このページでは田村秀昭参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○田村秀昭君 私は、自由党を代表して、ただいま説明されました北朝鮮の弾道ミサイル発射事案と我が国の対応について質問いたします。 我が国の経済は混迷の度を深め、八月二十四日には、東証平均株価はバブル崩壊後の最安値一万三千九百十五円を記録するという危機的な状況に陥っております。 私は、昨年の本会議の代表質問でも申し上げましたが、政治が弱体で、国家存立の基盤である安全保障をないがしろにし、危機管理の体制が確立していない国家で経済だけが発展するなどということはあり得ないと確信しております。総理大臣の御見解をお伺いさせていただきます。 さて、今回の北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する防衛庁の情報収集体……
○田村秀昭君 私は、自由党を代表して、ただいま議題となりました周辺事態安全確保法案及びACSA改正協定、自衛隊法の一部を改正する法律案に関して質問をいたします。 まず、私ども自由党の現状認識について申し述べ、基本的政治姿勢について質問をいたします。 現状認識につきましては、昨年十一月十九日の小渕恵三内閣総理大臣・自由民主党総裁と小沢一郎自由党党首との間の合意書に明確に述べられております。つまり、今、日本は国家的危機の中にある。我が国経済の停滞と不況の深刻化は、戦後最大の経済危機に至った。政治への不信、行政の肥大化、北東アジアの安全保障の不安など、緊急に解決しなければならない課題が山積してい……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。 自由党を代表して、我が国が直面する数多くの課題について、森総理及び関係大臣に対して質問いたします。 先日、森総理は今国会の開会に当たり所信を表明されました。その内容はむなしい響きを与えるのみであって、国民の心を揺さぶるものは何もないというのが私の率直な所見であります。 総理が言及された会議、審議会は十三にも及び、いわく、会議で貴重な御提言をいただき、これを受けて関連諸制度の検討を行い、具体的推進方策を協議してまいります、これでは政治のリーダーシップ、総理のリーダーシップはどこにあるのでしょうか。 森総理の言われる改革の断行についても、その中……
○田村秀昭君 予定の時間が大分過ぎておりますので、質問は一つだけにさせていただきます。 御承知のように、昭和二十年六月に海軍壕で大田少将は、沖縄県民よく戦えり、後世沖縄県民に特段の御高配あらんことをという電報を大本営に打って自決されて、それ以来五十四年、沖縄県民は苦渋の連続であったと思います。私は、歴代の内閣が沖縄県に対して配慮はしてきたけれども、特段の配慮がなされてないんではないかというふうに思っております。 それはどういうことかと申しますと、二十一世紀、沖縄県はこういうふうにするんだという青写真を描ける省庁がどこにもないということです。 例えば、基地問題について申し上げますと、沖縄開……
○田村秀昭君 先ほど依田委員もおっしゃっておりましたけれども、今回の対応でいろいろ疑問を国民が持つのは、弾道ミサイルに対する防衛体制が情報もその対処もできるというふうに国民が思っているんじゃないかということなんですね。 ところが、先ほど依田委員もおっしゃいましたように、弾道ミサイルに対する情報もそれに対処する方法も全く無防備なんであるということをきちっと言わないといけない。そして、防衛庁長官がおっしゃっているように、今現在、ミサイルに対するのじゃないけれども、持っている情報で最大限の努力を払ったから時間がおくれたのならおくれたというふうに言わないとだめですね。 それで、私はそこのところを明……
○田村秀昭君 今回、こういう刑事事件が発生したということは、私は防衛庁・自衛隊の出身者として非常に残念であるし、早く司法当局によって解明されるように期待しております。 こういう問題がなぜ起きたのかということについて、私は政治が軍事を戦後避けて通ってきたからだというふうに思っております。行政だけの責任ではありません。今、自衛隊員の子供というのは、小学校のときは、君のお父さんは何している、自衛隊員、こう胸を張るわけですね。中学の後半から高等学校に入ると、君のお父さんは何していると聞くと、防衛庁と答えるんです。それで、大学に行くと、君のお父さんは何していると言うと、公務員、こう答えるんです。これが……
