このページでは田村秀昭参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。
○田村秀昭君 私は、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表して、瀋陽総領事館事件に関する外務大臣報告に対して、日本外交の基本的問題点を含めて質問をいたします。 まず冒頭に申し上げたいことは、鈴木宗男議員の疑惑を解明しようとしない自民党の体質や佐藤前外務省主任分析官逮捕に見られるように、政治と官僚の国家意識の欠如が根底にあると言わざるを得ません。 明治四年、岩倉具視が特命全権大使として欧米に出発したときの三条実美のはなむけの言葉を申し述べ、昨今の我が国政府の外交案件に対する基本的姿勢について質問をいたします。 三条実美は、外国の交際は国の安危に関し、使節の能否は国の栄辱にかかわると申さ……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 外務大臣と防衛庁長官にちょっとお尋ねいたします。 今回、このテロ事件で、無原則、なし崩し的に自衛隊を海外に派遣する。集団的自衛権はあってもその行使は憲法上許されないという立場を貫いておられる。どうして、これ、そういう今までの憲法解釈を変更しないで自衛隊を海外になし崩し的に出すのか。そして、NATOはテロ事件の二日後に集団的自衛権の行使を明言して既に軍事行動に参加している。なぜ日本はきちっとしないのか、正々堂々とやらないのか、それが一点。 それから、総理は、テロを撲滅すると言っておられる、断じてテロは許されないと言っている。にもかかわらず、危ないと……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。
六月ごろだと思ったんですが、即応予備自衛官制度について中谷長官に、会社に行っている人たちには、それぞれいつでも招集がかかったときに出てこれるように会社には経費を払っているけれども、一人で農業をやっているような人には全然払われていない、ぜひ一人で農業をやっている人たちにも同じような措置をお願いをするということでお願いをしてあるんですが、その後、それ、どうなりましたか。
【次の発言】 私が何でそういう細かなことについて二回も長官にお尋ねするかというと、これは、湾岸戦争でアメリカは六十万の兵士を出兵させているんですね、湾岸戦争で。そのうち二十万が、三分の一……
○田村秀昭君 官房長官、御退席いただいて、お忙しいですから、どうぞ。
外務大臣にお尋ねいたします。
パレスチナに訪問されまして、御苦労さまでございました。
【次の発言】 パキスタン。失礼しました。一番危ないところへ行かれて、どうも。皆さん激励されて、非常によかったと思います。
一つお尋ねしたいんですが、九月十一日に、かつてないような、ビルに旅客機が操縦したまま突入するという新しい戦争が始まったわけですけれども、外務大臣は、どうしてこういう積み重なった憎しみの極限のような敵意を持つ国が、アメリカに対してそういう敵意を持っているのか。普通のことじゃちょっとできないと思うんですね。このイスラム……
○田村秀昭君 今回、政府提出の改正案は、端的に申し上げて国際社会に格好をつけるためにまたごまかしながら政府解釈を変更して、与党三党が合意できる範囲内で内容をわずかに手直ししたものにすぎません。PKOなど我が国の国連協力は、その活動が国際社会の共同行動であるにもかかわらず、政府の御都合主義的な憲法解釈によって多くの制約が課され、派遣される自衛隊員の立場を全く考慮せず、国際基準に反するばかりか派遣される自衛隊員の安全も問題となっているような改正案であります。 そこで長官にお尋ねしますけれども、どうしてPKO協力のために自衛隊員を派遣するんですか。
○田村秀昭君 ことしの五月十七日の参議院の外交防衛委員会で、防衛庁長官が所信を表明されました。その五番目に、防衛庁の省への移行についての、省昇格の決意を述べられたわけですが、国民の生命、財産の保護や世界平和への貢献における自衛隊の活動が求められるなど、国政における防衛の重要性が増大していること等を踏まえ、ぜひとも一日も早く省の昇格を実現したいということを長官、おっしゃいましたね。
それで、それはどういうふうに今現実の問題としてなっているのか、いつごろを考えておられるのか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 もちろん、政治の場で議論するのは当然でありますけれども、やっぱり防衛庁長官が一生懸……
○田村秀昭君 ルーマニアの上院議長御一行がちょうどお入りになったときに質問させていただくことを光栄に思っております。
七分間、総理に御質問させていただきます。
国という字が日本の国にはあるんですが、これは矛等の武器を使って兵士が守る領土の囲いと、そういう意味なんですね。それで、私はまず、歴代の内閣総理大臣は、自分の国は自分で守るという決意がなかったような気がするんです、戦後ですね。国民の圧倒的な支持を得ておられる小泉総理は、この件に関して、自分の国は自分で守るという決意をお持ちになっているのかどうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 今おっしゃったことは非常に私、心強く思うんですが、それな……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。
外務大臣に御質問するのは初めてでございますので、まず外務大臣と防衛庁長官にお尋ねいたしますが、事前に通告してない内容ですが、難しい話ではありませんので質問させていただきます。
