藤田藤太郎 参議院議員
7期国会発言一覧

藤田藤太郎[参]在籍期 : 4期- 5期- 6期-| 7期|
藤田藤太郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは藤田藤太郎参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院7期)

藤田藤太郎[参]本会議発言(全期間)
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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 参議院本会議 第12号(1965/12/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま大和、横川、稲葉、久保、亀田、五委員より提出されました参議院議長重宗雄二君の不信任決議案について、提案者に質問をするものでございます。  第一問でありますが、大和提案者に質問したいのであります。  重宗議長は、私の知る限りでは、与野党を問わず、われわれのよき先輩として、まことに謹厳実直な議員として、議会政治のとりでを守るにふさわしい人であると思っておりました。事実、議長の歩んできた道は、昭和二十一年に勅選議員になられて以来、英国的デモクラシーを身につけた参議院議員として、政治生活は、何よりもこれを実証するのではないかと思います。それゆえに、こ……


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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 参議院本会議 第17号(1967/06/16、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、日本社会党を代表して、ILO条約批准に関し、政府に対し質疑を行なうものであります。  政府は、わが日本が常任理事国として参加しているILOをどう理解しているかという点であります。  ILOは、一九一九年創立以来、働く者の保護と、世界の恒久平和のために、社会正義を樹立し、大きな成果をあげてきたのであります。世界の恒久平和とは、国と国との力によるバランス平和ではなく、人数の生活を高め、また世界の労働者が保護されるところから始まるのであり、この役割りをILOが果してきたと言っても過言ではありません。一九四四年ILOのフィラデルフィアにおける宣言は、「世界のいずれかの地域における……

第55回国会 参議院本会議 第19号(1967/06/23、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました炭鉱労働者の一酸化炭素中毒症に関する特別措置法案の提案理由とその内容について説明いたします。  去る昭和三十八年十一月九日、三池炭鉱における炭じん爆発は、炭鉱合理化政策の途上に発生した悲惨な労働災害でありました。日本一の優良鉱といわれた三池三川鉱の入気口よりわずか千メートルの地点で大爆発を起こし、大量の一酸化炭素ガスを発生し、これが三川鉱の全坑内、各切り羽に侵入充満して、坑内の労働者は一瞬にして倒れ、四百五十八名の死亡者と八百名にのぼる一酸化炭素中毒患者を出すという大災害となったのであります。  また、昭和四十年二月二十二日には、三井三池に劣らない優良鉱……


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 参議院本会議 第8号(1967/08/18、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、日本社会党を代表して健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案に反対の態度を明らかにいたします。  本法律案の反対を叫んでいる国民の大多数は、「われわれには血と汗と労苦と涙のほか提供すべき何ものもない」と言っております。私は、この人たちに国民の厳粛な信託を受けて、この神聖な議場で、全力を尽くして本法案を審議し、政府がいままでの態度を改めない限り、廃案に追い込むことです、と答えてまいりました。  言うまでもなく、本法律案は、今臨時国会における唯一の中心問題であり、国政の重点がすべてここに集中されておりまして、医療保険問題がこのような地位を占めたことは、国会史上いまだか……

藤田藤太郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院7期)

藤田藤太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1965/08/12、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと一言。来年度の予算時期が近づいて、大臣にちょっと水道の水の問題が出たから尋ねておきたいと思ったんですけれども、大臣が出てないが、私は、いまのいろいろのお話がありました、東京の水資源計画のお話がありましたが、簡易水道は四分の一から四割まで条件の悪いところは補助しよう、しかし、人口が今日の合併した市町村になってくると一万以上なんですね、みんな。そうなると簡易水道の適用にはならぬ、上水道をやるわけです。これは人間の一番最初の必要物ですから、水道の問題は各市町村で非常に熱心なんです。また、やらなければならぬことなんだが、上水道に関しては一文の補助金も何にもない。これでは私は内容……

第49回国会 社会労働委員会 第2号(1965/08/05、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 大臣に新任されまして、これから厚生行政、社会保障行政を進めていただくわけでありますから、私は、社会保障を含む厚生行政というのは、いまの日本の国にとって、あらゆる面に関係して、一番重要な役所だと、こう理解をいたしております。経済がここで目ざましく成長をしたとおっしゃっているわけでありますけれども、それなら、その生産機関というものは、国民や人間の幸福のために生産を高めるのでありますから、その高めるために工場をつくって、そのつくった工場が四割も五割もとまっているということは、これは政治がさかさまだと私は思うのです。ですから、いま経済のひずみということばがよく政府から出るわけであります……

第49回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1965/09/30、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 それじゃ、ひとつ……。公務員の給与が人事院勧告できめられている、そうして地方公務員のほうも、この公務員勧告に準じて今日まできめられてきたことが慣習になってきているわけであります。昨年は六人の委員会で、内閣の中でこの問題と取り組んでおられたわけでありますが、今年は総務長官が兼ねられるので、五人委員会になった。この五人委員会で人事院勧告を公務員給与として確立する、その対策をお立てになっていると思うのであります。ですから、この五人委員会のメンバーは、労働大臣一人しか見えてないわけであります。で、私は労働大臣にお尋ねをしたいわけでありますが、その人事院勧告が、八月十三日に、本年の五月か……

第49回国会 社会労働委員会 第3号(1965/08/10、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私もちょっとおくれて参りましたが、二、三点関連して聞いておきたいと思うのです。  私は、第一に問題にしたいことは、いまちょっと予算委員会において触れたのでありますが、まず炭鉱の事故というのは、ガス爆発ばかりじゃなく、水没事故もある。保安局長、よく聞いてくださいよ。水没事故の大きな原因は何かというと、空洞の所在が明らかでない、豊州炭鉱のように、川の底一メートルのところに水が入って七十人近く死んだ。その他ハッパを入れ、ドリルを入れて穴をあけて空洞から水が入って事故が発生した、そういうことが明らかになっておるのに、空洞の地図もできないということ、どの原因で起こって、これがだれの責任だ……

第49回国会 社会労働委員会 第閉会後3号(1965/10/01、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この際、大臣に承っておきたいと私は思うわけであります。まあ今日要求された項目は、これは要求でありますから、これから大蔵省と全体の予算の間で折衝されることであろうと思うわけであります。しかし、いろいろの角度から新しいニュアンスを出して努力をされていることは、私たちとしても厚生省の努力を多とするわけであります。しかし、私は、大臣に根本的なことを一つ聞いておきたいと思うのです。これから社会保障を進めるというこの概念なんです。社会保障をどの省がそれじゃあ進めるか。私は、今日のような経済機構の中では、社会保障を非常な努力で拡大せなければいけぬのではないか、これは世界でも言われているし、た……

第49回国会 社会労働委員会 第4号(1965/08/11、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して。私は、一言関連して申し上げます。二十一条の四項の条項については、都道府県知事または政令市長が直接実施する場合には徴収しないという確認をされた。それから、その時期はやはりいろいろあるわけですから、次の国会にはこれを改正するということを明確にしておいてもらわないと、将来近いということでは私は明確にならないと思うのです。それは明確にしておいてもらいたい。

