岡田宗司 参議院議員
7期国会発言一覧

岡田宗司[参]在籍期 : 1期- 2期- 3期- 4期- 6期-| 7期|
岡田宗司[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは岡田宗司参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院7期)

岡田宗司[参]本会議発言(全期間)
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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 参議院本会議 第14号(1965/12/11、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、日本社会党を代表して、日韓関係の条約、協定等に対しまして、反対的立場から討論を行なうものでございます。さきに同僚議員羽生三七君から、本条約等に対しまして、国際政局の見地から反対論を述べられましたが、私は、ここに重複を避け、条約、協定等の内容につき反対せざるを得ない点を指摘いたしまして、討論を展開したいと存ずる次第でございます。  第一に反対する理由は、この条約、協定は、その締結され調印されたときから、日本側と韓国側の政府の間に、条文に対する解釈がまっこうから対立しているという点でございます。佐藤総理、椎名外相の答弁によれば、たとえ解釈が違っていても、条約、協定の諸条項の文章……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 参議院本会議 第4号(1966/07/18、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、ただいま議題となっております「アジア開発銀行を設立する協定の締結について承認を求めるの件」に対し、日本社会党を代表して、遺憾ながら、ここに反対討論を行なうものでございます。  今日、世界は、少数のいわゆる先進国と、多数の後進国もしくは発展途上にある国々とに分かれているのであります。これらの国々の多くは、第二次世界戦争後、植民地から脱して、独立国となったばかりの新興国家であります。アジア、中近東、アフリカ、ラテン・アメリカにまたがる新旧の後進国は、それぞれその国の経済開発をはかり、国民の生活水準の引き上げのために大いに努力をしているのでありますが、国内政治の不安定、国際関係か……


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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 参議院本会議 第20号(1967/06/28、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、日本社会党を代表して、わが国の外交に関する若干の問題につきまして、総理並びに外務大臣に対し、その所信をただそうとするものであります。  去る二十三、二十五、両日、アメリカのグラスボロにおきまして、前後十時間にわたる米ソ両国首脳の会談が行なわれたのであります。この会談において論議された中東戦争、核拡散防止協定、核軍縮、ベトナム戦争等の問題の具体的な解決に到達するには至らなかったのでありますが、ベトナム戦争、中東戦争によって断ち切られたかと思われた平和共存路線が、ともかく両国首脳の努力によりまして維持され、さらに切り開かれていく見通しが与えられたことは、全世界のほとんどの国及び……


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第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 参議院本会議 第3号(1967/12/08、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、日本社会党を代表して、佐藤総理の所信表明演説に対し、質問を行なわんとするものであります。与えられた時間が短いので、内政、経済等の問題は同僚小林議員に譲り、私は佐藤・ジョンソン会談の結果、発表されました共同声明に盛られている沖縄・小笠原返還の問題並びにそれに関連する外交、防衛の問題に限定して、質問いたしたいと存じます。  総理は、ジョンソン大統領との会談を終え、共同声明を発表して意気揚々と帰国されたのであります。しかし、実際には、今回の訪米の最大の焦点となっていた沖縄の返還については、「総理大臣は、両国政府がここ両三年内に双方の満足し得る返還の時期につき合意すべきであることを……

岡田宗司[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院7期)

岡田宗司[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 外務委員会 第閉会後1号(1965/08/31、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、本日の委員会で、佐藤総理の出席をお願いいたしまして、そして沖繩の問題についての総理の御見解等を承りたいと存じたのでありますが、御出席を見られなかったことは、たいへんに遺憾に存ずるものであります。閉会中の委員会といえども、ことに沖繩のような――沖繩に総理が行かれて、いろいろ発言をされてまいりましたが、これ、非常に重大な問題なので、やはり閉会中といえども、委員会の質疑を通じて総理の見解等を国民に明らかにすること、さらに今後の施策について明らかにすることが日本国民並びに沖繩の人々に対して義務である、そういうふうに考えます。今後またひとつ委員長の御努力によりまして、ぜひ総理が委員会……

第49回国会 懲罰委員会 第1号(1965/08/03、7期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(岡田宗司君) それでは、ただいまから委員会を開会いたします。  委員会開会劈頭、私ちょっと就任のごあいさつを申し上げます。  このたび、はからずも懲罰委員長に再選されました。私は、はなはだ不なれでございますけれども、委員各位の御協力を賜わりまして、公平無私にその任を全うしたいと思いますから、何とぞよろしくお願いをいたします。(拍手)
【次の発言】 本日は、公報をもってお知らせいたしましたとおり、理事の互選を行ないたいと存じます。  この委員会の理事の数は二名ということになっておりますが、互選の方法は、成規の手続を省略しまして、委員長から指名することにいたしまして御異議ございませんか。……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第3号(1965/11/24、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっとその点について関連さしてもらいたい。  ただいまの点について法務大臣並びに条約局長にお伺いしたい。この法的地位の問題の第三条、いま亀田君が指摘されましたように逆な書き方をしてあるけれども、この(a)、(b)、(c)、(d)に該当する者は強制的に退去させると、こういうふうになっておるわけです。ところが、合意議事録は参考資料として出されておりまして、その中には例外的に家族構成等を考えて退去をさせないこともあり得るようにしてあるわけであります。これはつまり協定に対して一つの例外をつくるわけです。この中に規定されておることに対しまして別なものを与えることになっております。したがっ……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第5号(1965/11/26、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいまの竹島の国会議員の視察の問題について関連質問いたします。  衆議院の外務委員会が、さきに竹島の視察につきまして、外務委員会を通じて海上保安庁に申し入れました。ところが、これは、やれ近づくと銃撃をされて身辺の安全を保障できないからというようなことでそのままになっておる。参議院の外務委員会が、本年の八月に、福岡、長崎、対馬を視察いたしまして、それが済みましてからあとで、外務委員会として出かけるわけではございませんが、私が海上保安庁に、直接竹島を視察するというのは、別に上陸をしてという意味ではなくて、竹島周辺に海上保安庁の船で行って、そうして望見する、ながめる。これも一つ……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第6号(1965/11/27、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 今回のこの日韓の諸条約、これは十四年間かかったと、こういうことで、条約が締結されるまでに至る期間としてはレコードかもしれません。しかし、この条約を見ておりますというと、私どもは、非常にまずい条約だ、至るところに欠点がある、解釈の食い違いが両者にある、こういうことで内容を検討すればするほど私どもとしては賛成し得ないことになっているわけであります。それは、それらの各条項等につきましては後に質疑いたすことといたしまして、まずこの条約が結ばれるに至りましたいきさつについて若干質問をしたいと思うのであります。  この条約が結ばれるにあたりまして、まずそれに先立つ交渉が始められた、これに十四……

第50回国会 日韓条約等特別委員会 第9号(1965/12/03、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連して。この竹島の問題は領土問題として非常に重大な問題であるし、同時に、いま中村君が指摘されましたように、あの竹島周辺の漁獲高というものは相当ある、開発すれば相当な量にのぼるということが言えると思うのであります。これは経済問題としても重要だと思うのであります。  そこで、この問題について、いままでの御答弁を聞いておりますというと、この条約が発効してから後にどういう経路で交渉を始められるかということがあまりはっきり答弁されておりません。私どもは、もしこの条約が発効したとしても、この問題については長いことかかるから、あとでゆっくりやれというのではなくて、やはりこれは早急に取り上げる……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 外務委員会 第2号(1966/03/01、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず第一にお伺いしたいことは、東南アジア経済閣僚会議が四月の上旬に東京で開かれることになっております。日本政府は東南アジアの各国に対して参加を要請しておりますが、この会議にすでに参加の回答を寄せた国は何カ国でございますか。
【次の発言】 いわゆる非同盟諸国もしくは中立の立場をとる国が参加をしないということになって、そうしてあとの六カ国は主としていわゆる反共国家である。さらに、シンガポール、ラオスはいずれの陣営にも属さないと言っておりますけれども、最近のラオスの政権は、国内の事情からして漸次反共の態度を持ち続けている。シンガポールのリー・クアン・ユー政権もまたそういう態度を示してい……

