藤田藤太郎 参議院議員
4期国会発言一覧

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藤田藤太郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは藤田藤太郎参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

藤田藤太郎[参]本会議発言(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 参議院本会議 第13号(1956/12/08、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になっております、略称スト規制法について、政府に対して、二、三の質問をいたしたいと思います。  要するに、スト規制法の審議につきましては、本法が基本的人権、公共の福祉に関し、憲法精神をいかに体得し、いかに生かすかという憲法上の重大問題を含んでおります。従ってまた世論及び学界、ほかの有識者の強い反対があるにもかかわらず、政府がこれを強引に存続を押し通そうとしている事実の前に立ちまして、参議院社労委といたしましては、慎重審議を尽すとの方針のもとに、これを審議し始めたのであります。  すなわち社労委におきましては、このスト規制法の問題は、……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 参議院本会議 第10号(1958/02/21、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました最低賃金法案に対して日本社会党を代表して質疑を行いたいと思います。  最低賃金法とは、そもそも今日の世界において耳新しいものではないのでありまして、今日の立法はおそきに失すると言っても過言ではないのであります。労働者に対して最低生活を確保するに足る賃金を保障すべきであるという原則は、だれも否定し得ない真理であります。近代社会においては、労働者がその国の生産、経済、国民生活に重要な役割を持っておることは言を待たないでしょう。そのために、各国が労働者保護政策をとり、また国際的には労働者保護の機関としてILOは大きな意義と功績を立ててきました。四十回の総会を重……

第28回国会 参議院本会議 第28号(1958/04/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました日本労働協会法案に対し、日本社会党を代表して、政府に対し質疑を行います。  まず第一に、質問しなければならないのは、なぜこの労働協会法案を、今このようにして成立を期さなければならないかということであります。  御承知の通り、この法案によれば、日本労働協会は、経済基盤強化資金の中から十五億円を取り出して、経済基盤強化に資するために設けられたものなのであります。しかるに、この親法案ともいうべき経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案が、衆議院大蔵委員会において上らず、今国会における成立が不可能と断定されている現在において、しかも、社労委員会……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 参議院本会議 第23号(1959/04/03、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました最低賃金法案に対する修正案につきまして、その提案理由及び内容の概要について御説明申し上げます。  政府は、最低賃金決定方法として、第一に、業者間協定によるもの、第二に、業者間協定の地域的拘束力によるもの、第三に、労働協約による地域的拘束力によるもの、第四に、審議会の調査審議に基くものの四つを掲げております。第三の方式は、すでに労働組合法第十八条の労働協約の一般的拘束力の規定の適用によって十分であり、第四の方式も、労働基準法第二十八条以下によって十分なし得るところであります。ゆえに政府案の真のねらいは、第一、第二方式であ……

藤田藤太郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

藤田藤太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 社会労働委員会 第5号(1956/11/26、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は千葉新聞の争議について当局に質問をいたしたいと思います。  まず第一に、今月の初めから三十七名の首切りの問題をめぐって争議が行われ、その中にはいろいろ協約違反の問題や、暴力行為の問題や、いろいろの問題が起きていると聞いておるわけです。そこで当局から千葉新聞の争議というのは、どうなっているかということの一応経過を御説明を願いたい。
【次の発言】 今概略をお聞きしたんですが、会社側は十二月二日株主総会を開いて解散を云々ということがいわれております。ところが、元来この千葉新聞と組合との間には、労働協約が昨年の十二月締結されて、その中では、いろいろな条項がありますけれども、何といい……

第25回国会 社会労働委員会 第7号(1956/11/28、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今度政府の出された電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案、この法律案は私が言うまでもなく、三年前の八月の政府の説明を見ますと、電産、炭労の争議を規制する、要するに、不当に権利を剥奪する、われわれから言わしむれば、そういう法律であると理解をいたしております。そういうものである限りにおいて、われわれといたしましては、一方的に労働者のスト権を剥奪する、要するに、スト規制に対しては、われわれも反対いたしましたし、また、国民の多くの世論も、この憲法違反の疑いがあるという建前、もっと具体的には、労使のバランスを、こういうものによってアンバランスにするという建前から、……

第25回国会 社会労働委員会 第8号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は労働行政について二、三質問してみたいと思うのであります。  このスト規制法が三年前に時限立法として成立いたしまして、その後労使の関係がどうなっておるか。労働者の争議権、罷業権あることによって、労使関係というものが、労働組合法の第一条を出発点として、労働組合法に書かれているバランスがとられて、対等の立場、で問題を解決する、こういう格好になっておるのでありますけれども、労働者のバランスをとるべき争議権というものがたな上げされて、そうして三年間今日まで自分の力というものをとられてしまって今日まできておるのであります。その後の鳩山総理大臣に聞きたいのでありますけれども、たとえば電気……

第25回国会 社会労働委員会 第11号(1956/12/03、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 千葉新聞のことについてまず最初に少し聞いてみたいと思うのです。この前も労働協約を踏みにじって解雇の問題が出てきた、そういうところから協約で平和条項がありながら、これに対しまして片方はロックアウトという状態に入った、三十七名の首切りをめぐって争議が続けられて参りました。ところが今の報告を聞いてみますと会社は解散をした、解散をしてしまった。今日の状態では地労委も手を引いてしまっている、こういう状態、一部では擬装解散じゃないか、こういうことも言われている。いずれにいたしましてもここで働いている百名近くの人の生活というものは今日会社解散という会社側の都合で四万部から出ておった県民の新聞……

第25回国会 社会労働委員会 第13号(1956/12/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 駐留軍の労働者の給与の問題、それから解雇をめぐっての問題、いろいろ問題は調達庁に非常に関係があるわけであります。この問題を追及していきますと、何といいましても、このような所沢の問題、その他自動車修理を主にしているのですけれども、ここで起きている問題は間接雇用ではありますけれども、肝心の使っている軍当局の無計画な点やそういう点が解雇の問題の主体をなしているという工合に受け取れるわけなんですけれども、何といっても年末を控えて次から次へと勝手に首が切られるという根本的な問題について、調達庁はどういう工合に今までこの問題について取り組んでこられたかということをまず第一にお聞きしたいので……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1957/06/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今度の、第十六次中共地区引き揚げ事情の調査に関しまして、小西英雄、高良とみ君とともに舞鶴までお迎えに行って参りましたので、その概略を御報告いたしたいと思います。  引揚船は興安丸であります。興安丸は五月九日舞鶴を出港いたしまして、十四日塘沽に入り、十九日同港を出発して、二十三日に舞鶴に帰る予定であったのでありますが、塘沽の到着後、華商家族の乗船をめぐって、日本側と中共側の交渉が難航したため、出港の予定が一日おくれて、舞鶴入港も二十四日になったのであります。航海は非常に平穏であったようでありますが、途中麻疹が集団的に発生いたしまして、福岡海上保安部巡視船くさかきから医療品を受けて……

第26回国会 社会労働委員会 第2号(1957/02/08、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 特別失業対策事業の問題について、どういう状態でやっておられるか少しお聞きしたいのです。
【次の発言】 今の特別失対事業というのは、国家が経費をもってやるという建前になっているのでしょう。地方負担じゃなしに国家が直接……。
【次の発言】 第二番目にお尋ねしたいのですが、経済の発展によって民間需要、要するに求職、就労の拡大というものを見込んで失業対策費の問題が削減されておると思うのですけれども、こういう昨年度の民間の就労の状況、どういうものを基礎にしてこういう立て方をされたかということをお聞きしたいのです。まあわれわれから考えてみますと、決して失業者が減っているという状態じゃなしに……

第26回国会 社会労働委員会 第3号(1957/02/09、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 少しお尋ねをしたいと思うのです。まず第一に、今の中西労政局長から説明があったのですけれども、あくまで教育指針の立場から出した、こういう工合に言われたのですけれども、この内容をずっと見てみますと、法の解釈、法解釈の断定的な問題に非常に多岐にわたって入っている。元来労使関係というのはやっぱり日本では具体的には十年の歴史でありますが、十年の歴史の中でいろいろの問題が過去において、戦後あったでございましょうが、その中から労使の慣行というものが作り上げられていく。むろん労組法、労調法という労働法の建前によってこの労使の慣行というものが作り上げられてきたというのに、そういう実態というものを……

第26回国会 社会労働委員会 第閉会後3号(1957/08/09、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今度の西九州の被害なんですが、私は根本の問題を一つただして、それからお聞きしたいと思うのです。諌早を中心にして、七百ミリから島原にかけて八百ミリという雨が短時日のうちに降った。だからこの対策そのものは、厚生省の関係する対策というものは今、次官からお聞きをしたのですが、総合的な災害対策というのには、たとえば一定の地方に雨量がどれくらい降ったらどれくらいの水が出てどうなるというような事前対策というものが必要じゃなかろうか、こういう統計や必要手段というものが私はあるはずだと思うのです。これをまずお聞かせ願いたい。平生二百ミリ、三百ミリというものが、たとえば時間を長くして降った場合には……

