このページでは林紀子参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、カンボジアヘの自衛隊派遣等について質問いたします。 まず最初に、カンボジアでの選挙監視の仕事中に銃撃され犠牲になられた国連ボランティアの中田厚仁さんとその御遺族の方々に、心からお悔やみを申し上げます。 さて、最近のカンボジア情勢は、パリ和平協定で合意した事態とは大きく変貌しつつあります。武装解除は実現せず、停戦合意が遵守されないままさらに情勢は悪化し、ポル・ポト派の選挙ボイコットと武力による妨害、UNTAC要員への銃撃、殺害、そして憲法制定議会の選挙も、紛争当事者三派とUNTACによる武装兵に守られた選挙にならざるを得ない事態です。カンボジア和平の実……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、政府の財政演説及び当面する政治課題に対して、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 今日、不況はますます長期化し、ことしの実質成長率はマイナスとなると見られる上、昨日、株価は一時一万六千円を割り込むという重大な事態を迎えています。政府の無策ぶりが鋭く問われる、かつてない危機的な状況です。ごの国民的な苦難に正面からこたえる対策こそ、今切実に求められています。 九月の緊急経済対策に基づいて提出された今回の補正予算案は、国民のための福祉・教育予算、中小企業対策には冷たく、自民党政治の基本政策を引き継ぐという細川内閣の性格をそのまま示すものです。そればかりか……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、細川内閣が国会決議を踏みにじり、国民への公約を裏切って、ガットのドゥニ議長調整案を受け入れ、米の自由化に踏み出したこと、また乳製品、でん粉、コンニャクなど二十に上る輸入制限品目の例外なき関税化受け入れを決定したことに対して、満身の怒りを込めて糾弾し、この決定の撤回を断固要求するものであります。 政府は、ウルグアイ・ラウンド成功のため、やむを得ない譲歩だなどと弁解していますが、その実体はアメリカヘの屈服以外の何物でもありません。そのことは事の全経過が証明しています。総理は、さきの訪米の際、ウルグアイ・ラウンドの成功をみずからアメリカのクリントン大統領に誓……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま報告されたガット最終合意について、これに署名した羽田総理に対し強く抗議し、質問いたします。 初めに指摘しなければならない重大な問題は、この最終合意の全体を貫いている基本的特徴が各国の主権を著しく制限する内容となっていることです。 これまでのガットでは、各締結国の加入時における国内法を優先させるという、いわゆる祖父条項がありました。また、各国は各貿易分野ごとにそれぞれ自国の利益を勘案して、自国の不利益になる協定、いわゆるコードを留保できることになっていました。 ところが、今回の最終合意では、祖父条項を削除した上、コードの留保をも認めず、世界貿……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、WTO協定の批准に断固反対する立場から、総理並びに関係大臣に質問いたします。 本協定及び関連法案は、衆議院の特別委員会において今ようやく実質的な審議が始まったばかりです。それにもかかわらず、我が国農業の運命と我が国主権にかかわる重大な案件をしゃにむに今国会で成立させることを前提に、本日、本院においてこのように審議に入ることは異常と言うほかはありません。ジャカルタでの日米首脳会談を受けて、アメリカの意向を第一に極めて異例な審議を強行することに対して、まず強く抗議するものです。 この協定は、全部で二万八千ページにも及ぶ極めて広範な貿易協定を盛り込んでいま……
○林紀子君 今回の大臣の訪米、訪欧というのは大変慌ただしく急に決定されたことですね。一たん大臣は訪米、訪欧するという意思表明をなさいましたけれども、その後すぐに打ち消して内閣改造前は無理だとおっしゃっておりましたね。それからまた、きょうは農水委員会があるということは大分前から日程が入っておりました。それにもかかわらず急遠出発をなさるということは、高度の政治的な判断なるものがあったのではないかというふうに思わないわけにはいかないわけですけれども、きのうの夕方宮澤総理とお話をなさったということですが、どういうことを総理からは言われたのか。 また、ドンケル事務局長は例外なき関税化を修正するにはアメ……
○林紀子君 私は、まず急傾斜地崩壊対策事業についてお伺いしたいと思います。
建設省では九三年度から第三次急傾斜地崩壊対策事業五カ年計画をスタートさせましたね。制度発足から二十五年たって、整備の進捗状況というのが二二%、百五十万人の人々に恩恵があるという状況で、八割は未着手でまだまだ多くの国民ががけ崩れの災害の危険にさらされているわけです。
そこで、第三次ではがけ崩れ危険箇所およそ八万二千カ所、六百万人の方々が生活しているということですが、これをどれだけ整備する計画かというのを初めにお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 建設省では九一年の十二月二十五日付で急傾斜地崩壊対策事業に関す……
