このページでは松沢兼人参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○松澤兼人君 ただいま議題となっております参議院議長重宗雄三君に対するわが党提出の不信任決議に対しまして、社会党の代表の一人として賛成をしなければならないことは、私個人といたしましては、まことに遺憾な点がございます。私どもとしましては、今朝、早朝より縦続いたしました審議の中におきまして、御同様にまだ朝飯を食べておりませんし、生理的な要求もあるわけでございまして、自民党の諸君はごらんのように多数欠席をされているわけであります。そういう生理的な必要があるならば、なぜ社会党が提出いたしました休憩動議に賛成なさらないのでありますか。これこそ、まさに多数党の横暴といわなければならないのであります。こうい……
○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております政府提案の昭和三十七年度予算補正(第1号)外二件につきまして反対、日本社会党提出修正案につき賛成の討論を行なわんとするものであります。まず、討論に入るまでに一言いたしておかなければならないことがあります。それは、臨時国会の審議経過についてであります。 衆議院における自民党の横暴により国会が混乱し、その余波を受けて、参議院の審議も停頓しまして、そのしわ寄せのために十分な予算審議が行なわれなかったのであります。予算委員会において、今回国会の焦点となっております石炭問題の重要点である自民・社会両党間の了解事項、すなわち、……
○松澤兼人君 私は日本社会党を代表して、他の同志の諸君とともに政府演説に対して質問をいたします。主として、私は、政治運用の点、外交方針、日韓会談、経済見通し及び三十八年度予算、さらに憲法の問題に限定して、政府の所信を伺いたいと存じます。 質問の第一点は、政治運用の点であります。長い間空白となっておりました衆議院におきまして、国会の審議が正常化の軌道に乗り、聞くべきものを聞き、ただすべきものをただすという常道に戻りましたことは、まことに御同慶にたえないところであります。しかし、従来も、混乱のあと正常化され、一時は軌道に乗って審議に入るのでありますが、会期が切迫して参りますと、いつの間にか、審議……
○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております政府、社会党、民社党提出にかかる中小企業基本法案について、若干の質問をいたしたいと存じます。 まず、法案の質問に入る前に、前提として政府にお尋ねいたしたいことがあります。それは、御承知のように、第四十回国会において自民党は、議員立法として、ほとんど今回の政府案と同工異曲の基本法を出したのであります。当時社会党が完璧に近い基本法を出したために、参議院選挙を控えて自民党も、政府提案ができなければ党案でも出して選挙を有利にしようと、場当たりの政策から、拙速主義、間に合わせ主義の法案提出となったのであります。そのとき政府は、中小企……
○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案になりました法律案につき、佐藤総理大臣並びに関係各大臣に若干の質問をいたしたいと思います。 本題に入る前に、この法律案に関連する二つの緊急な問題について質問いたしたいと思います。 その一つは、先ほども同僚近藤議員から質問がありました、山陽特殊製鋼の会社更生法適用申請の問題であります。同社は、御承知のとおり播磨工特地域にあるものでありまして、同時に、債務額が五百億円に達するといわれ、関連する下請産業や、あるいは関連産業に重大な影響があるのであります。新産都市あるいは工特地域の整備の問題がちょうど議題となっているときに、このような大企業の倒……
○松澤兼人君 ちょっと関連して大橋大臣にお伺いしたいのです。先ほどから占部君からもお話があり、大臣からも御答弁があったのですが、昨年は臨時国会があったからそれに間に合わせることができた。ことしは臨時国会があるかないかわからない、こういうお話であります。そのときに占部君から、われわれとしては臨時国会を開くことを希望している、こういう話もございました。首相の外遊の問題もございますから、技術的にそれが可能かどうかということは別としまして、少なくとも臨時国会を開くようになったら、その臨時国会に、この勧告の実施に関する財政的あるいは法律的なそういう措置をとるように大臣としては御努力なさいますか。
