このページでは郡祐一参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(郡祐一君) 郵便法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、郵便事業の円滑な運営とこれに要する財源を確保するため、郵便に関する料金を改定しますとともに、郵便物の種類体系等を整備して業務の能率化を進め、あわせて、利用者に対するサービスを改善するため所要の規定の改正を行なおうとするものであります。 まず、郵便に関する料金の改定の理由について申し上げます。 郵便の主要料金は、昭和二十六年以来十五年間にわたって据え置かれましたまま今日に至っておりますが、最近における事業収入の伸びは鈍化の傾向を示し、一方諸経費、特に人件費の増高が著しく、昭和四十……
○国務大臣(郡祐一君) 電波法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、放送その他の分野におきまする電波の使用の発達と電波監理の実績にかんがみまして、周波数の計画的な使用をはかるための制度を設けますこと、放送局の免許の基準及び手続を整備すること等の必要がありますので、これらの事項につきまして所要の改正を行なおうとするものであります。 次に、その要旨を申し上げます。 改正の第一は、周波数の計画的な使用であります。これは、電波を使用する業務の種別に応じまして、業務別の周波数分配計画を定めますとともに、これに基づきまして、放送局等に対する周波数使用計画を定め……
○国務大臣(郡祐一君) この機会に郵政省所管行政につきまして概略御説明申し上げたいと存じます。 まず郵便事業について申し上げます。 最近におきまする郵便業務の運行は、東京及びその周辺地区の一部に若干の遅配が見られますほかは、おおむね順調に推移いたしております。この遅配につきましては、常に適切な対策を講じて早期解消をはかることといたしておりますが、今後は、特に業務の正規取り扱いについての指導を徹底いたしまして業務の正常な運行を確立するように考えております。 また、郵便事業の近代化につきましては、昨年十一月の郵政審議会の答申に基づきまして、郵便物の種類体系の改定、郵便物の規格化、局内作業の機……
○国務大臣(郡祐一君) ただいま横川さんのお話のように、郵政事業のような国民ときわめて密接した仕事をいたしまする役所では、絶えず綱紀の粛正に配慮いたしておかなければ相ならぬことでございます。したがいまして、私、六月に郵政大臣を命ぜられまして間もなく、地方の局長の会同を求めまして、そして、それらの点について私の所信を申し述べ、また、地方の局長がそれぞれ部内の統督に十分配慮をいたすように指示をいたしたのであります。そのような意味合いにおきまして、戸倉の事件というのはまことに遺憾なことでございまして、この事件は、投書によりまして端緒を得た長野県の更埴警察署が捜査を開始いたしまして、郵政犯罪としては、……
○国務大臣(郡祐一君) 確かに仰せのとおり戦前等の少額年金、これはまことにお気の毒な状態でございます。そしていま御指摘の郵政審議会の審議でも、何とか運用範囲を拡張できないだろうか、自主運用ができないだろうか、こういうことによって少しでも魅力のある年金にできないだろうか。ただ何ぶんにも任意年金という性質からまいりまして、物価にスライドしてふえていくような運用の資金を持っていればよろしゅうございますけれども、資金の制約を受けまするので、どの程度の魅力のある年金に改めることができるかということは、私自身希望しながら非常に心配をいたしております。しかし、御指摘の不具廃疾者、当時のことばで廃疾者というこ……
○国務大臣(郡祐一君) 本日は郵政省所管その他の三十八年度の決算を当委員会において御審議いただくとのことでございまして、私どもも御審議の趣旨をよく体しまして諸事今後も進めてまいるつもりでございますが、本来ならば当然私が終始御審議の間お答えを申さなければ相ならぬのでございますが、本日ちょうどだだいま衆議院のほうで日韓特別委員会で答弁を求められておりますので、まことに申しわけございませんが、政務次官その他すべて関係者を出席させておりますので、そのほうからお聞き取り、またお尋ねをいただきたいと思います。まことにかってでございますが、委員各位のお許しを願いたいと思います。
○国務大臣(郡祐一君) 二十年の九月末で、朝鮮記号の預金は、大約十二億ございました。
【次の発言】 この問題は、いまのお尋ねの点の前に、私がお答えした事柄について申し上げておくことが必要だと思います。これは御承知のとおり、朝鮮記号の預金というものは、終戦後は日表も月表も正確に日本側に参りませんでした。したがいまして、わかり得る限度というものは日本側でわかっております。したがいまして、その数字とたまたま符合するかとおっしゃいましても、それと全く、先ほど外務当局からお話しになりました点とは全く種類を異にするもの、こういうぐあいに御理解願いたいと思います。