○林紀子君 雲仙・普賢岳の火山活動は二年半も活動を継続しております。何とかおさまってほしいという願いに反していつ終わるともわからないという状態なわけですけれども、連休初めに起こりました土石流の被害では新たに約五百棟の住宅に被害が出ております。間もなく梅雨入りの時期だということで私も天気予報を見まして、九州地方が雨だ、長崎が雨だという予報を見るたびに本当に不安でなりませんし、住民の方々の不安というのはもうはかり知れないものがあると思います。 本委員会で視察に参りましたときに、私も一緒に行かせていただいたわけですが、そのときあの土石流で荒れ果てた水無川の周辺を見まして、政府の従来の対策の延長では……
○林紀子君 私は、まず、乳価について質問したいと思います。 牛肉の自由化、低乳価政策で酪農生産基盤は弱体化しています。酪農経営は改善しているのかといいましたら、それはもうとんでもないという状況だと思うわけです。先ほど菅野委員が資料として配られました北農中央会の百三十戸の調査結果ですね。私も、北農中央会の皆様からお話を伺いまして、この資料も見せていただいたわけです。 借入金の残高の推移というのを見ましたら、元利償還後の余剰額の推移というのは、平成四年度は少し赤字が減ってはいるということにはなっておりますけれども、しかしそれを積み増した総額の借金の額というのは平成四年度でも三年度に比べましてふ……
○林紀子君 まず、私は他用途利用米問題を質問したいと思います。
二月十八日の衆議院農水委員会で我が党の藤田議員が質問をいたしました。その結果、全農は他用途利用米の売買差益について共同計算の結果を公表し、差益額と使途を明らかにし、一九八四年から八九年までの分十五億三千三百万円を農家に還元すると発表いたしましたけれども、全集連ですね、確かに全農と比べて割合は少ないと思いますけれども、これも同じような状況があると思います。これも公表して農民に返すべきだと思いますが、どのようにお考えになっていらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 それはきちんと指導していただきたいと思います。
他用途利用米につ……
○林紀子君 私は、きょうは、国が巨額の費用を投じて造成いたしました農地、これはあくまで農地としてきちんと守ってほしい、特に農水省はこの立場にきちんと立ってほしいという願いも込めまして質問させていただきます。 まず、福島市の吾妻小富士地区の国営農地開発事業ですが、これは国が七五%補助して、事業費をおよそ四十億円かけて、四百ヘクタール余りの農地を造成して、一九八〇年度、昭和五十五年に完了しております。当時、百四十九戸の農家がリンゴや野菜、牧草などの営農をしようと意欲に燃えて入植をしたわけですけれども、現況は一体どうなっているか、説明をしていただきたいと思います。
○林紀子君 私は、まず林業等振興資金融通暫定措置法、この基本的な改正点についてお聞きしたいと思います。 先ほども質問がありましたけれども、今回の改正で、第一条の目的、第二条の基本方針の「国内産木材」から「国内産」という言葉が消えまして、「木材」一般に本法が適用されるようになりました。それにより外材にも適用範囲が拡大されるということになるわけですね。先ほどのお答えでは、縦系列の共同では国産材、外材どちらを使うかこだわらない、しかし川上から川下まで国産材をつないでいく、こういう趣旨だというお話があったわけですけれども、それならばなおさら、国内林業振興のための資金融通暫定措置という本制度の原則的な……
○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 参考人の皆様、本日はありがとうございます。 私の持ち時間といいますのはたった十分ということですので、申しわけありませんが、全参考人の方に御質問できませんが、あらかじめお許しをいただきたいと思います。 初めに私が質問をざっと全部いたしますので、後で順番にお答えいただけたらと思います。 まず菅原参考人にお伺いしたいんですが、第三回の全国漁協大会では一市町村一漁協ということをイメージして組織再構築構想というのが提案されたと聞いております。しかし、これがなかなか進まない。しかし、この進まない状況の中で、どうして実現できないのか、どうしたらスムーズに……
○林紀子君 まず、私は漁協合併についてお伺いしたいと思います。
前回の漁協合併助成法の改正の際に、全漁連では五年間で二百件七百組合の合併を計画し、当時の水産庁長官は、非常に大きな数字だけれども、お互いに汗をかいてそういう方向に邁進したいとお答えになりました。ところが、この五年間の実績を見ますと、二十三件八十一組合、合併は極めて低調で、達成率は一一・五%ということになっておりますね。
先ほども質問がありましたけれども、この原因はどういうものかというのをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、そういう原因に対応した解決策というのが零細な漁協を合併していくという上には大事なんだと思……
