帆足計 衆議院議員
29期国会発言一覧

帆足計[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-28期-|29期|-30期-31期
帆足計[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは帆足計衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

帆足計[衆]本会議発言(全期間)
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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 衆議院本会議 第22号(1962/03/09、29期、日本社会党)

○帆足計君 私は、ここに日本社会党を代表いたしまして、沖縄及び小笠原諸島における施政権回復共同決議案に心からなる賛意を表するものであります。  終戦すでに十七年になりますのに、わが沖縄八十八万の同胞は、終戦直後の占領下さながらの境涯に苦しんでおるのであります。(拍手)三権ことごとく米軍の手に握られ、琉球立法院といい、行政府というも、ただ名のみでありまして、その実権はことごとくアメリカ政府の任命する高等弁務官の権限に握られ、言論、集会、出版、思想の自由はもとより、本国との往来の自由すら極度に制約されておる実情であります。たとえば社会保障審議会会長大内兵衛博士、自由主義的評論家中野好夫教授さえ、単……

第40回国会 衆議院本会議 第32号(1962/04/05、29期、日本社会党)

○帆足計君 本日ここに上程されております二つの条約案は、日本国民の立場から慎重な審議を必要とする重要案件でありますことは言うを待たざるところでございます。  ただいまの委員長報告にありました審議のいきさつから見ましても、また、岡田委員から述べられました質問の数々の中からうかがいましても、この二つの条約案は、審議すればするほど疑問続出いたしますがゆえに、国民大衆の福祉に忠実なるべき当国会におきましては、ここに、問題の所在を明確にいたし、国政の進路を正しくいたしますことの必要いよいよ深く痛感されますことは、党派を越えまして、良識ある諸兄の御了解下さることであろうと思うのでございます。(拍手)しかる……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第11号(1963/03/01、29期、日本社会党)

○帆足計君 私は、日本社会党を代表いたしまして、大平外務大臣不信任案に賛成の意を表するものであります。(拍手)  大平外務大臣が、その人となり慎重にして、一種の安全感覚を有され、その国会における御答弁ぶりを承りますと、常に低声にして、不得要領、巧みに質問の論点をはずらかし、常に日本資本主義の保守的要望を代表して、その均衡を失わざるようひたすら努めておらるることは周知のことでありますが、今般の日韓交渉の経過を見ますると、世界の情勢、韓国の現実に対する認識を誤り、日韓交渉は慎重なれという国民の世論に思いをいたさず、野党の警告に耳をかさず、アメリカ極東政策の圧力に追随して、日本民族の進路を危うくし、……

第43回国会 衆議院本会議 第20号(1963/04/26、29期、日本社会党)

○帆足計君 私は、ここに米国原子力潜水艦の日本寄港問題に対し、単に日本社会党の立場のみならず、広くこの問題を憂慮する日本国民の立場から、政府に質問をなさんとするものでございます。(拍手)  御承知のごとく、日本は島国、海の国でございます。海の国とは、すなわち貿易と船の国でございます。日本は、かつてアジアの一員たるみずからの立地的宿命について深く思うこともなく、軍国主義と他国への侵略という古い方式を踏襲し、無謀なる力の政策に身をゆだね、敗戦の悲運を招来いたしたのでございます。今や歴史の舞台は一転し、平和憲法のもとに、合理的進路を求めようとする新しい日本は、世界の平和と貿易の道に、島国としての自己……

帆足計[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院29期)

帆足計[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 外務委員会 第2号(1960/12/15、29期、日本社会党)

○帆足委員 先ほど与党の床次委員から超党派外交という言葉がありましたが、私はこの言葉は、言葉の定義がまず問題だと思うのです。しかし平和に関することとか、日本の民族の共通の利益に関することについては、党派を越えた利害において共同のことが行なわれておる例はしばしば見るところでありまして、たとえば原水爆の反対などは満場一致国会で可決いたしましたし、また朝鮮人の帰国に対する人道的協力の問題なども、みごとに党派を越えてやっておると思うのです。要は与党の諸兄が合理に立脚し、憲法を守っていただくならば、私はそういう分野は広くなるであろうと考えております。  ところで帰国協力の問題につきましては、内閣官房審議……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 外務委員会 第4号(1961/02/18、29期、日本社会党)

