このページでは倉田寛之参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。
○倉田寛之君 ただいま議題となりました宗教法人法の一部を改正する法律案につきまして、宗教法人等に関する特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、今日の宗教法人をめぐる社会状況及び宗教法人の実態の変化に適切に対応し、宗教法人制度の適正な運用を図るため、所要の改正を行おうとするものであります。 本法律案の主な内容は、 第一に、他の都道府県内に境内建物を備える宗教法人及び当該宗教法人を包括する宗教法人の所轄庁を文部大臣とすること、 第二に、事務所備えつけ書類に収支計算書等を加えるとともに、毎会計年度終了後四月以内に一定の事務所備えつけ書類の写しを所轄庁に提出しなけ……
○国務大臣(倉田寛之君) 衆議院の選挙制度についてのお尋ねでございますが、選挙制度には一長一短があり、そのあり方をめぐりまして各党あるいは各議員におかれましてもいろいろな御意見があるのは当然のことと思います。よりよき制度に向けて絶えず御議論をいただくことは大切なことと考えておるところでございます。 現行の小選挙区比例代表並立制は、長い期間にわたりまして論議が重ねられてまいりました政治改革の一環として、関係法案が国会で議決をされた結果導入されたものでございます。次期総選挙から実施されることになっております。 政府といたしましては、現行制度が改革の趣旨に沿って正しく運用されることが重要と考えて……
○国務大臣(倉田寛之君) 警察法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、オウム真理教関連事件の経緯にかんがみ、都道府県警察が、広域組織犯罪等、すなわち、同事件のような組織犯罪その他の全国の広範な区域において個人の生命、身体及び財産並びに公共の安全と秩序を害し、または害するおそれのある事案に迅速かつ的確に対処することができるようにするため、所要の規定の整備を行うものであります。 以下、各項目ごとにその概要を御説明いたします。 第一は、広域組織犯罪等に関する都道府県警察の管轄区域外における権限に関する規定の整備であります。 これは、都道府県警察は、広……
○国務大臣(倉田寛之君) 地方公務員共済組合の所管大臣としての年金一元化についてのお尋ねでございますが、今回の旧三公社共済の厚生年金への統合に当たりましては、地方公務員共済組合は公的年金の一翼を担うものとして、費用負担の平準化を図りながら財政的な支援を行うこととしているところでございます。 今後、三月八日の再編成についての閣議決定に従いまして、成熟化の状況等に応じて財政再計算時ごとに将来の財政見通し等について分析を行い、公務員制度としてのあり方をも踏まえながら、まず地方公務員共済、国家公務員共済の両制度におきまして財政安定化のための措置を検討してまいる所存でございます。(拍手)
○国務大臣(倉田寛之君) 税制上の優遇措置についてのお尋ねでございますが、八年度の税制改正においては、運輸省から自治省に対しても日本人船員特別免税制度の創設等の要望が出されたところであり、国際船舶制度の意義、課税の公平性の確保、要望内容の実効性等さまざまな観点から真剣な議論を行ったところであります。 その結果、一定の国際船舶については固定資産税の課税標準の特例措置を拡充することとしたところであります。(拍手)
○倉田寛之君 ただいま議題となりました法律案の審査の経過及び結果につきまして御報告申し上げます。 本法律案は、日米安全保障条約に基づく義務を的確に履行するため、我が国に駐留するアメリカ合衆国の軍隊の用に供するため所有者等との合意または日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の規定により使用されている土地等で、その使用期間の末日以前に必要な権利を取得するための手続が完了しないものにつき手続完了までの間の暫定使用ができるようにしようとするものであります。 その主な……
○倉田寛之君 本院議員横尾和伸君は、去る一日、呼吸不全のため済生会福岡総合病院において逝去されました。最近体調を崩されていると伺い、案じておりましたが、御家族や私どもの一日も早い健康の回復を願う気持ちもむなしく、四十八歳の若さで不帰の客となられました。まことに痛惜哀悼の念にたえません。 私は、ここに、同僚議員各位のお許しを得て、議員一同を代表して、故横尾和伸君のみたまに謹んで哀悼の言葉をささげたいと存じます。 昭和二十四年九月、東京都台東区浅草で三人兄妹の次男として誕生された君は、小学校のとき、両親の事業が社会の大きな壁に遭遇するという逆風の中で、苦学を余儀なくされましたが、両親の仕事を手……
