このページでは田中寿美子参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○田中寿美子君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました政府の厚生年金法の一部を改正する法律案に対し、野党四党共同提案の改正案を支持する立場から、総理大臣をはじめ関係閣僚に対して若干の質疑を行ないたいと存じます。 政府は、一方に長年の自民党政府の伝統である生産第一主義の経済政策を掲げながら、他方において福祉型経済への切りかえを目ざすもののごとき言辞を弄しております。 さきに発表されました経済社会基本計画には、「活力ある福祉社会のために」と、サブタイトルがついているほどであります。しかし、単にことばをもてあそぶのではなく、真実に福祉の実現を目ざしているのであれば、今回の政府提案の年……
○田中寿美子君 ただいま議題となりました昭和四十七年度一般会計国庫債務負担行為総調書一件、並びに昭和四十七年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外三件、昭和四十八年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その一)外二件、合計七件の事後承諾を求めるの件につきまして、決算委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 当委員会におきましては、以上八件につきまして、去る四月十二日、大蔵当局から説明を受けた後、質疑に入りました。その詳細は会議録で御承知願いたいと存じます。 五月十五日、質疑を終了し、採決の結果、国庫債務負担行為一件につきましては全……
○田中寿美子君 私は、沖繩の婦人の要求を代弁したいと思うわけなんです。婦人の要求を代弁してアメリカの施政権のもとで婦人の人権が踏みにじられてきたことに抗議をして、婦人の人権回復を要求するという立場から、幾つかの人身損害事件についての請求権の問題とか、あるいは裁判権にもいくらか触れると思いますし、売春問題などにも触れたいと思います。それからもう一つは、沖繩の中で差別されてきた労働者の中でも、特に婦人労働者の立場に立って主として御質問したいと思っております。 私は、何べんか沖繩を訪れたわけなんですけれども、沖繩の女性が祖国復帰にたいへんな熱情を持っているその状況に打たれて、そしてやむにやまれない……
○田中寿美子君 関連。 さっきから小林委員が、どこに欠陥があったのかということを聞いていられるわけなんですけれどもね、私、忘れていることがあると思うんです。きのうのこの事故は、三年間かかって世界で初めての実験をするのに、予防措置、つまり人間のほうを忘れているということを私は言いたい。これは、だから長官からお答えいただきたいんですけれどもね。予防対策がゼロ、避難対策もほとんどゼロに近い。それから、緊急の事態が起こったときの警報を鳴らしたって、それがわかっているのは十人の班員にだけだったんです。そこに立ち会っていたカメラマンにも報道陣にも、何のことかわからない。こんなずさんなやり方でこのような重……
○田中寿美子君 関連して、 いま辻委員は、原子力発電所の周辺の一般公衆に対する放射能の基準について、安全性について質問なさったと思うのですけれども、私、この際ひとつお尋ねしたいのですが、周辺の一般公衆に対する問題も、私ども非常にその安全性について心配を持っておりますけれども、原子力発電所ないし放射性物質を取り扱う内部で働く作業員、そういうものに対する被曝量の基準ですね――これまでのは、いまの御説明ですと、アメリカが百分の一にしたが――周辺のほうですよ、それと同じようなやり方で自分らは指導しているというようにおっしゃいましたけれども、それじゃ作業員のほうは現状の基準でいいとお思いになるのかどう……
○田中寿美子君 前回の運輸・社労連合審査のときからあと総裁とはいろんな機会に私ども議員団との話し合いもございました。そのたびに総裁はケース・バイ・ケースで総合的に措置するということで、一貫して現場の不当労働行為の実行行為者に対する処分のことについてお触れになりませんでした。これはいま労使の間の紛争処理委員会にもかかっていることで、ここではおっしゃりはしないと思いますけれども、その現場の実際の不当労働行為をやった者、不当差別をやった者への処分がなかったら、この問題は労使の間の正常化などということは考えられないと思うのですね。 それで、私、きょうは第三次調査で行った田端機関区の問題に集中してお尋……
○田中寿美子君 私三月の一日から十日まで沖繩に行って参りまして、日本婦人会議を中心にして二十三人ほどの婦人の調査団をつくって現地の問題の把握のために参りましたわけで、ホットなところでぜひどうしてもお聞きしておきたいことがございますので、急に御質問するわけでございます。 昨年の暮れ、沖繩国会の一番ぎりぎりのところで、私は女の人の人権の問題を中心にした請求権の問題とそれから少し労働の問題に触れたわけでございます。そのときはまだ質問も余っておりましたけれど時間がなくてはしょりましたが、きょうは具体的にいろいろな事実に触れてまいりましたものの中から、ちょうど時間もたいへんすいすいといったので私もそれ……
○田中寿美子君 私ども、日本婦人会議を中心にしまして去る三月一日から一週間、調査団に入りました。で、ただいま市川先生、山田先生お二人から沖繩における売春の状況、売防法の経緯、あるいは琉球政府、本土側の政府の態度、あるいは沖繩の人々の考え方、そういうものが問題として出されました。私たちが発見しました問題も大体その線に沿ったものでございますので、経過は省かしていただきます。 で、帰りまして、実はたいへんこの問題は本土のときどころではないと。先ほど市川先生……、山田先生おっしゃったと思いますが、売春人口が非常に多い、本土の五倍ぐらいですね。こういうものであると同時に、売春の業態がほんとうに広範で、……