○帆足委員 ただいま戸叶委員の質問に対しまして、外務大臣の御答弁は、私どもを十分納得させないように思いますので、一、二のことをさらに御質問いたしたいと思います。  第一は、調査が不十分である、情勢がよくわからないということをたびたび言われましたけれども、調査報告は現在どういうルートで、どこからお取り寄せになっておりますか。まずそれを伺いたいと思います。
【次の発言】 その調査報告を、できますれば委員に配付していただきたいと思います。  それから正式に国連が報告して、公正な結論を出してもらいたいというお気持は了といたしますけれども、問題がここまで深刻になっておりますときに、政府がこれに対する独自……

第38回国会 外務委員会 第7号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○帆足委員 簡単に御質問申し上げますが、在日朝鮮人の帰国の問題につきまして昨年はこれが超党派的な皆さんの御理解と御努力によって順調に進みましたことは御同慶の至りでございますが、昨年の秋に協定延長の交渉が停滞いたしまして、その交渉の停滞が帰国問題に相当の影響をもたらしまして、また、たまたまことしの冬は大へん寒い冬でありましたし、北朝鮮の冬は一そう寒いわけでございますので、第一期の引き揚げが済みましたあとはだんだん気持もなごやかになって参っておりますので、どうせ帰るならば冬が明けてから帰るという希望者が比較的多くなりまして、その上にまた南朝鮮の政治情勢が変わりまして、大部分の朝鮮の諸君は南朝鮮生ま……

第38回国会 外務委員会 第10号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○帆足委員 南朝鮮から日韓交渉の代表が参っておりますが、一部のニュースではその代表に池田首相または小坂外相が会ったということを伝えておりますが、さような事実がありますでしょうか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 池田総理も会いましたでしょうか。
【次の発言】 その際、南朝鮮からの財産請求権は非常に絶対的な要求であるという意思表示、それから北朝鮮との国交について日本は触れないでもらいたいということ、並びに軍事的に朝鮮と日本との関係をもっと緊密化したいというような話が出たように伝えられておりますが、そういう事実がありましたでしょうか。

第38回国会 外務委員会 第15号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○帆足委員 キューバとの通商条約の批准が、審議を含めて延び延びになっておりまして、ただいま上程されたわけでございますけれども、キューバ国と日本との関係は、アメリカに次ぐ日本が第二の砂糖輸入国でありまして、その貿易の金額は実に大きなものでございます。特に、最近の貿易実績などをも調べてみますると、一九五七年、この年は砂糖の値段の高い年でありましたけれども、キューバ糖の輸入額は実に八千万ドルにも達しまして、約三百億円、しかるに輸出はわずかに十八億円、差額だけでも二百八十億円というアンバランスになっておりましたけれども、とにかく非常に大きな経済関係がキューバ国との間にあるわけでございます。今キューバは……

第38回国会 外務委員会 第17号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○帆足委員 その前にちょっとお断わりいたしておきますが、一昨日人類を乗せた衛星が初めて飛びましたので、後ほど一言外務大臣の所見を伺いたいと思っておりますが、十二時ごろ外務大臣がおいでになるよしでございますから、そのときは五分か十分だけに限って時間をいただきたいと思います。  さてお許しを得まして、引き続きキューバと日本との通商条約について御質疑を申し上げますが、前会におきまして私は、キューバにおけるこのたびの政変は、アジア、アフリカ並びに中南米を流れる一つの歴史の流れとして深い理解と友情を持ってこれを認識すべきであるということをるる申し上げまして、その論理の筋道と実際の認識につきましては外務省……

第38回国会 外務委員会 第18号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○帆足委員 ただいまの岡田委員の質問に関連いたしまして。  本日をもってキューバの戦局はまた重大な変化が起こりつつあるようでございまして、朝から電報が再開されまして、昨日はカリブ海も天気晴朗なれども風荒らしで、上陸作戦は失敗したようでありまして、急激に外部からの反乱軍が勢い衰えたように新聞は伝えております。そこで、この問題について今岡田君が突っ込みました。私どもは国連精神に生きる、そして国際的正義と平和に生きる国民といたしまして、この問題に対して冷静に、そして正しい態度をとる必要がある。そういう観点から、今岡田君が原則を明らかにしろ、こう言っていることに対して、仮定のことには答えられない。仮定……

