曽祢益 参議院議員
6期国会発言一覧

曽祢益[参]在籍期 : 2期- 3期- 4期- 5期-| 6期|- 7期
曽祢益[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは曽祢益参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院6期)

曽祢益[参]本会議発言(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 参議院本会議 第24号(1964/05/25、6期、民主社会党)

○曾祢益君 私は民主社会党を代表して、わが国が部分的核停条約を締結することに賛成するものであります。  わが党の綱領は、世界平和の達成について次のごとく述べております。「現在の世界平和は、世界の民衆の平和への熱望によることはもちろんのことであるが、東西両陣営の武力の均衡によってかろうじて維持されている事実は否定できない。この均衡を急激に変更することはかえって戦争の危機をまねくおそれがある。われわれは、究極において、武力によらない世界平和の達成に努める。それにはまず、両陣営がおたがいに信頼感を回復するとともに、双方の歩みよりによって軍事的対立を同時かつ漸進的に解消するよう導くことが必要である。こ……

曽祢益[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院6期)

曽祢益[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 外務委員会 第閉会後1号(1962/10/31、6期、民主社会党)

○曾祢益君 今、羽生委員からキューバ問題で御質問があったのですが、その中で日本政府のこの問題に関連してとった態度についての御質問、私もたとえば日本政府がアメリカの大統領の書簡に対してどう返事をされたかということは知っております。ウ・タント事務総長が両方に対して理性を要請いたしまして、アメリカに対しては、とりあえずキューバに対する実力行使でなくて、そうして国連で解決するように、またソ連、キューバに対しては、とにかく基地の工事を中止して、そして国連の代表の到着を待つように、そういう態度をとったわけです。こういうものに対しては日本政府はどう考えるか。ただアメリカの行政に対して、それはよく理解できる―……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 外務委員会 第3号(1963/02/05、6期、民主社会党)

○曾祢益君 その点に関して、国連あるいは二国間のあれとか、対外的なサービスその他を含めて全部出してもらいたいと思います。賠償、経済協力……経済協力の中に入るかもしれませんけれども、いろいろなものがあると思います。

第43回国会 外務委員会 第4号(1963/02/12、6期、民主社会党)

○曾祢益君 日韓問題にしぼって若干伺いたいと思います。冒頭に申し上げておきたいのは、われわれは日韓の交渉を進め、懸案を解決し、そして国交調整に努力する。ただ、それには、今、森さんの触れられたような懸案の一括解決、それから、むろん内容的にも請求権問題その他について、竹島問題あるいは李承晩ラインの問題、朝鮮人の日本における地位の問題等、内容においても合理的な解決が心要である。それから、経済協力は原則としてけっこうであるけれども、軍事的な協力は一切いかぬ。さらには、やはり民主化にプラスになるように、また民主化ということをいわば条件にしつつ、相当慎重な態度で進める。つまり、われわれはイエス・バットでは……

第43回国会 外務委員会 第5号(1963/02/14、6期、民主社会党)

○曾祢益君 その点ですがね、逆にアメリカのほうからいって、アメリカ大陸を向こうの大西洋を通って太平洋に来るBOACだけは認めているのじゃないですか、大陸を通って。だから、たとえば日本がこっちの太平洋岸から大陸を越えてそうしてこの大西洋でヨーロッパへ行くということを要求したわけでしょう。ニューヨーク以遠のヨーロッパ航路まで要求したわけでしょう。それに対してアメリカは、その当時は賛成しなかった。逆に言うと、BOACに対しては何と言うか、何回りか、西だか東だかわからなくなっちゃったが、大西洋を越えて、あるいは大陸をスルーしてそれで太平洋に来るやつはBOACに対しては認めているのでしょう。

第43回国会 外務委員会 第7号(1963/02/21、6期、民主社会党)

○曾祢益君 初めに、日韓問題について伺います。まあ私どもは初めから、日韓会談はこれを進めるべきである。そうしてその中ですべての懸案を同時に一括解決し、それからむろん懸案の内容においても、たとえば請求権問題等についても、筋を立てた解決をする。竹島問題、李承晩ラインについてもむろんそうでありまするが、そういう内容の妥当性。第三には、この会談の目的が韓国のほんとうの民主化と安定ということをねらうものであるから、この会談の内容として、やはり政局の安定と民主化ということを要求するのが当然であります。そういう条件を作りつつ話を進めていく、これがわれわれの考えであるわけであります。  最近の韓国の事情を見る……

第43回国会 外務委員会 第8号(1963/02/26、6期、民主社会党)

○曾祢益君 航空局長に伺いたいのですが、この前同僚の森委員が非常に適切な質問をされておったと思うのですが、それはつまり、国際線の競争が非常に激しいわけですね。ただ、日本の航空は結局日航になるわけですが、どれが日本の航空機の、あるいは航空機サービスの長所であるか。これはよほどその長所を伸ばしていかないといかんと思うのですね。ただ、それが僕ら見ていると、森君が指摘されたと思うのですけれども、少しどうもムードにたより過ぎている。日航が非常にサービスに努めていることは認められるけれども、どうもやはりフジヤマとゲイシャガールというようなムード的な面にたより過ぎているのではないか。これは日本のスチュワーデ……

