このページでは谷口弥三郎参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。
○谷口弥三郎君 只今提案されました社会保障制度推進に関する決議案に対しまして、私は国民民主党を代表して賛意を表するものでございます。 昨年の五月に社会保障制度審議会が設置せられまして、その後愼重審議の結果、我が国の社会経済事情並びに日本国憲法第二十五條の本旨に鑑みまして、緊急に社会保障制度を整備確立するの必要を認めまして、同年十月十六日に吉田総理に対しまして、社会保障制度に関する勧告をしたのでありますが、不幸にもまだ総合的に見るべき反応がないのであります。従つて去る十月二十日に更に社会保障制度の推進に関しまして、九項目に亘つて勧告をしておりましたところ、自由党の諸君は国民医療の確保を図ること……
○谷口弥三郎君 この年度繰越の件でございますが、これに対しまして決算検査報告、又は只今頂載しました説明書などを見てみますというと、年度区分をみだるものが段々こう非常に多くなつておるような傾向もあるし、非常に多いように思われるのでありますが、殊に答弁書の中あたりにおきましても大義省の承認が非常に遅れるというのを理由にしておるようなものもあるようでございますが、これに対しまして何とかこういう年度区分をみだるというものに対する措置が必要であろうと思うが、これに対して先ず御説明を頂きまして、それからいろいろと質問を続行したいと思いますがどうでしようか。
○谷口弥三郎君 私は国民民主党を代表いたしまして、この法案に賛成するものでございます。そのお話のように、教育委員会並びに国勢調査、共に極めて重要なものでございまして、殊に国勢調査は、現在世界各国の文明国においては、全部すでに国勢調査なるものをやつております。しておるのでございますが、そのかかる重大な国勢調査と、今回は不幸にも極めて接近したということは、どうしてもこれをその期間を分離する必要がありまするので、本案を賛成するものでございます。
○谷口弥三郎君 私から一つ二つお伺いしておきます。先ず来年度の予算におきまして、癩に対する関係がどういうようなふうな面に出ておりましようか。最近癩の問題はだんだん先が見えで来たような気持もいたしますけれども、なお日本にはかなりのまだ地方にも癩患者がおりますし、従つてこれを収容する上におきましても、或いは癩を研究するということがどこでも、世界各国にもできておらんような関係でありまするが、特に日本におきましては癩患者がほかの部面と違つて非常はたくさんあるのでありまして、是非この際癩の研究を国家が十分にやらせる、言い換えれば、結核の国立の療養所などはすでに数カ所できておりますが、癩に関する国立の療養……
○谷口弥三郎君 ちよつと伺います。この病院と診療所の数はどのくらいですか。病院が幾つ、診療所が幾つ、それから同時にわかればベツドの数は、病院で幾つ、それから診療所で幾つ……。
○谷口弥三郎君 私からむ二、三お尋ねしたいと思いますが、只今あん摩、マツサージの問題が出ておりましたが、あん摩を養成しているところの学校の数、それからマツサージもやはりやつておると思いますけれども、マツサージをやつておる学校の数というようなものも一つわかつておりますなら……。
【次の発言】 マツサージの方はどうでございますか。
【次の発言】 続いてお尋ねいたしたいと思いますが、この柔道整復師、この方には何か養成機関ができておりますでしようか。
【次の発言】 今回提案されております中に審議会の規定が出ておるのですが、これは中央地方とはつきり分けたようなふうに書いてありますが、この地方といいますの……
○谷口弥三郎君 只今石原委員からいろいろと質問をして頂きましたので、私の質問したいと思つているようなことが殆んど全部出ましたが、なお一つ、二つだけちよつと極く簡單なことをお伺いして置きたいと思います。この十三条の中央審議会、それから都道府県審議会のことでございますが、先刻も話がありましたように、これはまだ実施されておらんものであれば、今回はこの部分は改正せんでも、前のほうが却つていいんじやなかろうかと思いますので、御質問したいのですが、試験に対して大体的の、原則的のものは中央から指示するから、全国各府県が別々になつたり、非常に厳格にやるところと疎漏と言つたら失礼なんですが、極めて簡單にやるとい……
○谷口弥三郎君 私から一つ御希望を申上げたいと思います。御承知のようにこれはもう説明する必要がないと思いますが、日本は未だに癩の非常に多い国で、東洋におきましても、最も多いし、世界中で最も多い国でありますので、これを何とかするためにこの厚生委員会において、癩の研究に関する小委員会を一つ作つて頂きたいと思いますから、一応その希望を申上げて置きます。
【次の発言】 別にありません。
○谷口弥三郎君 ちよつとお尋ねしますが、今現在、旧制度のいわゆる看護婦が十三年間を超えました場合に、厚生大臣が定める講習をやると、この講習はどのくらいの予定でございますか、そういうことまでは進んでおりませんか。
【次の発言】 もう一つ、この前もちよつと話が出ておつたようでございますが、いわゆる六三を出て二年やります、あの二年のほうの養成機関は、今まで通りでありましようか、或いはそれとも今まで通りと申しますのは、これまでは総合病院でないとできなかつたのが、それを今度はほかの單科病院の集まつたものでやれるというような話が出ておつたのですが、如何になりましたか。