第38回国会 外務委員会 第19号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○帆足委員 キューバとの友好通商条約の批准の審議の途中で、キューバの国外からの陰謀的反乱がありましたけれども、幸いにして四海波静まり、世界平和のために御同慶の至りでございます。この問題につきまして、日本は武力を持たざる国でありますけれども、原爆と人工衛星の時代には次第に人類という意識が世界の日程に上りまして、理性と平和と自由と人類、こういう概念が昔の忠君愛国のかわりに世界において権威を持ち始めました。これは一つの民族の力になり得る概念でございます。従いまして、私どもが外務大臣に昨日御質問申し上げましたことに対しては、外務大臣はもう少し明確に人間の理性と論理、国際正義というものに対する態度を私は……

第38回国会 外務委員会 第20号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○帆足委員 時間も移っておりますので、ごく簡単に質問します。  まず最初に外務大臣並びに今日は入国管理局の局長に来ていただきましたが、朝鮮人帰国の問題が再び円滑に軌道に乗りましたことを多といたしておりますし、この問題に関係いたしております一員といたしまして、私は与党の小泉さんに協力して問題が円滑に進むように努力しておりますが、昨年約五万数千帰国が実現しましたが、本年もいろいろ心配されましたけれども、どうやら私どもの調査によりますと、六万近くの人たちが現に帰る意思を非公式に表示いたしておりますので、本年もせっかくの御努力による協定通りに円滑に参るものと考えております。ただ途中にインフルエンザの流……

第38回国会 外務委員会 第21号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○帆足委員 時間がありませんから、簡単に、外務大臣がおられませんから、次官を通じまして、私の要望を申し上げておきます。  欧州の古い伝統を持つイギリスとの文化交流を円滑に、盛んにしていくことは大へんけっこうなことだと思います。ただ、ただいま伺いますと、文化交流の費用は実際に使えるものは、わずか六、七千万円しかないということを聞きましてまことに驚きました。それではどうも極東の君子国というよりも野蛮国といわれるおそれもありますから、やはり軍事よりも文化の方に努力を注ぐようにしていただきたいと思います。特に、ただいま一部の心なき業者等によってアメリカのすぐれた文化が日本に入らずに、アメリカの悪い方の……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 外務委員会 第4号(1961/10/10、29期、日本社会党)

○帆足委員 これは重大問題ですから、この次の外務委員会で続けて質問しますが、今岡田君が信託統治になった場合はどうかということをいろいろ質問しましたが、その点については、日本が提案した場合または他の諸国が連合で国際連合にこの問題を上程した場合に、法的にはどうなるかということをお調べ願いたい。  もう一つは、植民地の定義についてですが、一体信託統治にするかのごとく見せて、実際上はしないでいて、占領を継続している。軍事同盟なら両方満足して主権は譲り渡さぬで、一定の土地を貸す。ところが沖繩の同胞がどうなるか。植民地と同じ状況になっていることは明確な事実だから、何とかそれを緩和しようとしてせっかく政府が……

第39回国会 外務委員会 第6号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○帆足委員 私は、ただいまの外務大臣の御答弁を伺ってまことに遺憾だと思っております。一体自民党の首脳部の方は、中国の言葉で、健亡症の人があり、家を移してその妻を忘れるというのがありまするが、それともう一つ心理学的には記憶喪失症というのがありまして、かつては忘れていたけれども、ときどき間歇温泉のように思い出して、そして何か論理の合わないことを言い出す。この二つの病気の混合した症状ではないかと私は思っておりますが、今のようなとぼけた話で、とにかくわれわれは千島の定義は多少問題があるとしましても、権利、権原及び請求権を放棄した、そういう状況のもとに一体この島かどこに帰属するかということについて、それ……

