このページでは小山一平参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○小山一平君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております昭和四十八年度決算外二件について、三木総理初め関係大臣に質問いたします。 まず、昭和四十八年度の財政・経済運営についてどのような反省を持っておられるかをただしたいと思います。 申すまでもなく、昭和四十八年度予算は田中前総理による初めての自前の本予算でありました。予算を編成するに当たっての政策目標と言うべきものは、国際収支の均衡、物価の安定、国民福祉の向上であります。特に、物価の安定、福祉の向上は、国民にとって最大の期待と願望であり、政府にとっては、最高の政治課題であったはずであります。 田中内閣はあえて超大型予算を編成……
○小山一平君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました大蔵委員長桧垣徳太郎君解任決議案について、提案者である大塚委員に対し若干の質問をいたします。 戦後、国会は重要法案をめぐってしばしば異常国会、変則国会と言われる事態を繰り返してまいりました。その事例を数え上げれば切りがございません。そしてそのたびごとに正常化への努力が議会で確認されるのでありますが、しばらくするとまた同様のことが繰り返されてまいりました。このことがどれほど国会と議員の信頼を傷つけ、ひいては国民の政治に対する不信を招いてきたかについてわれわれは謙虚に反省する必要があると思います。いま国民が保革伯仲の参議院に期待す……
○小山一平君 私は、日本社会党を代表し、ただいま説明のありました地方税法の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案並びに昭和五十二年度地方財政計画について質問をいたします。 今日ほど地方財政が深刻な危機に立っているとぎはないと思いますが、地方自治は、経済の高度成長の時期にあっても、税収の伸びが比較的順調であった時代においても、三割自治と言われてきたことで明らかなように、地方行財政の仕組みは国に大きな権限と財源を集中し、地方団体は自立的基盤が弱体化されていたのであります。その構造のもとに深刻な不況とインフレが続くところとなったのでありますから、地方財政は破局的危機に陥り、地方自……
○小山一平君 食糧問題、資源問題はただいま国際的にたいへんな関心と論議が高まっているところでございます。いま私のところに各国の一人当たり一日の動物性たん白質供給量の統計がございますが、ここ十年ほどで見てまいりますと、日本人が摂取をいたします動物性たん白質のうち魚介類の占める割合は、肉、卵、牛乳等々の合計を上回っております。そしてこれは約十六グラムということに統計が示しておりますが、フランスにおいてはこれが五・五グラム、ドイツ、アメリカ三・五グラム、日本と同じような水産国のノルウェーにおいても九・五グラム、北洋のサケ・マス・カニ漁等で常に焦点となっているソ連においてはわずか三グラム、欧米各国は日……
○小山一平君 昨年は石油危機が発端となりまして、きびしい冬の季節において日用生活物資の買い占めとか、売り惜しみとか、便乗値上げとか、そういうものによって狂乱物価と言われる物価の暴騰を招きました。そのために国民生活は深刻な不安と混乱に陥ったのでございますが、特に生活保護世帯、年金生活者、社会福祉施設等々におられる弱い立場の人々が最も大きな打撃を受けたのでございます。ことしはまた総需要抑制によりまして次第に不況現象が深刻化しておりますけれども、その中にあってもなお物価の上昇が続いておりまして、ことしもまた社会不安が増大をいたしております。去年の冬には養護老人ホームあるいは心身障害者施設その他の社会……
○小山一平君 私は、ただいま提案説明なされました法律案、そしてそれに伴って提出をされている補正予算に関連をいたしまして、地方交付税法をはじめ、地方財政にかかわる諸問題について、逐次お尋ねをいたしたいと思います。 総需要抑制政策によりまして不況現象はいよいよ深刻となってまいりました。中小企業の倒産、首切り、人員整理、パートの締め出し等々、社会不安が増大いたしておりますが、地方自治体におきましては、わが国の経済高度成長に伴いましてもたらされた環境の破壊、また、経済成長にもかかわらず立ちおくれになってきた社会資本の不足、取り残されている社会福祉などに対応するための財政需要はますます増大をいたしてお……