○谷口弥三郎君 私は民主党を代表して、一言希望を申上げて賛成の意を表したいと思います。 この大事な大きい法案が、而も非常に短い期間でこれを審議せいということでありましたので、私どもとしては実はもつといろいろと愼重に審議をし、希望も申上げて見たかつたのでございますけれども、それが十分にできませなんだが、併し幸いにいたしまして小委員会が作られ、而もその小委員会におきまして要望事項その他のことが決議されて、これを先刻小委員長から御報告を頂き、又それに対して木村局長から十分なる御意思の発表もありましたので、是非これが今後の機会にでき得る限り早い時機に我々の申出ておる要望事項が現われて参りますように、……
○谷口弥三郎君 只今山下委員、有馬委員又松原委員からの申されたことは実に適切な言葉でございますし、実際にこれを審議する上において、そういう方面を十分検討することが必要であると思いますので、私賛成いたします。
○谷口弥三郎君 私から緊急動議を提出したいと思います。実は前回の委員会において御採択を得ておつたわけでありますが、癩に関する小委員会というのを設けまして、その数を七名といたし、選出の方法は成規の手続を省略しまして、委員長が指名することの動議を提出する次第であります。
○谷口弥三郎君 只今有馬委員の言われました通りでありますが、とにかく本日は参考人としてわざわざ御三方においでを願つておるしするので、先ず武見君からいろいろとこういうことを書かれたというので、書かれただけで十分であるか、もう少し書きたかつたが、頁の関係で書けなかつたのか、或いはこういうことを書いたが、これに対して今後は御自分としては如何なる対策を持たれているかということを武見さんから先ずお話を聞くことが、我々が今後いろいろ審議をする上に非常に参考になると思いますから、早速そういうふうにお進めを願いたい。
【次の発言】 緊急動議ですが、只今参考人のかたからいろいろと必要なお話を承わることもできまし……
○谷口弥三郎君 実は診療エツクス線技師法案を私ども一同において作つたのでございますが、これは中山委員から御説明して頂こうと思つておりましたけれども、私から説明せよという前前からの約束がございましたので、私から申上げます。 只今、提案になりました診療エツクス線技師法案の提案理由について御説明申上げます。 現在の医学界におけるエツクス線の利用は極めて広く、疾病の診断に、又その治療に欠くべからざるものとなつておりますることは、皆様のすでに御承知の通りであります。医療法におきまして、病院に対してエツクス線装置と、これが操作に当るべき技術者の設置を命じておりますことはエツクス線と疾病の診断治療との密……
○谷口弥三郎君 先刻高田課長の御説明のあとで、谷口委員は終始この会合に出ておつたからしてよく知つておるから間違つた点があつたら申してもいいというようなお話がありましたから、私からこの際に二三申上げてみたいと思います。 先ず第一番にこの委員会と申しますのは、実は昨年の七月の二十八日並びに三十日の当委員会におきまして、この委員会は法的根拠のない、いわゆる非公式のものである、従つてその委員会のできたのは決して重要なものじやないが、参考に供する程度であるという御説明があつたように聞いておつたのであります。又その委員会ができましたときにも、いわゆる多数決によつてこれを決定するということはせんように聞い……
○谷口弥三郎君 先日書類を以て各委員のかたがたに申上げて置きましたが、最近全国各地から、例えば平塚市、或いは大分県或いは宮崎県の延岡市、青森県とか或いは長野県とか又は福井県とか或いは島根県その他多数の方面からいたしまして医薬分業に関する法律改正についての各種の陳情書が参つておるのでございますが、その陳情書によりますというと、日本医師会長であるどころの私が、法律改正による医薬分業に同意したというようなことを記載しておりますので、如何にも現在提出中の該法案にでも賛成しておるかのごとき感を與える虞れがございますので、ここにその経過を極く簡単に発表させて頂きたいと存じます。 従来日本医師会におきまし……
○谷口弥三郎君 極く簡単な質問でございますが、高野証人に対しまして一、二お尋ねをいたしたいと思います。只今ここに出ております医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律案、この法律案は先にありました医薬制度調査会におけるあの三案のうちのどの案とお考えになつておるのか、それを先ず一応お聞きしたい。
【次の発言】 それではお尋ねいたしますが、この第三案に対しまして、その当時調査会におきまして、日本医師会長である、又同調査会の委員であつた私並びに日本医師会の委員はその第三案に賛成をいたしておりましたでしようか、反対をいたしておりましたでしようか、その点をはつきりとして頂きたい。
○谷口弥三郎君 私から一つ村上証人にお尋ねしたいと思います。先刻来医師の数は或いは過剰になりはせんかという心配もあつて、医師の数ということについてはすでにお尋ねをして、又御証言もあつたのでありますが、医学の方面では現在どういうふうになつておりますでしようか。それを一つこの際御証言願いたいと思います。
【次の発言】 先刻医科のほうでは、例えば大きい所で今年から八十とか、小さい所は四十とかいうお話がありましたが、あなたのほうの学校は去年と今年とは入学生は変りはありませんでしたか。