○国務大臣(郡祐一君) 部内職員の不正行為につきまして、なおあとを断ちませんことは、はなはだ遺憾に存じます。挙省一致、業務運営の上におきましても、監察活動の面においても、犯罪防止に全力をあげており、漸次効果をあげておりまするが、なお、長期高額の犯罪も発覚いたしておりまするので、自粛自戒、その絶滅をはかるために懸命の努力をいたす所存でございます。
○国務大臣(郡祐一君) 昭和三十九年度日本電信電話公社の決算書類を会計検査院の検査報告とともに本国会に提出いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。 昭和三十九年度における日本電信電話公社の事業収入は、三年ぶりに予算を上回り、支出面におきましては、事業規模の拡大に伴い、人件費、減価償却費等が増大しましたが、損益計算上は、六百十二億円余の利益金を計上することができ、前年度に引き続き黒字決算となっております。 また、建設計画につきましては、事業収入の増加並びに受益者引き受け電信電話債券収入等の増収があったため、当初予定を上回る建設資金が確保され、その一部について支出予算の弾力条項を発動し……
○国務大臣(郡祐一君) 郵政省所管行政の現況等につき概略御説明申し上げます。 まず、今国会に提出いたしました法律案及び提出を予定いたしております法律案について申し上げます。 第一は、郵便料金改正等を内容とする「郵便法の一部を改正する法律案」であります。 第二は、郵便切手類及び印紙の売りさばき手数料を引き上げようとする「郵便切手類売さばき所及び印紙売さばき所に関する法律の一部を改正する法律案」であります。 第三は、郵便振替貯金の名称を郵便振替として、その利子を廃止し、取り扱い料金の一部を引き下げようとする「郵便振替貯金法の一部を改正する法律案」であります。 第四は、臨時放送関係法制調査……
○国務大臣(郡祐一君) ただいま議題となりました郵便振替貯金法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 まず改正の第一点は、口座振替の料金並びに小額の払い込み及び払い出しの料金を引き下げるとともに、払い込み書用紙等の売り渡し代金を廃止し、郵便振替貯金の利用を増進しようとするものであります。 第二点は、郵便振替貯金は、送金及ご債権債務の決済の手段でありまして、口座の現在高に対する利子のつけ方は、月中の最低現在高に対して利子をつけるという特殊な利子計算方法をとっており、現在実質的な支払い利子率は、九厘三毛程度となっている実情でありますので、この際、郵便振替貯金の利子を廃止しようと……
○国務大臣(郡祐一君) 委員長からもお話がございましたし、また、鈴木委員からもお話がございまして、申し上げたように、重要な点をあげたものの用意はあるのでございますが、その際にも申し上げましたように、法制局を督励いたしまして早く固いものをこしらえたい、そしてお目にかけたい、そのほうの作業をいたしておりまして、そのためにおくれていることをおわび申し上げますが、政府といたしましては、可及的正確なものを、という考えのためにおくれておりますことをお許し願いたいと思います。
【次の発言】 仰せのとおり、与党の内部でも極力急いでおりますし、また、社会党の御意向もすでに十分承っていることでございます。したがい……
○国務大臣(郡祐一君) 事実、法令の上で大蔵大臣との協議その他の規定をされておるのは、かなり私自身も、一つ一つについて詳しい知識を持っておりませんけれども、ややこしいなという感じはいたすのであります。ただ、それが現在の財政法、会計法によって、それぞれ同じような種類のものについて同じように規律をされております。したがいまして、貯金全体の問題等について、また、このたびの国会に当初いろいろの法案等を考えまする際に、大蔵大臣と話し合いをしたことはございまするが、御指摘の、それぞれの条文についての協議等について、私が事実上、形の上では――おそらく、それぞれの場合で、郵政大臣と大蔵大臣との間で協議のあった……
○国務大臣(郡祐一君) ただいま議題となりました日本放送協会の昭和四十一年度収支予算、事業計画及び資金計画の提案理由につきまして御説明申し上げます。 この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第三十七条第二項の規定によりまして、郵政大臣の意見を付して国会に提出するものであります。これら収支予算等についての概略を申し上げますと、まず、収支予算につきましては、その規模は、収入、支出ともに総額九百二十五億八千万円と予定されておりまして、これを昭和四十年度に比べますと、それぞれ六十九億四千万円の増加となっております。 収支の内訳といたしましては、資本収入百八十四億六千三百万円、事業収入七百四十一……