○委員長(倉田寛之君) ただいま皆様の御推挙によりまして委員長の重責を担うことになりました倉田寛之でございます。
甚だ微力でございますけれども、皆様の御指導と御協力を賜り、公正で円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 理事の辞任についてお諮りいたします。
尾辻秀久君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、……
○委員長(倉田寛之君) ただいまから宗教法人等に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十九日、佐々木満君、本岡昭次君及び国井正幸君が委員を辞任され、その補欠として坪井一宇君、椎名素夫君及び小島慶三君が選任されました。
本日、和田洋子君が委員を辞任され、その補欠として都築譲君が選任されました。
【次の発言】 宗教法人法の一部を改正する法律案を議題とし、前回に引き続き、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 保坂君のただいまの委員長に対する問いにつきましては、理事間で協議を申し上げます。(発言する者多し)
傍聴人に申し上……
○委員長(倉田寛之君) ただいまから宗教法人等に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十一月三十日、小島慶三君が委員を辞任され、その補欠として国井正幸君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
宗教法人法の一部を改正する法律案の審査のため、十二月四日、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
なお、その人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(倉田寛之君) ただいまから宗教法人等に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る一日、釘宮磐君及び伊藤基隆君が委員を辞任され、その補欠として海野義孝君及び大脇雅子君が選任されました。
また、本日、真鍋賢二君及び筆坂秀世君が委員を辞任され、その補欠として岡部三郎君及び橋本敦君が選任さました。
【次の発言】 宗教法人法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本日は、本案審査のため、六名の参考人の方々から意見を聴取することといたしております。
午前中は三名の参考人の方々に御出席をいただいております。神社本庁総長岡本健治君、駒澤大学文学部教授……
○委員長(倉田寛之君) ただいまから宗教法人等に関する特別委員会を開会いたします。
宗教法人法の一部を改正する法律案を議題といたします。
去る五日、当委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。
まず、仙台班の御報告を願います。関根則之君。
【次の発言】 次に、広島班の御報告を願います。松浦功君。
【次の発言】 これをもって派遣委員の報告は終了いたしました。
【次の発言】 これより、宗教法人法の一部を改正する法律案について、前回に引き続き質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
○委員長(倉田寛之君) ただいまから宗教法人等に関する特別委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第五八号宗教法人法の早期改正に関する請願を議題といたします。
本請願につきましては、理事会において協議の結果、保留とすることになりました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
宗教法人法改正等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ご……
○国務大臣(倉田寛之君) ただいま刑事局長から具体的な内容については御答弁申し上げましたが、警察当局が今後どのような決意を持って臨んでいくかという点について私からお答えを申し上げたいと存じます。 いわゆる住専問題につきましては、政府にとりまして現下喫緊の課題であります。住専関連事件を含みます金融・不良債権関連事犯に関しましては、警察の組織の総力を挙げてその捜査を推進しているものと承知いたしております。警察といたしましては、今後とも、貸し手・借り手を問わず、住専問題の処理の過程で刑罰法令に触れる行為を認めますれば、迅速かつ厳正に対処してまいるものと認識をいたしております。 私といたしましても……
