梶原茂嘉 参議院議員
4期国会発言一覧

梶原茂嘉[参]在籍期 : 3期-| 4期|- 5期- 6期- 7期- 8期
梶原茂嘉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは梶原茂嘉参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

梶原茂嘉[参]本会議発言(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 参議院本会議 第11号(1956/12/05、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 ただいま議題となりました、日ソ共同宣言案ほか三件につきまして、緑風会の多数の意見を代表いたしまして、(「多数とは何だ、会派の代表じゃないか」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)賛成の討論をいたします。(「何のために付帯決議をつけたんだ」「会派の代表だ」と呼ぶ者あり、その他発言する者多く、議場騒然)  ただいまの私の発言は取り消しをいたします。  ただいま議題となりました日ソ共同宣言案ほか三件につきまして、緑風会を代表して賛成の討論をいたします。(拍手)  日ソ交渉開始のそもそもの初めから、モスクワにおける調印までの経過なり経緯を顧りみますると、納得のいかない点、あるいは遺憾の念を……

梶原茂嘉[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

梶原茂嘉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 外務委員会 第2号(1956/11/20、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 小麦協定の手続的なことをちょっとお伺いしたいのですが、四月に大体協定ができ上って、五月にわが方が署名をして、七月十五日ですか、参加の通告をして、そうして十二月一日までに寄託をする、こういう段取りになっておるようでありますが、この前の通常国会に間に合ったのではないかという感じもするのですが、十二月一日というと時間的にきわめて切迫をしておるわけなんです。もし一日に間に合わないというような結果になりますと、手続関係はどういうふうになりますか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 その二十条の規定で理事会に相談をして延ばす、ただそれだけのことですか。何といいますか、相談がうまくいかなけ……

第25回国会 外務委員会 第3号(1956/11/22、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 ガット三十五条でしたか、あれと日本との関係の問題は、その後何らかの進展、変化があったんでしょうか。
【次の発言】 余剰農産物の小麦は、百万トンのうちに日本の考えで含め得るのですか、それとも余剰農産物に関する特別の別個の協定等から、それは含め得ない、別ワクだということになっておるのですか。
【次の発言】 そうしますと余剰農産物の協定の方からくると、こう考えなければいかんですね。
【次の発言】 別ワクにするという……。
【次の発言】 これまでの協定は三年間続いたわけですけれども、その三年の間に、この小麦協定が本来の機能といいますか、それを出したケースがあるわけですか、ないのですか。お……

第25回国会 外務委員会 第4号(1956/11/27、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 わが国の輸入小麦は二百万トン前後になるわけでありますが、その輸入国はカナダ、アメリカ、アルゼンチン、豪州、大体この四カ国だと思うのでありますが、品質の点とかいろいろな点で、それぞれの国からのわが方に対する輸入というものはおのずから特色があるわけでしょうけれども、どの国からどの程度輸入していくかということは、小麦だけの問題じゃなしに、やはり全体の貿易の観点から考慮される面があろうと思うのであります。カナダにしても豪州にしても、日本側の輸入の増加について、それぞれ相当希望もあるようであります。アメリカももちろんそうでありましょう。余剰農産物による輸入は、通常の輸入を減らさぬというのが……

第25回国会 外務委員会 第6号(1956/11/29、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 まず私は総理に、中ソ友好同盟条約に関連してお伺いをしたい。  この問題は日ソ交渉の経過の中で、必ず何らかの形においてお触れになった問題であろうと思うのであります。中ソ同盟条約は日本というものを特に明示をして、その侵略及び平和の侵害に対して中ソがなし得るすべての必要な措置を共同してとる、ということが規定されておるわけであります。これは戦争が継続しておる段階においては、一応の妥当性が向う側にはあろうと思うのでありまするけれども、戦争状態が終了して、しかもなお日本というものを特に明記をして、その侵略に備えるというふうなことは、ある意味においては私は侮辱さえ感ずるのであります。もちろん中……

第25回国会 外務委員会 第7号(1956/12/01、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私は、通産大臣に、最恵国待遇の相互供与に関する議定書に関して簡単にお伺いしたい。これは先日、外務大臣にもお伺いしたのありまするが、十分私としては納得がいかなかったのでありますが、日ソの国交再開を機として、両国の間に貿易が友好な精神のもとに伸展していくということは、これはきわめて必要なことであり、また望ましいことなんであります。しかし、今回の最恵国待遇の相互供与に関する協定でありますが、御承知のように、ソ連の貿易の態勢、性格というものと、自由諸国、わが国の貿易の性格態勢というものが、非常に違うように思う。言うまでもなく、ソ連の方は国家自体の直接の貿易なんであります。従いまして、たと……

第25回国会 外務委員会 第8号(1956/12/02、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私も、農林大臣に若干の質問が残っておるのでありますが、適当の機会に質問することにいたしまして、簡単に松本さんにお伺いしたいのであります。松本、グロムイコ交換交文で平和条約の継続交渉には領土を含むと表現されておるのであります。この交換交文ができまする過程において、領土を含むという言葉のほかに国後、択捉を含むというのがわが方の案であったと、それが、交渉の経過において、国後、択捉を含むという言葉がなくなったということが言われておるのでありますが、その間の事情を一つ、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 その経過は、御説明を待つまでもなくよく了承しておるのであります。私のお伺いいた……

