このページでは野溝勝参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○野溝勝君 一言、お礼のことばを申し上げたいと思います。 ただいまは、院議をもちまして、私に対し、永年在職のゆえをもって御懇篤な表彰を賜わったことを、まことに名誉に感じます。ここに、心からお礼を申し上げたいと思います。 顧みれば、私は、日本における近代的な社会運動の勃興期であった大正の中・後期から今日に至る半世紀を、農民解放と社会主義の実現のために、その道一途に歩んでまいりました。そうして、いま静かに、この半世紀の歴史の変遷を思うとき、なかんずく、敗戦の惨禍から立ち直り、今日再び世界の先進国の一つに数えられるに至った日本の姿を、いろいろの意味において思うとき、まことに感慨無量のものがありま……
○野溝勝君 議事進行。あの副総裁ね、こちらは親切な質問をしているのだよ。あなた方に対し時間の余裕を与えているわけだ。だから、きょう、この問題は国会全体に影響している問題だから、あなたたちのほうの幹部の検討の時間を与えたわけでしょう。だから、即断をあなたできかねれば、休憩をしてもらって、それから相談をして、それから回答しなさい。そうしなければ、国会全体に影響しますよ、それは。大矢君個人の発言じゃないのだから、その点、委員長、考えてください。
○野溝勝君 ただいま大蔵大臣から所信表明がございました。いままでに衆議院におきましても、参議院におきましても、相当論議がかわされてきたのでございます。相当煮詰まった論議がございました。大体問題点というのは一応論議されたと思うのです。そこで、きょうは時間もあまりございませんから、詳細にわたって質問をすることは避けます。さて、四十年度の予算案はいわゆる大型景気対策予算とかいわれております。それはそれといたしまして、問題は何といっても公債政策によるインフレ懸念、あるいは減税問題、それから国際収支ですね。国際収支の動向について、政府は非常に楽観しておるようであるけれども、私どもはこれを問題点としておる……
○野溝勝君 近代化資金に関連してちょっとお伺いしたいと思うんですが、私は農林省関係の方に多くお聞きしたいと思います。 これについては農業基本法にさかのぼって私はいろいろとこまかいことを聞き、近代化に対する一つの施策として現状がどうなっているかということをよくお聞きしたいのでございますが、これもまあ時間の関係もありますから、そういうこまかいことはなるべく省略したいと思います。ただ、近代化資金が公債発行による財政事情によりましてかような法案が出たと思うのでございますが、しかし、一応私は、近代化そのものがたとえば経営上に、あるいは土地改良等の施策の上に、一体どういうふうに現在行なわれているか。具体……
○野溝勝君 関連。もうけておるんだな、農林中金は。コールでばかに大きくもうけたんだよ。そのコールがこのごろはうまくいかないんだね。それに対して相当金がだぶついておるわけなんだが、ばかに百姓をいじめるじゃないか。六分五厘から今度六分にすると言っておるけれども、一般の市場金融その他の金融から見ると、これは農業を近代化して構造改善をして、大いにこれから生産を上げようという農家の熱意にこたえるためには、当局はこの間少し努力したのかね。経済局長は、農林中金その他にその金が余っておる、そこをつけ込んで、農民のために、農業のために、何か努力したことはありますか。それはそれでそのままほおかぶりというわけかね。
○野溝勝君 ちょっと関連して、この際お聞きしておきたいと思います。 私、直接これとは関係ありません。間接には関係あるわけですが、この間、大臣、私この委員会で質問しましたね、国際収支の問題。特にあなたは、経常収支のうちで本道のところの貿易収支が非常に黒字だったから非常によいと言われた。しかし、私は、それは一つの本道ですけれども、事態は資本収支の面やその他の面で非常に急迫を告げておるということを申したですね。だから、そういう楽観の考え方でなくて、真剣に考えてもらいたい、こういうことを申しておきましたね。ところが、大臣は、真剣に考えなければならぬということでしたが、最近の新聞その他雑誌などの動きを……
