西山登紀子 参議院議員
17期国会発言一覧

西山登紀子[参]在籍期 : 16期-|17期|-18期-19期
西山登紀子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは西山登紀子参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院17期)

西山登紀子[参]本会議発言(全期間)
16期-|17期|-18期-19期
第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 参議院本会議 第14号(1997/03/28、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、九七年度政府予算三案及び平成会提出の修正案に対し、反対の立場から討論を行います。  私は、まず、憲法の規定する自然成立の四月三日まで一週間も残しながら予算案の審議を終了させようとしていることに対し、厳しく抗議するものです。  本院はこれまで、消費税廃止法案の可決、四たびにわたる予算案の否決など、国民の負託にこたえてきた貴重な実績があります。にもかかわらず、今回のように十分な審議を尽くすことなく予算の成立を強行するやり方は、審議時間を十分に確保すべきとした参議院改革の確認にも反するものであり、国会の厳粛な責務をみずから放棄するものと言わざるを得ません。……

第140回国会 参議院本会議 第26号(1997/05/19、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、臓器の移植に関する法律案について、衆議院から送付された中山太郎議員外十三名提出によるもの及び参議院で提出された猪熊重二議員外四名提出による両案について、提出者に質問いたします。  そもそも脳死をめぐる問題は、人間の尊厳とその生と死にかかわる極めて重大な問題であります。  この問題の中心である脳死をもって人の死と扱うか否かという問題は、医学上、法律上の問題であると同時に、国民的な合意を不可欠とするすぐれて人道的、社会的な問題であり、今日まだ国民的合意は形成されておりません。このことは、最近、日本世論調査会が実施した調査で、臓器移植法案の「成立を急ぐべき……

第140回国会 参議院本会議 第27号(1997/05/23、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました健康保険法等改正案について質問いたします。  今回の法案は、医療保険財政の浪費構造には全く手をっけず、二兆円もの患者負担増のみを強要するものであり、何の道理もない改悪法案です。しかも、許せないことは、与党三党と民主党が成立を前提に修正協議を重ね、その後与党三党はお年寄りの入院費を一日千二百円にするなど、原案よりさらに国民に負担増を迫る異例の改悪修正を行ったことであります。さらに、公聴会も開かず、この改悪修正案はわずか一日で採決が強行されたことも到底認めるわけにはまいりません。  こんな改悪をされればもう医者にはかかれない、今、……

第140回国会 参議院本会議 第35号(1997/06/13、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。  本案は、一言で言って、医療保険財政の浪費構造には全くメスを入れず、すべて国民の負担と犠牲で乗り切ろうとする大改悪法案であり、断じて許すことはできません。  今求められる医療改革とは、子供からお年寄りまで、お金のあるなしにかかわらず、すべての国民に十分な医療を保障することです。ところが、今回の改悪案は、患者負担を現行の二・五倍から四倍以上にも一気にはね上げるものとなっています。これでは、消費税五%の重税も加わって、深刻な受診抑制、治療中断を招くことは必至です。私のもとには、薬を少しずつ……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 参議院本会議 第3号(1997/10/03、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問いたします。  初めに、金権腐敗政治を一掃する問題です。  佐藤議員の閣僚任命問題で今問われている根本問題は何でしょうか。それは、ロッキード疑獄で確定した収賄罪という権力犯罪に全く無反省な人物をあえて入閣させた総理自身の政治倫理観と任命権者としての重大な責任です。  総理は、高い倫理性を求める世論の重みに思いをいたさなかったことを反省していると繰り返し答弁していますが、みずからの政治倫理観のどこが誤りであったのか、具体的に述べてください。  しかも、重大なことは、一年前の内閣改造時に佐藤氏入閣の約束が中曽根元首相との間で取り交わされていたと……

第141回国会 参議院本会議 第8号(1997/12/03、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表し、介護保険法案及び同施行法案並びに両法案の修正案について反対の討論を行います。  今日、老老介護という状態や痴呆性老人や寝たきりでひとり暮らしのお年寄りがふえるなど、高齢者の介護をめぐる状況は極めて深刻です。また、年間八万人もの女性が介護のために仕事をやめなければならないなど、家族の悩みも深刻です。国民だれもが必要な介護を安心して受けられる公的介護保障制度の確立は待ったなしの差し迫った国民的課題です。ところが、政府提出の介護保険法案は、この間の委員会の審議や参考人、公述人の陳述を通じても、このような国民の切実な期待にこたえるものでないことが一層明らかにな……

西山登紀子[参]本会議発言(全期間)
16期-|17期|-18期-19期

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委員会発言一覧(参議院17期)

西山登紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-|17期|-18期-19期
第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 厚生委員会 第1号(1995/10/31、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、大臣にお伺いいたしますけれども、十月から精神障害者の手帳制度がようやく発足をいたしました。これは大変歓迎をされているわけです。ところが、身体障害者には鉄道とか航空運賃の割引などの経済的負担軽減の措置がとられているわけですけれども、精神障害者にはこの制度は適用されていません。これは法の平等適用に反しまして、精神障害者に著しい不利益な扱いになるのではないかと思うわけです。  大臣も御承知のとおり、全会派一致で成立をいたしました障害者基本法第二十三条には、すべての障害者とその扶養者の経済的負担の軽減というものを規定しているわけです。この条文からいいましても、実務的な研究課題はあ……

第134回国会 中小企業対策特別委員会 第2号(1995/10/23、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 法案に関連いたしまして、まず最初に運用上の問題についてお聞きをいたします。  今回の改正は、我が党もかねてより限度額を引き上げるということを要望してまいりましたので、一歩前進だというふうに評価をしているわけです。  ところで、提案理由は、「中小企業に対する事業資金の融通の一層の円滑化を図る」というふうにしているわけですけれども、それでは実際はどうかということで見てみますと、一件当たりの平均の保証引受額、これを見ますと限度額を大幅に割り込んでいるわけです。例えば、九四年度で見ますと、普通保険では保証引受額は、限度額が二億円であるのにその一〇%に満たない千八百九十二万円です。無担保……

第134回国会 中小企業対策特別委員会 第3号(1995/12/08、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず最初に、業者婦人の問題について質問をいたします。  いわゆる業者婦人というのは、お役所の用語では小規模事業婦人経営者と、このように呼ぶそうでございますが、零細な自営業の婦人のことです。  大臣にお伺いしたいんですけれども、十月二十六日にたくさんの業者婦人の代表の方々が国会に来られまして、また通産省の方にも行かれたと思うわけですけれども、業者婦人の社会的・経済的地位の向上を求めるという請願と、それから「告発」というふうに書かれた一言集なんですけれども、持ってこられまして、せっぱ詰まった状況を涙ながらに訴えられたわけです。  全国商工団体連合会の調べによりますと、九四年四月から……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 決算委員会 第閉会後6号(1996/09/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。薬害エイズの問題について質問をさせていただきます。  まず、厚生大臣にお伺いをしたいわけですけれども、昨年の十月六日の和解の勧告以来既に一年がたとうとしています。それから三月二十九日の和解の成立以来半年がたとうとしているわけです。そして、この八月にはミドリ十字に強制捜査が入り、安部氏が逮捕されました。  原告が裁判に訴えられてから七年たつわけですけれども、薬害エイズの問題も新しい段階に、原告の皆さんの御努力と国民の皆さんの世論と運動の力でここまで追い詰めてきたというふうに思います。国会でも真相の解明が少しずつ進んできたわけですけれども、しかし……

