このページでは春日正一参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○春日正一君 私は、日本共産党を代表して、知外相の訪米報告について質問します。 愛知外相は、訪米報告の中で、日米友好を強調しながら、日本国民の要望に沿って沖繩返還交渉に当たったかのように述べております。ところで、去る五日、外相がロジャーズ国務長官との会談でアメリカ政府の立場に理解の念を表明したまさに同じ日に、沖繩では、ストライキ中の労働者を米軍が銃剣によって弾圧するという重大な事件が起こりました。この米軍の狂暴な行為に、政府は一片の抗議もしていません。これはまきに佐藤内閣の沖繩問題に対する卑屈な姿を象徴的に示すものであります。そもそもサンフランシスコ条約第三条によるアメリカの沖繩占領は、不法……
○春日正一君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係閣僚に質問いたします。 佐藤・ニクソン会談以来、この一年間の事態は、日米共同声明がアメリカのアジア侵略に対する日本の支持と加担を強めるという危険きわまる約束であったことをますます明らかにしています。政府は、これまでインドシナに対するアメリカの侵略に支持を与え、さきの国連総会での総理の演説では、ニクソンのいわゆる和平提案を支持しておりますが、総理は、今回突如として行なわれた大規模な北爆と、ヘリコプター降下作戦を何と考えておられますか、いま国際世論はもちろん、米議会内にさえ、ニクソン政権非難の声が渦巻いております。今回の北爆は、明らかにイン……
○春日正一君 いまの話のように、総務長官、時間がないそうですから、どうしても長官にお聞きしたいことだけ先にお聞きしますけれども、例の沖繩渡航の問題ですね。私ども、沖繩の渡航は、だれでも行けるようにしなければならないという立場でおりますけれども、同時に、こういう問題は具体的にあらわれた個々のケースについても解決していくことがその促進にもなるという立場で、特に共産党議員の渡航拒否という問題を重視してこれまでもずっと質問をいろいろしてきたのです。で、いままでの現状を言いますと、ごく最近、九月二十日に春日、小笠原、衆議院の田代と、三人の議員が沖繩の事情視察と三大選挙の支援ということで申請して、これが拒……
○春日正一君 国政参加の問題についてお聞きしたいのですけれども、いまも質問があったのですけれども、施政権返還以前に一体化する、その一体化政策を進めるということをずっと言って努力しておいでなんですけれども、この一体化政策を進めるということの上で国政参加ということが一番かなめをなす問題なんじゃないか。だから、沖繩の県民も何としても国政に参加さしてほしいということを要請しているのじゃないかと思うのですけれども、その点、総務長官のお考え方を聞かしていただきたいと思うのですが。
【次の発言】 私、時間がありませんから、まとめてお聞きしますけれども、そうしますと、第一点で、今度、きのうの新聞を見ますと、沖……
○春日正一君 十号台風と関連して、天竜川の治水問題ですけれども、いま松永委員からも質問があったように、天竜川の佐久間、秋葉の下流で横山その他三十六年、四十年に出た個所が同じような状況でやはり相当大きな被害を出しております。被害の状況を私ここで言いませんけれども、この前四十年災のときに私この問題でやはり質問して、それで大臣の答弁、局長の答弁でも、あそこの川のはんらんというものが本流そのものの増水と同時に、かなり大きな支流があって、支流の水が非常に大きく出るために、それが重なってああいうことになる、だから、総合的に施策を講じなければならぬということが答弁されておったんですけれども、四十年からいまま……
○春日正一君 初めに防衛施設庁のほうにお聞きしますが、九大にジェット機が落ちてたいへん問題になって、当時板付の米車基地を移転してくれという具体的な自治体の決議もありましたし、それから世論も相当ありましたけれども、その問題の扱いですね、その後現在までどういうふうに考えて、どういう努力をしてきましたか。
【次の発言】 この問題についてはこれ以上深くお聞きしないことにしておいて、こういう墜落事故とか何とかいう基地につきもののことが全国で起こっているわけですね。そういう意味でこういう米軍基地による墜落その他の事故の件数ですね、それから国民の被害状況というようなものはまとめて調査されて掌握しておりますか……
○春日正一君 現在、市特に建設省において進めておられる流域下水道整備事業計画これについて具体的にお聞きしたいのですが、で、荒川左岸流域の下水道計画について、その規模、それから目標、事業内容、それから工事期間、事業費の分担というようなものについて大筋を説明してほしい。
【次の発言】 そこで、そういう計画で四十八年までに完成するということになっているわけですけれども、この計画自体としては、これだけやったらあとは熊谷まで延ばすというようなことで、一応この地域の下水道の幹線としてはこれでいいというような考えでやっておられるのか、それともこれはとりあえず、それからあと当然必要なものは補充するというような……
○春日正一君 この間視察に行って、大間から函館へ行く大きなトラックが通る、大きなトラックが通るので、あの道路が非常に狭くて危険な状態になっておったんですけれども、建設省としてあの輸送路ですね、大間から函館、そしてあそこを通るむつ―大間間の主要地方道ですね、あれについてどういうように評価しておるのか。またあの線の将来について発展性といいますか、そういうものについて、どういうように考えておられますか、この点お答えいただきたい。
