このページでは田中寿美子参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○田中寿美子君 ただいま議題となりました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案につきまして、公害対策及び環境保全特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、大気汚染による健康被害に対する補償給付の支給等に要する費用の二〇%に相当する部分について、自動車重量税の収入見込み額の一部に相当する金額を公害健康被害補償協会に交付する措置を昭和五十三年度及び昭和五十四年度においても引き続き行おうとするものであります。 委員会における質疑の詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終わり、日本共産党沓脱委員より、本法律案に対し、自動車負担分を重量税でなく自動車メーカー……
○田中寿美子君 ただいま議題となりました鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の一部を改正する法律案につきまして、公害対策及び環境保全特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、国土の開発等に伴い鳥獣の生息環境及び狩猟の実態が大きく変貌していることに対応するため、鳥猟保護の充実、狩猟者資質の向上及び秩序ある狩猟の確保を図ろうとするものであります。 その主な内容は、まず第一に、特別保護区における撮影等のための立ち入りを許可制にし、規制を強化すること、第二に、特定の鳥猟の輸入に当たって、相手国に輸出証明の制度がある場合には、輸出証明書を添付させること、第三に、狩猟事故の発生を……
○田中寿美子君 ただいま議題となりました瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案につきまして、公害対策及び環境保全特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案の内容でありますが、まず、瀬戸内海環境保全臨時措置法の改正部分につきましては、第一に、失効規定を削除して法律の題名を瀬戸内海環境保全特別措置法とすること、第二に、関係府県は、国の定める基本計画に基づいて府県計画を定めるものとすること、第三に、瀬戸内海において水質の総量規制制度を設けること、第四に、富栄養化による漁業被害等の防止のため、燐その他の政令で定める物質の削減につき必要な措置と指……
○田中寿美子君 ただいま議題となりました水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法案につきまして、公害対策及び環境保全特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、水俣病にかかった者の迅速かつ公正確実な救済を行うため、旧公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法による水俣病に係る認定の申請をした者について認定に関する処分を行う機関の特例を臨時に設けようとするものであり、その主な内容は、 一、旧救済法による水俣病に係る認定申請をしていた者で認定に関する処分を受けていないものは、環境庁長官に対して、水俣病に係る認定を政令で定める日から五年以内に申請することができるものと……
○田中寿美子君 私は、日本社会党を代表し、ただいまの大平総理の報告に対して若干の質問を行います。 申すまでもなく、今回の日米首脳会談は、来るべき東京サミットに備えて日米両国間の見解の調整を図るために行われたものであります。ところが、今回の日米首脳会談の印象は、アメリカ側が日本の国際的地位の向上を口実として、日本に防衛上、経済上過大な負担を要求し、日本側が結果として従来同様米国の要求を甘んじて受諾した従属的な姿であります。たとえば、防衛においては、わが国の防衛力は画期的増強を迫られ、アメリカの世界戦略の必要上、わが国の国際的協力の範囲が遠く中東地域にまで及ぶ結果となっているのであります。このよ……
○田中寿美子君 委員長の選任につきましては、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○田中寿美子君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○田中寿美子君 先ほど来、戸叶大先輩から大変高邁な、視野の広い日中平和友好条約に関連した御質問がございました。私は、格調低く、もっと具体的にいまの日中平和友好条約に関連して二、三点を念押しをさせていただきたいと思います。
先ほど、外務大臣は、いま佐藤・韓念竜会談で事務的な折衝が進んでいると思いますが、内容が煮詰まってから行ったってしようがないというふうにおっしゃいました。ですから、近いうちに外務大臣はおいでになるんだろうと思いますが、いつごろ正式の交渉開始をなさいます御予定か、おっしゃることができるでしょうか。
【次の発言】 非常に早い機会に。
