曽祢益 参議院議員
4期国会発言一覧

曽祢益[参]在籍期 : 2期- 3期-| 4期|- 5期- 6期- 7期
曽祢益[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは曽祢益参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

曽祢益[参]本会議発言(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 参議院本会議 第6号(1958/06/18、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は、日本社会党を代表して、昨日、本院における岸首相の施政方針に関し、首相並びに関係閣僚に対して、以下若干の質問を行いたいと存じます。  まずもって、総理の施政方針演説がまことに無内容、おざなりのものであって、国民の期待を大きく裏切ったことは、はなはだ遺憾に存じます。しかも一方においては、目に余るような金の力による選挙の結果、それに酔って、国民の圧倒的多数の支持を受けたという、自信の過剰のみがあふれ出ていることに対し、早くも心ある国民は、民主主義の前途を憂えているのであります。首相は、一方においては、わが国の民主主義の基盤がなお弱いことを認めておきながら、民主政治の健全な発達のため……

曽祢益[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

曽祢益[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 外務委員会 第2号(1956/11/20、4期、日本社会党)

○曾祢益君 今、関税及び貿易に関する一般協定の方の関係について御説明があったのですが、もう少し補足説明していただきたいと思います。たとえば日本に関係のほとんどない各国の譲許の方は別として、たとえばここに書いてあるように、特にアメリカからの七十六品目、あるいはスエーデンからの二品目、日本自身が非常に関係のある外国からの譲許の内容ですね、これらの日本貿易に与えること、それから今度はわが国の内容、そういうようなことを御説明願って、全体として日本の貿易に具体的にどういう影響があるか、そういうふうな内容的の御説明を承わってから、さらにもう一度質問した方がいいのじゃないかと思います。政府にその用意があるか……

第25回国会 外務委員会 第3号(1956/11/22、4期、日本社会党)

○曾祢益君 先般委員会が決定して政府に要求しました説明資料は、ここにいただいていると思うのですが、これに基いてちょっと説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 まず日本の輸出に及ぼす影響について今次資料の御説明があったのですが、大体アメリカからの関税譲許の結果ふえているこの単位は大体どうなのですか。
【次の発言】 千円だと百五十億円ぐらいふえたというわけですね、ガットに加入して以来貿易は。この総計が出ているでしょう、前年同期に比べて。とにかくこの品目について、これは今度のコンセッションではなくて、前のやつでしょう。
【次の発言】 ですから今度の予想はまだ立っていないのですけれども、もし割……

第25回国会 外務委員会 第4号(1956/11/27、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私はこの本件に賛成するものでありまするが、本委員会の審議を通じまして、それぞれ委員の諸君からも御発言があったように、また政府からの答弁もございましたが、ガットの加入並びに今度の日本からも関税の譲許をいたし、またアメリカその他からの関税の譲許を受けまして、全体としてはこれは日本の貿易の促進にプラスになり、また日本の国内産業に悪い影響はないものと認めるので賛成するものでございまするが、ただ実際問題としては、関税の譲許だけで日本の輸出がスムーズにいくようなものでない。特にアメリカ関係におきましては、御承知のようないろいろな関税問題以外の輸入に関する制限の問題があるわけであります。従いまし……

第25回国会 外務委員会 第5号(1956/11/28、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は今度できました日ソ国交調整に関する共同宣言等の、ただいま議題になりました条約、協定等について御質問申し上げたいと思います。  最初に、この協定ができるまでに長い間努力された総理、外務大臣、松本全権、河野全権等の非常な努力に対しては、これを多とするのにやぶさかでございません。また、私たちは初めから、日ソ国交がいつまでもととのっておらないことは非常に変態であるから、日本が完全なる自主独立の外交を進める上において、さらに日本の平和的な環境を作る上において、どうしても国交調整をやらなければならぬ、かような見地で常に政府に決意を迫っておったわけであります。また、国交回復の正常な、普通の形……

第25回国会 外務委員会 第6号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○曾祢益君 今御報告があった点について必ずしも反対ではないのですけれども、私は秘密会の要求を申し上げて、理事会で御相談願った結果、実質的に今、委員長が言われたような、政府の方から進んで、そうしつかりしないものについて、話が秘密会の形をとらずに、それでわれわれが満足できるものであるならば必ずしも秘密会におけるあれを要求しない。そういう点については、確かに私としてはけっこうであることを申し上げたい。まだ何といいますか、最終的に決定したものと認めてないのです。それでどういうお話し合いになって、その結果がどうであるかということによっては、私は秘密会要求の権利はまだ留保しているつもりなんです。必ずしも秘……

第25回国会 外務委員会 第7号(1956/12/01、4期、日本社会党)

○曾祢益君 ちょっとその前に、議事進行について簡単に。  大谷委員の御質問に対する外務大臣の御答弁の中に、つまりこの共同宣言が効力発生した後の旧日本領土の占領状態といいますか、これについての御答弁があったのですが、その点について、どうもこの前の、当委員会でありましたか、あるいは農林水産等の共同委員会における条約局長の答弁と少し違っておるような点があったようであります。と申しますのは、まず第一に、もとよりこの共同宣言ができる前の状態においては、これはもう単純なる戦争状態における軍事占領、従ってそれは、領土権の帰属の問題にかかわらないというこの日本の解釈、その通りであります。ところが、共同宣言がで……

第25回国会 外務委員会 第8号(1956/12/02、4期、日本社会党)

○曾祢益君 関連して伺ってよろしゅうございますか。
【次の発言】 先ほど苫米地委員の御質問の中に、それから総理の御答弁の中にあった問題ですが、どうも領土問題に関する継続審議、すなわち国後、択捉その他の領土に対する継続審議の点がはっきりしておらないようだから、この参議院において共同宣言等を承認する場合に、何らかの参議院としての意思を付帯決議みたいなものにして出すというお考えのようですが、私個人は、この問題については、参議院が十分な審議を尽した上に、どうしても不十分と認められた場合においてのみ、そういうことがいいか悪いかを考えるべきものであって、現段階において、当然にそういうような付帯決議をつける……

第25回国会 外務委員会 第9号(1956/12/03、4期、日本社会党)

