林紀子 参議院議員
18期国会発言一覧

林紀子[参]在籍期 : 15期-16期-|18期|-19期
林紀子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは林紀子参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院18期)

林紀子[参]本会議発言(全期間)
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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 参議院本会議 第39号(1999/07/26、18期、日本共産党)

○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、憲法調査会を設置する国会法の一部改正案並びに国会審議の活性化及び政治主導の政策決定システムの確立に関する法律案に反対の討論を行います。  討論に先立ち、まず私は、これら二法案を十分な審議時間もとらずに質疑を終了させたことに抗議の意を表明いたします。  言うまでもなく、日本国憲法は国の最高法規であり、憲法についての調査機関を設置するという本改正案は、その目的や必要性などについて十分な時間をかけて審議することが特に求められます。とりわけ、長期にわたる常設機関の設置は、本院の院の構成の根本にかかわる問題です。  これまで参議院調査会の設置や委員会再編、さらには……

林紀子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院18期)

林紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 文教・科学委員会 第閉会後1号(1998/11/24、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私は、きょうは国立大学附属病院で働く看護婦さんの夜勤について御質問したいと思います。  先週、私は山口大学附属病院を訪れましていろいろお話を聞いてまいりました。昨年は夜勤が平均で一人月九・七回、ことしの十月は九・九回、これは平均ですから月に十二、三回という人もいるし、一番多い人は十六回も夜勤をする。この数字には病院当局もびっくりしたという驚くべき実態でした。そして過去三年間に、定年を除いておよそ百人が退職して四分の一強が入れかわっているというのも、その勤務の厳しさを反映していると思います。  しかし、これは山口大学附属病院だけではなくて、これは九……

第143回国会 文教・科学委員会 第3号(1998/09/24、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  質問に入ります前に一点、緊急な要請、お願いをしたいと思います。  それは台風七号にかかわってですけれども、お亡くなりになった方、また大変な被害を受けた方には心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思いますが、この台風七号は風台風ということで、国の指定の文化財というのも随分大きな被害を受けたということです。新聞やテレビを見ましたら、あの奈良県の室生寺の五重の塔が無残な姿をさらしておりましたけれども、この補修の財政的な措置、これを急いで講じていただきたい、このことをまず最初に御要請申し上げまして、質問に入らせていただきたいと思います。  私は、まず、……

第143回国会 文教・科学委員会 第5号(1998/10/15、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私は、使用済み核燃料容器のデータ改ざんにつきまして質問したいと思います。  今までの報告ですと、これは構内用とか海上運搬用全部含めますと四十四基のうち三十八基、八〇%を超える容器のデータについて改ざんとか捏造が行われていた、こういう異常な事態が明らかになりました。  九五年には動燃の「もんじゅ」ビデオの改ざん、昨年三月には動燃再処理施設の爆発事故でのうその報告、昨年の九月には日立の原発の配管溶接検査データの捏造、そしてそれに続く今回の事件ということになるわけです。  こういう事件を見ておりますと、安全と信頼が最も求められる原子力事業の分野で、うそ……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 議院運営委員会 第44号(1999/08/09、18期、日本共産党)

○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました国旗及び国歌に関する法律案、いわゆる日の丸・君が代法案を緊急上程し、本日の本会議の議題とすることに反対の意見を表明します。  先ほど、日の丸・君が代法案についての公聴会が開催されましたが、公聴会の後、わずか一時間余りの審議で委員会採決を強行し、その上、この議院運営委員会で日の丸・君が代法案を緊急上程して本会議で採決をしようというのです。  本院の過去の歴史をひもといてみても、およそ公聴会開催当日に委員会採決を行った例などというのは、当然のことながら、過去四十年間さかのぼっても全く見当たりません。  公聴会開催の意義は、利害関係者ま……

第145回国会 交通・情報通信委員会 第2号(1999/03/09、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私も大臣の所信表明、見せていただきました。この所信表明では、交通運輸における規制緩和を積極的に進めると大臣は述べられ、鉄道、航空、旅客自動車など各分野の規制の緩和を図るとなさっていらっしゃいます。  私たちは、規制緩和一般を否定する考えは持っておりません。国民や中小業者などにとって余計な規制を撤廃していくというのは当然のことだと思っております。ただ、交通運輸部門の規制緩和は、大臣もおっしゃっておりますけれども、安全、生活交通の維持、利用者保護などに直接大きな影響を与えることになるので、慎重に対応することが求められていると思います。  そこで、まず……

第145回国会 国旗及び国歌に関する特別委員会 第4号(1999/08/02、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私は教育現場への日の丸・君が代の押しつけについて文部大臣に質問したいと思います。  まず、政府は日の丸・君が代の法制化の理由につきまして、教育現場における対立、混乱をなくすためと言っておりますけれども、大臣はこれで本当に混乱はなくなるとお考えになりますか。
【次の発言】 確かに、教育現場では法的根拠がない、そういう議論が今までもいろいろありました。しかし、問題は、全国の先生たちがなぜ卒業式などで日の丸・君が代を国旗として掲揚し国歌として斉唱すること、これに反対してきたかということですが、日の丸が侵略戦争の旗印にされてきたこと、また君が代が天皇主権……

