このページでは五十嵐文彦衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○五十嵐文彦君 民主党・無所属クラブの五十嵐文彦でございます。 ただいま議題となりました金融機能の再生のための緊急措置に関する法律等の一部を改正する等の法律案及び金融再生委員会設置法案、いわゆる民主党金融再生ファイナルプラン関連法案につきまして、提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 九七年、平成九年秋、都市銀行の一角である北海道拓殖銀行が破綻し、翌九八年春には日本長期信用銀行が経営危機に陥りました。債務超過であった長銀を国家的粉飾により健全な銀行に見せかけ、税金を投入して救済しようとした橋本内閣は、夏の参院選で惨敗し、退陣を余儀なくされました。 かわって政権の座に着いた小渕内閣では……
○五十嵐文彦君 私から、主に税に関する部分について答弁を申し上げます。 大野議員とは、大蔵委員会、与野党の筆頭をやりまして、大変尊敬をする議員でございますけれども、今、答弁に入ります前に、大野議員からいただきました、消費税の額が我が党案ですと六%になるという御発言がありましたけれども、その根拠は私はないと思っております。 出どころが厚生労働省と思われますけれども、私どもで確かめましたところ、厚生労働省では、民主党案は消費税六%ではない、そんな発言はしていないということを言っておりますので、間違ってお使いになった、そうでなければ根拠をはっきりお示しいただきたい、そう思うわけでございます。(拍……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。同僚委員三人の質問を受けて、総括的に質問させていただきたいと思います。 松本委員の一番最後の質問でありますけれども、証券取引法第二十四条の二第一項、訂正報告書の提出命令を内閣総理大臣はすることができるという規定がございます。 今回の検査結果によりますと、足利銀行の自己査定との乖離率が異常に大きい。これまで私どもが伺っていたのは、以前は大体二五%だったのが、特別検査によって三五%に広がって、その後、厳格な検査が行われるようになって、一四、五%まで実は銀行の乖離率というのは下がってきたんだ、こういう全体の、これは全銀ベースだと思いますけれども、説明……
○五十嵐議員 今の後段の質問の前に、政府に質問を求められたことと私どもにも同じ質問があったと判断をいたしておりますので。 この問題は非常に重要な、与党だけでも野党だけでも年金問題は片づかないんですね。結局は選択と合意の問題ですから、冷静に話し合いをしていただかなければならないと思いますが、要するに、何もしないわけではなくて、七年度から三%の年金目的消費税を入れさせていただいて、その収支差額が広がり始める前に私どもは手当てをしようというのが先なんですね。ちょうど二〇三〇年から収支差額がマイナスになって拡大していきます。鴨下さんおっしゃったとおり、四九年に最大になるんですね。そこまでの間に、その……
○五十嵐議員 そのように、現時点、我々は最低保障額を今これできちっと確定しているというわけではありませんから、我々はあくまでも決めた額が最低保障額になるというふうに考えておりますから、その時点で変わるということもあり得るということでありますけれども、そのように読める、現行の六万六千円を最低保障額ということにしたいということであれば、仮定の上でありますけれども、仮定をそう置けばそうなる、そういうふうに読むこともできるということだと思います。
【次の発言】 必ずしも増税というわけではありませんが、しかし、それは、相続税の考え方からして、年金の使い残しが相続に回っているということも考えられるので、検……
○五十嵐議員 お答えいたします。 結局、政府案というのは、収入が安定しているように見えて実際には、今の日本の問題は、労働、保険料を払う人口がどんどん減っていく、流出していく、国内でも厚生年金から国民年金に移っていってしまう、あるいは中国に労働が移ってしまうというようなことが問題なんですね。ですから、安定しているように見えて、保険料を上げ続けるということは、実は労働人口の流出、あるいは空洞化という問題を促進してしまうということによって、結果的には安定収入ではなくなってしまう、計算が合わなくなってしまう。 それに比べれば、私どもの消費税というのは安定的な収入なんですね、いわば。安定的な収入です……
