杉原荒太 参議院議員
2期国会発言一覧

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杉原荒太[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは杉原荒太参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

杉原荒太[参]本会議発言(全期間)
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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第20号(1951/11/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 自由党を代表して平和條約及び安全條約を承認することに賛成いたすものであります。(「恥を知れ」と呼ぶ者あり)  このたびの平和條約の具体的内容のうち、敗戰の事実に伴う避くベからざる或る種の條項、例えば領土條項及び賠償條項などの若干の個々の点については、我々の苦痛とする点のあることは事実でありまして、吉田首席全権が、サンフランシスコ会議の席上、堂堂と日本国民の名において我が国民の苦悩と憂慮するところを率直に表明された通りでありまするが、両條約の本質的性格を以て、独立への第一歩を踏み出すものにあらずして従属化へ導くものなりとする謬論、及び、新たなる戰争誘発、戰争準備の條約なりとする暴論……

杉原荒太[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

杉原荒太[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 外務委員会 第1号(1950/07/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 私この全体の趣旨には全然賛成で、むしろこういろものはもつと早く出て来て、やるべきものだつたと思うが、いろいろ予算措置の関係などでこうなつたと思いますが、私趣旨についてはいろいろ個人の利害に関することで議論があるのでありますが、その趣旨をよく明らかにして置く意味合で私は質問するのですが、先ず第一に質問したいと思います点は、この法律による見舞金の性質です。これは何ですか、どういうふうなものですか。この見舞金の法律上の性質です。これを受入れる人からすると支給を受ける権利の性質ですけれども、これはどういう関係になるのですか。
【次の発言】 権利じやないのですか。

第8回国会 外務委員会 第閉会後1号(1950/09/04、2期、自由党)

○杉原荒太君 この世界の政治、経済については、アメリカと西欧のあれが非常に大事だと思うが、殊に予算の方面から見て、アメリカの軍事予算は、いろいろの報道がコンフリクトのものが多いので、どれが……今まで決まつておる集計くらい、その点は分つておりますが、私の何では非常に違つたもので、どれが本当か、議会あたりで増額したり、何かしたというような報道もあります。それによつて額が非常に違つて来る。今まで大体のあれでは二百五十億くらいになるのが多いようだが。
【次の発言】 百三十四幾ら。
【次の発言】 私ずつと見ておりますと、この両院で殖やしたことは殖やしたことにならぬで計算したのが最近よく出る。極く最近に追……

第8回国会 外務委員会 第3号(1950/07/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 先程政府委員の御説明の中の、最後の点で何かアメリカの場合の例をとられて言われたことで、ちよつと私分らないのですが、何かアメリカの場合には国会の議決を経たものについては議会の承認を経ない場合もあり得るというような確か御説明のようだつたんですが、日本憲法の下においては、そういうことは到底私は考えられないことだと思う。国会と雖も、いうまでもなく憲法に從わなくちやならんことである。憲法の規定するところは、明文を以て必ず事前乃至事後に承認を要するということが要求されておりますからして、国会と雖もこれには束縛されるわけであります。その規定に反して、予め国会が承認をしないような決議をすることは……

第8回国会 外務委員会 第4号(1950/07/29、2期、自由党)

○杉原荒太君 講和の問題に関連する二、三の問題についてお尋ねいたしたいと思います。  第一点は、今の段階における講和問題の取扱の重点をどこに置いているべきかという点であります。従来我が国における講和問題の取扱方を見まするに、多くほいわゆる全面講和か單独講和かというふうに取上げられ、論議されているようであります。然るに今日の段階におきましては、全面、單独の方式の論議を指摘する前に、先ず講和の中味、内容とその時期ということを取上ぐべきではないかと思うのであります。即ち内容の点におきましては、講和の中味をなす実体関係、具体的には講和関係を規律する政治條項とか、或いは経済條項とか、その他各般の事項につ……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 外務委員会 第1号(1950/12/01、2期、自由党)

○杉原荒太君 在外事務所の設置の具体的の場所のことでありますが、これは非常に限られておることなんで、数が限られておるから、設置する場所の選定ということが非常に大事だと思うのでありますが、ここに新らしく加えられておる場所の選定は私も非常に結構だと思うのですが、殊にその選定に当つては、できるならば首府に設けるということは、これは是非望ましいことだと思うのです、いろいろな意味合いで……。従来のきまつた中で必ずしもそうでもないものがあるようですが、それがどういうふうな事情でそうなつておるかということ。それから今後新たに設ける場合に首府というようなものには特別の重要性を置いて、少くとも我が方の案としては……

第9回国会 外務委員会 第2号(1950/12/06、2期、自由党)

○杉原荒太君 二つの事一柄について極く簡單にお尋ねいたします。  第一は外資の導入の問題でございますが、この外資導入の問題は講和約條の促進と相並んで我が国の今日対外努力の一つの大きな焦点をなすばかりでなく、又講和成立後といえども我が外交国策の上からして極めて大事なものと思うのでありまするが、今日まで官民種々の努力にかかわらず、なかなかはかばかしく行かない実情にあるのではないかと推測いたすのであります。併しそれにもかかわらず、この問題の重要性に鑑みまして過去の実績に失望することなく、今後あらゆる努力と工夫をこらして行くべきものと思われるのであります。又現に政府におきましてはいろいろと御苦心御努力……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 外務委員会 第5号(1951/02/15、2期、自由党)

