阿部昭吾 衆議院議員
33期国会発言一覧

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阿部昭吾[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは阿部昭吾衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

阿部昭吾[衆]本会議発言(全期間)
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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 衆議院本会議 第5号(1974/12/20、33期、日本社会党)

○阿部昭吾君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました昭和四十九年度一般会計補正予算、同特別会計補正予算及び同政府関係機関補正予算三案に反対し、日本社会党、公明党、民社党の三党共同提案の昭和四十九年度補正予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議に賛成し、あわせて、予算委員会において提案された日本共産党・革新共同の動議に反対の討論を行なうものであります。(拍手)  今日の日本経済の現状は、インフレの悪性化と不況の二重の困難を迎え、勤労国民には一段ときびしい年の瀬となっております。歴代の自民党政府のもとで進められてきた高度経済成長政策によってインフレは慢性化し、とりわけ、ここ一年余にわ……

阿部昭吾[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

阿部昭吾[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 建設委員会 第12号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いま道路の新しい五カ年計画がスタートをいたします。従来、主要地方道の国道昇格という問題は大体四年ないし五年に一度、まとめて格上げ措置をしておったわけでありますが、最近の情勢の変化は非常に大きいわけであります。そうでありますからまた今回も、四十九年までの六次計画の期間がありましたのに、第七次計画を二年間繰り上げ発足さしたという経過があると思うのです。ちょうどこの時期でありますから、主要地方道の国道格上げというこの願望は各地方団体の中で非常に大きくなっておる。したがって、この時期に主要地方道の国道昇格という問題を取り上げるべきではなかろうかと思うのですが、大臣からこの点を伺いたい……

第71回国会 建設委員会 第16号(1973/05/11、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 地価公示法、その目的とするところは、究極のところ適正なる地価の形成というところにあるわけであります。しかし、今日まで地価公示制度というものが適正なる地価の形成にほんとうに役立ったかどうかということになると、役立っておらないということが実態であります。そこで、今回行なわれようとする改正によりましても、この地価公示制度でほんとうに適正なる地価の形成が保障されるであろうかということになると、保障されないという判断が一般的に行なわれるわけであります。政府は、地価公示制度というのは、これだけで適正な地価形成というものはできない。したがってこれを一つの指標として、目安として、他のいろいろ……

第71回国会 予算委員会 第6号(1973/02/05、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、内政問題、特に、国民が生活と深いかかわりのある問題として関心を持っております土地対策の問題、あるいは列島改造論によって引き起こされたいまの混乱、崩壊しつつある農村社会を一体どうするのか、都市社会の行き詰まりは一体どうするのかという問題、そして議会制民主主義の根本である選挙制度、政治資金、政治の基本姿勢、こういった問題について御質問したいのであります。  総理は、新潟県、越後から出かせぎに来ておるのだ、こういうことをよく言われておるのでありますが、総理の郷里である農村の現状は一体どうか。たいへんな状況になっておるわけであります。この間岡山県の備中町という町に行ってまいりま……

第71回国会 予算委員会 第23号(1973/03/13、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、日本社会党を代表し、昭和四十八年度予算政府三案に反対し、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党が共同で提案いたしております組みかえ動議に賛成の討論を行なうものであります。  まず第一に、われわれはこれまで政府に対し、大企業優先の経済成長政策から国民の生活と福祉を重点とする政策に転換することを繰り返し強く要求してきたところであります。  しかるに、政府自民党は、口では福祉優先を唱え、高福祉社会の建設を宣伝しながら、大企業優遇、国民不在の政策を変えようとせず、事態を一そう悪化させてきたのであります。物価は絶え間なく上がり、生産と資本の集積、集中が進み、富と所得の格……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 災害対策特別委員会 第11号(1974/05/09、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 先般山形県の最上郡大蔵村赤松地区で山くずれによる十七名のとうとい人命を失うという、また大ぜいの負傷者やあるいは住宅を全壊をするあるいは半壊をする、こういうような大惨事が発生をいたしました。いち早く林野庁は、私が現地に調査に参りましたすでにその前に林野庁の長官以下現地に飛んでおりまして、対策に取り組んでおられました。たいへんスピーディーな努力に対して、私はじめ地元の皆さんもたいへんに感激をしておるどころでございました。  そこで、この災害に対して中央防災会議が現段階で大まかにどのような対策を進めておられるか。相当広範なひどい災害でありますから、おそらくまだ調査も途中であろうと思……