第25回国会 外務委員会 第9号(1956/12/03、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 ごく簡単に二、三お伺いいたしたいと思います。  第一は、この漁業委員会のことであります。漁業委員会が権能が相当強いように思うのでありますが、両国間の条約において、ほかにこの種の委員会の例があるかどうか存じませんけれども、日米加の漁業条約の漁業委員会に比べましても、段違いに今回の委員会の権能は強い、特に漁業条約の附属書は、これは漁業条約の本文の実質上の内容をなす私は重要なものと思うのでありますが、この附属書の変更も委員会の権能、それから漁獲高の決定も委員会の権能でありますし、新しく魚種を指定し追加することも権能になっておるようであります。もちろん委員会は国際的な機関ですけれども、日……

第25回国会 外務委員会 第10号(1956/12/04、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私は緑風会を代表いたしまして、日ソ共同宣言ほか三件につきまして、賛成の討論をいたすものでございます。  終戦後、御承知の通りに日ソ間の国交の再開、平和の回復、このことは時期のよしあしはこれは別にいたしまして、当然の筋道であって、これを拒否すべき何らの理由はないと思うのであります。一面、これを機会に、わが国が新たに国際関係において本格的な地位に立つことになるのであって、このことはわが国にとってまことに重大な意義を持っておるものであります。私が本件に賛意を表しまする最大の理由をここに見出すわけであります。  わが国の国連加盟の問題は、本来国交再開と関連するものではもとよりないのであり……

第25回国会 外務委員会 第11号(1956/12/05、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 駐在武官については何か検討されているのですか、まだ全然検討もされていないのですか。
【次の発言】 ソ連側の駐在武官の問題はどうですか。
【次の発言】 ソ連側の日本における駐在武官、日本に駐在武官を置くかどうかということについて、何か話し合いがあるのですか、全然ないのですか。


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 外務委員会 第5号(1957/02/28、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 現行の航空関係の条約、それから今度新しく締結されるこの二つの国の分以外の国との関係で、現在交渉中の線、今後交渉される大体の計画があるのでしょうか。
【次の発言】 関連してですけれども、ブラジルに対する移民ですが、その輸送問題というのは一つの大きな私はネックをなしておるのじゃないかと思います。現在の船による輸送でもなかなか窮屈なのです。従ってこの条約の締結によって定期的に航空路が開設されるということは、私はこの移民の送出の上からも非常に緊要ではないか、そういうふうに思うのですけれども、そうではないのですか、もう一度念を押しておきたい。

第26回国会 外務委員会 第6号(1957/03/05、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 あるいはこれは運輸省関係かもしれませんが、ブラジルとの関係の面においては付属書で指定路線に大阪が入っているのですが、もっとも準備のでき次第という趣旨の注釈がついておるわけであります。これによると近く大阪が国際運輸空港として登場することになることが予想されるのであります。大阪というのはおそらく伊丹であろうと思いますけれども、これは現在アメリカとの間に折衝は進んでおるのかどうか、その点を一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ブラジルと航空協定の附表に、路線の中で国際空港として大阪が掲げられておるわけです。この注には、「大阪空港は、同空港が国際航空業務に提供される準備ができたとき……

第26回国会 外務委員会 第8号(1957/03/14、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 日本とドイツとの間の文化協定の六条ですか、「両国間の文化関係の発展に資する文化団体の設立」ということが特にうたわれておるのであります。もともと文化の交流につきましては、官民の協力が大事でありますが、特に文化の性質からみて民間におけるこの施策に対する推進力と申しますか、が必要のように思われる。六条における文化団体の設立及びその発展を奨励するということは、私もけっこうだと思いますが、何か具体的な構想があるのでありますか、単に趣旨をうたった程度なんでありますか、その点をちょっとお伺いしたいのですが。
【次の発言】 日独の関係においては、お話の通りに相当文化の交流その他の面においても関係……

第26回国会 外務委員会 第9号(1957/03/19、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 スエーデンと日本との関係で、この条約の実際上との関連性といいますか、現在どうなっているかということを一つ御説明願いたいのですがね。この条約案に該当するような事柄ですね、日本においては、スエーデンのこれに該当するようなケースが一体どれほどあって、どういう程度の税をとっておるのか。それから税制において、日本側に対しては一体実際にどういうふうになっているのか、そういう一つ実情をお話を願いたいのです。
【次の発言】 この先方の関係はどうですか、言いかえればスエーデンが日本に対して課税している状況はどういうふうになっておりますか。

第26回国会 外務委員会 第12号(1957/04/02、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 アメリカのポーランドに対する経済援助といいますか援助計画を、ポーランドは現在置かれておる立場なりから、相当強く期待をしておるように新聞等では報道されておる、あのアメリカのポーランドに対する援助の大体の内容と、これはどういうふうに進展するであろうかの見通しといいますか、それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 あのポーランドそれからチェコ、自由諸国と言いますか、との最近の貿易の総額、総額でけっこうですけれども、それはどの程度になっておりますか。
【次の発言】 ポーランドも、チェッコも、輸入、輸出ともこのところずっと漸減の道をたどっているわけですね。その原因は、やはり半面においてソビエ……