○杉原荒太君 二つの点についてお尋ねいたしたいと思います。  第一は、世界情勢の大局的の見方と、これに対処する我が国の方針についての基本的の考え方についてであります。先に前首相の芦田さんが発表せられました意見書の中で、こういうふうに言つておられる。ここ数年にして第三次大戦の起る可能性は頗る強い。アメリカも英仏も挙げてかかる見通しの下に汲々として準備を進めている際に、日本のみが傍観者のごとき態度で何らの用意もしないことは許されないところであるこういうふうに言つておられるのであります。即ち芦田氏はここ数年にして大戦勃発を予想して、その前提の下に準備、用意の必要あることを強調しておられるのであります……

第10回国会 外務委員会 第7号(1951/02/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 一つ、二つお尋ねしたいと思うのですが、第一番は今度のアメリカの案の七項目の中にあります琉球、小笠原を信託統治に付するという案、あの中にはそれが果して戦略基地とするのかどうかという点は明示してないわけでありますが、ダレス氏がおいでになつた際に、そういう点について向うからなりこの説明があり、或いはこちらの質問によつてそのいずれにするかということがわかつておるかどうか、その辺のところを……。
【次の発言】 それではこの信託統治区域にするというのを前提にして、日本側の或る方面では一つの希望として、これに一定の期限を附して、その後の日本の領土にするということを希望として述べた向きがあつたよ……

第10回国会 外務委員会 第8号(1951/03/14、2期、自由党)

○杉原荒太君 私少し遅く参りましたので、重複したら非常に恐縮ですが、この條約に加盟している国はどれだけですか。署名している国はこれでわかりますが……。
【次の発言】 先ほど曾祢君の質問に対して、すでにできている国内法的措置で十分だというお話でしたが、これはどういう国内法でしようか。具体的に何という法令ですか。
【次の発言】 今のは皆法令の形式は政令でございますか。その中に法律はございませんか、形式的の意味の法律は……。
【次の発言】 これも重複したら一つ御免下さい。今鯨油の輸出額といつたものは大体どれくらいですか。
【次の発言】 これは講和條約というものの性質、趣旨と移民問題というものの関係を……

第10回国会 外務委員会 第9号(1951/03/28、2期、自由党)

○杉原荒太君 ビルマの現在の政情について極く簡単に一つ御説明願いたいと思います。つまり現政府の支配力の及んでおる範囲とか、赤旗、白旗の共産党や、カレン族叛乱などの現状はどういうふうな全体の、つまり日本の取引の対象としてどれくらいの今価値があるかというような、そういうことを聞きたいと思います。余り詳しくじやなくていいのです。而も成るべく最近のこと、余り歴史的に遡る必要はありません。
【次の発言】 現は在多事務所設置を交渉している国々はどういう国ですか。
【次の発言】 それはイギリスなどどういうふうな意向のようですか、遠からず実現するようなお見込ですか。

第10回国会 外務委員会 第11号(1951/05/16、2期、自由党)

○杉原荒太君 この憲章の大目的ですが、知的の国際協力ということ、これはもう何人も異存のないところなんですが、一方実際の問題としましてこの種の条約で非常に気を付けなければならん点は、更に各国それぞれの特殊性と言いますか、事情、そういう点から来る一つの要請、そこでこの憲章それ自体も用意を持つてその点臨んでおるわけで、いわゆる各国の国内管轄事項というものは留保してある。ところがこの国内管轄事項なるもの、これは非常にむずかしい問題で、この憲章に書いてある国内管轄事項に関する内容、本質についても余りまだ国際的にエスタブリツシユされた原則がないように承知する、それだけにこの点は非常に慎重なんである、その点……

第10回国会 外務委員会 第12号(1951/05/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 極く簡単に二つの点についてお尋ねしたいと思います。  第一点は、今日国民一般の希望は講和が一日も早くあつて欲しいという点にあることは申すまでもないところだと思うのでありまするが、それがためには、具体的には講和條約が集団條約、多辺條約になります場合を考えて見まするというと、その講和條約が実施力を発生するためには、一定数の批准完了を要するというようなことにも相なるわけでありますが、そういう観点からお尋ねするわけでありますが、中共を承認しております国々、殊にインドだとか、或いはビルマだとか、ソ連圏のほうは今問題にしませんが、そういう国々の対日講和に対する態度、これはダレス氏などが相当そ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務委員会 第1号(1951/10/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 権限拡張に関する相手国との取極に関する下交渉が行われておるということですが、大体その事務の性質というものは、領事館事務を大体基礎にしてのものか、或いはそれにプラス大公使館の仕事をもやることを基礎にして話合いをしているのかどつちなんですか

第12回国会 外務委員会 第2号(1951/11/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 曾祢君と同意見です。

第12回国会 外務委員会 第3号(1951/11/10、2期、自由党)

○杉原荒太君 この種の国際條約というものは戰前のやつは戰争によつての效力の関係、それから今度の平和條約の関係からしてどうなつておりますか。
【次の発言】 多数国間のやつですね、二カ国間ではなくて。これはどうだつたかな。
【次の発言】 これは平和條約の関係とは別個の関係で、つまり今度批准するのですね、そういう解釈ですか。


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務委員会 第3号(1952/02/14、2期、自由党)

○杉原荒太君 日米加條約草案の先ほどの御説明の中で、大体わかつておるように思うのですけれども、今日の審議の性質はこれは別にこの條約草案それ自体をここで審議する、いわゆる事前の承認を求める、そういうふうな意味のものじやない、そうじやなくて、改めてそれは又適当な時期に事前乃至事後に承認を求める手続を別にとる、そういう性質のものですか。
【次の発言】 先ほどの御説明で、まだ政府としても決定の案ではないというお話であります。代表者間だけで作つたものだと言つておるのでありまして、事実上これは政府のほうではなお署名する前において変更の余地ありというふうに認めておるものかどうかその辺のところを……。