○国務大臣(郡祐一君) 予算総則の問題は将来長い問題でもございます。また、私も、何か当委員会でお答えしておったこともあったかと思いますが、ひとつ十分NHKと一緒に研究させていただきたいと思います。
【次の発言】 十二チャンネルにつきましては、昨年再免許をいたしまする際に、事業計画を十分現実に立てるように、かつ、その事業計画に基づいて普通協力費が計画のとおり入るならば維持し得るという判断をいたしたのでありまするけれども、その後の状況、ことに最近に至りまして、その経営状態というのがまことに好ましくなくなってまいりました。それで、民法上の監督権に基づいて資料の提出を要求いたしまして、一昨二十二日にそ……
○国務大臣(郡祐一君) 現在、科学技術庁と郵政省と緊密に連絡をとっておりまして、実態の把握というものがまず第一。それから、何と申しましても、いま出ておりますのは暫定的な案でございます。どうも、これを申して再建策ということは、私、そのままでは受け取れない。財団自身がもっとほんとうの再建策を持ってこなければいけない。そうしたものを極力督促をいたしておる段階でございます。したがいまして、民法上の監督権に基づいて行動いたすのでありまするから、それにふさわしい、どこまでも再建の実があがりまするように、納得ができるような財団の考え方を確かめておる、この点にただいま重点を置いて行動いたしております。
○国務大臣(郡祐一君) 私、従来、私自身それを様子を聞きませんでした。あるいは当該の部局のほうで扱っておりますれば、政府委員のほうからお答えいたさせます。
【次の発言】 本件に関しましては、当初そのような希望が当該の者にありましたのが、かなり古いような時代でございまして、経過が相当長くなっておる模様でございます。いま政府委員のほうから概要をお答え申し上げます。
【次の発言】 私は、この場合に認める必要がどの程度あるであろうかということになってまいりますると、私自身考え方を持つのでありますが、何かしかし、特殊な有機的な結びつきがあるという点では、全体に認可が法律の立て方がそうであるのかもしれませ……
○国務大臣(郡祐一君) ただいま議題となりました郵便法の一部を改正する法律案の提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 この法律案は、郵便事業の円滑な運営と、これに要する財源を確保するため、郵便に関する料金を改正するとともに、郵便物の種類体系等を整備して業務の能率化を進め、あわせて利用者に対するサービスの改善のため、所要の規定の改正を行なおうとするものであります。 まず、郵便に関する料金の改定について申し上げます。 郵便物の料金は、昭和二十六年に全面的な改正を行ないまして以来、昭和三十六年に第三種郵便物及び第五種郵便物等の料金について若干の調整を行なったほかは、改正を行なわず、収入の……
○国務大臣(郡祐一君) 私は、郵政省が職員の良識と責任感を喚起して国民の信託にこたえてりっぱな業務をすることを期待いたしておりまするし、同時に、いかなる組織に対しましても、支配介入をすることはもちろんあり得ないし、また、あってはならないことでございます。御指摘の問題点については、事実を調べてみるべきだと思いますし、また、さほどそれが不当労働行為であるというような種類のものは――これは人事局長が申しておりましたように、調べてみる必要もございましょう。ございましょうけれども、お話の間では、そのように特に不当な行為であるというものもないのではなかろうか、こんなぐあいにお話を伺っておる次第でございます……
○国務大臣(郡祐一君) 本会議でも光村さんからのお尋ねがございまして、これは当委員会でもまたお尋ね出るかと存じまするが、郵政審議会の答申をいただきましたのは昨年の十二月九日、それから政府が経済政策会議を開きまして、郵便料金について改定を必要とする見当をつけましたのが、十一月の二十七日でございます。そのときにも、大体郵政審議会の小委員会は、ただいまお述べになりましたようなめどをつけまして、五カ年もたせるとすれば三六・八%、しかし、なるべく小幅に押えたいということと、それから、めどがなかなかこれからの動向をつけにくいということで二九・五%、三カ年というような答申に達しそうだというお話を、当時の小委……
