荒木正三郎 参議院議員
3期国会発言一覧

荒木正三郎[参]在籍期 : 2期-| 3期|- 4期- 5期
荒木正三郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは荒木正三郎参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

荒木正三郎[参]本会議発言(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期
第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 参議院本会議 第5号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 日本社会党第四控室は、自由討議発言者として羽生三七君を指名いたします。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第5号(1954/01/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、政府の施政方針に対しまして若干の質問を申上げたいと思うのでございます。  先ず第一の問題は平和への見通しでございます。三年有余に及びました朝鮮戦争も、休戦が成立いたしまして政治会議へと進みつつあります。これは、両陣営がその対立を武力によつて解決することは徒らに破壊と荒廃を招くのみであつて、何らの成果も収め得ないのみならず、若し飽くまでも武力によつて解決を強行しようとすれば第三次大戦に発展する危険がある、これは世界の勤労大衆や有識者の堪え得ないところであつて、ここに平和的手段による以外には解決の道がないということが明らかになつたからであります。こ……

第19回国会 参議院本会議 第12号(1954/02/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は先に施政方針に対する一般質問の際にも述べたのでありますが、警察法の改正に関する問題と、今回提案されました教員の政治活動を制限する法案は、吉田内閣の反動性を最も露骨に表わしているものであつて、我々は民主主義に対する挑戦であると考えざるを得ないのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)  申すまでもなく政治活動の自由は、日本国憲法がすべての国民に保障するところでありまして、侵すことのできない、永久の権利として認められているのであります。このことは公務員に対しても、一般市民としての公民権は当然憲法の保障するところであると申さなければなりません。 先に国家公務員法が制定せられ……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 参議院本会議 第4号(1954/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、只今上程されました教育施設返還促進に関する決議案に衷心から賛成の意を表するものでございます。  本院は、昭和二十七年三月十九日、教育施設確保に関する決議をいたしまして、軍事施設に転用されている教育施設を速かに返還されるよう政府に対して格段の努力を要望いたして参つたのでございます。然るに、その後二年有半を経過いたしました今日、大阪市立大学を初め四十八件の多数に上る学校施設がアメリカ駐留軍或いは自衛隊に接収されている状態でありまして、教育上重大な支障を来たしているのであります。このことは権威あるべき院議が政府において尊重されていないことを示……

第20回国会 参議院本会議 第5号(1954/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今議題となりました自衛隊法の一部を改正する法律案について、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  先ず、本法律案について、政府が提案の理由として説明するところを申述べます。さきの国会において陸上自衛官二万人の増員が認められ、これを基礎として二管区隊を増置し、北海道及び東北方面の陸上自衛隊の防衛警備力の充実強化を図る計画であつたが、増置する管区隊の具体的配置場所等については、種々研究の結果、去る八月に至り漸く決定することができる運びとなつたのであるが、当時たまたま国会閉会中であつたので、政府は自衛隊法第十三条第二項前段の規定に基き、管区隊増置令を以て二管区……

第20回国会 参議院本会議 第8号(1954/12/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今議題となりました請願三十二件につきまして、内閣委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。  内閣委員会は、一昨日の委員会におきまして、当委員会に付託になつておる請願三十五件の審査を行なつたのでありますが、そのうち恩給改訂に関する請願三十一件の趣旨は、昭和二十九年一月一日以降、現職公務員に対しては一万五千円の給与ベースによつて給与が支給されているが、恩給においては一万三千円の給与ベースが基準となつたまま今日に至つておるから、速かに恩給の基準を改め、恩給仮定俸給額を改正し、昭和二十九年一月に遡及して実施するよう措置せられたいというにあるのであります。  内閣委員会は……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 参議院本会議 第3号(1954/12/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今議題となりました恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。  本法律案は、衆議院内閣委員長の発議による法律案であります。先ずこの法律案の発議された理由と内容につきまして御説明いたします。  さきに公務員恩給に関する在職年数の加算制度は原則として廃止されたのでありますが、蒸気機関車乗務員等のごとく、特に不健康且つ危険な業務に従事する職員の加算制度については、別途措置せられることになつておりましたので、それまでの間、なおこれらの人々については加算を認めることに、第十九回国会において恩給法の改正が……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第20号(1956/03/12、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程せられました地方教育行政に関する二法律案に対しまして質疑をいたさんとするものであります。  吉田内閣の当時、大運文部大臣は、教育の中立性を確保するためと称して、教員の政治活動を全面的に制限する法律案を国会に提出いたしたのであります。その際われわれは、中立性確保の美名に隠れて革新勢力の進出を押え、保守勢力の温存をはかり、憲法改悪を促進しようとする党利党略に基くものであるとして、強い反対をいたしたのでありますが、このたび、鳩山内閣によって提出せられました教育行政に関する法案は、教育二法にも劣らない悪法でございまして、教育から民主主義を奪……

第24回国会 参議院本会議 第59号(1956/06/02、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は、ただいま議題となりました文教委員長加賀山之雄君の解任決議案の趣旨弁明をいたします。  私はこの趣旨弁明に入る前に、一言申し上げたいことは、休憩前における松野議長のとりました態度につきましては、全く国会法を無視し、じゅうりんするものであって、私どもの断じて許容することができないということであります。(拍手)すでに、副議長の不信任動議は成立をいたしまして議題になっておったのでございます。しかるにもかかわらず、松野議長は、一方的にこれを破棄するというふうな態度に出たのであります。さらに、われわれは松野議長に対しましては、不信任案を提出いたしまして、すでに議長の手元に届いておった……

荒木正三郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

荒木正三郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 文部委員会 第閉会後1号(1953/10/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 文部大臣が見えておりますので、十三号台風、これを昭和二十八年の六月及び七月の大水害による臨時措置法の中に含めるようなお考えであるかどうか、水害対策特別委員会では、今度は決議として政府に要望する、こういう態度をとつておりますが、従つて政府のほうでこれは処理される問題じやないか、政府の所見を伺つておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、十三号台風は特別措置法と同様な扱いを受ける、こういうふうに了承して大体間違いございませんか。
【次の発言】 それから予算の問題ですが、今度の第一次補正予算では三百億という、あれは十三号台風を含んでおると思うのですが、三百億の風水害予算が組ま……

第16回国会 文部委員会 第閉会後3号(1953/10/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の問題に関連して、ちよつとお尋ねしたいのですが、この教職員の身許調査の問題ですが、これは大臣は全然知らないという答弁でございましたが、現に相当な数に上る調査が行われておるということは事実であります。これについては文部大臣に何らの連絡がないということは、私どもちよつと了解に苦しむところなんですがね。この間犬養法務大臣は、明らかに教職員に対して、特に特定の組合活動をしている人たちには、国警及び調査庁を通じて詳細に調査をしている、こういうことの話があつたのです。これらについて文部大臣に全然連絡がないということは我々ちよつと了解に苦しむところなんですが、どういう経緯になつているのか、……

第16回国会 文部委員会 第4号(1953/07/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの際委員長に文部委員会の運営について文部委員長の意見を伺つておきたいと思う。この前の理事の打合せ会におきまして今後の文部委員会の運営につきましては、文部省から提案する法案の説明を聞いて、そうして大体の見通しをつけて今後審議して行こう、こういうふうに協議いたしたと考えております。それから又当文部委員会としても私の意見としては当初に文部大臣の文教政策について一応の説明を聞いて、それで質疑を行なつて然る後法案の審議等に入つて行きたい、こういう希望も申述べたはずであります。併しこういうことについては何らお諮りにならないで、今日は早速この法案の提案理由説明になつておる、こういう文部……

第16回国会 文部委員会 第5号(1953/07/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先日の文部委員会におきまして大達文相の教育政策についてその基本的な問題について我々お聞きしたのでありまするが、それに関連をいたしまして二、三この際御質問を申上げたいと思います。その一つは道徳教育の振興の問題でございます。文相は道徳教育の振興の根本は愛国心である。而もこの愛国心を要請するために歴史教育、地理教育を復活しなければならん。こういう趣旨のことを述べておられるのでございますが、愛国心のことにつきましては、文相が、かつて軍国主義、帝国主義の華やかな時代に、当時の指導的な立場におられたかたでございます。こういう文相の口からこの問題が出ることについては、私ども相当関心を持つてお……

第16回国会 文部委員会 第7号(1953/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの法律に関係をいたしまして文部省の方針を一つ伺つておきたいと思うのです。従来文部省の方針としては、新たに七十二の国立大学ができて非常に数が殖えたわけです。そこで、その内容が充実しておらない。大学としての内容が整つておらないということで、できるだけ分校などを整理して、そうして内容の充実のために努力したい、こういうまあ方針であるということでしばしば伺つて来ておるわけなんです。今度の法案を見ると、短期大学を新たに設置する、これにも理由があると思うのですが、そうすれば従来まあ限られた予算といいますか、非常に貧弱な予算しか計上されておらなかつたのですが、大学の充実ということがおろそ……

第16回国会 文部委員会 第9号(1953/07/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この問題に関連してこの際お尋ねしておきたいのですが、大学の学生の授業・料の問題で、医学部、歯学部の学生に対する授業料ですね、どれはたしか昨年授業料の値上げがあつたと思うのです。で国立の教養学部から入つて来た者については従来の授業料でやろうと、併し私立学校のほうから入つて来た者については新らしい授業料でやると、そういうふうになつておつて、学生の間ではかなり不満があるようですが、これはまあ医学部、歯学部は特別な事情にあると思うので、額にしては大した問題でないと思いますが、何とか同様に考えてやることはできないでしようか。
【次の発言】 それでいいわけですが、いいほうに検討して頂いてお……

第16回国会 文部委員会 第12号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 欠席をいたしておりまして、或いはすでに質問があつて重複するような点があるかも知れませんが、簡単にお尋ねをいたしたいと思います。  その先ず第一は、免許法は非常に複雑で多岐に亘つておると思うのです。例えば小学校について考えてみてもなんですが、臨時免許状、それから仮免許状、一級免許状、二級免許状、その上に指導主事の免許状がありますし、校長免許状がある。或いは教育長の免許状がある。これが小学校にもあり、中学校にもあり、高等学校にもある。案に免許状の種類は、私はよく知りませんが、三十何種類になつておるのじやないかと思うのですよ。こういう複雑な免許制度が必要であるかどうか、私はこういう点……

第16回国会 文部委員会 第13号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今勤労青年教育振興法案の御審議を願いますに当り、発議者を代表いたしまして、私から本法案の立案の趣旨を御説明いたしますと共に、その内容の概略について申上げたいと存じます。  憲法及び教育基本法は、教育の機会均等という大原則を掲げておりますが、わが国の勤労青年の大部分にとりましては、現在、遺憾ながらこの原則は殆んど実質的には保障されておりません。  試みに昭和二十七年三月の義務教育修了者について申上げますと、総数百七十二万余名のもののうち、高等学校の通常課程へ進学いたした者は、三八%にとどまり、更に高等学校の定時制課程に進みましたもの十一%、高等学校通信教育をうけるもの、〇・二%……

