曽祢益 参議院議員
2期国会発言一覧

曽祢益[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期
曽祢益[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは曽祢益参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

曽祢益[参]本会議発言(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 参議院本会議 第6号(1950/07/18、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私は日本社会党を代表いたしまして、総理の施政方針演説に対しまして、特に国際問題に関連いたしまして若干の質問を申上げたいと存じます。  第一は講和問題であります。  吉田首相の講和問題に関する構想は、全面講和のごときは抽象的には望ましいといたしましても現実的には不可能である。であるから、講和を肯んずる国々との間のいわゆる單独講和又は多数講和を日本から進んで求むべきである。これを最近になつて早期講和という表現を用いて唱道されているものと言えるでありましよう。日本が速かに講和條約を締結いたしまして、特定の條件の下に自主独立国として再び国際社会に復帰を認められることの緊要なことにつきまして……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第20号(1951/11/18、2期、日本社会党第三控室(右))

○曾祢益君 私は日本社会党を代表いたしまして、ここに上程されました平和條約に賛成し、日米安全保障條約に反対するものであります。  言うまでもなく、この両條約は、我が日本民族の運命を決する重大な意義を持つばかりでなく、極東及び世界の情勢に歴史的な一段階を画するものであります。そもそも講和は、過去の戰争の終結を法的に確認し、交戰国の間に平和的国交を回復することを、その本議とするものであります。然るに、このたびの講和は、ただ單に敗戰国日本の平和回復の條件を規定するものたるにとどまらず、無條件降伏に伴う連合軍の軍事占領からの解放と独立の回復という意義を有することを、特に重視せざるを得ないのであります。……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第11号(1952/02/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私はこの際、東亜における賠償問題と国交調整に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は東亜の賠償問題と国交調整に関する問題につきまして、若干の点を吉田総理大臣に御質問申上げたいと存ずるのであります。  第一は、アジア諸国に対しまする賠償問題の処理についてでございまするが、対日平和條約の結果、政府は目下、インドネシア、フイリピン等との間に賠償に関する交渉を行なつておられるのでありまするが、関係国の態度は、平和條約、特に第十四條(a)の1の規定にもかかわりませずに、役務賠償のほかに現金賠償を固執いたしましたり、更に又、日本の経済の維持の原則を無視いたしましたような巨額な……

第13回国会 参議院本会議 第34号(1952/04/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今提案されました二つの法案に対しまして反対の意見を述べるものでございます。  すでに外務委員長から、相当詳細に亘りまして外務委員会におきまする両案の審議につきましての御報告がなされたのであります。これを要しまするに、問題点は、先ほど岡田君も御指摘になりましたように、大体二点に盡きたのであります。第一は、朝鮮人、台湾人の諸君に対しまして居住を認めて行く、これが政府の原案では極めて明確を欠いておるために、これをいま少し明確にしておくべきではないか。それから第三点は、強制送還に関しましてどの程度の手心と人道的な取扱をなすべきか。又これを如何に法……

第13回国会 参議院本会議 第47号(1952/06/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、国際連合への加盟について承認を求めるの件に対しまして賛成の意向を表明するものでございます。  国際連合は、すでに御承知のように、国際の平和及び安全を維持すること、更と経済的社会的国際問題の解決などの目的を以て作られましたところの機関でございまして(「看板倒れ」と呼ぶ者あり)これに対しまする日本の参加は、すでにサンフランシスコ條約においてもはつきりと意向を表明しているのであります。現在、国際連合の機構並びに機能につきましては必ずしも十全でない。この点は確かにあると思うのであります。(「憲章違反だよ」「うるさいぞ」と呼ぶ者あり)併しながら、だか……

第13回国会 参議院本会議 第63号(1952/07/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして只今議題となりました中華民国との平和條約の締結について承認を求めるの件に対しまして、反対の意向を表明するものであります。  我が国はサンフランシスコ平和條約によつて独立を回復し、自由平等の立場において再び国際社会の平和的な一員となることができたのであります。 日本と歴史的、地理的及び文化的に密接な関係のある中国との国交調整につきましては、中国内部の特殊な事情のために遂にサンフランシスコ会議には、中国を代表する政府の参加を見るに至らず、従つて未解決のまま残されたのであります。併しながらサンフランシスコ條約第二十六條の規定によりまして、日本は自主……

第13回国会 参議院本会議 第67号(1952/07/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私はこの際、国連軍との協定に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は国連軍との協定に関しまして、政府に緊急質問をいたしたいと存ずるのであります。  平和條約第六條(a)項によりますれば、すべての占領軍は、日米安全保障條約に基く駐留軍は別といたしまして、如何なる場合におきましても、平和條約の効力の発生後九十日以内に日本から撤退しなければならないのであります。安全保障條約署名に際しまするアチソン・吉田交換公文によりますれば、平和條約第五條によつて、日本が国連に対しまして、国連憲章に従つてとる行動についてあらゆる援助を與えることを約しておりまするから、平和條約の発効後も……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第16号(1952/12/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私は只今議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の船舶貸借協定の締結について承認を求めるの件に対しまして、日本社会党第二控室を代表して反対を表明するものであります。  本協定に対する我が党の態度は、政府の自衛力漸増方策に対する我が党の態度と切離すことはできないのであります。政府は先に保安庁法を提案し、その中で海上警備隊を創設することを決定いたしました。そのとき我々は、海上警備隊が沿岸警察の性格を離れた軍事力的な性格を持つことが明らかであるが故に、憲法に違反するものとして反対したことは、当時の記録に明らかでありす。このたびの議案の説明に当りまして、政府は沿岸警備の必要を力説してお……

曽祢益[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

曽祢益[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 外務委員会 第1号(1950/07/18、2期、日本社会党)

○曾祢益君 この阿波丸事件の死亡者等に対しまして見舞をするという御趣旨は非常に結構だと思うのですが、ただいろいろなですね、戰災等の不幸に遭つておる方々との比較において、特に阿波丸事件に対してのみ特別な措置をとらければならない。殊に船舶の所有者に対しても見舞金を出す、こういつたような何故に特別の措置をとらなければならないか、この点についての御説明はですね、私も従来の事情はよく存じませんけれども、この点を伺いたいと思うのであります。恐らくは阿波丸事件は特殊な事件でありましてアメリカの賠償の問題もありました。併しそれは日本側から放棄する、こういつたような議決があつたように考えております。何らか特別な……

第8回国会 外務委員会 第閉会後1号(1950/09/04、2期、日本社会党)

○曾祢益君 本日は実は取りまとめて御報告いたす準備をいたしておりませんので、甚だ散漫な口頭報告になりまして恐縮でありまするが、近日取りまとめました書類の御報告をいたしますから、それによりまして詳細御報告の責を果したいと思つております。  私の使命は、同僚杉原君と共に事務局の援助を得まして、福岡、長崎両県における外国人の入国管理状況、時局に関連いたしまするこの入国状況、言換えるならば、不法入国の問題と、又それに関連して避難民の状況がどうなつておるか、これに対して現地側の対策等はどうなつておるか、今一つは日本にすでにおりまする外国人の不隠分子、即ち北鮮系の朝鮮人の動向、かようなものを中心に現地視察……

第8回国会 外務委員会 第2号(1950/07/24、2期、日本社会党)

○曾祢益君 この問題を考えますときに、どうしてもこの問題の元にかえつて考える必要があると思います。それで阿波丸事件に関しまして、戦争中であつたに拘わらずアメリカが非常に公正な態度をとつて、日本に対して賠償の申出をしたということは、極めて立派な態度だと、我々も国民として非常にその態度を多としておつたのであります。で国会におきまして決議案が出まして賠償を放棄した、これにつきましては当時のいろいろの状況がありまして、アメリカの援助等に対しまして日本も進んで放棄した方がいいというような考え方からこういう決議ができたと思うのでありますが、併し我々としてはやはりこの権利は権利としてそうして講和条約ができた……

第8回国会 外務委員会 第閉会後2号(1950/09/12、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私ちよつと遅れまして、初めの方を伺つていなかつたのでありますが、ユネスコの会議で、さつきのお話によると、冷い戰争というか、世界の二つの対立の緩和に関してユネスコとしても何かやる方がよいという議論かあるか、その場合に、東ヨーロツパの連中がむしろそれに賛成であつて、それから、何という言葉を使われましたか、いわゆる西ヨーロツパ側でも、一部、その近辺の国に賛成論があつたが、主な国々はそういうことは必ずしもユネスコの枠内でやるべきことでない、政治的な問題だから、ユネスコとしてはそんなものに係わらん方がよいというようなお話がありましたが、それは具体的に国で言うと、どういう国で発言があつたか、そ……

第8回国会 外務委員会 第3号(1950/07/27、2期、日本社会党)

○曾祢益君 大体の御趣旨を了としますが、これは恐らくこういう意味でおつしやつたと思うのですが、いわゆるいろいろな機微なかん係もあるから必ずしも事前に承認を求めないことがあるということを言われましたが、これは主として署名前の承認の方にかけて言われたのじやないか。重要なる批准付きの條約のような場合に、批准の前にはこれは必ず承認を求めるというふうに解釈してよろしうございますか。
【次の発言】 先程の條約局長の説明のうち、つまり批准條項のある條項についても、時宜によつて必ずしも政治的に重要でないようなもので、実施期日の関係、殊に多数国の條約のような場合に或いは事後ということもあるかも知らん、これは非常……

