このページでは中山太郎衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○中山太郎君 憲法調査会中間報告書につきまして、その提出の経緯及び概要を御報告申し上げます。 まず、本中間報告書の提出の経緯についてでありますが、憲法調査会は、日本国憲法について広範かつ総合的な調査を行うため、第百四十七回国会の召集日である平成十二年一月二十日、本院に設置されました。 本調査会の任務は、この設置目的に従って調査を行い、その調査の経過及び結果を記載した報告書を作成して、これを議長に提出することであります。 本調査会は、設置当日に初回の会議を開き、その活動を開始して以来、本日に至るまでの間、日本国憲法に関する調査を着実に進めてまいりました。 まず、日本国憲法の制定経緯に関す……
○中山(太)議員 ただいま議題となりました少子化社会対策基本法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 我が国における急速な少子化の進展は、平均寿命の伸長による高齢者の増加と相まって、我が国の人口構造に大きなひずみを生じさせ、二十一世紀の国民生活に深刻かつ多大な影響をもたらすものでございます。我々は、紛れもなく、有史以来の未曾有の事態に直面しているのでございます。 しかしながら、我々はともすれば高齢化社会に対する対応にのみ目を奪われ、少子化という社会の根幹を揺るがしかねない事態に対する国民の意識や社会の対応は、著しくおくれております。少子化は社会におけるさまざまな……
○中山(太)議員 星野議員にお答えを申し上げます。
今委員からいろいろと御指摘がございましたけれども、子を育てる支援というものは、国をつくるというよりも、公共事業の道路とか港湾とかやってきておりますけれども、私は、それにまさるものであって、この国家というか社会を支える国民の数が減ってくるということは、一国の衰亡にかかわる大きな問題であろうと考えております。
【次の発言】 先生御案内のように、高齢者に対する医療費は四十五歳ぐらいから上昇してまいりまして、やはり七十五歳ぐらいからピークに向かって八十代に入ってまいります。こういうことで、高齢者医療について約十兆円の経費が必要でございますけれども、……
○中山(太)議員 委員御指摘のとおり、この少子化社会対策会議というものは、構成メンバーからして、いわゆる充て職であってはならないと思います。例えば、メンバーが半分は女性であるとか、それから座長は女性であるとか、産む人たちの気持ちが生きて伝わるような会議でなければ、それはもう書類をつくるだけの会議でございますから、全く意味がないと、私自身はそのように信じておりますし、ぜひそういうふうに、会議を設置する場合にも、基本理念としてそういうふうな基本理念を持ってやってもらいたいと存じております。
【次の発言】 大変高邁な理論を展開していただいて恐縮に存じます。
私は、やはりこれからの日本の百年というも……
○中山(太)議員 少子化という基本的な理念というもの、別に法律とかそういったものでございませんので、一応、統計上考えて設定してあると私は思っております。 つまり、現状の人口が、どういうところに出生率が低下すると人口の減少があるか、あるいは、出生率が増加すれば人口の増加につながってくるのか、そこいらの点から踏まえまして、日本のこの少子化現象というものは、結局、戦後の日本の復興期、そして、働く人たちの所得がどんどん向上していく、男女ともに向上したわけでございます。さらに、女性の高学歴化、こういったことから、次第と女性の社会参画が増加をしてまいりまして、そして、現場に出て男性と一緒に働くということ……
○中山(太)委員 自由民主党の中山でございます。 本日は、集中審議に当たりまして、まずもって、小泉総理の先日の、日米安保条約を堅持する、そしてアメリカを支持するという決断に対して、我々自由民主党としては心から敬意を表するものであります。一国の総理の決断というものがいかに重たいか、またそれによって国の命運が変わっていくわけであります。そういうことで、大変な御心労があったと私は思っております。 そういうことで、総理の本会議における演説に対する質問を聞きながら、野党の中には総理の決断に対して厳しい批判の声も出ました。しかし、私は、忘れてはならないのは、村山総理が総理としておつきになったときに、自……
○中山会長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、選挙前に引き続きまして私が憲法調査会長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存じます。 御承知のとおり、本調査会は、さきの第百四十七回国会において、日本国憲法について広範かつ総合的な調査を行うため、衆参両議院に設置されたものであります。 第百四十七回国会では、まず、各会派から日本国憲法についての基本的考え方を聴取した後、歴史的事実の共通認識を持つため、日本国憲法の制定経緯について十人の参考人から意見を聴取し、各党から延べ百三人からの発言があり、制定経緯の問題点等を議論し、これに関する調査を終了……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に今後の憲法調査会の進め方について調査を進めます。 本日の調査会は、委員間の自由な討議を行いたいと思います。 本日の発言について申し上げます。 まず、私から会長としての発言を一言させていただいた後、自由民主党の高市早苗君、民主党の鹿野道彦君、公明党の赤松正雄君、自由党の塩田晋君、共産党の春名直章君、社民党の原陽子君、21世紀クラブの近藤基彦君、保守党の野田毅君、この順序で一人約五分御発言を願うことにいたしております。 なお、従来からの取り決めによりまして、四分目になりますとブザーを鳴らさせていただきます。五分終了時にさらに……
○中山会長 これより会議を開きます。
まず、幹事の辞任についてお諮りいたします。