○田村秀昭君 ちょうど北朝鮮のミサイルの事件とほぼ同時に防衛調達の背任事件等が生起して、防衛庁も大変苦慮されているというふうに思います。この防衛調達の問題は一日も早く不正を正して、国民の理解を得られるように努力しなきゃいけないと私は思っております。 ただ、自衛隊というのは日本の我が国の唯一の戦闘集団ですから、こういう問題が起きると非常に意気消沈して元気がなくなる。戦闘集団が元気なくなったら、本当に国民の生命、財産をいつでもどういう不正事件があろうと守らなきゃいけないわけですから、そういう元気がなくなるということは非常に私は憂慮すべき事態だというふうに思っております。 よく一般的に非軍事でい……
○田村秀昭君 この地雷禁止条約は小渕総理が外務大臣のときに積極的に進められたものでありまして、人道的な立場からそういうふうにされたというふうに伺っております。もともとカナダが自国の面目躍如のためにオタワ・プロセスにおいて打ち出したものであって、さらにダイアナ妃の死によってムードが一気に高まり調印されたものであって、我が国については決して理性的な議論がなされてできた条約とは思っておりませんけれども、その辺総理の理性的な御判断についてお聞かせ願いたいど思います。
【次の発言】 我が国の地雷は武器輸出ができませんから、よその国に散布されているわけではありません。我が国の地雷は着上陸作戦のときに使うわ……
○田村秀昭君 今回の防衛庁の装備品調達の不正問題については一日も早く国民の信頼をかち得るようなことをしないといけないと思っております。防衛庁・自衛隊は非常に意気消沈しておりますので、余り戦闘集団が意気消沈していたのではどうにもならないので、防衛庁長官にもぜひ早く決着をつけて国民の信頼をかち得るようにしなきゃならないと思っております。 この件について若干、船舶とか戦車とか飛行機とかそういうものは、私は原価計算の専門家じゃありませんのでよくわかりませんが、調達実施本部の専管事項で今まで防衛庁・自衛隊ができてからずっとやってきておられると思うんです。ここ十年来、通信情報関係の装備品が非常にふえてき……
○田村秀昭君 八月三十一日、北朝鮮のミサイルが我が国上空を通過して太平洋上に着弾し、我が国の国民は非常に不安な状況にあったにもかかわらず、この問題について的確な防衛庁としての対策も打たないまま、装備品の調達をめぐる背任事件で機能不全に陥っているのが現状であって、先ほど森山議員も言われましたように、鹿屋の部隊の人たちは、もう非常にこの問題で肩身の狭い思いをしておる。こういうことは我が国の防衛を考えた場合、国民の生命、財産を守るという立場から見ると、全く機能不全に陥っている状況だと私は思っています。これは戦後五十年、ひたすら経済的繁栄だけを追求して、国家存立の基本である国防、安全保障をないがしろに……
○田村秀昭君 時間がありませんので、三点だけ質問させていただきます。 まず第一点は、防衛庁の背任事件、不正事件について、私は新聞報道しかわかりませんが、なぜこういう問題を長官に報告していなかったのか。長官の指示を受けて処置をしないのか。久間防衛庁長官も前長官も聞いてなかったようなことを新聞報道で言ってますし、上申書についても知らないみたいなことを言っているし、それでは政治が軍事をコントロールしていることにならないんじゃないか。 この一番の問題は、長官に報告しないで、問題が起きちゃってから、どうにもならない状況になってから長官に報告している。これは、戦闘集団としての嫌なことを報告しない、そう……
○田村秀昭君 御承知のように、昭和二十年六月に海軍壕で大田少将が自決する前に最後の電文を大本営に打っております。沖縄県民よく戦えり、後世において特段の御高配あらんことをという電文を最後に組織的抵抗ができなくなったわけでありますが、その後特段の配慮を我々はしなきゃいけないというふうに思っているわけです。 それで、今沖縄問題に関しては、沖縄開発庁は振興計画を進めておられ、基地の返還は所管にあらずというふうに言っております。外務省は安全保障上の観点から基地の存続は不可欠ということを述べております。防衛庁は防衛上の観点から基地の存続は不可欠、こういうふうに言っております。例えば、三次振興計画が終了す……
○田村秀昭君 防衛庁の、特に自衛官の再就職問題についてお尋ねしたいと思います。 私の友人で、ちょうど六十一歳になる元陸上自衛隊の一佐の人ですが、まだ家のローンを払わなきゃならないということで、若年で定年になって第一回目は勤めたんですが、六十歳になってそこをやめまして、今いろいろ自分でも探して、やっと見つかったのが受験予備校の控え室で、学生が自習するようなところで、午後二時から夜の九時まで一時間七百円で決まったと。これは二月一日の話ですが、そういうのが現実の問題であります。いよいよ僕も一時間七百円の人間になってしまった、こういうふうに彼は述懐しておりました。 命をかけて国を守る、そういう職責……