まず、外務大臣それから防衛庁長官、お二人とも同じ質問ですが、自分の国は自分で守るという決意をお持ちですか。持っていない、持っているのか持っていないのか。
【次の発言】 外務大臣、総合的に国を守るとおっしゃっておられますが、私はそういうことを聞いているんじゃなくて、外務大臣自身が自分の国は自分で守るという決意があるのかないのかを聞いているんです。ですから、それをちょっとお答……
○田村秀昭君 我が国は沖縄県を始め、各地に米軍の基地が存在しております。したがって、軍事的に見れば我が国に侵攻を企図する、侵攻をしようとする企図を持った国は、自衛隊が有事法制あるなしにかかわらず米国と戦う決意がないと侵攻することはできません。したがって、このような状態が五十年以上続いているわけです。
世界の歴史上、外国の軍隊が五十年以上駐屯した例はありません。いつごろまで続けるおつもりなのか、両大臣にお伺いします。
【次の発言】 ちょっと簡単に。僕はいつまで続けるのかと聞いているわけですから、それ、あと十年とか三十年とか百年とか未来永劫とか答えてもらえばいいわけですよ。
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。
条約、本日の審議の条約につきましては賛成でございますので、その他の質問をさせていただきます。
まず外務大臣に、アフガニスタンの、同時テロ事件で我が国は護衛艦をインド洋に出しておりますが、客観的に諸外国から、我が国のこのテロ対策について、積極的、主体的におやりになるということでございましたけれども、どのような一般的な評価を受けているのか。
【次の発言】 いや、詳しくなくていい。どのくらい高い評価を受けているのか受けていないのか。
【次の発言】 簡単に言ってください。
【次の発言】 私は、今、局長がおっしゃったのは、ちょっと自分善がりなところがあるんじ……
○田村秀昭君 防衛庁長官にお尋ねいたしますけれども、まず、今ごろ有事法制をどうのこうのということを議論しているということはどういうことを意味しているかというと、自分の国は自分で守るという決意が我が国には戦後なかったということと同意義なんであります。自分の国を自分で守るという決意があれば、有事のときの、異常事態のときの法制を整備するのは当たり前であって、今まで放置していたことは歴代の内閣の怠慢であるとしか言いようがない。 それで、それは前提条件なんですが、私は、個人の考え方ですけれども、自分の国は自分で、その周辺は少なくとも自分で守る、アメリカに守ってもらうんじゃないというふうに考えております……
○田村秀昭君 ちょうど黒船が日本に来たごろに西郷隆盛は次のように述べております。 文明とは道があまねく行われることを言うので、宮殿の荘厳とか衣服の美麗とか外観の華麗を言うのではないと。そして、文明国なら未開の国に対するときには慈愛を本とし、懇々と説き伏せて開明に導くべきなのに、未開蒙昧の国に対するほどむごく残忍なことをして自己の利益を図ろうとするのは野蛮以外の何物でもないと。こういうふうに、明治維新のときに西郷隆盛は欧米のやり方を見て、言っているわけです。 そういうことも踏まえて、今回の同時多発テロ、アメリカで訓練をして、それで飛行機をハイジャックしてビルに突入するというような、非常に時間……
○田村秀昭君 まず、外務大臣にお聞きします。
五月十四日にジュネーブでWHO年次総会が開幕されますが、三月十四日に欧州議会は、米国議会に次いで、台湾の総会へのオブザーバー参加を支持する決議をいたしました。
私は台湾との関係というのは非常に重要だと考えておるんですが、アジアにおいて、今後日本の支持表明が台湾では期待されているようですが、支持表明をするのかしないのかだけ、簡潔にお答えください。
【次の発言】 お答えになっておりませんけれども、結構です。
次に、防衛庁の副大臣にお尋ねいたします。副大臣というのは非常に重要な新しい制度で、私、大変期待しておるんですが、まず、副大臣は、自分の国は自……
○田村秀昭君 外務大臣にお尋ねいたします。
外務省は一連の不祥事によって、が起きて改革をするんだって言っておられますが、何を改革するんですか。
【次の発言】 国民の信頼を取り戻すことは必要ですけれども、どういう改革、いろんなことを同時にやるんですか。ちょっと、外務大臣は今、外務大臣の職にあられて、外務省を眺めて、所掌されて、何が一番問題だと、どこを直さなきゃいけないんだと。そんなたくさん幾つも幾つもないと僕は思うんですけれどもね。どこが一番問題だというふうにお考えですか。
【次の発言】 防衛庁長官もおられますけれども、防衛庁も数年前に一連の不祥事というのがあったんですね。それでいろんな改革を……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 今日、横田さん、有本さんのお話を聞いていて、非常に私は日本の国というのは国家の体を成していないなと思った次第です。これは普通の事案じゃなくて主権の侵害なんですね。国家としての対応をきちっとしていないんではないかと私は思います。こういうことをするというのは、話合いとか何かそんな話で簡単には解決しない。大体、長過ぎますよね。二十余年、一九八三年以降、非常に長期なんですね。だから、こんなの、普通もう、本当に横田さんのお母さんがおっしゃっていたように、もう気が狂って死んでしまうみたいな感じになっちゃうんです。 だから、まず、なぜ期限を切らないのか。期限を切……
○田村秀昭君 防衛庁長官にお尋ねいたします。
内閣総理大臣も、もちろん長官も、危機管理は、危機管理体制は万全な体制を整備するということでやっておられるようですけれども、防衛庁を省に昇格しないでどうして危機管理ができるのか。長官は、緊急の際に閣議の請求権もないわけですよね。閣議の請求権もないのにどうやって危機管理を、体制をきちっとやるのか。
