下田京子 参議院議員
11期国会発言一覧

下田京子[参]在籍期 : |11期|-12期-13期-14期
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このページでは下田京子参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院11期)

下田京子[参]本会議発言(全期間)
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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 参議院本会議 第10号(1978/03/24、11期、日本共産党)

○下田京子君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  質問に先立ちまして、一言申し上げておきます。ただいま議題となっております諸案件は、昨日の衆議院地方行政委員会で否決になったものであります。それにもかかわらず本院で審議を始めたことは、議会制民主主義の点から大きな問題であることを、まず指摘しておきます。  さて、今回の地方財政計画は、七%経済成長を至上命令とした大企業本位の大型公共投資中心の景気対策に地方財政を全面的に組み込むきわめて不当なものと言わなければなりません。  その理由は、この計画が公共事業などの投資的経費を二六・三%も拡大させる反面、経常経費、特に住民……

下田京子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院11期)

下田京子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1977/09/22、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣にお尋ねしますが、昭和四十九年の石油危機以来、食糧を第二の石油にするなという共通の理解が得られている中で、しかし実際には現在食糧が海外依存というふうな中で、国民が大変な不安を抱いていると思うんです。こういう状況の中で、私も農林水産委員といたしまして各地域の農家の皆さんと懇談をしてまいりましたので、その二、三の農家の皆さんの生の声を聞いていただいて、大臣がこの現地の農家の皆さんの声をどういうふうに認識し、そしてどう対処していこうとしているのか、農政の基本についてお尋ねしたいわけです。  現地の農家の皆さん、特に米どころの福島県の会津地方とかあるいは宮城県だとか、こういったところ……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1977/10/26、11期、日本共産党)

○下田京子君 沖繩県を中心にした中学浪人の解決をどういうふうな形で図っていくかというようなことも含めて御質問したいと思います。  御存じのように、文部省が今月の十一日に「五十二年度学校基本調査」を発表されました。今回の調査の中で新たに取り上げたこととして中学浪人の問題がありますけれども、全国では一万七百四十八人、入学者に占める割合がなんと〇・七%、そういう中で、実に沖繩県だけで入学者に占める中学浪人の割合が六・三%、まさに日本一の中学浪人を抱えているわけで、その数字が御存じのように千百五十三人おるわけです。  こういったことにつきまして、いろいろとその原因等々あると思うんですけれども、全国的に……

第82回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1977/11/02、11期、日本共産党)

○下田京子君 二百海里の日ソ間の漁業の線引き問題と、領土絡みで非常に困っている貝殻島のコンブ漁民の問題を中心にして、まず最初にお伺いしたいわけですが、 せんだって、歯舞の漁協の皆さんやそれからコンブ漁民の皆さんと私もお話し合いをしてまいりました。その中で言っていることは、まさか十五年間以上も貝殻島のコンブ漁をやってきて、日ソ交渉の中であそこのコンブがとれなくなるとは思わなかったということが率直な意見でしたし、ことし一年間とれなかったことによって大変な打撃を受け、同時に、前浜の漁もふるわなかったということで、いろいろあるけれども、とにかく貝殻島のコンブ漁ができるようにというのがまず第一の願いであ……

第82回国会 農林水産委員会 第2号(1977/10/28、11期、日本共産党)

○下田京子君 きょうは、農機具問題に関するいろいろな角度からの質問をしたいと思います。  御存じのように、昭和二十八年に農業機械化促進法が制定されて、その後各地域から価格の面あるいは安全性の面、耐久性の面、いろいろと要望等もあり、それに基づいて国の一定の改善もなされたというふうに思いますが、しかし依然としていま大きな問題になっているのは、一つは、機械化貧乏と言われるように価格の問題があり、一方、さらに他方では、相も変わらず安全性のことが論議されておりますけれども、農機具事故による死亡者は減らない、むしろふえ続けているというような実態、大臣も御存じかと思います。 私自身も、福島県内あるいは東北、……

第82回国会 農林水産委員会 第3号(1977/11/01、11期、日本共産党)

○下田京子君 午前中から大分ソ連からの罰金問題が話されておるようですが、大きく二点についてお尋ねします。  第一には、先ほど来からこれはソ連と日本との習慣の違いであるとか、あるいは漁民のふなれによるいろいろそういったことで起きていることが多いというお話が大分出されておるようですけれども、だとすれば、逆に言えば、そのふなれな状況が解決して軌道に乗るまでのその間に起きたいろんな問題の中で、悪質な何というか問題についてはこれは別といたしまして、とじひもの問題であるとか、非常に漁民のいわゆるふなれから出てくるミスなんかについての措置については、先ほど来から、まあこれは政府で云々ということについても責任……

第82回国会 農林水産委員会 第5号(1977/11/17、11期、日本共産党)

○下田京子君 最初に岡村参考人にお尋ねいたします。  先ほどのお話の中で、今回の業界の問題、これらは政策不況と言われる、言ってみれば商社やあるいは政府のミスによるものだという御指摘をされたと思うんです。そしてそういう中で、いわゆる食品加工関係の果たす役割りが非常に大きい。砂糖の値上げがされないようにということで四つの提案もされたと思うんですが、これに対して、いままでのこの法案に対しての審議過程で、市価が平均コストに比べて一キログラムについて二十円から差があるということで、消費者価格へのはね返りを抑えたいとは言っておるわけですけれども、当然これが私は出てくるんじゃないかと心配しているわけなんです……

第82回国会 農林水産委員会 第6号(1977/11/18、11期、日本共産党)