第49回国会 予算委員会 第2号(1965/08/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はまず細川大臣に質問をしたいのでございます。  佐藤総理は、池田内閣から自民党内の内閣を引き継がれたわけでありますけれども、当初池田内閣の施策、制作を踏襲してやるのだと、こういうぐあいにおっしゃったと私は記憶をいたしておるわけでございます。ところが、今日のような経済事態になり、後ほど申し上げますけれども、政府は、いま不況とは何か――不況なんだという議論がありましたが、この事態に立っても、やはり池田内閣の倍増計画、高度経済成長制作を踏襲して続けていくという点については、先ほどからの質問でいろいろおっしゃっておるのですけれども、よくわからぬわけです。だから、その池田内閣から引き継……

第49回国会 予算委員会 第3号(1965/08/10、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょう出されたこの操業度の調査というのは、これはあとのほうに出ておりますけれども、まだ十分といえないと思うのです。これはまあ引き続き資料を出していただくということにして、私は藤山長官とそれから通産大臣に御質問したいと思うのです。  きのうのお話でありますと、貿易は順調に伸びていると、こうおっしゃるわけであります。しかし、私はこれだけのたくさんの設備拡大をやって生産力をつくりながら、これくらいの操業しかしていないということになると、日本のいまの生産力からいったら、もっともっとたくさんな貿易ができるはずだと私は思うのであります。ところが、残念ながら、輸入をする条件がない。だから輸出……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 社会労働委員会 第2号(1965/10/19、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、厚生省のいままでの大臣以下の答弁を聞いておりますと、どうもちょっとそこらあたりの納得がいきにくい。結核というのは、一八七〇年ですか、に病原がわかった。それから、たとえば心臓病や血管からくる病原もある程度つかめる。ガンだけはつかめない。ガンの病理学的な研究というものをもって、私は、ガンの病原というものがどこにあるか、たとえば一カ所にできるわけじゃない。胃にもできれば肺にもできる。食道にもできる、子宮にもできる、身体のあらゆるところにガンが出てくる。だから、細胞的にしろうとに説明すると、キノコの根のようなものがその抵抗力に応じてそこから発達をしてきて、それをガンというのだとい……

第50回国会 社会労働委員会 第3号(1965/10/26、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私、今井先生にお伺いをしたいのでありまするが、ここに朝日新聞の発行した「ガンのすべて」というのが詳しくいろいろの面で解説しておられるわけであります。そこで、ガンとはいかなるものかということが、先生のお話を聞いておりましても、根本原因がまだつかめないというお話でございます。おいおい研究をしていただいているわけでありまするが、たとえばこの朝日新聞社の「ガンは遺伝するか」、「ガンのできる原因」と、こう二つに分けて解説がしてあるわけであります。そうして、その「ガンは遺伝するか」という項の中で、ガンは遺伝をせない、しかし、ガンを受け入れる体質の問題は遺伝するかもわからない、こういう書き方……

第50回国会 社会労働委員会 第5号(1965/11/02、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 吉田先生にお尋ねしたいわけでありますが、病原体と申しましょうか、病原体がまだわからないから、それが早くわかってその病原体の対策、そこからやってもらいたいという一般の意見がある、こういうことは困るとおっしゃいました。だから、そこのところをもう少し――先生の話を聞いておって、ガン細胞が発達していくというかっこう、その少しわかったものといたしましては、ガン細胞が発達していくところで食いとめることができないか、また、発達していくものを押えることができないかという、そうなってくると、できてきたものの治療――臨床の面から治療をしていただいて、早期発見その他の問題で御努力願っているわけですけ……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 社会労働委員会 第1号(1965/12/20、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、ただいま議題となりました駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を行ないます。  御承知のように、駐留軍労働者はきわめて雇用の不安定な立場におかれております。一昨年、日米共同声明によって、米国の軍事費削減戦略変更のために六千人の労働者が解雇されました。さらに本年度もキャンプ王子、横浜教育隊等の任務終了による閉鎖、並びに全国各基地においても約千五百名の人員整理が予定され、来春には所沢兵站廠を相模原に統合するため、多数の過剰人員が整理されるという緊急事態が予想されております。このような解雇の状況のなかで政府は、昨年六月の閣議において、これらの離職者に……

第51回国会 社会労働委員会 第2号(1965/12/28、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して。そのいまの自治省の考え方と労働大臣にも私はいまの点について御質問をしたい。というのは、その不利益な取り扱い、不当な処分行為を受ける、これは労組法では五条と七条で不当労働行為について明確に個人の救済、五条のただし書きでそうなっておる。公務員や地方公務員ではそういう明確なものがない。たとえば公務員法によったら、いま公平委員会に流れていく。いまのお話でその行政指導をしたいというのは、どういう法律の根拠によって個人の救済というものがどうなるのだということが議論されないと、行政指導のあいまいな形で個人の救済というものが裁判所に流れていって、裁判所の結審を得なければならぬという、……

第51回国会 社会労働委員会 第3号(1966/01/18、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この際、明確にしておきたいのであります。  一つの問題は、一昨年つくりました療術師に関する特例の運用についてでございます。この法律は非常に歴史が長うございまして、そして三年三年で刻んできたのでありまして、本来いえば、この特例の法律は廃止しようという意見が強かったのでありますけれども、しかし、長年個人として労苦をされておいでになりました昭和二十三年までの療術師、この方だけを特例法をつくって終生認めようというのがあの法律をつくった趣旨であったと私は理解をいたしております。いろいろあんま師その他の関係がありまして、特別にあんま、マッサージまたは指圧という、国家試験によって資格を……

第51回国会 社会労働委員会 第4号(1966/02/03、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連して私も一言申し上げて聞いておきたいのです。いま佐野、亀田両委員から言われたから、あまり長くは言いません。ただ、私は、十三日にあって、十五日に現地を見せてもらった。そしてロックアウトから食堂や組合事務所ははずしていると会社はおっしゃるのですけれども、その門から組合事務所に入れるような条件が門の外から見てありません。そして私は行って、ロックアウトからはずしているという場所を見せてもらいたい。警察の刑事の人も中においでになったのであります。それは見てもらいましょうということなのに、暴力団というのか、警備員というのか、ぼくは知りませんけれども、青竹を振り上げて、だれが許しても、わ……

第51回国会 社会労働委員会 第5号(1966/02/17、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 よく事情がわからぬのですけれども、港に着いている船の中でどういう油が爆発したのか。それから、その爆発した状態はどういうかっこうのものか、一人逃げたというんですが、そういうものなのか、一挙に爆発したのか、何か煙が出て逃げたのか、そこらあたりの事情。それから、何か石川島重工業何とかおっしゃったが、よく聞こえなかったんですが、その会社から下がっていって、明星工業の従業員だと、こういうわけですが、労災保険の手続はどういうぐあいになるのか。労災保険にかかっているのか、そこらのそういう下請、下請、下請というようなかっこうの――新聞に出ているのを見ると、大阪府、それから神奈川県、そこらの人夫……