○田中寿美子君 関連してですけれども、開発途上国の利益に注意を払いつつというのは、いまの御説明で私は理解できましたけれども、日本で、この七条のところの非政府団体の観光団体、それから観光会社が一緒になってJATAというのがありますね。それから国際航空運送協会ですか、IATAというのに参加しているわけですね。こういうJATAに参加している人たちが申請すれば、このWTOに入ることができるということになりますか。そのJATAとかIATAの関係ですね、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 そうすると、いまJATAに参加している機関もみんなこのことはよく承知しておりますでしょうか。それから、批准するとした……
○田中寿美子君 私は、ILO百三十四号条約、船員の職業上の災害の防止に関する条約の批准に関して御質問するんですけれども、実は、本会議の都合で三十分しかいただけないそうでございますので、とうてい質問できませんので、ほんの初めのところで、あと残して次回に譲りたいと思っています。 まず、この条約の批准に関連しての外務省の態度なり政府の態度。それからその次に、私は、一体、船員は災害から守られているかということについて第二番目に伺いたいと思っていたわけです。それから三番目には、いま船員の脱日本船員化というのが海運業界では非常に進んでおります。特に、昨日あたりも報道されておりますけれども、ジャパンライン……
○田中寿美子君 このILO百三十四号条約につきまして、委員長、私、細切れに切られるのは大変やりにくいんでございますけれども、前回、この条約については批准をするのについて外務省も全然問題はない、運輸省も国内法がもう完備しているというふうなお話でございましたけれども、その条文や法文の上で一応問題はなくても、実態において非常に問題がたくさんあるんじゃないか。この船員の職業上の災害を防止あるいは安全を図るためのその法律制度の適用を受けない人たちがたくさんあるし、また、受けるべきはずの者が実態において受けられない状況にあるのがいっぱいあるということを申し上げました。陸上の災害に比べて海上は三倍もある、そ……
○田中寿美子君 私は、コンテナー安全条約のことを御質問するわけなんですけれども、いま大変尖閣列島の問題でみんな心配な状況になっておりますが、先ほど大臣から、この問題を話し合いで解決し、このことで日中平和友好関係を維持発展させていく方針を変わらせるようなことがないようにするというお話がありました。私もそのようにぜひ、このことのために、いま日中平和友好条約が結ばれようとしている大事な時期に、それが阻害することにならないような解決ができますことを念じまして、私は要望だけにしておきます。 それでは、コンテナー安全条約の質問に入りたいと思いますが、私はコンテナーの問題については全くの素人でございますの……
○田中寿美子君 中川農林大臣は北海道の漁民に支持されていらっしゃる方でございます。今回、ソ連に行かれたときも大変意気込んでいらっしゃいましたけれども、結果として禁漁区が大きく広げられ、それから漁獲量も思っていた以上に減らされ、協力費も払わなければならない、結果として減船もしなければならないという状況になりました。このことについて、報道によりますと、中川農相はくやし涙に暮れたとか書かれましたけれども、私なんかもこれまでその北洋漁業についてそんなに熱心に考えてみなかったものですから、毎年毎年何かソ連から押しまくられているような感じがしておりました。ところが、今回、この条約について勉強しながら、また……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
参考人の出席要求についてお諮りいたします。
本日の委員会に、参考人として中央公害対策審議会大気部会部会長伊東彊自君の出席を求め、二酸化窒素に係る環境基準について御意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
本日、森下泰君が委員を辞任され、その補欠として寺下岩蔵君が選任されました……
○委員長(田中寿美子君) 一言ごあいさつを申し上げます。
委員各位の御推挙によりまして、委員長の職務につくことになりました。各位の御協力をいただきまして任務を遂行してまいりたく存じます。何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に矢田部理君を指名いたします。
本日はこれ……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る八日、寺下岩蔵君が委員を辞任され、その補欠として森下泰君が選任されました。
また、本日、中野明君が委員を辞任され、その補欠として矢原秀男君が選任されました。
【次の発言】 次に、先般当委員会が行いました自然保護の現状及び水質汚濁対策の実情調査のための委員派遣について、派遣委員の報告を聴取いたします。原君。
【次の発言】 ただいま原君から発言がありました要望書等の取り扱いについてお諮りいたします。
北海道及び関係各市長から提出されております要望書等は、本日の会……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る一月二十一日、片岡勝治君が委員を辞任され、その補欠として坂倉藤吾君が選任されました。