第8回国会 外務委員会 第閉会後3号(1950/11/17、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私は只今の政府の御説明に対しまして若干の点について質問いたしたいと思います。  只今の御説明は非常に客観的な簡潔にして要を得た御報告だと思います。ただ少しアカデミツクに過ぎておりますので、我々として日本の講和問題或いは安全保障或いは平和問題等に関連する点につきましてのお考えを政府に伺いたいと存ずるのであります。  第一に、国際連合がこの度の朝鮮動乱以来真に世界の平和を保障する力を示した。更に又この度の国際連合総会の決定によりまして、従来とにかく安全保障理事会が大国の拒否権の濫用によりまして安全保障の能力を麻痺されるような場合が起つた。これでは我々日本国民といたしましても、将来の日本……

第8回国会 外務委員会 第4号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○曾祢益君 先だつての本会議の質問のお答えを余り頂いていない点について若干御質問申上げたいと思います。  第一は、講和條約と安全保障の関係でありまするが、これは実は総理の答弁の中には、まあ講和條約を先にやつて、安全保障は向うから何かやつて呉れると、こういつたような言葉があつたと思うのでありますが、これは結局言葉の問題であつて、只今も総理は講和條約の場合に、安全保障がないような條約は考えられないというふうにも言われておるわけであります。そこでこの点については政府当局としては余りはつきりした具体的なことを言うのは、ちよつといろいろな関係上困るというような顧慮もおありだろうということは我々も分ります……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後1号(1950/08/01、2期、日本社会党)

○曾祢益君 今度の計画に非常に画期的であり、結構なことだと思うのですが、引揚同胞対策審議会というのはどういう構成であり、どういう権限を持つておるのか、それの決議が政府に対してどれだけの拘束力を持つておりますか。
【次の発言】 それで、今度の予算ですね、これは厚生省全体としては、厚生省のいろいろな予算もあるでしようけれども、まあ省議としてやるようですが、それを決定して、それから閣議に持つて行つて大いにやろうという厚生省全体の決議であるかどうか。援護庁のあればかりでなくですね、どうなつておるんですか。
【次の発言】 この公共事業費の予算は今でもやはり安定本部で資材の何かやつておるんですか。その方面……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1950/07/30、2期、日本社会党)

○曾祢益君 どれとどれに主を置くというようなことは害えないと思うのです。ですから第一、第二、第三項ですか、今千田さんの言われた、それには同様のウエイトを置いて、そうして有効な調査を継続する。必ずしも国内ばかりのことをやつて行くという趣旨でなくて、いずれも、国外のこともこれは調べて行かなきやならない。いずれもウエイトを同じに考えてやるべきだ、こういうふうに思います。
【次の発言】 ですから、兼岩君が意見を出されましたけれども、外国のことも積極的にいわゆる政治問題化するというような気持がいかんことはこれはもう分り切つたことであるのであつて、外国のことは遠慮するという必要も又ないのですから、国内も国……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後3号(1950/09/22、2期、日本社会党)

○曾祢益君 ちよつと援護局長に聞きたいのですが、そうすると仮にまあこの法律案が通つたとしてこれだけやらなければならないということになりますね。そうすると年末までの年度末近辺まで見ていて余つたらまあこつちの補正予算として出す、そうでなければ大蔵省の枠で外から財源を持つて来てそれをする、両建になるつもりなんですか、どういうのですか。つまりこれをこれだけの法律案で仮に通したとするとそれだけの負担が出て来るわけでしよう。それを年度末まで見ていておいてから引揚関係のやつに振替をやるのか、それとも別の財源を取つてやる、追加的な財源を以て補正するのか、どういうふうにこれを見ておるか。

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後4号(1950/11/13、2期、日本社会党)

○曾祢益君 その前に、先ほど委員長から御報告がありました国連問題ですね、司令部との折衝についてもう少し申上げたいと思います。よろしうございましようか。
【次の発言】 この前の九月の二十二日の委員会におきまして、先ほど委員長から言われましたように、国連の総会の議場にできるならば衆参両院のほうから引揚問題促進に関する日本国民の希望を伝えるような電報等を出すことと、今一つその中に加えましてこれは総司令部との折衝によりまして、総会に国民代表として衆参両院の代表が行かれるようにする懇請、この二つのことをおきめになつたわけでありますが、実はその折衝が、やつております過程におきまして、他面総司令部と政府との……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 外務委員会 第1号(1950/12/01、2期、日本社会党)

○曾祢益君 只今の政務次官の御説明によりますと、大体十一号はそのままにして置いて、新たに文化活動に関する事務というのを加える。そうしてフランスに関しては十一号ができないから、そういつたような場合には、ほかにもあるでしようけれども、例えばフランスの問題を捉えて見ると、十一号ではやらないということを外務省令で出すと、こういうことなんですか。
【次の発言】 その点はわかりまするが、そういたしますると、このたびのフランスに開く在外事務所が契機であつたけれども、結局すべての在外事務所において、文化活動に関する事務を行うことは連合軍総司令部の承認を得た、こういうことなんですか。

第9回国会 外務委員会 第2号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私は総理大臣に対しまして、朝鮮動乱の及ぼした国際的な影響等につきまして御質問申上げたいと思うのでありまするが、時間を節約する意味におきまして数項目に分けまして全部質問を先にさして頂きまするから、まとめて御答弁下さるようにお願いいたします。  第一に只今の国際関係につきましては、私が喋々申上げる必要もないくらい全世界を挙げてこの朝鮮に対する中央軍の大量を投入、この事態に対しましては世界の戰争か平和かの岐れ道ではないかというようなことから、全世界を挙げて関心の的になつておるのでございます。従いましてイギリスとアメリカとの両首脳部が緊急な会談を持つというふうな非情な事態になつておるのであ……

第9回国会 議院運営委員会 第1号(1950/11/21、2期、日本社会党)

○曾祢益君 この真中の方にあります「さきに勃発した隣國の動乱は國連軍の敢闘にもかかわらず、いまなお終焔をみない」と、こうあるのでありますが、「國連車の敢闘」という言葉を「國際連合の努力」こういうふうに変えた方がいいじやないか、「國連軍の敢闘」を「國際連合の努力」こういうふうにして頂きたいのですが、極めて簡單に申上げますると、如何にもその軍事行動の成行きに非常にこれがかかつているように、軍事行動のみに重点を置いておるようでありまして、その辺が余り結構でないと思いますので、國連の行動はもう今更申すまでもなく警察行動としても軍事部面でございましよう、いろいろな平和的の努力もありまして、そういうものを……

第9回国会 議院運営委員会 第8号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○曾祢益君 今中村君の言われたことと大体ダブるのですが、昨日の運営委員会においては、成るほど委員長のお言葉もありまして、総理も病気の場合もあるたろうから、必ずしも今日ということはできないかも知れない。それは我々も十分了解していたのですが、総理以外のかたに代つて頂くということは、そういう声なり意見はあつたかも知れませんが、そういう了解が成立していたのではないのでありまして、この点に関してはやはり総理の都合をもう一遍聞いて、総理に出て頂きたい。委員長がお諮りになつたこと、今日副総理や官房長官が来ておられた、その準備の完璧なことは非常に結構だと思いますけれども、(笑声)これは昨日の了解とは違う。従つ……

第9回国会 議院運営委員会 第10号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○曾祢益君 今の中村君の御発言に異議ないのですが、次の機会ということは若し間違いがあるといけないから、これは今ではない、本会期中において御出席願うということで了承いたします。

第9回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1950/11/22、2期、日本社会党)

○曾祢益君 草葉委員の動議に賛成であります。

第9回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1950/11/28、2期、日本社会党)

○曾祢益君 もうすでに同僚の諸君から言われたことに全然同感でございまするが、殊に千田委員から具体的な今後の進め方の問題について御発言がありましたが、その御趣旨には全く賛成なのでありますが、ただこれをやる方法といたしましては、是非とも当委員会で外務大臣と大蔵大臣の出席を求めたい。ここにおられる外務、大蔵両当局の係りのかたは、私は大いにその分に応じて非常に熱心にやつておられることだと承知しておるのでありますが、実は責任者である両大臣が本当にこの問題に真劍にぶつかつておるかどうかについて非常に疑いなきを得ないのであります。そこで、殊にこの予算等の問題になりますると、いわゆるすでに政治折衝の段階に入つ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 外務委員会 第2号(1951/02/05、2期、日本社会党)

○曾祢益君 本日おいでになつた皆様の非常に熱烈な御希望並びに御意見は篤と拝聽しておりますし、我々も何とか列国に対しまして、日本の正しい要求を一つ聞いて頂きたいという気持に燃えておるわけなんです。そこで先ほど御指摘にたつたように、この問題につきましては、いろいろな見地から検討しなければならん。それで先ず只今もお話がありました、團さんのお話になつていましたお話に、これはクリルの範囲の問題であるとも言えるし、又逆に言えば北海道の範囲の問題であるとも言える。それからヤルタ協定に我我が拘束されていないということは、これはもうその通りであります。我々はポツダム宣言に拘束され、又ポツダム宣言に援用されたカイ……

第10回国会 外務委員会 第3号(1951/02/06、2期、日本社会党)

○曾祢益君 これは主として政府委員に伺いたいと思うのでありますが、只今の奄美大島並びに沖繩の御出身のかたがたから切々たる日本帰属に対するお訴えがありまして、我々も心から御同情申上げており、常日頃から連合国に対してこのことを陳情しておるものでございまするが、さてこの領土の帰属の問題について私は只今政府との間に如何なるダレス氏との間に話合いがあるか存じませんし、又この問題について今日研究するのは差控えたいと思うのでありますが、ただ信託統治という問題につきまして多少法理的な研究というものを我々がしておく必要があるのではないか。これは我々勿論領土の日本への帰属ということを強く希望するということと何ら矛……

第10回国会 外務委員会 第4号(1951/02/07、2期、日本社会党)

