岡田宗司 参議院議員
2期国会発言一覧

岡田宗司[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期- 4期- 6期- 7期
岡田宗司[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは岡田宗司参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

岡田宗司[参]本会議発言(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 参議院本会議 第4号(1950/07/15、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 社会党を代表いたしまして、昨日の吉田首相の施政方針に対しまして質問をいたします。  去る六月二十五日朝鮮に勃発しました事件は、国際関係に重大な影響を及ぼしておるのであります。我が国はこの動乱の朝鮮と僅か海峡一つを隔てておるだけでありまして、たとえ今日占領下にあり、未だ正常な国際関係に立ち戻つていないにいたしましても、かように地理的に接近しているということからいたしまして、あらゆる面におきまして非常に大きな影響を受けざるを得ないのであります。  そこで先ず吉田外務大臣に対しまして、この事件がどういうふうに発展して行くか、それが日本の国際的地位、講和の問題、国内政治経済に如何なる影響……

第8回国会 参議院本会議 第10号(1950/07/28、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 只今議題となりました主要食糧供出報奨物資の配給に伴う損失の補てんに関する法律案の農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  主要食糧供出農家の努力に報いんとする要望に答えまして、政府は昭和二十四年度産米及び甘藷の供出に対して、衣料品、自転車、魚肥等の報奨物資の配給を企図し、昨年中にその出荷を大部分完了いたしたのであります。然るところ本年の一月から織物消費税及び取引高税の廃止、公定価格の改訂並びにこれらの物資の供給の増加等によつて価格の低落を来たしまして、旧公定価格で仕入れた報奨物資は却つて割高となり、かてて加えまして農村購買力の減退と相待ちまして、報奨物資の売行……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第1号(1950/11/21、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 私共の農林委員会に所属せられておりました自由党に所属せられておりました土屋俊三君が、去る十一月六日肝臓癌を以ちまして急逝せられたのであります。同君を失いましたることは誠に私共同僚といたしまして痛惜に堪えぬ次第でございます。  土屋君は明治十六年千葉県に生れ、最初師範学校を卒業いたしまして教員の職にございましたが、中途養子に参られまして米穀商を営まれ、ずつと今日に至るまでその業務に携わつておられたのであります。戰争中におきまして、食糧の統制が行われるようになり、食糧営団が生れるや、千葉県の理事長になられ、更に又食糧公団になりましてからは千葉県の支局長になられておりまして、食糧の配給……

第9回国会 参議院本会議 第9号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 只今議題となりました競馬法の一部を改正する法律案の農林委員会における審査の経過及び結果について御報告申上げます。  この法律案の内容は、中京地区に国営競馬場を一ヶ所新設せんとするものでありまして、すでに第五回国会におきまして、衆議院議員早稻田柳右衛門君外十五名によつて、又第七回国会に同じく江崎真澄君外十五名によつて提出されたものでありますが、その当時におきましては、国営競馬について努めてその権威と品格とを維持するためには、競馬場の増設はこれを抑制し、若し中京地区に競馬場の新設を有利且つ必要とするものであるならば、既設の十一ヶ所の範囲内におきまして、或いは收支の償わないもの、又は休……

第9回国会 参議院本会議 第10号(1950/12/09、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 只今議題となりました衆議際議員小笠原八十美君外二十八名の提出にかかりまする競馬法の一部を改正する法律案の農林委員会における審査の経過及び結果を御報告申上げます。  この改正法律案の内容は、勝馬投票券、いわゆる馬券の売得金の控除率の引下げを主眼とするものでありまして、最近国営競馬及び地方競馬を通じまして、馬券の売行が不振となり、国及び地方公共団体における財源としての意義を少くし、競馬の経営に支障を来す事態が起るに至りました。而してそのよつて来たるところは控除率が過大であるごとに基くものと考えられるのであります。即ち競馬における控除率は、売得金に対するものと、拂戻金に対するものとを合……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第20号(1951/11/18、2期、日本社会党第二控室(左))

○岡田宗司君 私は日本社会党を代表いたしまして、(「どつちだ」と呼ぶ者あり)平和條約並びに日米安全保障條約に反対するものであります。(拍手)  今回調印されました平和條約は、その起草者であるダレス氏の言葉を借りれば、和解と信頼の條約であり、史上稀に見る寛大な條約として吉田全権は欣然これを受諾調印されたのであります。(「それは当り前だ」と呼ぶ者あり)併し、果してこれは、真に和解と信頼の條約であり、(「その通り」と呼ぶ者あり)史上稀に見る寛大なる條約と言えるものでありましようか。(「ある」と呼ぶ者あり)又我々はこれを喜んで承認することができるものでありましようか。(「ある」と呼ぶ者あり)由来、平和……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第18号(1952/02/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、昨日調印され、公表されました日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定に関し、政府に対してその内容の重要なる諸点につき若干質問いたしたいのであります。  我々は安保條約第三條に基いて締結される行政協定の内容が日本にとつて如何なる意義を有するものであるかについては、すでにこの條約の締結当時大体想像されておつたところでありますが、昨日発表された行政協定の全文を読んで、我々はこの協定が如何に日本の主権を著しく傷つけ、日本の独立を妨げ、従属国たらしめた屈辱的なものであるかを知つたのであります。(拍手、「そうそう」と呼ぶ者あり)……

第13回国会 参議院本会議 第34号(1952/04/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案並びに外国人登録法案に対しまして反対をするものであります。  平和條約の効力発生に伴い、どうやら形だけでも独立国となりました以上、外国人の出入国並びに登録に関する法律が整備されることはもとより当然のことでありますが、この二つの法律案は、單なる外国人の出入国の管理登録に関して技術的な規定をしておるだけではなく、今日の日本にとりまして極めて重要な内政上の問題、国際的な関係の問題に触れておる点があるのであります。問題は昭和二十年九月二日以前から引続き日本に在留……

第13回国会 参議院本会議 第56号(1952/06/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 只今木村君の質問に対しまする赤木君の答弁は食い違つている点があるので、これは明らかにしなければならん点であります。従いまして、右につきまして、この場において速記録をお読みになつて頂きたいことの動議を提出いたします。

第13回国会 参議院本会議 第62号(1952/07/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 採決は定足数があつて、本会議が成立をして初めでできるのであります。数がございません。
【次の発言】 それでは私の一身上の弁明をいたします。
【次の発言】(続) 溝淵君から私どもを懲罰することになりました。(「当然懲罰だ」と呼ぶ者あり)そうして溝淵君がいわゆる起訴状をお読みになつたのであります。これによりますというと、私どもは演壇を占拠して、(「図々しいね、実際」と呼ぶ者あり)或いは暴力を振つた、或いは公務執行を妨害した、いろいろ言われておるのであります。(「恐れ入つたか」と呼ぶ者あり)この一体原因を溝淵君はどう解明しておられるか、一向原因にはお触れになつておりません。併し私は原因……

第13回国会 参議院本会議 第63号(1952/07/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、インドとの平和條約の承認に賛成するものであります。(拍手)  昨年九月サンフランシスコにおきまして対日中和会議が開かれましたとき、インドはアメリカの招請を断りましてこの会議に出席しなかつたのであります。そうして本年四月二十八日に対日平和條約の効力が発生いたしますと同時に、日本に対しまして戰争終結宣言を発し、その後極めて短時日のうちに、この條約を日本との間に成立せしめたのであります。インドが会議に参加するのを断つたときに、吉田首相やここにおられますところの岡崎当時の国務大臣らは、インドのこの態度に対しまして遺憾の意を表しておりました。インド……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第9号(1952/12/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私はこの際、鹿地亘君の拘禁問題に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私はここに、最近社会の耳目を動させたアメリカ軍による鹿地亘君の不法逮捕並びに監禁事件につきまして、政府に対して以下数点に亘つて政府の所信を質したいと存ずる次第でございます。  数奇の運命に弄ばれました鹿地亘君は、在学時代、私も彼と共に学生運動を一緒にやつておりました。その後、絶えて久しく会わず、二十数年ぶりで昨夜我が党の代議士猪俣浩三君の宅におきまして彼と会い、本件の真相の一端に触れることを得たのでございますが、私が今ここに彼の身辺に起りました事件を取上げて国会の問題といたしますことは、誠に奇し……