第136回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1996/08/02、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 病原性大腸菌O157感染症に対します国民の不安は非常に大きなものがあります。特に、乳幼児を持つ親御さんの心配というのは大変なものです。私は、その不安にはやはり根拠があるというふうに思います。  それは安全であるべき学校給食から、しかも世界最大級と言われるような六千人を超える被害児が出ているという問題、そして重症患者や死亡者も出ているし、全国的にもその患者数というのはふえているわけです。私の地元の京都でも患者数は三十名、死亡者は成人で一人というような事態になっているわけです。だから、不安が募っていくわけです。そして、何よりも感染原因がまだわかっていないということ、これが不安を増大……

第136回国会 厚生委員会 第3号(1996/03/14、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、私は質疑に入る前に、衆議院の予算委員会が大変不正常な状況のもとで本委員会の不正常な開会が行われたということにつきまして、抗議の意を表明したいと思います。  次に、質問に入りたいと思います。  昨年の十月六日に和解勧告が出されたわけですけれども、それからはや五カ月がたちました。既に五日に一人とも三日に一人とも言われておりますが、被害者の命が奪われていっているわけです。私は一日も早い和解の成立、これを心から望んでおりますし、またその大前提となっている真相の究明、いろいろさまざまな努力が払われ、追及が行われてきているわけですけれども、まだまだ中核部分というものはやみの中です。こ……

第136回国会 厚生委員会 第4号(1996/03/26、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、らい予防法の廃止について御質問をいたします。  らい予防法の廃止は当然のことでありまして、遅きに失したと言わなければなりません。政府の対応のおくれによって患者、家族に言い知れぬ多大な苦難を与えてきたことは言をまちません。今、患者さんの平均年齢は七十歳、高齢者では八十歳代、九十歳代の方もおられるわけです。ほとんどの人は現在の療養所がついのすみかでございます。療養所で私もお話を伺いましたが、その中には十四歳のときから入所させられて今日に至った、そういうお話もございましたし、私は言葉もありませんでした。ですから、今日私が思いますのは、今後政府が深い反省と謝罪の意を込めて、必要な……

第136回国会 厚生委員会 第6号(1996/04/04、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、和解成立後、亡くなられた原告の方のお家をお訪ねいたしまして、遺族の方にお会いをいたしました。この遺族の方は、和解は中間報告だ、真相究明ができて初めて本当の報告がちゃんとできるんだ、こういうことをおっしゃったわけです。私もそのとおりだというふうに思います。そして、たび重なる厚生省の資料隠し、証拠隠し、これは本当に許せないと思います。こういう厚生省の態度というのは、真相を覆い隠して、そして私は、被害者の命をもてあそぶ、こういうふうに申し上げてもいいと思います。こういう態度は私は絶対に許すことができません。  きょうは、私、荒賀局長に釈明は求めません。御自分がお考えになって、と……

第136回国会 厚生委員会 第8号(1996/04/11、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 今回の第八次計画を見ますと、リサイクル型社会への転換推進計画、ネーミングもリサイクル・ゴーゴー計画というふうにつくられているわけですけれども、私はぜひこういうリサイクル・ゴーゴー計画が進むように、そしてまた定着されるように希望するものです。  それを具体的に見てみますと、今回の第八次計画の中では、お金の面を見ますとごみ焼却場とか最終処分場の伸び率よりも確かにリサイクル関連施設の予算の伸び率が大きいわけですけれども、私はもっと注文をつけるならばめり張りをつけてもいいのではないかというふうに思うわけです。  そして、これからこの第八次計画で進められていきますリサイクル型社会への転換……

第136回国会 厚生委員会 第11号(1996/04/26、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 この法案につきまして、ある病院の院長さんにお伺いいたしましたところ、もとの法律が国立病院の安売り法というふうに言うならば、この改正案というのは国立病院のいわば投げ売り法だと、こんなふうな指摘をされたわけです。  もちろん、医療施設の安売りだとか投げ売りなどは本来あってはならないことであるわけですけれども、私はこういう比喩といいますか御指摘はずばりこの法案の本質を指摘されたように思いました。国民の目は非常に鋭く厳しいものであるというふうに思いました。  そこで、まずこの法律の成立過程、これを振り返ってみたいと思うんですけれども、もともとこの法律というのは大変な難産の末成立したもの……

第136回国会 厚生委員会 第12号(1996/04/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 今回の社会保障研究所の解散についてさまざまな危惧が出されているわけですけれども、その中でも大きいものはやはり研究の内容、質に関する危惧だと思います。  特殊法人から国立の機関になることによって、国の政策にとって都合のいいような研究や政策の論証ですね、これを優先することになりはしないか、人事面でもそのようなことになりはしないか、こういう危惧でございます。参議院の昭和三十九年ですね、社会保障研究所法案の審議のときに厚生委員会の附帯決議がついているわけですが、そのときですら、運営上厳守すべきこととして、「調査研究にあたっては、いやしくも政府の影響を受けるがごときことがあってはならない……

第136回国会 厚生委員会 第13号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 今年度の厚生省の予算の目玉というのは、新ゴールドプラン、それから障害者プラン、エンゼルプラン、この三つのプランが目玉というふうに言われているわけですけれども、私はここで大事なことは、これらの計画が国民の実態と要求に対して実際どのようにこたえているのか、どのように実行されているのかということが非常に大事なことではないかと思います。  エンゼルプランに関して言いますと、そのエンゼルプランの一環として緊急保育対策五カ年事業というものが策定をされているわけですけれども、その中には放課後児童クラブ、いわゆる学童保育の整備目標が示されているわけです。七年度五千二百二十カ所、八年度が六千カ所……

第136回国会 厚生委員会 第15号(1996/05/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 この改正は、JR共済等旧公共企業体共済を厚生年金に統合するということです。一九九七年、平成九年に統合するものであるわけですけれども、この統合というのは、その中身は何かということです。  この統合は、同時に、破産状態にある統合前のJR共済とJT共済の年金給付について、厚生年金や他の共済組合からの財政支援を義務化する、これが本改正案の主要な中身、柱であると思います。  年金制度一元化の一環であるとか、また被用者年金制度の再編成の第一段階というようなことであるわけですけれども、私はその本質というのはJR共済、それからJT共済へ他の年金保険から財政支援させることを義務化する、しかもその……

