このページでは安永英雄参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○安永英雄君 私は、ただいま報告のありました昭和四十五年度決算等に対し、日本社会党を代表して、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 まず第一は、決算の重要性についての政府の認識についてであります。 決算は、予算と相まって車の両輪をなす国の重要な財政行為の一環であります。予算がはたして正当に使用されたかどうか、正当に使用されたとしても、はたして所期の効果をあげ得たかどうか、この検討は予算審議に劣らない重要なものであります。国会における決算審査の内容に対し、従来国民が大きな関心を示してきたことは、各種報道機関の報ずるところでありますが、これは国民にかわって国民の税金の行くえを追求してもらいた……
○安永英雄君 私は、日本社会党を代表して、総理大臣の施政方針演説に対して、具体的に質問を行なうものであります。 去る二十七日、ベトナム和平はついに調印の運びとなり、一九六四年八月、アメリカのトンキン湾事件でっち上げに始まるベトナム戦争は、問題を残しつつも一応の終わりを告げました。 顧みていま言えることは、ベトナム戦争は世界史上最強の大国アメリカがうそとデマをもってアジアの一小国を侵略した戦争であったということであります。そのアメリカが明らかに敗北したことであります。そして、日本政府は、アメリカのうそに加担し、きたない戦争を援助してきたことであります。 本日出席の総理はじめ閣僚各位に申し上……
○安永英雄君 私は、日本社会党、公明党、民社党及び日本共産党の四党を代表して、ただいま議題となりました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の趣旨並びに内容の概要を御説明申し上げます。(拍手) 最近、政府は、しばしば一つの法律案の中に、幾つもの異質の問題を混在させて提出し、国会審議を不必要に混乱させ、ひいては国民の不利益を招いております。このような措置は断じて許されないところであります。とりわけ、先般衆議院において行なわれました国立学校設置法等の一部改正法案に対する野党の分離要求に対して政府与党がこれを拒否したように、国民の切実な医療等に対する要求に対して、法制技術上あるいは……
○安永英雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました文部大臣奥野誠亮君の問責決議案に賛成の討論を行なうものであります。 以下、賛成の理由について申し上げます。 まず、奥野文部大臣は、八月三十日の全国都道府県教育委員長・教育長協議会合同総会において、日本の民主主義と教育及び教育労働者、さらに多くの労働者と国民に対する重大な挑戦を内容とする発言を行なっております。すなわち、文部大臣は、当日のあいさつで、政治の好きなものは教員をやめて政治屋になれと発言しております。これはきわめて重大な問題を含む、まことに遺憾千万なことであります。政治屋とは何ですか。政治屋という用語は、一般に、政治を……
○安永英雄君 ただいま総理から非常に簡単な答弁がありましたが、金大中事件は全世界の注視を浴び、日本政府の出方を見守る中で、いま、金大中事件の発生前に、警視庁特捜本部が実行グループの容疑者として割り出した韓国大使館の金東雲一等書記官が使っていた金大中氏監視グループの中に、現職の自衛隊員がいたという事態が明らかになりました。ただ、答弁はそのことだけであります。しかし、この国会において、このことが正式に明らかになったわけであります。 そこで、数点について質問をいたします。 まず第一番に、金大中氏事件は、これまで韓国側からの日本に対する明らかな主権侵犯という立場で追及されてまいったのであります。捜……
○安永英雄君 私は中教審の答申が出た時点においての文部省の態度、こういったことと、去る十日、佐賀の地裁で判決が出ました、いわゆる佐教組事件と申します行政裁判、この判決をめぐって、二点について質問をいたします。 そこで第一点の中教審の答申でありますが、これは四十二年から四年間にわたって審議会で審議をし、その最終案が現在出ているわけであります。そうして聞くところによりますと、もうすでに文部省の中にこの学制改革に対する推進本部、こういったものまで設置をしてある。こういう段階を踏まえて私は文部省の態度というものをこの際明確にしておく必要があるということで質問をしたいと思うんです。 そこでこの審議会……