第15回国会 参議院本会議 第16号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、日本国とアメリカ合衆国との間の船舶貸借協定の締結について承認を求める件について応対するものであります。  政府は、昭和二十七年四月二十四日に、外務大臣吉田茂氏より連合国最高司令官リッジウエー大将宛の書簡を以ちまして、アメリカ政府に対して最少限十隻のフリゲート艦、五十隻の上陸用支援艇を日本国政府に貸与することを要請したのであります。アメリカ合衆国は、この要請に応じて日本に対して、フリゲート艦十八隻、上陸用支援艇五十隻を日本に貸与することに決し、日本国政府に対して或る種海軍パトロール鰻艇を貸す権限を与える法舘案を合衆国議会に提出し、七月八日、……

岡田宗司[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

岡田宗司[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○委員外議員(岡田宗司君) 只今岡太委員長からのお求めによりまして、農林委員会におきまして地方税法案に対する修正の要望がございます。これをまとめまして皆様に御配付したわけであります。私共は非常に多くの点について今度の地方税について直して頂きたい、こう思つておるのでございますけれども、いろいろ討議をいたしました結果、非常に農林関係の問題が広汎に亘りますので、それでは本国会において審議する暇もないしいたしますから、要約いたしまして、極く重要な点だけを先ずお願いしたい。こう考えまして、このプリント刷に掲げてありますような点に要約したわけです。即ち都道府県税につきましては、附加価値税の点はこれが実施は……

第8回国会 農林委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは只今より第一回の農林委員会を開会いたします。  先ず理事の互選をいたしたいと存じます。
【次の発言】 只今の岡村君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないようでありますから、委員長から指名させて頂きます。本委員会の理事を自由党の西山龜七君、緑風会の片柳眞吉君、国民民主党の岩男仁藏君、第一クラブの岡村文四郎君にそれぞれお願いいたすことにいたします。
【次の発言】 次に調査承認要求に関してお諮りいたします。お手許に資料をお配りしてありますが、先国会におきまして新農業政策確立に関する調査の承認を受け、その調査に著手したのでありますが、事態はますます重……

第8回国会 農林委員会 第閉会後1号(1950/09/18、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開催いたします。御通知申上げましたように、本日は先ず第一に昭和二十六年度の農林予算につきましてのいろいろ経緯がございますので、その予算編成の経緯につきまして一応会計課長より説明を聽くことにいたします。尚引続きまして二十五年度の補正予算につきまして会計課長よりの説明も併せて聽くことにいたします。伊東会計課長。
【次の発言】 只今伊東会計課長から二十六年度予算についてのいろいろな御説明があり、又二十五年度補正予算の要求額についての御説明がありました。これに対する御質問がありましたらして頂きたいと思います。御質問ございませんか。

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それではこれより委員会を開会いたします。  過日の委員会で決定いたしました商品取引所法案に関する通商産業委員会との連合委員会が、明二十一日午前十時からと決定いたしましたので、各委員におかれましては、明日までに御配布になりました法案並びに参考貸料を十分御検討の上、御質問の準備をなさるようにお願いいたします。  本日は去る十七日に承認されました新らしい農業政策の確立に関する調査の一環といたしまして、農林政策について政府当局から説明を聴くことにいたしたいと存じます。  先じ廣川農林大臣の御臨席を得ましたので、農林大臣の御所見を伺いましてから、その次に具体的なこと等につきまして……

第8回国会 農林委員会 第閉会後2号(1950/09/19、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは昨日に引続きまして農林委員会を開会いたします。  本日は農林漁業金融公庫に関する点につきまして、先ず農林省側からの御説明を承わることにいたします。一つ平川さんお願いします。
【次の発言】 只今平川官房長より、農林漁業金融公庫について御説明がありました。これに対して御質疑を願います。
【次の発言】 大蔵省主計局から佐竹主計官がお見えになつておりますから、本問題について尚大蔵省方面の事務当局で、今まで分つていることについては佐竹主計官の方からお答えを願うことにいたします。
【次の発言】 私からちよつとお伺いしたいのですが、平川さんに……。この金融公庫のできました場合……

第8回国会 農林委員会 第3号(1950/07/24、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは只今より第四回の委員会を開会いたします。本日は要る十九日本委員会に付託されました自作農創設特別措置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。  そして最初に広川農林大臣から提案理由の説明をお伺いいたしまして、続いて政府委員からいたしまして、本案の内容それから参考資料その他の附随説明を聽くことにいたしたいと思います。  それでは広川農林大臣より本案の説明をお願いいたします。
【次の発言】 只今農林大臣より提案の理由の説明がございましたが、佐野農地局長が御出席になつております。佐野農地局長は説明員でございますので、御発言につきましては委員会の許可が要ることにはな……

第8回国会 農林委員会 第閉会後3号(1950/09/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは昨日に引続きまして農林委員会を開催いたします。  本日は横川農林大臣の御出席を得ましたので、一昨日、昨日農林大臣に対する質疑を留保されておられた方々の御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 片柳さんよろしゆうございますか。それじや岡村さん。
【次の発言】 よろしうございますか。
【次の発言】 では私からちよつと質問いたします。前国会におきまして自作農創設特別措置法の改正案が審議未了になつております。そして土地価格等につきましてポツダム政令を出された。これはいろいろ私遺憾な点があつたとこう思つておりますが、ポツダム政令の出し方を見ておりますと、従来のポツダム政令……

第8回国会 農林委員会 第4号(1950/07/25、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。  本日は最初に自作農創設特別措置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。本案につきましては、昨日提案理由並びに改正事項の説明を政府より聽取したのでありますが、只今追加資料が参りましたので、先ずこれについて説明を伺い、それから質疑に入りたいと存じます。尚、質疑は初めに総括的なものをお願いし、その次に具体的な質疑を行うようにしたいと存じますので、御承知頂きたいと思います。速記を止めて……。    午前十時四十六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて……。それでは午前中はこの程度にして、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時……

第8回国会 農林委員会 第閉会後4号(1950/10/12、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それではこれより農林委員会を開会いたします。公報でお知らせいたしました通り、本日は昭和二十六年度の予算並びに二十五年度の補正予算につきまして、大体農林省側の御説明をお伺いする、そうしてそれに対する質疑を窄めて行く、こういうふうにやつて行きたいと、こう思います。先ず農林省側からの御説明を伺うことにいたします。
【次の発言】 只今伊東会計課長より大体二十六年度の予算、それから二十五年度の補正予算等につきましてのあらましの御説明がございました。これに対して御質疑ございませんか。
【次の発言】 伊東さん、これは共済関係のことなんですが、県の共済組合連合会に対する赤字が出ています……

第8回国会 農林委員会 第5号(1950/07/26、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。  先ず最初に前回の農林委員会におき繁して三好君から甘土料の問題につきまして、つまり甘土料のある土地の課税の問題につきまして政務次官の方にお尋ねがあり、政務次官は後日回答するということを言われておつたのであります。それについて政務次官からの御回答をお願いしたい、こう思います。尚農地局長その他の説明員の発言は予めこれを許可いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。島村政務次官。
【次の発言】 三好さんよろしうございますか。  それでは本日政府より、主要食糧供出報奬物資の配給に伴う損失の補てんに関する法……

