このページでは藤井恒男参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○藤井恒男君 私は、ただいまの橋本君の動議に賛成いたします。
○藤井恒男君 私は、ただいまの大塚君の動議に賛成いたします。(拍手)
○藤井恒男君 最初に、繊維の問題をちょっとお聞きしますが、綿と羊毛の後を受けて合繊業界が勧告操短に入っておるわけですけど、一番合繊がおくれておったわけですし、糸量に換算して五五%ほどの供給をしておるという川上段階ですから、この勧告操短がかなり市況回復に役立つものと期待しておったんですが、円高に伴って一月以降の成約がむつかしいということになれば、この合繊六〇%輸出しておるわけだけれど、これが国内に還流してくる。そうなってくると、せっかくのじゃ口をひねった繊維のカルテルというものが、再び問題になってくる。需給が軟調になる。市況回復がはかどらないというような結果を招くことを憂えるわけですが、この辺に……
○藤井恒男君 宇佐美参考人と伊藤参考人にお伺いいたしますが、重複するところは避けてお尋ねいたします。 まず最初に、今回行われております総合経済対策というのは、雇用対策ということが第一義だと私は思っておるわけでございますが、これは宇佐美参考人にお伺いするんだけど、とかく銀行筋が、企業に対して融資継続の条件として、直接工場閉鎖あるいは人員削減を指示するという傾向が非常に多いように私は思うのです。これは私地方に参りまして、中小の紡績、織布などに回りますとよくそのことを聞きます。たとえば、団体交渉をやってもどうしようもない、メインバンクからこう言われておるのだから希望退職をやらざるを得ぬのだと、もう……
○藤井恒男君 本院の二十七日の商工委員会で私はエネルギー庁長官にナフサ問題で御質問申し上げました。前後して二十五日、二十六日、二十八日に衆議院の商工委員会でもナフサ問題に関しまして集中的に論議が行われておるところです。私の質疑、それから衆議院における長官をめぐるいろいろな論議を私いろいろ調べてみました。 結論的に言いますと、質問に立った各委員は、現に石油業界は莫大な価格差益を得ておる。私も申したところでありますが、一円円高になれば一キロリットル八十五円、昨今の状況で見ますと、二十円円高としても四千九百億の利益を得ておる。これは長官も否定していないところです。したがって、基礎産業である石油化学……
○藤井恒男君 法案に入る前に長官にちょっと二、三お尋ねをいたしたいわけですが、質問通告していないんで、もしこの場でお答えしにくい問題があれば、後刻またお調べの上御回答いただきたいと思うんです。 実は、円がこのようなことになりましたんで、この一週間ほどの間に輸出を主体にする中小企業産地から、矢継ぎ早に陳情が来ております。新潟県の燕の洋食器は、これはもう前回の委員会でも申し上げたことだから省略いたしますが、たとえば、中小企業庁にもお伺いしておると思うんですけれども、きょう、ただいま参りました富山県の高岡市にある、これは捺染の団地があります、これは中小企業七つの工場なんですが、一社は輸出比率が三三……
○藤井恒男君 きょうは時間が余りございませんので、具体的な問題にしぼって大臣に承りたいと思います。 まず最初に、きょう衆議院の本会議で趣旨説明の行われました特定不況産業安定臨時措置法案に関する問題でございますが、この問題に関して私も幾つかの業界の代表とこれまで懇談を重ねてまいりました。一様に各業界が危惧しておる問題は、いわゆる指示カルテルに基づいて設備の新設、増設及び改造の制限または禁止が行われるわけであるが、この場合、アウトサイダーを野放しにしておるという状況の中で、果たしてそれぞれの業界がこの法案に基づいて申し出団体になり得るのかどうかということです。 たとえば、この場合は業種指定を行……