第13回国会 外務委員会 第6号(1952/02/26、2期、自由党)

○杉原荒太君 こういう施設に対する接收の関係が占領の終結と共にこの法律関係が変つて来る、その変るというのがアメリカ側と日本側との関係じやなく、日本政府と国民との関係という関係も変つて来るのだろうと思う。従来の施設の接収関係、一極の権力的の関係ですが、今度合意に基く新らしい関係に切替えられるということになると思うのだが、そうして而もその合意の関係というのが日本の国と国民との関係、又或いは公共団体との関係、従つて国又は国民の持つておる施設をアメリカ軍が使用するという場合の関係は、これは單なる権力の関係ではいかんので、行くというならばそれがために新らしい立法の措置が必要だろうと思う。その辺のところは……

第13回国会 外務委員会 第7号(1952/02/28、2期、自由党)

○杉原荒太君 この法律案だけじやなく、すべて今度のポ勅に基いて政令の整理に関する法律案一般に関することなんですが、第二条、これは念のためにお聞きしておきたいのですが、前条に規定する命令は、これこれの法律としての効力を有するというように規定しておりますが、この勅令に限らずすべてこういうような書き方になつておるようでありますが、どうですか、僕はそこのところ、ちよつと疑問に思うのだが、命令に法律としての効力……命令が法律になる、或いは法律と同等の効力を持つというそこの観念の仕方がどういうことですか、ちよつと私が前から疑問にしておるのですが……。むしろ法律と同一の効力を有するというのならよくはつきりす……

第13回国会 外務委員会 第9号(1952/03/06、2期、自由党)

○杉原荒太君 今の請願の趣旨を極く簡潔に一つ御説明願いたい。一口に言うてどういうことですか。
【次の発言】 私の今のに対する答弁にはならん。
【次の発言】 今の行政協定中に入れるというのは無理な話ですからして、むしろ実施の問題として善処するという趣旨で私賛成いたします。

第13回国会 外務委員会 第11号(1952/03/12、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ほど佐藤教授の御回答、最後の御意見の表示に当りまして、法理的に見ると非常に重要な点だと思うのですが、その点についてほかの参考人の三先生の結論をお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 つまり、第三條によつて委任されておる、いわゆる委任されておる、或いは包括承認を得ておるのだということが唯一の根拠になつて来る。それが出て来る。もう一つはそれを具体的にいうとどういうことになるかというのです。
【次の発言】 さようでございます。

第13回国会 外務委員会 第13号(1952/03/20、2期、自由党)

○杉原荒太君 今の趣旨は何ですか、ずつと連合委員会のほうで初めからおしまいまで審議して行くという、そういう趣旨なんですか。
【次の発言】 質疑だけですね。
【次の発言】 衆議院のほうではどうやつておりますか。

第13回国会 外務委員会 第18号(1952/04/03、2期、自由党)

○杉原荒太君 この表を見ますと、台湾の国民政府のほうのことは何も書いてありませんが、これはどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 その点もう少しお尋ねしたい気持もするのですけれども、ちよつとほかの問題に移りまして、フランス連合のこの三国、先ほどこれについてお尋ねもあつたと思いますが、それとは別個の角度から私お尋ねしたいと思うのです。これはこの三国それぞれその政府部内において一定の外交権を持つておるのですが、その外交権はどういうふうになつておるか、その制限等はどうなつておるか。それに対応してあそこの大公使館はほかのところとは少し違つた性格になつておると思いますが……。

第13回国会 外務委員会 第19号(1952/04/04、2期、自由党)

○杉原荒太君 今の兼岩さんの御趣旨で、委員長から成るべくそういうような趣旨で議事の進行を計つて頂きたいと思う。そうして成るべく早く本案の本論に入りたいと思います。
【次の発言】 その百七條というのは非常にむずかしい條文です。併し私のほうの了解しておるところでは、これは旧敵国、例えば日本、この日本に対して連合国の或る国が一種の強制措置をとるというような場合、そういう場合には普通の場合でしたら、国連憲章によるというと、そういう強制措置をとるときは、原則として安保理事会の承認を要するという規定があるのであります。併し今の場合は旧敵国、例えば日本に対する強制措置をとるというような場合には、その規定の適……

第13回国会 外務委員会 第20号(1952/04/14、2期、自由党)

○杉原荒太君 国会閉会中に政令を以て改正することができるという條項に関してでありますが、この第九條の規定の中にそういう臨時の必要が生じた場合には「最近の国会においてこの法律が改正されるまでの間」、この措置をすることができると、こう書いてある。これはどういう趣旨ですか。若しその改正ができなかつたら、その後は将来に向つてはこの措置の効力は失われるという趣旨ですか。
【次の発言】 それでは非常に不都合を生ずる場合も出て来ますね、というのはこれを改正する場合二つあつて、物価とか為替の急激な変動などの場合、そういつた特別の事情によつて緊急の必要が生じたという場合、そのほうは若しその次の国会においてその趣……

第13回国会 外務委員会 第21号(1952/04/15、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ほどの林さんの御説明を一応了承しましたが、将来の問題といたしまして、この種の事柄を規定するに当つて、その方式を、今ここに見えているような文句、更に又旅費に関する法律の例というようなものを、将来のやはり一つの先例的な形を、今後も先例としてこういうようなものをそのまま取つて行くような……将来については、併しなお、その辺のところを御研究になるようなつもりでおられるかどうか、その必要があるというふうに認められるかどうか。
【次の発言】 林さんにお伺いしますが、先ほど御説明になつた趣旨、その内容の意義が、ここに今奥野さんからの案、これと内容的には一致しておるという見解ですか。