第136回国会 厚生委員会 第16号(1996/06/04、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  どうぞよろしくお願いをいたします。貝塚先生と公文先生に御質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  私は、年金、全くの素人なんですけれども、素人の私が考えましても、今度のこの統合法案にはどうしても納得がいかない、非常に問題点があるんではないかというふうに思うわけです。  まず、貝塚先生にお伺いしたいと思います。  今度の統合法案というのは、従来、JR・JT共済の救済ということで行われてきた制度間の調整と同じ仕組み、同じ枠組みの継続ですね。そして、その同じ枠組みの継続なんですけれども、従来の調整のときよりも厚生年金などの支援額は約五……

第136回国会 厚生委員会 第17号(1996/06/06、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、厚生年金保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本改正案の大きな柱は、年金制度一元化の一環として、破産状態にあるJR・JT各共済の年金給付について厚生年金や他の共済組合から財政支援を義務化するというものであります。しかも、その財政支援は四十年以上の長期にわたって継続させるものであります。  本改正で、他の保険からJR・JT共済への支援額は、年間千六百億円にも上り、現行の制度間調整法による各保険からの財政支援六百六十億円に比べても大幅に負担が増額されます。ところがその反面、国鉄清算事業団とJR各社の支出額は千二百二十億円から五百億円程……

第136回国会 厚生委員会 第19号(1996/06/13、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず最初に、大臣にお伺いしたいわけですけれども、本改正案に対しましてスモンの会やそれからHIV訴訟原告団、それから弁護団から意見が出されているわけです。改正案は一歩前進だと思うけれども、薬害の発生を抜本的に防止をしていく、そういう抜本的な制度改正を行うという姿勢がまだ弱いのではないかということで具体的な提言をたくさんなさっているわけです。私はやはりこれは耳を傾ける必要があるだろうというふうに思います。  法案も修正されてまいりましたけれども、この修正された部分、非常に重要ではないかと思うわけです。薬害の再発防止のためには薬害エイズの真相究明、これがやはり不可欠ではないかと思いま……

第136回国会 厚生委員会 第20号(1996/06/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 私は、先ほどの薬害エイズ小委員会で、加熱承認後も非加熱の製剤が広く使われていた、長く使われていた、そして第四ルートにもエイズウイルスの感染が広がっていったその原因について質問をしたわけですけれども、特に保険薬として非加熱製剤が一年以上にわたって公認され続けたことについて、私は非常に重大な問題であるというふうに考えます。  それで、なぜこの保険薬としての収載を取り消さなかったのかというふうに質問をしたわけです。保険薬としての適用を、収載を取り消すというには二つの方法があるわけで、メーカーの申請と、それから厚生省が取り消すというその権限を持っているわけですが、この二つの方法のうち、……

第136回国会 中小企業対策特別委員会 第3号(1996/03/15、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 質疑に入る前に一言ですが、衆議院の予算委員会がストップされているという不正常な状態のもとで本委員会も非常に不正常な開会が強行されたということにつきまして、日本共産党としては反対の意思を持っているということを表明させていただきまして、質疑に入らせていただきます。  大臣にまずお伺いをしたいわけですけれども、私の地元は京都です。住専の被害を最も深く受けたのは京都だとも言われているわけです。それは、住専の資金が京都の町壊しとそれから伝統産業を危機的な状況に追い込んだ元凶だとも言えるからでございます。政府が公表いたしました住専の大口融資先七百社、その七百社の中に京都の二十六社の名前が入……

第136回国会 中小企業対策特別委員会 第4号(1996/03/26、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 京都中小企業家同友会というところがことしの二月に京都府と懇談をされまして、「中小企業家の要望と意見」というものを出しておられます。私も拝見させていただきまして、大変興味深く思いました。  その中で、「こんにちの経済状況は依然として厳しい事態のもとにあり、いまだに明るい展望をもって将来を見通すことが出来ないのが実態であります。こうした中で、私たちは経営の継続と発展に鋭意努力しております。」というのが初めに述べられておりまして、さらに、府は、国に対して利用しやすい実効力ある制度の導入ということを働きかけてもらいたいというところでこの中小企業創造活動促進法に触れているわけであります。……

第136回国会 中小企業対策特別委員会 第5号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 先ほど大臣から平成八年度の中小企業対策関係予算などが説明をされたわけですけれども、一言申し上げたいと思います。  一般会計で予算が出されていますが、千八百五十五億円ですけれども、これはもう本当に少な過ぎる、貧弱過ぎるというふうに私は思うわけですよね。しかも、四年連続マイナスですよ。  よく比較に出されるんですけれども、米軍に対する思いやり予算というのは今年度〇・八%ふえまして二千七百三十五億円でしょう。それに比べて本当に少な過ぎると思うんですよ。ですから、総額がこれだけ貧弱でありますと、いろいろな形で施策を打ち出しましても中小企業の活性化ということがそもそも本流になって流れない……


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第138回国会(1996/11/07〜1996/11/12)

第138回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1996/11/28、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  今回の高齢者福祉に関連して起こっている厚生省の汚職事件につきまして、国民の怒りは頂点に達しています。そしてまた、厚生行政への信頼は地に落ちている、こういうふうに申し上げても決して過言ではないというふうに考えます。国民の信頼回復には真相の全容の究明が不可欠でございます。その点で岡光前事務次官の依願退職、それを即受理いたしまして、岡光氏との接触も厚生省ができない、こういうような状況をつくった小泉厚生大臣の責任は私は重いと思います。本日も受理したことについて妥当であったというふうに答弁をされているわけですけれども、到底納得はいきません。そして、そういう……


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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 厚生委員会 第1号(1996/12/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 先ほど御報告ありました「医療福祉研究会メンバー等に関する調査と処分について」、これをもって今回の厚生省の福祉汚職事件が一応のけじめがついたとか終わったというふうなことであれば、これは国民は到底納得をいたしません。  したがって、私は御要望したいわけですけれども、政官財の構造的な癒着がなぜ起こったのか、この全容を解明していただきまして、さらに必要な責任はきちっととっていただく、そして再発防止のために全力を挙げるということを求めて質問に入りたいと思います。  きょうは厚生省と日本病院寝具協会の関係についてお聞きをしたいと思います。  御承知のように、日本病院寝具協会、それから同支部……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1997/09/18、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 秋田の派遣に行かれた先生方の中でもし御存じであれば教えていただきたいのは、老老介護という問題なんですけれども、長野県の視察の中では介護福祉士会の方がかなり具体的な数字を出していらっしゃったわけです。介護者の年齢だとか係累による。パーセンテージ、例えば女性が九四%だとか男性はわずか五%だとか数値を出していらっしゃったんですけれども、秋田でそういうふうな介護者の実態の数値などがもし出されて報告をされていたら比べてみたらどうかなと思うんですが、そういうのがあれば一つ。  それから、もう一つは利用料のことなんですけれども、これもヘルパーの方や訪問看護に行っていらっしゃる看護婦さんのとこ……