第26回国会 社会労働委員会 第4号(1957/02/28、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 中西労政局長、まあ大臣も同意されたのですけれども、従来出しておった行政解釈の基底をなしている精神、具体的な事例で適法か違法かを明確にする、こういう形であるべき姿というものを出した、それは単なる教育指針じゃなしに、通牒という拘束の問題が現われている。そこで問題になるのだが、労働組合と使用者との間というものはあらゆる問題、ここで特に労働三権が問題になってきて、主として労働委員会というものが中心になって具体的な問題が処理される、また、労働関係の解釈というものを最終的には裁判所で結論される、こういう事例なんだが、そういう事例の中で適法、違法を明確にし、あるべき姿を出すのだといわれておる……

第26回国会 社会労働委員会 第閉会後4号(1957/08/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 状況について御報告を申し上げます。  今度の引き揚げは、第十二次ソ連地区引揚者実情調査たのめに、野本、藤田が当委員会を代表いたしまして、参議院を代表いたしまして、鶴舞に派遣されました。  今般の引き揚げは樺太の真岡からでありまして、興安丸は七月二十九日午前十時、真岡を出港し、八月一日午前七時五十分、予定よりやや早く舞鶴に入港いたしました。私どもは、まず、援護局におきまして、援護局長より今般の引き揚げの概況につきまして説明を聴取した後、ランチにて興安丸を訪問し、無事輸送の大任を果されました船長以下船員の労苦に対し謝意を表した後、野本委員が、参議院を代表いたしまして、引揚者の人々に……

第26回国会 社会労働委員会 第5号(1957/03/05、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私もいろいろ質問したいことがあるのですけれども、しかし、この質疑を続けて参りますと、いろいろ重要な問題がある。特に二十六条の問題で、交付金の関係はどうなっておるかという問題になってくるとわからない。二十五年以来条文があっても空文にひとしいというような答弁があり、先ほど山下委員もいろいろ言われたように、なかなか納得いかない面がたくさん出てくる。私は当初から厚生大臣が出席されて、この委員会に参加されるということを期待しておった。この法律を軽々しく思っておるわけではないでしょうが、何といっても、これを審議いたしますと、重要な問題をたくさん含んでいる。私はこういう建前からいって、ぜひ厚……

第26回国会 社会労働委員会 第閉会後5号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して、今の大臣の失業対策の問題を聞いておりますと、第一に、地方的な盛り上りにおいて足りない面を政府がやる。こういう御発言がありました。しかし、今度の六万六千プラス空軍関係の四千幾らで大体七万をこえる失業者が予想されている。特に駐留軍労務者というのは政府と雇用関係を持っている。こういう歴史の中から見て、私はそれじゃ今までの駐留軍労務者の削減されていった方々のめんどうを政府は見てきているかどうか、ここに私は第一の問題があると思う。今問題が起きてきて、地方が自主的にやって、その足らざる面を政府が援助すると言われるが、それが政府全体の方針なのか。労働大臣は労働者保護という立……

第26回国会 社会労働委員会 第6号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生大臣にお尋ねをしたいのですが、八章の雑則二十六条の補助規定ですね、これはこの前からお聞きしていると、二十五年以後は地方交付税交付金でやっている。山下参員の質問を聞いておりますと、地方交付税交付金の使い方、具体的な運営については、どうもわれわれが納得いかない、根本的にはこういう地方交付税交付金制度というものがより活用され、意義あるものとして指導され、そして動くようにされるのは、厚生省の私は役割だと思うのです。こういうことがやはり重大な問題としてここに掲げられておりながら、二十五年から今年までこういう交付金の状態にある。私は先ほどから山下委員の質問を開き、また、いろいろ調査され……

第26回国会 社会労働委員会 第閉会後6号(1957/09/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生大臣は見えていないようですが、入院患者特別実態調査というものを最近おやりになっているようですけれども、この内容を見てみますと、非常に深く個人の私事まで入っておられるような気がするのです。たとえばこうあげてみますと、いろいろの問題が出て参ります。たとえば警察との協力の問題、または信書を開封する―信書に対してまで厚生省の監督行政を伸ばしていくというようなこと、こういういろいろの問題が出てくるのですけれども、このような調査はどういう意図でおやりになっておるか。それをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私がもらった……調べました調査表というものを見てみますと、その中にたとえ……

第26回国会 社会労働委員会 第閉会後7号(1957/10/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 具体的に静岡市の理事者が勝手に組合を動かし、いろいろの暴言を吐いたり、そして市長の命令によって組合をつぶしていく。先ほどからお話を聞いていると、公務員課長ですか、その運営のよろしきを得ればそんなことがないのだということで、五十六条では不利益な取扱いをしちやいかぬということは明確になっている。この条文からいっても、間違った行為というものはやはり是正されなければならぬというのが社会の仕組みだと私は思うのです。この法律のこまかしい条文があるなしの議論じゃなしに、そういう生きた社会における間違った行為というものは是正していかなければいかぬというのが私は根本の問題だと思うのです。だから労……

第26回国会 社会労働委員会 第8号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して……。労働大臣は先ほどから仲裁裁定は尊重すということを言っておられる。  私はまず第一に聞きたいことは、仲裁という概念ですね、仲裁という概念は、私はこれは国際共通だと思うのです。仲裁裁定に従うというのは、これは国際概念において両方が、この法律の三十五条にも原文に書いてあるように、これは、その概念は生かされていることだと私は思う。当然それは尊重するせぬ、それはともかくとして、これに従うというのがこれが仲裁の概念だと思う。労働大臣は尊重すると言われますけれども、その点はどういう工合にお考えですか。私はその中であとに資金上云々ということが書いてありますが、このことの理……

第26回国会 社会労働委員会 第9号(1957/03/14、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一つ、二つ聞いておきたいのですけれども、まず第一点として聞きたいのは、医師が非常に不足している。特にお医者さんが、特に北海道から東北、北陸、山陰方面にいくと、国立療養所なんかですと、五〇%にも達していない、こういうところが統計のあれに出てくるわけです。こういうところについて厚生省はどういう対策をお立てになるか、ちょっと聞いておきたい。
【次の発言】 たとえば一つの例を取り上げてみますと、富山県の北陸荘ですか、ここでは医師の定員が十三名だと、それが八人お医者さんがおられる、その八人のうち四名は結核療養所だから結核の疾患のお医者さんがその千分の四名、そういう状態である、そういう……

第26回国会 社会労働委員会 第17号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 時間がありませんので、問題点だけを五点ほどお伺いしたいと思います。  私は社会保障制度の問題について、第一点として質問したいと思います。社会保障制度の概念は、その国の病弱や貧困に対して、近代国家においては、個人の責任ではなく、社会の責任の中で守っていく精神であって、同時にまた、その社会保障制度の施策は慈善や恩恵でないと私は思うのでありますが、大臣の所見を承わりたいと思います。
【次の発言】 この社会保障制度の問題についてはいろいろ問題を残しておるのでありますけれども、時間がありませんので、深くお問いできないことを残念とするものであります。日本の国が入っておりまするたとえばILO……

第26回国会 社会労働委員会 第18号(1957/03/31、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 まず第一に質問したいのでございますけれども、今度の保険金の給付の問題について、前は百四十円、九十円というのを二百円、百四十円ということにして、その条件といたしまして、この二百八十円以上が二百円支給ということになっている。そうすると、六大都市なんかは二百八十円以上になると思いますけれども、二、三十円という少しの違いでその二百円を受けられないで、百四十円になってしまう、こういう問題が具体的な問題として出てくるわけなんです。そういう点についてまず第一にお聞かせ願いたいと思います。こういう工合に不合理性というものが出てくるのだけれども、そこらあたりは労働省はどういう工合に見ておられるか……

第26回国会 社会労働委員会 第20号(1957/04/04、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 大臣にお尋ねしますけれども、保健所の職員、要するに、職種別充足状況調というのが最後のところに出されておるわけです。これを一見ますと、平均して六九%、大体六〇%から五〇%そこらの、定員に対する現員が、非常に少いわけです。掲げられておる趣旨そのものについては、それだけの補助をやってこれをふやそうという趣旨はわかるのですけれども、しかし、根本的に何がこれ原因しているか、それが明確にならないと、せっかくおやりになろうとしておることが生きないのじゃないかと私は思うので、その点に、たとえば給与の問題、それから医師その他の人々の給与にプラスして、たとえば身分、環境とかいろいろ問題が私はあると……

第26回国会 社会労働委員会 第21号(1957/04/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はこの予算の問題で少し聞いておきたいと思うのです。  今度の厚生省の予算を見ますと、母子福祉貸付金は一億四千万ふえた、これは二分の一から三分の二にふえた額だと私は思うのです。そこで今お話を聞いていると、たとえば年金の問題、もっと突っ込んで言えば、政府がいつも言っておられる社会保障の確立の方向の中で、この母子福祉、寡婦の問題を取り上げていかなければならない。その社会保障に対する考え方、先日も大臣が明確に確認しておられたように、慈善や恩恵ということでなしに、貧困や病弱を社会の仕組みで直していくのだという社会保障の原則を確認しておったと思う。それに関係しますと、年金の問題や、全体の……