第26回国会 外務委員会 第14号(1957/04/11、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私一つ井上さんにお伺いしたいのですが、かねがねの一つの疑問なんですが、中国にいる民間の日本人の引き揚げ問題、それから遺骨を帰す問題、これはいずれもお話のように人道上の問題だと思うのですね。私の疑問は、国交が普通の姿じゃないから国としては正式に責任を負い得ない、これは従来の政府の態度であったと思うのであります。国交が回復しておらなくても、国交が正常な姿でなくても、政府としては当然にこういう人道的な問題については責任を負うべきじゃないか。当然責任を負うべきじゃないか。一体それは国際間の条約といいますか、国際法といいますか、あるいは慣例といいますか、そういうものでそれはできないというふ……

第26回国会 外務委員会 第15号(1957/04/16、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 この新しい法案に関する協定はもう発効しているのですか、またどういう状況に現在あるのですか。
【次の発言】 この協力機関に関する協定の署名国がまだ非常に少いのは、何か特別の事情があるのでしょうか。

第26回国会 外務委員会 第16号(1957/04/18、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 関連して。釜山に抑留されておる多数の日本人、これに対するわが方としての保護といいますか、それらの人々の権益の擁護といいますか、そういう点についてどういう措置がとられておるのか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 私はその抜本的な釈放の問題を言っておるのではないのです。釈放の問題は第一義的なことであると思います。これは言うまでもないことである。しかしながらずいぶんその問題につきましては、先ほど吉田君も言われたように、今にも釈放されるということが相当の正確さをもって外務大臣より発言されながら、相当時間がかかる。まださかのぼりますと古くからの問題です。日本と韓国との間は国交の関係は不……

第26回国会 外務委員会 第17号(1957/04/30、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 二、三点簡単に御質問したいんでありますが、ノールウェー以外、たとえば英国との間、その他の国との通商航海条約の交渉の状況ですね、これはどういうふうになってるかお伺いしたい。
【次の発言】 北欧関係で特別の関税同盟といいますか、そういう特殊の状況があるのでしょうか。
【次の発言】 この内容を見ますると、たとえばデンマーク・フィンランド、アイスランド、スエーデン等に対して何か特別の利益を与える云々のことが書いてあるのでありますけれども、その他にもそれに類したような条項がある。何か北欧中心に一つの関税その他の点で特別な協定といいますか、そういうものがあるのかどうか、こういうことであります……

第26回国会 外務委員会 第20号(1957/05/14、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 これはあるいは農林省の方に伺ったらいいのかもしれませんけれども、北太平洋ですね、北洋関係における捕鯨の状況と、この条約との関連がどういうふうになるかということをちょっとお伺いしたいのです。
【次の発言】 北太平洋におけるソビエトの捕鯨計画なり現状はどうなっていましょうか。
【次の発言】 今の北太平洋方面における鯨については、頭数の制限があるのですか。
【次の発言】 これまでのやはり農林省の考え方としては、まあ条約は別として、海上におけるオットセイの猟獲をしないと日本の漁業に害があるという考え方を従来通り持っておられるのか。若干調査をしてみなければそういう結論は出ないという態度にな……

第26回国会 外務委員会 第21号(1957/05/15、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 一つ簡単に伺いたいのですが、イルカの漁業ですね。あれは現在どうなっておるのか、現在許可ですか、今後は禁止されるということになるわけですか。
【次の発言】 そうしますと今後は、イルカの漁業は、許可漁業ではあるけれども許可をしないということになるわけですね。
【次の発言】 禁止をするというのは、何か省令か何かで禁止にするという規定を作るわけですか。
【次の発言】 いま一点簡単にお伺いしたいのでございますが、アメリカのプリビロフ島をそれから海豹島、その島でとれたやつを配分されるその部分のうち、わが方に対する数量の大体の予定と、それの最終の売上価格がどれほどになるか、これのちょっと見込み……

第26回国会 商工委員会 第閉会後10号(1957/10/09、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 大臣が退席されて遺憾でありますけれども、先ほど阿部委員の質問されたことに関連するのでありますが、本法案の審議を、大臣から極力急いでおられる事情についてお話があった。それに関連して私は伺いたいのです。団体法案の内容を審議する上において、また、これが実施される場合において非常に重要なことは、問題が政令にまかせられておるのであります。すでに衆議院においても十分の審議をされたそうであります。また、今日まで相当の時間があった。従って、審議を本委員会において促進する上において、どうしても、重要な政令の内容等はもはや大体きまっておるといいますか、案の大要はあると考えていいのかどうか。言いかえま……

第26回国会 商工委員会 第閉会後11号(1957/10/10、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 団体法に関して大臣に一、二お伺いしたいと思いますが、団体法の内容を見ますると、結局安定法、共済組合の改正と申しますか、これが大体中心であって、私どもはさしたることがないように思われる。従って立法技術としてはむしろ安定法の改正で事が足りるのじゃないかとさえ思うのでありますが、それは別といたしましてお伺いしたい点は、九条の関係であります。安定法の場合と今回の場合と多少程度が変っておるように思われる。言いかえますると、過当競争によってある特定の業種をのける中小企業が非常に不安定になるという点は同じでありますが、若干今回の方が縛られておるように思うのであります。そこで大臣に伺いたいのは、……