第51回国会 外務委員会 第3号(1966/03/24、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、韓国が開こうとしているアジア外相会議、この問題についてお伺いしたいと思います。これは韓国側で六月の十日前後にこの会議をソウルで開くという意向のようですが、日本政府に対しても参加することを求めてきている。で、この予備会議に日本側も今度はいよいよ積極的に参加していくということですが、まず、韓国側がこの会議を開くのはどういう目的でか、大体どういうことをやろうとしているのか、これは大体のことはおわかりだろうと思います。幾ら韓国側がまだ正式のなにを発していないとしても、こういう会議を開くということについては朴大統領も丁総理もすでに発言をしておりますし、おそらく日本側に何べんか話があっ……

第51回国会 外務委員会 第4号(1966/03/29、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 委員長。

第51回国会 外務委員会 第5号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 移住局長にお伺いしますが、一昨日のこの委員会でもって、大和君から沖繩の人々の移住の問題について御質問がありましたが、私もそれに関連して御質問申し上げたい。というのは、戦前の人々はこれは沖繩県民ということで行ったわけですけれども、戦後移住された方はいまどういう国籍になっておりますか。
【次の発言】 このことは非常に重要な点だというのは、いま便宜上、たとえばボリビアの場合なんか、日本の大使館がいろいろめんどうを見ておるということですけれども、正式に言えば、国籍がないわけなんです。アメリカの領土でもないわけですから、したがって、アメリカの国籍を持っていないわけです。それから、日本の潜在……

第51回国会 外務委員会 第6号(1966/04/12、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 あれは国じゃないの。認めてないというのは、国じゃないというの。
【次の発言】 モンゴリアはどうするんです。
【次の発言】 それはいいんだけれども、それは国なのか、国でないのか。
【次の発言】 第一次世界大戦の後にモンゴルが独立をしたとき、それまで宗主権を持っていた中華民国がそれを否認している。おそらく台湾政府はいまもそういう立場をとっている。この台湾政府がモンゴリアを承認しない、このことが日本なりあるいは他国が――まあアメリカもそうでしょうが、アメリカあたりがモンゴリアを承認しモンゴリアと外交関係を持つことに対して異議を唱えている、これが影響しているのじゃないかと私は思うのですが……

第51回国会 外務委員会 第7号(1966/04/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま羽生委員のほうから、ラスク国務長官がもし日本に来るような場合において、中国との問題、あるいはまたベトナム問題が問題になるであろうというように言われたんですが、最近のベトナムの情勢を見ておりますというと、とにかく南ベトナムにおける政変の徴候がある、そしてグエン・カオ・キ政権の将来はもはやきまっておるように見えるわけです。今回のいろいろな仏教徒によってリードされましたデモンストレーション等を見ますというと、かなり反米的な色も出ておる。その底に流れるものは一つの厭戦的な、何でもいいから戦争をやめてほしいというような南ベトナムの国民の考え方であります。これがグエン・カオ・キ政権に……

第51回国会 外務委員会 第8号(1966/04/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 そういたしますと、先ほどの大臣が言われました、日本が自衛力を増して、そしてだんだんに在日アメリカ軍が減少してまあ有事駐留の形になるのだ、ああいうことは軽々に言わないほうがいいのではないですか。ああいうことを出されれば、われわれも論議しなければならないし、大臣も答えなければならない。そして、これは大きな問題として今後も論議しなければならないですよ。それだけの用意もないのにああいうことをなぜお出しになったのですか。なぜ、ああいう問題に対して軽々にお答えになったのですか。
【次の発言】 私は何も一兵もいなくなるなんと言っていない。だんだんそういうふうに近づくということが新聞に出ているか……

第51回国会 外務委員会 第9号(1966/04/27、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 地下核実験探知クラブですね、これに日本が入るというお話でしたが、このストックホルム会議に日本が参加するその代表の資格は、どういうことなのでしょうか。これは正式の政府代表でないと聞いているのですが、その点はどういう資格ですか。
【次の発言】 この会議は単に技術的な問題の探究だけなのか、あるいはこの会議を核実験の全面的禁止へ持っていく予備段階としての会議なのか、その性格はどういうことなのですか。
【次の発言】 この会議において、もし地下核実験というものの探知がかなり精度が高くできる、一〇〇%とまでいかないでも、九〇%とか九五%とかいうような程度でできる、こういうことになりますというと……

第51回国会 外務委員会 第10号(1966/05/10、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま森委員のほうからいろいろ御質問がございましたが、なお、二、三それにつけ加えてお伺いしたいと思います。  それは、今回の中国の核実験というものは、中国が核兵器を保有するという意思を示したものであり、また、それへの道を外に明らかにしたことであります。問題になりますのは、核兵器というものの発達が人類を滅ぼすおそれがあるわけであります。で、私どもは、核兵器の発達によりまして、古い考え方である兵器の発達、兵器を自分たちがよけい持って、強い兵器を持つことによって平和を維持していこうという考え方、こういう考え方というものは、もはや今後維持できないのではないかと思う。ところが、中国は現実……

第51回国会 外務委員会 第11号(1966/05/12、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほどのまず以遠権の問題についてお伺いしたいのですが、日本からモスコーへ行ける。それから、モスコーからアムステルダムなり、あるいはコペンハーゲンなり、パリなり、ロンドンなり、日本としてはすでにそれらの国に相互乗り入れをやっておりますから行けることになるわけですが、その際に、スカンジナビア諸国――SASてすね、あるいはエール・フランス、あるいはBOAC等もモスコーへ乗り入れておるわけですが、日本からモスコーを経てヨーロッパ諸国へ行くことになりました場合に、今度ヨーロッパ諸国が、モスコーから、やはりシベリアを経て日本へ来ることを要求するでしょうし、また、そういう場合には、おそらくそれ……

第51回国会 外務委員会 第13号(1966/05/31、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 椎名外務大臣に原潜寄港の問題についてお伺いする場合に、私は、いまの内閣のスポークスマンである橋本官房長官が言っているように、あるいはまた椎名大臣も他の委員会においても言われたように、条約上アメリカは日本に原子力潜水艦でも何でも入れる権利を持っておる、だから入れるのを認めるのは当然である、こういうようなことのようでありますけれども、私は、そういう条約局長の言うような答弁でなくて、実は政治家としてのあなたにお伺いをしたいと思うのです。そこで、まず率直にお伺いしますが、いまの時期において原子力潜水艦の日本に入港することは歓迎すべきことであるのか、あるいは歓迎すべき事態ではないのか、それ……

第51回国会 外務委員会 第14号(1966/06/02、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず、低開発国援助に関する基本的な問題を二、三お伺いいたします。第一は、低開発国援助が効果をあげるための条件。まあ、最近各国の国民総所得の一%を低開発国の援助に出すというようなことが一つの傾向になってきております。日本といたしましても、おそらくいまの〇・五、六%を一%までに高めていかなければならない状況に置かれている。現在でも一%出しますというと、おそらく六億ドル以上になりましょうから、近い将来においては、それは十億ドルという非常な巨額な金を出さなければならないことになってまいります。そうすると、日本ももちろんでありますが、世界各国が低開発国援助にかような巨額な金を出して、それが……

第51回国会 外務委員会 第16号(1966/06/09、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 最近自民党の松村謙三さんが中国からお帰りになりまして、いろいろなところで松村さんの中国問題に対する考え方を発表されております。実は、けさほど私も直接松村さんからお伺いする機会を持ったのでございますが、松村さんははっきりと、積み重ね方式はもう限界に来た、そこで日中国交正常化に踏み切るべきであるという意見を発表された。この点については、いままでの政府並びに自民党の対中国政策と百八十度違ったものと見られるわけでございます。松村さんは自民党の長老であり、非常に有力な方でありまして、このことは政府並びに自民党にとりましても相当いろいろの点で影響するところがあろうかと思うのでありますが、この……