○国務大臣(郡祐一君) 御承知のように、物価抑制を非常に心がけておりますのは、御指摘のように、ことにヨーロッパに多い。それらの国でも郵便料金については相次いで値上げせざるを得ない状態になっている。結局、どこの国で見ましても、人件費というものが大部分を占めておるところで、人件費をどこまでも押えっぱなしにしていくということは政策としてとり得ない。そうすると、その無理がどこかで起こってくる。昭和三十六年に値上げをいたしましたが、これは当時の一〇%の急激な人件費の上昇で百億足らずの金額というものはなくなってしまった。そういたしますると、郵便料金の引き上げというものは昭和二十六年以来初めて、十五カ年ぶり……
○国務大臣(郡祐一君) いま竹田さんのおっしゃる点、まことに大事な点でございまして、私は郵便料金の値上げをいたすべきやいなやということを判断いたしまする際にも、全国の地方局長会同をいたしました際に、ひとり幹部だけの考え方でこのような判断をすべきものではない、全体のそれはそれぞれの立場立場でその必要があるであろうか、そういうやり方をしないでも方法はあるんじゃなかろうかとか、いろいろめいめいの考え方はあろうと思います。しかしながら、いたす以上は、国民に何と申しましても御負担をかけるようになるのだ、それに応じた心がまえというものは一様に持ってもらいたい、このことを要望し、これは地方局長の責任として所……
○国務大臣(郡祐一君) 確かに、第三種について直接経費をまかない得ますような状態まで改めてまいるということは、私は目標として持っていなきゃいかぬと思います。ただ、現に低料扱いにつきましても五割を上げておるという程度、これ以上この際上げるということは無理があるであろうという考えで、この際はその程度にとどめました。したがいまして、文化的な意義あるいは経済的な意義、いろいろなことを込めまして、三種についての赤字というのは、御指摘のとおりこれは現に出ております。この点については、私は少し長い目でものを解決していかなきゃならぬと思っております。
○国務大臣(郡祐一君) このたびの仲裁裁定によりまして百四十二億、そのうち、受託業務を除きまして固有業務が六十六億でございます。したがいまして、この六十六億の所要財源として、すみやかに郵便法の御可決を願って、そして四十一年度予算の執行が可能な状態に一刻もすみやかにまいりますことを切望しておる次第でございます。
【次の発言】 定昇分は予算に見ておりまするし、そういたしますと、六十六億について、予備金及び節約によってその財源を捻出することが、関連法案が成立いたしますと可能な状態に相なるわけであります。数字につきましては、経理局長からお答えいたします。
○国務大臣(郡祐一君) おっしゃるとおり、郵便法にもございまするように、また、世界のどこの国もそうでありますように、国営ということと、独占ということと、それから利用の公平ということ、これが幸いにして私は、信書の秘密等が守られておりまするのも、こうした国営、独占、利用の公平、これが完全に行なわれているからだと思います。しかしながら、同時に、お話の中にもございました、印刷信書のようなもの、これらについては、吟味してみればそれは信書でありまするけれども、信書というような感じが薄くなってきておる。こういう場合に、私は、国営の事業であるという意味はかなりによく徹底しておることでありまするけれども、信書の……
○国務大臣(郡祐一君) ただいま議題となりました公衆電気通信法及び有線電気通信法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 昭和三十八年法律第百四十号「公衆電気通信法及び有線電気通信法の一部を改正する法律」により、有線放送電話接続制度が設けられ、有線放送電話の実態にかんがみ、同一県内または同一市町村内に限り、有線放送電話と日本電信電話公社の加入電話等との間に通話することが認められました。 しかしながら、昭和三十八年四月三十日までに有線放送接続電話試行役務の提供を受ける契約を日本電信電話公社と締結した施設につきましては、原則として一中継の範囲まで県外との通話を……
○国務大臣(郡祐一君) いまお話しのように、有線電気通信法が制定されました当時の状況は、まだ電気通信の状況は、まだ電気通信の利便をなるべくあまねく提供したい、そのためには設備の設置なり使用なりについてできる限り自由にするということのほうに、当時の状況から急であり、それは現在の公社電話の普及がこの状態に相なったときには、当然考え直し、むしろ、ただいまはいかにして一元化をはかってまいるかという時期に来ておるかと思います。その意味で私も、有線電気通信法の四条五号ですか、あの緊密関係などの読み方にしましても、法律の規定のことばをそのままに扱って、そこに許可をいたします際には十分判断を加えるべきものだと……