○松澤兼人君 私は小林武治委員とともに去る十月十一日より十五日まで五日間、地域開発、地方税財政並びに災害復旧状況等の実情調査のため、新潟、長野両県に参りましたので、その概要について簡単に御報告申し上げます。 調査は、両県庁をそれぞれ訪れて、県知事、関係市長、議会葬長その他当局者より調査事項の説明を受け、かつこれに関する要望を聴取し、次いでそれぞれ両県下の実情を調査いたしました。 長野県におきましては特に林虎雄委員がオブザーバーとして参加せられ、調査室から鈴木室長が同行いたしました。 まず、新潟港を中心とした地域開発及びその関連事業、地盤沈下の状況等について申し上げます。 第一に、新潟工……
○松澤兼人君 関連してちょっと。ただいま問題になっております衆議院の附帯決議の中にあります今問題になっておりました地方職員共済組合等の理事、これは法律用語としましては、府県職員、それから公立学校の職員、警察職員、こういうことになっているのだと思いますが、衆議院の修正した纐纈さん、この三つを含んでいるという意味に解釈してよろしゅうございますか。
【次の発言】 問題は、今占部君がおっしゃった点なんですけれども、この中に道府県の職員、それから公立学校、それから都道府県警察の職員というふうに、非常に性格なり、あるいはまた職員団体などの取り扱いが他の法律によって違った規定をされているものがあるわけであり……
○松澤兼人君 私は、ただいま議題となっております昭和三十七年度補正第一号外二件につきまして、日本社会党を代表して反対の討論を行なおうとするものであります。 討論に入る前に一言触れておきたいことは、この参議院の予算委員会で明らかになりましたように、われわれは衆議院における自民党の一方的な強行方針によって多大の被害を受けているわけであります。われわれは予算委員会におきましていろいろと政府を追及いたしましたけれども、政府は知らぬ存ぜぬと言うだけでございまして、われわれに対しまして何ら問題の核心に触れる答弁をしておらなかったことは、皆さんすでに御承知のとおりであります。われわれが、かりに新聞記事を中……
○松澤兼人君 提出が予定されております法案は、科学技術庁関係では科学技術庁設置法の改正案、原子力船開発事業公団法ですか、それとこれは長官の所信表明にありましたが、原子力科学技術基本法ですが、そのほかにありますかどうかということ。それから、それぞれ提出を予定されております法案の提出時期、これについてちょっと……。
【次の発言】 それで、その提出時期、基本法については当分まあ出ないようなふうに承りましたけれども、この通常国会に間に合うかどうかということ、間に合わないならば間に合わない、それと、原子力船の開発事業公団法、それから科学技術庁の設置法改正案はいつごろお出しになるのか。
○松澤兼人君 先日、長官の所信表明をお聞きいたしたわけでございます。その重要な所信の柱について、今後、この委員会が開かれます間、長官にお尋ねいたしたいと考えておりますが、第一に、国際的な科学技術の交流という点で、現在、科学技術庁関係の、いわゆる科学アタッシェというようなものが、各国に、どの程度出ておりますか。その予算が、どのように計上されておりますか。その点からお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、三十八年度では、フランスの一名が、正式に、フランス二名というふうになりますか。他の一名は、やはりオーストリアですか、そこに戻るわけですか。
○松澤兼人君 今のに関連質問ですけれども、今、局長のおっしゃったようなことは、何か書類が出ているはずなんですが、委員会にまだ配布してないと思います。お配りになったのですか。まあ言ってみれば、原子力第一船何とかいう、開発計画とかいうものをお配りになったのですか。
【次の発言】 ここにあります二月にお配りになってらっしゃるのが、原子力開発利用について、それから「原子力第一船開発計画について」、最近に出たのは「国会提出資料、「原子力船関係」」、これも二月ですけれども、それ一応お配りになっていらっしゃるわけですね。
【次の発言】 いつお配りになったか御記憶がございますか。
○松澤兼人君 第一に、多少この法案の審議が手間取りまして、予定の三十八年度早々から実施ができないという結果になりました。正確にいいまして約二ヵ月ずれたわけでありますが、この二カ月のズレは、全体の原子力船開発の計画のスケジュールにどういう程度の影響を及ぼすかという点を御質問申し上げたいと思います。
【次の発言】 第一に、この法律ができ上がりますと、開発事業団の発起人と申しますか、あるいは設立準備委員というようなものをつくって、それから役員の選考の手続を進めていくのではないかと思います。そういう人事の点につきましては、すでにどこかで選考の手続をとっていらっしゃるのですか。