第51回国会 社会労働委員会 第6号(1966/03/17、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いまの会計課長にお願いしておきたいのですが、質問はきょうはいたしませんが、失業保険の財政と会計状況を詳しくひとつ資料で出していただきたい。もう少しくだいて言いますと、ここに収入と支出とあるわけです。積み立て金がどういう運営をされているか。要するに資金運用部資金に入って、それでその金の操作は、失業保険金というのは双方から出して積み立てているわけですから、長期な複利は無理でしょうけれども、複利運営がされておると私は思うのです。だから、その複利運営から出てくる財政上の経過はどうなっているのか、今年、一つの紙にまとめて、そしてどういう内容のものにその失業保険の金を使っているか。聞くとこ……

第51回国会 社会労働委員会 第9号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、二、三の点について労働大臣の所見を伺っておきたい、こう思うわけです。  第一番の問題は、雇用、失業の問題でございます。昨年の暮れの国会、それから、八月の臨時国会を通じて、労働大臣は、予算委員会の発言を見ましても、非常に楽観的なお話がありました。私は、この春になってそんな楽観は許せないぞという意見を吐いておりましたが、先日の国内の経済情勢の報告を見ますと、雇用関係は労働省が把握されるのでありますから、三十人以上の毎勤統計のべースになってくるところだと思いますけれども、非常な角度で雇用労働者は下りカーブをたどっております。私はいつも申し上げるわけでありますけれども、雇用関係と……

第51回国会 社会労働委員会 第11号(1966/04/19、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、大臣にまずお伺いをしたいのでありますが、健康保険の問題については、昨年から非常に議論のあったところでございます。私たちが感ずることは、政府の社会保障に対する考え方自身が、どうも国民の感情とちぐはぐではないか、これが一つであります。  それから、いま社会保障の果たしている役割りというのは、単に慈善や恩恵という段階を過ぎて、経済繁栄と申しましょうか、経済の一要因として社会保障、特に所得保障の問題が中心でありますが、医療保障の問題もそうでありますが、そういうとらえ方をするようになってきたと私は思うのであります。そういう観点からまいりますと、一番最初出された健康保険法改正に対する……

第51回国会 社会労働委員会 第14号(1966/05/10、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連して一言。いま国保財政の健全化というお話が出たから聞いておきたいのですが、私は、地方の国保の保険料が四十年度で六割も値上がりをした、そしてその六割も値上げしなければならぬ根拠、そしてなぜこんなにやらなくちゃならぬのだという疑問点は厚生省に出てこなかったか。単に値上げして健全化、要するに保険者、被保険者に負担をさせての健全化、これは一番やさしい行政だと私は思う。しかし、二年間に六割も値上げをさせておいて健全化というようなことは、私は言えた義理じゃないと思う。物価の値上がりで困っていますよ、国民は。しかし、国保の保険料だけで六割も二年間で値上げをするという、こんなことを……

第51回国会 社会労働委員会 第15号(1966/05/12、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、通産省の方にちょっと質問を、この際、小柳委員からお話のありましたのに関連して、一言尋ねておきたいと思うのです。  セメントの需要というのは、問題は需要と供給ですから、操業の問題に関係してくる。これが唯一の赤字になり、そうして今度のような争議になってきている。その根本は、私は設備投資の行き過ぎだと思うのです。四十年の十月現在で、セメントは五十何%ぐらいしか操業していない。値段を持ち直したとあっさりおっしゃるけれども、これは不況カルテルで価格維持しているから値段が維持されている。そしてそのものを中心にして経営を立て直していこう。だから、そこへ大きいひもをつけて、抵抗のない労働……

第51回国会 社会労働委員会 第16号(1966/05/26、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、小野田セメントの首切り問題について、この前の委員会に引き続いて質問をしたいと思います。  一番最初に、この前ここで論議をいたしましたし、その争議は相当経過を経ておりますから、この前の委員会以後、小野田の労使間争議の問題はどう動いているか、これは労働省からひとつ承りたい、こう思います。
【次の発言】 この争議の要因、要するにこの争議が会社経営上の問題になって、そして首切りの問題まで発展をしたわけでありますが、私は、このような経済全体からして経営の失敗をしたものは労働者の犠牲によって処理をする、こういう傾向というものは私は許せないことだと思うのであります。で、最近における繊維……

第51回国会 社会労働委員会 第17号(1966/05/31、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、この委員会で医療行政の問題、社会保障の柱としての医療保障の問題が、非常にいろいろの角度から、法律もたくさん出ておりますし、議論されているわけでありますけれども、薬の問題というのがどうも国民の納得がいくように動いていないように思うわけでございます。で、一昨日の放送討論会といいますか、聞いておりますと、国民の一人一人が、いまの薬、それから薬価、これについて非常な疑問を持っている。ことに私はあのテレビを見ましてそういう感じを受けました。それは何が原因をしておるかといえば、医療制度というのは保険制度で、その技術をやる医者の立場、それから、保険に加入しておる被保険者は、やはりその制……

第51回国会 社会労働委員会 第18号(1966/06/02、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 林野庁長官お見えになっておりますか。林野庁の季節労働の問題については、参議院の社会労働委員会でもいままでに何回もみんな検討してきた問題でございます。今日まで林野庁長官といたされてもいろいろと努力をされて、何とか常用雇用の方向にしたいというぐあいの発言があったと私は記憶するものでございます。ところが、この問題がいまだに十分に実現をされていないという感じでございます。この出かせぎ問題と関係をして、そして失業保険、これは農林省が保険料を出されるのでありますけれども、六カ月、八カ月の間国家事業に従事し、身分は国家公務員である労働者をこういう形でやっておっていいのかどうか。問題は、冬季に……

第51回国会 社会労働委員会 第19号(1966/06/07、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 それじゃ、ちょっと時間がありますので、私は医務局長にお尋ねをしたい。看護婦不足がいま問題なんですけれども、正看護婦と准看護婦の資格、それから作業内容の区別はどうなっておるのかということをお聞きしたい。
【次の発言】 看護婦の補助的地位にあるのが准看護婦だ、こうおっしゃる。そうすると、婦、私は正看護婦と呼んでいるわけですが、看護婦さんが一つの病院で三十人なら三十人、四十人なら四十人、正看護婦だけがおるところと、それから、正看護婦が一人で、准看が三十人、四十人おるというようなことで、いわゆる作業任務というものはそれでいいのですか。看護婦一人に対して准看護婦何人というような規定はない……

第51回国会 社会労働委員会 第20号(1966/06/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっとお尋ね申し上げておきたいと思うのです。現在で一症度から五症度までの人が二百三十六人、リハビリテーション、それから一般通院、職場復帰と、八百八名の人が出てきておるわけでありますが、私も入院治療されている方々を児舞いにずっと参りましたが、労働災害が起きて、そして災害の問題についてはあまり深くここで触ればいたしませんけれども、会社といたしましても、あのようにどうも精神、神経が麻痺してしまって、そして加療されている。家族の人がみなついていかなければ、患者を見守ってやらなければ何をやるかわからぬというような状態、だんだん少しずつはよくなって退院、そして現職に復帰された人があるわけ……