○田中寿美子君 いまPCBのお話が出たんですけれども、衆議院のほうで連合審査があったようですから、私はPCBについては後にまたもう少し質問したいと思っておりますけれども、まあ、斎藤厚生大臣はよく御存じのことで、PCBというのは、例のカネミ油症のあの原因物質で、そうして、カネミ油症の人たちの問題に関してはずいぶん私も厚生大臣のところに、あの患者と一緒に行ってその対策をお願いした、昭和四十三年からずっとやったのです。あのときにほんとうに、今度食品衛生法の一番の思想になっておりますところの、疑わしきは許可せずというような、その原則を早く適用していたら、いまのような大騒ぎにならなかったであろうというこ……
○田中寿美子君 皆さんが質問があると思いますので、私は一つ二つ、最初にいま述べられましたこの中で関連して、高田先生がおっしゃった公衆衛生の見地からのみではだめだとおっしゃった点、つまり、この食品衛生法の目的のところでは、危険の防止、食品の安全の確保と公衆衛生の見地ということですが、これまでは公衆衛生の見地もあまり十分に取り上げられていなかったということがあったと思います。先ほどから標示の点が非常におくれていやしないか、ネグられていやしないかという点をずっと各条にわたっておっしゃいました。私も外国の法律に比べて標示の点がたいへん軽視されているという点を思うのですが、それだけではなくて、統一食品法……
○田中寿美子君 午前中、須原委員が労働災害の問題と労働行政、特に、労働基準監督行政の問題について質問なさいまして、いろいろ非常に監督行政が手ぬかりではないかと、不十分だという点について御質問がありました。私もそれに関連して、最初に少し労働行政のことをお伺いしたいと思いますけれども、もうすでにこの労働安全衛生法は衆議院のほうで修正をつけて通ってきたものでございますから、別に反対するわけではありませんけれども、特に、最初に労働大臣ね、いまの情勢というのは労働基準法ができて、基準監督行政がスタートした当時と比べますと、非常に外部環境、内部環境、環境の汚染が進んでおりますですね。これは非常に高度な経済……
○田中寿美子君 私、前回相当詳しく御質問いたしましたので、あのときにまだ時間足りず残しました問題点、つまり作業環境の中のPCBの問題と、それから一昨日、新聞紙上で発表されておりました新日鉄の八幡製鉄所におけるタール蒸気による発ガンの問題ですね。この二つの問題だけきょうは短かい時間ですからお尋ねしたいと思います。 まあ、職業病が四十年以来急増しております。特に四十五年には急カーブを描いているわけですね。これのおもな理由は有害物資、――新しい有害物質が導入されてきたことやら、それから新しい技術の導入、それによる作業工程の急激な変化、そういうことからきているんだと思うんですけれども、それで、先に新……
○田中寿美子君 老人問題は現代の最大問題になってきていると思います。いまの時代に生きる人間にとって、いかにして安らかに生き、いかにして安らかに死んでいけるかということは、これは重大な問題になってまいりました。それはもうみんなが承知しておりますように、人口の老齢化が急速に進み、一方核家族化がどんどん進んで、それにこのごろは共働きが非常に多くなっております。ですから、老人がひとりぼっちにされるというような事態がたくさん発生しているので、老人問題は緊急を要する事態になっております。で、先日も交通事故にあった老婦人が被害者と加害者の間であっちこっち担架に乗せられたり戻されたりするというような、全く人間……
○田中寿美子君 ちょっと関連。ちょっと誤解があるといけないので、私は、局長の先ほどのお話に対してはっきりさしておきたいんですけれども、前回、私は保険の中の自己負担分を老人の医療として支給すると、給付するということであれば、いまの保険制度の中に全面的に取り入れていけば、所得制限もないし、年齢制限もないから全部含まれるはずだと、それで社会保障制度審議会の中で、その保険の中に取り入れろという意見が出ている。しかし、老人医療に対しては、もう一歩公費負担で全面的にやれという、老人の福祉全体を別に取り出してそういう体系をつくれという考え方と二通りある。どちらを選ぶのかということをお聞きしたときに、社会保障……
○田中寿美子君 今回の勤労婦人福祉法案、衆議院で修正と附帯決議がついてまいりました。その修正の内容ですけれども、大体この原案が出されました当時から全国の婦人労働者は非常に関心が深かったわけです。マスコミでは働くママの憲章だということもありましたし、非常に抽象的で何にもならないんじゃないかという批評をする者もございました。それから特に私は労働婦人に接触しておりましたが、たいへん労働婦人の中での一部では抵抗が強いようでございました。今度修正によって労働婦人が一番問題にしていた幾つかの点が入ったということでだいぶよくなったと思います。 第一番目に、第二条の性による差別の禁止、これは働く婦人が一番い……
○田中寿美子君 最初に日下部参考人に、英国の国民保健サービスはたいへん制度が簡素で簡単だと思うのです。日本の健康保険の制度は、健康保険だけでも八種類、それで被用者の中がさらに政管健保と組合健保に分かれていますから、九種類もあって、それぞれ非常に複雑でございます。それに比べて、制度的に英国のナショナルヘルスサービスの制度は、非常に簡単に思われますが、その制度の御説明を簡単にしていただきたいと思います。 もう一点は、健康管理のことを私ども非常に、皆さんも口にしていらっしゃいますし、私たちも問題にしておりまして、医療という場合に、予防と治療とそれからリハビリテーションと、さらに健康増進その他含めて……
○田中寿美子君 この廃棄物処理施設整備緊急措置法案というのは、なるほどいま高山委員が言われましたように、そのものはたいへん簡単な法律ですけれども、しかしそれが原点になっておりますところの一昨年の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」、これに関連して非常にこの問題は広く深い問題が一ぱいあります。それで私はきょうは時間が少ないので、こういう法律は非常に大事な法律の一つだと思っておりましたけれども、会期末になってたいへん時間短いですから、それで実は須原委員と相談しまして、一般廃棄物のほうは須原委員のほうが引き受けて、私は産業廃棄物のほうをというふうに分担をしておったわけです。 そこで私は主としてこの……