○曾祢益君 関連して。今の問題じゃないのですけれども、この前に森君の御質問に対する総理の御答弁の中で、領土問題を含まない平和条約を提案したならばソ連は直ちにこれに賛成するであろうと、こういう御答弁があったのですが、ちょっとその点が私よくわからないのですが、何かお間違いじゃないのでしょうか。
【次の発言】 もう少し大きな声で御答弁願いたいのです。よく聞えません。
【次の発言】 ちょっと。農林大臣は退席されたわけじゃないでしょうね。
【次の発言】 帰ってこられますね……。

第25回国会 外務委員会 第10号(1956/12/04、4期、日本社会党)

○曾祢益君 いよいよわれわれの委員会のこの重要な問題に関する質疑もほとんど終局の段階に近づきつつあると思うのでございますが、各委員の非常な御努力とともに、また、政府の各位も非常によく御出席になって、質疑を十分にかわしてきたつもりでございますが、しかし共同宣言についてその核心であるところの領土問題、この点については遺憾ながら今日までの審議では、まだまだわれわれとしても十分に委曲を尽し、ほんとうに国会議員としての義務を遂行したとは言いかねるように考えるのであります。それはどういうところに帰着するかと申しまするならば、結局、今般のモスクワにおける三全権の交渉の中で、何といいましても、領土の問題に関す……

第25回国会 外務委員会 第11号(1956/12/05、4期、日本社会党)

○曾祢益君 非常に幼稚な質問なんですが、この在外公館の名称及び位置を定める法律は、領事館なんかも皆含んでおるのでしょうね、法律そのものは。だからソ連邦に対しては、領事館の問題は、あとで国交回復の外交交渉を通じて相談してから必要な法律改正をやる、こういう意味で今のところは大使館のことだけを法律の中に加えると、こういうことなんですか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 これは法律と直接関係があるわけじゃないのですが、大体大使館の構成に関する構想とか、あるいは予算等に関する措置等についてはどうなっておるのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、当面はこの規模も小さいし、人件費としてはまあ大体やっ……

第25回国会 外務委員会 第12号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○曾祢益君 昨日、本委員会におきまして、同僚委員の御質問に答えて、原子力局長から、この問題だけでなくって、原子力の政策といいまするか、やや長期的な第一期の全くの実験炉の問題、第二期の国産実験炉の問題、第三期の動力実験炉の問題等についての一つの政策の展望の御説明があったんですが、これは非常に重要な点でございまするので、あらためて正力さんから大体の御方針を承わることができれば、幸いと存じます。
【次の発言】 非常に積極的なかつ明るいお見通しであり、また重要な日本の燃料政策及び電力政策に関連しての非常なキイ・ポイントになるお話たったのですが、そこで大体そういうふうな事情で、正力さんの積極政策が生んだ……

第25回国会 予算委員会 第3号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○曾祢益君 関連質問。ただいま八木委員からお問い合せになった点につきましては、私は八木委員と見解は異にするものでありまするが、非常に重大な問題だと思います。私どもはかような不要な外交問題を起すおそれもあると思って、付帯決議は国際法的な効果を及ぼすものならば、これは日本側としても不信行為になるからいけない。そうでなくて国内的な単なる留保ならばこれは意味をなさない。あるいはこの条約に反対な立場の方々、これを、青票を白票に変えるような、そういうような意味もあるかに存じまして、その必要がない。有害無益だというので反対したわけであります。ところが、不幸にして私どもが心配しましたように、モスクワ放送がこの……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 外務委員会 第閉会後1号(1957/08/01、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は特に日米会談、総理の渡米を中心といたしまして、これは総理にきわめて総括的な質問をなさしていただきたいと存じます。  まず最初に総理はちょうど羽田にお帰りになったときに、ワシントンにおける日米首脳会談は十分に成果をあげ得たものと自画自賛されております。またこの会談を契機としまして、これは共同コミュニュケの言葉を引用するならば「日米関係が共通の利益と信頼に確固たる基礎を置く新しい時代に入りつつある」と、かように述べられているのでありまするが、多くの日本国民から見るならば、むしろ総理の渡米は全体として、国民の期待したところの日米関係の根本的な再検討、これは日米間の真に永続的な友好関係……

第26回国会 外務委員会 第閉会後2号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○曾祢益君 外務大臣がこれから国連総会に御出席になるわけでして、これはまあ前の国連総会にも日本が途中から加わったのでありますが、非常に日本としてはまあ初舞台みたいな、きわめて重要な機会だと思うわけであります。また外務大臣も御就任早々非常な重要な会談に臨まれるわけでありまして、私ども国民としてりっぱに使命を果されんことを心から願うものでありますとともに、いろいろな御苦労のあろうことをわれわれもお察しするわけであります。しかも今度の国連総会――ただいま特別総会も開かれておりまするが――並びに通常総会等は、時局柄特にわが国民として最も重視しておりまする諸般の問題が取り上げられる、こういうきわめて重要……

第26回国会 外務委員会 第3号(1957/02/14、4期、日本社会党)

○曾祢益君 きょうは、きわめて大きな点だけ伺いましてまた次の機会に、具体的な点について御質問を続けさしていただきたいと思います。  最初に、外務大臣の施政方針演説を非常に注意深く伺ったのでありますが、一般的な、総論的な点については、大きく同感やぶさかでない点があるのでございます。ただいま、鶴見委員からも御指摘があったように、たとえば政治と外交との一体化、あるいは内外に対して率直に所信を訴え、さらには、アジア隣邦諸国との友好協力関係を強化する、なお、国連の尊重、民主主義国家との協調、これらの点については、何ぴとといえども異議のないところだと思うのであります。私もまた、さように考えるのであります。……

第26回国会 外務委員会 第4号(1957/02/19、4期、日本社会党)