第51回国会 社会労働委員会 第21号(1966/06/21、7期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  児童扶養手当法の一部を改正する法律案を議題といたします。  前回に引き続き、本案に対する質疑を行ないます。御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本案に対する質疑は、本日はこの程度にとどめておきます。午後は一時三十分から再開をいたします。  暫時休憩をいたします。    午後零時三十一分休憩
【次の発言】 私も一つ二つお伺いをしておきたいと思うのですが、重度精神薄弱児扶養手当が一人に月千円、今度上がって千四百円、そして他の関係について聞いておきたいのですが、重度精神薄弱児の手当法で……

第51回国会 社会労働委員会 第22号(1966/06/23、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 林野庁長官がお見えになっていることと思いますが、六月の二日に、国有林労働者、または営林、それから林野事業の今後のあり方について御質問を申し上げした。その内容とするところは、六カ月から九カ月の間における季節労働者三万三千人、これは一般民間労働者における失業保険との関係にあって、そして六カ月から九カ月まで働いた人はそのまま失業保険をもらう。あとで農林省が補給するわけでありますけれども、そういう不完全な雇用状態が続いて、国の施策としても労働行政としても、また、そこで働いている労働者の皆さんについても、こんな不安定な状態というものは、国家事業としては一日も早く解消しなければならぬ。です……

第51回国会 社会労働委員会 第23号(1966/06/25、7期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  内閣提出の戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案、及び、戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法案を議題といたします。  まず、政府から両案に対する提案理由の説明を聴取いたします。鈴木厚生大臣。
【次の発言】 次に、両案に対する衆議院における修正点について、修正案提出者、衆議院議員小沢辰男君より説明を聴取いたします。衆議院議員小沢辰男君。
【次の発言】 ありがとうございました。  続けてやってください。
【次の発言】 ありがとうございました。  右両案に対する審査は、一応この程度にとどめておきます。

第51回国会 社会労働委員会 第24号(1966/06/27、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連。それは、あなた、答弁が不親切だとぼくは思うのです。大橋さんの質問されていることは、四十兆も資金が積み立てられる。毎年度の貸し出しだけは資金運用部で財政投融資でやっているけれども、全体の華金は五分五厘なら五分充填で複利計算して保険財政をやっているわけなんだけれども、そういうものをどういう方向で、その全体の資金を一年ごとじゃなしに、全体の資金を計画的に使っていくかということを明確にしなさいというのか質問ですよ。それをよくわかりませんというようなことじゃどうにもならぬし、この際、私はもう一つ質問をしておきたいけれども、厚生年金や国民年金の積み立て金だけは大蔵省がやってい……

第51回国会 予算委員会 第3号(1965/12/26、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私はいまの人事院の果たす機能について、いかにあるべきかという問題について総理と労働大臣に質問をしたいと思うのであります。一九一九年にILOができて、そうして一九三八年に脱退して、そうして改めて五一年に加盟した。日本は今日常任理事国としてこのILO十二カ国の中の一つの柱となっている。ILOがいつも唱えているように、労働者を保護する。そうしてもっと極端な言い方をすれば、労働を通じて生産が上がって人類の幸福に達する。先日批准された結社の自由、団結権の擁護の条約もその一つであります。団体交渉を守る九十八号条約も労使間の問題の一つであります。問題は、世界のあらゆるところの貧乏が世界……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1966/08/29、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、労働大臣に所見を承りたいと思うのであります。大臣は就任早々でありますから、これから、いまごあいさつがありましたように、いろいろの面で勉強して人間尊重の労働政策を立てると、こうおっしゃったわけでありますから、これはひとつ大いに期待をしてみたいと思います。  そこで、私は、いま来年度の予算の編成の準備段階だと思うわけであります。ですから、この予算の主目標をどこに置いて予算折衝をおやりになっているか、このことについては少し関係者からお聞かせをいただきたいと私は思うわけであります。何といっても、いま大臣のあいさつにありましたように、労働力が不足しているというお話でございましたが、……

第52回国会 社会労働委員会 第2号(1966/07/26、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 来年度の予算の準備の段階に入っていると思うわけでありますが、本国会で十分に一般行政について議論がされておりませんし、また、あったとしても、来年度の問題について一、二見解を伺いたいし、努力をしていただきたい、この点について御質問申し上げたいと思います。  一つは、施設職員の給与の問題であります。これはいままで努力をしていただいたのでありますけれども、いまだ三〇%という――さきに灘尾大臣のときに本会議で、公務員給与と同じにするということを約束になっているのでありますけれども、これがおくれている。これはひとつ来年度の予算でぜひ厚生省が努力をしていただきたいということが第一点であります……

第52回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1966/10/14、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いま私は、看護婦不足の問題を通じて名古屋の看護婦養成所の問題が出てきておるわけで、これはもう大臣、医務局長もこれは御存じだと思うのであります。引き受けるという条件のもとに養成所の認可をしておいて、いまになってからいまのようなかっこうで当事者同士云々というようなことではないのです。いま自由診療というのはないので、いずれかの健保に入って、皆保険体制なんですね。だから都道府県に、委託行政であっても、そのしん柱になる医療行政というものはやっぱり厚生大臣が指導しておやりになる。三万何千も看護婦が足らぬとここでおっしゃっているのです、医務局長自身が。それで、趣旨はそういう意味で認可をされた……

第52回国会 社会労働委員会 第閉会後3号(1966/10/24、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、いま水俣病と称される被害が各所に出ておると思うのです。水俣病は一応対策が立ったといわれておるけれども、現地の事情は全部が解消したという事情にないと私は聞いておりますから、厚生省、通産省でこれはぜひそのあとを調べていただきたいということをお願いしたいと思う。  もう一つは、倉敷の水島新産都市の三菱のコンビナートと記憶しますが、会社へ行って説明を受けると、公式上は公害を受けないような説明をされるのでありますけれども、実際には沿岸の魚が全部死んで、漁村が困る、補償せい、しないということですったもんだの末に千五百万円補償したとかなんとかいうことになっておるわけでありますけれども、……

第52回国会 社会労働委員会 第閉会後4号(1966/11/08、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私もひとつ、まあ質問というよりか、いまのお話にあった会員が保険協会は千名だ、あなたは数十名だと、私はそこにも問題があると思います、同じ名古屋にお住みになっておる方々ですから。先ほどの話の中に、会長は代議員会の決定手続だと、こうおっしゃいましたけれども、代議員会の議事録をいまだに代議員であり、会員である人に配付してないというお話がありました。私はこれをここで洗ってどうこうということをしたくないのですが、なぜそんな不信感が出てくるのか、私はそこだと思うのです。保険医協会は、私の理解していることでは、昭和三十六年から皆保険になりました。しかし、国民の保険行政、医療、生命を守るために保……