第26回国会 商工委員会 第閉会後12号(1957/10/22、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 団体法に関連して二、三総理の御所見を伺いたいのですが、大体今、阿部委員の御質問に関連するのでありますが、強制加入の問題、私ここで憲法の問題なり、違反の問題を論議するつもりはありません。ただ、政府が公共の福祉の議論をここへ持ってこられたことが実は不可解千万です。お話のように、公共の福祉を念頭に入れて考えることは当然のことでありますけれども、強制加入をしなければ総理の言われる目的を達し得ないものか、そこに問題があると思う。総理も例としてあげられました現在の安定法におきましては、強制加入の道はない。しかしながらアウトサイダーがそのための調整に従わなければその業界全体が崩壊する。その場合……

第26回国会 商工委員会 第閉会後13号(1957/10/23、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 関連して。小組合についての御説明、一応私了解します。中小企業の協同組合の組合員の中に比較的大きなものと小さいものとがある。従って零細な業者のために特別の組合制度を考えるという考え方自体は納得ができるのであります。ただ現われましたこの案を拝見しますると、先ほど来論議がありましたように、これは明らかに現在の中小企業等協同組合法に基いてやろうと思えばできるのであります。おそらくそういう零細な業者だけの協同組合も私は少くないだろうと思う。従ってこの案では結局するところ税制上の特別措置の待遇、こういうような特別の待遇ということがあって初めてこの組合の意義があるということにならざるを得ない。……

第26回国会 商工委員会 第閉会後14号(1957/10/24、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 関連して。ただいまの大臣の御発言でありますが、立案者は、この条項は宣言規定であるという趣旨のことを言っておられるのであります。昨日の大臣の御答弁では、その点に疑義があるというふうに私は聞き取ったのであります。ただいまの御発言で、この条項が法律として宣言的なものだと解釈されるのかどうかという点が私まだ問題だと思う。その点を一応はっきり願いたい。
【次の発言】 火災共済に関連して御質問したいと思ったのでありますが、春日議員おいでにならぬようでありますので、別の機会にその質問は留保したいと思います。なお、それに関連して、団体法との関係でありますが、火災共済においては中小企業等協同組合法……

第26回国会 農林水産委員会 第閉会後9号(1957/09/11、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 ちょっと関連してお伺いしたいのですが、一般会計で負担する百億見当の分、これは三十一年、それから本年度を通じての食管特別会計にある赤字の一部を埋めると、補てんをするという性格のものか。先ほどちょっとお話のありました食管特別会計のコストの中で、一般会計で持つことを妥当とする分ですね、その分を、これはどれが妥当かどうか問題がありましょうけれども、その分を百億円見当一般会計で持つのですか。どちらなんでしょうか、ちょっと理解しかねるのですが……。
【次の発言】 一つ御検討願いたいと思うのですけれども、もしそうだとしますると、食管特別会計の立場からいうと、問題があると思うのです。御承知のよう……

第26回国会 予算委員会 第9号(1957/03/13、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私は第一に、日ソ間の最大の懸案でありまする領土問題について非常に問題が重要であると思いますので、さらに確かめたい。それは昨日の曾祢議員の総理に対する質問に対して、総理よりお答えになった点であります。領土問題で国後、択捉については何ら疑念を残しておらない。問題は北千島、南樺太の問題であります。総理は、昨日の御答弁で、これらの領土はサンフランシスコ平和条約においてわが方がこれを放棄した、従って、この領土に関する将来の取りきめというものが、サンフランシスコ平和条約に参加している国の間における協議に待つべきものであるという趣旨のお答えがあったのであります。もちろん、国民感情に基く政治的の……

第26回国会 予算委員会 第13号(1957/03/20、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 第一次と第二次の補正予算に大体関連のある問題二、三について、お伺いしたのでございます。  第一点は、第一次補正の四百億のうち、三百億円の産業投資特別会計への繰り入れの事柄であります。この問題は、先ほど佐多委員の質問及びそれに対する大蔵大臣の御答弁に若干関連があるんでありますが、御了承を得たいのであります。  それに入りまする前提に、これは主計局長にちょっと伺いたいんでありますが、こういうふうに財政法の解釈を理解していいかどうか、解釈の問題であります。本年度の剰余金は一応は来三十二年度の歳入に入る。従って、解釈としては三十二年度に入って当初においても補正予算の財源になり得ると――解……

第26回国会 予算委員会 第16号(1957/03/25、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 関連して。  今度の計画では、運賃の引き上げに依存する度合が非常に強くなる。外部に依存する面が非常に少い。ところが、来年度以降も、来年度の財政投融資を見れば、相当大幅な増額が行われておる。しかも、政府の方針としては、当面しておる隘路に重点的にそれを投下するのだ。電源のごときは、昨年に比べて、相当大幅な増が行われておるのであります。そういうところから見れば、私は、運賃の引き上げに相当程度依存することこれ自体は、どうこう言うわけではありませんけれども、もっぱらそれに依存して、そして外部からの資金にはほとんど依存しないというところに一つの問題がありはしないか、なぜ財政投融資面においてあ……

