荒木正三郎 参議院議員
2期国会発言一覧

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このページでは荒木正三郎参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

荒木正三郎[参]本会議発言(全期間)
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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第29号(1951/03/24、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今議題となつておりまする法律案の修正案に対しまして賛成の意を表すると共に、その趣旨を明らかにしたいと思うのであります。  委員長報告にもありましたように、第一の修正点は、教員の結核性疾患に対しまして、その療養期間を制限付きではありますが満三年まで延長することができることであります。昭和二十三年、日本教職員組合が文部省と締結いたしました労働協約の第十條におきまして、結核性疾患による療養期間を三年ときめておるのであります。これは教員が生徒児童と常に接触しておるという勤務の特殊性を考慮したもので、單に教員に療養の機会を十分に與えるというだけでなく、……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第15号(1952/02/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの際、自主権回復と政府の外交方針に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、自主権の回復と政府の外交方針、特に行政協定に関連いたしまして、首相並びに関係大臣に質問をいたしたいと思うのであります。  政府は行政協定については国会の承認を必要としないという見解をとつておられるようでありますけれども、この行政協定は、我が国の自主権の回復、独立国家の達成に重大なる関連を持つところの内容を包含しておるものと考えられるのであります。今日までに明らかにせられた範囲におきましても、裁判権、或いは警察権、或いは課税権、或いは所有権等の国……

第13回国会 参議院本会議 第52号(1952/06/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの際、教育政策振興会に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、政府の文教政策に関連をいたしまして若干の質問をいたしたいと思います。  文教関係の重要法案で本国会で審議されているものは、義務教育費国庫負担法案と教育委員会法等の一部を改正する法律案があることはすでに御承知のことであります。前者は議員提出になつており、後者は政府提出になるものでありまするが、この両法案とも国会における審議は誠に澁滯いたしておるのでありまして、或いは本会期中に成立するかどうかも危ぶまれている現状であります。この原因が、義務教育費国庫負担法案に……

第13回国会 参議院本会議 第69号(1952/07/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今議題となつております義務教育費国庫負担法案について、発議者を代表いたしまして修正案の提出理由を説明いたします。  先ず修正案の内容でございますが、その詳細はお手許にお配りいたしております印刷物によつて御承知願うと共に、これを速記にとどめることにいたしまして、私からはその骨子について御説明申上げたいと存じますので、御了承を頂きたいと存じます。  先ず初めに申上げておきたいことは、参議院の文部委員会におきましては、教育財政確立の問題は、現下我が国の教育現状から見て極めて重要な問題であると考え、特に小委員会を設けて、その検討を続けて来たところであります。その久しきに亘る研究の結果……

荒木正三郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

荒木正三郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 文部委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 懇談会の節に、今日は特に文部大臣に出席をして貰つて、いろいろ質問をしたいというのが大体決まつたように思つておるのですが、今日は見えていないように思うのですが……。
【次の発言】 免許法に伴う認定講習の件について、大臣に二、三お尋ねいたしたいと思います。  四月頃から認定講習が行われておるのですが、私共の聞いておるいろいろの情報では、この認定講習が実施されたために、学校の教育に非常な悪い影響を與えておるということを聞いておるわけです。というのはまあ主として土曜日曜或いはその他の日にこの講習が行われておる。而も相当多数の教員がこれに参加しなければならないというようなことから、平素の……

第8回国会 文部委員会 第閉会後1号(1950/09/19、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この問題はまだ後で説明がありますね。

第8回国会 文部委員会 第閉会後2号(1950/09/20、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 第八臨時国会の文部委員会において、大臣が文教政策として努力点をお挙げになつたのは只今もお話になりましたけれども、第一義務教育に力を入れて打きたい、第二番目には育英事業の拡充を図つて行きたい、第三番目には学術の振興に努力したい、こういうお話であつたわけであります。そうして昨日来年度の予算査定の内容を大体説明を聞いたわけなんですが、そのうち育英事業と学術の振興については予算的に増額の方向に向いておりまして、御苦心の程を十分推し測ることができると思うのですが、義務教育の面における特に六三建築の両においては、四十五億という数字を以てしては、これに十分な力を入れておるということは言えない……

第8回国会 文部委員会 第閉会後3号(1950/10/02、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この復旧対策については大体構想ができておると思うのですが、従つて文部省の復興対策ということを一応聞いてそれから御質問をしたい、或いは要望したい、かように考えます。
【次の発言】 今の私立学校に五〇%国庫補助をする、あとの五〇%はどういうふうになるのですか。
【次の発言】 ちよつと二三質問をいたしますが、只今説明になつたのは文部省としての考えに止まつておるのか。或いはこの考えが政府としても了承してそうして関係方面と折衝しているのか。その点を明らかにして貰いたいと、かように思うのです。例えば今聴きますと、私立学校に対しまして五〇%の国庫補助をしたい、こういう考えであるというお話であ……

第8回国会 文部委員会 第4号(1950/07/25、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先程の教職員の選挙活動の調査の問題は、私も重要な意味を持つておる調査であると思いますので、荷二三の点をはつきりして置きたいと思う点がありますので質問いたします。これは(「文書で貰えよ」と呼ぶ者あり)この問題に対する質問は留保いたしますが、今日は二三の点を明らかにいたして置きたいと思います。  第一は文部省に調査を依頼したということでございますが、これは閣議の決定によつてなされたものであるかどうかということが第二点でございます。  次に文部省はこれを調査せられたということでありますが、文部大臣名を以て調査せられたのかどうかということが第二点でございます。  次に内容でございますが……

第8回国会 文部委員会 第閉会後4号(1950/10/03、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 それはまちまちなんですよ、三日もあるし四日もあるし……。
【次の発言】 では失礼いたします。第三班は成瀬委員と私で、島根県それから島根県それから兵庫県を視察したのでございますが、その視察の結果につきましては、ここに可なり詳細な文書にいたしておりますので、これをあとで提出したいと考えております。従つてここでは極く概要だけを申上げて報告に代えたいと思います。  先ず六・三の問題でございますが、その前に私どもの視察の態度といたしましては、できるだけ現地に参りまして、そうして現地の方々の各方面の意望なり要望なりをできるだけ多く聞きたい。こういうような考えで参りました。従つて当局の説明は……

第8回国会 文部委員会 第5号(1950/07/28、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 大臣にお尋ねをいたします。大臣名を以て日教組の委員長に宛てられた回答書の第二項に「次期国会を目途に免許法改正の目的を以て日教組を交えた法律改正委員会を速かに設け同法の全般的検討をする。」こういうことがあります。これに明らかなように免許法改正の目的を以て委員会を構成するのですから、大臣が免許法改正の意図があるということは私共明瞭にこれによつて掴むことができるわけです。先程からの答弁もさように私は解釈するわけなんですが、そこでお尋ねすることは、同法の全般的検討をするということでございまするが、すでにこれが発足しているかどうか、若し発足しておればどういう点が今日まで検討されたか、こう……

第8回国会 文部委員会 第閉会後7号(1950/10/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 少し質問したいことがあるのです。木村さんがするからその次に。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 質問を続行いたします。
【次の発言】 ちよつと黙つて下ざい。私は質問があるのですよ。
【次の発言】 質問する前に矢嶋さんのおつしやつたことは御尤もですけれども、やはり各人趣旨は共にあるのでありますけれども、それに沿うかどうかは私は分りませんけれども、私は二つ是非とも質問して置きたいと思うのでありますが、これは速記を中止して頂いても結構だと思います。それはこの免許法の原案をお作りになる際、そのときの経過についてお尋ねをするのであります。と申しますのは、この免許法をお作りになる場合に次……

第8回国会 文部委員会 第閉会後8号(1950/10/07、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 木下先生にお伺いいたしたいのですが先生の御意見では、教員の資格はできるだけ高い方がいい、できれば今の免許法よりも高いものに段々して行きたい、こういう御意見であつた。そういう考えから、今の免許法には御承知のように二ヶ年の短期大学を修了した者には小学校教員の免許状をや行ということがあるわけなんです。それから一年だけ修了しても仮免許状ですけれどもとにかく免許状を授與するということがあるわけです。先程から御意見では今の免許法にそういうものがあるわけですが、そういうことに対して一つどんなふうにお考えになつているか、お伺いいたしたいのですが。