第8回国会 農林委員会 第閉会後5号(1950/10/13、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは昨日に引続きまして農林委員会を開会いたします。先ず二十五年度補正予算並びに二十六年度予算につきまして、昨日に引続き本日は先ず畜産局関係の予算からお伺いすることにいたします。
【次の発言】 畜産局関係の予算の説明はこれで終つたそうです。御質疑を願います。
【次の発言】 ちよつと飼料課長。今仏印から「とうもろこし」の輸入という話がありましたが、これは実際に入つて来るのはいつ頃になりますか。
【次の発言】 これから国内にまだ「とうもろこし」が食管のほうに入つているわけですね。全部でどのくらい残つておるのですか。

第8回国会 農林委員会 第6号(1950/07/27、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開催いたします。昨日に引続きまして自作農創設特別措置法等の一部を改正する法律案についての御審議を願います。農林大臣が御出席になつておりますので農林大臣に対する質問をお願いいたします。
【次の発言】 只今片柳さんから大蔵大臣の御出席の要求があつたようでありますが、これは午後で宜しうございますか。
【次の発言】 それでは午後に大蔵大臣の御出席を願います。
【次の発言】 三好さんよろしゆうございますか。
【次の発言】 十二時を過ぎましたので、これで委員会を休憩いたしまして、午後引続き開催することにいたします。御異議ございませんか。

第8回国会 農林委員会 第閉会後6号(1950/11/20、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開会いたします。  農林委員でありました土屋俊三君が十一月六日午後一時に肝臓癌を以て急逝せられました。誠に哀悼に堪えない次第でございます。つきましては、私が参議院を代表いたしまして、又農林委員会を代表いたしまして、千葉県松尾町において執行せられました葬儀に参列いたしまして、弔詞を述べて参りました。尚常任委員会といたしましては花輪をお贈り申して置きました次第でございます。右御報告申して置きます。尚その花輪につきましては各委員に御負担をお願いいたすことにいたしまして、一応歳費のほうから百十円差引いて置きましたので、その点御了承願いたいと存じます。以上でご……

第8回国会 農林委員会 第7号(1950/07/28、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開会いたします。  質疑を続けます前に、本委員会に付託されております請願陳情についての取扱い方について御協議を願います。お手許にお配りしてあります請願陳情一覧を御覧願います。非常に沢山の件数が出ておりまして、本来ならこれを小委員会でも設けて一々検討をいたしまして、これを採択するかどうかを決定しなければならんかと思うのでありますが、この国会におきましては農林委員会としては、そういう時間を持ちませんので、これは一つ委員会の事務当局の方で御検討を願つて、そうしてその結果を聴いて、こちらで採択するかどうかを決めるというふうにいたしたら如何かと思うのでございま……

第8回国会 農林委員会 第8号(1950/07/29、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。本朝理事会を開きまして、本日午後行うことになつておりました農業金融関係についての農林中金並びに農林省当局の方々との懇談は、議事の進行上の都合もありまして延期いたすことに決定いたしました。尚他の点につきましては、午後更に理事会を聞きまして決定いたしましてお諮りいなすことにいたします。  次いで本日は小作料等の問題につきまして証人をお喚びしておるのであります。で証人からこの問題につきまして御見解を伺うことにしておりまして、証人としては、東大教授近藤康男氏と、日本農民組合事務局長大森眞一郎氏とをお喚びしたのであります。  先ず近藤教授より小作料……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/30、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) ではこれより農林委員会を開会いたします。  先ずお諮りしたいことがございます。先に議長の承認を得まして調査を行なつて参りました新農業政策確立に関する調査でございますが、本件につきましてはまだ調査を終了しておらないのでありますが、報告書を提出しなければならないようになつておりますので、一応未了報告書を提出することにいたしいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 つきましてはその手続等は委員長に御一任をお願いいたしたいと存じます。尚本報告書には多数意見者の署名を必要としますので、御署名を願いたいと存じます。   多数意見者署名     西山 龜七  片柳 眞吉 ……

第8回国会 農林委員会 第10号(1950/07/31、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それではこれより委員会を開催いたします。  委員会を開催するに当りまして私から一言申上げることがございます。昨日夕刻の委員会におきまして、私が委員長として執りました行動は、私が至らざるところが多く、当時の情勢の判断を誤りまして、(「そんなことない」と呼ぶ者あり)遂にああいうふうな結果を見たのでございます。これはひとえに私の不明にして不敏のいたすところでございまして、(「ノーノー」と呼ぶ者あり)委員諸君にいろいろと御迷惑をかけましたことをここに深く陳謝する次第でございます。  次にお諮りいたしますが、競馬法の一部を改正する法律案につきまして閉会中に継続して審査することに御……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 農林委員会 第1号(1950/11/27、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは農林委員会を開会いたします。  去る二十日の委員会におきまして皆さんの御了承を得ました議事日程に基きまして、差当りの議事日程をお配りしましたように、作成いたしまして、これを本朝理事会で諮りまして、承諾を得ましたので、暫らくこの日程に従いまして議事を進めて参りたいと思います。御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なければさようにいたします。  次に前國会におきましてやつておりました新農業政策の確立に関する調査でございますが、去る二十日の委員会におきまして、これも一応御了承を得ておりますので、本國会も本調査を継続して行うことにいたしたいと思いますが、御異議ござい……

第9回国会 農林委員会 第2号(1950/11/30、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それではこれより農林委員会を開会いたします。  農政局長がお見えになつておりますので、農政局長より二十五年度補正予算中の農政局関係の予算について先ずお伺いすることにいたします。
【次の発言】 只今農政局長より農政局管内の二十五年度補正予算に関する御説明がございましたが、これに対する御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 あとで一つ、休憩中に取扱いかたを何いたしまして、適当なときにやることにいたします。よろしうございますね。
【次の発言】 それでは午前の開議はこれを以ちまして休憩いたします。    午後零時二十二分休憩

第9回国会 農林委員会 第3号(1950/12/04、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。  新農業政策確立に関する調査を議題といたします。速記をとめて。    午前十一時六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。それでは午前中にこの程度にして休憩いたします。    午後零時十分休憩
【次の発言】 それでは只今かも委員会を再開いたします。  本日農林大臣の御出席を得ましたので、過日の委員会におきまして事務当局にいろいろ御質疑がありましたが、その際になおはつきりしない三点等がいろいろな問題について残つておりますので、これを順序を立てて御質疑を願いたいと存じます。  それで先ず第一に、農林漁業中央金融公庫が大分最初と情勢が変つてお……

第9回国会 農林委員会 第4号(1950/12/05、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開会いたします。  農林大臣がお見えになつておりますので、農林大臣に対する御質疑をお願いいたしまするが、先ず食糧統制関係の問題についての御質疑からお願いいたします。
【次の発言】 ちよつとさつきの雑穀の質問に関連して、農林大臣にお伺いしたいのですが、先ほど麦の価格が成る一定の基準より下つた場合には、政府がこれを買上げるようにしたい、いわゆる指示価格をきめる。こういうことだつたのですが、そういたしますと、これはそういうような法律を作らなければならんと思うのですが、その点について政府はこの通常國会にそういう指示価格制による食糧の買上げの統制を外した後の食……

第9回国会 農林委員会 第5号(1950/12/07、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより農林委員会を開会いたします。  本日は先ず昨六日本委員会に付託されました小笠原八十美君外三十八名提出の競馬法の一部を改正する法律案について説明を聞き、次に、継続の競馬法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、そのあとで調査のほうに行くというふうにしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは発議者も見えておりますから、先ず競馬法の一部を改正する法律案について提案理由の説明をお聞きすることにいたします。
【次の発言】 速記を止めて……。    午後二時三十二分速記中止
【次の発言】 速記を始めて……。それでは競馬法の一部を改正する法律案、これ……

