このページでは原田立参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○原田立君 私は、公明党を代表して、ただいま提案になりました議長河野謙三君の不信任案に対して賛成の討論を行うものであります。(拍手) 昭和四十六年七月十七日未明、三日間にわたって空転していた参議院議長の座は、憲政史上まれに見る劇的な結末となったことは、いまだ記憶に新たなことであります。 河野議長の誕生は、参議院の独自性、自主性を発揮させるという良識の府としての期待を担ったものでありました。 議長は、国会、参議院の権威の象徴であり、国会の権威は国民の主権に由来するものであります。したがって、議長、副議長は、政党の代表ではなく、国民の代表であるとの認識のもとに、議会運営に当たっては不偏不党、……
○原田立君 私は、公明党を代表して、昭和五十年産の米麦価の問題について、総理並びに関係各大臣に質問を行います。 政府は、不況下での春闘の賃上げ妥結額が平均一五%以内と低く抑えられたことに加えて、食管会計の赤字を理由に生産者米価の値上げを抑制し、その一方では消費者米価の大幅な引き上げを図ろうとしております。もしもこの方針どおりであるとするならば、米が日本農業の基幹作目であり、国民の主食であることからも、今後の農業経営と物価高、不況に悩む生産者と消費者の生活に与える影響はきわめて甚大であります。 また、長期的視点に立つならば、食糧の需給事情逼迫化は必至であることから、緊急課題である食糧自給率高……
○原田立君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました内閣総理大臣三木武夫君問責決議案に対して、賛成の討論を行うものであります。(拍手) 昨年十二月、前田中内閣の後を継ぎ、三木内閣は「対話と協調」「クリーン政治」を表看板に、議会制民主主義の確立と国民の立場に立った政治実現に向かって出発したのであります。しかし、一年を経過した今日、その表看板は色あせたのみならず、従来の政府・自民党の体質である対決と強行、国民生活無視、大企業優先の政治姿勢を露骨に示してきたのであります。内閣発足当初、国民に耳ざわりのよい公約は単なるリップサービスにすぎず、また、一見政策実行に熱意を示す姿勢は単なる……
○原田立君 私は、公明党を代表して、政府の施政方針に対し、総理並びに関係閣僚に対して若干の質問をいたします。 まず初めに、日中平和友好条約の件について伺いたい。 総理は、きのうの衆議院本会議で、わが党の竹入委員長の質問に答えて、双方の満足し得る状態が整えば締結するという趣旨の答弁をしました。私は、双方が満足し得る状態はすでに来ていると思いますが、総理の言ういわゆる満足し得る状態とはどういうことか、また、その満足を得るために今後どのような行動を考えているのか、お伺いしたい。 ちょうど一年前、米国議会で発端となったロッキード事件は、田中元総理の逮捕、起訴という、いまだかつてない不祥事を招きま……
○原田立君 大臣はあまり時間がないようですからごく簡潔にいたします。 私はミカンと飼料、畜産、その関係の質問をしたいと思います。 一昨年のミカンの暴落は生産農家をはじめ関係機関に大きなショックを与えると同時に、ミカンの生産対策に深刻な問題を提起したわけでありますが、本年は四十七年と同様表年に当たるばかりではなく、インフレの高進からくる物価の高騰あるいは石油危機に伴う生産費、流通関係費等の急騰とあわせて生活諸経費の上昇等々を、まともに受ける重大な年であります。このような社会情勢の中にあって、ミカン農家の健全なる経営と安定をはかるためにも強力なる対策が必要であると考えるものであります。 それ……
○原田立君 重複する点もあるだろうと思いますけれどもお答えいただきたいと思います。 まず最初に、農業後継者の相続税の問題でありますけれども、これは、最近特に深刻になっていることでありまして、全日農あるいは全農総連等、種々の要望が出されているわけでありますが、この要望についてどういうふうに農林省は考えているのか、これが一つ。 それから、大蔵省は十二月の一十日の日に試案を出して、相続税については事実上非課税にすると、こういうふうに言っております。ところがきょうの新聞には、相続税は四千万円まで無税にすると、こういうのが自民党案で出ているわけです。ところが農業団体等については、こういう、何といいま……