もちろん、長官、所信で、非常に防衛庁の省昇格を訴えておられますけれども、訴えただけじゃ駄目なんで、やらないと駄目なんで、そこのところをどう考えておられるのか、ちゃんと答えてください。
【次の発言】 是非強力に、長官在任中にやっていただきたいと思いますね。……
○田村秀昭君 外務大臣にお考えをお尋ねさしていただきます。 九月十一日に同時多発テロが起きました。それで、旅客機をハイジャックして、六か月も操縦を習った人が操縦をしてビルに突っ込んでいったと、相当恨みが極限に達していないとこういうことできないと思うんですけれども、外務大臣は、なぜそういうことをしたかということについてどういうようなお考えを持っておられるか。テロそのものがいいとか悪いということをお聞きしているんじゃなくて、なぜそういうことをイスラムの社会の人はやったかということについてどのようなお考え方を持っておられるか、まずお聞きしたいと思います。
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 いろいろ改革あると思うんですが、私は今の外務省の状況というのはもう解体した方がいいんじゃないかというふうに思っております。それは一言で言いますと、公に奉仕する、公を尊ぶという公の観念のかけらもなくなっているわけですね。一九八〇年ぐらいまではキャリアの方々には公に奉仕するというノーブレスオブリージュというような観念があったと。ですから、外交をおやりになっている方がどうとかという話じゃないけれども、やっぱり尊敬に値した、国民は信頼を置くだろうと。ところが、今は全くそれがない。だから、私は、解体した方がいい、もう一回やり直した方がいいと。 それで、私は自……
○田村秀昭君 我が国とシンガポールとの間の協定の締結について、我が国については承認を求める件については、我が国が初めて締結する自由貿易協定であり、日本とシンガポールの経済の一体化を進めて、両国間の関係をより一層緊密化するのみならず、我が国とアジア太平洋諸国との経済連携を進める上でも有意義なものでありますので、この協定には賛成いたします。
先ほど、同僚議員の質問で、外務大臣は、捜査中であるからお答えできないと言われましたけれども、よくそういうことを言う大臣おられるんですが、捜査中だとどうして答えられないんですか。
【次の発言】 司法の場で捜査しているわけで、行政の立場にある外務大臣がお答えにな……
○田村秀昭君 外務省が五月十三日に瀋陽総領事館事件の調査結果をお出しになっておられますけれども、この中で「総領事館の対応に関する問題点」として外務省が挙げておられる何項目があるんですが、私これ読ましていただいて、こういうふうな見方で問題点を挙げておられるのかなと非常に不思議に思うわけなんですが、まず「意識面の問題点」というのを挙げると、そこには何が書かれているかというと危機意識が比較的希薄であったと、危機意識が。私は、危機意識といって、しょっちゅうこういうことというのはあるんじゃないですか。ただ、今回だけはテレビ映像で映っちゃっているから問題になっているんで、中国の日本大使館、総領事館、大体こ……
○田村秀昭君 本日の日韓二条約については賛成でございます。
瀋陽の総領事館事件について、外務大臣に二、三お尋ねをさせていただきます。
まず、瀋陽にある日本総領事館に北朝鮮の五人がともかく入ってきたと。そうしたら、中国の警察官がそれを取り押さえて連れていって、中国政府はそのまま日本国政府とは無関係にマニラ経由、韓国に送ったというのが今回の事件の事実関係だと思うんですが、外務大臣、それでよろしいですか。
【次の発言】 事前の通告があったかどうか知りませんけれども、私が今申し上げたように、日本総領事館に入ってきた、助けを求めた人たちをよその国の官憲が入ってきてそれを捕まえていって、それでテレビに……
○田村秀昭君 京都議定書の締結について承認を求めるの件については賛成でございますので、本日は、防衛庁長官に、今話題になっている件について御質問させていただきます。
まず、防衛庁長官は政治家として、自分の国は自分で守るという決意を持っているのか持っていないのか、どっちかだけはっきり、時間が短いですからね、決意があるとかないとか、それだけ答えてください。
【次の発言】 そうしたら、この隊員を、持病があると、それを採用するかしないか、採用したらずっと中央病院で入院するような隊員を採用しますか。そういう情報は非常に重要なんですよ。
それから、相手の攻めてくる指揮官がどういう性格のやつでどういう持病……
○田村秀昭君 外務大臣に、まずお尋ねいたします。
現在、防衛庁で情報公開請求者の個人的なデータを含むリストを作成、回覧した事件が問題となっておりますが、この種の対応は、外務省でもこういうことが行われている可能性があると思うんですが、いかがですか。
【次の発言】 私は、やっぱり外務省のような役所は、その任務を遂行する上でこういうリストを作るのは当然だと私は考えておるんですが、作ってないんですか。今否定されておりますが、それは間違いないですか。
【次の発言】 そうすると、今調査中ということですね。
【次の発言】 どこの役所でもそれぞれ違った形で同じような目的のために、形式や何かは違うと思いますが……
○田村秀昭君 外務大臣にせんだってウィーン条約の公館の不可侵に関して、その前に、本三条約については賛成でございますので、別のことについて聞かせていただきます。防衛庁長官は質問しませんので、どうぞお休みになってください。 公館の不可侵について、私は、これは国家主権の侵害という考え方から、国家主権というところから考え方が基本的に出発をして公館の不可侵というふうになっていると私は思っているんですが、外務大臣はそういうことはないと、法律的に言って、公館の機能を実施するためにあるので、国家主権とは全く無関係だというお答えでしたけれども、それでよろしゅうございますね。