第145回国会 国旗及び国歌に関する特別委員会 第6号(1999/08/05、18期、日本共産党)

○林紀子君 きょうは公述人の皆様、ありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。  時間の関係がありますので全部の先生にお聞きすることができないかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。  まず、私は、小林公述人にお話を聞きたいと思います。  今、国会の論議が行われている中で、教育の場での強制というのが大変大きな問題になっております。私もおととい質問の機会がありまして質問いたしました。そのときに政府の方から返事がありましたのは、先生というのは自分の意思で先生になっている、だから国旗・国歌の指導のような法令に従って適正に課された職務については思想、信条を理由として拒否することまでは……

第145回国会 文教・科学委員会 第2号(1999/03/09、18期、日本共産党)

○林紀子君 不況が一段と深刻化し、子供たちの学校納付金の滞納とか授業料の滞納などが次々とニュースになっております。  私は、昨年の本委員会でも私立高校生の授業料滞納と経済的理由による中退の問題を取り上げまして、中退の調査だけではなくて、ぜひとも授業料の滞納調査ができないか、授業料を払えずに退学に追い込まれる生徒たちを何とか救えないかということを御質問いたしました。そして、局長からはその調査を検討するという約束をいただいたわけですが、これはその後どうなっておりますでしょうか。
【次の発言】 把握が困難という話なんですけれども、私立高校の先生方の組合であります全国私立学校教職員組合、全国私教連とい……

第145回国会 文教・科学委員会 第3号(1999/03/15、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  卒業式での日の丸掲揚、君が代斉唱をめぐって、広島県の世羅高校の石川敏浩校長がみずから命を絶つという痛ましい事件が起こりました。  私が石川校長先生のお宅に伺ったところ、夫人は、命を大切にと教えてきた者がみずから命を絶たざるを得なかった無念さを思うと本当に残念でならない、夫の死をやみからやみに葬るようなことはないようにしてほしい、こういうふうにお気持ちを話していらっしゃいました。  私は、二度とこうした事件を起こしてはならないと、石川校長先生の遺影の前で誓ってまいりました。その気持ちからきょうは質問をしたいと思います。  まず、確認を一つしたいと思……

第145回国会 文教・科学委員会 第5号(1999/03/30、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今まで私は、国立大学附属病院で働く看護婦さんの夜勤回数、これがほかの病院と比べてかなり多くなっているという問題を取り上げてまいりました。今お話もありましたけれども、最近は医療事故も次々と起きております。高度医療を担う特定機能病院として、国立大学附属病院のスタッフの充実というのはまさに中心的な課題だと思うわけです。  そこで、きょうは看護基準の問題に絞ってお伺いしたいと思います。  厚生省の平成八年の調査によりますと、全国の特定機能病院八十病院のうち、新看護基準をとっている七十九の病院では、患者二人に対して看護婦一人という二対一をとる病院が三十九、……

第145回国会 文教・科学委員会 第7号(1999/04/15、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私はまず、国立教育会館で働く人たちの今後の雇用の問題ということについてお聞きしたいと思いましたが、先ほど質問がありまして、この雇用は確保されるということでしたので、それはそういうことでお聞きしたいと思います。  あわせて、こういう人たちの労働条件、今後悪化するとか、それから年金の取り扱いで不利になるとか、そういうことがないかどうか、そのことについても確かめておきたいと思いますので、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、年金とか労働条件でも悪化をするということはないということでよろしいわけですね。

第145回国会 文教・科学委員会 第9号(1999/05/13、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今回の法改正は、第一に三年次卒業を認めるなど大学制度の弾力化、そして第二に大学が一体的、機能的に運営され責任ある意思決定が行われるよう大学の組織運営体制を整備すること、趣旨説明でもこのように伺いましたが、これまでの審議を見ますと、大学が慣行として行ってきた大学自治の根幹を覆そうとする重大な改悪だと言わざるを得ないと思うわけです。  きょうは、私は、第二の組織運営体制の整備について質問させていただきます。  まず、評議会、教授会の位置づけということですけれども、評議会を暫定規則から法制化したことについて、これまでの審議で文部省は繰り返し、国立大学の……

第145回国会 文教・科学委員会 第10号(1999/05/18、18期、日本共産党)

○林紀子君 まず、大変お忙しい中をおいでくださいました三人の先生に心からお礼申し上げます。  私はまず、国立大学のエージェンシー化問題についてそれぞれ三人の先生にお伺いしたいと思うわけです。  天野参考人に対しましては、先ほど同僚委員から質問がございましたけれども、先生は以前、国立大学の管理運営機構については問題点が多く、それが民営化、エージェンシー化論の重要な底流となっていることを考えれば、この新制大学発足以来の問題を未検討のまま先送りすることはもはや許されなくなりつつあると見るべきだろうというふうに書いていらっしゃるのを拝見したわけですけれども、先生は国立大学のエージェンシー化について賛成……