○野溝勝君 ちょっと関連で。いま中尾委員の質問されたところね、これは非常に重大な国民が疑問としている点なんですが、それは大臣は、何といいますか、大幅減税、史上最大の減税だと言われておりますが、この点非常に問題があるのですから、その点はもう少しすなおに大臣は耳を傾けたほうがいいのではないかと思うのです。あなたの考えは考えとしてわかりますが、また国民の観点からすると問題があるのです。 と申すのは、今度の減税は大幅の減税とあなたたちは言っておりますが、大体蔵相にひとつお聞きしたいことは、あなたは所得減税と企業減税は六対四で、所得減税に重点を置くということを言っておられたのですな。ところが、今度示さ……
○野溝勝君 私は簡単に大臣からお聞きしておきたいと思うんですが、ただお聞きするというよりは希望を述べておきたいのですが、先ほど来この委員会で地震保険の問題を中心にいろいろ論議がありましたが、そこで、私は特に地震保険については地元の関係で非常に関心を持っておるわけです。同僚からこまかい質問がありましたから、そういう点は省略しますが、特に建設大臣も四月の二十三日に現地に行かれまして、それでまあいろいろ心配していただいてありがとうございました。しかし、その際あなたが記者会見をしまして、たいしたことはないと、この程度のことはあまり心配するに足らぬというような表現をされたんですね。それはここで新聞を一々……
○野溝勝君 すわって失礼ですが、数字上のことが出ますから、すわってこのままで質問いたします。 公認会計士法の改正案に対しましては、大体了承ができます。前の国会におきましても、たびたび私は申し上げておいたのでございますが、いまのままでいくというと、粉飾決算というものがあり得るし、また続くと、こう思ったのです。ところが、御承知のごとく、山陽特殊鋼の問題であるとか、あるいは山一証券の問題であるとか、各方面で粉飾決算の問題が起きまして、大蔵当局といたしましては、この情勢に対処するためにここに改正案が出されたと思うのであります。そもそも証券取引法の有価証券届け出制による企業の財務処理について公認会計士……
○野溝勝君 私は、二点について、総裁からこの際御意見をお聞きしたいと思います。 一つは、金融政策の点でございますが、この中で当面問題になっておりまする金利の動向について、第二は、もちろんこれも金融の中に入りますが、その中で証券金融の問題について、総裁からお聞きしたいと思います。もちろん相当範囲は広いのでございますから、とてもいまの時間では許されません。でありますから、あるいはまあ表面的な問題にのみ限って申し上げますから、さような意味でお答えを願いたいと思います。 特に金利政友の問題については、先ほど来いろいろのお話がございましたが、私もさきに本委員会におきまして大蔵大臣に、BAレートとわが……
○野溝勝君 私は予算も終わり、まあ大体国会としての委員会の審議も低調になったなどと言われておりますが、私はさように考えておりません。特に、農業問題などはいま重大な関心を払わなければならぬときであると思っております。このときに私は本委員会におきまして、特に感情的とか、あるいはイデオロギー的とか、そういうものの考え方でなくて、日本の農政をどうするかということを真剣に質疑していきたいと思います。なお、農林省が考えておりましても、その裏づけをなす財政関係については、大蔵大臣の意向を伺う必要がありますので、本委員会へお招きをして質疑を重ねていきたいと思います。 御承知のように、佐藤内閣におきましては安……
○野溝勝君 私はただいま委員長からお話しがありました特殊教育につきまして、この際、関係大臣からお伺いをしておきたいと思います。特殊教育に触れる前に、私はまず一般的に心身障害児対策についてお伺いします。 心身障害児に関した教育問題については、文部、厚生両省が前向きの姿勢で努力している点はよくわかりますが、現状はまだまだ、先進国とか、近代国家とかいわれている日本としては、とうてい了承できるような状態ではない。今日マスコミでも盛んにいろいろと取り上げております。そこで、申すまでもないが、特に近代国家、先進国としての今日の日本としては、より一そうこうした方面にもっと力を入れなければならない。ところが……
○野溝勝君 私は大蔵大臣に質問をしたいと思います。 大蔵大臣、お忙しいところでありますが、私はいまの日本の経済の現況について非常に憂慮しているものです。それは皮肉でものを申すのでなくて、国民の中には私のような見方をして治る者もありますので、そういう点でひとつ大蔵大臣から御答弁を願いたいと思います。 まず第一は日本経済の現況について、それから第二は国際収支の動向、第三には資本自由化、第四が外資と日本金融制度との関係、こういう点について御質問をしたいと思います。 まず第一点は、先ほど申し上げましたとおり、日本経済の現況ですが、政府当局は、景気が上昇の傾向にある、三月期決算を見てもそれはうかが……