○下田京子君 あす発表になります米の生産調整についてはこの質問の後の方に譲りまして、最初にお尋ねしたいことは、今年、五十二年度の超過米の対策について、まず第一に基本的にこの超過米が解決済みと考えているのかどうか。実際には十月十五日現在で一〇五という作況指数、百万トンの超過米が出るというふうな新聞報道もされております。これについてまず大臣の見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 解決済みだというふうにはまだ見ていないし、これからいろいろと対応していきたいというふうにとりました。  そこで、大臣にちょっとお尋ねしたいんですけれども、超過米の全量買い上げというようなことで各地からいろいろと要望……

第82回国会 農林水産委員会 第7号(1977/11/22、11期、日本共産党)

○下田京子君 今回の臨時特例に関する法律案について、前回の質問の中で、特に精糖メーカーに介入している商社の実態、またそういう中で労働者への合理化問題がどういうふうに出てくるか、あるいは消費者への価格の値上げという形でのいろんな問題点をお聞きしてきました。  きょうは特に、大臣も局長もずっと御答弁がございましたけれども、今回の法律案の提案のその陰に、わが国の甘味資源の作物の自給率が二割台にも及んでいないというところで、国内の産糖の資源の生産を保証していくということを非常に重視された所見があったと思います。ただいまも先輩委員の質問に対しまして、大臣から今後甘味資源作物の生産振興ということについて、……

第82回国会 農林水産委員会 第8号(1977/11/24、11期、日本共産党)

○下田京子君 質問に際しまして、本法案が、中小企業庁が水産加工分野への融資を農林漁業金融公庫へ渡すということについて反対というようなことで、いろいろ問題があってこの法案の提案がおくれたということにつきましては、会期の延長ということがなければこういう討議にもならなかったということで先ほど来から問題の指摘がございましたけれども、私どもにおきましても、この点やはり大きな問題点の一つとして指摘しておきたいと思います。  さらに、しかしながら、この法案が日ソ漁業交渉に伴う救済対策としてすでに三つの面で、一つは緊急融資のことと、それから運営資金といいますか、それに原料魚の不足に伴うスクラップ云々に対する助……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1978/03/24、11期、日本共産党)

○下田京子君 ただいま議題となっております沖繩振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案の審議に先立ちまして、この公庫そのものの目的でもございます産業の開発を沖繩県において促進する、その目的が復帰後どういう状況にあるかというその現状の御認識と、そしてそれらの具体的な改善という点で第一にお尋ねをしたいわけです。  私、ついせんだって沖繩県に行ってまいりました。本当に沖繩は、あの空港におり立ったそのときから、もうずっと基地また基地でございまして、本当に基地の中にある沖繩県だということを実感として受けとめてきたわけでございます。そういう中で、一体沖繩県の人たちは何を仕事にして、どんな暮らしをしているん……

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1978/04/28、11期、日本共産党)

○下田京子君 当委員会に外務省としてなされました外務省所管事項の説明の、ただいま他委員の質問にもございました日ソの交渉の内容等に触れながら、領土問題について御質問したいと思います。  大臣は、日ソ交渉の結果全体について、一方では非常に見通しのあるようなお言葉と、また一方では非常に厳しい状況とお話しのようでございますけれども、全体として大臣が非常な決意を持って領土問題に取り組んでいる姿勢はおうかがいできるわけなんですけれども、大臣自身が、ただ返してくれ返してくれと言うだけでは具体的に解決の見通しが立たないだろうというふうなこともおっしゃっておられます。そういう中で、大臣といたしまして、この領土問……

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1978/05/10、11期、日本共産党)

○下田京子君 本日の政府に対する質問は、大日本水産会の会長という肩書きで参議院議員の亀長さんの先ほどの自由討議でのお話に絡んで、第一に、さきに他の委員からもお話があったと思うんですが、貝殻島のコンブ漁の問題です。  六月の十日再開というふうなことにならないと、また昨年のような不安に追い込まれるということで、大変心配しているわけですね。そのことで地元のコンブ漁民の皆さんのお話なんですけれども、とにかく棹前コンブということで、あそこは特別に良質のコンブで全国的にも有名ですね。これが前浜のコンブと一緒に売られていくということだから、抱き合わせだからこそ売れるんだということなんですね。それがもうとれな……

第84回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1978/06/23、11期、日本共産党)

○下田京子君 他の委員からの御指摘もあったと思うんですけれども、今回の宮城県沖の地震の被害というものは、当初報道されていたより以上に深刻で、しかも刻々とまた第二次災害のおそれを含みながら、いま多くの皆さんがまだより人間らしい暮らしができないというような状況の中にあることは、これは国土庁長官も御承知のとおりだと思います。  そこで、第一にお尋ねしたいところは、これは福田総理自身もすでに述べられておりまして新聞報道にもございますが、激甚災の指定は当然だと、こう言われております。被災地の現地の皆さん方は一日も早いこの激甚災指定、これを待ち望んでいるわけです。河北新報等にもこうした報道がされております……

第84回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1978/06/23、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、麦価について、麦価をめぐる情勢と麦価そのものについてお尋ねしたいわけですけれども、先ほどからの答弁の中にもありましたが、大臣は今度の政府の諮問に当たりまして、約二・一%のアップというふうなことで、三%まで何とかいかないものかなと考えたけれども、いかなかったというお話がございまして、一方、増産の問題については、今後六十年見通しを立てて一一%程度は増産をしていきたいというふうなお話なんですけれども、実際いまの二・一%というこの麦価で、ことしのような状況の中でパリティをとっていった場合に、月々によっても違うというような状況で、果たして増産というものは先ほどお話しになりましたように……

