このページでは玉置和郎参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○玉置和郎君 弔辞。 本日ここに、過ぐる三月四日逝去されました故須原昭二君の追悼の辞を申し上げます。 いまは悲しい思い出となったものの、君とは全く赤裸々な人間同士の深い交際を続けさせていただきました。これも君の誠実な人柄と、ひたむきなその信念に生きようとする真摯な姿に引かれるものがあったからにほかなりません。 思えば、君とはしばしば相対立し、激しい議論を交わす中から、いつしか、弱者のためあくまで闘う君の政治信条にいたく感銘し、イデオロギーや党是を超えた人間としての友情が芽生え、目指す社会正義の確立という目標は全く一つであったと思うのであります。 君はまたまれに見る理論家でありました。何……
○玉置和郎君 私は外務委員会に出るのは初めてですが、それだけに、専門的知識というのはあまりありません。しかし、現在の日韓関係を見ておりますと、どうしても与党の議員として黙っておるわけにいかないという立場から発言をさしていただきます。 まず、質問に入ります前に、このたびテロの凶弾によって倒れました陸英修夫人に対して心から哀悼の意を表するものであります。 これは、私の友人が韓国人におりますが、その方が私にこう言いました。立場を変えて考えてみたらどうかということなんです、外務大臣。大韓民国の大統領の夫人ということになれば、日本で一体だれなのかということなんです。そういう方がもし在韓の日本人によっ……
○玉置和郎君 大使館に掲げられておりました国旗が、デモ隊の一人によって引きおろされました。そして、写真で見る限りにおきましては四つに引き裂かれてありました。私は、前にインドネシアで国旗が引きおろされたときに、政府がインドネシア政府に対して厳重な抗議に欠くる点があると思いましたので、私が発起人になりまして、六人の同志とともに、スハルト大統領に対して陳謝の要求をいたしました。それは外務省のほうからインドネシア大使館を通じてやっていただきました。そうしたら、インドネシアの私の友人――たいへんな高官でありますが、彼は、こう言ってきました。自国の国旗の尊厳性というものを強く主張しない国家というものは私た……
○玉置和郎君 議事進行。 いまの沓脱君の発言は、非常にぼくらにとっては遺憾です。何のための理事会かわからぬ。理事会というのはやっぱり委員会運営にとって非常に大事な場所なんだ。そこでやっぱりお互いがルールをきめるのです。そのルール違反をやって、それで委員長の制止も聞かずにまだ読み続けるというようなことは、これは全く委員会を冒涜するものだ。だから、これからはこういうことがあったら退場を命じてもらいたい。
○玉置和郎君 広島、長崎両調査に行かれた各委員の先生方、大変御苦労さんでございました。そしてそれぞれお二人からの調査報告がありまして、私は調査報告の全体をいま聞かしていただいて、なかなか精査されたもんだという認識をとりますが、私もこれ国会に出てきて十年目でありまして、社労委だけでなしにほかの委員会にもおりました。議員立法による調査というものは、これはなかなかやったことがないのでありまして、私たちは、山崎理事、それから野党の先生方の非常に熱心な原爆に対する意見をいれて与党も応じたわけであります。しかし、私は山崎さんのこの調査というものは、これは非常に考えられて、特にまた、いま石本委員に聞きました……
○玉置和郎君 総括質疑に立たせていただきましてありがとうございますが、冒頭、長谷川労働大臣にお聞きします。
あなたは、国旗日の丸を掲げようという運動に対して非常に熱心な方でありましたが、この国会の上に上がっておる旗は、これはどこの旗ですか。
【次の発言】 運輸大臣、お聞きします。
船舶法によれば、第七条に国旗を掲げなければいかぬということになっておりますが、日本の船は、これはいかがなものですか。
【次の発言】 運輸大臣、その旗は日の丸ですか。
【次の発言】 両大臣の答弁で日の丸は国旗であるということがはっきりわかりました。
そこで郵政大臣にお聞きします。NHKの放送で、最後のところで国旗……
○玉置和郎君 総理、きのう石原君が東京都知事に立候補しました。きょうは新聞を見てみましたら、美濃部さんが、石原君はファッショだとか右翼だとかいうことを言っております。これはぼくら見てこう思うんですよ、右翼だという定義は一体何なのか。総理から聞きたいのですが。
【次の発言】 総理、あなたは戦前から戦後今日まで、ずうっと一貫して議会の子として政治家としてやってこられた。そこで、私の知る限りにおきまして、戦前にあれは左翼だと言われた人が、戦争に負けてみたら案外中道を歩んでおった、まん中を。それはなぜか。あの当時は御承知のように軍というのがたいへん強くて、軍部という右の勢力が強かった。この右からちょう……