第16回国会 文部委員会 第14号(1953/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 一緒に……。
【次の発言】 ちよつと関連して……。ちよつと今の問題は、今の義務教育国庫負担法の適用を妨げない、言い換えれば、義務教育費国庫負担法を適用しても行ける、こういう意味だろうと思うのですが、そこで義務教育費国庫負担法の内容は、御存じのように給与の問題と教材費の問題に限つて国庫補助をするということになつております。それから設備については、別に補助をするということはなかつたわけですが、で、教材費については二分の一というのでなくて、一部負担をするということになつておるんですが、実際に義務教育費国庫負担法を適用する場面が私はないように思うんですが、提案者のほうではどういうふうに……

第16回国会 文部委員会 第15号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 一括して……。
【次の発言】 この法案の第五条の二項に関係をいたしましてお尋ねをいたしますが、この第二項については、衆議院のほうで修正になつております「政令で定める」ところを「その教育を行うのに必要な最低限度の」というふりに修正になつておりますが、文部省のほうとしては「その教育を行うのに必要な最低限度の」とは、どの程度を考えておるかということについて一つお伺いしたいと思います。従来は生徒一人当り小学校が〇・七坪というような基準になつておつたのですが、これをやはり今後も最低基準として保つて行くのか、或いはこれは戦後の応急的なものであつて今日では最低基準以下のものであるというふうに……

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 文部大臣にお伺いをいたしたいと思いますが、只今審議をいたしております理科教育振興法案の中には、理科教育を振興するために、小中高等学校の設備或いは教材について二分の一を補助しようという内容でございますが、これは勿論理科教育の重要性からこういうふうに考えられていると思うのですが、これと関連いたしまして、義務教育半額国庫負担法の問題になるわけですから、義務教育出額負担法では、設備については全然補助規定がないわけであります。そうして教材については二分の一という規定がなくて、その一部を負担すると、こういうふうになつているわけですが、先に審議いたしました図書館法についても、二分の一を補助し……

第16回国会 文部委員会 第18号(1953/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 関連して資料を要求しておきます。現在一万一千学級青年学級があるという説明ですが、その青年学級は、公民館で設置しているのはどれぐらいあるか、それから図書館で設置しているのはどれくらい、それから会社で設置しているのはどれくらいあるか、その資料を提出して頂きたい。

第16回国会 文部委員会 第19号(1953/08/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私少し体を痛めておりますので簡単に御質問申上げます。  私も提案者と同じように勤労青年の教育の振興の重要性を感じておる一人でございます。この点につきましては、提案者のお考えと全く同感でございますが、この勤労青年の教育の振興につきましてただ高等学校の定時制の教育、それから高等学校の通信教育だけではないと思うのですが、そのほかにも大学の夜間部或いは大学でやつておりまする通信教育等も考えられるというふうに私は考えるのでありまするが、そういう点についてこの法案は高等学校の定時制、それから高等学校の通信教育に限定してお考えになつておるようでありまするが、その点提案者の御意向を伺いたいと思……

第16回国会 文部委員会 第20号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 現在青少年の教育につきましては、学校教育法に則つて教育が行われておるのが我が国の現状でございます。勤労青年の教育に対しましても又学校教育法の枠内において行われておるのでございますが、今度提案されました青年学級振興法は、この学校教育法の枠の外において勤労青年の教育を行うことに相成るのでございまして、これは全く新らしい例を開くものだと解釈せざるを得ないわけでございます。で、そういう意味において、この法案を提出されるに当りまして、今後の教育の在り方について、文部大臣は我が国の青少年の教育については学校教育法の枠内では賄い切れないという観点に立つてこういう法案の提出を決意されたのか、或……

第16回国会 文部委員会 第22号(1953/08/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今調査の御報告を聞いたわけでありますが、問題はやはり期末手当を支払うようにするのにはどうしたらいいかという点にかかつていると思う。それでこれには文部省が一段と御尽力願うよりほかに道がないんじやないかと思うんですが、文部省としては何らかの見通しを以て自治庁なり、大蔵省はどうか知りませんが、大蔵省なり折衝して、又一面奈良県当局とも折衝して出すようにする道はないのでしようか。


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 文部委員会 第閉会後1号(1953/11/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 学校給食施設に対する補助ですが、これは冷害地の分として四千万円という説明ですが、水害地のほうはどういうことになりますか。
【次の発言】 そこで実際に冷害地或いは水害地の学童に学校給食をする場合ですね、それは学校単位に取上げられますか。
【次の発言】 それで、その取上げられる学校というのはどういう範囲まで取上げられますか。
【次の発言】 私のお尋ねしているのは、まあ水害を受けた被害の程度ですね、或いは冷害を受けた程度によつて支給されたりしなかつたりすると思うのですがね、その基準がどの辺に置かれているかということなんですが。

第17回国会 文部委員会 第2号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 来年度の予算に関係した問題でございますが、来年度の教職員の定数をどのように文部省としてはお考えになつておられるかという問題です。これについては或いは御存じだろうと思うのですが、前の十六国会の予算を審議しておる途中で、いわゆる三党協定というものが結ばれたのであります。三党協定の中にこれは教職員だけに限定したものではありませんが、国家公務員及び地方公務員の定数を削減するということが入つているわけです。これが自由党のほうでも了承されておるわけなんですが、これは結局政府も了承されている問題ではないかと思いますが、その中で外部に発表されませんでしたが、三党協定の中に義務教育関係の教職員の……

第17回国会 文部委員会 第閉会後2号(1953/11/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 地方公務員、特に地方公務員である教職員のベース・アツプの問題と、それから年末手当の問題について長官にお伺いしたいと思いますが、これの予算的措置は如何ようになつているか、一応御説明をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで新聞で報道されておるのですが、知事側の見解として報道されているところを見ると、地方にはそういう余裕がないというふうに発表されておるのですが、国のほうでは今お話のようにその必要な財源はあると、こういうことになるわけですが、地方の知事側のほうでは困難である。こういうふうに言つておるのですが、この間の事情はどういう行き違いによるものか、御説明を願いたい。

第17回国会 文部委員会 第3号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今次の西日本の水害、それから十三号台風、なお東北、北海道方面の冷害、これは未曾有の災害ともいわれて、その影響は学校教育の面にも相当及んで来ておるわけなんですが、特にこれらの地域の学童の間においては欠食児童が著しく増加しておる、こういう事情もござまして、この問題につきまして先般文部省当局に対してこれが対策についていろいろお尋ねをいたしておつたわけでございますが、近くその対策が決定する、こういうお話でございました。今日はそのことについて文部省の対策をお聞きしたいと存じます。
【次の発言】 この前の説明では冷害地及び水害地を通じて小麦粉は無償で配給するようにしたいという考えで折衝して……

第17回国会 文部委員会 第閉会後3号(1953/11/28、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○理事(荒木正三郎君) 只今から文部委員会を開会いたします。大達文部大臣が御出席になりましたので、御質疑を願いたいと思います。
【次の発言】 十二時というお話もございましたので、須藤君の関連質問をして頂いて、それで。
【次の発言】 それでは約束が十二時ということであつたのだから、これは仕様がないと思うのだ、次回にやつてもらいたい。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。  それじやこれで委員会は散会いたします。    午後零時二十七分散会


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 地方行政委員会 第42号(1954/05/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(荒木正三郎君) 私は昨日質問したんですが、塚田長官がお見えになつておりませんでした。いま岡委員の質問に関連して一点だけ長官にお尋ねしておきたい。  それは教育委員の選挙をですね、半数ずつ選挙するか、或いは全員一挙に選挙するかという問題性ですね、それはそれぞれ利害得失があると思うのです。ただですね、従来は半数選挙で来ておつたと、ところが今日その半数選挙をやめて全員選挙にするというのには、私は従来のやり方が相当な弊害があつた、そうしてこれはどうしても改めなければならないという十分な理由があるのですね、なければそう濫りに変えるべきでないと思うのです。そこで、全員選挙にする理由はこの提案……

第19回国会 文部委員会 第1号(1953/12/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それについては、私の聞いているのでは、議運のほうで一般調査の議員派遣をしない、こういう決定をしておられるようですが、その点はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 これは私は議運のいわゆる議員出張の問題については、今日党に諮られましたその際に、私は念を押しておいたのです。まあ、一般調査ということであれば差支えがない。併し特殊な問題について調査をすることについて、これを制限する、具体的な問題について調査をすることを制限するということは、僕は含まれていないということで了承しておるわけです。従つて今度の問題は個々の具体的な問題であつて、そういう理由で調査することに反対だという……

第19回国会 文部委員会 第閉会後1号(1954/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めにお願いしておきたいのですが、節約を今度することになつておる費目ですね、それを一つ一覧表にして出してもらいたいと思います。只今簡単な説明があつたのですが、どういう費目についてどれだけの節約をするかという、一覧してわかるような刷り物を明日文部委員会に出してもらいたい。初めにこれをお願いしておきます。  そこで文部大臣に私お尋ねしたいのは、今度どうしても予算の節約をしなければならん、こういう事情になつて来ておるということなんですが、それはその原因は、遊興飲食税とか或いは入場税というものから来ておると思いますが、これはまあ政府の考えておるような、国会に提出した法律が成立しなかつた……

第19回国会 文部委員会 第2号(1953/12/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほど委員の間から質問がありましたが、御調査が十分でないということなんですが、私もこの査について重要な点が欠けておると思います。それは学校内部に起つているいろいろよくない事件を、それを取上げて教職員が問題にして、その結果がいろいろ教育委員会によつて措置されたということなんですが、この教職員が学校内部に起こつておるいろいろの不正事件と言いますか、そういうものを取上げた動機です。こういう点については全然触れていないわけなんです。私が一番心配している点は、これは学校だけでなしに各方面にいろいろ題があると思います。そういう問題を取上げて綱紀を粛正し、学校を改草して行こうと、こういうまあ……

第19回国会 文部委員会 第閉会後2号(1954/07/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 関連して一つ、文部省のほうで、只今高田委賞の御質問の中にあつたのですが、この法律の内容をできるだけ教職員に周知するような方法をとりたい、こういう大臣のお考えなんですが、私はこの法律はかなり研究を要すると思う。そういう意味で教職員がこの法案の内容を周知するということは非常に必要なことである。ところがその方法はよほど考慮を要する。例えばこの法律の専門家でない人が、例えば教育委員会とか、そういう系統でこの法案が解釈される、その解釈を推し拡げて行くということになると、私は弊害が起つて来ると思う。やはりこういう法律は純粋な法律的な立場に立つて公正な解釈をされるべきである。それを誤ればむし……

第19回国会 文部委員会 第3号(1954/02/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それは私はどなたも御多忙だと思うので、だから順序をつけないで一括してお尋ねする、そういうことにしたらいいじやないですか。
【次の発言】 今、高田なほ子君から教育の中立性の問題について大達文部大臣に質疑があり、ましたが、私もどうも文部大臣の御答弁を聞いてもよくわからない。そこでなお、お伺いいたしますが、教育の中立性ということはどういうことですか、教育に私は中立性はないと思うのです。併し、しばしばそういう言葉をお使いになるし、この通達にも教育の中立性が保持されていない事例の調査と、こういう見出しになつておるのですが、教育の中立性ということは私はないと思うのです。教育の基本法にも、教……