第26回国会 社会労働委員会 第22号(1957/04/16、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 当委員会の決定に基きまして、厚生及び労働行政の地方実情調査のため、谷口委員、草葉委員、藤田の五名が、去る二月十一日から十七日まで七日間、兵庫、岡山、広島の三県下を視察いたしましたが、各県庁、労働基準局及び婦人少年室において詳細な説明及び要望等を聴取いたしました後、各地の施設、工場等を視察いたしたのであります。すなわち、兵庫県においては明石市立保育所、国立光明寮、神戸市塵芥焼却場、岡山県においては私立光輪保育所、岡山市内の失業対策事業現場、岡山保健所、倉敷レーヨン株式会社岡山工場、岡山労災病院、結核患者後保護指導所、早島国立療養所、広島県においては私立ゆりかご保育所、広島原爆病院……

第26回国会 社会労働委員会 第23号(1957/04/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の問題に関連して局長にお尋ねしたい。どうも聞いておりますと、先ほど山本委員から……、問題の事件が起ってから八時、十時半、十一時という段階で報告書が作られているのですが、私も炭鉱へ入ってみまして、炭鉱の、いろいろ雑多ですから私の認識は十分ではありませんが、切羽と坑道との関係の認識ぐらいは私は持っているのです。そこで問題は、どうもわからないのは、スイッチを入れたら火が出たから逃げたという。そこで鉱夫の監督といいますか、その作業の指導をしているといいますか、そういう人が、この個所々々の責任者としているはずだと私は思う。そこでそういう人が、たとえば三十人いるとか二十人いるという、この……

第26回国会 社会労働委員会 第26号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この旅館の直接じゃないけれども、旅館営業に四つの段階がありますけれども、この段階における従業員の問題というものが、何と言っても置き去りにされているような気がするのです。で、たとえば私らの調べたところによると、旅館――一流の旅館と言われているところでも不確定賃金の状態に置かれている。で、その不確定賃金が、たとえば固定給が二千円とか、いいところで三千円、全然固定給のないという状態もある。それではそういう状態の――よくはやる旅館ならいいのだが、はやらない旅館になってくると、ほんとうにひどい生活をして、公述のときにもありましたけれども、従業員をたくさん使いながら、従業員の寝泊る寝室とい……

第26回国会 社会労働委員会 第27号(1957/04/27、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 特に私は、警察関係、また、自治庁の関係、文部省の関係、いろいろと関係が深いのでありますけれども、佐賀県教組の十一名検束、休暇の問題をめぐって重大な問題が起きているわけです。きょうは労働省から次官が見えておりますから、この問題について少し聞いてみたいと思うのです。この発端をなすものは、何といっても佐賀県の教員、職員その他佐賀県に勤めておられる人々の佐賀県の行政上からきた問題が根本の発端をなしている。地財法の適用に当って、教員だけをみましても四百八名ですか、三十一年の三月に教員が四百人名、警察が十七名、県の職員が二百二十五名、その他臨時雇多数という工合にして整理がされているわけです……

第26回国会 社会労働委員会 第28号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も労働大臣に一つ聞いておきたい。労働大臣は、片岡委員が質問したのに、四十人、三十一人、十八人、これは言ったか言わぬかわからぬような答弁で、炉辺談話と言いますか、雑談の中に出たというが、今の答弁を聞いていると、全逓、全電通には三人という問題が出てくる。それじゃ裏付けは四つの段階で数字もはっきり言ったということが裏付けされてくる。これはここで言っておる。これは新聞の発表で、大臣はいろいろな角度からこの問題は雑談だと言っておりますけれども、政府の態度として発表されておる。今話を聞いておると、先日の石田官房長官の話では、当局が、公社が責任を持つものだと言っておる。大臣も今ここではそう……

第26回国会 社会労働委員会 第29号(1957/05/08、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して……。今の労災保険の四十九億出資というのは、どの会計からどこへ行ったのか、そこのところの関係を明らかにしてほしいと思います。年々どうなっておるか……。
【次の発言】 四十九億というのは、労災保険の特別会計からその施設その他に出した金でしょう。そういうことでしょう。それで問題は、先ほど次官が盛んに言われるように、政府から労災保険に金を出しているというのは、どういう格好で出しているか、それを聞きたい。

第26回国会 社会労働委員会 第30号(1957/05/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 長野さんにお尋ねしたいのですが、長野さんは先ほどの公述の中で、商人がマージンを二〇%か三〇%とって、これしか……生協や購買会、生協の問題については中林さんからいろいろお話を聞きましたが、それより二%安く売っていく、消費者の立場になったら一般市価より二〇%も安ければ、たとえ一〇%安くても消費者の立場になれば安いものを買って生活したい心理がこれはもう共通だと思うのです、だれの家庭でも。そこで長野さんは消費者に対するサービスや社会保障の問題も少しつけられたと思うのです。私の聞き違いならこれは別でございます。だからそういう具体的な商品販売について、消費者の生活についてどうしたらいいかと……

第26回国会 社会労働委員会 第31号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は先ほどから労働大臣の答弁を聞いていると、労働省の所管業務というものはどういうものかということを私は疑いたくなる。仲裁委員会、公共企業体仲裁委員会、調停委員会も労働省の所管である、労働者の保護や労働者に対するサービス、あらゆる労働関係の実態というものを労働省はよく把握して、その立場から労働行政というものは行われるべきだと私は思う。今きわめて深刻な争議状態を生み出すような重大な問題があるのに、労働省は知らなんだというような、調査もしていないような、実態をつかんでいないというような答弁のあり方じゃ、われわれはこれは聞いても納得できませんよ。だからもう少しだな、労働行政の立場か円明……

第26回国会 社会労働委員会 第32号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 提案者にお尋ねをしたいのですけれども、この引揚者給付金等支給法案の第五条に、五十才以上から三十才、十八、十八才未満という工合に分けられておるのですけれども、これは、たとえば生活の面とか、どういうものを基準にしてこういう段階をおつけになったのか、そういう点をお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 そういう御意見を聞きますと、生活単位というのは、それは十八才と三十才とは違う。しかし、二十五、六以上になれば、一個の独立した生計を立てるというのは、これは今日の常識だと思うんです。そこらあたりが三十才から五十才、五十才以上、十八才、三十才というような段階がついておるので、その点が少……

第26回国会 社会労働委員会 第33号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は総理に二、三の点について伺いたいのであります。  まず第一点に伺いたいのは、今も片岡委員の、今後の岸内閣の労働行政についてのお話がありました。私は一方から見れば、公社に自主的にあらゆる権限をまかしていきたいというのが、今まで労働大臣その他の大臣からお聞きをしておるわけであります。そこで私は見まするに、その三公社五現業の労働者は、争議権というものを禁止されておる。片方には一切の経営の権限がまかされておって、公労法というものができて、そうしてそこで仲裁裁定という形の中で給与の問題が決定され、団体交渉というものによって身分、労働条件の確定がされるということであります。問題は、私は……

第26回国会 社会労働委員会 第34号(1957/05/16、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今関係の方が見えるんですけれども、次官がおいでになりますから、厚生行政一般についてお聞きしたい。この前、この国会が始まって始めの方だったと思いますけれども、療養所の給食費と扶助料の問題について医務局長ですか、現在の九十四円十銭の問題について、これではわれわれとしても満足なものではない、だから何とか積極的に考えますというお話があったのです。だからその後、やはり現実的にはこの問題が今の状態のままであるわけなんですか。どういう工合に厚生省としてはこの問題をお考えになってきたか、この点をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 私は厚生大臣、次官どちらかそのときの記憶はちょっとつまび……

第26回国会 社会労働委員会 第35号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま山下委員並びに榊原委員から出されました修正案並びに修正案を除く原案に賛成の討論をいたします。いろいろ環境衛生に関する今度の法律案に当りましては、何といってもわれわれが考えますのは、まず第一点に、生活協同組合、これに準ずるこの修正案にあります、このような問題が、どうしても今の法律の中でもこのような処置が講じられなければならない、また、昨日の合同審査になりました食肉販売、氷雪販売の面でも、料金並びに価格の規制、要するにアウトサイダーにまで影響いたしまするこの規制の制限の撤廃でございます。それから五大都市、これは自治法で十六項目にわたってきめ……

第26回国会 社会労働委員会 第36号(1957/05/19、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この適用者は何人くらいありますか。
【次の発言】 この法案の内容を見てみますと、まず第一に、労働者災害の労災保険というのがありますが、この災害者の治療保護に関する労災病院の問題、それから総合の職業訓練の問題、二つともこの法案に含まれているものは労働者保護をやる建前のものが主たる内容だと考えます。そこで、私のお尋ねしたいことは、労災病院の経営業務というものを一つとり上げてみましても、いかにこれが今の労災保険の建前、労働者業務上の災害によって起きた労働者の災難をいかにして治療し給付をするかというところに、より一そうの労働行政の立場から、社会保障の立場からいたしましても、これはやって……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1957/12/19、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の丸東会社の経過については、今までにおいて一応お聞きしたのですけれども、私は、ここで主として労働問題を中心に取り上げていきたい。この問題を取り上げて参りますと、この会社の経理というものがどうしても明らかにならないと、なかなか納得いかないと思います。そういう建前で、今最終的におっしゃった、委託者、労働者の賃金を優先的に取扱う。で、問題は八月二十日から経過を経て、九月の二十日に取消命令で、むしろこの会社は解放の状態にある。そこで働いてた人は、今九月以後の給料、または予告手当、退職金というような給与関係はそのままの状態に羅かれて、非常に不安定な状態に置かれている。だから、ここで第一……