第8回国会 文部委員会 第閉会後9号(1950/10/10、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この前の文部委員会で、年末手当の問題について文部大臣から御答弁があつたわけですが、文部大臣の答弁では地方公務員である教員の年末手当の財源については文部大臣と大蔵大臣とそれから岡野国務大臣三者で協議をして、その財源の捻出については考えることになつているその具体的な方法についてはまだ結論を得ていないという、こういうまあ御答弁であつたわけであります。併しこの問題は非常に重要な問題であつて若し財源措置がうまく行かなければ、教員の年末手当というものは非常に困難な事情に立ち至ることを虞れるわけです。それでどういうふうにその後経過がなつているか、文部当局にお伺いしたいと思います。

第8回国会 文部委員会 第閉会後12号(1950/11/17、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 一応説明をして頂きたいと思います。
【次の発言】 政務次官にちよつとお尋ねいたしたいのですが、地方財政の收入になる地方税の一千九百億円の七〇%というものを標準において地方の財政收入というものは考えられておるが、この際七〇%を確保できないという結果が起つた場合にその補填をどういうふうにして行くかということが問題になると思いますが、その場合にどういうふうな措置をとつておられるかということをお尋ねいたします。
【次の発言】 又重ねてお伺いしたいと思うのですが、地方財政の收入になるものは平衡交付金とそれから地方税の收入におると思うのです。平衡交付金と地方税の收入を見た上で地方自治体は予……

第8回国会 文部委員会 第閉会後13号(1950/11/18、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほど大臣は、国旗を掲げ、国歌を斉唱することに何の憚かりがあるか、こういう御意見でありましたのですが、私どもも国旗を掲げ、国歌を斉唱するということは望んでおるところであつて、ここには別に問題はないと思うのですが、ただ、今の時期において従来のものをそのまま用いるという点に問題があるのではないかというふうにまあ考えておるわけであります。国旗の問題については、これは別に差支えがあるというふうには考えたことはないわけなんですが、国歌のことになりますと、これが主権在民の新しい憲法の趣旨に反しておるかどうかということについて、十分な検討がなされなければならないということは感じておるわけなん……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 文部委員会 第1号(1950/11/28、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 初めにやはり主計局次長にお尋ねいたしたいと思いますが、先程三十五億円の増額についての説明があつたわけなのですが、私が知りたいと思うところは、地方公務員の給與改善のための財源措置がなされておるかどうか、こういう点が主眼なのです。そういう主眼の上に立つてこの平衡交付金の増額の問題について少しくお尋ねをしたい、かように考えるわけであります。私の聞いておるところでは、平衡交付金の増額の件につきましては、地方における新たなる財源需要額として自治体の方から三百八十九億円の要求があつた、こういうふうに聞いておるわけであります。これに対しまして大蔵省としては大体二百六十七億円と算定をして、そう……

第9回国会 文部委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私今の問題について地方自治庁長官として地方自治の面において責任を持つておられる長官に対して御質問したいのであります。今問題になつておる七億二千七百万円というのは、昨年末の年末手当について地方公務員である教職員に支給された金の半額でございます。当時は義務教育については半額國庫負担法というのがございました。当然政府はその法律によつて半額國庫負担しなければならない義務があるものと私は考えております。従つて当然あの年末に当りまして、この半額に当る七億二千七百万円は、義務教育費半額國庫負担法に基いて、当時すでに支出しなければならない義務があつたと考えておる。ところが予算手続上そのときに間……

第9回国会 文部委員会 第3号(1950/12/01、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 地財委の委員長にお尋ねをいたしますが、私のお伺いしたいという問題は、極く最近文部省と、人事院の間においてでき上りました教職員の級別推定表の問題でございます。私から申上げるまでもなくこの級別推定表の作製のよりどころは、一般職職員の給与に関する法律に準拠して人事院が作つたわけでございます。そうして人事院の通知を見ますと、十一月末を以てこの級別推定表によつて号俸の適正を図るべきである、但しそのうちには予算の範囲内においてという文字が入つております。私はこれにつきまして人事院の総裁にも会いましてどういう意味で予算の範囲内において実施するという言葉が挿入されておるのか、この理由についても……

第9回国会 文部委員会 第4号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私もこの問題については極めて知識が乏しいわけなんですけれども、今日曽つての商船学校を卒業せられたかたが見えて、いろいろお話を聞いて疑念に思つている点がありますので、二、三お伺いしたい、かように思います。私は商船学校を高等商船学校に変える、それから又運輸省所管を文部省所管に変えるということについて疑義を持つているのではないのです。そうでなしに、この高等商船学校に変えられて、この商船学校を卒業した人たちがどういう免許が與えられるかという点でございます。今の説明の中には甲二の免許状が與えられるような説明でありましたが、この点ちよつとあいまいでありましたので、きちつときまつているのかど……

第9回国会 文部委員会 第5号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほど運輸委員会のほうからいろいろ懸念されておる点について意見の開陳があつたわけでございます。その点は我々文部委員会の委員の諸氏の懸念しておつた問題でもあるわけでございます。従つてこの点が明らかになれば、この法律を成立せしめることに反対意見はなかつた。反対意見は今までなかつたように私は思うのです。それでまあ議事進行を兼ねるようで甚だ恐縮なんですが、その意向を明確に全員一致の形において、委員長報告において本会議でして頂いて、そうしてこの法律を成立せしめるというふうに運んで行つたらどうかというふうに私考えるのですが、ついては一応私どもが懸念いたしました点を多少今読上げまして、この点……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 地方行政委員会 第16号(1951/02/21、2期、日本社会党)

○委員外議員(荒木正三郎君) それでは暫らく時間を拝借いたしまして一言申し上げたいと思います。実はこの問題につきましても文部委員会で非常に論議かございますが、その中心は、新らしく予算的措置をする必要があるのではないか、こういう見解です。併しこれに対しまして私どもは、そういう措置をする必要がないという考え方を持つておりますので、その点だけを御了解頂くために暫らく御説明を申上げたいと思います。  現在の小学校並びに中学校の予算編成の建前は、大体一学級五十名といたしまして、その一学級について小学校は一・五人、中学校は一・八人の定員と見て、平衡交付金の中に基礎計算としてこれが算定されておるのでございま……

第10回国会 文部委員会 第閉会後2号(1951/07/18、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 二、三の点についてお伺いしたいと思いますが、公務員の給与改善について最近の物価上昇の現状から見まして、近く改善の勧告があるものと期待しておるのですが、その大体の時期及びどの程度のベース・アツプを行う考えでおられるか、そういう点について先ずお知らせを願いたいと思います。
【次の発言】 只今のお話ですと、大体時期は予算編成に間に合うような時期において勧告したい、こういうことであります。御尤もであると思いますが、大体予算編成は七月一ぱいにはいろいろ考慮されると思いますが、そういう関係から考えますと大体七月中に勧告がなされる、こういうふうに解して差支えございませんでしようか。それが一つ……

第10回国会 文部委員会 第閉会後3号(1951/07/19、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 では大臣に二、三お尋ねしたいと思いますが、その前に大臣の所見を伺いたいと、かように思うのでありますか、それはこの間の委員会におきまして、大臣は六三制の基本は変えないけれども、これに付随する問題については相当思い切つて改革したい、こういう発言があつたのであります。その際具体的にどういうことを考えておられるかということをお聞きしなかつたのでありますが、大体大臣もいろいろ具体的にお考えなつているだろうと思いますので、その後新聞などに大臣の所見が出ておりますが、そういう点について先ずお考えのところを私どもも聞きたい、かように考えておるわけであります。それからもう一つは、来年度の予算編成……

