下田京子 参議院議員
13期国会発言一覧

下田京子[参]在籍期 : 11期-12期-|13期|-14期
下田京子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは下田京子参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院13期)

下田京子[参]本会議発言(全期間)
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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 参議院本会議 第29号(1984/08/07、13期、日本共産党)

○下田京子君 私は、日本共産党を代表して、臨時教育審議会設置法案に対する反対の討論を行います。  まず、私は、子供たちの未来と日本の将来にかかわるこの重大法案が、国民の大きな反対の声を押し切って、我が党の慎重審議要求を顧みず委員会で採決されたことに対し、厳しく抗議するものです。  しかも、教育改革を進めるに当たって基本的なことは、何よりも国民の信頼を得ることです。とすれば、今日大きな社会問題化している文部省と国立大学におけるワープロなど事務機器や医療機器購入をめぐる汚職事件の解明こそ急ぐべきではありませんか。そのために、我が党が徹底した集中審議を行うべきであると強く主張したにもかかわらず、この……

下田京子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院13期)

下田京子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 農林水産委員会 第2号(1983/10/05、13期、日本共産党)

○下田京子君 私も、第一に日米の農産物交渉問題でお尋ねしたいと思います。  御承知のように、きょうは全国農民の代表の皆さん方が、日本農業と食糧を守れということで一万人集会が開かれております。また新聞等では、先般行われたその交渉内容がまさに実質自由化を強要するもので、四年後に牛肉は六倍になる、またオレンジは三倍以上というふうな複利拡大問題も含めて、その内容に大変な怒りが広がっていることは御存じだと思います。  局長にお尋ねしたいのですけれども、この米側の提案内容につきましては御説明いたしかねますというふうに述べられております。ただ同時に、大変厳しいものであって、日米間の考え方には相当大変な隔たり……


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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 決算委員会 第閉会後2号(1984/10/04、13期、日本共産党)

○下田京子君 私は、まず地方交通機関、初島交通の社長をしております小針氏疑惑問題でお尋ねしたいんですが、この件は先般の百一国会、特に三月、この小針氏のグループ会社であります福高不動産など約百億円に上る使途不明金というものが問題になりまして、いろいろなところで国会でも追及されたと思うんです。その後、関係者が一体どの程度真相解明のために手を尽くされてきたのか大変疑問なんです。  といいますのは、むしろ事態の推移を見ていますと、解明どころか新たなる疑惑が次々と出てきているというのが実態ではなかろうか。特に七百億円にも上る日債銀からの貸し付けの問題について国会でもいろいろ追及があって、これは資産売却等……

第101回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1984/09/26、13期、日本共産党)

○下田京子君 質問に先立ちまして、亡くなられた方々、御遺族の皆さん、そしてまた行方不明者、その他家族の皆さんのことを考えますと、大変胸が痛みます。改めてお見舞いを申し上げます。  大臣に、私まとめて三点について最初に御質問申し上げます。河川、道路、山林その他公共土木施設の復旧やあるいは二次災害を防ぐ、これは当然だと思います。  第一点目に聞きたいことは、激甚の指定、これは間違いなくやられますと言明されました。ただ、時期的にはかなりおくれる。そこで聞きたいことは、激甚指定を前提にして現地の皆さん方にいろいろ対応をお進めされるかどうか。  二点目の問題なんですが、何といっても、援護資金や何やらござ……

第101回国会 災害対策特別委員会 第2号(1984/03/08、13期、日本共産党)

○下田京子君 最初に、ことしの豪雪雪害対策問題で、大臣先ほどから万全な対応をしたいと、こういう御答弁ございますが、実は私ども、政府が今度の豪雪対策本部が十日に設置されたと思うんですが、一日早く九日に設置いたしまして、各議員がそれぞれの地域を調査して、そうしまして十五日の日には国土庁長官、それから建設大臣、大蔵大臣に申し入れをいたしました。また、二月二十一日には文部大臣にも申し入れをいたしました。それからまた、それに先立ち二月の一日には、農業災害問題で、田中審議官、農水省の方に、とりわけ融資の問題で自作農維持資金の枠をもっとふやして対応しなさいということなども言ってまいりました。  私お尋ねした……

第101回国会 災害対策特別委員会 第3号(1984/05/09、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、ことし六月一日は、一八八七年、明治十七年の六月一日に天気予報が発表されてちょうど百年目になるのを御存じだと思うんです。郵政省は、六月一日に記念切手の発売をするとか、そういう計画をお持ちのようですけれども、国土庁長官は、災害と気象とのかかわりという点では深い御認識をお持ちだと思うんです。とりわけ国民の命と財産を守る、国土を保全していくという点で、気象観測体制だとか業務内容の充実という点で大変その必要性も感じられているんではないかと思うんです。去年も大変な被害がありましたけれども、ことしの豪雪だけの被害を見ましても、四月二十四日調べだそうですが、農業関係だけでも六百八十二億円と……

第101回国会 災害対策特別委員会 第5号(1984/07/20、13期、日本共産党)

○下田京子君 私も、三年前に続いて今回御一緒させていただいて桜島の状況を見てまいりました。治山防災事業などのその対策の効果というのは目に見えていますが、一方で私が大変胸が痛みましたのは、住民の暮らしが一層深刻になっているということなんです。私、大臣に最初に御認識を伺いたいわけですが、大臣、先ほどから他の委員に対しまして、桜島の状況本当に大変だと、思い切った具体的な対応策必要だと、こういうお話でした。大変前向きで私も期待をしたいんですが、どこに焦点を当てるかということが大事ではないかなと思うんですね。  そこで私が申し上げたいのは、やはり活火山法によりまして、桜島は火山の活動によってどんな被害が……

第101回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1984/09/04、13期、日本共産党)

○下田京子君 最初に韓国米の輸入とのかかわりでお尋ねしたいのです。  韓国米は来るなという抗議が相次いでおりますが、きょう九月四日も横浜港に約四千百トンが荷揚げされております。しかも、この韓国米が一体どんなお米なのか、いろいろな意味で不安が抱かれているところなのです。厚生省は、第一船、八月九日神戸港に入港の四千八百トンと第二船の八月十日名古屋港入港の五千二百トン、この分の検査結果については公表されております。検査項目は二十一項目で、幸いといいますか、カドミウム、臭化メチル等を含めましてすべて検出されなかったということになっております。  ところで、食糧庁は事前チェックをなさっているわけですね。……

第101回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1984/11/08、13期、日本共産党)