○曾祢益君 ちよつと私遅れて参つたのですが、小笠原列島の代表としておいでになつているのでございますね。御趣旨は小笠原列島と、それから硫黄諸島ですか、小笠原群島、硫黄列島ですか、そのまだ南にもあるのじやないですか、大東島、鳥島……
【次の発言】 余り知識がないので、恐縮です。とにかくそういうような地域を全部併せて、一様に一括してお考えになつて、日本の領土権の下に、それから日本人として一つ律してもらいたい、かような御趣旨かと思うのでございますが、地理的な関係、又代表されている住民の関係、行政区域の関係等がございます。できれば一つその点を明確にして頂きたい。

第10回国会 外務委員会 第5号(1951/02/15、2期、日本社会党)

○曾祢益君 それでは私座つたまま御質問申上げたいと思います。折角総理から御説明があるようでありますから、成るべく簡単にいたしまして、質問の要点を先ず申上げますが、第一に、安全保障の問題についてであります。このたびのダレス氏と総理との会談の重点は、七原則をめぐつてのお話であつたと思いますが、その中でもやはり安全保障が中核であつたということは間違いないと思うのであります。そこでこの安全保障についてダレス氏から提言がありまして、これは非常に私は重大な提言だと思うのであります。即ち日本が若し間接的な侵略に対して備えるという意思があるならば、いわゆる集団的安全保障に加わることができる。そこでそれの実体的……

第10回国会 外務委員会 第6号(1951/02/22、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私は委員会にお諮り申上げたいのですが、講和問題に関する国会の質疑につきましては、新聞等に伝えるところによればいわゆる峠を越したというふうに言われております。成るほど政府とダレス氏との会談は一段落しましたし、今後ダレス氏がアメリカに帰られたら更に今後の発展があると思うのでありまするが、併しその間におきましても、国会の少くとも当委員会におきましては重要な問題、なかんずく安全保障に関する問題、或いは領土の処分に関する問題等の特に法律的な関係等については日米間の話合いはまだ具体化しておらないらしく承わつておりますが故に、かえつてそれらの問題について当委員会におきましていろいろな先例等にから……

第10回国会 外務委員会 第7号(1951/02/27、2期、日本社会党)

○曾祢益君 先日の委員会におきまして完全保障の問題、領土の問題等についていろいろ法律的の研究をやつたわけであります。なおその後外務省から公開的な資料として、いろいろ安全保障に関する資料として委員がもらつたわけであります。本日はこの研究の続きといたしまして若干の点についてお伺いいたします。  先ず安全保障の問題ですが、この前いわゆる地域的集団保障という問題についてのいろいろな先例、或いは法的見解等について研究したわけでありますが、本日は逆に国際連合による集団保障といいますか、国際連合による直接の、国際連合の機関の決定による並びに国際連合の意思による安全保障について若干質問したいと思います。そこで……

第10回国会 外務委員会 第8号(1951/03/14、2期、日本社会党)

○曾祢益君 議事進行に関しますがどういうふうに……一括して質問していいのですか、それとも逐條的にやるというふうに、どういうふうにしたらいいのですか。
【次の発言】 一応御説明願つたほうがいいんじやないか……。
【次の発言】 参考資料を何か説明して頂きたい。
【次の発言】 先ほどの政府の御説明で、現状においても総司令部の許可の條件が、大体この捕鯨取締條約に大体則つておるから、この條約に加入して義務を正式に條約によつて受けることになつても、実質的に変らないという御説明があつたと思いまするが、それは全部の日本の捕鯨漁業全部についてそういうことが言えるのであるか、それとも船団を南氷洋に送るというような……

第10回国会 外務委員会 第9号(1951/03/28、2期、日本社会党)

○曾祢益君 先に御質問があつたかと思いますが、新聞の報道によるとロンドンの問題が交渉中のようなんですが、この間イギリスの誰ですか、外務次官か何かの発表によると、西ドイツのほうは総領事館と大使館の間ぐらいのところで、日本のほうは総領事館或いはそれ以下というようなことを発表されたようですが、そういつたような話があるのではないか。それからもう一つはワシントンのほうは大使館に昇格するといつたような話がシーボルド氏から吉田首相に伝えられたというような話がありますが、それらについて我々の伺い得る限りにおいて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 只今のお話だと、若し万一、過半数が得られなかつたというこ……

第10回国会 外務委員会 第11号(1951/05/16、2期、日本社会党)

○曾祢益君 一つ、二つ伺いたいのですが、このユネスコの目的が第一条の一に書いてあるわけなんですが、この文章は非常にわかりにくくて、結局教育、科学、文化を通じて諸国民の協力を促進することは、平和及び安全に貢献することという最初の目的に行くのか、その前の正義、法の支配、人権及び基本的自由に対する普遍的な尊重を助長すると、そつちにも、そのために協力を促進するということが書いてある。協力を促進することによつて平和及び安全に貢献することであると……。そこでこれは変にアカデミックな議論のようにおとりになるかも知れないけれども、かなり本質的な問題じやないかと思うのです。そこで外務省と文部省が作られた国際連合……

第10回国会 外務委員会 第12号(1951/05/18、2期、日本社会党)

○曾祢益君 先ず最初に新憲法下における外交と国会との関係について御質問申上げたいと存じます。総理は国会におきまする質疑応答に当りまして、外交は秘密が本体であつて楽屋の裏のことは話せない、かようなことをしばしばおつしやつておりますが、これは我々の見るところでは、旧憲法の下における天皇大権の下に隠れた外交の観念と混同されておるのではないかと存じます。外交には三つの段階があると存じます。第一は外交国策の樹立であると思います。第二は外交のいわゆる交渉と存じます。第三は外交に関しまする協定、外国との約束ができまして、これを承認する段階だと存じます。で、第一の段階、即ち外交の政策を決定する、かような問題に……

第10回国会 外務委員会 第14号(1951/06/01、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(曾祢益君) それではこれから委員会を開催いたします。委員長が御出席できませんので、更に又徳川理事も御出席できませんので、私が代つて委員長席に参りました。  本日は講和に関連する諸問題、並びに国際情勢等に関する調査でございまするが、特に講和に関連する諸問題の研究の意味合を以ちまして政府委員にも来てもらつておりまするから、どうぞ御質問がございましたら各委員から御質問願います。
【次の発言】 今度は私から一つ二つ御質問したいのですが、先ほど来のお話で、署名に上つて効力を発生する條約についても、原則としてはやはり事前に国会の承認を経るというのが精神だと思うわけであります。そういたしますると、署……

第10回国会 議院運営委員会 第4号(1950/12/13、2期、日本社会党)

○曾祢益君 昨日きまつた大体の方針に従つてやはり小委員長と各委員長とにおいて研究をして頂きたいと思います。

第10回国会 議院運営委員会 第5号(1950/12/15、2期、日本社会党)

○曾祢益君 前の原則を適用しつつ、やはり緊急事態で必要が認められたらあとは事務的に処置するというように決定いたしたらどうですか。
【次の発言】 それじやもう一つの動議を提出いたしますが、先般の議運の決定に従つて、あの原則を立てるならば、この問題については委員長、小委員長において決定する、こういう動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 先ほど私は委員長一任という動議がちよつと停滞したから別の動議を出したのですよ。委員長、小委員長において決定、委員長一任という形式でない動議を出したのです。委員長、小委員長決定とかいうことは、この前もこの運営委員会でこの種の問題をやつている。そ……

第10回国会 議院運営委員会 第16号(1951/02/13、2期、日本社会党)

○曾祢益君 今の矢嶋君の御意見は全然同感です。私は自由党の愛知君からのおつしやつた本会議でやるが、併し成るべくダブらないようにしよう、委員会でしつかりやつて貰いたい、私もそれも賛成なんです。ところが過去における少くとも総理、政府のやりかたは、こういう問題などについては殆んど委員会でもしやべらない、余り十分にしやべつておらない。これは外務委員会の貧弱さを暴露するようで恐縮なんですが、実際わざわざ一時間に限つて出て下さる、こういつたようなやりかたであります。私はこういつたようなやりかたでは不届千万である、そうして別の委員会の内容についてのことはここで正式に審議することはないと思いますが、これは我々……

第10回国会 議院運営委員会 第21号(1951/02/28、2期、日本社会党)

○曾祢益君  一体この議院運営においては、予算をオーバーするのがいいとか悪いとかいうことを審議するのですか。

第10回国会 議院運営委員会 第24号(1951/03/08、2期、日本社会党)

○曾祢益君 この前官房長官から、一応の候補者に関する経歴並びにそれに対する政府の見解についての御説明がありましたが、我々党に帰りまして、いろいろ審議中でありますが、若干選考の方針等について御質問申上げたいと思います。  第一この間は、各候補者について学識経験者という意味で選考されたということについての御説明と、経歴等についての御説明がありましたが、学識経験者といいましても、如何なる趣旨で、例えて申すならば、如何なる公益を代表するような、職能別とか或いは階層別というような趣旨においてやられたのか、又そういう点を考慮してやるべきものではないかというふうに宙うのですが、それとも漫然とただ候補者をピツ……

第10回国会 議院運営委員会 第30号(1951/03/23、2期、日本社会党)

○曾祢益君 小川さんのほうがそういう御意見ならばそれも止むを得ないことと思うのですが、ただ私はさつきの懇談会に出席しておりましたけれども、一応いろいろな御意見が出た、いろいろな異論が出たということは事実であつたと思います。最終的には大体原案を了承された、ただ予算と決算については何かやはり割当を強く考えてほしいという希望があつたということで、決して異論があつて全然話合が付かなかつたというような状態ではなかつたということを承知して置く必要があると思うのです。ただそれはそれとして、小川さんの御意見のように、各会派とされては小委員会に当られた委員と各会派との間に必ずしも十分にお打合せがなかつたようです……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1951/02/02、2期、日本社会党)