第72回国会 社会労働委員会 第19号(1974/04/23、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 今回のこの雇用保険制度というもののねらいは一体何か。一つには農村の皆さん、これをこの制度から徹底的に圧迫をするというねらいが一つ。それから女子を圧迫する。それから青年労働者をこの制度から圧迫をする。そうしてそのむちの半面、高齢者にちょっぴりあめをしゃぶらす。これが大体今回のこの改定の根幹だとこう見ますがどうですか。
【次の発言】 いまの大臣の御答弁、私が予算委員会で論議をしたのとちょっと違うのです。私はいまの政府の見方、日本を締めくくっておる財界や、そういう皆さんの基本的な考え方は、不況あるいは倒産、こういうので相当な失業者が出る、あるいは合理化をもっと徹底しなければこの不況……

第72回国会 予算委員会 第5号(1973/12/10、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、日本社会党を代表し、昭和四十八年度補正予算政府三案に反対し、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党四党の共同提案の組みかえ動議に賛成の討論を行ないたいと思います。  まず、討論に入る前に、憲法第六十六条二項の文民に関するわが党楢崎委員の質問に対して出された政府の確定解釈について、その取り扱いに対するわが党の考え方を明らかにしておきたいと思います。  憲法第六十六条二項の文民に関して出された今回の政府統一解釈については、なおいろいろの疑義があり、今後さらに論議を深め、国会としても解釈を確定すべきである、このことを明らかにしておきたいと思います。  私は、今日のわ……

第72回国会 予算委員会 第10号(1974/02/02、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いままで、商社の非常に行き過ぎた行為が指摘をされました。私も、観点を変えてひとつ問題を提起しなければなりません。  商社が系列会社をつくる。その場合に株式の大半を持つというやり方、あるいは金融を通じて支配の目的を遂げられるようにする、あるいは商品を流通させる過程の中で、取引の中で、系列体制を確立する、いろいろなやり方があるのであります。今回の場合は、十大商社の中にランクされております安宅産業という会社、これが系列会社をつくりました。そういたしますと、この系列会社の株式を四分の三持っておるのである。ところがこの系列会社に対していろいろな問題があったのだと思うのでありますが、系列……

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/02/25、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、商社の土地問題についてお尋ねをしたい。  丸紅さん、あなたのところは、農業関係の法規に基づく農業者になっていらっしゃいますか。
【次の発言】 農地法あるいは農業基本法その他の農業関係のたくさんの法律があります。この法律に基づく農業者に、丸紅さんはいつおなりになりましたか。
【次の発言】 丸紅さんは、会社の定款その他に、農業を営む法人、こういうぐあいに規定されておりますか。
【次の発言】 そこで、お伺いをいたしますが、岡山県備中町という町がございます。この備中町に西山地区という地域がございますが、大体、戸数にして二百戸余り、この皆さんの持っております土地、これが大体千七百……

第72回国会 予算委員会 第29号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 さきに田中総理に対して、いろいろな政策を展開する土台に土地の問題がある、すべての政策が土地の完全なる把握、この上に立たなければ政策の展開はできない。そこで政府は、現在、このわが国の土地の現状というものを正確に把握をしておるか。そこで、少なくとも今日の福田大蔵大臣の言う狂乱経済、この土台も、私はこの土地の投機、ここから始まったと思います。この土地投機の土台に、田中総理の言う列島改造論、これがあったことは明らかであります。  そこで、当面、前回の質問の際に、上場会社の持っておる土地の状況、このくらいのものは正確な資料が出なければうそじゃないか、こういうふうに申し上げましたどころ、……