○田村秀昭君 自由党は、二十三日の六時半から七時の間に防衛庁と運輸省に対して、自由党国防部会は、今回の不審船の二隻の件は我が国に対する主権の重大な侵害であるので、断固たる措置をとるように要請をいたしました。そして、昨日、自由党の幹事長から党見解を出しております。 一、政府による今回の一連の措置が、政治決断により、従来に比べこれまでになく迅速・的確に行われたことは事実である。 一、今回の警備行動にあたっては、海上警備行動発令前の自衛隊の活動の法的根拠が防衛庁設置法六条の「調査および研究」の規定であったこと、武器使用についての規定が明確でないことなどの法制上の不備、海上保安庁と海上自衛隊との連……
○田村秀昭君 今、コソボ自治州には、アルバニア人が百八十万人とセルビア人が二十万人で二百万人ということで、難民が八十万人流出したと。それと、まだアルバニア人というのは百万人ぐらい残っているわけですね。その人たちはどういう生活をしているんですか。弾圧されたり殺りくされたりしているわけですか。ちょっとそこのところをお聞きしたいんです。まだ残っているわけですね、半分以上。
【次の発言】 その調査団の報告はそうなんですが、まだ百万もいるわけですね。その人たちというのはちゃんとした生活をしているのか。また、この百万人は流出してくるのか。話によるとあと十万か二十万ぐらいは流出するだろうと。残っていることも……
○田村秀昭君 本日の議題であります二つの条約の締結について承認を求めるの件については賛成でございますので、一般質疑をさせていただきます。
五月十四日以降、我が国の排他的経済水域に中国の海洋調査船及び海軍艦艇が計十九隻確認されている件についてお尋ねをいたします。
まず、海洋法条約で「排他的経済水域及び大陸棚における海洋の科学的調査は、沿岸国の同意を得て実施する。」ということが規定されています。
中国は我が国に同意を求めてきたんですか、お答えください。
【次の発言】 画定されていないというお話ですけれども、画定されていないようなところに入ってくるときには、民主、自由を尊重する国家は沿岸国の同……
○田村秀昭君 防衛庁長官に御答弁をお願いしたいと思います。 行革特の審議でも私が強く述べました防衛庁を国防省にする件でございますが、なぜ国防省にしないといけないのかという内容でございますが、防衛庁は御承知のように総理府の外局でございますので、省令を発する権限がありません。したがって、隊員に対する表彰とか自衛隊の礼式、自衛官の制服、採用、承認、すべて総理府に御説明をして了解を受けなければならないようになっております。 すなわち、これはどういうことを言っているかというと、軍事の特性を知らない一般の公務員によって自衛隊がコントロールをされている、したがって政治が軍事をコントロールしているのではな……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 私は、個人的に今回の自衛隊法等の一部を改正する法律案について、四十四条、四十五条、四十六条の改正については何ら問題はないと考えておりますが、六十二条の改正は自衛官の再就職の道を大幅に制限することになると予想しますので、この再就職の問題については、防衛庁としては今後どのような運用をされるかに非常に問題があると考えています。 まずこの法律案は、背任事件の調本の職員の起こした事件を、産業界と全く無関係なざんごうを掘ったり戦車で訓練したり、艦隊勤務をやっているような制服自衛官に対象を拡大して、この問題を自衛官の不正防止に観点をすりかえることで事件の本質から……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。
閣僚の皆様、大変御苦労さまでございます。特に総理は、中国に行かれるぎりぎりまで、本当に御苦労さまでございます。
本日は、防衛庁の国防省昇格問題についてお聞きする前に、一点、厚生大臣に。
衆議院で議論があったと聞いておりますが、国民年金の未加入、未納の問題について、現在の国民年金保険料の納入の実情はどうなっているのか。また、今回の見直しの後、市町村の事務でなくなっても問題は生じないのかについてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