○原田立君 ただいまは空の安全問題について質疑が交わされたわけでありますが、私は陸の安全問題について若干御質問したいと思います。踏切問題について御質問したいと思います。 実は、去る三月一日十九時六分、福岡県福岡市の西鉄の西鉄大牟田線の井尻という駅のそばにおきまして、下り線の電車が八十四、五キロメートルぐらいの速度で走行していたのが、ちょうどその付近の三号踏切という番号がつけられている踏切にライトバンが輪が落っこって落輪していたのをひっかけて、それで三十メートル引っ張って大破した。また、脱線事故車自身も脱線して約九十メートルもずっとはねていった。そうして甲野さんという家の中に突っ込んだりしたの……
○原田立君 ただいま地元大分県選出の工藤先生からいろいろとるるお話がありました。また長官からも政治家としての姿勢ということで、事務当局とは違った意味の御答弁がありました。そこで長官、問題はその早い遅いの問題なんです。恐らく局地激甚災害の指定をお考えいただけるんだろうと思うのですけれども、何か話によると八月以降ぐらいじゃなければ何かものがまとまらないというような話を聞いております。ところが実際四月の二十一日に起きた事故ですから、八月といったらもう四カ月もたっちゃうわけです。そういうことでは地元ははなはだ困る。そこで先ほどの長官の政治家としての考えるところ十分ありというところで言えば、いまはまだ最……
○原田立君 上田団長とともに鳥取県へ行ってまいりました。先ほど青木委員からも上田団長からもいろいろと話がありましたが、大事な問題でありますので、ダブる点があるだろうと思いますが、お伺いするわけであります。
一番最初に、先ほどのお話のスイカを天災融資法の適用範囲の中に入れてくれという話については、スイカは永年作物でないから天災融資法には入らないということだったのだけれども、これは何らか検討をされる余裕はございませんか。
【次の発言】 重ねて聞くようでありますけれども、要望するのでありますけれども、現地の農民の人たちの、あるいは町長、あるいは県知事等も含めて強い要望があったわけです。この要望をい……
○原田立君 四十九年十二月の十八日に、事故発生後直ちにわが党の塩出参議院議員が現地に参りました。私も、第五次調査団として今回の岡山県水島の三菱石油株式会社水島製油所における重油流出事故の現場を見てきました。非常に惨たんたるものであり、たいへんなものだなということを痛感してきたものであります。 そこで、大臣、早くから瀬戸内海の浄化が叫ばれてきておりながら、何も言ってきてないわけじゃない。それを言ってきておりながら、政府は臨海工業地帯をつくり、あるいは石油コンビナートをつくり、あるいは重油の貯蔵庫をつくる等して、いわゆる死せる瀬戸内海にしてきたのは、あげて政府の責任であると、こう私指摘したい。ま……
○原田立君 大事な問題なので、前の委員と質問がダブる点があるだろうと思いますが、はしょらないで御答弁いただきたいと思います。 農林省は五十年度予算については予定どおりの予算措置を講じたと、こういうふうな御意見のようでした。先ほど鶴園委員からも、また神沢委員からも厳重な指摘があった。私も同じように指摘したい。政府の今度の対前年比が一二四・五%の伸びである。要するにそれに対して、農林省は一一九%なのですが、これはどうしても安倍農林大臣、えらそうな口をきいて、これで攻める農政をやりましたとは言いにくいんじゃないか、こう私思うのですけれども、ひとつ所信のほどをお伺いしたい。
○原田立君 質問がちょっと前と重複する面が出てくるかもしれませんが、お答え願いたいと思います。
一昨年十一月にわが国において三県にわたって豚の水胞病が発生したのでありますが、そのときの経過及び原因について御説明を願いたい。
【次の発言】 まあ、初動活動で五百八十頭にとどまったということは大変結構なことだったと思うんでありますが、いまのお話ですと、まだ感染経路あるいは原因がはっきりしないというところに一抹の不安を感じるわけなんですけれども、まあ一昨年の話でありますから、その後ずっと研究してこられただろうと思うんですが、原因不明では、再発生するという恐れがまだ多分に残っている、こういう恐れを持つ……