第140回国会 厚生委員会 第2号(1997/02/20、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 大臣は所信で我が国が大きな転換点に立っているということを言われまして、そして厚生行政においても、将来を担う子供たちやお年寄りが安心して暮らせる社会を実現するという観点に立って社会保障制度の構造改革を進めますと、こんなふうに所信を述べられたわけです。  午前中の議論を伺っておりまして、大臣は、一つの内容として、年金の問題で今までの負担以上は嫌だというなら給付は下げるしかないし、支給年齢も引き上げるしかない、三つの選択しかない、こんなふうに結論づけて言われたわけです。私は、こういう御意見というのは国民に対する非常に重大な挑戦だなというふうに受けとめました。また、こうした方向が大臣の……

第140回国会 厚生委員会 第4号(1997/03/25、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 きょうは私も中国残留孤児問題、中国帰国孤児対策についてお伺いをしたいと思います。  四年前の平成五年五月十一日、当委員会で身元引受人制度の問題について質問をいたしました。ボランティアである身元引受人の方々が各種保証人までやらされて大変過重な負担をおかけしているということを指摘いたしまして、その改善を求めたわけであります。公営住宅に入るときの保証人、こういうこともやらされておりましたし、就職するときの保証人、こういうこともやらされているということで、当時改善を求めたわけですけれども、当時の佐々木局長も、負担は少なくしていく必要がある、いろんな角度から研究をしていきたいというふうに……

第140回国会 厚生委員会 第5号(1997/03/27、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは生活保護世帯の医療券問題についてお聞きをしたいと思うんです。  この問題は九四年に当委員会で私が質問いたしましたけれども、実は私はそれまで大変不勉強で、生活保護世帯の方はいつでもすぐに病院にかかれるものだと思っておりました。ところが、そうではなくて、さまざまな手続上のハードルが幾重にもあって病気になってもすぐに通院することができない、こういうことを知って大変驚いたわけです。そこで、医療券ではなくて医療証を発行して安心してお医者さんにかかれるように強く要望いたしました。その後、国民の皆さんの声も、要望も広がっております。  大臣にお……

第140回国会 厚生委員会 第6号(1997/04/01、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 まず、理念の問題についてお伺いをしたいわけですけれども、私も今度の児童福祉法の改正、五十年ぶりだということで、やはり子供の権利主体、こういう点が理念に当然盛り込まれているだろうというふうに思っておりました。ところが、そういう点が明記されておりません。  子どもの権利条約というのは一九八九年に国連総会で採択をされておりますし、子どもの権利条約の第二条には、締約国は、「いかなる差別もなしにこの条約に定める権利を尊重し、及び確保する。」、子供の権利を確保すると、こういうことがきちっと明記をされているわけです。  大臣にお伺いしたいわけですけれども、子供をこのような権利主体として見る、……

第140回国会 厚生委員会 第7号(1997/04/03、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 きょうは私は学童保育の問題についてお伺いをいたします。  私は機会あるごとに、当委員会でも学童保育の制度化を要求してまいりました。ですから、今回この児童福祉法に学童保育が位置づけられましたことは評価することができるわけです。  厚生省の補助事業が一九七六年に開始をされて以来約二十年がたっているわけですが、働く女性が仕事を続けることができる保障、そして子供も安全な成長ができるようにということで、父母らが共同で学童保育を始めたわけです。この事業の学童保育という呼称、先ほども広辞苑に載っているという話がありましたけれども、ほぼ呼称として定着をしておりますので、私も以下、学童保育という……

第140回国会 厚生委員会 第8号(1997/04/08、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、参考人の皆さんには本当にお忙しいところありがとうございます。ただ、時間が非常に短うございますので、皆さんにお聞きしたいんですけれども、それもかないませんので、津田参考人にまとめて御質問をさせていただきたいと思います。  日弁連の会長声明、非常に明確に保育所の問題につきまして、措置制度の廃止、それから保育料の一律負担は現行制度より後退だと、こういう声明を出されたわけです。何分この法文をよく読んでおりますと非常に紛らわしい表現がございまして、国民の中には、これは一体現状と変わらないのか後退するのか、非常に不安が広がっております。そう……

第140回国会 厚生委員会 第9号(1997/04/10、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 一昨日の参考人質疑では、本改正案につきまして賛否いろいろな角度から意見が出されました。同じく公的責任の強化を望む積極的な要望もおのおのの皆さん方から出されました。中でも保育所に関する二十四条、五十一条、五十六条についての質疑が当委員会でも非常に多かったのが特徴ではなかったかと思います。参考人の陳述でもそうであったと思います。ここにこの法改正の国民の関心、それから不安が集中しているのではないかと思うわけです。厚生省もこうした公的な責任を後退させないようにという国民の意見を真剣に受けとめる必要があると考えます。  そこで、保育所の問題につきまして再度お伺いしたいと思います。  本改……

第140回国会 厚生委員会 第10号(1997/04/15、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 先ほど来ダイオキシンの問題が続いておりますけれども、私も最初にダイオキシンの問題について質問をさせていただきたいと思います。  去る十一日、厚生省は、全国千八百五十四のごみの焼却炉のうち三月末までに報告のあった千百五十の施設の調査結果を公表されたわけです。これは初めての公表ということで大変注目を集めております。厚生省の緊急対策が必要とする基準、一立法メートル当たり八十ナノグラム、そういう基準なんですが、これを超えた施設が七十二の施設、全体の六・三%あったということで、これはとれで国民に非常にショックを与えております。八十ナノグラム以下であったところは、焼却炉のあった地域はややほ……

第140回国会 厚生委員会 第11号(1997/04/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 きょうは、最終処分場のあり方についてまず御質問をいたします。  京都の南部を流れている木津川というきれいな川がありますが、この木津川は宇治川それから桂川と合流いたしまして淀川になるわけですけれども、三川の中でも最も水がきれいだと言われていたのが木津川でございます。ところが、最近その木津川が非常に汚染が進んでおりまして、ここから水道水を取水している自治体及び住民の皆さん、非常に心配が増しているわけです。  三重それから京都、奈良、大阪の市民団体の皆さんが、非常に熱心にこの木津川の汚染を系統的に調べてずっと調査を続けていらっしゃるわけです。この系統的に調査をするということが非常に重……

第140回国会 厚生委員会 第13号(1997/05/27、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、先日の本会議の代表質疑でも指摘をさせていただきましたけれども、今回の健康保険法等の改正案というのは、政府原案にも多大の問題があった上に、衆議院の厚生委員会で改悪修正がわずか一日、七時間の審議だけで委員会の採決が強行されたという非常に前代未聞の、私はそう思いますけれども、事態が起こっております。  したがって、当参議院の厚生委員会では、公聴会や参考人質疑などをしっかり開いて国民の意見をしっかり聞くということで二院制のよさをこの際十分に発揮して、衆議院の私は暴走だと思いますけれども、その点をきちっとチェックすることができるように、この委……