第39回国会 外務委員会 第9号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○帆足委員 私がきょう御質問いたしますことは、与党の方にも聞いていただきたいのです。日本国民として、だれしも国を愛しない者はありませんし、また、論理と現実に基づいて考えていただくならば、与党の方にも御理解願えることではなかろうかと思いつつ、私は御質問いたすわけでございます。  まず第一に、沖繩の問題につきましては、敗戦のあとを受けまして、沖繩の主権が、すなわち三権がアメリカに移っておりまして、こちらにはただ名目上の潜在主権が残っているだけでございます。軍事基地をただ貸すというだけならば、対等の資格でこのグラウンドを貸す――もちろんそれにもわれわれは厳重な批判がございますけれども、グラウンドとし……

第39回国会 外務委員会 第11号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○帆足委員 ただいまの日韓会談に関連してお尋ねいたします。  朝鮮人の帰国問題につきましては、これを党派を越えて今日まで成果を上げました点は、感謝にたえない次第でございます。ただ、内閣調査室というと、アメリカのCIAみたいな機関だとジャーナリスト諸君もひやかしておりますが、朝鮮人の帰国は三千人ないし三万人がせいぜいであろう、こういうでたらめな発表をなさっていまして、アメリカのCIAを瞠若たらしむるような非科学的な資料を出されたようでありますが、幸いにして、与野党の協力によりまして、困難な国際情勢の中にも、万事人道と人権の原則ということを曲げずに、特に国際赤十字の御協力があって、ただいま七万人を……

第39回国会 外務委員会 第13号(1961/12/04、29期、日本社会党)

○帆足委員 時間も移りましたので、要点を申し上げます。  先ほど穗積君が質問いたしました中共の国連加盟の問題につきまして補足の質問を一つと、沖繩の祖国復帰の問題につきまして要望もし、また外務大臣にお尋ねいたしたいと思います。  第一の、先ほどの穗積君からの質問に連関いたしまして、御承知のごとく、アメリカが今度中共の国連加盟の問題を重要事項に指定いたしましたのは、慎重に論議を尽くして、諸国の市を聞いて明るい結論を出そうということよりも、国連加盟をどうして阻止しようか、わらをもつかむ思いで、三分の二の投票に持っていってこれを流産させたいという意向であるということは、もうあまねく世人の知るところであ……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 外務委員会 第3号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○帆足委員 ただいま稻村委員が述べました論理は、論理をわきまえる者であるならば、これは当然のことであろうと私は思います。過日、沖繩立法院が、アメリカ軍政下にある行政府の弱腰を乗り越えまして、国連憲章の主権平等、民族自決の趣旨と、植民地廃止宣言の趣旨から、沖繩の他国支配からの解放と祖国復帰につきまして内外に訴え、日本国民としての大義を明らかにされたことに対しまして、私どもは満腔の敬意を表し、これを支持したいと思っておる次第でございます。サンフランシスコ条約のときに、インドがこの問題を心配いたしまして、アメリカは戦勝に乗じて、また国防に名をかりて、永久または半永久的に沖繩を占拠しようとする疑いがあ……

第40回国会 外務委員会 第9号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○帆足委員 事務の都合上質問がおくれまして、まことに御迷惑をかけました。  沖繩の施政権返還の問題につきまして、前委員会以来、与党・野党ともにそれぞれ誠意をもって政府を鞭撻し、また、問題解決のかぎを明確にいたしますために質問を続けておる次第でありますが、この問題は、沖繩の施政返還の道筋においては、碁の打ち方がいろいろありますように、与党・野党多少の見解の相違もありますけれども、沖繩八十万の同胞の要望にこたえてその施政を日本に返還し祖国復帰を要望するというその心持と熱意においては、私は与野党思いを同じくするものであろうと思うのでございます。しかるがゆえに、小異を捨てて大同につくというのは東洋の特……

第40回国会 外務委員会 第19号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○帆足委員 まだ田村幸策参考人の御意見も承らねばなりませんし、各参考への方々にそれぞれ御質問もしたいのでありますが、山家参考人先にお帰りでありますから、山家さんにだけ質問させていただきますから、あとの質問はその権利を留保させていただくことを委員に御了承願っておきます。  ただいま正示委員からいろいろ御質問がありましたのを、われわれも楽しく拝聴いたしました。その中に、民はよらしむべく知らしむべからずというようなムードが流れていたような印象をわれわれは得ましたけれども、私は外交というものは非常に重要なことであると思う。特に、日本は貿易の国でございますから、いわば日本丸というような島に一億の同胞が生……

