西山登紀子 参議院議員
16期国会発言一覧

西山登紀子[参]在籍期 : |16期|-17期-18期-19期
西山登紀子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは西山登紀子参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院16期)

西山登紀子[参]本会議発言(全期間)
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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 参議院本会議 第8号(1993/03/31、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、九三年度予算案に反対の討論を行います。  佐川・暴力団事件に続いて、金丸巨額脱税事件が判明し、今国民の怒りは頂点に達しています。しかも、金丸脱税の原資の主役が、みずからが自民党政権の中枢として強力に推進してきた大型プロジェクトと、その事業で大もうけを保証された大企業のやみ献金であったことが日々明らかにされつつあります。全く言語道断であり、許すことができません。  言うまでもなく、政府予算案は宮澤自民党政権の推進する政策を財政的に裏づけるものであり、今日明らかになりつつある政官財の醜悪な金権腐敗体質に徹底的にメスを入れることなく、大企業中心の施策を推進……

第126回国会 参議院本会議 第18号(1993/05/24、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました環境基本法案について総理並びに関係大臣に質問いたします。  青い地球を青いままで子供たちに残してやれるかどうか、今日、環境問題は地球的規模で人類生存の重大な課題となっています。そして、今最も大切なことは、足元の環境問題、日本の現実にどう対応するかということです。  日本の環境問題でいえば、水俣病問題が未解決で残されており、窒素酸化物などの大気汚染が全国的に深刻化している上、民活路線のもとで大企業本位の乱開発が全国で進められた結果、緑と自然が破壊されています。地球環境を守るためにも、まず我が国自身の環境・公害問題の抜本的解決に全……


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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 参議院本会議 第12号(1994/01/26、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されました畑英次郎農林水産大臣を問責する決議案に賛成の討論を行います。  細川内閣と畑農林水産大臣は、例外なき関税化を受け入れない、米は国内で完全に自給するとの三度にわたる国会決議を踏みにじり、ウルグアイ・ラウンド交渉でドゥニ議長の調整案を受け入れました。これは米の全面的な自由化に道を開き、乳製品やでん粉など二十品目もの農産物を一挙に関税化してすべての農産物を自由化し、我が国の農業と農民の生活に壊滅的な打撃を与えるものです。日本の農業を守り、安全な食糧を確保するという国民にとって死活的な利益を投げ捨てた細川内閣の政治責任は極めて重大です。……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 参議院本会議 第24号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。  羽田内閣は、殊さらに過大な高齢化社会危機論を振りまきながら、その財源として消費税増税は当然との世論誘導を行い、さらに年金支給開始年齢を六十五歳に繰り延べする上、本改正案のように、入院時食事代を一日八百円、当面は一日六百円を患者から徴収するような、国民いじめの社会保障制度の改悪を相次いで強行しようとしています。  とりわけ、病院給食は治療の一環であり、本来保険で賄われるべきもので、この有料化は国民医療の根本をゆがめる大問題です。この患者負担は、原案では三千二百七十億円にもなります。一部修正……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 参議院本会議 第5号(1994/10/28、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、年金関連法案について質問いたします。  本改正案の基本である被用者年金六十五歳支給は、もともと自民党政府が八九年に国会に提出し国民と国会が拒否したもので、昨年の総選挙では社会党も反対の公約を掲げていました。そして、当時、総理自身も、六十歳から六十五歳までのこの五年間は何で暮らすのか、平成二十二年の段階に六十五歳まで働く職場が確保されるということは保証の限りではないと追及をされていたではありませんか。  本改正案は、その実施年度を三年おくらせるだけで、満額年金六十五歳支給という根本改悪は前法案と同じものです。したがって、これは国民に対する重大な背信、公……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 参議院本会議 第11号(1995/03/15、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、九五年度地方財政計画、地方交付税法改正案並びに地方税法改正案に関連して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  阪神・淡路大震災から既に二カ月がたとうとしています。私は、精神的にも肉体的にも極限状態の中で、生活の再建と復興に必死で頑張っておられる被災地の皆様方に、心からのお見舞いを申し上げます。  震災対策は、被災した関係自治体だけでなく、全国の自治体に関係した重大問題になっています。  そこでお伺いいたします。  先日、京都の清水寺で八十歳の被災者が飛びおり自殺されました。痛ましいことです。総理、せっかくあの地震で助かった人が救済のおくれから命を落……

第132回国会 参議院本会議 第16号(1995/04/14、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、食品衛生法等の改正案について総理並びに関係大臣に質問いたします。  国民の命と安全を守ることは、国として最優先の課題でなければなりません。ところが、本改正案の背景を考えるとき極めて危惧される問題があります。  多くの国民の声を無視して批准されたガット・WTO協定によって、主食である米を含め農産物の全面的な輸入自由化がなされました。しかも、WTO協定を認めることによって、アメリカとその多国籍企業主導で作成されたいわゆるコーデックス食品規格にすべての加盟国が従うよう求められているわけです。  コーデックス食品規格とはいわゆる非関税障壁の除去を通じて国際貿……