【次の発言】 委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。
公害対策及び環境保全対策樹立に関する調査のため、委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
つきましては、派遣委員、派遣地、派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
本日の委員会に、参考人として公害防止事業団理事長熊崎正夫君の出席を求め、同事業団の事業及び予算について説明を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。
山田環境庁長官から所信を聴取いたします。山田環境庁長官。
【次の発言】 次に、昭和五十三年度環境庁関係予算及び昭和五十三年度各省庁の環境保全関係予算について、順次説明を……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
本日の委員会に、公害防止事業団の役員等を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、前回の委員会において聴取いたしました山田環境庁長官の所信並びに昭和五十三年度環境庁関係予算について、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 この際、先般当委員会が行いました瀬戸内海地域の実情調査のた……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
お手元の参考人名簿にございます五名の方を、本日の委員会に参考人として出席を求め、下水道問題について御意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
なお、手続等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 本日は、委員会の運営上、参考人の皆さんには午前お二人、午後三人においでを願うことにいたしております。
こ……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
公害健康被害補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、山田環境庁長官から趣旨説明を聴取いたします。山田環境庁長官。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 以上で本案に対する質疑は終局いたしました。
本日の審査はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
午後五時三分散会
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、坂倉藤吾君、広田幸一君が委員を辞任され、その補欠として川村清一君、志苫裕君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案は、前回の二十九日の委員会で質疑を終局いたしております。
これより討論に入るわけでありますが、委員長の手元に修正案が提出されています。修正案の内容はお手元に配付のとおりでございます。
この際、討論に先立ち、本修正案を議題とし、沓脱君から修正案の趣旨説明を求めます。……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四月一日、川村清一君、志苫裕君が委員を辞任され、その補欠として広田幸一君、坂倉藤吾君がそれぞれ選任されました。
また去る八日、沓脱タケ子君が委員を辞任され、その補欠として渡辺武君が選任されました。
また去る十日、内田善利君、渡辺武君が委員を辞任され、その補欠として馬場富君、沓脱タケ子君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。
矢田部君から発言を求められておりますので、これを許します。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十五日、小林国司君及び北修二君が委員を辞任され、その補欠として藤井丙午君及び森下泰君がそれぞれ選任されました。
また昨十八日、柳澤錬造君が委員を辞任され、その補欠として木島則夫君が選任されました。
【次の発言】 次に、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
前回に引き続き質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月十九日、木島則夫君が委員を辞任され、その補欠として柳澤錬造君が選任されました。
【次の発言】 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
公害及び環境保全対策樹立に関する調査のため、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