○安永英雄君 まず四十七年度の文部省の概算要求が一応固まった時期でありますし、この問題について質問をいたしたいと思います。 まず第一番に、非常に素朴な質問でありますけれども、文部省が概算要求を一応決定をいたしました。一般会計で一兆二千三百十億、あるいは財投で三百六十一億と、まあこういうトータルを出したようでありますが、例年であれば大体これは削られることはあっても、このトータルを増加させる、伸ばすということは今日までなかったわけでありますが、この点の基本的な考え方はどこに置いてあるのか。従前のようにもう概算要求一ぱい一ぱいでやって、これ以上は要求しないし、むしろ削られることについても、その削る……
○安永英雄君 私は、教育問題に限って質問をいたします。 まず、沖繩返還に伴う教育問題について質問をいたしたいと思います。 戦後四分の一世紀にわたって、異民族の抑圧のもとで苦しい生活をやってきた、この精神的にも、物質的にも非常にしいられた苦しい生活をやってきた沖繩の人を、これをあたたかく迎えるということは、これは当然なことであります。ことにこの中で考えなければならぬことは、沖繩の人が、われわれは日本人であるというこの自覚、誇り、これをこの長い間待ち続けて、そして教育の面におきましても、はっきりりっぱな日本人を育成するのだというこの考え方で進んでこられた。あるときは軍政府の圧力で、教育基本法を……
○安永英雄君 教育問題について引き続き質問をいたします。 一昨日の教育改革についての政府答弁を聞いておりますというと、改革の基本的理念というものが非常に不明確であると私は思います。あるいはまた改革への動機はきわめて薄弱であると思います。ことに総理が改革の動機として特に強調をされました進駐軍の押しつけ説、これが動機だと強調されましたけれども、これほど国民あるいは今日まで新しい教育にまじめに取り組んできた教師に対して不謹慎なことばはないのではないか、このように私は思います。押しつけられて心ならずも間違った教育を今日までやってきたとするならば、戦後二十数年の教育というものがどういうふうに位置づけら……
○安永英雄君 まず第一番に、一連の教育問題に関する裁判の問題についてお尋ねをいたします。 文部省にかかわっております裁判の中でいわゆる勤評に関係する裁判というのを見てみますというと、すでに東京都教組事件、あるいは佐賀事件、福岡事件、和歌山事件という、こういった一連の刑事裁判についてはすでに最高裁の判決が出ておりまして、いずれもこれらについては無罪という判決が出ておるわけでございます。あるいはまた、行政裁判の関係で、昭和四十六年八月十日に佐賀地裁におきまして、三・三・四割休暇の闘争というものが地公法三十七条一項の禁止する争議行為に該当しないということで全員の停職処分を取り消すという判決が出てお……
○安永英雄君 二、三点お聞きいたします。
第一番目に、大学の授業料値上げの問題について質問をいたします。
いま授業料値上げで学校の紛争が起こっておる国立、私立別の数をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 大臣にお聞きしますが、この状態について大臣はどう思いますか。
【次の発言】 そういう事態はやむを得ないと言い、残念と言い、この点はもう少し聞きたいところですけれども、時間もありませんから、この次あたり大臣においてお考え方をまとめておいていただきたいと思います。これはいまの大学紛争に対する大臣の姿勢がはっきりしないと、この問題は非常に内容的に問題を持っていますから、残念であると言い、あ……
○安永英雄君 原則的にはこの法案につきましては賛成という立場で若干質問をしたいと思います。 理科教育について数学教育を加えるという趣旨でありますが、この点について文部省のほうにお聞きをしたいと思います。文部省としては、この法律案については、提案理由の中で書いてありますように、特に異議はない、むしろ好ましいということですが、私は、現在の各教科というものを全般的に振興し、質の向上をはかっていかなければならぬという使命が文部省にはあると思います。その中で、理科教育というものを振興するという特別な法律をつくり、さらにそれに数学を入れていくと、こういうことでありますが、今後――これは議員提案であります……