○五十嵐議員 お答えいたします。 私どもは、実は、この年金目的税の話ができてから急に考えたわけではございませんで、前から、五%程度の、今程度のものでしたら逆進性対策は許していただきたいな、それでいいだろう、こう思っているわけです。 これは政府案でも、やがて消費税については引き上げを政府税調、党税調の方で検討されているということで、この先の税率になった場合には何らかの逆進性対策が必要だろうということで、以前から、カナダのGSTと言われるもの、定額の還付でございます、要するに、払った部分を見越して戻すということではなくて定額の還付を検討するということで検討をずっとしてきております。これに限った……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 政府の方は、小泉さんも竹中さんも、景気がよくなったよくなった、いい方に向いているんだということをおっしゃっているわけですが、確かに、景気循環は底から上向きの方向に行って、実はもう終わりかけている、こう言われているわけですが、それはそのとおりなんですけれども、ただ、水面下の波なんですね。水面の下で循環が起きていて、これは水面の上に出ていないというのが私どもの認識であります。 また、その基盤は極めてもろい。内需中心の発展をしなけりゃいけないものが外需に支えられている。たまたまの中国の設備投資バブル、アメリカの消費バブル、これは金融の低下に伴う借り……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 まず最初に、公債特例法についてお伺いをしたいと思うんですが、最初に一点、財務大臣に確認をさせていただきたいんです。 昨日の予算委員会、年金問題での集中審議、拝聴いたしておりましたところ、私とちょうど同時期に、本委員会の理事会の与党側筆頭理事、私が野党の筆頭理事だったんですが、されていた大野功統委員が質問に立たれておりました。私は大変尊敬をしているお一人でありますけれども、今度の政府・与党の年金改革案について、保険料は年金以外に使わせないということなんだという解説というかPRをたびたびされておりました。これに対して坂口厚生労働大臣も谷垣財務大臣……
○五十嵐委員 ただいま議題となりました所得税法等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由の説明をいたします。 政府提案の税制改正案は、将来に対するビジョンや理念を何ら示さないまま、一方的に国民に対して負担増を押しつけるものであります。小泉政権成立以来、毎年度の税制改正において、個人に対する増税を重ねてきましたが、今後はさらなる大規模増税を予定しており、これでは国民生活は破綻しかねません。 よって、民主党は、国民生活を守るために、今すぐ実現可能な最低限の修正を求めます。 以下、修正案の概要を申し上げます。 第一は、新しいタイプのローン控除制度の創設です。 現在の住宅ローン減税を根……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 おととい、年金問題をテーマにした某民放テレビ局の特別番組の収録がございまして、与野党ともたくさんの、合計十人の議員が出ていたわけですが、そこで与党側の議員さんが、一斉に、口々に、これからは年金保険料は年金の給付以外に一切使わせないようにしたんだということを、手柄話をされておりました。私はおとなしいものですから、なかなか口を挟む間がなかったんですけれども、これはうそだな、こう思うので、こういう宣伝をされるなら改めて取り上げなきゃいけないなということで、先日から問題になっております年金保険料の流用の問題について最初にお聞かせをいただきたいと思います……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 四人の参考人におかれましては、お忙しい中おいでをいただきまして、まことにありがとうございます。御質問を順次いたしますけれども、簡潔にお答えをいただきたいと思います。 最初に、私の基本的な考え方を述べさせていただきたいんですが、バブル崩壊後、日本の経済が、先進国では類を見ないほど立ち直りに時間がかかって、ここまで経済状況が悪くなった。その大きな原因の一つは、私は、日本の金融機関そして金融行政のモラルハザードにあると思っております。 特に金融機関は、晴れている日には傘を貸して、雨が降ると傘を取り上げる、こう言われてきたわけですけれども、まさに、……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 最初に、きょう、為替が百四円台に入りました。これはかなり重大な問題だと思いますし、また、FBを発行して為替の介入資金を調達してきた、しているという状況から見ても、銀行の、金融機関の問題にも密接に関係しておりますので、この問題から入らせていただきたいと思います。 昨年一年間の為替介入の額が二十兆五百七十三億円でございました。それまでの最高が一九九九年の七兆六千四百十一億円でございます。まれに見る増大ぶりを二〇〇三年はしたわけですが、ことしはもう既にかなりの額を使っていると言われております。現在までの介入の額についてまとめたものがありましたら、国……