○国務大臣(倉田寛之君) 信用組合につきましては、その地域性であるとか協同組織性が強いという性格に照らしまして、その監督権限が都道府県知事に機関委任されているものと承知をいたしております。 ただ、金融の自由化の進展などに伴いまして信用組合の業務が一層複雑化してまいりました。かつての信用組合とは相当変貌してきているという見方もございます状況の中におきまして、各都道府県が信用組合の監督にはかなり苦慮していることにつきまして認識はいたしておるところでございます。 このような中におきまして、最近の信用組合の実態等を踏まえまして、客観的指標による早期是正措置の導入であるとか、国と都道府県知事の共同検……
○国務大臣(倉田寛之君) 先刻来刑事局長がお答えを申し上げたところでございますが、暴力団等との関係のある企業にかかわる犯罪を検挙した場合などにおきまして、事件捜査を通じて収集した資料により解明し得た場合であって、類似犯罪の発生防止等の観点から必要があると認められるときには、当該犯罪にかかわる事実とともに当該企業が暴力団等と関係のある企業である旨を公表しているものと、こう承知をいたしているところでございます。しかしながら、企業と暴力団等との関係を一般的に公表することにつきましては、刑事司法につながる捜査上の問題にもかかわることでございますので差し控えているものと認識をいたしております。 警察は……
○国務大臣(倉田寛之君) 自治省の行政局長から監査制度につきましての対応、検討課題についてはただいま御説明を申し上げたとおりでございますが、私といたしましても、二十四次の地方制度調査会の専門小委員会の報告、さらには過日発足を見ました第二十五次の地方制度調査会における審議の内容を踏まえながら、地方公共団体の監査機能の充実につきましては、委員御指摘の問題等も十分受けとめながら積極的に検討を進めてまいりたいと考えておるところでございます。
【次の発言】 続委員からいろいろな視点で御指摘を賜りましたが、地方団体は高齢化社会に向けましてその施策の推進あるいは社会資本の整備充実等を図ってまいります上で重要……
○国務大臣(倉田寛之君) オウム真理教関連施設の所在市町村におきましては、委員いろいろ御指摘がございましたが、ごみの処理、農道の復旧整備あるいは監視や警戒、地域住民の不安の解消、安全の確保などのためにさまざまな対策が講じられてきたところでございます。 自治省といたしましては、関係地方団体がこれらの対策に要した経費につきましては、平成七年度の特別交付税の算定に当たって考慮してきたところでございまして、関係団体の財政運営に支障が生じないよう対処もしてまいったところでございます。 今後におきましては、地域の整備のために各種の財政需要が生じるものと考えられますが、自治省といたしましては、関係地方団……
○国務大臣(倉田寛之君) このたび自治大臣に就任をいたしました倉田寛之でございます。 当委員会の皆様方にはかねてから格別の御高配にあずかっていることに対しまして、この機会をかりて厚く御礼を申し上げる次第であります。 一昨年、一連の政治改革関連法案が成立し、また、昨年の十二月には、公職選挙法及び政党助成法の一部改正がなされました。 所管大臣といたしましては、その適切な運用を図るとともに、今後とも政治に対する国民の信頼の確立に向けてさらに努力を重ねていく決意であります。委員各位におかれましては、よろしく御指導、御協力のほどお願い申し上げます。(拍手)
○国務大臣(倉田寛之君) 委員長のお許しをいただきまして、一言ごあいさつをさせていただきます。 このたび自治大臣・国家公安委員会委員長を拝命いたしました倉田寛之でございます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。 地方行政委員会の委員長、理事ほか委員各位におかれましては、かねてより地方自治行政並びに警察行政の推進に格段の御尽力をいただきまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 地方自治は我が国民主主義を支える基盤でございます。しかし、真の地方自治を確立するためには、今や時代の流れとなり実行の段階を迎えている地方分権の推進を初めといたしまして、それを財政的に裏打ちする地方税財源の充実強……
○国務大臣(倉田寛之君) 委員長、理事、委員の先生方におかれましては、平素から地方行政及び警察行政の推進に格段の御尽力をいただき、厚く御礼を申し上げます。 この機会に所管行政の当面する諸問題につきまして所信の一端を申し上げ、皆様の深い御理解と格段の御協力を賜りたいと存じます。 死者六千三百人を超え、戦後最大の災害となった阪神・淡路大震災から一年が経過いたしました。高速道路やビルが倒壊した姿が今も思い浮かびます。 ここに改めて、阪神・淡路大震災で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げる次第であります。 さて、二十一世紀を間近に控え、内外ともに大……