第10回国会 文部委員会 第5号(1951/02/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今日は若干の質問だけしておきたいと思います。第一の問題は教育公務員特例法の問題なのですが、これの母法は何であるかということですね。わかり切つた問題ですがおつしやつて頂きたいと思います。
【次の発言】 主としてですか。そうするとまだほかにありますか。
【次の発言】 私には今の御説明は少しおかしいと思うのです。国家公務員法の中に教育公務員の特殊性に鑑みて特例を設けることができる、こういう規定はあります。それから地方公務員法の中にもそういう規定があつて、併し教育基本法などには全然そういう規定がないわけでありまして、当然この特例法は一つは国家公務員法であり、一つは地方公務員法であると私……

第10回国会 文部委員会 第閉会後5号(1951/08/13、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今議事進行についてですが、内容についていろいろ質疑応答をやりますか。今の委員会でこの内容について質疑応答をやつて行きますか。
【次の発言】 ただ尋ねておきたいことが一点あるのですが、今これは説明されたことですが、これは文部省の省議として決定されているものですか、どうなんです、これは……。
【次の発言】 決定されておりますか。これだけを要求するということこ……。
【次の発言】 まだ、すると文部省案として決定されたものではないんですか。
【次の発言】 実は大蔵省とか地財委関係のかたも見えるというのですから、質問する場合に、これは文部省の要求としてきまつておるかおらんかわからん場合に……

第10回国会 文部委員会 第6号(1951/02/07、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 昨日の委員会で質問をいたしました問題でございますが、その第一は、教育公務員法という特別立法をするお考えがないかどうかという問題でございます。今度のこの教育公務員特例法は、国家公務員法並びに地方公務員法に基く特例でございますが、なお文部省政府委員の説明によりますと、教育基本法も間接的ではあるけれどもそれにも基いておる、こういうお話でございました。この際いろいろな母法からこういう特例が引出されて来たのでございますが、これを教育公務員法という一本の姿にすることによつてなお一層教育の実際に適した法律ができるのではないかというふうに私は考えておりますので、こういう点についてそういうお考え……

第10回国会 文部委員会 第閉会後6号(1951/08/14、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 本委員会におきまして、文部大臣が重ねて六・三堅持の堅い決意を表明せられましたことにつきましては、深い敬意を表するものでありまするが、この六・三教育の内容を充実して、今後なお教育の振興を図つて行くというためには、相当今後において教育財政の増額を図つて行かなければならない事情にあると私考えておるわけであります。ところが近く締結されるような情勢にある講和の問題と関連をして考えまするときに、講和條約の締結、或いは日米安全保障協定の締結、こういうことから再軍備の問題が現実的に考慮されておるというふうに私ども承り知をしておるのであります。日本の困難なる現在の財政事情におきまして、一方におい……

第10回国会 文部委員会 第7号(1951/02/09、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 只今本委員会に審議を付託されました議員提出にかかります公立学校の教育公務員と地方公共団体の議員との兼職についての臨時措置に関する法律案について発議者といたしまして提案理由を説明させて頂きたいと思います。  この法案の内容は先に政府より国会に提出されました、そして現在本委員会において審議中になつております教育公務員特例法の一部を改正する法律案の附則第四項に出ているものでございます。でこの法律案の内容は、「この法律施行の際現に公立学校の教育公務員で地方公共団体の議会の議員を兼ねている者は、地方自治法第九十二條第二項の規定にかかわらず、その議員の残任期間中、なお議員を兼ねることができ……

第10回国会 文部委員会 第8号(1951/02/12、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私も第五条の改正につきましてはその理由を十分納得することのできない一人でありますが、特に局長の説明によりますと、今度改正する理由は、「現行規定が運用上疑義を招きやすく、実施上往々支障を生じますので」、こういう理由が挙げられておるわけです。運用上どういうような疑義があるのかという点について先ほどからの質疑応答を聞いておるのですが、その点がなお私には明確にならない。それから実施上往々支障が起るということについても、事件としては挙げられて大臣からも説明があつたのですがその詳細を聞かないと、実施上どういう支障がある、起つているのか、或いはこれは手続上まずかつたのじやないかというようなこ……

第10回国会 文部委員会 第9号(1951/02/14、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この條項に関連する事項になるかと思うのですが、現在教職員で学校に籍を置いておつて、而も教育委員会の事務局に勤務しておる、或いは市町村の自治体の学事関係に勤務しておるものが相当多数に上つておるわけであります。これは従来から問題になつておつたわけでございまして、そのために定員の少い学校においては相当多数の人が直接教育に携わらない、学校教育に携わらないでそういう事務をしておる。而も給與の面においても教員給がその方面に相当割かれておるということは、従来相当問題になつておつたわけです。こういうことはこの第二十一條の規定によつて行われておるのか、或いは他の規定によつて行われておるのか、或い……

第10回国会 文部委員会 第11号(1951/02/17、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 超過勤務の問題は随分久しい以前から問題になつておつたのですが、只今矢嶋委員からの質問によつて、文部省の考えが従来の考えと全然変つていない。そこで是非質問をしたいのですが、この前に京都市の教員組合が、京都の地方裁判所に訴訟を起しまして、時間外に勤務した場合には当然勤務手当が支拂われなければならない、こういう訴訟をした場合に、第一審においてその訴訟が認められておつたのであります。これに対して文部省はどういう見解をとつておられるか、お伺いしたいと思うのであります。
【次の発言】 今の問題の私の尋ねているのは、第一審において当然超過勤務を支拂うのが至当であるという判決に対して、文部省の……

第10回国会 文部委員会 第12号(1951/02/19、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 進藤氏にお尋ねをいしたいと思いますが、今度の審査は一カ年近く続いておつて、相当その法の運用上にも疑義があり、自治の上にも相当支障を来して困つていると、こういうお話がございましたが、現在東大で行われておる審査の問題は、いわゆるレッド・パージ、政治的な意図を以て鑛首が行われようとしておる、そういうところにこの審査が長びいている理由が相当あるのではないかと私は見ておるのですが、そういう点についてあなたの御見解を承わりたいと思います。
【次の発言】 それは私は審査の実際を見ておるわけではないのですが、併しいろいろ新聞紙上に伝えられたり、或いはその当時の情勢というものから見て、それは審査……

第10回国会 文部委員会 第13号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この前の本委員会におきまして文部大臣は教職員の待遇改善のためには別表を作成する考えである、こういう意向を明らかにせられたのでありますが、これはまあ文部大臣が意向を明らかにせられるまでもなく、昭和三十三年の一般公務員の給与に関する法律においてこのことが規定されているわけであります。続いて二十四年最近は昭和二十五年の十二月の一般公務員の給与に関する法律の中にもこのことがはつきりと規定されているわけであります。この別表の作成は国家公務員においては人事院がその衝に当られるものである、かように考えでおるのですが、この別表の作成が今日まだ実現をされておらないということにつきましては、私もそ……

第10回国会 文部委員会 第14号(1951/02/21、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 それはなおほかにも修正案というものがあるわけですから、若し修正案が御同意を得れば入れなければならん條項があると思いますから、それをも含める意味において御了解して頂ければ結構と思います。

第10回国会 文部委員会 第15号(1951/02/22、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 昨日の懇談会におきまして、私どもの考えておりまする修正案のうち、第十四條の教職員の結核療養期間を、現在二カ年のところを三カ年に延長したい、こういう問題につきまして、いろいろ当局の説明を求めたのでございますが、この間文部当局の説明については私十分了解しがたい点がありますので、本日改めて明らかにして頂きたい、こういう趣旨の下に若干の質問をいたしたいと思います。かように考えております。その前にお伺いしたいのは現在の結核休養者の予算的措置はどういうふうに立てられておるのか、一応御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今の内藤氏の御説明で私も十分了解するところがある……

第10回国会 文部委員会 第18号(1951/03/10、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 大学の地方移譲の問題ですが、一部に、大学の一部を地方に移譲したらどうか、こういう意見が出ておるものですから、これに対して文部省の見解を承わりたいと思います。
【次の発言】 この問題について何か閣議において協議せられたとか、そういう問題はございませんでしようか、政務次官に……。
【次の発言】 それからこの施設の充実と関係して、大学の統合の問題が出ておりますが、この問題はどの程度おやりになるのか、又その進捗状況というようなものについて概要を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、この問題はまだ進行中であつて、結論を得るまではまだ相当に時日がかかるという段階でありますか……