第19回国会 文部委員会 第閉会後3号(1954/08/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今劔水委員から詳細に報告がありましたので、私はそれで結構であると思うのです。ただ併しこの際視察に参加いたしました一人として申上げておきたい点は、この旭丘中学の問題であります。この問題につきましては文部省のほうでは割合に事態が静穏になつて大体解決しているというふうな意向が述べられたのでありますが、私はまあ剱木委員の報告にありましたように学校の教育という面については非常にうまく行つているように思います。併しその報告の中に指摘されましたようにですね、三教員の懲戒免職ということについてはなお人事委員会並びに裁判所において審理中でありますし、又現場の教職員もこの措置に対しては非常な不満……

第19回国会 文部委員会 第4号(1954/02/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の永井さんの質問に関連して大臣にお尋ねするのですが、大臣は、前にこの通牒について談話を発表しておられますが、その中に、これは教育委員会が報告しようと思えば報告してもいいし、報告する必要はないと拒否しようと思えば拒否してもいいと、こういう談話を発表しておることを私は聞いておるのですが、その点如何でしようか。
【次の発言】 そこで、永井さんから先ほどこの通牒について、文部省に権限があるかどうかということについて、詳しい御質疑があつたわけですが、そういたしますと、一つ疑念が起つて来るわけです。文部大臣は先ほどからこれは文部省の権限に基いて報告を求めた、だから法律の基礎の上に立つて報……

第19回国会 文部委員会 第閉会後4号(1954/08/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 文部委員会ですから、私は地方財政全般の問題についてお尋ねするということは少し差控えたいと思います。主として教育費の問題についてお尋ねします。これは地方財政が最近非常に困窮の状態にあるということは全般的な傾向じやないかと思うのです。その中にあつて、いろいろ御苦労なさつている点については、私どももよく了解しておるところでありますが、併し地方財政の困窮ということが教育費の面に相当しわ寄せされて来ている実情、これは見逃すことができないというふうに考えております。で、これにどう対処して行くかということについては、やはり根本的に地方財政の確立を図つて行くということ以外には私はないと思います……

第19回国会 文部委員会 第閉会後5号(1954/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 大阪市立大学の接収問題について外務省並びに文部省にお伺いしたいと思うのですが、一昨日の文部委員会で文部省側には大体質問をいたしまして、その結果本日外務省側からも出席をしてもらつてこの問題についての質疑を行う、こういうことになつておりましたので、私は主として外務省側に質問をしたいと思います。ただ私はこの問題は質問をして事終れり、こういうことではないわけでございまして、大体の経緯も知つておりますし、その経緯から考えましても問題はむしろ外務省なり文部省、特に政府においてこの問題解決に対する相当はつきりとした肚を固めてもらいたい、そういう気持を私は持つているわけであります。そういう意味……

第19回国会 文部委員会 第6号(1954/03/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めに資料の問題についてお尋ねをいたしますが、たしかこの前の文部委員会で、義務教育費国庫負担制度の実施に伴う負担金として六百八十六億円計上されているわけです。この六百八十六億円の積算の基礎に関する資料の要求があつたと思うのですが、これは相馬君のほうからあつたと聞いておりますが、この資料はまだ私はもらつていないのですが…。
【次の発言】 従つて義務教育費関係についての質問はそれらの資料が出てからお尋ねをすることにして、今度は省略をいたします。  初めにお伺いしたいのは、従来公立学校の文教施設としては・七坪というものを基準において、そうして建築計画が進められて来ているわけです。今日……

第19回国会 文部委員会 第閉会後6号(1954/08/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先日官公労の発行いたしておりまする機関誌の中に掲載されておる吉田疑獄内閣を倒すというスローガンが、これが端なくも問題になつておる。文部大臣は、これは国家公務員法を準用する今度の法律に適用されるものである。今度の法律に違反しておるものである、こういう見解を表明されたわけであります。我々としてはこれについて非常な疑問を持つておるわけなんですが、その疑問を持つておる一、二の点についてこれをお尋ねをしたいと思います。今日はなおほか旨いろいろ質問したいことがありまして、この問題のために今日長時間をとるということは私のほうとしてもちよつとできがたい点かありまするので極く簡単にお尋ねしておき……

第19回国会 文部委員会 第閉会後7号(1954/08/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この答申に関連して二、三質問をいたします。  第一は、この答申は文部大臣が中教審に諮問をした結果出されたものかどうかということです。
【次の発言】 新聞の報道では、何か諮問されたように報道されておりましたから、お尋ねしたわけなんですが……、まあそういう具体的な諮問したことに対する答申ではないと、こういう御説明でありましたが、そこでこの答申に対する文部省の取扱いですね、これは文部省で近くこの答申について検討をされるようなお考えを持つておられるのか、その点を伺つておきたいと思います。
【次の発言】 まだ答申が出たばかりでございまして、今御説明があつたように、文部省としても検討した上……

第19回国会 文部委員会 第8号(1954/03/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も、補足というわけではありませんが、今へ田中さんがおつしやつた通りであつて、教育委員会それから学校長、そういう人たちの間で協議されて、結論として出たのは、私どもがよい悪いという問題じやありません、その人たちによつて協議されて、結論として出た結果は、この日記は学校で指導しない、こういうことである。学校で指導しないということであります。そこで教育委員会としては、新たに日記を買う者に対しては、この購入の代金を支払つてやる、こういうことであります。そこで教育委員会としても、この日記を回收しろ、その回収の代金を払う、こういう決定ではないわけであります。これはどう批判するかは別問題として……

第19回国会 文部委員会 第閉会後8号(1954/08/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 いろいろ御検討頂いて、ここに結論を得て、御報告願つたことについては、非常に敬意を表する次第でありますが、この小委員会の結論について、今後どういう取扱いをして行くかということについては、協議はございませんでしたか。
【次の発言】 私はこの報告書の内容については、それは希果したいことは幾らもあります。併し一挙に我々の希望している理想的な案を作るということは現実の問題としては困難であると思いますし、又この報告書は小委員全会一致の結論でもございますので、これについて更によりよい希望を申述べるということは、私は差控えたいと思つております。只今劔木さんがおつしやつた点でございますが、折角各……

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 加賀山先生、木村先生、高田先生ですね、この問題について私が聞いておるところでは、必ずしも表現は一致していないように思うのです。かなり食い違いがあるように思うのですがね。高田委員は、国警隊長が法律を無視したような発言をした、こういうふうに言つておられるわけです。若しそういうことであれば、私はこれは重要な問題であると思います。それで、今永井委員が述べられたように、それは録音があるなら録音を一応聞いて、法律があつてもなくても私はやるんだと、こういうことが言われたとすれば、それはやつぱり看過できないと思うのですがね。
【次の発言】 加賀山先生にちよつとお伺いしたいのですが、いろいろ詳細……

第19回国会 文部委員会 第閉会後9号(1954/08/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 調達庁長官も見えておりますから、市立大学の問題について。
【次の発言】 なおこの問題については昨日の小委員会の報告を採択したわけですから、これを推進するために私はこの問題について文部委員会として協議決定しておく必要があると思う。そうしないと、これはまあ相当な予算を要する問題ですから、文部委員が全員一致で推進しなければならんと思うのです。そういうことについて文部委員として私も考えがありますから、各委員から意見を出してもらつて、そして今後の推進力について協議してもらいたい、こう思うのですが。
【次の発言】 大阪市立大学の接収解除の問題について外務政務次官もお見えになつておりますし、……

第19回国会 文部委員会 第10号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は第五条と、それから第九条に関連をいたしまして木下先生にお伺いしたいのです。この国立大学に附属して設けるところの教育施設又は研究施設は、これを改廃する場合には非常に慎重な考慮が払われなければならんと私は考えているわけであります。そのためには法律によつて国会の審議を経て、そういう教育施設或いは研究施設の存廃をするというのが、文部省令できめるよりはいいじやないかというふうに考えているわけなんです。こういう施設が文部省限りの見解でそのときどきに改廃される、こういうことになると、やはりこれらの研究機関が十分な機能を安心して果すことができないのじやないかというふうに考えるのですが、こう……

第19回国会 文部委員会 第閉会後10号(1954/09/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 若干質問したいのですが、いいですか。
【次の発言】 只今の説明を聞いておりますと、やはり前回までの折衝経過と殆ど変つていないように思うのですが、若干十月頃には何とかなるのじやないか、こういうのが六月頃に何とかなるのじやないか、こういうことなんですが、この何とかなるのじやないかということだけでは、どうも我々としては困るわけです。その点、質問というよりは私はこれだけの説明では当委員会としても、そうですかと言つて済ますことができないと思うのですがね。これは質問というわけではないが、そういう意味で私はもう少し当委員会としてこの問題について、協議してもらいたいと思うのですがね。

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 二、三の点についてお尋ねをしたいと思うのですが、その一つは国立学校の職員の定員を従来は法律できめておつたのを今度は政令できめる、こういうふうに改めることになつておりますが、先般来からいろいろその理由について説明を聞いておるのですが、法律で定めることがよくないという理由がよくわからない。この際一つ御説明を願いたい。
【次の発言】 技術的な理由によるものであるというふうな説明でありますけれども、法律で定めるということと、それから政令で定めるということとは私は技術的な問題ではないと思うのです。この国立学校の職員の定員をどのように確保するかということについては、やはり法律で定めたほうが……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 国立学校の予算の流用の問題について一昨日もお尋ねしたわけなんですが、今決算委員会で二十七年度の決算を審議されているわけなんですが、その中に大学院の特別研究生ですね、あれに充当されている予算が、その予算の二五%まで他に流用されているという事実があるわけなんですがね。これは文部省がそういうふうにやつているのですか。或いは大学側で勝手にそういうことをやつているのですか。
【次の発言】 私の尋ねているのは、そういうことを文部省がやつたのかどうかということ、それは事務職員の超過勤務に流用されている、あの決算報告書を見ると。そういうことは僕はよくないことだと思う。そういうことを文部省が認め……

第19回国会 文部委員会 第閉会後12号(1954/09/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 時間がありませんから簡単に……教員養成の問題です。これについてはいろいろの私は問題があると思うのです。文部省のいろいろ考え方というものを聞きたいと思つておるわけですが、新制大学の私は陥没地帯になつているのじやないかというふうに考えておるわけです。教授陣容の面からいつて、設備の面からいつて、大体昔の師範学校の域から余り出ていないのじやないかというような点があると思うのです。そういう点をどう改善して行くかという問題があると思うのです。それから教育学部で教員の賛成をやる、それから学芸大学でそういう養成をやる、こういうのを比較して、成果はどちらにあるか。それから将来そういう問題は従来通……