省庁再編について、行革会議の最終報告で述べられているように、行政改革の理念と目標は、……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。 新ガイドライン関連法案はまさに我が国の平和と安全を確保するための法律であり、我が国の安全保障政策の一端が構築されるという私は認識を持っております。 周辺事態とは、少なくとも日本周辺に何かが起こっているという単なる事態ではなく、日本有事に近い事態と理解する必要があります。そういう事態に、日米安保に基づいて日本を含む地域の平和と安全を維持するために行動を開始している米軍に対して日本は同盟国として主体的にどう協力するかということを定めるのがこのガイドライン関連法案であるというふうに理解し、武力紛争を大きく抑止していくために非常に役立つというふうに私は……
○田村秀昭君 本日は修正案の集中審議でございますので、三会派の皆さんに御質問をさせていただきたいと思います。 その前に、私の個人的見解でございますが、今、沖縄の問題が非常に問題になっておりますが、沖縄に米軍基地が七五%ある。私の見解では今沖縄は一番安全なところじゃないかと思っております。なぜかというと、世界最強の軍隊があるところに攻撃する国は全くない、それは米国に対する戦争を決意しない限りそういうことは起こらないのでありまして、私は一番安全なところは沖縄ではないだろうかというふうに思っております。 それから、三会派の修正合意ということについて、一つは、各党はそれぞれ政策意見が違うわけであり……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。 三先生、本日は大変貴重な御意見ありがとうございました。 お三人にお聞きしたいんですが、昨日ぐらいから、防衛庁長官の御発言もあり、沖縄の問題が非常にクローズアップされております。どういうことかといいますと、このガイドラインが通過して、周辺事態になったときに、沖縄県だけが、かつて地上戦が行われたように、ほかの県よりも非常に多くの負担がかかるんじゃないか。それは、在日米軍の七五%が沖縄の約二〇%の面積に居住して存在しているからであるという理由なんです。 沖縄県に特段の危険が、危険というか沖縄の新聞には危険きわまりないといっぱい書いてありますが、そう……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。 私は、本三法案は、周辺事態を起こさないための、抑止のための法律であるというふうに認識しております。 時間が少ないので、今、在日米軍司令官は横田におられ、在日米海軍司令官は横須賀におられます。今度三期目を迎えた横須賀の市長さんが、沢田秀男さんとおっしゃいますが、この方が次のように述べております。 地方自治体が自分の哲学・ポリシーをきちんと持たないと駄目だと思うんです。単に財政的な面だけが自立をしても、勿論それだけでも大変なことですが、本当の意味での地方分権にはならない。自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の心でものを感じるような仕組みを作らな……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。 自由党は、周辺事態関連法案三法案に賛成でございます。 昭和三十二年の岸内閣の閣議決定及び国防会議決定で、「将来国際連合が有効にこれを阻止する機能を果し得るに至るまでは、米国との安全保障体制を基調としてこれに対処する。」というのが国防の基本方針に決定しております。 我が国の平和と安全を守るため、日米安保協力は国連協力に準ずると私は考えております。総理は、憲法を尊重し、我が国の主権を守り、国民の生命、財産を守ることが最も求められている職におつきになっているというふうに私は理解しております。そういう意味で、この関連法案、私は賛成であります。 五月……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 行革会議の最終報告が平成九年十二月三日に出されまして、二十一世紀の主要行政課題の非常に重要な点のトップに「国際社会の平和と繁栄への貢献、国家主権の確保」、二番目に「わが国の平和・安全秩序の維持・確保」ということがうたわれております。 それで私は、二十一世紀に向けて、防衛庁の国防省への昇格問題が政治の場で議論すべき最も重要な課題であるというような認識をしております。