幹事枝野幸男君から、幹事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、幹事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの幹事辞任に伴う補欠選任につきましては、会長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、幹事に島聡君を指名いたします。
【次の発言】 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する……
○中山会長 これより会議を開きます。 開会に先立ち、民主党・無所属クラブ、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合所属委員に対し、幹事をして御出席を要請いたさせましたが、御出席が得られません。やむを得ず議事を進めます。 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。 本日、午前の参考人として作家・日本財団会長曽野綾子君に御出席をいただいております。 この際、参考人の方に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用の中を御出席賜りまして、まことにありがとうございました。参考人のお立場から忌憚のない御意見をお述べいただき、我々の調査の参考にさせていただ……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。 本日、参考人として財団法人国際東アジア研究センター所長市村真一君に御出席をいただいております。 この際、参考人の方に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、大変御多忙の中、この会議がおくれましたけれども、ひとつ御了承いただきまして、貴重な御意見をお述べいただきたいと存じております。 なお、参考人の御発言の際は会長の許可を得て御発言をいただくことになっておりますので、さよう御了承を願いたいと思います。なお、参考人から委員に対しては質疑ができないことになっておりますので、……
○中山会長 これより会議を開きます。 この際、御報告いたします。 お手元に配付したとおり、去る九月二十八日に御報告いたしました欧州各国憲法調査議員団の報告書が完成いたしました。調査活動の参考となれば幸いでございます。 また、憲法調査会では、国民各層に対する広報活動の一環として、今国会から、本調査会の活動状況をお知らせするため、「衆議院憲法調査会ニュース」を発行いたしております。念のため、御報告申し上げます。 なお、国立国会図書館で調査をさせておりました世界各国における憲法裁判所の所在がいかなるものか、その状況についての報告書が参りましたので、午後の会議の際に配付させていただくことをけさ……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。 本日、午前の参考人として東京都知事石原慎太郎君に御出席をいただいております。 この際、石原参考人に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、大変御多用中のところ当調査会に御出席をいただき、まことにありがとうございました。参考人のお立場から忌憚のない御意見をいただき、調査の参考にさせていただきたいと思います。 次に、議事の順序について申し上げます。 最初に参考人の方から御意見を四十分以内でお述べいただき、その後、委員からの質疑にお答えを願いたいと存じます。 なお、発言……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を行います。 本日、午前の参考人として評論家、麗澤大学教授松本健一君に御出席をいただいております。 この際、参考人の方に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、大変御多用中にもかかわらず御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。参考人のお立場から忌憚のない御意見をちょうだいし、調査の参考にさせていただきたいと思います。 なお、参考人の御発言の場合は会長の許可を得ることになっております。また、参考人から委員に対する質疑は行えないことになっておりますので、さよう御理解を願……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を行います。 本日、参考人として国際基督教大学教養学部教授村上陽一郎君に御出席をいただいております。 この際、参考人の方に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中にもかかわらず御出席をいただき、まことにありがとうございます。参考人のお立場から忌憚のない御意見をお述べいただき、調査の参考にいたしたいと存じます。 次に、議事の順序について申し上げます。 最初に参考人の方から御意見を五十分以内でお述べいただき、その後、委員からの質疑にお答え願いたいと思います。 なお、発言する……
○中山会長 これより会議を開きます。
この際、去る一月三十一日の議院運営委員会における幹事の各会派割当基準の変更等に伴い、幹事の辞任及び補欠選任を行います。
幹事島聡君及び塩田晋君から、幹事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
ただいまの幹事の辞任による欠員のほか、委員の異動に伴いまして、現在幹事が四名欠員となっております。その補欠選任につきましては、会長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、幹事に
新藤 義孝君 保岡 興治君……
○中山会長 これより会議を開きます。
この際、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
日本国憲法に関する調査のため、来る四月十六日、宮城県に委員を派遣いたしたいと存じます。