○曾祢益君 この前からもうしばしば本員も政府に希望しておつたのですが、一つ確認事務を非常にスピード・アツプしてもらいたい。これがためには当然の予算措置を講じ人員も増員し、これはまあ直接には外務省所管でしようが……。それから今一つは換算率の問題は私しばしば言いましたようにむずかしいむずかしいと言つて延ばしておることはできないので、結局は合理的な、拂う問題である。その点でいつまでもただ遷延に遷延をすることは適当でない。それから第三の理由は少くとも吉田総理の御見解によれば今年中には講和條約ができる。これはまあいろいろの方面からそういうふうな見方があると思います。然るに講和集約ができて、在外資産の補償……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後4号(1951/07/28、2期、日本社会党)

○曾祢益君 只今の同僚内村君からの御質問に対しまする草葉政務次官の御答弁では、どうも私たち納得ができないのであります。即ち勿論国際連合との折衡はこれは内閣の問題ありまするから、一々その折衡につきまして国会のほうといたしまして、ああしろこうしろと申上げるつもりはございません。併しこの委員会がこの引揚げ問題に従来関心を持ち、常に政府と或る意味におきまして一緒になりましてこの人道問題の解決に力を尽して参つた経過から申上げるならば、やはりこの六月の幾日かにかような重大な内容を持つているところの文書を国際連合に出され、而もそのことが事前に、或いはすぐに事後にこの委員会に報告されるという措置がとられていな……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 外務委員会 第1号(1951/08/16、2期、日本社会党)

○曾祢益君 委員長において御指名願いたいと思います。
【次の発言】 この前の理事会だつたと思うのです。正式の理事会だと思いますが、今会期中における本委員会の運営につきまして、大体決定したことがあると思うので、それを一つ委員長から皆さんに御報告と言いますか、お諮りと言いますか、御披露を願いまして、その問題について、この委員会できめて行きたいと思いますが。
【次の発言】 只今委員長のおつしやつた通りでありまするが、これを委員会において確認願つて、なおその後の折衝については委員長において善処して頂きたい、かように考えます。
【次の発言】 それで大体実際の日程といたしますると、明日はいろんなあれで困難……

第11回国会 外務委員会 第2号(1951/08/17、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私遅れて来まして……、大体今の委員長の御説明で議運できまつたそうですが、そういう前提に立つて考えますと、私はこの前のここの委員会において決定した線にやはり成るべく近いやり方をして頂くのが本当ではないか。従つて愛知君のお話もありましたけれども、委員長が言われたように、この問題についてはいろいろな根本的な問題はまだ残つていると思います。それから今までの例とは違つて、議運に付託するということと、今までのようにただ単に議長から本会議にあれするというのと非常に違うと思いますので、案件として議運に付託したというのは新例だと思うのですが、議運に付託した場合に、外務委員会としてこれに参加するのが我……

第11回国会 外務委員会 第3号(1951/08/18、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私は領土問題それから安全保障問題に大体限定いたしまして、二、三点御質問申上げたいと思います。  先ず第一に該草案の第三条でありまするが、政府の御見解では国連の信託統治の下に置かれた場合には領土権は日本に残つておる、置かれても領土権は日本に残つておる、何と申しまするか、まあ眠つたような関係ではあるけれども、とにかく国連の信託統治になりましても日本に領土権が残る余地がある、かようにお考えであるかどうかを伺いたいと思います。
【次の発言】 日本の統治権がこの第三条によつて、第二条と異りまして、第三条によつては放棄した積極的な規定がないわけであります。そこで、この講和条約において、統治権の……

第11回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後2号(1951/08/21、2期、日本社会党)

○曾祢益君 今の、説明の中に、今度の補正予算について一体そういう流用は認めないというのは、一般原則が閣議か何かできまつておるのですか。
【次の発言】 大体今の御説明によりますと、四万人は帰つて来るという一応の建前をとつた、これはまだ未引揚者の家族のかたの気持も考慮してまあそういうような大体の数字を置いておく必要があるということのお話だつたようで、これは大体初め十五万人というのは架空の数字で、その後の外務省の発表によると約八万人ばかり生きておられるという計算で相当確実視される。それを丁度上半期が済んで、十月から三月までの半分、即ち四万人だ、大体そういつたような目安で考えられたのですか。


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務委員会 第1号(1951/10/27、2期、日本社会党)

○曾祢益君 この大使館、公使館、総領事館、又は領事館が講和條約の効力発生と共に正式に開かれることになると思うのですが、まあ目下のところ外務省としては、本格的な在外機構の一つの規模、構想ですね、これは勿論相手国との話合いも必要でありまするけれども、おおむねどのぐらいのところに大使館なり、公使館なり、それから領事館、総領事館はどの程度の規模でできるという構想を持つておられるか、それらの点について一つ御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 今の御説明の中で一等初めのやつの大使館ですね。大使館の中で戰前からあつたものの復活の予定が十一、それから新たに独立した主として東甫アジヤ諸国、これは数は大体わ……

第12回国会 外務委員会 第2号(1951/11/05、2期、日本社会党第三控室(右))

○曾祢益君 本件は外務委員会といたしまして非常に重大な関心を持つておりますので、内閣委員会に連合審査要求を出して頂くようにお願いいたします。
【次の発言】 別にございません。

第12回国会 外務委員会 第3号(1951/11/10、2期、日本社会党)

○曾祢益君 この協会に加盟することによつて、利益のほうは主として国際経済協力とか技術上の点とかいろいろあると思いますが、義務のほうは日本の冷凍業或いは水産の輸出業等に関して何か負うということはどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 まあそういう程度の統計資料とかそういうものの提出の義務のほかには、私も今ここで拜見しているのですが、第三條の終りのほうに書いてあるのですが、一国の経済的利益、立法及び行政に関する一切の問題は、国際冷凍協会の権限より除外せられるものとするというようなことが書いてあるようなんですが、つまり資料提出の義務という以外に、法制上のその他の何かの拘束を、この協会に加入す……

第12回国会 外務委員会 第4号(1951/11/17、2期、日本社会党第三控室(右))

○曾祢益君 私はこの国際労働憲章加入に対しまして賛成するものでありますが、ただこの際、我々、この日本の加入に当りましては政府において十分なる決心と準備を以て加入されることが絶対に必要であるということを特に申上げたいのであります。過去におきまして日本がしばしば外国から日本の汗の労働、或いはチープ・レーバー、ソシアル・ダンピングというふうなことのそしりを招いたのであります。かかる事情につきましては、占領後の民事化の進歩と共に今や事情はよほど変つておるのであります。併しこれは労働三法、或いはその他の民主的制度の形ができておるだけでありまして、まだ実態において十分でない点があるのであります。更に又この……

第12回国会 外務委員会 第5号(1951/11/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私この請願並びに陳情に賛成でありまするから、決定をされたい。それから次に進んで頂きたい。
【次の発言】 私この請願の受理に賛成しますと共に、今政府委員から御説明があつたわけでありまして、平和条約によれば解除されることになつておるわけですが、実際問題としてこの駐留軍がおるということと、殊に朝鮮動乱の継続というような関係から、その睨み合せによつて非常に接収の解除の範囲というものが制約されるのじやないかという心配を持つておるわけですが、政府の御答弁はこういう問題に関すると常に行政協定がまだできないから、関連あることは事実なんですが、行政協定というものは日本側がやはり自主的に経済回復上、民……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第3号(1951/10/25、2期、日本社会党)

○曾祢益君 加納さんに二つばかりお伺いいたします。第一は日本の貿易業者は、船舶それから織維業者等がまあイギリスと競争を、或いはいじめられることを恐れてはいかんだろうと思います。この点は御尤もだと思うのですが、同時に向うにおいでになつて、やはりこのイギリスの業界が日本のフオービアにはかかつていないのか、つまり不公正な競争ですね、これをなくして、どうしてもやはり日本に対する最惠国待遇のこの供與に対しては、一応はまあ政府は供與すると言つておるけれども、それを法的に確認するよるな、通商條約等によつて、そこまではつきり……まだ與えることは、いやだと、かような圧力がこれは無論労働組合側もあるでしようが、特……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第5号(1951/10/29、2期、日本社会党)

○曾祢益君 本日は若干の重要点につきまして、吉田総理大臣に御質問申上げたいと存ずるのであります。細目の点につきましては、逐條審議の際に政府委員のかたに伺うつもりでございますから、今日は吉田総理に御質問を申上げます。どうぞ時間も短時間でございますから、総理の御答弁も懇切且つ簡単にして頂きまして、御協力のほどをお願いしたいと存じます。  第一に、先般の総理の本会におきまする両條約に対する御説明を伺つたのでありまするが、我々は国民と共に独立を迎えまする日本の現政府の外交の基本方針、或いは方向というような大きなる点について何らこれというものを伺つておらないのでございます。その点はまことに重大な欠陷では……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第8号(1951/11/01、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私は一松委員が言われたように、これは最終的には委員会が決定すべき問題である、かように考えております。ただ私も理事の一人でございましたので、実は昼は先ほど同僚の吉川さんにお願いしたのでありますが、朝の理事会の様子は知つております。従つてこの問題についてやはり何と言いましても、理事会としての意見に疎隔を来たしたようなままで、そしてこれはやはり運営に当りまして、勿論全会一致の原則でありますが、十分な職責を尽すのが私は理事の職責だと思います。従つて午前は一応この問題についての日程についてはお話合いができておつたと私は感じたのでありまするが、その後に多少了解が正確でない点がはつきりわかつた今……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第9号(1951/11/02、2期、日本社会党)