○五十嵐議員 五十嵐でございます。谷川さん、御質問ありがとうございます。 銀行が粉飾ないし粉飾まがいのことをしてきたというのは、今、同僚の答弁者、津村さんの方から、りそなのケース、足利銀行のケースを御説明しましたけれども、それ以外にも、今までにもさんざん当委員会で指摘をさせていただきました。 公認会計士協会の会長通牒による、繰り延べ税金資産の、どこまで認めるかという枠についても、非経常的なことが起きれば、これは複数年、五年まで認めるよ、しかし、経常的な中だったら一年しか認めないというのが原則だという状況であったにもかかわらず、実はみんな五年以上、五年を計上してきた。五年というのも、これは将……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 日銀の山口さん、来ておられますね。お忙しいというので、日銀さんへの質問を最初にしようと思っています。おられますね。それでは質問を始めます。 九日に、国債の補完供給制度、いわゆる品貸しというのを決定されましたが、この品貸しについては、四月三日の日本経済新聞で、そういう制度を導入になるのではないかという推測記事があって、その後、記者さんたちが取材に行くと、日銀の幹部は、まだまだ詰めるところが多くて、検討中なので導入を決めたとは言えないんだ、こういう取材記者に対するお話をしているんですが、ばたばたと九日に決められた。詰めるところがたくさんあるにもか……
○五十嵐議員 お答え申し上げます。 確かに、谷口委員の御努力もあって、金融国会、早期健全化法と金融再生法はききました。これによって危機を脱したということは確かだろうと思います。それを受けて預保法ができたことも確かでありますけれども、まず、あの法案、野党案を丸のみしたと言われているわけですが、実際には丸のみではなくて一部換骨奪胎をされているということもありました。それから、預保法もその換骨奪胎された部分をもとにしてつくられているという意味で、私どもの一気に不良債権問題を決着させるということとは少し、少しというか大分ずれがある。 しかも、その後、法体系として、もともとあの金融関係改革が目指して……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 参考人の皆様には、大変御苦労さまでございます。ありがとうございます。 先ほど来の質疑を伺っておりまして、三つほど感想を持ちました。 まず、全銀協会長から我が党の金融政策に対してかなり厳しい御批判をいただきましたけれども、我が党の金融政策を御存じないか誤解をされているなというのが一つの感想であります。 二つ目は、皆さんはなぜ政府案にもろ手を挙げて賛成と受けとめるような発言をされたのかなというふうに考えたわけですが、私の感想は、これはモラルハザードだと。要するに、みずからの責任、金融機関経営者の責任を問われないで政府保証、公的資金をいただける……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
理事等の皆さんには、地方公聴会に出張しての調査、御苦労さまでございました。
全員の調査でありませんでしたので、ぜひその調査の速記録ですか議事録を詳細に検討させていただいて、そしてまた、この法案審議中にそれについて審議させていただきたいな、こう思っております。それは、委員長、お取り計らいをいただきたいと思います。
【次の発言】 本日は、金曜日に予定をされていた質疑が延びましたので、その通告してあった分等を質疑させていただきたいんですが、その間に事情がいろいろありまして、まず、それ以降なぜとまったかというのは、御存じのとおり、例の日本歯科医師政治……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 福井日本銀行総裁におかれましては、お忙しい中おいでをいただきましてありがとうございます。きょうは、少し長目にお時間をいただいておりますので、ゆっくりと議論をさせていただきたい、こう思っております。 私は、本日は、量的緩和政策、そして実質ゼロ金利政策の出口政策について中心的に議論を進めたい、こう思っております。 最初に、私の立場を申し上げておきたいと思います。 私は、この政策については一定の期間内では正しいし効果的な政策だ、こう思っておりますが、例えて言うと、居心地は大変いいんだけれども、そのまま突き進むと氷山にぶつかってしまうタイタニック……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
同僚議員の質問に引き続いて、今の新生銀行の上場問題についてまずお話を伺いたいと思います。
東証の専務に伺いますけれども、これまで、上場の歴史の中で、このような巨大訴訟を、巨額訴訟を抱えたまま上場が認められた例というのはあるんですか。