第84回国会 農林水産委員会 第2号(1978/02/28、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣の所信表明に対して、基本的な面と、それから具体的な点と両面からお尋ねしたいわけなんですけれども、まず第一に、現在の農業事情ということ、情勢につきまして、大臣は、一つに農林水産物の貿易問題があるし、あるいは労働力や土地が流出してきていると、そしてその体質は非常に脆弱化している。また一方では、米が非常に過剰になっていて、そして同時に飼料作物、麦、大豆等の生産が伸び悩む、このように言われているわけですね。このことにつきましては私も異論があるわけでない、現実ですから、だれもこのことについては事実でありますから、事実をゆがめてどうこうと言うことはできないわけなんです。  問題は、こうし……

第84回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1978/07/04、11期、日本共産党)

○下田京子君 いよいよ二日後に米価審議会に対する諮問がなされる時期に来たわけですけれども、これに対して政府が基本的にはまだその諮問及び諮問についての説明というものは現時点でも固まっていないというふうなお話がございましたが、方向としては、第一にお尋ねしたいんですが、昨年、五十二年度に出された諮問及び諮問についての説明、これと同方向であるかどうか。  すなわち、諮問については昨年度は「米穀の需給関係を勘案するとともに、生産費及び所得を考慮して定めることにつき米価審議会の意見を求める。」と、こうなっておりますし、諮問についての説明の中では、特に「米穀の政府買入価格は、食糧管理法第三条第二項の規定によ……

第84回国会 農林水産委員会 第4号(1978/03/23、11期、日本共産党)

○下田京子君 ただいま議題となっております北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法及び南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案の、特にマル寒に関する分野でお尋ねしたいわけですけれども、それに当たりまして先ほども先輩委員から、大臣が十年前委員であったころのお話がございました。  実は私も、大臣いまいろいろ御答弁ありますけれども、当時こうした法案の審議にどういうお話をしているかと見てみましたら、昭和四十一年三月三日の委員会でございますけれども、このようなことを申し上げております。お読み申しますと、「特に畑作農業というものの現状が非常に憂慮される事態にあるのではないか。と申します……

第84回国会 農林水産委員会 第5号(1978/03/28、11期、日本共産党)

○下田京子君 今回の森林組合合併助成法の基本ともなるべき、いわゆる林業生産の推進というふうな立場から御質問申し上げたいと思うわけなんですが、第一に確認の意味でございますけれども、森林組合の合併助成法は、その目的、第一条にも述べられておりますように、「適正な事業経営を行なうことができる森林組合を広範に育成」する、これが一つであり、「森林所有者の協同組織の健全な発展」を行うというふうなことの、この目的を達成するための合併のいろんな施策であろうかと思うわけです。  それに当たりまして、三十九年この法が制定されて以来、いままで特に面積においては五千ヘクタール、そして支払い出資の総額は百万円以上、常勤職……

第84回国会 農林水産委員会 第9号(1978/04/20、11期、日本共産党)

○下田京子君 安倍農林大臣臨時代理が途中で退席なさるというお話なので、大きな基本的なことについては代理大臣の方で端的に御答弁いただきたいというふうに思います。  第一に、るるお話がなされておりますけれども、現在の林業そして木材をめぐる情勢というのはひとしく厳しいという御認識にこれは皆さんお立ちになっております。ところで、この厳しい林業あるいは木材情勢を切り開いていく上でどのようなことがそのネックになるかという点で、まとめて言えばいろいろあると思うんですが、二つに集約されるかと思います。その一つは、やはり何といっても国内における体質の強化ということで、適切な森林施業の推進を図っていくということだ……

第84回国会 農林水産委員会 第11号(1978/04/25、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣の所信に対する質問の第一点は、先輩委員の皆さんが質問されました、いまの日ソ漁業交渉をめぐることについてまず第一にお尋ねしたいと思います。  大臣の方から、午前中の質疑の中でも、いろいろとあったけれどもまことに残念であったというふうなことも、感想も含めて交渉の内容等にお触れになった御答弁があったと思うんですけれども、そこの中でひとつ交渉経過ということと相まって、今後の問題ということでやっぱり踏まえておくことが必要でないかという点でお尋ねしたいんですけれども、交渉の中でソ連側が、今度の交渉というのはソ連側が余り厳しい態度をとったと思わないでくれと、言ってみれば日本がアメリカやカナ……

第84回国会 農林水産委員会 第15号(1978/05/12、11期、日本共産党)

○下田京子君 長年、農家の皆さん方の希望でありました畑作共済制度の本格実施あるいは園芸施設共済の本格実施という点で、いろいろと当局で御努力いただいたことについては、私どもも大変評価をしているところであります。大変御苦労さまだったと思うんですが、ただ、この本格実施に当たりまして、試験実施をしていた地域で、一体今後の改善等についてどんな御希望をお持ちなんだろうか、また試験実施の段階でどういうふうな問題を抱えておられるんだろうかというふうなことで、実を言いますと、特に畑作地帯と言われる、大臣の出身地であります北海道十勝管内音更の共済組合であるとか、あるいは農家の皆さん、それから道の共済連合会の皆さん……

第84回国会 農林水産委員会 第16号(1978/05/25、11期、日本共産党)