第13回国会 外務委員会 第22号(1952/04/16、2期、自由党)

○杉原荒太君 第九條について懸案になつておつたわけでありますが、そうしてその問題について政府側でなお考えて頂くということになつておつたと思うのであります。その結果を一つ御報告をして頂きたいと思います。
【次の発言】 最初に私この問題を疑問として提起したのでありまするが、只今の御説明によつてよく了承いたします。ただ私この問題はそれとしてよく了承するのでありますが、将来におけるこの種のことの立法に当りましては、法文の起草方法等につきまして、只今のこの書き方、これを先例としないで、よく御研究の上で疑義を生ずる余地が全くないように善処せられるよう要望いたします。

第13回国会 外務委員会 第24号(1952/04/25、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ず第一にこの二つの法律案と行政協定との関係についてお尋ねいたしたいと思う。行政協定によりますと、行政協定の対象になつておるこの外国軍隊等については、日本国の出入国管理に関する法令の適用を排除することを約束しておられるわけでありますから、この二つの法律案に、日本の国内法にやはりそのことを明らかにしておく必要があるように思うのでございます。その点何ら触れてないのですが、どういうわけであるか。ほかの行政協定ついていろいろ立法措置を要するものは全部特例等についての法律をみんな作つておるというのに、これだけ全然触れてないというのはどういうことですか、先ずその点をお尋ねしておきます。

第13回国会 外務委員会 第25号(1952/04/26、2期、自由党)

○杉原荒太君 この小委員会において、小委員の皆様が非常に御苦心になりました点につきましては、心から敬意を表するものでありますが、只今拝見しました小委員会におけろ御意見について私疑問の点がありますので、その点を先ずお尋ねしたいと思います。  先ずこの附則3として掲げんとする案につきまして、本文と但書からできておりまするが、本文のほうを見ますると、これは非常に重要な、前の政府側から提出されておりまする第二條の第六項とは実体的に非常に違つた点があるのではないかという疑問を私持つものであります。先ほどの御報告によりますと、政府側では実質的には違わないというふうに見ておられるようでありますけれども、こう……

第13回国会 外務委員会 第28号(1952/05/13、2期、自由党)

○杉原荒太君 私は今日は改まつて質問しないつもりであつたのでありまするが、先ほどの平林委員と外務大臣との質疑応答に関連しまして、一言だけ岡崎大臣のお考え方を伺つておきたいと思うのであります。それは、今後の日本の外交方針を考えて行きます場合に、先ほども申されましたように、アメリカ、イギリスなどを中心にしたいわゆる自由主義国家群との間の提携協力ということが今後の日本外交の大本でなければならんというお考え方、これに対してはいろいろ日本の今置かれております国際的の地位等からいたしましても、私もまさにそうなくてはならんと考えておりますが、それと共に、今後いわゆる共産主義国家群との関係をどう調整して行くか……

第13回国会 外務委員会 第29号(1952/05/15、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ず第一にここに言う仲裁というものの意義をお尋ねしたいのですが、これは日本の国内法において言う仲裁手続と全然同じものであるかどうかという点をお尋ねしたい。
【次の発言】 同じ性質のもの……、それでは調停とはつまり区別されたものですな。
【次の発言】 説明書の中に、以前には日本は入つていなかつたが、今度入る理由の説明として、戦後仲裁制度は著しい発達を遂げたというふうに書いてあるのですが、私は寡聞にしてそういう事実を知らないのですが、それはどういう事実を指すのでしようか。
【次の発言】 調停は非常に発達し、又事実利用もされておると思うのですが、仲裁のほうは国内においてそんなに発達して……

第13回国会 外務委員会 第31号(1952/05/20、2期、自由党)

○杉原荒太君 私はこの條約を承認することには賛成でありまするが、ただ今度の條約と日本の国内法との関係を考えてみますると、現在の現行法の下におきましては、外国の仲裁判断の効力及びその執行についての明示的の規定はないわけでありまして、僅かに解釈論からして、外国の仲裁判断の場合にも適用があるというふうに一般的に解釈されておるようでありまするが、こういうものはとにかくもともとが私権の争いのあることを大前提として、とにかく争いに関するものでありまするから、その争いを解決する基準というものは極めて明確でなければならない性質のものだと思うのであります。外国判決の場合については、必ずしも十分ではないけれども、……

第13回国会 外務委員会 第33号(1952/05/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 只今の大山先生の問題にしておられる点は、これは根本的な加盟に当つての重要な点で、はつきりしておかなければならない点だと私も思う。今までたびたび政府のほうで、この点についての見解を表明しておられる、これはそれとして私はわかるのでありまするが、これは今問題になつておる三十九條だけでなく、もつと前のこの第二條の大原則のところの、一般的の原則に基くところの関係においても問題になるので、非常に大事な点だと思うのですが、殊に日本政府の見解として、ここの先ほどの大山先生のお説のごとく、兵力とか援助とか便益とかというものを、それぞれ個別的に考え得るかどうかという点、これを若し総括的であるならば、……

第13回国会 外務委員会 第34号(1952/05/29、2期、自由党)

○杉原荒太君 この間の委員会で私質問しましたのに対して、外務省のほうでその答弁が保留されておりましたが、それを一つ最初にお答え願いたいと思います。外務大臣が出られて大臣から答弁するということでありましたので……。
【次の発言】 それではこの間の委員会で、政府委員のほうから、平和条約の発効に従つて日本と連合国との関係というのが、降伏文書によつて律せられるのじやなくて、平和条約によつてとつて代られたという趣旨の見解を発表されましたので、それに関連していろいろ問題がありますが、殊に問題の中心となる点は、その見解を日本とソ連との関係にあてはめた場合に一体そういうことが言えるか、言えるとすればそこにいろ……

