このページでは谷口弥三郎参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。
○谷口弥三郎君 ただいまの御説明を聞いて大いに安心したのです。私どもはこの十年間の計画というものをぜひ五年ぐらいにしていただきたい。予防的に早くやらないと、一たん入り込みますとなかなかなおりませんので、しかも、最近は肝臓に注射いたしまして、そうしてその注射の方法によって割合に早く見出すことができております。従って一方にはそういうような診察方面とかというのでできるだけ早く見出す方法もいたしますけれども、アンチモンを用いましてもなかなかなおりませんのでございます。従って予防的に、早くこの工事を完成するというような方面に全力を尽していただくのには十年じゃ、あまり長過ぎるので、五年計画あたりにぜひして……
○谷口弥三郎君 関連してちょっとお伺いしますが、先刻来水質検査とか何とかという話がたびたび出ましたが、聞きますというと、ただいまは二名だけ出ているということですけれども、その他の方々について身体検査をされておりますでしょうか。あるいは血液のスペクトロンなどの検査ができておりますか。それがあれば大体わかりゃせぬかと思うのですが。
【次の発言】 実は戦争中に徳山の海軍病院に四塩化鉛の中毒があったわけでございますが、その場合に患者が出たが、それ以外の方に血液検査、ことに分極光器でスペクトロンを見てみると、容易にそのあるなしがわかるのですから、その方法をとってやってみたら、かなりの人に障害があるもので……
○谷口弥三郎君 ただいま遺伝のお話がございましたが、ストロンチウム90はむろんですけれども、それよりかセシウム137が最も遺伝に関係がありますし、よそからの報告によりましても、セシウム137につきましてはだんだんとふえて参っておりますので、必ず遺伝に関係があるというようなことを言っておる学者もかなりおるようでございます。私どもも実はこの七月一日から日本全体の分娩の奇形児について遺伝の方面を研究し始めたのでありますが、とにかく厚生省もその方面も一つ大いに御指導と言いますか、御協力をいただいて、ぜひともこのセシウム137がどういうような状況にあるかをときどきあなたの方からこういう機会にでも御報告い……
○谷口弥三郎君 ただいま勝俣さんの御質問に関連してですが、実はこの諌早市は災害が非常に強い――私の方の大学からも二十六日から一日までに一班、二日からまた第二班を出しておるのです。その報告によりますというと、非常に皆われわれ同僚の診療所のごときは、看護婦、患者が十数名も流失してしもうたというようなところもありますので、とにかく資材がないから、たとえ一応はずっとおさまりましても、なかなか品物に困る。ぜひ一つ品物を学校からもどんどん送ってくれというような頼みを受けて、第一班が行っております。従ってただいまのお話のように、現在いろいろ前からおりました者には、一つ資材もぜひやっていただくし、なおまた、こ……
○谷口弥三郎君 ただいま高野委員の御提案されました点につきましては、賛成でございます。
○谷口弥三郎君 私からただいまの問題についてお伺いいたしたいと思います。 わが国の人口情勢が、最近、受胎調節の普及の結果、出生率は著しく逓減いたしまして、昨年度において、人口の自然増加は百万を割るというような状況になってきました。一方、死亡率もだんだん低下して参りました結果、わが国の人口は、昭和六十五年ごろが最高であると言われておるのですが、私どもの最も心配しておることは、最近、精神異常者がだんだんとふえておるという事実でございます。また一方、有識者の方におきましては、しきりと受胎調節などをしますので、出生率が非常に滅って参ります。それにもかかわらず、精神異常者の方、特に精神薄弱者などにおき……
○谷口弥三郎君 関連して。ただいま森中委員の言われたこともごもっともと思いますし、厚生大臣のおっしゃることもまことに適切なことと思いますが、私どもの聞いている範囲におきましては、この疾病は一、二、三月ごろは一例も起っておらない。そして四月から八月までの期間に多数起っているというような関係からして、あるいはウイルスの関係ではなかろうか。あるいはまた、日本窒素工場の方の廃水の関係ではなかろうかというような、何か異様な、死体を解剖されたことがあるのではないかというようなことをぜひお聞きして、そしていろいろとまた申し上げてみたいと、大臣にも要望したいと思いますので、まず第一に、松田部長もせっかく行かれ……
○谷口弥三郎君 ただいまの問題は、この四月ごろ出ましたときに、その後各省でいろいろと御協議になって、そうしてすでにもう第一回はその協議になった結果を私どもでは聞いたこともございます。だから、ただいまのお話の森中委員のおっしゃるように、今後次々とそういうようなふうの連絡会議をお開きいただいて、そうして早く解決していただきたい。なおまた、私どもの聞いておる範囲では、マンガンがかなりこれの中毒の原因になっておるというようなこともだいぶ進めておられるようですからして、研究と同時に各省連絡を今後相変らずおとりを願ったらいいのじゃないかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○谷口弥三郎君 時間がありませんから、私も一点だけお聞きしておきたいのであります。今回の厚生省から出されましたいわゆる事務局案なるものは先刻来もお話がございましたように、昭和二十七年三月のいわゆる医療経済調査ですか、というものを土台にしておやりになった。なお、その上に専門部会の方面の答申など加えて大いにそれを尊重しておやりになったということは何度もお聞きしておるのでございますが、実は昭和二十七年三月の医療経済調査というのは、これは完全なものじゃない、かなり不的確なものであるという説明になっておるのでありますが、そういうのを土台にして、しかも専門部会というものの方面から聞きましても、専門部会では……