○小山一平君 去る元旦早々、長野県大町市の青木湖におきまして、スキー客を満載したホテルの送迎バスが転落いたしまして、二十四名もの死傷者を出す惨事が発生いたしたことは御承知のとおりだと思います。私は、まずこの二十四名の犠牲者とその遺族に対して心から弔意を表したいと思います。 この事故は天災ではなくて、起こるべくして起こった人災でございまして、その明らかになった原因については強い憤りを禁ずることができません。この事故は、国民にとりましても、関係行政当局にとりましても貴重な教訓を投げかけ、厳粛な反省を求めていると思います。 これから警察庁、運輸省、自治省、環境庁などそれぞれお尋ねいたしたいわけで……
○小山一平君 いや、私は官僚退職者の再就職が全くいけないなどというやぼは考えておりませんけれども、しかし、今日の実態はこの高級官僚の天下りが、ある面では行政を私物化したり、企業に癒着をして不当な利便や利益を与えたり、それによって国に大きな損害を与えているというようなことが非常に深刻である、こういうふうに思うんです。それからまた重大なのは、せっかく行政管理庁が監査をして勧告をしても、これがさっぱり尊重されないで全く無視されているという事実です。 私はこの例を林野庁について皆さんに申し上げてみたいと思うんですけれども、御承知のように森林開発公団というのがあります。これは昭和四十二年八月に行管から……
○小山一平君 まず最初に、厚生省社会保険庁にお伺いいたしますが、国民健康保険から政管健保に変わった場合、あるいはやむを得ない事情あるいは間違ってすでに国保の資格を失っているのに、国保の保険証で医療を受けるという場合がございます。この場合当然国保はその給付額の返納を求めるわけでございますが、中にはたとえば健保の保険証がまだ本人の手元に渡っておらないというような期間においては、その給付額に見合う金額を社会保険事務所は支払っておりますが、支払いを受けることができないという件数がかなりに上っております。このことについて資料を求めましたところ、その件数も金額もわからないと、こういう回答でございましたが、……
○小山一平君 私は、日本社会党を代表して、昭和四十七年度決算外二件に対し、是認することができないことを表明し、内閣に対する警告案に対しては、賛成するものであります。 その理由につきまして若干申し述べます。 第一は、前内閣総理大臣田中角榮君をめぐるいわゆる金脈問題についてであります。 前内閣総理大臣田中角榮君の所得申告額についての不当性及び資産形成について、いわゆる田中ファミリーと言われる複雑、巧妙な関連企業を通じて行われた信濃川河川敷、光明ケ池、鳥屋野潟に見られる土地買収、土地転がし、並びに地位利用が行われたのではないかという疑惑は、今日なお依然として残されております。 これらいわゆる……
○小山一平君 今日までに市町村合併はずいぶんだくさんできましたけれども、その状況を、非常に簡単で結構ですから御報告をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 この合併によってもたらされたメリット、デメリットというものがあるはずだと思いますが、自治省はどのように評価していますか。
【次の発言】 その反対の面で、大きくなったために自治体としてデメリットというものもあるはずだと私は思うのですよ。自治省はそれをどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 今後、市町村合併というものを皆さんどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 そうすると、今後は、あくまでも市町村の自主性に基づくこととして、自治省……
○小山一平君 地方財政の危機が叫ばれて、今日くらいこの問題が社会的、政治的問題になっている時代はないように思います。昨年来、知事会あるいは市長会、町村会、各級議会、自治労、あらゆる立場から地方財政に関する強い要望、意見や決議が次々に出ておりますし、第十六次地方制度調査会も、「地方行財政に関する当面の措置について」という答申を出しております。もう地方財政改善はまさに緊急の課題でございまして、きょうそれぞれ提案された諸案件もそれに基づくものだと思います。 そこで、きょうは地方財政問題に関連をして、大変大きいことから小さいことにわたってお尋ねをしてまいりたいと、こういうふうに思うんです。 自治省……