○田中寿美子君 ちょっと関連して。 単年度の四十七年度の赤字の額について、これは社会保険庁にお尋ねしますけれども、少し私は疑義があるのですが、七月実施で、衆議院の修正で、一〇%国庫負担ということで四十七年度は七%の計算ですね、それで千二百七十五億というのを出していられるわけなんですが、それの中に含まれている百二十億の予備費、それは四月実施の場合も百二十億ですか。この予備費の内容はどういうものなのかということ、それから七月実施でも変わりがないのかということが一つ。 それからもう一つ、最初は累積赤字のたな上げというのが政府原案として出てきていたわけですね。したがって、その累積赤字にかけられる利……
○田中寿美子君 経済企画庁長官、御承知だと思いますが、今度、食品衛生法の一部改正が行なわれまして、昨日参議院先議で社会労働委員会で可決して衆議院に送ったわけですが、長官の三月八日のごあいさつにもありますように、「消費者保護基本法の精神に従い、また、消費者行政に関する本委員会の決議を尊重して、法令・制度の改善、財政措置、行政運営の改善等を通じ、諸般の施策を進めて」いくと、こういうふうにおっしゃいましたですね。今度の食品衛生法改正案には、たくさん私ども附帯決議をつけました。まだあれでは不十分ですから、今回私たちが通しました食品衛生法は必ずしも満足であるわけじゃございません。私たちは、食品衛生法とい……
○田中寿美子君 私、きょう主として公正取引委員会委員長に、表示の問題でお尋ねするつもりでおりますけれども、けさの新聞に公取に関する二つの大きな問題が掲載されておりますので、最初に、その問題について、公取委員長の御感想、並びに経企庁長官に、物価と消費者の保護をあずかっておられますので、御感想をいただきたいと思います。 一つは、明治乳業の異種脂肪混入の問題について。 これはもうすでに私どもよく知っていたことですけれども、一昨年公取が検査をなすって、そしてそれがわかって、相当の量を植物油あるいはその他の異種脂肪を入れて出していた、大メーカーであるのに、四十億から五十億、年間それで余分なもうけをし……
○田中寿美子君 私は沖繩の売春対策についてお尋ねしたいと思います。 去る七月の二十七日に沖繩の売春と取り組む会の代表が各省各大臣に申し入れに参りました。私も行く予定でしたけれども、突然北海道に遊説に参りましたために、藤原道子さんが同行されまして各省に申し入れをされました。この問題は私は前の六十八国会からしばしば問題にしてまいりましたことで、そうしてなおこれは婦人の間に大衆運動も起こっておりますが、今月末にはまた沖繩の代表を迎えて集会もし、それでこの売春対策について前の内閣当時各大臣がいろいろと約束をし、各省がそれぞれ決意を述べてきたことについて新しい内閣でどういう考えを持っていられるかという……
○田中寿美子君 私、最初に、例の堀木訴訟の問題のほうでお尋ねしたいと思います。実はこの問題を、皆さん御承知のことですし、それから私もこれが報道されましたときに、厚生省がショックだったというような記事も見えまして、それでその後判決文もようやく見せていただきましたけれども、私自身も党務が非常に忙しかったものですから準備は十分ではございません。ですけれども、ことしこれから年金の問題が非常に重要な問題になるときでもございますので、この問題黙っていられなかったものですから、厚生省がはたしてどういう態度をおとりになるのかということも聞きたかったので、きょうは、まだ不十分ですから、続いて次々やらしていただき……
○田中寿美子君 私、消費者米価の引き上げの問題、これと関連してこの問題並びにそれに関連して沖繩の米価の引き上げ問題、これをおもな趣旨にしてお尋ねしたいと思います。で、米価審議会の答申を受けて政府では、十月一日から平均七・五%の消費者米価の値上げということにきめたというふうに発表されております。で、これは報道されるところによりますと、七・五%というけれども、実質は八%だ、なぜかというと、銘柄米は一二%アップ、それから一等米から四等米までは平均七・五、それからその上に標準価格米も五・三%上げることにしましたですね。それから徳用上米も結局上げちゃったと、どれもこれもみんな上がったということの上に、四……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十月八日、黒柳明君が委員を辞任され、その補欠として峯山昭範君が選任されました。
【次の発言】 次にただいま御報告の黒柳君の委員異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に中尾辰義君を指名いたします。
【次の発言】 次に、昭和四十六年度決算外二件を議題とし、本日は総括質……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、加瀬完君が委員を辞任され、その補欠として鶴園哲夫君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和四十六年度決算外二件を議題といたします。
本日は、農林省とそれに関係する農林漁業金融公庫の決算につきまして審査を行ないます。
この際、おはかりいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれも口頭報告を省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十月十三日、嶋崎均君、大森久司君、佐藤隆君、平井太郎君、鹿島俊雄君及び阿部憲一君が委員を辞任され、その補欠として河口陽一君、河本久蔵君、君健男君、小林国司君、寺下岩蔵君及び峯山昭範君が選任されました。
また本日、安井謙君が委員を辞任され、その補欠として石本茂君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、昭和四十六年度決算外二件を議題といたします。
本日は、労働省の決算について審査を行ないます。