第140回国会 厚生委員会 第14号(1997/05/29、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先日の第一回目の質問のときに、私は、今度の修正というものが非常に内容が政府原案よりもむしろ国民の負担をふやしていると、そういう意味では修正が非常に改悪修正であって、これは修正の名に値しない前代未聞の、しかも採決が強行されたということについて代表質疑の中でも問題として指摘をさせていただいた点ですけれども、先日は主に薬剤の二重負担、二重取りというような点について主に質問をさせていただきました。  先日の質問の続きということになるわけですけれども、きょうも朝日新聞のこの記事が非常に当委員会でも問題になっているわけですけれども、私もそれに触れて、……

第140回国会 厚生委員会 第15号(1997/06/03、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、二十三日の代表質問以来、この法案の質問、きょうで四回目でございますけれども、政府原案と、修正という名のもとに改悪をされてきたと私たちは思っておりますが、改悪修正案についての問題点について質問をしてまいりました。  この中で政府も、それから与党も大変矛盾を深めていると思いますね。というのは、衆議院で成立を急ぐ余り修正案を一日で、朝出して夕方採決をしてきた、その直後に与党の内部でも再修正が必要だということを社民党さんが言われる、そしてまた参議院に来てもう再修正はいたしませんと言明されたにもかかわらず、また最近の報道では再修正の協議をして……

第140回国会 厚生委員会 第16号(1997/06/05、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この間の質疑の中で、健康保険法の修正をされてきました改正案というのが薬の二重取り、そしてそれは単なる二重取りではなくて薬の払い過ぎというものをその制度の中に矛盾として持っている、これはもう局長さんもお認めになりましたが、そういう問題とか、それから年金では払うことができない、それほどに高い国民負担を求める法案であるということ、これもはっきりいたしてまいりました。それから先日は、国民負担増によりまして、しかも急激な負担増によりまして深刻な受診抑制、治療の中断、こういうことについても非常に心配が大きいということも私は質問をしてまいりました。  ……

第140回国会 厚生委員会 第17号(1997/06/10、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  前回、私は、健康保険の赤字の主要な原因の一つであります新薬シフトの解消、どうやったら新薬シフトを解消することができるかということについて質問をさせていただいたわけですけれども、きょうもその続きをさせていただきたいと思います。  六月五日、私の質問に対しまして、つまり私は、新薬シフトを解消していくのは原価に着目をして、そして薬価が決まっていくその過程をきちっと公開していくこと、このことがどうしても必要だということで原価の公表ということを質問いたしました。それに対しまして局長は、これまでの薬価については原価を公表することはできないけれども、こ……

第140回国会 厚生委員会 第18号(1997/06/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は三月の参議院予算委員会で総理に質問をさせていただきました。今回の医療保険改革というのは非常に問題が多い、国民や医療関係者の意向を十分に聞くべきだということを申し上げ、また医療保険の赤字をなくすためには何よりも高過ぎる薬価、大き過ぎる薬剤費にメスを入れるならば国民の負担増、今回のような負担増を求めなくても済むのではないかという点で御質問させていただいたわけです。  当厚生委員会でも、衆議院から送られてまいりました修正案なるもの、私たちは修正の名の改悪修正であるという点でこの間審議で明らかにしてまいりました。とりわけ薬剤費の一部負担を課す……

第140回国会 厚生委員会 第20号(1997/06/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 介護保険の審議に入るわけですけれども、国民の大多数、とりわけ女性の場合は八三%ともいう世論調査の結果がありますように、非常に積極的に介護保険制度の導入というものを期待しているわけです。ですから、私もよりよい介護保険制度、しかも期待にこたえて早くつくりたいという思いは変わりません。しかし、拙速に問題が多い介護保険をつくっては、先ほど来議論をされておりますように、保険あって介護なしというようなものであれば、これは国民の期待を大きく裏切っていくことになるだろうと思っております。  それで、介護保険の審議に入る前に、今配られた資料にもありますように、介護費用の総額は約四兆円という大きな……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第7号(1997/06/16、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 委員長。
【次の発言】 日本共産党の西山登紀子でございます。  修正案の質疑は極めて不十分であり、質疑の打ち切り反対の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、日本共産党を代表して、中山太郎議員外十三名提出による臓器の移植に関する法律案及び修正案について、反対の討論を行います。  脳死をもって人の死と扱うか否かという問題は、医学上の問題であると同時に、国民的な合意を不可欠とする、すぐれて人道的、社会的な問題であります。ところが、今日の日本では、この問題についてはさまざまな意見や疑問があり、国民的な合意が成立しているとは言えません。  良識の府と言われる参議院で、人の生死にかか……

第140回国会 予算委員会 第9号(1997/03/13、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  総理及び関係大臣に御質問をいたします。  まず、医療保険の問題についてお伺いをいたします。  総理、今国民は消費税五%へのアップを含む九兆円という大幅な負担増に大きな危惧を持っています。九兆円のうち医療費の負担は二兆円にもなります。病院にかかる費用が一挙に二倍から四倍にもなることが予想されます。とりわけお年寄りの方から、病院にかかれなくなると、大変心配の声がたくさん私のところにも寄せられております。  日本医師会も新聞広告を出しておりますし、私の地元の京都府保険医協会ですが新聞に意見広告を出しまして懸念を表明しているわけです。地元新聞の一……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 厚生委員会 第2号(1997/10/21、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。きょうは、参考人の皆さんには貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。時間の関係で皆さんに御質問できないのが非常に残念なんですけれども、よろしくお願いいたします。  まず、生松さんの方にお伺いしたいんですけれども、現場で二十年間、医療のケースワーカーをしてこられたということで具体的なお話が伺えるかと思います。生松さんがお勤めの介護支援センターというところで、資料もいただいているわけですが、半年間で百件新しい相談があったということなんですが、その中で、閉じこもりとか寝たきりの方が非常に多いという地域を担当されているわけですが、この原因は……

第141回国会 厚生委員会 第3号(1997/10/23、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  一昨日、この部屋で参考人の質疑が行われたわけですけれども、さまざまな御意見とか実態などが御報告されたわけです。とりわけ、老人介護の基盤整備がおくれている問題だとか、保険料や利用料が払えない、また認定に非常に手間がかかって、そのハードルも非常に高いというようなこともるる出されたわけでございます。  私は、とりわけ甲府の介護支援センターの生松参考人の具体的な御自分の仕事の中で把握された実態例、大変リアルじゃないかというふうに思いました。  例えば、甲府市のホームヘルパーの派遣状況をお話しされたわけですけれども、利用者の約七〇%は利用料がゼロの……

第141回国会 厚生委員会 第4号(1997/10/28、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  前回の質問で私は、都道府県の各担当者に聞き取り調査をいたしました結果、特養老人ホームの待機者が全国で約九万人以上になっているということ、特養ホームの待機者数が一年間で二万人以上ふえているという実態を示しました。羽毛田局長もショッキングな数字であるというふうにその部分についてはお認めになったわけなんですよね。結局、いろいろ努力しているとか努力するとかおっしゃるんですけれども、現在進めている特養などの施設サービス、それから在宅のサービスなどなど含めまして基盤整備が需要に追いついていない、だから一番進捗率が高いと言われている特養でも待機者が加速……