○曾祢益君 この前文の中に、日本国として国際連合への加盟を申請し、且つ国際連合憲章の原則を遵守する、こういうことが明らかに謳つてあるのであります。これは誠にそうでなければならないと思うのでありまするが、これに対しまして連合国は、前項に掲げた日本国の意思を歓迎するので云々と、まあ、なつております。御承知のようにイタリーとの講和條約におきましては、連合国はイタリーの国際連合加入を支持するという趣旨のことが明らかにされておつたわけであります。なおこの最後の確定案として調印される前には、いま少し連合国側の意思がはつきりなつておつた草案になつておつたと思うのでありまするが、なぜさような連合国側の義務がは……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第10号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○曾祢益君 第一條について伺いたいと思いますが、この(a)項の、「日本国と各連合国との間の戰争伏態は、」「終了する。」かようになつておるのですが、一体戰争状態というものはどういうものであるかということを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 我々は国際公法について若干の知識は持つておるのでありますが、国民は必らずしもそこまでの知識がないのでありまして、從つて国際公法の講義とか講義でないとかでなくて、国民の重大な関心の的は、御承知のように連合国にしてこの條約に加わらない国との間に、この條文によれば反対解釈として戰争状態が継続すると、かように読めるわけで、そこで戰争状態というものはどういうもので……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第12号(1951/11/07、2期、日本社会党)

○曾祢益君 第六條の規定につきまして、その但書の規定がなぜ挿入されたかということにつきましては、従来政府からいろいろの御説明がなされておるのでありまするが、特にダレス氏の会議における発言等を引用されまして、若しこの規定がなかつたならば、一旦連合国の軍隊として、つまり占領軍としては一旦帰られる。そうして改めて日本と他の国、現実の場合には日米安全保障條約ができてしまつたからでありまするが、他の国との協定に基いて日本に駐屯する軍隊というものは全然性格の違つた軍隊であるから、いわゆる連合軍の軍隊が居残るというのではなくて、一旦引上げる。そうして改めて協定に基く駐屯が行われる。物理的に軍隊が変るというよ……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第13号(1951/11/08、2期、日本社会党)

○曾祢益君 ちよつと伺いますが、農林大臣は今日は来そうもないのですか。
【次の発言】 それでは農林大臣が来られましてから、農林大臣に対する質問を続けてやることをお許し願いまして、折角水産庁の次長が来ておられますから、私も取りあえず第九條に関連する事項だけちよつと当局にお尋ねしておきたいと思います。  先ず日本の漁業が戰前と比較いたしまして、現在においてこの沿岸漁業と、それから公海、マツカーサー・ラインの中でありますが、公海漁業との漁獲の割合が一体どういうふうになつておるかという点について伺いたい。戰前と比較いたしましてどういうふうになつておりますか。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第15号(1951/11/10、2期、日本社会党)

○曾祢益君 ちよつと伺いますが、農林大臣は……。
【次の発言】 十三條のこの航空問題についてちよつと御貿問申上げたいのですが、この十三條の(b)項によりますると、この多数国若しくは二国間の航空條約ができまするまで、この平和條約の最初の効力発生の時から向う四年間、この効力発生の日に連合国が行使しているところの権利、特権を存続させるというような趣旨の規定と、且つその特権を持つておる国々に対しまして機会均等が與えられなければならない、かような規定があるのでございまするが、これは何故に航空事業に関してのみ、この一般の商工業、或いは海運業等と異なつた待遇をしなければならなかつたか。この点を先ず伺いたいの……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第16号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私、通商産業大臣に御質問したいのでありまするが、第八條のこのサン・ジエルマン條約に関する日本の権利の放棄に関連いたしまして、御承知のようにコンゴー盆地條約に関する特権を放棄することになつておるのであります。そこで通商産業大臣に、今後このコンゴー盆地條約に関する特権の放棄に伴いまして、日本の輸出産業或いは通産上、一般的に如何なる不利不便が起るか。この点について伺いたいと存じます。
【次の発言】 第十七條の、日本の捕獲審検所の決定又は命令を再審査することに関しまして、一体第十七條の(a)項の規定によりますると、捕獲審検所の決定若しくは命令というものは、如何なる基準を以ちまして再審査され……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第17号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○曾祢益君 農林大臣に第九條に関連いたしまして少し御質問申上げたいと思います。私、只今岡田委員の御質問に対する農林大臣のお答えの中で、正式の漁業條約は平和條約の効力発生後にする、かように言つておられたと思うのでありまするが、それは只今交渉しておる日米加の條約は、これは正式なものではなくて別に正式な漁業條約を結ぶと、こういう意味でございまするか。その点を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますると、只今のできんとしつつある條約の効力の発生が、平和條約の効力の発生と同時若しくはその以後にするように調整するという意味であつて、別に正式の漁業條約を作り……、今作つているのが若し條約にな……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第18号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○曾祢益君 只今総理から御答弁があつたのでありまするが、まだ私としては十分に納得ができないのでございます。従いまして、若干の再質問を許して頂きたいと思います。  第一は、平和條約と安保條約のいわゆる可分、不可分の問題でありまするが、これは私たちも、平和條約ができまして、日本に安全保障が必要である、独立日本に安全保障が必要であるという意味では、両者の関連性を否定するものではないのであります。私の質問は非常に簡單でありましたので、極めて原則的な御答弁しかなかつたのでありまするが、私の言わんとするところのものは、平和條約は何と言いましても、まだ占領下にある日本が独立を回復するための一つのいわば手段で……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第19号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○曾祢益君 外務省だけに御質問するよりも、関係大臣、特に法務総裁と労働大臣がおいでになつてから御質問申上げたほうが、一括御質問したほうが都合がいいのでございますが、如何でしようか。
【次の発言】 私は先ほど申上げましたように、関係大臣の出席の下にやつたほうが時間的にもいいと思うのでありまするが、ほかの議員に対しまして却つて審議を徒らにとどめておるようなことになるといけませんから、或いは労働大臣、法務総裁が来られてから同じ問題について各別にもう一遍御質問申上げることになると思いますが、取りあえずそれでは外務省の政務次官に主として伺いたいと思います。  大体私の御質問を申上げる前提と申しましては大……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務委員会 第23号(1952/04/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 只今の平林委員の御発言に関連いたしまして、ちよつと政府に伺いたいんですが、これは必ずしも伊關君の御所管でなかつたら外務省の代表という意味でも結構なんですが、国連との間の話ができなければ、いわゆる英濠軍というようなものが、日本と英国或いは濠洲というそれらの国との間に講和條約の効力が発生したという建前に立つて見るならば、爾後九十日以内にさような国連との話というような恰好で駐留に関する協定ができなければ、例えば佐世保等における駐留というのは講和條約の関係から言つてできなくなる、かように私は一応解釈するのですが、果してその解釈でいいかどうか、これを一つ伺いたいと思います。

第13回国会 外務委員会 第24号(1952/04/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 時間がないので非常に結論的に大臣の御意見を伺いたいのですが、先ほど外国人として、新たに今度外国人になる旧朝鮮人、それから台湾人にだけ特別な取扱いをするということは、やはり講和條約等にも規定されているような最惠国待遇の問題を起すという話がありましたが、併しこれは実際問題とすると最恵国待遇の問題にはならない。何となれば日本から分離する特殊な国民のことなんですから、従つて第一政府から提案された第二條ですか、その6においてすら特別の待遇をここに規定しているわけなんですから、そこで政府としてはこれらの諸君に、元来ならば日本国民であつたので、今後も日本国民として残るならば従来の永住権を認めて行……

第13回国会 外務委員会 第25号(1952/04/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私は小委員会の業務に参加した一人といたしまして、これは杉原委員の御質問に対する答弁を申上げる筋合じやないのですが、只今いわゆる附則第三項という新たな案文ができました趣旨等は、私はこういうふうに考えておるのだという点を、一応私の気持を御説明申上げようと思うのです、大体昨日の岡崎国務大臣の説明を聞きましても、要するに朝鮮人、台湾八の諸君が、これに対しては大体永住的な取扱を認めてやろう、こういう気持であるということは明確になつたと思うのであります。ただその場合に、勿論これはその当該地域の管轄の当局である大韓民国或いは中国の政府等との交渉をやつておる過程にありますために、法律の表面において……

第13回国会 外務委員会 第26号(1952/04/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 議事進行について……。討論にお入りになるということですが、本案に対して修正の意見を私は持つているのでありまするが、その議事手続上は一体どういうことになるのでございましようか。この原案について討論して、そうして採決をする前に修正の動議をお取上げになるかどうかということをお諮り願うのでしようか。委員長のお考えをあらかじめ承わりたい。
【次の発言】 結構です。
【次の発言】 私はこの二つの法案に対しまして修正の意見を持つておるものでございます。現実的には一つの法案、即ちポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案に対する修正案でございますが、この……

第13回国会 外務委員会 第28号(1952/05/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 どうも委員長のあとから一つ御質問申上げるつもりでしたが、若干の点について岡崎外務大臣に伺いたいのですが、先ず日本の外交もいよいよスタートをこれで切るわけですが、大公使の選任について一体どういう基準で大公使の選任に当つておられるか。例えば国によつてはいわゆる経済外交が主だから或いは経済人を選ぶ、そういつたような考慮もされておるのかどうか。我々は非常に重要な問題であるので、事外交の運用に関する問題でありまするから、飽くまで第一義的にはこれは政府の責任、即ち新大臣の腕の見せどころと思うのでありますが、大体そういつたような原則的な方針等について先ず伺いたいと思うのであります。

第13回国会 外務委員会 第29号(1952/05/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 法律問題じやないのですが、この仲裁判断の條約に加入することによつて、貿易取引に関する紛争の相当部分が円沢に解決されるというふうに考えておられると思うのですが、この調査書に出ている貿易取引に伴う紛争とその解釈というやつを見ますと、主として輸出クレームの問題なんかの紛争のことを考えておられるようであります。ところが現在これは国によつても違うでしようけれども、非常にいわゆる公正な商習慣を守らないという意味の非難が非常に多いわけですね。要するに規格に合つてない品というよりも、いわゆる商標権の侵害とか、或いは果して法的に侵害であるかどうかということについては、かなり疑問があるにしても、事実上……

