又市征治 参議院議員
19期国会発言一覧

又市征治[参]在籍期 : |19期|-20期-21期-22期-23期-24期
又市征治[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは又市征治参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院19期)

又市征治[参]本会議発言(全期間)
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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 参議院本会議 第8号(2003/02/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題となりました二〇〇一年度決算に関し、総理並びに関係各大臣に質問をいたします。  決算審査の予算への反映のための今回の参議院改革について我が党は高く評価するものでありますし、今後の審議に全力を挙げて取り組んでまいる決意をまず表明をいたしたいと思います。  ところで、米国のイラク攻撃の是非が今世界の最大の関心事であり、先般来、国連の場でも、また衆議院でも激論が闘わされています。平和的解決を求める世界の世論は沸騰し、戦後最大規模の反戦運動に発展をしています。  そこで、決算審議の前に、イラク問題についてお尋ねをいたします。  憲法で、「……


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第159回国会(2004/01/19〜2004/06/16)

第159回国会 参議院本会議 第7号(2004/02/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題となりました二〇〇二年度決算に関し、総理並びに関係大臣に質問いたします。  昨年の決算審議で、私は、三百六十九兆円にも上る特別会計を通じた国費の乱脈システムを抜本的に改めることを強く求めました。現に産業投資特別会計を始め、経由して数兆円の一般財源が特殊法人等へ出資されるなどし、これが焦げ付き、最後は法人解散という形で毀損されてしまったケースは会計検査院も指摘をするところであります。同時に、この資金の流れが高級官僚の天下りシステムと表裏一体になっていることも大きな問題であります。  総理は、昨年、こうした私の質問に対し、特別会計は国……

又市征治[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院19期)

又市征治[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第152回国会(2001/08/07〜2001/08/10)

第152回国会 総務委員会 第閉会後1号(2001/09/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社会民主党の又市征治でございます。  アメリカのあの同時多発テロ事件が発生をしたためにというか、それに隠れてこの歌舞伎町で発生した雑居ビルの火災、二十日間しかたっていないわけですけれども、非常に国民の皆さんから記憶に遠くなっている、こういう感じがいたしますけれども、こうした小規模の防火対象物としては大変な、過去に例のない大惨事だと、こういうふうに言われておるわけでありますし、関係当局鋭意この火災原因の究明と再発防止に御努力をされていることは先ほど来の委員への答弁で一定理解をいたしております。しかし、まだ幾つか問題点があるんではないか、こんなふうに思います。  そこで幾つかお聞きを……


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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 行政監視委員会 第2号(2001/10/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市征治です。  本年の六月八日、総務省は厚生労働省に対して医薬品に関する行政評価・監視結果に基づく勧告を行われました。その中の「患者への医薬品情報提供の在り方の見直し」に関連をいたしまして幾つかの点を厚生労働省から見解をいただきながら、片山総務大臣、最後に恐縮でございますが、ひとつ見解も承ってまいりたい、このように思います。  今、政府は法律で定めたいろんな許認可制度の見直し、つまり規制緩和を進めています。それは、法規制が国民の自由な経済活動を制限し、景気停滞の一因ともなっているという理由のようでありますけれども、その規制緩和を論議する総合規制改革会議は、その一環として……

第153回国会 行政監視委員会 第3号(2001/11/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  臓器移植の問題についてお尋ねをしてまいりたいと思います。  この臓器移植法ができまして丸四年になります。今日まで臓器移植は十七例に上るというふうにお聞きをしておりますけれども、この法第二条第四項には、移植を必要とする者には移植術を受ける機会が公平に与えられるべしという、こういう原則がうたわれておると思います。ところが、これについて複数の市民団体から行政監視をしてほしいとの要望が出されているところであります。  そこで、お伺いをするわけですが、七月一日の第十五例目の問題ですけれども、脳死状態の患者の腎臓を二つとも取り出して親族二人に移植したという問題で……

第153回国会 行政監視委員会 第4号(2001/11/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 本日は、医療制度改革についてお伺いをしてまいりたいと思います。  厚生労働省が九月に公表されました医療制度改革に関する試案には、患者の三割負担を初め、とても認められない改悪が幾つも含まれております。当然、高齢者の皆さん初め多くの国民の皆さんから不安やらあるいは反対の声が寄せられているわけでありますけれども、きょうは私、高齢者の長期入院問題に絞ってお伺いをしたいと思います。  九月及び十月に中医協に対して厚生労働省は高齢者の長期入院に係る診療報酬のあり方の見直しを提案をされました。その内容は、簡単に言えば、 六カ月以上の入院患者について外来治療に相当する分、つまり検査、投薬など、こ……

第153回国会 行政監視委員会 第5号(2001/12/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  きょうは、国の原発に偏重したエネルギー政策について質問をいたしたいと思います。  ことしに入りまして、福島第一原発は知事が凍結を表明する、また新潟県刈羽村の住民投票でノーが突きつけられる、さらに、さきの三重県の海山町の住民投票でも住民の八割が原発誘致に反対をする、町長もこれが最終決着だと表明をされたわけであります。加えて、つい先ごろ、静岡の浜岡原発でも新たなタイプの深刻な炉心事故が起きてまいりました。世界的に見ましても、ヨーロッパを中心に、原発依存をやめて自然エネルギーなど再生可能な多様なエネルギーへという流れが決定的なものになっているんだろうと思います。こ……

第153回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号(2001/11/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  本論に入る前に、大臣にちょっとお伺いしたいと思うんですが、現行制度にも記号式投票というのがございますですね。各種の報告書、例えば平成十二年の中間報告では、これが電子投票に一番近いので記号式の普及を図るべきだと、こんなふうにまとめられております。  こんな記号式で実施をされてきているのは、ちょっと見てみますと、長の選挙については全市町村の一六%、議員の選挙では一%でございました。国政選挙でも、平成六年にこれは決めたんですが、実施せぬままに平成七年にこれは廃止になっていると、こんなことなんですが、この中間報告の中で言っておるように、まず現行法での記号式投……

