このページでは杉原荒太参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○杉原荒太君 自由民主党を代表して、国務大臣の演説中、日韓条約問題を中心として、総理大臣並びに関係大臣に質問いたします。 まず、韓国の政情についてであります。 本年八月、ソウル法科大学生の日韓条約批准抗議集会なるものを皮切りに、ソウルにおいて学生デモが行なわれました。これら学生デモの性格、規模、迫力等から見て、四月革命当時のそれと比べて、どういう相違点があると政府は見ておられるか。また、この学生デモに対する一般市民の態度はどうであったか。四月革命当時のように、学生デモを、こぞって支持する動きがあったかどうか。 学生デモとほとんど時を同じゅうして、反政府的な言動をとった予備役将官連中は、予……
○杉原荒太君 自由民主党を代表いたしまして、総理大臣の所信表明演説に対し、若干の質問をいたします。 まず、政界の不祥事件に対処する総理の所信に関してお伺いいたします。最近の一連の不祥事件は、政治に対する国民の不信の問題の上から見まして、まことに遺憾しごくのことであります。総理は、不祥事件の生ずる原因の重要なものが、いわゆる金のかかる選挙の問題にあるとして、金のかからぬ選挙を実現する意向を表明されたのであります。核心に触れた選挙法の改正は、たとえ、よい案ができても、その実現は必ずしも容易でない場合があるのでありますが、その実現に対する総理としての確固たる御決心のほどをお伺いいたします。 次に……
○杉原荒太君 さっき森さんも言われたが、きょうは質問じゃない、希望を言っておくけれども、二重課税問題で、ここにどんなことが書いてあるかということは読めばわかるのだから、われわれは、これをつくった結果、つくらない場合と実際上どう違うかというようなことだけ端的に説明してもらいたいのだ。税金なら税金を取られるほうと取るほう、実際上の結果が税収の上でどう違うかということなど、そういうことなどを説明してもらいたいんです。これはこの次のあれだが、いまから希望を表明しておきます。
○杉原荒太君 いまのに関連するけれども、実態の数字がつかみにくい、また毎年度によっても違うし、この協定がある場合とない場合の差というものの大体の金は言えると思う。将来のことでなくて、いままで、過去のことで、その一つの場合として、日本においてドイツの商社関係からどれくらい一体税収があったのかというのを、たくさんじゃなくていいから、毎年度じゃなくてもいいけれども、わかっておれば、ある部分はわかっておるでしょうが、過去のことはそれはどうなっておるのですか。そうして、それは今度の二重課税回避協定ができることにより、その適用の結果として課税されないという種類のものについて、それから、過去においては一体ど……
○杉原荒太君 あるのだけれども、時間がないのですか。
○杉原荒太君 前回の委員会で、森委員の質問に対して外務大臣から、この協定にソ連が入ることを期待しているという意味の御答弁があったように思います。低開発国問題、いわゆる南北問題について、この種の、ことにソ連が協力するということは一つの新しい政策を示すものであって望ましいことだとは思うが、外務大臣の言われた、その期待しておるという中身は、そういうことを日本として希望しておるというだけの意味なのか、それとも、現実にいままでソ連側と内面的の折衝等において、近く加盟するであろうという期待する根拠があっての話なのかどっちなのか、その点を私伺いたい。
○杉原荒太君 きょうの議題は、かなり範囲がゆるやかになっているようですからお尋ねしますが、もう国会も会期が少なくなり、そうして、あと国連の総会が秋にはあると思うんですが、それまでにもう御質問する時間ないと思うから、ちょっと国連における中国代表権問題の基本的な点について若干質問したい。 第一点は、第五回総会から第十五回総会まで、議題とするかいなかを、また、第十六回総会から議題として、総会でずっとこの問題を審議しておるわけですが、私のお尋ねしたいというのは、この国連総会においての中国代表権問題についての決定があった場合は、右にならえで、国連の他の機関、たとえば安保理事会とか、あるいは経済社会理事……
