このページでは下田京子参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。
○下田京子君 私は、日本共産党を代表して、所得税法、法人税法、租税特別措置法、物品税法、印紙税法、関税暫定措置法の六法案に対して反対、有価証券取引税法改正案並びに五十五年度剰余金処理特例法案に対しては賛成の立場から討論を行います。 まず、賛成の二法案についてでございます。 有価証券取引税は、株式譲渡益への課税が不十分でありながら依然として対策がとられていないという不備からしても、証券取引の増大や投機的傾向の強まりに見られる資金の担税力から見ても、当然の措置であります。しかも、この措置によって約六百億円もの財源が確保できるものであり、賛成いたします。 また、所得税減税実現のための剰余金処理……
○下田京子君 私は、日本共産党を代表して、長崎県を中心にした九州地方で多数の人命を奪った豪雨災害とその対策について、緊急に総理並びに関係大臣に質問いたします。 質問に先立ちまして、亡くなられた方々と御遺族の皆さんに心からのお悔やみを申し上げ、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げます。 同時に、私は、毎年豪雨や台風シーズンの訪れとともに繰り返される悲惨な事故に対して、深い悲しみと同時に、防災に対する行政の大きな立ちおくれに強い怒りを抑えることができません。このたびの大惨事で、長崎県飯盛町では、出産のため里帰りしていた姉と妹が、二人とも生まれたばかりのかわいい赤ちゃんともども土砂の下敷きとなって……
○下田京子君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問いたします。 総理、あなたは家庭を大切にする政治を行うとおっしゃいました。しかし、どれほど本気でお考えでしょうか。 昨年、北炭夕張で保安無視のためとうとい命を奪われた九十三名の御遺族の皆さん、そしてことし首を切られた二千名を超える労働者とその家族の皆さんが、いまこの厳しい北海道での冬をどんな思いで過ごされているか、総理は御存じでしょうか。 「お父さんは、もう帰ってこない。わが家もシーンとしている。お父さんが「ただいま」って帰ってきたらなあ」――父親を失った夕張の子供の詩です。 総理、あなたのおっしゃる家庭の団らんをこの子供から奪ったの……
○下田京子君 私は今回の静岡地下街ガス爆発事故の質問に入ります前に、まず十四名の亡くなられております方々、その遺族の方々にお悔やみを申し上げ、また二百名を超える重傷者の方々の一日も早い回復を願いたいと思います。 それから私は二十日の日と二十一日の日と現地に出向きまして実際に関係者からお話を伺いまして、都市災害におけるとりわけガス爆発事故というものの恐ろしさを身をもって痛感いたしました。それだけに行政サイド、関係者の対応というものが、いま改めてということではなくって、過去の教訓に基づいて考えていかなければならないときではないかと、こう思うわけでございます。そういう点で、七項目にわたる県・市当局……
○下田京子君 諮問まであと二日というときに生産者米価をめぐって当委員会で議論をしているわけなんですが、大臣、先ほどからもう、基本的な方向として据え置きの方向を出さざるを得ないというふうなお話を何回か他の委員に御答弁されているんですね。 それで、私これは大変やっぱりもう農家の皆さんのみならず私たちも重大だと思いまして、他の委員からも御指摘がありましたけれども、以下何点かについてお尋ねしたいわけですが、そのまず第一は、大臣は私と同じ福島県ですが、農業問題にとってもお詳しいということで、農家の皆さんはとても期待をしているんですね。それで確認したいんです。先ほどお話がありましたが、福島県の農業協同組……
○下田京子君 第二班について、その概要を御報告いたします。 派遣地は北海道で、派遣期間は八月二十五日から二十七日までの三日間、派遣委員は安孫子委員長、大木委員、前田委員、高木委員及び私の五名であります。なお、地元の対馬孝且議員が、夕張地区の視察に参加されました。 まず、日程の順序に従って申し上げますと、八月二十五日には札幌通商産業局長から北海道のエネルギー事情等について説明を聴取し、引き続き北海道知事及び札幌市長から要望がありましたので、それぞれ事情を聴取いたしました。その後、地域におけるエネルギー利用の実情を把握するため札幌市厚別清掃工場及び株式会社北海道熱供給公社中央熱供給所を視察いた……
○下田京子君 エネルギー危機問題が大きな経済問題になっておりますが、いかに自主的で総合的なエネルギー政策を持つかということが一つは大事だと思うんです。そういう立場から、わが党がかねがね主張しております四つの可能性、つまり一つは、国内及び沿岸大陸棚のエネルギー資源の復興あるいは開発、利用の可能性、二つ目には、何と言っても自主的資源外交の可能性、三つ目に、エネルギー資源抑制の可能性、そして最終四つ目が、新エネルギー技術開発の可能性、こういう四つの可能性の追求ということをかねがねから主張してきたところでございますけれども、そういう点から見まして、他の委員からもいろいろ御議論になってまいりましたが、中……
○下田京子君 質問に入ります前に、きょうは北炭問題でわざわざ参考人を二人お呼びしている当委員会、その委員会で与党委員十三名中一時一名という事態もございましたので、参考人に対しても、委員会の運営についても問題があるのではないかということを一言だけ私御指摘申し上げておきたいと思います。 そこで、参考人お二人につきましては長時間本当に御苦労さまでございます。 北炭の再建問題といいますのは、中長期的に見ましても、まず何よりも国内エネルギー資源の確保をいかにしていくかという点、そして、二つ目には、夕張市民はもとよりのこと、周辺地域住民の経済と暮らしを守っていくという問題、そして三つ目には、いま本当に……
○下田京子君 文部大臣に、国立大学における光熱水費の実質増に伴う財政問題でお尋ねしたいわけですが、大臣も御承知だと思いますけれども、ここ数日前大変寒波が襲いまして、北海道、東北また北陸など、非常に寒い状態でございます。そんな中で、特に大学予算が光熱水費等とのかかわりでどうなっているかという点で、現場はいま大変な状態なんであります。 五十三年暮れ、第二次オイルショックがございまして、特に暖房燃料のA重油の値上げ等というのは、二倍から二・四倍ということで、大変なものでありまして、キロリットル当たりでもって推定しても、当時二万八千五百十六円だったものが、現在では六万八千あるいは六万九千と、こういう……
○下田京子君 大臣にお尋ねしたい点は、特に冷害との関係で幾つかお聞きしたいと思います。 今回の冷害の深刻さというのは大臣も御承知だと思います。基本的には、冷害対策となれば所管の農水省がやられることでございますけれども、特に、地方自治体を指導し、あるいは援助している自治省の立場からの積極的なかかわりというのが大事になっていると思うんです。各地を回りまして出てきたことが、たとえば自治体独自で、救農事業であるとか、種もみをどう確保するだとか、地方税の減免であるとか、あるいは高等学校の授業料の免除であるとかということで、非常に自治体でやっていくことが多いんですね。そういう点から、実は九月の二十六日の……