この際おはかりいたします。
議事の都合により、労働省の決算の概要説明及……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
昭和四十六年度決算外二件を議題とし、本日は外務省及び防衛庁の決算について審査を行ないます。
午前中は、まず外務省の決算につきまして審査を行ないます。
この際、おはかりいたします。
議事の都合により、これら外務省の決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれも口頭報告を省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 それでは、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
昭和四十六年度決算外二件を議題といたします。
本日は、建設省及び住宅金融公庫の決算について審査を行ないます。
この際、おはかりいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれも口頭報告を省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 これより質疑に入るわけでございますが、質疑に入る前に、亀岡建設大臣から発言を求められておりますので、これを許します。亀岡建設大臣。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
それでは、まず委員の異動について御報告いたします。
去る六月二十一日、鶴園哲夫君、瀬谷英行君、中村波男君、山内一郎君、黒住忠行君、斎藤十朗君及び嶋崎均君が委員を辞任され、その補欠として私田中寿美子、鈴木力君、藤原道子君、河口陽一君、佐田一郎君、佐藤一郎君及び小林国司君がそれぞれ選任され、また翌二十二日、成瀬幡治君が委員を辞任され、その補欠として鶴園哲夫君が選任されました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
このたび、はからずも院議によりまして本委員会の委員長に選任をいただきました。はなはだ至らない微力な……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、斎藤寿夫君が委員を辞任され、その補欠として寺下岩蔵君が選任されました。
【次の発言】 次に、八月二十三日の塚田君の委員異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは理事に塚田大願君を指名いたします。
【次の発言】 次に、昭和四十六年度決算外二件を議題とし、本日は総括質疑第一……
○田中寿美子君 関連。沖繩の旧四種の問題ですけれども、沖繩国会のときたいへん議論になった。その当時、第四種に関して、中には、その下請の中には、クリーニングだとか、食堂だとかいろいろあるけれども、中には、ミルクプラントのように、相当ずっと長く入り込んでいるのがあるので、あるいはそれは臨時措置法の中に組み入れることができるのではないかという御答弁があったのを記憶しているのですが、それはだから結局、旧四種から一体どのくらいのいままでに離職者が出ているかということが聞きたいのです。そしてそれをどうしているかということ。それからもう一つ、第四種にも入らない個人雇用という名前になっているメードの問題、これ……
○田中寿美子君 ただいま厚生大臣からの御報告を伺いました。それで、去る十二日、衆議院に千葉ニッコー会社の社長の喚問を要求したわけですけれども、それができないで、厚生大臣からのやはり説明であったようでございます。全体として非常に対策が緩慢であったような気がいたします。それでいま御説明になりました事柄にもたくさん私まだ疑問を持つわけなんですが、カネミ油症の問題であれほど人体実験をやり、――あの場合は塩化ビフェニールでございますけれども、ああいう状態が起こったあと、私ども何回かカネミの問題については、この社労や公害の委員会などでたびたびこの問題を追及しましたし、その当時の厚生省側の御説明では、食品を……
○田中寿美子君 今回のこの事件の非常にホットなところで、私参考人の御出席をお願いしたがったんでございますけれども、ちょうど連休が間にはさまってしまいまして、その間に厚生省から回収したものの検査の結果、ビフェニールは検出せずという発表がございました。であるから全部白だというふうに、私はそれほど安心はできないと思っているわけなんです、実は厚生省、農林省当局の対応策、今後のやり方、指導、監督、それを私、相当重点的に御質問したいと思いましたけれども、ちょうどこの事件がこういう経過をたどっているいま、日本油脂協会の幹部の皆さん、さらに千葉ニッコーの社長さんがおいでくださいましたので、少し落ちついていろい……
○田中寿美子君 労働大臣、たいへん朝から労使間の前近代的なやり方がいまでも残っているということをいやというほど聞かされていらっしゃったと思いますが、労働大臣の所信表明に対して委員各位からもうほとんど質疑がございました。残っているのは私一人ぐらいらしいので、それできょうお伺いするわけなんですが、労働大臣の所信表明の中では、きょう朝からいままでやられていたようなのとは今度はずっと違って、第一番に、「週休二日制の普及促進」ということをあげていらっしゃいますね。週休二日制というのは先進資本主義国では、すでにずいぶん実施しているわけなんです。たいへん労働大臣も、これは促進しているというふうに報道されてお……
○田中寿美子君 関連。いまたいへん予算の出し方が怪しげな出し方をしているわけで、たいへん苦しい説明をしていらっしゃると思うのです。私の疑問は、これは人事院に伺いたいのですけれども、さっきから、リーダーの委嘱は公務である、しかしその行なう行為は公務ではないという説明なんですね。一体そんな公務というのがあるのか。つまり行為そのものは公務でないところの公務というものがあるのかどうか。いま主計官の説明ですと、リーダーの活動に要する経費として認めた、そのリーダーの活動というのは委嘱した公務なんですね。その活動に必要な経費として認めているのだけれども、その活動そのものは公務でない、そんなおかしな公務がある……