第40回国会 外務委員会 第21号(1962/04/04、29期、日本社会党)

○帆足委員 ただいま川上議員から、これは一般の国民感情といたしまして、ガリオア資金は、だれしも、敗戦のあとの困っておるときに、アメリカが占領政策の一環として救済資金を放出したものである、従って、これの処理は講和会議等において連合軍全部立ち会いのしで総合的に公正に処理すべきであって、日本とアメリカとの間だけで、今ごろ力の関係できめるべきものではないであろうということで、この趣旨についてはだれしもそう思う点であります。  そこで、私はこの審議について一点関連してお伺いしたいのですが、先ごろ黒田委員が総理に総括質問をいたしましたときも、総理は、ガリオア資金並びに特別円等の問題はずいぶん御研究を願えば……


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 外務委員会 第2号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○帆足委員 ただいままで日韓会談につきましていろいろの御議論を承りましたが、私は、外交というものは、双方において、よき思い、よき行ないが裏づけになっていなければ、なかなか急ごしらえでは困難なことであろうと思っております。日本と韓国の間では、よき思い、よき行ないが双方ともに少なかったように思うのです。どこの国に対してもそうでありますが、たとえば朝鮮人民民主主義共和国に対しましても、私どもはやはり、よき思い、よき行ないをもって努力するならば、また将来の外交上日本の国益に寄与するところあらんと、外交委員として考えておるわけであります。幸いにして与党の諸君もその趣旨を御了解下さいまして、朝鮮人帰国のこ……

第41回国会 外務委員会 第5号(1962/09/02、29期、日本社会党)

○帆足委員 最初に、人物論をいたすわけではありませんけれども、前の外務委員会におきましての外務大臣は、多少大臣疲れをなさったのか大臣ずれをなさったのか、御答弁が軽薄で、私どもは次第に満足感を持たないようになって参りました。今新大臣を迎えまして、新大臣は芒洋たる性格のお方のように見受けられますが、御答弁を伺いますとなかなか慎重で、そうして含蓄が深いというか、この含蓄が深いために私どもに多少聞き取れぬ個所もあるようでございます。私どもは、この国会で質問いたしますのは、長い間の悪習で質問という言葉を使っておりますが、質問ではなくして、政府のほんとうに考えていること、一般の国民各位が知ろうとして知り得……

第41回国会 外務委員会 第6号(1962/09/19、29期、日本社会党)

○帆足委員 飛鳥田さんから重要な質問が継続されますから、関連して伺います。  第一は、U2機に連関いたしまして、他国の領空をのぞくということは、犯罪者としては出歯亀の部類で、国際犯罪上最劣等なものである、これは英国の新聞に出ておるのです。そこで、国際法上これをどうお考えになるか。また、それを許容するとか、または不注意によって許容したと同じ結果になることについて、私は日本政府は非常に厳粛にこれを自重自戒せねばならぬと思うけれども、それについて政府はどのようにお考えになるか。第三に、七月に藤山さんはU2機を日本から撤去さした。しかるに九月まで沖繩にいた。三カ月間沖繩で何をまごまごしていたか。日本を……

第41回国会 外務委員会 第7号(1962/10/15、29期、日本社会党)

○帆足委員 私は、本来ならば日韓会談並びに中日貿易促進の方策につきましてさらに具体的に政府に問いただしたいこともあるのでありますけれども、時間が限られておりますから、きょうは、主としてキューバとの通商問題並びに沖繩の経済援助の問題についてお尋ねし、また、お尋ねするだけでなくて、われわれの要望をも述べておきたいと思います。  日本は海の国、船の国でありますから、貿易の問題は党派を越えた国民共通の重要案件でございます。インフレーションと申しましても、物価騰貴といいましても、この国は狭い国土に一億近くの国民が生きていかなければなりません。幸いにして、古来豊葦原瑞穂の国と言われておりまして、湿気が強い……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 外務委員会 第4号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○帆足委員 私は、きょう、細迫委員とともに、限られた時間でございますので、引き続いて日韓関係のことについて外務大臣に問いただしつつ、私どもの見解も聞いていただきたいと思うのですが、この数日来の韓国のただならぬ政治状況は、わが党といたしましてはたびたび政府に対して御助言をし警告をいたしたことですけれども、まことに暗たんたる隣国の政治情勢でございます。しかし、政治の見通しというものは、特に他国の場合にはなかなか見通しがつきかねるものでありまして、単に目前の見通しを誤ったということのみを追及して、小じゅうとのように外務大臣の責任を追及しようと、少なくとも私はそのような考えを持っておりませんけれども、……