○国務大臣(郡祐一君) お話のように、希望するものを農村集団自動電話に切りかえて、そして再延長を絶対に行なわないということにいたしますために、事実、農集については従来もいろいろな改善の措置を講じてまいりました。これらにつきましては、将来の見通しについて、また公社あるいは政府委員からお答えをいたしまするが、秘話機能を備えた農薬も設置をいたしてまいりましたし、小需要の農村自動電話の設置もできるように改善を行なって、まいりました。しかし、御指摘のように、何と申しましても、現在の農集の制度では、設置地域や放送機能において、農村住民の要望を十分にカバーし得ておりません。それで、お尋ねになりました今後の改……
○国務大臣(郡祐一君) 私もいまのような答弁では、ほんとうに満足を得ることができませんことをまことに申しわけないと思います。これらの従来の扱い等において、さらに督励をいたす要があると思いますので、今後十分注意をいたしたいと思います。
【次の発言】 確かに、お尋ねの点についてのお答えを欠いておりますことは恐縮でございますが、率直に申しまして、私、これを担当しております者の数が不足と申しますか、あるいは、やり方等について本省で把握する度合いが低いのではないか。それはまあ私はどうも人間の数が原因ではなかろうかと思っておりますが、やり方の点もあろうと思います。それで、まことに恐縮でございますが、今後そ……
○国務大臣(郡祐一君) おっしゃるように、私はこのたびの放送法、電波法が成立を見ませんでしたことは、まことに遺憾に考えております。と申しまするのは、技術的な面の発達ももちろんでありますけれども、国民経済なり文化なりの著しい変転、それがまた強く関係する電波の利用の分野、ことに放送の分野におきまして、多年懸案になっておる大きな事項がある、それを解決いたしますためには、どうしても放送法と電波法の改正をいたさなければならない、このような所存で御提案申し上げたわけであります。確かにおっしゃるように、法律の性質上、各方面の意見を十分聞くということは、ことに政府原案を作成する過程において、すでに国民にその考……
○国務大臣(郡祐一君) ただいま議題となりました昭和四十年度における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び概要を御説明申し上げます。 この法律案は、昭和四十年度における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正し、別途、本国会に提案御審議を願っております恩給法等の一部を改正する法律案により行なおうとしている給付の改善と同様の措置をこれらの法律の適用者に対して行なおうとするものであります。 次に、この法律案の概要を御……
○国務大臣(郡祐一君) 電電公社について、三公社もそうでありますが、それぞれから陳情並びに答申が来ておりまして、そして陳情によりますると、千分の五以上の率での追加費用の上積みの拡大の配慮ということが出ておりますし、それから共済組合収支計画調査委員会からやはり出ておりまするが、私どもこの陳情書をもとにしてものを考えておるという状態でございます。
○国務大臣(郡祐一君) 附帯決議につきましては、御趣旨を体してよく検討さしていただきます。
○国務大臣(郡祐一君) 郵便料金の引き上げにつきましては、まだ政府として的確に料金をきめておるわけではございませんけれども、郵政審議会の答申によりますると、四十一年度で約二百九十億料金の引き上げをいたす、御承知のように、家計調査によりましても年間、この数年間、〇・一四の程度、そういたしますと収入をどういうぐあいに全体を見てまいりますか、四十一年度、的確にはわかりませんけれども、それにいたしましても〇・〇二程度上がる度合い、従来も月六十四円、年八百円の程度でございますが、それが〇・〇二の程度響くことに相なろうかと思います。
【次の発言】 航空のほうは、いまのところ、ちょっと資料持ちませんが、それ……
○国務大臣(郡祐一君) 電信電話につきましては、ただいま総裁がお答えいたしましたように、公社においていろいろと案を検討いたしております。私も、四十一年度では二百二十六億という収支差額を得ておりまするけれども、将来の財政状況についてはいろいろ検討しなければいかぬと思っております。ただ、今後景気動向等とにらみ合わせまして、電話に対する需要がいかようになってまいるか、これらの点は政府としても十分考えたいと思いますから、公社案を見ました上でとくと考えたいと思います。 それから、御指摘のNHKについては、四十一年度の予算をつくるにあたりまして考えてみますと、ラジオ、テレビの甲のほうでは八十五万ふえてお……