○杉原荒太君 ちょっと念のためお尋ねしておきますが、この議定書に入る方式として、この議定書の中には受諾書、承認書、加入書という三つの方式を掲げてあるが、日本の場合はそれのどれに該当するのです。
【次の発言】 これは受諾書と承認書をこう区別したのは、これはどうして必要があるのですか。
【次の発言】 それから、さっき、まだこういう承認書も受諾書も出していないが、暫定的には日本も締約国とみなされておる。つまり、日本はこの第三条の第三項かによって、つまり、これに受諾の手続をとるために努力する、約束するという通告を出しておったわけなんですね。
【次の発言】 わかった。
○杉原荒太君 簡単に一点だけお伺いいたします。
ベトナム戦争を解決の方向に導くための一つの方法として、この間、カナダがジュネーブ条約による軍事境界線休線ラインの南北若干キロの線のところまで双方の軍隊を引き揚げさすという案を提案をしておりますね。あれについて外務省ないし外務大臣はどういうふうに見ておられますか。
【次の発言】 私の質問の趣旨を明らかにする意味から、ほんのわずか私のオブザーベーションを申し上げたほうがいいと思うのですが、これは私はかねてからこう見ておるのですよ。よくジュネーブ、ジュネーブということを言われますが、あれはあのときの解決の方式としては確かに一つの方法であったが、あの場……
○杉原荒太君 私の関連しての質問というのは、五四年のそのときの時点からずっとそれ以後の点を見ただけじゃなくて、それ以前においてこれを何とか取り締まっていくというような問題はずいぶん前に国際的に問題にされたんですね。これは自分が実は一番初めに若いころ扱った問題だからよく記憶しておりますけれども、ワシントンの大使館にいたころだったが、一番初めはそういうことをたしかイギリスがそのとき主催で日本にも招請状が来て、そのとき澤田さんがたしか出られて、私もその下働きをしておったから知っておるんです。それだから、いまから言うと、私の若かりしころだから、まだ二十三、四のことでずいぶん前のことですが、そのとき以来……
○杉原荒太君 関連。一番初めに聞きたいのは、法務省の人が来ておりますが、これは法務省の人が研究した結果でも、この国内法一本でこれを実行できるものではないのです。これを実行するには、国内法も必要だし、そのほかのちゃんとした法体系の整備というようなものの用意ができていなければならない。というのは、これは非常にむずかしい問題ですよ。むずかしいことは、自分が知っているから言うのですが、自分は、仏貨公債訴訟事件でも、初めから終わりまでずっとやってきたのだし、それからああいう法律関係だって、それから国際訴訟事件だって弁護士等からしばしば意見を求められたこともあり、このような事件に関する法律問題は相当研究し……
○杉原荒太君 委員長、関連でお願いします、ちょっと。 いま御質問になったことは、これは非常に憲法問題でもあり、きわめて大事な問題なんですよね。それでいわゆる「行政権の範囲」といいますが、一口にそう言ったって、これは問題の解決にならぬ点もあるし。しかし、これはここであまりこの際問い詰めてなにする問題じゃなくして、ひとつ政府部内で法制局長官、あすこともよく相談して、政府部内をひとつ統一して、この問題は非常に大事な問題ですよ、それだからよく政府部内でひとつ統一見解を研究してまとめられて、それを適当な時期にここに報告してもらいたいということを申し上げておきます。これを実は前の旧憲法時代からも、御承知……
○杉原荒太君 自由民主党を代表して外交、防衛等の問題に関して総理大臣並びに関係大臣に質問いたします。どうかいずれも簡明に御答弁をお願いしておきます。 第一に、外交の問題に関し、まずベトナム戦争の平和的解決の問題からお尋ねいたしますが、政府はベトナム戦争の平和的解決のためには、あらゆる努力を尽くすという立場をとっておられると思う。なまやさしいことではないけれども、このベトナム戦争の平和的解決こそ、わが国当面の平和外交の焦点に違いありません。政府が見識ある外交を発揮されて、日本にも外交ありという実証を示していかれることを希望するものでありますが、政府の企図しておられるベトナム戦争の平和的解決の探……
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