○原田立君 同僚議員からいろいろと質問が出ました。私も筋を立てて御質問申し上げますので、ダブる点があるだろうと思いますが、きちっと御答弁願いたいと思うのであります。 畜産物の価格安定は何といったって飼料問題であろうと思うのであります。今回、牛肉の価格安定制度の創設は高く評価に値するが、肉用牛経営を取り巻く諸情勢に大きな問題があることもまた見逃がせない事実であります。それで大臣、いつも私言っていることは、何も畜産ばかりでなしに、農業でもいわゆる食える農業、食べられる農業、この建設をしていくのが建林省の役目だと思うのです。で、今回の畜安法案を審議するに当たって、食べられる畜産農家の建設と、こうい……
○原田立君 わが国農業は、重化学工業優先、高度経済成長政策の谷間に取り残され、日本列島総開発の名のもとに、食糧供給の基本である農用地の乱開発と地価の暴騰を引き起こすに至っておるのは御承知のとおりであります。最近における世界の食糧危機が叫ばれるや、政府の施策が何となくあわてて自給率向上対策に奔走するという、そういうような姿勢は全くその場限りのどろなわ対策と、こういうふうに感ずる次第であります。世界的食糧需給がますます不安定をきわめている中で、自分の国の食糧自給率の向上強化を推進することが急務であることは申すまでもないことであります。過去の無秩序な乱開発を防止し、食糧供給の基盤である農用地の確保を……
○原田立君 本来なら同僚の相沢委員が質問するところなんですが、ちょっとけがをしましたもので、私がかわって質問をいたします。 前回の質問もありますので、重複を避けるような意味でしたいと思いますが、若干重複する面もありますが、丁寧に御答弁願いたいと思います。 まず一番最初に農地の利用率についてお伺いいたします。 耕地の利用率については、昭和三十年代の前半をピークに年々下降線をたどり、見直しの時期に来ておると思います。たとえばことし四月発表の「農産物の需要と生産の長期見通し」では耕地利用率一一四・三%となっていますが、どのような方法で利用率を高めることを考えているのかお伺いいたします。農地の利……
○原田立君 わが国のカツオ・マグロ漁業は外国漁船の圧迫により窮地に追い込まれて、廃業、転業者を生むに至るなど、まさしく容易ならざる事態に至っていることは私がいまさら申し上げるまでもないことでありますが、国連海洋法会議の成り行き、石油ショック以来の消費資材の高騰など重大問題に直面しているところでありますが、本改正案提出の理由として、「特定の漁獲物等について、外国漁船による本邦への陸揚げを禁止する等の必要がある。」と、その理由を述べておりますが、マグロ・カツオ等の輸入を取り巻く状況とその経過についてどのように掌握しているのか、まず御報告を願いたいと思います。
○原田立君 飼料の品質改善に関する法律は、昭和二十八年第十五回国会において成立され、その目的として、粗悪飼料の流通、品質改善、取引の公正を図ることを主としたもので、その内容として、飼料の登録制度、異物混入の禁止及び立入検査であり、飼料の安全性確保の面ではもっぱら行政指導に基づき実施されてきたのか現状であります。今回の法律改正では、安全性の確保に重点が置かれ、題名も飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律と改めております。安全性の確保については一歩前進と評価するものでありますが、まだ内容の面において不満とするところが多大であります。 まず初めに農林大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、この法……
○原田立君 麦の問題が小笠原委員、また工藤委員よりありましたので、私も若干お伺いしたいんですが、大臣はいつごろ入るんですか。もう後何分ぐらい。――後二、三分。 それでは、その前にお伺いしたいんでありますが、田の耕作地面積は四十九年度は三百二十万七千ヘクタールに対し、四十八年の麦の耕作地は七万ヘクタールと聞くわけでありますが、余りに少ない。要するに、裏作利用が非常に少ない、こう思うんであります。また、畑では八万五千ヘクタールと聞いておりますが、一体どうして裏作を奨励――もちろん農林省は奨励しているんだろうと思うんだけれども、どうしてこれが実際に農民に好まれないのか、どうして進まないのか、この点……