○谷口弥三郎君 只今問題になつております診療上特別の場合ということにつきまして、今後こういうふうなことにしたらどうかということが、先日も医薬制度調査会の特別委員会の場合にあつたのであります。その場合の條項と言いますのは、処方箋の内容を患者に知らせたために支障のある場合、それから診断未確定の場合、第三には、症状の変化が激しい場合、第四には重篤なる症状のある場合、第五には救急の場合、第六には診断的投薬の場合、それから第七には疾病の早期発見を要する場合、それから第八には市販されておらん薬品の調剤の場合というような場合だけが、そのときの問題に出ておりますので、丁度こういうようなふうの覚せい剤というもの……
○谷口弥三郎君 私から一言お尋ねしたいと思いますが、意見局長にお尋ねするのでありますが、医者が調剤能力を持つておりまして、すでに多年調剤をやつておるのであります。又今回の改正法案にも出ておりますが、あれにいたしましても、或る場合には医者に調剤をさせてもいいということがあるのは、医者に調剤能力があるということになると存じます。この医者の調剤というのは既得権である、従つて医者が調剤投薬をするということが公共の福祉を害しない以上は、これはその既得権を取上げるということは憲法違反であるというふうに考えてもおりますし、又そういうふうなことを問題に法務庁などの方面でされておるようなこともありますようですが……
○谷口弥三郎君 去る五月二十一日の午後一時に、婦人の時間におきまして放送された薬務局の薬務課長中村光三君に二、三質問をしたいと思います。
先ず第一番に、中村課長はこの二十一日の日の午後一時の婦人の時間に放送されましたでしようか。
【次の発言】 只今医薬分業と一般に言われております問題につきまして、国会におきまして極めて慎重に審議されておつて、併しなおまだ結論を出しておらんということも御承知でございますか。
【次の発言】 承知しております。それでは二、三御質問したいと思いますが、この放送のうちに、例えば従来長い間医薬分業問題がやかましく言われておる。ところがそれがやかましく言われておる元は何か……
○谷口弥三郎君 この際私から皇太后陛下の思召を継承して記念事業をいたしたいということにつきまして、厚生委員会の御了承を得たいと思います。皇太后陛下がにわかに崩御せられましたことにつきましては、我が参議院におきましても、院議を以て誠に哀悼に堪えません旨の弔詞を去る十九日に捧呈したことは、御承知の通りでございます。同陛下が御在世中に数々の仁慈を垂れさせられました中にも、救癩事業につきましては、特にその方面にお力を入れて頂きまして、光明皇后様と相対して、或いはそれ以上にこの事業の癩の撲滅などにつきまして、御仁慈を垂れさせられたことは、国民の深く感謝感銘いたしておるわけでございます。従つて私どもは、同……
○谷口弥三郎君 昨日癩に関する小委員会を開きましたところが、この休会中におきまして、地方に出張いたしまして癩に関する調査研究をしたいという問題が起りましたところが、全員これに賛成したのでございます。従つて来る六月八日から一週間ぐらいの予定で、議員五名以内の者が熊本、鹿児島の両療養所を視察したいということを決議した次第でございます。委員長におかれましては右小委員会の決議事項を御採用頂きまして、この目的が達成されるようにお取計らいをお願いいたしたいと思います。
○谷口弥三郎君 私は本法案、特に修正案に対しまして賛成をいたすものでございます。併しこれに二三の希望條件を附けておきたいと存じます。先ず第一の條項は、この修正案の第二十二條の但書の場合であります。この場合におきましては、こういうような八カ條の條項が備わりますように希望をしたいと存じます。その第一は、処方箋の内容を患者が知ることから来るところの支障のある場合、例えば医者の十分な指導にもかかわらず半可通の内容批判によりまして恐怖、不安、誤つた断定などを下しまして、治療上に障害を来たす虞れのある場合、或いは暗示療法を要する場合、又は不良なる予後を患者が察知する虞れがある場合、又は薬名を知りましてその……
○谷口弥三郎君 御指名ですから申上げますが、保険診療は無論適正な、いわゆる学術的に考えて十分な診療をいたしております。併し或る点では贅沢治療というようにも言われもいたしますけれども、例えば非常に弱つておる或いは疲労しておる患者に葡萄糖を注射するとか、何とかいうようなことは、成るべくせんようにと言うておるものですから、自然三等で目的地に達するというようなことを言うのだろうと思いますが、決して日本医師会ではそういうことは指導しておりませんから……。それからついでに私からも一つ、二つお伺いしたいと思いますが、先刻来いろいろと御説明を頂きましたことで大体よくわかつて参つたのでございますが、只今一点単価……
○谷口弥三郎君 癩に関する小委員会の経過を御報告申上げます。この十月五日に第一回の小委員会を開催いたしまして、その際癩予防の現況と二十七年度の概算予算案につきまして説明を聞きますと同時に、併せて貞明皇后様の記念救癩事業の説明を聴取したのでございます。その概略は、先ず第一番に推定癩患者の総数は一万五千人ほどになつております。二十六年の六月現在の収容癩患者数は九千百八十七人でございまして、未収容患者がなお五千七百五十五人ほどおるのでございます。現在の収容病床数は一万一千床ほどございまして、患者総数に比較いたしますとなお四千床ほど不足しておるような現状でございます。従つてこれに対しまして二カ年計画で……
