このページでは鶴園哲夫参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○鶴園哲夫君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました防衛庁長官山中貞則君の問責決議案につき、趣旨説明をいたします。 まず、決議案文を読み上げます。 防衛庁長官山中貞則君問責決議案 本院は、防衛庁長官山中貞則君を問責する。 右決議する。 理由。 防衛庁長官山中貞則君は、日本国憲法に基づいて行政を遂行する重責にあるにもかかわらず、去る九月七日の、自衛隊は違憲である、防衛庁設置法、自衛隊法は憲法違反であるという明快な判決が示されたあとも、防衛力増強を企図し、防衛庁設置法一部改正、自衛隊法一部改正、いわゆる防衛二法案の今国会成立を強く推進をし、何らの反省もなく……
○鶴園哲夫君 ただいま議題となりました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 この法律案の内容は、大気汚染による健康被害に対する補償給付の支給等に要する費用の一部に充てるため、昭和四十九年度及び五十年度においては自動車重量税の収入見込み額の一部に相当する金額を政府が公害健康被害補償協会に交付しようとするものであります。 質疑を終了しましたところ、日本共産党より、この法律案に対する修正案が提出されました。 採決におきましては、まず、修正案は賛成少数で否決、次に、原案は多数で可決すべきものと決しました。 なお、公害発生源に……
○鶴園哲夫君 ただいま議題となりました公害紛争処理法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 この法律案は、公害紛争の解決手段の一つであります和解の仲介の制度にかえてあっせんの制度を設けること、公害等調整委員会、都道府県公害審査会は、一定の要件のもとに、その議決によりあっせんを行なうことができること、紛争処理機関は、当事者に対し、調停、仲裁、裁定のために必要な仮の措置をとるべきことを勧告できること、また、調停、仲裁、裁定で定められた義務の履行に関し必要な勧告を行なうことができること、地方公共団体の公害苦情相談員の職務を明確にすること等を内容とす……
○鶴園哲夫君 いままでお二人の理事のほうからいろいろあったわけでありますが、私の時間が短うございますので簡潔にひとつお伺いをいたしたいと思います。 私、八月の九日から四日間ほど鹿児島の災害の市町村をずっと調査をしてまいりました。そのあと参議院の災害特別委員会の調査団が参りましたので、現地で参加いたしましてまた調査をいたしてまいりました。そういう中で先ほど二人の理事のほうからもお話がありました。一九号台風と七月の二十三、四の集中豪雨を一緒にしないというのがどうも理解がつかないのでありますが、六月の二日から七月の末までの二カ月に及ぶ梅雨前線の災害を一本にしまして、七月の末から八月の十日くらいの間……
○鶴園哲夫君 いまね、お話ありましたけれども、私の考え方があるというふうなお話ですね。いまのお考え方を一つお聞きいたしておくわけです。
【次の発言】 私はこの間新聞を見まして経済企画庁長官は何か一年延期するようなのを出しましたですね、そうすると農林大臣のほうが先ほどお考えになった問題を経済企画庁が一年延期した理由をこういうふうに受け取りまして変な話だと思って――しかし米審の懇談会を延期されたのはこれは農林大臣だと思うのです。どうやらそういう点からいいますと、大臣のお考えとしては物統令からはずすことはこれは行き過ぎじゃないかというふうにお考えになっていらっしゃるのじゃないかと思うのですけれども、……
○鶴園哲夫君 まず、米の問題につきまして若干伺いたいわけなんですが、今度の農業白書を見てみましても、まあ灰色一色というむしろたいへんな状況なんですね。そういう中で、生産者米価を引き上げるということを大臣が発言しておられるわけです。わずかに一つの光みたいな感じがするほど、いまの農業状況というのはたいへんな状況だと思うんです。私はまあ異常な状況だと思うんですけれども、そういう中で三年据え置いた生産者米価を引き上げたいという大臣の考え方については、積極的に賛成をするものでございますけれども、ただどういう意味なのかちょっとわからない点がありまして、政府が買い上げる生産者米価を、米価そのものを引き上げる……