○田村秀昭君 防衛庁長官と防衛庁の副大臣にそれぞれ質問をさせていただきます。
長官には、個人情報リスト問題で二十数名の、二十九名だったですか、処分が発表されましたけれども、どういう法律に基づいて処分されたのか、お伺いさせていただきます。
【次の発言】 四十六条、私も防衛大学の学生のときに学生にふさわしくない行為というので処罰されたことがあるんですが、自分ではよく意味が分かっていない。
何を犯したからとかそういうことじゃなくて、何となく世間に迎合しているんじゃないですか、これ。どうですか、長官。
【次の発言】 この情報公開というのは何人も否定できない建前なんですが、これ防衛庁もそうですけれど……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。
本日の二件の条約につきましては、賛成でございます。
外務大臣にお尋ねいたします。本日の毎日の朝刊に、瀋陽事件に関して、岡崎総領事を始め阿南大使ら十人を処分すると、再発防止策と併せてこれを発表するという新聞記事が載っておりますが、外務大臣、これはそのとおりでありますか。
【次の発言】 そうすると、この新聞記事はほぼそのとおりというふうに理解してよろしいですか。
【次の発言】 これは、瀋陽の総領事館の事件というのは再三この委員会でも質疑されておりますけれども、外務大臣はこの事件をどのようにとらえられておられるんですか。
○田村秀昭君 外務大臣と防衛庁長官にそれぞれ御質問させていただきます。
まず、九一年から日中領事当局間協議というのが行われていると聞いておりますが、中国側からは日中二国間の取決めをしたいという申出があったと聞いておりますが、外務大臣、そのとおりでいいですか。
【次の発言】 それで、どういう内容を中国側から提示されているんですか。
【次の発言】 そうしますと、中国側からは二国間の取決めをやりたいという意思表示だけがあって、内容は何にも言っていないというふうに私は受け取りますけれども、それでよろしいですか。
【次の発言】 そうすると、中国側からは取決めをやりたいという、内容はちょっと不明確だけれ……
○田村秀昭君 泉委員始め同僚議員が質疑されましたのと重複するかもしれませんが、私は、外務省、外交官に最も必要な資質は使命感と気骨だというふうに思っています。気概を持っているかどうか、使命感に徹しているかどうか。
そういうのが今回の事件では欠如しているんではないかというふうに私は思っていますけれども、外務大臣はどのようにお考えですか。
【次の発言】 外務大臣は危機意識が欠落していたとおっしゃっているんですが、外務省とか防衛庁というのは元々危機意識が根底にないとできない仕事だと私は思うんですが、それが希薄だということは、話にならないということを言っているんじゃないですか。どうですか。
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 三人の参考人の皆さんにお尋ねさせていただきます。それは、今回、瀋陽事件が起きまして、五月八日ですが、岡崎総領事以下の処分が七月四日なんですね。非常に私はこの処分が時間が掛かっているというふうに思います。それで、一か月ぐらいで処分をすべきだと思うんですが、その現在の外務省のそういう処置の仕方が非常に遅いんじゃないかというふうに、私は、過去の体質とかそうじゃなくて、そういう今現在そういうのが非常に遅いんじゃないかというふうに思うんですが、三人の参考人の方々はどのようにお考えなのか、お尋ねします。 それと、岡本参考人に、二十年間外務省におられて、今日のよ……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 本日ちょっと所用がございまして、順番を一番初めにさせていただきまして、皆さんありがとうございました。 外務省の改革に関する報告を受けまして、私はかねがね思っているんですが、自分は将来外交官になろうという決意を持って外交官の試験を受けて、それで外務省にお入りになっている方々というのは今までの日本の外交の中心であったわけですね。主要幹部の方々もそういう外交官、明治以来、そういう制度で来ているわけでありまして、私は、そういう人たちの存在というものは非常に日本の国家として大切なものだと私は思っています。 ちょっと外務省改革に関する報告を見ますと、世間に迎……
○田村秀昭君 外務大臣にお尋ねしますけれども、七月二十二日に外務省を変える会の最終報告が出ましたけれども、この報告書というのは外務省にとってどういう意義があるのか、このとおりやるということなのか。ちょっとその辺、この文書を外務省はどういうふうに受け止められているのか、ちょっとお尋ねします。
【次の発言】 そうすると、お聞きしていると余りよく分からないんですけれども、これは参考にするということですか、それともこの最終報告書どおりにやっていくということなんですか。この強制力というか、そういうのはどういうふうになっているんですか。参考ですか、強制的にやるのか。
○田村秀昭君 沖縄問題と北方問題は全然本質的に違うわけですけれども、それを両方、細田大臣は担当されていて、細田大臣、優秀ですからできると思うんですが、本質的に違うものでございますので大変だと思いますが、まず、今日は北方の問題についてお尋ねしたいと思います。
まず、議題になっております北方領土問題対策協会法案というのが提出されておりますけれども、これは同僚の議員が何回も多く指摘しているように、内容的には何も変わらないで名前だけ変わったという感じでありまして、改革の名にふさわしくないと私は思っておりますけれども、大臣はどうですか。