○松澤兼人君 たいへん委員の皆さんがお急ぎになっていらっしゃるようですから、野上委員もまだたくさん質問したいことを持っていらっしゃるわけですが、いろいろ御都合もあると考えますので、ごく簡単に――これは最終の質問になると思いますが、二、三の点についてお伺いいたしたいと思います。 第一に、この法律の所管の問題であります。これは法案によりますと、内閣総理大臣と運輸大臣が共管をしているという形であります。そうして、内閣総理大臣が科学技術庁長官に権限を委任しているものは第三十九条によって明らかになっておるわけであります。この点は、私ども法律のしろうとの立場からいいますと、非常におかしいことだと思うので……
○松澤兼人君 ただいまの鹿島君の動議に賛成いたします。
○松澤兼人君 一つお伺いしますけれども、原因はガス漏れであるということはわかるのです。第一の現場と第二の現場とはもちろん直接の原因は、火を使ったとか何とか、そういう別々の原因である。そうすると、もし、他の場所でも火を使えば第三の事故が起こるというような可能性もあったんですか。
○松澤兼人君 いろいろと御都合があるようでございますが、ごく簡単に大きな問題だけお尋ねいたしまして、詳細についてはまた後日に譲りたいと思います。 第一の問題は、最近いろいろ新聞で問題となっておりますスーパー・マーケットに関する問題であります。スーパー・マーケットの性格とかあるいは定義とかというものはいろいろと非常に多岐にわたっております。私どももそれを正確に把握することは非常に困難に感じております。特に最近大きな問題となっておりますのは、外国資本によるスーパー・マーケットが日本に進出する、こういうことでありまして、本日も中小企業の団体の諸君が東京に集まりまして、特にこの問題を中心として論議が……
○松澤兼人君 今ちょうど近藤委員から御質疑のありました点から質問していきたいと思いますけれども、先ほどるる書類でもって説明のありましたのは、プラント輸出が成約できたという・件を順次読み上げられたのだろうと思うのです。そうしますと、件数にしてどれくらいになるわけですか。この法律ができましてから補償という関係なしにブラント輸出が成約できたというのはどれくらいになりますか、件数、金額は。
【次の発言】 それで具体的にその百三件、かりに百三件と見まして、コンサルタントの事故というものはどのくらいあったことになりますか。
【次の発言】 それは金額にしてどのくらいになりますか、その三件の金額……。
○松澤兼人君 まだ本案は本審査になっておりませんので、内容を具体的に質問するという段階でもないと思います。前提となるような二、三の問題について御質問いたしまして、さらに詳細な点は法案が参議院に回って参りまして本審査の段階にいたすことにいたしまして、二、三質問をいたしたいと思います。 第一にお伺いいたしたいことは、各府県にあります信用保証協会の業務の内容についてでありますが、申すまでもなく各地の信用保証協会なりあるいは中小企業信用保険公庫の性質なりから考えまして、一応は自分の信用で金融機関から金が借りられない人たちに対しまして、信用保証協会がその保証をするということによって金融機関からの借り出……
○松澤兼人君 もう一つ。これは後日に答弁をお願いしたわけではないのですけれども、全国では保証料のあるということで利子を安くしておるとかいうような事例があるというお話があった。それは後日調べてくれとは申さなかったのですけれども、わからないからというお話だったんですが、それわかりますか。
【次の発言】 この前の御答弁では、全国の保証協会の中には、そういう便宜をはかっておるところがあるとおっしゃったので、それではどこかというふうにお尋ねいたしましたところ、今の答弁でははっきりしないわけです。今、長官が言われましたように、当然調査の手数もないし、それから未回収になった場合でも銀行は貸し倒れになる心配も……
○松澤兼人君 今回の計量法施行法の一部改正法律案というのは、簡単に言って、今まで政令で規定していたものを法律のほうに移すということのように考えられるのですけれども、どういう必要でこれまでは自由裁量の余地のある政令に委任していたものを、法律という形に移さなければならないのか、根本的にこの点からお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 政令の部分を法律で規定するようになるのじゃないですか。今まで政令事項といいますか、そのうちの四つですか、これを取り上げて、法律の中で規定するようになったのじゃないですか。
【次の発言】 ですから、私言いましたように、本来ならば今までの現行法どおりであれば、今度法……