第10回国会 文部委員会 第20号(1951/03/15、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この法律の趣旨は、三分を一分に減額するというところにあると思うのですが、今まで三分というものを保証金として積立てて置く、こういう理由はどこにあつたのか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 そういう保証金を積立てて置く必要があつたのかどうかということです。
【次の発言】 今の問題に関係して、発行者にこういう保証金を積み立たせるということは、相当発行者に対する負担になると思うのですがね。これは一方で国定教科書として発行しておつた時分にいろいろ業者に対する恩典保護政策とか、それに関連してこういう措置がとられたのであつて、検定制度になつた今日なお保証金を積み立てなければならないとい……

第10回国会 文部委員会 第24号(1951/03/22、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 教育職員免許法の一部を改正する法律案のうちで御質問申上げたいのは附則第七項だけでございますが、この点について若干お尋ねしたいと思います。それは第七項におきまして、臨時免許状については、当分の間、都道府県の教育委員会規則又は都道府県規則でその有効期間を二年にすることができる。中のほうは省きましたが、この措置はいわば非常に実情に即した適切な措置である。かように考えておるわけでございますが、併し現在いろいろの実情を見ますると、特に北海道、或いは鹿児島県等におきましてはなかなか教員に志願する者が少くて、その採用に困つておるような実情であります。殆んど大部分が臨時免許状を持つておる程度の……

第10回国会 文部委員会 第25号(1951/03/23、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 発言中ですが……。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして堀越儀郎氏ほか四人のかたがたが発議されて出されました教育公務員特例法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成の意を表します。同時に加納金助氏ほか四氏の発議になる修正案に対しまして反対の意を表するものであります。  次に若干賛成の理由を申上げたいと、かように考えております。  先ず第十四條第一項に但書を附して「特に必要があると認めるときは、その休職の期間を満三年まで延長することができる」と、かように改正された趣旨は教職員のその地位の重要性を認め、教職員の保健を図らんとする趣旨に出でたものと解するからであります。申……

第10回国会 文部委員会 第29号(1951/03/28、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 国立学校設置法の一部を改正する法律案の附則第二項に関して、この附則第二項は「第三條の改正規定により廃止された学校の職員は、別に辞令を発せられないときは、昭和三十六年三月三十一日限り職員の身分を失うものとする。」こういう規定であります。ところがこれは制度の改廃によつて止むを得ない措置であるというふうに考えることは、余りにもこれらの学校に勤めておる教職員の身分を無視するものだと私は考えるのであります。こういう制度の改廃によつて起る犠牲を教職員のみに負わせるというようなことは当を失しておるものではないかと、かように考えておるわけであります。前の商船学校を文部省に移管いたしました際も、……

第10回国会 文部委員会 第30号(1951/03/29、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私の質問したいことは前者が大体御質問になりましたから、それは省略いたしますが、私の考えではこういう種類の年金に対しては税金をかけないようにするのがいいのではないか、こういうふうにまあ考えておるわけであります。それに対して文部省のほうではどういう考えであるかをお聞きしたいと思います。なお年金五十万円というのですが、現在の税率から言つて差引きされると手取りどれぐらいになるのか、ちよつとお聞かせ願いたいと思います。

第10回国会 文部委員会 第32号(1951/05/10、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この問題に関連して、只今高橋委員のほうから御質問になつた点について私も若干の疑義を持つておりますが、今説明を聞きましたけれども、少くともこの法律を成立せしめるということになれば、体系の上からはやはり対立、並立しておる、こういう形にならざるを得ないと思います。若し説明のごとくであれば、私は産業教育振興法というふうな名前であれば、それは学校教育法、社会教育法に則た、その範囲内における問題として解釈できると思うのです。けれどもそうでなしに、すでに御承知のように教育基本法があつて、その上に立つて学校教育法、それから社会教育法というものがあるわけです。それに更に産業教育法というものが追加……

第10回国会 文部委員会 第33号(1951/05/11、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私この提案を長野委員長から説明を聞いた際に、大体七カ年計画で二百億円ぐらいの予算を考えているのだ、これについては大蔵当局といろいろ話合いをして、そのくらいの金を出すことに了解ができているのだという説明があつたのであります。ところが先ほど聞くと、その点があいまいなんです。果して二百億という金を、或いは百億円になりますか、そのくらいの金を出す約束をしてあるのかないのか、明瞭に伺いたいと思うのです。
【次の発言】 私長野委員長にはつきりさしておきたいと思うのですが、この法案を出されるときに、大体そういう了解ができているのだ、こういうふうに聞いておるのです。私の聞き違いであるかも知れな……

第10回国会 文部委員会 第34号(1951/05/15、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 二、三の問題につきまして石田君にお尋ねしたい。その一つの問題は、先ほど実業科と申しますか、実業科の指導に適当な教員を得ることが困難な事情にある、こういうお話であつたようであります。これは待遇の問題と非常に深い関係があるというふうに思うのですが、適当な教員を得るためには、その他一般教養に従事している教員の待遇よりも一段上位の待遇を確保しなければならない、こういうような見解であるか。そういう点についてお伺いしたいと思います。なおこれに関連して、現在の実業科指導に当つておられる教員の待遇に、一般教養に従事しておる人の待遇とどういう関係にあるのか。そういう実情を併せてお話し願いたいと思……

第10回国会 文部委員会 第36号(1951/05/18、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私も若干御質問を申上げたいと思うのであります。この産業教育法を成立せしめたいという御意思はよくわかるのですがそのために一応五百万円という相当な金額を見積られる、こういうことは余り私前例がないと思うのですが、そういうお考えになる場合に、五百万円くらいかかるであろう、こういうふうなお考えになつた事情を一応お聞かせ願いたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、この法案の達成のためには、目的の貫徹のためにはかなり輿論の喚起を必要とする。だから相当な金額が要る。こういうふうにお考えになつたわけですね。
【次の発言】 文部省の報告の中にも、啓蒙運動費としてこれが集められたように書いてあ……

第10回国会 文部委員会 第42号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 長野委員長に質問をいたしますが、第十八条でございますが、第十八条は提案者において当初考えられた考えと、ここに出ておるものとはかなりの開きがあるように聞いておるのですが、そうでございましようか。
【次の発言】 当初この委員会におきまして懇談会のときでございましたが、長野委員長から説明を聞いたときには、二分の一の補助をするというふうなお話がございました。併しここにはそういうふうに出ておりませんので、相当変つておると思うのです。で私の聞きたいことは、将来当初考えられたように機会があれば訂正したいという意思を持つておられるかどうか、そういう点を聞きたいと思います。


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣委員会 第15号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○委員外議員(荒木正三郎君) 私も文部委員の一人として、若干文部省関係の行政整理の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。今度の文部省関係の行政整理の中には、教官の分として六百九十二名が上げられております。で、先ほどの政府側の説明を承わりますと、これは講座の整理をやつて、そうして教育に支障のない範囲で行うのである、まあこういう説明がございました。そういたしますと、今度の六百九十三名の教官の整理は講座の整理、統廃合ということが前提になつているように思うのですが、そういうふうに解釈して差支えないものかどうか、先ずお伺いしたいと思います。

第12回国会 文部委員会 第2号(1951/10/24、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 これは全般的な御質問で大臣にお伺いしたいのでありますが、補正予算の中では私ども重要な問題と考えておりましたのはやはり学校給食の問題でございます。それから行政整理の問題、それからベース・アツプの問題、それから平衡交付金の問題、この四つは補正予算に関係した問題として非常に重要な問題であるというふうに考えておつたのであります。幸い学校給食の問題については大臣の非常な御努力の結果であると思いますが、明年四月まで、大体現状において実旋できるということについては、非常に私はその御努力に対しまして厚く敬意を表する次第であります。  その次に行政整理の問題でございますが、ここにいわゆる大学関係……