第153回国会 総務委員会 第2号(2001/10/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市征治です。  きょうは、地方の税財政問題、特に交付税問題に絞って大臣にお伺いをしたいと思います。  まず初めに、小泉総理やあるいは塩川財務大臣らが五月段階でいわゆる地方交付税一兆円削減発言を行って、片山大臣、あなたはその後、この小泉総理などの、地方交付税の仕組みは誤解されているんだろうとして内閣の中で軌道修正を図られた。つまり、地方交付税は法律によって、地方財政計画に基づいて毎年の総額が定められるものであって、頭から一兆円を削るとか何かはできないと、こんなふうに軌道修正をなさってきたというふうに思いますが、このことに間違いございませんですね。

第153回国会 総務委員会 第4号(2001/11/06、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市征治であります。  初めに、我が党の基本的な見解を述べておきたいと思います。  電子情報の普及は、社会にメリット、デメリットの両面をもたらしました。そもそもインターネットの原型は、アメリカの軍事目的の情報網であったわけです。それが大学等の学術研究のネットワークに転用されて、さらには世界じゅうの一般市民にほとんど無料で開放されて現在の姿になってきました。  こうした経過が示しますように、情報通信技術そのものは中立的なものであります。インターネットの普及の結果、従来は一般市民にとても手に入れられなかった行政や企業、団体の情報が、安価に迅速にいながらにして入手できるようにな……

第153回国会 総務委員会 第5号(2001/11/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市征治でございます。  今回の法案で、自治体の業務である戸籍や住民票あるいは課税証明書などの引き渡しの事務が郵便局で扱うことができると、こうするわけですが、その場合に、主権者としての自治体住民から見ての問題点があると思うんです。戸籍など六つの事務について住民監査が及ばなくなるんではないかという問題が出てきます。委託した事務に絡んで不法行為だとか、先ほどから出ています他用途利用の問題、あるいはプライバシーの侵害等があっても、国家公務員の行為だから自治体住民として住民監査が及ぶことができなくなるということになるんではないのか。この意味で、従来の民間への委託ももちろん問題です……

第153回国会 総務委員会 第6号(2001/11/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 持ち時間が十分ですから、ひとつ簡潔、明快にお答えをいただきたいと思います。  初めに、片山大臣がたびたび交付税の総額は減らさないと、こう言明をされているわけですが、先ほどもあったように、財務大臣が二兆円の圧縮を固めて総務省と協議をすると、こんなことが報じられている。総務大臣、こんなことが繰り返されないように、これまでの発言にぜひ責任を持ってくださいよ。明確にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今回の法案は、十三年度の改正の延長、微修正ということですね。それは、十四年度以降、交付税財源の不足分約五兆八千億円を国と地方で半分ずつ負担をする、十三年度はその経過措置で四分の一の……

第153回国会 総務委員会 第7号(2001/11/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  人事院勧告制度と公務員制度改革についてお伺いをしてまいりたいと思います。  初めに、労働基本権のあり方と当事者能力の問題についてでございますが、公務員制度改革で、人事や給与などの制度も改革をやるということであるならば、今ほど片山大臣からも制度疲労もあるというお話でございましたが、そういう形でやろうというのであれば、OECD二十九カ国初め世界の多くの国々で公務員労働者に労働三権が保障されておる。当然我が国においてもこの中で労働三権は回復すべきである、これが私どもの党の基本的な方針です。  そこで、人事院総裁にちょっと聞きにくいことをお聞きしますが、どうも人事院……

第153回国会 総務委員会 第8号(2001/11/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  十分ですから、少し明快かつ簡潔にお答えをいただいてまいりたいと思います。  初めに財務省にお伺いをいたしますが、衆議院での答弁では、預貯金から株式への大きな流れを進めると、こう言われておりますが、実態は全く逆ではないか、こういうふうに思います。特に、政府関係の各種の調査、いろいろと出ておりますが、これを見てみましても、この十年間、現金、預貯金といった安全資産の割合がふえて、株式などのリスク資産の割合が減少ないし停滞しているというのが実態なんだろうと思います。  これは今日の経済全体の反映でもありまして、国民の現在及び将来への生活不安のあらわれなんですから、原……

第153回国会 総務委員会 第9号(2001/11/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  午前中からも論議がございましたが、この法案自体は公開の対象とすべき法人が一部含まれていないなど不十分な点が幾つかありますが、そこは基本的には政府の側の情報公開の責任でカバーすべきものと、こう思います。  この点について、十一月一日の衆議院の論議の中でも坂野局長が、特殊法人の財務状況に関する資料については当該行政機関が請求に対処すると、こういうふうに答えておりますし、さらにまた先ほどの遠藤副大臣からも同趣旨の説明がございました。つまり、親元たる官庁からそれらについては出すと、こういうふうに答弁なんだろうと思いますが、ここは非常に重要な点ですので、片山大……

第153回国会 総務委員会 第10号(2001/11/29、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  公務員の育児休業の取得率が、女性に限れば国では八九%、地方では九一%と、かなり普及してきたと思います。それでも、職場の状況によってはとりづらい、あるいはとるにしても期間を自己規制をするということがあるわけであります。調べてみますと、また男性について言えば、育児休業、介護休暇ともに取得率が圧倒的に低い状況があります。こうした実態というのは、当事者の男女役割分担意識の問題もあるんでしょうけれども、先ほど来から出ておりますように、職場の周りに迷惑がかかるとか昇進や昇格に響くとか、一般的にやはり取得しがたい、こういう現状も一面では男性の側にあるんだろうと思う……

第153回国会 予算委員会 第5号(2001/11/14、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市征治です。  雇用問題とテロ対策問題で質問をいたしたいと思います。  ことし一月の政府の十三年度の経済見通しでは、失業率は四・五%と発表されています。しかし、九月の完全失業率が五・三%、三百五十七万人にも上ってきた。そこで、十一月九日に五・二%に修正をされています。これは閣議決定なのかどうか、そして、一月のものとどういう性格が違うのか、竹中経済財政担当にお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 つまり、一月の経済見通しは閣議決定をされておるということであって、単なるそういう意味では予測ではなくて政策目標だということですね。  そこで総理にお伺いをしますが、あなたが、構……