○鶴園哲夫君 私は志布志湾の工業開発の問題について伺いたいわけです。 これは御承知のように、閣議決定であります新全総に沿って、いろいろなうわさがあったのですけれども、またいろいろな話が現地でも起こっておったのですが、昨年の十二月の初めに県が突如としてと言っていいと思いますが、突如としまして石油産業を中心にいたしましたたいへん巨大な工業基地開発の、計画試案といっているんですが、計画みたいなものを発表いたしましたですね。そこで、あの大隅半島を中心にいたしまして、たいへんな反対運動になっているわけなんです。 これが大きな反対運動になっておりますのは、いままでに例のないような巨大な石油化学工業が来……
○鶴園哲夫君 まずお伺いいたしたいのは、昨年の秋十月に出ましたいわゆる工業再配置の田中構想というものと、それからいま法案で出ております再配置法というものとの間には、たいへん重要な問題について大きな変化があるわけですが、その問題についてまずお伺いをいたしたいわけです。 で、一つは、初め出ました田中構想と俗に言われましたときには、その背景として経済の成長率を約一〇%、そして六十年にGNPが三百四兆円という、こういうような大規模な経済成長を維持しながら過密の問題を解決し、過疎を救済をしていくという、そういう工業配置を行なう、こういうことだったのですが、この一〇%について、後ほどにも関係をいたします……
○鶴園哲夫君 いまお話を聞いておりまして一つ妙に思うのは、蓮見さんは外務省で十分上司が取り調べたわけでしょう。いろんな事情を聞いているわけですね。で、予算委員会でも官房長はその事情を説明しましたですね。たいへん詳しく事情は全部聞いている。そうして自首して出たという新聞報道なんですが、自首して出て、ですから、事情は十分調べてわかっているんじゃないかと思うのですよ。それが長い間逮捕されている、留置されているということがわからないのです。私は、これが四月の六日ですか、そして西山記者が逮捕されたという記事が出ましたときに、いろんな人が意見を新聞に載せましたですね。その中で私が非常に奇妙に思うのは、自民……
○鶴園哲夫君 私は、前からこの委員会で伺おうと思っていたことがあって、それが延び延びになりまして、きょうということになったわけでございます。 まず初めに、法務局の出張所ですね、約千五、六百あるんだろうと思いますが、この法務局の出張所、つまり登記所の統廃合の問題がたいへんやかましくなっておりまして、私の手元にも二つほど統廃合について反対があるという陳情書が、町長さん、それから議長さんあたりから来ておりますが、こういう地方にあります機関の統廃合については、御承知のように、昭和四十五年の八月ですが、閣議決定が行なわれまして、続いてこれを具体化するために十二月にさらに閣議決定になりましたですね。それ……
○鶴園哲夫君 この中央更生保護審査会、これの委員長を常勤にすると。そのためにたいへん中が変わってくるわけなんですけれども、この委員長を常勤にするについて理由があがっておるのですけれども、特に問題として伺いたいのは、ここにありますように、「すべての審査対象事件について刑事事件記録その他関係記録を精査し、あるいは、審査会の指名により審理を担当している主査委員との間に事前の協議を行なっている」、それともう一つは「審査対象事件が近時著しく増加し」、この三つが掲げてあるわけですが、ここにあります精査すると、それから主査委員との間に事前の協議を行ない、それと審査対象事件が近時著しく増加してきた、この三つに……
○鶴園哲夫君 御承知のようにこの措置法が二十三年の末に成立しますときに、政府側の答弁としましても、また当時の記録を見ますと、参議院の法務委員長の本会議における報告なんかを見ますというと、これは政府の答弁は、何ぶん早々の間で準備が行き届かなかった、だからすみやかに検討して、完全なものにして、近い機会に改正案を提示したい、こういうことになっておりますし、それから委員長の報告を見ますというと、これは、すみやかに完全なものにして次期国会に提出するように強い付帯意見が出た、――次の国会に提出するように強い付帯意見が出た。そして、「政府はこれに同意する旨の答弁」を行なった、こうなっているわけですね。これは……