なお、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、二酸化窒素に係る環境基準に関する件について調査を行います。 本日は、お手元の名簿にございます四人の参考人の御出席を願っております。 参考人の方々に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、御多忙中のところ、当委員会に御出席を賜りまして、まことにありがとうございます。 本日は、二酸化窒素に係る環境基準につきましてそれぞれ御専門の立場から忌憚のない御意見をお伺いいたしまして、今後の当委員会の調査の参考にさせていただきたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。山田環境庁長官。
【次の発言】 これより本案の質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本日の審査はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
午前十一時五十八分散会
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案の審査のため参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
なお、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案を議題とし、前……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
最初に、連合審査会に関する件についてお諮りいたします。
日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚の南部の共同開発に関する協定の実施に伴う石油及び可燃性天然ガス資源の開発に関する特別措置法案について、商工委員会に対し連合審査会の開会を申し入れることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。まず、委員の異動について御報告いたします。昨一日、岩上二郎君、岩崎純三君が委員を辞任され、その補欠として菅野儀作君、森下泰君が選任されました。
【次の発言】 瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案を議題とし、本法案について参考人の方から御意見を聴取いたします。本日は、お手元の名簿にございます五人の参考人をお招きいたしております。この際、参考人の方々に一言ごあいさつ申し上げます。本日は、御多用中のところ、本委員会に御出席をくださいまして、まことにありがとう存じます。
ただいま議題と……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。 まず、請願の審査を行います。 第二四七三号東大阪市全域を公害健康被害補償法による地域指定等に関する請願外三件を議題といたします。 現在、本委員会に付託されております請願は、お手元に配付のとおり、全部で四件でございます。 本日の理事会で御協議いたしました結果、第二四七三号外三件については、願意のうち、東大阪市全域を公害健康被害補償法に基づく指定地域とし、被害者を救済することの点を除いて、その他の点については妥当とする旨の意見書案を審査報告書に付することとし、本請願は、議院の会議に付するを要するものにし……
○委員以外の議員(田中寿美子君) 私は日本社会党を代表いたしまして、雇用における男女の平等取扱いの促進に関する法律案を提案させていただきたいと思います。 お手元に配付してございます提案理由説明によりまして御説明さしていただきます。 ただいま議題となりました雇用における男女の平等取扱いの促進に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 個人の尊厳と男女の平等は、国連憲章、世界人権宣言にうたわれております人類普遍の原理であります。わが国の憲法におきましても、すべて国民は個人として尊重され、法のもとに平等であって、性別によって政治的、経済的または社会的関係におい……
○田中寿美子君 もうすでに非常にたくさんの方が発言なさって、ほとんど問題点が出されております。当委員会では大分タカ派的な発言もありましたし、否定的な発言もありましたけれども、私はやはり日中平和友好条約の締結を深く喜ぶという立場から、園田外相の御苦労、外務省当局関係者の御苦労に敬意を表します。 問題は日中不再戦、子々孫々までの友好ということについては今後の私ども自身の課題であるということを深く銘記しなければならないと思っております。日本社会党は、いまの中国政権が樹立された直後から有志の者が日中友好運動をずっと続けておりました。私自身も国交回復よりはるかに以前から、五五年のバンドン会議の後で、ア……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十月二十一日、増岡康治君、竹内潔君及び熊谷弘君が委員を辞任され、その補欠として三善信二君、原文兵衛君及び藤井丙午君が選任されました。
また、本日、三善信二君、藤井丙午君、林寛子君及び佐々木満君が委員を辞任され、その補欠として成相善十君、金井元彦君、増岡康治君及び竹内潔君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