○田中寿美子君 運輸省と労働省の関係ですね、これは港湾労働者に関しては、業界に対する指導力というのは運輸省にあるわけですね。それから労働者に関する部分を労働省が担当する。しかし、港湾運送業者の認可を与えるときには、その港湾運送業者の持っている労働者の数もみんなこれは運輸省が免許を与えたり認可するときにちゃんとチェックするわけですね。で、運輸省は港湾の労働者に関してもっと私は責任を持つべきだと、労働省にだけまかせておくというようなどうも傾向があります。いまの、その三・二二協定の問題なんですけれども、それを結んだときに、そのあと運輸省では料率の値上げをしておりますでしょう。貨物運送料の。そして、そ……
○田中寿美子君 私も関連して念のためですね、いま大臣はたいへん率直に、こういう法案大して対決法案でもないので、まあ、ほんとうは港湾労働者の立場から問題は考えるべきだというようなニュアンスのことばをおっしゃったと思いますが、今度の港湾労働法の改正案の一番の目玉というのは、その共同雇用体制のことでしょう。その共同雇用体制の主体になる港運業者の団体ですね。それが日港協ですね。そうして、その業者の団体がばらばらと言ってはあれですけれども、たとえば名古屋港も門司港もそういう状況にある。それから特に船内荷役業者においては必ずしも協調的ではないという、こういう状況にあって、これがはたして共同雇用体制をつくれ……
○田中寿美子君 私は、厚生年金保険法等の一部を改正する法律案についての質疑をしたいと思うんですけれども、最初に、厚生大臣に基本的な理念についてのお尋ねをするつもりでしたけれども、いまお席においでになりませんので、それでは年金局の方に、今回の五万円年金といわれているものが、厚生省の発表によりますと、大体対象者が八十五万人のうちの八万人ぐらいにはなるだろうということでございますが、その根拠ですね、計算の根拠は一体どのくらいか、はたして私はそういうふうにたくさんの人が対象となるかどうかというふうに思うんですけれども、その数の計算の根拠をお示し願いたいと思います。
○田中寿美子君 ちょっと関連。 日銀総裁がおるすでございますから、副総裁お忙しいと思いますので、協力する意味で、関連で一、二問。 これは国内の過剰流動性のほうの対策として、明日から預金準備率を引き上げるということになりましたね。二月二十三日の閣議で経済企画庁長官が、投機の対策あるいは過剰流動性の吸収のためには預金準備率の引き上げが好ましいというような御発言をなすって、それで閣議でその方向がきまって、それで三月二日の日銀の臨時政策委員会で準備率の引き上げがきまったというふうに報道されておりますが、それはそのとおりでございますか、どうですか。ちょっとお聞かせください。
○田中寿美子君 十五日の日に、私、質問を保留いたしましたのは、財政投融資資料の四十七年度版を出してくださいということを要求いたしましたけれども、それを出していただけなかったからでございますが、私がそれを要求しましたねらいですね、ねらいは三つあったわけです。 一つは、いままでさんざんわが党も、また、ほかの野党からも要求してまいりました財政投融資資料がなかなか出してもらえない。で、秘密にすべきものでないものを秘密扱いしたことに対する抗議と同時に、今後こういう資料は公表してほしい、国会の審議にかけよということを言いたかったことが一つ。それから第二点は、もっと重要なことなんですが、この私が手に入れま……
○田中寿美子君 関連。 昨年の国会で食品衛生法を改正しましたときに附帯決議がついておるのですが、そのおりに、カネミ油症患者の問題、それから森永の砒素ミルク中毒患者の、この両方の救済を念頭に置いて、そうして一刻も早く食品の中に含まれる有害な物質の犠牲者に対して、被害者に対しての救済法をつくるのだと。それで、その中で二両年ということばが入っておりましたけれども、そのときに前の斎藤厚生大臣は、国会終了次第法律作成の作業に入りますということを国会で言明していらっしゃるのですが、それはどうなったかということです。 それから、もう一点は、カネミの油症患者たちは九大の診療班に対してたいへん不信感を持って……
○田中寿美子君 関連して。 最初に、委員長にお願いしたいんですけれども、関連質問はたいへん制限されますから、私は三問ぐらいにしぼりますので、三回質問さしてください。 具体的な問題で緊急に御質問したいわけなんです。先ほどから羽生委員から福祉経済への政策は不十分だというお話がありましたけれども、四十八年度の予算を立てる際、あるいは今後の田中内閣の目標として福祉予算の中の目玉、ことし特に四十八年度の目玉は年金だということにしていらっしゃるのですね。ところが、現在暫定予算を審議しているのは、四十八年度の予算がまだ通らないからやっているわけなんです。 そこで、厚生大臣にお伺いしたいんですが、四十八……
○田中寿美子君 たいへんな時期に大臣御苦労さまでございます。
きょう私は、日韓定期閣僚会議及び対韓経済協力並びに援助の問題についてお尋ねしたいと思います。時間が限られておりますので質問も簡単にいたしますけれども、どうぞ要領よくお答えいただきたいと思います。
まず第一番に大臣、日韓閣僚会議の見通しをお伺いしたいのですけれども、二十日ということは延期になったというふうに報道されておりますが、年内の開催は強行なさいますでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 今日まで延期されてきました理由ですね、普通はこれまで八月とか夏でございましたね。今日まで延期されてきた理由、それから年内にどうしても開催……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十一月三十日、塚田大願君が委員を辞任され、その補欠として春日正一君が、十二月一日、会派割り当ての変更により鶴園哲夫君が委員を辞任され、それに伴う異動として加藤進君が、また同日、栗林卓司君が委員を辞任され、その補欠として田淵哲也君が、十二月四日、片山正英君が委員を辞任され、その補欠として長屋茂君が、昨十八日、田淵哲也君が委員を辞任され、その補欠として木島則夫君がそれぞれ委員に選任されました。