○下田京子君 午前中他の委員から全般的なことについては御質問がありましたが、特にその中で三点にわたって、積荷法のこの改正、五年間延長ということで御質問申し上げます。  その第一が、赤字発生組合に対する問題ですけれども、先ほどの長官の御答弁でも、また衆議院の委員会での御答弁にもありましたけれど、現在四十組合中二組合が赤字だと、その赤字を出しているところは福島県、徳島県と聞いております。さらにまた、その赤字の額はといえば五十万、九十万で、長官のお話ですと大した額ではないというふうなことですけれども、これが今後の二百海里というふうな状況の中でどういうふうに変わっていくか、また福島県のように、ことしの……

第84回国会 農林水産委員会 第17号(1978/05/30、11期、日本共産党)

○下田京子君 農林年金制度の一部改正に伴う問題で、最初に幾つか今後の改善点も含めて御質問申し上げます。  他の委員から総合的な問題についてはすでに御質問がございました。二、三重複する点もあるかと思うんですけれども、 まず第一に、農林年金の加入団体であります農林漁業団体職員共済組合の皆さん方が、他の共済組合の皆さんに比べてまず賃金において最も低いということについては、これはお認めだと思うんですが、いかがでしょう。
【次の発言】 低いと思うけれども最近ではかなり変わってきている。まあ勤務年数や男女間、学歴、職種などを挙げられましたが、政府の資料をいただいている中にも、先ほど来からの御答弁の中にも、……

第84回国会 農林水産委員会 第18号(1978/06/01、11期、日本共産党)

○下田京子君 農業者年金基金法の改正案で、今回の場合には特に二つの点、一つは物価スライド実施時期を来年一月からのをことしの七月に繰り上げるということと、それから二つ目には、保険料の特例納付措置というふうなことになっているわけです。  御承知のように、これは他の委員の皆さんからもいろいろお話がありましたが、もう東北・北海道農業者年金対策協議会の方々であるとか、あるいは基金の皆さんも、それから多くの関係団体の方々から、特に保険料の改善と国庫補助率の引き上げのことだとか、農家の主婦の加入、そしてまた遺族年金の創設問題など、大変議論になっているところでありますし、要望の強いところだと思います。その点で……

第84回国会 農林水産委員会 第20号(1978/06/08、11期、日本共産党)

○下田京子君 国有林野事業改善特別措置法案の審議に当たりまして、私は今回の法案のまずその大きな柱であります二つ、特にその一つは改善計画の策定の問題と、それからもう一つ目は、その改善期間中を十年間と定めて一般会計から繰り入れを行うというふうなことが提案されているわけですけれども、これらに沿って質問をまずしたいと思うんです。  この法案の提案に当たりましてまず確認しておきたいことなんですけれども、この法案の提出はいま言った二つのことが主な内容でありますけれども、これらはいわゆる国有林の、また森林資源の持つその大きな目的といいますか、その三つの目的、一つは、木材その他の林産物の計画的、持続的供給を図……

第84回国会 農林水産委員会 第22号(1978/06/15、11期、日本共産党)

○下田京子君 参考人の皆さん、御苦労さまです。  まず、個人育種家で大変御苦労されております沢登参考人にお尋ねしたいのですが、この法案が本当に育種家の保護とか、あるいはまた苗木また種苗という点から見て、いろいろと混乱を招くのじゃないかというお話でしたが、苗木で販売されているブドウのような場合に、無断増殖や、あるいはブローカーが介入して苗転がしが大変行われているというお話が先ほどちょっと出たかと思うんですが、その実態をもう少し詳しくお話ししていただければというふうに思います。  それから、二つ一緒に聞きますが、もう一つは、いま参考人としてお話しになったようなことも含めて、いろいろとそうした民間個……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 農林水産委員会 第1号(1978/10/03、11期、日本共産党)

○下田京子君 北陸班の調査結果を御報告いたします。  本調査団は、山内一郎理事を団長として、相沢武彦理事、田代由紀男委員、村沢牧委員、そして私、下田京子の五名で編成され、九月四日から八日までの五日間、富山県、石川県及び福井県における農林水産業の実情を調査してまいりました。  その概略について御報告いたします。  本調査団の主な調査事項は、水田利用再編対策による転作の実施状況、国営河北潟干拓建設事業の進捗状況、水産及び畜産関係試験研究機関の施設の概要、夏の干ばつ、集中豪雨被害の実情等であります。  まず、転作の関係についてでありますが、今年度を初年度とする水田利用再編対策における転作への対応は、……

第85回国会 農林水産委員会 第2号(1978/10/17、11期、日本共産党)

○下田京子君 まず最初に、商品取引問題についてお尋ねいたします。  古くて新しい問題だと言われておりますけれども、商品取引の基本的な機能といいますか、これについては、一般的には生産、流通、消費と直接それにかかわっている人たちが、公正な価格形成ということを中心にして行っているのだと、こう言われています。特に、生産段階にある人たちが先物買いということになりますから、六ヵ月先のものが現物で下がったにしても、商品の方で買っておいた場合には、逆に言えばもうかるというふうなことでつなぎ保障的な性格もあるのだと、こんな御説明を聞くわけですけれども、最近特に大衆玉といいますか、一般の素人の方も含めたその商品取……

第85回国会 農林水産委員会 第3号(1978/10/19、11期、日本共産党)

○下田京子君 最初に、釣り行政の確立を早急に図ってほしいという点から御質問申し上げます。  さきの八十四通常国会においても、今度の八十五臨時国会におきましても「「釣り人課」(仮称)新設に関する請願」が、百三十万人というふうな大変多くの人たちの署名をもって国会に提出されているのは御承知のとおりだと思います。この請願をお出しになった「日本釣振興会」並びに「全日本釣り団体協議会」、さらには「日本の水をされいにする会」などの団体の皆さん方が、請願を提出するに当たりましてその当初の趣旨の中に、それぞれ各政党本部や、また議員の皆さんにもアンケート等でお願いをした。各政党は皆さん御賛同いただいているんだけれ……