第51回国会 外務委員会 第17号(1966/06/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 アジア開銀の問題について質問する前に、ちょっと二、三お伺いしたいのですが、実は、いま当面の問題として、歯舞、色丹の安全操業とその他漁業関係の問題が、イシコフソ連漁業相の来日により進められております。その問題、あるいはまた、日米貿易経済委員会の予備会議のようなものが進められておりますが、その問題、これはまあもう少したってからお伺いすることとして、すでに済んだことでありますけれども、ソウルで行なわれましたアジア太平洋地域閣僚会議ですか、この問題についてお伺いしたい。  椎名外務大臣その他外務省の幹部の方々が御出席になって帰られたわけでございますが、この会議に臨むにあたりまして、日本の……

第51回国会 外務委員会 第18号(1966/06/23、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 このアジア開発銀行の設立がきまって、それでどこに本店を置くかという問題で、日本といたしましては、日本に置きたいという主張を持っておった。ところが、これはフィリピンにしてやられたと。あのころのいろいろ政府当局の話を聞いてみると、まず日本に来ることは確実だ、こういうようなことだったのですがね。あれがフィリピンに取られたことはまさしく日本外交の失敗であったと思うのですが、このフィリピンに取られた真の理由はどこにあったのですか。
【次の発言】 それは表向きの経過ですけれども、あれだけ意気込んでいて、しかも、相当他の国に働きかけて、そして勝つであろうということを大々的に宣伝しながら負けたと……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 外務委員会 第閉会後1号(1966/11/18、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 黒柳委員と私が北海道近海安全操業問題等に関する調査のため、八月七日から十四日まで、札幌、根室、釧路等を訪問、関係当局はじめ地元関係者から事情を聴取するとともに、現地査察を行ないました。詳細な報告は、会議録に載せてくださるよう委員長においてお取り計らいいただきたいと存じます。  以上、簡単ながら、とりあえず口頭で御報告申し上げます。
【次の発言】 総務長官に沖繩の問題について若干お尋ねいたしたいと思います。  まず私がお聞きしたいことは、教育に関する施政権の問題についてであります。森長官が就任されましてから、沖繩問題に対して非常に熱意を持たれて、そのために御努力なされておることに対……

第52回国会 外務委員会 第2号(1966/07/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 藤山経済企画庁長官にお伺いをいたします。  日本がOECDに入りまして、そこでいわゆる低開発国援助の問題が大きく取り上げられるようになったわけでありますが、OECDに入った際に、日本といたしましても国国総所得の一%を経済援助に回すという約束をしておるわけであります。ところが、いままでの例を見ておりますというと、賠償等もひっくるめまして、なおかつ一%に達しておりません。大体、まあ去年あたりで〇・六%ぐらいですが、今後さらに日本としては一%に達するように要求されるだろうと思うのであります。本年度は一体どれくらいの見込みになるのか、あるいは、今後日本の経済が発展して国民総所得がふえてい……

第52回国会 外務委員会 第3号(1966/07/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ベトナム戦争の問題等については森、羽生委員がいろいろ御質問申し上げたので、私は中国の問題についてお伺いしたいと思います。  中国の問題につきましては、すでに国連加盟の問題や、あるいはまた中国との貿易の問題等々については、しばしばお答えをいただいております。これの当否は別といたしまして、そういう個々の問題についてだけではなく、全体的な問題をお伺いしたい。と申しますのは、最近ジョンソン大統領がアメリカの中国政策というものについて概括的な見解を発表しております。お読みになったことだと思います。まあ、これはおそらく中国のいれるところではないでしょうし、また、われわれから見ましても、批判す……


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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第4号(1967/05/12、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いまの漁船拿捕の問題に関してお伺いしたいのですが、本来なら外務省からお伺いするのが筋だと思うが、過去にこういうことがあったので、おそらく総理府のほうでも御承知だと思うので聞くのですが、今度拿捕されたあれの釈放、それから船の引き渡し、それは一体どこが交渉するのですか。
【次の発言】 この間、私、予算委員会で質問したのですが、とにかく沖縄の人は日本の国籍があるということなんです。その日本の国籍のある人が外国でつかまった、それは日本の国籍があるけれども、沖縄の人であるという場合に、その沖縄におけるアメリカの施政権というものはその人にくっついて外国にまで及ぶものなんですか。

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第5号(1967/05/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 去る五月の六日の予算委員会におきまして、私並びに藤田君から、総理に対しまして、沖縄の返還問題等について質疑を行なったのでございますが、その際総理から、いままで政府の方々のほうからあまり言われておりませんでしたことが言われたのでございます。それは、まあ沖縄の返還に関する考え方についてでございますが、その際総理は、こういうふうに言われております。「ただいま、極東の緊張が続く限りと、こういうお話をされますが、極東の緊張、これはまた、いろいろな面で妥結の方法もあるでございましょう。これは、たとえば兵器の非常な発達というようなことも考えられますし、また、そういう事態を考慮に入れまして、これ……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第6号(1967/06/02、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まずお伺いしたいのは、沖縄の人々がこちらへ来まして働いておる。これがかなりの数にのぼっております。内地における若年労働力の不足ということが今後だんだんふえてきますけれども、そういうことになると、一そう沖縄から渡航してこちらで働く人が多くなるわけですが、現在どれくらいの人たちが沖縄からこちらへ来て働いておるか。そうしてまた、特に中学校、高等学校卒業者の内地へ来て働く人々が今後どれくらいふえていくのか。そういう点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今後増加する傾向にあるということですが、さらにそのうちから内地に、こちらへ来る人たちについて、琉球政府なり何なりで、こちら……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第8号(1967/06/09、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 大浜先生から、アメリカ側と交渉するにはやはりこちら側でブルー・プリントをつくっていかなければならぬ――私ももちろんそれには賛成なんであります。ただ返せ、返せと言うだけではいけないと思うのであります。ブルー・プリントというのは、かなり具体的になると思うのです。しかし、その前提として、私はやっぱり佐藤総理なり、あるいはまた、その次にどなたが総理になろうが、その総理とジョンソン大統領あるいはその他の大統領、そういうものとの間に、大体沖縄は全面返還とか、あるいはまた、しばらく軍事基地は保留するが施政権は返そう。それは年数は限らないけれども、大体いつごろまでに返そう、そういうトップ・レベル……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第9号(1967/06/23、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 きょうはひとつ外務大臣に小笠原返還問題についての取り扱い方についてお伺いしたいと思います。  沖縄と同時に、小笠原の返還ということも最近非常に大きな問題として取り上げられてまいりました。で、佐藤総理並びに外務大臣は、この小笠原の返還についてもこの秋には佐藤総理がジョンソン大統領と会見をする際に話し合いを持ち出すように言っておられます。それからまた、その返還につきましては、小笠原はあまり軍事的に重要でないところであるから、これは早くひとつ返してもらいたいというような意見が出されておったように思います。ところが、その後アメリカ側において、やはり小笠原を切り離して返還させるということは……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第10号(1967/06/30、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 これまた参考人の問題なのですけれども、会期も延長されたことでございますし、まあ日本からずいぶん経済援助が行なわれるようになりました。琉球政府がこの日本からの経済援助をうまく消化してくれると非常にいいと思うのですが、これにつきまして、一度どなたか琉球政府に関係のある人ですね、たとえば何かの機会で松岡主席が来られたような場合に参考人として出席してもらえる機会を持つように、ひとつ衆議院の沖縄問題等特別委員会の委員長と御協議くださいまして、適当な措置をとっていただきたいと思います。
【次の発言】 関連。プライス法によるいわゆる援助についての関連質問でありますが、六七年度の琉球政府の予算、……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第11号(1967/07/07、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいまお二方から伺いましたとおり、沖縄におきましては沖縄の住民の人権というものを全く無視をされておる、じゅうりんをされておる、こういう状態であることは明らかであります。私どもは、これが一体何に起因しているかというならば、結局、アメリカが沖縄を占領して以来今日に至るまで軍が統治をし、つまり軍政が行なわれておるというところに根本原因があると思うのであります。先ほどのお話のように、アメリカの憲法も施行されておらない。アメリカの法律はもちろん施行されておらない。行政命令に基づいてアメリカの沖縄軍司令官を頂点とする統治組織というものがあり、そしてそれが一切の強力な権限を持っておるというと……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第12号(1967/07/14、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ただいま川崎寛治衆議院議員から御説明のありました、沖縄県における公職選挙法の適用の暫定措置に関する法律案についてでございますが、これが提出されましたのは、社会党、民社党、公明党の三党の衆議院議員の方々によってであります。で、新聞の伝えるところによりますというと、自民党の沖縄問題の委員会におきましても、これと同様の趣旨の、いわゆる沖縄の潜在議席に関する法律案をやはり準備をされたように聞いておるのであります。御承知のように、沖縄におきましてこれは強く要望され、特に沖縄の琉球立法院におきましても正式には要望してまいったわけであります。これがいつの間にか自民党のほうの、そういう、何といい……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第13号(1967/07/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、沖繩における戦前の郵便貯金の取り扱いの問題について、政府の御見解を承りたいと思います。  この戦前の郵便貯金の支払いについて、沖繩のほうでは前々から要求が出ております。また、これについて当然支払わなければならないものと私は考えます。二十二年も延び延びになっておるということは、これはどうも解しかねることなんでございますけれども、過日新聞によりますというと、小林郵政大臣がこの沖繩における戦前の郵便貯金を払うということを閣議に報告されたように受け取ったわけでございますが、政府としては、いよいよ沖繩における戦前の郵便貯金を払う、そういうふうに態度をきめられたのかどうか、まずそれをお……