○下田京子君 新大臣に就任されてきようで八日目、他の委員からも御質問がございました消費者米価の引き上げ発言、これは先ほど大臣、お米は安い、日本の農業は国民全体で守ってほしいということで消費者米価には触れていないとおっしゃいました。実際にはどうなのかというお尋ねに対して、現段階では考えていない、食管法の立場から考えていきたい、こういうことなのですが、よりもうちょっと具体的にお聞きしたいのです。  けさの日経では、「今年十二月の米価審議会で消費者米価を上げろという意味ではなく、国民全体が日本農業を守る姿勢が大切だ。」、こういうふうにお述べになっていますが、「個人的な意見だが、」と言いながら、「消費……

第101回国会 農林水産委員会 第3号(1984/03/02、13期、日本共産党)

○下田京子君 ちょっと待ってください。経済局長も食糧庁長官もいないのです。それじゃ始められませんから、見えるまでよろしく。
【次の発言】 農産物交渉問題がもう本当に最終段階に来たのではないかということで、いろいろ問題がございますけれども、今局長が見えないので、来週早々に塚田審議官が訪米されるということもございますので、農産物交渉の基本的な姿勢についてだけまず一点ただしたいのです。  御承知のように、米側の要求が余りにも不当で、このまま農産物の市場開放ということに応じたら大変だというのは農業関係者、生産者はもとよりのこと、消費者の側からも大変な不安とそれから怒りの声が広がってきているのは御承知だ……

第101回国会 農林水産委員会 第4号(1984/03/23、13期、日本共産党)

○下田京子君 まず最初に、二十七日から予定されております畜産振興審議会に当たっての基本的な大臣の姿勢について御要望を申し上げておきたいと思うのです。他の委員からもいろいろお話がございましたが、畜産物価格据え置き諮問が、しかもアメリカからの開放要求、刺激をおそれてと、こういうふうなことが言われております。  先ほどからの議論で、酪農問題につきましても局長の方から、総体的水準がよくなったかどうかということは別としても、よい水準に向かっているというふうな御認識が述べられましたが、例えば加工原料乳の場合ですと、政府の保証価格が御承知のように現在キロ当たり九十円七銭になっておりますけれども、過去六年の間……

第101回国会 農林水産委員会 第5号(1984/03/29、13期、日本共産党)

○下田京子君 最初に、日米農産物交渉問題でお尋ねしたいのです。局長がおいでのようだから一言お聞きしたいのですけれども、事務レベル協議が不調に終わった、途端にアメリカから非常に攻勢的に農相の早期訪米を求めてきているわけです。その対応に当たってどういうふうにお感じになったか。私ははっきり言いまして、もう日本で譲歩すべきところはないのじゃないか、むしろ譲歩すべきはアメリカではないかと思うのですけれども、その点はいかがですか。
【次の発言】 大臣も今の局長と態度は同じだと思うのですけれども、今回の交渉の何か推移を新聞報道等でも見る限り、また、今のお話も伺いまして特別感じましたことは、まさにアメリカの姿……

第101回国会 農林水産委員会 第6号(1984/04/06、13期、日本共産党)

○下田京子君 日米農産物交渉問題でまずお尋ねしたいのですけれども、報道によりますと、山村農相が現地で記者会見をされているというふうに聞いております。その際に、交渉見通しについてお話をされていると思いますが、どのように語っておりますでしょうか。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 さらに記者会見で、アメリカ側が、日本の提示はノーチェンジだと言って不満を述べているというふうに伺っているのですが、その点について農相はどうお答えになっておりますでしょうか。
【次の発言】 日本の提案が変わっていないかどうかということについては、協議中だからということでコメントしていないということですね。実は交渉の中身に……

第101回国会 農林水産委員会 第7号(1984/04/10、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、このたびの日米の農産物交渉の合意内容というものは非常に大きな問題を残したと、私はまず率直に申し上げたいのです。  そこで、確認したいのですけれども、これは大臣談話の中にも述べられておりますし、先ほどの当委員会の報告でも冒頭お述べになりましたけれども、今回合意の問題について、農家経済の安定に大きな支障を及ぼすものではないと確信している、こういう表現をなさっております。このことは、一定の影響はやむなしなのだ、我慢していただきたいということを言われているというふうに受けとめてよろしいですか。
【次の発言】 不測の事態が発生したらということをあわせてお述べになっておりますけれども、……

第101回国会 農林水産委員会 第8号(1984/04/12、13期、日本共産党)

○下田京子君 参考人の皆さん、御苦労様でございます。  まず、田中参考人に二点ほどお尋ねしたいのです。  一つは、国内向け価格と輸出価格の価格差問題でございます。実は「系統農協を考える会」の代表にぜひ参考人にお出かけいただきたいと思っていたのですが、実現しませんでした。その「系統農協を考える会」が全農に対しましてこの肥料安定法に関して質問をお出しになっていると思いますが、その一つが国内と輸出向けの価格差問題であると思うのです。この質問に対しまして全農の回答では、輸出価格は不採算価格である、それから国内価格は再生産維持のための限界価格であるというふうにお述べになっていると思うのです。つまり、価格……

第101回国会 農林水産委員会 第9号(1984/04/13、13期、日本共産党)

○下田京子君 前回、農産物交渉の問題でわずか十二分ということもあったので、きょうはちょっと立ち入って御質問申し上げます。  大臣、今回の日米合意内容につきまして許容範囲だと、こういうことを言いながら、一方で、初めの腹づもりとは大分違ったものだったという発言をされていると思うのです。つまりこのことは、交渉の過程で相当やはりアメリカに譲歩せざるを得なかったということをお認めになっているというふうに理解したいと思います。  そこで、具体的に聞きたいのは、最後の最後までもつれました高級牛肉の枠の問題につきましても、四年間で二万七千六百トンで、年平均の六千九百トン、この数量そのものが初めの腹づもりとやは……

第101回国会 農林水産委員会 第10号(1984/04/17、13期、日本共産党)

○下田京子君 昭和三十九年に肥料価格安定等臨時措置法が制定されました。それ以来、四十五年、四十九年、五十四年の三回、五年刻みで延長されてきたわけですが、今回の法改正でさらに五年延長ということになりますと、実に法制定時から二十五年間、つまり、臨時と言いつつこの措置法が生き続けてきたことになるわけなのです。  法制定当時の大きな目的というか、柱は三つだったと思います。一つは内需優先の確保、二つ目には国内の肥料価格の安定、三つ目、輸出は日本硫安輸出株式会社の一元にすると。ところが、今日にありましてはその輸出株式会社も廃止されまして輸出そのものが激減しております。内需前提の機構改善を進めていくというこ……

第101回国会 農林水産委員会 第11号(1984/04/19、13期、日本共産党)