第43回国会 外務委員会 第9号(1963/02/28、6期、民主社会党)

○曾祢益君 議事進行。ただいま岡田君から、私どもの民社党の委員長と総理との会談に関する重要な事項について言及されたので、むろん質疑応答を岡田委員と外務大臣と続けてやっていただいてけっこうなんでございますが、外務大臣が答えられる前に、同僚委員の中に、民社党の言っていることの真意がもし伝わっていない、あるいは若干でも誤解があってはならないと思いますから、その点を明らかにして、その理解の上に立っての今後お答えになるならばけっこうでございますからやって下さい。  そこで、私どもが委員長を通じて総理に申し上げたことの正確な意味ということが明らかでないといけませんので申し上げますが、われわれは基本的にはこ……

第43回国会 外務委員会 第14号(1963/03/26、6期、民主社会党)

○曾祢益君 外務大臣戻ってこられてから、政治的なことは伺う機会が与えられたら伺いますが、少し条約の問題について伺っておきたいと思うわけです。  第一にセーフガードの条項といっても、広い意味ではいわゆるセーフガードの条項とセンシティヴ・リストの問題、さらに日本の自主規制、いろいろなものが合わさってのセーフガードだと思いますが、議定書の第一ですか、このセーフガードの条項については、これは先ほどの補足説明にもございましたが、一応は本条約と同じ期限になっておるけれども、双方の協議によってこれをやめることができる、こういうふうになっているかと思うのですがその点はどうなんですか。

第43回国会 外務委員会 第15号(1963/03/28、6期、民主社会党)

○曾祢益君 ごく技術的なところですが一点伺い落としたので伺いたいのです。それは十八条の六号、要するに、一般的には内国産品と輸入品とをいろいろ課税その他で差別待遇しちゃいかぬということになっておるのですが、六号で、国産品に対する補助金等はいいということになっておるわけですね。これはそうすると日英ともに、会社がどこかは別として、国産品に対しては補助金かなんか出して、たとえば自動車産業とかあるいは造船とかそういう製品についてはお互い国産補助をやってもこれは一向差しつかえない、こういう意味になろうかと思うのですが、その点はどうなんですか。
【次の発言】 そのとおりなんですが、だから、そこが現実に国産保……

第43回国会 外務委員会 第18号(1963/05/14、6期、民主社会党)

○曾祢益君 最近の原子力潜水艦の日本寄港問題でも、今度のF105D戦闘爆撃機の問題でも、なぜこういうふうに世論が騒いでいるかということを考えますと、やはり今羽生君が言われたような、一つは日米間の相互信頼というものが必ずしもはっきりしてない。確立していない。それからもう一つは、国民と政府との間のはっきりした信頼感というものがぐらついているのではないか、こういうことに関係していると思うのです。ですから、大体アメリカとの防衛協力が絶対いけないという立場からの議論もありましょうけれども、そうでなくて、国民の立場からいって、やはり核兵器の持ち込みになりはせぬか。現在の何か政府のやっていることが、そのつど……

第43回国会 外務委員会 第22号(1963/06/06、6期、民主社会党)

○曾祢益君 簡単に二点にわたってお伺いをしたい。  第一は、問題の根本の一つは、やはりいわば原子炉が海の中にやってくるようなもので、非常に原子炉を持ったいわゆる原子力潜水艦という、その原子炉の安全性の問題については、いろいろ軍事的な制約はあるにしても、これはよほど慎重でなければならぬ問題だと思うわけです。まあアメリカの言っていることは必ずしも信用できない、日本の科学者が全部実験しなければ、これは日本の国民の安全を必ず脅かすというふうに断定してかかるのはちょっとどうかと思いますけれども、逆に言うならば、やはり軍事的な目的のためには安全性というものは相当犠牲にされているという可能性は当然にあり得る……

第43回国会 外務委員会 第24号(1963/06/13、6期、民主社会党)

○曾祢益君 関連して質問さしていただきたいのですが、ちょっと今の外務大臣の外債構想ですね、アイデア。非常に僕はおもしろいと思うのです。ぜひひとつ政府の中で研究していただきたい。それに関連して伺いたいのですけれども、今おっしゃった電力債とか、大きな基幹産業なり、大きなパブリック・ユーティリティの債券発行ですね。外債発行を主として考えて、そのほかにやはり借款もあると思うのですが、こういうものを考えておられるのかどうか。  それからもう一つは、一方においてはそういうところでは現にやっておることでもあるし、ある意味では外国のそういう証券市場に、いわば日本の相当大きな重要な産業の少なくとも間接投資の一種……