○鶴園哲夫君 この十年ぐらいの間の工業立地政策、工業政策、この問題についてまずお尋ねをしたいし、また責任を明らかにしてもらいたいと思うわけですが、御承知のように、三十年代の工業立地政策あるいは工業政策というのは太平洋ベルト地帯というふうに言われましたり、あるいは新産都市なり、あるいは整備特別地域なり、さらにまあ、その中で御承知のように、三十七年に旧全総――旧全国総合開発計画、こういうものができたりしてきたわけですけれども、しかし、そのねらいが言うならば失敗をしたというふうにはっきり言っていいのではないか。つまり旧全総がその一つの代表になるわけですが、過疎、過密の問題の解決、さらに地域格差の是正……
○鶴園哲夫君 時間が非常に少なくなっておりますから、たいへん短い時間でお伺いすることになるのですが、二つのほどいま運輸大臣から答弁がありまして、その前に国鉄総裁のほうからも答弁がございまして。それとるる関連いたしまして二つだけお尋ねをしたいのですけれども、それはいまお話のございました赤字路線あるいは地方閑散線といわれる問題ですね。これがついこの間出ました四十六年度の国鉄の監査報告といいますか、監査報告書、それからその前の四十五年度の監査報告書、これを見ますと、ローカル線に対する地方閑散線に対する考え方が非常に変わっているのですね、出ている内容が。四十五年度の監査報告では、とにかく、赤字路線とい……
○鶴園哲夫君 長官のほうから、当面している、あるいは早急に取り組むべきことについての考え方が表明されまして、さらにまた四日市の判決をめぐりましても、長官としての考え方の御説明がありました。いままた茜ケ久保委員はじめ同僚議員のいろいろの質疑があったのですが、私もまず第一番目に、四日市の判決について若干補足的な意味でお伺いをいたしたいと思います。 この四日市の裁判の判決が、公害の歴史と言いますか、環境を守る歴史と言いますか、そういうものに対して非常に大きな一ページを築いたと言いますか、刻み込んだ、こう言って私は差しつかえないと思うのでありますが、先ほども委員長のほうからも発言がありましたのですが……
○鶴園哲夫君 この委員会でいま上林さんも、それから同僚議員のほうからも、鶴田ダムの問題が問題になっているわけですが、私もこの鶴田ダムの問題についてもう少しはっきりとした回答をもらいたいと思ったんです。今度の集中豪雨で鹿児島のほうは六月の中旬、つまり六月の十一、十二それから六月の十七、十八ですか、下旬の六月二十七、八、七月の上旬の七月五、六、この四回の集中豪雨がそのまま川内川の流域を襲っておるわけですね。まるでローラーにかけられたみたいに、川内川流域というのが。そこで問題は、この鶴田ダムについてあの川内川流域の人は一致してこのダムについて非常な不信感を持っている、たいへんな不信感を持っている。こ……
○鶴園哲夫君 先ほど趣旨説明がありました中に、またいま同僚の佐々木委員のほうから質問がございましたですが、判事、判事補等の報酬並びに検事及び副検事の俸給につきまして「おおむねその額においてこれに対応する一般職の給与に関する法律の適用を受ける職員の俸給の増額に準じて、」と、「準じて」というふうにあるのですが、この「準じて」ということはどういうことなのか。 それからもう一つは、具体的にここに金額が出てきているわけですけれども、この金額が出ますについて、きわめて技術的な話なんですけれども、どういうところと御相談の上でこの数字がきまったのですか。公務員の場合、一般職の場合は、御承知のように人事院がど……
○鶴園哲夫君 国家公務員の退職手当法ですね、これはちょうど十四年ぶりぐらいに出てきたのですよ。せっかくの機会ですからいろいろお伺いをしたい点もあります。ですが、ちょうど人事院総裁も見えておりますので、また給与担当大臣もいらっしゃいますので、まず、公務員の給与の問題について若干お尋ねをしたいと思います。 一つは、この間の予算委員会で、私どものほうの安永委員が総裁に対しまして質問しまして、義務教育の先生方に特段一〇%かさ上げするという点について、総裁の答弁をたまたま私聞いておったのですけれども、まああの法律があろうとなかろうと人事院としては勧告するんだと、なおまた一〇%格上げといいますか、そうい……
○鶴園哲夫君 旅費法に関しまして、前に改正されたときに、四十五年ですが、参議院の内閣委員会で附帯決議がついておりまして、御承知のとおりであります。今度の改正が、この附帯決議をある意味で組み込んだことがうかがえますことは評価できると、こういうふうに考えておるわけですけれども、その中の一つであります物価なり公共料金、そういうものの上がりぐあい、あるいは経済、社会情勢の変化に即応して、時期を失することのないように旅費の改正につとめることという附帯決議がついているのですが、これは実費弁償というものをたてまえにするわけでありますから、これはそういう情勢に即応して、すみやかに改正をしていくという必要がある……