○下田京子君 大臣、ことしの冷害のひどさは、大臣自身が回られ、福島に行っては後継青年から冷害に強い農業の確立をと訴えられ、青森に行ってはお年寄りから手をついてお願いしますと訴えられたと思うんです。私も東北はもちろん、北海道、数回にわたり各地域を歩きました。で、そのひどさというのは、各他の議員も言われておりますが、まず深刻なところは、耐冷品種がいままで開発された、それがやられている。それからまた各地域で聞くことは、皆さんこんな冷害は初めてだと。特にお母さんたちが率直に言われていたことは、子供の給食費が払えるだろうか、借金をどうして払ったらいいだろう、来年からの農業を考えたときに息子が後を継いでく……
○下田京子君 大臣、きょうは北海道農業ということで、特に幾つかの点にしぼってお尋ねをしたいと思うんです。 大臣も御承知だと思うんですけれども、北海道農業と言えばお米に酪農に畑作、これが三つの柱になっております。こういう中で、減反率が、お米の場合特に四三・六%という高いことになっていて、これから本当に酪農も過剰だ、畑作も低迷しているということで、皆さん非常に苦慮しておられること、御存じのとおりだと思うんです。 そんな中で、北海道の冷害は一体どんな状況なのかということなんですけれども、率直に言いまして、私案は九月に留萠、それから名寄とか士別の方に行ってまいりました。あと、もう収穫時期になってま……
○下田京子君 大臣、年金といいますと、お話しのとおりに、やっぱり老後どれだけ安心して希望を持って暮らしていけるかという、大事なことであることはもう言うまでもないと思うんです。ただ農林年金の場合には、もういままでいろいろお話しになられておりますように、いま財政の再計算期にありまして、非常に財政問題がやっぱり大きな課題になっていると思うんですね。そんな中で、仮の計算であるけれども、掛金率、これはもう千分の二十には達しないけれども、千分の十を相当超える程度の範囲で引き上げざるを得ないんではなかろうかというふうな話が衆議院でもそして参議院、いままでも話になってまいりました。しかし、私は大事なことは、や……
○下田京子君 最初に、水産加工業者の経営問題についてお尋ねしたいと思います。 ことしの四月初めに、帝国興信所調査によりますと、五十四年度、昨年ですね、水産加工流通部門で倒産されているその件数が実に四百十三件、対前年比で二〇%増、それから負債金額は千二百五十六億円で、対前年比で二・三倍、大変な状態であります。これは昨年の数字で、ことしもまたこういう状況が引き続いて出ていることは御承知のことかと思うんです。 特に、その原因等を考えますと、五十二年の二百海里規制に基づいての原料価格が暴騰した問題、あるいは品不足、これが大きな一つの問題になっております。続いて最近の油代の値上げ等も含めて、長引く不……
○下田京子君 水田利用再編第二期対策についてお尋ねしたいと思いますが、これは十一月二十五日の農林水産省案だということでけさほど御説明いただきました。この問題につきましては、他の委員からも御指摘ございましたけれども、ここ数日の間に、大臣、福島県だけでもこれほどの、これ全部農協からなんですけれども、水田利用再編二期対策の実施に当たっては、冷害の実態を踏まえて面積の拡大をしないこととそれから奨励金の単価の引き下げを行わないこと、この二点にしぼってたくさん電報が届いているわけなんです。ところがその内容を見ましたら、この内容はまさに農協、農民、そして関係者の意思を踏みにじる内容であるということを指摘せざ……
○下田京子君 大臣、私、きょうは学校図書館教育に関して、まずいろいろとお伺いしたいと思うんです。 それで、まず最初に、私も二人の子供がおりますが、お母さんたちの一つのいまの悩みは、最近子供が本を読まない、テレビや漫画でなかなか離れられない、こういう苦情を大変聞きます。しかし一方では、子供の人間教育にとって読書というものが大変重要な意味を持つということ、これは言うまでもないと思うんですけれども、そういう点でひとつ大臣が、読書というものが人間形成上どんな役割りを果たしているかという御認識をお持ちかお聞かせいただきたい。それが一つなんです。 それからもう一つは、学校教育の中で、学校図書館教育のあ……
○下田京子君 放送大学学園法を審議するに当たりまして、まず労働者はもちろん主婦も含めて多くの国民が大学水準の知識やあるいは教養を求めてきている。それからまた、テレビやそのほかの放送手段を高等教育にどう生かしていくかと、あるいはまた大学教育を国民にどのように開放していくか、こういったことは非常に重要な問題であります。 ただ問題は、そうしたことにこの法案、いわゆる学園が設置する放送大学が大学としてのそういう目的と機能を果たし得るだろうかという疑問がいろんな角度から論議されているわけなんです。 そこで、私は第一にお尋ねしたい点なんですけれども、この放送大学はいわゆる法律の中にあっては放送大学学園……
○下田京子君 まず私は私学共済の年金財政のあり方ということについて以下お尋ねしたいわけなんですが、ことし財政再計算をされまして七月からいわゆる掛金率が引き上げられたわけでございますけれども、掛金率千分の九十八から千分の百四・五に引き上げられたその主な理由が一体どこにあるのかという点で、財源率の中の数理的保険料率、資料をいただいたところによれば四・二七%、それからまた整理資源率が四・二三%引き上げられるというふうに書いてあるわけなんですが、その主な理由はどういうところにありますでしょう。
【次の発言】 お答えになってないでしょう。数理的保険料率が四・二七%増になっている、その主な理由はなぜかと。……
○下田京子君 いま議題になっております日ソサケ・マス漁業交渉の中で、長官もお話しになりましたけれども、協力費のことで今後どんどん高くなるという、その不安感があるのだということなんですけれども、このいわゆる漁業協力費というものをこのまま認めていくことは公正な海洋秩序を乱す大きな問題になるのじゃないだろうかと、こう思うわけなんです。 長官にお聞きしたい点は、とにかく、日ソサケ・マス漁業交渉の経過をずっと見てみますと、一九七七年に二百海里の水域設定がされまして、翌年から十七億六千万円ですか、それから三十二億五千万、三十七億五千万、そしてことしは四十億と、年々上がってきているわけですね。ソビエトはそ……
○下田京子君 私は、絹織物の不正輸入問題についてお尋ねしたいと思います。 昨年十月、スペインから約百三十七万平方メートルの絹織物が輸入されましたが、実際にこれは中国産の羽二重であったと。しかも、薄い青で染められておって、精練すれば簡単に脱色して白地になる、いわゆる青竹であるということが判明したわけですね。中国と日本の間には、私がいうまでもなく、絹織物の輸入管理体制というのは、直接輸入につきましては、これは輸出入取引法の三十条二項でもって、輸入の承認制になっている。それから、第三国経由輸入につきましても、また第三国の加工につきましても、これは輸入貿易管理令の四条一項等を適用されて、実際には事前……