第43回国会 外務委員会 第26号(1963/06/19、6期、民主社会党)

○曾祢益君 四人の方から非常に重要な有益なお話を聞いたのですが、われわれは、きょう大体こういう点では意見が一致しておると思うのですけれども、つまり、ノーチラス型といわれる潜水艦の安全性の問題を主として探求していたので、やれポラリス型の潜水艦の受け入れだとか、そういうことをやっておるのではないというので、それにしても、いずれにしても最終的には政治判断を加えて政府、国会が決定すべきことであることも、これは論のないところだと思います。それから、政治的といいますか、今、湯川博士がその一端をお示しになったように、核兵器と平和の問題等について、科学者が従来のいわば象牙の塔に立てこもっておられないという緊迫……

第43回国会 外務委員会 第27号(1963/06/20、6期、民主社会党)

○曾祢益君 今、羽生さんが質問された点なんですけれども、まだ当局の答弁だけじゃ、ちょっとしろうとにわかりにくいから、もう少し伺うのですが、協定に入っておると、非常に国際小麦の値段が上がった場合に安定価格で買えるということ、ただ、同時に、自分のほうの利益ばかり言っていられないから、非常に下がるような場合には、ある程度供給国の立場を救ってやる意味で、この安定帯の中の最低価格以下でなくて、最低価格で買ってやる、その場合は、日本側は必ずしも消費国としてはプラスの面だけでなくて、救ってやるという意味で、ある種の義務を負う、こういうのが大体の仕組みだと思うのです。そこで、今供給国として、今度はソ連も入った……

第43回国会 外務委員会 第28号(1963/06/25、6期、民主社会党)

○曾祢益君 最近、日本の経済の異常な成長等の事情もございましたし、また、一方においては、ドミニカ移民の失敗等もあって、政府も、国民のその期待に反するような海外移住の非常な不振な事態があったのを契機に、移住審議会でも、今までの移住という観念を相当根本的にこの際考え直そうじゃないかというような答申もなされ、またあわせて、かねて懸案であったいろいろ、少なくとも実務指導機関といいますか、それの一元化はある程度この際やるべきだというバックでこの移住事業団法案が提案されたのだと思うのです。私は必ずしも、原理、原則にとらわれて、まず移住に関する基本法なり何かが出てからそれに沿うてこういう事業団を作れとまでは……

第43回国会 外務委員会 第29号(1963/06/26、6期、民主社会党)

○曾祢益君 私は自分の昨日の質問に続きまして、主として外務大臣に御質問申し上げたいんですが、関連いたしまして、経済企画庁のほうからもお示しを願いたいのであります。それは昨日も申し上げましたように、今度の移住事業団法案を提案するにあたって、政府が移住審議会の答申に基づきまして、少なくとも従来のような単に過剰な労働力を海外にはけ口を求めるというような古い観念の移住からは何とか脱却しようと、こういう前向きの姿をわれわれは見て、それに賛成するものでございまするが、どうもまだ、そうかといって、新しい観点と私は思うのでありまするが、日本の過剰労働力を何とか向こうに出そうということに重点を置かずに、日本のこ……

第43回国会 外務委員会 第30号(1963/06/27、6期、民主社会党)

○曾祢益君 私は、本法案が少なくとも従来の経験に徴して移住問題について相当前向きの姿勢で取り組むとともに、当面まず移住実務機関の海外における統合をはかり、また、外務大臣が各省と十分協調の上で一元的にこの実務機関を指導するという点において賛成いたします。  ただ、質疑を通じても申し上げたことでありまするが、元来ならば、この機会に要望――附帯決議の第一項にあるような、元来ならば移住に関する基本概念をぐっと明らかにし、その上に立ってから実務機関の統合その他の行政機関の統合等にかかるのがほんとうではなかろうか。この点でいささか画龍点睛を欠くうらみがあると思うのであります。特に質疑を通じて明らかになった……

第43回国会 外務委員会 第32号(1963/07/06、6期、民主社会党)

○曾祢益君 もう質疑応答があったことと思うんですけれども、このマラヤとの条約がマレーシア連邦ができたときには――まあでき方にもよるでしょうけれども、連邦の中のマラヤ連邦というものが、やはりある程度の、何というかな、独自性というようなものを持っておるだろうと思うので、したがって、この条約はマレーシア連邦ができても、少なくともマラヤ連邦に関しては引き続き有効であるというようなことについてのはっきりした見通しなんか立っているんですか。どうなんですか。
【次の発言】 それは大体そうだと常識上考えられるのですが、何か明確な根拠というものがあるのですか。外交の文書とか。向こうの国内法の関係とか、そういうも……

第43回国会 予算委員会 第6号(1963/03/05、6期、民主社会党)