○松澤兼人君 委員長は昨日認証式を終わられて、新しく公取の委員長になられて、今もごあいさつもあったのですけれども、ひとつ方針というようなものを何かお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 これは新聞記事ですから、はっきりと、どういうことがよくわからんが、本日の朝日新聞によると、二十八年の改正で制定当時の独占、カルテルが基本的に悪とする考え方から、非常に大きな変化をしてきているということを言っているが、これは一つの問題だと思うのです。その大きく変わっているということと、それから独占やカルテルが基本的に悪であると従来は考えたけれども、今はそうじゃない、悪でないというふうに受け取れるのですが、これ……
○松澤兼人君 今委員長から申されましたように大臣も政務次官も出席しておらないということは、委員会の審議をスムースにやる場合において非常に残念なことだと思います。将来こういうことのないようにひとつ委員長から御注意をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 それでは質疑に入りますけれども、この採石業という特殊の産業の実態はよく私らにもわからないんですけれども、たとえば同じような建築材料とかあるいはまたは土木事業の材料とかいうものを考えてみまして、採石業のうち砂利の採取とそれから特に砕き石というんですか、これとがお互いに競合しておるようなふうに考えられます。砕き石をもって、砂利をできるだけ採取を少な……
○松澤兼人君 簡単に高橋さんにちょっとお伺いいたしたい。 他産業から商業への人口の流入の問題もやはり取り上げていらっしゃるようですから、その対策として登録制ということを一言おっしゃったと思うんです。しかし、これは商業の全分野にわたって登録制を採用するということは非常にむずかしいことじゃなかろうか。場合によりましては、たとえば市場を設置する場合に許可制にしてもらいたいというような意向もだいぶありましたけれども、憲法の問題と関連して許可制ということではちょっと困るというようなことで、現在のような法律の建前になっている。そこで、商業への人口の流入ということ、どういう形の登録側というものによって阻止……
○松澤兼人君 たいへん先生お急ぎのようでございますから、簡単に二、三お尋ねしたいと思います。 実は先生のお話を承らない前から、大学においてこの情報サービスというものが、どの程度まで現実に利用されているかというところに、多少私疑問を持っておりましたので、御質問申し上げたいと、こう思っておりましたところ、先生から、大学方面ではあまり利用されておらない、特に先生が所属されている理学部の方面では、ほとんど利用されていないんではないかというお話を承ったわけであります。これはその原因として、提供される情報サービスというものが、現実に大学等における研究に適合していないということであるのか、あるいはまた、こ……
○松澤兼人君 では、最初に佐藤大臣にちょっとお伺いしたいと思います。
正確に申しますと、水戸ナイキ射爆撃場というのですが、これが東海村の原子力者施設と隣接しておりまして、相当、地元といたしましても、また原子力関係の方々としましても、何とかこの射爆撃場の移転なり、あるいはまたは射爆撃場そのものの返還を要請するという声が相当高まっているわけなのです。長官として、また国務大臣として、そういうお話を聞いておいでになりましたならば、どういう措置をとられておるかということを、まずもってお伺いしたいと思います。
【次の発言】 御交渉なすった御苦労に対しましては十分了解するところであります。結局、米軍が言う……
○松澤兼人君 新聞なんかで見ますというと、どうも消防の指揮がまずかったのじゃないかと、あの現場の状況というものをよく知らないで、何というのですか、普通の火事のように対処して、消火のために猪突猛進するという、そういう指揮のとり方が誤りがあったのじゃないかというような、新聞の書き方なんですが、長官としてはどんなふうにお考えですか。
【次の発言】 私も新聞で読んだだけですし、あとからそういうことを言っても始まらないことなんですけれども、しかし、そうした硝化綿があったことは、消防としても考えて、そういう場合には、爆発する危険があるものを爆発させて――させてというのはおかしいですけれども、――あまりそば……
○松澤兼人君 前年度比較の増減をあなたはおっしゃいますけれども、そういう数字を出していただけませんか。これは大きな項目だけでけっこうですから。