つきましては、議長に対し、委員派遣の承認を申請いたしたいと存じますが、これに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、そのように決しました。
なお、派遣委員の人選等につきましては、会長に御一任願いたいと存じますが、これに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、そのように決しました。
【次の発言】 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。 現在、情報通信技術の活用により、個人の活動、生活様式、社会経済活動、行政のあり方など広範な分野において、急激かつ大幅な変化が世界的規模で進展しております。 公の情報公開、情報へのアクセス権を憲法上の規定として定めるとともに、情報通信技術を活用することにより、情報提供及び管理方法の改善を定めるフィンランドのような国もございます。 フィンランドにおいては、全面改正された新憲法が二〇〇〇年三月に施行されておりますが、その第十二条において、「公共機関の有する文書及び記録は、その……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。 本日、午前の参考人として学習院大学法学部教授坂本多加雄君に御出席をいただいております。 この際、参考人の方に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中にもかかわらず御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。参考人のお立場から忌憚のない御意見をお述べいただき、調査の参考にいたしたいと存じます。 次に、議事の順序について申し上げます。 最初に参考人の方から御意見を五十分以内でお述べいただき、その後、委員からの質疑にお答え願いたいと存じます。 なお、発……
○中山会長 これより会議を開きます。
日本国憲法に関する件について調査を進めます。
去る四月十六日、宮城県に、日本国憲法に関する調査のため委員を派遣いたしましたので、派遣委員より報告を聴取いたします。鹿野道彦君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
ただいま報告のありました現地における会議の記録は、本日の会議録に参照掲載することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 次に、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
日本国憲法に関する調査のため、兵庫県に委員を派遣いたしたいと存じます。
つ……
○中山会長 これより会議を開きます。
幹事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴いまして、現在幹事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例によりまして、会長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、幹事に津島雄二君を指名いたします。
【次の発言】 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。
本日、午前の参考人として地方財政審議会委員木村陽子君に御出席をいただいております。
この際、参考人の方に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、御多用中にもかかわらず御出席をいた……
○中山会長 これより会議を開きます。
日本国憲法に関する件について調査を進めます。
去る六月四日、兵庫県に、日本国憲法に関する調査のため委員を派遣いたしましたので、派遣委員より報告を聴取いたします。鹿野道彦君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
ただいま報告のありました現地における会議の記録は、本日の会議録に参照掲載することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 これより委員間の自由な討議を行います。
御承知のとおり、本調査会は、昨年九月より、さまざまな分野の参考人をお招きして、二十一世紀の日本のあ……
○中山会長 これより会議を開きます。
この際、幹事の辞任についてお諮りいたします。
幹事仙谷由人君から、幹事辞任の申し出がございます。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、幹事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの幹事辞任に伴う補欠選任につきましては、先例によりまして、会長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、幹事に細川律夫君を指名いたします。
【次の発言】 日本国憲法に関する件について調査を進めます。
本日は、先般、ロシア等欧州各国及びイスラエ……
○中山会長 これより会議を開きます。
この際、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
日本国憲法に関する調査のため、来る十一月二十六日、愛知県に委員を派遣いたしたいと存じます。
つきましては、議長に対し、委員派遣の承認を申請いたしたいと存じますが、これに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、そのように決しました。
なお、派遣委員の人選等につきましては、会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。 本日、午前の参考人として東京大学法学部教授長谷部恭男君に御出席をいただき、統治機構に関する諸問題について御意見をお述べいただくことになっております。 この際、参考人の方に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中にもかかわらず御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。参考人のお立場から忌憚のない御意見をお述べいただき、調査の参考にさせていただきたいと存じます。 次に、議事の順序について申し上げます。 最初に参考人の方から御意見を四十分以内でお述べい……