第153回国会 予算委員会 第6号(2001/11/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市征治です。昨日に続いて雇用問題で厚生労働大臣に、関連で総務副大臣にお伺いをしてまいりたいと思います。  先ほど来、雇用問題、大変多く追及が出ているんですが、補正予算案で雇用対策に五千五百億円、八項目があると。雇用創出効果が百万人とありますが、二〇〇五年三月に雇用が現在より百万人ふえているという意味なんですか、違うんですか。ここのところをもう一度確認をいたします。
【次の発言】 では、そのうち短期雇用を除いては一体何万人なのか。また、政府見通しの四・五%の失業率という問題と、せんだって見直しをされた五・三%の格差は、この差は何万人なんでしょうか。


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 決算委員会 第閉会後10号(2002/10/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  まず初めに、公務員制度についてお伺いをしたいと思います。  去る十一日の報道によりますと、勤務条件決定の権限のうち、給与と勤務時間だけを人事院に残して、能力評価と業績評価の基準と手続及び効率的な人員配置のための基準については内閣に移すというふうに報じられておるわけです。私は、これはまあ理不尽のそしりを免れないなと、こう申し上げざるを得ません。  そもそも、これら公務員の勤務条件に関する権限がなぜこれまで直接の雇用主である政府ではなくて中立的な第三者機関である人事院に置かれてきたのか。言うまでもなく、人事院の存在と機能は、公務員労働者から労働基本権を奪って、自……

第154回国会 行政監視委員会 第2号(2002/04/01、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。今日は、今出ておりました営利企業等への官僚の天下りの人事院の承認から大臣承認への変更の問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。  初めに、公務員全体の人事を所管されています総務大臣にお伺いをいたしますけれども、最近問題になった幾つかの不祥事、一つは、薬害エイズやヤコブ病をめぐっては、薬や医療材料の認可やその取消しの引き延ばしについて、製薬会社と旧厚生省官僚との癒着が社会問題になりました。二つ目に、BSE問題では、国による買取り措置を悪用した業者の偽装による詐欺事件が起きましたけれども、この事件のさなかに、引責辞任したばかりの農水省の前次官が食肉業界……

第154回国会 行政監視委員会 第3号(2002/04/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  前回に引き続きまして、公務員制度改革大綱に含まれる天下りの大臣承認制の問題についてただしたいと思います。  三月の二十七日に出された人事院の十三年度の営利企業への就職の承認に関する年次報告によれば、前年度四十一件であった人事院の直接承認という基準に該当する事例、つまり高級官僚から関連する業界への天下りが十三年度は七十件に増えております。一・七倍ということになるんでしょう。これについて人事院はどのように認識をされておりますか。
【次の発言】 今言われた理由、二つあるわけですが、この一つ目の理由は実に不届きな話ではありますけれども、まあさもありなんとも思……

第154回国会 行政監視委員会 第4号(2002/04/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  今日はBSEの問題に関連をして、食品や医薬品の安全対策問題をただしたいと思います。  BSEについては、厚生労働、農水両省に第三者による調査検討委員会の報告書が出て、大きな意味での反省と体制案作りはそろったと言えるんだろうと思うんです。  あとは、事態をここまで混乱させた責任を政府として国民にどう表明するかが残ったわけです。私たち四野党は、その意味でさきに農水大臣の辞職を求めたところですけれども、今日は厚生労働副大臣においでいただいていますから、副大臣から改めて政府全体の責任について見解を求めたいと思います。

第154回国会 行政監視委員会 第5号(2002/05/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 私は、この委員会で、繰り返し特殊法人などの天下りと利権、癒着の問題を取り上げてまいりましたが、今回もこの問題を取り上げたいと思います。  まず初めに、経済産業省にお伺いをしてまいりますが、財団法人電源地域振興センター、以下振興センターというふうに略さしていただきますけれども、これは経済産業省の所管法人ですけれども、柏崎刈羽原発及び関連地元施設の建設利権に絡んで大変悪名が上がった法人ということであります。  問題となった生涯学習施設ラピカについて、私は昨年の十二月にも触れましたけれども、会計検査院が二〇〇〇年度の決算検査報告で重大な不正である特定検査対象に掲げまして、二億六千万円を……

第154回国会 行政監視委員会 第6号(2002/06/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 今日は、厚生労働省の認可法人である医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構、長ったらしい名前ですから以下機構というふうに略させていただきますが、これについて伺っていきたいと思います。  この機構は、薬害であるスモン病の救済の資金受入れと給付ということで一九七九年に設立をされ、その後HIVも扱うようになり、その後基金的業務からそれ以外の業務に拡大をして今の長い名称になっているわけですね。  現在の業務を金額面で分けてみますと、被害救済基金的な三部門と研究、開発、調査の三部門と、大きく二つに整理できると思いますけれども、まず本来の被害救済部門は二〇〇二年度の予算でいうと四十四億円、機構……

第154回国会 行政監視委員会 第7号(2002/06/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  私は、この委員会で毎回、天下りと、それが生み出している業務上の癒着やあるいは無駄な公金支出について指摘をしてまいりました。この特権官僚の天下りについては、人事院も何度かの答弁では認めましたように、民間企業への分だけではなくて、特殊法人や公益法人への分も規制しなければ意味がないと思います。  そこで、今日は、三月末に閣議決定をしている公益法人に対する行政の関与の在り方の改革実施計画に絞って、特にその中の「補助金等の見直し」の中の別表6、第三者分配型、別表7、補助金依存型及び別表8の役員報酬助成型について伺いたいと思います。皆さんのお手元には資料をお配りさせてい……

第154回国会 行政監視委員会 第8号(2002/07/01、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  始めに一言ちょっと苦言を申し上げたいと思うんですが、先ほどまで石原大臣、ここにおられましたけれども、今日は並行して道路四公団の民営化の会議があるということで退席をされたそうであります。私はこれまで、大臣の答弁を踏まえて今日の質問を準備し、答弁も要求をしたわけですけれども、極めて遺憾であります。国会軽視だと声を大にするつもりはありませんけれども、行革事務局は、行革担当大臣がこの委員会の主要な答弁者であるということを是非十分認識して対応いただきたいということをまず始めに申し上げておきたいと思います。  さて、天下り問題とその大臣承認制の問題点については先ほども自……

第154回国会 行政監視委員会 第9号(2002/07/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  私は、五月にもこの委員会で、先ほど出ました財団法人電源地域振興センターに絡む不祥事、その事件とその背景にある天下り問題についてただしてまいりました。今日再びこのセンターの問題を取り上げるのは、先ほど、防衛庁と同様にこのセンターが交付金を受け取らない人の言わばブラックリストを作成をして自治体に渡していたということからであります。  経済産業省に伺ってまいりますけれども、まずこの交付金は原発立地への協力のお礼にその市町村内のすべての家庭や事業所に電気代を実質割り引くものだということに理解をしています。この趣旨については公表されているので結構ですが、お伺いしたいの……