○下田京子君 今回の北海道水害でまず亡くなられた方々へ心からのお悔やみと、また罹災者へのお見舞いを申し上げて質問に入りますが、第一番目に、いろいろ議論されておりますけれども、石狩川水系の工事実施基本計画の見直しに当たって現行計画の約五割増しでいま営々検討中だという話がありました。これに関しまして、私は以下三点を特に留意されたいという点で御質問申し上げます。 その第一は、お話がございましたが、ダムあるいは遊水地そして河道その他放水路など全面的見直しに当たって過去の治水あるいは水害の実態を歴史的に踏まえて新たな今回の災害の教訓を導き出した上で進めてほしい。つまり、三十六年、七年の場合には、まだ無……
○下田京子君 十五号台風でまた大変な被害が出たわけで、特に長野県の十一名の死亡者を初め全国で四十三名、亡くなられた方、遺族の方々、そしてまた多くの罹災者の方々のことを考えると胸がいっぱいになります。私は、災害のたびに一つ一つをやっぱり大きな教訓として、しっかりその教訓を次の災害予防等に生かしていくということがいま行政の場に問われているんではないかということを、まず最初に申し上げておきます。 そこで、個別問題に移りたいと思いますが、第一に小貝川の堤防決壊の問題でございます。これは、他の委員からもいろいろお話がありまして、建設省としては原因究明等いまやっているところだと、こういうことなんですけれ……
○下田京子君 地震対策でお尋ねしたいんです。 建設省の国土地理院で出されております五十五年の九月の「地震予知連絡会地域部会報告」というものを読ませていただきましたところが、首都その周辺にはとにかくわが国の総人口の四分の一がいるわけですね。これは経済、政治の中心でもあり大変だということで、一つは、関東地震と同じような巨大地震というのは当分起こらないと思われる、しかし首都及びその周辺の直下に発生する中規模地震が問題である、そして同時に今後数十年あるいは百年という期間を考えたときに甚大な災害を与える浅い直下地震の発生はほぼ確実であるといっていい、こういうふうな指摘をされているわけなんです。 それ……
○下田京子君 大臣、なぜ据え置き諮問を行ったのかという点でですね。米をめぐっての情勢がいろいろ厳しいという御説明ございましたけれども、いまのお話聞いていて、私どうしても納得できないんです。端的にお尋ねしたいんですけれども、一番問題にされているお米の過剰問題なんですけれども、昨年とことしと比較して一体どうだったかという点でお聞きします。
一つ、変化ないと見るのか。二つ、過剰が一層深刻化していると見るのか。三つ目、冷害等の影響で一定緩和されてきていると見るのか、いずれの御認識に立たれているか、はっきりお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 何を根拠にしてむしろよくないと言われるのか。とすれ……
○下田京子君 最初に森林被害についてお尋ねいたします。 折損木処理等については議員立法で検討しておりますので省くことにいたしまして、今回の森林被害が非常に大変なものであるということはもう大臣も御承知だと思うんです。特にその面積は三月十六日現在でも十七万七千ヘクタールにも達している。これはちょうど毎年造林していく面積の一・二倍、いわゆる二割増しというような状況でございまして、大変なものであるわけですね。復旧道林の問題がいろいろ言われておりますけれども、苗木はどうするんだ、あるいはまたいままでの予算の中でやれるんだろうかということで、造林そのものについてもいろいろと皆さん方から要望が出てきている……
○下田京子君 第一番目に、きょう畜産振興審議会酪農部会に出されました資料の中の保証価格の問題でお尋ねしたいと思います。
保証乳価の問題については、私が言うまでもなく、もう過去四年間キロ当たり八十八円七十八銭で据え置かれてきたわけです。ことしもまた据え置きという、そういう資料が提示されました。本当にこれは納得できないものでありまして、以下その幾つかの点でお尋ねしたいわけなんですが、まずその第一は、昨年と同様の算定要素で計算した場合には一体一キログラム当たり幾らになるのか、この点をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 とにかく算定方式を変えたわけですね、要素のとり方を。昨年同様にすれば……
○下田京子君 参考人の皆さん、御苦労さまでございます。 大変恐縮でございますが、時間が限られておりますので、幾つかにわたってお尋ねしますが、できるだけ簡単にひとつお願いできればということを最初に申し上げておきたいと思うんです。 私は、さっき両理事長からも、最大のデメリットと言ったら何だという御質問があった際に、それは業界、職員等に大きな不安や混乱を与える、そういうおそれがやっぱり問題だという御指摘がありましたので、特に雇用と労働条件問題について限ってお尋ねしたいと思うんです。 最初に、羽田参考人と芝田参考人、お二人になんですけれども、きょうの皆さん方の陳述を聞いておりまして、すでに衆議院……
○下田京子君 私は新事業団の発足に当たって、 一 初に労働条件の問題でお尋ねしたいと思うんです。 先ほど他の委員に対して局長が答弁されておりますけれども、新事業団発足に当たって、過日も参考人から聞きましたら、最大のデメリットは何か、これはやっぱり業界や労働者に不安を与えると、その不安を取り除くために最大の力を尽くしたいと、そのことについては局長も答弁されているところだと思うんですね、その際に何をもってこたえていくのかということでは確認書でこたえるんだという話がありましたけれども、念のために私明らかにしたい点は、局長が言われている確認書というのは、二月の二十八日に蚕糸事業団理事長とそれから同……
○下田京子君 最初に、両事業団の統合に当たって、その結果が労働者の犠牲にならないこと、あるいは国民、関係者にサービス低下にならないこと、そして広く国民の納得を得られること、これは当然だと思いますし、そういう立場から職員の継続雇用の問題、それから労働条件、すべて労使間で協定された問題等々は継承するというお話は繰り返し確認されてきているわけなんで、これは新事業団発足に当たって、こうして国会答弁で繰り返しお話しになられたことが確実に実行されますことを見守りたい、こう思うわけであります。 ただ、どうもはっきりしない点で、もう一つ役員の選考基準の問題なんですけれども、これは四月の二十三日のときにも私、……
○下田京子君 最初に、保険料軽減の後継者の要件緩和の問題でお尋ねしたいのですけれども、先ほど他の委員に対して、ペア要件ですか、親子のペア要件緩和ということを考えているという旨のお話があったかに思うのですが、今回の財政再計算では、新規加入者を毎年三万三千人見込んでいるのじゃないかと思うんですが、いままでの状況を見てみますと、保険料の納付の特例措置を除いて通常の加入はどうかといえば、五十三年度の場合には約一万九千人、五十四年が約一万五千人だったと思うのですね。特に、若年層の加入促進が非常に思い切って重視されていかなければならないと思う中で、いま検討されている内容というのはそれだけなのかどうかという……
○下田京子君 マス漁の最盛期に再三にわたり日米合同演習の中止を要請してきたわけですけれども、ただいまこうやって議論している間にも被害が出ているというような事態です。 実はけさ私のところに連絡が入りました。マスの流し網漁船でありまして、場所は海区番号が〇八の四五、北緯四十度四十五分、東経百三十八度、これはまさに合同演習海域になっているわけです。昨夕四時に網を入れて昨夜十一時に網を引き揚げたところが、約二十反切断されているということであります。関係漁船はどういうことかと言えば、これは男鹿漁業無線局に入ったものでありまして、明確にはなっておりませんが、秋田県北部漁協五隻、船川港の漁協が一隻というふ……