第19回国会 文部委員会 第13号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今度の法案によりますと、従来中学校においては一人当りの基準坪数が〇・七坪であつた。それが今回は一・〇八坪に引上げられることになつている。これは私は一歩前進であると思います。併し〇・七坪というのは余りにも教育の実態を無視した坪数であつたと思います。で、これはできるだけ早く解消して、そうして適正な基準にまで引上げる必要があるということはしばしば言われて来たところでありまして、その意味におきまして一・〇八坪に引上げられたということは一歩前進であると思うのですが、併しこれでもなお教育上相当な支障があると私どもは考えております。そういう意味で文部省では適正な基準にまで引上げて行くというこ……

第19回国会 文部委員会 第閉会後13号(1954/09/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどお話聞きましたように、学校給食問題についての報告ですね、これだけは受けておきたいと思います。
【次の発言】 私はやはり文部大臣から来年度の教育政策ですね、大まかなものでいいと思いますが、そういうものを先ず説明して、頂いて、そしてこれが予算化にどういうふうに努力されるかという点を聞きたいと思います。今の説明ですとね、どうもよくわからないのですよ。(「聞いても聞かなくても同じだ」と呼ぶ者あり)だからそういう点を私十分御説明願いたいと思うのですがね。
【次の発言】 学校給食の問題については全然触れておられないのですが、この問題についてはどうお考えですか。

第19回国会 文部委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの前の委員会で文部省に対して資料の要求をまあいたしておきました。今日その一つが出されておりますが、他の資料についてはなお送付されておらないのですが、これはどういうことになつていますか。私はかなり前にこの要求をしておいたのですが、この法案の審議に当つてもなお資料が提出されないのはどういうわけか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私は資料を未だに御提出にならないのはどういうわけかということを質問しております。従つてこれは私の……。
【次の発言】 これは提出できないというお話ですが、それだけでは了解しかねると思います。従つてどういう理由でその出所等については提出できな……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/04/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の問題に関連しまして、大臣にお尋ねいたします。今大臣がお話になつた文部省の流した文書について、日教組がこれを握りつぶすように指令を出している、こういうお話でございます。実はこのことを聞いたのは今初めてであります。従つてこれが事実かどうかということについては、私も後刻直接に調べたいと考えておりますが、ただ若干疑問に思う点は、文部省の通達というものは、私は教員組合の組織を通じては全然流れるものじやないと思います。これは教育委員会に宛てられたものであり、教育委員会に出された通達であると思うのですが、従つて教育委員会の系統を通じて流される性質のものだと思うのです。従つてこれが教員組合……

第19回国会 文部委員会 第閉会後15号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の問題に関連してお尋ねいたしますが、教育二法案とそれから中教審の答申とは私ほかなり距りがあると思うのです。中教審の答申の内容と、政府が国会に出しました法案、その法案の内容と比較してみますと、かなり距りがある、こういう点中教審ではどういうふうにお考えになりましたか。
【次の発言】 かなりの距りはあるということはお認めになつたわけですか。
【次の発言】 そこで先ほど安部委員からも質問があつたのですが、中教審はいろいろの問題について答申をしておられる。併しその答申の内容が文部大臣によつて採択されない、或いはそれ以上に行過ぎた措置がとられるという場合が相当あるわけです。私はこの間答申……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は要望だけしておきます。いずれこの問題は理事会で協議せられることになりますので、その際に十分意見を述べたいと思いますが、ただ文部大臣はもう少し答弁を丁寧にやつてもらいたい。ただお答えられないというふうなことでは、今後審議が渋滞するということが予想されます。で、こういう態度は、私は文部大臣としてはとるべきでないと思うのです。ですから、この際文部大臣の私は反省を求めたいと思うのです。で、ここで反省を求めても大臣は答えられないと、こういう答弁が今あつたばかりでありまして、これ以上申上げませんが、これは理事会に譲ることにいたします。私はそれだけ申上げておきます。

第19回国会 文部委員会 第閉会後16号(1954/10/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今大阪市立大学の問題について委員長から報告を聞いたわけですが、本委員会が努力した結果かなり進展を見つつあるということは私非常に結構なことだと思うのです。けれどもこの間の委員会のときも我々の意見としてはあれで楽観するということはできん。そこで今後更に何らかの対策を講じて返還の時期を明確にするところまで努力したい、こういう御意見であつたわけです。従つてこの問題は明後日文部大臣が出席する場合、調達庁長官も出てもらつて今後の経緯を御説明願うと共に、更に委員会としてこの問題がもつとはつきり解決の途が付くように一つ具体的にどうするかということについて御検討を頂きたい。こういうふうに思うので……

第19回国会 文部委員会 第17号(1954/04/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 質問を通告をして発言するという方法はとつていないわけです。今私は加賀山さんが御質問なさることに反対するという意味ではありません。併し従来から、質問を通告して発言をするという方法をとつておりませんので、やはり従来通りやつて頂きたい。原則としてはやはりそういうふうにやつて頂かないと、今後通告をしなければ発言できないということになれば、これは理事会として打合せるか、又委員会としても打合せる、そうしなければ私は混乱が起ると思うのです。
【次の発言】 この前の文部委員会で大達文部大臣の答弁に関して、委員会としては紛糾をしたわけであります。それで剱木委員から動議が出まして、これを理事会で話……

第19回国会 文部委員会 第閉会後17号(1954/10/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それはここで休憩をして、昼食後に質疑をしたい、こういうふうにしたいと思います。
【次の発言】 私は瀬口さんにお尋ねしたい。お尋ねしたい要点は、昭和二十九年の二月十六日に法務それから文部、厚生の三省で協議をいたしまして、そうして或る決定線を出しております。このことについて瀬口さんの御見解を聞きたいと思います。特に瀬口さんはお医者さんでもありますので、その打合せ決定事項の第一項である厚生省としては、癩療養所附設の保育所に収容中の児童につき周到な健康管理を行なつているので、癩を他に感染させる虞れはないと認める、こういう結論を出しているわけなんです。この見解に対して瀬口さんはどういう見……

第19回国会 文部委員会 第閉会後18号(1954/10/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は三省の申合せ事項、これについて少しお尋ねをしたいのでありますが、厚生省の見解は、あの保育園においては適切な健康管理が行われている、従つてこの保育園の児童を一般の小学校に入れても、癩の伝染する慮れはない、こういうふうにはつきり認めておるわけであります。ところが昨日P・T・Aの会長なり反対派の人人は、十分な健康管理が行われているとは思わない。従つて癩の伝染する心配がある、そういうことで反対しているんだ、こういうふうに私は受取つたんです。そこであの厚生省の、十分な健康管理が行われているので心配がないということは、これは私は少くとも黒髪小学校の父兄には十分理解されておらない、こうい……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/04/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は初めに水上さんにお尋ねをしたいと思います。私の記憶ではたしか水上さんは京都の教員組合を結成せられるに当つて、その中心的な役割を果しておられんようであると思うのですが、私の記憶に間違いがあるかどうかお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 私も今ここにお見えになつて初めて思い出したのですが、私も日教組を作るために努力をいたした一人でありまして、この組合の結成によつて日本の教育をよくして行きたい、こういう念願においてその当時あなたとも話合をしたことを覚えております。従つて私はかなり民主主義或いは教育の民主化ということについてはかなり深いい理解を持つておられるようであるというふ……

第19回国会 文部委員会 第閉会後19号(1954/10/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 市立大学の問題について質問する前に、これは文部委員長に要望しておきたいと思うのですが、今度の文部委員会の議事の中には今陳情のありました朝鮮人学校の問題について今日までの経過について文部当局から一応の説明を聞くと、こういうことになつておつたと思います。従つて今日この点については一応の御説明を願いたい。このことを文部省のほうに一つ連絡して頂きたいと思います。
【次の発言】 それでは大阪市立大学の問題について次長に若干質問を申上げたいと思います。この市立大学の問題については先般来当委員会においても幾多の質疑をいたしております。従つて大体の経緯というものは我々も承知しておるわけです。又……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は二人の証人によつて文部省の出している資料が間違いであるということをはつきりいたしましたので、これ以上お尋ねする必要はないと思われるのでありますが、ただ念のために申上げたいと思うのですが、先ほどの質問を聞いていると、君が代は歌わなければならないものだ、これを歌わなかつたら偏向しているのだというふうな考えにとれるようなふうな質問の仕方であつて、私は非常に心外に思つております。文部省が通牒を出したということでありますが、この通牒自体についても私は問題にすべき点があると思います。(「その通り」と呼ぶ者あり)今日何人といえども式日に際しても、或いは卒業式においても、この歌を歌わなけれ……

第19回国会 文部委員会 第閉会後20号(1954/11/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それでは私から大阪市立大学の接収解除の問題について若干の質問をいたしたいと思います。この前の文部委員会でいろいろ現状について調達庁の次長から説明を伺つたわけでありますが、その後何らかの進展をしているかどうか、そういう点について御説明を願いたいと思うのです。  実は私先般極東軍司令部のスミス少将から大阪の市会議長に宛てられた文書を拝見したわけです。ところがその内容は我々の期待しておつたのに比べて非常に隔りがあるわけです。むしろ福島長官が当委員会において説明されたものよりは更にあいまいであるというような内容であつたわけです。と申しますのは、市立大学の接収解除については福島長官は大体……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/04/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の質疑は、私はかなり重要性を持つていると思います。それで剱木委員の質問に関連をして文部大臣にお尋ねしたいと思います。  先ず、文部大臣は、日教組の規約を御存じであるかどうか、お伺いしたいと思います。日本教職員組合は、その規約に基いて運営されているのであります。従つてその規約にも明らかな通り、日教組の組合員を統制するということは、大会の決定を経なければならないわけであります。今文部大臣は、日教組が主催した研究大会の決議、或いは決定が、結論が組合員を拘束すると、こういうふうな見解をとつておられるように私は聞きました。併しかようなことは日教組の規約から考えましても到底あり得ないこと……

第19回国会 文部委員会 第閉会後21号(1954/11/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 福島県の知事にお伺いしたいと思うんですが、いろいろ福島県の教育事情について御説明を頂いて有難うございました。その御説明の中に、四月以来の昇給昇格については完全に実施する、こういうお話がございました。それから只今木村君の御質問に対しては、関係の組合と今この実施について交渉をしている、こういうことでございましたが、完全に実施するということになれば、関係組合についても異存がないと思うんですが、何か問題点があるわけですか。
【次の発言】 厚生資金或いは貸付金というのはどういう内容のものなんでしようか。
【次の発言】 そういたしますと、厚生資金として曾つて教職員或いは地方公務員である県職……

第19回国会 文部委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私も永井委員の質問に関連して若干お尋ねをいたします。  永井委員の質問の要旨は、一つの事例が偏向教育であるかどうかという判断が非常に困難であるということを私は言つておられるのだと思う。その意味において私もその感を持つているわけです。或る事例が甲という人にあつては偏向教育であると判断せられる、ところが同じ事例が乙という人にとつては偏向教育でないと判断せられるというようなことがあつては、この法の公正な運営はできないと私は思う。少くともこの偏向教育の教唆扇動をした場合は体刑を以て処罰せられる。これがこの法案なんです。従つて偏向教育ということとは的確にその判断をされなければならない。こ……