第154回国会 行政監視委員会 第10号(2002/07/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  私は、この委員会で毎回天下りによる行政のゆがみや、あるいは無駄な出費について取り上げてまいりました。今日指摘をしたいのは、その特権官僚の中でも超エリートと言われる外務官僚の天下りで、しかもそれは宗男汚職と言われるこの本命、北方三島の発電所建設を不正に落札した疑いのある、先ごろそれで摘発をされた三井物産のケースを取り上げたいと思います。  まず外務省に伺いますけれども、去る十二日の朝日新聞の報道の内容、これが出されておるわけですが、ちょっと整理をしてみますと、まず第一に、都甲ロシア大使は、三島の発電所のうち色丹と択捉の入札時、つまり九九年二月には例の支援委員会……

第154回国会 行政監視委員会 第11号(2002/07/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  冒頭に、日本道路公団の問題についてお伺いをしたいと思います。  この公団自体が旧建設省、国土省からの巨大な天下り組織ですけれども、更に八十二もの子会社、関連会社を抱えて、実態は黒字隠しをする構造になっているように思います。つまり、公団本体は二十六兆円の借金を抱えて国庫から毎年一千億円台の補給金を受けながらも、他方では、子会社、関連会社は表に出ただけでも十二年度で百十四億三千五百万円余りの経常利益を出している、こういう状況にあります。そして、役員に占める公団からの天下りは何と三百七十七人にも上る、こういう状況があります。  利益は公団の負債と相殺をして、その分……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号(2002/06/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  本日が第一回目でありますから、今日は私設秘書及び近親者のあっせん収賄問題に絞って質疑をいたしたいと思います。  私たち野党四党の案が、首長及び地方議員の実質的な秘書も含めること、また政治活動に携わっていなくても近親者は含めることとしているのに対して、与党案はこの二者を含めていないことは、依然として私たちと大きな違いだろうと思うんです。  そこで、私はまず、なぜ与党が私設秘書を含めるというように主張を変えられたのか、改めてお伺いをしたいと思います。  二年前、与党がこれに反対した理由の中で、公明党の久保提案者から、私設秘書は国会議員との関係の程度が個々様々であ……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第5号(2002/07/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  大変お忙しい中御出席をいただきまして、ありがとうございます。  先ほど来からお聞かせをいただきながら、御三方とも、国会議員あるいは地方議員及び首長の公設並びに私設秘書をこの罪の主体に加えるべきであるとか、あるいは「権限に基づく影響力を行使して」ということは削除すべきであるとか、大変多くの点で専門的な立場から一致の見解を述べていただいていることについて、大変意義のある今日は参考人質疑だろうと、こう思います。  そこで、相当論点も整理をされてまいりましたので何点かに絞ってお話をお聞きをしたいと思いますが、先ほど来から出ています、今回の我々の野党案と与党案……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号(2002/07/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  去る八日の三人の参考人質疑で、与野党の案の長所短所についてある程度客観的なコメントがいただけたんではないかと、こう思います。また私は、去る十日の予算委員会で小泉総理に、このあっせん利得処罰法改正のための努力についてもただしたところであります。その答弁は、政治倫理を更に強化をして国民の信頼を回復することが必要だというのが、総理としてあるいはまた与党自民党の総裁としてということで私、問いましたので、そういう立場で御答弁がございました。  本日の委員会は、これらを踏まえながら論議を一歩前進させて、野党側から九項目について提起を申し上げているわけですが、与野党が知恵……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第7号(2002/07/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  せんだってこの場所で、予算委員会でも御指摘申し上げたんですが、小泉内閣が、今国会冒頭の所信表明以来、重要法案と位置付けてこられたいわゆる有事法制、私に言わせれば憲法違反の戦争準備法制と、こう言わざるを得ませんが、国民の総反撃を食らって今衆議院でとんざをしています。  そのとんざをした要因の大きな一つに、先ほど来からも出ておりますけれども、今国会中に、議員辞職勧告決議にもかかわらずまだ議員にしがみついておる鈴木宗男さん、あるいは辞職をされた加藤紘一元自民党幹事長、さらに我が参議院の議長であった井上さん、その上に駄目押し的に最近の宮路副大臣まで、政治と金の問題が……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第9号(2002/07/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  この改正案は、昨年十二月の区割り画定審議会の勧告を踏まえたものでありまして、現在よりも一票の格差、価値の格差が縮まるという点では一定の評価をしたいと思います。  しかし、政府の法案提出後も与党の中で、今も出ましたけれども、三増三減あるいは二増三減などという修正を目指すこんな動きが見られて、これによって国会の審議開始が延びた、そして審議入り後もまだもめていたと、こういうふうに伝えられています。  そこで、まず審議会の権能と政府の責任についてお伺いをしたいと思いますが、元々、区割り画定審議会を設けたのは、区割り案の策定に際して利害関係者である政治家の恣意的な介入……

第154回国会 総務委員会 第2号(2002/03/14、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  大臣は、十二日の所信表明で、市町村合併については今年は正に正念場だ、合併の推進に更に積極的に取り組んでまいりたいと、こういうふうに述べられて、地方自治法等の一部改正案の早期成立を要請をされたわけです。これは大変重大な問題を多く含んでおりますので、午後からその法案審議ということになるわけですけれども、それに先立って、今国会冒頭の総務委員会で、市町村合併と住民投票の制度について大臣の見解を伺いたいというふうに思っています。  住民が合併協議会の設置を発議をしたけれども議会がこれを否決したときは、六分の一以上の住民の連署による請求があれば住民投票に付すことができ、……

第154回国会 総務委員会 第3号(2002/03/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 参考人の皆さん、急な日程にもかかわらず、早朝からありがとうございました。  各委員からの質問も一巡をいたしまして、最後になりますけれども、主に住民訴訟問題に集中をしておりますので、私の方からは、市町村合併問題に絞って自治体の第一線で御奮闘されております松浦さん、田中さんに御意見をお聞かせいただきたいと思います。  松浦さんのいただいた資料、「市町村合併をめぐって」というのがございますけれども、これは参考人が八年前に当時自治省の振興課長の肩書で私見というふうにお断りになってお書きになったものでありますけれども、読ませていただきました。  最低規模能力という観点から合併必要論のA説と……