第12回国会 文部委員会 第3号(1951/10/30、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私もこの前に行政整理の問題について、或いはベースアップの問題について大臣に質問をいたしました。今日も先ほどから御質問がありましたこの問題は非常に重要な問題でありますので、重ねて私は聞いてみたいと思うのです。国立学校の教職員の整理の問題については、来年はたしか新制大学は四年制が実施されるときになつていると思うのです。今年は三年まで来年初めて四年制が実施されるというふうに承知いたしているのですが、今度の行政整理についてはこのことも考慮した上でお考えになつておられるのか、その点を先ずお伺いしたい。
【次の発言】 そうすると、来年四年制になつても差支えないという目安を以て整理をされてい……

第12回国会 文部委員会 第5号(1951/11/02、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほどの荻田局長の話ですね、適正なべースに切下げて、それから今度べース・アツプをする、そういう勧告をする考えであるというお話があつたのですが、この点は非常に重要な問題だと思います。私も官房副長官に会つて、そうして閣議決定の内容を詳細に聞いたわけなんであります。ところが閣議決定では財源措置はしたけれども、給與の切替えの問題については何らの決定をしておらない。私どもは正式にそういう回答をとつている。地財委が、給與の切替えに当つて適正な価格に引き下げて、その上で切替えなければならんという勧告を出すところの権能があるかどうか、その点先ず伺いたいと思います。地財委にそういうものがあるかど……

第12回国会 文部委員会 第6号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今日は文部大臣並びに地財委それから官房長官の出席を要請しておいたのはベースアツプの問題なのですが、それはまあ地財委のかたが見えてその上で質問をいたしたいと、かように考えております。  その前に大臣の所見を質しておきたい問題があるわけなんです。それは教育費の確保に関する問題でありますが、従来義務教育費については半額国庫負担の制度があつて、これは私どもの見るところではかなり成績を挙げておる、こういうふうに考えておるのであります。ところが先年この制度が改められまして、平衡交付金制度が設定せられてその中において教育費が操作されるというふうになつたのでございますが、過去二カ年間の実情から……

第12回国会 文部委員会 第7号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 一応政府側からも簡単に説明してもらいたい、どういうふうになつているのか……。
【次の発言】 地方公務員の給与の切替について特に教職員の給与の切替についてはどういうふうになつているか、簡単に一つ……。
【次の発言】 先ほど文部省のほうの説明を伺いますと、給与の切替えに当つては実際切下げなくてもやつて行ける、こういう御説明があつた。その理由としては、定員が二万人ほど不足しておる、その財源を充てることができるから給与の切下げはしなくても済むのだ、こういう説明があつたのです。ところがこの問題について教組のほうでは給与の切下げが行われない安心ができるかどうか。文部省のほうでは切下げなくて……

第12回国会 文部委員会 第8号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は閣議決定に関連をしまして若干質問をいたします。この閣議決定では国家公務員の給与と、それから地方公務員の給与の不均衡を調整する、こういうことが主眼になつているように思うのです。この質問は、私は剱木副長官か小野政務次官にお答え願いたいのであります。  先ず第一番に地方公務員の給与の問題については、地方公務員法の第二十四条に規定されております。その第三項に、「職員の給与は、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定められなければならない。」、即ち地方公務員の給与は国との関係、国家公務員との関係からもきめなければなりませんが、その地……

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/11/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先ほどの説明では終戦処理事業費は七月から日米共同負担、而もそれが大体折半になつておる、こういうような御説明がありましたが、ここではそれに要る金額が百七十五億と、こういうふうに計上されておるのでありますが、七月から大体折半ということになれば、当初予算が一千億に近いのですから、減額はもう少し多くなるはずだと、こういうふうに思いますが、その点はどういうふうになつておりますか。

第12回国会 予算委員会 第22号(1951/11/24、2期、日本社会党第二控室(左))

○荒木正三郎君 初めに文部大臣に若干お尋ねをいたしたいのでありますが、学校給食の問題でございますが、つい二、三日前の本委員会におきまして大蔵大臣は、來年度の学校給食については国庫から補助しないという閣議の申合せをした、こういう説明があつたのでありますが、この際文部大臣は何らかの方法を研究して、学校給食は続けて行きたい、こういうふうな答弁もあつたのでありまするが、文部大臣の考えでありますと、国庫の補助をしないで、全額府県の負担において実行して行きたい、こういう考えであるのか、その点を明らかにして頂きたいと思います。
【次の発言】 そうすると何ですか、学校給食を來年度も継続してやつて行くという考え……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 文部委員会 第1号(1951/12/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどの説明を聞いて確かめておきたいと思うのです。そうすると、今度は学校給食対象人員は五百五十万人でしよう。
【次の発言】 それに対して三十三億円の補助を出す、こういうことになるのですね、結果から見れば……。その三十三億の補助というのはパンの原料である小麦粉の大体購入費に対しての補助、実質的にはそうなるのですね。小麦粉で五百五十万人に対して無料でやろうとすると四十四億円要る、そのうち三十三億円補助する、こういうわけですね。ところが先ほどですね、話を聞いておると、まあ米を買う分をやめてそれを小麦粉でやろう、こういうのですね。そうすると何ですか、それだけ米が少くなるわけですから、米……

第13回国会 文部委員会 第3号(1952/02/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 育英資金の問題でちよつとお伺いしたいのですが、大学は、昨日の説明では千九百円ですね。高等学校は五百円ということになつておりますが、これを千九百円ときめた基ですね、それを伺いたいのです。
【次の発言】 私ちよつと聞いておるところでは、大体この育英資金で生活費のほうは余り考えていない、併し教科書とか授業料とか、大体そういうものがうまく行けるように考えて千九百円という金が出て来たのだと聞いておるのですが、それは嘘ですか。
【次の発言】 いや、それを私は聞いておるのですよ。その單価を、私は基礎を……。
【次の発言】 そうすると、現在は据置されているために、当初きめた考え方というものは崩……

第13回国会 文部委員会 第8号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今高田さんから御質問があつた問題に関連しているのですが、この間北陸地帯を文部委員会から派遣せられて視察したのであります。これは北陸地帯だけでなしに、東北、北海道も同じ条件にあると思う。で、その地方における雨天体操場の問題は、学校においても、地元においても非常に困つておるわけであります。そこでこの問題を解決する私は方法としては、文部省の考えを改める必要があるのじやないかと思います。それはどういう点かというと、雨天体操場というものを六三建築と切離して予算措置をしているというところにあるのじやないかと思います。これでは十分予算がとれないということはわかり切つた話である。屋内体操場は、……

第13回国会 文部委員会 第11号(1952/02/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどから局長さんの御説明を聞いておりますと、六千三百坪の校地がここに新たに都市計画によつて道路を付けるから、それによつてどうしても学校のほうでも若干の土地を提供してもらわなければうまく都市計画が行かない。まあこういうお話であるわけです。私もそれを聞いておつて、その限りにおいては御尤もなことであると思います。で、やはり道路をつけるということになれば、その周囲から土地を提供する、どうしてもそういうことがなければできないことですから、その点については私もよくわかるのですが、併し一方学校の立場に立つて、或いは父兄の立場に立つて考えた場合にですね、若干都の考えておられる点に食い違いがあ……

第13回国会 文部委員会 第15号(1952/03/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ちよつと……。
【次の発言】 この接收校舍の解除の問題でありますが、これは私前の本会議の際にもどういうふうになるのかということにつきまして文部大臣に質問をしたわけなんであります。で、その際文部大臣は、教育機関の解除については自分もお願いをするつもりである、こういうようなお話であつたわけであります。その際に岡崎国務大臣も、講和が成立した場合には今の接收されている施設は一応返るのだ、それから対等の立場に立つて必要なるものをきめて行くのだ、こういうお話であつた。そこで当然今接收されている教育施設というものは一応解除されて日本側に返るのだと私は考えているわけなんです。その後どういう施設……