○下田京子君 国有林野事業改善特別措置法に関連いたしまして、まず最初に、何といいましても出づくりの担い手、これはやはり労働者だと思うのです。けさほどのニュース等を聞きますと、きょう給与関係閣僚会議が開かれて、数字は定かではありませんが二・八%の有額回答というふうな予想も言われております。夕方から始まるということなのですけれども、先ほど大臣が林野庁全体優等生的、そして協力体制でやっております、こういうお話がございましたが、協力の名において少なくとも国有林経営の悪化を理由に労働者の犠牲を強いてはならないと思うので、当然民間等のことを考えて対応すべきだと思うのですが、その基本的なお考え方を聞かせてく……

第101回国会 農林水産委員会 第12号(1984/04/20、13期、日本共産党)

○下田京子君 参考人の皆さん御苦労様でございます。  山の性格というのは非常に多様なものがあり、また、出づくりのためには長期を要するということで、私も各地でお聞きします樹種によっては七十年、八十年と、北海道に行ったときに、実は子供の時代ではなくて孫の時代にいい山を残していきたいというお話を伺ったことがあります。皆さん同じように国有林野の持つ国民のための出づくりということはお話しになるわけなのですが、ただその手法においてはいろいろと御意見が分かれております。  二点についてお尋ねしたいのですが、全参考人にお聞きしたいのですけれども、時間がわずか十分と限られておりますので、大変恐縮でございますけれ……

第101回国会 農林水産委員会 第14号(1984/04/26、13期、日本共産党)

○下田京子君 国有林野改善特別措置法の問題で、前回に引き続きお尋ね申し上げます。  私は、前回の質問の際に、今日の国有林事業の経営悪化の問題で具体的にお話をいたしました。特にこの経営悪化を正していく上で一般会計からの繰り入れの大幅な増額と、それからまた借入金の金利の引き下げです。こういった抜本的な改善というものをとらないでは、これはまさに行き着くところはサラ金財政、つまり収支均衡ということだけを努力目標にして、結果としてはより一層の財務悪化を招くだろう、そしてその行き着く先は人員の大幅削減、そして事業の縮小、さらには国有林事業の民営化というふうなことになりますよということを指摘いたしました。特……

第101回国会 農林水産委員会 第16号(1984/05/10、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣は、機会あるごとに豊かな村づくり、たくましい稲づくり、そして健康な土づくりということを話されておりますから、土づくりに対する意欲というものは大きいのだというふうに理解したいと思うのです。また、地力増進法の提案理由の中でも、有機物の施用の減少とか作土の浅層化と地力の低下が大変心配だということでお述べにもなっておりますが、こうした地力低下ということに対して、改めて聞くのもどうかとは思うのですが、大臣の心の痛みも含めた御認識を伺いたいと思うのです。
【次の発言】 今お話ありましたが、稲づくりとのかかわりなのですが、水田の中で地力の低下現象というものが広がっているということが大変深刻……

第101回国会 農林水産委員会 第18号(1984/06/21、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、私は、本日六月二十一日、正式には午後二時に公表された韓国米十五万トン輸入、これには厳重なる抗議をしたいと思います。理由は言わずと知れていると思います。大幅な減反を強行してきました。どれだけ多くの人たちが苦労してきたことでしょう。国会で再三輸入しないと言明してきました。国会でも自給に向けての決議もしております。全部裏切ったということなのです。しかも、私が抗議する内容は、輸入しないためにあらゆる手だてを尽くしたかどうかということなのです。尽くしていないとすれば、今回の決定はやはり撤回すべきだと私は申し上げたいのです。その責任をどうお感じになっていますか。

第101回国会 農林水産委員会 第19号(1984/06/25、13期、日本共産党)

○下田京子君 総理に私は最初に申し上げたいことがございます。  それは、総理は、農は国のもと、農業は生命産業と常々おっしゃっております。ところが、瑞穂の国で米輸入とはだれが見ても異常ではないかと思います。総理もお認めになり遺憾であると述べられました。六十万ヘクタールの面積、数量にして約三百万トンの減反を押しつけている一方で、いわゆるお米が足りない、そして韓国米の輸入というこの事態を起こした原因がどこにあるのか、その原因を明確にして、そして誤りのない対応が今私は政府に求められていると思います。  そこで、いわゆるお米不足の原因は何なのか、総理は、主食には心配をかけない、加工用の米不足に対応した緊……

第101回国会 農林水産委員会 第21号(1984/06/28、13期、日本共産党)

○下田京子君 参考人の皆さん御苦労さまでございます。  最初に、農村計画のあり方につきまして、青木、上田両参考人にお尋ねしたいのですけれども、今回の農振法改正では、言うまでもなく従来の農業振興計画というものにプラスして、生活環境整備、他産業への就労促進と、いわゆる農村計画というようなものが入ってきているわけです。  そこでなのですが、青木参考人が、社会的、経済的、物財的計画の三位一体化というようなお話をされて、亀田郷の実践例などもお話しになりました。私も行ってまいりましたのですが、住民がみずから参加して民主的なやはり農村計画づくりというのが大事だと、こういうお話がございました。私も全くその点重……

第101回国会 農林水産委員会 第22号(1984/07/03、13期、日本共産党)

○下田京子君 農振法、土地改良法の質問に当たりまして、基本的にやはり押さえておかなければならないのは、私ども農地の総量確保をいかにして図るか、むしろ農地の拡大をどうするか、これが大変重要ではないかということをまず御指摘申し上げておきたいのです。  そこで、今回の二法の提案理由を見ますと、共通していることが何かというと、混住化等による農業生産の基礎である土地、水に対する非農業部門からの影響が強まる、そういう現状認識からしていわば調整を図るのだというのが大きなねらいになっているかと思うのです。果たしてこれだけでいいのだろうか。特に農業生産を発展させて自給率を向上させていくという立場から見れば、やは……

第101回国会 農林水産委員会 第24号(1984/07/10、13期、日本共産党)

○下田京子君 まず、生産者米価の問題でお尋ねいたします。  昨日九日、全国米価大会が行われまして、大臣もその御様子はお聞きになっているかと思います。とにかく米の輸入、こんな衝撃的なことはないということで大変荒れました。そのときに新潟県の婦人の代表の方が、百姓がだめなら百姓をやめたらいいのじゃない、お母さん、こう言われたと、子供がついてこれるようなそういう農業をやりたい、生産費を償う米価を何とか保証してほしい、こういう声もありました。  大会が終わって午後ですか、全中の代表の皆さん方が大臣のところに会いに行かれたと思うのです。六十キログラムの基準価格でもって一万九千三百八十四円の七・七%アップは……

第101回国会 農林水産委員会 第25号(1984/07/12、13期、日本共産党)