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第86回国会(1978/12/06〜1978/12/12)

第86回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第閉会後1号(1978/12/14、11期、日本共産党)

○下田京子君 最初に、大臣にお尋ねしたいわけですが、先ほども沖繩開発庁長官に就任されてその決意のほどがお話しされました。特に、基地問題を抱えている沖繩の現実を踏まえて、そうして本土との格差をなくする、あるいはまた自立の方向を目指すために奮闘したいという御決意のほどでございました。  特に、私は、お尋ねしたいその最初の問題は、沖繩振興開発計画、これが決められましてちょうどことしは七年目です。先ほどのお話にありましたような決意のもとに、具体的に振興開発計画に基づきまして、いままでの振興の実態、これをどう評価されるか。特に先ほど道路だとか港湾などハードな面では大変成果も上げたということと、また福祉や……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 農林水産委員会 第3号(1979/02/15、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣にお尋ねいたします。  所信表明の中で幾つか指摘をしておりますけれども、特に第二番目にという形で、農山漁村を単なる生産の場としてではなくて、活力に満ち、豊かで住みよい地域社会とするために定住条件の整備を促進してまいりたい、そのために生活基盤、生産基盤の総合的な対策をと、こう打ち出されているわけです。で、言葉の上では皆さんこういうことを願っておられるだろうし、私たちも、都市に過密、そして農村に過疎というふうなことをなくしていく上で農村が非常に豊かであってほしいと、こう願うわけです。  で、こういう考え方の基本になっているのは何かという点で、まず第一にお尋ねしたい点は、これは五十……

第87回国会 農林水産委員会 第5号(1979/03/16、11期、日本共産党)

○下田京子君 前回は農政の基本的なことについてお尋ねしまして、きょうは個別的なことでお願いしたいと思います。  第一番目に、今後の農業の問題で地域的な農業ということをよく言われるわけですけれども、地域特産物と言われて全国民に愛され、また食べられているコンニャク問題なんです。これはまた、世界の人々の中で日本国民しか食べてない。しかし、東南アジア等ではもうそれは野生であるわけで、しかし国内にあっては、一方消費との絡みでこれまただぶつきぎみで、生産者も山間地帯の耕作者が大変多いだけに、これからの成り行きについて心配をしているわけですね。そういったやさきに、これはもう新聞報道されておりますけれども、コ……

第87回国会 農林水産委員会 第6号(1979/03/22、11期、日本共産党)

○下田京子君 参考人の皆さん御苦労さまでございます。  全農の田中参考人に二つお聞きします。  一つは、生産者販売価格とそれから農家の購入価格の差なんですけれども、これは農林水産省並びに全農で出されている肥料要覧などを見ましても、最低少なくともその差が二四、多いものになると五〇%からあるんですね。そこでお尋ねしたいのは、手数料の決め方は先ほどあったようですが、手数料は全農、県、単協でどう見ているか、合計額が何%になるか、それからその他の諸経費をどのくらいに見ているか、これが第一です。  それから第二番目なんですけれども、いろいろ述べられましたが、農家にどういうメリットがあるかということで、実は……

第87回国会 農林水産委員会 第7号(1979/03/23、11期、日本共産党)

○下田京子君 牛乳の過剰問題が非常に言われているんですけれども、五十三年の一月から十二月まで、対前年比でどのくらいの伸び率になっていますでしょうか。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 中央酪農会議の調査によりますと、これは新聞報道等でも明らかになっておりますけれども、生乳換算でもって輸入が一〇・七%対前年比で伸びていると言われております。間違いありませんね。
【次の発言】 全体で一〇・七%から伸びているということになっているわけなんですけれども、国内の伸び率が六・八、ところが輸入の方は一〇・七と、こういうふうに過剰が問題にされているときに、輸入の伸び率の方がはるかに多く上回っている。こういう……

第87回国会 農林水産委員会 第8号(1979/03/29、11期、日本共産党)

○下田京子君 沿岸漁業の改善資金助成法というものが提案されているわけですけれども、関係者の皆さん方は、本当にこの法案の運用がどうなるかという心配と、あわせて実効あるものをということで大変期待の声も大きくなっております。  ところで、私、他の委員からもいろいろお話がありましたけれども、この法案の絡みで実際に経営改善資金なり、あるいは生活改善資金なり後継者等の養成資金なりを借りるこの手続の際に、水産改良普及員の果たす役割りが大変大きくなってきている、こういうことでいろいろ問題になって、大臣の方でもそれらに対応できるような形で考えていきたい、検討する、こういうふうに言われております。しかし、私はお話……

第87回国会 農林水産委員会 第10号(1979/05/24、11期、日本共産党)

○下田京子君 ただいま河田委員の方から、マツクイムシのお話ありました。私も続いて、この点で一、二お尋ねしたいんですが、出先だけではなくって、国の行政という面から見てどうなんだろうか、マツクイムシの防除の特別措置法ができまして、空中散布がやられてことしで三年目を迎えようとしているわけです。しかし、先ほど指摘ありましたように、もう全国でいけば百三十七万立方メートルからの被害、これはむしろ増加の傾向が見られるんじゃないか。この原因はどこにあるとお考えでしょうか。
【次の発言】 生活様式、生産様式や、あるいは松材の活用等についての意識の変化が歴史的にはあるというお話をされたようですけれども、私が聞いた……