なぜ私が防衛庁を国防省に昇格させなきゃならないかという理由を述べますので、外務大臣、防衛庁長官、また優秀な政治家の皆さんがここに座っておられますので、いつもは官僚の皆さんが座っていたにもか……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 ただいま私の最も尊敬する田先生から空中給油機のお話がありました。空中給油機は専守防衛に反し攻撃的であるという先輩の御発言でございますが、私は、全くそういう時代ではない、現在二十五カ国が保有しておりまして、特に航空自衛隊は警戒監視の任務を持っておりまして、ほとんど警戒監視をやっておりまして、それの継続性を高めるということで、一つもこれは武器を持っておりませんし、空中で補給することでございますので、将来は国際協力にも使われるのではないかというふうに思いますので、田先生のお考えを全く否定させていただきます。このことは、今、田先生がおっしゃったので申し上げま……
○田村秀昭君 沖縄開発庁長官にお時間をちょっといただいて質問をさせていただきたいと思います。 前にも私は御質問したことがあると思うんですが、沖縄県に対して、一元的に沖縄県のことを考えるというところが日本にはない。政府にはなくて、あるとすると内閣総理大臣ただ一人ということになるわけであります。 なぜそういうことを申し上げるかというと、沖縄開発庁は、在沖の米軍基地の存在が沖縄の発展の障害になっていると認識をする、沖縄振興計画は市町村の発案により開発庁がまとめ上げる、基地の返還は所管にあらず、こうなっております。外務省は、安全保障上の観点から基地の存続は不可欠だという考え方です。防衛庁は、防衛上……
○田村秀昭君 私は、質問というよりもちょっと、登大使に代表してお答えいただいて結構だと思うんですが、私は自衛隊の出身なので、普通これは十二月一日に発令されるともう直ちに指揮権が移行して、常識的に一週間以内に赴任すると、大使に発令されたのは十二月一日ですね、皆さん三人とも。
ところが、まだおられて、いつごろいらっしゃるのかよくわからないし、これは国際的にもこういうふうな慣例になっているのか、ちょっと外務省の特命全権大使というのは特別なのか、どういうのかよくわかりませんが、これは大体いつごろ現地に行かれるんですか。
【次の発言】 ありがとうございました。
○田村秀昭君 昨年の十一月二十二日に、中川一佐と門屋二佐が入間川の河川敷で市街地を避けて殉職をされた事件がありました。他人の命と自分の命の二者択一を迫られたとき、迷わず他人を選ぶ、この犠牲的精神は何と崇高なことかというような文章を、埼玉県の入間基地の近くにある狭山ケ丘高校の学校長の小川義男さんという人が「藤棚」という学校通信に、人間を矮小化してはならないという文章を高校三年生に出しております。これは、防衛庁長官のお話の中で事故の陳謝しかしていない、こういう自衛隊員の行動に対してみずからの命を犠牲にしたことはわかってやっていただきたいというようなことをなぜ言えなかったのかというような文章が書かれ……
○田村秀昭君 私は、防衛庁の国防省への昇格問題につきまして私の考え方を述べて、防衛庁長官からお考えを聞きたいと思います。また、外務大臣の方には通告してございませんが、国会議員の大先輩としてあるいは外務の総括責任者としてお答えいただければと思います。 平成九年十二月の行革会議の最終報告で、防衛庁の省への昇格問題については「政治の場で議論すべき課題である。」というふうにされておりまして、それ以来、既に二年二カ月余の歳月が経過しております。私は、今から申し上げる二、三の点について、ぜひ省への昇格が必要であるというふうに考えております。 まず一つは、今の防衛庁の状況では危機管理体制が国家として完璧……
○田村秀昭君 外務大臣に二点御質問をさせていただきます。 先日の委員会で防衛庁の国防省への昇格問題を御質問いたしましたが、大臣は、国際情勢を勘案してというような御説明をされた記憶がございます。私は、この問題は国家の基本を整えることであって、普通、独立国、独立した国はみずからの通貨とみずからの民族の軍を持つことが独立国の基本的な要件であります。どこの国でも自分の通貨と自分の民族の軍隊を持つと。 近隣諸国が不信感を持つゆえんは、九〇式戦車やイージス艦やF15という近代戦を遂行し得る装備を防衛庁は持ちながら、軍隊でないとかエージェンシーという言い方をとっている方がはるかに近隣諸国の信頼を得られな……
○田村秀昭君 本日の条約二件につきましては賛成でございますので、これ以外のことでちょっと御質問させていただきます。