○原田立君 高橋先生にお伺いいたします。 先ほど食品添加物に対しては厳しいチェックが必要である、こういう御指摘があったわけですが、AF2が発がん性があって使用禁止になりました。ところが、同じような親戚である、AF2の親戚みたいなようなニトロフラン系のフラゾリドン、これは現在まだ使われております。農林省の話では、それをずっと極度に減らして使っていくのだ、というようなことを言っているわけでありますけれども、そういうようなことを、いいのかどうか、御専門のお立場から御意見を伺えればありがたいと思うのでありまして、それが一つです。 それからもう一つは、先ほども抗生物質は百種類もたくさんあると、そうい……
○原田立君 私は公明党を代表して、飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正についての提案の理由及び概要を御説明申し上げます。 現在家畜等の流産、早産、死産及び奇形化、また、がんなどを含む疾病が全国各地に発生し大きな社会問題に発展していることは周知のとおりであります。 その原因については、薬づけ畜産と言われる飼料や飼料添加物への化学物質の混入やそれらの乱用、さらに飼料及び飼料添加物自体の有害物質等による汚染との関係性が多くの専門家、科学者によって指摘されているところであります。また、われわれ国民の食品となる家畜等はがんなどの疾病に冒され、それらの家畜の食肉が国民の食卓に供……
○原田立君 いまはまた御決意があったわけでありますが、農林大臣にお伺いしたいんでありますが、社会福祉の重要性についてはいまさら申し上げる必要はございませんが、特にわが国においては高度経済成長の時代から安定成長の時代に移り、福祉社会の充実、とりわけ老後の生活保障の充実と社会保障政策の強化が要求されるところでありますが、このような社会情勢の中にあって、いわゆる年金時代の到来と言われているにもかかわらず、今回改正案が出された農林年金制度は、他の公的年金制度と比べて早急に改善を要する問題が特に多いと思うのであります。具体的な問題を問う前に、このように立ちおくれている農林年金制度をより充実し、農林事業者……
○原田立君 私は、時間がわずかでありますので、どうか答弁も簡潔に要領を得て御答弁願いたいと思います。一番最初にスト権問題に関する問題を若干、それから、その後に青田狩り干拓問題、こういう問題をやりたいと思いますので、簡潔な御答弁をいただきたいと思います。 まず最初に、国有林野事業の経営形態についてお伺いいたします。この形営形態については、各方面から種々議論されているところでありますが、かつては国有林開放問題、あるいは公社化等の意見もありました。しかし、昭和四十七年十二月の林政審議会の答申の中には公社化、また民営化という内容はない。林政審議会の昭和四十七年の十二月の答申にはなかった公社化、あるい……
○原田立君 会計検査院が十二月の十一日、昭和四十九年度の決算検査報告を発表しております。この発表の中で、予算の使い方がずさんだとして、いわゆる不当事項の指摘を受けた件数が全体で七十九件、四億三千余万円となっております。しかし、今回の検査結果は、検査対象が限られていたことから、ごく一部であり、当然氷山の一角であろうと思うのであります。今回の指摘されているうちで、農林省に関する件数、金額とも群を抜いていることは一体どうしたことなのかと心配をしておるわけであります。金額にして全体が四億三千二百四十九万円。このうち農林省関係は一億二千百三十五万円、これは全体の約三割であります。それからまた、件数にして……
○原田立君 余りよくわからないんでありますけれども、二、三お伺いしたいと思うのであります。 加茂先生には桜島で大変御苦労さまでございます。前回もおうかがいしていろいろな模様を拝見してきたわけでありますが、ただいまのお話の中に、山腹噴火と山頂噴火というお話があり、隆起が続いている限りにおいては噴火はあると見なければならないというようなお話があり、山頂噴火は十年に一回ぐらいはあるんじゃないかというようなお話でございました。それで、それからまた、山腹噴火というのは数百年に一回だというようなことですから、これはまあまあとして、十年に一回というと、よっぽど防災対策をしっかりしておかなければいけないわけ……