○安永英雄君 文部大臣、就任をされまして、それ以降あらゆる機会をとらえて、大臣自身が持っておられる新しい文教政策について次々に発表なさっておるわけでありますが、その内容等は深く私ども知ることはできませんけれども、しかし、一定の方向、趣旨としては、私ども自身も賛成する点が非常に多いのであります。そこで、あるいは新構想大学の構想を打ち出されたり、あるいは教育公務員の身分法の問題を出されたり、あるいは賃金の二倍論といいますか、あるいは裁判官並みと、こういったことを打ち上げられる、あるいは所得税あるいは住民税等の教員のみの免税を考えるとか、こういったことも出ますし、あるいは定年制六十五歳、あるいはまた……
○安永英雄君 私は、本日、日中国交の正常化と、そして共同声明が出まして、はっきりと国交が回復されたわけで外交問題あるいは経済問題その他がこの機会を契機にいたしまして急速なテンポで進んでまいるというふうに考えますが、また、このことは、どうせ臨時国会なりで直接総理なり衝に当たった方々の報告あるいは詳しい経過、真意、こういったものが出されて、これをめぐってこの問題については十分内容をただしてまいる機会もあろうと思います。しかし、ここで私は広範ないままでの交渉の経過なりあるいは今後の発展の問題についてはその機会に譲りますけれども、少なくとも日中国交が正常化し、これに伴っての両国の学術、文化あるいは教育……
○安永英雄君 まず第一番に、公害と教育の問題についてお伺いをしたいと思います。 御存じのように、富山のイタイイタイ病、これが四十六年の六月三十日に裁判の判決がありました。新潟水俣病、これが四十六年の九月二十九日、四日市の公害訴訟が四十七年の七月二十四日、水俣病の訴訟が四十八年三月二十日と、まあ全国に起こっております公害の象徴的ないわば集約された形でこの四大公害裁判の判決が出ました。いずれも、患者側の勝訴に終わっておるわけです。ことに水俣の判決、これははっきりと、この病気は被告のチッソ水俣工場から放流された有機水銀の化合物の作用によって起こったものであると断定をしました。そして過失の有無につい……
○安永英雄君 関連。これは大臣、避けられないほうがいいと思う。私はいまの関係について、防衛庁に対していま質問がありましたけれども、建築が終わり、そしてそのあと校庭、特に本館の正面に、防衛庁がこれを建ててくれたんだという感謝の意味も含めた文章があって、それが点々として立っておる。これはいま答弁がありましたようにね、この点についてはできたあとどこからその石碑の費用が出たのか、そういう計画がどこから出たのか、これは防衛庁はあづかり知らない、まあ残すために、記念のために立てたんだろうという意味の答弁がありましたけれどもね、私はこれもいま鈴木委員が聞いたような意味もあると思いますけれども、私は、それ以前……
○安永英雄君 まず当初に、公共事業費の繰り延べの問題についてお尋ねをいたします。
五月の八日に、公共事業の繰り延べの内容が閣議で了解をされたというふうに聞いておりますが、この繰り延べの内容について閣議に出られました大臣のほうから伺いたい。
【次の発言】 要するに、もう少し具体的にいうと、新聞報道では、上期の公共事業費の繰り延べの具体案として四月から九月、この中の公共事業の契約率を五九・六%というふうに聞いておりますが、こういった具体的なものは出ているのですか。
【次の発言】 昨年度のちょっとわかりますか、昨年度の上期。
【次の発言】 大臣にお聞きしますけれども、この閣議で了解された大蔵省の繰……
○安永英雄君 現在、町村合併の促進法が二十八年にできまして、それ以降学校の建築助成費等が出されまして、学校統合の促進がはかられておるわけでありますが、まず、これは年限切りますが、四十五年、四十六年、四十七年、ここらあたりの中で助成金を出しておる件数についてお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 そして今日まで、その促進法ができて、助成の制度ができて、そうして相当数が合併または統合を行なっておるという状態でありますが、今後の見通しはどうですか。
【次の発言】 この学校の統合をめぐって全国各地で相当トラブルが起こっておることは承知いたしておりますが、大体事の起こりは、やはり住民の理解といったも……
○安永英雄君 まず、警察庁のほうにお尋ねをいたします。