第9回国会 農林委員会 第6号(1950/12/08、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) これより委員会を開会いたします。  本日は競馬法の一部を改正する法律案を議題といたします。本件につきまして、衆議院から発議者として原田雪松さん、政府側は畜産局長と管理課長が来ておられますから、それぞれ説明を聞き、それから質疑に入ることにいたしたいと思います。ちよつと速記を止めて。    午後二時三十一分速記中止
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。他に御質疑がないようでしたら、本法律案についての質疑はこの程度で打切つてよろしうございますか。
【次の発言】 それでは本案についての質疑はこれで打切ることにいたします。なお本案につきましては、討論を省略して、直ちに採決を……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 農林委員会 第34号(1951/05/17、2期、日本社会党)

○委員外議員(岡田宗司君) 私どもの渡米に際しましては、農業委員会のほうでも送別会をして頂きましたし、又いろいろ留守中にも何かと御迷惑をかけたことと思います。その点厚く御礼申上げます。  私どもは、一月の九日にこちらを立ちまして、四月の八日に帰つて参りました。行き帰り飛行機でございましたので、大体三カ月間ずつと向うにおりまして、アメリカの農業を主として視察して参りました。先ずワシントンに一カ月おりまして、その間農務省には殆んど日参をいたしまして、農務省の農務長官のブラナン氏、或いはアシスタント・セクレタリーの八千トンというような人にも会いましたし、又各局の局長等からそれぞれの局の仕事につきまし……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 外務委員会 第1号(1951/08/16、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 本日午前七時に、講和条約草案の最終のテキストが発表されたのでありますが、我々はまだラジオで承知しただけで、これを見ておりません。至急にこれを御配付願うことをお願いいたします。


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第1号(1951/10/18、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 この委員会における理事の数は七名になるかと思うのであります。それでこれの割振りによりましては、或いは第一クラブ、共産党、労農党から理事を出すことがかなり困難になるというような面も考えられますので、その点につきましては十分に御考慮を拂つて頂きたい。そうして場合によりましては、その数等につきましても、理事会は主として運営上の問題に関連する問題でございますから、数等につきましても、その運営がうまく取計われるようなふうに御考慮を願いたい、そういうふうに思います。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第7号(1951/10/31、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ず日米安全保障條約につきまして、吉田首相にお伺いいたしたいと思います。本條約が締結されました目的は、日本の安全保障、即ち今日武力を持たない日本が暫定的にアメリカ軍に今後駐屯してもらいまして、外からの武力攻撃を阻止してもらうというのがこの條約の目的となつておるのであります。併しこれをアメリカの側から見ました場合にはどうか。本條約によりまして、アメリカがエクスクルーシヴに日本に軍事基地を設けまして、そうして軍隊を駐屯する権利を得るということになるのでありますが、これは單に日本の安全を保障するというだけの目的ではないのではないか。即ち第二次世界大戰後におきまして、米ソの対立がだんだん……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第8号(1951/11/01、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 今委員長のお話を聞いておりますというと、一般質問が終つていよいよ逐條審議だと、こういうことでありますが、そうしてこの逐條審議には吉田外務大臣の御出席がない。そうして最後に再び吉田外務大臣の御出席を得て、そうして総括的な最後的な質問をやる、こういう順序のように伺つておるのであります。
【次の発言】 若しそうでなければ大変結構でございまして、私どもといたしましては、途中是非とも吉田外務大臣の御出席を願いたいと思います。なお逐條審議に当りましては、西村條約局長が主として答弁に当られるように拝見するのでありますけれども、やはりこれは賠償の問題につきまして、或いは漁業関係の問題等につきまし……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第9号(1951/11/02、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 今の問題に関連して……。只今保利労働大臣からILO加入の問題が出ましたので、この際、念のためにお伺いしておきたいと思います。勿論我々といたしましては、日本が一日も早くILOに参加いたしまして、今保利労働大臣の述べられましたように、日本の労働三法の施行等が世界に遅れておらないということが実際でありましたならば、それを世界に闡明することは誠に必要であろうと思うのでありますが、本年ILOの会議が開かれました際に、オヴザーバーといたしまして、日本からもそれぞれ代表が列席いたしたのであります。そのILOの会議におきまして、日本の労働三法の改正問題等につきまして大分議論があり、そうしてそれに……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第10号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 今の点に関連して七十八條の問題ですが、日本に主権が残る、そうして日本が今度国際連合の加盟国となる、その場合に日本の一部に信託統治が行われる、実に奇妙な話なんです。その場合に果して日本が平等の主権を持つた国になるか、こういう点なんですがね。先ずその点からお伺いしたい。つまり日本が国際連合の一員になつたときに日本の一部に信託統治が行われる、而もアメリカを唯一の施政者とする信託統治か行われると、その場合に日本は国際連合の平等なる権利を持つ一員であり得るかどうかという点についての御解釈をお聞きしたい。
【次の発言】 そういたしますと、今の第七十七條の問題になつて來るのすが、恐らく(c)の……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第11号(1951/11/06、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 第二章の第二條についてお伺いしておきたいと思います。先ず第二章の第二條(a)でございます。「日本国は、朝鮮の独立を承認して、」とありますが、朝鮮は御承知のように二つの政府ができております。北朝鮮と南朝鮮に別の政府ができておるのであります。朝鮮全体が一つの独立国になつております場合におきましては、この独立の承認の問題は何らむずかしい問題はないと思いますが、二つになつておるということは、やはり非常に厄介な問題をもたらすものと思います。日本政府におきましては朝鮮の現在の状態、これは二つの政府があるという、こういうことを先ず認識して、そうして今のところ南朝鮮の大韓民国政府を承認する、こう……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第13号(1951/11/08、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 第三章につきましては、すでに多くのかたがたが質問なされましたので、或いは重複する点があるかと思いますが、二、三の点についてお伺いしたいのであります。  先ず第一にお聞きしたいのは、第六條でありますが、第六條の但書のほうであります。勿論この但書に基く條約として安保條約が締結されるわけでありまして、その安保條約につきましては、後にいろいろお聞きしたいと思いますが、この第六條の後段のうちにおきまして、「外国軍隊の日本国の領域における駐とん又は駐留を妨げるものではない。」そうして駐屯がステーシヨニング、駐留はリテンシヨンとなつておりますが、この駐屯と駐留とはどういう違いがあるのか、これを……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第15号(1951/11/10、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 委員長、議事進行について……昨日新聞紙上に米加日漁業條約の草案が、アメリカ側で作りました草案が発表されております。で、これは本條約に基いて当然成立することになるものと思うのでありますが、本條約の審議に当りまして、私どもはあのアメリカ側で提案されました草案をこちらに出して頂きたいと思います。そしてそれについての説明、並びに日本側において、日本政府においてはこれに対してどういう案を持つて臨むかという、その態度についてお伺いしたいのであります。これを是非明後日の委員会におきまして、アメリカ案の説明並びにそれに対する日本側の態度、それに対する質疑をやつて頂きたい。  それから連合国財産補……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第16号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 曾祢委員の質問に関連いたしまして通産大臣に一言お伺いいたしたい。通産大臣は、外国の資本の日本への導入の必要があること、現在の程度においては外国の資本によつて日本の産業が支配される虞れのないことを御指摘になつて、楽観論を述べられておつたのでありますが、併しながら外国資本が入る問題は、これは経済上の問題ばかりではなく、又いろいろな国民の感情等々の問題もあるのであります。外国資本が他国に入りまして、そのためにいろいろそういうむずかしい問題が起りましたことは、これはアジア或いは南米諸国において幾多ある。そこで私どもといたしましては、どうしても外国資本を導入いたしまして、日本がその資本の力……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第17号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 この條約案は今後インドネシア或いはオーストラリア、中国、朝鮮、その他、日本との漁業のいろいろ関係のある所との交渉の上に先例となるものでありまして、非常に重大なものであることは申上げるまでもないところでありますが、この條約案を拜見しておりまするというと、結局日本が北太平洋のカナダ、或いはアメリカ寄りの公海において全然漁業ができない、こういうことになつて、日本の漁業が北太平洋のアメリカ寄りの方面においては締め出されてしまうという結果になる、こういうふうに私どもは見ておるのでありますが、このアメリカ側の草案の通りになるとすればそうなるものかどうか。外務次官にお伺いしたいと思います。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第18号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は大体明白なようなことをお聞きしたのですが、なぜこういうことをお聞きしたかと申しますと、この平和條約の第五條によりまして、今首相がお答えになりましたような意味でのあらゆる援助の義務を負うことになつて来ます。国連に加盟しない日本があらゆる援助の義務を負う、こういうことを條約の中で約束をし、更に條約の前文におきまして日本が国連に加盟を申請する、こういうことが書かれているのであります。そういたしますならば、何らかの形で国連に入るということがすでにこの條約の成立に当りまして約束されている。それが前提でなければならんと思います。單なる法規的な解釈の問題でなくして、私はこの点については、総……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第19号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 私はいろいろございますが、大蔵大臣の御出席の都合もありますので、大蔵大臣に若干の点をお伺いしたいのであります。  第三條の問題でございます。即ち、「アメリカ合衆国の軍隊の日本国内及びその附近における配備を規律する條件は、両政府間の行政協定で決定する。」この配備を規律する條件の中には勿論経済関係のものが含まれると思うのであります。例えば基地の建設或いはそれの維持の費用、或いは宿舎等の問題もございましようし、そのほかいろいろな問題があると思うのでありますが、伝え聞くところによりますというと、今後アメリカ軍が駐屯又は駐留する場合におきまして、日本国におきましてもその費用を何らかの形で負……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第20号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 平和條約に関しまして、かなり長い間質疑が行われまして、いろいろ明らかになつた点もあつたのでございますが、併し一方におきまして、この長い質疑を終えましても、何らまだ我々に対して明らかにならない点があるのであります。そこで総括質問におきまして、それらの点を若干私はお伺いして見たいと思うのであります。  先ず第一にお伺いしたいのは、やはり主権の問題と、潜在主権の関係の問題でございます。主権の問題につきましては、この條約によりまして、日本は主権国として認められることになるわけでございまして、この点は問題ないのでございますが、日本の主権…、この信託統治に附せられますところの南西諸島、或いは……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第21号(1951/11/17、2期、日本社会党第二控室(左))