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 前後二回に続いてお話を聞いたわけでありますが、その内容から伺いまして学問の自由、延いては学園の自治という問題の根本的な考え方に警視総監も、それから学長のほうも見解に大して相違がないと思います。ただ実際問題としてそれではこれをどうして守つて行くかという、実際の問題になると両者の間にかなり意見の相違があると思います。従つてこれを解決して置かないと、問題は今後に残るというふうに私は思うのであります。そういう立場から若干警視総監にお伺いしたいのですが、問題になると思われる点は五つ六つあるように思うのです。現在行なつている学内のパトロール、これについては余り大きな意見の違いはないように私……

第13回国会 文部委員会 第19号(1952/03/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 主として第五条に関係をしてお尋ねをいたしますが、この第五条の第一項に「振興会の資本金は、三億九千万円と第三項の規定により出資された債権の額に相当する額の合計額とする。」、そうして第二項には、これは政府が出資すると、こういうふうになつているのですが、今年の予算では一億五千万円が計上してあつたように思うのですが、あとの残額はどういうふうになるのですか。
【次の発言】 これは前、これの提案説明があつたときは二億六千万円でしたか、今年の予算が……。それで残額は来年度の予算においてとるのだと、こういう説明を私聞いておつたのですが、それは間違いですか。

第13回国会 文部委員会 第20号(1952/03/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 附則について、教職員の身分は保障されていますか。
【次の発言】 私は只今議題になつておりまする本法案に対しまして希望を附して賛成をいたします。  希望の第一は、附則第二項の実施に当つては教員の身分保障について十分な措置を講じ、教壇上の不安を一掃すること。二、勤労学徒のための短期大学の設置は入学希望者の一部分を充たすに過ぎない状況であるので、将来勤労青年に教育の機会を与えることに一段の努力をされたい。以上であります。

第13回国会 文部委員会 第21号(1952/03/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私もこの問題に関連して疑問を持つておる。昨年度の教科書の給與については、義務教育無償の理想を実現する目的を持つて、そういう立場から教科書の給與がなされた。今年はそうでなしに国民としての自覚を深め、共に前途を祝うために教科書を給與される。ところが大臣の説明を聞いておると、別に考えが変つたわけではない、こういう説明なんです。ところが第一條の目的はすつかり違うわけなんです。義務教育無償の立場から教科書の給付ということが行われておらない、はつきりここに国民としての自覚、前途を祝うために給與する、すつかり目的が違うわけなんです。大臣はそれは個人的に考えは変えておらないとお話になつても、こ……

第13回国会 文部委員会 第27号(1952/04/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今日の議事について大体私の聞いておるのとちよつと違うのですが。
【次の発言】 議事の進行についてお伺いしたいが、やはりこういう提案は私は委員会が成立しているけれども員数が余りおらないのじやないかと思うのですがね。やはり大体委員が過半数集まつたところでやつて頂かないといけないと思います。その点お計らい願いたいと思うのです。
【次の発言】 前からそういうふうになつておるのですか。
【次の発言】 いや、結構です。
【次の発言】 入江人事官が見えるまで少し時間があるようですから、その間懇談会に暫らく移して頂きたいと思います。そうして懇談会で私ちよつとお諮りしたい問題がありますので、それ……

第13回国会 文部委員会 第28号(1952/04/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ちよつとその問題に関連して一言だけ要望しておきたいと思います。今、政務次官のほうからそういう考えがあるということでしたが、矢嶋君の質問は、憲法の精神を再確認して、そうして日本の将来の方向というものを明確にして行く、そういう立場に立つて総理大臣並びに文部大臣が国民に呼びかけるべきではないか、こういうことであろうと思う。で、そういう内容がずれて来れば却て私は非常な弊害を持つて来るのではないかということを心配するのです。そういう点についてはどういうふうなお考えでしようか。

第13回国会 文部委員会 第29号(1952/05/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この第三條についての「昭和二十七年」を「昭和二十八年」に改める。このことについては格別に御説明がない。この刷物を見てもないわけです。それでこの意味をちよつとお伺いしたいのですが、私の了解しているところでは、市町村立学校職員の給与については市町村立学校の職員の給与に関する法律があるわけなんです。その法律に基いて市町村立学校の職員の給与は府県から出るということが規定されておるわけです。それから教育公務員特例法の中に、勤務その他の條件は都道府県の教育委員会が取扱うことが規定されておるわけであります。そういう二つの法律によつて、その法律が変らないのであるから、当然その趣旨に副うて教職員……

第13回国会 文部委員会 第31号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 二、三の問題についてお伺いしたいと思います。提案理由の中に今後の日本の経済自立の達成を図るために特に海運の進展を図らなければならん、そのために必要な施設と有能な船員の養成を図つて行かなければならない、こういう根本的な趣旨は私にもよく了解できるところであります。併しながら果して神戸商船大学に昇格することによつてこの目的を十分達成することができるかという問題になるとなお若干の疑問もないではございません。そういう点を多少お尋ねしたいと思います。先ず私はこの船員教育の責任の衝にある文部省の考えを聞いておきたいと思いますが、文部省のいわゆる船員教育の方針ですね、これはどういうふうに立てら……

第13回国会 文部委員会 第34号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今の報告を聞いておりますと、聞いても聞かなくてもよいというような、非常に抽象的な報告であると思います。先ほど特に委員長からも詳細な報告を求められておるわけです。従つて具体的な事実を報告して頂かなければ、私ども今後審議するというときに、審議のしようがないわけです。今委員長が書面によつてやつてもらいたいと申しましたが、私大賛成でございますが、その内容は具体的にやつてもらいたいことを特に要請しておきます。
【次の発言】 岩間さんの質問に関連をいたしまして一、二の問題についてお聞きしたいと思います。大体私の伺いたいと思う点は、先ほど来岩間君から質問がありましたので、省略をいたします。……

第13回国会 文部委員会 第37号(1952/05/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 岩間君から御報告がありましたので、私は重ねて申上げませんけれども、一言だけ申添えておきたいと思います。今報告がありましたように、六月十五日を目安といたしまして、新発田分校を新潟に統合する。そしてそのあとに警察予備隊を誘致する、こういうことなのでありますが、若し六月十五日というふうな期限を切つて、現在の考えを強行するならば、事態は私はかなり憂慮すべきものがあるということを感じました。その事情については岩間君から多分お話があつたろうと思いますので、私から申上げる必要はないと思うのでありますが、新発田市における市民の動向というものを私ども見た際に、その感を非常に深くいたしました。従つ……

第13回国会 文部委員会 第38号(1952/05/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も新発田分校の問題につきましては現地に調査をいたしました一人といたしまして、明らかにしておきたい点がございますので質問をいたします。先ずこの問題が文部委員会で取上げられて現地調査をすると決定されたどきの事情と、私どもが現地に参りまして実際の事情を聴取いたしましたその間に、私どもは東京で考えておつたよりも現地に参りまして問題の深刻さを痛感いたしたのでございます。私どもは調査に当りましては、学校当局或いは市当局のかたがたにもお会いをして事情を聴いたのでありまするが、それだけにとどまらず、或いは教官の人たち或いは学生の人たち或いは父兄、一般市民のかたがたにも多数お会いをいたしました……

第13回国会 文部委員会 第39号(1952/05/30、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めに警察予備隊のほうの江口さんにお伺いしたいと思います。丁度初めに先ほど陳情の際にちよつと私お尋ねをした中に含まれているのですが、当支部委員会としては地元からの請願を受けておるわけなんです。それは今年の二月十日付になつておるのですが、地元の意向としては分校を存置したい、こういう意向であるわけです。ところがここに新らしく警察予備隊を誘致したい、こういう考えも知事当局にはあるようであります。分校も存置したい、それから警察予備隊も誘致したい。ところが実際問題としてそういうことは両立できない事情にあると思いますが、それがこの問題を非常に紛糾さして来ている原因になつているのではないか、……

第13回国会 文部委員会 第42号(1952/06/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も新潟大学の分校統合の問題について大臣のお考えをこの際お聞きしておきたいと思うのですが、第九特別委員会の方針ですね、教育学部の分校は原則として統合すること。これについてはやはり大学の内容を充実するというような観点からこれを見るとき、私はうなずけるものがあるわけなのであります。従つて私は統合はいけない、こういう意見は持つておらないわけなんだ。ただ併し先ほど岩間君からもお話がありましたように、やはりこれについてはできるだけ財政的な裏付をして、そして本当に大学の充実が行われるように、こういうことは衷心より希望しているところであります。ただ、ここに新発田分校の統合問題については、私は……

