このページでは下田京子参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。
○下田京子君 私は、日本共産党を代表し、政府財政方針並びに昭和六十一年度補正予算案について質問いたします。 総理、まず最初にお聞きしたいことは、政治の責任とは何かということです。すべての人々がより人間らしい人生をと願っています。私は、この国民の願いにこたえ、核戦争の心配のない世の中をつくること、国民の命と暮らしを守ること、これこそが政治の責任ではないかと思います。 ところが、どうでしょう。これとは全く相反する許しがたい衝撃的事実が明らかになりました。アメリカ政府が、病人やお年寄りなど六百九十五人の市民に対し、放射能人体実験を長年にわたって行っていたという驚くべき事実です。何と恐ろしいことで……
○下田京子君 私は、日本共産党を代表して、冷害問題並びに農業政策の基本について質問します。 質問に先立ち、被災農家の皆さんに心からお見舞い申し上げます。 総理、まず申し上げたいことは、農業政策の基本は、国民食糧の安定供給と農民の経営と暮らしを守り、その向上に努めることだと思います。ところがどうでしょうか。世界に例を見ない食糧自給率の低下、国民の胃袋を全面的に外国に依存する輸入自由化政策で、国内農業の存在そのものが危なくなっております。それに追い打ちをかけているのがことしの宮城、福島など東北地方を中心とする冷害です。 私は、福島県下各地の実態調査に入り、その余りのひどさに驚いています。政府……
○下田京子君 私は、日本共産党を代表し、日本社会党浜本万三君提出の嶋崎均議院運営委員長解任決議案に賛成の討論を行います。 まず最初に申し上げたいことは、今国会の最大の任務は何か。それはリクルート疑惑の徹底解明であり、このことこそ国会が国民の信頼にこたえる道であります。また、やってはならないことは、国民の圧倒的多数が反対している公約違反、弱い者いじめの天下の悪税、消費税の審議強行、採決強行であります。 そこで、議院運営委員長嶋崎均君解任決議案に賛成する第一の理由は、議院運営委員会で消費税等六法案を、我が党と社会党の強い抗議にもかかわらず、一方的に本会議に上程することを強行決定したことでありま……
○下田京子君 大臣、昨日諮問された米価、マイナス三・八%、実額で一俵七百七円の引き下げ、これは本当に農家の皆さん、関係者のもう願いを踏みにじるものだ、到底受け入れがたい、私はまず撤回してほしい、これを最初に申し上げます。 なぜかといいますと、いろいろ問題がありますが、最大の問題はお米づくりの労働費の評価の問題。説明にもございましたけれども、五十六年度大変この評価を変えました。その結果、五十六年度は五十五年に比べまして一挙にこの労働費だけでも二〇%近くも引き下げられました。そして、どうなったかといいますと、今回の諮問にありましてもこれが一時間当たり千百二円ということですが、かつての五十五年方式……
○下田京子君 まず初めに私は、今農家の負債が大変な社会問題になっているという点での御認識を伺いたいんです。政府は口を開けば中核農家の育成ということをずっと長年繰り返してまいりましたけれども、私の福島県の場合に、その中核農家の皆さん方が現実に負債整理資金を借りてどういう実態になっているか、これは御存じだと思うんで資料をごらんいただきたいと思うんですけれども、福島県独自で中核農家の経営改善資金というものを貸し付けておりまして、その後どうなったのかという点検調査を行いました。その結果がお手持ちの資料にあると思うんですけれども、五十五年から五十九年の過去五年間に認定件数が三百六十四件、認定額が四十三億……
○下田京子君 災害のたびにいつも思うんですけれども、人命と財産を守るのがやっぱり行政の最大の責任じゃないか。今回もまたとうとい人命が失われ、多くの財産が失われた。大変心を痛めております。大臣もその思いは同じだと思うんです。一日も早い復旧をということで、最初にお話もございましたけれども、本日閣議でもって農林水産関係については激甚災害法あるいは天災融資法が適用される、福島、宮城、茨城、栃木とお話あって、一応関係者ほっとなさっておりますけれども、建設、公共土木事業等については今後局地激甚指定成るかどうかと、問題も大変多いわけです。 まず、長官にお願いしたい点なんですけれども、これは宮城県の場合なん……