第13回国会 外務委員会 第36号(1952/06/03、2期、自由党)

○杉原荒太君 私はこの国連加盟の申請の件について賛成するものであります。その賛成の理由については、すでに日本は平和条約の中で国連に加盟する意思のあることを宣言している。そしてその条項の含まつた平和条約に我我は賛成したのでありますが、その際に一般的にこれに対する賛成理由を申述べておりますのでここに改めて賛成の理由を繰返すことを省略いたします。ただ私は大体三つの点について特に要望しておきたいと思うのです。  その第一は、先ほど大体曾祢君からも言われたところと相通ずるのでありますが、日本の国連加盟の承認せられるということが現実の情勢から見て必ずしもたやすくはないのだ、そして又それについては日本は、今……

第13回国会 外務委員会 第37号(1952/06/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 この基金協定に入ることによつて日本の現在の通貨制度そのものがどういう影響を受けて来ますか、つまりこの協定に入る場合と、入らん場合と、どういう違いがありますか。
【次の発言】 日本の通貨の平価を、この條約上の義務として、金又はドルで表示しなければならんという義務が発生しますね、今まではそういう條約上の義務を負担していないですね、その点からいうとやはりその意味においてもやはり変わるのじやないですか。
【次の発言】 そういう意味の実体は変更する必要はないが、今まではこれは何か日本側で変更しようと思えば自由に変更できるのだけれども、今度はそういうわけに行かんことになるのですね。そこの基本……

第13回国会 外務委員会 第38号(1952/06/06、2期、自由党)

○杉原荒太君 請願は請願として聞いてやつていいじやないですか。
【次の発言】 今後とも努力はして行くのですから……。
【次の発言】 委員長、ちよつと議事の進行ですが、もう四時になるのですが、今日大臣が来て日華条約をやりますか。
【次の発言】 今日は日華条約はやらないのですね。
【次の発言】 ああそうですが。

第13回国会 外務委員会 第39号(1952/06/10、2期、自由党)

○杉原荒太君 この日華条約に対する質問は随分多岐に亙ると思うのですが、議事の進行の上から見て、先ず大体大まかに総括的の質問と逐条的に分けてやつて頂いたほうが便利だろうと思うのです。
【次の発言】 総理大臣だけじやなく、外務大臣対にする質問の場合もそのほうが便利じやないですか、議事の進行の上から見て。あえて私は固執しませんがその辺のところを考慮して進めてもらいたいと思うのです。
【次の発言】 それは言うまでもない、わかり切つたことだと思うので、適当にそれじややつて下さい、どうぞ。

第13回国会 外務委員会 第40号(1952/06/13、2期、自由党)

○杉原荒太君 関連して。この間から降伏文書というものが、原則としてといいますか、例の捕虜送還それから戦闘行為停止以外の分については効力を喪失したものだと、こういう見解を外務省の公式の見解として言われたのですが、この今のカイロ宣言というのが、日本から見て法律的に意味のあるのは、ただ独立にカイロ宣言はカイロ宣言としてではなくて、降伏文書の一つの内容をなしておるからこそ法律的に意味があつたわけですが、そうすれば外務省でとられた降伏文書に対する法律的な見解からすると、もうカイロ宣言というような言葉は全然日本としてはそういうことは認めないことになつておるものだと思うが、今カイロ宣言のことを持ち出されるの……

第13回国会 外務委員会 第41号(1952/06/17、2期、自由党)

○杉原荒太君 この條約の要求しているところを満たすために日本の国内法との関係ですが、すでに既存の国内法で以て十分この條約に要求しているところは満たし得ることになつておるかどうか。若しそうでなければそれに伴つての国内法の改正はすでに終えているかどうか、その点を一つ。
【次の発言】 附属議定書の中に例の魚獲の自発的抑止及び保存措置をとる区域の境界線というか、西経百七十五度の子午線とそれからもう一つアトカ島の西端を通過する子午線というものは、この附属書の規定の仕方によると、これがすでに前に採択されておるような書き方になつておるのだが、それはいつ、どこで、如何なる形式において採択されたものか。この條約……

第13回国会 外務委員会 第42号(1952/06/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 この漁業条約についてちよつとお尋ねしておきたいのですけれども、いわゆる自発的抑止ですね、これの実施のことなんですが、これは条約上、国としてはいわゆる自発的に抑止するという建前になつておるようだが、又一方それが条約できめられておるので、実際は必ずしも貫徹されていないようですが、各業者が出て行く場合については、各業者の自発的の抑止に待つのですか、それとも一定の法律を作つて禁止、制限又罰則なども附するんですか。
【次の発言】 ちよつと関連してお聞きしたいのですが、昨日の説明とですね、外務大臣が先ほど一番初めにおつしやつたけれども、私が注意して聞いておつたけれども一つも矛盾していないよう……

第13回国会 外務委員会 第43号(1952/06/26、2期、自由党)

○杉原荒太君 日華条約についてお尋ねしたいと思うのです。この間までにこの条約の根本性格等に関する問題をお尋ねしたのですが、今日は個々の具体的の問題について二、三お尋ねしたいと思います。  第一は、台湾、澎湖島にある日本側の財産、殊に私有財産の処理の問題についてであります。この条約によりますと、それらの問題の処理は日本政府と国民政府との間の特別取極による、こういうふうになつておるわけであります。これは何もここで初めてきめられたことじやなく、サンフランシスコ条約でもこういうふうになつておるわけでありまするけれども、いよいよ国民政府との間にこういうことが更に取極められたので、この問題がサンフランシス……