西山登紀子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院16期)

西山登紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第125回国会(1992/10/30〜1992/12/10)

第125回国会 厚生委員会 第2号(1992/12/08、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 本改正案は、全体としてはバーゼル条約批准の流れの中で提出されたものでありますので、我が党もその趣旨に賛成でございます。  そこで、私は、このバーゼル条約の精神が生かされますように、その実施に当たりまして幾つかの補強をしていただきたい点につきまして質問いたします。  まず第一点ですが、バーゼル条約は、その前文で、「有害廃棄物及び他の廃棄物の発生及び処理から生ずることがある悪影響から人の健康及び環境を厳重な規制によって保護することを決意して、」次のことを協定したとありますように、国際的に人々の健康と環境を守ろうという画期的な条約でございます。この条約に照らして、本改正案で最も気にな……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 厚生委員会 第2号(1993/03/02、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、看護婦の養成問題について、いわゆる看護婦さんのお礼奉公問題に触れて質問をいたします。  お礼奉公という言葉は、前近代的な封建時代の徒弟制度の名残のような言葉で、私は実態的には死語になっていると思っておりました。ところが、看護婦さんの世界では現在もまだ使われている言葉であって、生きている制度であるということを知ってびっくりいたしました。  お礼奉公の定義というのは、日本医療労働組合連合会の記者会見の資料によりますと、看護婦のお礼奉公とは、病院や診療所の経営者が学生に奨学金、これは貸付金とか立てかえ金などと呼ぶ場合もあるそうですけれども、これを出して准看護婦、看護婦養成所に通……

第126回国会 厚生委員会 第3号(1993/03/26、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 きょうは、まず最初に口腔衛生、特に子供の虫歯予防や歯肉炎の防止に効果が非常に大きいと言われますブラッシングなどについてお伺いいたします。  最近、あごの発達が十分でなくて歯列不正常の子供や歯肉炎の子供がふえてきていることが憂慮されております。そこで厚生省にお伺いいたしますけれども、WHOの歯科保健目標であります十二歳児で虫歯三本という目標から見ますと、残念ながら我が国は先進国の中で虫歯が多い方ではないでしょうか。
【次の発言】 文部省の方は、昭和五十九年度からは十二歳の永久歯のDMF指数が統計処理されているけれども、漸減傾向にあるとはいっても我が国はWHOの歯科目標にはまだかな……

第126回国会 厚生委員会 第4号(1993/03/29、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、改正案についてですけれども、この改正案は主な面として鉄道共済年金の救済を国とJRの責任で行うのでなく、国民の連帯と相互援助にすりかえたものだと思います。一九八九年第百十六国会において成立した本法の本 質は何ら変わっておりません。私は、せめてJRの負担増などの方向が出てくるのかと思いましたけれども、据え置きということで非常に残念に思っております。まず最初にこのことを指摘して、質問に移ります。  厚生年金にかかわりまして、男女の年金格差についてお伺いいたします。  閣議決定されました生活大国五カ年計画には、「不安のない老後生活の確立」として「(高齢者の保健福祉施策の推進)」と……

第126回国会 厚生委員会 第5号(1993/04/08、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、指定老人訪問看護事業の普及を促進するために何が必要か、何がネックに なっているのか、本法案の改正内容が実態に合っているのかどうか、地元の京都で幾つかの事務所やこれから発足しようとしている事業所などを視察してまいりましたので、その結果を踏まえまして幾つか具体的に質問をさせていただきたいと思います。  実は、私の実家でも九十五歳の祖母が寝たきりの状態でして、母が世話をしております。先日、近くのステーションから訪問看護婦さんが来てくださいまして、体をきれいにふいてくださったり、血圧や熱をはかったりとか、かかりつけのお医者さんとも連絡を密にとって実にてきぱきと処置をしてくださって……

第126回国会 厚生委員会 第6号(1993/04/13、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、放射線技師法の問題についてお伺いをいたします。  エックス線の発見が近代的な医学の発展に寄与した役割は大変大きなものがあると思います。そして、医師はもちろんのことですが、診療放射線技師は医療の発展や的確な診断にかかわる重要な仕事をしておられます。私も何人かの技師の方にお会いしてお話を伺ってまいりましたが、私が大変感心いたしましたのは、もちろん当然のことでしょうけれども、皆さん仕事に大変誇りを持っておられました。今度の法案の改正で、MRIなど、こういうほかの診断業務に携わることができるというふうになればお仕事がふえるんじゃないですか、こういうふうにお伺いしましたら、いやそれ……