○曾祢益君 先般の外務大臣に対する私の質問の続きといたしまして若干の点について、大きな問題だけについて伺っておきたいのです。  第一に対ソ関係でございますが、対ソ関係につきましては、外務大臣の施政方針演説にも、御趣旨は、幸いにして日ソ国交回復に関する共同宣言ができたので、これから日ソ間の問題は段階的に処理していく、こういうようなお考えのようであります。それで平和条約の問題については、国際情勢の動向をもにらみ合せ、わが国との平和条約は適当な時期と方法によって進める、こういう御意見のようであります。もちろん一概にこの点に反対する場ものではございません。特に平和条約は、わが国の北方の領土の問題に非常……

第26回国会 外務委員会 第5号(1957/02/28、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私、この条約に関して質問をいたす前に、実体的な方として日本の航空路線計画等について、この際当局の説明を求めたいと思います。……政府委員すぐに参りますか。それではその際に。
【次の発言】 この際、運輸当局から日本の航空路線の計画、本年度の分と今後の多少長期にわたる計画とを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこで梶原委員からの御質問にも関連するかと思うのですが、たとえば今スイスと航空協定を結んで、スイスの方は直ちに日本に乗り入れてくることができると思うのですね。日本の方は、今の実際上の実力からいってもまた外交上からいっても、まだ経過国との間の協定がないということからいってできな……

第26回国会 外務委員会 第9号(1957/03/19、4期、日本社会党)

○曾祢益君 ちょっとそれに関連して。日本におる外国人の所得に関する不平というか、これは結局日本の方は会社の重役さんなんか実際上はいろいろまあ何というか、社用族的な実際上の手当みたいなもの、交際費みたいなものがかなりある。給与の方は、これは労働攻勢もあるし、世間体もはばかるし、あるいは脱税、いろいろな関係から、実際非常に低いものにしているというのが戦後の現状だったのですね。これじゃかなわぬ、自分の方ははっきり所得を出しているから税金がフルにかかってくる。ところが日本の同じような会社の重役なんかという者は、実際上脱税している。だから自分らの方は非常にアン・フェアな取扱いを受ける結果になる。こういう……

第26回国会 外務委員会 第12号(1957/04/02、4期、日本社会党)

○曾祢益君 今の条約局長の御答弁は少し、法律論としてそうなるのかもしれませんけれども、これは外国の政府の継承の問題だから、われわれとして最終的な発言権があるわけでもないのですけれども、ちょっと問題がありはしないですかね。私はあまりよく知らないけれども、たとえばポーランドの場合なんか、ロンドンの亡命政権、あれはミコライチクの方であると思います。それが戦後のいろいろな関係で実際上ルブリンの政権というか、ソ連が主になったものが事実上全く別の政府を作ったということ、それ自身が冷戦激化の一つの理由ですらあったわけなのだけれども、果して、ミコライチク政権を今の政府が継承してできているという見方は、これはち……

第26回国会 外務委員会 第13号(1957/04/04、4期、日本社会党)

○曾祢益君 政府から御説明けっこうなんですが、大体各委員は書類をいただいておるので、総理は大体一時間半ぐらいしかおられないので、はなはだこういうことを申し上げては恐縮ですが簡単にお願いします。
【次の発言】 私は三点だけ御質問したいのであります。第一は原水爆実験禁止の問題についてでありますがこれはあとで申し上げます。これはきょうお答えを得ておく必要がある。第二は、いわゆる抗議船団といいますか、すわり込み船団に関する法律問題、これはまあきょう直ちに、法律問題ですから、最終的な御返事はなくてもけっこうであります。御質問だけしておきたいと思います。第三は沖繩問題、これも法律問題ですから突然で恐縮です……

第26回国会 外務委員会 第17号(1957/04/30、4期、日本社会党)

○曾祢益君 ちょっと議事進行について。まだ森君の御質問の通告もありまして、梶原さんもあります。私のもあるのですが、実はただいま同僚の津島委員から非常に重要な御質問があって、これに対してまたきわめて重要な政府の御答弁があったのです。私は尊敬する津島委員の遺憾ながら意見と異にする点が多いのです。従ってこの問題は、つまり日中国交等の問題については、もちろん政府が所信を表明されることは非常にけっこうだと思います。ただその場合に相当十分な、これはわが国会においては残念ながらフリーな討論という形はあまりとっておりませんが、少くなくとも慣例に従って、野党からも十分な質問の時間をあらかじめ打ち合せて、政府が積……

第26回国会 外務委員会 第20号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○曾祢益君 これはもうすでに同僚委員からの御質問もあったと思いますし、また農林関係の委員からの御質問の一つの中心点だと思うのですが、オットセイの条約なんです。これは簡単に言えば、日本近海ではとらない、そのかわりにオットセイをもらうというような条約になっておりますか。
【次の発言】 それでこれは、今度は暫定的な協約を作らなくても、敗戦後は自粛しておったのですか、日本も捕獲を。
【次の発言】 そこでとってはいけないことになっておったけれども、特に岩手県方面の漁民は、事実上はかなり密猟をしてそうしてやっておったらしい。しかもその漁民の生活からみてこれをやめることが非常につらい、現金収入の関係から。そ……

第26回国会 外務委員会 第22号(1957/05/16、4期、日本社会党)

○曾祢益君 国際原子力機関のいわゆる原子力憲章ができたには、いろいろな要素もあったと思いまするが、特に米ソ両国が、いわば原子力の平和利用を、ある意味ではその外交政策あるいはパワー・ポリティックスの道具にして争っておったのが、とにかく原子力の平和利用は国際連合を中心にやらなきゃならないというその大義名分の建前から、相当危ぶまれておったのが妥結ができて、そしてこの憲章が一応でき上ったものとわれわれは考えておるわけです。非常にけっこうなことだと思っておりましたが、最近アメリカの議会方面においては、どうもアメリカが少し譲り過ぎている、この点について。たとえば、アメリカがこの機関を通じて提供することある……

第26回国会 予算委員会 第8号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は岸総理大臣並びに関係閣僚に対しまして、主として外交問題及び外交と防衛との関連について御質問いたしたいと存じます。  最初に、総理大臣に伺いたいのは、石橋内閣から岸内閣に変ったのでございまするが、重要なる新内閣の外交方針というものについては、実はわれわれは承わっておらないのでございます。総理の所信の披瀝がありましたけれども、外交問題についても、果して石橋内閣の外交方針をそのまま踏襲されるのか。あるいは新たな構想を持っておられるのか、この点を伺わないと、実は私どもが新内閣の発足に当っての外交方針に関する質問ができない。かような関係になるので、まず、石橋内閣の際に外務大臣として御発表……