【次の発言】 私が聞きたいのはですね、あそこは戦後トラック輸送が始まってから新しく開発された北海道との連絡路ですね。そうすると、これを政府として、あるいは建設省として将来発……
○春日正一君 初めに、きわめて一般的なことですけれども、最近宅造とか道路、その他開発事業が非常に急激に進んで、貴重な埋蔵文化財が見つかるんだけれども、それが次々にこわされていっている、これが実情だと思うんですよ。こういう状態で、この文化財を保護する責任者である、いわゆる文化庁として特にこういう状態のもとで、この文化財を保存していくという点について、基本的にどういうふうなお考えを持って、どういうふうに対処しておいでになるか。そこから聞かしていただきたいんです。
【次の発言】 まあいろいろ説明あったのですけれども、結局非常に重要なものはいろいろな形で保存する、そうしてどうにも、それほどでないものは……
○春日正一君 時間があまりないから端的にお聞きしますけれども、さっきも問題になった、施政権の返還のめどをつけるときに基地の態様もきめる、この問題ですね。これは外相のきのうの発言では、ワン・パッケージだというようにお答えになった。これはあたりまえだと思うのですけれども、総理の予算委員会の答弁を聞いてみると、とにかく早く返すこと、早く返すことが大事だと、基地の態様はそのあとでもいい、そういうような印象を受けるわけですが、これは非常に大事な問題ですから、外相と総理との間に食い違いはないのか、外相の言われるのがほんとうなのか、この点お答え願いたいのです。
○春日正一君 私の質問のねらいといいますかね、それは古都における歴史的風土の保存ということと、保存地域における宅造事業、これとの関係で出てくる幾つかの問題についてお聞きしたいということです。
最初に、古都保存法が施行されて二年数カ月になるわけですけれども、その間の地域指定その他の執行状況について、概略説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこで、そういう指定がされて、法に基づいて保存計画というものが決定されるわけですけれども、鎌倉市についての鎌倉市の歴史的風土の保存計画、これはどういうことになっておりますか。
【次の発言】 そういう説明を聞いたのじゃなくて、内閣がきめた歴史的風土保存計画で……
○春日正一君 私は、日本共産党を代表して、大学問題について総理に質問いたします。
初めに、現在東大はじめ五十に近い大学で紛争が続いておるわけですけれども、このように長期かつ深刻化しておる原因、これについて総理がどうお考えになっているか、これをどういう方向で収拾していったらいいとお考えになっているか、その点お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 非常に複雑な原因を持っているんですけれども、新聞の世論調査によると、いまの政治社会に対する不満が原因だと、こう答えている人が七〇%を占めているんですね。この点について、総理の反省といいますか、所感といいますか、聞かせていただきたいと思うのですが。
○春日正一君 星参考人にお尋ねいたします。 施政権返還の問題、基地の態様その他で各党の意見の食い違いがある。しかし、少なくとも国政参加の問題では、全面的な参加という点ではいささかの食い違いもないということですね。
○春日正一君 私は、もう聞きたいことをみんなほかの人が聞いてくれましたから……。
【次の発言】 時間がないから、ざっくばらんというか、ぶっきらぼうな質問になるかと思いますが、外務大臣来月二日おいでになるという新聞報道ですが、当然それまでには、基本的な交渉の態度といいますか、それはきまっているものだろうというふうに私ども考えているし、世間でも考えている。最近の新聞では、討議資料として核抜き本土並み、これで交渉する政府は腹をきめたようだという報道もあるんですけれども、いままでの大臣の答弁を聞いていますと、何かそういうふうにきまってない、まだそういう態度はきめていないんだという印象を受けるんですが、……
○春日正一君 今度の法案は、引き揚げてきている人たちの援護の問題と、それから領土の返還の問題と、二つの内容を含んでおりますので、両方お聞きしたいのですけれども、まあ、外務大臣に、ちょっとお急ぎのようですから、領土の問題のほうから私は順序を変えてお聞きいたします。 この北方領土の問題では、私ども共産党も、あの千島列島というものは、南千島、北千島を問わず、全体として日本の領土である。戦争で取ったものでもなければ侵略で取ったものでもないと、だから当然日本の領土であるべきものである。したがって、サンフランシスコ条約で放棄させられたということは、やはり戦後処理において不公正な扱いがあったというふうに思……
○春日正一君 私も同じ問題で質問するわけですが、六月五日にアメリカで愛知外相がロジャーズ国務長官と会談して、アメリカ側の考え方を理解するというふうに述べていた同じときに、沖繩の全軍労のストライキに米軍が銃剣で弾圧を加えたというのは非常に象徴的なできごとだというふうに私は印象を受けたわけです。そこで、経過その他は長官のほうからいろいろお話があったので、直接問題になる幾つかの点でお聞きしたいんですけれども、この弾圧の責任問題ですね。それと政府の態度の問題。先ほど来責任はどこにあるかよくわからぬというようなことを長官言われるんですけれども、明らかにこれは軍にあると思うんですよ。軍の命令でMPが銃剣で……