第145回国会 文教・科学委員会 第11号(1999/05/20、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私は、まず三年卒業制についてお聞きしたいと思うんですが、その前に就職協定についてお聞きしたいと思います。  就職協定が廃止されて以来、学生たちはなるべく三年間で単位を取って、四年になりましたら就職活動をする。そのために実質的にはもう三年の後半から就職活動に走り出して、授業やゼミに大変支障が出ている。四年になっても卒論や卒業研究ができない。つまり、実質的には現在大学は三年という状況になっているんじゃないかと思うわけです。これは大学教育にとって大変な事態だと思うわけです。私は、三年卒業制を導入する前に文部省は大学教育のこうした現状に手だてをとらなけれ……

第145回国会 文教・科学委員会 第13号(1999/05/27、18期、日本共産党)

○林紀子君 きょうは四人の皆様に来ていただきまして、いろいろ参考になるお話を聞かせていただきましてありがとうございます。  日本共産党の林紀子でございます。  私は、まず遠藤参考人と齊藤参考人にお伺いしたいんです。同じ問題なんですけれども、実は、この著作権法改正ということになりまして勉強を始めましたところ、大変素朴な疑問なんですけれども、これはどう考えたらいいのかなということがありましたので、そこからお聞きしたいんですが、それは著作権と著作隣接権との関係なんです。  といいますのは、遠藤参考人のすばらしい数々の作詞・作曲があるわけですけれども、そういうすばらしい作詞・作曲家がいてこそすばらしい……

第145回国会 文教・科学委員会 第14号(1999/06/01、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今回の法改正で附則十四条が三十年ぶりに廃止されることは、著作権を保護していくという国際的な流れに沿うもので、大変重要な改正だと思っております。  さきに行われました参考人質疑でも、遠藤参考人は、著作者、著作権者という立場から感無量と言って歓迎の意を表明されました。また、棚野参考人も実演家団体として賛成するということをおっしゃっておりました。  そこでまず最初に、今回の附則十四条廃止の意義について、そもそもの話になりますが、文化庁はどうお考えか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 意義ということはよくわかったわけですが、参考人質疑では、……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1999/12/07、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私は、まず放射線医学総合研究所についてお聞きしたいと思ったんですが、お願いしております政府参考人から質問したいんですが、いらしていますでしょうか。要求をいたしました政府参考人につきましては、もう最初に確認もいたしましたので、来てくださるということだったんですが……

第146回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号(1999/12/09、18期、日本共産党)

○林紀子君 きょうは私は、まず放射線医学総合研究所について御質問したいと思います。  政府参考人、おいでいただいておりますのでお聞きいたします。今回独立行政法人化される研究所に放射線医学総合研究所がありますが、東海村でのジェー・シー・オー臨界事故でこの研究所はどういうような役割を果たしておりますでしょうか。
【次の発言】 お答えのように、この放医研というのは大変重要な役割を果たしてきたと思います。  局長にもう一点確認したいところがあるんですけれども、九七年の六月に改訂されました防災基本計画では、緊急被曝医療の中核機関、こういうことでこの放医研が位置づけられております。  放射線事故が起こった……

第146回国会 文教・科学委員会 第2号(1999/11/25、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  まず大臣にお聞きしたいのですが、日の丸・君が代と教育をめぐる問題というのはあちこちでいろいろなことが起こっております。  私は、まず一般論としてお聞きしたいのですけれども、教員の採用試験などで、国旗・国歌についてどう思うか、こういうような質問が行われたとしたら、それは憲法が保障している内心の自由を侵すものだというふうに思いますが、大臣はいかがお考えになりますでしょうか。
【次の発言】 私は一般論としてというふうにお聞きしたんですが、その辺はいかがですか。
【次の発言】 当然のことですけれども、それは明確な御答弁いただいたと思います。  広島の教員……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 文教・科学委員会 第1号(2000/02/22、18期、日本共産党)

○林紀子君 ロケットの打ち上げ失敗というのは、お金的にも非常に大きな損失でありますけれども、今回のミューXのように、宇宙の基礎研究についても大変大きな損失があるということになるのではないかと思います。どうしても失敗の原因というのを徹底的に究明をしていく、その上に立たないと今後のロケットの打ち上げというのはもう進まないんじゃないかというふうに思うわけです。  このミューXの失敗が行われた直後の新聞紙上でいろいろな方がいろいろな論評をなさっておりますけれども、技術評論家の桜井淳さんという方が日経新聞紙上で、「事故が続発したのは結局のところ人の問題だ。設計に問題がなくても製造技術や品質管理がガタガタ……

第147回国会 文教・科学委員会 第3号(2000/03/14、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私も、まずモラルの問題から大臣に御質問したいと思います。  大臣は所信表明で、「近年、いじめ、不登校、暴力行為など子供の問題行動が憂慮すべき状況となっておりますが、これらの背景には、子供たちを取り巻く環境の著しい変化や社会全体のモラルの低下があり、学校だけの力でこれを解決することは困難であります。」というふうにお述べになりました。本当にそのとおりだと思うわけです。ところが現実はどうかといいますと、まさにモラルの低下を絵にかいたような事態が進行しているということだと思うんです。  新潟県警の問題ですけれども、小学校四年生のときに誘拐されて九年間も監……