○曾祢益君 私は日韓問題を中心として、おそらく時間の関係で日韓問題に限られるかと思いますが、総理並びに政府の御所信を伺いたいと思います。  第一、日韓問題に対する私どもの考え方を念のために申し上げておきたいと思います。  私どもは、日韓会談につきます基本的な態度といたしましては、わが国が平和条約によって朝鮮の独立を認めた以上、国連の承認した韓国政府との間に一切の懸案を解決して正式に国交を開くことは当然であり、南北朝鮮の平和的統一を望むが、統一まで交渉を見送るべきでなくて、次の条件を整えつつ交渉の妥結をはかるべきであると考えております。その条件とは、第一に、一切の懸案の同時解決、特に請求権問題に……


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第44回国会(1963/10/15〜1963/10/23)

第44回国会 外務委員会 第閉会後1号(1963/11/29、6期、民主社会党)

○曾祢益君 日韓問題について今岡田委員からも御質問ございましたが、私からも若干御質問したいと思います。  最初に、私どものほうはかねがね申し上げているように、元来日韓会談すなわち日韓間の懸案の解決と、したがって国交調整に至る交渉は、必ずしも南北両朝鮮の統一を待つまでもなくこれは進めるべきである、こういう立場をとってまいりました。しかし、むろん同時に、韓国がほんとうに民主的な基盤の上に立って一たん約束したならば、それが民意にしっかり根のはえたものでなければいかぬという意味から、韓国の民主化というものは一種の条件ぐらいに重要に考えてやってほしい。ただいたずらに軍事政権との間に手っとり早くやるという……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 外務委員会 第閉会後1号(1964/07/09、6期、民主社会党)

○曾祢益君 これは杉原委員も触れられた点なんでありますけれども、結局、今度の会議に出た日本の態度、政策の欠陥、失敗とまで言わなくとも、いろいろあると思うのですけれども、日本が、ある一面では先進国型である、他の一面では相当後進性を持っておるという点、一体、鳥でもない、けだものでもない、コウモリ的な扱いをされたといって新聞あたりでも非常に会議における日本の困難な立場を伝えておったと思うのですけれども、あなたのお話にもあったように、それは、日本が中進性ではなくて、日本の中の矛盾というものがはっきりと、しかも、もう一つ率直に言えば、日本政府のこの会議に出る姿勢が甘かった、はっきり言えば。一方においては……

第46回国会 外務委員会 第2号(1964/02/11、6期、民主社会党)

○曾祢益君 一つ、条約の中で小さいやつですが、自家用車の一時輸入の通関手続を簡単にするというやつですが、自家用車の輸入そのものをいわゆる自由化するという問題とちょうど時期が重なり合っているので、ヨーロッパの国々あたりではこういう習慣が前から確立しておったのですが、日本ではそういう習慣が比較的新しいことで、たいへんだというような誤解なりうわさがだいぶあるようですが、実際は、これどうなんですか。保証金みたいなものを実際積み立てておるから、万一そのまま一時輸入された自家用車が居すわって、日本に長くいるような場合、ちゃんと保証金が取れる、関税上のあれは犯されない、こういうようなはっきりしたあれがあると……

第46回国会 外務委員会 第閉会後2号(1964/08/19、6期、民主社会党)

○曾祢益君 先ほど岡田君が指摘されました、最近のトンキン湾事件等における日本の施設から進発したアメリカ軍の行動について事前協議の対象になるかならないかという御議論があったのですが、その御議論を聞いておって、政府の答弁でまだ少し欠けておる点がありゃせぬかというふうに感ずるのは、確かにこの夢前協議の非常に限定した解釈とすると、日本の基地から進発したアメリカの軍艦、飛行機等の直接戦闘行為の場合だけが対象になるということになるのかもしれませんが、現実にはなかなかそういうことは分けることがおかしいというような問題があるわけです。したがって、そういう問題を想定したかしないかは別として、条約によれば、第四条……

第46回国会 外務委員会 第閉会後3号(1964/09/03、6期、民主社会党)

○曽祢益君 このアメリカの潜水艦の立ち入り問題は、大きく分けて二つの問題があると思うのです。  第一は、ノーチラス型、あるいはその改良型のスレッシャー型であれ、要するに、原子炉を推進力にしているその原子炉装置のアメリカの潜水艦の安全性を、ほんとうに自主的に、科学的に、どこまで確保できるのか、また、万一事故の場合の補償は十分であるか、これが一連の大きな問題、私は本質的にはそっちの問題ではないかと思う。しかし、それに関連して国民の不安は、第一こういうものを持ってこられるのは迷惑だという気持ちであると思います。不安はやはり現在の安保条約そのものの核兵器に関する相談、あるいは拒否の仕組みですね。いわゆ……

第46回国会 外務委員会 第4号(1964/02/20、6期、民主社会党)