○松澤兼人君 いま占部さんからもお話がありましたようにこういった問題はなかなか重要で、この次官通牒というものは、そう簡単なものとは私たちは考えていなかった。次官に通牒を出してもらえば、それである程度はそれによって効果は十分に期待できるというふうに考えているのですが、一般の民間人としては。ところが、それは内輪のものだ、たいしてそうこだわる必要はないというふうな言い方をされますと、いろいろ問題があると思うので、そのところをひとつ大臣からも慎重にお答えを願いたい。
○松澤兼人君 いまのことに関連して。いま局長個人の意見ということで前提にしておっしゃったようです。もちろんこれは、大都市は大都市としての行政をやっていかなければならないと思うんですが、そうだからといって、いなかから働きにきているからといって、それを法人に何かの形でもって負担させるといいますか、配分を考えるということも、それは都市はそれでいいでしょうけれども、そうであったからといって、いわゆる貧弱市町村、そのほうは全然解決にならないんじゃないですか。そのほうはやはり別の考えでもって何かの解決の方法を考えなければならないんでしょうが、全体としてはどうですか。都市の場合をおっしゃればそうであるかもし……
○松澤兼人君 いま鈴木委員からいろいろ御質問があったわけですが、環境衛生局としては、都道府県知事に条例の改正なりあるいは新設なり、そういとを期待しているという点は、トルコぶろということに重点を置いて条例の改正をやっもらいたいということなんですか。
【次の発言】 そうしますと、この記の第一ですけれども、「営業者は」というのは「トルコぶろの営業者は」と、こういうことを考えておるのですか。それとも「公衆浴場の営業者」はということなんですか。
【次の発言】 変なことばを使うことになりますが、男の一般のふろ屋ですね。男の掃除したりなんかしている人がいますが、これなんかも、女の目から見たら、ずいぶんいかが……
○松澤兼人君 提案者の代表の方に二、三御質問を申し上げたいと思います。 改正法律案は、非常に簡単なものでありまして、衆議院におきましては各派の共同提案として成立したものでありまするので、内輪のいろいろの話はあったかもしれませんが、委員会として別段これという掘り下げた御質問はなかったと思うのです。拝見いたしまして、こういう簡単な法律案でありますから、参議院におきましてもできるだけ迅速に結論を出したいという考えはあるわけであります。ただ、この中には、相当重要な問題も含まれておりますので、御質問して御答弁を得たい、こう思います。衆議院における行政書士法の一部を改正する法律案が委員会として提案されま……
○松澤兼人君 ただいまの江藤智君の動議に賛成いたします。
○松澤兼人君 いま鈴木君が中心に質問しているわけですけれども、時間の制約もありますので、簡単に二、三お聞きしたいと思います。 第一は、いろいろ財政事情を見てみますると、極端に小さいいわゆる農村あるいは漁村、山村というところ、それから大都市、二つの極端が非常に財政事情が悪くなっているように思う。それにはいろいろ事情もあると思うんですけれども、地方財政計画などで見ますというと、自主財源といいますか、特に町村税、地方税というものは非常に多く見積もられているようでありますけれども、実際私が知っておるところなどでは、まあ町ですけれども、町税という固有のものが一二%くらいしかないということで、それだけで……
○松澤兼人君 日本社会党を代表いたしまして、提案になっております地方交付税法の一部を改正する法律案につきまして反対の意思を表明したいと思います。 反対の理由はきわめて簡単でございますが、根本的に地方団体の行財政を確立するには、税及び財政の面において確立のできるようなささえを与える必要があるのではないか。小さな町村におきましては非常に交付税交付金に依存しているところが多いのでありまして、それではいつまでたっても地方団体の自主独立ということが不可能である。そこで根本的にやはり税の再配分というようなことを考えて、自主的な財源で自主的な行政が運営できるようにすべきではないか。そういう問題は、いま急に……
○松澤兼人君 関連。いわゆるこの法律の一番弱いところは、「世論の動向」ということ、この内容といいますか、あるいは条件といいますか、これが不十分なところにあると思うのです。いまの小林委員なりあるいは松本委員なり、質問がありましたように、住民がリコールを始めたということが、これが解散の必要な要件であるというように言われておりますけれども、しかし、これはやってみなければわからぬことじゃないですか。いま申しました少数の人がやって、成功しない場合もあるし、また、多数の人がやって成功しない場合もある。ただ、そういうリコール運動が始まったという時点で、それが「世論の動向」だということを判断することは、これは……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。