第13回国会 外務委員会 第30号(1952/05/16、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○理事(曾祢益君) それではこれから委員会を開会いたします  先ず国際植物防疫條約の締結について承認を求めるの件、予備審査でありまするが、政府委員から提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 次に千九百二十三年十一月三日にジユネーヴで署名された税関手続の簡易化に関する国際條約及び署名議定書の締結について承認を求めるの件、これも予備審査でございまするが、議題に供します。
【次の発言】 次に外国の領事官に交付する認可状の認証に関する法律案、これも予備審査でありますが、議題にいたします。
【次の発言】 お諮りいたします。ちよつと速記をとめて。

第13回国会 外務委員会 第31号(1952/05/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 この第一條の(2)に書いてある、国際連合朝鮮両建局による日本国における救済物資の大量買付のように、商業的性格を有しておるものには勿論特権が及ばないということが書いてあるわけであります。これは現実にははつきりと区別がつくようになつておるのかどうか、それで今もやつておるでしようし、今後朝鮮の動乱が幸いに解決でもすれば、非常に大きな再建に関する基準みたいなものになるわけであります。これらのことは勿論そういう濫用はないと思いますが、又第一條の規定が濫用を許さないことがはつきり書いてある。現実の問題としてその区別はどういうふうにしたら達成できると考えておられるのか、その点を一つ御説明願いたい……

第13回国会 外務委員会 第33号(1952/05/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 只今の御質問並びに答弁に関連してですね。どうも伺つておりますと、ポツタム宣言とそれから降伏文書というものも、なんですか、こんがらがつておるような感じがしますし、この問題は非常に重要なことであるので、改めてそれを外務大臣から明確な一つ答弁をして頂きたいと思います。それで私は、日本がこの拘束を受けたのは降伏文書と考えております。勿論内容的にはポツダム宣言を引用されておりますが、そこで政府の考えは、先ほどの杉原委員の発言にも関係あるのですが、政府の考えは降伏文書については平和條約ができたから、平和條約が効力を発生した国であつて、而も降伏文書の相手方の国、これは四ヵ国に限らないわけです。い……

第13回国会 外務委員会 第34号(1952/05/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 先ほど杉原君と外務大臣との応酬に関連いたしまして、私は外務大臣がこの平和条約と降伏文書との関係についていろいろ説明された点について、必ずしも納得しない点もあるのですが、例えばソ連も平和会議に出席したいだから、従つて日本が降伏文書或いはその内容であるポツダム宣言を履行しておると認めるようなお話がありましたが、現実にはソ連はあの会議の席上、いわゆる代案と言いまするか、ソ連の修正案というものを出して、その中に、例えば日本の民主化ということを平和条約の中に更に約束させるといつたような項目を入れておるという点から見ましても、ソ連の意思としては少くとも、降伏文書及びポツダム宣言の内容を日本が従……

第13回国会 外務委員会 第35号(1952/05/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 大山委員の御質問の前に極く一、二点だけ御質問申上げたいのですが、この前の委員会で兼岩委員の御質問に対する外務大臣の御答弁の中にあつたと思うのですが、要するに国連軍部隊の日本におきまする行動に関しては吉田・アチソン交換公文があつて、それによつて規律ざれるということに一応なつておるわけであります。その問題に関する外務大臣の御答弁の中に、国連軍の駐留を吉田・アチソン交換公文において認めておるかの御発言があつたと思うのですが、これは速記録を私まだ調べておりませんが、駐留という言葉を使われたと思うのでありますが、言葉そのものは確めることにいたしましても、私はこの点は非常に重要な点だと思うので……

第13回国会 外務委員会 第36号(1952/06/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私は国際連合への加盟について、承認を求めることに対しまして、賛成の意向を表明したいと思います。  国際連合が現状におきまして、必ずしも理想的な姿でない。機構におきましても、又運用においても、完全にその当初の目的である国際平和と安全の維持に十全の努力を振い得ないということは、これは遺憾ながら事実でありまするが、さればとて、この際日本が真に平和的な国として、日本の安全を図る上におきましては、現存ぜる国際平和、安全の機材としては、国際連合に対しいたずらに批判的な態度を以ては、私は解決の途がないと、かように考えるのであります。いろいろ本委員会におきます質疑応答等各委員の御意見も伺いましたが……

第13回国会 外務委員会 第37号(1952/06/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 外務大臣でも外務次官でも結構でございますが、この国際通貨基金に日本が加盟することを、通貨基金側のほうではこれを受け入れることになつておるというふうに了解しているんですが、このそこに至る経緯において、日本の為替管理に関する機構並びに運用についてどういつたような交渉があつたのか、つまりそれらの点について通貨基金と直接若しくは総司令部等介していろいろのサゼツシヨンなり指導なんかがあつて、これならば日本が立派に通貨基金協定に加わつて、十分に信頼し行けるというような認定が何らかの意味でされたことと思うのです。そういつたような関係があつて、ただ単にこの通貨基金協定に加わるというだけでなくて、日……

第13回国会 外務委員会 第38号(1952/06/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私遅れて来たんで、少し重複するかとも思いまするけれども、折角柿坪君が来ておりまするから、柿坪君でもよろしいし、或いは次官の政策全体についての御答弁でもいいのですが、今抱負経編を述べられて結構なんですが、実際今年の予算では文化事業費というようなものは取つているんですか、取つているとすればどのくらい取つているか。それを一つ……。
【次の発言】 事業費というのは取つていないのですか。
【次の発言】 どういう予算のあれで取つているんですか。
【次の発言】 それで国際学友会だつて補助でしよう。結局補助金になるのでしよう。
【次の発言】 これは是非文化事業費として、結局補助金の恰好になると思う……

第13回国会 外務委員会 第39号(1952/06/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 只今伊達委員の御質問に対して、外務大臣はカイロ宣言の中には台湾の帰属は中国に帰属するように言つておられましたが、あれは中国と書いてありましたか、リパブリツク・オブ・チヤイナと書いてありましたか。
【次の発言】 その点はあとでお調べ願いたいと思うのですが、この条約全体を見ておりますると、この条約の中に中国という字句があるし、又中華民国という字句があるのでありますが、そこでこの条約の中にある中華民国というものは一体どういう国であるのか。私の質問は別に変な意味で申上げているのじやないので、おわかりのように中国との関連において特に御質問したいのですが、一体中華民国という国があるようでござい……

第13回国会 外務委員会 第40号(1952/06/13、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○理事(曾祢益君) それでは外務委員会を開会いたします。  初めてインドとの平和条約の締結について承認を求むるの件、予備審査でありまするが、これを議題にいたしまするが、本日は外務大臣からの提案理由の御説明を伺うにとどめたいと思います。そうして中華民国との平和条約の締結について承認を求むるの件、この質疑に移りたいと思いまするが、そのように運びましてよろしうございますか。
【次の発言】 それではそのように運びます。岡崎外務大臣。
【次の発言】 それでは先はど御了解を得ましたように、本日は目印平和条約については外務大臣の提案理由の説明を聞くにとどめます。

第13回国会 外務委員会 第41号(1952/06/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 第九條によりますと、「附属書に明記する水域において」云々とこう書いてあるのですが、この附属書のほうを見ると只今杉原委員が問題にされたような附属書の2、及び附属議定書に関係のあるさけ関係の区域のほうは、一応これは明記されておると言えるのですが、そのおひよう、にしん関係の及びさけのほうももう一口あるのですが、このアメリカ及びカナダの地先沖合の條約区域と、コンヴエンシヨン・エアリア・オヴ・ザ・コーセス・オヴ・カナダ――ユ―ナイテツト・ステイツ、これは一体区域がはつきりわかるのですか。この参考に出された地図を見てもどつちからどこまで行くんだかわからない。極めてあいまいで明記されてないんじや……

第13回国会 外務委員会 第42号(1952/06/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 議事進行について伺いますが、今日は外務大臣の出席はあるのですか。
【次の発言】 私自身としてもまだ外務大臣に申上げたいものがありますので、いずれにしても質疑打切りというような動議をお取上げになるならそれは反対であります。兼岩委員においても成るべくを簡潔に質問を続行して頂きたいと思います。
【次の発言】 この条約につきまして大分もはや事務当局の諸君に伺つた点で明らかになつた点もあるのでありますが、極く一、二の点について外務大臣の御所見を伺いたいと思うのです。  第一に、この条約は一つの雛型として、北大西洋の漁業のための国際条約、これが雛型になつていると思うのですが、この条約、この北大……

第13回国会 外務委員会 第43号(1952/06/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 ここをまあ私は特に中国と中華民国との異同について大分御質問したのですが、今日はそれを繰返すつもりもないのですが、ここの中国の国籍というのは、英語で飜文的な意味があるので、チヤイニーズ・ナシヨナリテイと書いてあるのでここはまあいいと思うのです。その点を私は今申上げておるというよりも、実際的な問題は、この十条の解釈は、要するに中国本土人も中華民国人と取扱つておるのかどうか、台湾や何かをここで便宜的に、中華民国の国籍があり、その国籍を管理しておるのが、国籍を管理もおかしいですが、事実上の管理をしておるのは国民政府だと、こういうことになつておるのですね。そこであなたが今おつしやつたような中……