第141回国会 厚生委員会 第5号(1997/10/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  一昨日、私は施設の介護報酬の問題で質問をいたしましたので、きょうはその続きを質問したいと思います。  施設経営者やとりわけ働く労働者にとって施設運営の財源は死活問題です。この死活問題である財源が非常に明らかになっていないということがこの法案の重大な欠陥の一つではないかと思います。  一昨日お示しをいたしましたけれども、「現場から公的介護保障を考える会」の方々が、大変不安なので在宅の介護報酬を当てはめて試算をされていらっしゃるわけですね。現在の在宅介護報酬を当てはめた場合に現在の特養ホームでは一体どれぐらい減収になるのかということを非常に綿……

第141回国会 厚生委員会 第6号(1997/11/06、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。きょうは要介護の認定の問題についてお聞きをしたいと思います。  要介護の認定がすべての介護を必要とする人に適切に、かつ迅速に行われるかどうかということが介護保険のかぎを握っているのではないかというふうに思うわけです。  私はことしの一月に当院から正式の視察団としてドイツを訪問させていただいたわけですけれども、ドイツの社会労働省のハウシルド介護保険部長にも公式の代表として会っていただきましたが、そのときに、申請者のうち認定がゼロになる人が二五%あるということを伺いました。  さらに、MDK、ドイツの介護段階認定機関、ここにも訪問させていただきま……

第141回国会 厚生委員会 第7号(1997/11/13、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先日開かれました地方公聴会、高知と山梨で開かれたわけですが、私は高知の方に参りましたけれども、大変熱心な御意見をたくさんちょうだいいたしました。当日の地方公聴会を報道いたしましたある新聞が「弱者救済へ切実な声」という大きな見出しでこういう掲載をしているわけですが、きょうは保険料の問題について御質問をさせていただきたいと思います。  特に、国保の加入者にとって今度の介護保険法案が一体どういうふうになるのかということで大変不安が広がっているわけです。介護保険料の上乗せがお年寄りやあるいは低所得者にとって深刻な影響を与えるということは先日の参考……

第141回国会 厚生委員会 第8号(1997/11/18、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私の地元は京都なんですけれども、さまざまな老人福祉の施設を訪問させていただいてまいりました。地域に根差した老人介護というものが、形はさまざまなんですけれども、ようやく身近になりつつある、そういう印象を受けております。しかし、まだそれは点でありまして、面になるためには抜本的な基盤整備が急がれる、こういう印象もまた持ったわけです。しかも、さまざまな事業が接ぎ木のように行われてきている面もあります。それから、ばらばらに行われているという面も否めません。  施設調査の中では、デイサービスあるいはショートステイ、それから在宅介護支援センター、こうい……

第141回国会 厚生委員会 第9号(1997/11/25、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは公述人の皆さん、本当に貴重な御意見をたくさんいただきまして、勉強させていただいております。  私の方からも、日本共産党の介護保険法案についての基本的な態度について最初に述べさせていただきたいと思うわけですが、私たちは今公的介護の立ちおくれというものが非常に解決しなければならない国民的な課題だというふうに思っております。その点はそうなんですけれども、現行の介護保険法案というのは、そういう国民の皆さんの切実な御要望に果たして本当にこたえられるものなのかということなんですけれども、審議を通じまして非常に問題が明らかになってまいりました。……

第141回国会 厚生委員会 第10号(1997/11/27、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、私は在宅のヘルパー問題について質問をしたいと思っているわけですが、質問に先立ちまして、去る十一月二十五日に全国の市長会の有志の皆さんがわざわざ部屋を訪ねていただきまして、各厚生委員の皆さんのところにも届いておるかと思いますけれども、「介護保険法案慎重審議のお願い」という文書をわざわざ持ってこられました。その文書の中には、「現在国会で審議されている介護保険法案については、重大な問題を含んでおり、現行のまま施行された場合には、地域に混乱と不信をもたらすものと懸念いたしております。」と、こういうふうに述べられまして、最後に、「良識の府……

第141回国会 厚生委員会 第11号(1997/12/02、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  大臣に質問をいたしますが、この間の委員会での議論や、あるいは公述人、参考人の意見を聞くほどに、この法案は国民の求めている公的介護保障制度としての期待に大きな隔たりがあるということが明らかになってきたと思います。  今、大臣もお認めになったように、この介護保険法案の最も大きな欠陥というのは、保険あって介護なし、こういう状況で見切り発車させられようとしている点だと私は考えております。  最初に、私も質問いたしましたように、特養施設そのものが非常に少ないですね。調査をいたしましたところ、一年半の間に二万人を超える新たな待機者が生じていると。です……

第141回国会 厚生委員会 第14号(1997/12/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 おはようございます。日本共産党の西山登紀子でございます。  先日、全国精神障害者家族会連合会理事長の山下さんから各部屋に、私の部屋にもですけれども、この「「精神保健福祉士」法の成立を願う」という文書が届けられたわけです。その文書は、「精神科の病気を持つ当事者や家族が長らく待ち望んでいた精神科ソーシャルワーカーの資格制度である「精神保健福祉士」法がようやく成立に近づこうとしている。」というふうな言葉から始まっているわけですが、私はこの家族の方が長らく待ち望んでいたという言葉に大変心がとまったわけです。こういう声にこたえるのが私たちの使命ではないかというふうに思いました。  一つの……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1997/11/19、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この財革法案につきまして、今障害者の皆さんや障害者の家族の皆さんの中で大変な不安が広がっているわけでございます。その関連で質問をさせていただきたいと思います。  この財革法案というのは、第七条で生活保護、社会福祉それから社会保険、保健衛生、失業対策などの社会保障関係費の増加額をできる限り抑制するとしております。そして、第八条では、わざわざ社会保障関係費の量的縮減目標として、平成十年度は「平成九年度の当初予算における社会保障関係費の額に三千億円を加算した額を下回ること。」、平成十一、十二年度はそれぞれ「前年度の当初予算における社会保障関係費……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 国民福祉委員会 第3号(1998/03/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、私はまず野焼きの問題について質問をいたします。  昨年の十二月一日から廃棄物処理法が改正をされまして、規制が強化をされました。従来は禁止をされておりました野焼きにつきましても新たな規制がかかることになったわけでございますけれども、今回の改正でどのように規制が強化されたのか、またどのように徹底をされたのか、まず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 従来、野焼きは禁止ということでございましたけれども、焼却設備があれば燃やしてもいいということであったわけですが、ドラム缶で燃やしたり、石積みで燃やしたり、それもいいとされていた……