公害及び環境保全対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に日本道路公団理事持田三郎君を参考人として出席を……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二日、原文兵衛君が委員を辞任され、その補欠として秦野章君が選任されました。
また、去る三日、菅野儀作君が委員を辞任され、その補欠として原文兵衛君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
久次米健太郎君及び原文兵衛君の委員異動に伴い、理事に二名の欠員が生じております。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(田中寿美子君) それでは、私、前国会に引き続きまして委員長に選任されましたので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 それでは、引き続いて理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に秦野章君、森下泰君、坂倉藤吾君、馬場富君を指名いたします。
【次の発言】 この際、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
公害及び環境保全対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継……
○田中寿美子君 外務大臣、もうすでに衆議院の外務委員会並びに予算委員会で問題にされてきておりますので、そして中越国境紛争の問題で大変私たちも遺憾な問題だと思っているんですけれども、政府の態度としては、すでに中越両方の政府当局に兵を撤退することと軍事行動をやめることを申し入れたというふうに説明されておりますし、なおまたソ連の方にも慎重にしてほしいということの申し入れをしたというふうに伝えられておりますので、それ以上のことは何にもまだやっておいでにならないんであろうと思いますが、それでよろしいですか。
【次の発言】 私たちは日本政府がこの紛争が大規模な戦争に発展していかないためのあらゆる努力をして……
○田中寿美子君 午前中に、もうポーランドとの修好条約の問題については、わが方は戸叶委員がするお約束でございましたからやられたと思うんです、私おりませんでしたものですから。さらに水鳥に関してもアザラシの条約に関しても、それぞれ相当もう質疑されましたと伺っておりますので、なるべくダブらないようにしてしたいと思いますけれども、私は、最初に、水鳥の方の条約の問題についてお尋ねをしたいと思います。 水鳥にしてもアザラシにしても、私は、生物資源を守っていくという考え方に立っている、そういう意味では日本が単に生物資源を守るだけじゃなくて、そのことが自然環境を守り人間環境を守ることになるのであって、両方とも……
○田中寿美子君 北西大西洋の漁業についての今後の多数国間の協力に関する条約というのについて、私は質問いたします。 予想以上に早く二百海里体制になってしまって、なかなか日本の漁業界にとっては波が荒いという状況だと思うのですが、それに対応して今回の条約が結ばれ、それに日本も加盟していくということでございますが、私は、条約の題名というのはいろいろむずかしいなとこのごろ審議しながら思っているんですが、この「今後の」というのの意味ですね。やっぱりこれまでの条約、つまり北西大西洋の漁業に関する国際条約というのを今度こういう条約に改めていくということに関して、特に「今後」というのに意味があるんだろうと思い……
○田中寿美子君 私は、きょうは、中東和平の問題と、それに関連しながらイランの情勢などについて御質問したいと思います。 外務大臣は近くアメリカにおいでになって、そして経済問題などでの困難な問題についての話し合いをなさるということが言われておりますが、この中東和平の問題は一般の日本人にはぴんとこないみたいで、実は非常に重大な問題であるということが次第にはっきりしてきていると思うんです。 この中東和平、すなわち宿命的なイスラエル対アラブ諸国、ことにパレスチナの自決権をめぐって対立をしてきたものを和平に導くという包括的な枠組みづくりというのは非常に困難な問題であると思うんですね。それでその包括的な……
○田中寿美子君 いまも秦野委員から日米関係の問題、貿易の問題たくさん出ておりますが、いま日本の外交は東京サミットに向かってどんどん進められている感じでございますね。きょう総理大臣の訪米の日程が発表になったと思いますが、四月三十日から五月七日まで、帰っていらっしゃったらまたすぐにUNCTADの方にお出かけになる。それらはやっぱり六月末の東京サミットに向かって、それを成功させるために一方向に向かって地ならしをしていらっしゃるという感じがするわけなんです。 いまもお話を聞いていても、それから全体として、一番最初にちょっとお尋ねしておきたいと思いますのは、日米の貿易関係の問題は特にそうだと思うんです……