○野溝勝君 提案者は同僚議員でありますから、私はすわって質問することをお許しを願い、また答弁をする提案者の方も、そのままでお答えを願ってけっこうでございます。 私は、まず第一に、この計理士の名称の使用に関する法律案の趣旨を先般お聞きし、実に不快でならぬのであります。というのは、昭和三十九年六月二十九日に公認会計士特例法案が出ましたが、それまでにたびたび問題になり、その特例法をもってこれに終止符を打ちたい、こういう答弁がございました。これは理財局長も、田中大蔵大臣も言明しております。ところが、今回の提案者の説明によりますと、それは制度の問題であって、今回のは名称に関する問題である、制度復活など……
○野溝勝君 関連して。一括してお答えになってけっこうです。この問題は、私は、税理論からすればこれは間違っておりません。しかし、なぜこういう一つの措置といいましょうか、政策といいましょうか、とらなければならなかったかという理由も当局は十分考えてもらいたいと思う。というのは、これは正しい米価というものを農民が納得しておれば、私は、こういう早場米奨励金というものも要はないし、それから、時期別格差の要もない。それから、いまの予約減税の問題も要はないと思う。問題は私はそこだと思うんですよ。そこに非常に不満があるのですから、先般来、この法律が出るたびにこの大蔵委員会で問題になっておる。特に参考人といいまし……
○野溝勝君 関連。一つお伺いしますが、この値上がりについて、たばこ耕作中央会ですか、このほうから何か要請か申し入れがありましたか。たとえばもっと具体的にいえば、ぼくのほうは葉たばこの価格が安いから、だからひとつ上げてもらいたいという要求が出ていますね。それについて、ちょうどこの値上げに際して、あらためてその要請がありましたか。あらためてなければ、前からの関連でもいいが、ありましたか。それと、一括して聞いておきましょう。その場合、それも考慮に置いて値上げしたというふうにわれわれは判断しておるのでございますが、そういうふうに判断してよろしゅうございますか。
○野溝勝君 それは大蔵大臣だって当然だろう。
【次の発言】 関連して。私どうもわからぬですね。というのは、これは憲法をひとつもう一回再読してもらいたいですな。憲法二十五条にはちゃんと書いてあるじゃないですか。明記してあるじゃないですか。そうすると、財政という問題よりは、これは一つの権利義務の問題で、これはやっぱり原則的に考えなければいかぬですね。それを中心にして財政の運営といいましょうか、やりくりといいましょうか、そういうことを考えていくということを考えなければならない。憲法の基本原則を軽く見るような考え方は私は間違いだと思うのです。軽く見ないと言いますけれども、聞くというと、財政のことばかり……
○野溝勝君 議事進行に関して。私は二つばかりちょっとお伺いをしておきたいのですが、それは第一は、いま須藤君が質問しておりました日信販の問題ですが、どうもこのことはもっとはっきりしておかなければいかぬと思うのです。それで、いまどうという結論は、私は回答を得ようとはしません。しかし、私が問題にしているのは、金融機関が、大体国の金融施策というものに一体化していかなければならぬわけです。ところが、おかしいのだが、信用組合と信販連というのは都知事への届け出になっておる。地方長官の権限が多いのだね。それでボスどもが介在をいたして、いまのような高金利といいましょうか、高利を取っておるような業者があるのですよ……
○野溝勝君 私は、この際、総理並びに大蔵大臣から、特に問題は、経済問題通貨体制の問題を中心に意見を述べまして、質問をしたいと思います。私は議員としては最後の質問でございます。通貨体制の危機の問題が起こってきています。大蔵委員会の理事各位に希望いたしまして、私は、単なる質疑討論だけでなく、立法府、政府ともに真剣にこの問題と取り組むために私からも意見を述べ、総理から直接意見を聞きたいから委員会に総理の出席を要請してまいりました。お忙しいところ、御苦労さまでございました。 そこで、お伺いするのでございますが、二月、ジョンソンが声明をしました。特に南ベトナムの和平の問題と、それから、御承知の北爆の停……
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