○春日正一君 時間が非常にないので、かみしもを脱いだ形でお聞きしますけれども、やはり一番沖繩の問題で問題にされているのは、一つは核の問題だと思うのです。そこで、いろいろお話がありましたけれども、最近の国会で法制局長官は、核の持ち込みは憲法の違反にはならぬと、憲法上の問題ではないと、政策上の問題だというふうに法解釈を出しておりますし、それから総理も非核三原則というのは佐藤内閣の政策であるというように言っているんですね。そうすると、佐藤内閣のもとでも状況判断が変われば持ち込みを許すというような政策の変更というものは論理上当然あり得るわけだし、佐藤内閣の一貫性からいって、佐藤内閣である限りはその政策……
○春日正一君 こういう事故の起こった、新しい工法だと思うのですけれども、この工法の安全性について、これは始めるときに十分確かめられて、これでだいじょうぶということになっておったのですか。これを取り入れるときにですね。
【次の発言】 いまのそこの問題ですね、同じやり方でもダイヤが小さければこれは安全だけれども、先ほどのあなたの説明でも、ダイヤが大きくなるといろいろな変圧がかかってくる。そういう可能性が出てくるということになると、これはまあ私技術者でないから詳しいことわからぬけれども、常識的いっても、どのくらいな広さまでが限度とか、どのくらいな直径が限度とか、あるいはそれ以上になった場合にはどうし……
○春日正一君 山田さんに一つ、二つお尋ねしてみたいのですが、さっきも話聞いていますと、東京都としては公共施設を整えるという役割りを主として持っておる、なかなか再開発というようなものには手が回らぬし、どうしてもなかなかそれではどうもいかぬ、だから民間の発議にまかせることがいいというような見解なんですけれども、やはりあなたが東京都の建設局長ということで、そういう面での責任の立場にあるから慎重――私に言わせれば逃げているという感じがするのですが、しかしこの再開発法案が通ったあとで、東京都としてはこの再開発事業というものを都として独自にやっていこうというそういうもくろみというか、見込みというか、そうい……
○春日正一君 この前都市再開発あるいは都市計画の根幹になる総合開発計画の問題についてお聞きしたんですけれども、この際大臣にお聞きしたいんですが、まあ都市再開発あるいは都市計画というような町づくりですね。これは当然住民の福祉、そういうことを考えて、住民の発意といわゆる納得のもとに施行させるべきものだと、そこを主にしなきゃならぬというふうに考えますが、その点どうですか。
【次の発言】 主観的に福祉に通ずるというのですけれども、それを受けるほうで、そういうものとして納得されなければぐあいが悪いし、そういう意味でやはり制度的にもそういう計画をつくる場合に、住民の意思が十分くみ上げられるという仕組みにな……
○春日正一君 再開発問題に関して、大都市における再開発の目標その重点をどこに置くか、政府として。その点お聞きしたいと思うのですが、総理も御承知のように三十七年以来、国土総合開発計画がいわゆる拠点開発計画という形で、ずっとやっておいでになった。その結果政府も自慢しておるように、いわゆる生産が上がったわけですけれども、同時に反面において、非常な住宅難、あるいは通勤難、それから交通事故、公害、災害というようなものがもうがまんがならぬところまできてしまっている、そういうことを考えてみますと、やはり都市を、私は再開発ということばは好まないのですよ。開発というと観光開発とか何とか、営利につながるようなこと……
○春日正一君 まあずっといままで同僚議員の御意見、まあ尽きるところは尽きておると思いますけれども、私まあ太郎杉の問題は、実際行って見てきましたが、坪川さんはどこにあるのかわからぬ人がかれこれ言うのは無責任だというけれども、それは確かにそうだと思う、しかし私は行って見てきましたよ。特に建設行政というものは、いままであるものをこわして新しいものを建てていくという仕事ですからね。そこのところでやはり一番腹を据えておかなければならぬことは、どうしても残さなきゃならぬ大事なものは残すのだということだと思うのですよ。私はあそこに行ってみてやはり杉の木は何千本かあるけれども、そして大きいのはたくさんあるけれ……
○春日正一君 初めに、公営住宅を中心とする政府の住宅政策について、大筋をお聞きしたいんですが、この公営住宅法によると、低所得者のための低家賃住宅を供給するというふうになっていることになっているのですが、この低額所得者というのはどこまでを低額所得者というように見ているのか。その点ひとつ。
【次の発言】 その説明ですが、具体的に言えば、現在入居基準が四万円ということになっておって、これにいろいろの控除その他を入れると八十三万五千ですか、年収にすると。大体そういうことになっておるのですけれども、そうすると、ことしの税法で言うと、五人家族で免税点が九十三万ということになっているわけですね。それより低い……
○春日正一君 関連。いまの高山委員のお話を聞いておって、いまの結論の趣旨からちょっとさかのぼるわけですけれども、いまの説明聞いていますと、百六十万という計算はあなたの説明では、いわゆるそこの借りている本人だけの計算でいっていますね。 大学卒業して初任給が幾らでそれをずっと上がっていくと五十五歳定年になって百六十万になる。高校卒ではそこまでは一生かかったっていぬかとかという計算をして、だから百六十万ということはめったにあり得ないことだとか、そんなに御心配及びませんというような説明に感じるのですよ。ところが、実際には先ほどの質問にもあるように生計費非常に高いし、それから、いまの世の中ですから、いろ……