○下田京子君 大臣、私きょうは、特にアメリカの精米業者協会が日本のお米けしからぬよという格好で提訴された、そのことについて質問をしていきます。 御承知のように、全米精米業者協会、RMA、これが去る九月十日、米通商代表部、USTRに提訴した。その内容は、日本の米の輸入制限の撤廃を求めるものであって、七四年の通商法三百一条を発動しなさいと。中身は、第一にお米の輸入制限の関税撤廃かあるいは顕著な自由化、二つ目にはアメリカ産米の日本での大量消費を奨励する措置をとれ、三つ目に、もしくは食糧庁によるアメリカ産米の買い上げを行いなさいと、こういうことであったと思うんですね。 このことにつきまして、既に十……
○下田京子君 参考人の皆さん御苦労さまです。三人の方に一緒に御質問申し上げます。 岸参考人でございますけれども、経済大国日 本、ガット加盟国の日本、この日本が国際社会で生きていくためにどう農業を考えていくか、大いに議論すべきだとお話がございました。 私、この際に忘れてならない点を三点ほど申し上げたいんですが、一つは、今これほどにお米の自由化も含めて非常に内外圧が強まっていますが、その一つには異常円高がある。この問題です。 二つ目には、経済大国日本であったなら、例えば国際米相場の中心になっているタイの生産者価格をどう見るかという問題です。一九八一年はもみトン当たり三百四ドルでございましたが……
○下田京子君 最初に、今もお話しになりましたけれども、六本木の林野庁の職員宿舎の跡地売り払い問題で質問いたします。 経過等は私承知しておりますので、端的にお答えいただきたいと思うんですけれども、当初港区は、良好な居住環境の整備と安定した定住人口というようなことで、住宅・都市整備公団に売却されるようにいろいろやってきたと、いろいろあるようですけれども、とにかく価格で折り合いがつかなかったというような経過のもとでいよいよ十二月一日一般競争入札するんだと、こうなっているわけですね。 私は、冒頭この一般競争入札撤回しなさいということを申し上げたいんですが、第一に確認したい点は、なぜ売却が必要になっ……
○下田京子君 大臣、今回の訪米ですね、当然お米の自由化問題が中心になってくるかと思います。それで、大臣は繰り返しお米の自由化はしない、こうはっきりお述べになっておられるわけですが、ただ問題、アメリカ側がどうかという問題ですね。 既にRMAの三百一条提訴却下ということと相まって、一つは日本の米市場開放問題をガットの新ラウンドのテーマにしたい、これがもう一つ明確になっている。それからもう一つは、来年の夏までに日本側がこの問題で前向きな答えを出しなさい、こういうふうに言っているわけですね。もし、こういったことを具体的に日本側がやらなければ再び米通商法三百一条提訴ということもあるよと、こう述べてもいる……
○下田京子君 私は、除草剤ダイカンバに汚染されましたアメリカ製の紙巻きたばこのウィンストン・ライトの輸入について御質問します。 まず申し上げたいことですけれども、どうしてアメリカ国内で販売が禁止されている除草剤ダイカンバに汚染された製品たばこが、国際たばこメ ジャーと言われますレイノルズ社によって日本に輸入されたか、あるいは日本の代理店であります三菱商事がそれを日本市場にどうしてのせていったか、この実態については政府が責任を持って調査をし、全容を国民に明らかにすべきじゃないか。 次に申し上げたいのは、一昨年御承知のように専売公社が制度が廃止になりました。あわせて製品たばこの輸入が自由化にな……
○下田京子君 まず最初に明らかにしたいのは、五十七年の法改正のときに特別防除に加えて特別伐倒駆除、樹種転換、こういうものを入れて総合的な松くい虫被害対策をやろうじゃないかというふうになったわけですね。しかし、依然として百 万立米を超える被害があった、東北地方ではむしろふえているような状況もある、この反省に立って今回の法改正になったわけですが、はっきり申し上げますと、つまり特別防除中心の対策ではなくて、松林の機能や被害の状況に応じたより総合的な対策が必要だということをこの五年間教えてくれて、それを取り入れて今回の法改正になったというふうに理解してよろしいですね。