第142回国会 国民福祉委員会 第4号(1998/03/19、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私も当委員会に所属して六年目を迎えるんですけれども、毎回この戦傷病者戦没者遺族等援護法のときには戦争の問題に触れて、まだまだ戦後処理は終わっていないという実感をいつもしている一人でございます。身元引受人の問題だとか、それから帰国者の国籍取得問題、あるいは満蒙開拓義勇軍の問題等々今までにも質問をさせていただきました。  きょうは中国残留孤児の問題に関連をいたしまして、自立指導員の問題を質問したいと思います。  永住帰国者の帰国が相次いで、過去五年間で二世、三世といった世帯も含めますと合計約六千人に及んでいるわけです。この永住帰国者の方々が実……

第142回国会 国民福祉委員会 第5号(1998/04/07、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  午前中の田浦議員と大臣の財政構造改革法についてのやりとりがございましたけれども、大変私も興味深く聞かせていただきました。もともと財政構造改革法に私たちは反対の立場をとりましたけれども、そして今廃止の立場から本年度の予算につきましても積極的な社会保障の予算についての組み替える動議を出しているところでございます。廃止の立場ですけれども、見直しが非常に強まってきている、声が大きくなってきている中で、大臣にお願いしたいことは、社会保障のカットだけが残るというようなことがないように御努力をお願いしたいと思います。  きょうは具体的に、財政構造改革法……

第142回国会 国民福祉委員会 第7号(1998/04/14、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  時代の要請にこたえた感染症対策の見直しというのは、もとより私たちも異論はありません。しかし、その内容と方法が問題です。  昨年の十二月八日、公衆衛生審議会伝染病予防部会の基本問題検討小委員会が、「新しい時代の感染症対策について」と題する報告書をお出しになったわけです。示唆に富んだ内容も含まれていると考えております。  三つの点から感染症対策の見直しの必要性を述べていらっしゃるわけです。  一つは、エイズ、エボラ出血熱などの新興感染症の発生に加えて、結核など従来の感染症も克服されていないなど、今日の感染症の流行に対応した対策が必要であること……

第142回国会 国民福祉委員会 第8号(1998/04/16、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  一昨日の質問で、私はエイズ予防法の制定過程の問題について質問をいたしました。この法律の提案理由説明の中には、伝染病予防法の廃止については理由が触れられているわけでございます。制定後百年もたって時代の要請に応じられなくなったと、これはもう余りにも明確であるわけですけれども、あと詳しく理由も書かれているわけでございます。らい予防法については触れられていないわけですけれども、九六年三月のらい予防法の廃止、当委員会でも質疑をいたしました。私も質問しましたけれども、そのときには厚生大臣からの謝罪がありました。  しかし、エイズ予防法は、今回廃止が言……

第142回国会 国民福祉委員会 第9号(1998/04/21、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、参考人の皆さんには大変お忙しいところありがとうございます。時間の関係で皆さんに御質問できないかと思いますが、どうぞお許しをいただきたいと思います。  鈴木参考人にまずお伺いをしたいわけですけれども、先ほどの宮崎委員の質問に対しまして、HIV感染被害者にとってはエイズ予防法よりもむしろ規制が強化されるというふうな御意見が表明をされたわけでございます、エイズ予防法が廃止をされるということに伴って実は被害者の方の規制が強化されるということにつきましては、もう少し御説明をいただきたいというふうに思うわけです。

第142回国会 国民福祉委員会 第10号(1998/04/28、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この法律が国民の理解と協力を得て時代の要請にこたえることができるその大前提は、やはり今までの感染症対策についての反省、らい予防法及びエイズ予防法などの反省の上に立って行われるべきだと考えます。それが大前提になければならないということで、きょうで三回目になるわけですけれども、この点についてまた質問をしたいと思うんです。  代表質問のところでは、総理はこのエイズ予防法の制定について、当時としてはやむを得なかったとお答えになったわけです。そして、四月十四日の当委員会の質問に局長は適切であったとお答えになりましたね。その次の十六日に小泉厚生大臣は……

第142回国会 国民福祉委員会 第11号(1998/04/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  最後の質問の機会になるわけですが、まず最初に、新感染症につきましても、また指定感染症というものにつきましても、やはり新しい病原体あるいは新しい病態の変化というようなことは、これは大変高度に専門的な知識、それから研究というものが必要だと思います。よく日本の研究体制についてアメリカのCDCなどと比較がされて非常に弱体だという指摘があるわけですけれども、私は体制が非常に弱体だというだけではない問題があるというふうに思っておりまして、その点がどういうふうに改善が図られてきたかということについてお聞きしたいと思うわけです。  かつての国立予防衛生研……

第142回国会 国民福祉委員会 第12号(1998/05/07、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  九八年度の予算では財革法によって社会保障関係予算の縮減が義務づけられていたわけでありまして、社会保障関係費は四千五百億円の削減、そのうち医療の予算の削減分は三千二百六十億円であります。この医療予算の削減の内訳の中に今回の法案の退職者医療制度の負担見直しと老健拠出金の算定方法の見直しによる五百六十億円が含まれております。したがって、本法案は直接には財革法の要請から出ているということは明らかだと思うわけです。  財革法はもはや骨格が総崩れでありまして、改正の方向ということで出されているわけですけれども、もともとこの財革法の名目は赤字国債を減ら……

第142回国会 国民福祉委員会 第13号(1998/05/12、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回、我が国として初めてこういった社会保障協定を結ぶということ、二重加入それから掛け捨てがなくなるということ、これは私たちも歓迎でございます。  そこで、少し重複いたしますけれども、こういう交渉が実るまでに何度かいろんな形の皆さんの努力があったんですが、三十年かかっているということをいただいた資料からも伺いました。先ほど御説明があったのでは、長い年数がかかったことについて甘んじて批判は受けるということを御答弁になったわけです。その中で、諸般の事情があった、それに加えて責任者がいなかったというようなことがありました。  そこで、私も見ており……

第142回国会 国民福祉委員会 第14号(1998/05/19、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは参考人の皆さんに貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。  参議院の段階で今国保法の審議を私たちが始めておりますが、一度委員会の審議をいたしまして、それから新潟の地方公聴会で先般地域の皆さんの御意見を聞いたわけでございます。また、きょうは参考人の皆さんから御意見をお伺いするということなんですけれども、まず桝本参考人と安岡参考人にお伺いしたいと思うんです。  この国保の法案といいますのは財革法が大前提じゃないかということで、お二人の方はその大前提がなくなったんだから廃止は当然じゃないかという御意見を述べられました。これは衆……

第142回国会 国民福祉委員会 第15号(1998/05/21、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先ほど財革法の改正案が衆議院の特別委員会で採決が強行されたわけですが、我が党はもともとこの財革法に反対でございましたし、廃止が基本的な立場ではございますけれども、野党三党の共同提案に賛成をいたしました。二年間の停止措置が実施されるということ、そして今後の財政構造改革のあり方の見直しの中に国民生活関連向けのキャップ制の見直しも当然含まれるということでございましたので、評価ができるということで賛成をしたわけでございます。  そういう意味で、もちろん私たちの廃止の立場は変わりませんけれども、一昨日の参考人質疑の中でも、連合の方もそうでしたし、健……