第55回国会 外務委員会 第2号(1967/03/30、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 沖縄の旅券の発給等に関する特例の法案ですね、これは沖縄問題等に関する特別委員会のほうへ付託するという話もあるのですが、この関係はどうなっているのですか。
【次の発言】 実は私も沖縄特別委員会に入っているのですが、沖縄特別委員会のほうでは、沖縄の失業保険に関する問題、こういうことを予定しておるのですね。ですから、それは話し合っていただかないと、どっちかということは。よく話し合っていただいて、適当な方法を講じていただきたい。
【次の発言】 とにかく、せっかく沖縄の特別委員会ができたのですから、沖縄に関する問題について、そういう点は向こうでもやりたいと言うのでから、いろいろ考慮していた……

第55回国会 外務委員会 第4号(1967/05/11、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 この国際条約ですね。この国際電気通信条約の加盟というんですか、これにサインをしていない国ですね、主たるものはどんな国があるんですか。
【次の発言】 その分裂国家で北ベトナムは入っているわけですか。
【次の発言】 そうすると、大体四カ国ということですか。この加盟をしていない国ですね、それとの間に別に事実上不便とか、不都合なこととかいうようなことはないんでしょうか。
【次の発言】 いまのラジオの混信の問題ですけれども、中国からの放送が聞える場合も聞えない場合もある。いろいろ混信しているように私ども聞いているんですが、これはしかし中国に何か交渉を行なって、その解決を見つつあるんですか。

第55回国会 外務委員会 第5号(1967/05/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、去る十日に沖縄の漁船がインドネシアでもって拿捕されましたですね、この問題について十二日の沖縄問題等特別委員会で質疑が行なわれました、その際に総務長官も、これはまあとにかく外へ出れば日本の国籍を持っておる人なんで、さっそく外務省と折衝して、そして事情を調べて釈放の努力をするという話があったのです。それを外務省としてインドネシア政府に対してされておるかどうか、それをまず一つ。
【次の発言】 過日予算委員会で私、外務大臣に、潜在主権というものについて日本側の解釈をお伺いしたのです。その際に、日本の国籍があるということを伺ったのです。それからまた条約局長のほうからも、後にアメリカ側……

第55回国会 外務委員会 第8号(1967/06/06、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 中近東における戦闘が始まりまして、このことは世界の平和にとりまして非常に危険な問題でございます。一日も早くこの戦闘が停止されなければならないというのは世界の大多数の国の願いであり、またその努力がなされ始めているわけでございます。  ところで、いまこの状況を見ておりますというと、いずれが先に手を出したかは別といたしまして、その戦闘は各方面においてかなり熾烈になってまいりまして、また爆撃等が相互に行なわれだしまして、そうして、イスラエル側に立つといいますか、イスラエルに同情を寄せている英米の艦隊は、すでに地中海、紅海におきましてある種の行動を起こしております。またソ連の艦隊は、ダーダ……

第55回国会 外務委員会 第9号(1967/06/08、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 大部分佐多さんのほうから質問がありましたので、私はそれを補足する意味で二、三の点をお聞きしたい。  第一の点は、この収拾にあたりましてまず第一に停戦が行なわれなければならぬことは、これはもう当然のことであります。ところが、イスラエルの軍隊は、御承知ように、シナイ半島の大部分を席巻して、そしてスエズ運河に迫っておる。また、アカバ湾の入り口に空挺部隊をおろしてそこを保障占領しておる。あるいはヨルダン側のほうも、ヨルダン川の周辺まで出ておる。こういうような状況で、かなり国境の外へ深く進出しておるわけであります。停戦が行なわれましても、これを撤収するということはなかなかイスラエル側でもよ……

第55回国会 外務委員会 第10号(1967/06/13、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 このアジア生産性機構規約の最後の附表二に、「アジア生産性機構の加盟政府の地位を得る資格を有する国は、次のとおりである」として十六カ国の名前があがっておるのですが、現にアジア生産性機構にはこれらの国が全部参加しておるのかどうか。
【次の発言】 入ってないアフガニスタンとかビルマ連邦とかカンボデイア王国とかインドネシア共和国、ラオス王国、マラヤ連邦は、この規約のできるときに署名をしておらないわけですね。こういうふうに附表に、「加盟政府の地位を得る資格を有する国は、次のとおりである」とあげておいて、なぜこれらの国々が入らなかったか、その点はおわかりですか。

第55回国会 外務委員会 第11号(1967/06/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いままではアジア・太平洋三木構想というたいへん大きな将来に向かっての問題を論議されたわけですが、今度私は現実問題で、まことにみみっちい問題を一つお伺いしたい。  それは韓国の朴大統領が再選されて、それの就任式ですか、そこに佐藤総理が列席をするという、そういうことが伝えられている。それははたして正式に決定をして派遣されることになっているのかどうか、まず、それをお聞きしたい。
【次の発言】 国会開会中ですから、私どもは、重要法案もかかっておるときですし、会期延長は大体必至と見られるので、総理が朴大統領の就任式に出かけるということには賛成しかねる。しかし、私が賛成しかねるのは、単に国会……

第55回国会 外務委員会 第12号(1967/06/20、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 総理の南ベトナム訪問についていずれは総理の御出席を願って、そして総理自身からもいろいろお聞きしたいと思うのですけれども、なおその前に外務大臣に若干お伺いしたいと思います。  それは、いままで南ベトナムに対して、まあ総理大臣が行くとか、あるいは外務大臣が行くとかというようなこともなかったし、また、グエン・カオ・キ首相が日本を訪問するというのに対しても、円滑にこれをお断わりしておった。あるいは、マニラ会議にも参加しなかったし、アジア・太平洋閣僚会議においても、反共色を出す、特に、南ベトナムに対する軍事援加に巻き込まれるということに対して非常に警戒的態度をとっておった。それが今度、親善……