○下田京子君 まず御指摘申し上げたいのは、農林年金が他の共済年金に比べて非常に年金額が低いという問題なのです。改めて申し上げるまでもなく御承知だと思うのですけれども、五十七年の平均年金受給額を一人当たり年額を見ますと、農林年金が百三十万七百六十円、これを一〇〇といたしますと、私学共済が一二二、それから地公が一五五、それに国公が一四四、こういう実態であることは御承知だと思います。問題はやはり、この辺を改善していく、そして最低の水準を引き上げていくということが大事だと思うのですが、その御認識をお聞かせください。
【次の発言】 いろいろ弁解しなくたっていいのですよ。例えば私学なんというのは六大都市云……

第101回国会 農林水産委員会 第26号(1984/07/19、13期、日本共産党)

○下田京子君 最初に、韓国米輸入の問題でお尋ねしたいのですけれども、去る十四日にこの韓国米の輸入について合意して正式調印がなされました。国内でとれる措置をとらずして、とうとう輸入かということで農民の怒りの角が高まっている中で、強行な調印という点で私も大変怒りを新たにいたしますと同時に、改めて抗議を申し上げておきたいと思うのです。  そこで、合意の内容についてお尋ねしたいのですけれども、繰り上げ返還分については貸付料を今度免除する、こういうことになっていますが、貸付料、一九八四年返還分については韓国が提供で、繰り上げ返還分は免除ということですね。それから、返還米穀の受け入れに必要な経費相当額、こ……

第101回国会 農林水産委員会 第27号(1984/07/25、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、一・四五%という諮問をされた率直なる現在における大臣のお気持ちを聞きたいのです。  きのう、米審会場前で多くの農民が大臣に一・四五%は納得できない、撤回せよと大きな怒りの声が集中したのは御存じのとおりです。そのとき大臣が言われたことは、私はいろいろ頑張ったのだ、努力した、大蔵にも二度もかけ合ったのだ、もう寝ないでやったのだ、決して農家の皆さん方が満足いく、納得いくものではないかもしれないけれども、どうぞ頑張ったその気持ちは酌んでくれ、こうおっしゃられました。つまり、農家の皆さん方が満足いく、納得いくものではないけれども頑張ったのだ、それが大臣の今の気持ちでしょうか。

第101回国会 予算委員会 第16号(1984/04/03、13期、日本共産党)

○下田京子君 運輸大臣にお尋ねしたいのですが、疑惑が疑惑を呼んでおります福島交通社長の小針氏によります東北新幹線駅用地、また周辺用地の買い占め問題でお尋ねしたいと思います。  まず、新白河駅の場所が決まるまでの経過、御説明ください。
【次の発言】 ちょっと確認。四十六年十月十二日に実施計画認可申請が出ているんじゃないでしょうか。
【次の発言】 四十六年の十月十二日に、国鉄は新白河駅の場所、それからルートを含めた工事実施計画を運輸大臣に認可申請を出した。旧鉄内部でもってこの新白河駅の場所が内定したのはいつでございましょうか。
【次の発言】 古いと言いますけれども、まだ東北新幹線ができ上がっていな……


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1985/08/07、13期、日本共産党)

○下田京子君 国土庁長官にお尋ねいたします。  建設大臣から、国民の生命と財産を守るのが行政の基本であるという趣旨の御答弁がなされました。私も同感で、災害のたびに、災害を未然に防止できなかったか、同時に、遭われた人々の救済を万全な対応でやること、それから復旧、同時に原因を明らかにすることなど、思うことであります。  お尋ねしたいことは、あの二十六人の松寿荘のお年寄りの皆さんです。私も現地に行ってまいりまして、あの状況を見まして、松寿荘が、そしてお年寄りがまさに人柱になったなという思いをいたしました。あの松寿荘がなかったら下の住宅がやられていただろう、そういう思いもいたしました。亡くなられた二十……

第102回国会 災害対策特別委員会 第閉会後2号(1985/09/25、13期、日本共産党)

○下田京子君 まず最初に、けさほど被害報告がございましたが、台風十三号等による農作物被害の対策についてお聞きしますが、農作物の被害額全体では四百六十四億円と大変大きな額になっていますが、特に払お尋ねしたいのは、青森県の場合なんです。百六十八億円でほとんどがリンゴの落果による被害、これは史上最高というような大変な被害であると、そういう点で深刻な事態になっていますことをまず申し述べておきます。  そこでお尋ねしたい点なんですけれども、それだけ激甚な被害ですから、当然天災融資法等の発動というものがなされて、被災農家に対する営農資金の手当てということはいろいろやられると思うんですけれども、ここで具体的……

第102回国会 災害対策特別委員会 第3号(1985/04/19、13期、日本共産党)

○下田京子君 私は、きょうまず都市河川の総合的な治水対策問題で最初に聞きたいんです。  きょうあたり大変天気がいいし、桜の季節ですから、水の心配ということもないかもしれませんけれども、連休が明けて梅雨になると早々にまた水害問題が心配されます。長官の所信を見せてい ただきまして、大きくは六点についてのいろんな御決意が述べられておりますが、「災害対策についてであります。」と、こういう格好で、「地震、台風、豪雨、豪雪、火山噴火などの災害」云々というふうにお述べになりまして、こういったところから国民の命と財産を守っていくのが国の責任であると、こうお述べになっている。全くそうだと思うんですよ。そのために……

第102回国会 災害対策特別委員会 第4号(1985/06/14、13期、日本共産党)

○下田京子君 私は、きょうは津波問題でお尋ねしたいわけです。  御承知のように、ちょうど二年前の五月二十六日といいますと、日本海中部地震が発生いたしました。百四名の命が奪われまして、特に津波による犠牲者が百名であったこと、長官も記憶に残っていると思います。  特に私は、十三名の子供たちの死というものが忘れられないんです。津波というものがどんなに恐ろしいものかということがいまだに本当にもう心に強く焼きついています。特に私は、あの地震 のときに当日秋田県に入りまして、翌朝十三人の子供の命を奪った男鹿半島の加茂海岸に出向いておりまして、次々と遺体が上がってまいります。ああ、子供たち、どんなに怖かった……

第102回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1985/07/10、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、五十九年産の米生産費調査によりましても、第二次生産費を償う米販売農家はわずかに三割という状況の中で、四・九五%アップせよという控え目な農業団体の要求をも無視して据え置き諮問を行った。私は大変これは不当だと思います。生産者代表の米審委員も、それから米審会場に詰めておられる全国の農家の方も、また傍聴にお見えの皆さんからも、据え置き諮問の撤回をという要求が出されております。私は当然だと思うのです。  大臣にお尋ねしたいのは、明るい展望の持てる米価、あるいは生産意欲の持てる米価ということを言ってきましたけれども、こういう状況でそれを自信を持って言えるのですか。