【次の発言】 次に、理事の辞任についておはかりいたします。
世耕政隆君及び渡辺一太郎……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る一月七日、木島則夫君が委員を辞任され、その補欠として田渕哲也君が、一月十六日、村田秀三君が委員を辞任され、その補欠として佐々木静子君が、一月十九日、藤原道子君、杉山善太郎君、及び片岡勝治君が委員を辞任され、その補欠として和田静夫君、工藤良平君、及び須原昭二君がそれぞれ委員に選任されました。
【次の発言】 次に、一月二十八日の加藤君の一時委員異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、この際理事補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては先例により委員長……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る二月七日、黒住忠行君及び矢野登君が委員を辞任され、その補欠として小林国司君及び二木謙吾君が、また、二月二十日君健男君が委員を辞任され、その補欠として橋本繁蔵君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、ただいま御報告のとおり君君の委員異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、この際理事補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
昭和四十六年度決算外二件を議題といたします。
本日は、文部省の決算について審査を行ないます。
この際おはかりいたします。
議事の都合により、文部省の決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれも口頭報告を省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 それでは、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 文部大臣一言。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず委員の異動について御報告いたします。
昨二十六日加藤進君が委員を辞任され、その補欠として沓脱タケ子君が選任されました。
【次の発言】 次に、昭和四十六年度決算外二件を議題といたします。
本日は、法務省、自治省、総理府のうち警察庁、北海道開発庁とそれに関係する公営企業金融公庫並びに北海道東北開発公庫の決算について審査を行ないますが、法務省関係につきましては都合により午後から審査に入ることにいたします。
この際おはかりいたします。
議事の都合により、法務省を除くこれらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれも……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る三月十八日、萩原幽香子君が委員を辞任され、その補欠として高山恒雄君が選任されました。
【次の発言】 次に中尾君及び加藤君の一時委員異動に伴い、理事が現在二名欠員となっておりますので、この際理事補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは理事に中尾辰義君及び加藤進君を指名いたします。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る三月二十七日、峯山昭範君が委員を辞任され、その補欠として藤原房雄君が、また三十日、藤原房雄君及び工藤良平君が委員を辞任され、その補欠として柏原ヤス君及び中村波男君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、橋本君、中尾君及び加藤君の一時委員異動に伴い、理事が現在三名欠員となっておりますので、この際理事の補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月一日、野末和彦君が委員を辞任され、その補欠として喜屋武眞榮君が、また昨二日、田渕哲也君、鍋島直紹君、平泉渉君、柳田桃太郎君及び春日正一君が委員を辞任され、その補欠として栗林卓司君、小林国司君、佐田一郎君、佐藤一郎君及び岩間正男君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に昭和四十六年度決算外二件を議題といたします。
本日は、運輸省及び日本国有鉄道の決算について審査を行ないます。
この際おはかりいたします。
議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要……
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る四月三日、岩間正男君及び喜屋武眞榮君が委員を辞任され、その補欠として春日正一君及び野末和彦君が、また去る十日、野末和彦君が委員を辞任され、その補欠として山田勇君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に加藤君の一時委員異動に伴い、理事が現在一名欠員となっておりますので、この際理事の補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(田中寿美子君) 正確に答弁してください。
【次の発言】 それではこの問題はあとで理事会で相談いたします。
【次の発言】 速記とめて。
【次の発言】 それじゃ速記を起こして。
【次の発言】 ただいまの問題は後ほど理事会で協議いたします。
