このページでは林虎雄参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○林虎雄君 私は、日本社会党を代表して、さきの佐藤総理大臣の施政方針演説に対し、主として国内関係の諸問題を中心に質問をいたしたいと存じます。 私が第一に伺いたいことは、この昭和四十七年度予算案ときわめて重要な関連を持つと思われます昭和四十八年度、つまり次年度の予算編成についての見込みであります。来年のことを言えば鬼が笑うといいますし、一見奇異に感じられるかもしれません。また、これは質問の最終にとも思いましたが、あえて冒頭に取り上げましたことは、私なりの理由があるからであります。 提案されました昭和四十七年度予算は十一兆四千七百四億円、財政投資五兆六千三百五十億円という規模で、これに地方財政……
○林虎雄君 私は、同僚各位のお許しを得まして、去る五月六日急逝されました参議院議員津島文治君に対し、つつしんで哀悼の辞をささげたいと存じます。 津島君は、明治三十一年一月、青森県北津軽郡金木町の素封家にお生まれになり、長じて早稲田大学を卒業されました。君は、年若くして御尊父を失われたのでありますが、御一家の長兄として、また父親がわりとして、その重責を負われながら、金木町の町長になられまして、郷土のために献身されたのであります。 君のすぐれた識見とお人柄は、広く郷党の支持を得られるところとなり、間もなく衆望をになって青森県議会議員に当選され、郷土の若きホープとして青森県のために目ざましい活躍……
○林虎雄君 御承知のように、わが国の中小企業の問題は、普通でさえも他の自由諸国のそれに比較いたしまして、かなり非近代性、非合理性、後進性というものを持っておる。かつ、きわめて複雑なものがあるのであります。それに、去る八月十六日のニクソン大統領の声明、いわゆるニクソン・ショックによって混迷をさらに加えておるという実情は、御承知のとおりであります。ただ、このニクソン声明にあたりまして、政府はこれを予見できなかったのかどうか。もちろん駐米大使館もあり、それから通産省のほうも係官が駐在をしているはずであると思いますが、特に親米方針に徹しておりますはずのわが国の政府が、事前にこれを、ヒントなりあるいは何……
○林虎雄君 関連で。 いま質疑応答を聞いておりますと、この事業団の仕事というものは、生命保険会社の仕事によく似ているような気がします、共済ですから若干は違うでしょうが。そこで、大蔵省の所管のもとにある保険会社と競合するような、そんな力もないけれども、そういう関連も大蔵省がいろいろ拒んでいる一つの要素もあるんじゃないかと思いますが、そういう議論は抜きにいたします。 そこで、ただ一点お聞きしたいことは、ただいまも最後に竹田委員から言われましたように、加入率がきわめて低いということ、つまり、事業団は地方に対して手足を持っておらないので、地方公共団体あるいは経済関係の団体に委託をしまして、加入をさ……
○林虎雄君 大臣にまず第一にお聞きしたいと思います。 最近は物価がだいぶ上昇して、インフレ傾向が濃厚になってきておるわけでございますが、国際通貨にこれを見ると、例のIMF、ブレトン・ウッズ体制からスミソニアン体制、協定といいますか、になりまして、さらに変動相場制へとことし二月から入ったわけでありまして、目まぐるしく国際通貨の変化というものがあらわれてまいりまして、自由世界はおしなべて物価高とインフレに悩まされている、これが現状であろうと思いますが、このことは現在の社会経済体制の行き詰まりを象徴しているようにも思われるのであります。自由世界と共産圏の経済、それに先進諸国と発展途上国との大きなギ……
○林虎雄君 最初に、中小企業省の設置について大臣にお尋ねいたしたいと思います。 大臣は、去る七月二十五日ですか、六日ですか、幹部会で、今後の通産政策の基本的方向について、国際協調のあり方と成長至上主義から福祉政策への転換について、発想の一新の必要性を強調されたと新聞等で見ておるわけでございます。先般、私は委員会で大臣に、いまの資本主義経済が、いわゆる自由競争経済が幾多の矛盾を内包してきて、このままではどうしようもないではないかという意味の質問をいたしましたが、大臣は若干の示唆をされたように承っております。すなわち、経済の計画化といいますか、若干の統制が必要であるというような意味のお答えがあっ……
○林虎雄君 いま御説明になりました中小企業基本法の改定について、若干質問を申し上げたいと思います。 ちょうどことしはこの基本法が制定されてから十年目に当たると思いますが、また中小企業庁が設置されてから二十五年になると思います。この間、中小企業行政について種々論議され、中小企業政策審議会などでこれらの中小企業政策の方向はかなりはっきりした形で打ち出されてきていると思います。この中でも中小企業の自助努力が認められておりますが、これがともすれば、従来しばしば見られましたように中小企業の優等生教育に結びつけられがちであります。政府の近代化政策にしても構造改善施策にしても、この施策に乗ってこられるのは……
○林虎雄君 時間もございませんから、それぞれ御発言をいただいた方に一緒にお聞きいたしますから、逐次お答えをいただけばけっこうだと思います。 最初に柴崎参考人に承りたいと存じますが、先ほどのお話によりますと、この石油に依存するガスのエネルギー源ですか、大体五〇%であるというお話でございます。そこで、今後の石油行政の見通しというものは、相手国があることで、半年先になるのか、一年先に好転するのか、さらに延びるのかも全く見当がつかないと思うわけでありますが、ガスの場合は石炭に依存するものが二五%、天然ガスが二五%ですか、大体こういうことのようであります。ガス事業としては、従来は石炭に依存しているパー……
○林虎雄君 法案の質疑に入る前に、少しお聞きしたいと存じます。
最近の金融引き締めで、中小企業向けの金融がかなり引き締まっておると考えられるのでありますが、状況はどのようなことになっておるのか。なお、引き締めの影響によって倒産したケースもあると存じますが、その数の推定でけっこうですが、数と、それから、業種別に見た場合にはどの業種が最も多いか、その点を最初にお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 私の知っている事例でありますけれども、金融機関から保証協会の保証がないために借りられないというようなケースが多いわけですが、結局中小企業は困って町の金融にたよるということになる。つまり、高利貸しの……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。