第147回国会 文教・科学委員会 第5号(2000/03/16、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今回の法改正で視聴覚障害者の情報アクセス権が一歩前進したということは、これは評価できることなわけですけれども、これはパソコンを使わなければいけない。そうしますと、パソコンを本当に使える障害者の方たちがどれだけいるかということも一つ問題になるわけですね。平成八年の資料ということで伺ったんですけれども、パソコンを使える聴覚障害者というのは一万三千人ぐらいだろうというお話を聞いたんですね。本当にごく一部ということなんだと思うんです。  先ほど来、東海村の事故のお話もありましたけれども、あのときには流されている報道に字幕も何にもなかったために、屋内に避難……

第147回国会 文教・科学委員会 第7号(2000/03/21、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今回提案されている大学評価機関が行おうとしている大学評価というものが、真に大学の自主的改革の努力を励ますものになり得るのか。大学評価機関創設準備委員会の報告書、これを読みますと大変大きな問題があると思います。  それは、大学評価と予算配分の関係です。衆議院でも論議されておりましたが、予算配分機関というものには文部省を初め国の機関が入る、つまり評価に基づいて国の予算配分が行われる、こういうことではないかと思います。その上、大学の教育研究の基礎になっている基盤的研究経費、積算校費などについて、ここまで佐々木局長は衆議院の段階でこう答弁していらっしゃい……

第147回国会 文教・科学委員会 第8号(2000/03/23、18期、日本共産党)

○林紀子君 きょうは、お忙しいお二人の先生に来ていただきまして、ありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。  まず、お二人の先生にそれぞれ同じ質問なんですが、お聞きしたいと思いますけれども、今の日本の文教予算、それがどんなに少ないかというのは、先ほど三輪先生の方からはちょっとお触れになりましたけれども、OECD各国の中でも本当に少ないということがございますね。先ほど内田先生は、より効果的で適正な資源配分というのは大学の立場からも歓迎すべきことだというお話がございましたけれども、その前段としてまず、限られたパイをどうやって適正に配分していくのかという配分の問題ということよりも、全体の……

第147回国会 文教・科学委員会 第11号(2000/04/18、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今までも技術士の活用ということがいろいろ言われておりますけれども、それでは現場ではどうなっているのかということなんですが、だれが技術士なのかわからない、どうその職責を果たしているのか全く見えない、こういう現状だそうです。  今お話にもありましたけれども、ロケットの打ち上げで失敗ということが重なりましたけれども、ロケットの打ち上げに携わっているところを見ますと、宇宙開発事業団には技術士の方は三人いらっしゃるということなんですけれども、どういう部署でどんな仕事をしているのか、現場で聞いてみてもだれが技術士かわからないということなんだそうですね。  そ……

第147回国会 文教・科学委員会 第12号(2000/04/20、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今まで同僚委員からいろいろと指摘がございましたけれども、今回の改正案で新設される研修といいますのは、現場の先生の要望も大きいとは思いますけれども、全く無給となっておりまして、その上、授業料や共済組合の掛金などすべて自弁になるということですね。大学院の入学金と授業料は、国立大学でも二〇〇一年度からは合計七十七万三千八百円にも上ります。また、月々の共済掛金も、三十歳で月四万二千円、四十五歳では月六万六千円と決して安い金額ではありません。片や教育委員会からの推薦で大学院へ研修に行き授業料も給料も出る教員と、自主研修としてすべて自弁で賄う教員との格差、余……

第147回国会 文教・科学委員会 第13号(2000/04/25、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは、民主党が提案をなさいましたいわゆる三十人学級法案、これについて質問させていただきたいと思います。もうちょっと時間がありましたならば、本当はその隣に文部大臣にも御一緒に並んでいただいて交互にでもお答えをいただきたいところだったわけですが、先ほど同僚議員もおっしゃいましたように、今、文部大臣はちょうど予算委員会の方にとられております。ですから、これからもこの三十人学級の問題につきましてはぜひ文部大臣も並んで答弁ができるような機会も設けていただいて、それはそのときに回すということで、きょうは民主党の発議者の方に御質問をさせていただきます。  ……

第147回国会 文教・科学委員会 第16号(2000/05/11、18期、日本共産党)

○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  反対の第一の理由は、昭和の日を国民に押しつけることは、戦前の侵略戦争と暗黒政治の反省に立って打ち立てられた憲法の国民主権と平和・民主主義の原則を踏みにじるものだからです。  提案理由では、本法案の意義を「昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。」としています。しかし、この昭和という時代は、天皇が侵略戦争を推し進めた時代と、現在の憲法による平和と国民主権の時代という全く別の時代から成っており、それを一まとめにして、国民が祝い、感謝し、記念することはできません。  反対の第二の理由は……

第147回国会 文教・科学委員会 第17号(2000/05/16、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  中学生による五千万円の恐喝事件、十七歳の少年によるバスジャック事件、殺してみたかったという動機の愛知の女性殺害事件、また十六歳の少年による高校生リンチ殺害事件など、少年による重大な犯罪がまさに頻発しております。そして我が国社会を震撼させております。  私は、被害に遭って亡くなった方に心から御冥福をお祈りするとともに、遺族の方々、またけがをされた方々が一日も早く回復なさるように願ってやみません。  まだ事件は断片的にしかわかっていないわけですけれども、そしてこれはいろいろな問題が絡み合って起こった事件だということも言われているわけですけれども、きょ……