○国務大臣(倉田寛之君) 岩瀬委員から、地方分権につきまして自治大臣の決意いかんというお尋ねであろうと思いますが、冒頭、岩瀬委員は県の行政におきまして、また不肖私は県の議会におきましてある時期御一緒に地方公共団体の中で仕事をさせていただいたことがございますので、大変激励を賜りまして恐縮でございました。 地方分権の推進につきましては、全国的な統一性、公平性を重視する現行の画一と集権の行政システムを、住民や地域の視点に立ちまして多様と分権の行政システムに改めてまいりましょうということがまず第一の考え方でございます。 地方分権推進法は、私が申し上げるまでもなく、五年間に集中的、計画的な取り組みを……
○国務大臣(倉田寛之君) 小川委員御案内のように、地方分権の推進につきましては、全国的な統一性や公平性を重視する現行の画一と集権の行政システムを住民や地域の視点に立った多様と分権の行政システムに改めるということであります。 私は、このことについては常々集中から分散、集権から分権、長いことこれを視点に考え方を述べてきた経緯がございますので、改めてこの問題に真剣に取り組んでまいりたいというふうに思っている次第でございます。 先刻来、地方分権推進委員会の次長より鎌田委員の質問にお答えがありましたが、地方分権推進法は五年間に集中的かつ計画的な取り組みを行うことにより成果を上げようとするものでござい……
○国務大臣(倉田寛之君) 警察といたしましては、これまでいわゆる住専問題を初めといたします金融機関をめぐる不正事犯への対処につきましては、全国の警察挙げて取り組むべき重要な課題であるという認識のもとに、広範かつ徹底した実態解明に取り組んでおるところでございます。御指摘にもありましたが、警察といたしましては、今後とも刑罰法令に触れる行為があれば、その全容を解明して厳正かつ迅速に対処するものと承知をいたしております。 なお、大阪府警察におきまして、本日、木津信抵当証券株式会社に係る抵当証券販売名下の詐欺告訴事件の関連場所として捜索を実施しているという報告を末野興産グループにつきましては受けている……
○国務大臣(倉田寛之君) ただいま議題となりました警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 国家公務員等について介護補償の制度が設けられること及び警察官の職務に協力援助して災害を受け重度の障害のため介護を受けている者の実情にかんがみ、協力援助者災害給付制度に介護給付を創設して介護を必要とする協力援助者に対する給付の充実を図ろうとするものであります。 次に、この法律案の内容について、その概要を御説明いたします。 その改正内容は、警察官の職務に協力援助した者に対する災害給付に、協力援助者が傷病給付ま……
○国務大臣(倉田寛之君) 平成八年度の地方財政計画の概要について御説明申し上げます。 平成八年度の地方財政につきましては、現下の厳しい経済と地方財政の状況を踏まえ、おおむね国と同一の基調により、歳入面においては、地方税負担の公平適正化の推進及び地方交付税の所要額の確保を図り、歳出面においては、経費全般について徹底した節減合理化を図るとともに、住民に身近な社会資本の整備、災害に強い安全な町づくり、総合的な地域福祉施策の充実、自主的、主体的な活力ある地域づくりなどを積極的に推進するため必要な事業費の確保に配慮する等、限られた財源の重点的配分と経費支出の効率化に徹し、節度ある行財政運営を行うことを……
○国務大臣(倉田寛之君) 平成九年度以降の地方財政対策につきましては、今後の経済動向であるとかあるいは国及び地方の財政状況などを現時点で見通すということは大変困難でございます。現段階でその見通しについて申し上げるということはできかねるのでございますが、中長期的に見まして、国、地方の財政事情がまことに厳しい状況にあるということはおっしゃるとおりであろうというふうに思います。 こういった状況を踏まえまして、地方団体が当面をしています諸課題に適切に対応でき得ますように、地方税、地方交付税等の地方の一般財源の充実確保を基本としながら必要な対策を講じてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を……
○国務大臣(倉田寛之君) ただいま議題となりました消防団員等公務災害補償等共済基金法の一部を改正する法律案の提案理由及びその概要を御説明申し上げます。 この法律案は、消防団員等公務災害補償等共済基金を、消防団員等公務災害補償等共済制度の公正かつ確実な実施を確保しつつ、民間法人化し、その経営の活性化及び効率化に資するため、役員の選任、財務等についての政府の関与を縮小する等の所要の改正を行うものであります。 以上がこの法律案を提案いたしました理由であります。 次に、この法律案の内容につきまして御説明申し上げます。 第一に、消防団員等公務災害補償等共済基金に関する事項についてであります。 ……