【次の発言】 細田大臣の、当委員会において担当大臣としてごあいさ……
○田村秀昭君 防衛庁長官がおられますので、先日の長官の所信表明の中で省昇格を強く訴えておられました。是非、実現をさせるようにお願いしたいと思います。まずきちっとした防衛力が、枠組みがきちっとしない、自衛隊の位置付けが明確にならない状態で外交も経済も私は良くならないというふうに思っております。
それでは、外務大臣に御質問させていただきますが、今回の北朝鮮との国交正常化交渉というのが行われようとしていますが、なぜ国交正常化しなきゃいけないのかお尋ねいたします。
【次の発言】 この五十年間、国交正常化をしてこなかった、近くにある国だから是非正常化したいと、そういうお答えだったと思いますけれども、ほ……
○田村秀昭君 一年ほど前にもそういうことあったと思うんですが、元、総理大臣をやられたような方が政治のサイドでイージス艦を派遣すべきだというようなことも言われ、今回も何か政治家の方がイージス艦を派遣すべきだと。このイラクの問題で派遣すると言っているのかどうか知りませんが。 こういうことは防衛庁が決めることであって、政治は、どこどこと戦争しろとかどこどこに軍を派遣しろとか、そういうことだけ言えばいいんで、その任務を効果的に実施するために防衛庁は専門家としていろいろな、装備品をどうするかということを考えるんであって、イージス艦だけ取り上げて、どんな船だと思っているのか知らないけれども、そういうこと……
○田村秀昭君 まず、本日の議題であります給与法、減らされるのは、自衛官が減らされるのはちょっと不服ですけれども、賛成であります。 ちょっと通告しておりませんけれども、今の先生の迷彩服の話ですね。これはセキュリタリアンに出ている、これは迷彩服と言って訓練用の迷彩服なんですよ。だから、官房長も運用局長もまだ防衛庁に来られて日にちが少ないから御存じないかもしれないけれども、これは陸上自衛隊に行ったらみんな着るんですよ。これは砂漠の作戦やるんじゃないですよ、これ。迷彩服と言って、いろんな木陰とか富士山とかそういうところで分からないように、こういう草木と同じような形を付けてやる訓練服ですから、特に調べ……
○田村秀昭君 私は、外務省や防衛庁がいろいろなことがあって元気がない、防衛と外交が元気がないのは国全体が元気がなくなる、是非元気を持ってやっていただきたい。 外務省の今出されている法案は、自由党はこれは反対でございます。どうしてかというと、何にも変わらないのに、堂々と特殊法人でいかれたらどうかと。どこかがそういうようなことを言ったら、独立行政とか何かよくわけの分かんないようなことをやるということ自身が元気がなくなると私は思いますので、これは自由党は反対であります。 それでは、今日は元気のいい防衛庁長官にいろいろ質問さしていただきます。 自衛隊員の処遇についてお聞きしたいと思います。自衛隊……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 三人の先生からの貴重な御意見ありがとうございました。 二点、質問させていただきます。ブッシュ大統領が北朝鮮とイラクとイランを悪の枢軸と呼んだわけですが、イランはどうして入って、それの中のイラクと北朝鮮というのは分かるんですが、イランは大統領も国会議員も選挙で選んでおるし、民主的な穏やかな穏健的なイスラム社会というふうに認識しているんですが、どうしてアメリカは、ブッシュ大統領はイランを悪の枢軸と呼んだのか、三先生にお尋ねいたします。 それから二番目に、米国はイラクを攻撃するということは三先生も先ほど同僚議員の質問にお答えになっておりましたけれども、……
○田村秀昭君 外務大臣にお尋ねいたします。
外務大臣が外務省改革を唱えられておられますが、この独立行政法人に特殊法人をするというのは、大臣の外務省改革の中には入っていないと私は思うんですが、そういう認識でよろしいですか。
【次の発言】 そうしますと、今まで特殊法人だったものを独立行政法人にするというのは、今日の法案のテーマですけれども、どういうわけで独立行政法人に、必要なものだったら特殊法人で残しておけばいいと私は思うんですが、どうして、内容もそんなに本質的に変わらないのに名前だけ変えるような、法律まで出してなさっているのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
○田村秀昭君 先ほども防衛庁長官が言われておりましたように、現在、大変厳しい環境でインド洋で海上自衛官勤務しております。この前の委員会でも質問いたしましたけれども、実際にそこに勤務している自衛官に対する処遇、手当に関して長官の御配慮をこの前の委員会でもお願いしたわけですが、現在どのような状況になっているのか。
【次の発言】 長官の積極的なお答えに同意するものでございますけれども、まずこういうことを想定していないわけですから、今までの、従来の手当とかでは十分に、事務的な範囲内だけでは適正な処遇が得られないというふうに思いますので、東チモールに派遣されている陸上自衛隊やほかのPKOや、トータル的に……
○田村秀昭君 外務大臣にお尋ねいたします。
外務大臣が参議院の外交防衛委員会で所信を述べておられます。三月十一日ですね。その一番冒頭に、創造的な外交を力強く実践するということを言っておられますが、私、創造的な外交というのはどういう意味だかよく分かんないんですが、今のイラクの、米国のイラクに対する武力行使が今日あったわけですけれども、そういうときに創造的な外交というのはどういうことをやることをおっしゃっておられるのか、具体的におっしゃっていただきたいと思います。
【次の発言】 そういうお答えでありますと、ここにはちゃんと、イラクや北朝鮮情勢などというものに直面している今こそ、創造的な外交を力強……