第27回国会 社会労働委員会 第2号(1957/11/02、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今高野委員や山本委員から詳しく事を分けて、今のお話がこういう工合に進んできて、そこでどうなんですか、両方ともの見解、二人とも大臣の代理としてきょうおいでになっておるのですから、ここで幾日までにやろうということに相談してお話になって、われわれに返事してもらえれば一番はっきりする……。

第27回国会 社会労働委員会 第3号(1957/11/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 水津さんにお尋ねをしたいのですけれども、水津さんは冒頭に、鉄鋼業者の当事者でないような印象のお言葉を言われ、そうしてまああとでは今の状態についてお話になったのですが、この鉄鋼連盟常務理事、鉄鋼連盟の中の労働局長ですから、きょうは鉄鋼連盟を代表しておいでになったと思うのですが、その点はどうなんでございましょうか。
【次の発言】 そうなりますと、今度の争議の問題は、個々の会社だということですか。
【次の発言】 しかし、今の争議を私たちが見てみますと、鉄鋼の労働者は同じ、利害共通な立場に立って一緒にこの問題を解決しようとしておる、鉄鋼連盟自身としても、私はこの問題については軌を一にし……

第27回国会 社会労働委員会 第4号(1957/11/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は国民健康保険の問題について少し聞きたいと思うのです。担当はどこでございましょうか。
【次の発言】 国民健康保険は今度改正案を出されておりますし、私も国民健康保険、政府が盛んに皆保険と言いますから、実際にこれは名実ともに皆保険をやってもらいたいと思ってだいぶ回って参りました。ところが、なかなか今の国民健康保険の会計といいますか、やっている実態というものはやはり苦しいもので、市町村財政が非常に多額な負担をしておる模範的だといわれるところへ行ってみると、なるほどその面は黒のような格好ですけれども、診療所その他に非常にたくさんの出費をやって、これが町村財政にかかっている、こういうこ……

第27回国会 社会労働委員会 第5号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今説明をされたのでは十分に質問が尽きていないと思いますけれども、まずそれをお断わりしまして、一、二問題点を質問をしてみたいと思うのです。  第二の一、二ですね。失業対策事業の拡充ということで、昨年より非常に努力をして対策を立てようとしておられることについては、敬意を表するものでありますが、労働大臣はこの前の、九月でしたか、経済政策を立てるにも、労働者の保護という問題を中心に経済政策を立てなければならぬ、これは信念としてやり遂げるのだということを言われた。今の統計ですが、労働力調査なんかに出てくる要するに完全失業、顕在失業者といわれるのは五十万の先、六十万というところだと思……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1958/05/31、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して。通産省に図面がない。そういう話があって、通産省自身も図面のないことは認めておられるという工合に、私はこの質疑の中で感じました。それじゃあらゆる方法をもってその図面を調べる、主として申請権者の図面が中心になってやっているようであります。しかし、結果論として、その図面の判定が正しかったか正しくなかったかという問題すら、鉱山保安局で今論議になっておるという状態を私は感じるわけです。それで、東中鶴から、今日まだあらためて二十九人もこういう事故が起きておる。五十メートルのやつを二百メートルにするのだとおっしゃってますけれども、その確証は何によって求めるかという基礎的な図面という……

第28回国会 社会労働委員会 第2号(1957/12/23、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 横田さんにお尋ねをしたいのですけれども、爆発をしたときのガス量というものは大体どれくらいに判断されますか、これは推定になると思いますけれども。
【次の発言】 局長にお尋ねしたいのですが、今日までの例として、ガス爆発した例は、ガス量は大体どれくらいのところですか。
【次の発言】 もう一つお尋ねをしたい。会社は、ずっとあらゆる個所でのガス測定というものが一番最高で〇・六ですか、おっしゃっているのです。そうすると、一%にもならないという状況でありながら、今のお話を聞くと、五%以上くらいが大体の常識だと言われておるが、そういうことになってくると、この爆発は何でしたかということは、私らは……

第28回国会 社会労働委員会 第3号(1958/02/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この質問に入るまでに、一、二事務的なやつを先に質問したいと思うのです。  特別会計の分ですけれども、厚生保険の標準報酬が、一万二千六百五十九円が、今年度一万三千百二十円になっておるんですが、ところが、あとの方へ行くと、厚生年金の標準報酬が減っておるんじゃないか。これはどういう勘定で違ってしまったか、そこのところを先に一つ。  それから、もう一つは、日雇健康保険の段階を四百円からどこで切ったか、それも一つ知らせて下さい。
【次の発言】 日雇いの段階をおっしゃいましたね。あれは四百円と……。
【次の発言】 はい、わかりました。  それでは、大臣にお尋ねしたいのですけれども、最……

第28回国会 社会労働委員会 第4号(1958/02/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は資料の要求をしておきたいと思います。第一に、国民健康保険の実態が明瞭になるような資料をいただきたい。国民健康保険の改正案が出るようですし、で、皆保険の関係で非常に重要でありますから、これに今の国民健康保険の実態というものを、われわれにわかるような資料をいただきたい。  それから第二に、国民年金制度の検討中だと聞いておりますので、たとえば社会保障制度審議会に提出されているような一切の資料、それから五人委員会に出しているような資料、内外ともに国民年金に関係した資料をいただきたい。  それからもう一つは、生活保護の関係ですね、生活保護の関係の実態全部というのはむずかしいけれども、……

第28回国会 社会労働委員会 第5号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 午前中に、労働大臣臣から予算の説明がありましたので、この説明の中には、いろいろ、最賃とか労働協会とか、いろいろ含んでいますけれども、これは法案がありますから、別に譲りまして一般的な予算案をめぐる問題について、少しお伺いをしたいのでございます。  まず、第一に聞きたいことは、午前中に山下委員からの質問があって、現状把握についていろいろお話がありまして、私は、予算要求と決定予算という関係について、よう追及したくはございませんけれども、しかし、予算要求をされたときにも、私は、大臣に、あの当時の見方の現状について意見を述べたと思う。大臣はいろいろと、午前中の話を聞いていると、いかにも好……

第28回国会 社会労働委員会 第6号(1958/02/14、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは、都合で労働大臣がお見えにならないのですけれども、きのうの雇用問題の、要するに何とか係数といいました、限界雇用係数ですか、その何を出すという、限界雇用係数のシステムを出すということでしたから、私も質問をひかえておったのですけれども、きょうは、いただけるんですね。
【次の発言】 きょうできないのですか。いつできるのです。
【次の発言】 非常にこれは残念なんですが、これがやはり予算の根本をなすものだと思うのです。で、私はやっぱり、きのうの分類からいっても、どういたしましても、その帳面づらだけ合わして、私たちの理解しないような、四十五万というような数字を出して、そして十万くら……

第28回国会 社会労働委員会 第8号(1958/02/20、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この前の委員会で・駐留軍関係の問題で、労働省の所管局長にお聞きしたのですが、きょうはちょうど見えておりますので、私もうちょっと聞いておきたい。いろいろたくさん問題がありますけれども、緊急の問題として、新労働契約ができてから二、三ヵ月しかたっていないのに、駐留軍自身が勝手に民間に払い下げて請負に出す。それから首切りが出る。そこで、労働省も、これは困る、それで、調達庁も困るという建前で、合同委員会でがんばっておられるという御返答があったのです。それで私は、今の話の根本になるものは、政府自身が責任を持って、調達庁長官が、困る、こういうことは日米関係でよろしくないということをはっきり、……

第28回国会 社会労働委員会 第9号(1958/02/27、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して……。さっき次官のお話の中で、要するに労務者の人に働いてもらいたい、こういうお話がありました。ところが、問題になってくる第一の問題は、PWとの関係だと思うのです。そのPWの八割を策定するときに、時間的なズレを持っている。労働力の対価としての賃金というものは、市場の中で、労働力に応じて高くなる場合がある。今日は、低くすれば食えませんから、むしろ高くなるのが現実なんです。その中でPWの策定というものは、時期的に相当ズレていると思うのです。ところが、失対事業の労務者には、そのズレているPWの八割というものを対象にして賃金をきめられている。これが一つの問題だと思う。  ……

第28回国会 社会労働委員会 第10号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、厚生大臣に聞きたいのですが、内閣の一員として厚生大臣はおられる。岸さんは、盛んに貧乏を追放すると言っている。厚生白書を見ると、千百十三万のボーダーラインがおる。一番肝心なものは、年金制度と医療制度の確立じゃないか。これをやらない限り、貧乏もなくならぬし、生活に苦しんでいる人は解消しないのじゃないか。宣伝だけで事を終って、具体的に厚生行政でこの問題を取り上げていくという構えがない。今は審議会にかけている、こういうことをおっしゃいますけれども、実際にもっと積極性がなければ、私はこういうことはできないと思うのです。私も、先日この委員会で、年金の問題の資料を要求いたしました。もら……

第28回国会 社会労働委員会 第11号(1958/03/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ILOの関係については、少しこの前にもお聞きしたのですけれども、きょうはILOと日本との関係、それからILO機関の問題、政府との関係、こういう点についてお聞きをしてみたいと思うのです。  第一にお聞きしたいことは、今の一LOと日本との関係については、今年は四十一回の総会をやるというほど、非常に歴史的な意義をもち貢献を世界にしてきたと思うのです。そこでILOの規律をつけるのは、何と言っても憲章と一九四四年のフィデルアィア宣言だと思います。その憲章や宣言を読んでみると、加盟国には相当な義務と責任が課せられておるように思うのです。そういう立場から、このILOの条約、勧告、決議という段……