○国務大臣(倉田寛之君) 山本委員は、お父様がかつて参議院にありまして、参議院のあるべき姿を求められたことをおそばにおられて感じ取ってこられたと思います。同時に、そういうことを糧にしながら本院に参画をされまして一年が経過をされようという今日、思いを込めて大変御激励をいただきました。 現下、自治省が抱えている問題あるいは警察庁が抱えている問題、極めて重要な課題ばかりでございます。山本委員初め本委員会の委員の先生方の理解と御協力の中で、参議院のチェック・アンド・バランス、衆議院の審議に対する補完という意味も込めまして、当該委員会における議論が交わされ、そのことが我が国の二十一世紀に向かう対応につ……
○国務大臣(倉田寛之君) ただいま議題となりました警察法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。 この法律案は、オウム真理教関連事件の経緯にかんがみ、都道府県警察が広域組織犯罪等、すなわち同事件のような組織犯罪その他の全国の広範な区域において個人の生命、身体及び財産並びに公共の安全と秩序を害し、または害するおそれのある事案に迅速かつ的確に対処することができるようにするため、その管轄区域外における権限の行使に関する規定の整備を行うとともに、広域組織犯罪等に対処するための警察の態勢に関することについての国家公安委員会及び警察庁長官の権限に関する規定その他……
○国務大臣(倉田寛之君) ただいま議題となりました地方公務員災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及びその概要を御説明申し上げます。 地方公務員災害補償基金支部が行う補償に関する決定に不服がある者については、訴訟を提起する前に、支部審査会に対する審査請求及び審査会に対する再審査請求をするという二段階の不服申し立て手続を設けているところでありますが、最近の処理事案の複雑化等から処理期間が長期化する傾向にあり、その迅速かつ適正な処理を図るため、所要の措置を講ずる必要があります。 以上がこの法律案を提出した理由であります。 次に、この法律案の概要につきまして御説明申し上げま……
○国務大臣(倉田寛之君) 公務災害の認定業務につきましては、基金支部の段階でほとんどの事案が一カ月以内に処理されておりまして、また一カ月以内に処理されなかった事案のうち、おおむね半数は二カ月以内に処理が終了をし、残りの半数についても必要かつ十分な調査を行い認定事務が行われているところでございます。また、平成七年には、基金支部において受理後一年を経過している事案等について、基金支部と支部の協力のもとに迅速な処理に努め認定が終了したと承知をいたしております。 支部審査会の審査につきましては、従来から早期処理に努めるよう要請をいたしているところでございます。特に、昨年七月の最高裁判決を受けまして支……
○国務大臣(倉田寛之君) このたび自治大臣に就任いたしました倉田寛之でございます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 当委員会の皆様方には、かねてより地方分権の推進並びに規制緩和に御尽力をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 国民がゆとりと豊かさを実感できる社会を実現し、個性豊かで活力に満ちた地域社会を築き上げていくためには、住民に身近な行政は思い切って地方公共団体にゆだねると同時に、これにあわせて国、地方間の事務配分に見合った地方税財源の充実強化を図り、地方公共団体の自主性、自立性を強化していくことが必要であります。こうした見地から、地方分権を積極的に推進して、地方自治の充実、発展を……
○国務大臣(倉田寛之君) 自治大臣の倉田寛之でございます。何とぞよろしくお願いいたします。 当委員会の委員長初め委員の先生方には、かねてより地方分権の推進並びに規制緩和に御尽力をいただき、厚く御礼申し上げます。 国民がゆとりと豊かさを実感できる社会を実現し、個性豊かで活力に満ちた地域社会を築き上げていくためには、住民に身近な行政は思い切って地方公共団体にゆだねると同時に、これにあわせて、国、地方間の事務配分に見合った地方税財源の充実強化を図り、地方公共団体の自主性、自立性を強化していくことが必要であります。こうした見地から、地方分権を積極的に推進し、地方自治の一層の充実発展を図ることは、現……