○田村秀昭君 防衛庁長官が四時ちょっと過ぎにお帰りになるので、長官にお尋ねしますけれども、この対イラク戦の、今、英米が攻撃をしておりますが、どの程度の期間を見積もっているのか。当初、一か月ぐらいというふうにも考えられていたんですが、長官はどういうふうにお考えになっていますか。
【次の発言】 長官に別の件でお尋ねいたしますが、今、防衛庁の調達は一般競争原理を挙げておられますけれども、戦車だとか船だとか軍艦だとか飛行機、戦闘機というのは、相手の国よりもいいものを造らなきゃいけないので、そんな一般競争原理を表に立ててやれるような問題ではないと私は思っておりますので、その点、どういうふうにお考えになっ……
○田村秀昭君 外務大臣にお尋ねをいたします。 まず、我が国は、このイラクの戦争が始まったときに米国を支持、すぐ支持したわけです。ですから、これはいいとか悪いとかいろんな議論がありますけれども、内閣総理大臣が米国を支持すると。これはやっぱり日米関係を重要視したからだと私は思うんですが、そういう選択をした。だから、余りふらふらしないで、政策をきちっと決めたらば、国連だとかなんとか、そういうことを言わないで、言うから、日本という国は何という国だと、信頼できなくなるわけですよ。だから、外務大臣がロンドンに行っても余り相手にされない結果になる。だから、きちっと決めたら、それで行けばいいんです。 それ……
○田村秀昭君 防衛庁長官にお尋ねさせていただきます。 四月一日に北朝鮮の地対艦ミサイル発射に伴う情報伝達の混乱がありまして、最終的には小泉総理が、確認ができていないということで決着したんですが、防衛庁は情報本部というものを設置して、ができて、非常に情報が一元化され、優秀な人材が配置されて、正確な情報を発信する、情報を収集できる体制ができているわけであります。 しかし、私はこれは防衛庁長官というよりも内閣官房の方に聞きたいことなんで、長官があれですね、内閣官房がおられないから、長官、閣僚の一人として御所見を述べられたらいいと思うんですが、私は、こういう情報が上がっても、ミサイルが飛んでくるよ……
○田村秀昭君 防衛庁長官にお尋ね、御質問ですが、数年前に防衛庁、調達の不祥事があって以来、急に一般競争原理を導入するというようなことで今日まで至っているわけでございますけれども、せんだってもこの点について長官に御質問いたしましたら、一般競争入札は件数的には増えているが金額的には余り増えていないということで御答弁がございました。 防衛の装備品というのは特殊なもので、飛行機とか艦艇とか戦車とか、そういうものを一般競争原理を導入するといっても、ファミリーマートや何かで売っているわけじゃありませんので、なかなかそういう原理は、大切なことだと思いますけれども、防衛の装備品には非常になじまないというふう……
○田村秀昭君 私も大田先生も、防衛庁長官、どうぞ。
外務大臣にお尋ねいたします。二、三お尋ねいたします。
我が国の憲法の前文に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」と書いてありますけれども、北朝鮮のような拉致をしたりノドンミサイルで、日本を射程内に入れているノドンが二百基もあるそういう国に対しても、北朝鮮の公正と信義に信頼して自らの安全と生存を保持しようとするわけですか。基本的な考え方をお尋ねします。
【次の発言】 基本的な考え方でもいいですけれども、拉致のように現実に日本の主権が侵されていてもそういう態度で臨まれるわけですか。
○田村秀昭君 防衛庁長官に御質問をさせていただきます。
まず、私はちょっと通告はしていないんですが、していないことをちょっと申し上げますけれども、自衛隊の位置付けを、位置付けというのは、警察の予備として、法制的にも警察予備隊ができたときから今日までずっと来ているものですから、位置付けが不明確なまま来ているというところにいろいろな問題点の根源があるというふうに私は思っているんですが、長官はその辺どういうふうにお考えなのか、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 五十年以上たっておりますので、是非、自衛隊の位置付けを明確にして日本の防衛に当たられるようにしたいというふうに念願しております。
……
○田村秀昭君 国会改革連絡会(自由党)の田村でございます。 有事法制の今審議でありますけれども、私は、現在の自衛隊、防衛庁のいろいろな問題点について総理に二、三、お伺いさせていただきます。共産党のような神学論争はいたしませんので、建設的な質問をさしていただきます。 まず、私は、歴代の戦後の総理大臣というのは、我が国の総理ですよ、自分の国は自分で守るという、そういう決意がなかったように思うんです。 それは、そんなことないよと言われるかもしれませんが、小泉総理は、私は、防衛大学の卒業式に、選挙区ということもあるんでしょうけれども、ずっと出席しておられる。防衛に対する思いが強い方だというふうに私……
○田村秀昭君 国会改革連絡会(自由党)の田村でございます。 官房長官もおられますので、集団的自衛権についてお尋ねしたいと思います、二、三。 まず、国連憲章の五十一条で個別的又は集団的自衛の固有の権利として認められており、こういうことが国連憲章に集団的自衛権が規定されているのは、独立国家と言える大切な権利だと私は思っているんですが、三十五年の安保改正、三十七年のキューバ危機、四十七年の沖縄返還など、我が国は昭和三十年代、四十年代にかけて、持っているけれども使えないというような態度を政府は取っておられますけれども、持っているけれども使えないというのは、もうちょっと分かりやすくどういうことなのか……