○曾祢益君 日中問題で若干重要な問題を御質問申し上げたいと思います。  最初に、やはり条約関係が非常に基本的なものだと思いますので、あらためて条約問題に関連して御質問いたします。  まず台湾の地位でありますが、これは、従来から断片的には主としてサンフランシスコ平和条約に関連して、日本が放棄しただけでまだ地位が確定していないというふうに伺っておりましたが、そのとおりに解釈してよろしいかどうか、大臣にお答えをお願いいたします。
【次の発言】 サンフランシスコ平和条約におきましては台湾、澎湖島等を第二条ではっきり日本が放棄しております。しこうして、その帰属については何にも書いてございません。しかし、……

第46回国会 外務委員会 第閉会後4号(1964/09/11、6期、民主社会党)

○曾祢益君 今度の大和市におけるアメリカ軍の飛行機の墜落事故が重大な人命に対する損害――死者四名、重軽傷者数名――こういう意味だけでも非常に重大でありまするが、第一、現地の人心に与えた影響というものは非常に私は重大である。その一つは、同日同じ基地厚木から立った飛行機が付近の河原に落ちている。この場合はアメリカの飛行士が事故死になっているわけであります。ところが、大和市の館野鉄工所におっこってきたアメリカのパイロットは脱出しているわけです。そこに問題の非常に機微な問題がございまして、まあ、テレビに出ている娘さんの半狂乱の姿、あるいは写真に出ている一番小さなむすこさんがアメリカ軍の司令官に泣いて抗……

第46回国会 外務委員会 第閉会後5号(1964/10/09、6期、民主社会党)

○曾祢益君 原子力潜水艦の問題で、条約があるから必ず入れなければいかぬというのを、また実力で阻止するということも私は少しどうかと思うのです。問題の中心はやはり日本の安全保障の問題だと思うので、時間はありませんが、一言外務大臣に伺いたいのは、実は御承知のように、先般フォーリン・アフェアーズにジョージ・ケナンの「日本の安全保障とアメリカの政策」、こういう論文が出て、私は非常に示唆に富んだ論文だと思うのですが、お読みになりましたですか。
【次の発言】 どうも日米両当局はこのことに触れることをおきらいのようですけれども、私は、この間バンディ氏に会ったときにも、少し皮肉なようですけれども、バンディ氏のり……

第46回国会 外務委員会 第7号(1964/03/05、6期、民主社会党)

○曾祢益君 ですから、やはり方式について、この条約ができこの条約に参加国がふえても、やはり実質的の各国の法律の違い、また各国の国際私法の解釈とかその違いの問題は残るわけですね。この遺言の方式だけについてこういうものができて、これに日本人が非常に関係の深そうな国々がこういう方式に関する条約に加入したとしても、それは方式の問題についてはある程度の進歩になっても、実質の違いというものは残るわけでしょう、国際私法で。

第46回国会 外務委員会 第8号(1964/03/12、6期、民主社会党)

○曾祢益君 いま佐多君が触れられた日韓問題ですが、われわれ新聞等に伝えるところしか知りませんけれども、双方とも、大体いま行なわれました両農林大臣の漁業に関する交渉、また、これと並行して久方ぶりで開かれる公式会談、これでまず漁業関係の議案を解決し、あわせてすべての懸案を解決して、一挙に成否のめどをつけよう、場合によったら、韓国側からは民主共和党の金鍾泌議長も日本にやってきて政治折衝もやろう、こういうようなかまえであるやに聞いているのであります。私どももかねて、日韓会談は促進すべきである、日韓調整はやるべきであると、こういう態度で、しかし同時に、内政環境をよく見て、韓国の民主化の前においてやること……

第46回国会 外務委員会 第10号(1964/03/19、6期、民主社会党)

○曾祢益君 いま岡田委員との質疑応答の中で外務大臣が述べておられた、漁業交渉にあたっての大体の了解といいますか、原則的な了解が大体あったように伺ったわけですが、これをもう一ぺん正確におっしゃっていただきたい。私の伺ったところでは、大体これは三つあった。一つは、漁業専管区域等をきめるにあたっては国際法と国際慣行を尊重する。これが第一で、第二には、漁業の規制にあたっては、これは当然のことであるけれども、共同の立場で最大限度の生産性を長く持続するということを原則として共同規制をする。第三が、この点もさらに正確な字句でお答え願いたいと思うのですけれども、要するに、従来の漁業の現在までの実態といいますか……

第46回国会 外務委員会 第14号(1964/04/09、6期、民主社会党)

○曾祢益君 この二つの条約に関連して、ちょうど自家用車の自由化の問題が、取上げられる時期でもありますので、しかも、こういう自家用車を一時簡易手続で実質上無税で輸入するという取り扱いについて、やはり乗用車の自由化の変形ですね。形を変えたやり方ではないかというふうに、日本側はこういう国際的な話し合いにいままで入っておりませなんだ関係で、そういう心配を持っている向きもあるわけです。つまり、これを利用して、外国の自動車を持って自家用車という形で日本に来て、結局日本に居すわってしまって輸入された、そういうような心配はないかと、こういうことをいわれているんですけれども、その点はどういうふうに政府では考えて……

第46回国会 外務委員会 第15号(1964/04/14、6期、民主社会党)