○国務大臣(倉田寛之君) 久世委員、いろいろな角度で御指摘をなされましたが、いわゆる受け皿論につきましては、いろんな御議論があることは私も承知をいたしております。 ただ、地方自治法が施行されまして半世紀を経過しようとしておるわけでございます。この間において地方公共団体がその能力を着実に向上させてきているという、冷静な目でやっぱり評価をしていくことが大事だ、こういうふうに思います。 また、地方分権を推進していく上におきまして、地方公共団体の行政体制の整備確立というのは非常に重要なことであることは言をまちません。同時に、国と地方の主従関係、上下関係から新しい対等協力の関係に改めていく。さらに、……
○国務大臣(倉田寛之君) 平成八年度の国の予算につきましては、大変厳しい状況のもとで景気の着実な回復に資していくために、公共事業関係費の伸びを確保することを初めといたしまして、流動的な内外の経済情勢などの推移に即応することとして編成をされておるところでございます。また、提出をされているところでもございます。地方団体におきましても、このような国の予算、平成八年度地方財政計画を踏まえまして、地域経済の動向に即応して適切な予算編成がなされているものと考えております。 既に、総理、大蔵大臣から御答弁がございましたように、平成八年度の政府予算案が早期に成立が図られますよう心から期待をしているところでご……
○国務大臣(倉田寛之君) 自治省といたしましては、これまでの間、石井委員御案内かと存じますが、復興事業が円滑に実施をされますように土地区画整理事業などにつきまして特別の地方財政措置を講じてきたところでございます。 また、去る三月に決定をいたしました平成七年度の特別交付税におきましても、阪神・淡路大震災の災害対策にかかる経費といたしまして、被災団体に対して平成六年度を上回ります五百一億円を配分させていただいたところでございます。 さらに、総理からの御指示もございましたが、平成八年度におきましても平成七年度に引き続きまして阪神・淡路大震災復興協賛宝くじを発売することとなっております。これは初の……
○国務大臣(倉田寛之君) 大河原委員御案内かと存じますが、地方制度調査会の答申によりますと、市町村の現状につきまして、「これまで、わが国の市町村は、住民に身近な基礎的な地方公共団体として、住民に密着したサービスの提供や地域の特色を生かしたまちづくりなどについて重要な役割を果たしてきた。」、こう冒頭で評価をいたしながら、「いわゆる「昭和の大合併」の後、人口の都市集中と急激な過疎の進行が見られた結果、各市町村の人口規模等の間には、再び大きな格差が生じており、これに伴って、様々な問題も生じている。」と、こういう認識を示しているところでございます。 具体的には、大都市圏におきまする人口の都市集中によ……
○国務大臣(倉田寛之君) 寺澤委員御指摘の在外選挙につきましては、与党三党の政治改革協議会におきまして検討が行われてきたところでございますが、これまで、対象といたします選挙を衆参の比例代表選挙といたしまして、投票の方法につきましては在外公館投票と郵便投票を併用することとするなどの方向が示されておることは承知をいたしているところでございます。 海外在留邦人の投票の機会の保障は極めて重要な課題であるというふうに私も認識をいたしております。現在、自治省といたしましては、どの程度の在外公館において投票を行うことが可能であるか、在外公館投票と郵便投票の組み合わせをどのように行うべきかなどの問題につきま……
○国務大臣(倉田寛之君) 四審議会、委員会等の有機的な連携につきましての総理の御趣旨というのは、我が国の構造改革という目標に向けまして、各審議会等の審議に際しても相互の情報交換、審議の進度の調整、さらには重複あるいは相反する部分の調整を図るなど、横の連係プレーをとって進める必要があるとの考えに基づくものでございまして、私も同感に存じているところでございます。 また、間近に迫りました二十一世紀にふさわしい国、地方を通ずる行政システムを考えますときに、現行の中央集権型の行政システムを変革して地方分権を推進することはぜひとも必要であるというふうに考えております。 さきの地方分権推進委員会の中間報……
○国務大臣(倉田寛之君) 阪神・淡路大震災復興基金につきましては、大震災による被害が極めて甚大であることにかんがみまして、河本委員のお話にもございましたように、復旧・復興への各般の行政施策を補完すること、さらに機動的、弾力的な政策を推進することを目的といたしまして、兵庫県、神戸市におきまして事業の実施に必要な財源を確保していくために六千億円規模の基金を設置したものでございます。この基金の活用によりまして、災害復興住宅の取得に対する利子補給を初めといたしまして早期復興のための各般の取り組みを補完いたしまして、被災者の救済及び自立支援並びに被災地域の総合的な復興対策を進めることができるものと考えて……