福岡県立の鞍手商業高等学校の職員会が三月十二日に行なわれて、その中で起きたささいな問題を刑事事件として福岡県警は取り上げて捜査をし、そして六月の十日の朝、学校現場の捜索をやっております。そして、すでに書類を検察庁に送っておる事件でありますが、これについて、警察庁として事件の全貌といいますか、内容を知っておられるだけひとつお答え願いたいと思います。
【次の発言】 順次聞いてまいりますが、私も現地を調査に参りました。現地の宮田警察署のほうも私自身出向いていってよく事情を聞いてみたのですが、地元の警察としては、一応月例の報告というふうな形で出……
○安永英雄君 関連。理事会でも審議をしますけれども、大臣のほうでその点をはっきりおっしゃっていただかぬと、局長じゃわからぬですよ、何回繰り返したって。これはずっとやりますよ。
○安永英雄君 今度のこの法案で、趣旨として、教員の不足、これを補てんする意義が非常に大きいわけですが、これについて、この法律を施行したとして、大体どれくらいの数が確保できるのか、これはやってみなきゃわからぬと思いますけれども、大体補てんをするという趣旨であれば、その予定はあるはずですから。
【次の発言】 計どれくらいになっていますか。
【次の発言】 初中局長まだ見えてないんですけれども……。
【次の発言】 この前もちょっと質問が出たんですけれども、そういった六百六十くらいの数が足らないというので、相当欠陥を持っているこの法律案を通した、こういったことよりも、現在りっぱな免許状を持っている人、こ……
○安永英雄君 関連。 私は、松本歯科大の事件について予算委員会でも大臣にも質問をして、そして相当約束をしておったのであります。で、いまも話が出たように、こういった事件が再び起こらないように文部省として考えなければならぬ点はたくさんあると思う。したがって、こういう事件の背景は、やはりこれは事を起こした、そういった逮捕をされたりした連中のいわゆる問題もあるけれども、やはり文部省自体行政のそういった事件が起こりやすいすきというものが相当あるのではないかということを私は質問をしたわけです。 そこで、その当時、大臣はやはりその点は認めておられたわけで、いまもいろいろ答えられたし、あるいは新聞記者会見……
○安永英雄君 いま、宮之原委員の質問を通じて非常にはっきりしたことは、先月の三十日の日に行なわれた全国都道府県教育委員長あるいは教育長、この総会において発言をされたその内容というのは、各報道機関が報道していますように、新聞どおりだということが確認できました、私は。そのとおりです。いまこの中でそうでないということは一つも出てこなかった。したがって、私は、この報道は正しい、このとおりだというふうに私は確認をしました。それはよろしいか。いま宮之原さんが質問をした。その中で、この新聞の内容についてただしても言ったし、一つ一つ何かあなたの言い分はないかということで相当親切に聞いていきましたけれども、その……
○安永英雄君 文部省のほうに、資料の提出をお願いしたい。
これは野党四党で、これを私が代表して要求するわけですが、一つは、昭和四十九年度の筑波大学に関する概算要求書をひとつ提出してもらいたい。
次は、筑波大学のカリキュラム。
三番目に、創設準備会の最終のまとめ。これは衆議院の文教委員会で八月中に提出するという答弁もあったようですけれども、創設準備会の最終のまとめ。
以上この三つの資料について、明後日の十三日に間に合うように提出を願いたいと思います。どうでしょう。
【次の発言】 三番目の最終のまとめができてないものは、出せといってもしようがないと思います。いま、中間でまとめてあるそれを一……
○安永英雄君 いまの問題に関連して。 いわゆる日陰の身というのが今度法案が通れば表に出るということのようですけれども、この点筑波の法律は、この中で副学長というのは、いろいろ代行するというだけじゃなくて、固有の権限を持っている。その点との比較をいま松永さんが聞いたわけです。この点はあなた自身が日陰の身と言われているし、非常に不明確じゃないかと思うのですけれども、副学長として代行というその職務あるいは責任という以外、固有の、あなた自身の学内における運営の中における明確な責任、固有の権限というものは何ですか、もう一回おっしゃってください。
○安永英雄君 田中内閣が発足いたしまして、福祉というものに流れを変えていくということを大きく打ち出されておりますけれども、私は主として教育の問題をお聞きしたいと思うんですけれども、子を持つ親として、いろいろ期待をしておったことがなかなか実現できないというふうな、期待を裏切られたというふうな感じを持っておるようであります。