第147回国会 文教・科学委員会 第18号(2000/05/18、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  がらりと話は変わりますが、まず中曽根文部大臣にお伺いしたいと思うんですが、今、森総理大臣の神の国発言が大変問題になっております。中曽根文部大臣はあくまでも憲法、教育基本法の立場で文教行政を行う立場だ、このことは確認させていただいてよろしいですね。
【次の発言】 ところが、総理が発言しました神道政治連盟国会議員懇談会には、中曽根文部大臣も幹事として名前を連ねていらっしゃいますよね。この国会議員懇談会は、神道政治連盟とともに神道精神を国政の場にも確立すべく努めること、これを明確に目標としている団体だということです。文部大臣が、特定の宗教を国政の場に確……

第147回国会 法務委員会 第12号(2000/05/09、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今回の法改正で、六カ月だった性犯罪の告訴期間が撤廃されるなど、一歩前進だと思いますが、今後、犯罪被害者の権利を定め、犯罪による精神的、経済的被害にどのように国として補償していくのかなど、今回の改正を契機に早急に行わなければならない問題は山積していると思います。  私は、時間的制限もありますので、きょうは性犯罪被害者の問題を中心にお伺いしたいと思います。  今回の改正で、裁判の証人になる際はビデオリンク方式をとり得る、また付添人もつけられるとなっておりますが、犯罪被害者は裁判に至るまでに既に数回に及ぶ事情聴取に応じておりまして、特に性犯罪被害者に対……

第147回国会 法務委員会 第13号(2000/05/11、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは、三人の参考人の方々、おいでいただきましてありがとうございました。  まず、宮澤参考人にお伺いしたいんですが、我が国の被害者支援対策といいますのは、現状ではどうしても警察が中心になっているんじゃないかと思うわけです。でも、警察というのは本来は捜査機関ですから、その後にわたって被害者を支援していくということはなかなか、ずっと後までというのは難しいと思うわけです。ですから、日本でも公的機関やNGOというのが主体となっていくということが、先生がお触れになりました「白い環」というんですか、そういうようなものにも倣って、日本でもそういうものが主体に……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 災害対策特別委員会 第2号(2000/10/11、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今回の地震で災害に遭われました皆様方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  私は、七日と八日に鳥取県、島根県に調査に行ってまいりましたので、それに基づきまして、今被災地の方々が一番心配していること、このことを中心に質問をさせていただきたいと思います。  まず住居の問題、住むところという問題ですが、仮設住宅の問題では、先ほどいただきました御説明によりますと、鳥取県の日野町で応急の仮設住宅二十四戸の建設に着手をしたというふうになっておりますが、私が日野町に伺った十月七日には、町の方は仮設住宅百五十戸から百六十戸ぐらいは考えないとどうにもならない……

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第10号(2000/11/20、18期、日本共産党)

○林紀子君 きょうはお二人の参考人に来ていただきまして、本当にありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。  まず私は、渥美参考人、岩井参考人、それぞれお二人にお聞きしたいと思うんですが、そもそも政治といいますのは国民の意思を反映させ、そして要求を受けてなされるものだというふうに思うわけです。ですから、要求をくみ上げるということは政治家にとっては大変大切なことだし、当然の責務だというふうに思うわけです。  ところが、それにお金が絡んでくる、これが一番の問題だというふうに思うわけです。口ききというような形で見返りとしてお金を受ける、これが腐敗政治の温床となる。ですからこういう法案も今出……

第150回国会 文教・科学委員会 第2号(2000/11/02、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私は、まずサッカーくじの問題についてお聞きしたいと思います。  来年の春からサッカーくじの全国販売が行われるわけですけれども、それを前に十月二十八日から静岡県でテスト販売が開始されました。私は、この日、静岡県に行ってまいりました。そして、ラモス選手が出演した販売開始イベント会場というところにも行ってまいりましたし、それから販売をしているお店にも行きました。その後、父母の方たち、先生たちとも懇談をしてきたわけですけれども、その中で感じたことは、やはりサッカーくじというのは子供たちに対して大変な悪影響を与える、本当に心配なことだと、そういうことだった……

第150回国会 法務委員会 第10号(2000/11/28、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  まず、私は総務庁にお聞きしたいのですが、政府の同和対策事業は、一九六五年の同和対策審議会の答申以来、同和対策事業特別措置法、また地域改善対策特別措置法によって実施されてきましたけれども、九七年の三月末には特別措置法による特別対策はほぼ目的を達成したとして基本的には終結をしたわけですね。残りの事業も二〇〇二年の三月をもってすべて終了し、その時点で同和地区、同和の指定地区も地域もなくなる、そういうことでよろしいですね。
【次の発言】 次に、法務省にお聞きしたいのですが、今お話にありましたように、部落問題はかつてあったような住環境や進学の格差もなくなる……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 災害対策特別委員会 第3号(2001/03/28、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私も、三月二十四日に起こりました芸予地震について質問をいたします。  まず、亡くなられた方、また大きな被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  広島県では、けさ配付されました資料によりますと、住宅被害は、全壊が四、半壊が二十一、一部損壊が七千百四十三となっておりますけれども、広島県の中でも特に被害が大きかった呉市では、がけ崩れというのが三百三十七カ所となっております。呉は坂の町で、被害が大きく、家は倒れていなくても床下の土が崩れてもうその家には住めない、こういうことで避難した方もいらっしゃるわけです。  今の災害救助法では、……