○林紀子君 私も今回の法改正、超過累進方式の廃止についてまずお伺いしたいと思います。 前回の改正、昭和六十年の当時、経済局長は村沢議員の質問に答えて、「現時点で予想をしがたいような非常に大きな変化というようなものが起きれば別でございますけれども、そのような変化がない限りにおきまして、この国庫負担の仕組みというものを堅持をしていくつもりでございます。」というふうに答弁なさったという、私もこの前回の改正時の当委員会での論議というのを全部読ませていただきましたので、この部分大変注目をいたしまして、けさほど来からの論議も大変注意をして聞いていたつもりです。 先ほど、大臣の方から今回のこの超過累進方……
○林紀子君 私は、まず大臣にお伺いしたいと思います。 JA全中の石倉常務は、昨年四月二十八日の農業新聞、「新政策への注文」というシリーズの中で、「前川リポート・臨調答申に基づく昭和六十一年の農政審答申「二十一世紀へ向けての農政の基本方向」は、まさしく臨調答申の農業版そのものであり、価格引き下げなどに象徴される合理化路線が、今日のわが国農業・農村の危機的状況を加速させてきた。 その路線を「反省」することが先決で、「新政策」の枠組みの大前提としなければならない。」、こう述べております。 大臣、新政策はこうした反省の上に立って行われたものなのか。石倉常務が指摘したこのことに対してどのようにこたえ……
○林紀子君 私はまず初めに委員長にお願いをしたいと思うんですが、きょうから審議が始まりましたこれらの法案というのは今後の我が国の農政上極めて重要な位置づけがされております。これはきょう御出席のどの委員の方もそれから政府も同じ認識だと思うわけです。 ところが、今回三本の法案が一括処理されるわけで、小会派、私はわずか七十分の審議時間しかないわけです。ですから、七十分割る三にいたしますと一本二十三分ちょっとしかない。そういうことではふだんの審議時間より少ないということになってしまうわけです。重要法案に見合った十分な審議時間を確保して審議を尽くすように委員長にまずお願いしたいと思いますが、いかがです……
○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 きょうは参考人の皆様本当にありがとうございました。私は短時間しかございませんので、申しわけありませんが全員の皆様にお伺いできませんことをおわびしておきます。それから、最初にそれぞれ質問を申し上げますので、質問が終わりましたら、順次お答えをいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、小林参考人にお願いいたします。 今回の本案によりますと、市町村長の役割というのが大変大きいと思います。経営基盤強化法案では、承認市町村が基本方針を定め、認定農業者を決めるということになっております。また、特定農山村活性化法案では、中山間地域の市町村……
○林紀子君 私は、まず、機械化促進法に関してお伺いしたいと思います。 今回の改正で生研機構と民間企業の共同出資で高性能農業機械の開発、実用化を図ることになっているわけですが、この実用化の中心点というのは金型の共用ということになると思うわけです。しかし、現実問題としてこの金型の共用というのが本当に可能なのかどうなのか。現在の農業機械はメーカーごとに苗を植えるところから刈り取りまで一貫した開発を行っております。これは、農業機械メーカーは生き残りをかけてこういうことをやっているということですから、このような業界の中で果たして可能なのかどうか。 また、機械化ということになりますと、野菜の栽培方法も……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、農業経営基盤の強化のための関係法律の整備に関する法律案並びに特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律案、この二法案に対しまして反対の討論を行います。 まず、農業経営基盤の強化のための関係法律の整備に関する法律案についてです。 反対の第一の理由は、農地法等を改悪して農業生産法人及び農事組合法人の事業及び構成員の要件を大幅に緩和し、企業の農業と農地への参入を容認することは、農地はみずから耕作する者が所有するというこれまでの農地制度の基本である自作農主義を崩し、家族農業の否定につながるものであり、認めることはできません。農業……
○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 きょうは、参考人の皆様、お忙しい中を本当にありがとうございました。私の持ち時間というのが十分しかありませんので、全員の方に御質問できませんので、あらかじめお許しいただきたいと思います。そして、初めに質問を申し上げますので、その後順次お答えいただけたらと思うわけです。 最初に、郷田参考人にお伺いしたいんですが、綾町をどんなふうに御苦労なさって有機農法の町にしていったかというお話、私も感動を持って聞かせていただいたわけですが、最初のお話のときに、有機農法というのは土づくり、生産、出荷というところが一つの流れであるというお話を聞かせていただきました。……
○林紀子君 日本共産党の林紀子と申します。きょうはありがとうございます。 まず、刑事被告人に関する問題ですけれども、捜査中は捜査機関に任せるのが効率的であるというふうにおっしゃいましたけれども、捜査と国政調査権は目的も調査の範囲も異なるところがあると思いますし、また、よく御存じのことだと思いますが、参議院のロッキード特別委員会におきまして当時の稲葉法務大臣は、刑事被告人を「理論的には証人として喚問することも十分可能だと私は思っております」というふうにお答えになっております。 本来、この二つのことは車の両輪のごとく両立して機能するのが正しいのではないかと思うわけです。具体的にも、ロッキード事……