○小山一平君 関連。 いまのお答えを聞いて私は実に心外に思うんですが、特にラスパイレス指数で示された統計を見ましても、まあ町村、小さな市などで、ひどいところは八〇%台なんていうところもありますね。九〇%台、こういう市町村は、いまの話ですと、財政の硬直の度合いは他よりも緩和されている、よろしい状況だといまおっしゃいましたけれども、それじゃ東北各県の市町村の実情、ほとんど九〇%台でしょう。ところが健全ですか。たとえば保育所であるとか、こういう社会福祉施設の一番おくれている地帯はどこだか知っていますか、あなた。そういうラスパイレス指数のごく低い水準の町村というものが、そういう社会福祉施設などは非常……
○小山一平君 関連。 いまの御質問にあわせてお答え願いたいんですが、愛国党が最近非常に活発な活動をしていますから、いろいろその内容について調査して把握をされていると思いますが、現在この党員と言われる者は一体何名ぐらいいるのか。そして日常ここらを飛んで歩いている、活動している、仕事もせずにかせぎもせずに毎日活動をしている人員は、一体幾人ぐらいなのか。相当の資金が必要だと思いますが、その資金ルートはどんな経路によって一体どんなふうに賄われているのか。その調査によって把握されている範囲で、ついでにお答え願いたいと思います。
○小山一平君 私は、二、三の点でお尋ねをしたいんですが、御承知のように、ラスパイレスを使って地方自治体の給与が高過ぎるというようなことが問題になりました。予算委員会で自治大臣は、いろんな地域の事情もあってのことなので一一〇%程度は、これはそう問題ではない、そのぐらいのことはやむを得ないことであろうという見解を示されました。そういう点から見ると、長野市などはあれだけの三十万の人口、県庁所在地であって、なおかつ一〇八%ということですから、先ほども述べられたように、問題になるような高さではないと私も思うんですが、このことについて県あたりから何か指導みたいなものがございますか。
○小山一平君 今日、地方財政の硬直化であるとか財政の危機であるとか、非常に大きな政治課題になっておるわけでございますが、どうも私の見るところ、これらの問題に具体的に対処していくような論議が非常に欠けているのじゃなかろうか。自治省のおっしゃっている人件費問題の扱い方、問題の提起の仕方というようなことも、地方自治の健全な発展を配慮をするという点に欠くる点があるのじゃなかろうか、こんな気がしてなりません。そこで、私はできるだけ建設的な論議になるような御質問を申し上げていきたいというふうに思います。 いま野田さんからお話があって御答弁のあったところですから、私はこれを重ねてくどくどお尋ねするつもりは……
○小山一平君 関連。いまのことに関連してお尋ねしたいのですが、私はいまの問題で、「引き続き」とは一体何年であるとか、「著しく」とは一体どのぐらいであるとか、こういう議論というものは、非常に何か事務的といいますか、役人的といいますか、そういう議論で意味がないと思うんですよ。「引き続き」と言えば三年だと言えば、三年赤字が続いたということを確認しなければ、これは交付税の税率の引き上げということは考えないんだというような取り組みは、私は間違っていると思うんです。そうでなしに、いまの状況から見通していくならば、基準財政需要額は増加することはあっても減る気遣いはないと思いますし、収入額においてはこれは必ず……
○小山一平君 去る八日に、全国知事会の臨時地方行財政基本問題研究会、ここから、「地方行財政に関する今後の措置についての本報告」、こういうものが発表されております。そして、新聞の報ずるところによりますと、大蔵大臣の諮問機関である財政制度審議会が、同じく八日に開催をされて、地方財政を扱う第一部会、社会保障を扱う第二部会が来年度の予算編成に向けてそれぞれ報告書の骨子を取りまとめたと、こういうふうに報じておりますが、新聞なども報道しているように、この二つの報告は大変対立的な見解を浮き彫りにしておりまして、特に知事会は、私の見るところでは、いままで国に対して対立的な姿勢を示すとか、不信をぶつけるとかとい……