第13回国会 外務委員会 第44号(1952/06/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 目印平和條約の第二條にありまする「千九百四十七年八月十五日前から存在し、又はインドが隣接国に与えている特恵又は利益には適用しないものとする。」、この問題はもう少し具体的に詳しく一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 もう少し具体的に御説明願いたいので、つまりこの英連邦内の特恵的な取扱でインドが留保したものはどういうものであるかということと、それから隣接国というのはどの国であつてどういう特恵又は利益を与えておるか、これを御説明願いたいのであります。
【次の発言】 隣接国のほうは特殊事情もありましようし、又日本としても、特にほかの国との通商航海條約やなんかの際に、さして支障を来た……

第13回国会 外務委員会 第45号(1952/06/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 ちよつと議事進行について。先に日米加のほうから始めたらどうですか。
【次の発言】 私はこの北太平洋の公海漁業に関する国際条約に対しては反対の意思を表明するものであります。以下簡単に理由を申上げたいと存じます。  我々は、平和条約によりまして、公海における漁撈の規制又は制限並びに漁業の保存及び発展を規定する、二国間及び多数国間の協定を締結するために、希望する連合国と速かに交渉を開始することを約束しておるのであります。我々は、この平和条約の規定を守りつつ而も日本の民生安定或いは食糧の自給、更には輸出の観点から非常に必要である、公海における日本の漁業の自由というものを、でき得る限り確保す……

第13回国会 内閣委員会 第40号(1952/06/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○委員外議員(曾祢益君) 結構です。


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 外務委員会 第5号(1952/12/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 どうもこの鹿地問題は私たちもだいろいろわからない点が多いのですか、併し一つはつきりしておると思うことは、日本の国民がまたいわゆる占領管理時代において、アメリカの軍事機関に逮捕監禁されたこの事実は、双方が認めておるところで明らかだと思う。そこでこれもまあ占領期間によりましては、アメリカの軍事機関が日本国民を逮捕監禁するようなことも、少くとも初期の場合においては非常に多かつたと思いまするが、昨年の十二月頃と言えば、講和条約が少くとも調印された後であり、効力発生の前ではあつたけれども、その頃において、一体外務大臣に伺いたいのは、アメリカの軍事機関が日本の国民を直接逮捕監禁し、而もそのこと……

第15回国会 外務委員会 第6号(1952/12/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 法務大臣にちよつと伺いたいのですが、昨日本会議に岡田君の御質問に対してのお答えの中で、どうも失踪して一年もしてから、而も書面で細君から捜査願を出しておる、ちよつと普通に考えると非常に変だ、いろいろ複雑な事情もあるらしいので、藤沢署のほうでも突つこんで調べるようなわけに行かなかつた。こういつたような趣旨の御答弁があつたと思うのですが、昨日の衆議院の法務委員会のこれは鹿地君の証言だつたと思いますが、拘禁されてから、早速とにかくまあ心配するなという手紙が、向うがデクテートしたらしいものが、出たということを言つております。それからその後も一、二回出たようなことを言つております。更に又山田な……

第15回国会 外務委員会 第8号(1952/12/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 別に異議はございませんが、二十一日の朝の討論採決というやつは、只今の場合によつたら延びるということに関連して来ると思うのですが、これは甚だ勝手なあれですが、二十一日午前中の討論採決……。
【次の発言】 二十二日、月曜日。
【次の発言】 時間までおきめになることはちよつと困るのでございますが。
【次の発言】 まあ国会が延びなければ、二十二日中に討論採決ということならいいのですが。
【次の発言】 時間の融通をその日の中でお考え願えれば結構でございます。
【次の発言】 議事に関連いたしまして、一つこの今日の議事に入る前に、議事日程に関連してお諮り願いたいことがあるのですが、それは只今丁度……

第15回国会 外務委員会 第9号(1952/12/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 極く二、三点簡単な問題についてもう一ぺん質問さして頂きたいと思います。第十條の「両締約国の航空企業は、両締約国の領域の間の特定路線において協定業務を運営する公平且つ均等な機会を有する。」と、この「公平且つ均等な機会」という方針が立てられるわけですが、現実に日本とアメリカの場合を考えてみると、この規定によつてこの乗入れの回数、或いは乗入れするところの会社別に見た回数なんかということが、本当に公平且つ機会均等の待遇を与えられる、法的に見てそういう規定と解してよろしいのでしようか。その点如何でしよう。
【次の発言】 次の点はその第十條に関連を持つて来ると思うのですが、この第十二條で「この……

第15回国会 外務委員会 第10号(1952/12/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 只今琉球の、沖縄の立法院議員の平良さん、而も沖縄で非常に有力な社会大衆党の委員長をしておられる平良さんからの非常に注目すべき沖縄事情の御説明があつたのですが、なお若干の点につきまして御質問をしたいと思います。この軍使用地の問題ですが、これは我が日本としては平和条約が効力を発生して以来、勿論行政協定等によつて引続き或いは地域或いは施設をアメリカ軍に提供することは、これは国としての約束にはなつておりまするが、併し国民対占領軍という、いわゆる強権的な関係はなくなつたわけですね。従つてまあ現実にはいろいろ本土でも問題はございます。ございますが、併しこれを強権的にアメリカ軍が一方的にその地代……

第15回国会 外務委員会 第12号(1952/12/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、この議案に対しまして反対の意思を表明するものであります。以下簡単に理由を申述べたいと思います。  先ず第一に、私たちはこの協定案そのものだけを切り離して論議することは適当でないと考えます。この問題は言うまでもなく、すでに法令としては我々の反対にかかわらず通つておりました保安庁法案、この中に現われた海上警備隊、この性格に対する我々の反対に論拠を置くものでありますが、一層これを一般的に申上げるならば、政府のいわゆる自衛力創設、この方針の極めて不明確なことと、而もそのことが政府が一方的に憲法第九条の規定しておる明確なる実際の戦力の否定にもかかわら……

第15回国会 外務委員会 第13号(1953/02/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 合同委員会は結構ですが、そうすると、これは外務委員会が主管という立場で、そして水産と法務、どういうことなんですか。
【次の発言】 それはちよつとおかしい、外務が主管だから……。
【次の発言】 それは私は当然外務委員会の主管だと思います。
【次の発言】 これは外務委員会がむしろみずから開催してない点に非常なマイナスがあると思いますが、併しことの性質から言つて、これは外務委員会が当然に主管する問題だと思うのでございます。そこで又若し水産委員会が自分が主管の問題ならば、何も外務委員会との連合審査を要求する理由はないので、自分のところでどんどんおやりになればいい。でありますから、外務委員会……

第15回国会 外務委員会 第17号(1953/03/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 これは順序としては法務委員会が正式にきめてきから外務委員会のほうに連合審査の要求をすることになるのが普通じやないかと思うのですが、併し私としてはこの問題について今委員長が言われたように、外務委員会主管の下に法務委員会との連合委員会を、若し法務委員会のほうで決定するならば開くことに異存ない。ですから順序としては少しこつちが先きめてお招きするのはおかしいと思うのですけれども、実質的には、そうきめておかれて、法務委員会のほうから連合審査の要求があればこれを受入れる、こういう順序にされたら如何かと思います。

第15回国会 外務委員会 第19号(1953/03/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 ちよつと関連して……。今の最後の点はそれで確かにいいんですか。例えば赤玉ポートワインと、こう書いて、そこでポートワインというやつは確かに日本ではできない、本当ならいけないことになるわけですね、併しあなたが今最後に言われた点において、これは赤玉ポートワインといつたつて、どうせ日本字で書いてあるし、日本製が余りに明白だから、この条約に加入してもそういう商標は禁止しなくとも条約違反にならない、或いは条約違反になるかならないかという法律論と関連はするけれども、例えばフランスあたりから抗議を受けることがない、従つて今のままでいい、こういう意味ですか。

第15回国会 外務委員会 第20号(1953/03/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私は只今伊達君の言われた点は非常に重要だと思うのですが、例えばユーゴースラビアのごときは、非常に有能な、向うの共産党でも中央委員であり、外務大臣もやつた有能な若い外交官を、派遣しておる。それに対して日本としては、未だに、人選の都合か或いは費用の都合か或いはその両方か知りませんが、まだ本格的な公使を送り出さない、これはもう恐るべき怠慢ではないか。かように考えておるのでありまして、何故にこういうことがてきぱき行かないのか、もう少し詳細な御説明を願いたい。それからいろいろないわゆる中東地区における国の問題が挙げられましたが、これは誠にそうであつて、今度イランが出て来たようですが、やはりイ……

第15回国会 地方行政委員会 第閉会後2号(1953/03/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 只今の政府のお話を聞いておりますと、どうも今法務省のほうのお考え方にやや疑問を存するという点が何だか強いような印象を受けたのでして、まあ本多国務大臣、自治庁の長官とされては、結論が違反になるものとは考えられないと言わざるを得ないという、そつちの意味にかなりウエイトをおいておられるように、どうもちよつと気分的な相違があるように思うのですが、それでまあ第一次的に政府の法律顧問としてのやはり法制局としての意見をもう一通念のために伺いたいと思います。
【次の発言】 まあ御苦心のほどはよくわかりますし、問題がむずかしいこともよくわかるのですが併し選挙戦はこれは生きた闘いですし、そういうあいま……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第5号(1953/03/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 各代表のだんだんの御努力を聞きまして非常に敬意を表しておるところでありますが、やはりこの問題はいろいろ大きな問題を包蔵しおるので、第一には、先ほど千田君が挙げた過去の例、即ち二十四年でしたか、私も事情を詳細は知つておりませんが、少くともあの場合には日本の政府の代表が受取人として行つた、それから向うも名簿を渡した、こういうまあ例もあつたわけです。その後の国際情勢の機微な折から、先方も意見を変えたということもあり得ると思いますが、ただ戦争状態が法律的にあるからというような理由では、これは非常に理由は薄弱ではないか。その後のどういう事情で以て、あの場合には認めたけれども、今度は政府代表が……