第126回国会 厚生委員会 第7号(1993/04/20、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 今回の改正では、筋ジストロフィーなどの難病に対する希少疾病の医薬品などの研究開発がこれまで不十分であったものが一歩進むことになったわけで、我が党は賛成でございます。関係者の強い要望にこたえるように進めていただきたいと思います。  ところで、昨年の十二月十八日に、インフルエンザそれからポリオ生ワクチンなどの予防接種で死亡したり重篤な後遺症が生じた被害の救済を求める集団訴訟に対する東京高裁の判決が出ましたが、この判決は、厚生大臣は禁忌該当者に予防接種を実施させないための十分な措置をとることを怠ったとして、そのために発生した被害に国家賠償を認めるという、国に対しては厳しい内容でした。……

第126回国会 厚生委員会 第8号(1993/04/22、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 本法案の目的は、老人や障害者の自立を促進し介護者の負担の軽減を図るために、福祉用具の研究開発及び普及を促進し福祉の増進に寄与することと、こうなっているわけです。  この目的を本当に達成するためには、高齢者や障害者自身の自立や能力を高めるためという理念の上に立った研究の開発と普及の促進ですね、展示とか相談、有効な説明、そのことと給付とが一体のものとして連携して進められなければならないと考えております。開発は開発、展示は展示、有効なものが開発されておりますのに旧来のものばかり展示しているだとか、あるいは有効なものが開発されたけれどもそれが給付の対象にならないなど、こういうふうにばら……

第126回国会 厚生委員会 第9号(1993/05/11、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 戦後処理問題で未解決の問題は非常に多く残っているわけですが、きょうは中国残留孤児について質問をいたします。  中国残留孤児対策として身元引受人制度というのがあるわけですけれども、親族の未判明の孤児の方が帰国とそして定住を希望した場合の身元引受人、これはボランティアの方ですね。そしてまた、平成元年からは身元が判明していましても特別の事情で引き取りがない場合に、特別身元引受人制度というのが発足をしております。  私も、地元で懇談をしたり調査をしてまいりましたけれども、こういう身元引受人の方々は、単なる名義上の引受人ではなくて、定住とか自立促進のためにお役所に一緒に行ってあげたり、買……

第126回国会 厚生委員会 第10号(1993/05/13、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 母子・寡婦福祉資金は、母子家庭や寡婦の生活支援の一つとして一定の役割を果たしてきております。私は、今回の改正に当たり、まず四点ほど要望しておきたいと思います。  その第一は、今回の改正の中身を見ますと、国が余った資金を引き揚げる剰余金引き揚げ法案ではないかというような疑問も出されているわけですので、この法案をてこにして貸付制限などが起こらないように制度の運営をしていただきたいというのが第一点です。それから二つ目は、就学支度資金や住宅資金など需要の多いものについてもっと貸付内容を充実してほしいということが二つ目。三つ目は、いろいろ出ておりましたが、これを機会にPRの強化を私もお願……

第126回国会 厚生委員会 第11号(1993/06/03、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、子供の福祉と保健に関して質問をいたします。  まず、保育所対策についてですが、昨年来、突如として公立保育所の保母の人件費の交付税化が浮上いたしまして大問題になりました。  そこで、端的にお伺いいたしますけれども、昨年末の公立保母の人件費の交付税化の方針は、やり方がまずかった、唐突過ぎたので地方自治体などの猛反対でつぶれた、だから今度は保育問題検討会をつくって自治体の代表も入れまして、手続をきちんと踏んでその論議を経て、その結果としてこの一般財源化を実施しよう、こういうことでしょうか、お伺いいたします。
【次の発言】 自治体の超過負担は今でも大変なものですし、また公立てあれ……

第126回国会 厚生委員会 第13号(1993/06/10、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 前回の法改正に向けて公衆衛生審議会が出した意見書では、我が国の精神障害者対策は制度、事業面の立ちおくれについては否定できない現状であり、今や早急に是正を図るべき重要な社会的課題となっていると指摘しておりました。また、さらに一九八五年のWHOや国際法律家委員会と国際保健専門職委員会の調査団は、日本の精神医療制度の現状は精神障害者の人権及び治療という点において極めて不十分とみなされなければならないと、国際的にも厳しい評価を下しておりました。その後の経過を踏まえましても、なおことし三月の同審議会の意見は、前回改正で導入した各種制度はまだ試行錯誤を重ねているところもある、社会復帰制度の……