第26回国会 予算委員会 第17号(1957/03/26、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私は、大蔵大臣に特別会計の設置の基本的な方針といいますか、これについてお伺いしたいのであります。  特別会計、ことに企業特別会計的なものは一般会計と違って一面において弾力性があり、財政の効率的運営という点においては特徴があるわけでありますけれども、時によるとその弾力性があるがゆえにかえって財政上乱に流れる、というと言葉は過ぎますけれども、ゆるみがありがちだということもあり得るわけであります。現在の財政法においては、もちろん特別会計を設ける場合の条件がありますけれども、これをどういうふうにこなしていくかという点に私は相当問題がありはしないかと思います。来年度の財政においても新しく三……

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/24、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私、二、三外交上の問題について総理にお伺いしたいのです。  第一は、専任外相の問題であります。総理は、外相の兼任ということは臨時暫定的の措置だ、従って専任外相を置くということを、本委員会においてもしばしば発言されております。ところで、総理は国会が終りますれば東南アジア方面、さらにアメリカを訪問されることになっておるわけであります。その際、総理としての資格で行かれるのか、あるいは総理兼外務大臣という資格でおいでになるのか、その点を伺いたいと思うのであります。もちろん総理が外務大臣を兼摂する場合、あるいは専任を置かれる場合、それぞれ私は特質があろうと思います。しかし常道としては、総理……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 商工委員会 第2号(1957/11/05、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 岡委員の質問に関連するのでありますが、強制加入が憲法違反の疑いありとすれば、員外規制命令も同じく憲法違反の疑いがあると言われます総理の論拠は、問題の所在をかわされるものであって、とうてい私には理解ができない。なお、強制加入によって自主的な組合のあり方を立てる、また強制加入によって民主的な組合のあり方を期待するとしばしば言われるのでありますけれども、これはおよそ逆であろうと私は考えるのであります、組合の立場から申せば。しかし、以上は見解の相違でありましょうから、この際に答弁を私は期待いたしません。御質問を申し上げたい第一点は、本法発動の基準の点であります。本法が発動されまするのは、……

第27回国会 商工委員会 第3号(1957/11/06、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 火災共済の仕事が法制的なよるべき基準が今回できるわけであります。私は非常に喜ばしいことと思っておるのであります。ただ、それに関連いたしまして、数点春日議員にお尋ね申し上げたいと思います。  第一点は、今回の火災共済協同組合は中小企業等協同組合法の改正によって行われるわけであります。もちろん一つの方法として、この協同組合法の改正でいくということも考え得ることではありますが、中小企業等協同組合法は、申すまでもなく中小企業者に重点が置かれておるのであります。また、今回の火災共済の協同組合も、もちろん中小企業者に重点が置かれておるのでありまするけれども、一歩翻って考えますると、今回のこの……

第27回国会 商工委員会 第4号(1957/11/07、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 二点私伺いたいのでありますが、今の問題にも関連するのでありますが、純粋に法律論といいますか、そういう点で伺いたい。田上先生にまず……。一点は憲法違反の疑いがあるということに関連して、結社の自由に触れると、こういうまあ議論があるわけであります。私よくわかりませんけれども、結社の自由はですね、先ほど田上先生の言われたように、積極的な結社の自由というものを憲法は保障しておるのであって、消極的な加入しない、参加しない、結社を作らないという自由を確保したものかどうか、この点が第一点。先ほど金澤先生はボンの基本法の御説明がございましたが、私ボンの基本法をよく知りませんけれども、現行の日本の憲……

第27回国会 商工委員会 第5号(1957/11/09、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 ちょっと先ほどの質問に関連して伺いたいのですが、私はこれはやや重要なことだと思うのです。大臣の御説明で、員外規制命令では、従来の経験によると、十分の効果を期し得ない。従って組合に強制加入をせしめて自主的の調整を行わしめる。その方がより効果があると、こういう御説明でありますが、員外規制命令は、言うまでもなく、安定法においても、政府自体の命令、言いかえれば、国自体の命令なんであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)国自体の命令が効果を上げ得ない。むしろ、自主的にやる方が効果的だと言われる御説明は、制度論として私は非常に問題だと思う。そうだとすれば、何がゆえに、たとえばこの案においても、……

第27回国会 商工委員会 第6号(1957/11/11、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 団体法に関連しまして若干の疑問を質問いたしたいと思います。第一は、五十五条に関連します認証の点でありますが、昨日もこの点に関して質疑応答が繰り返されたのであります。重要な問題でありますので、この際明確な御答弁をわずらわしたいと存じます。
【次の発言】 次に、商店街組合についてお伺いいたします。先般私、岸総理にも伺ったのでありますが、この点は通産大臣の御答弁に待つことにしたのであります。私のお伺いいたしまする点は、商店街組合は現在きわめて多数あるのでありまするが、第九条の関連において第九条の適用を受ける商店街組合というものは、一体どの程度ある見通しであるか、全国的に見まするとむずか……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 農林水産委員会 第3号(1958/02/07、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 関連して。今お話しになりました米の統制に関する本会議の田村議員の質問に関連しての問題であります。あのときの田村議員の質問は、統制を継続するかとか撤廃するかとか、そういう問題には触れておられないのであります。簡単でありましたけれども、現在の実情は相当多くのやみがある、長年統制を継続して、この段階においてもやみがきわめて多い、  一体こういう状況でいいのですか、こういうのが質問の要点でありまして、従って、統制を撤廃すべしということを意識してのあの質問ではなかったと思うのです。ところが、それに対する御答弁で、河野国務大臣の御答弁も、また農林大臣の御答弁も、その質問を受けて、統制は継続す……