○下田京子君 大臣、政府と自民党によって米審が一日空転しました。これはやっぱり米審軽視という点で問題であります。指摘をしておきます。その結果がどうであったか。昨年に比べて五・九五%、金額にして千百十一円マイナス。果たしてこれが農民に納得できる米価だと言えるんでしょうか。私は、決してそうではないし、これは断じて容認できません。 そもそも生産者米価というのは何かといえば、米販売農家約二百六十万戸、家族含めて一千万人、その家族の生活がかかっているんです。どの程度の影響になるかといえば、政府米、昨年買い入れ価格トン当たり三十一万円、自主流通米は推定でトン当たり三十五万円として、平均でトン当たり三十三……
○下田京子君 今回の補助金の引き下げ、これは午前中もいろいろ他の委員から御指摘ございましたけれども、現実に今回でこの種のものは三回目になるわけです。これはもう今後一年限りであるとかあるいは三年限りであるとかいう形で約束をしてきたことですから、あえてもう繰り返しませんけれども、国会と国民に対する裏切り行為だ、そしてこれは全くの公約違反だ、あれこれ言っても否定できないものである、これはまず指摘しておきたいんです。 私は大臣にお聞きしたいのは、いろいろ地方財政への影響は与えないようにいたします、建設地方債の増発等やります云々と、こう言われておりますけれども、地方自治体へのその影響は全くなしというふ……
○下田京子君 時間が限られていますので、端的にひとつ答弁をお願い申し上げます。 第一番目に、凍霜害による農産物の被害救済対策、いろいろあると思うんですけれども天災融資法の発動等含めて、その救済方を検討いただきたいんです。四月の十三−十五の凍霜害で和歌山の三十四億八千万、カキ、梅を中心にして栃木、群馬、埼玉、長野、静岡、奈良、七県に及ぶ被害、それから五月四−六、青森県の五十六億四千万、リンゴを筆頭に静岡、岩手、秋田、長野、福島県ということで、合計額二百六億七千万円というような数字いただいております。そういう状況の中で、今すぐということには恐らくいかぬでしょうが、私申し上げたような方向で検討をぜ……
○下田京子君 このたびの新法人の設立ですが、農業信用保険協会、林業信用基金及び中央漁業信用基金、この三法人、これは対象分野は違っていても共通の資金の円滑な融通を図るという目的があるんだというわけで、行政改革の一環として今回整理統合ということになったんだということで、役員等が人数も少なくなり、金額にすれば三千万円ほどの財政的なメリットも出るんだよと、こういうわけなんですけれども、本当に漁業者、農業者、林業者それぞれの団体にとってメリットがあるものなのかどうかという点で、基本的な性格についてお尋ねします。 まず、三法人の性格の違いですが、現在、農業信用保険協会、これは社団的法人であると思います。……
○下田京子君 今回の国有林野事業改善特別措置法の一部改正法律案のポイントは、借りかえの利子補給あるいは保安林の保全管理に対して一般会計から繰り入れるという内容でありますが、これは額的には全くわずかであって、焼け石に水と。しかし、私たちは五十三年当時から一般会計からの繰り入れを大幅にふやしていく中で山の持つ公益性、これをしっかり国の責任でやらなければならない、こういうことを申し上げてまいりました。この提案に当たりまして大臣は、急激な円高の影響や材価の下落、低迷、これがまた今後一層進んでいくだろうとか、あるいはまた人工林の約九割が育成途上であって資源的制約があるとか、また借金の利子及び償還金が増大……
○下田京子君 今回の集落地域整備法というのは、言うまでもありませんけれども、都市近郊等の集落で、農家、非農家の混住化が進んでいる中で、宅地化が虫食い的に広がっている。そういう中で営農条件や居住環境の悪化をどう防いでいくかという点で、都市的土地利用と農業的土地利用、これを調整して進めていこうということだというふうに理解していますが、問題は、なぜスプロール化が進んできたのかということだと思うんです。 今もお話ございましたけれども、根本的には都市集中型の開発、つまり、大企業の利益優先の経済開発政策が国土のつり合いのとれた発展をゆがめてきたというところにあると思うんですけれども、同時に、法律で言えば……
○下田京子君 近藤企画庁長官にお聞きします。
きのうの日経の朝刊それから朝日の夕刊に、経企庁長官の現職大臣が肩書入りで、写真入りで杉山商事株式会社の広告に登場されているわけです。「内需拡大―住宅投資の方法論」、こういうことでお出になっているわけなんですけれども、これはどういうことなんでしょうか。