○小山一平君 まず最初に環境庁にお尋ねをいたしますが、昭和三十年代後半から四十年代は日本の経済の高度成長成策の一環として、山岳観光道路だとか、スーパー林道だとか、その建設が積極的に進められまして、乱開発、自然破壊が極度に進行してまいりました。これに環境庁はどのように対処する基本的な姿勢を持っているかという、まずそのことをお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 すでに建設ができたり進んだりしている山岳観光道路やスーパー林道による自然破壊と同時に、財政問題が発生しているものが幾つもいま出ております。私はきょうはその代表的な事例の一つとして、昭和三十九年に指定を受けた八ケ岳中信高原国定公園の開発……
○小山一平君 私が予定をいたしております過疎対策の質問に入る前に、自治大臣であり、国家公安委員長である福田大臣にロッキード事件について若干の御質問を申し上げたいと思います。 ロッキード献金事件は、米上院外交委員会の多国籍企業小委員会の調査の内容が明らかにされるにつれて、日本の歴史の中でかつて例を見ない重大な黒い霧事件として国内に大きな衝撃を与えております。各政党はそれぞれ調査団を米国に派遣するなどあわただしい動きを見せていますことは御承知のとおりでございます。国民の間ではこの事件について非常な驚きとともに憤激の声が日に日に高まっておりますし、この事件の真相が徹底的に究明されることを期待をいた……
○小山一平君 昭和四十七年、琵琶湖総合開発特別措置法が制定をされました。この法律に基づく琵琶湖総合開発計画は日本の水資源開発史上最大規模のプロジェクトだと言われておりますけれども、この事業の概要と現況をごく簡単で結構ですから述べてください。これはどこですか。国土庁でしょうか。
【次の発言】 いま御説明を聞いて、その目的とするところがまことに結構づくめのように述べられておりますけれども、実はこの事業に対して開発工事差しとめという注目すべき二つの訴訟がございます。その一つは、琵琶湖沿岸と下流の淀川流域住民による工事差しとめを求める琵琶湖総合開発環境権訴訟と言われるものでありますが、これはすでに大津……
○小山一平君 それでは、私から二、三の点について丸山さんにお伺いいたしたいと思いますが、丸山さんもいまお触れになりましたように、定数是正が五十年度、五十一年度行われました。これは、超過負担の一部としてかなり地方財政に影響を及ぼしてきましたのですが、昨年、それから五十一年度こういう是正が行われたことによって解決が一体できたのか、またどれだけの問題を残しているのか、こういうようなことが調査されておわかりでしたらお答えを願いたいと思います。 それからもう一つ。これは先ほども問題になりました公営ギャンブルの問題でございますが、これは地方自治体に大変な不公正を生んでおりまして、長年のこれは論議の的とな……
○小山一平君 関連でちょっと大臣にお尋ねをしたいと思うのですが、いまはしなくも大臣の言葉の中にも出ましたが、やろうと思っても役所間の調整がなかなかつかない、こういう言葉がございました。私はやっぱり日本の官僚機構というものが、明治以来百年にわたって築かれてきまして、これは常に中央集権化の方向を指向するものです、本質的に官僚というものは。そしてまた気持ち、感情的にも、やっぱり地方に対しまして優越性というか、そういうような思想が累々とございます。そこで行財政の合理化とか、あるいは権限の再配分、こういうことは、しょせん地方分権を目指す姿勢が基本に立たない限り私はできるはずないと思うのです。それを官僚に……
○小山一平君 関連。 この際、自治大臣に一言お尋ねしておきたいと思いますが、大臣がこの委員会で正式に御答弁をされるのはきょうが初めてです。しかし、新聞などでちらほら大臣の方針というようなものが示されております。まあきょうもいろいろ質疑応答がございましたが、大臣の地方自治に対処する基本姿勢であるとか、あるいは今日的財政危機下にある地方自治にどう処していくとか、こういうような所信表明というようなものをまだ私どもは聞いていないわけであります。これからの委員会の中で十分お尋ねをしていきたいと思いますが、まあ大臣も新大臣としての方針を述べたいとお考えだろうし、私どももそれを聞かなければなりませんので、……