○鶴園哲夫君 農林省設置法の一部改正が出まして、私は、二つの問題をこの機会にはっきりさせておきたいと思いまして、できればひとつ解決をしていく方向に努力してもらいたいと思っているわけです。 一つは、林野庁の定員外の職員の問題です。これは三十六年から十二年にわたってたいへん長い間の論議になっておりまして、この設置法が出ましたので、私も八年ぶりぐらいに内閣委員会にまたおりますので、この問題を何としても今回はっきりさせたいと、そう思っておったわけです。それで、まずこれをやりたいと思ったのですけれども、直接の担当者は林野庁長官でして、いままでも定員については、ずっと一貫して林野庁長官が答弁に立っておる……
○鶴園哲夫君 中曾根通産大臣が過般大阪の演説会で発言されたことが大阪の新聞には報道されているけれども、東京の新聞には報道されていませんですけれども、けさの私どもの国対でもこれが議題になりまして種々論議をいたしたわけでありますが、いま特にきょう大臣に発言いただかなくてもよろしいですけれども、いずれこの問題は増原さんの発言の問題と一緒に、総理も出席するだろうと思いますから、その際に中曾根通産大臣の大阪発言というものを取り上げて論議をしなければならぬだろうと思っておりますので、特にいまここでは発言をおいておきます。そのことだけひとつ申し上げておきたいと思います。 いま御説明のありました通産省設置法……
○鶴園哲夫君 この間、農林省設置法のときに林野庁の定員の問題につきましてお伺いする予定になっておりましたが、きょうになったわけでございます。 この林野庁の定員の問題はたいへん古い問題でありまして、昭和三十六年ごろからの十数年にわたる問題でございまして、私は なおこの問題が解決しないで今日に至っていると、こういうふうに従来から考えておるものでございます。したがいまして、農林省設置法の出ましたこの機会に、再度といいますか、何年ぶりかにもう一ぺんこの問題を議題にいたしまして論議をいたし、解決のためにひとつ林野庁長官、さらに農林大臣の御努力を要望いたしたいというふうに考えておるところでございます。 ……
○鶴園哲夫君 前回農林省設置法の審議の途中に中曽根発言の問題が出まして中断をするような形になったわけでありますが、中曽根問題は当内閣委員会としましてはまだ終わっておるというふうに考えておりませんですけれども、しかし、先般の中断したところから農林省設置法について審議をいたしたいと思います。 きょうあの常勤職員につきましての政府統一見解がありまして、これにたいへん疑問を持っておりますし、それから公務員の常勤職員についての考え方につきまして問題を持っておりますので、そこで、先般来おいでいただいておりました人事院総裁、そしてきょうは総理府総務長官も御出席をいただいたというわけであります。総理府総務長……
○鶴園哲夫君 関連しまして、補充的な質問になるんですけれども、これはたいへん多いですね、五百五十三名の中で六十一名という……。
【次の発言】 しかし、これは何ですか。国家公務員はどういう分類になるんですか、人事院は。
【次の発言】 吟味をしている最中というのはどういう意味ですか。長年続いているものを、いま吟味している最中だと、どういうふうに分類するのかということを聞いている。
【次の発言】 妙な話だな、それは。そんなおかしなのがあっていいのかな。そういうおかしな話はないんじゃないですか。長年続いているものを、いま何か人事院と行管と相談をして何かしていると言うが、そんなおかしな話ってありますか。……
○鶴園哲夫君 ちょっと。 少し前へさかのぼりますけれども、事実関係はなかったというお話ですね。総理大臣のお話を聞いておりますと、増原さんが公的な地位をなげうつことによって、何かその事実はなかったということを証明をしたような形に受け取れるんですね。しかし、あれだけ新聞に報道されますと、これは国民が知っちまっているんですね。新聞で報道されたとおりですよ、たいへん重要な発言を天皇はされておる。しかもそのことを増原さんが、言うならば感激をしまして得々と発表した、こういうことは国民が知っておるわけですよ。そうでしょう。それを一国務大臣が職を辞して、弁解のしようもないから職を辞したからといって事実関係は……