第154回国会 総務委員会 第4号(2002/03/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  提案されております法案の関係で、まず初めに住民訴訟をめぐる改正についてお伺いをしてまいりたいと思います。多々議論がありまして、残された問題について幾つか確認をしていきたいと、こう思っています。  まず第一番目に、下関フェリー訴訟についてお伺いをいたしてまいります。  よく例に挙げられる今度のこの下関市の日韓フェリーの訴訟については、広島高裁で二〇〇一年五月に出された判決は、元市長に三億四千百万円という莫大な賠償を命じたものと、こういうことに伺っています。この事件は、第三セクターである日韓高速船株式会社という、この会社が作った負債を、市が保証する義務が……

第154回国会 総務委員会 第5号(2002/03/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  まず第一番目に、特別交付税の問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。  特別交付税は、交付税法第六条の二で交付税全体の六%と定められておりまして、十三年度の場合は一兆二千二百十億円というふうになっております。これの団体による内訳、都道府県分と市町村分の割合、また市町村の規模別の割合を簡単に紹介をいただきたいと思います。
【次の発言】 割合をお聞きしたんですが、金額を聞きたいんじゃないんですよ。  そこで、まず伺いますが、普通交付税は総務省の交付税課が算定をしている。これに比べて特別交付税は財政課が配分しているというふうに聞いていますが、この理由は何です……

第154回国会 総務委員会 第6号(2002/03/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  二法案の締めくくりの質疑になりますので、大臣もお疲れでしょうけれども、締めくくり的、前向きにひとつ御答弁はあらかじめお願いを申し上げておきたいと思います。  まず第一点目は、地方への税源移譲のスケジュールの問題についてお伺いをしてまいりますが、今回の地方税法改正は、株式譲渡益あるいは不動産取得税、特別土地保有税など資産課税関連の細々とした改正が盛り込まれておるわけですけれども、そのほとんどは資産のある人だとか企業の地方税を安くする改正案になっているというふうに思います。  今、自治体にとって最も改善すべき税制というのは、私が過日この委員会で市町村長の地方分権……

第154回国会 総務委員会 第7号(2002/03/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  提案されている改正案につきましては基本的に賛成をする立場で、なお制度改善を求める、そういう観点で幾つか質問をいたしたいと思います。  三月の十九日の衆議院総務委員会で我が党の重野委員が指摘をいたしましたけれども、自民党議員が会長をお務めになっている軍人恩給議員協議会という団体があります。この団体の会合に恩給局長が出て説明をしたり、この会の機関誌が、片山大臣から特段の御配慮を得て云々と、こういう報道をされておるわけであります。  団体の正当な要求活動はよいとしても、恩給受給者にはいろいろな主義主張の人がおられることは当然です。旧軍人といえども、いや、むしろ赤紙……

第154回国会 総務委員会 第8号(2002/04/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  迷惑メール規制について、議員立法で全会一致で出そうということで今進めているわけでありますけれども、できた場合の運用に当たる立場から、立場になる総務省に二、三確認をしたいと思います。  まず、我々はこの法案を出すに当たって、電子メールの発信の便利さを乱用した迷惑メールの実態を改めさせるということが目的でございますけれども、同時に反面、電波の利用が多くの人に開放されて、だれもが自分たちの主張をアピールできる時代になってきた、このことの民主主義的な側面も大事にしなきゃならぬと、こんなふうに思います。  そこで、今回の迷惑メール規制によって、我々は営業用の広告宣伝で……

第154回国会 総務委員会 第10号(2002/04/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  まず初めに、電波利用調査についてお伺いをしたいと思います。  電波の逼迫状況に対処するために、今回の改正で利用状況の調査、公表を行おうとすることは理解をいたします。ただ、その結果、三年ごとの調査をすることで再配分につながっていくということですね。  そこで、第一に、再配分ということは免許の取消しを含むわけですね。今回の改正では、それを直接定めてはいないわけですけれども、大臣権限でいつでも取消しできるという考えなのかどうか。それから二つ目に、この調査が使用頻度ということ以外に、例えば放送や通信の内容にわたって判断をし、事実上の検閲になることはないという保障があ……

第154回国会 総務委員会 第12号(2002/04/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  昨年の九月一日に四十四名が亡くなるという痛ましい歌舞伎町の火災事故がありまして、私はその二十一日にこの委員会で事故後の対策について質問をいたしました。その際、私は、同じような事故が起きないうちに短期に集中して違反を是正するよう、そのためには、消防力基準に照らして慢性的に不足している消防職員や建築基準法の審査に当たる自治体職員を充足をして増員することを求めたわけです。  同時に、その一つの緊急の方法、臨時の人材活用手段として、小泉不況が深刻化をするという中で、たくさんの失業者を生かす道としても、経験豊富な建設業やあるいは不動産業部門の失業されている方々にこうし……

第154回国会 総務委員会 第14号(2002/04/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  地方議員年金の課題は検討会報告でも指摘されているとおり、様々あって、収入面、給付面の両方から今回の改正やむなしということで出てきているんだろうと思いますし、その点でいうならば、私もこれはやむを得ないかなというふうに思っていますが、しかし議員数の変化が一番大きい構造的要因だというふうに思うので、これに絞って今日は伺いたいと思います。  まず、それを総合的に表しているのが成熟度だというふうに思いますが、つまり共済会員数に対する年金受給者の割合ですけれども、これはこの十年で、都道府県、市、町村、それぞれの区分でどの程度上昇してきたのか、お知らせいただきたいと思いま……

第154回国会 総務委員会 第15号(2002/05/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  まず、本件に入る前に地方自治の現状を少し言いますと、ただでさえ職員定数の削減が続いて、それによって賄えない業務量を臨時職員などによって補うことが一般化をして、職場の中には身分や勤務形態の違う労働者が混在をする、こういう矛盾が今生み出されています。  つまり、今の地方公務員の採用や定数の問題は、住民のサービスの原点を忘れて、財源難を理由にして人員削減人員削減、こんな格好で、総務省の様々資料でも出されているように毎年人員が削減をされていく、仕事はどんどん増えていく、こういう状況にあるわけですね。  こうした状況の上に、今回の法案では、公募試験によらずに情実や利権……