第102回国会 農林水産委員会 第2号(1984/12/11、13期、日本共産党)

○下田京子君 私はまず最初に、アフリカの飢餓救済と食糧の緊急援助問題でお尋ねしたいと思います。  アフリカの食糧不足国というのは二十七カ国にも拡大されておりまして、その飢餓人口というのはアフリカ全人口の約三分の一、一億五千万人とも言われておりまして、二千万人の人々が死線をさまよっている。昨夜も「アフリカ飢餓地帯」というNHKの報道もございました。そして食糧輸送用のトラックをと言いながら次々と子供たちが亡くなっていくというような実態を見ておりまして、本当にこれはもう人道的に何とかしなければならないと思いました。一刻の猶予もできない課題であるというふうに重ねて感じました。  我が党はアフリカの飢餓……

第102回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1985/10/09、13期、日本共産党)

○下田京子君 最初に、問題の畑作物価格でお尋ねいたしますが、今回決められます大豆、てん菜、バレイショというものは、麦とともに北海道の輪作体系に欠かせない作物ですね。それからカンショ、サトウキビというのは南九州、沖縄農業の文字どおり基幹作物である。大豆はまた水田転作の重要作物です。そういう状況ですから、積極的な振興策を図るならいざ知らず、価格据え置きなんということはこれは許せないことだと思うんです。  お尋ねしたい点は、大豆の交付金制度をきちっと守っていけということなんです。これは、昭和三十五年に自給率が二八%だった大豆が現在四%に落ち込んでいる、御承知のとおりです。この大豆なたね交付金暫定措置……

第102回国会 農林水産委員会 第4号(1985/02/26、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、私はまずカネミ油症問題について、患者の皆さんの一日も早い完全な救済を願って質問いたします。  カネミ油症事件の発生から既に十七年です。大臣御存じかと思います。カネミ原告団の三吉さんの長男の方、基広君が亡くなられたのは昭和四十四年です。中学校からの下校の途中、自分の家の目の前で亡くなりました。油症患者として初めての犠牲でした。ことしは十七回忌です。この間、すべての油症患者の皆さんがどれほど苦しんできたか。原因も知らない腹痛、頭痛、全身痛、言葉では言い尽くせない苦しみを味わってきました。この苦しみは過去のものじゃないのです。現在も続いているのです。大臣、患者の皆さんに、もう苦し……

第102回国会 農林水産委員会 第9号(1985/04/03、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、当面焦点になっております木材の関税引き下げ問題でまずお尋ねしたいわけなんですが、大臣は今まで何度か委員会などで現在の木材産業というのが大変厳しい状況にある。その理由には、木材需要が五十五年比で二割ぐらい落ち込んでいる、また価格が五十五年比で三割も落ち込んでいる、そして、しかも倒産が毎年一千件から一千百件もあるんだ、負債総額が二千百億円にもなっている、こういう結果から見まして森林の公益的機能にも大変悪影響が出ている、しかも合板については百四十社ぐらいの中で一社も黒字会社がないんだ、だからもう木材の関税引き下げは断固反対だ、一切応じられない、こう言われてきたと思うんです。この姿……

第102回国会 農林水産委員会 第11号(1985/04/10、13期、日本共産党)

○下田京子君 参考人の皆さん、貴重な御意見を本当にありがとうございました。新井参考人、宮田参考人、白杉参考人とお三方に続いて御質問申し上げますので、ひとつよろしくお願いいたします。  まず新井参考人にお尋ねしたい点なんですけれども、制度運用に当たっていろいろお話がありましたが、最大の力を輸入削減にという御意見がございました。絹需要が今後減少し、事業団の大量の過剰在庫を放出していくということになれば、生糸、絹織物の輸入の大幅削減がない限りは、結局国内の蚕糸業の一層の縮小という結果になるのではないかと思います。それだけに、皆さんが言われております事業団の在庫処分中は輸入ストップ措置をしてくれという……

第102回国会 農林水産委員会 第12号(1985/04/12、13期、日本共産党)

○下田京子君 まず最初に、需給問題についてお尋ねいたします。  本改正案の提案理由に、生糸の需給の著しい不均衡を是正するというふうに御説明されておりますけれども、農水省はなぜかこの需給不均衡の要因といたしまして「生活様式の変化等」としか言わないんですね。通産省内に設けられました絹問題研究会では、「和装需要の現状」を「需要構造の質的変化」としてとらえられまして四点ほどそれらの理由を述べられておりますが、一つは「人口構成の変化」、二つ目に「生活様式の洋風化ときもの着用機会の減少」、三つ目に「所得の伸び悩み」、四つ目が「絹製品の高価格化」というふうに言われております。特に「所得の伸びが低下するにつれ……

第102回国会 農林水産委員会 第14号(1985/04/18、13期、日本共産党)

○下田京子君 最初に、農業改良資金助成法の問題でお尋ねいたします。  今回の農業改良資金の拡充改善、このこと自体は結構なことだと思うのです。ただ、一方で農業補助金の大幅削減が実施されているということは、臨調指摘の補助から融資へというふうなことで安上がり農政を進める、これは大変問題であり許せないというふうなことだけははっきりしておきます。  具体的に質問に入りますけれども、六十年度の 農蚕園芸局関係予算の中で、特に新地域農業生産総合振興対策というのがございますね。これは臨調指摘のこともありまして、五十七年度ですか、いわゆる目玉という格好で統合メニュー化した予算の中身だと思うのです。この予算が六十……

第102回国会 農林水産委員会 第15号(1985/04/23、13期、日本共産党)

○下田京子君 各参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  農林漁業をめぐる情勢は大変厳しゅうございます。しかも、農林漁業は自然条件に左右されますしリスクが高い、それだけに資金の回収、こういった点でも大変長期なもの、そして低利なものが必要だという特殊性はわかりました。時間が限られておりますので大変恐縮なんですが、一点に限って各参考人に順次お話を伺いたい。  それは、大変今問題になっておりますが、市場開放問題でございます。中曽根総理が、御承知のように去る十九日ですか、政府・与党対外経済対策推進本部の会議を開きました。その際に、農業も例外じゃないと、全面的な貿易措置の見直しという問題を指示いたしま……

第102回国会 農林水産委員会 第18号(1985/05/28、13期、日本共産党)

○下田京子君 参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  最初に、須藤参考人に二点お尋ねいたします。  最初は、当然加入の引き上げとの関係なんですが、先ほどもお話しございましたが、大蔵省の当初要求は三十から五十アールであったんですけれども、二十アールから四十アールということで団体の意向も幾らか取り入れられたというふうにありました。この当然加入制というのは一体どういう意味を持つか。お話しありましたように逆選択が生じないように、あるいはまた危険分散を図るとか、あるいは共同防除などの損害防止事業を一体となって進めるということで、とにもかくにも農作物共済制度の根幹だというふうに私も思います。それが二十……