○曾祢益君 同僚委員からもいろいろ御質問があったようですけれども、問題は、ちょうど日本が乗用車の自由化を前にして、ヨーロッパあたりでは大体陸に国境がある国々ですから、自動車の一時輸入を簡易化するような慣習というものは確立しておるのですけれども、日本としては、むしろ非常に新しいやり方なんでして、したがって、大体そういうことはいい方法だろうと思いながらも、そこにいろいろそういったことの乱用のことは心配はないのか。自由化を前にして一時輸入という形で外車がどっと入ってくるということはないのか。いろいろの心配があるのは私は当然だろうと思う。したがって、私も若干御質問したいのですが、いま井上委員から御質問……

第46回国会 外務委員会 第17号(1964/04/23、6期、民主社会党)

○曾祢益君 最初にOECDに入る目的と申しましょうか、あらためて伺いたいのは、つまり、われわれはまあ開放体制に向かう、こういうことば必然であるし、いつまでも孤立的な経済ではいけない。こういう意味でOECDも含めてこういう国際的な経済協力的な体制に加わることに原則として賛成ですが、ただ問題は、IMFあるいはガット、あるいは世銀、それからエカフェ等、そういうようないろいろの既存の完全な国連的といいますか、全世界的な機構がある。また、国連の中でも現在やっておりますような世界貿易開発会議のように、まあそのつどの会議とはいえ、そういうものがある。ところが、OECDは何といってもそのおい立ちからいっても、……

第46回国会 外務委員会 第18号(1964/04/24、6期、民主社会党)

○曾祢益君 何といいましても、海運再建整備の五カ年計画で、まあ、少なくとも対外的に太刀打ちができる程度にやりたい。自由化に備えてですね。それが非常にOECD加盟によって長期用船計画についても二年、一年、石油関係に二年、ほかのバルキー関係は一年と非常に縮められた。しかし、基本的にはそういう障害を乗り越えても自由化のほうに踏み切るということは一応わかるのですけれども、タイム・テーブルがひっくり返ったような関係で、相当思い切った抜本的施策が要ると思うのです。それで一体どういうだけの、五カ年でやるべきものを直ちにもうやらなければならない。あるいは二年、一年の間に少なくともやらなければならない、このタイ……

第46回国会 外務委員会 第20号(1964/05/12、6期、民主社会党)

○曾祢益君 南ベトナムに対する援助についていろいろ御意見があったのですが、私も、アメリカからそういう問題があろうがなかろうが、日本としていやしくも軍事的な性格の援助をしないということは、あるいはしちゃいけないということは、これは明瞭だと思うのです。そういう意味で、時節柄アメリカからこういうことを言われたのは政府も国民もいささか迷惑だというところが現状じゃないかと思うのです。したがって、アメリカであろうがなかろうが、軍事的な性格にとらわれるような援助はしない。これは断わり方のテクニックは別として、これは既定方針だと思うのです。ただ問題は、しからばベトナムの事態をどう考えるか。これもいろいろ御意見……

第46回国会 外務委員会 第21号(1964/05/19、6期、民主社会党)

○曾祢益君 今回部分的核停条約ができまして、それを契機としてさらに核兵器の拡散が防止されることが望ましい、それによって核兵器全体の禁止、それから全面軍縮に進みたいというのが、これはもうわが国の念願だと思うのです。ところが、みんなが心配されることは、実際問題としてここに現にもう原爆を開発してしまったフランス、すでにやっているフランスと、これから原爆、水爆を開発しようという中共、いわゆる第四、第五の核保有国の出現というものもなかなか禁止できない。こういうところに非常に問題があるわけですね。そこで、フランスなり中共のそれぞれの主張は、その国々の主張ですから、外国で批判してもちょっとしようがないわけで……

第46回国会 外務委員会 第22号(1964/05/21、6期、民主社会党)

○曾祢益君 本条約の背景等については、いろいろ各同僚委員の質疑に対する御答弁等もありましたので、なるべくそういうものには触れないで、条約そのものに即して若干御質問申し上げようと思うのです。今度の条約は、戦後のいい意味での平和に向けての非常に大きな政治的の意味のある。ことに軍縮に関連した非常に重要な条約だと思うのですが、あまりにも政治的な観点から急速に三大国の間に話が進み、したがいまして、わが国なんか、この重要な条約の案文等に参加していなかったので無理もないと思うのですけれども、やはりこれだけの重要な条約ですから、やっぱりそれらの字句についても若干はっきりしておいたほうがいいと思う点があるわけで……

第46回国会 外務委員会 第23号(1964/06/23、6期、民主社会党)