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第3号(1993/04/21、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 国土庁は、八五年に首都改造計画を発表いたしましたが、そこでは、産業構造のソフト化やサービス化が進み、その進展を背景に都市の業務管理機能の適正な配置を図ることが必要であるとしました。そして、そのためには東京都区部だけでも必要な事務所の床需要は西暦二〇〇〇年までに五千ヘクタール、超高層ビルで二百五十棟分に相当するという極めてショッキングな予測を立てて、そのための財源確保についても示唆いたしました。  その後、政府の統一的な見通しを作成するために国土庁を中心に関係省庁等連絡会議が設置されましたが、八七年の十一月に二〇〇〇年までの事務所床需要を千六百から千九百ヘクタールと三分の一に大幅……

第126回国会 土地問題等に関する特別委員会 第4号(1993/05/19、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 大変いろいろなことを勉強させていただいているんですが、石原先生と長谷川先生にそれぞれお伺いいたします。  私は、都市計画というものはやはりその地域に住民が生活をするということを基本にして考えるべきだというふうに思っているわけです。  先ほど石原先生も宅地の提供を積極的に行うというふうに言われたわけなんですけれども、この宅地の提供の場合に、やはり公共用地の取得という問題が非常に関係してくるんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、その場合に、自治体の先買い権の強化の問題とか、それから大企業が今保有しておりましてまだ使っていない未利用地だとか遊休地だとか、そういうのがある……


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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 規制緩和に関する特別委員会 第3号(1993/11/12、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  時間が押せ押せになっておりますので、残念ですけれども、私は叶先生お一人にお答えいただかなければならないのですが、今、中条先生の方からも規制緩和ということが流行になっているというようなお話が最初にありましたけれども、やはりこれは細川総理が所信表明の中で、民間活力が最大限に発揮されるように努力をする、その努力の具体的な最初の目標にこの規制緩和は挙げられたというところから、今大きくこの問題がクローズアップされているというふうに私は考えております。  この規制緩和という言葉だけがひとり歩きするような状況も見られるわけですけれども、何のための、だれ……

第128回国会 規制緩和に関する特別委員会 第4号(1993/12/03、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子ですが、植草先生にお伺いをさせていただきます。  今規制緩和というのが一つの流行語というのかブームのようにもなっているわけですけれども、私はそういう状況について一つの危惧を抱いております。流行になっているのは先生も先ほど御説明いただきましたけれどもやはり理由がありまして、その理由というのは、細川総理は所信表明で民間活力の最大限の発揮について努力をしたいというその具体的な施策の最初に規制緩和を挙げられているということで、やはり今の内閣の目玉商品というんですか、そういうものとして一つの規制緩和が流行語になっていっているんではないかと思うんです。  その中身が、……

第128回国会 厚生委員会 第3号(1993/11/11、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、厚生行政全般について一言申し上げたいと思うんです。  十月に年金審議会の意見書が提出をされました。年金制度というのはやはり国民の老後保障の柱でございます。それだけに、意見書の最大の問題として六十五歳の支給問題、国民の大きな関心を呼んでいるわけです。きょうは詳しくは申し上げませんけれども、六十五歳の支給問題、新聞論調の限りにおきましても無条件賛成というのはありませんし、政府にさまざまな工夫を求めております。また、医療をめぐっては医療経営の悪化が進行して、診療報酬の改定とか看護婦の増員が切実になっています。また一昨日、衆議院の厚生委員会で我が党の岩佐議員が論議いたしましたよう……

第128回国会 厚生委員会 第4号(1993/11/16、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、心身障害者対策基本法改正案について賛成の立場から討論いたします。  国連・障害者の十年をきっかけとして障害者運動が前進し、世論の高揚によって心身障害者対策基本法の改正を求める声が高まり、このたび障害者基本法が制定される運びになったことを我が党は喜びとするものです。  我が党は、この改正に当たりまして、心身障害者対策基本法改正についての提案を発表し、国連の諸決議、日本国憲法の生存権の保障などの理念に照らして、障害者の定義を見直し、障害者の全面参加と平等、権利の尊重、あらゆる分野での差別の禁止などの提案を行ってきました。  本改正案が法案名称を障害者基本……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 厚生委員会 第2号(1994/02/24、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 水道水源は人の命と健康にとって欠くことのできない水の源でございますので、まず国の基本姿勢、現状認識について大臣にお伺いいたします。  私は京都の出身なんですけれども、京都は琵琶湖を直接の水源とする京都市、それからおいしい地下水を水源とする地域など、比較的良質の水道水源に恵まれたところでございます。しかし、その京都市でも夏になりますと決まって臭い水の問題が発生いたします。また、地下水にも最近トリクロロエチレンが検出される、あるいはゴルフ場の開発に伴って水源の汚染問題に住民運動が盛んに起こってくる、こういうふうな状況になっております。  命の水、水道水をもっときれいでおいしく、そし……