外務大臣は、外交演説その他で、日米両国は共通の価値観を持っておる、共有するということを言っておられますけれども、どういう価値観を共有しているのか、ちょっと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今おっしゃいました民主主義とか、基本的人権は別ですが、それは体制であって価値観というのとはちょっと違うんじゃないかと僕は思うんですが、自由とか民主主義とかそういうのは社会体制を言われているんであって、価値観というのはまた違うんじゃないかなというふうに思っているんですが、その点はどういう……
○田村秀昭君 私は、依田先生にお伺いします。本日の議題は賛成でございますので、一般質疑をさせていただきます。 本日は、一般にマスコミが使っている思いやり予算というのがあるんですが、これは一九七八年に駐留経費の一部負担ということで、この思いやりという名前が非常におかしいと私は思っているんです。アメリカ人もこれはファシリティー・インプルーブメント・プログラムと言っておりますし、思いやりという名前を知っている人は少ないと思うんですが、そういうことを言えば笑い出すか困惑するような顔をするんじゃないかと思いますが、依田政務次官、いかがですか。
○田村秀昭君 外務大臣は先ほど、日本の外交は言うべきことはきちっと言うという姿勢で臨むというふうにおっしゃっておられます。外務大臣の外交演説にも、我が国憲法の中心的な柱である自由と民主主義そして基本的人権の尊重といった価値を国際社会に定着させていきたいというふうにおっしゃっておられます。 それで、友好ということは、本当のことをきちっと言わないと本当の友好にならないと私は思っているんです。相手の気に入ったようなことだけ幾ら言っていても、それは友好にはならないと。それで、今回、ピョンヤンで行われた日朝交渉にしても、向こうは、日本が過去にしたことについては謝罪し、補償しろと、自分たちのやったことに……
○田村秀昭君 小渕前総理の入院から青木官房長官が総理大臣臨時代理に就任するまでの経緯について、指揮の中断があったのではないかという観点から御質問をさせていただきます。 四月二日の午前八時前に前総理が集中治療室に入られてから四月三日の青木官房長官が総理大臣臨時代理に就任されるまでの間、十三時間の長きにわたって我が国の最高指揮官は不在であったと私は認識しているんですが、防衛庁長官はどのように感じておられますか。 それと、防衛庁長官は、ほかの委員会でも言っておられますが、臨時代理に就任されるまでの間、何も情報を受けておられなかったというふうに聞いておりますが、いかがなものですか。
○田村秀昭君 防衛政務両次官に質問をさせていただきます。 人口が十二億とも十三億とも言われる中華人民共和国という国があります。昔はこれを中共と呼びましたけれども、今は中国と各新聞は呼んでおります。私は、政権の推移によってその国名を変えていくような国は滅びるんではないかというふうに思っております。南シナ海というのがあるけれども、南中国海とは言っていない。依田政務次官、どういうふうにお考えになりますか。アメリカはピープルズ・リパブリック・オブ・チャイナ、これはシナですね。だから、シナの呼び名がどんどんこれ変わっていくということはおかしいんじゃないかと私は思っているんですが、いかがお考えですか。
○田村秀昭君 外交・防衛委員会でも御質問をさせていただきましたが、常に私は主張しているんですが、自由党は、重要な安全保障政策の一つとして、国家としての基本を整えるという意味でも、防衛庁の国防省への昇格を主張しております。総理に御決意と御所見をお伺いいたします。
【次の発言】 それはよくわかりましたけれども、総理の最高指揮官としての御決意をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 総理が御決意をされれば私はできると考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年の十一月二十二日に、航空自衛隊のT33ジェット練習機が空中で故障いたしまして、市街地を全部避けて、脱出するチャンスもありましたけれ……