【次の発言】 あなた、ふざけているんですか。ちゃんと聞いてくださいよ。事前にも通告しているわけじゃないですか。過去にこのような巨額訴訟を抱えた会社を、上場を認めた例があるんですかと聞いているんですよ。なぜ答えないの。
【次の発言】 ないんでしょう。結局そういうものは上場を控えていたんですよ。きちんと片づいてから上……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 竹中大臣におかれましては、参議院選挙での御当選おめでとうございます。大物の一年生議員が誕生したわけでありますけれども、普通の候補者であれば私も問題にしようとは思わないんですが、現職大臣でありかつ候補者であった竹中さんが事実と違うことをあちこちで言われたとなると、やはり確かめておかなければならないな、こう思っている次第でございます。 参議院選挙の最中に実にいろいろなことを景気よく竹中候補者は言われたわけですけれども、その言われている中身が、公党たる民主党に対する誹謗中傷に近い、かなり事実と違うことをあちこちでお話しになっているというのが報道であ……
○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。 朝早くから御苦労さまでございます。 質問に入ります前にお願いが一点ありまして、きょう副大臣、政務官おそろいかどうかわかりませんが、党の方から、大臣、副大臣、政務官につきまして、いわゆる年金の未納、未加入があるかどうか、二点目、郵政民営化について基本的に賛成か反対か、三点目、自民党の郵政懇話会に入っておられるかどうか、それから、迂回献金や旧橋本派からの献金があるかどうか、この四項目についてそれぞれお答えをいただきたいといういわば一種のアンケートでございますけれども、そういうお答えをいただきたいという要請が来ていまして、この場でお答えする必要はないと私は……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 決算を総務大臣から御報告いただき、また補足説明を総裁からいただきました。公社としての初年度の決算でありますけれども、私は、生田総裁の経営御努力は大変なものだというふうにまず評価をいたします。まだまだ足りない部分、やっていただくべきものはありますけれども、かなり大幅に経営を改善されたというふうに評価をさせていただきます。 私としては、当面の、今焦点となっております民営化については、今国民経済にとってあるいは国民にとってどうなのか、あるいは国民経済的に日本の金融資本が効率的に回っていくかという観点から、今一生懸命勉強をさせていただいておりまして、……
○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。民主党の次の内閣の総務大臣という役職を仰せつかっております。 全閣僚においでをいただきましたけれども、所管が、私がきょう御質問する分野が、国と地方の役割分担、そして財投ということでございますので、これは全大臣に関係があるということでお越しをいただきました。事前に通告をいたしていない方にも、目が合ったら質問するかもしれませんので、お許しをいただきたいと思います。 まず、私の時間、四十五分でございますので、簡潔にお答えをいただきたいんですが、三位一体改革について御質問をいたします。 補助金、国庫負担金、そして交付金、税源移譲、これを一体的に改革するという……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 今、時間の都合で十分に思いを同僚議員が伝えられなかったかと思いますので、私も今の問題を引き続きちょっとやらせていただきます。 私は、これは、メディアの編集権の独立の問題が根本だろうと思います。資本の集中や寡占というのは危険なわけでありまして、そのときに、経営の資格というところでチェックをするか、あるいは資本の質というところでチェックをするかという問題が出てくるんだろうと思います。 私は、今度の問題は、資本の質は借金が大もとになっている、巨額の借金が大もとになっていることで、この資本参加というのは法律は破っていないんですけれども、長期に保有で……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。総理、よくおいでいただきました。ありがとうございます。 昨日の衆議院予算委員会の私の質問に対する、時間制限がもうぎりぎり迫った中での総理の答弁の中で、民主党は郵政公社化法案に反対しておいて今度は残せと言うのかという趣旨の答弁をされました。民主党は、実は、この公社法案の際に、二〇〇二年だったと思いますが、これは政府原案に賛成、そして与党修正案に反対という議決態度をとっております。 