【次の発言】 よくわからないんですよね。深く反省をしている、それから私的企業に肩入れしたような格好になって結果としては申しわけなかったという意味ですが、対談形式とおっしゃいますのは日経の方です。朝日の方は対談じゃないんですよね。しかも私は問題だと思いますのは、この杉山商事株式会社あるいは杉山不動産、……
○下田京子君 まず大臣にお尋ねしたいんですが、今回の梅雨前線豪雨あるいは台風五号災害、そして東北地方の大雨災害、これはいずれも河川改修のおくれが大きな一つの原因になっているという御認識をお持ちだと思うんです。現在で大河川の改修率が六〇%、中小河川がわずか二〇%。問題は、第一次治水計画で三十五年−三十九年当時は、計画額について実績額の方は上回っていたと。ところが中曽根内閣になって、第六次の五十七年から六十一年の間に計画額が八兆二千五百億円に対して実績額は五兆一千五百五十八億円と、実にその達成率が六二・五%というふうに落ち込んでいるんですね。今第七次の計画がスタートしましたけれども、これが前の年次……
○下田京子君 この捕鯨の問題なんですが、最初に明らかにしていただきたい点は、アメリカの理不尽さです。現在、ホッキョククジラは一応これは商業捕鯨で資源保護という立場から禁止。ところが、米国エスキモーは前年比九頭増の三十五頭とるというような状況になっていると思います。これ間違いないですね。
【次の発言】 自国でそういう形でもって捕鯨を続けておきながら、IWCが一九九〇年までに、実際には調査をして包括的な結論を得ようということでみずから決定している、そういうことについても、その調査捕鯨をも禁止という格好で数を頼みに中止勧告を出してきた。このこと自体も、非常にこれはもう皆さん言われておりますけれども、……
○下田京子君 法案の質問に入る前に、豪州産牛肉の残留農薬問題で質問します。 二十五日に、大臣、共産党国会議員団として、この問題を重視して検査基準をつくって回収せよ、こういうことで申し入れしました。そのとき大臣は、基準をつくって国民に迷惑をかけないようにしたいけれども回収は難しいなと、こうおっしゃったようなんですが、ただ、きのう発表された内容を見ますと、回収のために努力するようなことがいろいろと書かれてある。これはこれで評価したいんですけれども、ただ御報告いただいたことで果たして問題がないのかという点で大変いろいろ私は問題を感じております。 この点をまず指摘して、最初に農蚕園芸局長に聞きたい……
○下田京子君 参考人の皆さん御苦労さまです。 まず、松本参考人にお聞きしますが、今回の法改正、そのやっぱり背景というのは前川リポート及び行革審答申、そしてそれを具体化した農政審報告にあると思うんです。つまり、その中身は何かといいますと、内外価格差の縮小ということで構造政策を助長をし生産性の向上に資するんだ、あるいは需給実勢を反映した需給均衡の確保に資するんだという形での今回の法改正ではないか、こう思うんです。それで、この点がどう受けとめられているかということなんですが、参考人御指摘の中で価格を大幅に引き下げれば生産体質は強化されるというふうな議論もあるけれども、私どもは逆だというふうに言われ……
○下田京子君 食管法の一部改正というこの法律は麦作振興を目的としてということで、言ってみれば今までパリティで価格を決めていた。しかも、そのパリティ価格を下回らずというようなものを改めて、生産条件であるとか需給動向であるとかあるいは経済事情、三つの参酌事項の上に二つの配慮事項というようなものを入れて価格を決定するんだという法改正の内容なんですが、そもそもパリティというのは何なのかということを確認したいんです。 これは昭和二十二年に麦、バレイショ、そしてお米、これらがGHQの指示でもってパリティ方式という形で採用されたと思うんです。その理由は何かというと、戦後の激しいインフレーションのもとで生産……
○下田京子君 グリコ・森永事件、これは憎むべき事件です。ただ、今諫山委員が質問で明らかにしましたけれども、犯人が捕まらないのは法律の責任じゃない。これは法務省もお認めですし、刑罰を重くするよりも犯人を捕まえるのが第一じゃないか。これは指摘しておきます。 それで、問題の多いこの法案、なぜに急いで今国会で成立させようとしているのか。これは二年前、六十年ですけれども、提案者の一人であります三塚議員がこう述べているんですね。政府でやると一条の刑法改正でも三年くらいかかるからそんなに待っておれないというふうなことで出されてきているわけでありますけれども、つまり今回のこの毒物の混入等の防止等に関する特別……