第87回国会 農林水産委員会 第11号(1979/05/25、11期、日本共産党)

○下田京子君 お三人の参考人の方々、御苦労さまでございます。  一人ずつお伺いしたいと思いますが、最初に渡辺参考人に、私のところにも陳情書というかっこうで食酢JAS案の再検討のための御協力のお願いが届いております。この中で、特に三つの問題を指摘されているんですけれども、まず最初にお尋ねしたいことは、いまも御意見いただきました。また、陳情書に述べられているような内容等について皆さん方が今回のJAS規定の案づくりの中でどういう場で、どのように御意見反映できる、そういう機会がおありだったかどうか、一点まず伺いたい。
【次の発言】 機会がなかったので、こういう形で問題を指摘しつつ陳情という形になったか……

第87回国会 農林水産委員会 第12号(1979/05/29、11期、日本共産党)

○下田京子君 今回の農業者年金基金法の一部改正では、改善点が、年金給付の額の物価スライドの問題と後継者の加入の救済措置があるわけですけれども、この後継者の加入の救済措置のところで、特に任意加入者の中での後継者加入ということで限定してきているその根拠が、どこにあるんだろうかということでお尋ねしたいわけなんです。
【次の発言】 最初の、言ってみれば任意の後継者の場合には親からの特定な指示が必要だと、同時に農政上の目的から考えてもというお話なんですが、もう少し詳しく、農政上の目的ということは何を意味しているんでしょうか。
【次の発言】 経営の若返りを図るという問題と、それから担い手として活躍している……

第87回国会 農林水産委員会 第13号(1979/05/31、11期、日本共産党)

○下田京子君 過日、大臣の都合等もございまして保留していました質問がございますので、時間も限られておりますので、簡潔に御答弁いただければと思います。  まず、最初にお尋ねしたい点は、次の財政再計算期がこのままでいけば五十七年一月ということが見込まれているわけなんですが、ただ、せんだって厚生大臣が、厚生年金の方は五十五年にやりたいと、こういうお話をされております。他の年金との横並びということがたびたび議論になっておりますだけに、大変気になることでございます。そこで、どういう方向でいま検討されているか、御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 いま農業者年金の方は五十七年ということですけれども……

第87回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1979/05/30、11期、日本共産党)

○下田京子君 まず最初にお尋ねしたい点は、他の委員からも御指摘がございましたけれども、最近の物価動向の中で卸売物価指数、これを見ますと、大変ここ四月まで六カ月間連続高騰という状況を続けているわけですね。四月前月比で一・七%で、これは年率換算いたしますと二二・四%ということで大変な急上昇率ということになると思うのです。同時に、この卸売物価が消費者物価にどういうふうに影響するかということで皆さん心配されているわけなんですけれども、三月の場合は〇・八%程度でしたけれども、これが四月になりますと、総理府統計局の五月二十五日に出されております四月分の消費者物価指数を見ましても、これが一・四%ということに……


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第91回国会(1979/12/21〜1980/05/19)

第91回国会 エネルギー対策特別委員会 第4号(1980/03/19、11期、日本共産党)

○下田京子君 三人の参考人の皆さん、本日は大変有意義な御意見をありがとうございます。  最初に、高垣参考人にお尋ねしたい点なんですが、第一点は、現在非常にメジャーの支配が弱まったとはいいながらも、五割ぐらいは日本はメジャー依存という状況だと思います。そういう中で原油の供給削減を見ますと、メジャーに対して非系列の民族系企業に対しては非常にカット率を大きくして、外資系に小さくしている。こういう状況になりますと、価格の差がだんだん広がっていくのじゃないか。としますと、このことによって国内に新たなメジャーの、言ってみれば石油市場への支配というものが強められていくかっこうになるのじゃなかろうか、こういう……

第91回国会 エネルギー対策特別委員会 第5号(1980/05/07、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣は、今回の石油代替エネルギー法の提案理由の説明の中で、昭和五十五年度を石油代替エネルギー元年と位置づけてやっていきたい、こういうふうに話されております。思い起こしますと、五十三年度にはエネルギー元年というふうなことも大変言われたかと思います。いずれにいたしましても、政府がここ二、三年エネルギー政策を強化していこうというその姿勢のあらわれかな、こう思うわけですけれども、問題は、こういうエネルギー政策を戦後何十年と進めてきた従来の政策を踏襲するもの、あるいはその反省に当たって新たにまた進めていくものかということが大変重要かと思うのです。私どもは繰り返しいままでも指摘してまいりまし……

第91回国会 エネルギー対策特別委員会 第6号(1980/05/09、11期、日本共産党)

○下田京子君 過日、私は、このたびの代替エネルギーの開発問題でまず大事なことは自主的、民主的、そして総花的じゃなくて総合的な立場からの行政が必要であるということでお話し申し上げ、また政府の見解も求めてきたわけですが、私は、念のために、一、二この問題について、まず最初にまたお聞きしたいわけなんです。  その第一は、自主的であるということがいかに大事かという点で石炭を例にとってお話し申し上げたいわけなんですけれども、国内炭二千万トン体制を言いつつ、しかし具体的な裏づけが明らかにされない中で海外炭への依存、このことにつきまして、御承知のようにNIRAレポートの中で問題点を指摘しているわけです。念のた……

第91回国会 農林水産委員会 第1号(1979/12/21、11期、日本共産党)