○中山会長 これより会議を開きます。
日本国憲法に関する件について調査を進めます。
去る十一月二十六日、愛知県に、日本国憲法に関する調査のため委員を派遣いたしましたので、派遣委員より報告を聴取いたします。鹿野道彦君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
ただいま報告のありました現地における会議の記録は、本日の会議録に参照掲載することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。
本日、午前の参考人として中部大学中部高等学術研究所所……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を進めます。 今国会中、二十一世紀の日本のあるべき姿の中で、国際連合と安全保障、統治機構に関する諸問題及び人権保障に関する諸問題について調査を進めてまいりました。 本日は、このような論点及び年内最後の調査会であることを踏まえ、この一年間を振り返っての自由討議を行いたいと存じます。 各会派に割り当てられている総発言時間は、自由民主党一時間二十分、民主党・無所属クラブ五十分、公明党十五分、自由党十五分、日本共産党十五分、社会民主党・市民連合十五分、保守党十分となっております。 一回の御……
○中山会長 これより会議を開きます。
この際、幹事の辞任及び補欠選任を行います。
幹事石川要三君及び斉藤鉄夫君から、幹事辞任の申し出がございます。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
ただいまの幹事の辞任による欠員のほか、委員の異動に伴いまして、現在幹事が五名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例によりまして、会長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、幹事に
高市 早苗君 茂木 敏充君
島 聡君 中野 寛成君
……
○中山会長 これより会議を開きます。
この際、幹事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴いまして、現在幹事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例によりまして、会長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、幹事に額賀福志郎君を指名いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
日本国憲法に関する調査のため、沖縄県に委員を派遣いたしたいと存じます。
つきましては、議長に対し、委員派遣の承認を申請いたしたいと存じますが、これに賛成の諸君の起立を求めます。
○中山会長 これより会議を開きます。
日本国憲法に関する件について調査を進めます。
日本国憲法に関する調査のため沖縄県に委員を派遣いたしましたので、派遣委員より報告を聴取いたします。中野寛成君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
ただいま報告のありました現地における会議の記録は、本日の会議録に参照掲載することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 これより派遣委員からの発言及び委員間の自由討議を行います。
本日の議事の進め方でありますが、まず、派遣委員から発言していただき、その後、派遣報告及び派遣委……
○中山会長 これより会議を開きます。
この際、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
日本国憲法に関する調査のため、来る六月二十四日、北海道に委員を派遣いたしたいと存じます。
つきましては、議長に対し、委員派遣の承認を申請いたしたいと存じますが、これに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、そのように決しました。
なお、派遣委員の人選等につきましては、会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。……
○中山会長 これより会議を開きます。
日本国憲法に関する件について調査を進めます。
去る六月二十四日、北海道に、日本国憲法に関する調査のため委員を派遣いたしましたので、派遣委員より報告を聴取いたします。中野寛成君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
ただいま報告のありました現地における会議の記録は、本日の会議録に参照掲載することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 この際、基本的人権の保障に関する調査小委員長、政治の基本機構のあり方に関する調査小委員長、国際社会における日本のあり方に関する調査小委員……
○中山会長 きょう松島委員が御発言になった親と嫁との関係、しゅうとと嫁との関係、これは非常に大事な指摘だったと私は思うんですね。 それで、現行憲法が制定されるときの旧帝国議会の貴族院において、新憲法の中に家族に関する事項が全然取り上げられていないということを指摘した委員がおられます。これは議事録に載っております。 今日、日本の社会において、家族の中における対立、争い、こういったものが非常に多く発生してきている。中には、ひどいものになると、親が子を殺すとか子が親を殺すといった事件まで今起こってきているわけです。昔だったら、尊属殺人、これは死刑ということで、旧刑法で決まっていたわけですね。 ……