第19回国会 文部委員会 第閉会後22号(1954/11/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は第一点といたしまして、生活保護法の適用の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。この生活保護法及び教育扶助の適用が円滑に行われているかどうかという問題でございます。これにつきましては吉岡君からは否定が非常に厳重である。それから査定に一カ月も長期の期間がかかる。これでは実際の間に合わない、こういう意味の御説明がございました。これは私非常に意外に感じておる点でありますが、この前の文部委員会で草葉厚生大臣は特別の通達を出して査定については十分この現地の実情を勘案して、そして裕りのある態度で処理するように通達をしてある。それからこの法の適用についても、これは現地限りででき……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/04/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 関連して。国庫負担分の不足額ですね、これはいつ予算化されますか。
【次の発言】 今の御説明ですと、過年度支出をするためには何らかの法改正をする必要があるのじやないですか。
【次の発言】 この問題は文部省としては十分予想される点であると私は思うのですがね。若しその不足分を予算化する方法がなければお話のように三十年度の予算でみなければならん、こういうことになるわけであります。それでは地方として困るわけなんです。ですから今の大蔵大臣の指定する云々、そういう点は文部省としてももつと早く折衝をして決定しておくべき問題じやないですか。その点どういうことになつているのですが。

第19回国会 文部委員会 第閉会後23号(1954/11/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 学校給食の問題については、これは大臣質問に譲りたいと思います。それからその次の問題としては、二部授業の解消の問題、それから老朽校舎の改築の問題、それから屋内体操場の整備について、こういう施設関係の問題については、かなり矢嶋君から詳細な質問がございました。従つて重複を避けたいと考えまして、極く簡単に質問をいたします。  この二部教授の解消の問題は、特に大都市の岡に起つておる著しい問題であると思うのですが、これの対策は早急に実施する必要があるというふうに考えます。そういう意味合いで、先般来から当文部委員会に対してもいろいろの陳情がございました。それらの趣旨は起債によつて、少くとも来……

第19回国会 文部委員会 第25号(1954/04/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの際当委員会に緒方副総理が出席せられるように委員長において取計らわれることをお願いしたいのであります。特に私が本日の文部委員会に緒方副総理の出席を要求する理由について簡単に申上げたいと思います。それは新聞等の報道によりますと、汚職の問題に関連をいたしまして、検察庁としては自由党の幹事長である佐藤氏に対して逮捕許諾の請求をすることを決定したように伝えております。然るに犬養法務大臣はこの逮捕許諾の要請に承諾を与えない、与えていない。而もその理由とするところは今国会に政府が提案をいたしておりまする重要法案の審議と非常に深い関連があるかのように言われておるのであります。当文部委員……

第19回国会 文部委員会 第26号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は牧野先生にお伺いしたいと思います。二つの点について一つ御意見を伺いたいと思います。  その一つは、教育公務員特例法の一部を改正する法律案の中の第二十一条の三、この中に「公立学校の教育公務員の政治的行為の制限については、」云云とありまして、「国立僕校の教育公務員の例による。」とございます。これに関連をしまして解釈規定についてお伺いしたいのですが、それは教育基本法の第十条は、御承知の通り教育行政の項でございますが、「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。」こうございます。この言葉は教育委員会法の第一条にもございます。「この法……

第19回国会 文部委員会 第28号(1954/04/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 僕は、連合委員会を一緒にやつてもいいと思います。まぜまぜに質問があるより了解を得ておいたらいいと思います。(「了解々々」と呼ぶ者あり)

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/04/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 我々がこの法案の審議に当りまして、吉田総理の出席を要請しておつたことは、これは今に始まつたことではございません。前にも申上げましたが、この法案が本会議に上程されました際に、我々といたしましては、吉田総理の出席を求めたのでございます。併しその際、吉田総理が所用のため出席できないということであつて、併しその際は、この法案が文部委員会において審議されているその途上において必ず出席するように努力するということは、与党の委員もひとしく述べられたところであつて、この点は文部委員会の理事会においても、前から川村委員長の善処を要望しておつたところであります。ところがこの最終段階に至りまして、大……

第19回国会 文部委員会 第33号(1954/05/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、只今加賀山、高橋、杉山三委員から提出された修正案に賛成をいたすと共に、残りの原案をも含めて賛成いたすものでございます。私はこの二つの法律が政府によつて提案されましたときに、この法律は類例のない悪法であるから、この法案を撤回するようにということを政府に申入れたこともあるのでございます。今以て政府提出の法案が極めて日本の教育界に暗い影を投ずる悪法外であるということは何ら所見を異にしておらないのであります。それはこの政府提出の法案が直接には教員の政治活動を封殺するというところにあることと、もう一つは教員の組合運動に対して重大な制限を加えようと……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/05/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 大臣は時間をせいておられるようでありますから、一、二お尋ねをしておきます。僻地教育の振興についてはいろいろ考えなければならん点があると思いますが、その中で僻地教育に対する理解を教育関係者が深めるということが私は大切なことではないか思うのです。私もたびたび僻地で教育に専心従事しておられるかたがたにもお会いしまして、如何に困難な事情の中にあつて教育愛に燃えて日々を努力しておられるかという場面に接しまして、非常に考えを新たにしておるものでありますが、併し割合に教育関係者の間には理解が薄いのじやないかというふうに考えるのです。その一つの例としては今年の春の人事異動におきまして、これは新……

第19回国会 文部委員会 第37号(1954/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は社会党第四控室を代表いたしまして、只今議題になつておりまする教育職員免許法及び関係法律の一部を改正する法律案について賛成の意見を述べます。この法律の改正は多年教職員の実務に従事している人たちの間において要望されておつた点がかなり実現されているように見るのであります。そうして我々から考えましても、現在の教育実情に副うように努めている点が認められます。そういうことでこの改正に賛成をいたすものであります。ただこの際皆さんの御了解を得て、附帯決議を附して賛成したいと思うのです。この附帯決議の内容は相馬委員、それから加賀山委員から質疑の段階において、若干修正をしたいというような意向も……

第19回国会 文部委員会 第38号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 只今議題となりました教育公務員特例法の一部を改正する法律案の提案の理由を説明申上げます。  本改正法案は教育公務員職務の特殊性に基いて、大学以外の公立学校の校長及び教員について、同一都道府県内におけるその異動を円滑にするため、条件付き任用に特例を設ける必要があると思いまして、これを提出いたしました。  なお附則の施行期日は可及的早急の必要がありますので、公布の日から施行することとし、又現在条件付き任用中の者に対する措置をも定めております。何とぞ慎重御審議の上、速かに御賛同下さいますよう、お願いいたします。
【次の発言】 私も二、三お尋ねをしておきたいと思うのですが、初めに法律の……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 内閣委員会 第1号(1954/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) 只今から内閣委員会を開会いたします。  初めに人権委員会設置法案審査報告書につきましてお諮りいたします。  本件は去る十九回国会に亀田得治君ほか九名のかたの発議により本委員会に本付託となり、閉会中も継続して審査を行なつて来たのでありますが、未だその審査を完了するに至つておりませんので、本院規則第五十五条によりまして閉会中その審査を終らなかつた旨の報告書を議長に提出したいと存じます。一つ審査報告書の内容につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めましてさよう決定いたします。なお委員長に提出する報告書には多数意見……

第20回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) 只今から内閣委員会を開きます。  本院規則第三十条の二によりまして理事の補欠を互選いたしたいと存じます。念のために本委員会の理事の数は三名の割当となつており、自由党より一名、民主党より一名、緑風会より一名ということになつておりますので、只今欠員となつております緑風会及び民主党よりの理事三名についての補欠を互選願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。互選の方法は如何いたしましようか。
【次の発言】 長島君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは私から野本品吉君、鶴見祐輔君を理事に指名いたします……

第20回国会 内閣委員会 第3号(1954/12/07、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) 只今から内閣委員会を開催いたします。  人権委員会設置法案につきましては、今期国会としてはその審査を行う機会がなく、審査を終了するに至らなかつたのでありますが、本件は人権の保障を一層確実にし、又人権侵犯事件の処理の公正を確保することを狙いとする重要な法律案であり、行政機構改革問題の一環としても慎重審議いたすべき事案でもありますので、衆議院解散のこともなく、次の通常国会に議案が継続することができまするならば、継続して行きたいと存じますので、本院規則第五十三条に基き、閉会中もこれが審査を行うため継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じます。御異議ございませんか。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 内閣委員会 第1号(1954/12/14、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) それでは只今から内閣委員会を開催いたします。  調査承認要求に関する件を議題といたします。内閣委員会におきましては、従来行政機構の整備等に関する調査の名の下に、当委員会の所管事項となつておりまする一切の案件、即ち各行政機関及び恩給に関する各種の調査を続けて参つたのでありまして、第十九回国会の終りの本月七日の委員会におきましては、この行政機構の整備等に関する調査の継続調査の承認要求の件の決定がなされたのでありますが、会期が一日延長になりましたがために、結局継続調査は不成立に終るに至りましたので、今期国会において改めて行政機構の整備に関する調査の承認を求めることとし、本日……

第21回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/18、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) 只今より開会いたします。  本委員会に付託になりました恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案を議題に供します。  先ず本法案に対する提案理由の説明を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  それでは本法案の従来の経過につきまして杉田専門員から説明をさせます。
【次の発言】 それでは御質疑がございましたら御質疑をお願いいたします。なお衆議院の内閣委員長の猪俣浩三君、それから内閣委員の平井義一君、それから政府委員としては恩給局審議課長の畠山一郎君と大蔵省主計局給与課長の岸本君が見えておりますから御質疑をお願いいたします。

第21回国会 内閣委員会 第3号(1955/01/24、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) ただいまから内閣委員会を開催いたします。  労働大臣それから官房長官の出席を要求いたしておりましたが、衆議院の本会議が開かれている関係で出席が困難であるということでございます。ただいまは調達庁長官の福島慎太郎君それから行政管理庁の次長である山中君が御出席になっております。  質疑をお願いいたします。


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 内閣委員会 第14号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は今の問題に関連をしてお尋ねをしたいと思うのですが、航空自衛隊の増強計画ですね。先ほども質問がございましたが、しかしこれについては、あまりはっきりしたお話がなかったようでございますが、大体の計画を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 私の質問に対して官房副長官が、不適当であるということであれば、これは防衛庁の方から説明していただきたいと思います。
【次の発言】 私は今日は主として飛行場の拡張の問題について質問したいと思います。それでこの質問が一応終ったらその問題に限って質問したいと思います。
【次の発言】 ただいま委員長からお話がありましたように、私は飛行場の拡張の問題に……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(荒木正三郎君) 先ほどの福島長官の御説明は、私は非常に重大な問題を含んでおると思います。福島長官の説明では、この基地拡張について、土地所有者が反対をしておっても、場合によっては土地収用法を適用して強制収用をする場合がある、こういう意味のことを言っておられるわけです。今日まで基地拡張についていろいろ問題がありましたけれども、私の承知しておるところでは、土地収用法を適用して基地拡張について強制収用をした例はないように思っておるわけなんです。そこでこの問題について政府の見解を明らかにしてもらいたいというふうに私は考えます。先ほど根本長官が繰り返し繰り返しおっしゃっている点は、地元民の理……