それでは午後一時三十分から再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時三十八分休憩
【次の発言】 ただいまから決算委員会を再開いたします。
午前に引き続き、昭和四十六年度決算外二件中、締めくくり総括質疑及び予備費関係八件を便宜一括して議題とし、質疑を続けます。質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、石本茂君、佐田一郎君、佐藤一郎君及び峯山昭範君が委員を辞任され、その補欠として竹内藤男君、志村愛子君、黒住忠行君及び沢田実君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 昭和四十六年度決算外二件を議題といたします。
本日は締めくくり総括質疑を行ないます。
まず内閣総理大臣に対する質疑を行ないます。総理に対する質疑時間等につきましては、昨日の理事会におきまして協議し、各質疑者に御通知申し上げたとおりであります。たいへん窮屈な時間でございますが、質疑をされる方並びに答弁をされる……
○田中寿美子君 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 このたび当委員会の委員長を辞任いたしましたが、委員長在任中はまことに至らぬ私でございましたが、委員各位のありがたい御協力をいただきまして無事に任務を果たし得ましたことを厚くお礼申し上げます。まことにありがとうございました。(拍手)
○田中寿美子君 ちょっと関連。矢山委員がこんなに婦人労働者の問題を一生懸命におっしゃるとはちょっと知らなかったものですから、(笑声)私も一言なからざるべからずと思いましたので……。 労働基準法の中で、女子労働に関する部門についての将来の改正を考えての研究会の小委員会がずっと長く持たれているという状態は私ども知っているわけなんです。いま婦人少年局長が母性保護の問題と、それから男女の平等の両方を調節しなければならないというような非常に抽象的なことばで言われたんですけれども、いま矢山委員は母性保護を根本的にもっと進めるということを基本にして、それですべて平等にしていかなければいけないのだという、ま……
○田中寿美子君 ただいま藤原先生のために超党派の感謝決議をして、ちょっとしんみりしたところでございますけれども、私は、いま議題になっております雇用保険法案に対しましては、もう全く反対の立場から納得いくまで御質疑申し上げたいと思いますので、大臣よろしくお願いします。 雇用保険法案ですね、衆議院のほうから修正されてまいりました。で、その修正で、ある程度の、まあ、いわゆる平ったいことばで言えば物取りが原案よりはできた。ですけれども、その修正そのものに私は非常な疑問を持っております。それ以上に一番疑問があるのはこの制度そのものの非常な変革、失業保険法の非常な変革に対して疑問を持っているわけなんです。……
○田中寿美子君 私、割増金付貯蓄に関する臨時措置法案についてお尋ねしたいと思いますが、前回の二十六日の委員会のときに、私、自分が委員長をしております決算委員会を開いておりましたので、出ておりません。それで、そのときの質疑の要点は伺ったわけなんですが、この法案は、法律そのものとしては非常に単純な、簡単なもので、そうとやかく、ものすごく一生懸命になって議論するほどの法律でないような気がいたします。前回の質疑の中にも出ておりました点などについて、繰り返してはお尋ねしないわけなんですけれども、ただ、大蔵省がこれを提案された理由として、経済の現状に即応する臨時の措置として考えたのだと、前回の質疑の中では……
○田中寿美子君 私、ちょっと質問の順序を変えまして、さっき戸田委員が貯蓄の目減りのことをおっしゃいましたので、それに関連して一、二点だけ最初お伺いいたします。 貯蓄の減価のことについて、この委員会でずいぶん何回も議論されました。大蔵省も減価していることを認めているし、経済企画庁もそういう数字を出しておりますですね。それで、ことに四十八年度の個人の預貯金の総額は六十一兆円をこしている。そうして経済企画庁が四十八年度の経済見通しを修正いたしまして、先日提出をしましたところによりますと、消費者物価は一四%年度平均で上がったことになっている。そうしますと、個人の預貯金総額に消費者物価の上昇率を掛けて……
○田中寿美子君 いままでのお話伺っておりますと、オイルダラーの行くえいかんによって、国際収支だとか、国際通貨、各国の経済状態が支配されるということですし、それについて、それでは見通しはというと、とてもいまのところわからないというようなお話がおもだと思うのです。たいへん、専門家の方がそういうふうにおっしゃいまして、私どもよけいわからないのですけれども、それでお教えいただきたいんですが、確かに中東紛争が石油危機を招く直接の原因になったと思いますけれども、さっき各国が協調しなければいけない。二国間で勝手に協定を結ぶというようなことが、どんどん起こる場合には、国際通貨の関係がむちゃくちゃになってしまう……
○田中寿美子君 いま成瀬委員からも御質問になったことは、私も疑問に思っていた点でございます。そして大蔵省の主税局のほうに私も資料を要求しているわけなんですが、それで少し問題を変えまして、税制調査会東畑会長の御発言の中に、税調というところは、毎年毎年答申をしているというような、こういうことはもうやり切れない、相当長期の税制の計画を立てるのが自分たちの任務ではないかと思うというふうにおっしゃっているわけなんですが、将来に向けて直接税と間接税の関係をどういうふうにしたらいいというふうにお考えになっていらっしゃるでしょうか。いま日本の場合は、直接税、昭和四十八年度で七四・四%に対して、これは国税ですが……
○田中寿美子君 大きな政策的な問題については、大蔵大臣がお見えになってからお尋ねしたいと思うんですが、主税局長に、税の自然増収額のことを最初お尋ねしたいと思うんですが、四十七年、四十八年、四十九年度の自然増収額は幾らになっておりますか。そして、その中の所得税の自然増収額、あるいはその他に関しての数字を初めにお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ちょっと、いまいただいたばかりなんで、まだ目を通していないわけなんで、いままで出された資料から見ているわけなんですけれども、私どもの手元に入っている資料から見ているわけです。