○中山会長 古い世代と言われるかもわかりませんが、私は、夫婦別姓の問題を子供の権利、子供の立場から考えてやることが必要なんじゃないかと思います。 というのは、子供が自分の親の姓を選ぶ権利がないわけですね。親の方が勝手に決めてしまうということで、例えばお母様が御主人と全然別の姓で名乗っていく、そうすると、子供がお父さんの名前を頭につけるということになってくると、例えば学校のPTAなんか行ったときに少し混乱が起こるんじゃないかと思うんですね。子供の授業をやっている先生が、PTAで来ているお母さんが全然姓が違うわけです。こういう、社会に一つの混乱してくる要素が出てくるけれども、一番大きな問題は、子……
○中山会長 自由民主党の中山でございます。 私は、委員の先生方にもこれから御議論をいただくことだと思いますが、インドシナ難民を別にして、難民条約で入ってくる新しい外国人、この人たちの人権というものをこれからどう考えていくのか。これは非常に大事な課題でございまして、日本という国にとっては、過去経験がなかった、インドシナ難民以外の新しい難民の人たちを難民条約のもとで受け入れる、どのようにこのような人たちの人権を保障していくのか、こういった問題については、我々にはそのオリジナルなシナリオがない。 ここで、最近言われる中国における瀋陽の日本総領事館への駆け込み事件とか、いろいろな点で韓国に亡命を求……
○中山会長 きょうの参考人のお話を聞いておって、憲法から見て自衛隊は違憲であるという御意見が出されました。 そこで、自衛隊が違憲かどうかといったことについては、社民党の党首であった村山さんが内閣総理大臣になられたときに、自衛隊は合憲であるということを国家の最高指導者として言明されたわけでありますから、違憲論を言われる参考人のお立場は、それなりに参考人としてのお立場として申されておられると思いますけれども、政治の場においてはっきりと、村山政権のときに、自衛隊は合憲であるという公的発言をされて以来は、政治の継続性というものから考えて、やはり、自衛隊は合憲であるという認識が一般国民には浸透してきた……
○中山会長 自民党の中山です。 先生方の意見を伺いながら、私は、日本の憲法の第九条を含めて、将来、これから五十年かかるか三十年でできるのかわかりませんけれども、アジア地域の地域安全保障、こういったものを我が国としては建設するように、つくって努力していくのかどうか。その中には、中国も朝鮮半島も統一された後の国家も、あるいは東南アジアの国々も含めて、遠くはインドまで含めた形で地域安全保障をつくる。その場合における個別自衛権と集団自衛権、この問題をどういうふうにこれから考えていくのか、この問題が私は今世紀の大きな一つの課題だろうと思います。 そういうものをつくっていくための憲法のあり方、その憲法……
○中山会長 きょう、田久保先生を中心に、各党の先生方から日本の安全保障問題、それの総論的な議論が行われたことは大変意味が深かったと思います。有事立法を審議している国会の中で、国の安全保障のあるべき姿はどんなものか、それはこの有事立法に賛成する立場の方も反対する立場の方も、それぞれ信念を持って述べておられたと思います。 ただ、私、きょうお話を承って思っておったのは、核兵器の問題は、官房長官のお話の中で出てきたということで、一つの大きな問題になりましたけれども、核による被害を受けないようなボスニア・ヘルツェゴビナのような宗教的な対立、民族的な対立、こういったことが、それが百年前でなしに、数年前に……
○中山会長 きょうの講師のお話は、とても重要な要素を含んだお話だったと思います。 日本の国会とヨーロッパ議会との間で、唯一、国際的な議会間の定期協議が毎年行われています。一方、欧州評議会と日本の国会とも関係があるわけです。 共通して言えることは、私は、両方に参加をしてきた経験から見ると、人権というものをいかに大切にするかというのがヨーロッパの共通の考え方。それに基づいてヨーロッパ人権条約とか、また、欧州評議会は人権を中心に議論していく組織であるというふうに思っております。そういうことから考えると、憲法とヨーロッパ連邦との考え方のギャップは、各国の憲法はそれぞれありながら、ヨーロッパ憲章とい……
○中山会長 自民党の中山太郎です。 ここで私一つ申し上げたいことは、この憲法が百三条ある、その中で、第六章の司法のところで書かれている裁判官の給与の問題。七十九条の六項「最高裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、これを減額することができない。」こういう条項があるわけですね。八十条の二項に「下級裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、これを減額することができない。」こういうふうに憲法上、給与に関する規定を行っているのは裁判官だけなんです。ほかの国家公務員の給与に関しては一切憲法では規定がない。 司法の独立ということは、私ども、……
○中山会長 きょうは統治機構に関する小委員会で、国の基本機構ということですが、三権が分立しているという中で、司法の分野で、最高裁判所の判事の国民審査の件にはどなたもお触れにならなかったと思います。 これは、最高裁判所の判事の国民審査というのは、直近に行われる衆議院議員の選挙の際に同時に行われている。その審査の結果を見てみると、余りいい結果は出ておりません。審査する方の国民は、果たして裁判官の適否について十分な認識をしているかどうかというところが一番大きな問題で、○×をつけているだけにすぎないわけですね。ここらのところは、これからやはりこの憲法調査会で議論をしていかなければならないところ。 ……
○中山会長 自民党の中山です。 政党政治のことでございますから、政治におけるキャスチングボートを握っているよりも、むしろマジョリティーの方は、どうしても自分の方に有利な案というものを原則的に考えるんだと思います。これは、どの政党が主導権をとられてもそうだと思うのです。 そこで、反省をしているかどうかということでございますが、私は、反省も、あるいはそれでよかったとも思っておりませんが、結果として国民の意識が十分反映されているかどうかということをもう少し精査してみる必要があるんじゃないかと思います。 これは、藤島先生からのせっかくの御発言ですが、私は正直に申し上げて、小さな単位では大阪府会議……