○林紀子君 私は初めに、今回の北海道南西沖地震や鹿児島県の集中豪雨で亡くなられた方々、また被災された方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 今までの委員の皆様方の御質問と重なる部分がありますので、私はお願いをしておきました質問の順番をちょっと変えまして、まず地震津波観測体制の強化というものについてお伺いしたいと思います。 初めに、上原国土庁長官にお伺いをしたいのですが、今年度は第六次地震予知計画の最終年度に当たり、来年度から開始される第七次予知計画の建議が測地学審議会から行われております。このうち第四次予知計画では、「社会の要請に応え、防災に貢献する予知の実用化を推進する……
○林紀子君 ことしの冷夏、長雨、台風十三号の農産物被害は一兆二千百二十二億円に上るということを昨日農水省は発表なさいました。過去最悪の規模だということで、私は被害に遭われた皆様方にまず心からお見舞いを申し上げたいと思います。 きょうは農産物被害を中心にお聞きをしたいと思いますが、まずその前に、基本的な問題として国土庁長官にお伺いいたします。 八月三十一日に開かれました当委員会で、私は土地や家屋、家財に対する個人補償制度を検討していくべきではないかと質問をいたしました。これに対しまして長官は、「勉強すべき点は将来課題として勉強することはいいのじゃないか」というふうにお答えくださいました。現在……
○林紀子君 私は、農業共済再保険特別会計の特別措置に関する法律案、これについてお伺いしたいと思います。 まず、法案の審議に当たりまして、改めてことしの大冷害などで農業災害に遭われた農家の方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。大蔵省は、従来から再保険金の不足財源は一般会計による繰り入れで補てんしてきた。それにもかかわらず今回は異例のやり方で資金運用部資金から借入金で賄おうとしているわけです。安易に資金運用部資金に依存するやり方というのは今までもいろいろ批判があったところです。 そこでお伺いしたいのですが、今回の措置は例外であり、原則は一般会計から繰り入れることに変わりはない、こういう……
○林紀子君 ことしの百年に一度と言われる大冷害に当たり、私どもは九月初めから東北、北海道また私が住んでおります広島を初め全国各地の被災地を訪れましてたくさんの皆さんの要望を聞き、大臣にも申し入れを行いました。また、農水省に対しましても何度となく要請もしてまいりました。改めて、被災されました農家の皆様方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。 そこで大臣にお伺いしたいのですが、今冷害に苦しんでいる農民の間では凶作は天災だ、しかし米不足は人災だと、こういう声が大きく広がっているということです。私のところに要請に来られた宮城県の農協婦人部のある女性は、今までの政治を恨みますと一言おっしゃいました……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、細川総理大臣に対して質問をいたします。 まず、一昨日、二十六日に行われました衆議院の農水委員会での総理の答弁に対しまして、日本農業新聞は次のように書いております。「とくに政治改革では「政治生命」をかけると明言している首相が、「米問題でも政治生命を」と共産党の藤田氏に迫られたのに対し、明言しなかったことは政治改革ほど首相に情熱がないのではと受け取られかねない。」 これは米の例外なき関税化に反対する農民、国民の思いです。 そこで、改めてお伺いいたします。 総理は、政治生命をかけて米の関税化を拒否するとはっきりおっしゃっていただけませんか。
○林紀子君 私は、時間がありませんのでずばり大臣にお伺いしたいと思いますが、今回の訪欧の目的は国内向けの世論対策だったのかということです。 ECのシュタイヘン農業担当委員付の報道官は、今回の農相の訪欧は国内向けの世論対策ではなかったかと語ったと伝えられておりますし、また各マスコミも、「「最後まで粘っていることを内向きにアピールするためのアリバイづくり」との見方を裏付けた格好だ。」、「「最後のお願い」をしておくという国内向けの色彩が強かった。」、「政府としては、ギリギリまで日本の主張を伝えたという姿勢を、むしろ国内に示すことが重要だった。」などなどと書いているわけですけれども、そのとおりではな……
○林紀子君 私もドゥニ調整案について大臣にお伺いしたいと思います。
このドゥニ案は国会の三度の決議に反するものですね。
【次の発言】 先ほど大臣は同僚委員の質問に対して、国会決議を持って交渉をしてきた、こちらからメニューを持って交渉に当たるのではなくて、国会決議の枠組みを破って交渉すべきではないと。今度はまとめ役のあなたがアクションをしなさいということで、それが出てきたのがこのドゥニ案だとおっしゃいましたね。
国会決議を持って交渉をした結果、国会の決議に傷がつくようなドゥニ案が出てきたわけですから、そうなったら当然の帰結としてこのドゥニ調整案というのはきっぱりと拒否をするしかない、そう思い……