○田村秀昭君 私は自由党でございますので、自由党は、重要な安全保障政策の一つとして防衛庁の国防省への昇格を強く主張しております。 国家としての基本を整えるという意味からも、特に冷戦後、PKO、国際協力、邦人救出、政府専用機の運航、大規模災害の救助等、省であるのが当然という時代になってきているわけです。国際関係上も、安全保障なくして平和なし、抑止なくして対話ないという国際常識でございますので、国防省にして国際関係上も高い信頼度を得られるのではないかというふうに考えております。 技術的には、防衛庁長官は、内閣法によって、主任の大臣ではないので、所管の法律、政令の制定、廃案、自衛隊の重要な活動、……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。
防衛庁長官に二、三御質問をさせていただきます。
まず、防衛庁の省への昇格を推進する会の増岡代表、社団法人の代表ですが、防衛庁の省への昇格について署名を大変たくさん集めておられて、二十一世紀に向かってもうあと二カ月もないわけですが、国の基本である防衛を担当する防衛庁の省への昇格を、国の基本をそのままにして二十一世紀を迎えるのかどうか、長官の御決意を承りたいと思います。
【次の発言】 長官の強い決意で、一月六日には国防省、防衛省、省への昇格を実現できるように、私たちも、自由党はもちろん全党挙げて頑張りますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
……
○田村秀昭君 自由党は、日本の平和と安全を守るために船舶検査活動の重要性を否定するものではありません。かつて連立協議でその重要性を指摘し、早期法制化を主張し続けてきました。しかし、残念ながら今回の法案は我が党の主張とかけ離れており、到底納得できるものではありません。そういう観点に立って二、三質問をさせていただきます。
まず、外務大臣と防衛庁長官に、自衛隊は軍隊と考えておられるのかどうか、それぞれお聞きしたいと思います。
【次の発言】 軍隊ではないというお答えのように理解させていただきますが、そういうことを日本の政府は言っているから、F15を持ち、エイジス艦を持ち、九〇式戦車を装備しながら軍隊……
○田村秀昭君 反対の討論をさせていただきます。 我々自由党は、日本の平和と安全を守るため、船舶検査活動の重要性を否定するものではありません。かつての連立協議でその重要性を指摘し、早期法制化を主張し続けております。しかし、残念ながら今回の法案は、自由党の主張とかけ離れており、納得できるものではありません。 反対理由の第一は、国連決議に基づく船舶検査活動と周辺事態における船舶検査活動という全く別の法体系に位置づけられるべき活動を同列に位置づけているからであります。 国連決議に基づくものであれば、国際的な行動基準に従って実効的な活動を各国と共同して行なわなければなりません。我が国のみが独自の基……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。 沖縄振興開発特別措置法の一部を改正する法律案については賛成でございます。 沖縄に関する基本的問題について二、三、大臣に御質問をさせていただきたいと思います。 まず、国として一元的に沖縄の問題を所管する部署が、行政改革省庁再編が一月六日に行われましたけれども、依然として縦割りの状況になっているんではないかというふうに思っております。 例えば、沖縄開発庁は、在沖米軍基地の存在が沖縄の発展の障害になっていると認識している、沖縄振興開発計画は市町村の発案により開発庁がまとめ上げたものである、基地の返還は所管にあらずと。外務省は、安全保障上の観点から……
○田村秀昭君 外務省にお尋ねいたします。
官僚機構がもう肥大化して、いろいろ外務大臣も述べておられますが、こういう問題を未然に防げなかったということについて外務省の責任を痛感されていますが、大体肥大化し過ぎちゃっているのではないかと思いますね。
それで、外務省にお尋ねしますが、外務省の関連の公益法人というのは全部で幾つあるんですか。時間がないから簡単に答えてください。
【次の発言】 物すごくたくさんあると思うんですが、何をしているんだかわからないけれども、国民の税金をむだに使わないようにお願いしたいと思いますが、その中に社団法人国際協力会というのがありますね。これは何をするところで、だれが……
○田村秀昭君 外務大臣にお尋ねをいたします。 世界じゅうに日本の総理大臣は四月中にはやめるという報道が流れている最中に、なぜ日米会談などされる必要があるんですか。相手側にしてみれば大変迷惑な話だと思いますけれども、我が国もそういう人が、同盟国の人が来たら非常に困るんじゃないかと思うんですが、部内的には何でもしていいからということかもしれませんけれども、国益を考えた上で非常に無意味なことだと私は思うし、またさらにロシアにも行かれるという話なので、そういうのを総合して、外交の総元締めである外務大臣はなぜそれをおとめにならないのか、お伺いをさせていただきます。