○中山会長 中山です。 私は、地方自治の責任者である首長さん方は、いわば大統領と同じような形態を地方自治体においてとっているというふうに感じています。それは、住民から税金を取る徴税権、そして集めた税金を執行する執行権、これを一人で独占をしているという、その地域の最高の権力者になっているわけです。だんだんと選挙を重ねて当選するたびに地域との密着性が非常に強くなっていくということで、多選を禁止するということが絶えず方々で言われていますけれども、なかなか多選禁止ができない。 我々国会議員には税金を徴収する権力は与えられていません。むしろ、税金を国の面で使うことについての監督権を国民から与えられて……
○中山会長 これより会議を開きます。
この際、幹事の辞任及び補欠選任についてお諮りいたします。
幹事額賀福志郎君及び中野寛成君から、幹事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
ただいまの幹事の辞任による欠員のほか、委員の異動に伴いまして、現在幹事が四名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例によりまして、会長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、幹事に
杉浦 正健君 西田 司君
……
○中山会長 これより会議を開きます。 中間報告書に関する件について議事を進めます。 御承知のとおり、憲法調査会は、衆議院憲法調査会規程第二条第二項に基づきまして、調査の経過を記載した中間報告書を作成し、会長からこれを議長に提出することができるものとされております。 本件につきましては、先般来の幹事会における御協議に基づきまして、お手元に配付のとおりの中間報告書案を作成いたしました。 この際、本中間報告書案を議題といたします。 本中間報告書案の趣旨及び内容について御説明を申し上げます。 憲法調査会は、日本国憲法について広範かつ総合的な調査を行うため、第百四十七回国会召集日に本院に設置……
○中山会長 これより会議を開きます。
委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
日本国憲法に関する調査のため、来る十二月九日、福岡県に委員を派遣いたしたいと存じます。
つきましては、議長に対し、委員派遣の承認を申請いたしたいと存じますが、これに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、そのように決しました。
なお、派遣委員の人選等につきましては、会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 次に、小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。
基本的人権の保……
○中山会長 これより会議を開きます。
日本国憲法に関する件について調査を進めます。
去る九日、福岡県に、日本国憲法に関する調査のため委員を派遣いたしましたので、派遣委員より報告を聴取いたします。仙谷由人君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
お諮りいたします。
ただいま報告のありました現地における会議の記録は、本日の会議録に参照掲載することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 この際、基本的人権の保障に関する調査小委員長、政治の基本機構のあり方に関する調査小委員長、国際社会における日本のあり方に関……
○中山会長 きょうは、ドイツのお話を中心に話が出ましたけれども、我々の国の安全保障ということを考えたときに、最近の北朝鮮の、不審船の問題から始まって、拉致問題が明らかになってくる、また、きのうあたりの報道では、生物兵器も化学兵器も核兵器も持っているというような話が出てきた。こういうとき、日本人の安全をいかに確保するかということは政治の責任にかかっていると思うんです。 私は、政党がどのようであれ、その国の統治に責任を持った政府というのは、自国民の安全をいかに守るかということが最優先の課題だと思うんです。守ると同時に、外交で平和を構築していくということも並行してやらなきゃならない。しかし、相手に……
○中山会長 これより会議を開きます。 本年最初の調査会に当たりまして、この際、一言ごあいさつ申し上げます。 本院に憲法調査会が設置され、その活動を開始しましてから四年目を迎えました。 御承知のとおり、本調査会の調査期間は、議院運営委員会理事会の申し合わせにより、「概ね五年程度を目途とする。」ということにされております。 これまでの委員各位による真摯な御議論、参考人の御意見などにつきましては、昨年十一月一日に中間報告書を作成し、その集約をいたしたところでございますが、残された期間の中で、より一層議論を深めていく必要があろうと存じております。 本年も引き続き、憲法は国民のものであるという……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件について調査を進めます。 本日は、各小委員会において調査されたテーマについて、各小委員長からの報告を聴取し、委員間の討議に付したいと存じます。 本日の議事の進め方でありますが、小委員会ごとに、まず小委員長の報告を聴取し、その後、そのテーマについて自由討議を行います。 なお、各テーマごとの自由討議における最初の発言者については、幹事会の協議決定に基づき、会長より指名させていただきます。 自由討議の際の一回の御発言は、五分以内におまとめいただくこととし、会長の指名に基づいて、所属会派及び氏名をあらかじめお述べいただいてからお願いい……
○中山会長 これより会議を開きます。
委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