○春日正一君 最初にこの地価公示制度のねらいですね、そこをはっきり聞かしておいてほしいと思います。何をねらいとするのかということ、それでどういう効果を期待しておるのかということ。
【次の発言】 そうすると、このねらいは地価の高騰を抑えるという意味と、不正な取引といいますか、そういうものを防ぐというような意味だというふうにお聞きしたんですが、そこでこの法案で地価公示制度を設ける目的、第一条で「正常な価格を公示することにより、――適正な地価の形成に寄与する」と、こうなっているわけですけれども、この正常な価格というのは、一体何を基準にして正常というふうに言うのか、そこのところですね。
○春日正一君 江戸さんにお伺いしたいのですけれども、あなたの言われたように、公示制度で土地の値上がりを規制するということを期待するわけにはいかぬ。先ほど需給関係がどうということを言われたのですが、あなたのほうは土地を供給する仕事をしておられる。その立場から見て、需給関係を緩和するときはどうすればいいかというようなお考えがあったら、ひとつ聞かしてもらいたい。 もう一つは、不動産協会のほうの意見として、公示価格をやる場合に、造成地に対する価格の公示というのではなくて、もっぱらもと地というか、そういうものに対して公示してほしいというような意見があるように言われたように思うのですが、そこのところの理……
○春日正一君 日本共産党を代表して、地価公示法案に対する反対討論を行ないます。 反対理由の第一は、この法案が、適正な地価の形成、すなわち、地価の抑制を目的としながら、何ら地価の抑制に役立たないのみか、逆に、大資本の農民からの土地取得に有利な口実を与え、より大きな利益を彼らに保障するものになりかねないからであります。 政府は、正常な価格を公示し、不動産鑑定士の評価に公示価格を基準とすることを義務づけることにより、民間の土地取引きに指標を与え、ある程度の地価抑制を期待できるとしています。 しかし、正常な価格そのものの評価が、今日の資本主義体制のもとでは、客観的。科学的根拠を持ち得ないのみなら……
○春日正一君 この法律が適用される対象として建設省の調べでは危険個所が七千三百四十二カ所、五十戸以上が七百カ所、三十戸から四十戸のところが四百カ所というように言われているのですけれども、大体これだけやるのにいまの時点で考えて非常に大ざっぱなことしか言えないと思うのですけれども、どのくらい予算が必要だというふうに思いますか。
【次の発言】 ところで、いままでのあれを見ますと、法律前ですからそういうこともあると思うのですけれども、四十二年度が二億、四十三年度が六億、四十四年度が八億というテンポなんですね。そうするとこれはこのテンポでいったら、実際上はもうとても間に合わぬということになるわけですわ。……
○春日正一君 もう一つ簡単なことですが、この法律はこの前六十一国会で通すということでお出しになって、ああいう経過で通らなくて今になったのですが、今年度分の三万トンですか、これの向こうへの引き渡しというようなことについてはスムーズにいくようになっておりますか。その点心配ありませんか。
○春日正一君 最初に、いま問題になってきた毒ガスの撤去の問題ですけれども、ずっと、長官の考え方なりおやりになったことも聞きましたから、そこから先の問題として、いままでこの問題について日本政府とアメリカとの間にどんな折衝があったのかということです。その結果、いつごろ撤去できるというような見通し、こういうものはついているのか、この二つの点をお伺いしたいのですが。
【次の発言】 その点、先ほど長官も、アメリカのヒューマニズムというものはそういうものかということをランパート弁務官に言われたということですけれども、沖繩の県民にしても日本の国民にしても、その気持ちでは変わりはないと思うのですよ。何というこ……
○春日正一君 最初に渡航の問題ですけれどもね、国会議員の渡航は共産党でもできるということで、私、行ってきました。しかし、半面で、一般の民主的な団体とか、そうでない人でも、渡航を思想、信条、政治的な立場というものによって制限するというような動きが、従来よりもきびしくなっているというふうに感じるのですけれども、これは一体どういうことですか。
【次の発言】 事実をあげますと、たとえばこれは総理府でも御存じだと思うのですけれども、杉本先生といって、沖繩民謡のことで毎年夏休みに八重山からあっちまで行って掘り出してきては研究している先生がいるのです。ところが、この先生がことし渡航しようと思ったら許可がおり……
○春日正一君 沖繩返還交渉の問題についてですけれども、先ほど外務大臣の御答弁で、この交渉はかなり順調に、ひんぱんに進められておるということですけれども、この交渉で取り上げるべき主要な課題と項目ですね、それから、それぞれの項目における問題点、これを知らしていただきたいのですけれども、時間がありませんから、これ、まあ一々言っておったら、その説明だけでも相当時間がかかりますし、きょうの時間がありませんから、これを一覧表にして出していただきたいと思うのですけれども、それやっていただけますか。
【次の発言】 それで、いまの御説明だけではあれですし、五月二十六日の商業新聞には、「沖繩返還協定の主要項目と問……