第22回国会 農林水産委員会 第1号(1955/03/28、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) それではただいまから農林水産委員会を開会いたします。  まず理事の五選を行います。先般各派の申し合せによりまして、理事の数は従来通り委員五名につき一名の割合で選任することになっておりますので、従って本委員会の理事は五名ということになりますが、本委員会の理事を五名とすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  次に理事互選の方法でございますが、さきに理事の会派別割当につき各派の御協議もございましたので、便宜委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、これについて御異議ございませんか。

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) ただいまから委員会を開きます。
【次の発言】 それでは質疑のある方は大臣が見えるまで御発言を願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっとお諮りいたしますが、農林大臣も見えましたので、官房長に対する質問はここで一つあと回しにいたしまして、大臣から昨日申し合せをいたしましたように、現内閣の農林水産行政について説明を聞く、そういうふうにいたしたいと思いますが、いかがでございましょうか。
【次の発言】 御異議がないようですから、農林大臣にお願いいたします。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  続いて大臣の方から、水産行政について説明がご……

第22回国会 農林水産委員会 第3号(1955/03/31、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) それではただいまから委員会を開会いたします。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 田中君提出の申し入れについてお諮りをいたします。もし御意見がございましたらお述べを願いたいと思います。御異議がなければ決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 では決定をいたします。  それでは一時三十分まで休憩いたしまして、一時三十分から再開いたします。    午後零時四分休憩
【次の発言】 それではお待たせいたしました。ただいまから委員会を開会いたします。  官房長官が見えましたから、質疑のある方は御発言を願います……

第22回国会 農林水産委員会 第4号(1955/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) ただいま政務次官から御説明のあった点については、後ほど印刷にして皆さんのお手元へ配付することといたします。質疑は後刻に譲ります。
【次の発言】 次に開拓融資保証法の一部を改正する法律案、これを議題にいたします。本法律案は、本十日、内閣から、閣法第二十九号をもって本院先議をもって提出せられ、直ちに当委員会に付託せられたものであります。まず提案理由の説明を聞くことにいたします。
【次の発言】 本法律案の審議は後日に譲りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 ではさようにいたします。
【次の発言】 次に日中漁業協定に関する件を議題にいたします。かねて問題になっ……

第22回国会 農林水産委員会 第5号(1955/05/12、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(荒木正三郎君) ただいまから農林水産委員会を開きます。初めにビキニ水爆補償金配分の件を議題にいたします。過日ビキニ水爆補償金七億二千万円の配分方法がようやく決定したようでありますから、本日この問題について政府当局から説明を聞き、御審議を願うことにいたします。
【次の発言】 ほかに御質問がございましたら御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。それでは暫時休憩いたします。    午前十一時二十八分休憩
【次の発言】 それでは午前に引き続きまして委員会を再会いたします。ちょっと速記をやめて下さい。

第22回国会 文教委員会 第閉会後2号(1955/10/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 僻地教育の問題につきましては休会中に特にこの問題に関して視察が行われまして、昨日は非常に詳細な報告を承わつたのでございます。私も僻地の実態について認識を新たにする機会を持つたわけですが、この問題につきましては昭和二十九年の五月二十日の当委員会におきまして僻地教育振興法案に対する付帯決議をいたしておるのでございます。この付帯決議につきましては文部当局においてもその後何らかの措置が講ぜられておると私は考えておるのであります。  そこでこの際付帯決議の内容について若干お尋ねをいたしておきます。それは付帯決議の第一項に「政府はへき地における教育の実情を正確に調査把握すると共に、中央教育……

第22回国会 文教委員会 第閉会後3号(1955/10/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ちょっと関連して。簡単に、ほかの質問もあるようですからいたします。予算の流用の問題でありますが、稻田局長は、予算の流用はやむを得ない、あるいは差しつかえないと、こういう御意見のようでございますが、先ほどから吉田委員も指摘されますように、全費目にわたって予算の流用が行われておるということです。しかもその流用が非常に額が多いということ。これでは予算を何のために作っておるのかわからない、こういう感じが私もいたすのであります。従って、局長が答弁になりましたように、予算の流用は差しつかえない、こういうことで、私もがまんできないのであります。せっかく予算を作って、そうして執行する場合に、そ……

第22回国会 文教委員会 第8号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 ただいまの説明を聞いておりまして、まだはっきりしておらない、解除の期待が非常に強く持たれるようになったという程度に聞いたわけでありますが、その軍の方から日本側に提示された軍の配置計画を変更するので接収解除を考慮するというのは、もう少し具体的に言ったらどういうふうに考慮されるのか、お話を願いたいと思います。その点についてアメリカ側と、もう少し立ち入った交渉をしておるのかしていないのか、そういう点の経過を少し御説明願いたいと思います。
【次の発言】 私の聞きたいのはいつ解除するのか、その時期を私は明確にしてもらいたいというふうに考えておったわけです。またそういう時期にも達しておるの……

第22回国会 文教委員会 第10号(1955/06/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 長官には、市立大学の接収解除の問題についていろいろ御苦労をわずらわしまして、今日解除の見通しが大体明白になったようでございまして、この点いろいろ御努力に対しまして私はお礼を申し上げておきたいと思います。ただこの際ちょっとお尋ねをしたいのでありますが、あの市立大学の付近の民有地にかなりの建物が建っております。ああいう建物の処理といいますか、どういうふうになっておるのか、かなり大学の中まで入り込んでおります。あれがたんぼとか畑であれば、そういう影響はないと思いますが、建物が建っておりますから、ああいう建物はやはり民間の所有に移るのか、どういうふうなことになるのか、お聞きしておきたい……

第22回国会 文教委員会 第11号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この前の委員会で質問をしたのでありまするが、文化財関係の方が見えておりませんでしたので、今日あらためて質問をいたします。それは京都博物館の問題でございますが、昨年文部委員会から視察をいたしましたときに、私どもいろいろ実情を現地で聞いたのでありまするが、あそこの薄物館には非常に重要ないろいろの美術品その他が保存されておるようでございますが、建物が非常に古いために、火災の予防等については非常に不十分であるという点で保存上非常に心配をしておられました。それから建物も相当狭隘を感じておられるような実情でありまして、何とかいわゆる耐火耐震の建築をしてもらいたいということをおっしゃっておっ……

第22回国会 文教委員会 第13号(1955/06/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(荒木正三郎君) 先ほどから矢嶋委員のほうから質問がありましたが、大学に付置する研究所を設けるのと、それから独立した研究所、そういう形で設置するのとどちらのほうがいいかという問題ですね、御所見がありましたら聞かしていただきたい。
【次の発言】 学生の問題ですが、計画の書きものによると、大学院の学生を研究所に採用するというんですか、研究所で手伝いをさせるというふうになっているようですね。その場合は各大学の大学院の学生を東京へ連れて来るのか、あるいは東大の学生をそれに使うのか、その点はどういうふうにお考えになっていますか。
【次の発言】 今さき学生を使うのに、大学院に付置した方が便利で……

第22回国会 文教委員会 第14号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めにお尋ねを申し上げたい問題は、勤労青少年の教育の問題でございますが、この前の委員会で矢鳩君からもこの問題について大臣に質問があったのでありますが、私は最近この動労青少年の教育の問題を担当している方々に会いまして、その人たちの痛切な叫びといたしまして、どうしても国立大学に夜間学部を設置してもらいたい、現在も若干設置されておるわけでございますが、なおさらに設置してもらいたい、そういう要望が非常に強いのでございます。私も勤労青少年の教育の機会均等を実現するためにも、どうしてもそういう方針に沿うようにすべきではないかというふうな考えを持っているわけなんです。これに対しまして、松村文……

第22回国会 文教委員会 第15号(1955/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 今の問題に関連して。脱脂粉乳の質の問題ですが、この余剰農産物の受け入れの交渉の途中において、脱脂粉乳は動物の飼料用として受け入れたいという話し合いがありました。ところが、結論としては動物の飼料用の脱脂粉乳というのは全然なくなって、そして学校給食用の脱脂粉乳一本になっております。そういう関連から見て、私は飼料用として日本が交渉しておった脱脂粉乳がそのまま給食用に使われるのじゃないかというふうに考えますが、このいきさつはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 そこでその質の問題について何らか保証があるのかという問題ですね、一がいに脱脂粉乳といってもいろいろあろうかと思います……

第22回国会 文教委員会 第16号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私はこの前の文部委員会で調達庁長官から相当確信のある明るい見通しについて説明を受けました。その際に調達庁長官の努力に対しまして敬意を表しておったのであります。ところが最近新しい部隊が大体千二百名程度というふうに聞いておるのでありまするが、学校側から私は情報として受けたわけであります。こういう事態が起るということは私どもも予想しておらなかった、又学校当局も全然そういうことは予想しておらなかった。ところが突然、何の通知もなしにまたそういう部隊が入ってきたということで、非常に心配しているわけです。で、ただいま説明を聞きますと、政府にはほとんど連絡がなかった、連絡なしに部隊が入った、詳……

第22回国会 文教委員会 第17号(1955/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 義務教育国庫負担法に基く国の経費負担の算定基準に関連をしてお尋ねをしたいと思いますが、その一つはこの本年度の予算定員の問題ですが、政令三県の教職員の定員が昨年度に比べて二十四名しか増員になっておらないというようなことですね。ことしは総計小学校において七千名に近い定員増が見込まれておるわけですが、政令三県についてはわずかに二十四名しか定員増を見ていないということは私は常識的に判断してわかりにくいのです。というのは今年は小学校において五十万の児童加がある。それに伴って七千名の定員増を見ているわけなんです。しかし学童の増加が一番その率が多いのは政令三県ではないかと思うのですがね。とこ……

第22回国会 文教委員会 第18号(1955/07/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この質問商橋委員の質問に重複するかもしれないと思うのですが、今度年金の増額によってその増加する費用は共済組合が負担する、それからその費用は私立学校の振興会が助成すると、こういうふうになっておりますが、共済組合が負担する能力があるのかどうか、あるいはこれに対して新たに国庫補助という点についてどのような措置がなされているのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると振興会から共済組合に助成する金額は、この法改正によって起って来る増加する費用、それと同額を助成するのかどうか、その点をお伺いします。
【次の発言】 そうすると、この増加する費用は、実際は私立学校振興会がその……