第28回国会 農林水産委員会 第8号(1958/02/21、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 先ほどの李承晩ラインの問題に関連して、ちょっと簡単にアジア局長にお伺いしますが、最近の李承晩ラインに対するアメリカ側の態度なり見解について、一つお示しを願いたい。
【次の発言】 何か日本の外務省の方で正式なものはもちろんアメリカ側は表明しておらないでしようけれども、李承晩ラインの問題について、アメリカが相当の関心を持っておるということ、これは私は明らかなことであろうと思います。それに関連して、外務省はどういう観測をされておりますか。お示しを願いたいと思います。
【次の発言】 別の機会にいたしたいと思います。  それから大臣にちょっとお伺いしたいのでありますが、この問題が近く開催さ……

第28回国会 農林水産委員会 第18号(1958/03/18、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 今度定量化されますものは、本来定員法における定員に相当する性質のものと、こう見ていいのですね。
【次の発言】 そうすれば、当然初めから定員法を改正して処理すべき性質のものだ、こう考えていいんですね。
【次の発言】 従来数回にわたって行政整理が行われたわけですけれども、そういう人々は、現実の問題として常勤職員ですか、そういう立場に一応置かれている。そういうものが今度定員化というので、何というのですか、還元といいますか、そういうふうになってくるものが相当ある、こういうふうに考えていいのか、それともこれは別と見ていいんですか。

第28回国会 農林水産委員会 第24号(1958/04/01、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 この法案の法律的の効果といいますか、これは民法の共有に関する規定を排除するという点が一つと、それから第二段として、地方公共団体の住民投票に特別の規定を設ける。この二つが法律的な効果であろう、後段の地方公共団体の点はしばらくおくといたしまして、共有に関する民法の規定を排除するという、この法律案の持っている唯一の条項だと思いますが、これに関連して私は聞きたいのだが、大体分収造林契約の各条項の規定は、私法的な規定だと思います。私法的な規定――民法的な規定である、そうしますと、ここに示されている形以外の各種の分収造林関係が現在もあるわけです、将来もあるわけですね、その場合に、一体、分収造……

第28回国会 農林水産委員会 第25号(1958/04/02、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私といたしましては、昨日質問いたしました点は、ただいまの御答弁で了解できると思います。
【次の発言】 簡単に二点だけ伺いたいのであります。一点は、あるいはこれまでの質疑に出たと思いますけれども、公庫なり銀行なり、農業協同組合なり、正規の金融機関の資金というものは直接これに及ばない、こういうふうに解釈していいかどうか。  それから第二点は、地方公共団体の問題でありますが、今回の改正によって、その団体の住民の投票というものが一応排除されたことになるわけであります。御承知のように、先年来町村の合併等で、相当部落なり町村における従来の部落有林等のあり方について、変化が起りつつあるように思……

第28回国会 農林水産委員会 第27号(1958/04/04、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 ちょっとの今の資料でありますが、前渡金ですが、前渡金が一体どの程度出ているのか、もし性質が分れておれば、こういう性質のものにどの見出という資料がほしい。それから奨励命ですね、一体小売に対してはどの程度どういう奨励金が出ているのか、仲買いに対してはどういう性質のものがどの程度出ているかという資料を一つ、簡明でけっこうですからお願いしたい。もしわかれば前渡金はむずかしいでしょうけれども、奨励金等は手数料との関係においてどの程度の割合になっておるかというようなことがわかるような資料を一つお願いしたい。

第28回国会 農林水産委員会 第28号(1958/04/08、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 質疑に入ります前に希望を一つ申し上げておきたいのであります。  それは、先般の当委員会における東委員と政府当局との質疑応答に関連する事柄であります。それは、生産者の出荷に関連いたしましてこれを強化しなければならない、その方法として農業協同組合の組織によって行う、さらに組合法を改正をして、強制的な権能を与える、そのことが、農林当局としては必要であるという御答弁があったのであります。それに関連して、私希望を申し上げたい。それは、御承知のように蔬菜等の生鮮食料品の集荷、出荷ということが、物それ自体の性質と、それから蔬菜等の生産率の関係等から見まして、きわめて困難な実態であるわけでありま……

第28回国会 農林水産委員会 第29号(1958/04/09、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私は、緑風会を代表いたしまして、本法案に賛成をするものでありますが、この際、希望を申し上げておきたいと思います。この改正案は、申すまでもなく、中央卸売市場の現実の運営に相当大きな影響を与えるように思われるものであります。実施の措置いかんによりましては、相当の混乱も予想されないわけではないわけでございます。しかし、この実施に当りましては、十分慎重な配慮と万全の用意をもって当られるよう希望する次第であります。なお、藤野委員御提案の付帯決議案に賛意を表すものであります。
【次の発言】 二つお伺いしたいのでありますが、最初に、今の北村委員からの御質疑に関連するのでありますが、酪農製品、乳……