第52回国会 社会労働委員会 第閉会後5号(1966/11/16、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。いまの高山さんの議論は私は非常に大事だと思う。だから日本の産業は大なり小なり、片や公正取引委員会の独占行為禁止というたてまえがある、過剰設備の上に操短をやる、通産省は産業調整ということをやる、結局価格カルテルになっていく。いまの繊維の話を聞くと、だいぶ様相が違いますけれども、あらゆる産業がそういうことになって、そうして結局いまの設備合理化によるこの二つを寄せたものが生産力拡大になっていくというのが通産省の方針です。だから、その生産だけを頭に入れて、そこで働いている労働者のことというものがあらゆる産業で一切忘れられているというのが今日の事態だと私は思う。ですから、私はここで……

第52回国会 社会労働委員会 第閉会後6号(1966/11/25、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は平田先生にお尋ねをしたいのでございます。いま勝木先生のおいでになるときにやればよかったのですけれども、専門的に御研究をしていただいて、専門的に治療をしていただいて今日までいろいろのデータまでつくっていただいて、今後の動向について御努力をしていただいているわけで、私はほんとうに心から感謝をいたしたいと存じます。  そこで、私たちは、厚生行政、リハビリテーション、あらゆる人間をどう守っていくか、保健の問題、病気になったときの問題、こういうぐあいに災害を受けた人の治癒、完全に治療していくための皆さん方によっての努力の問題がしていただいているわけでございまするが、この一酸化炭素中毒……


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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 社会労働委員会 第2号(1967/03/23、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、いま国民に一番不安を与えている豚コレラといいますか――の問題について質問をしたいと思うのです。  私は、日本の今日の薬事法からいっても、食品衛生法からまいりましても、今度国民が騒いでいる、または不安のどん底におとしいれられている問題を厚生省や農林省がいままで何の処置もしてなかったというところに第一の問題があると思うわけでございます。国民の側からいったら、豚肉にいたしましても、その他の獣肉は、国の定めたと殺所を通じて食肉としてお店に販売される。で、衛生的にも完全に整備されたものを買って生活をしているというぐあいに思っておったと思うのであります。ところが、今度のかような血清豚……

第55回国会 社会労働委員会 第3号(1967/04/17、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 厚生大臣に、私は、大臣としての基本的なお考えをお聞きしたいと、こう思うのです。いま所信の表明の中で、総合的な体系整備をやる、それから、「社会経済の発展に即応し、立ちおくれることのないような施策の拡充に格段の努力を払う」というお話がございました。私は、まあ非常にけっこうなお話だと思うわけでございます。ただ、しかし、予算に出てきているものと日本の経済体制との関係について厚生大臣はどうお考えになっているか。今日の経済は、倍増計画、中期経済計画、新しい経済計画というぐあいに、国民には三段階で政府は経済計画を発表されております。しかし、今日は、機械化生産によって、生産力が昭和三十六年を基……

第55回国会 社会労働委員会 第4号(1967/04/18、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 きょうは関係者が見えておりますか、三公社五現業は。
【次の発言】 まず、第一に、大臣がお見えになっておりませんから、いずれ大臣がお見えになったら大臣に質問したいと思いますが、大臣にかわって労働省から、今日の春の賃上げ状況はどうなっているか、御説明を願いたい。
【次の発言】 今度の問題についての考え方は大臣から承りたいと思う。ただ、私は、きょう三公社五現業の皆さんに御苦労願ったわけでありますけれども、私たちの労働法体系というのは、賃金、労働条件は労使対等でそれをきめる。本来から言えば、賃金、労働条件というのは、その事業、また、職場で働いている労使の中できめられることが、これは日本……

第55回国会 社会労働委員会 第5号(1967/05/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、おもに児童保育の問題について、今年度予算の関係でお尋ねしておきたいと思うのです。大臣はきょうはお見えになっていないですから、政務次官に一言だけ私はお尋ねしておきたい。といいますのは、予算書というものがこうして出されております。見てくださいよ。予算書が出されて、予算説明をひもといてみると、具体的にそれじゃこのことの内容はどうなっている、どういうぐあいにやっていくのだということが、私はこの予算書だけではなかなかわからぬ。厚生省はこういう冊子で出すときにこの程度だというなら、追っかけて専門的な説明書を各委員に出してもらう。専門的な説明書――今度の予算でどういうぐあいに推進してい……

第55回国会 社会労働委員会 第6号(1967/05/11、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は井上さんに一言だけ聞きたいんですが、八千二百五十五億の収入見込みで、八%見込みですかの計画を立てた。そして項目的に計画予算が立てられた。平生の年は五、六%だから、この八%の計画を立てるのになかなかむずかしい、それだから工事やなんか分けて財源がなかなか稔出されない、見込みがつかないからいまのところはできない。それじゃあ予算を立てるというのは、国鉄当局はほうっといて予算が立ったんでしょうか、これが一つ第一に聞きたい点です。それから、物価がこれだけ上昇して業績があがっているのに、それでは労働者の、働いている人の労働再生産ということの面から見ても、労働者の生活維持というものを考えな……

第55回国会 社会労働委員会 第7号(1967/05/16、7期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  社会保障制度に関する調査を議題とし、質疑を行ないます。御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 厚生大臣いいですか、根本の考え方について質問があったように思うのでありますが。
【次の発言】 ちょっと私からいまの質問者の気持ちを申し上げたいと思います。  昭和三十九年に、参議院は、全会一致で援護措置をしなさいという院の決議をしているわけですね。それが二月ですから、もう三年半もたつわけです。そこで、いま大臣のおっしゃったことをずっと私聞いておりまして、あなたは、原爆でいま医療を受けておる人は病気だから、病気の手当……

第55回国会 社会労働委員会 第8号(1967/05/18、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は大臣に質問を一、二しておきたいと思うのです。予算委員会がありますから、そちらへ行ってもらうことになると思いますが、私は、あとの具体的なことは次官以下の方に御質問申し上げますが、いまの雇用促進事業団法の一部改正の中に身体障害者の問題が少し頭を出してきております。私は、このことはこれといたしまして、身体障害者というのが、戦傷病者以外に、普通の身体障害者が百万から、子供を入れて百十万ぐらいいる。その身体障害者の援護措置というのが、これは労働省ばかりではありませんが、厚生省との関係においても非常におくれておる。そこで、厚生省は厚生省の福祉関係の措置リバビリテーションの措置が進んでい……

第55回国会 社会労働委員会 第9号(1967/05/23、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連で。それは単にあれですか、ここの食品衛生法の二十五条に、五十名以内の委員を置いて、そうして調査会に委員の互選により委員長を置く、それから、場合によっては臨時委員を置くという、こういうことで、いつも厚生省の中に調査会のメンバーは定着しているんでしょう。事が起きたときだけに選ぶ委員じゃないんでしょう。委員長まで置くと調査会の法律にはきちっと書いてあるんだから、事件が起きて、報告するときだけ委員の名前を発表するんじゃなしに、その食品衛生調査会のメンバーというのは固定されて、特別な案件の場合に臨時委員をつけ加えるという運営でしょう。そんなことはここで議論することなしに、委員はこれだ……