第142回国会 国民福祉委員会 第17号(1998/05/28、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先日の参考人質疑の中でも被用者保険に対する負担のつけ回し、これはもうやめてほしい、改革してほしいという御意見もございましたし、私たちの部屋にもそういう陳情の方々が最近とみにふえてまいりました。また、財革法の改正に政府みずからが着手をするということで、前提そのものが変わったのだから再考をという意見はかなりたくさんの参考人の方からも出ていたように思います。  この法案で私たちが問題にしておりますことは、財革法で社会保障の伸びを一定枠に抑えなきゃいけないということから、どうしても国庫負担を減らしたいということがありまして、いろいろな形をとって五……

第142回国会 国民福祉委員会 第18号(1998/06/04、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回の法案というのは、財政構造改革法の要請から、国庫負担をできるだけ削減をするということで、五百六十億の削減を盛り込んだということが本法案の主なる目的であり目玉であるというふうに思います。  私がこの間の議論で明らかにしてまいりましたことは、政府が今進めている国民の医療に対する対策は、国民の総医療費の中で国庫負担率はできるだけうんと下げていくと、この間ずっと下がってまいりました。そのことは認められたわけですね。それから、国民の医療費の負担はむしろふやしていく。その結果、昨年の九月一日から医療費がふやされたわけですが、この委員会の審議の中で……

第142回国会 予算委員会 第13号(1998/03/30、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず、総理にお伺いをいたします。  財政構造改革法の改正の声が政府の与党の中からも上がっているわけですが、財革法は医療、福祉を毎年大幅カットするもので国民に大きな不安を与えております。私は、この不安を取り除き、深刻な不況を打開するためにも、この際、政府の都合のいい見直しではなくて、きっぱりと廃止すべきだと考えますが、総理の御見解をお伺いいたします。
【次の発言】 私は政府の与党というふうに申し上げたわけでございます。  それで、財革法はもう既に枠が外れて破綻をしておりますから、きっぱりと廃止すべきだということを申し上げて、次の質問に移りま……


西山登紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-|17期|-18期-19期

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各種会議発言一覧(参議院17期)

西山登紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-|17期|-18期-19期
第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第1号(1996/04/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  安部参考人にお渡ししていただいたと思いますけれども、私、ミドリ十字の社内文書を二つきょうお見せをいたしたいと思います。  先ほども先生がお認めになりましたように、先生はミドリ十字からたくさんの寄附金をもらっていらっしゃるわけですけれども、一九八三年当時のミドリ十字の社内文書、これは五月三十日、ミドリ十字の当時副社長の須山さんがお出しになっている文書です。この文書は、エイズとは死亡率の高い疾患であって、そして米国での血友病患者のエイズ発症者の死亡率というのは十一名中八人、実に七三%と非常に高い死亡率である、そして感染経路はエイズ患者からの血液及び製……

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第2号(1996/05/16、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  ここにトラベノール社が出しました八三年六月二日の自主回収報告というのがあるわけです。もちろん参考人は御存じだと思います。参考人の名前あてになっていますよね。「郡司篤晃殿」ということで報告書。その報告書の中には、回収措置理由といたしまして、このように書かれているわけです。「本剤の製造に用いた原血漿供血者の一人が、供血時のスクリーニングでは検出されなかったが、供血後AIDSを示唆する病状を呈したため。」、このように回収理由が書かれているわけですね。ところが、この非常に重要なHIV汚染のサインにもかかわらず、これが公表もされていない。エイズ研究……

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第3号(1996/06/03、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  どうぞよろしくお願いをいたします。  光石参考人にお伺いしたいわけですけれども、薬害の再発防止のためには、やはり薬害エイズの真相の解明というのが私は不可欠の大前提だというふうに考えております。当小委員会の目的にも、この薬害エイズの真相の解明によって薬害の再発防止及び恒久の対策、治療の対策を検討していくということにこの小委員会の目的もなっているわけです。  この間、国会でさまざまな努力がされてまいりました。もちろん、国民の皆さんにとっては大変不満な部分があり、私もまだ核心の部分はやみの中であるというふうにも思いますけれども、少しずつ事実がわかり、食……

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第4号(1996/06/10、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  最初に確認をさせていただきたいと思うんですけれども、先ほど参考人は、八四年の十一月二十九日の調査検討委員会には出席をされたとお認めになりました。私も資料を持っているんですけれども、大変判読のしにくいメモを判読した資料があります。確かに、ドクター安部それからギャロ、二十二例中四例、こういう文字はきちっと判読できます。先ほど参考人は、二十二例中四例というのがギャロ報告の数値とは違うと、こういうふうに言われたんですけれども、私は、このメモはつまりミックスアップというんですか、混在をしている、ドクター安部が送ったギャロの報告と栗村氏の報告との両方をこの検……

第136回国会 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第5号(1996/06/17、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  最近、加熱承認後も非加熱が使用されていた事実、また第四ルートにも感染が広がっている事実が問題になっているわけですけれども、なぜこういうことが起こったのか。きょうは厚生省が加熱承認後も非加熱製剤を保険薬として公認をしていた問題について質問をいたします。  加熱承認は第[因子の場合は八五年の七月です。ですから、私は当然この非加熱製剤は直後に保険適用されない、加熱に切りかわっているものだとばかり思っていました。ところが、実際はそうではなかった。  お手元にお配りいたしました保険薬事典のコピーでございますが、八六年、昭和六十一年の四月版をごらんいただきた……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1997/06/06、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、公述人の皆さんにはお忙しいところ貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。ただ、時間の関係ですべての皆さんにお聞きすることができませんので、どうかお許しをいただきたいと思います。  私たちは、今回の改正につきましては、医療保険財政のいわゆる赤字の主要な原因、私は二つあると考えておりますが、高過ぎる薬価の問題それから国庫負担を削減してつくった赤字、この二つの問題にメスを入れないで国民に負担だけを押しつける、こういう点で非常に道理のないものだというふうに考えているわけです。その点で、実は大阪保険医協会の調査というのは私た……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1997/11/27、17期、日本共産党)

○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、本当に専門的な立場から皆さんの貴重な御意見をお伺いいたしまして、ありがとうございます。私の持ち時間は三十五分までということなんですが、皆さんにお伺いできるかどうか、ちょっと時間の制限がございますので、その点は御了解をいただきたいと思います。  まず、施設の関係で、佐野公述人と鈴木公述人にお伺いしたいわけですけれども、実際、今特養でお世話をされていらっしゃって、その方々が介護保険の導入によってどのような状態になるかということは、やはり私もいろいろ調査をさせていただきましたが、特養老人ホームの待機者というのは年々加速的にふえておりま……



西山登紀子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-|17期|-18期-19期

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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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