○岡田宗司君 私は日米安全保障條約につきまして、首相に三、四の点をお伺いしたいと思うのであります。この條約は條約前文に記されております通り、これは日本側の希望によつてできたものであります。併しながらこの條約は單に日本側の希望が盛られておるだけではないのでありまして、アメリカ合衆国側の日本に対しますところの希望と申しますか、期待というものも含まれておるのであります。即ち前文の最後のところにおきまして、「アメリカ合衆国は、平和と安全のために、現在、若干の自国軍隊を日本国内及びその附近に維持する意思がある。但し、アメリカ合衆国は、日本国が、攻撃的な脅威となり又は国際連合憲章の目的及び原則に従つて平和……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務委員会 第6号(1952/02/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は二十日の日に佐世保に参りまして、そうして市長にも会い、更にこれらの地域を視察して参りました。まさしくこの請願にある通り、特に私一つ当局のほうにお聞きしておきたいのは、大分あすこのアメリカ軍の司令官のほうから、占領が解けない前に何らかの形で早くこういう地域を再び接收して使いたいというような何があつたようであります。これに対して市当局は行政協定もできるのだから、そのほうにおいて一つこの問題は取計らつてもらいたいということで、まあいわば返事をしておらない。一体そういうふうに現在占領軍当局は、占領が解ける前に現在の占領軍の持つておる権利に基いてこういうふうなことをやるのか、こういう事……

第13回国会 外務委員会 第8号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 岡崎国務大臣にお伺いいたします。北大西洋條約当事国間の軍隊の地位に関する協定でございますが、これはやはり軍隊の地位についてのいろいろな問題を含むこと、丁度この間結ばれた行政協定と同じようでございます。ところがこれには批准條項がちやんと附いておる。つまりこういうような点から見まして、今度の行政協定が、日本の場合につきましては全然批准條項が附いておらんということは、やはり日米安全保障條約を締結する際に、日本政府が向うさんの御意見で以てそんなものは批准に付さなくてもいいんだ、こういうことで批准に付さないということになつたのかどうか。なぜ批准をしなくてもいいということに両国間できまつたか……

第13回国会 外務委員会 第9号(1952/03/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 請願、陳情の問題に入る前に、この前の委員会から引続き問題になつておりましたモスコー行きの旅券に関する問題でございますが、これについて一つここでいろいろと御研究を願いたいと思います。如何でしようか、委員長そういうふうにお取計らい願えませんか。
【次の発言】 馬鹿なことを言われちや困ります。この間次官はここへ御列席になつておいてそれの要求のあつたことを十分御承知のはずなんです。ところがその点について議会のほうから申出がないから云々と言つておるけれども、知らんはずはない。用意しておくのが当然なんだ。それを用意しておかないで、今のような答えをされるのでは甚だ我々は困る。どうか一つそういう……

第13回国会 外務委員会 第10号(1952/03/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 今の石原君のお話を聞いておるとばかばかしくて話にならん。大体今度のモスコー会議は、捕虜抑留の問題と関係があるかどうか、又漁船拿捕の問題と関係があるかどうか、この点も十分に我々は考慮を拂わなければならん問題なんです。こういうばかげた答えを我々に與えるなんということは一体どういうおつもりなのか、とにかくあなたがたは、帆足君なり宮腰君なりが向うへ行つて又捕虜になるとか、或いはその漁船が拿捕された場合のように、捕まつて身体に危害が加えられる、そういうことを調査研究をしようというのですか。
【次の発言】 石原次官の冗漫な答弁は私必要としない。で一言ずつでいいからお答え願いたい。  第一に帆……

第13回国会 外務委員会 第19号(1952/04/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 この表を見ただけでは、私どもに一体この年俸が果して妥当なものかどうかがさつぱりわからない。これはただ順序よく上から下までずらりと並べてあるだけで、それぞれの国における賃金、俸給という、そういうものが一体どの程度のものであるか、例えばここにあるアメリカの場合の十二号俸が二千二百五十ドル、この二千二百五十ドルをもらうべき人は、内地では一体外務省でどの程度の俸給をもらう人なのかということを先ずお聞かせ願いたい。  それから二千二百五十ドルをもらう人が一体これを月割にすると幾ら、週割にすると幾ら、そうするとアメリカのいろいろな所得の階級がありますが、それに比べてこの大使から十二号給までも……

第13回国会 外務委員会 第21号(1952/04/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 この「最近の国会において」という意味ですが、今のお話ですと、とにかく政令がきめられてすぐその次に開かれる国会と、こういうことになるのですがたまたまその国会が、この前の例に見られましたように極めて短かい国会、そうして、こういう法律の改正等が出されないというような場合があり得る。そうなつて来ると、「最近の国会」ということはどういうことになるのですか。
【次の発言】 とにかく「物価若しくは為替相場の著しい変動その他特別の事情により、緊急に在勤俸の額を改訂する」云々とあるのでありますが、これは相当大幅な変動のあつた場合と解せられると思うんです。そうなつて参りますというと、予算の問題が関連……