○下田京子君 私は、日本共産党を代表して、農業者年金基金法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 反対の第一の理由は、本法案が年金額を現行比八・七%引き上げるのに対し、保険料を二二・六%と大幅に引き上げるという、文字どおり低福祉高負担を押しつけるものであることです。 過去二回の財政再計算の際には、年金額の引き上げ率と保険料の引き上げ率は基本的に同率となっており、この点からも、今回の保険料引き上げの不当性ははっきりしております。 さらにこの保険料の引き上げは、農業者の負担能力を無視したものと言わざるを得ません。米作減反の大幅な拡大、戦後最大という大冷害のもとで、農業所得は、二年連続……
○下田京子君 まず、私財政問題でお尋ねしたいのですけれども、先ほども他の委員から御指摘がありました、今回の掛金率の引き上げ。これによりましてずいぶん見通し等も変わってきたかと思うのですが、一つは、年間の給付が掛金を上回るのが、これは千分の九十八の場合ですと昭和五十八年ごろと。しかし、千分の百九にした結果六十年まで二年延びますよという話はあったわけですが、金額的には、収入支出、そして収支残額、年度末の保有資産、どういうふうになっていますでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、そういったところから、先ほど他の委員から御質問があったと思うのですけれども、当面次期再計算の時期は、一般的に見れば五年ご……
○下田京子君 私は、今回の食管法の一部改正の法律案の審議の第一日目であるということもありまして、法案に即して以下何点かお尋ねしたいわけなんですけれども、一つは、第二条ノ二の関係でお尋ねいたします。 第二条ノ二のところでは、基本計画を定める、こういうふうになっているわけですが、その中身は何かといえば、第一にまず需給の見通しであり、そしてまた、政府の管理すべき米穀の数量、こういうふうに定めてあるわけです。こういうことが明確になっているだけに、全国の農協中央会はもとより、農家の皆さん、そうした方から、水田再編利用対策、つまり、いまの減反政策がこのことによって法的に裏づけられるのではないだろうかとい……
○下田京子君 御苦労さまです。
山地参考人に一点だけお尋ねしますが、いまのお話の中で、現行食管法の評価は別にしまして、運用が非常に弾力的に行われてきたということがあったと思うのです。現在審議されているこの食管法が、またその運用によってはいろんな事態が予想されるかと思うわけで、いま現時点で固まっていない問題が多々あるわけですけれども、いろいろ幅広く研究されている中でどのような事態を予想されていますでしょうか。運用によってはどういう事態が起こり得るか、問題点だけ。
【次の発言】 参考人の皆さん御苦労さまでした。
最初に清水参考人にお尋ねいたしますが、先ほどのお話の中で、お米の消費動向というのが……
○下田京子君 法案の審議に入る前に、他の委員からもお話がありましたが、三十一日朝の霜被害によることについて、再度私の方からもお尋ねしたいと思います。 けさほども大臣は、三十一日の霜被害によって、いまおよそ全国で被害の実態を調査中だけれども、九十億、さらには群馬、長野、福島、北海道等で被害が出ていると、こういうお話がありました。それに伴って事務当局の方でも、今後も調査を進めますし、それから共済の早期支払いあるいは技術指導等に力を入れていきたいというお話でしたが、実態調査をきめ細かく進めていただきたいという点でひとつお願いしたいわけです。といいますのは、一日の朝、私のところに電話が何本か入りまし……
○下田京子君 教科書の問題について最初にお尋ねいたします。 いろいろと教科書についていろんな立場から議論がされておりますけれども、教科書の批判が根拠のないものであってはいけませんし、そして教科書が教育上非常に重要であるけれども、また教育研究やそういう学問の自由や何かを侵すものであってはいけない、これは言うまでもないと思うんですが、その点で具体的に幾つかお尋ねしたいんです。 第一番目のことでございますけれども、先日の予算委員会で私どもの沓脱議員の質問に大臣が、社会科の公民分野で憲法をどういうふうに教えるのか、こういうふうにお尋ねをした際に大臣は、 公民の分野におきまして、われわれは中学校の……
○下田京子君 ただいま議題となっております国立学校設置法の一部を改正する法律案の中で、第一番目に、「鳴門教育大学及び」というふうなところで、鳴門教育大学はすでに設置している上越、兵庫の二教育大学と同じように、教員の資質、能力の向上という社会的要請に対処するため、主として教員の研究等の機会を確保するんだと、これが一つの大きな目的になっていると思うんです。 そこで、私は第一にお尋ねしたい点は、この大学に学ぶ現職教員の研修のあり方といいますか、そういう点でお尋ねをしたいわけなんですが、研修のあり方をめぐって衆議院の文教委員会でいろいろ議論になった経緯は、文部省の方では御存じだと思うんですが、その一……
○下田京子君 私は、日本共産党を代表して、国立学校設置法の一部を改正する法律案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されておる案文のとおりでございます。 ただいまより、その趣旨について御説明申し上げます。 第一に、修正案の趣旨でございますが、改正案中、鳴門教育大学の設置に係る部分を削除することです。 第二番目に、修正案提出の理由ですが、今回提案されております鳴門教育大学は、昭和五十三年度に設置された兵庫教育大学、上越教育大学と同構想のもので、主として現職教員の研究、研さんの機会を確保する趣旨を持つ大学院と初等教育教員の養成を行う学部を有する大学とされています。 わが……
○下田京子君 私は、最初に建国記念の日の記念式典につきまして、総理にお尋ねしたいと思います。 一昨日、二月十一日、政府は、わが党の二回にわたる申し入れ、あるいはまた学者それから宗教団体、多くの皆さん方の反対を押し切りまして、建国記念の日奉祝運営委員会の主催する式典に、従来は総理府が後援をしていた、それにつけ加えまして文部省も後援を強行した。そこに中山総務長官と、それから藤尾労働大臣、それに中川科技庁長官と、三閣僚が出席されているわけです。ところが、この式典の中でどういうことが行われたかということなんですが、実は冒頭に黙祷がなされました。その黙祷についでなんですけれども、神武天皇陵に黙祷をささ……
○下田京子君 総理がお見えでありませんので、ずばり質問に移りたいと思いますが、最初に、農林漁業金融公庫の法定制金利弾力化問題が本法案の中に出ているわけです。このことにつきましては、特に衆議院で住宅金融公庫問題が中心に話しされたと記憶しております。衆議院での繰り返し答弁はできるだけ避けていただきましてお答えをお願いできればということを最初に申し上げておきまして、質問に移りたいと思います。 農水大臣にお伺いしたいのですけれども、今回の衆議院の中で、農林漁業金融公庫の金利は三年間上がらないという保証はあるのか、こういうふうに質問されましたことについて大臣が答えたものは、それは担当大臣である農林水産……