○藤井恒男君 大臣、きょうはチッソの問題を私取り上げて、大臣に率直な御意見を承りたいと思うわけです。 大臣御存じのように、私はチッソの労働組合、チッソの経営者、それから熊本の水俣の市会議員、市長からいままでいろいろチッソの問題を陳情を受け、大臣にもお願いしていろいろ御懇談申し上げた経緯もあるわけですが、今日大変な事態になっておりますので、きょうはひとつ率直に大臣のお考えをお聞きしたいと思うのです。 言うまでもございませんが、チッソは水俣病補償完遂という重い社会的責任を一つ持っておる。同時に、チッソは関連の小会社を含めて約三千九百名従業員がおります。したがって、家族を入れると優に一万を超す人……
○藤井恒男君 最初に、大臣にお伺いいたしますが、いま審議されております特定不況産業安定臨時措置法、衆議院の審議段階から本院の審議状況をずっといままで聞いておりましても、それぞれの委員の中から、本法に示すところの法案の名称と内容が著しく違うじゃないかと、設備廃棄それ自体はやむを得ない措置であろうとも、このことだけをもってしてはいわゆる特定不況産業を安定に導く道ではないと、抜本的な経済政策が必要だという論がなされ、大臣もしばしば同様趣旨の御答弁をなさっておるところでございますが、しかし実際個々の構造不況産業を見てみますと、たとえば段ボール原紙などの場合も昭和四十八、九年、この当時行政指導によって重……
○藤井恒男君 本日は各参考人に御多忙の中を長時間本当にありがとうございました。時間がほとんどありませんので、造船関係につきましてはたまたま造船出身の同僚議員も私どもおりますし、内容もよく存じております。おおよその御見解承りましたので、質問をこの際省略いたしたいと思います。 一点だけ佐野参考人にお聞きしたいわけですが、私も合板の零細企業が零細過多性である、しかも組織化が非常におくれておるというような意味から、この掌握が非常にむずかしいということはよく理解するわけですが、だからと言って、長い間不況カルテルを結びつつもなお実効が上がらぬどころか、生産が伸びておるということは、私なかなか解せないんで……
○藤井恒男君 およそ時間も参っておりますので、私は栗林参考人に一問だけお伺いいたします。 実は、けさの新聞にも一部報ぜられておるところでございますが、中国との関係ですね、外務省がしばしば当委員会においても述べておられるところですけど、東シナ海の大陸だなの境界については日、韓、中、三国で話し合うことが最もいいんだと。しかし現実の問題として韓国と中国との間には国交がない、これはもうどうしようもないことだと。したがって、日韓両国間にまたがる部分については共同開発にした、この地域は日中中間線の日本側であって、国際法上も問題がない、こういう見解をしばしばお述べになっておられる。同時に、このことについて……
○藤井恒男君 通産大臣に最初お伺いいたします。 この経済動向について通産大臣にお伺いしたいわけですが、私ども民社党は早くから補正予算を組むべしということを主張しております。近々公明党とも提携いたしまして、具体的に補正予算の内容を付して政府に要求する手はずでございますが、いずれにいたしましても、私どもの現在の経済に対する見方は、過去二年間、五十一年、五十二年ともに上期公共投資に伴ってやや明るさが回復するけれど、それが下期の民需につながらない、民間設備投資を誘発することにならない、したがってどうしても秋口にかけて腰砕けに終わってしまう、停滞ムードに陥る、もう二年間これ続けておるわけでございまして……
○藤井恒男君 きょう、私の持ち時間がほとんどございませんので、承認案件であります鶴岡繊維製品検査所の出張所にちなんで、繊維問題に限って二、三御質問申し上げます。 その一つは、さきに通過いたしました特定不況産業安定臨時措置法、その中の業種指定にかかわる問題でございますが、合繊は指定業種に当初から列記されておるところでございまして、繊工審の論議もあったやに聞いておるわけでございますが、合繊のこれに対する対応、いかがになっておるか。それから、合繊を除く繊維に関して、同じようにこの特定不況業種の業種指定の申請が行われる傾向にあるということでございますが、現状はどのように推移しておるか、この点をお聞き……