第55回国会 社会労働委員会 第12号(1967/06/06、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は聞いていまして、大臣に聞いてもらいたいのだが、どうもちょっと疑問に思ってきたのは、国立病院というものは将来発展さしていこうとしておられるのか縮小していこうとしておられるのか、そこらあたりがちょっとわからない。たとえば負債がいま聞いていると百四十億とかある。私が聞いているのは二百何ぼもあるというようなお話を聞いているのですが、いま医務局長の言われたのが事実としたら百四十億、ことしを含めて。それじゃ国立で国民の保健を守り、疾病をなおすという、この目的で国立病院というものが、むしろあなた言われたように、その基幹、センター、健康保険の総合病院がセンター的役割りを持って、地域の基幹的……

第55回国会 社会労働委員会 第13号(1967/06/08、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 社会労働委員会において、特に労働問題に関しましては、一九一九年にできたILO、日本は今日常任理事国でありますが、ILOには百十幾つという条約が結ばれて、特に常任理事国である加盟国が率先して批准し、その条約を実現していくというたてまえで成り立っているのがILOだと、私はそう思いますので、このILO問題について今日までしばらく問題を明らかにしなかったので、この国会ではILO問題と日本の労使関係、労働保護問題を明らかにしていかなければならぬ、こう思っているわけですが、きょうは大臣がお忙しいようでありますので、この次の労働関係の委員会から具体的に質問や議論をしたい、こう思うわけでありま……

第55回国会 社会労働委員会 第14号(1967/06/13、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっとどうもいまの話は私はわかりにくいのですがね。厚生行政の中で、厚生年金に金があるというのはどういうことなんです。国有財産をつくるのに、厚生年金の積み立てばあります。しかし、それは二割五分できちっとして、そしてあとは資金部の運用資金に入れ、もっと還元融資をせよといっているのにしない。ことしは年間五千億以上積み立てられて、そしてその二割五分だけは福祉融資にするということで資金部で統轄をしているのでしょう。それは積み立てするという一つの人格に対する融資で、社会に対する還元融資によって福祉行政を進めようということなんでしょう。それを厚生年金だから金がある、国立病院じゃから金がない……

第55回国会 社会労働委員会 第16号(1967/06/20、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私はどうもしろうとでよくわからないのですけれども、いま大橋さんの質問を聞いて、御家族の皆さんのお話を聞いていると、私はちょうど昭和三十五年、六年、七年当時のポリオの問題と同じような感じを受けるわけです。それで、この病気はいつじぶんから始まってきたのか、それから、各国でこの病気対策をどうやってきているのか、そういったところを私はちょっと聞かしてもらいたい。私はあの当時のことを思い起こすのでありますけれども、その対策がないではないというかっこうでソークワクチンが出てきた。それからセービンに移っていくのでありますけれども、結局その米英が共同研究した薬があるのだと、最後にはなって、ここ……

第55回国会 社会労働委員会 第17号(1967/06/22、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この事業団の事業内容について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 せっかくもらったんですが、これはいま有馬局長が題目だけおっしゃったわけですが、この資料の順にもうちょっと詳しゅうやってもらえぬでしょうか。
【次の発言】 お尋ねしたいのですが、今度の法改正については、非常に簡単な問題なんであります。これは法律はこれだけじゃということをおっしゃると思うのですが、問題は、雇用促進という大前提のもとにこの事業団が成り立っているわけであります。ですから、そのいまの雇用促進のいろいろの手当て、方策というものは、大きく言えば国の経済政策にあります。雇用促進事業団はいまのような体系の中で……

第55回国会 社会労働委員会 第18号(1967/06/27、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は大臣に申し上げておきたいと思うのですが、一つは職員の給与の問題です。で、私の推察によると、いま公務員との差が三〇%くらいあると推察をしておる。これは昭和三十六年に灘尾大臣のときに本会議で公務員並みにするという誓約があるわけです。当時甲、乙、丙とあったのを、丙をなくして甲、乙にした。そして五回ほど特別なアップをした。しかし、特別なアップの最後の段階で、いま施設職員の給与について質疑がありましたが、あの国会の本会議で約束したことは少し最近緩慢になっているのではないか、私はそう思います。ですから、柳岡委員の、三割もやめていくというのもそこが根本の原因だろうと、こう思うのです。これ……

第55回国会 社会労働委員会 第19号(1967/06/29、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ただいま議題となりました炭鉱労働者の一酸化炭素中毒症に関する特別措置法案の提案理由と、その内容について説明いたします。  去る昭和三十八年十一月九日、三池炭鉱における炭じん爆発は炭鉱合理化政策の途上に発生した悲惨な労働災害でありました。日本一の優良鉱といわれた三池三川坑の入気口よりわずか千メートルの地点で大爆発を起こし、大量の一酸化炭素ガスを発生し、これが三川坑の全坑内、各切り羽に侵入充満して、坑内の労働者は一瞬にして倒れ、四百五十八名の犠牲者と八百名にのぼる一酸化炭素中毒患者を出すという大災害となったのであります。  また、昭和四十年二月二十二日には、三井三池に劣らない優良鉱……

第55回国会 社会労働委員会 第21号(1967/07/06、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、まず第一に、ガス爆発による犠牲者というのは、非常に多大な、たくさんな人がお気の毒な状態に置かれているわけであります。皆さん御承知だと思いますけれども、三十八年には三池三川鉱で四百五十八人の死亡者、八百名にのぼる一酸化炭素中毒者。これが四十年には北海道の夕張鉱において六十一名の死亡者、二十名の中毒患者。それから、四月九日には伊王島で三十名の死亡で、十四名の重軽傷。六月一日に山野炭鉱で二百三十七名の死亡者があって、二十名の中毒者。四十一年には住友本別で十六名の死亡者に、五名の重傷者が出ている。私らから考えたら、こういうガス爆発というのは規定があって、何%以上あれば作業を停止し……

第55回国会 社会労働委員会 第22号(1967/07/11、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 この援護処置は非常に多岐にわたって戦争のあと始末を、それだけというわけにはいかぬでしょうけれども、大体そのものを中心にして援護処置というものが行なわれてきておる。厚生省が中心になってむしろ行なわれてきた。最近、この援護処置が始まってから、やはりいままで援護処置の行なわれてなかったいろいろの問題がまだ皆さんで思い出しながら、周囲の生活を見ながら、何とかあの方も漏れておるからしてあげなければならぬというようなことは、厚生省も一般国民も気をつけてきているところだと思うのです。これはおのずから時代に沿って援護をする限度というものが生まれてきながら処理されてきた、私はそう思っている。とこ……

第55回国会 社会労働委員会 第24号(1967/07/19、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、自民、社会、公明、民社各派の共同提案にかかる炭鉱災害による一酸化炭素中毒症に関する特別措置法案に対する修正案の趣旨を御説明申し上げます。  修正点の第一は、使用者に対し一酸化炭素中毒症にかかった被災労働者の労働条件について、一酸化炭素中毒にかかったことを理由にして一切差別的な取り扱いをしてはならない旨を義務づけることとしたことであります。  第二は、使用者に対し、専門の医師の健康診断の結果に基づき、被災労働者の被害防止または健康保持のため、必要があるときは、労働者の実情を考慮して、就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮等の処置を講ずるべき旨を義務づけることとしたことで……