第22回国会 文教委員会 第19号(1955/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 それでは簡単に質問を申し上げます。私の質問の、要点は、この前の委員会の際にも自由党の木村委員から質問がありました教育財政に今後しわ寄せが起るのではないかという点でございます。この問題については自治庁長官は再三再四にわたりまして、そういう心配はないと、こういう答弁でございますが、しかしその答弁ではすぐに納得しがたいのであります。と申しますのは、先ほど長官もお認めになったように、現に給料の遅払いという問題がございます。先ほどは新潟県の例をあげられましたが、その他の京都府においても、あるいは佐賀県においても、こういう事例はございました。それから給与の遅払いだけでなしに、定期の昇給がス……

第22回国会 文教委員会 第23号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 この養護学校を入れる問題については、私はおそらくどなたも異議がないと思うのです。ですからお諮りを願って決定をしていただきたい、かように考えます。
【次の発言】 私は第四条の問題について、昨日の懇談会においては意見の一致を見なかったわけです。しかし今朝来各委員の御努力によりまして、第四条の問題について意見の一致を見る段階に至っておると思うのです。そういう意味において、私はこの際木村委員の御発言を願うことが適当ではないかというふうに考えておるわけです。
【次の発言】 なお両派社会党から提案されている法案についても一、私はこの際高田委員から御発言を願うのが適当ではないかと思うのです。

第22回国会 文教委員会 第24号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 不正常授業を解消するためには、九万二千八百余坪の教室を建設し安ければならぬということになっております。これは何年計画でこれだけの坪数を建設するのであるという計画ですか。
【次の発言】 この点については、文部大臣としては、やはり三年計画くらいでやりたいというお考えですか。  あるいは衆議院の修正で相当坪数がふえたので、四年とかあるいは五年計画というふうな考えを持っておられるのか。その点伺っておきたい。
【次の発言】 それから先ほども御質問がございましたが、この九万二千八百坪、あるいは衆議院の修正によって大体十三万坪くらいにふえるのじゃないかというこの数字ですね、これは現在を基礎に……

第22回国会 文教委員会 第27号(1955/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 私は今読み上げられました県の名前ですね。これは視察する人の考えも若干考慮に入れて多少変更することを私は了承しておいていただいた方がいいのじゃないかと思うのですがね。
【次の発言】 私が申し上げておるのは、大体東北とか北陸とか北海道とか一つのブロックにおいて大体指定しておいて、これじゃ関東が一つも入ってないですよ。そういうことでなしに、やはり大体のブロックを三つぐらいに、東北とか関東とか関西とか分けておいて、その中でなお具体的に県名をきめていったらいいと思うのですが、これはやはり私は若干不公平だと思うのですよ、関東のような広いところが全然入っていないというのは。そういうつもりで言……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 文教委員会 第2号(1955/12/07、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今の問題に関連いたしまして、文教関係費既定予算の中で、公立学校の施設費の分については、ただいまの質疑応答で明らかになりましたが、その他人件費を節約するとか、あるいは旅費を節約する、あるいは予算の流用をする、そういうことによって〇・二五の金を生み出したい、こういうことですが、これの概略説明の資料もいただいておりませんので、大体お話し願いたいと思います。それから追加しますが、地方公務員である教員に対しても、地方官庁に対してそういう国でとるような方法を指示しておるのかどうか、そういう点です。
【次の発言】 そうすると閣議決定は、どの程度の節約ができるかという数字というものが明らかにな……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 文教委員会 第4号(1956/02/23、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 今回の二個班に分かれての調査については私も非常に御苦労であったと感謝しております。しかしただいま矢嶋君からもお話があったように法案が出ていないのですから、法案が出ていない先に審議の参考にするために調査をするということは、私はほとんどが前例がないと思う。しかし、だからといって悪いとは決して言いません。それはまあ慎重を期する上にも慎重を期されて非常に結構であると思う。私も理事からその点連絡を受けておりましたから、その点については何も申し上げませんが、ただ法案が提出された際に、前に調査したのだからもうする必要はないと、そういう意味ではないと私は考えておるのです。その点は委員長も十分お……

第24回国会 文教委員会 第8号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 本日はへき地教育振興につきまして非常に有益な御意見を拝聴いたしまして感謝しておる次第であります。  ただ一、二お尋ねしたいと思うのですが、現在のへき地指定の問題です。へき地指定の問題については、皆さん、現状はうまくいっていない、ほとんどそういう御意見でございました。私もいろいろ調査いたしましてその感を同じくするものでございます。そこでどういうふうにすればこのへき地指定が合理化されるかという問題です。で、へき地教育振興法の中には社会的あるいは自然的、あるいは教育的諸条件を勘案して指定をしなければならぬというふうに書いてあるのです。非常に抽象的であって、これだけでは合理的な指定が行……

第24回国会 文教委員会 第13号(1956/03/29、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ちょっと委員長にお尋ねいたしますが、私も若干質問したい事項がありますが、続行せられますか、あるいは時間の関係であとにお回しになられますか、もし続行せられるようでしたら伺いたい。
【次の発言】 文部大臣並びに政務次官に二、三の問題についてお尋ねしたいと思うのですが、一つの問題は、この学校給食についての父兄負担の問題であります。私のところに渡されている資料によりますと、現在学校給食を受けておる小学校の児童の数が約六百万ということになっております。学校給食が実施されてから、相当な速度で普及して参ったと私も考えておるのですが、最近の事情を見ますと大体頭打ちになっているのじゃないかという……

第24回国会 文教委員会 第14号(1956/04/10、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 質問に入る前に資料を文部省に要求をいたしておきます。それは学芸大学を本年の二月卒業した者のうち、どれくらいの人数が就職をして、それからどれくらいの人数が就職できていないか、これは学芸大学及び大学の教育学部、それを学校別に資料を作成して、来週の火曜日に本委員会に提出してもらいたいということを要望しておきます。委員長においてしかるべくお取り計らいをお願いいたします。
【次の発言】 私一週間の期間を置いてあるのですよ。
【次の発言】 それでは地域給の問題について文部大臣に若干質問をいたします。この地域給の問題については、前に人事院から是正するようにという勧告があったはずであります。と……

第24回国会 文教委員会 第16号(1956/04/17、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 公務員の給与の問題に関して、先週の文部委員会で人事院の事務当局からもいろいろ説明を聞いたわけですが、なおきょうは淺井総裁も御出席になっておりますので、人事院の考え方についてお伺いをしておきたいと思います。先般国鉄職員等の公共企業体関係の職員に対しましては、調停案に基いて給与改善についてのいろいろ措置がなされたわけであります。ところが、公務員に対してはその後何らの措置がないわけでございます。このことにつきましては、淺井総裁もいろいろ御努力をなさっておるということは聞いておりますが、しかし、今日まで実現を見ていないわけであります。今後この問題に対して、人事院としては何らかの措置をと……

第24回国会 文教委員会 第18号(1956/04/24、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 湯山委員からいろいろ御質問がございましたが、今度の三公社五現業に対する調停案の実施に当って、公務員との間に不均衡は生じないかという問題であります。湯山委員からもいろいろ質問がありましたが、私はもう少し具体的にお尋ねをしたいと思います。従来この期末手当については公務員が一・七五支給されておったときに、三公社五現業の関係者はたしか一・五であったと思います。この問題について三公社五現業と、それから当局との間にこれは不均衡である、あるいは三公社五現業にとっては不利益な処遇であるというふうな問題について、当局と従来しばしば交渉されてきたその際に、当局の方はそれは不利益ではないのだというこ……

第24回国会 文教委員会 第19号(1956/04/26、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 この日程表によりますと、総理大臣に対する質疑が、十一時半から十二時半まで一時間ということになっております。しかし、これでは私少いように思うんですが、総理に対する総括質問というものは、どういうふうに今後なお時間を取ってするようになっているのか、そういう点今の説明の中にございませんでしたが、とうてい一時間くらいで総理に対する質問は私はできないと思うのです。私の考えではやはり重要法案でもあり、しかもこの国会で重要法案といわれるのは、そう数はないわけです。一つの法案に一日ずつ出られても、そう大して日数は取られないわけです。これは私は三日も四日も出てもらいたいという要求はいたしません。た……

第24回国会 文教委員会 第20号(1956/04/27、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私はこの法案の内容に対する質問をする前に、若干この法案が国会に提出されるまでの経緯について、文部大臣にお伺いしておきたいと思うのですが、昨年の十一月に、自民党が結成されまして、その結成大会におきまして、教育委員会法の改廃ということが決定されたということを文部大臣から伺いましたことがございます。その席で私は文部大臣に対しまして、教育委員会法の改廃という内容がどういうものであるかということをお尋ねしたことがございます。それに対しまして、文部大臣は改廃というのは読んで字のごとしというそっけない答弁であって、文部大臣の所見というものは、全然その際発表されてなかったのであります。さらにお……

第24回国会 文教委員会 第21号(1956/04/28、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私からも二、三の問題につきまして総理大臣の見解を伺っておきたいと思います。  第一点は、鳩山内閣は占領政策の是正ということを強く主張されております。しかし占領政策の是正ということに対しまして、私は非常に大きな危惧を持っておるものでございます。政府が今日とっておられるいろいろの諸政策を見まするときに、それは民主主義とは逆行する、民主主義にブレーキをかける、こういう方向に進んでおるように感じられるのであります。そういう意味におきまして、私は占領政策の是正ということに対しまして、非常な危惧を持ってわるわけでございますが、特に教育の問題につきましては、私から申し上げるまでもなく、敗戦後……

第24回国会 文教委員会 第22号(1956/05/04、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいま委員長の方から、理事会の経過について御発表になりまして、委員長に一任してもらいたい、こういう御意見でございました。しかし、私どもは二、三の点についてなおお伺いしなければならない点が残っておるように考えます。そういう意味で、湯山委員から御提案になった懇談会を開いてもらいたい、こういう要請には応じてもらいたい、かように考える次第であります。なぜかと申しますと、委員長報告の中にもありましたが、自民党の方の主張は、公聴会を一日にするという御意見がございました。これは衆議院におきましても公聴会は二日開いておりますし、従来からこの法案は非常に重要な法案であるということは、お互いに十……

第24回国会 文教委員会 第23号(1956/05/07、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連して。ただいま安部委員からこの法案を撤回する意思がないかという質問に対して、撤回する意思はないという答弁がありました。この問題に関連をして、私は請願の問題を少しお尋ねしたいと思うのです。先ほど安部委員からもお話がありましたように、この法案に対しまして、非常に多数の方々の署名のある請願が国会に出されておる。私もそのことを承知いたしております。その数は七百二十万に達しておるというふうに聞いておるわけでございます。一つの法案に対しまして、かようにたくさんな人たちが国会に請願の手続をしたということは前例のないことであるというふうに私は考えておるのですが、大臣はどういうふうにお考えに……

第24回国会 文教委員会 第24号(1956/05/08、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 教育予算の二本立が地方行政の調和を著しく阻害しているという文部大臣の考え方、これは非常に重要な問題でありますので、この機会に私はもう少し掘り下げてお尋ねをしておきたいと思うのです。現行制度では、原案送付権というものが教育委員会に認められておるわけでございまして、この法律の規定に基いて二本立予算を提出するということは、私は当然のことであると思うのです。ただ、問題になるのは、この特権を濫用して、そのために地方の行政全般に悪影響を与えておるということであれば、これは相当考えなければならない問題であると思うのです。しかし、私どもが承知をしている限りにおきましては、また先ほど文部大臣が説……