第129回国会 厚生委員会 第3号(1994/03/29、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 児童憲章は、児童は人としてとうとばれる、社会の一員として重んぜられる、そしてまたよい環境で育てられるとうたっております。  私は、国際家族年に当たりまして、経済大国と言われる今の日本の家族を見た場合に、家族の団らんが急速に失われてきているのではないかと大変心配をしております。家族の団らんを取り戻すためには、週休二日制や労働時間の短縮など働く人々の労働条件の改善とあわせまして、安心して子供を産み育てることのできる環境が必要だと思うわけです。  そこで、まず児童手当についてですけれども、本改正案は児童手当法上、児童育成事業を行う根拠を置くためのものですけれども、従来、一般会計で行っ……

第129回国会 厚生委員会 第5号(1994/06/09、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 予防接種法の改正案に関してお伺いをいたします。  厚生省の配られました説明資料を見ますと、東京高裁判決を通じて行政側に提起をされた個別具体的な課題として二つ挙げているわけです。一つは、予診の徹底など予防接種実施体制の充実、二つは、予防接種に関する情報提供システムの充実、こうあるわけですけれども、これはこれとして非常に重要な課題ですけれども、果たしてそれだけであろうかと私は疑問を持ちます。  この判決全体を通じて指摘されました重要な点は、国は安全で有効なワクチンの開発研究の責任があり、疾病の蔓延を予防するとともに被接種者の生命、健康を守るために不断の努力をする、その体制をどうつく……

第129回国会 厚生委員会 第6号(1994/06/10、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 厚生大臣の所信表明は、国民の生活、健康にとって大変重要な問題を含んでいると思います。年金の支給年齢の繰り下げ、入院給食への自己負担の導入、保健所の統廃合など、どれをとっても国民生活にとって深刻な影響を与えるものです。これらの重要法案は十分時間をかけた審議が必要であり、問題点についてはそれぞれの法案審議の中でただしていきたいと思いますが、きょうは未成年者の飲酒問題について質問をいたします。  酒は百薬の長というような側面もあることは否定できませんけれども、しかしそれは成人の場合でありまして、未成年者については当てはまらないと思います。未成年者はアルコールを代謝する能力が大人に比べ……

第129回国会 厚生委員会 第7号(1994/06/21、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私の質問時間は二つの法案で二十分です。端的にお伺いいたしますので、簡潔な御答弁をお願いいたします。  まず、原爆関係ですが、大臣にお伺いをいたします。  来年は被爆五十周年です。戦争で原爆が使用されたのは、人類史上広島と長崎だけでございます。したがって、核兵器の使用禁止、廃絶のためのイニシアを我が国は発揮すべきでありますし、その責任があるとも言えると思います。  そこで、その一環といたしまして、原爆被害白書、原爆被害の実相を伝えるものをつくって世界各国に普及してはどうかと思うわけです。この要望は被爆者団体からも大臣のもとに届いていると思いますので、ぜひ私も要望をいたします。大臣……

第129回国会 厚生委員会 第8号(1994/06/22、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、昨年の十一月の委員会で、骨粗鬆症の対策につきまして、婦人のモデル事業としての健診の実施と、それから老人保健法の健診制度に乳がんや子宮がんにこの骨粗鬆症を加えまして三点セットにしてほしいとお願いをいたしました。その後、このことにつきまして大きな反響がございましたのでぜひ御検討をお願いしたいと思いますが、きょうは厚生省の小児の骨発育と骨障害に関する研究班の調査報告についてお伺いをいたします。  ことしの四月に新聞報道がございました。それを見て私は認識を新たにいたしましたが、これまで人の骨の密度というのは三十歳前後まで成長すると言われてきましたけれども、今回の研究では、その時期……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 科学技術特別委員会 第3号(1994/11/16、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、女性の科学者、研究者の地位の向上について質問をいたします。  科学技術庁は平成五年の七月に、女性研究者の現状に関する基礎調査、こういうのをおやりになっております。それを見てみますと、大学入学志願者のうち、男性の理学部や工学部の志望者は減少しているんですけれども、女性の場合は増加をしております。そして、工学部志願者は前年度を下回った年はなく、一九九一年、九二年は女性の入学志望者は法学部、経済学部よりも増加数が大きくなっている、そして女性の大学受験生の理工系離れの兆候は見られない、こういうふうに科学技術庁の基礎調査は述べているわけです。  先ほどもお話にございました向井千秋さ……

第131回国会 厚生委員会 第3号(1994/10/20、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私もまず最初に、新ゴールドプランにつきまして角度を変えて質問いたします。  この計画が国民の期待にこたえるために指摘したいのは、十分な数量の目標とともに、いま一つは質の向上です。だれしも高齢化するわけで、お年寄りになったときに、長い人生を歩んできた人間として社会から評価され大切に扱われる、管理優先や効率優先ではなくて人間としての尊厳を全うできるような扱われ方がされるべきだと考えます。日本の生産力の水準は、そのような施策を可能にするところに来ていると考えます。  数とともに質も向上させる、新ゴールドプランがそのような方向で策定されるべきものと考えますが、高齢者対策の基本にかかわる……