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1967/09/07、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、総務長官に、関連して一言。  労働大臣にも御見解を承りたいと思うのですが、いま国家公務員は、国民に対する、主権在民国家の奉仕者である、このことを強調されました。しかし、行政国家権力の執行者である。いまの佐藤内閣のきめた行政上の執行権を執行をする役割りにあるわけですね。そうしてその公務員が、いま小柳委員の質疑の中にありましたが、その使用者というか、むしろ国家権力執行の補助者としての公務員というものは、私は国家形成の中における一番重要な位置にある。あわせて、それが国家機構の中における奉仕者としての任務を持っておる。新しい民主国家、民主社会を実現するための公務員の役割りというも……

第56回国会 社会労働委員会 第2号(1967/08/08、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、今度の健保改正案について、非常にたくさんな問題を国民生活の中に持っているわけでございます。まず、私が第一に聞きたいのは、日本の社会保障制度をどう進めていこうと政府はしておいでになるのかということでございます。私が経企庁長官も来ていただいたのはこのことなんであります。いろいろと具体的にあとからお聞きしますが、まず、日本の社会保障というのは、日本経済の発展のためにも、外国との貿易のためにも、それから、また、主権在民の国家体系においても、富の再配分、主権者が第一に守られるという立場を非常に含んだものでなくてはならないと私は思っているわけでありますが、経企庁長官と厚生大臣は、この……

第56回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1967/10/05、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 給与関係の七大臣、いま三人お見えになっていますが、関係省の方はお見えになっているんでしょうか。――それじゃ、給与担当大臣の総務長官にお尋ねをいたしますが、人事院勧告が八月に出て、そして五月からの実施というものを人事院が勧告をされているわけであります。われわれは、先月は七日の日に委員会を開きまして、小柳委員から、完全に誠意を込めて実施すべきだということをここで質疑をされました。ところが、十月に入った今日まで、国家公務員、地方公務員の給与の問題についてまだ明らかになっていない。これは非常に重大な問題だと私は思っております。民間の給与を参考にしてきめるということで人事院並びにこのスケ……

第56回国会 社会労働委員会 第3号(1967/08/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、昨日基本的問題の質疑をいたしました。その最後に申し上げましたことは、厚生省、厚生大臣として、社会保障制度審議会の答申や、それから、また、昨年総理大臣以下が制度審議会と懇談をして、四十二年度の予算は一兆円に上げてもらいたい、そうでなければ十年前の先進国の社会保障制度にはとてもならぬ、こういうことを申し入れたのに対して、厚生大臣の言を聞けば、保険の赤字には一生懸命やっておったのだと。まあ正直な答えか知りませんけれども、これだけではどうにもならぬじゃないか、どう答えてくれるかということが一つでありました。  それから、二番目の問題は、昭和三十二年の健保法改正のときに約束された年……

第56回国会 社会労働委員会 第閉会後3号(1967/11/10、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 第二班は、藤田、植木両理事が、十月二十六日から三日間にわたって、兵庫県及び大阪府を視察いたしました。  今回の視察においては、両府県のそれぞれに特有な事情を調査することにつとめました。  まず、兵庫県においては、神戸港を擁して、年間三千件をこえる港湾労働災害件数がここ数年横ばい状態を続けており、さらに山陽新幹線建設工事の本格化を控えているため、関係行政当局は労働災害防止対策に腐心しておりました。  次に、大阪府が直面している問題としては、万国博覧会の会場建設事業があり、約四万人の労働者を府外から導入する必要に迫られております。さらに、大阪府特有の愛隣地区すなわち旧釜ケ崎地区の対……

第56回国会 社会労働委員会 第4号(1967/08/11、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いまの大蔵大臣の話を聞いていると、どうも私は意外に思いましたね。また、この委員会は、きょうは三日目なんですが、あなたここにおいでになったら、ここでどういうことが問題になったかぐらいのことはちゃんと事前に聞いてくるべきじゃないですか。ぱっと飛び込んできて好きかってなことをいまおっしゃった。そうじゃありませんか、あなた。たとえば社会保障制度審議会のこと、三十七年の勧告と、去年大蔵大臣、総理大臣が出席した四十一年度の勧告は、なるほど低所得者、それから順番にやりなさいという社会保障の問題を提起しました。七千何百億も負担しているから云々というようなことじゃなしに、ことしの予算を一兆円にし……

第56回国会 社会労働委員会 第6号(1967/08/15、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 いまの小柳君との間の関係のものは資料で出してください。
【次の発言】 いまの七十条ノ三が、昭和三十二年のときに、中小企業を主体にした政府管掌保険ということでできた。そのときの政府の約束は何であったかといえば、赤字が出ても困らないように毎年三十億ずつ積み立てて、大蔵大臣も厚生大臣も、社会保障確立のために、医療保障確立のためにこれを続けていくという確約をされてこの法律ができた。あなたの話もそれに似たような話をするのでありますけれども、それが十億になったり五億になったりして今日まで来ておるわけです。それは少し話が合わぬじゃないですか。法律を入れた趣旨はおっしゃるとおり、趣旨はそのとお……

第56回国会 社会労働委員会 第7号(1967/08/16、7期、日本社会党)【議会役職】

○理事(藤田藤太郎君) ありがとうございました。
【次の発言】 次に、加藤参考人にお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次に、桑原参考人にお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次に、松本参考人にお願いをいたします。
【次の発言】 どうも参考人の皆さん、ありがとうございました。  以上で参考人各位の御意見の開陳を終わります。  それでは、これより参考人に対する質疑に入ります。質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 委員長として申し上げます。  この委員会は、委員長理事打合会において発言順序をきめ、そうして円満に……


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第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第2号(1967/12/15、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 参考人の皆さん御苦労さんでございます。せっかくいろいろな角度から御研さんをいただいているわけですが、私ちょっと二、三お聞きしておきたいと思います。  小林先生のお話の中に、それから萩野先生の中にも出てきたわけですが、カドミウム、亜鉛、鉛が入っている、水の中に。そういうものがどろ土の中にあって、一緒に流れている。いま摘出されているのはカドミウムでありますけれども、これが人体に及ぼす影響、いまのイタイイタイ病に及ぼす影響というものを御研究なさっておったら、時間がありませんから書類でひとつお知らせをいただきたい、こう思うわけであります。  それから、この種の公害というものは、いま萩野……

第57回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第3号(1967/12/22、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 関連。私は話を聞いておって、公害基本法というものはどういう趣旨でできたのかということがだんだんわからなくなってきておる。局長は、どこが原因でこの大牟田川の公害が起きている、根元はわかっていますと、こうおっしゃる。当然、法律できめているように、対策をしなければならぬわけです。しかし、公害基本法で公害対策会議、それも総理大臣を長として各閣僚の会議が行なわれ、それを中心にいろいろの対策を立てるという、今日の日本において必要な限界において公害基本法というものができた。私は内容についてはもっと注文がありますけれども、それはおきましょう。そういう事実問題がわかっておるのに、なぜそれができな……