○田中寿美子君 外務大臣、大変御苦労さまでございます。また、明日、UNCTADにお出かけになると思いますが、短い時間ですので、一遍に二点についてお尋ねしたいと思います。 今回の訪米ですね、出かけられます前は、日米間の経済摩擦の問題を非常に心配されておりました。そして今度の会談でも重点は確かに経済問題にあったと思いますが、非常に心配されておりました政府調達関係で、電電公社の電気通信機の本体の一部とか中枢部とかというその問題に関しては、その開放の問題は凍結という形で一応切り抜けたというふうに報道されておりますわけですが、これは私が観察しますところ、お出かけ前は、必要以上といいましょうか、非常に危……
○田中寿美子君 私は、七五年の四月の当委員会で、一九七一年小麦協定延長の議定書について質疑をしたことがございましたので、当時の議事録などを見てみましたが、世界の食糧事情というのが非常に変わっている、数年間でひどく変わってきたことを感じます。 かつて六〇年代に食糧不足が盛んに宣伝されました当時、世界の食糧資源の確保についての議論が盛んでございました。特に食糧自給度の低いわが国にとっては非常に騒がれていたものだと思います。で一九七二年にはソ連の不作で大量の小麦をアメリカやカナダから買い入れたりしたという騒ぎがございました。ところが、最近、大変豊作に変わってきて需給が均衡してきたように思います。そ……
○田中寿美子君 外務大臣のお留守のときに国際人権規約の審議に入っておりますわけで、ちょうどその最中に金大中事件に関するアメリカの公電が公表されてまいりまして、これは人権に関する重大な問題でもございますので、人権規約の審議の中で御質問をさせていただきたいと思います。 国際人権規約のB規約というのは市民的、政治的権利に関する条約なんですが、これは自由権的基本権と公務に参加する権利を主として規定してあるものだと思いますが、国際人権規約はもちろん世界人権宣言によったものであり、世界人権宣言は、第二次大戦における殺戮とそれから人間の自由な権利を阻害していったその経験に基づいて、これからの世界というもの……
○田中寿美子君 大変時間が制約されておりますので、お二人の先生方の御意見は、私どもも承認の日ももう決まっているような状況でございますので、十分に参考にさせていただきながら、今後、この規約が批准された後も参考にさしていただきたいと思います。大変感謝申し上げます。 短うございます時間ですので、まず久保田先生の方に御質問申し上げる点をまとめて申し上げます。 一つは、原則的に人権というのは、第二次世界大戦後における世界の国民の反省の上にでき上がった、真に将来の平和を目指してつくられた世界人権宣言、並びに、もう少しその内容を規約にあらわした国際人権規約、こういう経過をたどってきて、ようやく日本が批准……
○田中寿美子君 大平総理大臣、時間が少ないものですから単刀直入に入らしていただきます。 昨日、金大中事件について外務省から新たな事実が発表されました。衆議院の決算委員会でも取り上げられた問題ですが、金大中氏がソウルにある日本大使館に接触を二、三週間前に図ったという発表がされました。その接触の内容なんですが、昨夜、NHKのニュースセンター9時のときに小浜キャスターと金大中氏とが電話連絡をされました。それを聞いておりましたが、その内容も外務省の発表されたことと大体同じだと思います。 第一点は、韓国の公権力の介入がこの事件においては米国の公文書でも明らかにされたんだ、だからその政治決着という六年……
○委員長(田中寿美子君) それでは、引き続いて理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は四名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に秦野章君、森下泰君、坂倉藤吾君、馬場富君を指名いたします。
【次の発言】 上村環境庁長官及び山東環境政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。上村環境庁長官。
【次の発言】 次に、山東環境政務次官。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午前十時二十五分散会
○田中寿美子君 昨年一月、私、委員長に就任いたしまして以来一年間、大変法案も多く、いろいろ問題の多い年でございましたけれども、委員各位の御協力をいただきまして事なく過ごさしていただきましたことを感謝申し上げます。どうぞ今後ともよろしく新しい委員長のもとで皆様の御協力をお願い申し上げまして、ごあいさつにいたします。ありがとうございました。(拍手)
○田中寿美子君 私は、わが国経済全般の見通しの問題と、それから物価に関連して長官にお尋ねいたしたいと思います。
長官は六月末のサミットに向けて、そのための露払いというふうに言われておりますけれども、訪米なさるそうでございますが、その役割りはどういうところにございますか。
【次の発言】 重要な経済閣僚のメンバーでいらっしゃいますし、いま日本の政治、外交、経済挙げて六月末の東京サミットに向けて動いている感じがありますわけですね。それで、大平総理も四月三十日から五月七日まで訪米なさいますし、それから帰っていらっしゃったら、また七日から始まるマニラでのUNCTADに大平さんがいらっしゃる。東京ラウン……