第131回国会 厚生委員会 第5号(1994/10/31、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、きょうは年金改正の経過と国民の要望につきまして、本改正案がこれまでの経過を踏まえ、国民の要望に沿ったものになっているのかという点について質問をいたします。  まず初めに、大臣にお伺いしたいわけですけれども、本改正案の中心点は何といっても六十五歳支給問題です。これは八一年の臨調答申以来検討されてきたもので、八五年の改正時にも検討されましたが、時期尚早として見送られてきたものです。八九年の自民党政府時代の国会にも提出されましたが、しかし当時野党は全部反対、反対運動もあり、自民党の中でも、丹羽元厚生大臣のこの本にもリアルに書かれておりますように大もめをいたしました。乱闘まであっ……

第131回国会 厚生委員会 第6号(1994/11/01、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございますが、きょうは参考人の皆さんに大変貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。  私の時間は十三分ですので、お二人の方に絞って質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、河口参考人にお聞きしたいわけですが、連合は先ほどおっしゃいましたように、八五年の改正のときに強く反対をされ、八九年のときにも反対をされて、その後五年が経過をしているわけなんですけれども、やはり今度の改正でも最大の問題は六十五歳の支給の問題だろうというふうに思います。私は、やはりこういうことを法律で決めますと、一律に労働者すべてに強制をされていくという点で非常に問題が大きい……

第131回国会 厚生委員会 第7号(1994/11/02、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私はこれまでの質疑の中で、国民の声は六十歳支給が多数であること、それから年金と雇用の継続が極めて厳しいものであることなどを明らかにしてまいりましたが、きょうは保険料の引き上げなどについて質問をいたします。  それに入る前に、まず大臣に政治姿勢などについてお伺いをいたします。  厚生年金に二十年以上加入していた人の老齢年金を、平成四年度、一九九二年度から新たに受給することになった人で見てみますと、平均の年金月額は男性の場合は二十万円です。そして、女性の場合は幾らかといいますと一一・六万円、つまり男性の五八%にしか当たらないわけです。さらに、男子の平均年金月額が十五万円未満の方は一……

第131回国会 厚生委員会 第9号(1994/12/06、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 十二月二日に衆議院の本会議で被爆者援護法が可決をされまして参議院に送付されてきたわけですけれども、この可決と送付ということにつきまして、被爆地の広島それから長崎では、参議院でぜひ被爆者の心情に配慮して法案を見直してほしいとの声が上がっております。  平岡広島市長はこういうコメントを出していらっしゃいます。特別葬祭給付金の支給などは一歩前進なのだが、被爆者にとってはやはり不満が残る。それから、本島長崎市長はこういうコメントを出していらっしゃるわけです。国家補償が明記されず、支給対象も限定されるなど、法案の後退は残念だ、被爆者の実情に配慮をして参議院では十分審議をしてほしい、このよ……

第131回国会 厚生委員会 第10号(1994/12/07、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  きょうは参考人の皆さん、大変お忙しいところをありがとうございます。特に横川さん、それから岩佐さんには被爆者として健康を押してこういう場所に来てくださった、そして援護法の制定に長く携わってこられましたことを私は心から敬意を表したいと思います。  実は、私のおじも広島の原爆で一瞬にして蒸発をしたというようなこともございまして、お二方の御意見は本当に身につまされて聞かせていただきました。  私たち日本共産党の立場というのは、政府の原案も、そして旧連立といいますか公明党、新緑風会が出しておられる対案も、実は後退とは言えないまでも被爆者の皆さんの本当の願い……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 科学技術特別委員会 第3号(1995/03/10、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございます。  まず最初に、長官に御質問をしたいわけですが、私も京都ですので、二月の初めに京大の防災研究所に行ってまいりまして、いろいろと多方面の勉強をさせていただきました。  大変びっくりいたしましたのは、防災研究所にパネルルームのようなものがつくられていて、いろんな阪神大震災の展示、それから先生方もいろいろ相談に応じるというようなパネルルームがつくられていたわけですけれども、そこに子供さんを背負ったお母さんだとかおばあさんだとかが熱心にそのパネルを見て、活断層の地図のコピーをいただいて帰ったりとかいうふうなことをしていらしたのに大変びっくりいたしました。地……

第132回国会 科学技術特別委員会 第4号(1995/03/20、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、大臣が遅刻をされた問題ですけれども、私はお答えは要りません。  私も理事会で事が事だけに了解をいたしましたけれども、やはり委員会の開会が一時というふうに決まっていて、予算委員会から委嘱をされた大事な委員会だということで、理事会に事後報告といいますか、事後承認というようなことが問題だったというふうに思っています。お答えは要りません。  それで、きょうは私は関西電力の大飯原発二号機の事故の問題についてお伺いをいたします。  阪神大震災の経験から、原発の安全性について、特に近畿圏、私は京都出身ですけれども、住民の不安が高まっている中で、二月二十五日、関西電力大飯原発二号機が事故……