第102回国会 農林水産委員会 第19号(1985/05/30、13期、日本共産党)

○下田京子君 私は、日本共産党を代表し、農業災害補償法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  まず指摘しなければならないのは、今回の農災制度見直しが、臨調行革路線に基づく財政合理化、つまり国民生活向け予算の削減を最大のねらいとしていることです。  この点は、本改正案の決定経過を見ても明らかです。六十年度予算と何ら関連のない六十一年度実施の制度改正案が予算とあわせて内示され、予算と同時に決定されるという異例さで、ここに財政主導改正の本質が示されています。  また、現に今回改正による国の財政負担は、部分的な改善による増額はあるにしても、トータルで約五十億円の削減となります。  このこ……

第102回国会 農林水産委員会 第20号(1985/06/04、13期、日本共産党)

○下田京子君 私は、今回の法改正のまず特徴を申し上げたいと思うんですが、給付水準の引き下げ、それに保険料大幅引き上げ、そして国庫負担を引き下げるという、まさに三大改悪を進めるというところにある、これは指摘しておきたいと思うんです。  最初に確認したい点は、そこでその給付水準の引き下げが一体どういうことになるのかという実態であります。局長、いいですか、二十歳で四十年間、目いっぱい加入した農業者の経営移譲年金額が幾らかという問題。これは現在で単価三千七百十円、四十年間という格好でいきますと、月額が十四万八千四百円。ところが、今回法改正によりまして段階的に給付は下げていくんだ、その際に引き下げられた……

第102回国会 農林水産委員会 第21号(1985/06/06、13期、日本共産党)

○下田京子君 参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  時間が限られていまして、簡潔にお答えいただければと思います。  最初に、池田、上島両参考人にお尋ねいたします。  問題はあるがやむなしというお話でございましたけれども、その際に、まず第一に挙げましたのが、やはり給付水準の引き下げが出されております。言うまでもございませんけれども、今後四十年間続けていっても、特にサラリーマン後継者への移譲の場合には、最終的には五五%も給付水準が下がるというのは御承知のとおりでありまして、この農業者年金が発足当時から、やはり老後の生活の保障と同時に政策効果ということは一体のものとして取り上げられ、そして改善……

第102回国会 農林水産委員会 第22号(1985/06/11、13期、日本共産党)

○下田京子君 きょうは私、最初にサラリーマン後継者の移譲問題でお尋ねいたします。  先日、私は給付水準の引き下げ問題、特に二十歳で加入して四十年間も保険料を払い続けて、なおかつ、その経営移譲の相手がサラリーマン後継者であったという理由でもって何と月六万七千円、まさに生活保護の生活扶助費よりも低いという問題を指摘いたしました。  そこで、最初に大臣にお尋ねしたいんですけれども、大臣、今回の農業者年金制度の提案理由の中で、その目的につきまして、「農業者年金制度は、農業者の経営移譲及び老齢について必要な年金の給付を行うことにより、農業経営の近代化及び農地保有の合理化に寄与するとともに、国民年金の給付……

第102回国会 農林水産委員会 第23号(1985/06/20、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、最初にカネミ油症患者の皆さんの一日も早い救済をということで二、三お尋 ねいたします。  去る二月の十三日、カネミ油症事件の第三陣の訴訟判決後、私質問いたしました。大臣はその際に、たまたまカネミライスオイルを口にした患者には全く責任がない、人道的な見地から患者の治療費支払いなどできるだけのことは側面からやりたいというようなことも約束され、現にいろいろ対応もされておりますこと、これは大変ありがたく思います。ただ、実際の治療費支払いの問題でどうかといいますと、患者さんと、またカネミ倉庫との間では治療費支払いの協定が結ばれておりません。  全面解決に至ってないことは御存じだと思うん……


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第103回国会(1985/10/14〜1985/12/21)

第103回国会 農林水産委員会 第1号(1985/11/22、13期、日本共産党)

○下田京子君 資料をお願いします。  今、大変社会問題になっておりますが、パラコート除草剤の問題でまずお聞きしたいわけです。  パラコート入りドリンク剤による無差別殺人事件は、もう放置できないような状況になっております。去る十一月十八日、十九日の両日にわたっては、三重県の津市の白塚愛児園で、園児が百七十人おられるところで十一箱のパラコート入りのコーヒー牛乳が見つかった。十一箱ですから、もしこれを子供たちが口にしていたらどうだったかと、もう思っただけでも私はそうっといたしました。こうした卑劣で凶悪な犯罪というものはもう断じて許してはならないという、そういう立場からの対応が今望まれるのではないかと……

第103回国会 農林水産委員会 第3号(1985/12/12、13期、日本共産党)

○下田京子君 私は、最初にお聞きしたいのは、今回出されております年金改革のねらいは一体どこにあるのかということなんです。  政府の説明によりますと、公的年金制度の一元化であるとか、あるいは給付と負担のバランスであるとか、あるいは年金制度の長期安定化、三本を柱にしていろいろ御説明されております。しかし、衆議院そしていままでも午前中明らかになってきているのは、給付水準の引き下げ、それから掛金の大幅アップ、一方でもって公的年金制度として一体国の責任はどうかという点での国庫負担は大幅削減というのが明確であります。その結果、一体どういう結果が起きるかといえば、戦後、より豊かな老後の保障をということで幾つ……

第103回国会 農林水産委員会 第4号(1985/12/17、13期、日本共産党)

○下田京子君 まず私は、第一番目にお尋ねしたい点は、支給開始年齢引き上げと定年延長の問題です。  政府は、定年制と年金支給開始年齢の関係で言えば、その間に空白期間が生じないようにすると、これはもう繰り返し総理以下大臣が御説明されているところなんです。しかし、現実は一体どうなんでしょうか。まず明らかなことは、年金支給開始年齢は段階的に引き上げられていく。  具体的に申し上げますと、五十五年法改正で、農林年金の支給開始年齢を二十年間の経過措置で、昭和七十五年までに当時の五十五歳支給を六十まで引き上げるんだというふうに決定しましたね。今回は、支給開始年齢は原則として六十五歳として、当分の間、六十歳か……

第103回国会 農林水産委員会 第5号(1985/12/19、13期、日本共産党)