第72回国会 予算委員会 第30号(1974/03/11、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 政府は、わが国の土地の実態を把握していない。そこで私は、前の総括質問の際に、総理に対して、特に上場会社の保有土地の実態について報告を求めたのであります。これに対して総理は、上場会社の保有土地という限定なら、有価証券報告書もあることでもあり、すみやかに誠意をもって調査をして報告する、こういう御答弁があったのであります。  それ以後、二月十五日ごろだと思いましたが、報告が参りました。その報告書は、建設大臣が、まことに申しわけないと言っておわびをしながら持ってまいった報告書であります。上場会社に対してアンケート調査を行ない、その中で、わずか三百数十社の皆さんが土地を持っております、……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/20、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十九年度一般会計補正予算、同特別会計補正予算及び同政府関係機関補正予算三案に反対し、日本社会党、公明党、民社党の三党共同提案の昭和四十九年度補正予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議に賛成し、あわせて、日本共産党・革新共同提案の動議に反対の討論を行なうものであります。  以下、反対の理由を五つにしぼって簡潔に申し述べます。  その第一の理由は、インフレ下で苦しんでいる弱者の救済が放置されていることであります。  老齢福祉年金受給者は、今年も余すところ旬日といった押し詰まった年の瀬を迎えながら、一カ月わずか七千五百円……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1975/05/28、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いまわが党の選挙制度の特別委員長であります大先輩の山本先生の方から御質問がございました。そこで私は総理に対する質問でありますから、ごく限定をした重要な問題をお尋ねをしたいと思います。  一つは今度の選挙法改正の中に連座制の問題が改正案として出されております。それから選挙違反というものに対するあり方、こういう問題について、たとえば今度改正をやったと言っておるのでありますが、これは全くざる法なんであります。言うまでもなく今度の改正ではこれは改正とは言えない。現行の連座制では、刑事裁判で総括主宰者等の刑が確定した後、検察官による当選無効訴訟が提起され、その判決によって当選無効が決ま……

第75回国会 予算委員会 第8号(1975/02/06、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、三木総理に最初にお伺いしておきたいのでありますが、三木さんが総理大臣として登場されたその当時は、従来の保守政治の形と変わったものが出てくるであろう、こういう期待を国民はみんな持ったと思います。しかし、二カ月間経過をしたわけでありますが、総理大臣になる前と、三木内閣が誕生してから以降の三木総理のいわば物の言い方、対応の仕方、これがだんだん総理になる以前とは違ってきておる、従来の自民党のいろいろ問題を持っておる体質そのままであるという印象を国民は強く受けてきておるのであります。私どももそう感ぜられてならないのであります。  確かに、いま起こっておりますインフレにしても、ある……

第75回国会 予算委員会 第14号(1975/02/17、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 先ほど伊原参考人が、いわばふるさとづくりにどう貢献をするか、これが地方銀行の使命だ、こういうふうに思っておられる。また佐々木参考人からは、国民のニーズにどうこたえるか、これが都市銀行の使命、こういう意味の御発言がございました。私は、かねてからこの土地政策あるいは土地問題、不動産、こういう問題点について心を砕いてまいった者でありまして、一つずつお尋ねをしたいと思っておったのでありますが、時間がございませんので、まとめて問題点を申し上げて、今後のこの金融機関としての対応の仕方、あり方というものをお尋ねしてみたい、こう思うのであります。  一つの例を申し上げますると、これは岐阜の十……