第24回国会 文教委員会 第26号(1956/05/10、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 関連。ただいま問題になっているこの都道府県知事の公選制を続けていくのか、あるいは公選制をやめて他の方法で選ぶかどうか、この問題はこの法案の審議する上に非常に重要な問題になってくると思うのです。先ほどから文部大臣は公選制をやめる考えはないということをしばしば繰り返しておるわけであります。しかしそれだけで私どもは簡単に了承することはできないのであります。私どもは吉田内閣当時に、知事の公選をやめて、そうして政府の任命に切りかえたい、こういう主張が行われて、非常にこの問題を重視してきておるのであります。従ってそれ以来保守党の考え方について非常な注意を払ってきた問題であります。ところが現……

第24回国会 文教委員会 第27号(1956/05/15、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいま湯山委員から述べられたことは、私非常に重大な問題であると思うのです。  かりにも国会がこの法案を審議するに当りまして、各界の意見を聞き、慎重に審議する、そういう考えで公述人を国会に招いて、その御意見を聞いたのであります。  ところが、この公述に当りまして、公述人の意見が曲げられた、しかも文部省の力によって曲げられたということになれば、これは院の権威にも関する私は重大な問題であると思います。従って、この際私は文部大臣に質問をいたします。かような事実があったのかどうか、この点は明確に答えてもらいたいと思います。
【次の発言】 私は文部大臣に、文部大臣は公述人の意見を曲げたこ……

第24回国会 文教委員会 第28号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 初めに林先生にお伺いしたい点は、私公聴会の当日お尋ねしたいと思っておったのですが、時間の制約等がありまして、御意見をお伺いする機会を失ったような結果になりましたので、この際、一、二の点につきまして御所信を初めにお伺いしたいと思います。ただ私、二、三のほかの問題についてお伺いをする考えですが、これは決して他意があるわけではございませんので、やはり、ただいま文教委員会で審議いたしておりまする法案は、日本の教育のため非常に重大な内容を持っておると考えますので、やはりこの法案の審議を公正にいたしたい、十分な審議をいたしたいというふうな気持でございますので、その点はあらかじめ十分御了解を……

第24回国会 文教委員会 第29号(1956/05/18、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 清瀬文部大臣は、公選制を続けていったら政党人によって独占される、そういう心配があるので、むしろ任命制にした方がかえって政治的中立性を守ることができる、こういう意見をしばしば述べられておるのでありますが、これは私どもが指摘いたしましたように、また、ただいまも湯山委員からいろいろ指摘されましたように、任命制の方がかえって政治的偏向、政治的中立性を失う、そういうことを口をすっぱくするほど述べてきたのでありますが、私はこの際任命制の問題と教育の自主性の問題について少し大臣にお伺いしたいと思うのです。  この間から教育の自由ということが言われておりまして、この委員会でも教育の自由とは何ぞ……

第24回国会 文教委員会 第30号(1956/05/19、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 質疑に入る前に、若干委員長にお尋ねをしたいと思いますが、理事会は今後の審議日程に関しての問題について三つの意見があって、なお、意見の一致を見るに至らない、こういうお話しでございました。私はこれははなはだ遺憾なことであるというふうに考えておるわけなんです。当文部委員会としては、当初から委員長もしばしばおっしゃっておるように、円満に議事の進行をはかりたい、こういうお話しでございましたし、そういう線に沿うように委員長としても努力をしてこられたことを、私どもは了承しておるわけなんです。しかし、きのうもそういう報告があり、きょうもまたそういう報告がある。これでは今後委員会の運営が正常に行……

第24回国会 文教委員会 第31号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は、こういうふうに理事から報告を受けております。それは、二十一日、二十二日と一般質疑を行う、それから逐条審議の日程については、二十一日か二十二日の理事会できめる、こういうふうに聞いているわけです。しかし、今委員長が報告されたのは、内容が私どもが了解している点と相当隔たりがあります。(「速記をとめてどうですか」と呼ぶ者あり)ちょっと待って下さい。速記をつけて……。
【次の発言】 それじゃ、私が聞いているのは間違いですか。二十一日、二十二日と一般質疑を行なって、逐条審議については二十一日か二十二日の理事会でその日取りをきめる、こういうふうにきまっているというふうに……。

第24回国会 文教委員会 第32号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私もこの際一点だけお尋ねをいたしておきます。先ほど文部大臣は昨日の拡大理事会において、松沢君がお話しになったことは、大体その通りであると思いますと、こういうお話がございました。これは加賀山委員長から拡大理事会の松沢君の話されたことをお聞きになったのですか、あるいはまたどなたかからお聞きになったか、はっきりしておきたいと思いますので、お尋ねをいたします。
【次の発言】 それでは田中委員の報告を聞いて松沢君の述べられたことが事実であるというふうに大臣もお考えになっておるということでありますが、そこで私は従来当委員会で大臣との質疑応答との間における、われわれと大臣との質疑に非常な食い……

第24回国会 文教委員会 第33号(1956/05/23、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 第一条を読みまして、私の一番強く感ずる点は、この法律を作る理由というのが明確でないという感じです。これは一般質問のときにも相当論議された点でありますが、そういう点で簡単にお尋ねいたします。それは現行法と比較対照いたしますと、非常に明瞭になるわけです。それからまた、他の法律と対照いたしましても、非常に明瞭であります。たとえば現行法では第一条に、この法律を作る理由というのが、明確になっております。読み上げますと、「この法律は、教育が不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきであるという自覚のもとに、公正な民意により、地方の実情に即した教育行政を行うため……

第24回国会 文教委員会 第34号(1956/05/24、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 ただいまの湯山委員の質問に対して、委員長は先ほど法制局長官の出席を求めるように措置されたはずであります。従って午後の委員会は法制局長官の出席を求めて、この質疑を行うということは当然の措置であります。それを認める認めないという問題ではなしに、当然なことである。だからこの際、委員長はこういう問題について諮る必要はないのであって、委員長の責任として、このことはおきめになって、そうして休憩せらるべきである、かように思います。
【次の発言】 私はこの際、委員長に要請したいことがございます。それは昭和三十一年五月二十二日全国都道府県教育委員会委員協議会の総会が開かれました。この総会において……


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各種会議発言一覧(参議院3期)

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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 人事・文部連合委員会 第1号(1953/08/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 議事進行について……。今日は特に文部委員会として連合審査を要求している理由は、言うまでもなく提案者に対していろいろお伺いしたい点があるのは当然でございますが、同時に文部大臣に対しても、この問題についてはいろいろ質疑をいたしたい。或いは人事院総裁に対してもお尋ねをしたい。こういうふうに考えておるわけであります。そういう点については如何ようになつているか。我々としては当然今日御出席あるものと考えておつたわけでありまするが、現在なお見えておらない。甚だ私ども今後質疑をして参ります上において不都合な点が起ると思いますが、こういう点、如何様になつているか、お伺いしたいと思います。

第16回国会 文部・水産連合委員会 第1号(1953/07/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 先ほどの稲田局長の説明では私よくわからない点があるので、若干お尋ねをいたします。説明によると、水産学校の校舎の問題について、文部省の対策としては、品川旧海軍の学校の建物の一部を明渡してもらつて、そこに学生を収容する、こういうふうに説明されたのでありまするが、従来文部委員会でこの問題の処理についていろいろ審議して参りました点は、越中島にある旧の水産大挙を返還すべきである、こういう考え方に立つて従来とも強い要求をして来たと思うのです。そういうこととは全く無関係に対策が今日進められているのですが、この経緯がよくわからないのです旧の越中島の水産大学に復帰するということは、教育上何か、狭……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 地方行政・文部連合委員会 第1号(1954/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○荒木正三郎君 初めに伺つておきたい点は、この教育委員会の委員の選挙を二カ年延期するということがこの法案の骨子になつていると思うのですが、これは文部省側でそういう必要を認めて、そうしてこの法案を提出するに至つたのであるか、或いは自治庁のほうで検討されてこういうふうになつて来たのであるか、その点をはつきり伺つておきたいと思います。
【次の発言】 それで私は自治庁の見解を先ず伺つておきたいと思うのですが、それは地方教育委員会の制度の問題でありますが、現在は申すまでもなく都道府県を単位とした教育委員会と、それから市町村を単位とした教育委員会が設置されているわけであります。併しこの市町村単位に設置され……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣・文教委員会連合審査会 第1号(1956/03/28、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 私は総理大臣にただいま議題になっている法案に対しまして若干の御質問を申し上げたいと思います。  その第一点は、今度政府の方で臨時教育制度審議会を設置したいということで法案を提出されておるわけですが、この教育制度の問題についてはすでに政府の方においては中央教育審議会が設置されておるわけでございます。さらにその中央教育審議会のほかに新らしく教育制度審議会を設ける理由、これがどらも提案理由の説明を読みましても明確でないわけです。なぜ新たに設ける必要があるかという点について総理大臣の見解というものをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは総理にお等ねをいたしますが、この中央教育……

第24回国会 文教・地方行政委員会連合審査会 第1号(1956/05/14、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 連合審査の申し入れに対しては、やはり先ほどから述べられたように、当委員会としても、その申し入れがあれば、すぐに受けるように、われわれとしては進めたい、こういうふうに考えていますので、大体この点は了解しておいた方がいいと思います。

第24回国会 文教委員会公聴会 第1号(1956/05/11、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 河原先生に若干お伺いをいたしたいと思います。  その第一点は、公選制廃止と任命制に関する問題であります。これは理念として論じた場合はいろいろ意見があるということですが、私は現状というものを考えて今任命制を実施するということが、何らの心配がない状態にあるのかどうか、そういう点について御意見を伺いたいと思うのですが、河原先生も御承知の通り、これを都道府県に例をとってみましても、現在の知事諸君はほとんどが大部分が政党人であるか、あるいは政党の背景を持っている人たちであります。それから都道府県の議会を見ましても、政党の分野というものが明白になっております。もっとさらに言えば、現状におい……

第24回国会 文教委員会公聴会 第2号(1956/05/12、3期、日本社会党)

○荒木正三郎君 若干お尋ねいたしたいと思いますが、地方自治を考える場合に、一体性ということを強く考える、非常に重く考える、こういう考えを推し進めて参りますると、先ほど友末さんがおっしゃったように、教育行政についても知事の手元に一本化する、私はこういう結論が出てくると思うのです。けれども、地方自治を考える場合に、一体性ということだけで判断していくということは、私は十分でないというふうに考えるのです。特に教育行政の問題につきましては、これは戦前のわれわれの経験が示しますように、相当政治勢力が教育界を支配した、こういう歴史を持っておるわけであります。そういう経験から考えて、教育行政は一般行政と分離す……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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