第26回国会 予算委員会 第14号(1957/03/22、4期、日本社会党)

○曾祢益君 関連して、この問題について岸総理大臣に二点お伺いいたしたいと思います。  第一点は、ただいま小林委員からるる指摘されましたように、河野前農相の昨年の五月におけるモスクワ交渉の結果、八万トン、十万トンという線を、おそらく当時はまだ昨年度の暫定の話と、その後の各年度の話とがまだもやもやしている間に、そういう大まかな話をされたということになれば、非常な、今日振り返ってみるならば、せっかく漁業協約ができ、とにかく最大限度の持続的な生産をするための科学的な根拠を出し合って、そしてやるところの今度の漁業委員会においても、非常に大きな障害になった約束をしてしまったことになる。そういうような非常な……

第26回国会 予算委員会 第17号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○曾祢益君 簡単に一点だけ。井出農相に伺いたいのですが、総理に対するテボシャン大使の回答と、それからあなたがク一夕レフ漁業代表とお会いになって、向うから、要するに十二万トンにことしはするから、その条件の一つとして、オホーツク海の制限の問題が持ち出されたということはわかっております。今回の東京の漁業会談について、その問題は、オホーツク海の問題は初めてだ、これもわかた。その場合に向うから、実はこの問題についてはきょう突然出すわけではない、すなわち去年の五月のモスクワ会談におけるイシコフ河野間の話合いの中に、たとえ自発的にもせよ、結果としては日本が自発的に船団を減らすという形はとったにせよ、当時から……

第26回国会 予算委員会 第18号(1957/03/27、4期、日本社会党)

○曾祢益君 関連質問……。
【次の発言】 途中で質問して恐縮ですが、外務大臣の羽生委員に対する御答弁並びに昨日の記者会見における水爆の問題について、松下特使をやるのであるから、イギリスの第三回ですか、今回の回答に対する日本政府の再抗議といいますか、再申し入れについては、まだ考えておらない、あるいは今後考えると言うかもしれない。私はこの御発言というか、この態度は、非常に私は不幸なことであると思う。何となれば、もとよりわれわれも、松下特使がこれはもちろん政府の代表の資格で行かれるのでしょうし、従ってイギリス政府とも十分な話し合いの機会を与えられておると思いますけれども、しかし何といいましても、むし……

第26回国会 予算委員会 第19号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私はただいま提案されました河野一郎君を本委員会に証人として喚問するの動議に対しまして賛成の討論を行いたいと存じます。  最初に申し上げたいことは、私及び私どもは決してこの問題をただ単なる委員会の戦術とか、あるいはいやがらせとか、そういうような気持で従来まで主張し、あるいは本日なおこの動議に賛成するものでは断じてないのであります。また私どもは非常に重大な日ソの国交全般のことを考えればこそ、どうしても河野君にこの委員会に出席を求めて解明しなければならない、かように信ずるが故に、いわゆるこの点を強く主張するものであります。小林委員も今指摘されましたように、もしこの問題がうやむやで過ごすな……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 外務委員会 第2号(1957/11/07、4期、日本社会党)

○曾祢益君 この在外公館の名称及び位置に関する法律の改正案についての提案理由の説明書を拝見すると、今度だいぶ大使館に昇格するものが多いのでありますが、これが大勢だというふうにも解せられる。そこで現在在外公館の中で、もちろんこれは領事館は含まないで大使館と公使館、この割合はどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、大体今度は公館の数でなくて大使、公使の数の上から言うと、今日戦前とはお話にならないくらい大使の数が非常に多い。だから今の数字だとこれは大使も兼任があるのですか、三十八人中。
【次の発言】 大使が三十八名で公使はどのくらいになるのですか、二十一になると。

第27回国会 外務委員会 第3号(1957/11/08、4期、日本社会党)

○曾祢益君 このソ連大使館の在勤俸のきめ方について伺ったところによると、変える原因は、要するに為替レートが対米一ドル四ルーブルから対米一ドル十ルーブルに変更された。その結果非常にレートがよくなったわけですね。その結果、結局在米大使館の在勤俸の約一・三ないし一・四五倍に当る額が適当との結論に達した。これがどうもどういう論理なのかよくわからないのですが、為替レートの倍数からいけば非常な大きな差益が出るはずなんです。それがいきなり今度アメリカの在勤俸との比較で十一倍とか丁四五倍とか、その結果は従来に比べて大体二割の減額をするのがいいと、この数の論理が一つもわからないんですが、ちょっと御説明願いたいと……

第27回国会 外務委員会 第4号(1957/11/09、4期、日本社会党)

○曾祢益君 これはオーストラリアの関係じゃないのですけれども、ちょうど加藤委員と松本政務次官との質疑応答の中に出てきましたアメリカの短期農業移民といいますか、労働者の問題、これは私もこの間、あまり十分な調査をしてきたわけじゃありませんが、現地に行く機会があったので実情の一端にふれてきたのですが、これは当委員会では笹森先生、石黒先生その他の非常な御関係者もおられることなんですが、なかなかこれは問題がある。その点で私は、今会期は非常に短いですし、一般のいわゆる案件の審議にじゃまになっちゃいかぬという考慮もありますので多少ちゅうちょもしているんですが、もし国勢調査あるいは国際情勢調査の一環として、時……

第27回国会 外務委員会 第6号(1957/11/12、4期、日本社会党)

○曾祢益君 一点だけごく簡単に伺いたいのですが、それはこの前予算委員会でも申し上げましたが、ソ連がミサイル及び人工衛星等における戦略的な優位に立ったことに対応して、アメリカがいろいろ戦略上の関係の調整をはかる。その一つの現われとして、日本を含めたいわゆる同盟国に、ミサイル基地、はっきり言えばいわゆる中距離弾道兵器の基地を設けるというような方向がはっきり現われている。それに対して、そういう場合に、はっきりとそれは原水爆持ち込みと同様な意味で断わるということを言明されたわけであります。  それからいま一つの問題は、御承知の通り近くNATOの会議が開かれてアイゼンハワーがヨーロッパに参りまするが、す……