第13回国会 文部委員会 第43号(1952/06/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も政務次官に質問をかねて要望したい。  それは矢嶋君からお話になつた点で盡きているわけなんですが、私からも組合が求めている大臣との面会ですね、これを政務次官から斡旋をして、そうして事態を速かに解決するようにいたしたい、こういう要望であります。なぜそういうことを言うかというと、昨日組合の代表五名の者と大臣とが会見をした。従つてそれで盡きていると、こういう政務次官の説明でありましたけれども、私はそうでないと思うのです。昨日組合代表五名と会見した際に、大臣からは教育委員会法等一部改正の法律案についての国会における審議の状況、そういう点については一言も触れられておらない。従つて私はそ……

第13回国会 文部委員会 第47号(1952/07/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 いろいろお尋ねしたいこともあるのですが、今日はこの附帯決議の問題について少しお尋ねを申上げておきたいと思うのですが、私どもの手許に廻つておりますものによりますと、衆議院の文部委員会では附帯決議を附してこの法案に賛成をするというふうになつておるわけであります。而もその附帯決議の内容は非常に重要な内容を含んでおると思いますので、提案者の御意向をお伺いしておきたいと、かように思うのです。  先ず第三項の「本法案の施行期日は政令で定めることになつているが、これを昭和二十八年度から実施すること。」、こういうふうに、文部委員会としては昭和二十八年度から実施すべきである、こういうお考えのよう……

第13回国会 文部委員会 第48号(1952/07/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も本日の本会議において矢嶋議員が質問をいたしました事柄に対する文部大臣の答弁は余りにも簡単にして質問に答える答弁とは受取りがたい、こういうふうに感じた一人でございます。(「同感」と呼ぶ者あり)私はあの矢嶋君の質問に対して文部大臣がどういう所見を持つておられるかということについては非常に深い関心を持つて本会議場に臨んだものでありまして、ところがこの答弁は非常に簡単と申しましようか、質問に答えておらないということを深く感じました。只今文部大臣は問題が細かいから一々答える必要はないと考えたと、こういうことでありますけれども、これは問題が細かいかどうかはこれは人々によつて判断が違うと……

第13回国会 文部委員会 第49号(1952/07/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 昨日文部省のほうには質問をいたしまして答弁を求めたのであります。その問題は義務教育費を算定する基準について質問をいたしたのでございますが、この問題につきましては地財委側の見解というものをこの際承わつておきたいと思います。即ちこの法案によりますと、二分の一は国庫が支出するということになつております。従つて残りの二分の一は地方で負担する、こういうことになつておるわけでありますが、地方で負担する二分の一の教育費については当然平衡交付金においてその財源が見られることになる、かように考えるのでありますが、その二分の一を平衡交付金で算定する場合、どういうふうにして算定をされるのか、この際伺……

第13回国会 文部委員会 第50号(1952/07/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は教育施設の問題と、それから伊丹飛行場の擴張の問題について外務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。初めに教育施設の問題でございますが、アメリカ駐留軍に対して提供する施設の中で、教育施設は除外されるものと我々は考えておるわけなんですが、現在政府はどういう態度でアメリカと折衝しておられるか、その点を先ず伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、現在なお相当の数に上る教育施設が接收をされておるわけです。こういう施設はそういたしますと、近い機会に解除になると、かように了承して差支えがないかどうか。
【次の発言】 私の考えでは、駐留軍に提供する施設について取極めが近く決定さ……

第13回国会 文部委員会 第52号(1952/07/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの義務教育費国庫負担法案に対する修正案を提案いたします。  なおこの修正案は高田なほ子氏、相馬助治氏、棚橋小虎氏、矢嶋三義氏、岩間正男氏の共同提案にかかるものでございます。初めに修正案の全文を朗読いたします。   義務教育費国庫負担法案の全部を次のように修正する。     教育費国庫負担法   (目的)  第一条 この法律は、学校教育について、その妥当な規模と内容とを保障し、併せて義務教育の無償の実現を期するため、国が必要な経費を負担することにより、教育の機会均等とその水準の維持向上とを図ることを目的とする。   (国の負担)  第二条 国は、毎年度、公立の小学校、中学校……

第13回国会 文部委員会 第53号(1952/07/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今矢嶋君から質問になつておる問題に関連しておるのですが、中央教育審議会委員選任の問題、これは私は相当不満です。そこで若干お聞きしておきたいのですが、地域別な考慮というのは全然払われていない。これは地域的考慮というものをそう重視する必要はありませんけれども、そのことは考慮の中に入れなければならん。日本の産業教育、産業の中心は必ずしも東京にはないわけです。ところがこの中にそういう教育の実際家の中からは関西からは一人も出ていない。これは文部政務次官にも言つて、文部政務次官はその点は十分考慮しますと、こういうことであつたから、私は実現されておると思つておつたのですが、何ら改善されておら……

第13回国会 文部委員会 第54号(1952/07/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 その前に私この間文部委員会の懇談会で少しお話をしておりましたが教育委員会法等の一部を改正する法律案、あの問題について御懇談をして頂きたいと思います。

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ちよつと関連して……。今の学童給食の問題に関連して更にお尋ねをしたいと思うのですが、父兄の負担の半額ぐらいを国家が負担をして残りの半分を父兄が負担をする、そういうふうにしたいと、こういうまあお話であつたわけなんです。ところが私どもの聞いている範囲では大体従来通りに学童給食を実施するということになれば、九十五億円ぐらいの金が要る。これはまあ文部省あたりの説明を聞いておるとそういうふうになつておるのです。そうすると若し全額父兄が負担をするということになれば、九十五億ぐらい要るわけなんですが、その半額を国家が負担する、こういうことになれば、今お話になつた二十四億五千万円では少し少いの……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/03/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 時間の関係もありますので極く簡單に質問をいたしたいと思いますが、先ず外交に関係する問題でありますが、総理は年頭の施政演説におきまして「各連合国における平和條約の批准の状況は順調に進行している模様である」こういうふうに述べられておるのでありまするが、その後の事情を見ますとき必ずしもかような楽観的な事情ではないように私は思うのであります。特に最近新聞紙の報道などを見ましても肝腎のアメリカにおけるこの問題の取扱方はかなり遷延しているように思われるのであります。そこでお伺いいたしたいことは、この平和條約が、各国の批准が終つて効力がいつ頃一体発生するか。こういう見通しについて首相はどうい……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/03/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三君 吉田総理は、先ほどの発言の中において再軍備問題に関しまして次のように発言をしておられるのであります。即ち外国の事情が許し、我が国の経済力がそれに伴うときには再軍備をする考えである、その際には憲法を改正する、こういう発言をしておられるのでありまするが、これは我々にとつて極めて重大な問題と言わなければなりません。政府は従来しばしば国会においても、又国民に対しても、再軍備する意思はない、従つて憲法を改正する意思はないということをしばしば名言して来られたのであります。然るに予算審議をする本委員会において、外界の事情、経済力が許せば再軍備をするんだ、こういう見解を表明せられたことは、従来の……

第13回国会 予算委員会 第26号(1952/03/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は主として教育に関係した問題についてお尋ねをいたしたいとかように考えているのでありまするが、その前に大蔵大臣に二、三の問題についてお伺いをいたします。  その一つの問題ま対日援助費の問題でありますが、大蔵大臣はしばしばこれは債務と心得ているということを言われているのでありまするが、本年度の予算におきましては平和回復善後処理費として百十億円組まれております。この中には賠償その他の費用も含まれている。こういう説明でありまして、その中に若干の対日援助費に対する返済の費用が含まれているような説明でありまするが、この問題は果して債務として返済する義務があるかどうかということは、この際明……