第28回国会 農林水産委員会 第30号(1958/04/10、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 ちょっと簡単に希望と質問をしておきたいのでありますが、保証の限度額の問題が非常に重要だと思うのであります。それで、これは必ず業務規程に書くことにもちろんなっておりますけれども、相当明確にしてもらいたいということと、先般来の御答弁によりますると、総額としては全体の出資額の五倍、六億の場合において三十億、それから個々の業者に対する場合は、その業者の出資額の十倍、これは一応いいと思うのであります。ただ十倍を超して保証する場合の基準ですね、これも必ずはっきりしておくことが、この基金の将来のために私は必要であろうと思う。それから今後そのやり方いかんによっては、私、民間出資は出ないと思います……

第28回国会 農林水産委員会 第32号(1958/04/15、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 ちょっと関連して二、三点お伺いしたいのでありますが、もともと移住振興会社のできますときは、今、渡部局長の言われましたように、千五百万ドルの米貨を借款して、それを基礎にして会社を作り、吉田前総理がアメリカに行かれたときの話から生まれたと私は聞いておるのであります。初めからやはりあの千五百万ドルの借款も農業移民に重点を置くということが繰り返し繰り返し言われておる。同時に、あの法案が国会で審議されたときも、そういう趣旨であったと私は思うのであります。もちろん、ある部分は企業移民、企業的移民を考えられるということ、これは外務当局も非常に企業移民には熱心であった。しかし本来は、やはり農業移……

第28回国会 農林水産委員会 第36号(1958/04/22、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 全体の目的といいますか、趣旨につきましては一応小山さんの御説明で了解するのであります。ただ、内容がきわめて広範なんですね。それでねらうところといいますが、重点を置くところがどこにあるかという疑問なんであります。言いかえますと、今の食糧の全体の状況から見ても、この際に鶏卵の増産をうんと推進しよう、こういうのですか。大体需給の関係は、漸次もちろん需要もふえ、供給もふえてきておって、一応のバランスはある、しかし養鶏事業の合理化をはかるのだというようなところに重点を置いておられるのか、あるいは大体今の需給状況から見て、むしろ供給が過剰ぎみである、従ってここにあるように需給調整の施策、そう……

第28回国会 農林水産委員会 第38号(1958/04/24、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 今回の漁業交渉については、いろいろ疑問の点が多いのであります。時間の関係もないようでありますから、先ほどの質問に関連して、私一点だけ伺います。オホーツクの漁場から日本を締め出したソ連の真意ですね、これが果して漁族の保護といいますか、水産だけの関係にあるのか、その他に相当の理由があるのか、その点、私実は理解に苦しんでいるのであります。その真意がどこにあるのか、この点について、外務大臣の率直な見解を聞きたいと思いますけれども、あるいは別の機会がいいかもわかりませんが、この際、お答え願えればけっこうですが、他の機会でもけっこうです。先ほど質問のありました共同調査の問題ですが、日ソ漁業協……

第28回国会 予算委員会 第6号(1958/03/06、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私は、今回の日中貿易協定、それに不可分の関係において協定されました覚書に関連して若干の疑問がありますので、この際、できる限り明確にしておきたいと思います。と申しますのは、今回のこの覚書は将来にわたって相当重要な問題を残すであろうと想像されるからであります。  第一にお伺いしたい点は、覚書の性格と申しますか、性質であります。今回の覚書は、もちろん民間の協定として取り進められたわけでありますが、従来の貿易協定のように、たとえば品目なり数量なり、あるいは代金決済方法を取りきめるというふうな内容と違いまして、相当各条項にわたって公的な性格を持っておるように思われるのであります。果してこれ……


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 農林水産委員会 第4号(1958/06/26、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 先ほどの小林委員の質問に関連するのでありますが、やみの問題に対する対策に関連してお伺いしたい。  大臣は、食糧管理制度を維持していくことの必要性を強調されておるのでありますが、私もそれに同調するものであります。ただ、小林委員が言われましたように、半面においてやみというものがあって、その影響で食管制度の実体が、このところ相当弱体化していきつつあるということ。これはおおうことのできない事実なんです。そしてこれに対する対策というものは、大臣は、歴代の農林大臣もその問題について苦慮してきたといわれておるのでありますが、なるほど精神的には苦慮されたかもわかりませんけれども、このやみの問題に……

第29回国会 農林水産委員会 第閉会後4号(1958/09/11、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 先般当農林水産委員会で東北の生産県等を視察したのであります。また私も北海道その他の生産県の模様も見たのでありますが、本年の米作の状況は相当好調であるようです。八月十五日の農林省の発表によりましても、一応収穫の予想は八千二百四十六万石ですかになっておるのです。昭和三十年度のあの大豊作とほとんど同じような作であります。ところで本年の予約集荷の一応まとまりました数字は三千二百三十万石見当、前年の収穫推定高と本年の予想収穫高とを比べますと、六百万石ほどの増産に相なるわけであります。このことは食糧自給度の向上の点からいってまことに喜ぶべきことであろうと思うのであります。しかし予約集荷によっ……