第13回国会 外務委員会 第23号(1952/04/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 議事進行について。今の平林さんの御発言は根本的な問題になつておるのです。これはちよつと今日御出席になつておる政府委員にはお答えできない。若しできますれば外務大臣の御出席を願つてそういう問題を先ず明らかにして、そして更に進む、こういうふうにしては如何でしようか。
【次の発言】 先ほど各軍港都市の視察の結果御報告がありまして、それについて伊關氏のほうにこれに対してどういう態度をとるか、こういうことが各委員の間から御質問があつたのです。ところがそれについて進行状況の御説明はあつたが、どういう態度をとるか、どういう態度をとつて臨むかということについて何らお触れになつておらん、甚だ心許ない……

第13回国会 外務委員会 第24号(1952/04/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 岡崎国務大臣にお伺いしたいのでございますが、この法律案第二條の六項の中に「別に法律で定めるところにより」云々という句がございます。この六項を昨日審議しておりました際に、この別に法律で定める云々ということの前提として、現在行われておる日韓会談の結果の何らかの條約取極め、或いは台湾政府との交渉によつて平和の取極めが前提になるということがわかつたわけであります。そこでこの法律を制定するに当りましてその前提たるものが明らかになつておらなければならないと思いますので、現在日韓会談或いは台湾との條約の中において日本に在留する朝鮮人或いは中国人の地位に関してどういうふうな話合いが行われておるか……

第13回国会 外務委員会 第25号(1952/04/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私はちよつとこの問題とは離れますが、外国人の帰化の問題について伺いたい。それは昭和二十年九月二日以前から引続き住んでおる、そうして特に日本人を配偶者としているというような人々で今度外国人になつた、或いは又従来から中国の国籍を持つて永い間住んでおつて日本人を配偶者としておるような人もたくさんおる。そういうふうな人々が日本に帰化をする、そうしてその人々が帰化をする場合にいろいろ法律があるのでありましようが、そういう人々の日本の国籍への帰化については何か簡易な手続でこれから入つて来る外国人、まあ一般の外国人の帰化の手続よりも容易な方法で帰化ができるようにする、こういうことを政府は考えて……

第13回国会 外務委員会 第26号(1952/04/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私はポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案並びに外国人登録法案につきまして、外務委員会におきまして、或いは外務、法務連合委員会におきまして、いろいろ質疑を重ねましたが、極めて不備があると存じますので、修正案をここに提案いたしたいと思います。その修正案に関しまして、ここに先ずその案文を読み上げます。それはポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案中の修正の個所でございますが、第一が第二條六のうち「別に法律で定めるところによりその者の在留資格及び在留期間が決定されるまでの間、引き続き在留資格を……

第13回国会 外務委員会 第30号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 今国連加入問題についていろいろ曾祢さんからの御質問があつたのでございますが、私も二、三お伺いしたいと思います。勿論国連加入について、私どもも日本側から申入れることについて異議を唱えるものではありませんが、併しイタリアの例を見てもわかりますように、困難である。二つの世界がああいうふうになつておる以上、国連の下で困難な事情にあるということは考えられるわけです。又国連の規約が、憲章が変るということもなかなか実際にはできないことである。そうすると、申込んだはいいが、いつまでも中ぶらりんになつておる、こういう事態が続いて行くわけでありますが、その際にまあ一方平和條約によつて国連に対してあら……

第13回国会 外務委員会 第43号(1952/06/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 首相にお伺いいたします。先ほど水豊ダムの爆撃の問題につきまして、これは国連軍において十分に効果を検討してやつておるから心配はない。又チヤーチルその他の考え方で、戦争は遠のくというようなことから、そう危険がない、こういうようなお話のように承わつておりました。併しクラーク大将等のことから見ますと、満州爆撃の問題がいろいろと論ぜられております。若しこれが行われるといたしますならば、日本にあるアメリカの基地が攻撃されるというような危険のあることも想像されるのでありますが、すでにそのために、アメリカ軍のおります基地の附近における燈火管制の問題が問題になつておる。そのように、やや緊迫したよう……

第13回国会 外務委員会 第44号(1952/06/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 インドとの平和條約提案理由説明の際に、インドは種々の理由によりサンフランシスコ平和條約の当事国とならなかつたものでありますが、と言われておる。この種々の理由というのを外務大臣はどう御説明になりますか、一つそれをお聞きいたしたい。
【次の発言】 サンフランシスコ会議の開かれます前に、インドはそういうような理由からこれに加わらなかつた。でその後国会におきまして、対日平和條約、日米安全保障條約等を審議いたしました際に首相も、たしかあなたも、インドがサンフランシスコ会議に加わらなかつたことは遺憾だ、こういうふうに言われている。又この対日平和條約に調印しなかつたことも従つて遺憾だという意味……

第13回国会 外務委員会 第45号(1952/06/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は本条約の承認に反対をいたすものでございます。  第一の理由は、本条約の成立の過程におきましてこれは昨年の秋に仮条約ができたのでございますが、その当時はまだ占領治下でございまして完全に日本の主権は回復されておる時代ではなかつたのであります。而もこれが行われましたる動機等を見ますならば、特にアメリカ及びカナダの漁業における利益を擁護いたします立場から、日本側に押付けられたものであるということが明らかであります。成るほど形は占領政策が解かれる前ではございましたが、そのときにおいてすでに平等の形をとつておりました。実質的には外国から押付けられたものである、こう見なければならんのであり……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 廣川農林大臣に先ず七伺いいたします。私は先ず本年度における食糧の見通しについてお伺いしたいのであります。私が申上げるまでもなく、昨年の米の作柄は余りよくございませんでした。そして供出数量も低く定められておりますし、超過供出等も政府の期待するほど出るかどうか疑わしい状況にあります。而も又政府の立てましたところの輸入計画が、辛につきましても、愛につきましても、思わしく行かないような情勢であります。その思わしく行かないために、農林大臣は根本氏をビルマに派遣されたと思うのでありますが、米につきましての輸入の見通しも決して楽観できない。麦につきましては、すでに本年度の植付の面積が昨年に比し……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 外務委員会 第3号(1952/12/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 お伺いいたしますが、この前張群氏がこちらへ来られまして、大分長いこと滞在されました。張群氏の資格並びに使命、それからこちらで行われましたいろいろの折衝等について概略をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 まあ儀礼的というお話ですけれども、どうもいろいろ儀礼的意義以上のものがあつたように私には思われたのです。細かい話は私は知りませんけれども、例えばいわゆる中共貿易の問題に関しまして、日本側ではまあ商社のうちにも中共貿易を希望する向きがたくさんありまして、それが一つの運動になる。ところで張群氏が来られまして、若し中共と貿易するような商社があつたならば台湾のほうでは寄せ付けないと……

第15回国会 外務委員会 第4号(1952/12/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 次回の質疑の際に一つ保安庁長官も同時に御出席を願いたい。
【次の発言】 こういう点はここでただべらべら喋られてもわからないのです。こういうことはやはりちやんと保安庁のほうで刷り物にして廻すくらいのことをして然るべきだと思うのです。それを何もやつておらんということは怪しからんと思うのです。
【次の発言】 只今のお話ですと、まあ六カ月ぐらい訓練しなければならないというお話でしたが、その六十八隻に対する要員ですね、要員はどういうふうにしてこれを募集というか、作つたか、どういう訓練をするのか。誰がこれを訓練するのか。その点ちよつと事務的にはつきりと一つお聞かせ願いたい。