○田中寿美子君 ただいまの外務省の御報告は、新聞などで私どもが読んでわかることばっかり、大変公式的な形式的なものにすぎません。きょうは大来新大臣の御意見、これからの抱負など伺いたかったんですけれども、大臣の御都合で出られませんので、外務当局のお考えを聞くよりほかないのでございますけれども、ただいまのような通り一遍のお話では余り意味がないと思います。 まず、私は、この事件に関連して外務省当局がいろいろと首脳とか当局という形で見解を述べていらっしゃいますが、それらに関連してまず第一点は、十月二十六日の午後七時三十分に起こったこの事件、アメリカはすぐその直後に知っているわけですね、早過ぎるぐらいよ……
○田中寿美子君 この三条約案件はことしの三月、八十七国会で参議院先議で私ども審議いたしましたので、きょうはこれらの内容には余り立ち入らないことにいたします。そして、三条約案件といまの法律案件全部一括しながら幾つか関連したことについて私は御質問したいと思います。 第一番に北大西洋漁業機構条約に関連いたしまして、これはアメリカ、カナダ、グリーンランド、デンマークですが、に関連した沿岸の漁業管轄権に関する規制をする条約機構でございますが、二百海里時代になって地域的にあちらこちらでこのような条約を沿岸国で結び、それに関係ある国が締約国になるということが起こっておりますけれども、全体として二百海里時代……
○田中寿美子君 私も日本外交のあり方について御質問したいんですが、一つは、いま開発途上国も全体の団結とか、あるいは産油国、非産油国をひっくるめてアジア全体というふうな言葉もありますけれども、私、一つは対米外交の問題と、もう一つは対中近東外交の問題について日本外交の姿勢を、時間が短うございますから、詳しく立ち入るわけにいきませんので、大臣の基本的な姿勢を伺いたいと思っているんです。 イラン情勢は、ちょうど政治空白の間にどんどんどんどん大変なことがいろいろ起こって進んでまいったわけなんですが、きょうあたり人質解放へのめどみたいなものもついて、幾らか解決の方向に明るい見通しがついたのではないかとい……
○田中寿美子君 私は東京ラウンドの国会承認を求められている件について、きょうは本当に二、三点だけ、発展途上国に関連したところでお尋ねしたいと思っておりますけれども、ただいま小野委員が触れられました日米間の経済関係の中でこの自動車の問題を出されて、総理大臣が訪米なさる前には、日本の自動車の工場をアメリカに持っていく問題については、いまのお答えですと、企業が決定するのに任せてその前には決定しないだろうということをお答えになっておりますが、実はけさの朝日新聞にちょっと、総理大臣が出かけられる前に自動車の輸出の問題並びに電電公社の調達開放問題を中心として、外務省の安川対外経済担当政府代表が総理と昨日お……
○田中寿美子君 けさのニュースの第一報で、私どもはアメリカのイラン断交の問題大変ショッキングだったわけで、けさから各委員ともこの問題を問題にされました。そして、各委員ともやはり日本が自主性を持って、アメリカが、カーター大統領が少しヒステリックになっているんじゃないかという感じがするのに押し流されてはならないというような意見が大部分であったように思います。私もやはり経済的にも日本が自主性をしっかりと持ってほしいと思いますし、政治的にもその判断において自主性を持ってもらいませんと、まさかアメリカが軍事行動に出るところまでなるようなことはないだろうというふうに、いまのところそれを心配しながらそう思っ……
○田中寿美子君 外務大臣にお尋ねいたしますが、きょう正午、総理大臣初め重要閣僚が、アメリカのイランに対する制裁に日本にも同調するようにという幾つかの要請がありましたことについて、どのように対応するかということの協議をなさったと思うんですが、何か結論が出ましたか、方向が何か出されましたか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 新聞などで拝見いたしますと、相当厳しいさまざまな要求が出されているというふうに伺っております。
それで、午前中の小野委員の質問に対してのお答えでは、日本政府はアメリカのイラン制裁要求に対して同調する部分もあるし、同調できない部分もあるというようなあいまいなお返事……
○田中寿美子君 朝からイランの問題ばかりですけれども、実はこんなにたくさん条約を提案されていますが、非常に今度のこの状況は異常でございまして、こんなにたくさん一遍に短時間で上げてしまうということ、本当に私も不本意でございます。それで、やはりきょうは、訪米を前にしていらっしゃいますし、またルクセンブルクに行ってお帰りになって、重要な会談をしていらっしゃったのでございますから、イランの問題に集中してお尋ねしたいと思います。 けさから何回も対イラン制裁について、第一段階の制裁に日本も同調するのだということについてお話ありました。この第一段階の制裁というのは、まあ大したことないですね、ほとんど余り大……
○田中寿美子君 ただいま戸叶委員より大平さんの訪米その他今回の外遊の問題について、非常にたくさんのことを意見も述べられ、お聞きになりました。どちらかと言えば、大平さんに同情の念を持ちながらの御発言であったような気がいたします。ですけれども、私、やっぱり何点か明らかにしておかなければならないことがあるように思います。 私は、きょうはほかの問題をやりたいと思っておりますので、ごく簡単にお尋ねいたしますけれども、まず大平さんは、カーター大統領から防衛庁の中期業務見積もり計画を早めてくれと言われたのじゃないと、日本の政府部内にある計画を早目に進めてほしいと、そうして大平さんは、そのために真剣になって……