○田村秀昭君 国会改革連絡会というのができまして、自由党に所属しております田村でございます。 沢田市長さんは、基地と共存する横須賀の町づくりを十年来やっておられて、日本の文化をアメリカの軍人さんによく知ってもらって帰国してもらって日本が好きになる、そういうアメリカの軍人さんをたくさん作っておられるという名市長さんというふうに私は理解しておりますので、良好な日米関係を構築されておられる市長さんでありますので、そういう面で非常に敬意を払って私はおります。 今日の沢田市長さんの意見陳述の中で、政府の説明が、三法案の、具体性に欠け分かりにくいと、首長として市民に説明するのに、したいんだけれども、ど……
○田村秀昭君 田村でございます。 私、非常に日本の国というのは国家じゃないなとつくづく思っていることが一つある。たくさんあるんですが、その中の一つ。 今回、奥大使と井ノ上一等書記官が殉職されて、遺体を日本に移送された。なぜそのときに、国のために殉職したお二人に対して、その亡きがらを国家の飛行機が運ばないんですか。日の丸を付けた日本の国家の飛行機が運ぶのが、レバノンから来られたかどうか知りませんが、クウェートか、ちょっと、それまでは米軍が運んだということを聞きましたけれども、そこから日本の航空自衛隊の飛行機でも政府専用機でも、国家の飛行機が運ぶというのが国に殉職された人に対する国家の礼儀だと……
○田村秀昭君 本日は外務大臣には質問をいたしませんので、次の高野先生は聞かれるそうですからそれまでお休みになって、どうぞ。専ら防衛庁長官にお尋ねさせていただきます。 私は、今日長官にお尋ねしますことは、私は三十六年間自衛官をやっておりましたので、そういう立場に立って、自衛官の立場に立って防衛のいろいろな問題についてお尋ねしたいと思っています。 まず、通告しているかどうかよく分かりませんけれども、長官、非常にもうお詳しいのでお答えになられると思いますんで、そこで考えられたお答えで結構ですので。 自衛隊を海外に派遣する場合というのはどういう場合かというのは何にも決まってないんですね。だから、……
○田村秀昭君 初め、外務大臣、お体が回復されたというふうに聞いておりますので、初め十分間ぐらいちょっと質問をさせていただきます。
米国がなぜイラク戦争を始めたのか、その真の理由は何かということを、もちろん大量破壊兵器を開発しているからとかいろいろあると思うんですが、本当のアメリカがなぜイラク戦争を始めたかということについて外務大臣としてはどのようにお考えになっておるのか。一般の説明じゃなくて御自分でお考えになっていることをお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 米国が関与する、イラクに関与する期間ですけれども、マイヤー統合参謀本部議長は自分の一生を懸けてというふうにも言っているし、ペース……
○田村秀昭君 防衛庁長官、わざわざ、今日御出席だと思ったので御質問しようと思ったんですが、わざわざ来られて済みませんでした。せっかく来られましたので、二、三質問させていただいて、お帰りになっていただきたいと思います。 明治二十三年の十二月の六日に時の内閣総理大臣である山県有朋内閣総理大臣が第一帝国議会における最初の施政方針演説の中で次のように述べております。難しい言葉なので今の言葉にして申し上げますと、国家独立自衛の道は第一に主権線を守ることであり、第二に利益線を防護することであると。主権線とは何かというと、自分の国の領土だと。利益線というのがその時代を担う政治家の役割で、今でいうとイラクと……
○田村秀昭君 外務大臣にお尋ねいたします。薮中局長来ておられますか、薮中局長がお答えになっても結構です。
まず、五月二十二日に小泉総理は北朝鮮に行かれましたけれども、これは何しに行ったんですか。簡単に、何の目的で行ったと言ってください。
【次の発言】 外務省は、行かれることはよく知っていたんですか。前もって知っていたんですか。外務大臣もちゃんと知っていて、是非行ってくださいということで行かれたんですか。
【次の発言】 聞くところによりますと、余り外務大臣は今回の五月二十二日の訪朝については知らなかったと、よく話を聞いていなかったということだったように聞いておりますけれども、それはうそですか。……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。 ODAの予算が一律一〇%削減が明らかにされているわけですが、私は非常に懸念をしております。このODAの果たす役割というのは、いろいろな国際常識に反した我が国のいろいろな行動に対して多くの国から大バッシングが起きないのはこのODAのおかげではないかなというふうに思っております。 私、五、六年前だったと思うんですが、セネガルという国に行ってまいりました。そのときに、立派な建物があって、あれは何かと聞いたら日本のODAで建てた学校ですと。それで、大使館もどこかに同居していてまだ自分の建物も建てていない、建てている最中だったと思うんですが、自分の住むと……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 本日は、両先生から貴重なお話を承りまして、ありがとうございます。両先生に同じ質問をさせていただきます。 ビンラーディンという人が、何かサウジで金持ちな人がアフガニスタンのタリバンで軍事キャンプをやって、米国の世界貿易センタービルにああいう形で突っ込んでいったということ自身について、イスラムを代表する人かどうかは知りませんが、こういうことというのは、普通貧しいから金持ちのところに行ってそんなことをするという話とちょっと違うんじゃないかと思うんですね。憎しみの極限の敵意を持たないとこういうことはできない。どうしてアメリカはイスラムの社会からそういう憎し……