第29回国会 農林水産委員会 第6号(1958/07/01、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 先ほどの補足説明に、私ちょっと補足してもらいたいのですが、しばしば異例な需給事情――異常な事態という抽象的な言葉が繰り返されているわけなんです。今回のこの異例と言われる実体ですね、これをもう少し分析をして、一体どこが異例なのか。また最近の価格の趨勢等とも関連して、その異例の実体をもう少し分析して説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 生産が若干ふえたということは、これはもうそれとして、需要が減ったことですね、減ったことについての見通しは、何といいますか、予想外であったと、こういうお話でありますが、その需要減退の、近い将来における見通しですね、これはどういうふうに見ておられま……

第29回国会 農林水産委員会 第7号(1958/07/02、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 二、三の点についてお伺いしたいのでありますが、第一は、繭糸価格安定法と今度の臨時措置法との関係であります。言うまでもなく、現在の繭糸価格安定法というのは、先般起りました需給の異変あるいは価格の異変に対処するための制度として私できておると思うのであります。ところで、そういう事態が発生したのに対して、本来の繭糸価格安定法を発動するということでなくて、臨時の立法を特別にするという一体理由はどこにあるのかという疑問であります。
【次の発言】 ちょっと納得が実はできないのであります。現在の繭糸価格安定法というのは、最低最高の価格制度を置いて、そうして最低価格は、言うまでもなく支持政策の基調……

第29回国会 農林水産委員会 第8号(1958/07/03、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 私は緑風会を代表して繭価の安定に関する臨時措置法案に賛成をいたす次第であります。最近の蚕糸の需給事情は、特に繭糸価格の現状から見まして、これに対して応急的な措置を何としてもとらなければならないのであります。従って、応急の措置として私はこの法案はやむを得ざる施策であろうと思うのであります。ただ、今回のこの法案に盛られております内容は、いずれも繭糸価格政策の基本的な事項に関連をする問題であります。特に夏秋蚕につきましては、生産の抑制というものをその政策の裏づけに必要とするということは、私は、きわめて重要な事柄であろうと思います。従って、この法案の実施につきましては、十分実際に即して慎……


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各種会議発言一覧(参議院4期)

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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/03/15、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 今度の予算で、従来予算のバック・ボーンであった食糧予算の関係を比較的薄くしたということに関連しての御批判があったと思うのであります。終戦以後、日本は食糧増産というものに一つの大きな意味合いを与えて、これを、バック・ボーンと申しますか、農政上の一つの旗じるしとして進んできたことは御承知の通りであります。簡明に言いますと、その内容は、米麦中心であって、しかも米にあったと思います。そうして財政資金を農地の開発等に重点的に国が投下してきたということであります。それはそれで相当大きな効果を上げてきたと思います。一方、農家経営の観点からいうと、この旗じるしのために相当悪い条件のもとに経営を展……

第26回国会 予算委員会公聴会 第2号(1957/03/16、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 二、三点お伺いしたいのですけれども、今の豊田さんの最後の点であります。零細な五人未満の企業、こういうものの健康保険は、今、今井さんのお話しの、やはり何か特殊な一つの共同体といいますか、こういうものを考えていって、なるほど十分な医療施設が困難にしても、そういうところから一つ固めていくというのが、将来のためにいいのじゃないか、これは私見であります。ところがとにかくも国民皆保ということで短かい期間に大規模に五百万人ですか、スタートを切ってしまう。スタートを切ることはけっこうですけれども、相当これはやはり将来に対する方針のあり方等を検討して、それから国民全部のあれにもっていくということが……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1957/03/29、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 今の日ソの漁業の問題で、豊漁の年、不漁の年を科学的に検討しても、おそらく現在の水産に関する科学技術の現状から見れば、あらかじめそういう見通し、結論をつけることはちょっと考えられない。従ってたとえば豊漁の年にはたくさん取るということは当然あり得ることである。漁期の相当前に一応の基準をきめて、それによって操業を開始しておる。その時分になると、科学的な問題でなしに、現実の問題として作がいいか悪いかの見当がついてくる。そのときに若干の一万や二万の数量は別として、初めきめておったアローアンスにプラスしていく、弾力的に増していくということが、非常に常識的のように思われる。あるいは非常に悪けれ……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1957/03/30、4期、緑風会)

○梶原茂嘉君 簡単に大臣にお伺いをいたします。私、実は建設関係にはきわめて不案内なんでありまして、あるいは見当はずれのことがあるかもしれませんが、御了承を願います。  予算を拝見すると、北海道はずっと別ワクになっている、大臣は北海道の事情にはきわめて精通されていると思うが、別ワクになっていることはこれは北海道の特殊事情から見て理由があると思う。これは内容を見てみますと、大体北海道は内地における施策と形の上においても内容においても同じなんですね、ただワクが別になっているという感じを与えるだけなんです。北海道のいろいろな事情から見て、北海道における建設事業というものは、相当内容においても違ってしか……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

梶原茂嘉[参]在籍期 : 3期-| 4期|- 5期- 6期- 7期- 8期
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