○藤井恒男君 この大店舗法の改正につきましては、参議院の商工委員会では継続審査案件というものの審議は実はきょうが初めてでありまして、わずか一日でこれを論議するについては余りにも問題が複雑であり、時間が足らな過ぎると思うんです。前国会では、御承知のように、わが参議院の商工委員会では大陸だな法案がございまして、全く大店舗法の審議には携わっておりません。したがって本来なら、この会期幅の短い臨時国会にあっては、文字どおり日本の経済の景気をどのように回復するかというための補正予算を討議し、それに付随するところのきめの細かい不況対策法案をつくり上げることが第一義的使命であって、衆参両院を通じて八本の継続審……
○藤井恒男君 最初に大臣にちょっとお伺いいたしますが、先ほど来の質問の中で中国との油の問題についてのお話がございました。実は私は、ことしの夏に参議院の議院運営委員会のメンバーの一員としてメキシコを訪問いたしました。メキシコで国会筋の方たちともいろいろ懇談する機会を得たわけですが、メキシコとしてはメキシコ産の油を日本に輸出したいという意向を強く持っております。聞くところによれば、大統領が上下両院議長を伴ってこの暮れにはわが国を訪問すると聞いておりますし、その主な目的がメキシコ産の油の問題であるというふうに聞いておるわけです。これまでわが国の油の依存度は、言うまでもなく中近東に大きく傾斜しておるわ……
○藤井恒男君 なるべく重複するところを避けて端的に御質問いたします。 まず、取引の問題について質問をいたしますが、五十一年の十二月七日の繊工審の「新しい繊維産業のあり方について」の提言の中で、繊維における流通の改善についてかなり細かく提言がなされておるわけです。なお、五十三年十一月十七日の同じ繊工審の答申の中にも、これを受けまして「構造改善事業のための基盤の整備」の中に取引関係の改善について述べております。もうすでにずいぶんこれは論議され尽くしたことでありますが、繊維産業の場合、川上から川下、そして小売に至るまでその流通がきわめて迂回的であり、しかも非近代的である。それがゆえにかなり中間にお……
○藤井恒男君 きょうは時間がございませんので、かいつまんで二、三お伺いいたします。 まず大臣にお伺いいたしますが、一般消費税の問題が見え隠れしておるわけでございまして、これはひとり繊維産業だけではございませんが、とりわけ繊維産業にあっては流通の近代化が叫ばれておるところでございまして、一般消費税の導入ということにつきましては大変危惧をしておるところです。現在、もう申すまでもないことですが、大変な不況の中でおおむね三割五分ほど人員も繊維産業から離れたという状況の中で、何とか薄日を受けておるわけですが、せんだっても参考人のある人が申しておりましたように、繊維産業それ自体先を見ればきわめて不透明な……
○藤井恒男君 朝からずっと質問が続いて大臣もお疲れでしょうが、あとしばらくでございますので、よろしくお願いします。 初回でございますので、先の方たちの質問と多少重複する面があるかとも思いますが、各会派を代表して質問しておるわけでございますので、そのところは御理解いただいてお答えを賜りたいと思うんです。ただ、初回でありますならば、大臣の地方自治に対する所信をお聞きすべきでありますが、これはもうすべての方がお聞きして、お答えもほぼ同じでございますので、私も理解するところでございますからこれは割愛させていただきます。 時間が短うございますので直ちに内容に入りたいと思うのですが、いまも質問のありま……
○藤井恒男君 なるべく重複することを避けて、かいつまんで二、三点に限って大臣の御見解をお伺いしたいと思うのです。 運輸大臣が、将来の需要増加に合わせるために、成田における第二期工事の着工を急ぐという発言をなすっておられるわけだけど、一方、国際航空の需要を成田のみに集中せずに、これを大阪だとかあるいは福岡、新潟、鹿児島などの地方の国際空港の拡充によってカバーする方途もあるんじゃないか。さらには千歳、小松、長崎、熊本などの地方における空港の国際化ということを図る方法もあろう。あるいは羽田の沖合いをさらに拡充して、ここへ国際空港の一部、成田の一部を移転して、需要増に見合う措置を講じたらいかがかと、……