○林紀子君 私も雲仙・普賢岳の問題から質問させていただきたいと思います。 既に三年が過ぎましたが、被害は水無川から中尾川、そして有明町の湯江川へと広がっています。梅雨に入りまして土石流も大変心配です。島原、深江の約八百世帯、三千人以上の住民が一千日以上もプレハブの仮設住宅で不自由な生活を強いられております。 先ほどから、長官は災害対策基本法にのっとっての対策ということをおっしゃっているわけですけれども、地元の住民の皆さんや日本弁護士連合会などが強く求めているように、災害対策基本法をもとにした現行法の体系では既に限界に来ていると思うわけです。どうしても特別な立法措置が必要だということを私はこ……
○林紀子君 私はまず初めに、諮問されました今回の米価について一言申し上げたいと思います。 今まで私たち日本共産党は、米を生産する農民に他産業で働いた場合と同じ程度の労働報酬を補償すること、このことを強く主張してまいりました。 これは農家の生産意欲を保障し、担い手を確保する基礎的な条件であり、社会的な公正という意味からも当然であると思うからです。国産米の増産と安定供給が今多くの国民の要求になっています。この立場から、据え置きではなくて、生産者米価の大幅な引き上げこそ必要だということを強く申し上げておきたいと思います。 質問に入りますが、ことしの一月七日、自民党は本院に農水大臣畑英次郎君……
○林紀子君 今、日本じゅうが米を買うために大変な状況になっております。私たちのところにもたくさんのファクスや電話が寄せられておりますし、マスコミでもいろいろ報道されております。ところが政府は、これは消費者の買いだめのためだ、国産米信仰があるからだ、やみに流れて農民が米を出さないからだ、こんなふうにこうした事態を招いた責任を消費者や生産者に押しつけて、国民の気持ちを逆なでするような発言もあったわけですね。 そこで、私からも大臣に、こうした大変な状況になった責任、これをどう考えていらっしゃるのかということをぜひまず初めに伺いたいと思います。
○林紀子君 近年、森林や水資源など環境問題への社会的関心が高まりまして、水源地域へのゴルフ場、廃棄物の処理場建設など、水質悪化を引き起こす開発には厳しい批判が高まっています。
こうした施設建設に伴う保安林解除の審査について、まずお伺いしたいと思いますが、林野庁は関係住民の意見を十分反映させるためにどういう手だてをとっているのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 今お話がありましたが、実態は、代表者の同意書を添付する、それだけで済まされている場合というのが往々にしてあるということを聞いておりますけれども、反対意見がある場合は、それも含めてきちんと記載するようにということを引き続き……
○林紀子君 私も麦価の問題から伺いたいと思います。 きょう米価審議会が開かれ今年産の生産者麦価が決定するわけですけれども、この決定は羽田内閣が誕生して最初の決定です。また、ガット協定に調印して最初の決定であるという点で大変重要な意義を持っていると思います。 しかし政府の諮問というのは、基本価格は引き下げる、調整額二十七円を上乗せして据え置きという諮問だというふうに伺っているわけですけれども、ガット合意受け入れで今農家にはあきらめが広がっておりますから、今回の決定に当たりましては、特に農家が意欲を持って生産できるようなそういう引き上げというのがぜひ必要だと思いますが、大臣はいかがですか。
○林紀子君 私は、質問に先立ちまして当委員会の運営について一言申し上げたいと思います。 今回三本もの法案をたった二時間で一括審議することは、審議の時間が十分に保証されておりません。全く審議を軽視するも甚だしいものと言わなければならないと思うわけです。今後二度とこのようなことがないように、特に委員長にお願いしたいと思います。 まず、農業改良助長法について質問いたします。 私はさきに埼玉県の熊谷普及所と北部蚕業指導所を視察してまいりましたが、こうした調査も踏まえてお聞きしたいと思います。 まず大臣にお伺いしたいのですが、昨年十二月には農蚕園芸局長の私的諮問機関である新普及事業研究会の報告と……
○林紀子君 質問が重なる部分もあるかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。 私も、まず原爆ドームの世界遺産登録の問題についてお伺いしたいと思います。 ただいま大臣から、総理の積極的な姿勢を踏まえて検討する旨のお答えがありましたので、私も大変心強く思っているわけですが、この世界遺産に推薦するにはまず国内で文化財の指定が必要だということを聞いております。そして、推薦の締め切り日というのは十月一日だということも伺っているわけですが、来年は被爆五十周年です。国の姿勢を示すためにも、五十周年には日本の政府は世界遺産にこの原爆ドームを推薦していたということが言えるように検討を急いでいただきたい……
○林紀子君 私は広島に住んでおります。被爆者の願い、被爆者の声を受けて、総理に質問をいたします。 原爆郵便切手問題をめぐって、アメリカの原爆投下をどう見るか、これが改めて問われております。昭和天皇は、原爆投下はやむを得ないことと述べました。そして、自民党政府も被爆国民の政府でありながらそういう態度をとってきました。ですから、ブッシュ前大統領が広島、長崎への原爆投下は正しかった、こんな暴言を吐いたときにも、当時の宮澤内閣はこれに抗議しない、こういう態度を表明してこの発言を事実上容認いたしました。ですから、こういう態度をとってきたから今度の原爆切手発行のような事態になったということも言えるのでは……