○春日正一君 大臣お急ぎのようですから、できるだけ簡単にしたいと思うのですけれども、例の渡航の問題ですね、自由の。あれ、まあいままでも私どもはしばしば質問もし、要望もしてきたことなんですけれども、いままでに、その後政府としてどういう努力をなさって、どういう進展があったのか、その点を第一点としてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そういう面での努力ですね、手続を簡素にするということはずいぶんやられたように聞いてもおりますが、しかし、許可する基準といいますか、中身といいますか、そういうものについてはあまり改善されてないのじゃないか、たとえばここにこういうのがありますけれども、結婚式の出席も……
○春日正一君 簡単に長官に一つだけ。
例の渡航の問題ですけれども、この問題、私は沖繩の祖国復帰一体化の一番大きなかなめの問題だということで、この委員会ができてからも、初めから繰り返しそのことを質問し、問題にしてきたわけです。特に国政参加の選挙が迫っているということで、七月のこの委員会でしたか、このときもこの問題は質問して、長官も、努力するということを言われたのですけれども、その後どういう努力をされてどういう結果になっているか、簡単にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 そういう努力をされても、まあ無視しているというか、非常にがんこな態度をとっている。特に国政参加の選挙もあと一カ月もすれば……
○春日正一君 去年の十月に総理府のほうから「沖繩経済振興の基本構想(試案)」というのが発表されていますけれども、これはその後も変わりないわけですか。
【次の発言】 それで、これを見ると、大体第一に「畜産物、生鮮食料品の本土への供給基地として」というふうになっている。これは、この間長官もここで構想を発表されたし、これは一応わかるのですがね。第二に、「本土の中央ベルト地帯に立地できなくなった大規模工場の適地として」、こういうものがあるのですね。これは一体どういうものをさすのか。
【次の発言】 私もその点で非常にひっかかったわけですが、公害産業を沖繩へ持っていけという印象を私は受けたものですから、そ……
○春日正一君 簡単に具体的にお聞きしますけれども、新聞の報道によると、沖繩の米軍当局が去る十二、十三、十四日の三日間、嘉手納その他の基地を報道関係者に公開していろいろPRをやったようですけれども、その際、海兵隊の普天間基地司令官のラマー大佐がこう言っております。「この基地」――すなわち普天間基地――「もチャプマン最高司令官が沖繩を訪れたさい言明したように、無期限に常駐しよう。現在のところ、基地の縮小や統合整理の計画は全然ない。むしろ、施設がせまいので、兵舎の増強を実施している段階である」、こういうふうに言っております。それからさらに米軍当局は、この「海兵隊は、国府や韓国、南ベトナム、タイなど東……
○春日正一君 復帰準備委員会の性格、任務というようなことからお聞きしようと思ったんですけれども、いままでの質問をずっとお聞きしておって、大体こういうふうに理解していいですか。日米協議委員会があって、ここで基本的な点、原則的な問題をきめる。そうすると、それを準備委員会が受けて、そうしてそれに基づいた具体的な処置、そういうものを行なっていくような仕事をすると。だから、私いまお聞きしておって、準備委員会だけのことではないというふうに大臣言われましたけれども、防衛庁もあるし、いろいろ役所がそろって進めていって、だから、日米協議委員会で話が進められていくその進行に応じて、現地では具体的な手が打たれていっ……
○春日正一君 私は、この前の委員会で、沖縄に進出している外資、とりわけ、その代表的なものとしてのガルフの進出の問題についてお尋ねしたわけですけれども、そのときに長官から、ガルフが復帰までに本土資本との提携もしないというような場合には、まあ、フリーゾーンみたいにして島に封じ込めて、その製品は全部日本の国外に向けさせるというような御答弁があったと思います。そこのところで私、質問を切っといたんですけれども、きょうその続きを質問しようということにしておったら、この前の委員会の翌日ですね、十月二十二日に琉球政府の発表によってアメリカの民政府が金武湾の約十平方キロメートルにわたる海域の運営管理権をガルフ社……
○春日正一君 私は日本共産党を代表して、沖繩復帰のための準備委員会への日本国政府代表に関する臨時措置法案に対し、反対の態度を表明するものであります。 この法案は、「準備委員会への日本国政府代表を長とする代表事務所の設置」等を定めようとするものでありますが、その任務として、「沖繩復帰準備に関し必要な事項」について「在沖繩アメリカ合衆国政府機関との協議に当たること」を定めています。その「協議」は、愛知・マイヤー交換公文にも明らかなように、昨年の日米首脳会談と日米共同声明が敷いた路線の上に進められようとしております。 本来、わが国が沖繩問題についてアメリカ合衆国との間でとるべき態度は、すでにわが……
○春日正一君 大阪のガス爆発事故が起こってから百日近くになるわけですけれども、そういう意味で、私はガス導管事故の防止対策について、私の意見もまじえながら幾つか質問したいと思います。
初めに、東京その他大都市におけるガス漏れの状況ですね。これ通産省の人来てもらうように言っていますけれども、それと、政府としての事故防止の対策、いま、どういうふうに考えて進めておられるか、その点御説明願いたいと思います。