第27回国会 予算委員会 第2号(1957/11/08、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は先般参議院本会議におきまして、わが党の代表の岡田議員から、総理、防衛庁長官等に質問がなされました外交、防衛の根本的な問題について、あらためて特に総理大臣、また内容によりましては防衛庁長官だけに限りまして御質問を申し上げたいと存じます。  私が今さら申し上げるまでもなく、最近の世界の情勢を見ておりますと、いわゆる宇宙兵器と申しまするか、あるいは大気圏外ミサイルというような言葉も用いておりますが、こういうような画期的な科学の進歩に伴った兵器の革命的な進展が行われ、またこれに伴いまして人工衛星が二つも打ち上げられた。これは科学の問題であるとともに、やはりその持っておる非常に大きな軍事……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○曾祢益君 関連して。
【次の発言】 簡単に一点だけ総理大臣と労働大臣にお伺いいたします。総理大臣は今、山田委員の御質問に対してすなわち駐留軍労働者の立ち上り資金の問題については、よく研究の上善処するというお答えをなすっておるわけでありますが、これは当然に予算を伴う問題だと思うのであります。従いまして好意的にお考えになって善処される上は、これは予算化についても来年度の予算においてお考えになるという御意向であるか、これをはっきり伺いたいと思います。  それから労働大臣については、まだ山田委員の御質問の途中だったかと思いますが、私の承知している限りは、これは確かに不当介入の結果を来たしている。軍の……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 外務委員会 第2号(1958/02/11、4期、日本社会党)

○曾祢益君 ただいまの杉原参員に対する外務大臣のお答えの中で、これは非常に大きな問題を含んでおるのですが、全面的にその点御質問申し上げる時間もございませんからそれは避けますが、一点伺いたいのは、私の、今の質疑応答によって得た印象によれば、中華人民共和国政府を相手とする貿易協定を結んでも、日本政府のこれは承認にはならない、法律的にいえば。従って、今、日本政府が、この貿易協定を民間協定に譲っておって、政府が当事者にならない理由は、いわゆる中華人民共和国を承認しないという、その政策のいい悪いは別として、そういう、しないというからではなくて、承認にはならなくとも、政治的に工合が悪いからやらないのだ、貿……

第28回国会 外務委員会 第閉会後2号(1958/06/09、4期、日本社会党)

○曾祢益君 それに関連して。大体一種の、何といいますか、協定全体が、向うから見ると、向うの法律の中の一種のエキゼクティブのアグリーメントみたいな取扱いになります。従って、全体について一カ月間テイブルしておいて、文句がなければ、あらためて向うが三分の二の議決をしなくとも、つまりトリーティーの扱いをしない、全体がそういう関係になるのですか。
【次の発言】 そうしますと、今岡田君の言われた点は、全体としてアメリカから見れば行政協定みたいなもの、行政府がやれる権限内のものである。従って、アイゼンハワーの従来の政策ですね、つまり外国に援助したウラニウムから出てくるプルトニウムも、純粋にアメリカに返った場……

第28回国会 外務委員会 第3号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○曾祢益君 今岡田委員が触れられた問題なんですが、新国家ができるに当っては、当然旧国家、つまり新国家の構成分子であるエジプト、シリアと日本とのいろいろな条約上の権利義務あるいは貿易その他から起ってくる債権、国民としての債権の問題、債務の問題等の新国家による継承といいますか、そういういろいろな問題が起っていることと思うのです。そこで、今大体政務次官からのお話で、おそらく新国家としては、旧構成分子であったシリアとエジプトと日本との間の条約、その他の権利義務は、新国家が継承するということになっていると思うのです。新国家にイエーメンが入るとか入らないということは別として、基本方針、それはやっぱりはっき……

第28回国会 外務委員会 第5号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○曾祢益君 エジプト、シリアの合邦に伴って、今度はイラクとヨルダンの、何といいますか、あれはアラブ連邦というのですか、この連邦ができることになったようですが、これに対する政府の態度をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 中東の問題に関連してちょっと伺いたいのですが、チュニジアの問題について政府の態度をどういうふうにおきめになっておるか、これは申し上げるまでもなく、国連提訴を、これはフランス、チュニジアの両方からしておりますし、また、裏面で米英の調停に応ずるかのごとき動きがあるようですが、そういうことになるにしても、ならないにしても、日本の政府の態度というものは明確でなけりゃならぬと思います。……

第28回国会 外務委員会 第6号(1958/02/19、4期、日本社会党)

○曾祢益君 大体政府の力としても、いわゆる中近東方面なんかに武器を供与して、そうして国際紛争を激化するようなことは適当でないという点については、大まかな点において、われわれと意見がそう違いはないと思うのですが、しかし、一般論としては、武器の輸出を必ずしないという政策はとっておらない、また、かりにそういう問題が出たときに、ある種の武器を輸出させないということについての業者に対する勧告という以外に、はっきりした法的根拠があるのですか。
【次の発言】 そうすると、業者が聞かないで輸出した場合にはどういうことになるのですか。勧告を聞かない場合にはどうなるのですか。

第28回国会 外務委員会 第11号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○曾祢益君 簡単に一点だけお伺いしたいと思いますが、いよいよ赤城代表もモスクワに行かれまして、北太平洋の公海漁業の本年度の漁獲量の問題について、最終的なと思われる交渉に入るわけですが、これは国民としてひとしく日ソ漁業条約の精神に従って、あくまで双方が納得する科学的な根拠に基いてそして今年度の規制すべき漁獲量というものが定められなきゃならないと思うのです。で、われわれの考え方は、そういう意味におきまして、もとより基本的には先ほど森委員からも言われましたように、日ソ間の基本的な問題としての平和条約が結ばれることは望ましい、また、それのための政府としての努力がわれわれとしてはまだ欠けるところがあると……