○林紀子君 本日はありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。 今、いろいろ御意見をいただきましたが、もう少し詳しくお聞きしたい点がありますのでお尋ねをしたいと思います。 それは新食糧法案、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律案、私たちもけさその趣旨説明をこの委員会で聞いたわけですけれども、ここは大変問題点がいろいろあると思います。 まず輸入をうたう。これは祖父条項が廃止されて、ガットの加入時にあった国内法まで全部改正または廃止をしなければいけないという状況になったためにこういうことになっているわけです。その新食糧法案の中で、特に政府の米の全量管理というのを放棄いたしまして……
○林紀子君 参考人の皆様、きょうはありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。私に与えられております時間が十分ですので、全員の皆様方に御質問できませんのであしからず御了承いただきたいと思います。 そこで、まず高野参考人にお伺いしたいのですが、ただいまの刈田委員の質問と重なる部分もあるかと思いますけれども、ウルグアイ・ラウンド国内関連対策について七兆二千百億円というものが出てきたと。しかし、これを見てみますと、一番農家の方たちが願っていらっしゃる価格保障というところにはほとんどこのお金が使われないという、そういうことになるのではないかと思うわけです。 農業協定では、補助金などの国内……
○林紀子君 私は、きょうは農業協定を中心に質問させていただきたいと思います。
まず、外務大臣にお伺いしたいのですが、農は国のもととは古くから言われている言葉ですが、村山総理大臣は衆議院の特別委員会でも、またきのうの本委員会でも農業部門についてはWTO協定を受け入れれば大変我が国にとって厳しいものになる、こういう認識を示されましたけれども、外務大臣はこの農業分野についてはどのようにお考えになっていらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 農水大臣にはもう少し細かくお聞きしたいと思います。
この協定を批准することは、米の実質関税化を初め重要基幹作物の総自由化を招くことになるのではありませんか。……
○林紀子君 政府は、年金制度を雇用促進的な仕組みにするとして、定年を過ぎても働かなければ生活できない状況に高齢者を追い込もうとしています。今回の改正で最も重大な問題は、年金支給開始年齢を六十五歳にするというものだと思います。ところが、農林漁業団体ではまだ六十歳定年制すら実現しておりません。 農林年金の調査によりますと、昨年一月一日現在の定年の年齢は、男性で五十九・四歳、女性で五十九・一歳となっております。この数字だけ見ますと、もうほぼ六十歳だということになるかと思いますけれども、今までの経過を見てみますと、一年平均の伸びは〇・一歳から〇・三歳、五十五歳から六十歳へと定年が五歳延びるのに二十年……
○林紀子君 今、被災地で緊急に求められている問題といいますのは、避難所の生活の改善、それから医療の問題だと思います。きょうは私は、この点に問題点を絞りましてお伺いしたいと思います。 まず、ボランティアで被災地に入ったお医者さんからお聞きした話なんですが、被災者が高齢なお年寄りや以前から病気を思っていた人などもいて、保険証を失って現金も心細い、こういう経済的な理由から自己負担のかかる病院などで十分な治療を受けようとしない、そしてそのうち病気が重症化してしまう。ある病院では、肺炎患者一週間に十六人の方々が入院してきたけれども、そのうちの十二人が避難所から入院してきた方だというふうに言っております……
○林紀子君 五千四百名を超える犠牲者を出した阪神大震災から一カ月が過ぎ、改めて深い悲しみと復興への思い、願いが広がっています。 ほとんど焼け野原と化した長田区菅原通がある地域で十八日には合同慰霊祭が行われました。被災者は「いつの日か誇れる街ができるまで、力強く生き抜くことがすべてです。と弔辞を読み上げたということです。 こうした被災者の願いにどうこたえていくのか、今私たちにも政府にも求められていることだと思います。 私たち日本共産党は、二月十日に「阪神大震災の復興対策をどうすすめるべきか。という提案を発表しましたが、復興の基本は何よりもこうした被災者の生活を再建する土台を築くことであり、……
○林紀子君 私も、厚生省の方にまず数字だけで結構ですのでお知らせをいただきたいと思います。