第13回国会 外務委員会 第44号(1952/06/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 今のに関連して一、二お尋ねしたいのでありますが、いわゆる特恵の問題ですが、交換公文のほうを見ますと、要するに、将来も英連邦諸国、隣接国の間においても、特恵を留保するということが結局交換公文の主なる目的、内容をなしておるように思える、解釈されるのですが、この條約の本文のほうによると、過去に存在しておつた特恵だけを取扱つて、併しそれだけでは足りないから、インド側としては将来与える特恵に対しても、そういう権利を有するのだ。ここにいろいろと第三国にその特恵を与えることを要するときとあるが、「要するとき」というのは、要するに交換公文の結局のところは、将来に対する特恵権の留保だけに帰着するよ……

第13回国会 外務委員会 第45号(1952/06/28、2期、自由党)

○杉原荒太君 この条約の内容をよく見ますると日本側としては、いろいろとああもあれかし、こうもあれかしという要望する点は多々あるのでありますが、この条約の結ばれるにいたるいろいろの複雑なこの事情、そういう現実の事情をもとにして見まして、これが結ばれなかつたとしたら一体結果がどうなつて来るかというようなことを考えてみますると、そういつた現実の考慮からして止むを得ないものと思いまするので、私はこの条約を承認することに賛成いたすものであります。ただ併しいろいろと今後のこともありまするし、我々は政府に対して要望をしたいことはいろいろあるのでありまするが、そのうちの主なる点をごく簡単に二、三申しそえておき……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、自由党)

○杉原荒太君 大蔵大臣に先にお尋ねいたします。安全保障諸費なるものの内容について大蔵大臣が御説明になりましたところを伺いますと、その中には平和條約の発効後、米軍が大都市の中心部から周辺地区に駐留場所を移転いたします場合、これに伴う営舎住宅等の建設に必要な経費、右の移動に伴う有線無線通信諸施設、その他営舎関係諸施設乃至附属工場と各種荷役設備等の建設に必要な経費、こういうものを含むという御説明を伺つたのでありまするが、そうでありますると、この部分は行政協定との関係において二十五條の第二項の(A)号に該当するようにちよつと見えるのでございますが、そうしていわゆる防衛支出金と区別する理由はないようにち……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 外務委員会 第2号(1952/11/27、2期、自由党)

○杉原荒太君 この新設総領事館の中にロンドンの総領事館があるようでありますが、まあ従来も、以前にもロンドンに総領事館を置いておつたのだが、どうも実情からするというと、むしろロンドンよりもマンチエスターだとか、或いはリヴアプールあたりに置くのが適当じやないかというふうにも考えられる。ロンドンには大使館もあるし、而も今言つたような地域は何といつても、御承知のように、商工業の非常に中心地でもあるのだから、何も前の例を踏襲する必要は私はないと思う。これはどういうふうなわけか、或いは相手国でそういうところに置くのに難色を示したのかどうか。その辺の実情及びその理由を一つ承りたいと思います。

第15回国会 外務委員会 第4号(1952/12/04、2期、自由党)

○杉原荒太君 議事進行について…、もう少し資料をあらかじめ提供してもらわんと、私少し無理だと思うのです。それを先ず次回前に資料をもつと提供してもらいたい。その上で質問するほうがもつと実質的でいいと思う。我々は文字ずらだけを審議するのではないからそのほうがいいと思いますが、どうですか皆さんは。

第15回国会 外務委員会 第5号(1952/12/09、2期、自由党)

○杉原荒太君 一つ重要なことで大臣にお尋ねしたいと思います。それは中共政府によつて代表されておる中国との関係に対する外交方針についてであります。私がなぜこれをお尋ねするかといいますと、十二月、今月の三日の本会議において外務大臣がこの点に触れられて、私はそれを非常に重大な発言だと思つて実は聞いておりました。念のために私この速記録を取寄せて見たのですが、私の耳で聞いた通りのことでありますが、ここにこういうことがある。それは三輪議員との質疑応答でありますが、外務大臣の答弁の中に途中から読みますが、「何故中国との間直接交渉をいたさないのか。こういうお話でありまするが、これはもう中国が、サンフランシスコ……

第15回国会 外務委員会 第6号(1952/12/11、2期、自由党)

○杉原荒太君 お尋ねしたいのですが、先ほど同僚岡田委員からいろいろ御質問がありましたが、この問題は、この鹿地亘君の問題は、国民の全部がその政治的立場如何にかかわらず、又議会の内外を問わず、ひとしく奇怪千万に思つておると共に、これが真相の究明及びそのこれに対する正しい善後措置については重大な関心を持つておるところだと考えます。今まで発表されております鹿地君の声明書なるものや、又鹿地君が衆議院においてなされておる証言、それからアメリカ軍において声明を出しておりますところ、これらを総合し比較対照して見ましたるときに、その間一致しない部分が極めて多いのでありまするけれども、ただここに極めて明瞭なことは……

第15回国会 外務委員会 第8号(1952/12/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 この前のときに、この説明があつたときに欠席していましたので、或いは説明があつたかと思いますが、協定の論議に入る前に、日本として、或いは日本とアメリカとの間を含む国際航空協定について現実に今どういう計画を持つておるか。
【次の発言】 先ず第一の本年度内に実施に移される見込の日本とサンフランシスコまでの間の国際航空、これをもう少し具体的にお伺いしたいのですが、これは大体定期航空だと思うのですが、どのくらいの期間にどのくらいの回数、それからその経由地点は具体的にどこですか。
【次の発言】 ウエーキ、それからホノルル、サンフランシスコの飛行場の設備は、これは全部アメリカの設備を利用し得る……