○鶴園哲夫君 まず、お尋ねをいたしたいのは、先般閣議決定をされました経済社会基本計画、これで五年後の社会保障の達成目標等が示されておるわけですが、たいへん新聞等には評判が悪いわけですけれども、私ども見まして、福祉国家を建設すると、さらにまあ年金制度を拡充していくんだというような、たいへん大きな看板なんですけれども、実際その閣議決定になりました経済社会基本計画を見ますというと、どうもその水準の低さに、目標の低さにがっかりするわけですけれども、この社会保障制度の、社会保障の五年後の目標水準という点について簡単に御説明をお願いしたいと思います。
○鶴園哲夫君 私は二つの問題をお伺いをし、また質問をしたいわけであります。
一つは定員の問題であります。まず、この問題につきまして国家行政組織法と防衛庁の関係でお伺いをいたしたいわけです。
防衛庁は、これは申し上げるまでもなく国家行政組織法に基づいて設置されておる機関だと思っておりますが、まずその点について行政管理庁のひとつ見解を聞いておきたいと思います。
【次の発言】 国家行政組織法に基づく行政機関の一つでありますが、そこで、行政管理庁は、定員の管理あるいは機構の問題等について、当然これは行政管理庁設置法の権限によりまして防衛庁の問題についても直接管轄をしていると思うんですけれども、その……
○鶴園哲夫君 この間、前回の内閣委員会で陸上自衛隊の欠員があまりに大きいし、膨大な二万五千というたいへんな欠員をかかえておる。しかもこの中身は職業的と見られる幹部曹のところは大体まずまず九五、六%、一〇〇の充足になっておる。士のところがたいへん低くて七五%という異常な充足率になっている。したがって、結果としましては曹のところ、つまり下士官と兵隊のところが逆転しちまっているじゃないか。一体こういうことで十八万体制という十三個師団の具体的な編成というのはどうなっているのかというお尋ねをしたわけであります。そうしましたら、その後資料をもって防衛庁の側から説明がございました。その説明を聞きまして二、三……
○鶴園哲夫君 私、新聞見ましてね、ふしぎに思ったのは、あれ、三十八歳と書いてありましたね、元二等陸佐。三十八歳の二等陸佐といったらエリート中のエリートという感じがするわけです。その人がやめてこういうものをつくられたと。これはちょっと尋常じゃないという感じですね。三十八歳の二等陸佐といったら、これはりっぱなものですね。その方がおやめになっておつくりになったと。しかも、いま上田委員がるる質問しましたように、そこで一カ月か二カ月でできたところへぽっと飛び込んでやったということは、これはとても理解つかないという、私は直感的に受けましたね。いずれまたこの問題は、まだ残っておりますから、やらなければならぬ……
○鶴園哲夫君 私は、長官の所信表明につきまして、三点ほどお尋ねをしたいと思っております。 一つは、この所信表明の中に「いまや、わが国にとって「一つの時代」は終りを告げ、資源多消費型の産業構造や生活様式の転換をはかるべき新たな時代へ、大きく一歩を踏み出すべきときにきたことを痛感する」「これがまた公害防止、環境保全並びに資源の保全の道にも通ずるもの」である、こういう所信表明がありまして、もっともだと思うわけです。そこで、「一つの時代」は終わりを告げて、産業構造の転換をはかるというふうにお考えなんですが、いわゆるこの石油の問題というのが転換のためになるのかどうかという点ですね。これをまずお伺いをし……
○鶴園哲夫君 いま矢山理事のほうからいろいろお話がありましたが、この調査をやりました厚生省が委託した財団法人日本公衆衛生協会というのは、これはいまもあるわけでしょう。これを所管しておるのはどこになるのですか。――厚生省ですか。これはあなた、しっかりしなければだめじゃないか。これがあなた間違いです。しかもこのときの説明では、上流のほうがえらい高い、十倍ぐらいだと、新聞を見ますと出ていますね。坑口のほう、下流のほうはほとんどゼロみたいにないというのです。その理由づけに、何か上流のほうはそこで古い採掘をやったのじゃないか、あるいは土質全体がカドミウムを含んでいるのじゃないかとかいう言い方をしているわ……