○下田京子君 私は農業災害について御質問申し上げます。 きのう大臣にも直接青森や岩手、宮城、山形の皆さんと一緒にお会いいたしましていろいろ御要請も申し上げました。また、けさほどは政府の方から災害の状況についての報告と対応もなされました。特に八月三日から六日までの北海道における豪雨及び台風十二号に対する問題、それから台風十五号による被害の問題、これはそれぞれ手を打たれたという報告もいただきました。 ただ問題は、東北、北海道の低温、日照不足等によるその被害は総体的にはどうかという点で、現在調査中だと、こういうお話でございますけれども、問題はここにあると思うんです。実は、私は八月十九、九月十六日……
○下田京子君 最初に水稲共済の問題でお尋ねしたいんですが、去る十月の二十九日私当委員会で質問いたしまして、水稲共済に当たっては、乾燥調製が進むにつれましてその被害が非常に深刻になっているということから。局長の方から追加評価や再評価あるいはきめ細かい指導等を進めていきますという御答弁をいただきました。ところが、その後現地からいろんな形での問い合わせが出てまいりまして、また十一月四日付で農業新聞にも出ておりますけれども、農業共済の特例が現地に届かないと、こういうふうに出ておりまして、農家に非常に焦りも見られる。一方でいろいろ苦労されて政府としても指導なされているというふうには承っているんですが、そ……
○下田京子君 きょうは農業生産の基本であります農地について、違法、不法な農地転用からいかに守っていくかということでお尋ねしたいわけなんですけれども、ことしの三月愛知県において、不動産登記法の弱点をついて農地不正転用、こういうことがあったことは御承知かと思います。 つまり、登記簿上は農地になっているものを雑種地や宅地に地目を変更して、その上で売買すると。もちろん農地転用の許可もとっておらない。そういう違法転用であったわけで、不動産登記法から言えば、法務省の方は現況主義ということでもって地目変更をやってきたと。こういうことが大量に発生しまして問題になって、八月二十八日のときに法務省の民事局長が「……
○下田京子君 日ソ、ソ日漁業暫定協定の質問に入る前に、当面する急を要する外交問題の一つであります核配備問題でお尋ねしたいと思います。 御承知のように、十八日ワシントンの共同電が伝えた中身によりますと、核兵器積載米艦船の日本寄港や同航空機の日本立ち寄りが行われる場合でも、それを日本政府に通告をしないのが米国の一貫した政策であるというふうな見解が述べられたわけであります。これは、日本は安保条約に基づく事前協議制度ということがいままで確認されてきたわけでありますけれども、改めてその日本への核持ち込みが事実上自由にできるというふうなことを述べた新たな見解であるということで、大変これは重要な意味を持つ……
○下田京子君 総理府総務長官にお尋ねいたしますが、障害者問題で第一番目に、御承知のように、昨年国際障害者年ということでもって、完全参加と平等を目指しまして、障害者問題いろんなところでいろいろ取り上げてまいられました。しかし、振り返ってみてこれから一体どうなるんだろうかというのが、障害者並びに関係者の皆さんの不安です。昨年がいろんな形で取り上げられてきただけに、今後のその反動が恐ろしいという声も聞かれますし、また長期計画をということであっても、それがまた年内にできなかった。いま中央心身協議会の中の特別委員会で、五つの部会に分かれて検討され、それを受けて三月末までには政府としても長期計画を立てると……
○下田京子君 豪雪地帯の対策のためにどういう計画をつくるかという点で、これはもう大臣もまた皆さん御承知だと思うんですが、全国の雪寒協なんかでも繰り返し要望されていると思いますが、特に計画づくりは下からという御要望が強いと思うわけです。私どもも、これは五六豪雪の教訓を考えた上でも、やはり地方公共団体がいろいろ苦労されている、そういったものをどういうふうに積み上げていって、また生かしていくのかということが大事ではないかと思うんです。 で、簡単に申し上げますと、これは全国雪寒協の御要望ですけれども、計画作成制度を強化してもらいたいということで、一つは、道府県特別豪雪地帯の防雪事業計画というもの、そ……
○下田京子君 最初にお尋ねしたい点は、秋田県新空港への航空自衛隊の救難隊の配備計画問題でございます。
配備の計画に当たって、一般的に救難隊を配置する際には、これは自衛隊法施行令第三十二条に基づいて防衛庁長官が決めるということになっていると思うんですけれども、秋田新空港への救難隊の配備もやはり同じような考えのもとでなされたのかどうか。
【次の発言】 確認ですけれども、秋田新空港に救難隊を配備するという点で防衛庁がその必要性を感じて地元に話したけれども、まだ了解が得られない、了解が得られた後にあってはいま申し上げたような手続に基づいて隊を編成するんだ、こういうことですね。その主要な装備なんですけ……
○下田京子君 端的にお答えいただきたいと思うんですが、 第一点目に、治水のかなめとも言われる河川問題でございます。 災害予算全体が四十年代に一般予算の中で八%だったのが最近五%に落ち込んでいて、大変これは予算上もおくれているということは大臣お認めになって、力のある限りおやりになると、前の市川委員の指摘についてお答えになっているわけなんですが、河川改修のおくれといったらまた大変なんですね。河川局長お見えだと思いますからお尋ねしますけれども、熊本県の菊池川と緑川の問題でございます。 戦後昭和二十一年から五十六年までにこの菊池川、緑川両河川について第一に水害回数が何回あったか、次に水害の被害総額……
○下田京子君 まず、今回の法改正によります鉱害対策の基本的な決意といいますか、その点を大臣にお聞きしたいわけなんですが、十年延長は今度が最後だよというお話でございますが、実は前回昭和四十七年の期限延長のときもそういうお話であったかと思うのです。現在六千六百億円を超える残存鉱害量という問題につきましては、予期せぬ新しい鉱害の発生ということももちろんあったと思うのですけれども、一つの大きなポイントになりますのは何といっても、他の委員からもいろいろ御指摘があったかと思うのですが、有資力鉱害の問題をどうするかということだと思うのです。 政府といたしましても過去に鉱害賠償資金の融資条件の改正などいろい……
○下田京子君 田澤大臣には初めての質問になると思うのですが、松くい虫防除の特別措置法に関して他の委員の質問に対する御答弁伺っておりますと、もう本当に大変な決意はうかがわれるわけです。私はその決意が具体的な事業内容あるいはまた予算的な措置、その他の対策にどう生かされるのかという点で以下質問をし、そして御答弁をいただきたいわけなんです。 第一番目の問題なんですが、五十二年にこの特別法が制定されて、他の委員も皆さん言われておりますが、五十五年、そしてまあ五十六年と顧みますと、むしろ減らない、ふえてきている。面積もあるいは被害材積もふえている。その理由は何かという問いに対しまして、大臣も長官も何とい……