○谷口弥三郎君 癩に関しまする小委員会の経過を御報告申上げます。 前国会の休会中に小委員会を開きまして、政府当局から説明を聽取いたしましたことにつきましては前回御報告申上げている通りであります。今国会におきましてこの十月の二十二日に小委員会を開きまして協議いたしました結果、我が国の癩患者の分布状況と、療養所の諸種の問題とか、将来癩患者收容に対するところの問題でありますとか、又癩の予防、治療の問題でありますとか、貞明皇后様の記念事業の問題でありますとか、国立癩研究所設置の問題でございますとか、その他癩予防上参考となるようないろいろの問題につきまして、学者、專門家、権威者などのかたがたから厚生委……
○谷口弥三郎君 私からこれ以上に、これはもう殆んどわかつておると思いますけれども、念のために伺つておきます。旧規則によつて免許をもらつておる者は勿論のことでありますが、旧規則によりまして、例えば本年の八月三十一日現在助産婦養成所などにおいて在学中の者は、旧規則によりますと、卒業すれば旧規則の助産婦になることができることになつておつたのでありますが、その在学中の者も卒業したならばこれと同じような恩典を受けることと思いますが、さようでございますか。
【次の発言】 この法案ができますと、先刻来お話のように、これが通過いたしますというと、現在の者はみんな免許を厚生大臣に頂くことになつておりますし、又同……
○谷口弥三郎君 二、三御質問をしたいと思います。先ず第一番に、「診療上やむを得ない事情がある場合」、これはよほど含みのあるように書いておられるのですが、「事情のある場合」というのは、例えばどういうような場合でございましようか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 只今のでよほどわかりましたが、なお患者が希望します以外に、やはり是非その医師をと言うて、家族の者も是非希望しておるような場合がかなりあると思います。殊に小児科などにおきましては、是非このお医者さんにというのは家族の者がよく言うのでありますが、こういう場合も無論含んでおりまするか、どうか。
○谷口弥三郎君 この提案されておる法案につきましては、すでに前回にも質疑がありましたので、質疑をこれで打切つて、討論を省略して、早速採決あらんことの動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
○谷口弥三郎君 それでは質問をさせて頂きますが、一問一答の形で一つずつさして頂きたいと思います。只今のお話で、例えば朝鮮などの模様もわかりましたが、今外国ではどのくらいの癩の患者がおるものでしようか。どなたからでもよろしうございますから……。
【次の発言】 南北アメリカに……。
【次の発言】 内地の癩患者でございますが、これは大体どういうような分布になつておりますでしようか。どなたからでも……。
【次の発言】 見通しでございますが、今の状態を続けたら、どちらのほうが一番早く少くなるというような模様はわかりませんか。
【次の発言】 先刻來いろいろお話の中にも出たようでありますが、癩の患者も浮浪者……
○谷口弥三郎君 前回小委員会の中間報告をいたしまして、厚生委員会に参考人の出席を求めることの御賛同を得ましたのであります。厚生委員会にありましては、十一月八日に癩の学会長、国立療養所長、及び国立の予防衛生研究所長など六名の参考人から貴重な意見を得たのはすでに御承知の通りでございます。先ず参考人の意見を要約いたしますと、次のようなことになります。 第一に国立癩研究所の設置につきましては、癩は現在世界に五百万といわれ、うち三百万は中国、インド、日本、フイリピンなど東洋諸国に分布するが、癩研究可能の状態にありますのは東洋では我が国のみでありますから、癩の研究は日本医学の負うべき使命であることでござ……
○谷口弥三郎君 前理事の有馬英二君がやめられまして、その補欠選挙があることと存じますが、これは成規の手続を省略いたしまして、委員長の指名によられるほうがよくはなかろうかと思いますので、動議を提出いたします。
○谷口弥三郎君 私は政府の御意見を一つ聞きたいと思うのですが、過剰人口対策に関する政府の御意見はどういうものでございますか。御承知のように我が国のこの狭い所に、而も耕地面積などにおきましても六百万エーカーぐらいしかない所に、すでに八千四百万からに人口が殖えておりまして、それが毎年百万以上或いは三十万も毎年人口の自然増加がありますし、又ここ当分の間は九十万からに及ぶ新らしい就職者が出て来るという状況でありますので、この過剰人口に対して政府は如何なる御所信を持つておられるのであるか。実は一昨年本委員会におきましては、この問題について特に総理、厚生大臣その他の御意見を伺つたり、又その当時早速人口問題……
○谷口弥三郎君 只今議題となりました優生保護法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由と内容の概略を御説明いたします。 優生保護法は不良なる子孫の出生を防止するという優生上の目的と、妊娠から生ずる母体の健康障害を防止するという母体保護の目的とを併せ持つていることは御承知の通りでございます。今回の改正案は、この二つの目的を達成することを企図しまして、一方においては優生手術の可能範囲に必要な是正を加えますと共に、他方におきましては、人工妊娠中絶の手続の適正化を図りまして、又受胎調節に関連する條項を整備することを主な内容としているのでございます。先ず最近受胎調節が奨励されまして、その普及成……