第28回国会 社会労働委員会 第12号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私、さっきホテルの問題が出ましたから、ホテルの問題について一言伺っておきたいのですけれども、旅館の問題は別にしまして、日本のホテルというのは、少し高過ぎやせぬかということです。それからもう一つ、外国の旅行者が日本へ来て困るのは、どうも日本はアジア一の工業国であり、欧洲並みに進んでいる国でありながら、もう旅館という問題になってくるとアジア並みじゃと、この感じですね。私も、欧州やアジアの一部を回ってきましたけれども、これはほんとうにアジア並みなんです。ものすごく金を取る。で、会議をやるとか、ちょっと外国から日本に来たって、少ししたホテルへ泊れば、もう十ドル以下で泊れるところはない。……

第28回国会 社会労働委員会 第13号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは、委員長、通産省の方は見えませんか。
【次の発言】 労働省にお尋ねをしたいのですが、いろいろあとで、通産省、国鉄との関係についてお尋ねしたいことがありますけれども、今まだ見えませんので、この前の委員会で御説明になった国際労働条約八十七号、これは公労法の四条三号に関係して、今の国鉄機労の状態が生まれた。団結権の自由というものは、国際条約としてこれは常識なのですが、これは、いまだに八十七号は批准されていないので、問題をかもしているわけです。八十七号の問題は、政府は批准してないけれども、九十八号の方は批准しているのですね。この九十八号の生まれてきた、要するにILOの一九四九年……

第28回国会 社会労働委員会 第14号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今度の身体障害者福祉法の一部を改正する法律案につきましては、この非常にたくさんの中で十分な手当はされていないのでございますけれども、とにかくといたしまして、民生委員の協力を得て、そうして民間にもこの気の毒な人を収容する手はずをきめる法律案だとわれわれは考えて、この法の趣旨には賛成いたしたいと思います。ただこの法案は、一方において民間の委託という格好で幅を広げていくのでありますけれども、本来何といっても公的施設が拡大されて、そこにより多く収容されるという建前、これが本来の姿であろうかと思いますので、そういう建前に立ちまして、日本社会党といたしましてはこの法案に賛成いたしたいと思い……

第28回国会 社会労働委員会 第15号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、労働大臣に、先日ILOの理事会のいろいろなことが論議されたようでございますから、これに関連して、国際労働機関の憲章の問題とフィラデルフィア宣言の問題について、原則的な問題についてまずお伺いしたいと思うのです。  国際労働憲章の前文というのが一番大事な、憲章の柱だと私は思うのです。「世界の永続する平和は、社会正義を基礎としてのみ確立することができるから、」という書き出しで、いろいろのことがうたわれております。しかし、いろいろのことをうたわれておりますけれども、私たちは、先日のILOの理事会との関連から参りますと、ここに結社の自由の原則という問題がまず出てこようと思うのです。……

第28回国会 社会労働委員会 第16号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も、一、二点伺っておきたいと思うのですが、第一の点は、結核回復者後保護施設、アフター・ケアですね。結核回復者に対する作業療法やアフター・ケアの処置があるわけですけれども、ここで、民間の方もいて、事業としてここにも委託するような形で今度改正が出ておるわけです。私たちが現地視察をしたときに、アフター・ケアの問題なんですが、アフター・ケアの一年間というのは、少し無理があるような気がわれわれが現地を見ましてするわけです。今、まあ一年間に限られておるのですけれども、ちょっと作業を身につけかけたら、期限が来てしまうということで、その点について、厚生省はどういう工合にお考えになっております……

第28回国会 社会労働委員会 第17号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この前の委員会に特に摘出したのは、今の労働問題懇談会のILO批准をめぐり、要するに、検討をする小委員会の方々に来ていただきたいということ、もう一つの問題は、三月十一日から十五日開かれましたILOの理事会の決定の問題をめぐって、政府から答弁をいただくことになっているのですが、大臣がお見えにならないので、この質疑はちょっと進めにくいのですけれども、いずれ大臣から聞くといたしまして、労働省の方として、この飼手参事官からの報告を受けられたと思いますから、その報告を一つきょう聞かせておいていただきたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、結社の自由条約八十七号、それから最賃のやつを第……

第28回国会 社会労働委員会 第18号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この前ちょっと欠席いたしましたので、重複するかもわかりませんが、お許しを願いたいと思います。  第二条で眼球を摘出する。で、私の聞いている範囲では、眼球を摘出しなくても、角膜だけ、たとえば日日生きている人の三分の一くらい角膜を取って、そうして移植してやることが可能だというお話を聞いておるわけです。そこで、それはこの第七条の「業」という問題が出てきたのじゃないかと思うのですがね。先ほどから聞いていると、業は成り立たないというお話があります。しかし、現実の問題として、生命を保って生活をしている者の三分の一の角膜を取って他の人が救われる。その場合に、十万円も二十万円もするという……

第28回国会 社会労働委員会 第19号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 先ほど三城さんはああいう御意見だったと思いますけれども、一般的な一、二、三の問題で政府側からお述べになりましたから、質問に応じて御意見を伺うにしても、四、五の問題その他についてはどうですか。全部原口さんにやっていただくならやっていただくし、そういう工合にして、一応述べていただいてからの方がいいと思いますが、どうでしょう。
【次の発言】 私は、飼手さんにお尋ねをしたいと思うのです。政府の予算ですね。ILOの分担金は、正確に幾らお出しになっておりますか。
【次の発言】 そこでいろいろのことが述べられまして、総じて言えることは、五千二百万円という非常に多額な分担金を日本は受け持ってい……

第28回国会 社会労働委員会 第21号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私たちは、法案審議の関係上、総理大臣以下内閣の最高責任者並びにその関係の各省の責任者に来ていただいて、法案の審議をするということに各委員会もやられていることだし、国会の審議においては、これは当然行うべきことだ。そういう立場から考えますときに、総理大臣、外務大臣を今日出席してもらうということは、相当前からこれは理事を通じ、また、この席上でもお願いしているわけであります。だから、こういうことで、今後われわれが、次の委員会にはこういう形で出ていただきたい、出てもらうというときには、こういう格好ですっぽらかされるということは、私たちは、非常にこれは重大な問題だと思う。委員長としては、今……

第28回国会 社会労働委員会 第23号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 僕は、今の質問に関連して、無免許あんまというものを厚生省はつかんでおられるのか。どうも私は疑問に思うのですよ。それで、私の知っている範囲では、五人とか十人とか置いておられて、それでぽっと出てきて、少しもみ方を覚えれば十人置いておる所でも、免許を持っておるあんまさんはほとんどおらぬ。主人が免許を持って、十人とか八人おる人で、免許を持っておる人は一人もおらぬ。これが現状ですよ。それなら、学校があるのだから、学校へやっておるかというと、学校へもやってないで、それで免許もない。これが普通ですよ。あなたは調べて厳重に厳重にと言うけれども、どこを厳重にしているのか。東京のを調べてみなさいよ……

第28回国会 社会労働委員会 第24号(1958/04/16、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一、二点聞いておきたいんですが、まずその第一点は、今度の改正案を見ますと、保健所というのが非常に大きなウエートになっていると思うんです。ところが、私の知っている範囲内で保健所を見てみますと、この問題ばかりじゃなしに、保健所というものは、今の厚生行政のほんとうの玄関口だと私は思うんです。その保健所というものがどういう実態にあるかという問題です。私は少し調べて見たんですが、これは局長からでも実態を教えてもらいたいと思うんですけれども、医者の配置ができていない所がある。看護婦のいないのもあるということまで私は聞きます。これが実態なんだ、これは医者の配置ができていない所はあるでしょ……

第28回国会 社会労働委員会 第25号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは、予定された外務大臣、通産次官がお見えになりませんから、国鉄からおいでいただきましたから、国鉄の小倉副総裁、職員局長に質疑を行いたいと思います。  私は、この前の三月十三日の吾孫子常務理事との間に、今の公労法四十三条、ILOの八十七号団結権の自由の条約、この関係につきまして質疑を行いまして、今日、これに関連して問題の起きております機関車労組の問題について質疑を行ったのでございます。労働省並びに国鉄当局との質疑の中で、だんだんとこの問題が明らかになって参ったのでございますが、公労法上の組合であるけれども、適格条件云々ということになっておる。しかし、当局と組合の間を見てみる……

第28回国会 社会労働委員会 第26号(1958/04/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。一言だけ。私は、その熱情を持っているという、不治の病気であり、災害であり、内容をよくして、何とかしたいという気持を持っていると、先ほどから私はこう聞いておりますと、どうも十分に理解ができないのは、三年前にできて、付帯決議もあって、必要だということを今基準局長がここでおっしゃるなら、なぜ三年の間に、必要な分の労働省は改正案をお出しにならなかったか、いまだに審議会で結論が出ないというようなことで三年の間、それは私は、もっとも、むずかしいと言われればそうかもしれませんけれども、こういう具体的な問題だから、そう三年もかかって結論が出ないという問題じゃないと思う。それをここでは答弁……