○玉置和郎君 参考人の皆さん方におかせられましては、お忙しい中をこうして御出席をいただきまして、心から厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。 きょうは私は、日銀、それから都市銀行を中心にしてお尋ねをいたしたい、こう思っておりましたが、昨日テレビで知りましたファイサル国王の訃報、それについて、実は大平さんが来られたら、前外務大臣でもありましたし、ちょうど石油ショックのときの外務大臣ですからお聞きしようと思ったのですが、私の見解だけ先に副総理にちょっと申し上げます。 日本のアラブに対する見解、これは三木総理は少し考え直さなければならぬと私は思っております。これは副総理は専門ですけれども……
○玉置和郎君 総理、ぼくはいま日本の国のいろいろな実情を考えてみて不幸なことは、これは常に二つの国民が存在するということなんです、二つの国民が。それはどういうことかと言いますと、働く人は階級だというふうに規定をして、そして階級闘争理論というものを振り回しておる。それが経済の面におきましては労使の対決となる。それが政治の場に入ってきては、外交におきましても、教育におきましても、防衛論議におきましても、常に二つの国民という形で分かれて対決姿勢をとっていくというこの中に日本の混迷があると、こう思うんですね。それの象徴的なのが今度のスト権ストですよ。 私は、ここでちょっと私自身が新宿の街頭でやったこ……
○玉置和郎君 関連。 いまの黒住君のことに関連をして、まず国鉄総裁にお伺いを申し上げて、その後にごく簡単に運輸大臣と総理の見解を聞きたいと思います。 国鉄総裁、私が聞く三つの問題の前提になるのは、私は、自民党内の数少ないスト権の理解者です。総務会においても私は発言をした。これは労働大臣も知っておるはずです。しかし、私は最近重大なことを発見した。それは、四十一年の十月二十六日、四十四年の四月二日の最高裁の判決。これは、三公社五現業は、一、政治目的を持つ場合、二、暴力の行使、三、社会通念――これは国民生活に重大な障害となる場合のことを言うんです。こういった場合の争議行為の禁止は違憲でないと最高……
○玉置和郎君 関連。 いまの秦野さんの質問に関連しますけれども、政局が転換をしたときに捜査当局の捜査に大変な支障を来たすんじゃないかという危惧が一部で言われておりますが、私の意見をちょっと加えますと、日本の捜査当局、また国税当局にしましても、そういうことはあり得ないと。大変な中立性を持っておりますし、固有の法則性を厳として守っておる、それだけに、それほど検察当局をばかにした意見はない。私は、その点について、もしそうであるとするならばしっかりした稻葉法務大臣を留任させればいいので、この辺のところをしかと一回聞いておきたいと思いますので、関連をしてお願いをいたしたいと思います。
○玉置和郎君 関連。
防衛庁長官ね。現在P2Jでしょう、P2Jでは三十ノットの速さで走る原子力潜水艦に対して機能しにくいと、いわゆる捕捉しにくいというのがこれはもうすでに報道されておりますし、また答弁の中にもありました。そこで国民の疑惑を招かないためのPXLの機種の選定、これは当然のことですが、こういうふうにもたもた、もたもたしておったら、現実に極東の範囲の中にアメリカが警戒をしておる国の原子力潜水艦が動いておることはこれは間違いのない事実である。そうなった場合に、この空白をどうして埋めるのか、これを聞きたい。
【次の発言】 もう一回。あのね、もう防衛庁長官として本音を言うべき時期に来たです……
○玉置和郎君 総括質疑に立たせていただきましたことを心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。 そこで総理にお伺いしますが、戦後三十年からたっておりますこの議会に四十数日も空白状態が続いたということは、私の記憶ではこれが初めてだと思います。それだけに政治の頂点にお立ちになる総理は、これは大変な責任をお感じになっておると思います。私たちも自由民主党の一員として、この空白国会、何とかして解決をしていきたい、正常化していきたいという気持ちには変わりはございませんで、そうして恥ずかしい思いをしながら今日までやってまいりました。 ことに、あの暫定予算の衆議院の成立の状態を見ましたときに、討論だ……
○玉置和郎君 お許しをいただいて少しく聞きたいことと、それから新任されました小坂外務大臣、政務次官の私はむしろ蒙を開きたいという考え方を持っております。これは従来から私の持論でありまして、国会議員というのは、これは立法を通じて国家の最高意思を創造するメンバーである、こう考えておりますだけに、行政権を持っておる政府の国務大臣をしてむしろ蒙を開くというのが国会議員の私は責務である、こう考えておりますだけに、あるいは失礼にわたる点があるかもわかりませんが、お許しをいただいて、ただいまから話さしていただきたい。 冒頭に、さっき戸叶先生が申されましたが、まさしく私は至言だと思っております。さすが尊敬す……