○谷口弥三郎君 私は民主クラブを代表いたしまして。本修正案に賛意を表するものでございます。勿論この修正案は長い間各派各党が協同一致いたしまして種々協議をし、又政府の意向も聞きまして十分なる検討もいたして見たのでありますが、なお今回の修正案につきましては決してこれを或いは二百万の英霊に対し、又遺家族に対して十分なるものと思つておらぬのでございます。なおいろいろの点におきましてもう少し何とかしてもらいたいという部分もございますが、とにかく国家予算の現状等も考えて見ますと、又殊に実はこの年度初め頃にできんければならんものが遅れまして、まさに全国的な慰霊祭が行われようとしているにもかかわらずこの案が十……
○谷口弥三郎君 今回の法律案の第二條の「第三條中「妊娠第四箇月」を「妊娠第四月」に改め、」ということになつておりますが、学界におきましても、もうすでに長い間、妊娠何カ月というよりは何月というほうが適当であるということを言つておるのですが、今度はこれ以外の部分も皆何箇月というのを取るお考えですか、如何ですか。
【次の発言】 第五條の所ですが、この死産の届出には、まあ四カ月になりますと男女の区別は無論ついておるはずですけれども、区別がつかん場合もあると思いますが、そういう場合には不詳という字があつたと思いますが、今度は不詳はなしにおやりになるのですか。
○谷口弥三郎君 ちよつとお尋ねいたしますが、この国立病院の移讓は地方の公的機関に移讓しようというのでありますが、例えば私立の大学とかというようなところにはこれは認めるわけには行きませんか、如何ですか。
【次の発言】 それでは例えば医師会などが或る国立病院をもらいたいというようなふうの場合はどうですか、それはとてもできませんか。
○谷口弥三郎君 今回の家庭麻薬には阿片、それからモルヒネ剤を取り除かれたのですが、これにはどのくらいの中毒者が殖えたとかいうような統計がございますか。
【次の発言】 この麻薬中毒者がだんだん殖える、とにかく或いはヘロインとかモルヒネなどにおきましては、まあ百人のうちの八一%くらいがそれである。それからそのほか阿片とか、コカインというものがあつて、そのほかに一一%、約一割くらいのものがその他の麻薬というようなこの前資料を頂いておりますが、その一一%の麻薬というのは一体どういうものでしようか、どの種類からできておるのでございましようか。
【次の発言】 今回の麻薬の取締も大勝の問題が出ておりますが、……
○谷口弥三郎君 第三班の視察状況を御報告申上げます。第三班はこの十二日から十八日の一週間梅津委員長、それに谷口、それに新田調査員の三名が参つたのでございます。先ず兵庫県、広島県、山口県という順序で視察をいたしました。そのうちの視察した場所につきまして、簡単に御報告しておきたいと思います。 先ず第一番に姫路の国立病院を視察いたしますために兵庫県に参りまして、知事に今回の国立病院の移譲に関する意見を聞いてみますと、兵庫県としては財政上の負担に堪えにくいので、国立病院の移管は希望しておりません。但し姫路病院は姫路市に移譲をしてもらいたいという希望もあるそうでありますが、県といたしましては、これは余……
○谷口弥三郎君 今回のこの法律が出ました場合に、先刻の説明にもありましたように費用が僅か三千二百いくらですか、三千二百万そこそこの金でありますし、殊に審議会に対する費用が、聞くところによると三十万円そこそこしかないというような話を聞いておりますのですが、このくらいのことではなかなか今後大いに発展する上において非常に困難だと思いますので、是非ともこの次には何かの機会にできるだけ費用をとつて、折角できた栄養改善法が実際に活用されまするようにやつてもらいたいという希望を持つております。それからなおその上に、この第二十条の所を見ますと、第十一条の第一項に対する罰則がございますが、即ち集団経営者が報告を……
○谷口弥三郎君 私から一、三お伺いしたいと思います。今回の機構改正によりますというと、公衆衛生局には次長を置いて、環境衛生部などは廃止するということでございますが、そのほうが実際によく運用ができるとお思いになつて、こういうふうに御改正になろうというのでありましようか。それらの点の可否を一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうですが。そうすれば単に環境衛生部とかいうものを除けたままで、そのままでやつて行けるというわけですね。
【次の発言】 そうですが、又あとで……。この統計調査監を今度はこしらえて調査部を廃止すると、この調査部を廃止するということは、現在のような極めて統計調査部は厚生省方……
○谷口弥三郎君 先日連合委員会の場合に、厚生大臣から厚生省の機構改革につきましてお話を聞いたのですが、あの節も申上げましたように、どうもあれでは私どもとして納得することができないので、更に今日特に大臣の御出席を求めてお伺いしたいと思うのです。 先ず第一番に取上げたいことは、今回のあの機構改革によりますというと、例えば医務局のごときにおきまして、而も本年度は国立病院を地方に移譲しようというような際でもありますし、なおいろいろと医務局には非常に忙がしい事情がたくさんありますので、或いはそういう場合に次長をなくしてしまうということは今後の運営に非常に困るのじやなかろうか、大臣はその際に総務部長、総……
○谷口弥三郎君 癩に関する小委員会におきましての請願の審査の結果について御報告申上げます。
大月二十日審査いたしましたものは、請願第五百六十一号及び六百二十四号、らい研究所設立等に関する請願でございます。なお千五百八十七号、国立らい療養所菊池惠楓園の病床増設に関する請願の三件でありましたが、審査の結果、いずれも議院の会議に付して内閣に送付を要すべきものと決定いたした次第でございます。