第15回国会 外務委員会 第9号(1952/12/19、2期、自由党)

○杉原荒太君 昨日、私質問したことと、それから先ほど曾祢委員からの御質問に関連しまして、一つだけお尋ねしたいと思います。昨日もお尋ねしましたが、我々がこの協定を見ていつもこの問題を頭に描いておるのは、この協定面の文句から出て来ることと、それから実際の運用の場合、そこのところがどうなるかという点に、非常にいろいろ疑問を持つておるわけなんで、そういう点から質問するわけですが、そのうちの一つとしてこの協定によつていろいろの権利を認めるということがあるのだが、その権利というものの中の一つをとつていえば、乗入れの権利といいますか、或いは定期着陸を行う権利といいますか、それを取上げてみますと、私昨日も質問……

第15回国会 外務委員会 第10号(1952/12/22、2期、自由党)

○杉原荒太君 私自身の質問はあとにしますが、取りあえず先ほどの曾祢委員と木村長官の質疑応答に関連しまして一つの点だけお尋ねしたいと思います。先ほど曾祢委員からアメリカの議会においての政府側の本件に対する説明振りを引用しての質問がありました。前のほうの部分ですが、安保条約の前文に書いてあるいわゆる自衛力の漸増について日本がみずから責任を負うことを期待するというところをおさえて来て、それとの関連においてこれに関する法律案を提出する一つの根拠にして説明をしている。それに対しまして木村長官はアメリカ側ではそうであつても、日本側としては決してそうじやないという御趣旨のお答えがあつたように拝承いたしました……

第15回国会 外務委員会 第11号(1952/12/23、2期、自由党)

○杉原荒太君 いわゆる接収解除の問題についてお尋ねしたい。先ず法律問題をお尋ねして、次に事実関係のほうに移りたいと思います。  先ず第一点は、いわゆる解除ということは法律的に見てどういう性質のものであり、又どういう効果を持つものであるかという点をお尋ねしたい。
【次の発言】 ずつと私続けてやりますからお許し願いたい。  そのいわゆる第三者というのは。
【次の発言】 それは何の当事者でありますか。
【次の発言】 その賃貸借の関係からすれば第三者だが、先ずその点はあとで又お尋ねするけれども、私の聞いているのは、先ず第一点の解除するものの性質、これを裏を言えば接収ということと裏腹をなすだろうと思うの……

第15回国会 外務委員会 第18号(1953/03/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 一つお尋ねしておきたいと以前から思つておつたことがあるんですが、日本とソ連との現在の法的状態と、日本の外交権の行使との関係について、どういうふうな見解を外務省としてはとつておられるか、それを先ず第一に、私がお聞きしたいのは、法律上の関係、法律上の見解をどういうふうに考えておるか。
【次の発言】 私が聞きたい点は、あとの点を聞いておつたんですが、外交権の行使との関係を聞いておつたんで、どうも外務省は今までそういうふうな見解をとつておるんじやないかと、僕は臆測しておつたから聞いたんです。その考え方はもう少し研究を要する、今までの法理上からしても、今までの慣行の上から見ても、どうも私は……

第15回国会 外務委員会 第19号(1953/03/10、2期、自由党)

○杉原荒太君 各条の説明を先にやつて下さい、主なる点について……。
【次の発言】 最初、この条約の内容じやなくして、こういう原産地の虚偽表示の問題についての現在の日本における実情を聞きたいんだが、ここで禁止されておるような事犯というものがどれくらい一体あるのか、その辺の実情を聞きたい。
【次の発言】 この協定を承認することと国内法の改正の関係、さつきもちよつと触れられたけれども、そこのところをもう少しはつきりもう一遍一つ御説明願いたい。
【次の発言】 そうすると、措置としてはそれでよろしい、わかりますがね、つまりそれらの国内法の改正が成立することが条件になりますね。それだから、この正式の承認の……

第15回国会 外務委員会 第20号(1953/03/12、2期、自由党)

○杉原荒太君 一つだけお尋ねしたいのです。
【次の発言】 内容の問題じやない。これを進めるについての必要なことだから。
【次の発言】 例の不正競争防止法の進行はどうなつておるか。というのはこれの承認と不可分だからお尋ねする。
【次の発言】 一つ聞いておきたいのですが、さつき次官の曾祢君に対する答えを聞いておりますと、内閣の情報機関の拡充という問題ですね。あれは私ら今までずつと官房長官などから聞いておるのでは、特に拡充するというのは何のためかというと、国外の情報を集めるためにというふうに僕としては聞いているが、さつき次官のお話を聞くとそうじやない、主たる目的は国内たということですが、そういうふう……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 水産・外務連合委員会 第1号(1951/03/06、2期、自由党)