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○曾祢益君 ただいま森委員からの御質問の点に関連して、もう少し伺いたいのですが、前提として森委員の言われたように、また、外務大臣が答弁されたように、インドネシアの内乱の状態にかかわらず、平和条約及び賠償案件をすみやかに日本においても国会の審議を了し、批准、承認を与えていくのが正しいと思うのですが、それからインドネシアの事情については、必ずしも私は今外相の言われたほど楽観できないような面がありはしないかということを懸念する。現地の事情についても、主として特に戦闘行為はスマトラ方面でやっておることでもあるし、必ずしも日本の外交機能のそれ自身の情報が、現地からのファースト・ハンドの情報があるわけでは……

第28回国会 外務委員会 第14号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○曾祢益君 平和条約の問題でおそらく同僚委員から御質問もあったし、御答弁も当局からあったと思っておりますが、この第三条の(b)項にある「貿易、海運その他の経済関係の分野において」「該当する条約又は協定」ができるまでの間、「いかなる第三国に与える待遇に比較しても無差別な待遇を相互に与える」こういう規定になっておるわけですが、この無差別の待遇ということは、理由があって、特に先方の希望があって、こういう表現になったやに伝えられておるのですが、なぜ普通のような、最恵国待遇というような言葉を使わなかったのか。また、最恵国待遇と、いわゆる第三国に比して無差別待遇という表現が待遇上いかなる相違があるのかない……

第28回国会 外務委員会 第18号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○曾祢益君 この御説明をいたすわけですが、内容において相当重要な決議案です。従って政府の御出席を求めたいと思うのです。これはもとより政府に対する質問でございませんが、これだけの重大な問題を外務委員会で審議される場合に、これは委員長にぜひお取り計らいとしてお願いしたいのですが、本来ならば、総理、外務大臣の御出席が当然ではなかろうかと思うのですが、そういう意味の大臣なり、いわゆる政務を担当すべき政府の責任者が全然出席していないこの状況において、この問題を論ずることはいかがかと思うのです。まず、その点についての委員長のお考えを伺いたいと思います。

第28回国会 外務委員会 第19号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○曾祢益君 赤城代表も、非常に努力をされて、この時間にはお帰りになるだろうと思うのですが、根本においては、森委員が御指摘になったように、日本の外交路線といいますか、やはり政府の、日ソ平和友好関係に関する積極的な面がないということが根本の原因であるに違いないと思いまするが、いま一つ、今回の結果を見たことにおいて、われわれがどうしても、ただいまの総理の、きわめて例のごとく要領のいい御答弁ではございまするが、どうもやはり国民全体が今回の最後の妥結の仕方と結果については、納得ができない点が多いと思うのです。それは言うまでもなく、やはりオホーツク海における操業をやめるということを、これを引きかえに、それ……

第28回国会 予算委員会 第4号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○曾祢益君 関連して。河野大臣に伺いたいのですが、われわれこの前の東京における漁業委員会の経緯、またその際における漁獲高の交渉の際にも、この八万トン、十万トンについてどういう話し合いがあったかということについては、しばしば河野さんに伺いました。大体今述べられたような御説明がございました。つまり言いかえるならば、平年度、不漁年が八万トン、豊漁年が十万トンというのは一つの目安として心がける、もし漁業条約の通りにものが進むならば、やはりソ連の領域内におけるソ連側の漁獲高に見合って、必ずしも八万トン、十万トンというものは変らない原則ではない、こういうふうに伺っておるのです。われわれもそういうことに信じ……

第28回国会 予算委員会 第7号(1958/03/07、4期、日本社会党)

○曾祢益君 ちょっと関連して。今吉田議員が触れられた点ですが、平塚代表が帰ってこられましたので、先般来非常に問題になりましたイシコフ・平塚会談において、モスクワにおける最初の漁業交渉の際に、当時の河野全権とイシコフ代表との間にオホーツク海を禁漁区にする、この問題について文書が交換されたという平塚さんの日本に対する通信が事実であったのかないのか、また、どういう状況でそういうことが伝えられたのか、この点はもはやおわかりになったと思うのです。従ってこれに関する正確なる事態をここに明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、平塚代表からの報告によって、そのようなイシコフ河野覚書がな……

第28回国会 予算委員会 第9号(1958/03/10、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は非常に短かい時間をちようだいいたしまして、駐留軍離職者対策に関連する問題だけにしぼって御質問いたしたいと思います。  補正予算の中に八千八百九十六万円の離職者に対する特別給付金が計上せられたのでありますが、これに関連いたしまして、まず駐留軍の撤退に関するいかなる期間的な見通しを持っておられるか、三十二年度本年度何名離職者が出る、あるいは特需関係でどれくらいの離職者が予想されておるか、また三十三年度中いかなる予想であるか、これらの問題についてまず伺いたいのであります。と申しまするのは、第一に岸・アイク声明以来、日本においても安全保障委員会ができまして、外務大臣、防衛庁長官等がこの……

第28回国会 予算委員会 第12号(1958/03/15、4期、日本社会党)

○曾祢益君 議事進行。委員長も確かに、今の大臣の答弁とそれから係官の答弁の間に食い違いがあるし、非常に不十分であるということを言われた。私も不十分だと思う。しかし、これは不十分であるばかりでなくて、明確にその内容が食い違っておる。係官の説明によれば、具体性があるから信憑性がある。ところが、大臣はそうじゃなくて、情報のソースが信頼すべきであるから信憑性があると。これは明確に食い違っておる。そこで、この点については、やはりこの点を明らかにしてほしい。大臣は内容でなくて、情報の  ソースが信憑性がある。つまり、非常に信頼するたとえば官憲、あるいは日米官憲であるかどうかわかりませんけれども、それは言い……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/03/17、4期、日本社会党)

○曾祢益君 議事進行について……。資料要求でございます。  今、亀田委員の御質問に対して防衛庁長官から、昭和二十七、八年ごろに、外務大臣とアメリカ側との間に、アメリカはだれだったか知りませんが、日本の領空防衛について、実質的にアメリカ側に依頼するといいますか、そういうような覚書等があった。おそらくこれは公表されているだろう、こういうようなお話でございましたが、あるいはそういう事実があったのかもしれませんが、われわれは、私自身は少くともそういう文書を見たことがないのですが、事の性質上から言って、防衛庁長官のお話を聞いても、そういうことは別に機密ではないようですから、この際、外務大臣からこの文献に……