それで、そうしますと、自然増収額の計算ですね、計算のしかたはどうやってお出……
○田中寿美子君 関連。 いま私、辻議員と、それと政府の皆さんとの質疑を聞いておりまして、経済協力に関してはもう一つ別の問題があると思うのです。さっき外務省の方が、援助予算は伸びているんだけれどもというようなことをおっしゃった。必ずしも予算がないからじゃないんだというふうな、ちょっと苦しい答弁していらっしゃいますんですが、これは私、海外経済協力の予算全体が毎年完全に消化されているかどうかという問題が一つあると思います。で、私は、財投のほうから海外経済協力基金の問題をずいぶん追っているわけなんです。毎年これは不消化で残してしまっているわけですね。たとえば、四十八年度はたしか六百七十五億計上してお……
○田中寿美子君 最初に私、総裁の責任についてそのお考えをもっとはっきりさしていただきたいと思います。実は私ども社会党は、夏以来全国各地に起こっておりますマル生運動に関連した不当労働行為の調査に議員団を派遣してたくさんの事実を発見しているわけです。それですから、それに基づいて追及してきたわけなんですけれども、十一日の衆議院の社労の委員会も私は一日傍聴しました。そうして国鉄側の答えもずっと聞いておりましたし、それからきょうの御発言でも、全体を通じて、総裁は純粋な生産性向上運動というものがあるんで、それを下部のほうで歪曲してしまったという言い方をしていらっしゃるわけですね。まるでそれは自分はいいんだ……
○田中寿美子君 社労委員会のほうで食品衛生法の改正法案についてもう二回にわたって議論しましたけれども、まだ十分でない点が残っておりますので、きょうさらにこの点を質疑さしていただきたいと思います。 第一に、最初に、社労委員会でこの問題のときに、食品の事故の場合の被害者救済の問題で私の意見を述べて、大臣にもお答えいただきました、あれをもう一ぺんちゃんと確認をしたいわけなんですが、人間最優先の立場から――この食品問題等懇談会の報告の中にもありますように、人間最優先の立場から「食品営業に起因した食品事故が起こった場合、まず被害者が救済されなければならない」ということがあって、大臣は、その問題について……
○田中寿美子君 たいへん素朴な疑問のようですが、島野先生、先ほどドルの交換性を回復すべきかどうかというようなこと、それで、必ずしも回復させなくてもいいんではないかというお考えがあるんではないかと思うのですけれども、日本政府も、最初はアメリカに対して、ドルの交換性の回復を要求するというふうに言っていました。それがだんだん今度は、必ずしもそれは金との交換性とは限らないというような言い方に変わってきているわけなんですけれども、もしドルの交換性の回復を要求しないとした場合に、先ほどの話にもありましたように、国際通貨ですから、各国が協力し合わなければならないことはよくわかります。債権国のほうも協力しなけ……
○田中寿美子君 私、最初にお礼を言わなきゃいけないと思うのですけれども、たいへん国会図書館のお世話になっております。特に立法考査局の皆さん方には非常にめんどうなことをいろいろお願いして、また、お教えもいただいておりますし、それからその上、個人的にも自分の研究したいことでずいぶん文献をお借りしたり、まあ国会議員であることの特権のようなものだなと思いながらいつもたいへん利用さしていただいております。 私、今回、あらためて国会図書館というものを考えてみまして、いろいろと認識を新たにしたわけなんです。最初は、国会図書館そのもののあり方についてお尋ねさしていただいて、後半は国会図書館に働いている女子職……
○田中寿美子君 たいへんに手きびしい攻撃が厚生省に続いているわけなんですけれども、私は気が弱いからなかなかそうきびしいことは申しにくいけれども、いま聞いていて、まあちょっとついでですけれども、何で女ばっかりが避妊の役割りを承らなきゃならないのかな、その辺も少し研究してください、ついでに。 いま須原委員から人口を制限せよという議論が出たわけなんですが、私は生まれている命をうんと大事にしなきゃならないという、そういう非常に重要な課題がやはり厚生省にはあると思うのです。きょうは重症心身障害児の命を守ってほしい、こういう立場から御要望したいことが一ぱいあるわけなんです。 で、先般来、島田療育園の問……
○田中寿美子君 四十八年度の経済見通しについて、国際通貨のたいへんな混乱がありましたので、たいへん私は狂ってきていると思います。これは大蔵大臣の説明も、また経済企画庁長官の御説明も、その中身が狂わざるを得ないようになっていると思うんですが、その辺をお尋ねしますと、たいてい、いま円はフロート中だから、まだはっきりしたことは言えないというお答えが出てくるわけなんですけれども、それでも現在のところ、大体二百六十何円台でございますね。長官の見通しでは、経済成長率は四十八年度は名目が一六・四%、実質一〇・七%というふうになっておりますね。物価上昇率が五・五という考え方をしていらっしゃるんですけれども、こ……
○田中寿美子君 この前の総括質問のときに、私、財政投融資資金のことを御質問いたしましたけれども、たいへんあのとき時間が少ないし、それから一分きざみにこちらの発言が減らされていくもんですから、十分ことばが尽くされませんで、あとで議事録を見てみますと、私のほうは、ほんとにただ問題をぶつけた程度で、お答えのほうはできるだけ長くしていただいたというような関係で、たいへん私としては不十分だったと思いますので、さらに内容について、もう少し深く質疑したいと存じます。 私が立っている、まあ基本的な立場というのは、財政投融資資金というのは大衆の資金を原資にしている、それで、その財政と金融の接点であるこの財政投……
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