第43回国会 外務委員会 第5号(1963/03/07、29期、日本社会党)

○帆足委員 了承しております。  人間の歴史の中で、今の世の中は歴史始まって以来奴隷制度の時代に近いくらい貧富の間隔がはなはだしい時代ですから、それにつらなる生活の安定した方々と、一生働いてなおかつ生活の不安を感ずる人たちとの間に政治的見解の相違のあることはやむを得ないことであるし、また、それを明らかにして、その差をなくして、人類が共同社会になるような方向に努力をされるということは、私は望ましいことと思っております。従いまして、外交の問題にいたしましても、さらにまた人間の認識という点から言っても、ときどき今日の時代には大きな相違がありまして、たとえば、先日の日韓会談の問題などは、ほとんど妥協の……

第43回国会 外務委員会 第7号(1963/03/15、29期、日本社会党)

○帆足委員 ただいま同僚の川上委員が質問されましたことは、外務大臣は、二階にいるお客と一階にいる人と話をするようなもので、次元が違うと申されましたけれども、これはやはりきわめて重要な問題でありまして、国民のだれしもが不安を抱いていることでありますから、やはり外務大臣は、二階のお客を納得させるだけの十分な資料と、アメリカ側との交渉の過程において日本国民がほんとうに安心をするように徹底的に確かめ、究明し、そして答弁していただかなければならぬように思います。  そこで、結論としましては、新聞等に逐次報道され、またきょうの御質問にお答えの通りですが、結論的には、すでにもう最終承諾というか、妥結するので……

第43回国会 外務委員会 第8号(1963/03/20、29期、日本社会党)

○帆足委員 内外の差し迫った問題の四、五についてお尋ねしたいのですが、ただいま穗積委員から質問がありました南朝鮮、すなわち韓国の状況ですけれども、軍事ファッショ・クーデターによって政権を得た朴議長が、いつしか全知全能の神々のごとくふるまいまして、これに対して反対して決起した金東河を直ちに逮捕した。私は、それでは目くそ花くそではあるまいかと思うのです。議会に席を置く私も、民主政治家として、与党・野党を問わず、だれしもそういう感を抱くものであろうと思うのでございます。そして、軍事独裁戒厳令を今後四カ年も続ける。これにはさすがに内外の世論もあぜんとしてしまった。そして、これに対して韓国の各界指導的な……

第43回国会 外務委員会 第11号(1963/03/27、29期、日本社会党)

○帆足委員 私は、昨日阪本知事の選挙がまことに優勢だというので一日加勢に参りまして、そのために新聞をよく調べる余裕がなかったのでありますけれども、車の上でざっと読みましたところによりますと、湯川博士の、原子力潜水艦の問題につきましては単にアメリカの一方的な報告を求めるだけでなくて自主的に日本側としても十分に検討して遺憾なきを期せられたいという意味の声明が新聞に出ておりました。従いまして、明後日に当委員会におきましても参考人を招いて専門家の意見をよく伺うということになっておりますのは、まことに慎重なる態度として時宜を得たものであると思いますけれども、政府当局におきましては、その後どういうようにこ……

第43回国会 外務委員会 第12号(1963/03/29、29期、日本社会党)