第28回国会 予算委員会 第19号(1958/03/28、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は外交問題の重点につきまして、特に、総理並びに所要に応じまして外務大臣、防衛庁長官、法務大臣、大蔵大臣に御質問申し上げたいと思います。  最初に、東西巨頭会談問題に対する政府の準備並びに施策についてお伺いしたいと思います。私が申し上げるまでもなく、総理はその施政方針演説の中におかれまして、現在の力の均衡によると平和というものが非常に不満足なものである。そして真の平和はもっと安定した恒久的な基礎の上に築くことが一体できるかどうか。これは今日全人類が当面している最大の課題である。わが国にとっても国家の安危にかかわる政治の眼目である。きわめて強い表現をもってこの問題を述べられております……


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 外務委員会 第閉会後1号(1958/07/31、4期、日本社会党)

○曾祢益君 きょう外務大臣から中東問題に関する御説明があったのです。率直に言って、これだけ重大な問題に関して、しかもまあ大きな中東問題に対する基本方針、アラブ・ナショナリズムに対する問題、あるいは小国に対する大国の内政干渉の問題、あるいは国連憲章に関するいろいろな問題、これだけの問題があるのに、全く事務当局が書いたと言わんばかりの文章を、外務大臣がただすらすらと読む。これは全く十日くらい前の緊迫した事態から見れば考えられない。われわれが、まあこの問題は今直ちに大戦になりそうもないというお互いに気持を持っているからこんなのんきなことで済むのかもしれませんけれども、私は非常に遺憾だと思う。ただ単に……

第29回国会 外務委員会 第3号(1958/07/03、4期、日本社会党)

○曾祢益君 これも、今非常に抽象的な議論だから、やや哲学的な話になって非常にむずかしいのですが、これも決して言葉じりをとらえての問題ではないのですが、これは軍事的な日米安保条約を改訂するという問題から派生した問題だから、私はちょっと心配な点が起ったのは、まあ羽生委員が言われたように、この日米安全保障条約の発展とか変形ということは別に、今外務大臣が言われたように、アメリカがとかく軍事あるいは戦略面を強調した、あるいはそれにとらわれた考えで、アジアの平和なり安定を考えておるのは間違い。まあそういう言葉を用いられたかどうかは別として。じゃあそういうアジアの定安は経済からというような観点を主張されると……

第29回国会 外務委員会 第閉会後3号(1958/08/29、4期、日本社会党)

○曾祢益君 最初にお伺いしたいのは、外務大臣がこの間緊急総会に行かれて、中東問題でなかなかむずかしい場面にお当りになったのですが、さらに、最近の台湾海峡の緊張等を考えられた場合に、どうも私ども、岸・藤山外交のいわゆる三原則ですね。国連中心主義、アメリカとの協力、第三のアジアとの協力、この三原則は非常にていさいのいい抽象論としては一応もっともなように聞えるけれども、やはり基本の第二原則と言いますか、アメリカとの協力、第三原則のアジアとの協力と言いますか、表現の若干の差はありましても、第二と第三とが、時としては非常に矛盾する、これを痛感されたんではないか、これをジャーナリスティックに表現すると、そ……

第29回国会 外務委員会 第4号(1958/07/08、4期、日本社会党)

○曾祢益君 ただいま議題となりました日中両国間の緊急事態打開に関する決議案の趣旨を、発議者にかわりまして御説明申し上げ、どうか各委員の積極的な御賛成によりまして、この決議が全会一致、本委員会において可決されるように強く要請したいと思います。  この日中間の現状がいかにあるかというようなことについては、今さら私が申し上げるまでもなく、皆さんが十分に御承知の通りでございます。また、この事態のよって来たるゆえん等につきましては、先般本会議におきまして、不肖私が、社会党を代表いたしましての総理等に対する質問の中で、事態の解明と、これに対する日本側の一致的な態度として、少くともこういうことをやるべきでは……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 外務委員会 第4号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は、日米安全保障条約の問題について、総理大臣に御質問申し上げたいと存じます。私が御質問したい点は、もとより交渉の途中であり、また、交渉そのものもまだ非常に進んでおる段階でもないと思いまするので、条約の条文等のことを問題にするつもりではございません。しかし、この安全保障条約の改定問題は、これは両国ともに大きな問題だと思いますが、特にわが国の立場から見れば、これは非常に重大な問題でございまして、少くとも、政府が言っておられるような抽象的な言葉で言えば、より自主的な、あるいはより相互的なと申しますか、より平等といいますか、そういう日本の立場を明らかにしたような、新しい安全保障協定を日米……

第30回国会 外務委員会 第6号(1958/10/30、4期、日本社会党)

○曾祢益君 この次の委員会、定例ですね、そのときに、私は総理秘書官の川部氏を呼んでいただきたいと思います。お願いいたします。

第30回国会 外務委員会 第7号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○曾祢益君 この間の委員会で、私、川部総理秘書官をお呼び願うようにお願いしておったのですが、どうなんですか。
【次の発言】 委員長、私この次というふうにお願いしておきましたが、原子力協定を進めていただくことには異存はございませんが、この次というのは、きょうの定例日にお呼び願いたいということを申し上げておいたわけですから、このあとでもけっこうですからお呼び願いたい。
【次の発言】 委員会で……。
【次の発言】 委員長、それはどういう意味なんですか、私が呼んだのに委員会の方で異議がなければ、当然これは調査権として……そういうことを問題にされること自身が私はおかしいと思います。

第30回国会 予算委員会 第2号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○曾祢益君 関連して。沖縄、小笠原を入れる方がいいか悪いかという政策論については、私も羽生委員と同様に、施政権返還と安保条約を関連せしめてはならない、施政権返還を一筋に実現すべきだ、こういう政策論をもっているのでありますが、その点についての、今お答えはないようです。もう一ぺん法律論に返るわけですが、非常に重大だと思うのは、総理も羽生君の御質問に対してお答えになってるように、またしばしは議会における答弁において言われたように、アメリカと他の太平洋関係の諸国との条約によれば、相互防衛条約にいたしますると、太平洋あるいは西太平洋、こういう相当広い地域におけるアメリカの領土その他の地域に対して、アメリ……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 外務委員会 第2号(1959/02/10、4期、日本社会党)