○田村秀昭君 自由党の田村秀昭でございます。 両先生に同じ質問をさせていただきますけれども、両先生とも東アジアの経済を語る、発展を語るときに中国のことを両方とも論じておられますけれども、中国はもちろん経済と政治というのは切り離せないものでありまして、中国は共産党の独裁政権であります。共産党の独裁、一党支配の国が経済大国になった例が過去にあるのかないのか、今後はあり得るのか。正に発展途上国並みの語るに、経済についてはそんな大国でもない中国を、軍事的には軍事大国ですけれども、東アジアの経済を語るときに中国を入れなきゃならない理由について、分かるようにお聞かせください。
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 両先生に同じ質問をさせていただきます。 私は、基本的に日米安保条約で結ばれている我が国としてアメリカは非常に重要な国であるというふうに認識しておりますが、九月十一日のあのハイジャックしてビルに突入したという一つの事件がございましたけれども、普通の人はそんなことよほどの恨みがないとしないんじゃないかと私は思っておりまして、なぜイスラム社会からアメリカはそんなに憎まれるのかということを考えておりまして、ちょうど黒船に遭遇した幕末の日本の、我々も経験したんですが、西郷南洲、西郷隆盛が次のようなことを言っているわけです。 文明とは道があまねく行われること……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 三先生に御質問させていただきますが、その前にイスラム世界、中東について御言及されたことについて大変敬意を表すものであります。 九月十一日に同時多発テロが起きましたけれども、ああいうことというのは相当な憎しみと敵意がないと普通できないと私は思っておりますが、なぜあのような事件が起きたのかということについてお聞きしたいと思います。 そして、またああいうのは再度起こる可能性があるのかないのか、そして日本ではそういうことが起きる可能性はあるのかないのか、その二点について三先生に御質問させていただきます。
○田村秀昭君 イスラムにつきましては、去年の九月十一日の自爆テロというんですか、ニューヨークのビルを破壊して飛行機で突っ込んだという、そういうことが発端で本調査会でもイスラムの研究を開始されたというふうに思っております。私は、ほとんどビンラディン氏なんという名前は去年の今ごろ全然知らなかったわけでありまして、全く知らない世界の勉強をさせていただきましたことを、会長にまず敬意を表したいと思います。 私は、このビルに飛行機をハイジャックして突っ込んでいったということは普通の常識では考えられない話であって、相当な恨みが極限化していないとできない話だというふうにこの事件をとらえて、少し勉強させていた……
○田村秀昭君 矢野副大臣、高市副大臣から立派なブリーフィングいただきまして、ありがとうございました。 私、この内容じゃなくて、矢野副大臣には、改革の必要な外務省の副大臣に十月二日になられて、外から見ていたのと中に入られたのではどういうふうに違うのか、改革は進んでおるのか、改革は本当に進んでおるのかどうかという点についてお話を伺いたい。 それから、高市副大臣については、私、かつて自民党におりましたころに、高市さんがまだ国会議員になる前に自民党の中で熱っぽい、アメリカの上院のスタッフを経験されて、今の日本の政治状況はなっていないというようなことを情熱を込めて言われたことを非常に印象的に私は覚え……
○田村秀昭君 自由党の田村でございます。 お二人の参考人の貴重な御意見、ありがとうございました。 行天参考人に質問をいたします。先ほどからおっしゃっているように、日本が東アジアで指導的国家になるために国内の体制を整備すべきだというふうに行天参考人はおっしゃっておられますが、私は、行天参考人がおっしゃっておられるようなことをやれば良くなるとは思いますけれども、指導的国家にはならないと私は思います。大体これから七百年から八百年先までは、今から申し上げる四つの条件を備えない限り、東アジアで我が国が指導的国家にはならないと思います。 一つは、東アジアでは冠たる軍事力を持つということが一つ、最小限……
○田村秀昭君 ちょっと粗っぽい質問をさせていただきますが、津守先生には、先ほど日本のリーダーシップを発揮すべきだということを強調せられておられますけれども、私は、自分の国を自分で守ることができない国がリーダーシップというのを発揮するためには、今でいうとアメリカの許可を得ないとできないんじゃないかと思っています。どうやって、アメリカがいいって言えばいいかもしれませんが、今現在まだ、五十年たってもですよ、米軍基地が沖縄にあり、青森には陸海空自衛隊がいるわけです。それで、我が国は自らの国を、自らの国を守る決意もなく、五十年も外国軍隊が駐留するというのは歴史的にないわけですね、そんなことは。ヨーロッパ……
○田村秀昭君 民主党の田村でございます。 橋爪、加藤参考人に、お二人にまず質問させていただきます。 今、御承知のように、自衛隊がイラクに派遣されておりますけれども、国会でいろんな議論がありましたけれども、行く人の立場に立った議論は一つもありませんでした。そして、自衛隊が海外に派遣される場合というのは、私は、大多数の国民が敬愛と感謝の念を持って自衛隊を送り出さなけりゃならないと。行く方も、何か半分の人が反対していて半分の人が賛成しているようなときに、何か悪いことしに行くわけじゃないのに行くというのは、どうも自衛官の立場に立った場合にはいかがなものかと私は思うんですが、両参考人はどのようにお考……
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