○下田京子君 参考人の皆さん御苦労さまです。時間が限られていますので、まとめてお尋ねしたいと思います。 遠藤参考人なんですが、端的に申しまして、櫻内外相訪米の中で、さらにアメリカ側から牛肉、オレンジと輸入自由化問題等では不当に圧力が強まったと、こう思うわけです。この問題につきまして、先ほどから経営安定、強化という点でも、今後の農業の問題についても、これはもう中心的課題だと、こうおっしゃっております。 そこで、お尋ねしたいその第一は、日米貿易不均衡の根本的原因はどこにあるというふうに御認識されていますか。それから、その是正の方向をどのように検討されておりますでしょうか。 それから次に、高橋……
○下田京子君 時間がわずかなので端的にお答えいただきたいと思うんですが、まず被害木の処理といいますか、最も有効な処理の方法というのはどういうことでしょうか。
【次の発言】 用材にして具体的に利用するに当たっても、まず伐倒しなければならないわけですね。被害を受けた松をそのまま放置しておくということは、これはまさにマツクイムシの発生の温床になる、とすれば伐倒というのがより有効な処置であるというふうに理解されるわけですね。
【次の発言】 そこで、大臣に私重ねてしつこいようですけれども申し上げたいんですけれども、被害木を放置しておくということはまさにマツクイムシの温床である、これをなくすのには伐倒しな……
○下田京子君 一言おわび申し上げます。委員の皆さんには大変お待たせいたしました。 早速質問に入らせていただきますけれども、今回の法改正の中心点というのは二つあるかと思うんです。一つは、異性化糖に調整金を課して、砂糖との価格調整を図る。それからもう一つは、市価低迷のときに一定数量を超えて輸入または輸出する、そういう砂糖や異性化糖に市価参酌用の調整金を課すということだと思うんですが、中身を見ますと、農水大臣が定めるという範囲が余りに広くて、なかなか理解できない、国民がわかりにくい、そういうところが多いわけです。 明快に御答弁いただきたいんですけれども、第一にお聞きしたいのは、市価参酌用調整金、……
○下田京子君 最初に、他の委員からも質問がございましたが、安中公害問題でお尋ねいたします。 三月三十日に安中公害問題について判決が出ましたが、その判決の持つ意味、大臣改めて私から申し上げたいと思うのですけれども、積極的な二つの側面があると思うんです。一つはカドミウムなどの重金属土壌汚染による農業被害に対して損害賠償を求めた全国でも初めての判決だと、そういう点で農林水産大臣の関心は非常に私は高くあってしかるべきだと。それから二つ目に、公害裁判史上初めて東邦亜鉛という大手企業のいわゆる故意責任ですね、これを認めた、これも初めてである。こういう大変大きな積極的な意味があるわけです。 ただ問題は、……
○下田京子君 お二人の参考人、御苦労さまでございます。 最初にお尋ねいたしたい点は、加入促進の決め手は一体何かという問題で、先ほどどうして加入促進が進まないかという理由で幾つか挙げておられましたが、一つは掛金負担がもったいないという意識だとか、あるいは各地への水揚げ、そしてまた地方庁の姿勢など、そのほかいろいろ申されておりましたが、何といっても皆さん方がいろいろと漁済に参加する運動を繰り広げられている中にあって、しかもなおかつ加入が進まないという中で、その決め手になるのは何なんだろうかということでお聞きしたいわけなんです。 この点からいきますと、何といってもやはり漁業者にとって漁災制度そも……
○下田京子君 今回の漁災法の改正の理由として、二百海里体制の本格化あるいはまた魚価が大変変動が著しいと、また漁場環境の悪化、そのために共済事故の多発、一方で加入者が相変わらず低いというふうなことで今度法改正が出されているわけなんですけれども、改善の基本といいますか、それは第一に、この制度が漁業経営の安定に果たしてきた役割りというのは正しく評価しなければならないんではないかと思います。同時に、そういう脈から見まして、共済制度の赤字対策ということだけでなくって、今後さらに一層この目的であります漁業経営の安定をどういうふうに果たしていくかということを考えてみなければならないと思うんです。 そういう……
○下田京子君 漁業経営問題にとっていろいろ問題ございますけれども、当面一つ、北海道漁民にとって非常な関心事になっております例の三自衛隊の上陸訓練問題、これは四月の一日内閣委員会でもってことしの五月にも北海道の方に陸上部隊を輸送することを中心にしました統合演習を行いますということを防衛庁の方は発表したわけですね。そして当委員会でも問題になりましたが、北海道新聞がそれを三日付で詳しく話したと、これは推測部分もあるよという話がありましたが、その後いろんな委員会で問題になってまいりまして、いまのところとにかく五月下旬東北の太平洋側に輸送部隊を集めまして、そして北海道方面の太平洋側のしかるべきところに行……
○下田京子君 まず、確認したい第一点でございますけれども、今回の法改正で農用地開発公団が行う開発途上国の農業開発調査については、すべてJICAの委託を受けて行うということで、JICA以外の外国政府や国際機関等の直接委託を受けて行う事業というのは、工事の設計や、監理に限定されるということだと理解しておりますが、この点について、法十九条の二、一号の政令で明記されると思うわけですが、間違いございませんか。
【次の発言】 次にお尋ねしたい点は、調査事業を他国が実施しまして、そして設計、監理だけ農用地開発公団が受注するというふうなことは相当数予定しておりますか。
○下田京子君 皆さん御苦労さまです。時間ございませんので、恐縮ですが、一点について五人の方皆さんにお伺いしたいと思います。端的にお答えいただければと思います。 皆さん共通されてお述べになっている点は、いろいろ言い方は別にしましても、いまアメリカの要求が非常にむちゃくちゃであり、またけしからぬと、二つ目には、アメリカの要求でもって貿易摩擦の解消の根本的な解決にならぬと、それから三つ目には、国内の食糧の自給率向上が必要だと、こういうふうにお述べになっているかと思うんです。そこで、いままさに日本の政府がどのような立場で何をなすべきかということが問われているような気がいたします。その点を皆さん一言ず……
○下田京子君 最初にお尋ねしたいのは、先ほどもちょっと議論になっておりましたが、法第八条に基づきます職務育成品種の問題です。この五十三年の十二月二十八日に種苗法が施行されて、もう三年余たったわけですけれども、出願件数も年々ふえておりますが、登録件数の方は五十七年六月七日告示で見ますと、全体で二百八十六件ということになっているわけです。この二百八十六件の中で、登録者区分別の登録件数、その状況の中で、特に国立試験場が登録している件数について、数字のみお答えください。
【次の発言】 全体で二百八十六件ですから、国立試験場が十七件と言いますと、わずか構成費六%、こういうことですね。これで国の試験研究機……
○下田京子君 私は、農業協同組合法の一部を改正する法律案で質問いたします。 今回の法改正の一つの柱になっておりますのが、全銀内為制度加盟を前提として、内国為替の取引について員外利用制限撤廃をするということが入っていると思うのです。 そこで、まずお尋ねしたい点なんですけれども、この全銀内為制度加盟の条件が一体どういうものなのかということなんです。農水省からいただきました資料、これは読ませていただきました。ここにはこのように書いてあります。一つには「員外利用制限の撤廃についての法的措置をとること。(加盟しようとしている信用組合、労働金庫については、すでに法的措置がとられている。)」、二つ目には……