○下田京子君 最初に、既裁定年金者のスライド停止問題で御質問します。  今回の改正で、共済方式で計算されている年金受給者のスライドが一時停止されるということは、現役組合員ばかりでなくて、既に年金をもらっている人にまで不利益が及ぶという点で、過去に例のない問題であるということを指摘しておきます。農林年金の場合に、共済方式採用者は、全体の年金受給者の中で一七・六%かと思います。ですから、この人たちが、幾ら従前額保障をと言っても、一定期間スライド停止、こういうことになることは明らかですから、不利益をこうむるということになりますね。
【次の発言】 額は保障しているからいいという言い方は、まるでスライド……


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第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 決算委員会 第6号(1986/04/14、13期、日本共産党)

○下田京子君 最初に、日ソ漁業交渉問題で質問いたします。  日ソの漁業交渉、やっと妥結と。ところが内容を見ますと、先ほどから御報告もございますけれども、漁獲量が昨年六十万トン、それに対してその四分の一の十五万トン、しかも底刺し網漁業の全面禁止と、関係者にとってはまさに死を宣告されたような状況にも等しいと思うんです。なぜこのように厳しい内容になったのか。大臣、二百海里体制下のもとでやむを得ない事態だというふうな御認識なのかどうか。
【次の発言】 ソ連側の言い分というものは今お話しになったことでわかるわけですけれども、今回の妥結の中身に対しまして、もう大臣も御承知だと思いますけれども、根室の中型底……

第104回国会 災害対策特別委員会 第2号(1986/02/07、13期、日本共産党)

○下田京子君 質問に先立ちまして、今回雪崩で亡くなられた能生町の皆さんにお悔やみを申し上げると同時に、被災者の方々に心からお見舞い申し上げますが、復旧に当たってどういう基本姿勢で臨むべきなのか、非常に私も胸を痛めております。もう肉親を失いながら、辛うじて命だけ取りとめた方々あるいは被災を受けられた方も含めまして、地区住民の方々が、これから本当にどうやって希望を持って生きていったらいいのかということで、毎日本安な気持ちでいっぱいなんです。こういう不安に具体的にこたえていくという点で万全の対応をとる。これは気持ちの上では何度ももう言われていることでしょうが、私、改めてそういう点で政務次官の基本的な……

第104回国会 災害対策特別委員会 第4号(1986/04/23、13期、日本共産党)

○下田京子君 長官、きょうは私、火山観測体制の強化について大臣の決意を聞いてまいりたいと思うんです。特に一昨々年、五十八年の十月三日ですか、三宅島が噴火しまして、その後国土庁防災局が中心になりまして文部省、気象庁及び消防庁と四省庁連絡会議を設置されましたね。全国の活動的な火山ということで三十五火山を対象にし て火山の防災体制のあり方について総点検をされた。そして、五十九年九月二十日、各省庁が講ずべき措置ということでもって、「当面の噴火災害対策の推進について」の申し合わせをなされたと思います。申し合わせの中には、「噴火の前兆現象の的確な把握等を図る上で観測体制の整備を一層進めることの必要性が認め……

第104回国会 地方行政委員会 第5号(1986/04/02、13期、日本共産党)

○下田京子君 冒頭から大臣にお尋ねいたしたいわけなんです。  お聞きになって御存じだと思うんですけれども、清掃事業における安全対策、これが大変社会問題になってきているというふうに私は認識しております。具体的には盛岡で昨年十一月二十六日に清掃事業所職員浅沼さん、当時四十二歳の働き盛りの方なんですが、作業中にどんと落ちてきたテールゲートに挟まれて死亡するという大変痛ましい事故が起きました。私はそのときの状況につきまして事業所並びに市当局あるいは労働組合等を訪れまして詳しく事情も承ってまいりまして、また要請も受けてきました。  八百キロもあるテールゲートが急落下するという構造について、だれもが事前に……

第104回国会 地方行政委員会 第10号(1986/05/15、13期、日本共産党)

○下田京子君 今回の道交法改正のポイントといいますか、それはやっぱり違法駐車対策と罰金、反則金の引き上げ、これにあると思います。違法駐車対策の中で時間制限駐車区間に関する制度を新設して路上の短時間の駐車を秩序あるものにする、この点については一定の改善だと私は評価を申し上げます。ただ一方、ステッカーを張られ、破損したら罰するという規定を新設したり、レッカー車による移動保管体制を強化したり、さらに、反則金につきましても、他の反則金は二倍引き上げというところを駐車違反については二・五倍とするというような対応の中身になっているわけなんですね。  私、基本的にまずただしたいのは、この違法駐車の対策の基本……

第104回国会 地方行政委員会 第11号(1986/05/20、13期、日本共産党)

○下田京子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました地方自治法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  この法案は、地方自治体が保有する土地の管理、処分の態様に土地信託制度を導入しようとするものであり、提案理由説明によると、土地信託制度は売却よりも土地の開発利益を十分享受できるとか、地価の高騰を回避することができる、あるいは民間活力の活用によって公有地の有効利用を促進するものと言われています。  しかしながら、第一に指摘したいことは、地方自治体が取得、保有する土地は、売却して利益を上げるためではなく、公共の目的に利用するためのものであり、普通財産といえども今日では貴……

第104回国会 農林水産委員会 第2号(1986/03/20、13期、日本共産党)

○下田京子君 大臣、冒頭に、きょうは所信に対する質問でございますので、できるだけ大臣の責任において的確な御答弁をお願いいたします。  世界最大の穀物メジャーと言われるカーギル社の日本進出問題との関係で、畜産行政のあり方について御質問します。  大臣はカーギル社のえさ工場進出につきまして既に、需給問題についての判断は農水省の任務であり、また南九州全体の飼料需給はどうか、きちんと判断したいというふうな意味のことを答弁されているわけです。最初にはっきりさせたいことなのですけれども、全国需給につきまして、現在のえさ工場の設備が過剰か否か端的にお答えください。

第104回国会 農林水産委員会 第3号(1986/03/25、13期、日本共産党)

○下田京子君 まず最初に、加工原料乳の保証価格について質問いたします。  既に新聞等、そしてまた大臣、局長の答弁も、やれ、えさの価格が下がっている、金利も下がっている、だから引き下げ要因が大きいような話だけをなされております。一番大事な部分が欠落していると私は申し上げなければなりません。  なぜか。この論議の前提になっているのが、昨年の算定方法がまさに正当であるというところから出発しているんですね。私はここに問題があると思うんです。これまでも保証価格の推移を見てみますと、いろいろありましたけれども、五十二年度にはキログラム当たり八十八円八十七銭だった。その後四年間も据え置き、五十七年度にわずか……

第104回国会 農林水産委員会 第4号(1986/03/27、13期、日本共産党)