○下田京子君 動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) 私は、ただいま議題となっております流通食品への毒物の混入等の防止等に関する特別措置法案について、閉会中も継続して審査すべき旨の動議を提出いたします。 その理由の主なものは次のとおりです。 第五条で捜査機関への必要な協力を法的に義務を課しています。しかし、これは憲法で保障された人身の自由、令状主義の原則を踏みにじり、黙秘権と相反する内容を持っております。法務省の答弁を見ても、このようなことを明記した法律は存在しないということです。さらに現行刑法や改正刑法草案に比べても、驚くべき重罰主義をとっている理由についての説明も不十分でござ……
○下田京子君 午前中からのお話を伺っておりますと、農産物十二品目の輸入制限、この撤廃、八品目やむなしを前提にして論を進められていることに大変私は怒りを覚えます。と同時に、これは非常に問題であるということをまず指摘して、以下伺いますが、端的にお答えください。 今回、ガットのパネル裁定案、雑豆、落花生を除く十品目、これはガット十一条の一般的廃止の原則から見まして輸入制限、数量制限をするのは問題だという指摘を受けたわけですね。早々とそのうち八品目についてはもう受け入れ、白旗を上げている。その説明で経済局長はこう言っておりますね。ガットのパネルの法理論から見てこれはもう勝ち目がない、法的判断を覆すの……
○下田京子君 越智建設大臣に伺いますが、今大阪で参議院の補欠選挙が行われております。去る十一日、自民党の候補の応援に行かれましたね。その際、市内のロイヤルホテルで大手土木建設会社の幹部の皆さんを前にいたしまして、大臣は、予算をうんと持ってきますから後は皆さんが仲よく分けてくださいというふうなことを述べまして、その見返りに業界全体で票を組織するように要請されています。それに対しまして、露骨な利益誘導はけしからぬ、公選法違反ではないかというふうな声が上がっています。大臣、どうなんですか。
【次の発言】 うんと多いですよと言っているんじゃないんですよ、大臣。うんと持ってきますと言っているんです。しか……
○下田京子君 リクルート疑域問題に関連して私は、第三セクターであります安比総合開発株式会社、これはリクルート四八%出資会社ですけれども、それと国有林の活用のあり方について質問いたします。 まず、最初にお聞きしたい点なんですが、加藤前農林水産大臣のヘリコプター視察の問題です。我が党の上田議員がことしの八月二十四日、予算委員会でこの問題を取り上げました。昨年、六十二年二月二十八日に加藤前農林水産大臣が安比スキー場を視察した、そのことにつきまして松田林野庁長官は次のように述べております。当時第百八回国会において、いわゆるリゾート法案の上程が予定されていましたので、既に国有林野を活用してリゾートを推……
○下田京子君 参考人の皆さん御苦労さまです。共産党の下田でございます。 四参考人の方々からお話を伺っておりまして、本当に私はこれで、この法律で日本の酪農、畜産等が発展し農業に希望が持てるんだろうか。改めて心配しております。 まず、佐々木参考人に二点お聞きしたいと思うんですけれども、先ほど今回の自由化について農家の皆さんはどういうふうに受けとめておられるかというのに対して、まさか自由化はしないと信じ切っていた。にもかかわらず、いかがだと大憤慨をされているというお話がありました。私は全くその気持ちをそっくり受けて、とすればアメリカ、ECも含めて自分の国の酪農、畜産等はしっかり保護しているわけで……
○下田京子君 私は、法案の質問に先だちまして、冒頭大臣ね、申し上げたいのは、大臣ちょっとこちらをごらんくださいませ。 昭和五十八年です。当時の中曽根内閣総理大臣あてに私は牛肉の自由化をするなという質問を文書で提出しております。その答弁によりますと、国内にあって牛肉は唯一拡大できるやつだし、いろんな事情があるから自由化しませんと、こう述べられまして、さらに「牛肉の輸入に関しては、国内生産で不足する部分について需給の動向に十分配慮した計画的な輸入を行っていく」というふうに答弁されている。こういう形でずっと竹下内閣のもとでも言われてきた。それを国民の願いに背を向けて自由化した。この自由化したことを……