○下田京子君 他の委員からただいま質問ございましたが、今回の法律改正に基づきますと、やっぱり基準糸価を下回っていても売り渡すことが可能になると、これは繰り返し答弁されておりますが、問題はその運用がどうなるかということで大変やっぱり違った側面が出てくるんではないかと思うんです。 そこで、端的にお尋ねしたいんですが、実需者売り渡しについて、輸入糸の問題ですけれども、大臣が定める数量というものはどうお決めになるのか、これが一つですね。それからまた、その決めた枠ですが、さっきもお話ありましたが、年内枠とそれからまた月ごとの売り渡しというふうに、こう言われておるようですけれども、そうするとそれはどのよ……
○下田京子君 最初にお尋ねしたい点は、老人医療費の有料化問題です。大変高齢化社会になって、今後老人問題、特にお年寄りの医療問題ということが大きな社会問題になってきております。そういう中におきまして、実はことしに入って厚生省が、全国の十二市町村で特に地域保健活動を積極的に行っているということで、御調査されていることをお聞きしているわけなんですけれども、その十二市町村の保健活動の特徴と、それからそれが老人医療費にどのようにあらわれているのか、簡潔にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまのお話の中に出てまいりましたが、岩手県沢内村の場合なんですけれども、国保の老人一人当たりの医療費は……
○下田京子君 最初に日ソ、ソ日の協定の問題でお尋ねしたいんですが、ことしも、今回も漁獲量は前年並みに抑えたと。いろいろ苦労もされたと思うんですけれども、新たに昨年の場合には日本水域の一部を開放するということで、ことしは十項目にわたって新たな水域拡大の条件が出されてきた。一つは三陸沖の一部水域それから小笠原の一部水域ということを認めたわけですね。こういう形で年々譲歩していくということが、果たして本当に日本の沿岸漁民の、沖合い漁民の利益を守っていく上でどうなのかという点が非常に心配なわけなんですけれども、今後こういったことを続けていくべきではないと思うんで、その点の御意見といいますか、お聞きしたい……
○下田京子君 北炭夕張の新会社の再建問題でお尋ねしたいのです。 昨年十月閉山されて、北炭夕張の現地で、働きたくても働く場所を失った労働者がいまも千五百人。その御家族の皆さんも、春になれば何とか新会社をということで希望をつないで、全国の皆さん方から物心両面の激励をいただいてがんばってきたことは御承知だと思うんです。そうしてまた、地域住民の皆さん方からも強い御要望をいただいて、だからこそ大臣も先ほど、地域社会構造の崩壊につながらないようにしたい、そうして労働者が山で働けるようにしていかなければならないと。それだけに、いままでの経過から見て、通産省が相当の決意をもって臨みたいということで、積極的な……
○下田京子君 今回の大規模林野火災につきまして、私も二十八、二十九と現地に飛びました。いろいろあるんですけれども、第一番目に岩手県の西根町と、それから滝沢村で起きました出火問題についてお尋ねしたいと思うんです。時間がございませんから端的にお答えいただきたいと思うんですが、防衛庁お見えですね。 第一番目に確認したいことは、四月二十六日行った野焼きというのは、これは演習場整備計画に基づいて行われたものかどうか、これが一点。それから二点目が、その際に、これは昭和四十四年六月二日に「林野火災対策について」ということで消防審議会が答申されておりますが、森林法第二十一条に基づいて火入れ等の際には許可をと……
○下田京子君 ただいま議題になっております水田利用再編奨励補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案につきましては、まず御要望だけ申し上げておきたいと思うんです。これは稲作転換に伴う減税措置でございます。これは当然必要だ、引き続き継続をということをまず冒頭にお願いしておきます。 続いて、他の委員からもいろいろ御指摘になっておりますけれども、第三期以降の転作の奨励金のあり方の問題です。財政審や臨調等が奨励金依存からの早期脱却ということで、つまりこの奨励金、補助金のカットの方向を打ち出してきております。先ほどの農水省の答弁ですと、そう簡単にはいかないけれども、具体的には第三期に入っ……
○下田京子君 略称マル寒、マル南資金の措置法案ということで、まずお尋ねしたい点は、すでにもう議論がされておりますけれども、今日における畑作、畜産等をめぐる情勢、大変厳しゅうございます。そういう中にあって積極的な投資の意欲ということも減退しております。ですから、本来的に言えば、生産費を償う適正な価格を保証していくとか、あるいは農産物の輸入を規制して国内の増産を努めていく、こういうことが大事だと思うんです。同時に、本資金をお借りになった農家が本当に経営改善に役に立つようにしていく、こういう点からいきますと、やはり今回単純延長で あったという点で、他の委員からも御指摘がございましたけれども、せめて貸……
○下田京子君 まず、五十八年度の農林水産予算についてこれは大臣にお尋ねいたしますが、大臣ね、今度の五十八年度の農林水産予算は三兆六千六十七億円と対前年比でマイナス二・五%、九百四十三億円の削減でございますね。削減額では省庁別に見ますとトップなんです。この予算について大臣は新聞報道等によりますと百点満点の予算だと、こう大変自画自賛されている。一体省庁別削減トップのこの予算で何が百点満点なのかお聞かせください。
【次の発言】 これはもう大変問題だと思うんですね。所信を見ましてもこの厳しい情勢の中にあってというまくら言葉が必ず入っているんですよ。で、一応重点的にやってきたんだからというふうなことで苦……
○下田京子君 今回積み荷保険の本格実施ということになりまして漁船保険の制度も一応体系的なものになってきたと思うんですが、幾つかの改善点について、現行でなされている問題について私はお聞きしたいと思います。 最初にやっぱり保険料の引き下げ、これはいろいろ考えられてしかるべきじゃないか。 具体的な点でお尋ねいたしますと、長官のところにもお手元に資料があると思うんで、これ時間もございませんから見ていただきたいんですけれども、国の再保険が最高――まあ九五もありますけれども特別に、九〇%やられている北海道の南後志と青森をちょっと見ていただきたいんです。これを見ますと、北海道の南後志の場合には青森県に比……
○下田京子君 最初に日米農産物交渉問題でお尋ねします。 局長はきのう帰ってきて早々本当に大変ですけれども、現地記者会見なされた際に、今回はアメリカの農務省リン副長官並びにUSTRスミス次席代表と会談されたと。今回は具体的に段取りについての意見交換を行ったんで交渉は行ってないということで、記者会見のその様子によりますと、双方で確認されていると思う向きは、第一番目にとにかく早く事態を動かさなければならないと言いつつIQ撤廃という米側の考え方は変わってない、他方、米側も日本側がIQ撤廃にこたえることはできないという事情はわかってきているように思うと、しかし、なおかつ昨年のホノルルの二の舞は困ると、……