日本国憲法に関する調査のため、来る五月十二日、石川県に委員を派遣いたしたいと存じます。
つきましては、議長に対し、委員派遣の承認を申請いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、派遣委員の人選等につきましては、会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次回は、来る二十七日木曜日午前八時五十分幹事会、午前九時調査会を開会することとし、本……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件、特に条約と憲法について調査を進めます。 申し上げるまでもなく、現在の我が国を取り巻く国際情勢は、極めて不透明、不確実な状況にあります。特に、イラクをめぐる緊張は、アメリカの通告した期限である四十八時間が間もなく過ぎようとしております。また、北朝鮮をめぐる国際情勢も、北朝鮮のたび重なるミサイル発射実験の実施や実験用原子炉の再稼働などを受け、極めて厳しい状況になってまいりました。 このような状況のもと、イラク問題、北朝鮮問題に関して、国際連合憲章、日米安全保障条約との関係を踏まえて憲法的見地から委員間の討議を行うことは極めて重要な意……
○中山会長 これより会議を開きます。 日本国憲法に関する件について調査を進めます。 本日は、各小委員会において調査されたテーマについて、各小委員長からの報告を聴取し、委員間の討議に付したいと存じます。 本日の議事の進め方でありますが、小委員会ごとに、まず小委員長の報告を聴取し、その後、そのテーマについて自由討議を行います。 なお、各テーマごとの自由討議における最初の発言者については、幹事会の協議決定に基づき、会長より指名させていただきます。 自由討議の際の一回の御発言は、五分以内におまとめいただくこととし、会長の指名に基づいて、所属会派及び氏名をあらかじめお述べいただいてからお願いい……
○中山会長 これより会議を開きます。
委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
日本国憲法に関する調査のため、来る六月九日、香川県に委員を派遣いたしたいと存じます。
つきましては、議長に対し、委員派遣の承認を申請いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、派遣委員の人選等につきましては、会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 日本国憲法に関する件について調査を進めます。
本日は、まず、去る三日に開……
○中山会長 これより会議を開きます。
日本国憲法に関する件について調査を進めます。
去る十二日、石川県に、日本国憲法に関する調査のため委員を派遣いたしましたので、派遣委員より報告を聴取いたします。仙谷由人君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
お諮りいたします。
ただいま報告のありました現地における会議の記録は、本日の会議録に参照掲載することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 次に、各小委員会において調査されたテーマについて、各小委員長からの報告を聴取し、委員間の討議に付したいと存じます。
議……
○中山会長 これより会議を開きます。
日本国憲法に関する件について調査を進めます。
去る九日、香川県に、日本国憲法に関する調査のため委員を派遣いたしましたので、派遣委員より報告を聴取いたします。仙谷由人君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
お諮りいたします。
ただいま報告のありました現地における会議の記録は、本日の会議録に参照掲載することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 次に、去る五日に開会された統治機構のあり方に関する調査小委員会及び基本的人権の保障に関する調査小委員会において調査されたテー……
○中山会長 これより会議を開きます。
日本国憲法に関する件について調査を進めます。
本日は、まず、各小委員会において調査されたテーマについて、各小委員長から順次報告を聴取し、その後、今国会を振り返っての自由討議を行います。
それでは、まず、前文について、最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員長から、去る三日の小委員会の経過の報告を聴取いたします。最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員長保岡興治君。
【次の発言】 次に、憲法第九条について、安全保障及び国際協力等に関する調査小委員長から、去る三日の小委員会の経過の報告を聴取いたします。安全保障及び国際協力等に関する調査小委員……
○中山会長 本日、両参考人からの御意見を拝聴しまして、私どもが平素、いろいろと議論をし、あるいは各党で考え方の、政策の基本的な理念の違いの間にいろいろと対立も起こったり、論争も起こったりしてきたのが日本の政治の現実だったと思います。しかしきょう、こうして、政党関係じゃなしに、専門家をお招きしてお話を聞きながら、我々国会の責任というものを改めて参考人から追及されたと思います。 そういう意味で、どういう方法をとれば、この国に住む人が安全で、そして幸せな生活が確保できるのか、こういったことについてやはり党派を超えて議論をすることが極めて必要である、私はそういうふうに感じておりました。 きょうの参……
○中山会長 きょうは、お二人の委員から極めて意義のあるお話をちょうだいしたことを、まずお礼を申し上げておきたいと思います。 私は国連憲章に基づく国連軍の基地というのが、現在、我が国にも七カ所ばかりあると思っているんです。中心的には横田が国連軍の基地になっていると思います。そこで三十人余りの兵士が作業をやっている。朝鮮半島に引かれている国連の休戦ライン、そういったものを含めて、我々の国も現実に国連軍の基地が存在をしていて、そして、このアジアの平和のために、国連が加盟国である日本の安全を守っているという現実をもう少し主権者である国民に知らせることが大切であるというふうに私は理解をしておりまして、……