以上御報告申上げます。
【次の発言】 ちよつとお伺いしたいと思いますが、先刻来の藤森委員等のお話を聞いて見たり、又先日の小委員会において局長がわざわざおいでになつておつて、まだ審議会がないからというので発表せ……
○谷口弥三郎君 私も病院の点でちよつとお伺いいたしますが、先刻来いろいろとお話がありました中で、まあ赤十字病院或いは赤十字の診療所というものは、公的医療機関だということはこれは言うまでもないことであります。殊に特殊法人になろうとしておるような次第でありますから、地方に参りますというと、最近でも診療所を作られて、やはりその設備費は全部その診療所の負担においてさせるという向がかなりあるので、非常に支部並びに診療所の主任が困つて、何とかしてそれは独立採算制で働きはいたしますけれども、経営の面には参加いたしますけれども、その設備までをやらせられることは非常に困るということをよく聞くのでございますが、多……
○谷口弥三郎君 山下委員の動議に賛成いたします。
【次の発言】 癩小委員会に関する経過を御報告いたしたいと思います。
この問題につきましては、前回中間報告をいたしておいたのでありますが、御承知のように、なお国立の研究所の問題につきまして、十分なる予算その他の研究が進んでおりませんので、なお従前は癩予防協会と申しておりましたあの協会が、皇后協会なる名称を変りまして、先日来貞明皇后様の記念救癩事業、救癩募金をやつておりますのでございますが、非常に成績がよかつた関係上、この方面からも癩に関する研究所或いは研究費等も何とかして頂くことに話は進めておるのでございますが、来年の十日になりませんと、理事会……
○谷口弥三郎君 昨日小委員会におきまして、委員会からの新たに御付託になりました、只今御提出の第六管区海上保安本部不当経理問題につきまして、三名のかたを証人として三月五日の午後一時にお呼出しを願いたいと存じます。なお本件につきましては、若しその後の審査の状況によりましては、更に証人喚問の必要を生ずる場合があるかも存じませんから、さようの場合には、小委員会において一応審議をいたしましたら、それを委員長に報告をいたしますので、委員長は更に委員会を開いて、それを御審議になるというような煩を省きまして、この件に関しましては早速委員長においてお取計らいのできるように同時に御審議を願いたいと思います。
○谷口弥三郎君 理事互選は成規の手続きを省略いたしまして委員長の指名によられんことの動議を提出いたします。
○谷口弥三郎君 私も一、二厚生大臣にお伺いするし、なおお願いしておきたいと思うのであります。御承知のように最近日本民族の逆淘汰が現われて来るように考えられるのであります。なぜかと申しますと最近の新聞などでも御承知のようにだんだんと精神薄弱者が殖えて参つております。最近には精神薄弱者のいわゆる蒙古病などがだんだん殖えている、或いは町のいわゆる街娼などにおきましても二〇%か三〇%以上の精神薄弱者がおりますとか、又いろいろの重大犯人におきましても、非常に精神異常者が多いので、或いは心神喪失者として遂に殺人をやつたが刑の執行を受けんというような者がだんだん殖えているように思うのであります。それに対しま……
○谷口弥三郎君 私は実はこの前公衆衛生局の予算の場合、丁度或る事情でお伺いする時間がありませんので、公衆衛生方面の、特に癩の問題につきまして一、二お伺いしたいと思います。 御承知のように去る第十三回国会当時におきましては、癩の問題につきまして、癩に関する小委員会におきまして、是非とも国立の癩研究所を作つてもらいたいということを頻りと委員会でお願いをして参つたのであります。ところが国立の研究所を作るように大体二十八年度の予算には出ておるような模様でありますが、確かにこれができるようなお見込みがありましようか。若しそれがうまく行かんようであれば何とか方法を講じて頂きたいと思うのでございます。実は……
○谷口弥三郎君 それでは私から御説明申上げます。 只今提案になりました母子福祉資金貸付法案につきまして、提案の理由を御説明申上げます。 御承知のように配偶者のない女子、なかんずく子供を抱えた母親が独力で生活して参りますには、経済的にも精神的にも、幾多の困難が伴いがちであることは申すまでもないのでございます。これらの母子世帯に対して助成措置を講ずることは、その母親の自立の上からも、又その家庭に育てられている児童の福祉の上からも緊急な問題でございまして、国や地方公共団体はその責任上一日もゆるがせにすることのできない事項であると存ずる次第であります。然るに、これらの母子世帯に対する従来の施策とい……
○谷口弥三郎君 船員保険法の研究は本日はこの程度にて次に廻しまして、そうして戦傷病者戦没者遺族援護法の提案説明というのを承わるということを提案いたします。
○谷口弥三郎君 只今局長のお話によりまして、国会の審議権をどうこうするなんという考え方は毛頭ないというお話でございますので、大いに安心いたしました。この程度で質疑を打切つたら如何でしようか、提案いたします。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○谷口弥三郎君 それでは私から大臣に一、二のことについてお伺いしておきます。 まず第一番目に、今回社会保険、特に国民健康保険について、一割五分の医療給付の面に御努力を頂いておることに対して非常に感謝しておるのですが、実は御承知のように、最近次々と公務員に対してベース・アップがありましたが、社会保険をやつておるもの、或いは官公立の病院にいたしましても、又は各府県の問題となつて、どうしても今のような診療報酬ではやつていけん、やはり又診療報酬を何かの方法によつて、或いは単価を上げるか、或いは点数を上げるか、何かの方法をやつて頂かん限りは、社会保険がやれんということを、しきりと方々で決議したり何かし……