第154回国会 総務委員会 第17号(2002/06/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今回の地方税法の改正案につきましては、国の連結納税制度創設に伴って地方税への影響を遮断するためのものだということでありますから、地方財政の立場から、基本的に賛成を表明しておきたいと思います。  その上で、国の一方的な措置によって地方税が減額される仕組みがほかにもたくさんあるわけでありまして、今日はその点について質問をしたいと思います。  まず一つ目は、租税特別措置による地方税の減収額は全体で八千二百六十億円、こんなふうに言われていますね。このうち、主に法人や事業にかかわる減免はどんなものがあるのかお示しいただきたいと思います。

第154回国会 総務委員会 第20号(2002/07/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。朝から七時間の論議でございまして、大変お疲れだろうと思いますけれども、私で締めくくりでありますから、大臣始め是非おさらいの意味を含めてまとめの御答弁を求めておきたいと、こう思います。  さて、新しい公社は民間的な経営をするというわけですから、採算性を重視して、取られる手段というのは限られてくる、こんなふうにも思います。そこで最大の懸念の一つが、何といってもやはり過疎地の郵便サービスの切捨てだとか低下ということになるんだと思います。  我々が繰り返し求めてまいりましたユニバーサルサービスの確保とは、郵便事業に限定していえば、農山漁村であれ離島であれ、どこからどこへ……

第154回国会 総務委員会 第21号(2002/07/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  他の委員会の関係から、私の発言の順を特別に繰り上げていただきまして、同僚議員の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。  今ほど御三方から、大変短い時間で語り尽くせない、そういう意味では、産業構造や就業構造がどんどん変わってくる、人口が減少し、あるいは高齢化が進んでいく、こういう状況の中で、それぞれの地域において夢や希望が持てるような町づくり、こんなことに大変御努力をいただいているその一端をお伺いをし、またその関係で、郵便局とのつながりということについて様々お伺いをしてきたところであります。  そこで、そうしたそれぞれの社会的な状況の変化、とりわけ危機……

第154回国会 総務委員会 第22号(2002/07/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。私で十人目でありますから、大分、委員の皆さんも政府側もお疲れだろうと思いますが、三十分、是非よろしくお願いをしたいと思います。  そこで、私どもも前にも申し上げましたが、修正案で送られてきた郵政公社法については賛成でございますが、信書便法にはこれは反対、こういう立場で幾つかまだただしておく必要がある点、幾つかお尋ねしてまいりたいと思います。  今度の法案の原案が出されて以降、衆議院での修正案の作成過程を外から見ていますと、手続的には大変問題があった、こう言わざるを得ません。土壇場になって国民に十分知らされずに、ほぼ密室で作られてきた感が否めないからそう思うわけで……

第154回国会 総務委員会 第23号(2002/07/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  この四法案について、二十数時間にわたって論議をしてまいりましたし、参考人の質疑やら、あるいは昨日は地方の実態調査、こんなことも含めて、郵便局が大きく変わっていこうとしている、とりわけ百三十一年たつそうでございますけれども、そういう中で、いい方向で新たな時代のニーズに合った立派な公社になっていくように、そういう意味で、もう少し足らざるところ、幾つか確認をしておきたいこと、その点を最後に質問をしてまいりたいと思います。  一つは、郵貯、簡保については、今回の法案に直接出ていませんけれども、前にも申し上げたとおり、過疎地を含めて地方における庶民の大切な金融窓口であ……

第154回国会 予算委員会 第21号(2002/07/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  総理、あなたが重要法案だと位置付けた有事法制が、四十二日間も大幅に会期を延長してもなお、国民の反撃に遭って、衆議院で今、立ち往生の状況です。  なぜか。それは、これがやっぱり時代錯誤の、憲法停止をして戦争を準備する法制であるということ。そして、不況あるいは雇用問題の無策に加えて、今ほどもありましたが、国民に負担ばかりを押し付ける健康保険法の改悪が出されてきているということ。にもかかわらず、鈴木宗男氏や総理の盟友加藤紘一さん、そして前参議院議長の井上裕さん始めとした政治家の相次ぐ汚職にも残念ながらほとんどメスが入れられる、あるいはその腐敗をただしていくというこ……


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第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 決算委員会 第1号(2002/12/09、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  私は、七月の十日の予算委員会で総理に日朝国交正常化の打開についてただしました。そのとき総理は、北朝鮮との国交正常化に真剣に取り組んでいくことが日本の平和と安定のためにも大変重要であるし、朝鮮半島のみならず、あの地域、世界平和にとっても大変重要なものであると、こういうふうに答えられて、自ら打開に動く決意もむしろ示唆されて、やがて九月十七日に訪朝されて平壌宣言の調印になったわけですね。  総理の今回の決断は、宣言の中に我が国の長い朝鮮支配の歴史の反省も盛り込んだことを含めて正常化に向けて大きなものであって、私は深い敬意を表したいと、こう存じます。  一方、その過……

第155回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号(2002/12/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  提案をされております二法案については大筋について賛成であるということをあらかじめ申し上げておきたいと思います。  議題となっている公選法と表裏一体の関係にある政治資金規正法の重大な違反だと問われているのが先ほど来からも出ました清水達雄議員の事件だろうと思います。党員でない者が党費を立て替えた場合、規正法第五条で、これは党費ではなく寄附であるとみなされております。しかも、第二十二条の六項で、政治活動の寄附は必ず本人名義でなければならない、出す方も受ける方も罰則が規定をされておるわけですが、これらの点から今回の清水議員の党費立替えは違法性が濃厚であります。  十……

第155回国会 総務委員会 第3号(2002/10/31、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。主要には、住基ネットの問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。  八月五日から住民基本台帳ネットワークが稼働しましたけれども、前から申し上げておりますが、これについては、第一に稼働開始の法的前提について重大な疑義があります。それは、当時の小渕総理が稼働の前提だと公約をされた個人情報保護法案が、不備なために世論の批判を浴びて、いまだに成立をしていない、こういうことがあります。御承知のように、我々は、これについて自己情報のアクセス権あるいは訂正権などを含めて抜本的な出し直しを今求めているところであります。  二つ目に、現在、合計四百万人にも上る無視できない人口……