○鶴園哲夫君 通産省、簡単に伺っておきたいのですが、私はけさからずっと話を聞いていまして、それから新聞の記事を見ていまして、通産省がだまされる、厚生省がだまされる、日本公衆衛生協会がだまされる、県がだまされる。これは一体どういうことか。それが三年近い間だまされる。一体どういうことなのか、これは。一人の人間みたいじゃないですか。想像できないですよね、これは。だれが見てもわからそうなことなんだけれども、長い間にわたって三省とも、県までだまされているのですから、どうにもならぬ。こういう事態、私はこれはほんとうに反省してみる必要があると思うのです。各省もそうですし、県もそうでしょうし。この点については……
○鶴園哲夫君 環境庁が中央公害対策審議会の答申を尊重されて、大気の汚染について濃度規制から総量規制へ転換するといいますか、一歩踏み出された。そして大気汚染防止法の一部改正の法律案が出た。 日本は御承知のように、たいへん激しい環境汚染、さらに環境破壊が行なわれておりまして、世界でもその例を見ない、そしてそれは空だけじゃなくて、水、土壌というようなたいへんな公害国になっておるわけでありますが、その中で非常ににたくさんの住民運動も起こっております。また裁判も行なわれております。判決も出ておりますが、そういう中で、環境行政がたいへん手ぬるいという感じを国民は持っておると思うのです。これは、有害物質を……
○鶴園哲夫君 こういうことをお伺いしたいのですけれども、そういう総量規制をやっていらっしゃいます川崎市の場合で、どうしても企業のほうは防止に対していろいろの施設をするだろうと思うのですけれども、そういうものを一体どの程度のものというふうに見ていらっしゃるか。どの程度の金をかけて防止のための施設をやっていらっしゃるのだろうか、大まかな推定金額ですね。 それから市で、局があってやっていらっしゃるわけですが、市そのものが年間にどの程度の予算でもってやっていらっしゃるのだろうか、こういうことをお尋ねをしたいわけです。 それからもう一つは、総量規制で半分に減らしていく、あるいはさらに五分の一に減らし……
○委員長(鶴園哲夫君) 鶴園でございます。
一言ごあいさつ申し上げます。
委員各位の御推挙によりまして、委員長の職務につくことになりました。各位の御協力と御援助をいただきまして、任務を遂行してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。(拍手)
【次の発言】 それでは、前委員長の森中君からごあいさつをお願いしたいと存じます。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後七時三十一分散会
○委員長(鶴園哲夫君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
公害健康被害補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前中の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。
午後零時六分休憩
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、渡辺一太郎君が委員を辞任され、その補欠として高橋邦雄君が選任されました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
○委員長(鶴園哲夫君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
富士地域環境保全整備特別措置法案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。三木環境庁長官。
【次の発言】 この際、本案の衆議院における修正部分について、修正案提案者衆議院議員林義郎君から説明を聴取いたします。
【次の発言】 以上で趣旨説明及び衆議院における修正部分の説明は終わりました。
【次の発言】 次に、公害紛争処理法の一部を改正する法律案を議題とし、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 事務局長、答弁ありませんか、解釈の問題で。
○鶴園哲夫君 事務的なことなんですけれども、給与局長にお伺いをしたいのですが、十二月二日に採用された者といいますか、新しく入った者、そういう人たちは三月末にはどれだけのお金が出るのですか。