○原田立君 私の手元に宮崎県あるいは鹿児島市あるいは鹿児島県からいろいろと要望書が出ているわけでありますが、余り時間もありませんので簡潔に御返事をいただきたいと思うのであります。 一番最初に大蔵省、これはもう鹿児島市から要望があった、要請のあったものでありますが、大蔵省、通産省関係の要請として、「り災者に対する国税の軽減措置について」「集中豪雨により、り災者は、所得が激減するので、り災者に対する各国税の減免措置および納期限の延長等について特別の措置を講ぜられるよう要望します。」、こういう要請が出ているのでありますが、これについていかがですか。
○原田立君 昨年の八月十五日に開かれた中央防災会議において、会長である三木総理は、都市災害の危険性は重大な問題であり、国民の安全を確保することを国の基本としなければならない、また、今後より強力な防災対策の推進を図る必要があると、こういうふうに強調なさっておられたと思います。そこで、今回防災対策のいろいろ予算が出たわけでありまするが、防災対策の基本は、あくまでも災害の発生を未然に予知し防止することにより国民生命の安全確保を図ることにあると思うのでありまするが、時代の推移に即応した災害対策を確立するという観点から、当予算案がどの点に特徴を持っているのか。また、近年の災害の多発化、多様化に十分に対処……
○原田立君 大臣は、所信表明の初めに、従来の高度経済成長から安定成長への路線転換が必要である。また不況と物価高の併存、資源問題、環境問題等の幾多の困難を克服して新しい経済社会を建設しなければならないことを強く主張しておられますが、高度経済成長から低成長時代への転換、新しい経済社会建設を目標とした新しい社会建設の中にあって、今後の日本農業をどのように位置づけようとしているのか、まず初めに安倍農林大臣の基本的な考え方をお伺いします。
【次の発言】 大臣の所信並びに五十一年度予算の質問に入る前に、ひとつ農業基本法の改正問題についてお伺いしたいと思うんであります。
昨年十二月八日、今後の農業政策につ……
○原田立君 法務大臣並びに最高裁当局にお伺いしたいのでありますが、具体的な法案の質問に入る前に、基本的な問題についてお伺いしておきたいと思います。 現状では、裁判官あるいは裁判所の職員が非常に不足しているのではないか、いろいろとこのいただいた資料なんかを見ても、不足しているのが例示されております。これで果たして国民が期待している裁判の運営ができるのかどうか、私は疑問に思うのであります。当然、訴訟の遅延等、国民へのサービス低下を招くことは明らかなのではないか、国民の期待している裁判、国民の期待にこたえ得るための裁判を行うためには、どうしても大幅な人員増員を図らなければ十分なる裁判の機能を生かす……
○原田立君 きのうの衆議院法務委員会でわが党の沖本氏から、国民の知る権利を尊重し、灰色の高官名を公表せよと、こういう問題について質問したのでありますが、沖本氏は、政治的道義的立場から事件の真相究明を求める国民の知る権利を含む国会の要求が刑事責任追及の立場から資料を秘密扱いにする公益よりも優先する最大の公益であると、こういう所信を述べたのでありますけれども、これに対して稲葉法務大臣はいがかお考えですか。
【次の発言】 刑事訴訟法第四十七条の非公開原則の例外規定である後段の「但し、公益上の必要その他の事由があって、相当と認められる場合は、この限りでない。」とする、いわゆるただし書き部分の「公益上」……
○原田立君 ただいま議題となりました犯罪被害補償法案につきまして提案の趣旨を御説明申し上げます。 労働災害での労災保険、自動車事故での自賠責、一般の疾病、傷害、死亡での健康保険、厚生年金、公害被害での公害健康被害補償制度などのように、私たちが日常生活において生命、身体が損なわれた場合は、不十分だとはいえ、救済の制度が設けられています。 ところが、通り魔的犯罪、無差別爆弾テロなどのいわゆるいわれなき犯罪によつて被害を受けた人たちは、どこからも特別な救済の手が差し伸べられず、精神的にも肉体的にも悲惨な状況のもとに放置されています。しかも、いわれなき犯罪は近年次第に増加する傾向を示し、福祉国家を……