第132回国会 科学技術特別委員会 第5号(1995/03/24、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 放射線の平和利用に当たりましては、人の健康を確保し、また環境の保全に配慮したものでなければならないことは言うまでもありません。したがって私は、放射線障害を防止するためには無用な放射線被曝はできるだけ避ける、避けられない被曝はできるだけ少なくするという放射線防護の原則に立った対策が必要であるというふうに考えます。  そこでお伺いするわけですけれども、国際放射線防護委員会、ICRPが九〇年に勧告を出しております。この勧告を国内法に取り入れる検討が放射線審議会で進められているというふうにお聞きしましたけれども、どこまで進んでいるでしょうか。

第132回国会 厚生委員会 第1号(1995/02/09、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、当日の朝ですが、京都の自宅で地震に遭遇をいたしました。震度は五でございました。しかし、現地に行ってみますと、震度が七ということは私の想像を絶する状況でございまして、またマスコミに報道される状況から想像する以上の被害の大きさとその深刻さを痛感いたしました。したがって、その救助と救援の速度を速め、大規模な援助が必要だということを痛感しております。  そこで、避難所生活の具体的な環境の改善、この点についてまず質問をいたします。  避難所生活といいましてももう二十日以上に及んでまいりますし、またこれからも仮設住宅が建設されてまいりますけれども、それは非常に限られた、三月の末まで三……

第132回国会 厚生委員会 第3号(1995/03/14、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 阪神大震災から二カ月近くがたちまして、亡くなられた方は五千五百人、今なお避難所での不自由な生活を送っていらっしゃる方は十万人に近いわけです。私はこうした被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げますとともに、この間の行政担当者の皆さんの不眠不休の活動にもまた敬意を表したいと思います。  そこで、まず最初に大臣にお伺いをしたいわけですけれども、災害救助法というのは厚生省の所管でありまして主管課は保護課なわけですけれども、この災害救助法の運用というのは被災された方の傘とそれから全生活に直接影響を及ぼします。ですから、国と都道府県の責任は非常に大きいと思うわけですね。ところが、現行の災……

第132回国会 厚生委員会 第4号(1995/03/16、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 いつの時代にも戦争の最大の犠牲者は子供たちです。そこで私は、援護法の準軍属として対象になっている満蒙開拓青少年義勇軍に関してきょうは質問をいたします。  満蒙開拓青少年義勇軍とは、一九三七年の七月七日、日中全面戦争の勃発の直後に、関東軍が満州国維持のために提案をしたのがその発端となっているわけです。ここに提案の概要を持っているわけですけれども、少し御紹介をいたしますと、「純真なる〔本内地農村青少年の現地訓練により、真の建国農民たるに必要なる精神を鍛練陶冶するとともに、満州開拓を促進し民族協和を徹底し、以て満州建国の理想実現を期す」、こういうふうになっています。  つまり、満州に……

第132回国会 厚生委員会 第5号(1995/03/17、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 どうもありがとうございます。  それでは次に、小児科それから産婦人科の縮小の問題をお聞きしたいと思うんですけれども、最近、都心部の病院を中心に小児科、産婦人科が廃止されたり縮小したりする動きが広がっているという報道があるわけですけれども、このような傾向があるかどうか。
【次の発言】 なぜ減少するか、しているのかということですけれども、もちろん対象となっている子供が少なくなってきているということも一つの原因であろうかとは思いますけれども、しかし、だから小児科が少なくていいということにはなりません。私は、やはり小児科の診療報酬、この問題がまだまだ十分じゃないということも大きな原因の……

第132回国会 厚生委員会 第7号(1995/03/28、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございます。  まず最初に、大臣にお伺いをいたします。  国民健康保険というのは国民の三四%が加入をしておりますし、今回の改正には大きな関心が寄せられているわけです。そして、国保加入者の多くは、保険料が高過ぎるから何とかしてほしい、こういう切実な声を持っているわけです。  私の地元は京都なんですけれども、昨年は京都市で、この高過ぎる国民健康保険料を引き下げよ、こういう直接請求の署名運動が取り組まれましたけれども、わずか一カ月の間に二十五万人の署名が集まるという、これほどに運動が盛り上がるような実態がございました。保険料が払えなくて保険証が未交付になって痛ましい……