【次の発言】 そこで、ちょうどいま大学の受験が、まだやっているところもありますけれども、大体終わっておる。この大学の受験に通った者は、いわばばく大な寄付金を取られる。特に医科あたりの私大では一千万から二千万取られておる。あるいはまた、そういったところでないにしましても、この前……
○安永英雄君 一昨日、私は……。
【次の発言】 核兵器と憲法の問題について総理に質問をいたしました。その答弁を聞きましても、私はどうしても理解できない。十三日の衆議院における総理の発言というのを私も調査もし、調べてもみたわけでありますが、これは明らかに核兵器が攻撃的な武器と断定をしていらっしゃいます。その上、憲法に反するということをはっきり明言されておる。いかに戦術的な意味でも核は保有できないという憲法解釈をはっきりお示しになっていることは間違いないわけであります。一昨々日の答弁を聞いておりますというと、憲法と核の関係を主とした質問に答えたのではないというふうに言っておられますけれども、核の問……
○安永英雄君 関連。 防衛庁にお聞きしますが、私は現地に調査に参りましたが、ここの岡垣の射爆場の中に、町の射爆場の中に、自衛隊員が十数人おりまして、さらに鉄条網でこれを囲いをして自衛隊の立ち入り禁止の札を立てておる。この自衛隊員というのは何のためにおるのか、また、この自衛隊はどこから来ているのか、どういう任務を持っておるのか、これをはっきりさしてもらいたいと思います。 それからさらに、これは、たとえば、農林省あたりから依頼を受けてここにおるんだということであれば、農林大臣はこれは何のために置いておるのか。これはもうはっきり完全返還ですから、農林省としては、当然、アメリカ軍が使っておったこの……
○安永英雄君 四十八年度の国立学校の設置の問題についてお伺いをいたします。
今年度の国立学校の諸学校の設置の予定についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 本年度の設置にはならないけれども、希望申請が相当出ていると聞いてますが、この希望申請はどのくらい出ているのか。それから、この申請の内容として、設置基準というものには達してるけれどもできていない、ことしは設置しないというのはどれぐらいか。
【次の発言】 私が聞いたのは、いわゆる開校を希望するとか設置を希望する大学あるいは学部、大学院、こういったもので、条件がいわゆる整っておって、ことしできなかったもの。
○安永英雄君 関連。いま各地域で給食費が非常に値上がりをするという問題にからんで、家庭で弁当をつくって持っていかせるべきなのだ、学校の給食はやめるべきだという意見と、やはり学校給食は続けるべきだという、こういう論議が非常に起こっておる。非常に、給食という問題については、ひとつの転機が来ているような感じを、私は受けたわけです。 そこで、一番問題なのは、私、田中総理にこの点について質問したことがある。要するに、学校で給食をやるという意義、なぜ学校で給食をやるのか、教育的な価値があるからこそ学校で給食をやっているんだろうと思う。したがって、一がいに二つにはっきり分けることはできませんけれども、文部……
○安永英雄君 関連。 ここで時間もありませんから、二点ほどいまの問題につけ加えて質問をいたします。 沖繩の教育を復帰に際して本土側からどう見るかという問題は、これは予算委員会で私も聞いたわけでありますが、少なくとも教育水準というものはあらゆる面で低い、これを引き上げていくという問題であります。したがって、この沖繩の五カ年計画というもので引き上げていくということでありますけれども、この沖繩の問題を見た場合に、一つの例として僻地の級別指定という問題について、いま引き上げるという問題からいった場合に、全くこの沖繩は、教育的に見れば沖繩全域が教育的な僻地というふうに私は見るべきだと思う。したがって……
○安永英雄君 要綱が示されたわけでありますが、きょうここで内容に立ち至っての審議に入るということではないようでありますから、いま小委員長がたたき台として提案をされましたその内容について今後の審議のためにも多少真意のほどを確かめておきたいと思いますので、そういった意味で質問をいたします。 まず、第一の問題は、これはいまもおっしゃったように、電電公社、あるいは私どもの社会党の案、あるいは自民党の文教部会の経過等を勘案してつくられたものと思いますけれども、この点については次回に譲りたいと思います。これには相当問題があると思います。 第二のところでありますが、女子の事務職員の人たちが対象になってい……