○小山一平君 まず最初に、国家公安委員長である天野さんにお尋ねをしたいと思いますが、総選挙もいよいよ目前に迫ってまいりました。ロッキード事件は政治不信を増大いたしまして、わが国議会制民主主義の基礎を危うくしていると思います。この際、政治家は謙虚にえりを正し、政治不信と政治家不信の風潮に対処しなければならないはずだと思いますが、ロッキード事件で逮捕され起訴されている政府高官と言われる人物が、こぞって立候補すると言われております。私はこのようなことはますます政治不信と政治家不信を深めるものと思うのでございますが、国家公安委員長であり自治大臣である天野大臣はこのことをどのようにお考えか。これは大臣の……
○小山一平君 時間があるようですから、地方財政にかかわる問題で関連質問をしたいと思います。
きょうの新聞を見ますと、事務次官通達を出して、特に年末の予算編成に当たっての陳情を自粛するように、こういうものが出されたと聞いておりますが、これは大変私は結構なことだと思いますが、その内容について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 まあ日ごろも確かに不必要と思われるほどの人員で陳情に来ることがございます。特に、年度末のあの予算編成時期になりますと、日本中からぞろぞろぞろぞろ東京を埋め尽くすほど上京して陳情をいたします。そして、いま大臣が出した通達では、これは実態の認識が欠けているのですよ。県や市……
○小山一平君 きょうは国鉄財政と国鉄経営に関連する範囲で質問をさしていただきたいと思います。 昭和五十年度日本国有鉄道監査報告書、財政再建計画実施状況報告書によりますと、昭和三十九年度から純損失を生み、五十年度は国鉄営業収入一兆八千二百九億円、営業経費二兆七千四百四十四億円で、不動産売却益を差し引いた損金は九千百四十七億円となり、五十年末累計赤字は三兆一千六百十億円、長期負債総額は六兆七千七百九十三億円に達して、経営は破綻に瀕していると指摘をいたしております。昭和四十四年度以降二回にわたる国鉄自身による財政再建計画が策定されたが、成果を上げることができませんでした。国は、五十年十二月、日本国……
○小山一平君 私は、日本社会党を代表して、昭和四十八年度決算外二件に対し、これを是認することができないことを表明し、内閣に対する警告案に対しては、賛成する立場から討論を行います。 反対の理由について若干申し述べます。 第一に、財政経済運営の失敗を指摘しなければなりません。昭和四十八年度予算は、国際収支の均衡、福祉の向上、物価安定を同時に解決するとして、超大型積極予算が編成されたのであります。すでにインフレ基調にあった日本経済は、石油ショックという事態に際会して大混乱に陥り、その上、石油ショックを千載一遇の好機とうそぶきながら、ほしいままにした大企業、大商社の買い占め売り惜しみなど、悪徳商法……
○小山一平君 私どもが今回雪害調査に参ったわけでございますが、その際、小出町長からきわめて率直な発言がございました。それは、われわれ調査団と国に対する不満とも批判とも怒りとも思える痛烈な言葉で、いまも耳に焼きついています。ことしを入れて過去五年の間に三回もの調査団がやってきているけれども、いつも同じことを陳情しなればならないというのであります。調査に来てもらわなくてもよいから、法改正を初め要望の諸事項を実現してもらうことが先決問題だといった趣旨でありました。 去年も一月二十八日から三十日まで当委員会の雪害の実情調査が行われ、二月十三日、調査報告と雪害対策に関する質疑が行われております。私は、……
○小山一平君 大臣は、過日の所信表明の中で、「本年は、新憲法のもとに新たな地方自治制度がスタートしてから三十周年に当たる意義深い年」であること、「国民の地方自治に対する期待がますます高まっている」こと、「地方公共団体が自主と責任を基本として地方行政を行うことができるよう、地方自治の基盤の一層の充実を図ることが今後の地方自治の課題である」というふうに述べられております。私も全くそのとおりだと同感いたすわけでございますが、まあこれは問題がそういうふうに認識をされましても、さてそれをどのように実際問題として実行していくかということになりますと、大変困難な課題でございます。大臣は私と同じ長野県の出身で……