○中山会長 特に佐藤参考人にお尋ねしたいんですが、長く国連大使として世界の国々の外交駆け引きを見てこられた。そういった中で、日本国というこの国の形をごらんになって、憲法がすべてを規定しているわけです。必要になれば憲法を拡大解釈するような感じを持たれる。例えばテロ特措法とかあるいは周辺事態法とか、いろいろな法律をつくっていっているわけですね。そういうことをごらんになっておって、日本の国のあるべき姿というものはどうあったらいいのか。 例えば、国連憲章が決めている地域の安全保障、地域安全保障をつくっていく。ヨーロッパがそうですし、アジアにも北東アジアの地域安全保障というのをつくろうというのを各党の……
○中山会長 憲法調査会長の中山でございます。 きょうは、与野党とも、みずからの、御自身の考え方、またそれぞれ所属する政党の考え方について、九条を中心に極めて冷静に御議論をいただいたことを、まず感謝を申し上げておきたいと思います。 私は、やはり平和が一番好ましいということは、与野党を通じて同じだろうと思うんです。ただ、国際情勢は日々変わってきているわけです。それを見ないで自分の国のことだけ考えておったんでは、その国の国民は不幸になると思います。 私は現実に、戦前、戦中、戦後を生き抜いてきた男ですけれども、この大きな歴史の流れの中で、この十二年間ほど大きな変化は戦後なかったわけです。つまり、……
○中山会長 中山です。 今、倉田委員がおっしゃったことに関連して、数十年前に、私、実は北ヨーロッパへ行って、スウェーデンとかノルウェーとかフィンランドをずっと回ったときに、あそこは、社会保障番号、社会保険の番号を基本にしてあらゆる情報の処理に使っているという中で、今、倉田先生がおっしゃったような第三者機関というのは、オンブズマン制度、これが北ヨーロッパでは非常に発達している。 我々の国にはオンブズマンという制度がございませんが、将来検討に値することではないか。もし制度が悪ければ彼らはもうやめているはずなので、そこいらに、これからの情報化社会における知る権利、また個人情報を守る権利、社会の倫……
○中山会長 きょうは、日本の憲法の最初の項である天皇制についての参考人からの御意見と、それぞれ委員の御発言がございました。
こういった中で、各党、現在の憲法に規定された天皇制について反対論が述べられなかったというふうな参考人の御意見でしたが、私からもう一度各党に、天皇制を認めるのかどうか、これがこれからの審議をしていく上で非常に大事なことになるだろうと思うんです。
そういうことで、今までいろいろ日本憲法の草案を出されてきたこともある共産党の山口中央委員にも、ぜひ御意見を賜りたいと思っております。お願いします。
【次の発言】 山口委員から率直に御意見をちょうだいできて、ありがとうございました……
○中山会長 私、きょうの参考人のお話を聞きながら、東北三県でもやはり経済規模というのが、三県の中だけでの移動だけではなしに、国境を越えて中国大陸まで及んでいっているという御指摘がございました。 そういう問題を考えながら、中国がこれから十年以内にASEAN十カ国との自由貿易協定をつくるという申し入れを既に行っている。日本はシンガポールとの間に自由貿易協定を唯一結んでおりますが、日本は、韓国、中国、日本とASEAN十カ国との間の自由貿易協定をつくろう、こう言っている。そういうふうに、国際社会が国境を越えて、圏境を越えて、経済活動、あるいは資本の移動、技術の移転、こういうことが盛んに行われてきた。……
○中山会長 私は、実は参議院を十八年務めて衆議院に移ってきました。参議院時代に一番不思議に思ったことは、決算の報告書を二年分ぐらい固まってやるわけですね。一般の社会を見ておりまして、会社の場合は、決算報告を出さないと株主総会ができない。ところが、国会の場合、意外と決算委員会については関心が低いんですね。現在、参議院の決算委員会は割に衆議院の予算委員会並みに各閣僚を張りつけて頑張っておられますけれども、将来のあり方として、参議院の二院制をどのように機能の向上をさせるかということが一番大きな国民にとっては問題だろうと思うんです。 国会議員の方は、やはり参議院の場合、六年間という時間帯が任期として……
○中山会長 両先生、御苦労さまでした。
私、お尋ねしたいのは、きょうは国会と内閣との関係、こういうことがメーンテーマになって議論されているわけですが、憲法の発議権ですね、これが内閣にあるのか国会にあるのかという議論がございます。しかし、国会が国権の最高機関であるということですから、国会に憲法の改正の発議権があるんではないかというふうに私は思っておりますが、両先生のお考えをお伺いしたいと思うんです。
【次の発言】 国会にあるという意見と、国会と内閣両方あってもいいんじゃないかという井上委員のお話ですが、これはこれから議論をしていったらいいと思うんです。
もう一つお伺いしておきたいのは、憲法改……
○中山会長 これより会議を開きます。
幹事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在幹事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、会長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、幹事に中山正暉君を指名いたします。
【次の発言】 次に、小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。
最高法規としての憲法のあり方について調査するため小委員十六名からなる最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会
安全保障及び国際協力等について調査するため小委員十六名からなる安全保障……
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