○杉原荒太君 中共による拿捕の場合の対外的折衝の相手方と、その方法の問題でありますが、マツカーサー・ラインを認めるという前提に立つても、又立たなくても国民政府を相手にして折衝し得る法理的の理由は私は十分あると思います。つまりマツカーサー・ラインを認めるという前提のあることは勿論のこと、そうでない場合でも、中共側で言つておるような理由であれば勿論、アメリカ政府の立場からしますというと、中共の行為というものは明らかに中国国民の不法行為で、国民政府としてはこれを制止する国際法上の義務がある。従つて筋合としましては国民政府に対してこれを取締るということを要求する法理上の理由が十分にあると思うがこの辺に……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣・外務連合委員会 第1号(1951/11/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 三つ、四つ一緒にお尋ねいたしますから、かためて御答弁を願います。第一は、この案を見ますというと、官房に総合調整の権限を與えておる。今まで外務省になかつた官房に新らしい性格を附與とするものと思うのですが、而もこれが政策問題についての総合調整まで含まれるわけなんですけれども、この総合調整の事務というものは、実際にやつて見ると非常にこれはむずかしいものなんですが、これは一体どういうふうな方法でやるお考えであるか、それをお伺いしたいのです。それが第一点。それから第二は、この局の編成、これは当然に今後日本がとつて行く大体の大きな外交政策の体系というものを頭に入れられて、それに相応して考えて……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務・水産連合委員会 第2号(1952/06/12、2期、自由党)

○杉原荒太君 なお個々の質問に入ります前に、この間条約の条文の説明があつたのですが、この条約によつてカバーされるということについて北太平洋地域の漁業については、一般的な説明がなかつたのですが、これを水産庁のほうから一つ要領よく余り長くならないで要点を御説明願います。
【次の発言】 そつちのほうはもういいですよ。
【次の発言】 今度の条約によつて直接に日本がいわゆる自発的の抑制措置をとるという対象になる魚種は三種類あるわけですな。今後この委員会で保存措置をとるもの、それからいわゆる自発的に抑制の対象になるであろうところのもの、これらのものは研究して来たわけであるけれども、それでもおのずからそこに……

第13回国会 外務・大蔵連合委員会 第1号(1952/05/29、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ほど小林委員の質問に対する政府側の説明の中に、第三條の規定よりも平和條約及び通商條約のほうが優先するという御説明があつたのだが、それは私には理解できないが、国連憲章に基く義務は他の條約に基く義務より優先するということは国連憲章に書いてある、書いてあるからそうなるのであつて、そういう一般法理があるということはどうも理解できないが、その点はどうですか。
【次の発言】 今のは説明になりませんよ、それは根本が違う、前のほうに最恵国待遇とか、内国民待遇の原則を規定してあつて、それの例外というか、適用のない場合をそれは書いてあるのであつて、これの場合とは全然別のことです。今の説明を根拠にし……

第13回国会 外務・大蔵連合委員会 第2号(1952/06/04、2期、自由党)

○杉原荒太君 ちよつと関連して、木村さんと小林さんの質問に関連するのですが、連盟の事務を国連が引継ぐ、例えば条約の登録事務とかそういうことはよくわかるが、ここの十八条のごときは……。ここにある国際連盟の加盟の権利や義務はこれは事務じやないが、そのものが当然に決議の結果、法的効果として読み替えるというのはもう少し調べて見たほうがいいのじやないか。
【次の発言】 そちらのほうで行くと議論は別です。
【次の発言】 さつきから国連ばかりだが、さつき御両氏から質問されたのは御尤もだと思うが、アメリカの場合、アメリカは入つておらない、而もアメリカ側が一番こういうことはやかましく、もつと簡易化しなければなら……

第13回国会 文部・外務連合委員会 第2号(1952/04/18、2期、自由党)

○杉原荒太君 国内委員会の性格についてお尋ねしたいと思うのですが、これはここには文部省の機関とするというふうに規定してありますが、これはもう少し説明するとどうなりますか。国の行政機関という性格を持つものですか。
【次の発言】 これは加味したというよりも非常な執行機関的の権能を持つているわけですね。そうしてこういう例がほかに国の機関としてありますか。
【次の発言】 余りじやなく一つでもありますか。
【次の発言】 この機関に対する文部大臣の指揮監督権がありますか。
【次の発言】 一般的というのは……。
【次の発言】 この国内委員会はここに規定してあるように單なる諮問機関とか建議機関の権能じやなくし……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第1号(1952/03/23、2期、自由党)

○杉原荒太君 今吉田さんの御説には私は反対です。その疑義の存否ということはまだ決せられていないのです。非常に大事な点です。だからそれを入れるごとに私は絶対に反対いたします。

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第2号(1952/03/24、2期、自由党)

○杉原荒太君 先ほど堀木委員の質問に対して岡崎大臣の御答弁の中に、先の安保條約審議の際の説明と法理論とは別だというような意味合いの何ですが、これは私ちよつと解しにくかつたんですが、今問題になつております行政協定が改めて国会の承認を要しないという法理的の根拠、実は前の国会においてのこの條約案というのは、こういう趣旨内容のものだという政府の説明、あれが非常な基本になつているのだと思うんです。その際政府側でこういうふうに言つておられる。この行政協定というのはその都度これを国会の承認を受けることなく、あらかじめ事前に承認を受けるという趣旨においてこの條約案ができておりますと、こういうふうに言つておられ……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 外務・法務連合委員会 第1号(1953/03/05、2期、自由党)

○杉原荒太君 さつきから政務次官の言われることを聞いておりますと、竹島が日本の領有だということ、それについては私も疑問を持たないけれども、それを主張して行く立論の仕方が非常に薄弱ですよ。もう少しよく研究されないというと、これは今まで日本のどこそこの領域にあつたということなどじやなく、もつと本当に国際的に主張し得るような立論の仕方をもう少し研究されたほうがいいと思います。条約局長その辺のところまだもう少し私は精密に研究される必要があると思います。  それから念のために一つ聞いておきたいと思うのですが、日本側でも韓国の領有たることを争わない、まあ認めている島で、そうして而も韓国の領海外にある島がど……



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データ更新日:2022/12/18

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