【次の発言】 そうしますと、十二月二日、三日等々に入った者は三月末には〇・五出ると。それで、この法律からいいますと、それ以外の、それ以前に入っておる者は三月末になりますと〇・二ということになる文面になりますですね。じゃ、まあそれはいいです。これはたいへんその時点になりますと問題になる点だと思うんですけれども、当然これは今後問題にしていかなきゃならぬ点だと思います。
次に、総裁にお尋ねをしたいんですけれども……
○鶴園哲夫君 大臣の所信表明につきまして、それから同時に行なわれました農林関係予算の農林大臣説明、この二つにつきまして三点ほどお伺いをいたしたいと思っております。 第一は大臣の所信表明でありますが、この所信表明を読みましても、昨年の一月に行なわれた大臣の所信表明とたいへん異なっておりまして、大臣がかわったからという、非常な変わった説明になっております。これは当然だと思うんですけれども、昨年は、第一番目に、農政の推進の基本という形でありきたりの話でありまして、ただこれを国土総合開発とからめて農政の推進の基本を説明をされている。その次の二番目には、高能率の農業を展開するんだと、こういうのが二番目……
○鶴園哲夫君 私は三点ほど質問いたしたいわけです。一つは価格の安定の問題について、もう一つは需給の問題、内需の確保の問題、もう一つは今回単純延長したことについてお伺いをしたい。あと若干流通の合理化の問題、それから農林省の資材関係を取り扱う機構の問題等について付加して質問したいと思う。 まず価格安定の問題ですけれども、この法律を見ますというと、特定肥料について硫安と尿素につきまして生産者、メーカーと販売業者が自主的に価格を取りきめる。で、三十九年以降とりきめ八回、尿素が後に加わりまして、尿素の分が四回ということできたわけです。この価格の取りきめについて農林大臣並びに通産大臣はいろいろな権限を持……
○鶴園哲夫君 五点ほど伺いたいと思っております。 一つは、林野の、まあ林業政策について簡単に一つは伺って、それから民有林行政についてお伺いして、それから森林計画制度について、それからもう一つは、開発規制をされるわけですが、その開発規制の問題について伺って、それからもう一つは、林野の問題といいますと、いつも私は、農林水産委員会でも、内閣委員会でも取り上げてきたんですが、定員の管理の問題についてお伺いしたいと思います。こういう諸点についてお伺いをしたいわけです。 どちらから先にやってもいいんですが、まず定員の管理の問題につきましてお伺いをしたいと思っております。これは、昨年の、四十八年の六月に……
○鶴園哲夫君 五点ほど伺いたいわけです。 まず第一は、農用地の開発の問題につきまして伺いたいと思います。この農用地の開発について、どうも政府の姿勢が長いこと、非常に消極的だというふうに一般に言われております。私もやはり消極的だと思ってきております。今回こういう新しい公団ができまして、この農用地の開発について積極的な面が出てきたのかどうかという点を伺いたいわけなんです。 私はこの公団を見まして、戦後の緊急開拓の問題を想起しておるわけです。というのは、これから農用地を開発するということになりますと、どうしても山に向かわざるを得ない。山に近いところは、御承知のように、約二十五万ヘクタールにわたっ……
○鶴園哲夫君 法案は、単純延長でありますから、特にどうということはないんですけれども、保安林が国民からたいへんな期待を持たれておりますし、ますます期待を持たれるというような、あるいは関心を深めるというような状況でありまして、運営上いろんな重要な問題があるんではないか、こういうふうに考えますので、そういう点に ついて五、六点お尋ねをいたしたいわけです。 その一つは、この法律が昭和二十九年成立して、第一期の十年が終わり、第二期のまた十年が終わろうとしておるわけですが、ちょうど十九年、その間に、保安林の配置といいますか、これは非常に計画を上回っておるわけであります、ちょっと役所の仕事としては珍し……
○鶴園哲夫君 たいへんいい御意見を聞かしていただきまして感謝いたしております。 二つほどお尋ねをしたいんですが、一つはいまお話のありましたように、沿岸海域、これは国民の共有の資源だというお話ですね、全く同感であります。しかし、現実は、もう海の埋め立てというのが、海岸の埋め立てがむやみやたらとやられてきたわけですね。これは日本の重化学工業というのが、石油にしても、鉄材にしましても、全部輸入しているというところから臨海工場地帯というものが出てきている。そのために、日本の沿岸という沿岸は、まず至るところ埋めちまう。その場合に、漁協が持っている海域、それを漁業権さえ売っぱらえば簡単に埋められるという……