第15回国会 外務委員会 第5号(1952/12/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 岡崎外務大臣にお伺いいたします。  一昨日から新聞紙上を賑わしております鹿地亘君の事件であります。これは極めて奇々怪々なる事件でございますが、とにかく日本とアメリカとの関係の上にいろいろな問題があることを非常に大きく示したものと言わなければならんのであります。私どもは鹿地君が現われまして、そして猪俣浩三君と、これは我が党の代議士でありますが、連絡をとりまして、猪俣君がこの事件についていろいろと世話をし、又これを糾明することにしております。  私どもといたしましても猪俣君から大体の概要は承知しておるわけであります。併しながらこういうふうな事件が起りましたことは、これは日本の独立にと……

第15回国会 外務委員会 第6号(1952/12/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 齋藤長官にお伺いいたしますが、一昨日の外務委員会におきましても、いわゆる鹿地事件の問題をいろいろ論議して参つたのであります。私は昨日の衆議院法務委員会における鹿地君、その他の人の証言等を新聞でまあ拝見したわけですが、それについて国警長官のほうに若干お伺いしたいと思うのですが、国警長官のほうではあの鹿地君なり或いはそのほかの証人の証言をどの程度に信憑性があるとお認めになるか。又一方におきまして、アメリカ軍のほうのスポークスマンは、短期間の拘禁をしただけであつて、あとは調べてもおらなければ拘禁もしておらない、こういう声明を出しておる。非常な食い違いがあるわけですが、国警長官はその職掌……

第15回国会 外務委員会 第7号(1952/12/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私ちよつと遅れて参りましたので、或いは高良さんからすでに御質問があつたかと思いますが、インド政府を通じて北京政府に照会或いは連絡をとられておるようですが、これについてインド政府のほうから何か情報がもたらされたかどうか、そういうことについてお伺いしたい。
【次の発言】 それではほかのチヤンネルを通じまして何か接触を保つておられるのですか。
【次の発言】 そういたしますと、この間の北京の放送で発表された以上のことはまだ正式には発表をしていない、こういうふうに私ども考えられるのですが、外務省としては、やはり一方ではインド政府、一方では赤十字社同士の話合いという線で以て今後も進めて行くお……

第15回国会 外務委員会 第8号(1952/12/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 二つほど聞きたいですが、今渡されました資料によりますと、日本に十一社入つて来ておりますね。このうちで経営形態ですが、純然たる民間の会社、国営或いは公社というような形のもあるでしようけれども、それを一つお示し願いたい。
【次の発言】 これはまあ各国で、アメリカ等は除きまして、大部分が政府自身がやつておる、若しくは非常に政府出資が多いと、こういうことになつておるのですが、これはやはり儲からない、併しながら国策でやらなければいけないというためにやつておるものが多いのですか。
【次の発言】 日本の場合ですが、まあ戦前には日本航空が政府の国策会社になつておりましたが、戦後においてはこれはま……

第15回国会 外務委員会 第11号(1952/12/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 先ず吉田書簡についてお伺いいたします。吉田書簡では海上保安隊の任務遂行に適当な若干の合衆国の船舶を貸与してもらいたい、で十隻のフリゲート、八隻の上陸用支援艇、こういうことであります。ところがアメリカ側から十八隻貸与するということでございます。これはあとから八隻追加なされたのでありますか、追加の要求をされたのでありますか。
【次の発言】 この十八隻になりました件につきましてアメリカの下院軍事委員会の聴聞会の議事録によりますというと、ジユラムという委員が、「日本の要求が十隻であるのに、十八隻貸与せんとする理由を」。これに対しまして国防省のエンライト大佐が、「十八隻貸与の権限を附与せん……

第15回国会 外務委員会 第12号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、本協定に反対するものであります。  その第一の理由は、本協定によつてアメリカから日本に貸与されるこの協定に言われておる船舶なるものは、決して単なる船舶ではないのでして、アメリカの法律にも明示されておりますように明らかに軍艦であります。又私どもが横須賀に参りまして視察してみたところでも明らかに軍艦である、こう言えるのであります。これを単に船舶なりとしてこの協定を結んだということは、これは政府が今日保安隊を設けて、これを漸次日本の陸上兵力に育て上げて行こうとやつておるのを飽くまでも自衛力の漸増である、これは決して軍隊でないと言つておるのと揆を……

第15回国会 予算委員会 第12号(1952/12/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は吉田総理に対しまして、総括的な質問に入る前に、昨日生じました緊急の事態について二点お伺いしたいと思うのであります。  第一点は、只今内村君並びに岩木君から問題にされましたところの附帯決議の取扱方に対して政府がどういうような態度をとるかということであります。只今大蔵大臣の御答弁によりますというと、予算の運用によつてこれを実現するように言われたのであります。併しながら、この附帯決議に盛られておりまするところは、公務員の年末手当の増額の問題であろうと思います。或いはそれに関連する公務員の給与べースの問題にもなるかとも思いますし、更に中小企業の金融の改善の問題、地方財政の堅実化の問題……

第15回国会 予算委員会 第13号(1952/12/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 昨日私が炭鉱争議に対する緊急調整について緒方官房長官にお伺いいたしました際に、炭労側は昨日の一番方から就業しておる。そうして中山第二次斡旋案を受諾しておる。この点につきまして昨日緒方官房長官に対して経営者側がこの斡旋案を受諾しておらん、これに対して政府は如何なる措置をとるかということをお尋ねした。官房長官は善処するようにお答えになつておつたと思いますが、昨日中にはまだこれについて経営者側は受諾をしておりません。本日もまだ受諾したという話を聞いておらん。一方において手と足を縛しておる。片方がすでに働き出しでおりながら、経営者側に対し政府が放置しておるというのは甚だ不公平であり片手落……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 議事進行について…、午前に大蔵大臣から衆議院の予算会員会における附帯決議に対する措置についての説明がございました、そしてその大蔵大臣の説明された文書が配付されたわけです。この附帯決議に示されましたところのものは、少くとも本国会におきましてこれが具体化されることを目標としておつたものと思います。  第一に公務員の手当等の問題につきましても、これこの予算が通りまして、すぐに支給さるべきものだと思う、なお中小企業の金融につきましても来年の春になつてからゆるゆるおやりになつて頂いてもよろしいし、地方財政に対しましても同じであります。そういたしますと、少くとも本日まで大蔵大臣が余裕を持たれ……

第15回国会 予算委員会 第18号(1952/12/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 林屋国務大臣にお伺いいたします。内灘の射撃場の問題につきまして十一月の末に林屋国務大臣は内灘に参られまして、内灘の村民大会にも御出席になつたようであります。まあその間の事情はよく聞き及んでおりますが、結局において林屋国務大臣は内灘の村長その他と話合いをされまして、或る種の協定に達せられて、その協定は私の聞いておるところによりますと、補償金を即時実施する、即ち即時払う。それから国警を増員する。道路を補修する。文化施設に対し或る程度の支出をする。それから四ヵ月経つたら完全にその射撃場をやめる。それから使用後には国有地を内灘村に売渡す。こういう六ヵ条の協定をなされたということを聞いてい……

第15回国会 予算委員会 第19号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、政府提出のこれらの三つの予算案に反対をいたすものであります。  本年の四月二十八日に講和条約の効力が発生いたしまして独立をいたしました。形式的にすべて今日におきましては連合国軍最高司令部GHQの支配を離れたわけであります。当然選挙後の新内閣によつて作られますところの予算はこの慕情を反映いたしまして、そうして独立国の予算として組まれるベきものではなかろうかと思います。そしてこれは二十八年度予算との関連において、いわゆる十五カ月予算の形をとつて、新らしい財政経済政策が示されるべきものではなかろうか。然るに政府が出しましたところの予算案を見てお……