第151回国会 法務委員会 第3号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私はきょうは女子差別撤廃条約選択議定書の批准についてお聞きしたいと思います。  まず、この意義について大臣にお伺いしたいと思うのですが、女子差別撤廃条約の選択議定書は九三年にウィーンで開かれた世界人権会議で勧告され、九九年十月の国連総会で採択されました。そして、昨年の十二月に発効して、既に十八カ国が批准をしております。  この選択議定書は条約の実施の効果的担保を図る上で重要な意義のある制度だと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 とは考えているということですけれども、この選択議定書の個人通報制度というのは国民の人権を守れなかった場合の人権……

第151回国会 法務委員会 第5号(2001/03/29、18期、日本共産党)

○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、両法案に対し反対討論を行います。  我が党が反対する根本的理由は、バブル期に金融機関等が生み出した不良債権の処理を、民法や商法などの本来の諸原則を崩し、不良債権処理の実情に照らしても効果はほとんどないのに、まじめな債務者や株主の利益を損なうおそれがある法律をさらに適用を拡大し、延長しようとしていることです。  第一に、土地再評価法は、法人所有の事業用土地の評価を、固定資産については取得価額を会計帳簿に記載するという資産評価の原則に反して時価で計上できるものとし、その再評価差益を資本に組み入れることができるようにし、さらにこれを自社株の消却に使えるようにし……

第151回国会 法務委員会 第7号(2001/05/24、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  熊本地裁のハンセン病判決に控訴は行わないという政府の判断がきのう発表されました。熊本判決を聞いて、これでやっと普通の人間に戻れると喜んだのもつかの間、もし控訴されるようなことがあったら、元患者の皆さんは、自分の人生は再びやみに閉ざされてしまう、本当に自分の命をかけて控訴はしないでと訴え続けてきましたが、その原告団とそれを支持する人たちの声が政府に届いたものだと、私もこの控訴はしないという判断を評価するものです。  法務大臣は、所信表明におきまして、二十一世紀は人権の世紀だというふうにお述べになりました。人権救済を所管する大臣として、それではきのう……

第151回国会 法務委員会 第8号(2001/05/29、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今の世の中は大変便利なカード社会になっておりますけれども、その一方でカードをめぐる犯罪もふえている。特に、偽造カードによる被害が急増しているわけですね。最近発表されましたカード犯罪総合対策検討委員会報告書でも偽造カードへの対応を急ぐことがうたわれておりますが、これは当然のことだと思います。  そこで、今回の法改正の条文でどういうことを指して犯罪とするのか、先ほどもわかりやすくというお話がありましたけれども、何をすれば処罰されるのか、それを明確にする必要があると思います。  そこで、まずお伺いしたいのですが、現行の法律では、「電磁的記録不正作出及び……

第151回国会 法務委員会 第11号(2001/06/07、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今回の法案によりまして、これまで法人格を取得できないで権利能力なき社団として活動せざるを得なかった非営利、非公益の団体が準則主義によって法人格が取れるようになりまして、これは一定の前進だと考えております。  それでは、具体的にどのような団体が法人格を取得できるのか、教えていただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、それらの団体というのは、希望をすれば登記をすることで法人格が得られる、しかし希望しない場合は現在のままの状態で活動することができると、こういうことになるわけですね。
【次の発言】 現行の法人制度は、公益法人が民法三十四条で主務……

第151回国会 法務委員会 第12号(2001/06/12、18期、日本共産党)

○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、債権管理回収業に関する特別措置法改正案に対し、反対の討論を行います。  本法は、一九九八年の金融国会で、金融再生トータルプラン関連六法案の一つとして提出されたものでありますが、金融機関が不良債権の回収・処理をみずから行わず、サービサーに委託・譲渡することを認めれば、貸し手責任を免罪することになるばかりか、まじめな借り手を苦況に追い込むおそれがあるとして我が党は反対しました。  政府は、本年四月六日に出した緊急経済対策で、金融機関が抱える不良債権の最終処理、すなわち直接償却を促進する方向を打ち出しました。  本改正案は、譲渡できる対象債権をこれまでの枠を大……

第151回国会 法務委員会 第15号(2001/06/21、18期、日本共産党)

○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、金庫株を解禁する商法等改正案及び関連整備法案に対し、反対討論を行います。  金庫株を解禁する今回の商法等改正は、政府の緊急経済対策の一つとして、財界の長年の要望に基づく持ち合い株式解消の受け皿や株価対策に活用できるとの理由で、資本充実や債権者・株主保護などを目的とした金庫株禁止の商法の基本原則を完全に葬り去る重大な改正です。  そもそも商法は、原則として自己株式の取得、保有を厳しく禁止していました。  その理由は、資本充実に反し、債権者の利益を害し、株主平等の原則に反すること、また経営者の会社支配の目的に利用され、インサイダー取引で一般投資家を害するおそ……