○国務大臣(郡祐一君) 御了承のように、昭和二十六年に値上げをいたしまして以来、その後ごく小幅な改定しかいたしておりません。そのために、昭和四十年度すでに持ち越しの五十六億の赤字が出てまいりました。したがいまして、そうした補てんがこういう大部分を人件費にやっている会計では必要なのであります。それ以上に、これは鈴木さんも御承知のように、一昨年末近代化の答申が出てまいっております。そうした国民へのサービスの向上が何といってもおくれております。機械化でありますとか、ことに送達速度の確保ということ、この独占事業の生命である点をやはりいたさなければいけません。したがいまして、ぜひこの機会にサービスの改善……
○国務大臣(郡祐一君) 郵政関係で申し上げますと、ただいまのところ医療法の施行規則に出ております四床一人以上、これが確保されております。全体の数は千七百六十ということでございまして、四十年度今日までに退職いたしました者五十九名、それに対して六十六名充足をいたしております。 それから養成機関といたしましては、東京に高等看護学院を置きまして、本年は三十二名卒業いたしました。 したがいまして、夜勤の状況も、郵政関係は、日勤、夜勤、深夜勤となっておりますが、夜勤は午後十時までの勤務でございますが、深夜勤は月五回という程度になっております。
○国務大臣(郡祐一君) お答えいたします。小包料金については、鈴木さん御承知のように、政令でも国鉄小荷物等々の料金と比例をいたします考え方で料金を定めるように規定いたされております。すでに国鉄の料金が三月五日から引き上げられております。それで、独占して扱っておりまする一般の郵便物については考え方は別でございますけれども、政令で規定しておりますように、国鉄小荷物と他の同様のものとの間に大体比例した数量を扱っております小包郵便物といたしましては、なるべく時期を同じくいたしまして料金を改定したほうが適当と、こういう考え方ですでに政府が料金の改定を決定いたしましたときに、小包については四月一日からいた……
○国務大臣(郡祐一君) お話のとおり、確かに郵便法の改定というものが、送達速度の安定、向上ということに第一の主眼を置いておりまして、国民の利用者の皆さんにいろいろと現在なお御迷惑をかけておる定形外の問題に関しましても、要は、早く定形、定形外の扱いになれていただくことによって自他ともに便益を増していこう、こうした考え方で出発しておるのでありまするし、ことに十月を目途としております定形の郵便物とはがきについての航空機の輸送、こうしたことの準備を着々と進めておるわけであります。そのような場合に、たとえば七月の初めから国民の皆さまに多くの御不便をおかけした点でありまする二円切手の点など、大体これまでの……
○国務大臣(郡祐一君) 現在加入電話八百五十万くらい四十一年度末でできますが、その場合でも積滞は約二百万近くになるという状況で、需要が非常に多うございます。したがいまして、今後おっしゃるように需要が非常に多くなる。それに対する資金をどうするかという問題があります。それから、それに伴って収支の均衡をいかにしてはかるか。御指摘にもありました債務の償還も次第に大きい額になってまいります。そういう状態でありますから、公社といたしましてどのような形にして収支の均衡をはかるかということをただいま公社案を研究いたしております。政府に対して公社案の提示を待って、政府としてはよく研究をいたそうと思っております。……
○国務大臣(郡祐一君) 郵便事業の会計は、昭和四十年度当初予算を編成いたします際に、すでに一五十六億円の実質赤字を出しております。それは、しかし、持ち越しの財源等を使いまして予算を編成いたしておりますが、実質は赤字でありますので、その影響が四十一年度の予算に当然まいってきておるわけであります。したがいまして、このたびの料金の改定によりまして、初年度、四十一年度二百八十六億、平年度三百六十億という増収が得られるわけでございます。これによりまして、ただいま申しましたように、従来の実質赤字というようなものを補てんをいたしますと同時に、郵便事業といたしましては当然いたさなければならない機械化であります……
○国務大臣(郡祐一君) 当省所管各会計の昭和四十一年度予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、郵政事業特別会計の予算でありますが、この会計の歳入予定額は、四千百七十八億三千五百万円で前年度予算額三千六百二十四億七千八百万円に比較しますと、五百五十三億五千七百万円で一五%の増加となっております。 このうちには、収入印紙収入等で一般会計へ繰入れる、いわゆる通り抜けとなる業務外収入が八百五十三億一千二百万円ありますので、これを差し引いた実体予算、すなわち郵政事業運営に必要な経費の財源となる歳入は、三千三百二十五億二千三百万円となっておりまして、これは前年度予算額に比較しますと、五……
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