第55回国会 外務委員会 第14号(1967/06/27、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まずお伺いしたいのは、去る二十三日、二十五日にアメリカニュージャージー州のグラスボロにおきましてジョンソン大統領とソ連のコスイギン首相の会談が行なわれました。前後十時間にわたる非常に長い会談であったわけでございます。そしてその取り上げられた問題も、中東問題だけではなくて、核拡散防止協定の問題あるいはABMその他核軍縮に触れる問題、さらにまたベトナム戦争の問題等々、グローバルの問題と言うことができるのであります。そして具体的な結果を見るには至りませんでしたけれども、ベトナム戦争、中東戦争以来、危殆に瀕しておりました米ソ間の平和共存路線というものがこの際またもう一度どうやら息を吹き返……

第55回国会 外務委員会 第17号(1967/07/11、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 せっかく政務次官が大臣のかわりにおいでになっているのでひとつお伺いしたいと思います。  それは、この条約の第二条の2に、「この原則は、次のいずれによっても適用することができる。」、(a)が、「国内法令」、(b)が、「法令によって設けられ又は認められた賃金決定制度」、それから(c)が、「使用者と労働者との間の労働協約」、(d)が、「これらの各種の手段の組合せ」、こうなっておりますね。本来なら、私は、この条約が批准をされて日本でもこの条約に従うということになれば、同時に国内法がつくられなければならぬと思います。ところが、その点については、この説明書によりますというと、労働基準法がある……

第55回国会 外務委員会 第18号(1967/07/13、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いまのお話の中で、例の日本の負担分の五%、これはどういう表現をとるのですか、日本は小麦でないわけですから。たとえば、五%に当たる金額という表現をとっていくのかどうか。また、それに当たる米その他の穀物あるいは向うの要求する云々ということになるのか。その表現はどうなるのですか。
【次の発言】 金額はもうすでにはっきりしているのですか。
【次の発言】 大臣に一点お伺いいたします。先ほど大臣ちょっと雑談でお話しになっておったのですが、日本の山下汽船の鉱石船ですね、あれが釈放された。たいへん御努力の結果で喜ばしいことだと思うのですけれども、このあとの沖繩の船舶ですね、そのほうは一体その後ど……

第55回国会 外務委員会 第19号(1967/07/18、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 旅券法の問題について若干お伺いいたします。  沖縄につきましては、日本に潜在主権、そしてそこに住む沖縄の人たちは日本国籍を持っておるということであったわけです。それがいままで具体的な形にあらわれておらなかった。今度の旅券法によりまして、沖縄の人たちが外国に行くときに、米民政府の身分証明書でなくて、日本の旅券を持って出かけるということは、けだし沖縄の人たちが日本の国籍を持っておるということをあらわす一つの方法であり、これは進歩であると思うわけです。いままでいわゆる潜在主権ということがダレス国務長官によって言われてから、また、アメリカ等の裁判所においても、沖縄の住民はアメリカの国籍を……

第55回国会 外務委員会 第20号(1967/07/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 見えるじゃない、不均衡そのものだ。
【次の発言】 先ほど羽生君からベトナム戦争の問題についていろいろ御質問があったのですが、過日、青木大使が帰ってきて、かなり確信ありげに、今秋あたり何か動きがあるであろうということを新聞記者会見で発表された。おそらくその報告は外務大臣もお受けになったであろうと思うのですが、この報告から外務大臣は、そういう可能性がかなり具体性がある、そういうふうにお受け取りになりましたかどうか。
【次の発言】 今度ソ連へ行っていろいろお話しになるが、単にソ連は五四年のジュネーブ会議のときの議長国であったということで期待を寄せるだけでなくて、特にソ連が北ベトナムとも……

第55回国会 外務委員会 第21号(1967/07/20、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほど佐多委員のほうから質問で、締約国と他の締約国との間の投資紛争についていろいろな形を列挙されましたけれども、さっき列挙されたうちだけで全部でしょうか。そのほかに何かこういうような紛争という形はないんですか。さっき列挙された中へ全部入りますか。
【次の発言】 私、これを読んで見て、一体投資紛争が何かということの定義がないんですね。それでおかしな条約だなと思ったんです。というのは、この条約をつくるにあたっていろいろ交渉が行なわれて、そういう問題が論議されたろうと思うのです。そうすれば、この条約に書いてないでも、この投資紛争とはこういうものだということがどっかで明らかにされてなけれ……

第55回国会 外務委員会 第22号(1967/07/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 日本社会党といたしましては、本条約の承認については反対するものであります。  その理由といたしましては、どうも本条約のつくり方は私どもの承服し得ないものがあるわけでございます。たとえば、当然通商航海条約によって定められなければならないものを合意議事録において定めておる。これは条約の形式からいって私どもはどうも承服できないものがあるのでございます。  それから、その条約の内容につきましても、私どもは承服できないものが幾つかあるのでございますが、特に附表につきまして、その以遠権の問題でございますが、韓国側が東京からシアトル、これは確かに現実的に可能な線。ところが、日本側からソウルから……

第55回国会 予算委員会 第3号(1967/03/30、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっとその前に、沖縄問題で……。  いま総理、外務大臣からいろいろお話しになりましたことで、私、いまの沖縄の問題に関連して、具体的な問題についての政府の所見をただしたいのであります。  それは、過日、日本弁護士連合会から調査団が派遣をされました。そうして、沖縄における沖縄の人々の法的地位の問題等について、いろいろと調査をされたのでございますが、全く、沖縄におきましては、沖縄の住民の人たちは人権が保護されていないのであります。御承知のように、アメリカ軍は非常にたくさんおるんです。日本人、つまり沖縄の住民に対する犯罪行為は非常に多いのであります。一々申し上げませんけれども、年々その……

第55回国会 予算委員会 第5号(1967/04/01、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。まず警察庁長官にお伺いしたいのでありますが、事件が起こりましたのは十時十五分でございます。あなたがこちらへ来られましたのは十一時五十分ぐらいであります。すでに一時間と三十五分ぐらいたっておる。その間にこういう重大問題について、警視総監からあなたのところに直ちに詳しい報告がなかったということで、これはあなたの指揮者としての責任ではないかと思うのですが、まずその点についてお伺いいたします。  第二に、その次にメモが参りまして、あなたは被害者の状況についてお話がございました。しかしながら、加害者のほうがどうなっておるかということについては何のお話もなかったのであります。私どもが知……

第55回国会 予算委員会 第7号(1967/05/06、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は、まず沖縄の問題からいろいろ政府の態度をお伺いしたいと思ったのでございますが、昨日の朝の朝日新聞に、アメリカの陸軍が日本物理学会主催の半導体の国際会議に資金を出して援助をしておる、こういうことが明らかにされた。これは昨年の国際会議のことでございます。ところが、朝日の調査によりますならば、単にこの国際会議一つに資金を出しただけではなくて、東大の医学部をはじめ、京大付属の花山天文台、その他非常に多くの研究機関にもそういう金を出している。これが五十七件にものぼり、現在では、その金額が四十万ドルになっているということが報道されておるのでございます。このことは、日本の学界に非常なショッ……

第55回国会 予算委員会 第14号(1967/05/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず、外務大臣にお伺いをいたします。本朝、日米安保協議委員会が開かれました。二時半に外務省からプレスリリースが出たのでございます。それによりますというと、「会談においては、主として極東における日本と米国との共通の安全上の利害に関連する最近の国際情勢について意見を交換し、また、日本の防衛に関連する諸問題について討議が行なわれた。」と、まことに簡単でございます。しかしながら、この日米安保協議委員会が開かれましたのは、一年八カ月ぶりかと思いますが、いま開かれました背景を見ますというと、非常に重夫なものが感ぜられるのであります。と申しますのは、アメリカがエスカレーションをさらに拡大をいた……

第55回国会 予算委員会 第19号(1967/05/25、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 委員長。
【次の発言】 沖繩の問題についてちょっと関連して。  先ほど総理が、いまある、大浜さんなんかのやっておられる懇談会は一応解消をして、総理府に沖繩問題の懇談会を新しく発足させたい、こういうふうに言われましたが、これは閣僚の間のものか、あるいはまた政府関係当局者のものか、それとも民間人も入れたものか、その点をひとつ明らかにしていただきたいことと、それから、いま言われました懇談会は早急に出発させるものかどうか、その二点をお伺いしたい。