○下田京子君 今回の農林年金改定に対して、まず私は、通常国会の冒頭にわずか大臣質問が十二分私どもに与えられたのです。全体でうちの党に二十分、この委員会全体で二時間、こういうふうな異常な形でもって審議を終えようという、これはまさに納得できないものではないかと、こう思います。こういうふうな原因が一体どこにあるのかというと、そもそも八十七通常国会、さきの国会におきまして、政府案に対して私たち共産党と社会党、また公明党、民社党、野党四党が一致して退職年金の支給開始年齢の引き上げなどを削除した形での修正案を提案したわけなのです。そのことについて政府が耳をかさなかったというところに大きな原因があるのではな……

第91回国会 農林水産委員会 第3号(1980/03/07、11期、日本共産党)

○下田京子君 お尋ねします。  大臣、農業の発展の保障というのは、何といってもやっぱり農業経営の安定、同時に農業所得の安定的な確保ということが私は基本ではないかと思うんです。ところが、驚きました。このまま行ったら五十四年度の農業所得はマイナス成長に転落する結果になると思うんです。といいますのは、昭和五十五年二月二十九日公表で、農林水産省統計情報部の「農家経済収支」というのを見ましたら、これは五十四年四月から十二月の九カ月でございますけれども、この累積値を見ますと九十二万六千四百七十七円で、前年同期比でもって五・九%減少しているんです。残すところあと三カ月なんですけれども、もう、農業資材の値上げ……

第91回国会 農林水産委員会 第4号(1980/03/18、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣所信に対して前半ありましたけれども、後半部分、いま非常にもう農家の皆さん頭を痛めておりますが、五十三万五千ヘクタールのいわゆる水田利用再編に絡んで、転作作物は何をつくったらいいのかというふうなことで、いよいよもう農作業開始というところで頭を痛め苦労をされておることは大臣も御承知だと思うのです。  その点でお尋ねしたいわけなんですけれども、この米の生産調整も、四十四年からありますが、本格的に実施されてきたのは四十六年かと思います。五十五年度まで、来年度まで入れますと実に十年間になるわけなんです。十年間かかって本当にそれじゃこの米の過剰問題はどういうかっこうになっているんだろうか……

第91回国会 農林水産委員会 第5号(1980/03/21、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、今回の法改正の主なものの柱は、離農給付制度の十年延長ということだと思うのですね。それで、私たちは決して離農者が多いことを望みません。しかし、いろいろな理由でもってやむを得ず離農していく方がおるわけです。農林水産省は、離農した人たちがどういう生活になっているかというその後追い実態調査等を恐らくされていないんじゃないかと思うんですが、非常に悲惨なものですね、私たち聞くと、中には。そういう事例が多いんです。それだけに、この離農給付金制度というものはある意味では離農した人に対しての退職金的な性格にもなるだろうし、あるいはまた離農後の生活の安定という面にもなると思います。そしてまた、……

第91回国会 農林水産委員会 第6号(1980/03/28、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、私は酪農家の経営問題についてしぼってお尋ねしたいんですが、けさほどこの委員会が始まる直前に加工原料乳の保証価格の資料等をいただいたわけです。私は本当にもう驚きました。一キロ当たりもう八十八円八十七銭というのが三年連続据え置きということ。一体これで日本の酪農経営は大丈夫なのか、それが率直なる感想です。  いただいた資料をさっそくいろいろ計算してみました。問題点は、労働のその評価の問題です。飼育労働費、これは北海道の五人以上の製造業者を中心にとっておりますけれども、この問題については、かねてより関係団体からも御要請がありました。私たちも、せめても全国の五人以上の製造労賃平均を考……

第91回国会 農林水産委員会 第8号(1980/04/24、11期、日本共産党)

○下田京子君 今回の農林年金に関しましては、幾つかの改正点もございますけれども、他の委員からも非常に問題にされておりますいわゆる財政再計算期に当たっての財政問題非常にこれまた深刻な点でもあると思うんです。  具体的にお尋ねしたいその第一点なんですけれども、掛金の引き上げ率を抑えるということでもって当面やることができないだろうか、こう思うわけなんです。なぜならば、現行が千分の九十八ですね、これがいろいろ先ほどから議論によっておりますけれども、千分の十から千分の二十の範囲で引き上げようという話も出ている。ことしの吉田理事長の年頭のごあいさつなんかを聞きますと、千分の十五程度はこれはやむを得ないんで……

第91回国会 農林水産委員会 第9号(1980/05/06、11期、日本共産党)

○下田京子君 各参考人の皆さん、大変貴重な御意見ありがとうございました。  私の持ち時間は全体で三十分でございますが、お一人ずつ問題を一、二点にしぼりながらお聞きしたいと思います。  最初に池田参考人にお尋ねしたいんですけれども、今回の農地三法、その基本的なねらいが、いろいろございますけれども、とにもかくにも中核的農家の育成と、そのために農地の流動化ということが基本的な中心課題になっておるかと思うのです。この農地の流動化政策に関しましては、御承知のように昭和三十七年、四十五年と農地法も改正されましたし、それから五十年に農振法の一部改正ということもやられまして、いろいろ問題はあるけれども、一応貸……

第91回国会 農林水産委員会 第10号(1980/05/08、11期、日本共産党)

○下田京子君 今回、農地流動問題でもっていろいろ農地関係法が出されておりますけれども、この大きな目的というのは、やっぱり前々から言われておりますけれども、中核的農家に農地を集積する、同時にまた生産性の高い農業経営をしていくんだと、こういうふうに繰り返し言われておるわけです。しかし、この問題につきましては、農基法制定以来、もう農政の柱としてやられてきたことではないかと思うんです。同時にまた、農地法に当たりましても、三十七年、四十五年と二回にわたって改正もしておりますし、それから五十年に当たりましては農振法の改正もして、そういう中で、農用地の利用増進事業も入れて農地法のバイパスというふうなこともや……