○原田立君 前回質問して若干残っておりましたので、その点でお伺いしたいと思いますが、改正案関係資料の中にある昭和四十八年の離婚件数の総数は十一万一千八百七十七件に対して、戸籍法第百七条による離婚前の氏への変更に関して争われた件数は一体どのぐらいあるのか。また、その過去の実態はどのようになっているのか。それに対し、このような件数に対して法務省当局はどのような見解を持っているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 それで、その数字に対して法務省当局はどのような見解を持っているか。
【次の発言】 同じく資料の中に、愛知教育大学の久武教授による氏に関する意識調査の結果が掲載されておりますけれども、認容……
○原田立君 大分時間がたちましたけれども、ある程度重複する面があるだろうと思いますが御質問したいと思います。 建設省来ていますか、河川局……。 それでは準備も整ったようですから御質問します。 来年度からスタートする第五次治水事業五カ年計画を策定するに当たり、治山治水は国民生活の原点であり、経済五カ年計画の枠にとらわれず、抜本的な見直しをするよう、そういうふうな指示が三木首相からあったと、こう聞いておりますが、ただいまもいろいろな議論の中でこの当治水計画は八兆円の予算を見込んでいるようでありますが、経済五カ年計画との兼ね合い等から、実際に果たして予算を獲得できるのかどうか、単なるリップサー……
○原田立君 去る九月十二日未明から十三日にかけて有明海北部沿岸一帯を襲った台風十七号によるまず塩水害について質問いたします。 塩害による水稲被害は福岡、佐賀、熊本三県干拓地に広がっており、中でも福岡県山門郡大和町で大和干拓の二百ヘクタールの水稲が全滅したのを初め、隣接の谷垣、永田地区を含め被害総額約六億四千万円にも及び同町予算の三分の一という額に達しておるのが現状であります。ところで大和町役場の塩塚助役の話によりますと、激甚災害の指定と天災融資法の適用はほぼ確実であろうということであるが、大変心配をしているわけでありますが、この点どういうふうになっているか、まずお伺いしたい。
○原田立君 先ほど三先生からいろいろと御意見をお伺いしたわけでありますが、日本は地震国でもありますし、地震の問題については国民全体が大きい関心を持っているところだと思うのであります。また四海海で、どの地域にも駿河湾のような地震が起きる、あるいは火山帯がこう入っておりますから、その関係でいつも地震が起きるようなそういう態勢にあると思うのであります。そういう認識の上に立って先ほどからお伺いしておったわけでありますが、萩原参考人のお話の中に、研究するに当たって経費や人員が現状では不十分である、もっと充実すべきである、こういう御意見がありました。一体どのぐらいの程度のものがあったならばいいのか。先ほど……
○原田立君 私は登記所の問題についてまず最初にお伺いしたいと思うのでありますが、登記所の適正配置の問題に入る前に、過去十数年の慣行として行われてきた部外者応援の件でありますけれども、人手不足、あるいは仕事量の増大などから、ある程度はやむを得ず行われてきたというのが現状ではないかと思うのでありますが、一方では部外者の出入りからいろいろの問題点が数多く発生していることも事実であります。また、四十九年末には部外者応援の排除の問題も事実起きているわけでありますが、このような関係から、やはり基本的には部外者の応援というものは好ましくないというのが当然なのか、現在部外者応援の実態については一体どのようにな……
○原田立君 ただいま議題となりました犯罪被害補償法案につきまして提案の趣旨を御説明申し上げます。 労働災害での労災保険、自動車事故での自賠責、一般の疾病、傷害、死亡での健康保険、厚生年金、公害被害での公害健康被害補償制度などのように、私たちが日常生活において生命、身体が損なわれた場合は、不十分だとはいえ、救済の制度が設けられています。 ところが、通り魔的犯罪、無差別爆弾テロなどのいわゆるいわれなき犯罪によって被害を受けた人たちは、どこからも特別な救済の手が差し伸べられず、精神的にも肉体的にも悲惨な状況のもとに放置されています。しかも、いわれなき犯罪は近年次第に増加する傾向を示し、福祉国家を……
○原田立君 刑務所の問題について若干質問したいと思います。
