が行われていたことが明らかになりました。事案の性格や過去の処分例に照らして、当時の事案処理が適切ではなかったことが明らかになりましたため、一月……
○瓦国務大臣 ただいま御決議のありました防衛装備品に関する不適切な事態の再発防止につきましては、昨年四月に取りまとめました調達改革の具体的措置に基づき、調達制度、機構等の改革を実施してきたところでございますが、御決議の趣旨を踏まえ、調達改革をさらに推進し、調達業務の一層の透明性、公正性の確保のため努力してまいりたいと存じます。
○瓦国務大臣 久間委員からのお尋ねでございますが、まさに多年にわたって私どもが蓄積してきたいろいろな問題につきまして、整理をしていかなければならない課題を含めて、御質問でございます。 自衛艦の修理の契約につきましては、既に委員御案内、御指摘のとおり、平成十一年十一月、会計検査院から、競争性が確保されていないこと等につきまして改善措置を求められました。これにつきまして、本年一月十四日に、自衛艦の修理契約問題につきまして公表させていただきました。また、取り組みも、従来のことに触れながら改善策を講じてまいりたい、こういうことを含めて公表させていただいておるところであります。 指名競争入札制度の機……
○瓦国務大臣 ただいま私に対しましての御質問でございますが、代替施設の使用期限につきまして、私から、先般ワシントンを訪ねまして、国防長官に経緯はお話をしたところであります。 閣議決定にありますとおり、国際情勢もございまして、厳しい問題がありますことはよく認識をいたしております。稲嶺沖縄県知事及び岸本名護市長から要請がなされたことを、いわゆる十五年の期間でございますが、私は重く受けとめておりますことを先般、コーエン米国防長官にお話を申し上げた。また、その会談の以降、今まで国防長官の職にありました方々等々、旧知の方々にお会いをしたこともございますが、その席は、今申し上げたようなことよりも、日米安……
○瓦国務大臣 原口委員にお答えをいたします。 年初早々でございますが、間断なき対話が日米間に必要でございますし、安全保障の問題につきましてもまさにそのようなことが求められておりますので、前長官が訪米いたしましてから一年半の期間もあいておりましたから、その間、委員御指摘のように、沖縄の問題、普天間の問題、大きな問題もございましたので、訪米をいたしました。 まず、普天間飛行場移設の問題についてでございますが、昨年十二月二十八日、暮れでございますが、閣議決定がなされました。また、沖縄の負担を軽減するため、日米両国としても引き続き努力していく必要があることを、これは説明をするということは大事なこと……
○瓦国務大臣 濱田委員の御質問にお答えをいたしたいと思いますが、既に外務大臣からいろいろ御答弁もございましたから、多少重なる部分もございますが、お答えいたします。 多年にわたって、沖縄県民は確かに苦労が重なりました。何とかこの苦労を軽減したいということがSACOでございまして、このSACOを着実に進めてまいりたい、こう考えておるところでございます。 先般、私、訪米いたしました折に、今外務大臣からお話ししたとおり、閣議決定の線に沿いまして、アメリカでコーエン長官にもさようなことを申し上げさせていただきました。 国際情勢もあり、厳しい問題があるとの認識を有しておるわけでございますが、稲嶺沖縄……
○瓦国務大臣 藤田委員にお答えいたしますが、ただいま藤田委員がお述べになりましたように、防衛庁、自衛隊に対しましていろいろ御心配を賜っておりますことに敬意を表します。 また、今御質問は、自衛隊のいわゆる体質に触れる問題でございますが、改ざん、隠ぺいという問題につきまして、振り返って十数年前、「なだしお」という問題に触れまして御質問でございますが、私は、委員がお述べになりましたように、広く国民から信頼される、そういった自衛隊でなければならぬと思っておりますから、常々、改ざんであるとかそういったことがないように、また透明度を高くして信頼性を確保していく努力は重ねていかなければならないものと考えて……
○瓦国務大臣 今、御質問は、恐らくコーエン長官との会談におきまして使用期間の問題を国内問題かどうかというようなことで話し合いをしたかということでございますか。 先般、そのような質問がございましたので、私から使用期限の問題は国内問題である、さようにお答えをしたことはないと。それは、この国会でさようなことは国内問題ということでお話を申し上げたことはありますが、コーエン長官との会談におきましては、使用期限の問題は国内問題であるというようなことは申し上げておりません。