○委員長(倉田寛之君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様の御推挙により委員長の重責を担うことになりました倉田寛之でございます。
委員会の運営に当たりましては、皆様の御指導と御協力を賜り、公正かつ円満な運営に努めてまいる所存でございます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は八名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に石川弘君、永田良雄君、野間赳君、泉信也……
○委員長(倉田寛之君) ただいまから日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会を開会いたします。
日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。久間防衛庁長官。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本日はこれにて散会いたします。
午後四時十六分散会
○委員長(倉田寛之君) ただいまから日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会を開会いたします。
日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 関連質疑を許します。宮澤弘君。
【次の発言】 これにて板垣正君の質疑は終了いたしました。(拍手)
午後一時に再開することとし、休憩いたします。
午前十一時五十五分休憩
○委員長(倉田寛之君) ただいまから日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の一部を改正する法律案の審査のため、明四月十六日、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
なお、その人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(倉田寛之君) ただいまから日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会を開会いたします。 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本法律案の審査に関し、参考人の方々から御意見を承ることとしております。 参考人の皆様に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、御多忙中のところ当委員会に御出席をいただき、まことにありがとうございます。 皆様の忌憚のない御意見を承り、本法律案審査に反映させて……
○委員長(倉田寛之君) ただいまから日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に荒木清寛君を指名いたします。
【次の発言】 議事に入るに先立ち、大森内閣法制局長官より発言を求められておりますので、この際、これを許します。大森内閣法制局長官。
○委員長(倉田寛之君) ただいまから宗教法人等に関する特別委員会公聴会を開会いたします。 本日は、宗教法人法の一部を改正する法律案につきまして、お手元の名簿の五名の公述人の方々から御意見を伺います。 まず、午前中は二名の公述人の方々にお願いをいたします。 この際、公述人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多忙中のところ本委員会に御出席をいただき、まことにありがとうございます。 皆様から忌憚のない御意見を拝聴し、今後の本案審査の参考にいたしたいと存じます。 次に、会議の進め方について申し上げます。 まず、お一人十五分程度で順次御意見をお述べいただき、その後、委員の質疑……
○国務大臣(倉田寛之君) 警視庁の現職警察官が警察庁長官狙撃事件の犯行を自認する供述をしている件について、十月二十六日に警察庁が警視庁からこれまでの捜査経緯等について報告を受けたところでありますが、それを踏まえ捜査状況を報告いたします。 本年三月中旬、地下鉄サリン事件等で公判中のオウム真理教幹部信者が、当該警察官が長官狙撃事件に関与している可能性を示唆するとも受け取れる供述を行ったため、四月上旬から同人に対する事情聴取を始めたものであります。 当該警察官は、当初、事件への関与を否定しておりましたが、繰り返し事情を聞いたところ、五月初めごろになって初めて本事件の犯行を自認する供述をするに至っ……
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