第75回国会 予算委員会 第22号(1975/03/04、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は日本社会党を代表し、ただいま議題となりました政府提出の昭和五十年度一般会計予算、昭和五十年度特別会計予算及び昭和五十年度政府関係機関予算案に反対、日本社会党、公明党共同提案の三予算の編成替えを求める動議に賛成、日本共産党・革新共同及び民社党提案の同編成替えを求める動議に反対の討論を行います。  今日のわが国経済の深刻な不況と高物価インフレ、その原因は、歴代の自民党政府の失政にあることは言うまでもありません。二十年に及ぶ高度経済成長政策を改め、経済の基本的転換、経済運営の根本的転換を行わない限り、現在の苦境から脱出する道はないのであります。しかるに政府は、総需要抑制策に金科……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 予算委員会 第7号(1975/10/28、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 法務大臣にお伺いをいたします。  人身被害等の公害を起こすということをあらかじめ知っておってその企業が操業したという場合に、一体どういう罪に問われることになるか。
【次の発言】 環境庁長官、また通産大臣にお尋ねをしますが、六価クロム公害でいま問題になっております日本化工、この会社が韓国の蔚山に進出をしております。これが八月一ぱいあたりで竣工したのではないかと思います。この韓国に進出をした日本化工に対して、かつてわが党の同僚議員が公特の委員会等において、日本においてこのように六価クロム公害を出しておる日本化工が、これが明らかでございますのに韓国蔚山に進出をした、したがって、かの……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 予算委員会 第8号(1976/02/05、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、一つは選挙制度の問題、それから予約限度超過米の問題を中心とする農業政策の問題、それから住宅政策の問題、さらに石油政策の問題、そして最後に新国際空港の問題、いわゆる成田空港の問題を中心にしてお尋ねをしたいと思います。  前国会で公職選挙法の改正を行いました。この際、衆議院の定数のアンバラを是正するということをやったわけであります。ところが、その際に、参議院の定数是正の問題あるいは全国区制度の問題、こういう問題は積み残しになったのであります。当時、三木総理は、この公選法改正審議の際に、食い逃げはいたさない、参議院の定数是正の問題を食い逃げするようなことはいたしません、今度の……

第77回国会 予算委員会 第18号(1976/02/27、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 成田空港の情勢が、御案内のように非常に緊迫をしてきておるのであります。そこで、前の委員会の際にも指摘をいたしましたように、成田空港は九五%完成をしてほんのわずかが残っておるという段階ではなしに、まだまだこれからなんであります。前回申し上げましたように、これからの方がむしろ大変なんであります。私の計算では、大体二兆数千億を成田空港及びその関連のことに費用をかけなければ、国際空港として機能できる状態にはならない。  たとえば、前の航空局長で現在日本航空に天下りをして成田担当の常務をやっておりまする手塚良成さんという人、この人は去る二月十八日の東京地裁の証言の中で、いまもし成田空港……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 災害対策特別委員会 第8号(1976/11/04、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私の郷里の酒田の今回の大火につきまして、各方面から大変な御支援、御援助をいただきましたことに感謝を申し上げます。  そこで、政府に要望したいのでありますが、この復興をどうやっていくかということについて、政府の各省庁にまたがっていくわけであります。したがって、ぜひひとつ政府の中に一つの窓口をつくっていただきたい。災害対策でありますから、国土庁が中心になって、そして建設省なり通産省なり大蔵省なり労働省なり、すべての方面に適確な、総合的な復興対策ができるように、ぜひひとつ統一された窓口をつくっていただきたい。これと、市及び県との間に一つの太いパイプで対策が進められるようにしてほしい……


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各種会議発言一覧(衆議院33期)