○帆足委員 いろいろ参考になることを伺いまして、大へん有益でございましたが、このたびの問題は、問題点が二つありまして、一つは、原子力に伴う危険性の問題にどのように対処するか、もう一つは、日本の安全という観点から、戦略的に見て一体この事件はどういうことを意味することであるか、日本の国民の利益の立場からどういうふうに考えるべきであるかという二つの点だと思います。  まず第一の点からお尋ねいたしますが、原子力潜水艦に危険が伴いました例は新聞等で私どもも多少拝見しておりますし、また、雑誌にも出ておりますが、アメリカの原子力船の実際面の設計に参加したH・F・クラウチという技師さんが、その有名な「原子力船……

第43回国会 外務委員会 第13号(1963/05/08、29期、日本社会党)

○帆足委員 先日の本会議での緊急質問で、原子力潜水艦の寄港の問題につきまして、国民のだれしもが心配いたしております点をお尋ねいたしたのですが、私ども、大臣の御答弁を伺いまして、時間の関係もありましたでしょうが、あまり懇切丁寧でない印象を受けまして、多少不満でございますが、その後、政府当局においては、世論の帰趨や科学者の意見も参考にせられまして、現在のところ慎重な態度をとっておられるということを聞きまして、まあほっとしておるような状況でございます。新聞の社説を見ましても、五大新聞ともに社説はこの問題について十分慎重な態度をとってもらいたいというのが一致した意見のようでございますので、重ねて外務大……

第43回国会 外務委員会 第17号(1963/05/22、29期、日本社会党)

○帆足委員 私は本日主として出入国の問題を伺いたいのですが、その前に、ただいまの松本委員の質問に関連いたしまして一言お尋ねしたいと思います。  このたびの原子力潜水艦の入港の問題は、専門家の伝うるところによりますと、軍艦大和七千隻ないし一万隻くらいの実力を持つ、すなわち戦力を持っている潜水艦が入港しようということでございますから、百年前のペルリの黒船が下田の港に入ってきたと同じくらいの大きな歴史の断層を形づくる問題でございます。したがいまして、政府も、またこれを監視する国民も、ともにこれに対して慎重な態度をとらねばならぬということは当然のことでございますから、外務大臣は、私ども監視役たる野党か……

第43回国会 外務委員会 第24号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○帆足委員 いろいろ参考人各位からそれぞれ誠実な御専門のお立場から御意見を伺いまして、たいへん参考になりまして、委員の一員といたしまして感謝いたします。  昨今戦略の変化はまことに目まぐるしいものがございまして、この軍事戦略の変化が国の運命、人類の運命に与えておる影響というものはいかに深刻であるかということは、過去二十年私どもが身をもって体験したところでございます。その他、技術の面におきましても、今日は非常なる科学進歩の時代でございまして、これが人間のしあわせのために使われます場合には、たとえば最近における医学の進歩、科学療法の進歩など、いかに多くの喜びと希望を人数に約束しておるかということも……

第43回国会 外務委員会 第26号(1963/06/14、29期、日本社会党)

○帆足委員 現地の痛切な立場から研究しておられる楢崎委員の質問もありますから、簡単に申し上げます。  私は、いまの森島議員からの切々たる外務大臣に対する助言なり忠告に心から賛成するものでございますから、ことばを繰り返しません。また、外務大臣の御答弁を伺いまして、非常に苦しい立場もよく理解できるのでございますが、とにかく、韓国の経済構成を研究いたしましても、また、政治分析をいたしましても、社会分析をいたしましても、現在のところ自立能力が非常に希薄でございまして、その責任の一つは、客観的に、南北分断という歴史の悲劇。もう一つは、アメリカの韓国に対する政策が残念ながら非常な失敗を来たしておるというこ……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○帆足分科員 時間もございませんので、私は結論といたしましては、ただいまの学生生徒諸君に対する奨学資金をできるだけ増額いたしまして、若い学生諸君がインテリ・ルンペンのような環境から離脱することをもっと助ける必要があるということについて、これは文部省当局も十分御理解下さって御努力なされておると思いますけれども、一段とそれを私どもは推進いたしたいと考えまして、文部大臣の所見をただし、一段の御努力を要望いたす次第です。  平素外務委員に籍を置いておりますので、文部大臣に親しくお目にかかりますのは初めてでありまして、それであるにかかわらず多少えげつない御質問を申し上げて失礼と存ずるのでありますが、ただ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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