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 外務委員会 第閉会後1号(1967/09/06、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 先ほど森委員、羽生委員とのやりとりを聞いておりますというと、どうも沖繩の返還と核ミサイルあるいは核基地との関係についての外務大臣の御答弁は、総理の記者会見以降、少し変わってきた、後退したように思われます。私が予算委員会でも御質問申し上げたり、あるいは外務委員会でも御質問申し上げた記憶では、かなりきっぱりと下田発言を否定しておる。そして、それは単にあれは政府の答弁ではないというだけではなくて、やはり日本に核基地を置かない、あるいは核兵器を持ち込まないという根本方針と関連して、沖繩の核基地つき返還には難色を示されたように受け取っておった。この間の衆議院の外務委員会における穂積委員の質……


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第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第2号(1967/12/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと一言。新しい総務長官に御就任になりまして、いま御努力の方向を示された。ひとつ一生懸命やっていただきたいと思いますが、これは総務長官並びに局長にお願いしたいのですが、来年度の総理府の予算のうちで、やはり沖縄に対して相当な金額が計上されると思うのです。予算編成期にあたりまして、いままでの各省の予算がつくられます場合に、大蔵省に対します各省の予算要求がなされてそれに対して査定が行なわれるわけでありますけれども、その沖縄に関する予算要求、総理府の予算に計上される、それがどんなものであるか、私どもも知りたいわけであります。ひとつ四十三年度の沖縄関係予算についての要求の資料がございま……

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第3号(1967/12/22、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと特連局長にお伺いいたします。来年度の予算について一体総理府としてはどのくらい要求しているかということをお伺いしたのだけれども、まだ日米協議委員会が開かれないし、その問題はアメリカ側と話がきまらないから、したがって、それはここで申し上げることはできない、資料も出せないと、こういうお話だから、いま、さらにそれを出せとは私は言いませんけれども、しかし、一体日米協議委員会はいつ開かれるのですか。いつの予定ですか。
【次の発言】 今度の佐藤・ジョンソン会談の結果、多少こういう問題について日米関係が従来と変わってくるということが予想されるんですがね。また、変わらなければいけないんじゃ……

第57回国会 予算委員会 第2号(1967/12/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいま総理に対して鈴木君のほうから科学技術の変化云々の点が質問されたと思うのですけれども、で、この点につきまして総理は、アメリカがポラリス潜水艦を太平洋沖にすでに七隻配置をしておる。そしてそのために非常に中国大陸から近い距離にある沖縄のメースBが旧式化して、数年のうちにこれはもう陳腐なものとなったから取りはずしてもよくなりはしないか、そういうお考えが含ましておるかどうか、その点をまずお伺いしたいんです。
【次の発言】 メースBの威力、これがどの程度陳腐化したものであるかということについては、いま私もここであえてお聞きしたり論争しようとは思いませんが、前にジュピターという中……

第57回国会 予算委員会 第4号(1967/12/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいま防衛庁長官がいろいろな変化についてお話しになりましたけれども、そのうちで科学技術の進歩ということを言われておる。この科学技術の進歩というのはいかなることを意味するのか。たとえば、さきに私は関連質問で申し上げたのでありますが、トルコ、イタリアに配されておりましたジュピターでありますが、アメリカがポラリス潜水艦を地中海に配置しましたために、その後これは廃止に至ったというような事態もございます。したがいまして、この科学技術の進歩ということは、やはりアメリカがたとえば西太平洋にポラリス潜水艦を配置した、あるいはミニットマンが完成をしてもうマッハ〇・九のようなものは旧式になっ……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第7号(1968/04/05、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 田中さんに一、二お伺いしたい。  第一の点は、この間大浜ミッションが出かけまして、それでいろいろ目的があったようですが、その一つにB52の問題の調査があったようです。大浜ミッション、帰ってまいりまして報告をされたと思うのですが、その報告をお聞きになったと思うのですが、その概要をお知らせ願いたい。
【次の発言】 大浜さんが口頭かなにかで、政府はもう一度アメリカに対してB52撤去の交渉を始めたらいいというようなことを言ったことはないんですか。
【次の発言】 そうすると、何ですか。B52を撤去したほうがいいという、そういう意見は全然出なかったんですか。

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第8号(1968/04/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 総務長官にお伺いいたしますが、十七日にアンガー高等弁務官が東京に来られ、そして佐藤総理と会われましたですね、その際に最近の沖繩のいろいろな問題について話し合いがあったように新聞に伝えられておる。そして、総務長官も御出席になっておったように伝えられておりますが、新聞の伝えるところによりますというと、かなり重大な問題についていろいろと話し合いがなされた。その話し合いの模様について列席された総務長官からお伺いをしたいわけです。
【次の発言】 いまB52の問題をはじめ沖繩問題に関する諸般の問題ということでございましたが、このB52の問題というのは、これはやはり現在沖繩において最も重要な問……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第9号(1968/04/24、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 これはこの問題と直接関係はないのですけれども、本日、沖繩のアメリカ軍基地で働いている労働者の組合――いわゆる全軍労が年次休暇闘争をやっておる。組合員並びに非組合員合わせまして約三万がそれに参加をしておる。これは沖繩においてこういうことが起こりましたのは初めてのことで、それに先立って問題になっておりました布令一一六号の一部改正といいますか、それが行なわれていわゆる団交権が与えられたわけですけれども、こういうようなことが起こったいきさつについて、山野特連局長は最近沖繩からお帰りになったので、それらの事情についてよく御存じだと思うので、まず、それについての御報告を承りたい。

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第10号(1968/04/26、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 これから法案についてお伺いするわけですが、まず第一にお伺いしたいのは、この法案は「沖繩島那覇に駐在する諮問委員会の委員となる日本国政府代表の設置に関する暫定措置法案」となっていますね。一体「暫定」というのはどういうことですか。
【次の発言】 そうすると、この諮問委員会が暫定的なものである、したがって、そこに任命される日本国政府代表も暫定的なものである、そういう意味なんですか。
【次の発言】 たとえばそういう意味で暫定的な委員会であっても、そこに出る日本国政府代表というものは、これは暫定でなくてちゃんとした資格でちゃんとしたものとして出るのじゃないのですか。

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第11号(1968/05/08、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 この琉球政府に対する資金の貸し付けに関する問題と離れて、現在米軍政府のもとに琉球開発金融公社というのがある。これが従来資金の貸し付け等を行なってきたわけですが、ちょっとこれの現在の状況がどうなっておるか、それをお伺いしたい。
【次の発言】 そうですね、概略ひとつ。
【次の発言】 これは、どうしてそういうふうに六十億ほどあった資金が二十億に減ったんですか。
【次の発言】 なぜ、その新規資金をアメリカが出さなくなったのか。それからまた、その資金はいままでどこから出てたのかですね。そして、なぜそれが出されなくなったのか、そのことをお伺いしたいんですがね。