第155回国会 総務委員会 第5号(2002/11/14、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  午前中来の同僚議員からもありましたように、今年の二・〇三%のマイナス勧告によって、十二月の一時金で四月分からの月例給やあるいは勤勉手当などまで減額調整をするというこの措置は、不利益不遡及の原則に抵触するのではないかということについては、さきの私、決算委員会でも申し上げましたので、今日はこのことについては触れません。  そこで、大臣にお伺いしたいんですが、こうした問題が発生をする原因といいますか、正に今日の人事院勧告制度の制度的な欠陥、元々予定をしていなかった、こういう問題に由来をしているのでありますから、それならば基本に戻って労働基本権の制約を解除することが……

第155回国会 総務委員会 第6号(2002/11/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  初めに、審議にかかわる我が党の基本的な姿勢ですけれども、今、オンライン三法案を審議することは不適切だと、こんなふうに申し上げなきゃならぬと思います。なぜなら、行政情報のオンライン化及び電子認証システム稼働の大前提となる個人情報保護の原則がこの三法案の前に確立されているべきなのに、個人情報保護法案及び行政機関の個人情報保護法案等がその欠陥ゆえに衆議院で中断をしていて、全く出口が見えていない。だから、与党からも先ほど来国民の不安や懸念を払拭するために、あるいは理解を得るために慎重にという声が出ているんだろうと思うんです。そうした理由から、我が党は八月の住民基本台……

第155回国会 総務委員会 第7号(2002/11/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  本論に入る前に、昨日出されたILO勧告に関して一言政府に注文しておきたいと思います。  私は、一週間前の本委員会においても、このILO勧告が出れば新勧告に沿った公務員諸法の改正をすべきだというふうに申し上げました。勧告は、そのとき私が指摘したとおり、スト権、団交権については、結社の自由原則はすべての国に一様かつ一貫して適用される、こんなふうに述べておるわけでありまして、政府がこれまで改善措置を避ける口実としてきた各国の個別事情だとか日本の特殊事情という主張を実は退けているわけですね。  ところが、今朝の新聞を見ますと、総務省は、我が国の実情を十分理解した判断……

第155回国会 総務委員会 第8号(2002/11/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今回の最高裁の違憲判決に伴う郵便法の改正については賛成でございますが、関連して暴力団への配達を特別扱いしていた事件についてお伺いをしたいと思います。  昨年の十二月に読売新聞が報道したのがきっかけでありましたけれども、収集した局がこれらの郵便物を別途その局で用意した封筒に入れて、そこにマル暴という判こを押し、通信事務扱いにして配達先の局へ送っていた。暴力団からの郵便物が集配中に汚れたり破損したりなどいわゆる因縁を付けられて脅される例が多いので、それを防ぐために特別に慎重に扱っていたという理由だったということのようであります。はがきをも封書扱いにしたり、普通郵……

第155回国会 総務委員会 第9号(2002/11/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。初めに独立行政法人全般についてお聞きをし、その上で平和祈念事業についてお尋ねをしてまいりたいと思います。  まず、独立行政法人化に伴う役員数の増減についてお伺いをしたいと思いますが、総務省からの数字では減ると。ただしこれは、今回の法案提出分三十八法人であり、また監事を除く数だというふうになっています。  一方で、今もちょっと話がございましたけれども、二十四日の毎日新聞の一面のトップには、「独立行政法人効率化のはずが… 役員数三倍増 半数天下り」という見出しが躍っているわけです。こちらは現在までの国の機関から分離して発足した五十九の独立行政法人のことでありますけれ……

第155回国会 総務委員会 第10号(2002/12/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今、この法改正によって、つまり刑事罰によってワン切りを規制しようとしているわけですけれども、防止の方法はほかにも今、幾つか考えられますね。一般に、犯罪や迷惑行為に対して刑罰でしか対処できない場合もあるでしょうけれども、この新しい技術を悪用したこういう行為に対しては技術面からの防止策も検討していくべきではないか、こんなふうに私は思います。  そこで、総務省が八月に行ったモニターアンケートがありますね。これではモニターの皆さんはワン切りに対してどのような対応を望んでいるのか、多い順に上位三つぐらいを、その割合も含めて御紹介をいただきたいと思います。

第155回国会 総務委員会 第11号(2002/12/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  海外への番組の提供、とりわけテレビについて伺いたいと思います。  現在、在外日本人は約八十四万人と言われています。国政の選挙権など、この人たちの権利や国内に準じたサービスの提供ということもこの社会の極めて重要な課題になってきている、こういうことだろうと思います。  日本から電波が来ていても地域によっては高額の設備、器材が必要で、そこでは見ている人はまだ少ないとか、あるいは他方、外国人でも日本語の勉強や日本文化の理解のために見ている人もいるわけであります。NHKテレビの海外発信には大きく二つあって、一つはNHK法で義務付けられていて、ニュースやお知らせを発信し……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 決算委員会 第2号(2003/03/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  決算審査の対象であるこの二〇〇一年度の四月に小泉内閣が発足をされて、改革なくして成長なしと、こう唱えられたわけですが、不況は更に悪化をしたということは周知の事実であります。  この年度の一般会計決算の特徴を見てみますと三つぐらい挙げられるんじゃないかと、こう思います。一つは、歳入で税収の当初見込みを高くし過ぎた結果、二兆七千八百億円の税収不足が出て、これを国債の増発で埋めたということ。二つ目は、歳出で公共事業がもはや有効な景気回復の手段となり得ないことが定説になってきているにもかかわらず、年度途中で公共事業費を対当初予算額より一兆三千八百億円も大幅に増額をさ……

第156回国会 決算委員会 第5号(2003/04/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  特別会計の肥大化とその不透明さというのは今や大変大きな問題でありまして、三月十日のこの委員会でも私、取り上げさせていただきました。二〇〇一年度でいえば、三十六会計、歳出で三百六十三兆円もありまして、歳出八十四兆円の一般会計だけを議論しておっても意味がないほど巨額の収支が扱われています。  特別会計で直接公共事業をやっているのは五本ありますけれども、そのうち、道路整備特別会計で三兆四千億円余り、治水特別会計で一兆四千二百億円余りが一般会計から移転を受けてやっているわけですね。  今日は、治水特別会計について少し検討させていただきたいと思います。  治水特別会計……