○谷口弥三郎君 健康保険法等の一部を改正する法律案、船員保険法の一部を改正する法律案及び厚生年金保険法の一部を改正する法律案の修正案につきまして、緑風会と自由民主党の共同によりまして、ここに提案の理由を説明申し上げます。 政府提案の健康保険法等の一部を改正する法律案は、国民多年の要望でありまする国民皆保険の実現に当り、その一大支柱ともいうべき健康保険制度の基礎的な地固めをなし、これが健全な運営をはかろうとする趣旨に出たものでありまして、その趣旨は了とするところでありますが、改正案の規定中医療担当者の協力を得て、被保険者の福祉を増進する制度本来の建前に照らし、現下の諸情勢のもとにおいては必ずし……
○谷口弥三郎君 私、一、二の質問をさせていただきたいと思います。まず、この一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の第十九ページの医療のロ、医療職俸給表、これの(二)の備考のところに書いてございます「その他の職員」というのがございますが、これはどのような職種が入っておるのでございましょうか。まず、それをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまお話のございましたエキス線技師というのは、この表の何等級に格づけされる予定になっておるのでございましょうか。
【次の発言】 ただいまの御説明によりますと、レントゲン技師は五等級、技師長は四等級ということでございますが、ただいまレントゲン……
○谷口弥三郎君 この提案を見ますというと、ミス・プリントがあるようですから、一つお直しいただきたいと思います。それは健康保険法の一部改正でございますが、今回これを、政府が出されたときは最低三千円を四千円にと書いてありますけれども、参議院で修正いたしまして、やはり三千円だけは据え置いておりますから、最高の方は三万六千円を五万二千円にしましたけれども、最低の方はそのまま据え置いておりますから、その点を一つ直していただきたいと思います。そのついでにちょっと今度はお尋ねを一つ。今まで最低が四千円であったのが六千円にされておりますが、もしわかりまするならば六千円にするとどのくらい収入が多くなりましたでし……
○谷口弥三郎君 私から二、三紀南病院その他の病院関係についてお尋ねをしてみたいと思います。
今全国に配置されております社会保険病院なるものは、保険診療機関としては最も重要な役割を占めるものでありますが、これが設置と経営について当局はどういう方針をとっておられるのでございましょうか。また、これをいかに指導されておるのでございましょうか。その点について、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 公立病院または私立病院が社会保険病院に肩がわりをしたいという希望がある場合には、どういう標準のもとにこれを受け入れることができるようになっておるのでしょうか。または原則として肩がわりは認めぬようなふうの……
○谷口弥三郎君 一言はっきりと、簡明直截に御返事をいただきたいと思います。 ただいまのお話を聞いておるというと、今現在、十五人委員会とかなんとか、名前はどうでもいいが、そういうものをこしらえても、特別に役にも立たぬから、それで、当分こんなものはこしらえぬつもりである、作らぬつもりであるというようなお考えのように受け取れましたが、さようでございますか。
○谷口弥三郎君 私は、昨年健康保険法の改正法案が出て以来、各方面でいろいろ問題を起して陳情したりいたしておるようでありますが、この中で国民健康保険について、そのうちの一、二を大臣から御所見を承わりたいと思います。 今度の国民健康保険法によりますというと、普通の健康保険法は主として指定医療機関と保険医という二本立てでおやりになっておりましたのが、今回は指定医療機関というのを主体にされておるようでございます。ところが、医療保険と申しますものは、御承知のように、これは何と申しましても、被保険者に対しまして実際の療養を確保することが最も必要なことであるので、この療養を確保する観点から申しますと、医療……
○谷口弥三郎君 私から一言お願いしておきたいと思います。 今度精神薄弱者の十八才以上の者をわずかであるけれども、収容されるようになった。しかも大臣は、今後こういう方面には大いに力を注ぐ、あるいは精薄児童の学級増設までおやりになるというような関係から、この方面に特に力を入れていこうというお言葉に対しては、まことに私どもも大いにそれに敬意を表しておる次第であります。 ただ、一言申し上げてみたいと思いますのは、先刻来お話のございますように、二十九年度に精神障害者の調査がございましたが、その後調査が進められておりません結果、私どもの考えでは、精神薄弱者はだんだんふえておると思っております。二十九年……
○谷口弥三郎君 簡単に御報告申し上げます。 第二班は、去る四月四日、宮城県議会におきまして、国民年金法案に関する地方聴聞会を開催するため、坂本、谷口の両委員が仙台市に派遣されましたが、当日の聴聞会におきましては、谷口が座長を勤め、地方における利害関係者及び学識経験者の六名を公述人として御出席を願い、その意見を聴取し、委員からも質疑を行なったのであります。当日の傍聴者は約三十名ほどでありましたが、報道関係者も多数出席し、最後まで熱心に傍聴されましたので、国民年金制度に対する関心の高きを知ることができました。 なお、公述人の開陳されました意見の要旨は、別にプリントして御手元まで配付しております……
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