第91回国会 農林水産委員会 第11号(1980/05/13、11期、日本共産党)

○下田京子君 まず、農用地利用増進法に関して質問いたしますが、本法は、そもそもその大きな目的といいますのは、利用権の設定等を促進するということにあるわけですね。そういう点から見れば、賃貸借のみならず、今度は所有権の移転ということも含めて農地の流動化を図るんだよと、こういうふうにこの法案は述べていると思うんです。私は、賃貸借の場合で申しますと、確かに貸し手が貸しやすくなるという点での一定の条件は見られる。つまり、これはいままで農振法の農用地利用増進事業でやってきたことで一部明らかになっておりまして、農地法の第六条、小作地所有制限の適用除外をするというふうな点でのメリットも考えられますし、それから……


下田京子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院11期)

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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1978/03/31、11期、日本共産党)

○下田京子君 大臣にお尋ねいたしますが、御存じのように、身体障害者福祉法が施行されまして来年はちょうど三十年目に当たります。こういう中で、いままで営々といろいろな角度から福祉行政というものが論じられ、そしてまたそれなりの見直しもされてきている、こう思います。しかし、一方ではまだ依然として問題がたくさん残っております。特に難病患者等につきましては、筋ジス患者に見られますように、原因もはっきりしていない。ということになれば、その治療法も確かなものができない。こういう状況の中で、政府としてもこの辺で抜本的な福祉の見直しということが必要なときになっているんじゃないかというふうに思います。その見直しが特……

第84回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1978/04/01、11期、日本共産党)

○下田京子君 私、文部大臣に初めてお伺いすることになりますが、特に大きな問題では二点になります。  最初に、教育活動の充実と学校安全の普及、充実という、その側面から、幾多の問題があるかと思うんですが、お尋ねをしたいと思います。  その第一として、御存じのように、いま教育にかかわる皆さんがひとしく心を痛めていることは、学力低下の問題。高等学校ですが、ある学校で調査をしたら、「百合」という字がだれも、一人も書けなかったというふうなこともございました。それから非行化の問題、そして自殺の問題。この点は文部省、総理府とも、自殺防止ということで昨年の暮れに通達といいますか、指導を行っているということから見……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 商工委員会資源エネルギー対策小委員会 第1号(1979/05/29、11期、日本共産党)

○下田京子君 南大夕張の災害の質問に入るに当たりまして、まず、私は今回党独自で、あるいはまた委員の一メンバーとして現地にうかがいまして、炭鉱災害というのがこんなに悲惨なものかということでもって驚いた次第であります。罹災者の家族の方々、遺族の方々が朝元気にお弁当を持って出かけていったお父ちゃんがもう帰らないかと思うとくやしくてならないと、それから同じ働く労働者の方が、いつ今度は自分の番になるかということで、いままで安全だと、よい山だと、そしてすぐれた装備があると、近代的な設備を誇っているそういう山で起こった事故、特に、その救助に入った第二次災害、これが大きかったということで大変関係者がショックを……

第87回国会 大蔵委員会、地方行政委員会、農林水産委員会、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号(1979/06/01、11期、日本共産党)

○下田京子君 ただいま審議中の日本専売公社法等の一部を改正するこの法律の大きなねらいというものは、専売納付金の確保を図るためにと提案理由の中にも説明されております。そのために平均でもって小売価格を約二一%値上げする、それからさらには正価に占める中で税金の割合をはっきりと明示する。これらをやるために国会の審議を経ないでもやれるようにというふうなことが主な内容になっているかと思うんです。  そこで、これはるる御審議尽くされておりますけれども、財政法の三条との関係で、私は思いますに、要するに国会の審議を経なくとも財政法上から見て抵触しないよと、そういう立場からの議論をやられているのではないだろうか、……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1979/03/29、11期、日本共産党)

○下田京子君 私は、筋ジストロフィーなどの難病対策、これについてまず大臣にお尋ねしたいわけなんですが、大臣は所信に当たりまして、ことしは国際児童年でもあるというふうなことで、そういう中で「次代の社会を担う児童の健全な育成と資質の向上を図ることの重要性は、幾ら強調しても強調し過ぎることはありません。」、こうおっしゃられております。これは全く同感であります。  ただ、現実はどうかと言えば、いまだに病気の原因すらわからない、だから治療方法もわからない。同時に、こうした難病とあわせて障害者を抱えたお母さんあるいは子供たちが、心中事件、こういったことも相次いで起きている。御承知のとおりだと思います。  ……


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第91回国会(1979/12/21〜1980/05/19)

第91回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1980/03/31、11期、日本共産党)

○下田京子君 昨年の三月十八日にスリーマイル島で史上最大の事故と言われる原発事故がありまして、ちょうど一年になりました。  いま大臣も御承知のようだと思うんですけれども、原子力行政のあり方をめぐってあらゆる角度から、あらゆる面からの見直し等もいろいろ出ていることも御承知のことと思うんですけれども、そういう中で私の住んでおります福島県の場合には、東京電力の第一原発、そしていま第二原発と建設も進めて、福井県の若狭湾に次いで原発銀座などというふうな言葉で言われているような状態、これまた御承知のことと思うんです。  そこで、私最初にお尋ねしたいことは、この福島原発に働いていらっしゃる労働者の実態がどう……



下田京子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

下田京子[参]在籍期 : |11期|-12期-13期-14期
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