○曾祢益君 ちょっと関連して。ただいまの仰せの中で、一点だけ伺いたいのですが、それはアメリカ軍の日本駐留の目的と、いわゆる海外派兵の関係ですが、大臣のお考えを伺っておると、日米安全保障現行条約とはむしろ建前を変えて、アメリカ軍は第一義的には日本を守るためにおるのだ、日本を守ることが安保条約の中にあるむしろ極東の平和と安全を確保する道だ。そういう建前に立って、原則としては、日本を、いわゆるあなたの言葉で言えば、あけっぱなしにするようなことがあってはならない。従って、海外出動というようなことは原則としてはあってはならない。しかしそうかといって、全然駐留の目的を、日本の区域だけを防衛するというわけに……

第31回国会 外務委員会 第閉会後2号(1959/06/18、4期、日本社会党)

○曾祢益君 よろしければちょっと時間をいただいて、行政協定のことで伺いたいのですが、よろしゅうございますか。  私、今安全保障条約の改定というような大きな問題についての御質問をしようとは思っておりません。ただこれに伴って、五月三日でしたか、自由民主党の党の決定として、少くとも安保条約改定と行政協定の改定とは同時並行的に行う。従って、その終りも同時に調印する、そういうような決定がされたようであります。また大体その要綱の中に、行政協定のこれこれこれこれの点について改定なりあるいは少くとも検討する、こういうようなことが発表されておったわけです。元来、私それまでの経過を見ていると、大体外務省及び党側と……

第31回国会 外務委員会 第4号(1959/02/19、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私もちょっとそのヴァンデンバーグ決議の問題に関連して御質問したいのですが、ただいまの質疑応答を拝聴しておった感じから、どうもヴァンデンバーグ決議の精神は、これは字句でどう表現されるか、新条約ではわからないけれども、いわばそれは当りまえじゃないかというように外務大臣お考えのようですが、私は、そのヴァンデンバーグ決議を受けたりあるいはそういう決議の趣旨が条約に出てこなくても、日本とアメリカとの防衛協力ということは、確かに同僚議員からの質問があったように、いわゆる自主性が現実にはないと思うのですが、その面と、私はもう一つ重大だと思うのは、やはりこの条約の中にヴァンデンバーグ決議の趣旨がは……

第31回国会 予算委員会 第18号(1959/03/30、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は日中関係につきまして、総理、外務大臣及び場合によりましては通産大臣の各閣僚に対しまして、若干の質疑を試みたいと思います。  国民の立場から日中関係の推移を眺めてみますると、社会党が三月の初めに訪中使節団を送るというころの政府並びに与党の態度を見ておりますというと、何だか社会党にいわゆる現状打開の功を奪われるのではないかというようなあせり、あるいは嫉視といいますか、かような点が相当露骨に現われておったように思います。たとえてみれば、気象あるいは郵便の政府間協定をやってもよろしい、あるいは政府間の貿易協定すら考えられるのだ。さらには、大使会談の観測気球をあげるなど、また与党の中から……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○曾祢益君 議事進行について。先ほどのお話では一時間半ぐらいしたら農林大臣こられるということでしたが、どうなっておりますか。
【次の発言】 今のに関連して。このいわゆる沿岸からの四十海里の条約区域の問題でございますが、これは私は非常に重大な問題だと思う。つまり今度の協定の中で、もちろん公海の中でも区域を限って、魚族保護のために規制の措置を相互に講ずるということ、これは例もあることであるしこれはまあ必要やむを得ざるところだろうと思います。ただ問題は沿岸から何海里を限って、そしてしかも農林大臣は保護区域というソ連の言い方を、まあ俗に言っておられるのでしょうけれども、設定を認めた。これは日本としては……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 法務・外務委員会連合審査会 第1号(1958/02/14、4期、日本社会党)

○曾祢益君 この外国人登録法の一部改正法律案の提案理由説明書に書いてありますが、指紋を押す義務を規定した第十四条と、罰則の第十八条第一項第八号の規定は、他の規定よりもおくれて、三十年四月二十七日から施行した、こういうふうになっているんですが、その理由を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いろいろ理由があげられたわけですが、実際問題としては、この法律の指紋の点を強く要求した根本的な理由は、何といっても、日本における朝鮮人、しかもこの密入国者の取締りを厳重にしようということが、実は外国人登録法の中に指紋をとることを強く打ち出したおもな理由だと思うのですね。ところが、法律はできたけれども、実際……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○曾祢益君 先般の本院の予算一般質問の際に、私から防衛庁長官並びに政府の所管大臣に御質問申し上げました駐留軍特需関係の問題でございますが、先般は特に補正予算に関連して御質問したわけでありまして、今度の新年度予算におきましても、同様にこの問題が残つておるわけでありますので、若干質問を展開していきたいと思います。  まず第一に、ただいま御説明になりましたように、長期勤続の駐留軍労務者に対する特別給付金四千七百八十万八千円に直接関連をするのでありまするが、先般の質問の際にも政府の御意向を伺つたのでありまするが、この金額並びにその金額を出した積算の基礎等において、われわれが納得しかねる点が多々あると思……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○曾祢益君 私は、農業労務者のアメリカ派遣問題について、若干質疑をいたしたいと思うのです。これは私、昨年、非常に短かい期間でしたけれども、カリフォルニア、南カリフォルニアの方で実情の一端を見せてもらったようなわけです。非常に興味を持った問題で、――興味というのは、非常に、これはうまくいくならば、日本の農家の二三男対策といたしましても、また日本の農業に新しい知識を導入する点からいっても、さらには、これは移民ではないかもしれませんが、何とはなしに日本の農村の過剰人口の問題に対して明るい将来を与えるというような意味からいって、規模は現在小さいけれども、将来の発展性を期待するならば、非常に積極的な意味……



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データ更新日:2022/12/18

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