○田中寿美子君 ただいま議題となりました公衆浴場法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 まず、提案理由の説明を申し上げます。売春防止法制定により政府公認の集娼制度が解体されてからすでに二十四年を経過した現在も売春の形態は多様化し、潜在化して、第三者による女性の搾取は後を絶ちません。今年は国連婦人の十年の中間年に当たり、来る七月にはコペンハーゲンにおいて国連主催の世界婦人会議が開催され、婦人の社会的地位の向上の状況に関する前期五年間の業績の評価並びに今後五年間の計画と展望について全世界の婦人が検討することになっています。 国連婦人の十年の起点で……
○田中寿美子君 雇用における男女の平等取扱いの促進に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 個人の尊厳と男女の平等は、国連憲章、世界人権宣言にうたわれております人類普遍の原理であります。わが国の憲法におきましても、すべて国民は個人として尊重され、法のもとに平等であって、性別によって政治的、経済的または社会的関係において差別されることがない旨を明定しております。また、一九七九年六月にわが国が批准しました国際人権規約におきましても、A規約及びB規約の双方において、経済的、社会的、文化的、政治的及び市民的権利において男女の平等を保障すべきである旨を規定しておりま……
○田中寿美子君 私、最初に委員長にお礼を申し上げます。婦人問題の集中審議を予算委員会で初めて参議院でやってくださったこと、これは実は懸案のことだったので、衆議院でも一生懸命に婦人たちが要求したんですけれども、衆議院で実現できませんでした。それを参議院の方でやっていただいたのですから、参議院の先見性と申しましょうか、進歩性ということで、大いに私は感謝いたします。 これは私ども何も、まあ、ある新聞記者の方は、男社会であるところの国会の女たちが殴り込みをかけるのかというふうにお尋ねになった方がおります。そのようなことではないのであって、もう御存じだと思いますが、国会には衆参で超党派の国連婦人の十年……
○田中寿美子君 総務長官は、当然のこととして一九七五年の国際婦人年というものについてはよく御存じのことと思いますけれども、国際婦人年のキャンペーンを実施するために、私たち婦人たちの要望もあり、また婦人議員たちも大変一生懸命に努力をいたしました。そして、政府の方も努力したと思いますが、婦人問題企画推進本部というのを設置いたしました、三木内閣のときに。そして、総務長官は副本部長ですね。ですから、そういう点でも、いま国際婦人年を起点として、「国連婦人の十年」という期間に当たっております。私は、「国連婦人の十年」に関連して、婦人問題に非常に大きな責任を持つ総理府総務長官として、稻村長官の御決意を最初に……
○田中寿美子君 きょうは私、法務大臣にお尋ねしたいと思いますが、ちょうどいま三月、四月にかけて婦人月間中であり、四月には婦人週間、それから国際的にも、国際婦人年を起点にして「国連婦人の十年」という、男女の平等が非常にいろんな面でまだおくれているから促進しようじゃないかという世界的な婦人の運動の中にあります。それで、いろんな側面から私どもは差別の残っている部分をどんどん拾い上げて、みんなで法律、制度を変えていきたいと、こういうことで、みんなで手分けしているんです。 それで、昨年のちょうど三月の十二日だったと思いますが、衆議院の予算分科会で私の党の土井たか子さんが、国籍法における男女の不平等の問……
○田中寿美子君 私は最初に、日産プリンスに対して中本ミヨさんが起こしておりました定年差別訴訟問題のことをお尋ねしたいと思います。 経過はもう御承知のとおりですけれども、ごくかいつまんで申しますと、日産とプリンスが合併したときに、プリンスの方で定年差別なしに働いていた中本ミヨさんが、日産の就業規則、男子五十五歳、女子五十歳とするその定年差別の規則を適用されて、昭和四十四年一月、五十歳で解雇されたのに対して、日産の定年制は性による差別扱いで、これによる解雇は無効であるという主張で裁判で争ってきたものでございます。仮処分申請の段階では、一審、二審とも差別を違法とはしておりませんでしたけれども、昭和……
○田中寿美子君 澁谷国務大臣、私はきのう厚生大臣に対しまして、売春における前借金の問題、特にそれを沖繩の問題にしぼりまして、一体それを厚生省としては更生保護の方を担当している立場からどういうふうに取り組んでいられるかということを主にお伺いしたわけです。このような問題にきょうははからずも一時間もらって、めったに売春の問題に時間をいただくことは少ないんでございますので、きょうは私は、警察が把握していらっしゃる状況を篤とお伺いしたいと思っているわけです。 私は、こんな問題で大臣と質疑応答するなんてちょっと想像もしておりませんでした。昔なじみの大臣で、労働省にいらっしゃいましたころ、大臣が秘書課長を……
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