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/03/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ず最初に行政協定の問題についてお伺いをいたしたいと思うのでありますが、この問題につきましては、予算審議の当初より国会の承認を必要とするのではないかということについて活発な質疑が行われて来たものであります。併しこれに対する首相並びに関係大臣の答弁には今以て私どもは納得の行かないものがあるのであります。政府の説明によりますると、行政協定は安保条約第三条に基く施行細則的なものであり、事務的な取極であるから国会の承認を必要としない、こういうことであります。併し行政協定が果して政府が言われるように單なる施行細則的な、或いは事務的なものであるかどうか。私どもは然らずと考えているのでありま……


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第14回国会(1952/08/26〜1952/08/28)

第14回国会 議院運営委員会 第閉会後1号(1952/08/31、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほど菊川君から御提案になつて、大体御了承の御意見が多かつた思といますが、それは政府の緊急集会を求めた先ず説明を聞いて、それから緊急集会の運営について、いろいろ協議をして行きたい。こういうまあ菊川君の御提案であつたと思います。ですから、私は先ず政府の緊急集会を求めた考えについて、一応御説明を願つて、それから運営の段に入りまして、いろいろと各派の御意見を聞きたい。こういうような順序にして頂きたい。菊川さんの先ほどの提案は、こういう提案であつたと思います。
【次の発言】 時間的に申しましても、スムースに運ぶために矢嶋さんの御意見を採用して行けば、私は十分か十五分で済むと、こう思うの……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 外務委員会 第4号(1952/12/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今大臣から簡単な御説明があつたのですが、もう少し詳細にその経過なりいろいろ御説明を願つて、それから今日は質問に入るなら入つて頂きたいと思います。余り簡単であつて、もう少し我々としては聞きたいと思います。  それから私この際に外務委員会の運営について一つお願いしておきたいと思いますが、それは過般の施政演説におきまして、政府の外交方針が一応述べられたのでありますが、外務委員会としては、もう少し詳細な外交方針なり、或いは外交上の重要な問題についての経過等について御説明を願つて、そうして一応それに対する質疑をいたまして、それからいろいろこういう問題に入つて行く。そういう外交方針について……

第15回国会 外務委員会 第5号(1952/12/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は在外同胞引揚の問題についてお尋ねをしたいのですが、特に中共治下に今なお残つている同胞の帰還の問題でございますが、新聞を見ますと、インド政府を仲介にして中共との話合いを進めておる。こういうふうに伝えられておつたのでありますが、この問題はその後どういう経緯をとつておるか御説明を願いたいと思うのです。と同時に、なぜ日本政府はこの問題について直接中共政府と連絡をとらないのか、そういう理由について説明を求めたいと考えます。
【次の発言】 そういたしますと、インド政府に斡旋を依頼した、その結果については、まだ今日のところわかつておらないようでありますが、直接連絡の問題でございますが、こ……

第15回国会 予算委員会 第閉会後2号(1953/03/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 政府は今回衆議院の解散を行なつたことにつきましては、私は先ほどの委員諸君と全く同感でございますが、この際官房長官にお伺いをしておきたいことは、この解散によりまして、かなり長期に亘つて政治的空白が起るものと考えます。で少くとも三カ月乃至四カ月に亘つて政治的空白が起るものと私えられますが、政府は解散に当つてこのようなことについて十分考慮せられたのか、その点を先ず伺いたい。
【次の発言】 私から申すまでもがく、現下の日本の事情というものは生やさしいものではないと思います。こういう国情に当つて相当長期に亘る曲治的空白が起るということは、日本にとつても、又国民にとつても、非常に不幸なこと……

第15回国会 予算委員会 第26号(1953/03/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどの説明によりますと、地方公務員から国家公務員に切替える場合には、現員現給を確保することになつております、こういう説明があつたのでありますが、そこで果して現員現給を確保し得るだけの予算が組まれておるかどうか、こういう点が説明によつても、或いは私どもの手許に渡されている資料によつてもはつきりしないのでありますが、その点もう一度説明をして頂きたいと思います。
【次の発言】 今度のこの法律の施行に伴つて必要な予算をどうして算定されたかということになるわけなんですが、ここに出されている数字は、いわゆる定員定額によつて算出されて来ているものと思うのです。従つて実際の人員とか実際の給与……

第15回国会 予算委員会 第32号(1953/03/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は……
【次の発言】 外交上の問題につきまして吉田総理にお尋ねいたしたいと考えております。先ず日米関係の問題でございますが、総理は施政演説におきまして、アメリカの新政権の出現によつて日米関係の将来に新らしい希望が持てる、こういう意味の演説をなすつておるのであります。これはトルーマン大統領時代の政権に比べて、アイゼンハワー元帥の政権のほうが日本の将来に新らしい希望がある、こういう意味であろうと思うのでありますが、私の考えでは、むしろ日米の関係は困難になるのではないかというふうに考えるのであります。その一つの問題といたしまして、日本の再軍備の問題を考えて見ましても、アイゼンハワー……


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各種会議発言一覧(参議院2期)

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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生・文部連合委員会 第閉会後1号(1950/11/15、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 中井証人にお尋ねを申上げたいと思います。池上の業者から建築の申請が都にありまして、この申請に対する認可、或いは許可については、証人は自分の考えで認可したと、こういうお話でありましたが、それに相違ございませんか。
【次の発言】 それはその認可の際に、先程証人もお話になりましたように、この建築については、或いは特飲街的な性質を帶びるかも知れないというような心配は自分もしておつた。こういうお話でございましたが、そういう心配をせられた際、これが将来教育上にどういう影響があるだろうかということについてお考えになつたでございましようか、どうでしたか。その点をお伺いしたいと思います。


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第3号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は大まかな問題について大臣にお尋ねをして、個々の問題について政府委員のかたに質問をいたしたい、かように考えております。今日文部大臣にお尋ねをしたいと思う問題については、先ず教育政策について関連した問題でございます。今度提出されておる地方公務員法及び前の義務教育国庫半額負担法の廃止等の一連の政策は、日本の教育水準をかねて文部大臣が向上のためにもつと努力したいと言つておられる考えとは逆行する虞れがあるのではないかということを私は心配しておるわけでございます。と申しますのは、この地方公務員法によつても、又その他教育委員会法によつても今後義務教育を担当しておる教職員は市町村の公務員に……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第4号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今日の質疑はこの辺で打切つて、予算委員会も大体打切つて散会したようですから、この辺で打切つて、明日十時から開くようにしたい、こういう動議を提出いたします。
【次の発言】 私が提出いたしました動議についてお諮りを願いたい。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 厚生・労働連合委員会 第1号(1950/12/15、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 先程申しましたように、事業主並びに婦人の被保險者、これらの証言が我々聞きたいのでありますが、厚生委員会としてどういうふうに、委員長はどういうお考えで三人だけの証人をお喚びになつたか、その点をお伺いしたいと思います。


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 文部・水産連合委員会 第閉会後2号(1951/09/06、2期、日本社会党)

○荒木正三郎君 只今両大臣から水産学校の問題については十分な熱意を持つて解決したい、こういう御意見をお聞きいたしまして、その誠意に対しまして十分了承するわけでございます。ただこの問題は相当久しい以前から問題になつておりまして、その際から、すでにその当初から早急に何とか解決したい、こういうまあ御答弁があつて、而も今日に至つておるわけでございますが、従つてこの際この解決のためにはなお具体的に積極的な御努力をされることを切望するわけでございます。それに当つて私はやはり文部大臣の見解を妥当だと考えておるものでありますが、というのは、この警察予備隊のために学校が接収されているということ自体が、これはやは……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 法務・文部連合委員会 第1号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今度の東大の問題は、先ほどからありましたように、学問の自由、或いは学園の自治という問題に非常に深い関係がある問題であると思います。その意味において私も重大な関心を持つておるものでありますが、先ほど学校当局のほうから御説明がありましたが、学内における秩序の維持、これは漸次改善をされて、非常に良好な状態に来ておる、こういうお話がございました。私もこの学校側の見解を十分理解することができますし、さようになつて来ておると思うのです。これに対しまして、警視総監はどういうふうな認識を持つておられるか、それをお伺いしたいと思います。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

荒木正三郎[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期
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