【次の発言】 状況はそれでわかったのですけれども、漏れているという数になると非常に多いのですね。事故になったのはいま言ったような程度ですけれども、東京だけでも四十四年度ですか、二万一千百七十五件、……
○春日正一君 都市の過密化が非常にひどくなっている中で、大都市の災害防止という問題が非常に重要な政治問題になってきていると思うんです。この前七月のときに私はそういう意味でガス管の埋設の問題でいろいろ私の意見を加えて質問したんですけれども、きょうは特に東京での地震対策ですね、これにしぼってお聞きしたいと思います。 御承知のように、関東大震災並みの地震が起こったらということで、昭和四十二年にこれは建設省のほうでの委託研究だったと思いますけれども、都市計画学会の報告で、もしそうなれば江東地区だけでも生存率が四五%、四十一万人の死者が出るだろう、あるいは向島では生存率三%というような非常に深刻な報告……
○春日正一君 たいへん高通な論議のあとできわめて具体的な問題二つぐらい質問したいと思います。
一つは例の東京外郭環状道路、あの問題についてでありますけれども、この前昭和四十二年六月二十九日の建設委員会であの問題、私再検討したらどうだという質問したときには、慎重に検討するという答弁をいただいておったわけですけれども、その後どういう検討がされて、現在どうなっておるか。その辺を聞かしていただきたいのです。
【次の発言】 いまの御答弁聞きますと、何かあの計画決定された路線はどうも動かしようがない。ただやり方としてどういうふうにやっていったらいいかということを検討しているというような印象を受けるのです……
○春日正一君 非常に時間がないようですから、だいぶはしょらにゃならぬのですがね、いままでのいきさつは私ほかの方の質問などでわかりましたけれども、私は、法律がそうなっておるからだからこれでしようがないのだという考え方というもので、先ほどからもみんな言われておるけれども、河川の防災対策その他が十分にやれるのかという問題ですね。減らされるのはわずか六十一億という、一年のあれはそういうことですけれども、しかし、そういう考え方でこの河川行政やられていったら、この河川事業というものは一体いつまでかかったらやれるのかということですわ。 私、聞こうと思っていろいろ準備もしてきたのですけれども、こういうことで……
○春日正一君 いま問題になってる建築基準法の改正案について、幾つか具体的な問題でお聞きしたいと思います。
最初に、新しくできる八種類の用途地域ですね、これの適用についてお伺いしますけれども、第一種住居専用地域、これは低層住宅にかかる良好な住宅環境を保持する地域、第二種住居専用地域、中高層にかかる良好な住宅環境を保持する地域、それから住居地域、住宅環境を保持する地域、近隣商業地域云々と、こうなってます。こうずっと八つありますけれども、この改正で、いままでの用途地域、地区の指定を大幅に変更するようなことになりますか。
【次の発言】 もう少し具体的にお聞きしますけれども、たとえば、東京二十三区の外……
○春日正一君 私は、日本共産党を代表して、建築基準法の一部を改正する法律案に反対の討論を行ないます。 この法案は住居専用地域におけるボーリング場、トルコぶろの排除など用途地域の純化、建蔽率の若干の緩和、有毒ガス発生建材の規制、避難用昇降機の設置など、防災対策の強化など一定の積極的な側面を持っています。しかし同時に、都市の中高層化を促進しながら、それに伴って激しくなる関係住民の生活環境の破壊については、現行規定のまま放置するなど都市住民の生活を守る上で、どうしてもわが党の反対せざるを得ない内容を含んでおります。 その第一は高さ制限の廃止、容積制度の全面的な適用など、都市の既成市街地内の中高層……
○春日正一君 道路整備五カ年計画については、予算委員会のときに幾らか質問したのですが、きょうは有料道路の問題についてお聞きしたいのですけれども、国道あるいは都道府県道、これを有料制にする場合には、どういう条件のものをするんですか。
【次の発言】 それで、この道路整備特別措置法の第三条に、有料制にするものについて出ているんですけれども、「当該道路の新設又は改築が国の利害に特に関係があると認められるものであるときに限り、」ずっといって「建設大臣の許可を受けて、当該道路を新設し、又は改築して、料金を徴収することができる。」こうなっておりますけれども、この国の利害に特に関係があるという場合の、特に関係……
○春日正一君 橋をかけること自体私は反対しない、これははっきり言っておきます。しかし三本のルートをどうかけるかでやはりいろいろ問題が出てくると思います。そこでこの三本のルートをかけるのに、先ほどのお話では一兆円前後かかるだろうということであったのですけれども、この財源をどう確保するかという点では、どういうようにお考えですか。
【次の発言】 全体としての資金計画はきまっていないというように聞いておりますけれども、大蔵省なんかでは国の出資が一、財投が四、地方出資が一、それから民間融資が四というような割りに考えておるということですけれども、この点についてはどうなんですか、建設省としては。
○春日正一君 さっきの話の中で、いわゆる上から――俗なことばで言えば、天下りにきめられてくるから困るという話があったんですけれども、この移転の問題について、各省の研究者や職員に対してどんな相談があったのか。そこのところ、どういう仕組みになっているのか、実際を聞かしてほしいのです。