第28回国会 社会労働委員会 第27号(1958/04/21、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、まず第一に、松岡さんに質問したいのですけれども、三十五条の二項ですね。「労働大臣は、この法律の適正な施行を確保するため特に必要があると認めるときは、協会に対して、その業務に関し監督上必要な命令をすることができる。」あとは自主性云々と書いてありますけれども、しかし、この人事の問題にしましても、それから続いて業務の問題についても、その時の権力といいますか、政治的な支配というものがこういうところに現われてくると思うのですけれども、今までに、これに類似したようなもので、先ほど野村先生は一つの例をおあげになりましたけれども、何か体験された例がございましたら、お話しをいただきたいと思……

第28回国会 社会労働委員会 第28号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 そうすると何ですか、二十八年以前に帰ってきて、今日まで試験を受けたところが不合格者がまだ相当残っていて、千幾らとおっしゃいましたね、何人残っているのですか。
【次の発言】 この今の法律で試験を受けさそうとするのは二百二十七名と十六名ということになりますね。そこで二十八年といいいすと今三十三年ですから、日本に帰ってきたのは五年前ですけれども、その方々は今何をやっておるのかということ、それが一つ。  もう一つは、おそらく医者の仕事をやっておられないと思うんだけれども、そういう場合に、お医者さんが五年もあけられて、試験を通ったからといって、実際の学問的は別といたしまして、臨床その他の……

第28回国会 社会労働委員会 第29号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  女子及び年少者につきましては、その健康に有害であることにかんがみ、いわゆる深夜の作業が原則として禁止されておりますことは、すでに御承知の通りであります。しかして、いわゆる交替制によって労働させる事業につきましては、深夜業の禁止の原則に対する除外例が認められているのであります。すなわち、これらの事業につきましては、深夜開始の時刻十時をこえて三十分間労働させ、または深夜終了時刻六時三十分前から労働させることが認められているのであります。  しかしながら、深夜業の禁止の原則に対しまして、このよ……

第28回国会 社会労働委員会 第30号(1958/04/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 一つだけちょっと、特定賃金月額というものはどういうものかということを一つ教えていただきたい。


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1958/08/11、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと、さっきの問題に関連して一言だけ。  その原爆医療法は、原爆援護法という問題が世間で叫ばれているように、非常に問題のあることを私は繰り返して申しません、山下委員が言われたから。ただ、先ほどちょうどお述べになりました、空からの被害であるとか、鮮魚の被害であるとか、放射能の関係なんだと思うのです。平和利用の関係についても、被害の問題が述べられたのです。平和利用から来る問題は、建設的な問題として皆さんが御努力されていると思うのですが、問題は、今世間で叫ばれて、われわれ自身も非常に問題にしていることは、厚生省自身はどういうふうにお考えになっているか。結局原水爆の要するに実験、そ……

第29回国会 社会労働委員会 第3号(1958/06/26、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今、労働大臣の所信の表明がございました。私は、二、三の点について質問をしたいと思うのです。  まず第一に承わりたいことは、日本の労働行政というのは、今日の行政の立場から見ても、基準行政、または職安行政、社会保障行政、要するに社会保障制度、こういうものを中心に、どうして盛り上げていくかというところに労働行政の本質があると私は考えておる。ところが、どうも大臣がおかわりになるときの発言やその他を聞いておりますと、何か労使の問題に労働行政の中心が置かれて、労使の関係がどうだとか、労働運動がどうだとかというところに労働行政の主点がおかれているような気でおるわけです。私は、こういうことは間……

第29回国会 社会労働委員会 第閉会後3号(1958/08/26、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今の日本の不況下における失業者の増大、この問題は、政府でもいろいろと対策についてお考えになっているものと思うのであります。この、今の失業の状況と今後の見通しについて、まず第一に承わりたいと思います。
【次の発言】 私はこの前の委員会で、今の失業者――顕在失業者や潜在失業者の把握の状態というものが労働力調査というもの一本にきめられているところに問題があるのじゃないかということを私は提起したと思う。その労働力調査や、または労働経済指標から出てくる数字を見てみましても、毎月十六万、十九万、十七万、初回の受給者があり、現在失業保険をもらっている人がことしに入ってから四十六万ぐらい……

第29回国会 社会労働委員会 第7号(1958/07/05、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 僕は関連して一つ。この前の江口炭鉱の災害が起きたときに、小岩井保安局長から、今の中小企業の炭鉱がどういう工合に動いておるかということは、質疑の中で非常に明らかになりました、自分の利益というものを中心にして、災害を防ぐというような問題について心がされていないのです。そこで論議になって小岩井局長は、今度の国会中に法律改正の要綱を明確にする、こういうことを約束された。それは出ていないじゃないですか、きょう。きょうお話を聞くと、一、二、三と分けられて、たとえば作業中でも危険なときには作業を中止する。五十メートルのやつは二百メートルにする。掘進をしているときにマイトの穴の水が出たようなと……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 社会労働委員会 第2号(1958/10/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の山下さんの御発言に対して、ちょっと大臣の声が小さくて聞えなかったのですが、これは資料が出るというのは、国民年金の資料もきょう出すということですか。
【次の発言】 先の社会局長の具体的な処置の中で、アメリカの何とかいう団体からミルクやその他が来た、救援された。これは国境を越えて非常にありがたいことだと私は思います。思いますけれども、社会局長の報告を聞いていると、具体的に物資はそれだけで、日本の政府が、被災された住民に、たとえば医療の問題とか食糧の問題とか、その他健康上の問題とか、いろいろの具体的な問題はどうやられたか、やっておいでになっているのか、そういうことの報告がないと思……

第30回国会 社会労働委員会 第3号(1958/10/16、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと私からだを悪くして、声を悪くしておりますけれども、今言われた中で、これは具体的にはあとで聞きたいと思うのですけれども、たとえば完全雇用への道を云々とか、それからまた、失業対策ですね、学校卒業者には完全就職をはかって参りたいと、こういうことを言われておるのですけれども、具体的にどう考えておりますか。これは来年度の予算に関係がしてくると思うのです。現状の問題についてどういう具体策をお持ちであるかという説明がなければ僕ら聞いておって理解ができない、これが一つ。  それから公共事業費の繰り上げを実施して云々、経済効果とありますけれども、公共事業費の繰り上げそのものは、経済的な回……

第30回国会 社会労働委員会 第4号(1958/10/21、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 年金に入る前に、今の御発言の第一次の水害対策、要するに、今の大臣の発言の第一回の問題について、この懇談会ですか、審議会ですか、お作りになったという災害対策、要するに、この府県の災害対策が、要するに緊急な指定がされるのは一週間か長くて三週間ぐらい、その期間が切れたあとの処置というものが、どうもどの災害の現地を見ても問題になっておる。この問題は、ぜひ切れたあとの生活の問題や更生の問題や、それから、そういう問題の切れたあとの一定期間どう援護していくか、こういう点を特に私はその懇談会か審議会か知りませんが、そこで検討してもらいたい。これはもう非常に重要な問題ですから、それだけをぜひ要望……

第30回国会 社会労働委員会 第5号(1958/10/23、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 僕は、長官がお帰りになるから、一言だけ聞いておきたい。  長官は先ほどからの答弁の中で、争議については直接介入しないと、だから、労使の間の問題だからまあ多少という表現であったかどうか知らないけれども、とにかく争議が解決するというところにこの問題の焦点があるのだから、できるだけこれに介入しないというお話があった。私はその立場だと思う。ところが、だんだんあとの方を聞いておると、何だかもっと強い取締りをしなければならぬというようなニュアンスの多少あるお言葉があった。それじゃ、労使が争議をやって、具体的な事例は二十九件、五十三人という送検事案があり、八十四件という工合に調査されている問……

第30回国会 社会労働委員会 第6号(1958/10/28、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今の話を聞いておると、水の方から来たということが推定されて調査されたけれども、水道からじゃない。食べ物の方の問題は科学的に、客観的にその病気になったもと等疑う必要はないのですか。
【次の発言】 僕はよくたくさん伝染していくことがわからないのでございますけれども、たとえば赤痢菌というようなものがどこから入り、だれかのいたずらによってたとえば水系から流れてくる、こういうことはまあ過去の例もあるでしょうけれども、想像されるのですか。
【次の発言】 鰯ケ島、小川新地ですか、それ以外のところも、二十六日の台風のときには水が入ったのですか。

第30回国会 社会労働委員会 第7号(1958/10/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はきょうは、日雇労働者の失業対策、具体的な対策の問題、それから日雇い労働者の生活の問題、これを中心に質疑をしたいと思うのです。  まず第一に、今度政府が日雇い労働者、職安労働者を来年度どうやっていくかという計画を立てておられるようですから、この説明をまず第一にしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 この就労日数をふやすことによって、四万というのは、どういうことですか。
【次の発言】 そうすると、実際は三十万人、対象人口は三十万人ということになるわけですか。
【次の発言】 ちょっとそこのところがわかりにくいのですけれども、昨年の二十一日就労という予算で今年の予算額を当って……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 議院運営委員会 第22号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今、先生のお話を聞いていると、若々しい、注意が足らぬ、こういう御意見というものは、違憲かどうかという論理的な見解の問題から出てくる論理だと思うのです。経験の深い先生ですから、おのおののそういうものの見方をお持ちになることは、私は先生の権威だと思いますけれども、法律的な処理を担当されている裁判官というものは、やはり国の仕組みの中で研さんを経て、国がそれを裁判官として認めて、その職をおとりになっているという立場におられるということになると、私は、その違憲かどうかということは見解の相違で、それをおっかぶせて、甲羅が足りぬとか、安月給取りだから安物はろくなことができぬ、まあ先生のお気持……