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第13号(1968/05/17、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 この法律案は暫定措置等に関する法律案となっておるのですが、この暫定措置というのは、これはある程度の期間をいうことになろうと思うのですが、政府の見通しとしては、この暫定措置というのは何年くらいにわたるという見込みを持っておられるのか。
【次の発言】 たとえば、この法律案の第三章の九条の第二項に、「賃借権の存続期間は、借地法第二条第一項本文の規定にかかわらず、この法律の施行の日から十年とする。」と、こういうことを書いてあるわけですが、この十年というのとこの暫定措置の終わる期間とは何にも関係がないのですか。
【次の発言】 そうすると、この暫定措置法案の暫定というのは、期間の定めがないと……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第14号(1968/05/20、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 美濃部都知事が小笠原にわざわざおいでになりまして、親しく調査されてこられた。非常に適宜な処置だったと思うのでございます。  ところで、いまお話しのように、人が少ないし、開発をするのに容易なことではない。御苦心があろうかと思いますが、この小笠原の開発、復興には、やはり政府がよほど多頭の金を出し、また政府でやらなければならぬ仕事もたくさんあろうかと思うのであります。  そこで、この仕事を早急に進めていくためには、政府と都とが一つになって計画を立て、そうして仕事をうまく配分して協力してやっていくことが一番必要だと思うのでありますが、この政府と都との間の仕事の配分といいますか、そういうこ……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第15号(1968/05/22、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 田中長官にお伺いしたいと思います。実は美濃部知事が一昨日こられまして、そのときにお伺いした問題ですが、行政の問題では一応東京都の何でやることになっておりますが、開発にあたっていろいろ仕事の区分ですね、これがどうもまだはっきりしていない。そういう点を一体どうお考えになっているのか。これはやはり仕事を進めていく以上に、その仕事を進める主体がはっきりしていないと仕事がなかなかうまく進まない。それはおいおい仕事をやりながら区分をつけていくということもありましょうけれども、そういうことをやっていると、あとでいろいろ摩擦が起こる、二重に仕事が行なわれる等々が出てくると思うんですが、そこはひと……

第58回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第4号(1968/02/28、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私どもの属する社会党といたしましては、この琉球立法院の決議、これは沖縄県民の要望を、代表するものとして高く評価し、また同意をし、支持をしたいと思うのでございます。しかし、この決議につきましてなお立法院の各党のの間にいろいろ意見の違いもあるやに聞いております。先ほど知花参考人のほうから、施政権返還の決議につきましては野党はこれに参加しなかったということを言われておりましたが、そういうふうに意見の違っておるものもございます。また、決議には満場一致の賛成が得られましても、それぞれ違った根拠から賛成された面もあろうかと思うのであります。  ただいままで議長が全体を代表して意見を述べられ、……

第58回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第5号(1968/03/08、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 田中総務長官にお伺いいたします。が、総務長官が御視察においでになったのはいつからいつまででございましたか。
【次の発言】 いま、沖縄ではB52があすこに来ておって、そうしてベトナム戦争に出撃しておるというので、沖縄の人たちに非常な大きな不安を与えています。総務長官がおいでになったときには、まだそれが来ておらなかったので、あるいはそれをごらんにならなかったかもしれぬ、その不安についての話は聞かれなかったかもしれませんけれども、その後、琉球立法院の代表が来られて、総理をはじめ総務長官にもお会いになって、B52問題についていろいろ陳情があった。また、数日前には、沖縄からやはり県民の大会……

第58回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第6号(1968/03/15、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 沖縄におけるB52の撤去問題についてお伺いをいたします。  過日、B52撤去要求沖縄県民大会の代表が上京されまして、総理並びに外務大臣その他の方々に会いまして、B52を沖縄から撤去するようアメリカに要求をしてもらいたいということを要請いたしました。これに対しまして政府は、要請できないというような回答をされておりましたが、結局総理は、大浜信泉さんのやっております沖縄問題懇談会ですか、あれを調査団にして、そして実情を調査させるということになったようでございますが、この調査団を出すということは、私は単に沖縄におけるB52の現在の活動状況、あるいはそれが沖縄県民に与えておる不安、そういう……

第58回国会 外務委員会 第6号(1968/03/28、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いまのお話ですと、韓国と交渉中である、こういうことですが、まあ、日本と近くてそして経済関係の多い国ですね、たとえば韓国、台湾あるいはインドネシア、こういう国との間のこの種の条約ですが、これはまあ日本の立場からすると、企業進出等の面で非常に必要だと思うんですが、それらの面についてどういうふうになっていますか。
【次の発言】 いまこの三つの国との間のこういう条約をどうするかということをお聞きしたのですが、ほかの国との場合は、大体経済的ないしは技術的なことで片づいているのですが、これらの三国との間にはかなり政治的な問題がからまっていると思うのです。それで私、聞いたんですが、特に韓国との……

第58回国会 外務委員会 第7号(1968/04/04、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 万博の計画ができまして、だんだん施行されていくのですがね、その経費の面について、物価の値上がり、人件費の値上がり等があって、金は同じでも、だんだん内容を縮小しなければならぬという事態が起こっているように思うのですが、その点はどういうふうに今後措置されていくのですか。
【次の発言】 おかしなことを言うな。諸物価が上がらないようにということはどういうことですか。あなたにそういうなにがあるのですか。見通しとそれからそれだけの権限が。どういうことなんですか。
【次の発言】 それでなんですか、最初の計画と相当違う点が出てくるとすれば、どういう点に違う点が出てくるのか。たとえば、お祭り広場と……

第58回国会 外務委員会 第8号(1968/04/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 ちょっと関連して。いま参事官の話ですと、型に従ってと、これは何ですか、型に従えばもうそういうことはどんどんやれるわけなんですか。そうすれば、いままでのだって型に従ってやってよかったはずでしょう。とにかく必要性があってやったのじゃないんですか。型に従ってだけなんですか。
【次の発言】 そうすると、将来の必要性ということを認めたということになると、たとえばレバノンにしろあるいは他の国の飛行機にしろ、日本を通ってそうして中国に行くことを認める、こういうことになると、日本と中国との間、日本の飛行機でなくても他の飛行機が直通できるということを予想しているわけなんですか。

第58回国会 外務委員会 第9号(1968/04/23、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 この間モンゴルから、日本モンゴル友好協会の総会に来たのです。そのときに、こちら側の人がいつもモンゴルへ手紙等を出す。これがいままで中国経由で行っておって、時間がかかって、着いたのだか着かないのだかわかるまでにもたいへんだった。そういうことで、向こうも非常に改善を希望していたし、こっち側も、まず友好を深めていく上に、あるいは国交回復に至る前にそういう問題を解決したいということが両側の非常に希望であった。それからまだ一ヵ月もたっていないのですが、いっそういうふうに改善したのですか。
【次の発言】 いつ改善されたのです。改善されてソ連経由になっていると言うけれども。

第58回国会 外務委員会 第10号(1968/04/25、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いまのに関連しましてお伺いしますが、はたしてそれは、そのかいらい政権だけでしょうか。たとえばキューバ事件のときに、アメリカは、ソ連からキューバにミサイルが運ばれるであろう、そういう想定のもとにあそこでもってソ連の船を臨検するというような宣言をした。ああいうこともソ連では考えてこの留保をつけたのではないのか。それはどうでしょう。
【次の発言】 それでは、しておらないとすれば、ソ連はああいうことは認めるという態度だったのですか。そうじゃないでしょう。あのときにソ連はこれに対して激しく抗議をしていたと思う。
【次の発言】 それではかいらい政権ですね、まあどこの国がかいらい政権であるとい……

第58回国会 外務委員会 第14号(1968/05/16、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 いま羽生君の御質問のうちにありましたベトナム情勢の変化、この問題は佐藤・ジョンソン会談のときにはまだ予想されなかったものです。そういたしますと、佐藤・ジョンソン会談において取り上げられた場合と今日とではかなり違う。さらに進んでくるとさらに違うと思うのです。ジョンソン大統領はすでに引退を声明されておる。そういたしますと、たとえばジョンソン大統領とあなたとのいろいろ話し合いが行なわれて、それが政府間の話し合いであるとしても、新しい大統領のもとにおいてさらに新しい情勢を基礎にしての話し合いが行なわれなければならぬと思うのですが、佐藤総理は、新しい大統領ができた後に来年再びアメリカを訪れ……

第58回国会 外務委員会 第15号(1968/05/21、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。これは沖繩の原子力潜水艦の放射能調査の問題ですが、佐世保の問題が起こりましてから、琉球政府から米民政府に対して、沖繩に入港する原子力潜水艦の放射能の合同調査を要求いたしました。これに対して米民政府のほうは、これを受け入れるかのごとき態度でございましたけれども、その後これを拒否したのであります。聞くところによれば、アメリカの軍部のほうが反対をしてそういうことになったといわれておるのでありますが、この点について詳細の報告があるかどうか。これは佐世保の問題と関連してやはり重要な問題でございますのでお伺いしたい。
【次の発言】 ところが、琉球政府のほうでは合同調査は行なわれないとい……