○曾祢益君 いまの件なんですけれども、おそらく台湾政府は政治的なあれもあろうし、大陸中国あたりでは非常に麻薬を密造し、あるいは流しているのだというようなことを言っているのじゃないかと思うのですね。その点どうなんですか。
【次の発言】 先ほどの御説明にありました、アヘンの極東における実際上の栽培地、つまり麻薬の一番の根源の根源をやっているのが、先ほどのお話ではタイ、ラオス、ビルマ、こういうふうなお話だったのです。しかし、これは昔からの歴史から見れば、中国大陸の相当西南の辺境の山岳地帯は歴史的にこれはケシの栽培地域であったことは事実です。そこでわれわれは、過去の日本が中国を侵略し、特に満州事変以後……

第46回国会 予算委員会 第17号(1964/03/23、6期、民主社会党)

○曾祢益君 関連。いまの応酬を伺っておりまして一点伺いたいのですけれども、日本政府としては、国連憲章の改正問題については、この前のいわゆる改正の時期にも一定のお考えをお持ちだったと思うのです。いま赤松先生がおっしゃったように、二回目に回ってくる二十年目の改正時期は、この前と比べると、少なくとも米ソの冷戦に大きな曲がりかどに来ている。したがってこの憲章改正には、当然にいわゆる大国の拒否権に妨げられて、なかなか理想的な案が通らない憂いがございますが、今回は相当この点については、やや明るい見通しが立つのではないか、むろん将来わかりませんけれども、そういう多少楽観的な気持ちで日本としての理想案を出した……

第46回国会 予算委員会 第21号(1964/03/30、6期、民主社会党)

○曾祢益君 私は、日韓問題に関しまして若干御質問したいと思います。最初に、私どもの日韓問題に対する基本的な態度を申し上げて、それから質問をしたいと思います。  われわれは、日韓会談は南北朝鮮の統一を妨げる、あるいはNEATOに通ずるとか、いろいろな理由をあげて韓国との交渉そのものに反対したり、あるいは南北の統一まで待てというような議論は、実際上共産側の立場に立ち、あるいはこれを支援するものでありまするので、われわれは、真に自主的なものでない、そういう意味で賛同はできません。私どもは、南北朝鮮の統一を待つまでもなく、独立した朝鮮の唯一の合法政権として国連が認め、かつ世界の多くの国が国交を持ってお……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 外務委員会 第3号(1964/12/17、6期、民主社会党)

○曾祢益君 外務大臣に、中国問題についてごく基本的なことで少し伺いたい。  佐藤内閣発足以来、どうも中国問題に対する政府のかまえといいますか、基本的な態度と申しますか、何かこう非常にもたもたしていて、たいへんことばは悪いかと思いますが、非常につかみかねて、内外にむしろいろいろな疑惑を与えておるのではないかという感じがしてならないんです。むろん、われわれ局にない者が中国問題に対する日本の政策はこうあるべきだ――いろいろな意見があって、しかし、当局としてはなかなか外交上はっきり言えないというようなことがあろうこともよくわかります。しかし、それにしてもどうも真意那辺にありゃわからない。外務大臣と総理……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 外務委員会 第2号(1965/02/02、6期、民主社会党)

○曾祢益君 何かさっきよく聞こえなかったんですけれども、ラスパルマスだけは六カ月つけてある、これは非常に急ぐからと言っているが、六カ月というのはいつからですか。
【次の発言】 十月からでしょうが、その前にはできないんですか。
【次の発言】 何だかえらく、いまから十月というと、もうこれは予算が通るのは四月でしょうけれども、それにしても四月から考えて六カ月でしょう。そんなにかかるのですか。もっと早くできないのですか。というのは、いま外務省が特にこれは急いでえるということを言われた気持ちはわかるが、あそこには非常に日本のマグロ漁船なんか行っているわけですね。現在は何かときどき出張でもするのですか、ス……

第48回国会 外務委員会 第9号(1965/03/18、6期、民主社会党)

○曾祢益君 私はこの間予算委員会で総理大臣に対して日韓問題の基本的な問題の質問をいたしましたので、またその際に、日韓交渉にあたっては、特に詰めの際であるから、あくまでも安易な妥協を排して拙速を避け、懸案の一括かつ合理的な解決に努力されたいということを申したのであります。その点についてはもうきょうは質問を展開するつもりはございません。ただ予算委員会のこの間の同僚田畑委員の日本側の韓国に貫いてきた財産の請求権問題に関しまして、大臣の御答弁がちょっと簡単に過ぎて誤解を招きはしないかという点があったので、その点を関連質問で伺ったんですが、関連質問であったために、私ももう少し私の質問の真意を了解していた……

第48回国会 外務委員会 第11号(1965/03/25、6期、民主社会党)

○曾祢益君 今度改正された協定に直接関連することじゃなくて、むしろ現協定の問題かとも思うんですけれども、どうも原産地表示に関する虚偽の申告等を防止するこの協定が、当然のことかもしれないけれども、まど言い出しっぺであるフランスだ、あるいはポルトガルだ、イタリアだというようなところの特にブドウ酒その他の利益擁護がきっかけでもあったようでもあるし、したがって、日本でブドウ酒つくったって、たとえばシャンペンなりシャンパーニュということばは絶対に許さない。ブランデーはいいけれども、コニャックなんかつけたら、これは地方の名前だからいかぬというような制限法は非常に多いけれども、一体日本のほうにとって、こうい……