第57回国会 社会労働委員会 第2号(1967/12/12、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと一言……。私は、保育所の問題は、この前、相当長い時間をかけて保育所の整備の問題を申し上げたんです。ただ、この予算要求書にも出ているわけだけれども、「保育所施設整備費補助金」という中で、二分の一の補助をするということにして、新設四百カ所、増築五十カ所、改築五十カ所ということになっているわけです。それで、九十人以上は百万円、九十人以下は七十万円と。全く看板に偽りあり。いま、義務教育が大体中学までやれるようになって、幼稚園とそれから保育所の統合というか整理というか、そういうものをやらなけりゃならぬ重大課題がある。保育所のあとの運営維持費の問題についてはお考えになっておるようだ……

第57回国会 社会労働委員会 第3号(1967/12/14、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、本日、福島交通の事態について問題を明らかにしたい、そして、いま不正常な状態にあるのを正常な形にみんなでしなければならないのではないか、こういう立場から運輸省と労働省に質問をしたいのであります。  運輸省は、直接の業務の監督官庁の立場から、福島交通に対してはいろいろの角度からタッチしておいでになったと思うのでありますから、前段はひとつ運輸省から……。  十一月の十二日、公益事業である県民の足を守っている福島交通が、休業をする、そうして全員解雇して会社を解散すると。公益事業たるバス事業、鉄道事業が、そんなことができるのか。しかし、どたんばまでその問題でもみ抜いた。最後は、十二……

第57回国会 社会労働委員会 第4号(1967/12/19、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 若松さん、結核予防の処理費というのは、できてから何年になりますか。菌を口から出したりするものを市町村との関係で処理をしよう。あの当初、結核菌というものは遺伝でない、そうして処置をしたら日本の国民の中から結核をなくすることができるという、非常に大きな構想で結核予防法というものを前進させたものだと思うんですね。それで、いろいろの角度から結核の撲滅のために努力をされてきている。されてきていると思いますけれども、まだ結核は依然として――あの当時の構想では、一年目は六百億要ったら、次の年は三百億で事済むんだ、あとは百五十億というぐあいに、むしろ生産的な処置だから、大蔵省も賛成をして、やろ……

第57回国会 社会労働委員会 第5号(1967/12/21、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 参考人の平子先生にちょっとお尋ねをしたいと思います。  一番あとからですが、二十日の日に、きのうです、力徳副委員長と会社は地労委の会長のあっせんで会うということであったのでありますけれども、どうもそれも実現しなかったといろぐあいに受け取っていいんですか。
【次の発言】 そこで、懲罰委員会のところでも一つ聞きたいのですが、初め、懲罰委員会をやって結論を出したけれども、社長が反対をして今度出てきた。このときには強行採決には組合は従わないということであったのでありますけれども、それでよろしいということで進んできて、懲罰委員会できめたが組合は従わぬといって首切りを始めた。このときの議題……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第1号(1967/12/27、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。

第58回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第4号(1968/03/13、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 ちょっと関連質問。いまのような話なんですけれども、私は公害基本法を立法した基本精神というものはどこにあるのか。何といっても私は人間の生命、健康というものを第一義に置いて、他の各省においてその第一義を守っていくために公害基本法というものができたと思う。きょうは厚生大臣が見えてないわけですが、主権在民国家における人間の生命というものの保持、健康保持というたてまえに立って、自動車産業であろうと、通産の工業であろうと、いろいろのところでそれに焦点を合わせて、公害防止対策をきめていくということにならないのか、自分の主管庁だけの一般論としての公害対策ということだけでは、まず私は少し公害とい……

第58回国会 社会労働委員会 第7号(1968/04/02、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 日野原参考人にお伺いをしますが、私は専門家じゃありませんから、しろうとくさい質問だと御了承いただいた上でお答えを願いたいと思います。  昭和二十一年まではインターン制度がございませんでした。それでお医者さんが国民の生命、健康を守ってきた。それで、インターン制度が行なわれたけれども、先生は、不十分であったから成功しなかったと、こうおっしゃった。しかし、そこから先なんでありますが、二年間の研修を――二年間とはおっしゃらないにしても、研修を必要とするんだと、こう言う。そうすると、医学を長い間学校で習ってきて、そして昭和二十一年前のお医者さんはそれで診断から何から担当された、若い人はた……

第58回国会 社会労働委員会 第9号(1968/04/23、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 二、三点お伺いをしておきたいと、こう思うわけであります。  社会福祉施設については、昭和三十八年から四十二年までに、いろいろの角度から、古いものは建て直す、そうして利子補給をする、そういう形でこられたことはいいことだと思うのです。ただ、父兄の側でわからないことは、一つは料金の問題についてだいぶ意見がある。ですから、たとえば保育園の問題についてみても、この料金について標準料金かなにかというようなものをつくって、その事業ごとに格差があったりなにかしないような方法の指導は今後どうされていくのか。たくさんの施設があるわけでありますけれども、生活保護法に関係する人は統一していましょうけれ……

第58回国会 社会労働委員会 第11号(1968/05/07、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私も一言言っておきたい。  いまの失業保険、労災保険、全部一本の保険として船員保険というものはあると思うんですね。そうすると、ほとんどの陸上勤務は労働省で扱っておる。船員に関するだけは厚生省の一本の保険になる。たとえば労災保険のようなものをとってみると、業者が個々に補償をするというのを、全体の労災保険というかっこうでいまメリット制になっておりますけれども、やっぱりそういう趣旨で労災の補償なんというものが貫かれる。失業保険にしても、先ほどから御答弁がありましたけれども、三カ月から始まって六カ月ですか、陸上の勤務の失業保険金が支給される。そういう別個の運営の中でいろいろ問題が出てき……

第58回国会 社会労働委員会 第12号(1968/05/09、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、皆さんの各党各派の御承認を得ましてただいま議決いたしました医師法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案を提出いたします。  原案を朗読して提案にかえます。    医師法の一部を改正する法律案に対する附    帯決議(案)  国民の生命健康の保持を預る医師の職責の重要性にかんがみ、国は、その養成のための医学教育はもちろん、医師となってからの医学研修についても、特段の配慮を払う責務を有すべきである。よって政府は、とくに次の諸点について、解決を急ぐべきである。  一、医師免許取得後における臨床研修の実をあげるための教育病院の整備及び指導体制の充実をはかること。  二、研修中の……

第58回国会 社会労働委員会 第14号(1968/05/16、7期、日本社会党)

○藤田藤太郎君 私は、政府案に対して、労働大臣に若干の質問をしたいと思います。  今度出された最低賃金法改正案は、いわゆる業者間協定の九条、十条の事項について廃止をする。方向としては一応われわれも了解するところでありますけれども、問題は、最低賃金というものは経済、国民生活の中でいかなる意義を持っておるのかということがこの提案説明では十分にくみとることができないわけであります。九条、十条関係では、この法律が成立いたしますと二年間は要するに最低賃金が有効である、そういうことをおっしゃっているわけでありますけれども、いまの日本の経済下においてただ形式を並べたという提案にすぎないと、私はそういう感じを……


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