○玉置和郎君 関連。 総理にお聞きします。それから法務大臣にお聞きします。 いま総理が様子を見て判断をするという、秦野君がそれに対してやっぱりおかしいということでまた再質問をした。これはいみじくも九月二十九日の参議院本会議におけるいわゆる共産党のリンチ殺人事件についての答弁、これにやっぱり関連をしてくるのです。法務大臣が、(発言する者あり)黙って聞きなさい。私なんかいつもおとなしい。法務大臣が、「不法監禁致死罪、死体遺棄罪、銃砲火薬類所持取締法違反――あのリンチの現場に宮本氏はピストルを持っていましたからね。そういう一連の刑法犯は消えるものではないのです。これは政治犯でないからです。」、こ……
○玉置和郎君 総括質疑に立たしていただきまして、本当にありがとうございます。お礼を申し上げます。 そこで総理、ギリシャ、これは私は、ギリシャという国はソクラテスとかプラトンとか出た大変りっぱな国でありましたが、ギリシャがやがて滅んでいくときに、どうもやっぱり現在の日本に似たようなところがありますが、現在の日本の状況を踏まえて、ギリシャとのこの関連、あるいはまた、ローマもまたやがて滅んでいきますが、どうもやっぱり最近の日本と似ております。そのギリシャの崩壊、ローマの崩壊、その背景がこの日本とよく似ている点、どういうふうに御理解をされておりますか、お聞きしたいと思います。
○玉置和郎君 いま園田官房長官が総理の親書を持ってお出かけになっておりますが、親書の内容について……。
【次の発言】 いま農林大臣がお出かけになるようでありますが、農林大臣が行かれるということは、園田特使とソ連首脳との間である程度の合意に達して、あと魚の問題で専門的な話し合いをいたしたいという前提があると思いますが、その点はどうなんですか。
【次の発言】 外務大臣、いま農林大臣が行かれるということは、そういう専門の話し合いに入るということですから、その前にいろいろな背景になる問題が解決をされるという前提がなければ農林大臣が行っても意味がないと思うのです。だから、私の聞きたいのは、そういう前提に……
○副主査(玉置和郎君) ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。
昭和五十年度総予算中厚生省所管を議題といたします。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
予算委員の異動に伴い主査が欠けておりますので、その選任を行います。
選任は投票によらず副主査の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、主査に藤田進君を指名いたします。
【次の発言】 引き続いて質疑を行います。
○分科担当委員外委員(玉置和郎君) 大臣、大変御苦労さまでございました。サウジアラビアまで行かれまして、そして弔意を表されて、急送また帰ってこられてアメリカへ行かれる、大変な御日程であります。
そこで、短時日でございましたが、サウジアラビア、またそれを取り巻いておるアラブ諸国の日本に対する態度というか、そういうものについて何か変化がありそうですか、どうですか。
【次の発言】 ぼくは外務大臣に次の諸点に特に御注意を願いたいと思うのですが、私の知る範囲におきましては――というのは、私は中東問題、月に二回ぐらい現地から情報を取っておるわけです。アメリカのキッシンジャー国務大臣とこのファイサル国王と……
○玉置和郎君 お二人に一問ずつ簡単にお聞きをします。 丸尾公述人にまずお聞きをしますが、実質成長、これは個人支出が一三・七という政府の見通しどおり伸びてきたら、大体五・六の前後ぐらいいくのじゃないかというお話でありました。これは、かつてわが党の総務会でも、経済企画庁の青木調整局長と私が激しくやり合いましたところでありますが、私は、実質経済成長を考えていくときには、就労人口の寄与率、それから生産性向上の寄与率、これはどうしても見落としてはならぬというふうに考えております。それだけに、就労人口ということになりますと、現在の完全失業者、これは政府の予測を超えております。経済見通しを私たちが総務会で……
○玉置和郎君 長官、核エネルギーミッションとして佐々木義武さんが十五日、渡米されるようですが、この佐々木さんの具体的な役割りというのはどういうことなんですか。
【次の発言】 最近、アメリカのトップと日本の国会議員とがこの問題で話し合ったということは御存じですか。ごく最近。
【次の発言】 いま長官はすでに佐藤君から電話で連絡を受けておるようでありますので、私から多くは言いませんが、佐藤君が帰ってきまして、いま長官のお話がありましたように、モンデール副大統領ほかかなり重要な人物と会ってきております。これ、いま報告書をもらっておりますが、私は非常に重要な問題がそこに提起をされておると思いますのは、い……
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