第31回国会 社会労働委員会 第3号(1958/12/18、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 そこで、私は今の年末一時金の問題は、今局長の言れるように一昨日からやっていられる、この問題は何らか努力されているのだから済むでしょう。しかし、今までの全体の問題が、今の生産にまで影響しているようなこの事態というもの、団体交渉拒否によってやられている年末一瞬金の問題は、問題が解決するとしても、全体の問題の団体交渉の拒否ということについては公労委が今やっているというのだから、公労委をして御努力をお願いしたいと思うけれども、一般的な問題、団体交渉拒否の問題について正常な形に乗せていく。それがためのおそらく公労委に対する叱咤激励が足らぬ。だから、一般問題ももっと叱咤激励して、正常な形に……

第31回国会 社会労働委員会 第5号(1958/12/22、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私ども別に御質問したいのですが、今のに関連して、今の問題から入りたいと思いますけれども、政府管掌の健康保険の補助金ですね、私は非常に信義上の問題があると思います。なぜかというと、健康保険法の改正のときに、患者には入院料、初診料をとるという一部負担をさしておいて、そうして黒字になったからといって政府の約束、一部負担をして下さい、そのかわりに政府管掌の健康保険には三十億ずつ出すのだ、こういうことを今大臣は議事録に載っているからと言われたけれども、明確にそれは発言され、明確に議事録に載っている。それをすぱっととってしまって、これほど国民に信義を裏切った問題は私はないと思います。これは……

第31回国会 社会労働委員会 第6号(1958/12/23、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 第七十五条の問題でありますけれども、「都道府県及び市町村は、国民健康保険事業に要する費用に対し、補助金を交付し、又は貸付金を貸し付けることができる。」と、こうなっておるんです。しかし、今日までの状態を見ますと、国保法の施行をしているところは、各市町村が相当な費用を負担して、たとえば診療所をこしらえるとか、施設のためには相当な負担をしてやっていると思うのです。この負担をしてやつているときの、この事業投資といいますか、そういうものに対する国の補助とか、まあ起債の問題とか、そういうのはどういう工合に取り扱っているか、ちょっとお聞きしたい。

第31回国会 社会労働委員会 第10号(1959/02/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  公共企業体等すなわちいわゆる三公社五現業及び地方公営企業につきましては、その職員が職員の組合を組織する場合において、組合の役員及び組合員の資格が法律で制限されておりますことは、すでに御承知の通りであります。すなわち、公共企業体等労働関係法第四条第三項は、公共企業体等の職員でなければ、その公共企業体等の職員の組合の組合員またはその役員となることができないものとし、また、地方公営企業労働関係法第五条第三項は、地方公営企業の職員でなければ、その地方公営企業の職員……

第31回国会 社会労働委員会 第12号(1959/03/03、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 健康保険のことですが、いいですね、一言これに関連して。
【次の発言】 政府管掌の健康保険で、最近家族が五人とか三人とかあると、二人までは入れけ、やるけれども、あとの二人はいかぬとか何とかいう、そういう制限をしているというから、厚生省、私はどうなのかと聞きたい。これは宿題にしておきますから、健康保険組合で家族の多いやつだけはれろと、保険経済の面から。こういうことがどこの法律に書いてあるかと僕は思うのだが。
【次の発言】 保険局長さん、この次でよろしいから。京都でそういうことで制限をしているという例がたくさんあるそうだ。だから、これはよく調べて今度返事をしてもらいたい。今のちょうど……

第31回国会 社会労働委員会 第13号(1959/03/05、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 労働情勢一般について、きょうは小柳君が質問いたしますので、今何ですが、三十四年度の今度の雇用計画をどう立てられるか、労働力配置をどういう工合に見ておられるか、こういう点を一つ私は節一番に質問をしたいのです。労働大臣から御意見を承わりたい。
【次の発言】 今年度の経済の伸びを五・五%に置く、財政投融資や公共事業の拡大によって、一応のメドを七十四万人程度雇用をやる、ところが実態はどうかというと、今年度の学卒の就職困難は私が申し上げるまでもないと思います。昨年からこの労働力配置の問題についてはいろいろ議論をいたして参りました。しかし、労働省は、大臣がごあいさつをされた中にも述べられて……

第31回国会 社会労働委員会 第14号(1959/03/10、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま提案理由の事務的な説明も終ったのでありますけれども、しかし、最低賃金法は、世界をながめてみましても、今日、四十九カ国が最低賃金制を、これは法律できめて実施しているというのが現状であります。そういう意味からいきまして、最低賃金制そのものをこしらえるということは、むしろおそい段階だと私たちは考えております。問題は最低賃金制をこしらえるということは、何といっても低所得労働者の生活を守る、ことに労働者の保護をして、いろいろの経済の面、その他の面にそれが繁栄の道をたどうしていくという、これは大きい意味におきまして、そういうりっぱなものを作らなければならぬと私たちは考えております。……

第31回国会 社会労働委員会 第15号(1959/03/12、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も今の説明ではどういう活動をしておられるかということがよくわからぬ。少くとも政府の補助が一千五百万円も出てそうして経理の内容がここでわれわれが聞いてもわからぬ。どういう作業をしてどういうところにどういう金を使ってということもよくわからぬ。私は援護措置をやるのだからたくさんな金が要ると思うのです。たくさんの金は堂々と要求されたらいいと思う。しかし、今のような国費を使う上において、それがこういう状態じゃ国民は納得しませんよ、ほんとうに。私もそれだけ言っておきます。もう言いませんがね。これじゃ国民は納得しません。今のような答弁を速記録で国民が見たら納得しませんよ、実際。あなたの方の……

第31回国会 社会労働委員会 第17号(1959/03/17、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 カリエスの養護の法律でございますから、私も趣旨は非常にいいと思うのですが、ただ衆議院のにありますように、結核にかかっておる児童にも拡大ということが出ておるのですけれども、小児麻痺とか精神薄弱者の問題はありましたけれども、小児麻痺はどういう手当がされておりますか、ちょっと参考までに聞かしていただきたい。
【次の発言】 国の補助、保護している基準を、また違ったときに聞いたらいいのですが、ちょっとこの法案に関連しますから、どういう工合に援護、具体的な補助というものを小児麻痺の方たちにしておられるか、ちょっと参考までに聞いておきたい。

第31回国会 社会労働委員会 第19号(1959/03/19、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して。二十六号条約の三条の(1)にいうところの概念と、今あなたのおっしゃった説明と、どういう工合に理解するのですか。
【次の発言】 その四つの法案の、これはどうせあとで審議することになりますけれども、(1)は省略しましょう、長いですから。(2)は「関係ある使用者及労働者は、当該国の法令又は規則に依り定めらるべき方法及範囲に於て、尚如何なる場合に於ても同一の員数に依り且同等の条件に於て、該制度の運用に之を参与せしむべし。」ということは、労使対等の賃金をきめるという建前をこの(2)項で貫いている。それとあなたの四つの方式というものの出発点のおもなるもの、たとえば労組法の……

第31回国会 社会労働委員会 第21号(1959/03/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今度の政府の年金法案に対して質問をいたしいと思います。  今度政府がお出しになりました年金の案を見てみますと、一つの面からいきまして、どうもわれわれは国民年金をやるのだという国民への訴えと内容を見てみますと、この年金そのものが、たとえば額におきましても、それから今後積み立てる年金の制度の中からくる最終的な額におきましても、これがほんとうに今日世界で行われている年金制度としての問題とあわせ見まするときに、非常にかけ離れていると思うのであります。で、本来、今、近代国家のコースとして各国が行わなければならぬことは、やはり一つの面では国民がみんなが楽しめる生活をしていごう、その方……

第31回国会 社会労働委員会 第22号(1959/03/26、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと今聞いておりますと、大臣は労使問題に介入しないという建前をとっておる、こうおっしゃる。このILOの八十七号条約批准の問題が積極的に出て参りましたのは二十八国会からだと言っていいと思います。それではこの二十八国会では、政府はどういう意思を国民に訴えたかというと、早くわれわれが批准せよという要求に対して、労働問題懇談会の結論に従いますということを国民に訴えているわけです。今の倉石労働大臣にかわってからでも、それは確認されていることであります。大臣一人が行政をやるんじゃなしに、大臣のもとにはいろいろとその道に堪能な行政官というのがたくさんおいでになる。だから、八十七号というも……

第31回国会 社会労働委員会 第23号(1959/03/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 今労働大臣のお話を聞いておりますと、批准はする、そして諸般の準備を急いでおる、こういうお話であります。しかし、この前のこの委員会でどういうことを言われたかというと、急いでおるということで、それじゃこの国会中にやるのかどうかということになると、できる限り努力をすると、こういうお話でございました。ところが、どうでございましょうか、次の小柳君の質疑の中で、今の結社の自由と団結権の擁護のこの大精神を認めると言いながら、全逓の問題云々ということによって批准の可否をきめるというところまで発言があったと私は記憶する。労使の問題について介入しない、正常な云々というお話が出て参りますけれども、結……