まず初めに刑務所の移転の件についてでありますが、人口の都市集中化等により設置当時は環境等から考えても十分対処できたものが、現在はいろいろな意味で当時の状況と大きく変化し、移転並びに統合廃止もせざるを得ないような環境にあるところがかなりの数にあるのではないかと推測されるのでありますが、移転の要請が出されているもの、あるいはすでに移転決定または工事中のものはどれぐらいの数になっているのか、この点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私、この前もらった資料によりますと、これは移転要請を受けている庁数及び庁名ということで、それが住民……
○原田立君 ただいま議題となりました集団代表訴訟に関する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 欠陥商品、やみカルテルによる価格引き上げ等の一企業または数企業の違法行為によって無数の消費者が損害を受けているという現実があるにもかかわらず、現行民事訴訟制度は、原則的には、一対一の対等な当事者間の紛争を解決することを念頭において紛争を解決するための手続を定めているにすぎないから、このような原則に基づく現行民事訴訟制度のもとでは、一対無数すなわち企業対無数の消費者の民事紛争を解決しようとしても、その訴訟追行は事実上不可能であります。すなわち、今日の消費者問題は、訴訟を通じては事実上……
○原田立君 裁判官及び検察官の報酬等に関する法律の一部改正案について若干質問を行います。
当局の姿勢について心配な点がありますのでお伺いするのでありますが、初めに、身分保障あるいは待遇の適正面、あるいは現行での体制を現在どのように考えておられるのかどうか、その点についてお伺いいたします。
【次の発言】 法曹の一元化について現在の実情、問題について率直にお伺いしたいのでありますが、人事交流あるいはいろいろの面からも全く理想的なものであると思うのでありますが、一般的には余り進んでいないのではないかと、こう理解しているわけでありますが、実態は一体どのようになっているのか、また、具体的にどこに問題が……
○原田立君 佐々木委員からいろいろ質問がありまして、重要問題でありますので、重複する面もあるだろうと思いますが、誠意ある答弁をしていただきたいと思うのであります。
まず、当委員会で法務大臣を通じて依頼しておいたテープの声の確認の件についてお聞きしたいのでありますが、総理はテープの声を聞かれてどう思ったのか、先ほどはよくわからないというような御答弁がありましたけれども、再度御質問いたします。
【次の発言】 総理大臣、布施検事総長とは御面識があるのかないのか、あるいはその声は御存じであったのかないのか、その点はいかがですか。
【次の発言】 ちょっと納得がしがたいのでありますが、布施検事総長ですよ……
○原田立君 一番最初に瀬戸参考人にお伺いしたいのですが、四十九年に百九十七本、五十年に百七本、五十一年に百八本の枯死であった、空中散布して効果があったと、こういうことなんですが、そのときにはどのような薬剤をまかれたのか、空中散布ですね。それが一つ、それをお伺いしたい。 それから地頭参考人にお伺いしたいのは、先ほどのお話の一部の中に、空中散布して一部の枝枯れはあったと、野菜等においては残存性はないというような一連のお話があったのですけれども、一部の枝枯れがあったというのはどういうふうな事実がおありだったのかどうか、その点をお伺いしたい。 それから吉岡先生、大分お答えがありますけれども、またご……
○原田立君 今回の法案は大都市での地域で住宅建設促進はすでに飽和状態となったが、そのためその周辺地域のいわゆる首都圏に加え、大阪圏、名古屋圏の周辺を大規模宅地造成を行おうとするものである、これに関連して公共施設、交通施設も行い、新市街地をつくろうとするもので、いわゆる「日本列島改造」の延長であり、これ以上の乱開発、人口集中、大都市肥大を促進するのは時代に逆行するものであります。また単なる宅地造成だけでなく、団地内に学校、公園などの公共施設や住民のための利便施設などもつくり、自治体に譲渡する、また土地区画整理事業の施行や工業団地、さらに水面の埋め立て事業、また鉄道も建設できる大型団地であります。……
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