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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 予算委員会公聴会 第1号(1973/02/22、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 最初に矢野先生のほうにお尋ねを申し上げたいのでありますが、先ほど土地問題に触れられまして、土地問題は決着がついた、大企業が土地を買い占めて、その意味では決着がついたというふうに私は受け取ったのでありますが、問題は、しかしここから始まるのではないか。たとえば四十八年度のいま審議をしております予算を執行していく段階でも、道路の敷地、公共用地の確保こういう問題の予算で見込んであるもの、これと、実際に用地取得の作業を進めてまいります場合に、たいへんなトラブルが至るところで起こるのであります。これはやはり土地が営利の目的として、投機の対象として、金もうけの手段として押えられておるという……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1973/03/02、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 最初に労働大臣にお伺いいたしますが、いま日本の大都会、人口密集地帯の大都会の都市建設の事業、こういう事業の中で、労働力というものはほとんど農村の季節出かせぎの労働力に依存をしておる。ある意味では、いまのこの農村の季節出かせぎの労働力がなかりせば――都会にはホワイトカラーは非常に多い。しかし、地下鉄の工事であるとか、あるいは下水道の工事であるとか、都市改造の事業であるとか、こういう事業に直接従事をするような労働力は、いまの都会には非常に少ない。ほとんどが農村の季節労働力に依存しておるといって過言ではないのであります。  そういう現状の客観的な諸関係から見て、この季節出かせぎの……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 時間が制約をされておりますので、端的にお聞きをしたいと思います。  大臣、いなかの十万ぐらいの小さな町、最近人口が、町がどんどん開かれていっておるような地帯の直面しておる問題です。地方におきまして、農村の集落などになりますと、コミュニティーを推進するための集会所でありますとか、公民館でありますとか、あるいはそういうものがなくとも、神社に集まるとか、あるいはお寺に集まるとかいった、そういう場所があるのです。しかし、最近の都市化されつつあるそういう場所になりますと、そういう集まりを持つ場所がないのですよ。私の住んでおるところも、町になってちょうど六年ぐらいたつのですが、そのとき……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 時間がございませんので、端的にお尋ねをしたい。  都心において都市街路の整備などを行なう。この場合には実際の道路の路面工事よりも、道路に面しております商店なり何なり、そういうもののいろんな整備のための事業費のほうが約十倍くらいかかっておる。ところが土地改良基盤整備、これを行ないます場合、その区域内に市町村道なりそういう道路がある。土地改良基盤整備をやるのでありますから、当然その中を通っております町村道も、カーブをいろいろ改良したりいろいろなかっこうで改良、改善をしなければならぬわけであります。そういたします場合に、土地改良、つまり農民の側が、この土地改良区域内にある市町村道……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 大蔵大臣、御案内のようにいま季節出かせぎ者というものが非常に多い。この率節出かせぎの労働力というものがいまの日本社会においてどういう役割りを果たしておるのであろうかと考えてみますると、大都会、都市社会にはホワイトカラーが非常に多い。しかし地下鉄の工事にしても下水道工事にしても、都市の改造の事業にいたしましても、そういうどろんこになって働くという労働力は都市社会に非常に少ないのであって、この部面はほとんど農村の季節労働者によって担当しておる。もしいま農村の季節出かせぎ者というこの労働力がなかりせば、もう日本の建設工事、都市改造、こういった事業全般に大きな問題が起こってくる、こ……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 社会労働委員会地方行政委員会農林水産委員会建設委員会連合審査会 第1号(1974/05/08、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私はあらかじめ委員長に申し上げますが、答弁がよろしきを得ますれば、私に与えられております持ち時間を大いに短縮をして、簡潔に質問をしたい、こう思っております。  そこで労働大臣にお伺い申し上げますが、私の手元にも全国の各地から、こういうものが来ております。「失業保険法の全面改正に関する要望書」「政府は「失業保険法」を廃止し、新たに「雇用保険法」を制定して、昭和五十年四月から施行しようとしております。  雇用保険法が施行されますと、出稼ぎ農民にとっては、保険料の負担が増大するばかりか、従来最低九十日分給付されていた保険金が三十日分に引き下げられるなど、極めて改悪となるばかりであり……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 いまちょうど三月十五日を期限とする税の申告が行なわれておるのであります。この場合に各市町村の税当局者が非常に苦しんでいる問題がある。それは出かせぎ所得に対する課税の問題であります。出かせぎ所得というものはなかなか押えにくいのであります。一定以上のものは、源泉所得課税というので、出かせぎ先の税務署から、その住居税務署に対して源泉徴収票が送付をされてくる。