第48回国会 外務委員会 第14号(1965/04/27、6期、民主社会党)

○曾祢益君 一つラス・パルマスの総領事館の設置に関連して。これが設置されて、大西洋の方面の遠洋漁業、マグロを中心とするこの非常に多くの日本人の、特に船員の方ですが、保護安全をはかるというために総領事館が設置されることはけっこうなことだ、いささかおそきに失したきらいはあるけれども、たいへんけっこうなことだと思うのですけれども、大体どの程度の規模でどういう、何といいますか、構成でやられるのか、その点を伺いたい。
【次の発言】 できたのはけっこうであるし、ここにも書いてあるように、「船舶安全法上の検査」というふうな、これは当然に運輸省のその方面の専門家、技術家を雇い入れなければならない。雇い入れると……

第48回国会 外務委員会 第16号(1965/05/13、6期、民主社会党)

○曾祢益君 私もちょっと資料問題について注文しておきたいのですが、どうもこれだけの重要な問題に対する補足説明としては、あまりにも簡単過ぎると思うのです、いまのやつは。そこで、これだけの問題が、いろいろないままでにいきさつがあったわけですね。だから、この際、国連憲章全体の問題の改正問題についての資料までは要求しませんけれども、特に安保理事会の非常任理事国の議席を増すこと、これらについて、いままでの大体の国連の各総会を通ずるいままでの沿革、バックグラウンド等について、 これはもう外務省には資料は幾らもあるわけなんで、佐多君から御要求があった資料と同じ意味で、いままでの経緯等について、もっときちんと……

第48回国会 外務委員会 第17号(1965/05/18、6期、民主社会党)

○曾祢益君 一つだけお伺いしたいのですが、今度の議定書に基づくいわゆる先進国側の開発途上にある国に対するいろいろな措置ないし約束は、いろいろな条件がつけたりして、けさほどからの質疑応答にもあらわれておったように、かなり先進国側から見れば具体的に痛いところまで約束させられておらないものではないか、したがって、せっかくこの議定書ができたが、現実には国連の貿易開発会議あるいはそのはしりをやったブレビッシュ報告等にあらわれた後進国側の非常にせっついた気持ちからいうと、この程度の義務をはっきりではあるけれども、この程度の内容の義務づけでこの議定書に満足と言えないにしても、まあまあこの程度で第一次的にはけ……

第48回国会 外務委員会 第19号(1965/05/25、6期、民主社会党)

○曾祢益君 意見は討論のときに譲りますけれども、質問で、ごく簡単なことだけ伺いたいんですが、これはほかの委員の御質問に対するお答えもあったかと思うんですけれども、今度の憲章改正案の政治委員会及び総会における採決の経緯にかんがみれば、少なくともこの憲章改正に必要欠くべからざるいわゆる常任理事国の積極的賛成投票が、はたしてだいじょうぶだろうかということに疑いを持たせるような投票をしているわけですね。すなわち、ソ連とフランスは反対投票、イギリスとアメリカは棄権、中国、つまり台湾政府ですが、中国の態度も非常に政治的にもやっとしている。このような状態で、その後の情勢がどう変わって――この資料によると、非……

第48回国会 予算委員会 第6号(1965/03/08、6期、民主社会党)

○曾祢益君 私は、外交問題に限って二、三の問題について、特に総理大臣を中心に所見を伺いたいと思います。  最初に、インドシナの危機がますます深まっておるように感じます。きょうもダナンにアメリカの海兵隊の上陸が始まっているようであります。全世界はあげて、このインドシナの危機がますますエスカレートして米中の大戦等に発展しては困るという暗雲におおわれていると思うのであります。特に、米中両国にはさまれたわが国として、また、その米軍に基地を貸している日本として、この問題に深刻な悩みを持っていると思います。この事態の推移については、まことに憂慮にたえませんが、同時にまた、あまり先ばしった考え方もいささかど……

第48回国会 予算委員会 第13号(1965/03/16、6期、民主社会党)

○曾祢益君 関連。ただいま田畑委員の御質問に対する外務大臣の御答弁を伺っておりますると、私どもが、議会を通じて、従来の政府から伺っておった態度と違うのじゃないかという気がしてならないのですが。むろん、残念でありますけれども、平和条約によってアメリカ軍政府が、日本の財産並びに日本人の財産で、韓国、朝鮮にあったものを処分したことを有効だと認めさせられております。これは過去にやってしまったことの法的秩序をもう一ぺんひっくり返すことは、適当でないからでありまして、当時の日本の保守党政府は、これを説明して、平和条約の説明のときに、これは法的秩序を乱さない。したがって、有効を認めたのだけれども、日本側の請……


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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

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