○藤井恒男君 大分時間も経過しておりますので、はしょって、重複するところを避けて御質問いたしたいと思います。
まず最初に、昭和五十四年度の税制は、私どもから見ると増税一色というような見方をせざるを得ないわけなんですが、その中で若干の減税が講じられておるわけです。減税の中の大きなものとしては、住民税が初年度五百六十八億円、平年度六百六十二億円の規模でなされておるわけですけど、まず、この減税規模をどのようにしてお決めになったのか御説明いただきたいと思うんです。
【次の発言】 いまのお話ですと、もろもろの状況を勘案してということなんだけど、そのもろもろというのはやはり漠然としたものじゃないんだろう……
○藤井恒男君 最初にお伺いしますが、全国地方自治振興協会というのはどういう団体であるかお聞きいたします。
【次の発言】 そうですか。それじゃそれは官房長来てからにしましょう。官房長が来た時点で合図してください、その時点で御質問します。
じゃ、別な角度から質問さしていただきますが、すでにもう何度も議論に上ったように、地方財政は大変な危機を迎えておるわけです。昭和五十年度以来財源不足額が雪だるま式にふえて、五十四年度には実に四兆一千億もの財源不足が見込まれるという状況になっておるわけですが、こういった中で政府は同じような財源充実策を繰り返し、千八百億円の臨特と一兆八百九十五億円の借入金の国負担分……
○藤井恒男君 すでに本件につきましては衆議院の段階でもわが党の同僚議員から質疑が行われておるところでありますし、この参議院におきましてもただいま他党の同僚議員からも質疑が行われておるところでございますから、私はあえて質疑の形はとらずに、強い要望だけを申し上げておきたいと思うのです。 つまり、裁判、検察の権威というものは、私はやはり国民の信頼の裏打ちによって保たれるものだと思っております。そういった中で、現に進行中の裁判に重大な影響を及ぼすと懸念される、国民が当然疑惑を抱く発言を、所管大臣、つまりわが国の裁判、検察があくまでも厳正、不偏、そして公平に運営されることを促進する立場にある所管大臣が……
○藤井恒男君 きょうは大変持ち時間が少ないので、一、二の点にしぼってお伺いいたしたいと思います。 大臣、短時間でございましたが、アメリカは御苦労さんでございました。現在、いろんな問題が日米間で存在しておるわけでして、とりわけ経済問題で自動車の問題が大きくクローズアップしているんですが、実は自動車だけじゃなく、現在繊維問題をめぐって大変複雑な動きになっておるわけです。大臣、御承知かと思いますが、内容は、これは私別にお答えいただかなくてもいいんですけど、概要をちょっと御報告して記憶にとどめておいてもらいたいんだけど、日米政府間で繊維貿易問題をこの四月一日からハワイで行うことになっておるわけです。……
○藤井恒男君 きょうはきわめて時間が短うございますので、アクリル紡績糸の問題にしぼって、少し細かくなりますけれども、通産省のお考えを承っておきたいと思うんです。 現在、日米間に貿易摩擦ということがしきりに報ぜられておるわけでして、その最たるものとして自動車の問題が出ております。ほとんどマスコミも日米経済摩擦と言えば自動車ということに判で押したようなことになっておるんですが、実はこれ以上に大きな日米経済摩擦を誘発しかねない問題があります。 それは、米国の国際貿易委員会、俗にITCというわけですが、ここがMFAの対象として現に数量規制が行われておるにもかかわらず、わが国から米国に向けてのアクリ……
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