これに基づいて、各市町村の税務当局者が、住民税と同時に税の申告業務を指導するわけである。これはわりと議論の余地がないのである。しかし、源泉課税対象にならない出かせぎ者の所得、これは所得金額を把握するのに各市町村当局者がなかなか……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1974/03/09、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 労働大臣にお伺いいたしますが、私どもは、これは若干主観的な面も含めまして、わが国就業構造の六十何%を占めておる労働者を保護する、これが現在の労働省の任務だ、こういう認識をしているのであります。いま労働災害などが起こる、ところが起こった労働災害に対応する労働省の、たとえば監督署の活動、これが必ずしも十分ではない。私どもの調査によりますると、監督署には機動性が非常にないのであります。全国の監督署の中で車などを持っておらない役所が非常に多い。この目まぐるしい現代の車社会の中において、監督署あたりに自動車の一台も配置されておらないという状況のところさえもあるのであります。こういう状……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は三十分までで、きちっと終わります。  内田長官のところでは、わが国の電力、いわば日本の産業構造の非常に重要な問題を大きく掌握をされておられるわけでありますが、現在電源開発調整審議会で建設を決定をしたこの発電所の建設が、電調審では決定を見ましたけれども、順調に建設が進んでおらぬというところが全国にたくさんあるのであります。  この状況をどういうふうに把握をされていらっしゃるか。私どもの承知をしておるのでは、十二月の電調審決定の以前の段階で三百万キロワット以上の発電所建設がなかなか順調に運んでおらないというふうに承っておるのであります。現状段階でどういう状況にあるかというこ……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 前に予算委員会の総括質問のときに、中小企業の金融対策についてお尋ねをしたのであります。当時中小企業庁の御判断としては、年末から一月ごろにかけて相当きびしい状況が出るのではないか。ところが思ったよりは案外であった。こういう状況。ところが、三月、四月あるいは五月という状況は必ずしもそう楽観を許さぬのではないか、こういう感じを持っておるのであります。その中で、通産大臣から、年末の特に三機関に対する特別融資ワク、これと同じ程度のものを当面の情勢に対応してさらに考えておる、こういう御答弁があったのであります。  その以降、それがどういう状況のもとに、どういう時期に、どういうふうに具体……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 農林大臣、私は予算委員会の総括質問の際にも申し上げたのでありますが、その際に、私ども、まだはっきりした御答弁をいただくまでに至っておらなかったと思っておりまする畜産対策の問題について、まずお尋ねをしたいのであります。  二月の初めのころと現時点では、わが国畜産農家の置かれておる状況は、あれから一カ月余、ますます深刻の度を加えております。現状の段階で、畜産農業者がいま農林大臣のほうに、政府に対して求めておるたくさんの課題があるのでありますが、この課題を大筋に、農林大臣としては、どういう問題がいま大きな問題だというふうに受けとめていらっしゃるか、お聞かせを願いたいと思うのであり……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は、いまの瀬野分科員の御質問ともかかわるのでありますが、文化財という問題、これが、一人の市民が文化財の埋蔵地域に住宅の建築をしたいというので、長い間働いてたくわえました資金でもって用地の取得を行なった、そして建築の許可申請をいたしましたところ、そこには貝づかがある、したがってまがりなりません。それはそれで一つの筋である。一方において、たとえば高速国道のようなものをつくるという場合になりますと、文化庁のほうはなかなかはきたる態度をとらぬ。私は、やはりこのあたりに一定の基準というものを、一人の市民の場合には文化財ですということでびしっとやっていく、そして高速国道のような場合に……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は、当第五分科会の副主査でもありますから、なるべく簡潔にいたしたい、こう思うのであります。  そこで国鉄総裁、私は長い間国会で、またがって地方議会で建設行政というものに携わってきました。したがって、道路政策その他にいろいろなかかわりを持ってまいりました。そういう観点から見ますと、国鉄はいまの再建の方策というものを三方一両損でやろう、こう言っているわけであります。しかし、道路の方は全部税でやる、これがたてまえですね。最近有料道路なども出てまいりましたけれども、原則的には税で全部やるのであります。したがって、いま国鉄というのが私鉄とは違いまして、余りもうかるところはやってはい……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 簡単にお尋ねをしたいと思います。  電波行政を担当していらっしゃる郵政省当局に伺いたいのでありますが、新しい建造物などが建つ、そういたしますと、電波障害でテレビがよう見えないというような状況が起こります。私ども、この場合に、いまの公害関係の法律的な土台であります加害者負担の原則というものが、いまの電波障害のような場合でも貫かれなければならぬのではないか、こう思うのでありますが、これはどうでしょう。
【次の発言】 それから、電波障害でテレビがよう見えぬようになった。この場合に、NHKの受信料というものを、見えなかったテレビに対して払う義務があるのかどうか。