○小山一平君 過日、自治大臣は所信表明の中で、地方自治の基盤の一層の充実を図る、また行政改革を積極的に進めていく等と述べられておりますし、地方税法の一部を改正する法律案の趣旨説明の中でも、「地方税負担の現状と地方財政の実情とにかんがみ、住民負担の軽減及び合理化を図るため」とか、「地方税負担の適正化、地方税源の充実強化」のためとか、改正の理由や目的について述べられております。私は、そのことにとやかく申し上げるつもりはございませんけれども、今回の一部改正案は、従来の税体系の中で時間的、経済的推移に伴うきわめて事務的な部分修正にすぎませんし、今日の地方財政の危機の抜本、根本に対応するものでもないこと……
○小山一平君 時間が大分短縮されておりますから、できるだけ簡明にお答えの方をお願いをいたしておきたいと思います。
この法改正によって対象となるモデルガンの生産数量、またその金額、製造企業数、こういうものを知りたいわけですが、お答えをお願いいたします。
【次の発言】 このモデルガンのマニアというのが、私どもの全く想像をはるかに超えた数が存在するようでございますが、皆さんの方では、大体このモデルガンを持っているマニアと思われる総数がどのぐらいになるのか、そして現在保有されているモデルガンの総数はどのぐらいになるのか。
【次の発言】 私は、こういうモデルガンの規制というものは、できるだけ行政指導の……
○小山一平君 先ほど村上先生の御意見の中に、改造はすなわち密造であると、こういう御意見がございました。私もそのように思うのです。大変高度な技術が必要だし、強固な材質の選択も必要であるし、大変むずかしい作業でございまして、そしてこの改造、すなわち密造に類する行為というものは、そもそも重大な犯罪を構成しているわけですから、改造をする人は承知の上で犯罪を犯すわけですね。そういうことになってくると、改造すべきモデルガンがなくたっても、改造するだけの技術と知識があれば、しかも、あえて犯罪と承知でそれをやろうとする人がいるとするならば、この法律改正によってその行為をチェックすることは大変むずかしい、私はそ……
○小山一平君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党提出の修正案に賛成する立場から、反対討論を行います。 本来、法律は、国家権力から国民の基本的権利を守るために制定されるべきものであります。しかしながらわが国の歴史を見れば、残念ながら、法律は、国民の基本的権利を守るよりも為政者の統治手段とされてきた傾向がありました。豊臣時代の刀狩りを例に挙げるまでもなく、明治以降のわが国の近代政治史においては特にこれは顕著であります。こうした過去の歴史を教訓に出発した戦後の平和憲法のもとでも、今日幾つかの法律においてこうした教訓が無視……
○小山一平君 公社、公団等特殊法人の数は非常に多いわけでありますが、今日までこれら特殊法人の整理あるいは統合等について臨時行政調査会、行政監理委員会等から多くの改革意見が出されております。その内容を検討いたしてみますと幾つかの問題があります。 まず、中には設立当初の目的がすでに達成されたものとして廃止の勧告を受けましても、一たん設立された法人はなかなか勧告のように進まないというのがまず一つであります。また同じような目的、任務を持った公社、公団等がありまして、これは統合することが適当であるという勧告が出されましても、これまた勧告が尊重されないという事例が非常に目につきますことは、そもそもこうい……
○小山一平君 このような大火の場合には、その事後対策に私は二つのことが大切だと思います。その一つは、大火に至った要因を科学的に検討して、その復興再建に当たっては防災を踏まえた基本構想が必要であるばかりでなしに、古い都市では、従来公園だとか、緑地だとか、道路、水利などを含む総合的な都市改造というものがきわめて困難であることにかんがみまして、この機会に禍を転じて福となし得るような理想的な町づくりの計画を立てまして、市も国も県もその実現のために最大限の努力を惜しんではならないということであります。また、消防体制とか建築物の構造等等、反省するべき点は謙虚に反省して、その改善に努むるべきである。もう一つ……
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