テレビが入っている中で、反論の余地がほとんどない中で間違ったことを言われて公党を非難するというのは、私は許されるべきではないと思いますが、私は、総理に、公式にこの場で訂……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐でございます。 私も最初に竹中さんに五日の件をお伺いしなければならないと思っているんです。 五日の件は、私は、その前の週の金曜日に竹中さんへの質問の通告をきちんとさせていただきました。そのときからもう事務方は竹中さんの意向を体して嫌がっておりまして、何とか中城審議官でかわりをさせていただけないか、こういうことを言ってきましたけれども、これは竹中さんが責任者であるから、郵政問題について表題のついた委員会をするのであるから、竹中さんに答えていただきたいと。わかりましたと言って戻り、かつ、月曜日に急遽電話がかかってきまして、なお竹中さんが嫌がっているらしいので、中城さ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 連日、麻生大臣におかれましては、特別委員会とのかけ持ちで大変御苦労さまでございます。特別委員会で黙ってお座りになっているのはさぞ苦痛であろうなと思って、きょうは第一義的にお答えができる本委員会で質問をさせていただくことになりました。 まず、この行政手続法の一部改正案でありますけれども、命令等を行う場合に、その法令の趣旨に適合するものとなるようにしなければならない、そして、その重要なツールとしてパブリックコメントを義務づけようという趣旨の法案でございまして、基本的には非常にいい法案だ、正当な法案だ、こう思うわけですけれども、法律案にはやはりすべ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、政治家としての議論をまずしたい。どういう日本をつくっていくのかというビジョンを持つことが今の時代に大変大切であります。 繰り返し私は申し上げてまいりましたけれども、日本は資源がありません。知恵の力と、そして資本の力しかないわけであります。知恵の力は、主に物づくりの技術、先端的なものを磨いていくことによってこれを国の富に変えていくということが大切であります。 もう一つ、資本の力、これは、国民資産、そして勤勉で貯蓄に励む、こういう金融の力を最大限発揮できるようにしなければいけない。ところが、日本は、民間の金融機関も金融の力が極めて弱い。護……
○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。 私、実は時事通信社の記者をかつてしておりまして、もう三十数年国会審議を見てまいりましたし、永田町の取材それから霞が関の取材をしてまいりました。私のこの長い経験の中で最も頭のいい政治家は、私は竹中さんだと思っております。大変頭の回転の速い答弁をされますが、それをもって尊敬しているわけではございません。竹中さんは非常にうまく答弁をされるけれども、詐術、だましのテクニックが非常に駆使されていて、そういう意味で、まあ何と頭のいい人だろう、こう思っているわけですが、それによって国民がだまされている面がたくさんありますけれども、私は、なかなか許せないなとこう思って……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 総理にまず最初にお願いをしておきたいと思うんですが、総理のお得意の分野ですと大演説になりがちでございますので、手短に、的確に御答弁をいただきたいとお願いを申し上げておきたいと思います。 都議会議員選挙が終わりました。私、六カ所ばかり、六人の候補者を応援いたしましたけれども、私のことですから、政府の郵政民営化案は百害あって一利なしということを演説してまいりました。六人とも、一人区も含めて当選をしていただきました。 私は、この民主党が伸びて自民党が前回より五議席減らしたということから見て、総理の最大の課題と言われた郵政民営化について、この都議選……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、以前に総理に対して、改革、改革とにおいばかりを出させて、実体が、本物のかば焼きが出てこないウナギ屋さんのおやじさんということを失礼ながら言わせていただきましたが、今はどう思っているかというと、民営化、民営化という踊りを踊る民営化流のお師匠さん、名取りですね。名取りなんだけれども実はとらない、改革の実はとらないで名ばかりとっている、こういうふうに言わざるを得ないと思います。おいしいことばかり、竹中さんも含めておっしゃるんですね。 皆さんのお手元に資料をお配りいたしておりますけれども、内閣官房郵政民営化準備室が大金をかけて全国にばらまかれた……
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