○瓦国務大臣 今、自衛官の問題につきまして、委員から若年定年制の問題を含めまして問題提起がございました。 私は、自衛官それぞれに才能を伸ばす課程も設けておるわけでございますが、いずれにいたしましても、若年定年制という、これは制度上いたし方ない問題もありますから、いかに社会に同化しながら、あるいは雇用の問題とうまくリンクしていくかという問題を、社会全体で考えなければならない問題だと思っております。そういう面では、自衛官の教育というものを私どもは平時から行っておくことは、これは大切なことでありますので、十分に委員の御指摘の問題も踏まえて努力してまいりたいと思っております。 なお、隊舎等後方の問……
○瓦国務大臣 お答えをいたします。 ヨーロッパと日本と都市の成り立ちの歴史も違いますが、我が国におきましては、モータリゼーションの発展によりまして市民生活が一挙に変わってまいりました。よって、周辺集落とまた町の中心街とが、生活のかかわりにおきましても一体的なものがございましたが、消費者から見ると安い物がいいとか、人間関係とは別に、だんだん商店と消費者のかかわりも変わってまいりました。 もう一度日本の町が、それぞれの歴史や文化を大切にしながら、コミュニケーションを大切にする町づくり、そういったことをするために、建設省とすれば、道路整備であるとか、あるいは駐車場を確保するとか、また周辺に公園が……
○瓦国務大臣 建設省関係の平成十年度予算について、その概要を御説明いたします。 まず、一般会計予算は六兆三千百七十四億円を計上いたしておりますほか、道路整備特別会計、治水特別会計、都市開発資金融通特別会計、特定国有財産整備特別会計について、それぞれ所要額を計上しております。 また、財政投融資計画につきましては、当省関係の公庫公団等分として十三兆八千五百六十八億円を予定いたしております。 建設省といたしましては、以上の予算によりまして、二十一世紀に向けて豊かな生活と活力に満ちた経済社会を構築するための基盤となる質の高い住宅・社会資本整備を的確に推進してまいる所存であります。 特に、平成十……
○瓦国務大臣 中野先生にお答えいたします。
都市計画法の改正案は、特別用途地区の多様化を図るということでございまして、今ほど中野先生からも一定の御評価をいただきましたが、地方公共団体の判断によりましてよりきめ細やかな規制ができる、かようなことといたしておるわけであります。
大型店の立地に関しましても、より一層地域の課題に的確に対応できるものと考えておるわけであります。
都市局長からまた、フォローして今答弁をさせたいと思います。
【次の発言】 先生は大変商業活動につきまして御理解の深い方でございまして、いろいろ今歴史的経過につきましてもお述べをいただいたわけであります。
このたびの法改正……
○瓦国務大臣 平成八年度における防衛庁関係歳出の決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、(組織)防衛本庁の経費につきまして御説明申し上げます。 当初の歳出予算額は四兆二千七百二十五億八千百万円余でありまして、これに地震等による災害の防止のため緊急に対応すべきものとして行う情報収集・伝達機能等の強化を図るための通信機器、車両その他器材の購入等のための予算補正追加額三十六億一千三百万円余、高空における放射能塵の調査研究のため、科学技術庁から移しかえを受けた額三千九百万円余、平成八年度総合防災訓練のため、国土庁から移しかえを受けた額四百万円余、南極地域観測事業のため、文部省所管文部……
○瓦国務大臣 お答えをいたします。 今の御質問につきましてお答えするわけでありますが、米側によりますと、空母キティーホークの甲板等の大規模改修工事が完了いたしましたので、同空母の即応態勢を維持するために、改修箇所等の検査証明、適正に運用できるか否かを確認してこれを証明する、そういうものでございますが、これを直ちに行いまして、空母の展開態勢を整える必要がある、このため、米側として最小限度の規模で訓練を計画した、硫黄島を使用することなく、本土の飛行場を使用することにしたということのようでございます。 いずれにいたしましても、当庁といたしましては、引き続き、可能な限り硫黄島で訓練を実施するよう米……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。