第151回国会 法務委員会 第16号(2001/06/26、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  昨年の犯罪被害者保護法によりまして、犯罪被害者に対し、刑事公判記録の閲覧、謄写が認められました。それまでは、大切な人を失ったり自分自身が重大な障害を負っていても刑事裁判の蚊帳の外に置かれていた被害者にとりましては、これは一つの前進だと思います。しかし、これは起訴された場合のことで、加害者が不起訴となった場合は基本的に不起訴記録が開示されないために情報に十分アクセスできないという事態は依然として続いているわけです。  そして、この問題で法務省は、昨年二月から三月にかけまして、「被害者等に対する不起訴記録の開示について」という通知を出されましたね。こ……


林紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院18期)

林紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 共生社会に関する調査会 第閉会後1号(1998/11/26、18期、日本共産党)

○林紀子君 きょうはお二人の参考人に来ていただきまして、どうもありがとうございます。私も時間がお答えを含めまして十分ということですので、大変申しわけありませんが、最初に質問をさせていただきまして、順次お二人にそれぞれお答えいただくという形をとらせていただきたいと思います。  まず、原ひろ子参考人にお伺いしたいんですが、ドメスティック・バイオレンスの被害者救援をしていくというところで、被害者の方たちが本当にここで逃げ出すということに踏み切るのに、やはり経済的な問題というのが非常に大きいんじゃないかと思うんです。先ほども、年金ももらえなくなる、それから健康保険証すらもなくなる、こういう話がありまし……

第143回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1998/10/01、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子です。  私も男女共生社会とはどういうものかというのを考えてみたわけですが、男性も女性もともに働き、家庭生活を営み、地域社会を担っていく社会、また経済効率性だけを追求する競争社会ではなくて人間らしいゆとりと豊かさを持った社会、こういう社会じゃないかというふうに考えたわけです。そして、このためには政治、経済、文化など社会のあらゆる場面で男女が平等な権利を確立することを基本に据えなければならないと思います。  政府が九六年に策定しました男女共同参画ビジョンでは「人権尊重の理念を社会に深く根づかせ、真の男女平等の達成を目指す」、こういうふうにうたわれておりますけれども、……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  まず、法務省にお伺いしたいと思うんですけれども、今までこの調査会ではいろいろな参考人の方に来ていただきましてお話を伺いまして、私もいろいろ勉強させていただきました。また、北海道まで出かけまして民間シェルターの方に直接お話を聞きましたり、また弁護士さんからもお話を聞くというようなことをしてきたんですが、その中で皆さん口をそろえておっしゃっておりますのは、特にドメスティック・バイオレンスに関する新たな立法がどうしても必要だというふうにおっしゃっているわけなんですね。  法務省は、昨年の四月に男女共同参画審議会の女性に対する暴力部会ヒアリングをしたとき……

第145回国会 共生社会に関する調査会 第4号(1999/05/12、18期、日本共産党)

○林紀子君 この間の調査会での取り組みを通じまして、私自身がドメスティック・バイオレンスに対して認識が大変深まったというふうに思っております。しかし、まだ多くの人たちがドメスティック・バイオレンスというのはごく限られた人たちの問題だとか、特別な問題だとかいうふうにとらえているんじゃないかと思いますので、本調査会、そして国会の役割というのが非常に重要じゃないかと思うわけです。  今までお話にありましたけれども、暴力は犯罪であるというのは刑法に定められているわけですけれども、それがドメスティック・バイオレンスにきちんと適用されているかどうかということについてはなかなか実現していないということなんだ……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 共生社会に関する調査会 第2号(1999/11/19、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは、女性の政策決定過程への参加ということで、この共生社会調査会で調査を進めるスタートということで、お二人の参考人に来ていただきまして大変興味深いお話を聞かせていただきましてありがとうございます。  私は、まずそもそも女性の政策決定過程への参加の前提といたしまして、女性が社会参加できる、そういう条件整備というのがどうしても不可欠だというふうに思うわけです。これは総理府が男女共同参画社会に関する世論調査、平成九年に調査をしたものというのを、今この緑の表紙の八十一ページで見せていただいているんですが、「男女共同参画社会を推進していくための行政に対……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 共生社会に関する調査会 第2号(2000/02/23、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。きょうは、女性の政策決定過程への参画ということでお二人の参考人においでいただきまして、本当にありがとうございました。  まず、植野参考人にお伺いしたいんですけれども、女性の政策決定過程への参画というのは、先ほどから参考人からもお話がありましたように、今、日本では政府が数値目標を持って進めているというのは審議会というところなわけですけれども、この政策決定過程という言葉の意味、イロハのイからお話を聞きたいんですけれども、これは政治の分野だけではなくて、あらゆる分野に対して意思決定ということにどうやって女性が参画をしていくかというところが一番重要なんじゃな……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2000/03/08、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子です。  私は、女性の政策決定過程への参画はなぜ必要か、今回の調査の課題のそもそもですけれども、ここから考えたいと思うわけです。  何よりも民主主義の問題として重要だということは当然なのですが、岡澤憲芙参考人からスウェーデンの例を引いてお話がありました。女性が政治に参加するということは国民に政策の納得が得られやすい、これが一番大きなメリットだというお話がありましたが、それは裏返して考えますと、女性も含めてみずからの願いが政策に反映される、そういう信頼があるということではないかと思います。ですから、男性でも女性でも人間らしく生きる社会、自分の願いがきちんと政策に反映……