○谷口弥三郎君 医務局長にお伺いしたいと思いますが、今まですでにたびたびこういう問題も出ておりますが、インターン生の問題でありますが、インターン生がかなり各地で、或いは全国的に働いておることは御承知の通りであります。あのかたがたの希望しておるのは、とにかくインターンというのを置く以上は、それに対する経済的並びに身分上の保障をして頂きたいということを頻りと言つております。又学校方面の模様を見てみますというと、やはり国家がインターンの必要を考えて、置く以上は何とかインターンが本当に一年間余分に存続させて研究させておかなければならんというのであれば、それに対する何かの方法を講ずるべきじやないかという……
○谷口弥三郎君 私はこの際簡単に動議を出したいと思います。これまで第十三回国会までございましたらいに関する小委員会、これがあつたのですが、今それが杜絶しておりますので、らいに関する諸種の調査を行うために、らいに関する小委員会を設けまして、その数、小委員の指名及び小委員長は厚生委員長の指名としたいという動議を提出いたします。
【次の発言】 私ちよつとほかの用事でどうしても外さんならんことで失礼いたしましたが、このインターンの問題は実際申しますと、大体周囲の或いは学校における或いは医師会における又は学生における結論はもうできておると思うのです。それは簡単に申しますと、インターンを是非必要とするなら……
○谷口弥三郎君 只今の山下委員の動議に賛成いたします。
○谷口弥三郎君 私から一言お伺いする前に申上げてみたいと思います。只今も兵庫県で、例えば六〇%の不正があつたとか何かというのが新聞に載つたとか言いますが、これは私はいつも言つているのですが、この監査をされるような方は、まあいろいろ問題がある方のみでございますから、その問題のある方の監査をしてみて、そのうちの六〇%に悪いのがあつたのだということでありますからして、全体の、例えばいつかあつたことでございますが、福岡県で百何十人を調べてみましたら六十何人か悪いのがあつたから、それじや保険医の中に六〇%から不正があるというようなことを発表したことがありますが、私はそのときに早速抗議したのでありますが、……
○谷口弥三郎君 質問ももうないようですから、この辺で質問を打切りまして、討論を省略して、採決されんことの動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
○谷口弥三郎君 それでは私から一二……。先日長崎並びに広島の医師会代表が来ての話を聞きましても、又実際にこれまでの状況を見ましても、やはり以前にありましたような指導監査がどうしても行われん限りはいろいろの問題が起るだろうと思いますが、指導監査をする上においてはどうしても政府が直接に一々おやりになることは困難だからして、やはり各地の医師会にそういうことの指導方面を任せるというようなことはできぬものですかしら。それに対してすでに保険局長はこの間の話の関係上十分お考えおきになつておると思いまますので、一応それからお伺しておきたい。
【次の発言】 只今のお話やら、お心持はわかりますし、又実際の法律が現……
○谷口弥三郎君 私からも……。すでに先刻もちよつと御説明になつておつたようですが、この診療報酬の支払を健康保険並じやなしに国民健康保険の実施されておる所は国民健康保険の診療報酬規程によつてやる、こういうことでありますが、とかく国民健康保険は御承知のように或る所では開店休業とかいうような場所がたくさんありますし、又いろいろとその診療報酬単価にいたしましても非常な違いが国民健康保険にあるのでありますからして、ここはやはり是非健康保険と同様にするということが、国からやる、一まとめにしてやられる仕事であるからして、そうやつて頂いたほうが診療担当者においては一本で仕事ができるから、非常にしよいと思うので……
○谷口弥三郎君 それでは一つ、二つお伺いしてみたいと思いますが、この家庭麻薬のほうは、これまでと今度の改正に希望されておる点がどの程度まで違うのでございましようか。先ずそれから……。
【次の発言】 只今の御説明によりますというと、コデインとか、或いはその製剤がこれまで千分の二入つておつたのが、今度からは千分の十というような分量になりますると、従来でもコデインにはコデイニスムスみたいな中毒症状がかなり起るのでありますからして、これを十倍にしたものを制限なしに皆に飲ませるということは、これはかなり危険なことで、この点は非常に危くないかと思いますが、如何ですか。
○谷口弥三郎君 異議ありません。
○谷口弥三郎君 只今議題となりました覚せい剤取締法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申上げます。 この法律案は、昭和二十六年に制定されました覚せい剤取締のその後約二カ年間に亙る運用上の経験から、その改正の必要性が痛感されました次の四点を内容としたものでございます。 先ず第一に、最近、現行法の適用を受ける覚せい剤と同様の覚せい作用を有する他の化学的合成品を製造することができることが明らかになつて来たのであります。従いまして、このようなものを覚せい剤の範囲に包含して、その取締の完全を期そうとする趣旨より覚せい剤の定義を改めたのであります。 次に、従来から覚せい剤の製造原価の安い我が国に……