○安永英雄君 第一の「(目的)」のところでございますが、これで第二との関係が出てくるわけですけれども、これは委員長のほうでお考えになっておると思いますけれども、「国立及び公立の義務教育諸学校等において、」という「等」の中に高等学校は入っているのですか。この点は、高等学校の関係を、公立高等学校というふうに抜き出して書き込むか、「等」の中に含まっておるという形をとるか。この文面では、この法律案要綱の見出しのところでもそうなんですけれども、「国立及び公立の義務教育諸学校等の」と、こうなってきますと、普通読む場合には、養護学校とか幼稚園とかそういうものを含んでおって、一つの区分として公立高等学校という……
○安永英雄君 私は、三回小委員会をやったわけでありますし、この法律案要綱の各項にわたって全般的に今日まで質疑をかわしてきて、あるいは意見の一致もあるのでありますが、そういった意味で、今後のこの小委員会の審議の運営について関係がありますけれども、いままで小委員長の意向というものについて質問の過程において合意したものというものもたくさんあるわけです。したがって、そういう各項目については、この際壁頭に整理をしておいて、それで審議の焦点を合わしていったほうがいいと思いますので、そういった運営と関係しながら、いまから私自身が小委員長とのやりとりで確認をした点を私が申し上げますので、そういった確認の点を小……
○安永英雄君 有給・無給の問題に入ります前に、一、二点小委員長の見解をお聞きしたいと思いますが、この法律案要綱の第二で、私は、女子の事務職員の方々をこの法律の対象にしたいということを申し上げ、そして、学校の実態、こういったものを申し上げておったわけでありますが、そのとき、小委員長は、直接教育を担当していないという理由と、それからこれを対象に入れるということになると一般の公務員等にも波及をしていく、したがって、波及をするということは、当面女子教員の育児休暇制度を制定するにあたって非常にまた困難になっていく面があるということで、一応その対象にはしないというお考えを明確にされておったわけでありますが……
○安永英雄君 先月の十八日に小委員会をやりまして、その小委員会の席上で小委員としてはこの育児休暇制度についての意見は十分申し上げた段階であったわけですが、その際、この小委員会としては、どの小委員も有給であるべきだという考え方はみな一致するのではないか。しかし、小委員長の提示されておるこの要綱というものは、依然としてやはり無給ということになっておるわけです。これでは、この小委員会の意向というものをどう反映してその無給となっておる条項を有給に持っていくかという、そういったところにもう論点はしぼられておるのではないか。したがって、党内事情等もありますから、小委員長としてはひとつ自民党の理事さんも含め……
○安永英雄君 ただいま小委員会の結論が出たわけでありますが、小委員会の大かたの意向として、有給という問題をほとんど全員で意思の決定をかつてやったわけであります。あるいはまた、休暇期間中の取り扱いについて、一年を勤務したものとみなすということで通算の問題、あるいは、復元時の調整の問題等については、百分の百、こういう確認もいたしておったわけでありますが、残念ながらいま決定した案はそういう形にはなっていない。いわゆる後退をいたしておるわけであります。諸般の事情を考えた場合に、先ほどの結論が小委員会で各人考えて賛成をしたわけでありますけれども、残念なことであります。したがいまして、私どもは、そういった……
○安永英雄君 まず、文部大臣にお尋ねをいたしますけれども、福岡の大牟田市で、昭和十二年九月二十五日の名刻から、突如として――人口が十三万程度の当時の町でありますが――熱発をし、けいれんを起こし、それからのどの痛み、せき、下痢、こういう奇病があらわれてきたわけであります。結果としましては、死者七百十二名、患者が一万二千三百三十人、こういう膨大な赤痢患者を出した、こういう事件があったわけです。 その後、この真相についてどうなんだということで追及が始まっておりまして、地元の市会あるいは福岡県議会あるいは熊本の県議会、こういったところでも現在この真相を追及している。何の真相を追及するかと申しますと、……
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