第15回国会 予算委員会 第27号(1953/03/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 保安庁関係のことについて二、三御質問したい。  保安庁には保安隊であるとか、或いは海上警備隊であるとか、航空隊があるが、それにアメリカの軍事顧問がおるかどうか。それは現在どれくらい、どういう階級の人が、例えば保安隊について幾ら、それから海上警備隊について幾ら、或いは航空隊について幾らいるか。それから又その人々はどういう法的根拠に基いておるのか。更にそれらは向う側の要求で置くことになつたのか。それともこちら側から要求して置いておるのか。更に又その人々は今後殖えるのか、或いは減るのか。そういう点についてお答えを願いたい。
【次の発言】 私は全体で幾人おるか。そして又保安隊に、それから……

第15回国会 予算委員会 第29号(1953/03/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 関連して。太平洋同盟、或いは太平洋防衛同盟のことについて何ら触れておらない、こういうふうにお話でございましたけれども、アイゼンハワー大統領が当選をいたしましてからのちのいろいろな動き、特にアイゼンハワー大統領が朝鮮へ来てからあとのこと、李承晩大統領が日本をそういう太平洋防衛同盟に加えてもいいというようなことを言つた、又台湾におきましてもそういうことがしばしば外交部のスポークスマンによつて言明されておる。或いは又フィリピンのエリサルデ外相が条約の批准を急がなければならん、それは共産主義の脅威に対処するために賠償問題と切離してそれを急がなければいかんというようなことを言つておる。又日……


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各種会議発言一覧(参議院2期)

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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 地方税法案につきまして吉田首相に二、三の点をお伺いしたいと思うのであります。  第一にお伺いしたいのは、前国会におきまして地方税法案は参議院において否決せられ不成立に終つたのであります。その結果、政府はそれに若干の修正を加えまして今議会にこの法案を提出したわけでありますが、前議会において何故にこれが参議院において否決されたか、その点について首相はどう御認識か、この点を先ずお伺いしたいのであります。
【次の発言】 只今総理のお話を伺つておりますというと、GHQとの交渉に手間取れ、そうして議会側の十分な了解を求め得ることができなかつたために否決されたのである、こう言つておられるのであ……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第1号(1950/07/18、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 私が過日本会議におきまして御質問いたしました第一点につきましては、すでに桶見君にもお答えがあつた由でありますので、私は敢えてその問題について更にお伺いすることはいたしません。併しこの地方税の問題は、本国会におきましては中心の問題になつておるのであります。そうして政府が出されましたところの案を見ておりますというと、先程森下君が指摘されましたように、その修正というものは決して前国会における論議の多くの部分をとり入れておるものとは私共には考えられないのであります。これは岡野国務大臣並びに政務次官のかたから縷々と御説明がございましたけれども、私共といたしましてはそういうふうには感ぜられな……

第8回国会 通商産業・農林連合委員会 第1号(1950/07/21、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 只今の両次官並びに蚕糸局長の御意見を聴いておりますると甚だ不満です。商品取引所はこの法律が通過いたしますと直ちに成立することになりまして、そうしてその機能は直ちに発揮される。而も先程片柳君の指摘しましたように、生糸にいたしましても蚕にいたしましても、その相場は相当な乱調子が甚だしい。取引所ができましてもこれは決して安定するとは私共には考えられない。当然これと並行的に糸価安定施設なり繭価安定施設が講じられなければならない。鋭意研究中である。こういうことでは一体本当に糸価安定について、あなた方に熱意があるとは私共には考えられない。こういうものが出ます以上は当然それと並行的に考えられて……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第2号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 この北海道開発法の現行法の第一条に「この法律は、北海道における資源の総合的な開発に関する基本的事項を規定することを目的とする。」又第二条には「国は、国民経済の復興及び人口問題の解決に寄与するため、北海道総合開発計画を樹立し、これに基く事業を昭和二十六年度から当該事業に関する法律の規定に従い、実施するものとする。」と、こうあるのであります。北海道開発法が成立いたしまして北海道開発庁ができ、そして今度又政府は法律を改正いたしまして、現地におきまして、その開発事業を営もうとしておるのであります。この現地における事業を開発庁の手で行うための基礎になるように法律を今度改正しようというわけで……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 議院運営・人事・法務・外務連合委員会 第1号(1951/08/17、2期、日本社会党)

○岡田宗司君 それに関連して……。只今のお答えですとまだきまつておらんというのでありますが、いろいろ国会のほうからも多くのかたがたが行くように新聞等には伝えられておる。国会のほうから行くかたがたが問題なんでありまして、国会のほうから政府が出てもらおうというような人々については、全権、全権代理、そのほかにどういうような形で派遣されようとするのか。その構成について岡崎官房長官の御構想を発表願いたいと思います。
【次の発言】 全権、全権代理、随員のほかに国会から政府が委嘱して派遣されるかたがたはやはり国会の承認を必要とするであろう。従いまして国会の会期が明日で尽きるわけでありますが、それはこの国会中……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務・法務連合委員会 第2号(1952/04/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 議事進行……、佐藤法制意見長官をお呼び下さい。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 林君では、午前のような答弁では……。
【次の発言】 心許ないですからね。
【次の発言】 答弁のほうを少しはつきりさせるようにして下さいよ。
【次の発言】 議事進行について……、すでに五時半を過ぎておるのであります。なお伊藤委員の質疑は相当あるのであろうと私には予想されますし、伊藤委員から岡崎国務大臣並びに法務総裁の出席を要求されております。そういうような状況からいたしまして、この委員会を更に継続してお開きになることを前提として、本日は散会せられんことを提案いたします。

第13回国会 外務・法務連合委員会 第3号(1952/04/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 今の点に関連してお伺いしたいのですが、生活保護法の適用ですね、これは従前日本に在住しておつて、そして貧困なるが故にずつと生活保護法の適用を受けていたという人についてはこれを継続するという、こういう意味なんですね。
【次の発言】 その点は厚生大臣とすでに話が済んでおるのですか。
【次の発言】 まあ日韓会談でそういう話をするということになりますれば、当然日本側ではまあ未来永劫ではないが、生活保護法を適用するという態度で臨んでおる。そうすれば厚生省との間に話合いがついていなければならんと思うのですが、外務省はつけないで臨んでいるのですか。石原さんどうです、その点。

第13回国会 外務・法務連合委員会 第5号(1952/04/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 関連いたしまして……、只今の御説明によりますと、日韓会談の結果日韓條約というものができて、或いは台湾政府との間に何か條約ができた後に特別の法律ができて、そうして昭和二十年の九月二日以前にずつと日本に在住しておつた朝鮮人並びに台湾人ですね、その人々については、まあその後特別な法律に基いて無條件に永住権を與えるというふうなことになるのだ、こういう御説明があつたのです。そういうことをこのポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案の中に、なぜはつきり明示されておかなかつたか、或いは外国人登録法のほうにそういう経過的な規定をなぜお入れにならなかつ……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第4号(1952/07/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○岡田宗司君 大蔵大臣がお見えになつておりますので、一点だけ大蔵大臣にお伺いして、あとは厚生委員会において吉武厚生大臣にお伺いすることにいたしますが、この法律案が本議会において成立をいたしたといたしましても、今までのいろいろな関係から見ますというと、政府の予想しておりましたように六十五の病院が地方に移譲されるとは思いません。恐らく本年度内において実現されるものは蓼々たるものであろうと思う。そういう場合に、一体二十七年度予算として九ヵ月間お組みになつて、これがその本年の予算として組みました通りに行かなくなると、その際に大蔵大臣はこの予算についてどういうふうにお考えになるか。その後の予算につきまし……



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データ更新日:2022/12/18

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