○下田京子君 本改正案の趣旨でございますが、すべての国営土地改良事業に財投資金を活用して土地改良事業の進度の促進を図るということにあるわけですが、問題は、なぜ土地改良事業の工期が伸びて工事完了がおくれるような事態が生じたのかということにあると思うんです。その根本的な原因は明白でありまして、国の農業基盤整備予算が大幅に削減されている、抑制したというところにあると思うんです。ですから、幾ら財投資金を活用すると言っても、国の農業基盤整備予算が大幅に伸びないことには、工期のおくれというのは基本的には解決できない問題であるという御認識が大事だと思うんです。大臣も同じだと思うんですけれども、いかがでしょう……

第104回国会 農林水産委員会 第5号(1986/04/02、13期、日本共産党)

○下田京子君 きょうは商品取引のあり方について質問いたします。  大臣、商品取引所法第一条には、「商品の価格の形成及び売買その他の取引を公正にするとともに、商品の生産及び流通を円滑にし、もって国民経済の適切な運営に資する」、こういうふうに書いてあります。ところが現実はどうかと申しますと、今ごらんになっている一番上のグラフを見てください。生糸の原料となる繭の先物を取り扱う前橋乾繭取引所におきます昨年の乾繭相場の値動きを示したものなんです。特に八月―十二月の動きをごらんください。当限と言われる相場が八月時点でキログラム四千五百円前後であったものが、九月になりますと五千円を突破しまして、十一月には五……

第104回国会 農林水産委員会 第6号(1986/04/10、13期、日本共産党)

○下田京子君 種子及び種苗法の質問に先立ちまして、農産物の輸入問題で一、二お聞きしたいと思います。  中曽根総理の訪米を前にいたしまして、去る四月七日、国際協調のための経済構造調整研究会、略称経構研の報告書が急速発表されたわけです。中曽根総理はこの報告に対しまして、まことに時宜を得た適切かつ重要な報告として高く評価する、こういう談話も発表されております。しかし、その中身を見ますと、積極的産業調整と称しまして、結局のところ中小企業や石灰産業、そしてまた農業についても壊滅的な打撃を与える内容になっている、とても許せるものではないということを私はまず申し上げておきたいと思うんです。  そこで、具体的……

第104回国会 農林水産委員会 第7号(1986/04/17、13期、日本共産党)

○下田京子君 まず、今回の改正案についての基本的な我が党の見解を述べたいと思うんです。  農業改良資金の原資を中央競馬会の特別積立金を取り崩していくことで対応していくということなんですけれども、農業改良資金そのものは無利子の資金でございまして、農業の発展、農家の皆さんの役に立つという点でこれは賛成できるものだというふうに考えます。ただ問題は、こうした農業改良資金の原資というものは本来一般会計予算で措置すべきものではないかと思うんです。  そこでお聞きしたい点は、大臣は、法案の趣旨説明の中でも、今回の措置が今回限りだと言っておられます。また局長の方は、三年後についてはどうするのかという点について……

第104回国会 農林水産委員会 第8号(1986/05/08、13期、日本共産党)

○下田京子君 参考人の皆さん御苦労さまです。  まず、中島参考人に。参考人は従来の育種技術を大変評価されると同時に、これからのバイオテクノロジーの活用の必要性を説かれたと思うんです。私が端的にお伺いしたいのは、従来の育種技術というものは評価されつつも、バイオテクノロジーが何か流行的な形になりまして、地方の大学等に行きますと、なかなかこういう従来の育種技術、基礎技術というものについての予算がつかなくなってきているという点で大変問題を感じている。そういう意味では人的にも予算的にも、そしてまた総合的な今後の研究という点でも、従来育種技術の研究というものを重視していくことも大事ではないかという点での御……

第104回国会 農林水産委員会 第9号(1986/05/09、13期、日本共産党)

○下田京子君 それじゃ質問に入りますが、今回の生物系特定産業技術研究推進機構を設置した中心目的は、民間のバイオテクノロジー等の研究を促進することにあると思うんです。そのために出資、融資による資金援助であるとか、あるいは共同研究の促進、遺伝資源の提供のあっせん、受託研究などを実施することとした法案だと思います。  そこで、まず最初に確認したいことなんですけれども、既にこれまでもバイオテクノロジー中心に民間の研究促進のために直接補助金の交付を行ってきておると思うわけです。具体的には、六十年度の場合に、民間のバイオテクノロジー関係の研究に対する補助といたしまして五つのプロジェクトが組まれておりますね……

第104回国会 農林水産委員会 第10号(1986/05/13、13期、日本共産党)

○下田京子君 農林中央金庫法の改正について質問いたします。  今回の改正というのは大きく言って柱が二本。一つは農林中央金庫の民間法人化と一もう一つは金融自由化という金融情勢に応じた農林中金の業務の整備を図るのだということにあると思うわけです。  そこで、まず確認したい点なんですが、業務関係規定の整備の問題なんですけれども、所属団体及び取引先のニーズの多様化にこたえるための措置なんだということで四点挙げられていると思うんです。  一点は、金銭債権の取得や譲渡を行うことができるようにする。二つ目に、債務保証の範囲を拡大していく。三つ目、出資もしくは株式の払込金の受け入れや配当金の支払いの取り扱いの……

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第6号(1986/04/24、13期、日本共産党)

○下田京子君 後藤田官房長官が四時から記者会見ということなものですから、繰り合わせまして、冒頭、当面する農政の重要問題で質問いたします。  去る四月七日公表されました国際協調のための経済構造調整研究会、いわゆる経構研の問題です。  総理はきのうの本会議等でも、これは私的諮問機関であるのでそういう立場から取り扱いを慎重にした、こう言われているんですけれども、さきの日米首脳会談においてレーガン大統領に報告されたこの中身というのは、今後の日本の外交上の指針を示し、そしてまた中長期的な日本の政策の基礎を示したという点で、レーガン大統領とのかかわりでいえば、まさに国際公約というふうに受けとめられるもので……


下田京子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院13期)

下田京子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 大蔵委員会,地方行政委員会,農林水産委員会,商工委員会連合審査会 第1号(1984/08/01、13期、日本共産党)

○下田京子君 今回提出されておりますたばこ事業法案の中心といいますのは、製造たばこ輸入自由化と専売公社制度の廃止にあると思うんです。耕作農民あるいはまたその他の関係者も一番心配されているのは、今後製品たばこ輸入自由化で国内におけるそのシェアがどうなるんだろうかというところだと思うんです。今までの衆議院、参議院の両委員会の質問とそれに対する答弁をお聞きしておりますと、今後の見通しとして、現在二%程度だけれども、楽観的に見ても五%程度は覚悟しなければならないだろうと。さらには六十二年度に四―六%、そして六十七年度には一一から一五%程度というふうな公社側のある一定の見通しのものが出されていると思うん……



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データ更新日:2022/12/18

下田京子[参]在籍期 : 11期-12期-|13期|-14期
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