第147回国会 共生社会に関する調査会 第7号(2000/05/10、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは、政治分野を中心とした女性の政策決定過程への参画について論議するということですので、私は、女性の議会への進出、特に国政レベルでの障害とその解決策、こういうものを考えてみたいと思います。  さきに行われました当調査会の公聴会におきまして、市川房枝記念会の山口みつ子公述人は、女性が議会に出にくい要因として、組織的な要因、経済的な要因、制度的な要因、そして社会的文化的な要因、この四つにわたってお述べになりました。  そのうち、まず制度的要因について述べたいと思いますが、その一番大きな問題点は選挙制度の問題だと思います。  女性が出にくい選挙制度……

第147回国会 共生社会に関する調査会公聴会 第1号(2000/04/26、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは、三人の公述人の方においでいただきまして、ありがとうございます。  まず、太田公述人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどのお話の中で、男女ということではなく、能力のある人をどう伸ばしていくかという雇用管理が大切だというお話がございました。  私は、長時間労働ということについてお伺いしたいと思うんです。  といいますのは、最近の日経新聞で、「なぜ増えぬ?女性キャリア」と題する記事があったんですが、これは人事院が幹部候補の女性をふやすというために開いた女子学生向けの就職セミナーだったんですけれども、ここで女子学生からの質問というのは、残業がど……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 共生社会に関する調査会 第1号(2000/11/01、18期、日本共産党)

○林紀子君 きょうは、三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  私は、三人の方々にそれぞれお伺いしたいので、芦野参考人から順次お答えいただきたいと思うんですが、それは人工妊娠中絶をどのように減らしていくか、そのことに対する行政の責任というか最優先課題は何かということなんです。  金城先生もここで成果文書の七十二項というのを引いて、「望まない妊娠の防止は常に最優先課題とし、妊娠中絶の必要性をなくすためにあらゆる努力がなされなければならない。」ということをうたっているということを引いてくださったんですけれども、私は厚生省の昨年発表した生涯を通じた女性の健康施策に関する研究会報告書というのを見……

第150回国会 共生社会に関する調査会 第3号(2000/11/15、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今までの皆様の御発言とも重なる部分もあると思いますが、私も生涯にわたる女性の健康支援に女性の自己決定権を貫く重要性について意見を申し上げたいと思います。  カイロ人口会議、北京女性会議以降、性と生殖に関する健康・権利、いわゆるリプロダクティブヘルス・ライツという考え方に立って、いつ何人子供を産むか、または産まないかなどは女性が決めることであり、女性の自己決定権を保障することが大きな流れになっています。男女平等な社会がその前提ですが、参考人の方々も説明されましたが、男女共同参画審議会の答申でも指摘されておりますし、今後政府の施策にこの視点を全面的に……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 共生社会に関する調査会 第4号(2001/02/21、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今まで何人かの方から指摘がありましたけれども、今回の男女共同参画基本計画、これを見ますと、男女共同参画社会基本法が制定され、そしてこの計画というのも閣議決定ということで格上げはされたということですけれども、中身を見るとどうかということなんですが、二〇〇〇年ビジョンやプランよりも後退しているのではないかというふうに思わざるを得ない点があるわけです。女性の地位向上や男女平等の実現に向けて、これは実効性が高いのではないかと女性たちが大いに期待している、そこのところが抜け落ちているというふうに思うわけなんです。  例えば男女賃金格差の是正の問題。我が国の……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第5号(2001/04/02、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは、四人の皆様方から、お忙しい中来ていただきまして、有益なお話、本当にありがとうございました。  私も、三十年以上前になりますが、三人の子供を全部保育園でお世話になりながら子育てをしてやってまいりましたので、今お話を聞きながら、みずからの体験と重ね合わせまして、あのときはつらかったなと思うようなことをいろいろ思い出しておりました。  その一番つらかった保育園にかかわる思い出といいますのは、何といっても預けられる保育園がなかなか決まらないということだったんです。私が働いておりましたときにはまだ育児休業制度というのはありませんでしたから、産休が……

第151回国会 共生社会に関する調査会 第6号(2001/05/14、18期、日本共産党)

○林紀子君 日本共産党の林紀子です。  女性の経済・社会的自立ということは、何よりも働く場で男女の平等がいかに達成されているかにかかっていると思います。時間の関係もありますので、私はきょうは女性の多様な働き方と雇用環境の整備という点を中心に発言したいと思います。  労働省の統計によりましても、賃金では女性は男性の五一・七%、諸外国と比べてもその差は非常に大きく、しかも格差はかえって広がる傾向にあります。格差がある理由は、賃金の低い職種にしかつけない、昇進・昇格のチャンスが与えられない、コース別人事などの間接差別、またとりわけ低賃金で劣悪な条件のパートに女性が集中しているなど、さまざまな態様の男……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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