第75回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 戦争で傷ついた方に対して現在恩給法によって年金の支給が行われておる。この支給のあり方について、私は非常な疑問を感ずるのであります。  それは、戦没者については、いわば遺族の資格というか、それが確認されますと、この制度が始まった段階にさかのぼって給付が行われる。しかし、傷痍軍人あるいは軍属というかこういう皆さんについては、申請主義という立場で、その申請された要件が全部内容を整えておって、そして政府の方で決定をされた段階から給付が行われるのであります。  そういたしますと、どういう状況が起こっているかといいますと、戦争による障害でありますから、いまから三十年前のことであります。……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 農林大臣、総括質問のときに引き続きまして、霞ケ浦高浜入り干拓の問題についてお尋ねをしたいのであります。  大臣、私は山形県出身で、何で茨城県の霞ケ浦の問題をばかみたいになって一生懸命やるのだと、御疑問かと思うのでありますが、霞ケ浦には鹿島開発というのが行われた。ここの開発の企業のメーンになっていっておりますのは住友でございます。私の郷里の酒田開発というのも住友が中心である。そこで、農工両全と言われた鹿島開発が、住友を中心としてどのように行われておるのかということに深い関心を持って、この七、八年間、鹿島の地域、霞ケ浦の周辺に、実は大変な関心を持ってきたわけであります。  そこ……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 最初にお伺いいたしますが、昭和四十八年分の農業所得税、これはどの程度徴収されたか、お伺いいたしたいのであります。それから、今度の五十年度予算の中に、昭和四十九年分農業所得税、これの歳入の見込みをどの程度に盛っておられるか、これもお伺いしたい。
【次の発言】 そこで大蔵大臣、でかいところの税金は非常にいろいろな面で緩やかに扱われておる。しかしこの農業課税などは大変に厳しいのであります。私の調査によりますると、昭和四十八年分農業課税――この農業課税の場合に、これは大臣は専門家ですから釈迦に説法だと思うのでありますが、税法では申告納税ということになっておる。しかし実際上は、青色申……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 予算委員会公聴会 第1号(1976/02/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 野尻公述人にお伺いをいたします。時間がございませんので、三点ほど簡単にお伺いいたします。  一つは、税金の問題ですが、しばしば私どもも非常な不合理ではないかと思いますのは、出かせぎによる所得、これと野尻さんの場合で言いますると、五十アール程度の農業経営、これにわずかばかりの山森、年収、出かせぎ所得を含めて百三十万ということでありますから、税金問題は余り問題には感じていらっしゃらないかもしれません。しかし、この出かせぎ所得と、小なりといえども農業所得が機械的に合算されて課税されておる。この問題について、最近農村の出かせぎは、比較的二ヘクタールあるいは二・五ヘクタール、三ヘクター……



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データ更新日:2023/02/05

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