第132回国会 厚生委員会 第9号(1995/04/25、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 食品衛生法の改正が二十三年ぶりに行われるわけですけれども、なぜ今改正されるのか、私は大臣の提案理由説明をもう一度よく読んでみました。大臣はこう述べておられます。「食品の安全性に関する問題の複雑多様化、輸入食品の著しい増加、国民の栄養摂取状況の変化など、我が国の食品保健を取り巻く状況は大きく変化しております。また、規制緩和の社会的要請、規制の国際的整合化の要請に対応していくことも重要となっております。」、こう言われているわけです。  この改正理由の前段の、輸入食品の著しい増加だとか栄養摂取状況の変化というのは最近始まったことではありませんね。およそ二十年ほど前からそうなっているわ……

第132回国会 厚生委員会 第11号(1995/05/11、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず最初に、大臣にお伺いをいたします。  本改正の二法案については、関係する患者や家族の皆さん、医師の間でも後退ではないかという指摘がございます。つまり、現行法では医療費は公費を優先する方式であったものが、改正案では医療保険を優先するものとなるわけです。その結果、精神、結核の両方で合わせまして国費の負担が七月以降で百四十七億円、満年度で百九十六億円削減をされると医療保険の負担がふえることになるのではないか、ですから国の医療に対する姿勢の後退ではないかという主張です。  これは確かに、私はこの法案の提出されましたルーツをさかのぼって考えてみますと、この法案が提出されました動機が、……

第132回国会 厚生委員会 第13号(1995/06/08、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、理容師法及び美容師法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  今回の改正で、受験資格を中卒から高卒に引き上げることは、現状では受験者の約二割が中卒であること、高校中退者が十万人を超えていること、高校の義務教育化の見通しが全く立っていない等の事情を考慮すると、当分の間は中卒も認めるという経過措置があるとはいえ、実態的には中卒者を制度の上で門戸を閉ざすことにつながります。  その上、養成学校の生徒募集時の入学制限や就業後の処遇に格差が生ずることなども十分懸念されます。教育関係者からは、手に職をつけたい児童生徒に学歴の枠をはめるのは問題であるとの指……


西山登紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院16期)

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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 予算委員会公聴会 第1号(1993/03/25、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございます。  阪中公述人にお伺いいたします。  先生のお話の中では、東西冷戦の終結した今、安全保障対策の抜本的見直しが必要だと言われたわけですが、私も東西の軍事ブロックの対抗という古い枠組みが崩壊した今、世界平和の可能性が生まれたというふうに思っておりまして、日本も従来型の政策や発想を思い切って見直す必要があると考えております。しかし、その方向はとりわけ軍縮政策への転換が必要だと思っております。国民の福祉や教育、生活向上の要求にこたえて、真に日本が生活大国を実現していく上ではこの軍縮政策への転換という問題は避けて通れない問題ではないかということで、二点お伺い……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 予算委員会公聴会 第1号(1994/06/20、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  阪中公述人にお伺いいたします。  先ほど北朝鮮の核開発疑惑についても触れられましたけれども、私は今、最も人類に脅威を与えているのは核兵器の存在そのものであり、実際この核兵器が使用された場合の核戦争の恐怖だと思います。先般、羽田政権が国際司法裁判所に核兵器の使用は国際法上違反でないとの陳述書を報告しようといたしまして、広島・長崎市長を初め国民の批判の前にとりあえず削除をいたしました。被爆者の方にお会いいたしますと、こうした羽田政権の態度は二度原爆を受けたほどの痛みを感じたと訴えておられます。  そこで、御質問ですけれども、私は、唯一の被爆国……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 国民生活に関する調査会 第5号(1994/11/18、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山でございます、  きょうは、どうも先生いろいろなことを教えていただきましてありがとうございます。  特に私が学びました点は、憲法二十五条、一般的に生存権というふうに言われているわけですけれども、その第一項は人間的最低生活権というふうに先生が名づけていらっしゃるわけですが、同条の第二項ですね、私は従来はこれは国の責務というふうに規定がされているというふうに思っておりました。すべての生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないという国の責務をここに明記されていると。それは国民の側から見ると、同項は生活向上権というべきものを保障し……


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 商工委員会,厚生委員会,農林水産委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1995/06/07、16期、日本共産党)

○西山登紀子君 厚生委員をしております西山でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。  まず最初に、通産大臣にお伺いをいたします。  本法は、俗にリサイクル法というふうに呼ばれておりますように、まさに法律の題名どおり再商品化を促進するというものでございます。対象は容器包装廃棄物に限られておりますが、再利用化が促進されるようになるということ、この点は私も評価をしているところでございます。それと同時に、ごみ問題で一番肝心なのはごみの発生そのものを抑える、減量に力を注ぐこと、このことが最も基本的な課題だと考えているわけです。  今の日本を見てみますと、ぽい捨て禁止というようなステッカーがあちこ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

西山登紀子[参]在籍期 : |16期|-17期-18期-19期
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