【次の発言】 もう一つお聞きしますけれども、もうこの移転話が出てからかなり日数がたつわけですね。どうせ越していくだろうということで、いわゆる研究機関の設備なんかがおくれている。いわゆる移転待ちでもって研究が渋滞する、おくれるというようなことがないのかどうか。あればそういう事例を出していただきたい。
○春日正一君 私は日本共産党を代表して、主として、交通安全対策を中心にして政府の施策を関係大臣にお伺いしたいと思います。
それで、最初に、最近交通事故が毎年記録を破ってふえているわけですけれども、最近の交通事故の実情とその特徴的な傾向を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いまの、所得層別の事故ですね、被害者、加害者加えての。これはぜひやはり調査をする、統計をとるというようにしていただきたいと思うのですけれども、どうですか。これをやらないと救済対策というものもほんとうに身の入ったものにならないのじゃないか、そう思いますけれども、その点どうですか、政府の考えは。
○春日正一君 コザ事件でお聞きしたいのですけれども、外務大臣が、こういう大事な問題のときに、何をおいても特別に開かれたこの委員会に出てくるということをしてくれなかったということの中に、政府のこういう問題に対する姿勢のゆるみといいますか、軽視といいますか、そういうものを私は感じます。しかし、まあ総務長官がおいでになっていますから、総務長官にお聞きします。 この事件の原因は何と考えるかということについて、総務長官は、起こるべくして起こったものだ、戦後二十五年の異民族支配、そこから来る民族的な屈辱や、いろいろな人権じゅうりんや、そうした問題に対する沖繩県民のうっせきした不満の爆発だ、というふうにお……
○春日正一君 時間がないようですから私は資料要求の点だけにしておきますが、この前、十一月十七日の委員会で提出を約束されたガルフの金武(きん)湾管理権に関する資料十一点のうち、指令の正文、訳文のほか四点はいただいたのですけれども、肝心の六十年の期限を定めておる水域使用許可その他五点についてはまだいただいていないわけですが、これが一番大事なものですし、これは別に秘密文書でもないし、コピーをとりさえずればできるものだというふうに私ども考えるのですけれども、これが一月たってもまだそろわぬというのは一体どういうことなのか、これはいつ出していただけるか、この点、ぜひ提出していただきたいということで、そのお……
○春日正一君 具体的な質問に入る前に、公害防止の問題についての大臣の基本姿勢をひとつ聞かしておいてもらいたいと思うのです。というのは佐藤総理は「福祉なくして成長なし」ですか、そういうことを言いますけれども、私は「反省なくして改善なし、」そう思うのです。政府の反省というのはあまり聞いてないんです。だから非常に公害がこんなにひどくなってきたのかということへの反省と、それから公害防止についての大臣の決意、そういうふうなことをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 具体的な問題についてお聞きします。やはり下水道を整備するといっても、これは入れものですから、結局中身がどれだけきれいにされるかというこ……
○春日正一君 この法案は、本土復帰を控えて沖縄県及びその市町村の財政需要の増大に対処する、そういうことを目的として出されておるわけですから、そういうものと関連して沖縄の財政問題について幾つか聞きたいんですが、最初に四十六年度予算、これはおそらく復帰前の最後の予算になるだろうというふうに予想されますけれども、その財政計画の中で、沖縄県に対して百五億、そのうち四十九億円の二分の一、二十四億五千万円をこの法改正とからんで計上されているんですね。あとの半分はそのあとということで留保されてこういう金額になっているんですけれども、まあこれだけで十分間に合うのかどうかということと、それからまた、この数字は、……
○春日正一君 きょうは米軍基地の地先水面の問題、海上演習場の問題などいろいろ質問するつもりでおったのですけれども、時間がないようですから、もう少し単純な問題にしぼってお聞きしたいと思います。
そこで最初に、沖繩に現在ある米軍基地というのは、一体幾つあるのか、それを教えてほしいのです。
【次の発言】 百五十ぐらい、では困るのですよ。というのは、沖繩の基地の機能とか沖繩の基地の量が本土の比でないということで、ここで何回も論議されておるわけですけれども、しかし、基地の量とか密度が論議されながら、一体基地の総数が幾つあるかということを政府からはっきり聞いたことがないのですね。それで中間報告によれば、……
○春日正一君 そちらの小川さんと鈴木さんにお聞きしたいのですけれども、この許可制にする理由として、業者が非常にふえて、過当競争を防止するというようなことを言われたのですけれども、そこのところをもう少し詳しく聞かしていただきたいのです。つまり、私はそういうことに表ると、どの程度までじゃ減らせば現状でいいとお考えになっておるのか、あるいは過当競争といっても、こうして並んでおいでになるのを見ると、非常に大きい仕事から、それぞれの仕事の対象が違うわけですね。と、その過当競争というのは、たとえば小川さんの協会の中のワクの中での過当競争、鈴木さんの協会のワクの中での過当競争ということを言っておいでになるの……