第58回国会 予算委員会 第2号(1968/03/19、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。  いま大蔵大臣の御意見ですと、今回の二重価格制をとることによりましてドル危機が緩和される、そうしてIMF通貨体制は維持できるであろう、こういう楽観的な見通しが述べられましたけれども、しかしドルの危機そのものの根本原因というものは取り除かれておらない。それが取り除かれないで、どうして今後ドルの安定がはかられるでしょう。とにかくドルの危機の一番の根本的原因は、私が指摘するまでもなくベトナム戦争です。このベトナム戦争を縮小するかやめるか、そういう方向をとらないで、アメリカがどうしてドル価値を維持していくことができるのですか。いままでのドルがこういう危機になったのは、これはベトナ……

第58回国会 予算委員会 第6号(1968/03/25、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 関連。ただいまの赤十字の方のお答えですけれども、これは政府のほうと十分打ち合わせをして、会談再開をしてもいいというふうに受け取れたのでございますけれども、コロンボ会談が行き詰まりまして、そして今日に至っております。どちらかが先に会談をやるように話しかけなければ会談は開かれない、こういう状況にあるといたしますれば、日赤として北鮮の赤十字に対して会談を再開するように何か至急に働きかけるおつもりがあるかどうか、それとも北鮮側から働きかけてくるのを待っておるというだけなのかどうか、その点を第一にお伺いしたい。  第二には、厚生大臣にお伺いしたいのは、この問題には、とかく韓国側からのいろい……

第58回国会 予算委員会 第19号(1968/04/13、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 日銀総裁が参考人として御出席になっておられます。時間が制約をされておるようでございますので、私は本来なら、最近の国際情勢の変化の問題あるいはまたそれに対処する日本の外交政策についてお伺いをして、それからと思っておりましたけれども、そういう事情から、まず日銀総裁にお伺いしたいのであります。  過日、ストックホルム会議に御出席になってまいりました。あのストックホルム会議において決定されましたことは、これは世界の経済に非常に大きな影響を持っております。そうしてまた、将来の日本の経済にもこれは重要な関係を持つものだと思うのであります。いろいろここで決定されました問題については、批判もござ……


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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 予算委員会公聴会 第2号(1967/05/17、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 国際収支の見通しについて伺います。  本年度になりましてから輸出のほうが鈍化している、それから輸入のほうは激増している。こういう状態で、政府で予定をしております本年度百十億ドルの輸出があやぶまれるような状態になっております。輸入も予想より大きい。その結果、国際収支が悪化するのではないかというふうに考えられるのですが、この点についての見通しはどうでございましょうか。それからこれは私はもうすでに警戒信号が出たものと思っておるんですけれども、その点に対するあなたのお考え。そしてまた、前に所得倍増政策を打ち出されましたときのように、これを修正するため、つまり直すための政策が早晩とられなけ……

第55回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1967/05/22、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 私は図書館の問題について若干お伺いしたいのであります。  まず第一に、第二期工事、これは四十三年度ですが、でき上がりますが、そういたしますとだいぶ大きくなるわけですが、一番問題になりますのは、やはり図書館ですから、たくさんの本を収蔵する。いま二百五十万冊ですか。
【次の発言】 それが一体、どれくらいふえるのか。まずどれくらいいれるだけ大きくなるのか、まずそれを。
【次の発言】 国会図書館は世界でも大きいほうの図書館だと思います。それからその設備も、まずよそに比べてそうひけ目はない、収蔵能力も四百五十万になってまいりますと、相当大きなものだとは思いますけれども、しかし、最近のように……

第55回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1967/05/23、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 まず、沖繩援助その他についてお伺いをしたい。  本年は八十四億円余を計上してあるわけですが、一昨年、昨年から見ますと非常にふえておる。もちろん国の経済発展、それに伴う財政の膨張、そういうことでだんだんふえていくと思うのですけれども、本年の八十四億は来年、再来年、その次の年あたり、これから三年くらいにわたってどれくらいふえていく見込みですか。
【次の発言】 まあ出せるわけですね。とにかく国の予算が毎年大きくなっていく、これは減ることはないですからおそろく自然にふえていく、こういうことはわかるのですが、そのふえていく場合におけるプライス法との関係ですね、どうもいままではプライス法より……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 予算委員会公聴会 第1号(1968/04/01、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 嘉治さんにお伺いをいたします。  アメリカの国際収支の面につきまして、私も嘉治さんの言われたこととほぼ同意見でございますが、このアメリカの国際収支がこれからどうなるかということが、過日ストックホルム会議できまりましたSDRの施行と非常に関係があると思うのであります。アメリカの国際収支につきましては、まあ、本年の一月初めにジョンソン大統領が示しました方策によって国際収支の改善が行なわれるでありましょうけれども、私はあれが十分に行なわれるとは思わないのでございます。たとえば、海外旅行者に対する課税をとりましてもそうでありますし、あるいはまた、十億ドルの増税にいたしましても抵抗が強い。……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1968/04/10、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 総理府の沖縄関係の問題ですね、ちょっとお尋ねをしたいと思います。  沖縄特別委員会等でもしている問題でありますけれども、だんだん沖縄の問題がクローズアップされてまいりまして、政府のほうとしても年々援助を増額して、いわゆる一体化をはかられることになっていますが、なかなかむずかしい問題が多いと思います。昨年の佐藤・ジョンソン会談以来、沖縄の本土一体化の一つの方策として、アンガー高等弁務官のもとに日米琉諮問委員会というものができて、もうすでに発足をして、何回か会議を行なわれています。しかし、これがどうも、委員会というものの性格、それから任務といいますか、それがどのくらいの力を持っておる……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1968/04/11、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 図書館関係について少しお伺いいたします。  第二期工事がいよいよことしの秋ですか、でき上がることになって、非常に拡張もされるし、機能も一段と増進することになるのですが、この拡張を機会に何か新しい企画といいますか、新しい計画というものが、これは一時的のものではなくて、この新しい事態に基づいて何か恒久的な計画、そういうものが行なわれますか。
【次の発言】 いまのお答えで、これから新しい図書館業務が始まるわけですけれども、まあかなり大きくなった。蔵書もこれからふえていくわけですね、仕事もふえていく。そうすると、人員の点ですけれども、新しく施設ができて、どのくらい人員がふやされることにな……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1968/04/12、7期、日本社会党)

○岡田宗司君 けさの新聞を見ておりますというと、三派全学連等に対して、今回、破防法適用を見送るということがきまったように出ているんですが、羽田事件以来、自民党の内部において、あるいは公安調査庁方面において、さらには政府の内部においても、これらの団体に破防法を適用するということが盛んに言われておりました。そして、すでに破防法適用についての準備が整って、それだけの資料も整っておるというようなことも言われておったんですが、なぜこの破防法適用が見送りになったのか。私らはもちろん破防法適用には反対なんですが、それを適用しないということの理由だってやはり明らかにしてもらわなければならない。ひとつ赤間法務大……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/04/10、7期、日本社会党)

○担当委員外委員(岡田宗司君) 建設大臣にお伺いいたします。  すでに御承知の東京外郭環状線の問題です。これは先月も十三日の衆議院の予算委員会の分科会で帆足計君のほうから詳しくいろいろお話があったことで、内容はもう、そのほか陳情等もお受けになっておられるので、よく御存じですから私は繰り返しません。この十三日の帆足君の質問に対されまして、建設大臣はこう言っておられるわけですね。「私が伺っておりましても、どうもこれでは沿線のみなさんを納得できるだろうかという疑問を、私は実は持っております。しかしまあきょうは時間もないことでございますから、おそらく都市局長もつぶさに御説明を申し上げることをいたさなか……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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