災害弔慰金法に基づいて、亡くなられた方には災害弔慰金が、そしてけがをされた方には災害障害見舞金が支給されるということになっておりますけれども、現在何名の方にどのくらいの額が渡されたのか、数字だけで結構ですのでお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 今お聞きいたしました数字といいますのは、全被災者の数に比べましたら大変わずかな数でしかないわけですね。先ほど江本委員への回答に、兵庫だけでも十五万一千棟の家屋の被害があるというお話がありました。集合住宅もあるわけですから、世帯にするともっとたくさんの……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、以下、意見の表明を行います。 私は、本法律案がさらに五年間延長され、引き続き東海地域の六県百六十七市町村において、避難地、避難路、消防用施設、公的医療機関や社会福祉施設、砂防、地すべり防止など緊急整備事業が進められることに対して賛成するものです。 そしてこの法律案については、成立当初から私たちは次の三点を強く要望してきました。第一に、本法の対象地域を、少なくとも地震予知連絡会が要注意地域として指定した二つの観測強化地域と八つの特定観測地域にまで広げること。第二に、対象事業の拡充を図ること。第三に、新たな事業計画の作成に当たっては、地元の要望を酌み尽く……
○林紀子君 震災から百日がたちました。しかし、今なお、およそ四万七千人余りの被災者の方々が避難所での生活を余儀なくされております。 先ほど小里大臣からもお話がありましたが、けさ阪神大震災復興対策本部が国会内で開催されたということですが、その復興基本方針の第一点といたしまして、早期に避難所を解消し被災地の生活平常化を支援する、こういうことを決められたというふうに報道されております。私も、もう百日を超える避難所生活というのは想像を超えるようなものですので、この避難所の解消というのは一日も早くしていただかなければならないと思うわけです。しかし、それではその基本には、希望する被災者全員が入居できる仮……
○林紀子君 私は、まず今回の改正案の七十六条について質問したいと思います。 通行規制の除外対象車両として緊急通行車両を政令で明記することとこの七十六条ではなっておりますけれども、それでは特別な場合の自家用東が緊急通行車両に当たるのかどうかという問題です。衆議院の議論の場では、現場で判断して運用することも実際にはあり得るというお答えだったわけですが、例えばけが人の搬送というのはもちろんこの緊急通行車両に当たると思うわけですが、それでは災害弱者と言われる老人や幼児、障害者などが避難する場合はどういうふうになるか、お聞きしたいと思います。
○林紀子君 私は、三月十五日のいわゆる地震財特法の意見表明で、本委員会で、第一に対象地域を広げてほしい、第二に対象事業の拡充を図ってほしい、第三に地元の要望を酌み尽くした防災整備計画にするとともに、必要な予算の確保を図ってほしいということを申し上げたわけですが、今回のこの地震防災対策特別措置法案ではこの点に関して留意されているということで賛成できるものです。しかし、さらに充実させるべき点、また、はっきりさせておきたい点がありますので御質問させていただきたいと思うわけですが、まず、提案者であります衆議院の日野委員長にお伺いいたします。 今回の法案を提出するに当たって、報道によりますと、研究者に……
○林紀子君 私は、国会に送っていただいてからこの六年間、農水委員一筋に活動してまいりました。この委員会の場でも八十回を超える質問をしてきたわけです。そして、北海道は宗谷の酪農地帯から沖縄の石垣島まで全国を視察して、農民と話し合ってまいりました。そして感じるところは、日本農業はますます深刻になるばかり、農業再建の展望が見出せないでいるのが現実の姿です。そしてその根本は、米の輸入自由化はしないという選挙公約やまた三度の国会決議に反してWTO農業協定を批准した、ここにあると思うわけです。 そこで、改めて大臣にお聞きしたいと思います。WTO農業協定について選挙公約や国会決議に沿って改定を求めていく考……
○林紀子君 今回の阪神大震災でお米の小売業者も大変大きな被害を受けたということです。亡くなった方も二十一名もいらっしゃる。全壊は二百二戸、半壊六百四十一、一部半壊五百八十三、計千四百二十五店、兵庫県の小売業者の三四・七%、神戸市内だけ考えると五〇%にも上るのではないかと思います。そして、ある病院では二月から県の給食給与がストップされた。病院に入院している人は被災者ではないから災害救助法の適用外だと言われ、しかも従来取引していた小売からお米を買おうと思っても店が壊れて営業していないため困っている、こういうことです。 現在はガス、水道が復旧していないために食料援助に頼っているところが多いわけです……
○林紀子君 私は、きょうは規制緩和とWTO農業協定について御質問したいと思います。
政府は、行政改革推進本部を設けて三月末までに規制緩和推進五カ年計画というのをつくろうとしているということですが、農水省としてはどのような項目について規制緩和を行おうとしているのか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この行政改革推進本部には、民間の声を反映させるということで規制緩和検討委員会というのが設けられ、十五日に意見報告を提出したということですが、これを見ますと、これは新聞情報なんですが、食糧管理という項目がありまして、さらなる規制緩和というのをここで要求している。それとともに、農産物価格の見直……