○田村秀昭君 防衛庁にお尋ねいたします。 自衛隊は、全般的に見て、人は古い人はいませんけれども、建物とか装備というものは新しいものと老朽化したものが混在をしているような感じがいたしております。やっぱり戦闘集団というのは均一にしなきゃいけないので、そういう立場から二、三御質問をさせていただきます。 国賓等の輸送のための特別輸送飛行隊というのが木更津にあります。そこにスーパーピューマ、これはフランス製の飛行機ですけれども、自衛隊にはフランス製というのはなじまないと私は思うんですが、このスーパーピューマというのは三機あります。非常に古い飛行機であります。 製造されてから何年たちましたか。どなた……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。
防衛庁設置法等の一部を改正する法律案には賛成であります。
初めて、防衛庁・自衛隊出身の防衛庁長官が就任されたことを高く評価いたします。
外務大臣、来られましたので、中谷防衛庁長官の所信表明の中で強く防衛庁の省昇格の重要性を述べておられますが、田中外務大臣はこの件に関してどのような御所見をお持ちですか。
【次の発言】 国家の基本についてきちっとした考え方を持たれて、外交の責任者として御活躍されることを期待いたします。
防衛庁長官に二点御質問をいたします。
まず、今、防衛庁は非常に危機的な状況に立ち至っているのではないか。それは、一般公務員並……
○田村秀昭君 三月五日に衆議院で圧倒的多数で信任された総理が、なぜ四月に総裁選を前倒しするというふうに(「四月とは言っていない」と呼ぶ者あり)まあ四月、前倒しするというふうに言われたのか、その理由がよくわからないわけです。ラグビー部の名選手がこれからやるぞという話なのに、どうしてそういうことになるのか、国民にわかりやすく御説明を賜りたい。
【次の発言】 総理のおっしゃっていることはよくわかりにくいんですが、私は非常に理解できない。信任された方が総裁選を早めると。何でそんなことになるのか、今の御答弁では全くわかりません。
次に、一月の六日、省庁再編がございまして、防衛庁だけが残されて省にならな……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。カンボジアのときは大変お世話になりました。 三点、お聞きしたいと思います。 我が国の安全保障という立場から、国連に明石先生が長年お勤めになりました感じで、日本の安全保障、最近は北朝鮮のミサイルも飛んできましたし、そういう意味で私は日米安保体制が日本の安全に大変寄与しているとは思いますが、国連は日本の安全保障にどの程度寄与しているか、あるいは期待したらいいのかという点をお聞きしたいと思います。 二点目は、経済社会理事会というのが国連にございますが、我が国は特に経済で非常に伸びた国でありますので、この理事会をもっと強化して、世界に資本主義社会のルー……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 岡本参考人は大変沖縄で御苦労されたと聞いておりますが、知事さんはおかわりになりましたけれども、普天間基地の代替基地等について今どのようにお考えになっておられるか、お聞かせください。 もう一点は、お話の中で中台関係はこれから五年、十年、非常に情勢は悪くなるというふうにおっしゃいました。そのときにアメリカはどうするのか、日本はアメリカと同じ歩調をとるのか、どうするのか、お聞かせください。
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。 公述人の三人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。 御三人に共通して質問させていただきますが、私個人の考え方なんですが、ヨーロッパにおけるNATO、ワルシャワ・パクトに対してNATOという組織が今もあります。冷戦後も引き続いてあるわけですが、アジア太平洋はまだ冷戦が必ずしも終結したとは言い切れないような状況でありまして、アジア太平洋においては日米安保条約というのがヨーロッパのNATOの役割を演じているというふうに私は個人的に考えておりますけれども、三人の公述人の御意見を承りたいと思います。
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