○春日正一君 業法の改正の理由についてこれを読んでみますと、「施工能力、資力、信用に問題のある建設業者が輩出して、粗悪工事、各種の労働災害、公衆災害等を発生させるとともに、公正な競争が阻害され、業者の倒産の著しい増加を招いている」ということもあるし、「ほか、建設技能労働者の不足」という理由もあるし、」加えて近く予想される全面的な資本の自由化に対処して国際競争力を強化する」というような理由もあって、非常に何かあれもこれも寄せ集めたようで、相互に矛盾するような理由がたくさんあげられているような感じがするわけです。そこで、ほんとうのところこの業法の改正というものは何をねらっているのか、その点をはっき……
○春日正一君 ちょうどいま管理の話が出たのですけれども、私も、ほかはだいぶいろいろ聞かれたので、住宅を建てるほうの援助についてはこの法律きめているのですけれども、しかし二ヘクタール、二百五十戸以上というような規模で貸し家が建つということになれば、当然これは管理をどうするかという問題が出てきます。これは大臣がいま言われたような意味での農民自体直接管理の能力はないと言うと悪いけれども、そういうあれだからというような、そういう意味だけでなくて、たとえば今度そこに入っている居住者との関係で管理の問題が出てくる。これらについてどういうふうに考えておるのですか。
○春日正一君 私は日本共産党を代表して、建設業法の改正案に対する反対討論を行ないます。 この改正案は第一に、建設業者の認定を登録制から許可制に変えることをおもな内容としています。政府はその理由を、経験や財産的基礎の乏しい不良業者を業界から排除し、これによって発注者を保護するとともに、過当競争を防止するためであるとしています。しかし、この許可制への切りかえは大工、左官など町場の親方や職人に大きな不安を与えています。それはこれらの人たちが技術と信用をもとでに、裸一貫、腕一本で仕事に携わってきたため、この改正案で認定する財産的基礎など許可業者としての必要条件を満たすことが困難であるからにほかなりま……
○春日正一君 最初に青田売りの問題ですけれどもね、広告や契約の開始時期について、まあいままででも開発許可、建設確認のときにするか、あるいは基礎工事の完了したとき、あるいは本体工事が完了したとき、保存登記の可能な時期というようないろいろな段階でやるべきだというような議論があったわけですけれども、この改正案で開発許可、建設確認時ということにした理由を聞かしていただきたいんですが。
【次の発言】 現在でも宅地建物公正取引協議会に加盟しておる団体では、開発許可、建築確認後に広告販売あっせんをするようにということにしておると思いますけれども、そうすると、この改正では現状からあんまり大きく前進しないという……
○春日正一君 本論に入る前に、一つ予定外の質問をいたしますが、愛知外務大臣はきのうの衆議院の外務委員会で、わが党の松本善明委員の質問に答えて、自衛隊は通俗的に言えば事実上の軍隊であると、こういう答弁をしております。言うまでもなく、日本国の憲法では陸、海、空軍その他一切の戦力の保持を禁止しておるというたてまえから見てですね、総理は自衛隊は軍隊であるというようにお考えになっておるのかどうか、この点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この問題では、昨年の五月八日の参議院の本会議で、社会党の羽生三七議員の質問に対して、中曽根防衛庁長官が自衛隊のことを空軍、海軍と、こう言って大問題になって取り消さ……
○春日正一君 後藤公述人にお伺いしますが、さっき用地補助の問題これも公述人の賛成の方の意見聞いても、やむを得ないから賛成という趣旨だと、あなたの趣旨もそういうふうに聞こえたのですけれども、まあ先ほどの話だと、補助単価が低くて、超過負担がどんどんふえていって、とても背負い切れない。だから、むしろ融資に変えてもらったほうが資金が豊富になる。よけいうちが立つ、だから、そのほうがいいという説明なんですけれども、超過負担の解消という問題は用地の問題だけでなくて、地方自治体にとっては、もう一番大きな問題で、各自治体の当局は、みんな超過負担の解消ということを言っておられるので、大阪府でもそう言っておられると……
○春日正一君 ずっといま質問聞いていまして、どうもこの合併特例法というものをどうしても通さなければならぬ、やらなければならぬという必然性がちっとも感じられないのですね。大臣の話を聞いていますと、促進するつもりもないと、そうかといって、いまどうしてもこの法律つくってやらなきゃ困るという地域もないと。じゃあ何でこういうものを出してこなきゃならぬのか聞いておって疑問に思うんです。たまたま大臣になって、前から出ている法律、これを説明しなきゃならぬから何とか弁護しているんだという印象しか受けないんですね。そうならいっそおやめになったらどうかと思うんですが、どうですか。
○春日正一君 沖繩の返還ということについては、だれでもが望んでおることだし、日本共産党も前からそのために努力をしてきておりますけれども、問題は、いま政府の進めておる返還の方針なり内容というものが国民にとって非常に不安の種になっておる、また、不信をさえ呼び起こしておるというところに一番問題があると思います。これを相当時間をかけて究明して、やはり国民のそういう意向を協定に反映するということをやるべきだと思いますけれども、きょうの会議に見られるように、時間が非常に少ないということを遺憾に思います。 そこで、一つだけ問題をしぼってお聞きしますけれども、政府のけさの報告でも「沖繩県民の方々からの要望に……
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