○林紀子君 今回の改正案では、都道府県の合併推進法人が固定化債権の買い取り業務を行えることになります。この点に関連して質問したいと思います。 まず、推進法人が固定化債権を買い取るということになっていますが、しかしその実態は、推進法人が買い取る資金、これは不良債権を持ち込んだ農協からの融資で調達する、こういうことになっているわけですね。ですから、つまり農協が自分の債権を自分の金で買い取る、こういうことにすぎないんじゃないかと思うわけです。ですから、たとえ合併は促進できたとしても、農協そのものの経営を改善するということにはつながらないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○林紀子君 今回の改正で女性に農業者年金加入の道が開かれました。今まで農業関係者の多くの方たちがこの女性の年金権を求めてきましたし、私たちもこのことを願ってまいりました。ですから、今回の改正はこうした多くの方たちの願い、運動の成果だと思うわけです。しかし、これは手放しで喜べないというところがあるわけです。高いハードルがあると思うわけです。 その第一は、夫婦二人で一ヘクタール以上の農地所有が必要であること。夫が強制加入者の場合、配偶者が三十アール以上の農地の所有者、こういう場合には最低夫婦二人で八十アール以上、こういうことであれば加入できるということだと思いますが、しかし、それでも八十アール以……
○林紀子君 私は三月上旬、長崎県の対馬に参りまして、県の支庁、海上保安部、上対馬町、そして各漁協をお訪ねいたしまして、組合長さんや漁民の方々と懇談してまいりました。 韓国漁船による不法操業、そして密漁、本当に深刻な状態です。水産庁長官も昨年の秋おいでになったということですから、御認識は同じことだと思いますけれども、灯をともした十九トンのイカ釣り船の下にはたくさんの魚やイカが集まってくる。そこにねらいをつけて五十トンから百トンという大きな韓国漁船がまき網で根こそぎ持っていってしまう。その上漁具にも被害を受ける。取り締まり船が近づくと、竹や鉄パイプ、乾電池を投げて襲いかかる。船名はグリスで隠ぺい……
○林紀子君 私は、二月十七日の当委員会で、WTO農業協定でのAMS二〇%削減につきまして、加工原料乳の不足払い制度、これは黄色の政策だから削減を求められるのではないかとお聞きいたしました。そうしましたら、高木畜産局長も東経済局長も、今回のAMSというのは個別産品で考えるのではない、六年間での二〇%削減ということは、我が国はそれを既にクリアしている、だから、この六年間どうということはないというふうにお二人とも口をそろえておっしゃったわけなんです。 ところが、きょうはちょうど福島審議官に来ていただいておりますので、じかにお伺いできるんですが、一月の九日に札幌で講演をなさったということで、その中で……
○林紀子君 参考人の皆様、きょうはありがとうございます。私も時間が大変短いので、最初にそれぞれ四人の皆様方に質問をさせていただきまして、その後順次お答えいただけたらと思います。 まず、高野参考人にお伺いしたいのは、計画外流通についてはコントロールも罰則もないので、大きな資本が買い占めにかかったらどうなるかは大きな問題だというふうに御発言なさったというものを私も見せていただきました。全中は今JAグループのRICE戦略を組織討議し、計画流通米の確保、出荷積み上げ運動、こういうものを呼びかけているということです。 そこで、お聞きしたいのは、計画外流通米を出さないようにするためにどのような対応をさ……
○林紀子君 新食糧法が成立し、米の流通の新しいシステムでは、生産者、消費者が自由に取り扱い、消費することができる計画外流通米が流通することになりました。この計画外流通米については、検査義務を外し任意検査にするということになっているわけですね。 そこで、まず大臣にお聞きしたいのですが、本法の解説書によりますと、その初めに「農産物検査の意義」ということで次のように書かれております。 米麦など「農産物の検査については、取引きの公正、円滑を図るとともに、規格を定め検査することによってあわせてその品質の改善、向上を積極的に図ろうとする指導的な意義が含まれており、取引きの公正、円滑とともに、取引関係者……
○林紀子君 私は、今回の地震で亡くなられた五千名を超える方々に深い哀悼の意を表します。そして、被災に遣われ必死に頑張っていらっしゃる皆様方に心からお見舞いを申し上げます。また、多くの自治体関係者や若者を初めたくさんのボランティアの皆さんの献身的な姿、助け合いは本当に感動的なものです。改めて心から敬意を表したいと思います。 住居を失った被災者の避難生活は既に三週間を過ぎました。一日も早くすべての被災者に住居を確保すること、これは本当に緊急の課題だと思います。 西宮市の小学校の校庭で車の中で避難生活を続けている方は、早く家が欲しい、ゆっくり寝たい、申し込んだ仮設住宅だけが頼りだと言っています。……
○林紀子君 私もまず大蔵大臣にお伺いしたいと思います。
本日の処分発表によって、大臣が今まで繰り返してきた節度は超えていないという言い分が無責任かつ事実とは違ったことが鮮明になりました。
そこで、二つほどお伺いしたいと思いますが、まず一つは、マスコミ報道が田谷氏や中島氏について指摘した中には正確なところが幾つかあったということですか、
それから次に、少なくとも閉会に対してこれまでの答弁についてもっとはっきりと謝罪すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
【次の発言】 有働委員から関連質問をお願いいたします。
【次の発言】 私は、核兵器の問題を中心にお伺いしたいと思います。
ことし……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。