○下田京子君 今回の森林法改正の大きなポイント、それはやはり間伐などの森林の整備を進めていく上でもって市町村なんかが積極的に参画できる、また求めていくというところにありまして、市町村の役割りを非常に法律的にも明確に位置づけてきたところにあると思うんです。そういうことになりますと、やはり専門的な知識を持った林業普及指導職員がより地域的に密着して指導をしていく、あるいは助言をしていくということが重要になってくると思うんです。 そこで、林野庁が五十五年十月に実施しました広報室の林業の普及指導の問題についての五十市町村長からアンケートをとった際の、四十四市町村長に聞くということでまとめられた中からお……
○下田京子君 まず、当面する農政の課題で、農産物の日米協議の問題でお尋ねいたします。 きょう二十六日からワシントンで日米農産物交渉が始まりました。大臣は相手の出方を見て対応したいと、こういうお話なんでございますけれども、去る十四日、本委員会で私がこの問題で尋ねましたときに、大臣の基本姿勢、これは自由化も枠拡大も当面はしないんだと、こういうことを言いながらも、実のある話をするためには農業団体等の意見を聞いて輸入枠拡大等の譲歩案の検討ということも入らざるを得ない、こういうことをお述べになったと思うんですが、その後、農業団体や自民党とどのような意見調整を行いましたでしょうか。枠拡大オーケーというふ……
○下田京子君 今回の法改正の一つの柱といたしまして、登録制度の簡素合理化ということで、すでに登録されている普通肥料だけを原料に配合した肥料については登録を届け出にすると、こういうことです。 で、この法律の根幹といいますか、それは一つにやはり登録制度というのがあると思うんですね。それだけに、必要に応じての行政の業務を合理化していくということは大事だと思うんですけれども、法律の目的であります肥料の品質保全と公正な取引を確保する、この点は後退してはならないと、こう思うんです。 そこで、はっきりさせておきたい点なんですけれども、現在のこの法律の根幹とも思われる登録制の意義と位置づけなんです。いまま……
○下田京子君 大変いろいろありがとうございます。 阿部参考人にお尋ねしたいんですが、凍結受精卵、これも今回政府機関等の証明があるものは輸入できるようになるわけですが、国際商品化してくるということでいろいろお話がございまして、今後日本にあっては実力勝負ということにいかなければならないんで改良体制の見直しなんかも必要だと、こういうお話がありましたが、時間が来たようで途中で何か簡略化された感じもいたしましたので、その点で何かまだお述べいただける点がございましたら聞かせてほしい。特に、国際的になりますので、流通問題で今後日本が考えていかなければならない点をお聞きしたいと思います。 それから多賀参考……
○下田京子君 今回の沿岸漁場整備開発法の改正の提案理由の中にも、「近年、国際的に二百海里体制が定着してきたことに伴い、我が国沿岸漁場の生産力を一層増進することが必要」だ、こういうふうに述べております。また、五十七年度の漁業白書におきましても、漁場保全や悪化した漁場の環境の回復ということがいま非常に重要であるということを指摘しております。 申すまでもないことでございますけれども、改めて漁場の環境保全ということについての基本的な考え方を伺いたいと思うんです。 私は、何よりも第一に、水質汚濁などによる突発的漁業被害や水銀、PCB等の有害物質による漁業被害をなくすことだと思います。それからもう一点……
○下田京子君 中曽根総理の公選法違反容疑の選挙資金受領問題でまずお聞きします。
去る二月十九日、衆議院予算委員会で共産党の東中議員が、法で禁止されている公共事業受注企業からの選挙資金を五十五年選挙の際に中曽根総理が受け取っていることを指摘しました。総理は陳謝しまして、早速の調査と必要な措置を約束されておりまして、また警察庁の方も調査すると答弁されているわけですが、その後どのようになっていますんでしょう。
【次の発言】 もう一カ月以上たっておるのですね。一国の総理の公選法違反容疑にかかわる問題ですよ。これはやっぱり速やかに、厳正に調査を
進めることが必要ではないかと思うのですけれども、自治大臣……
○下田京子君 私はまず、日本中央競馬会の財政状況といいますか、それらについてお尋ねしたいと思うんですけれども、最初に、昭和四十四年から五十四年の過去十年間に、一つは売上高がどのぐらいになっているか。それから二つ目には、利益積立金がどの程度になっていて、三つ目に、利益積立金の累計残高がどうなっているかということで、当時の金額と五十四年との比較でお知らせください。
【次の発言】 私、日本中央競馬会の「中央競馬のあらまし」という資料を見せていただきまして、ちょっと調べてみたんです。そうしましたら、売上高では十年前と現在と比較しますと約三・九倍、それで利益積立金の方が約三倍、そしてまた、利益積立金の累……
○下田京子君 第一番目に、いわゆるローカル線廃止問題でお尋ねしたいと思います。 すでに三月初めに、いわゆる国鉄再建法に基づいて、特定地方交通線の廃止問題の基準が示されたわけですけれども、大臣、私がいまさら言うまでもなく、地方の時代という中で、こういうローカル線の切り捨て、どうなんだということで心配と怒りが届いていることは御承知のとおりだと思うんです。 そこで、具体的にお尋ねしたい点なんですけれども、宮城県と福島を結んでいる丸森線の話です。この丸森線は、現在は営業キロ数が十七・四キロで、輸送密度が千八十三人と、こういうことになっておりますから、当然もう廃止の基準になっているからだめだよ、こん……
○下田京子君 住宅問題でお尋ねいたします。 建設省自身がお調べになりました住宅の需給実態調査によりましても、五十二年度で全国で一千二百五十六万世帯、総世帯数の三八・九%が困窮世帯だというふうなことになっております。そういう中で、特に東京、大阪など大都市圏が非常に住宅問題で困っているということは、もう私が言うまでもなく御承知だと思うのですけれども、そういう中で全国公団自治会協議会が昨年の三月に調べた資料によりますと、自分で家は持ちたいと。しかし一方、公団住宅自身が、一つは広いあるいは安い、そしてまた条件さえ整えば居住者のうちの八八・四%の人がそこに住んでもいい、こういう答えを出されているわけな……
○下田京子君 皆さん御苦労さまでございます。 まず、山口参考人にお尋ねしたいんですが、日米貿易摩擦の真の原因は一体何かということなんです。これは参考人もお述べになっておりますけれども、アメリカ側では、日米貿易摩擦の原因はもっぱら日本市場の閉鎖性にある、こういうふうに申されまして、その閉鎖的な市場のシンボルとして農産物を挙げているわけですね。牛肉、オレンジなどの輸入自由化に非常に大きな攻撃がかけられてきている。そういう中にありまして、山口参考人、いまお話の中にもございましたが、農産物市場は決して閉鎖的ではないんだと、むしろアメリカの最大の顧客であり、感謝されてもというお話があったと思うんです。……
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