第15回国会 予算委員会 第26号(1953/03/02、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 二十九年度以降はどういうふうになるのですか。あなたのお話ですと、二十八年度については都道府県警察の分は国家が持つ、市町村警察の分は市町村が持つ、そうして実質的には府県警察になるわけですね。だから財政措置は要らない。予算措置は要らないというわけですが、それで二十九年度になつたらどういうことになるのですか。
【次の発言】 今度の法律改正案によると警察職員の定員という問題はどういうふうになるのですか。それに関連しまして現実に給与のほうはどうなるのですか。ただ身分が変るだけで給与のほうはどうなるのか、この点についてお話を伺いたい。

第15回国会 予算委員会 第30号(1953/03/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 千田君の質問に関連してですが、中共地区からの引揚問題についての受入態勢が十分になければならんことは千田君が言われた通りで、誠に同感であります。この問題については実は日本と中共との間は正式な国交関係にないのであります。この重大な受入問題及びこういう問題については非常に不正規なルートによる話合いでやらなければならない。併しそれも人道問題でありまするから止むを得ない、かように考えるのでありまするが、最近新聞の伝えるところによると、我が日本側の代表機関と中共政府当局との間の交渉を見ておりますると、果して政府はこれらの代表機関に政府の当然やるべき任務を十分に遂行させるだけの監督なり何かなし得……

第15回国会 予算委員会 第32号(1953/03/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私は激動する世界の新情勢に対処いたしまする我が国の外交基本方針につきまして、吉田総理大臣に若干の点について御質問を申上げたいと存ずるのであります。先ずスターリン逝去に伴いまする世界情勢の変化が果して戦争への道に行くのか、或いは世界緊張の緩和にプラスになるのか、かような点につきましては、すでにアメリカ、イギリス両国においてはその首脳部の会談においても重要な問題として取上げている。かような情勢におきまして、吉田総理におかれては過般の国会における施政方針演説の中で、極めて楽観的な見通しを述べておられますが、かかる楽観的見通しを、或いは修正し乃至はこの新情勢に対処する外交の見通しと基本方針……


曽祢益[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院2期)

曽祢益[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 外務・文部連合委員会 第1号(1951/05/14、2期、日本社会党)

○曾祢益君 折角文部委員諸君がおられるのですから、今まで黙つていましたけれども一つ質問かたがた外務委員の一人として意見を申上げたいと思います。よろしうございますか。
【次の発言】 只今ずつと伺つておりますと、このユネスコに関する加入後の主管官庁或は国内の行政機構、体制のことが大分問題にされておるように思います。これは誠にそれだけの重要性があると存ずるのでありますし、殊に只いま高良委員がおつしやつたように元来この国内協力団体の方は、はつきりと政府的な機関ではないと私は存じますので、あまりこの活動を阻害するような官庁同士の所管争いなんかということは、絶対この際やめて頂きたいと私はまあ考えるのであり……

第10回国会 外務委員打合会 第閉会後1号(1951/07/13、2期、日本社会党)

○曾祢益君 私は先ほど委員長が仰せられたように、従来この委員会におきまして講和問題に関する継続的な研究をしておりました関係で、このいよいよ公表されました米英共同草案に関する研究を今日から続けてやつて頂きたいと存ずるのであります。なお又根本問題といたしましては、私たちの会派のほうでは政府に対しまして速かに臨時国会を開催いたしまして調印前におきましてもこの条約の正式の審議といいますか、予備審査といいまするか、政府から提案してもらつて審査するということを政府に要求したいと思つておるのでございます。併しそれはそれといたしまして、先ほど申しましたように、委員会の継続研究の一環といたしまして是非この会合が……

第10回国会 外務委員打合会 第閉会後2号(1951/07/16、2期、日本社会党)

○曾祢益君 この前の委員会において、外務省にお願いして置いた今度の草案に関係のある実際の国際条約のまあ一覧表というようなものはまだできていませんか。
【次の発言】 成るべく一つ早く、余り詳しいものは必要はないのですから一覧表をお願いして置きます。  それでこの前私から申上げましたように、逐条的にやつて行きたいと思つているのでありまするが、資料もまだ十分にできておりませんし、従つて私たちのほうの準備も、少くとも私としてはまだできておりませんので、今日も第一回のこの前と継続的に思いついたところだけをぼつぼつ伺いたいと思いますし、従つてもう一遍、これは逐条的な詳細な検討は資料が出てからやるということ……

第10回国会 水産・外務連合委員会 第1号(1951/03/06、2期、日本社会党)

○曾祢益君 各証人に伺いたいのですが、中共側の取調の際にマツカーサー・ラインの内だ、外たということは余り大きな論争点でなくて、二つの主張がされているのじやないか。一つは公海であつてもやはり東支那海は中国の領海だという一つの主張、今一つの主張はマツカーサー・ラインは全然認めない、即ちこれは蒋介石政権と連合軍司令部との話合だから、中共はこれに拘束されない、この二つの主張は  必ずしも同じ主張じやないと思うのですが、いずれの主張を強く述べたか、人によつて違つたのか、或いは両方の主張を述べておつたのか。この点が一つと、第一は先ほど山本証人の証言の中にそれがあつたと思いますが、これはほかの、人から伺いま……

第10回国会 内閣・外務連合委員会 第1号(1951/05/18、2期、日本社会党)

○曾祢益君 若干御質問申上げたいのですが、この国際経済局の設置に当つて、先ず他省との権限の関係において問題を生ずるようなことはないというふうにおつしやつておりましたが、誠にそうでなければならないと思うのですが、現実の問題といたしまして、通商産業省の通商局との関係は一体どういうふうに事務分担をされる考えであるか、これらの点についてちよつと伺いたいと存じます。
【次の発言】 本質的には通商産業省ができて以来、同省と従来の外務省の政務局第一課、第二課等で扱つた事務のその関係をそのまま続けるのだという御説明ですが、それはその通りだと思うのでありますが、実際問題としてこれから予想される事態は、日本と外国……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 議院運営・人事・法務・外務連合委員会 第1号(1951/08/17、2期、日本社会党)

○曾祢益君 先ほど同僚の岡田君からの質問に対しまして、岡崎官房長官からお答えがあつたのですが、この問題になつているこの種類の国会議員のほうは、岡崎官房長官のお話によると、国会議員であつていわゆるオブザーアバーとして、全権団とは金然別に行く人たちのことではないようでありまして、何らかの全権団の仕事を委嘱する、こういうような言葉を使つておられたと思うのであります。それでそういたしますると、金権団の仕事はやはりこれは政府の仕事に、内閣の仕事に違いないと思うのです。そういたしますると、そのようなどういう種類の仕事をそのグループに属する国会議員に委嘱するのであるか、又そういうような仕事を委嘱するというの……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務・労働連合委員会 第1号(1951/11/10、2期、日本社会党)

○曾祢益君 すでに同僚原委員或いは赤松委員から述べられましたことと重複する点もあるかも知れませんが、私はこの政府の説明書に盛られておる気持がどうも非常に甘いのではないかと、かような感じを持つのであります。で、字句にとらわれるわけではございませんが、この二ページの終りから書いておりまする、この加盟が実現した場合にはどうかということの評価におきまする政府の考え方は、これによつて我が国の労働者の福祉が増進されるばかりでなくて、労働者の福祉の増進のほうは極く簡単に一行にして尽されているのであります。更に進んで労使間の関係の円滑化、産業の高度化が促進され、以て我が国の発展に寄与するところは甚だ大である。……

第12回国会 内閣・外務連合委員会 第1号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○曾祢益君 若干御質問申上げたいのですが、先ず第一に、この設置法は大体御説明の趣旨から言いまするならば、現状におきまして講和條約が調印され効力が発生する前においても、外務省の機能が非常に充実されなければならなくなつた、かような事情に鑑みましての外務省の機構改革だと考えられるのでありますが、このことといよいよ効力が発生いたしました後における、いわば本格的な外務省の機構改革との関係は一体どうなるのか。即ち大体現状におきましては、只今行われんとする機構改革を以て効力発生後の本格的な事態に入つてもそれで大体十分であるという見通しでおられるのか、或いは今度の機構改革はいわば過渡的の暫定的な機構改革であり……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務・水産連合委員会 第2号(1952/06/12、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○委員長代理(曾祢益君) 只今から外務・水産連合委員会を開会いたします。前回に引続きまして北太平洋の公海漁業に関する国際条約及び北太平洋の公海漁業に関する国際条約附属議定書の締結につきまして承認を求めるの件を議題といたします。御質疑のおありのかたは順次御質疑を願います。
【次の発言】 秋山君、誰に……。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 御発言ありませんか。
【次の発言】 第一条の「領水の範囲又は沿岸の国の漁業管轄権に関する締約国の主張に不利な影響を与えるものとみなしてはならない。」こういうことが書いてあるのですが、先ほどの外務大臣の御説明……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 外務・法務連合委員会 第1号(1953/03/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○曾祢益君 私遅れて来て、外務次官の御説明をずつと聞いて、なかつたので、或いはとんちんかんなことを伺うかも知れませんが、今の伊達委員、或いは團委員と外務大臣の質疑応答を伺つておりますると、政府のほうでは、平和条約によつて日本が主権を放棄した地域というのは、これはきまつておる。そこには入つていないから、従つて竹島は日本の主権であると、そればかりではないでしよう。勿論その前にも日本が領有した事実があるということを言つておられますが、最近の日本の領土の変更に関する一番大きな国際条約は、言うまでもなく平和条約です。この平和条約には、日本から主権を放棄する地域には入つておらない、だから日本の領土だという……



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データ更新日:2022/12/18

曽祢益[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期- 7期
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