○鶴園哲夫君 まず、漁業近代化資金助成法、それと中小漁業融資保証法の一部改正、この二つにつきましてお尋ねをしたいわけであります。 漁業近代化資金助成法は四十四年にできたわけです。当時私もこの委員会におりましたですけれども、四十四年にできた。農業近代化資金は三十六年にできておりまして、八年おくれて漁業近代化資金というのができました。で、初年度は百億の融資ワクで――百億だったですね。そして四十五年が二百五十億の融資ワクになって、それから毎年百億ずつふやして、ことしは法の改正も行なうということで百五十億ふやしまして、七百億という融資ワクになっておるわけであります。消化率はたいへんいいわけで、まあ九……
○鶴園哲夫君 私は、この農業者年金につきましてまず基本的なことについて伺いたいわけです。 この制度は、社会保障的な面と経営規模の拡大、構造改善という両方の目的を持っておる特殊なと言いますか、たいへん特色のある制度だと思うのです。現在の基金法の第一条にも、目的が書いてありますが、農業者年金事業、農地等の買い入れ及び売り渡し事業、農地などの取得資金の貸し付け事業、離農給付金の支給事業、そして福祉施設の設置及び運営事業、こういうふうに、目的の中にも、確かに社会保障的な面と経営規模拡大をする、構造改善を進めていくという、その二つの面を持っていると思うのです。このことは、農民年金問題研究会、この報告の……
○鶴園哲夫君 私は、工藤委員に引き続きまして米価の問題とそれから漁業の問題、この二つについていろいろ論議をし、また、お尋ねをしたいと思います。 まず米価ですが、これはいま工藤委員のほうから論議がありましたように、早期決定という問題と、概算払いの問題と、追加払い、この三つについて論議をしたいと思います。 これはもう大臣も御承知のように、ことしはたいへんな年でありまして、ことしに入りまして酪農の危機突破全国大会が開かれますし、さらに畜産農家危機突破の大会が持たれる。あるいは果樹を中心とした全国の危機突破大会が持たれる、さらに米価を中心とした基本農政の確立の、農協を中心としたたいへん大きな全国大……
○鶴園哲夫君 たいへん短い時間なんですけれども、一つはこの法案を見まして、自衛隊機の飛行場の騒音なり、それから防音なり、さらに移転なり、そういうものとたいへん違うんじゃないかという感じを強く持ったわけです。 私も長いこと内閣委員会におりまして、いま法案も衆議院のほうに基地周辺の整備法ということで一部改正がかかっておりますが、なおまた私も自衛隊の飛行場の移転、騒音というようなもので具体的に処理に若干当たったこともありまして、そういう点で自衛隊の航空機あるいは飛行場とたいへん差があるという感じがするわけです。 そこで、まず防衛施設庁にお尋ねをしたいんですが、いま法律に基づきまして移転の補償、そ……
○鶴園哲夫君 ちょっと関連して。ぼくはいま工藤さんと神沢さんの質問を聞いておりまして、追加払いですね。時間が非常に短いですから簡単に伺いますけれども、追加払いというのは、先ほども工藤委員のほうからありましたように、施行令によって著しく事情が変わった場合は改定するという、そういうことまで設けてあるわけですよね。それじゃ、この一年間著しい変化はなかったのか――これは戦後最大の変化ですよ。生産資材にしてみても、農林省の発表にしても、労賃だって、前年五月に比べれば、三四%上がっているというし、生産資材は三三%上がっているという、消費財は二六%、パリティは二八%、こういうことは、戦後二十数年の間なかった……
○鶴園哲夫君 たいへん短い時間で何ですが、私は、まあ三つの問題で、お伺いしたいと思っておったんですが、たいへん短い時間ですから、二つの問題につきまして伺いたいと思います。 御承知のように、日本の就学率というのが世界抜群になっておる。特に大学、高等学校になりますと、これはもうアメリカに次いで抜群で、大学に至りますと欧州の二倍ぐらいの就学率になっておるということなのでありますけれども、この私立大学に対します、あるいは私立学校に対する国の援助というのが先進諸国に対しましてはなはだしく見劣りがする。著しく見劣りがする。四十五年から五カ年計画で四十九年で終わるわけでありますから、まあ新しいまた構想で五……
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