○仮委員長(谷口弥三郎君) それでは年長のゆえを以ちまして、私が選挙管理者となり、只今から中共地区からの帰還者援護に関する特別委員会委員長の互選を行いたいと思います。
【次の発言】 只今の動議の通りに行うことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よつて選挙管理者は大谷瑩潤君を中共地区からの帰還者援護に関する特別委員会委員長に指名いたします。(拍手)これより大谷委員長に交替いたします。
○委員外議員(谷口弥三郎君) それでは委員外の発言をさして頂きます。 厚生省設置法の一部を改正する法律案の提案理由の説明をお伺いしていますと、どうも腑に落ちん点がありまするので、それにつきまして以下数項目お伺いしてみたいと存ずるのであります。 先ず第一番にお尋ねいたしたいのは、実は昭和二十四年頃、厚生委員会におきまして、人口問題の必要なることを縷々説明し、又大いに論議が交わされたことがあるのであります。その当時政府におきましては、突然閣議を以て人口問題審議会なるものをお作りになつたのでございます。ところがその審議会におきまして、人口対策の基本方針を取上げて、政府に建議されたのでありますが、……
○谷口弥三郎君 私から一応お伺いしたいと思います。今回の厚生行政の機構改革に当りまして、厚生省内に今現にありまするところの引揚援護庁とかというのが内局になりましたり、又統計調査部なども廃止されるというのでございますが、特に最近の情勢から申しますというと、統計調査部のごときは極めて必要な部でございまして、而も聞くところによりますというと、この本年の八月から七週間に亘りまして西大西洋地区の衛生統計ゼミナールを開催される、それには而も我が日本にその全体を委託されているというような場合でありまするので、厚生省の統計調査部というものの部の活動が極めて必要な場合に、これを廃止するとか或いは部長がなくなると……
○委員長(谷口弥三郎君) それでは只今から決算委員会の決算審査に関する小委員会を開催いたします。
先ず第一番に、大蔵関係の方面から先に御審議を願います。
【次の発言】 それでは第百五号、第百六号、第百七号、第百八号の四件につきまして、大蔵省のほうから一応説明を願います。只今四件と申しましたが、ここに一列になつておりますから百九号、百十号、百十一号、百十二号までの八件について御説明願います。
【次の発言】 それでは検査院のほうから今までの三点について御説明を願います。第一局長。
【次の発言】 羽柴さんにはそれでよろしうございますか。
【次の発言】 国税庁次長。
○委員長(谷口弥三郎君) それでは只今から決算審査に関する小委員会を開会いたします。 本日は海上保安庁第六管区海上保安本部経理に関しまして証人の出席を求め、慎重審議することにいたした次第でございます。本小委員会におきましては、証人の喚問を必要といたしました趣旨は、第六管区海上保安庁保安本部経理に関しましては種々の不当事項が見受られるのでありますが、これらのうちには架空経理を伴う事項なども含まれておるかに見られるのでありまして、当然会計検査院の検査報告に指摘されねばならん性質のものと考えられますが、只今のところ検査院からは指摘されておらないのであります。従いまして本小委員会は本件の事情を慎重に……
○委員長(谷口弥三郎君) それでは只今から決算審議に関する小委員会を開会いたします。
先ず第一番に農林省関係の五百六十八号について農林当局から先ず一番先に御説明を願います。
【次の発言】 右に対しまして会計検査院のほうからありますか。
【次の発言】 委員のかたに何か御質問でもございまするか。別にございませんなら、一応これは承認することにして、先へ進みたいと思います。それでは農林省関係のかたはこれでよろしうございます。有難うございました。次は、郵政省関係。それでは郵政省関係におきましては六百七十八号の件につきまして先ず当局から何か御説明ございますか。
○委員長(谷口弥三郎君) 開会いたします。
それでは只今から第六管区海上保安本部訓練所の汚職事件につきまして、いろいろと説明をお伺いしたいと思います。先ず、只今出席されておりますかたは、海上保安庁山口長官、それに最高検察庁の熊沢検事、それに会計検査院の佐藤院長であります。どうぞ御質疑をお願いいたします。
【次の発言】 ちよつと委員のかたにお諮りいたしますが、会計検査院の佐藤院長は止むを得ん用事で早速ほかのほうに行かなければならんそうですから、何か御賛同があれば今のうちにして頂いて、そうでなければ佐藤院長だけはお帰りを願いたいと思いますが如何でしようか、別にございませんか。
○谷口弥三郎君 横からですが、僅かの統計の中には堕胎のやり損いでとか、早産のためにという例があつたかも知れませんが、全体といたしましては、堕胎のやり損いで生まれた子供が低能見だとか、或いは早産児が低能児とかいうのは全然認められておりません。ただ先刻委員長がおつしやつたようなふうに、パンパンさんには低能見が非常に多いのでございます。精神薄弱者が多いのです。従つてむずかしい仕事はしたくなくて、安易な仕事のほうにというので行つている者が多いものですから、それの遺伝的に薄弱者が多いということはあると思います。けれども堕胎のやり損いで低能というのま……。
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