第31回国会 社会労働委員会 第24号(1959/04/01、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、ちょっと関連して申し上げるのですが、先ほど光村君も質問されたが、全逓の幹部は今解雇が正当であるか無効であるかという裁判中である、全逓の立場からすれば解雇される理由はない、そういう立場から、まだ第一審の中において係争中である、そういう状態の中であるのに、今のような憲法やその他外国の慣習、それから常識から言っても、そういう結社の自由、団結権擁護の問題について労懇の結論に従ってやるべきだという論争の中から、政府は往々法律があるのだから云々ということで問題が提起されて参りました。ところがそこに出て参りました砂川事件の今度の東京地裁の裁判の問題、第一審で明確に、憲法の九条からくる今……

第31回国会 社会労働委員会 第25号(1959/04/07、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました栄養士法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  まず第一の改正点は、現在栄養士の養成施設における養成期間の二年を三年とすることであります。これは、現在の二年間におきまして、合計二千四百時間を修習させているのでございますが、現在社会が要求している栄養士としての業務を遂行する上におきましては、なお不十分となりまして、いま少し教育を必要とするものと考えられますので、養成期間二年を三年に延長し、一般教養、栄養関係課目等を増加いたしまして、十分役立つ栄養士を養成し、もって社会の要求にこたえようとするためでございます。  第二の改……

第31回国会 社会労働委員会 第26号(1959/04/08、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は岸総理に、今度の法案に関連して、社会保障施策の基本的な問題をお尋ねしておきたいと思います。  第一に、厚生大臣、大蔵大臣とも質疑をしたのでありますけれども、今度の年金法案は非常にたくさんの問題を含んでいると思います。なぜかと申し上げますと、一般的に外国で行われている社会保障、特に年金の問題につきましては、老後の生活をやはり具体的に保障するというような形でその制度ができてきておると思います。今度の法案を見ますと、無拠出の年金が今年から行われ、拠出制度の年金が三十六年度から行われるということになっておるわけでございますけれども、元来社会保障制度というのは、大筋をいって、年金制度……

第31回国会 社会労働委員会 第27号(1959/04/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はこの中小企業退職金共済法案は、衆議院の段階でいろいろと休会になる前に審議があったわけですけれども、私はこの際政府のお考えになっていることを聞いておきたいと思います。  第一は、退職金制度というのは、今日まで行われてきた概念は、一つの点は賃金のあと払い、もう一つの点は報償的な意味が含んでいるという工合に、通念的に解釈されておったと思います。しかし、問題は、今国の年金制度そのものが完備してないから何らかの形でそこで退職金というものが、個個の民間企業その他で退職金という規定を設けて、実質的には老後の生活保障をしていくというものを中心にして退職金というものが生まれてきたと思います。……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 社会労働・商工委員会連合審査会 第1号(1956/12/03、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 先ほどの労働大臣との質疑の中で、法務大臣の答弁を得なければならない問題が残っております。法務との連合審査が、法務大臣に出ていただくというようなことを御考慮願いたいと思います。

第25回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1956/11/30、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は小川公述人に質問したいのですが、この法律が三年前に論議されたときに、あの労働者の権利を一方的に取り上げて、労使のバランスについて、経営者に対して労働組合を守るために措置をして、早急にやるべきだということが保守党の議員の中でも盛んに言われておった。ところが、今日まで提案者の政府との質疑の中でこの問題が具体的になってきておりませんが、たとえば、先ほど小川公述人があげられたように、労働協約や退職金や賃金の面で非常に力をもがれた組合として、そうしてその経営者との交渉の中で現われてきている二、三の報告を受けただけで非常に……、一つの例をとってみますと、退職金にいたしましても、あの当時……

第25回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1956/12/01、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は飯田公述人に少しお尋ねをしてみたいと思うのです。飯田さんは先ほどの公述のときにこういうことを言われた。電源開発は必要だということ、それは私も電源開発には、何としても電源開発をやることには私は賛成です。しかし、その基礎に立っておられるあとの言葉をお聞きしますと、九分割の会社によってこれをやって、大いにやってもらいたいのだということに続いて、そのあとにはどういうことが続くかというと、次には単なる会社の商品でない、公共的なものなんだだから、そういうことをあとで強調されるのを見ると、どうも九分割の会社でやるということしか、むしろあの九電力会社になるときに、国営とか国家管理的な要素に……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1957/03/25、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 清水さんに質問をしたいのです。清水先生は労災協会の会長であり、労働者災害保険の中心的な役割をしてこられたりっぱな方だと私は思うのですが、そこでお尋ねしたいのですが、今お話の中に、入院している者と入院していない者とが不公平になる、そういうことからいってもこの入院の一部負担というのは必要なんだ、むしろ永久にということを言われました。私はそういうお考えの基礎にどういうものがあるのかということをお聞かせ願いたいのであります。私は何といっても、今日の貧困や病弱というものが、個人の責任やその他で生まれているとは思わないのであります。社会が進むに応じて個人の責任じゃなしに、社会の仕組みの中か……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 法務・社会労働委員会連合審査会 第1号(1958/04/19、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、同僚議員が相当いろいろなことを質疑されましたから、できるだけ重複しない角度から、二、三聞いてみたいと思います。  今問題になっておりまする二百八条ノ二の問題は、これは労働運動に適用はしないのだと、こういうことを明確におっしゃったと思う。ただ、われわれが心配するのは、暴力行為取締法のとき、大正十五年のときにもそういうことが言われておりながら、現実の問題としては、その暴力行為取締法によって、大衆運動というものが対象として置かれておるところに、われわれの心配が一つここに出てくる。そういう角度から、今、片岡委員が相当質疑をされましたから、そのところをもう一、二点聞いておきたいので……


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 社会労働委員会国際労働条約批准等に関する小委員会 第閉会後1号(1958/08/11、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) ただいまから、国際労働条約批准等に関する小委員会を開会いたします。  本日は、国際労働条約批准等に関する調査上の参考に資するため、特に参考人の御出席を願い、御意見を拝聴することになっております。  参考人の各位には、酷暑の折柄、しかもお忙しいところ御出席いただきまして、まことにありがとうございました。本小委員会においては、目下社会労働委員会からの要請により、本問題について調査中でございますが、その参考に資するため、各位の御出席をお願いして、御意見を拝聴いたすことになりました。その具体的な事項については、あらかじめお手元に御送付申し上げておきました通りでございますが、時……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1959/03/20、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 友光さんにお尋ねしたいのですけれども、友光さんのお話を聞きますると、いろいろの統計をお示しいただきましたが、結局、賃金決定方式では業者間協定はそうよいと思わない。できれば取った方がよい、こういうお説があったのですが、あとの方では、審議会や行政官庁が賃金をきめるのに、何にもないよりか便利だから、便宜的な面からこれを使ったらいいというようなお話がありました。この案自体は理想的なものとは考えない。順次改正を求めていくべきじゃないか。固定した賃金も、停滞しているのじやなしに、どんどん上げていくという努力がなされなければならないのじゃないかと、こういうお話があったのですが、そうして最後に……

第31回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1959/04/06、4期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっとおくれて参りまして……。今社会保障のお話が出ましたけれども、社会保障の柱になるのは、老齢用語年金医療制度の問題が何といっても中心になると思うのでありますけれども、その中の年金に対する問題については、坂本君が質問しましたから私は避けますけれども、問題は、むろん社会保障の面からと賃金保障の面からと、そういう形の中で国民の生活水準というものを守っていくというか、それが経済の面では購買力というような格好、また、全体としては経済繁栄というような形になっていく、こういうものとの関係についての御意見がありましたら一つ。
【次の発言】 私は、一楽さんにお尋ねをしたいんですが、まず第一に……

第31回国会 社会労働委員会国際労働条約批准等に関する小委員会 第1号(1959/02/09、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) それでは、国際労働条約批准等に関する小委員会を開会いたしたいと思います。  国際労働条約批准等に関する小委員会の任務は、非常に多くのものを――条約、勧告、決議という工合いに、多くの検討しなければならない仕事があると思います。で、本日は皆さんの御了解をいただきまして、労働省から、宮本国際労働課長、澁谷官房長に来ていただいて、ILOそのもののおい立ち、状況、その他についてまず説明をいただいて、その後いろいろと今後の運営について議事を進めていただきたいと思うのですが、皆さん方にお諮りいたしたいと思います。よろしゅうございますか。

第31回国会 社会労働委員会国際労働条約批准等に関する小委員会 第2号(1959/03/11、4期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(藤田藤太郎君) それでは国際労働条約批准等に関する小委員会を開会いたします。  ILO条約批准等に関する関係各省の資料が提出されましたので、お手元に配付いたしました。これに対して、各省からの要点を聴取いたしたいと存じます。御説明を願います。きょうは、労働省から澁谷官房長、松永会計課長、それから運輸省か土井船員局長、厚生省から今村保険局庶務課長、外務省はまだ見えておりませんが、おっつけ見えると思います。どちらからやっていただきましょうか……。労働省からこの資料の順に基いて説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  それでは次は、運輸省の土井船員局長から……



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データ更新日:2022/12/18

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