○下田京子君 まず、数字の確認をいただきたいと思いますけれども、よく国民に納得を得る米価という言葉を言われます。これはどういうことでしょうか。私は食管制度の原則を守ることだと思うんです。生産者米価に当たっては、再生産を確保する、農家の暮らしを守る、消費者に対しては家計の安定を旨とする、これが国民の納得を得る米価の原則だと思います。それを崩してきている今の政府・自民党農政に問題があると私はまず指摘しておきたい。 そこで、具体的に申し上げたいのは、五・一%の引き下げ、それを激変緩和で二・五五%引き下げで、またあした政治折衝で据え置きと、こういうお話でございますが、さて昨年の米価なるものがどんなも……
○下田京子君 まず最初に、農業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案につきまして、衆議院委員長に御質問申し上げます。
提案理由の中に、全国的には依然として規模の小さい農協や行政区域未満の農協がある、これらすべての農協があたかも経営が非常に弱体化している、だからこそ合併が急務だと言わぬばかりの話になっているんですが、私は小規模の農協といえども非常に経営を農民と密接に結びついてよくやっているところが多々あると思うんですけれども、委員長はその辺御承知ないでしょうか。
【次の発言】 私の質問一分、委員長四分答弁よ。端的に答えなさいよ。
今答弁されていること矛盾だらけ。なぜかというと、農協を取り巻……
○下田京子君 まず、大臣所信に対する質問なしで法案に入るということが大変異例で、残念なことでありますということを申し上げまして、以下、肥料価格安定臨時措置法に基づき質問を行います。 日本共産党は、この法案に対して大変問題多いだけに今まで反対してまいりました。今回は、私どものかねての希望等もあってかこれが廃止になるという点で、多々問題はあるにしても評価を申し上げたいと思います。 私はちょうど五年前に、この法案の第四次延長の際に反対した理由で三つの問題を指摘いたしました。 その一つが、この法律は大手化学肥料メーカーの価格カルテルを認めて、それらの利益を保証するものである。二つ目には、この法律……
○下田京子君 この法律の目的の中に「農業及び農産加工業の健全な発展に資する」というのがあります。果たしてそうなんだろうか、まず申し上げておきます。
そこで第一に確認したいんです。農産加工業、特に中小企業農協系統の加工部門、これらはシェアとして一体どのくらいあるんでしょうか。
【次の発言】 私のいただいた資料によりますと、業種で言えば約九割というふうに伺っておりますが、農水省の資料ですよ。いずれにいたしましても食品加工ではその中小企業、この中小企業農協系統の加工部門の出荷額が約半分と、こういう中で大企業がどんどん海外に進出しているという中で、国内でこれら中小企業農協系統が本当に振興されるんだろ……
○下田京子君 私、まず最初に申し上げておきたいのは、農地二法全体でわずか一時間なんです。こんなことはありません。でもって局長、よろしいですか。答弁は端的に手短にお願いしたいと思います。 最初にですが、今回の農地二法が提案されましたその背景でございます。農水省にいただいたペーパーによりまして、「農用地利用増進法の一部を改正する法律案骨子」、ここにこう書いてあります。「農業の生産性の向上を図ることにより、可能な限り内外価格差の縮小等に努め、足腰の強い農業構造を確立することが喫緊の課題」、そのために農用地利用増進法を改正するんだということを言っております。まさに構造立法だなというふうに思います。 ……
○下田京子君 まず最初に、リクルート事件は、日本最大の企業であります郵政大臣認可のNTTの真藤前会長が逮捕されるという大変な事態になりました。そこで、郵政大臣がこの事態をどうお考えになっているか、そのことをまずお聞きします。
【次の発言】 信頼の回復が重大だということですけれども、これは全体を明らかにしていくことが大事だと思います。
法務省の刑事局長に伺います。
株の受領名義人は秘書の村田幸蔵氏となっておると思います。ところが、真藤前会長が収賄容疑で逮捕された、これはどういうことでございましょうか。
【次の発言】 総理、今お聞きのとおりでございますけれども、秘書名義だからといって逃げられな……
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