第156回国会 決算委員会 第7号(2003/05/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今日は、たまたま今朝の朝日新聞のトップ記事にもなっております産業投資特別会計の問題について質問をしたいと思います。  会計検査院が国の出資金が毀損するぞと警告をしていたところ、今年の三月三十一日、それが現実のものになった基盤技術研究促進センターの問題ですけれども、国の損失は約二千七百七十億円にも上る、こういうことであります。ただ、政府のこの出資事業中止という問題については、この報道は二〇〇〇年十二月からあったんですけれども、損失規模が二〇〇一年三月の基盤技術法改正の審議で明らかになっておりました。会計検査院も同年十一月に公表した十二年度の検査報告で、二〇〇〇……

第156回国会 決算委員会 第8号(2003/05/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  前回に続きまして、産業投資特別会計について質問をいたしたいと思います。  二〇〇一年度決算において、出資先の二十七機関全体で六千百九十五億円の欠損が出ていた。その中でも代表的な不良債権先であった基盤技術研究促進センターは、今年四月一日付けで括弧付きの倒産、つまり解散をし、つぎ込まれた財政のうち二千七百七十億円の出資はなかったものだと、こういうふうに処理をされたということですね。  というよりも、一九八五年にNTT株の政府保有義務が決まったときに、以後、その配当、毎年約二百六十億円ですけれども、これを経済産業省と総務省の関係で使おうと計画をしたのが、こ……

第156回国会 決算委員会 第9号(2003/06/02、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  私は、今度の決算委員会では特別会計の問題点をずっと取り上げてまいりましたが、今日はさきに取り上げました、初めに関西電力の黒部川ダムの、黒部川の出し平ダムの大量排砂問題、これについて引き続きお聞きをしたいと思います。  一九九一年に関西電力が富山県の黒部川の出し平ダムで大量の排砂をして、ヘドロが下流の海にまで大量に流れて漁業被害を起こした。今も海は回復していないという状況にあるわけです。これの反省をどうしたかということなんですが、地元と協議会を作って、以後円満にやっているというわけですけれども、実際は漁業者が昨年六月に富山県公害審査会に提訴をして、国土交通省と……

第156回国会 決算委員会 第10号(2003/06/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今日は締めくくり総括と、こういうことでございますので、財務大臣にいろいろとお尋ねをしてまいりたいと思いますが、先に、今日の採決案件であります二〇〇一年度の決算の赤字に伴う決算調整資金からの組入れについて、それ自身の金額はまあ五億円余りという小さいものです。しかし、これには、二度の補正をしてなお歳入欠陥を作ったということもありますし、しかも、それは税収見積りの技術論だけではなくて、小泉総理は就任以後十分に時間があったのに、公共事業偏重の歳出構造が改められずに失業や雇用対策を怠って景気をますます悪化させたと、そういうことの結果も背景にあるわけでありまして、この点……

第156回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号(2003/05/30、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  この法案については、基本的には賛成だということをまず申し上げて、少しこの後の改善点あるいはちょっと懸念される問題を含めて二点ばかりお伺いしてまいりたいと、こう思っています。  選挙権が形式上だけでなくて実際に保障される人々の範囲がどこまで広がるか、これが民主主義の実情を計る目安だと、こうよく言われるわけです。例えば、よく言われる例で、アメリカにおいて黒人などの選挙登録者の比率が白人に比べて低いと。建前上は平等なんだけれども、いざ投票ということになるとそれができないという実態が、社会的あるいは経済的な地位、教育などによってこういう格差がアメリカにもあるという実……

第156回国会 総務委員会 第2号(2003/01/30、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今日の議題である地方交付税法につきましては、本来国の責任で補てんすべき交付財源の不足分についてその半額を地方特例債の発行という形で自治体に押し付けるものでありますから、我が党としては反対であることをまず申し上げておきたいと思います。  今日は、ちょっと公務員制度の問題について、触りの部分、質問したいと思います。  まず、総務省にお尋ねをいたしますが、十一月二十一日のILO勧告を要約をしますと、一つは、政府の公務員制度改革大綱も現行の公務員制度もILO八十七号及び九十八号条約に違反をしている、第二に、したがって、日本政府は労働基本権制約の政策を見直して法改正を……

第156回国会 総務委員会 第4号(2003/03/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。今日は政治と金の問題、そして特例交付金の問題についてお伺いをしたいと思います。  先ごろの坂井衆議院議員の事件は、政治資金規正法の明白な違反、こういうことだろうと思いますが、今後、労働政務次官としての受託収賄等の問題も出てくる可能性が濃厚だと、こんなふうに言われております。いつもこんな政治家と金の問題、情けない思いをするんですが、一方で現在の世論は一歩進んで、公共事業受注企業であるとか公的融資を受けている企業、また公的資金と連動した形で債権放棄を受けている企業からも政治献金を受けるべきでないと、こういうのが大勢になってきていると思うんです。  自民党長崎県連の事……

第156回国会 総務委員会 第5号(2003/03/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  朝から何だかんだで大変御苦労さまでございますが、是非、丁寧かつ明快な御答弁をいただくように。  今日は、地方税の二〇〇三年度の見通しと税制改正の影響について伺ってまいりたいと思います。  総じて、小泉内閣の有効な不況対策が行われずに、それに加えて、今回は国の誤った政策による不動産関係の地方税の引下げで、都道府県、市町村ともに、とりわけ都道府県財政に大きなマイナスが出てくることになると思います。  まず、道府県税ですけれども、前年度当初が十四兆五千五百億円であったのに比べてマイナス一兆一千二百億円、七・七%の減収だというふうに見込まれております。マイナスの大き……

第156回国会 総務委員会 第6号(2003/03/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  地方交付税は地方財政の根幹を成す制度ですけれども、現実は巨額の特別会計の借入れの上に国の責任を地方に転嫁する臨時財政対策債という負担の導入で既に破綻状態にあります。もはや交付税率を引き上げる以外に解決策はないのじゃないか、こんなふうに思います。  ところが、政府は土俵を広げて三位一体の改革でやるんだと、こうおっしゃるんですが、今回の予算案を見ましても、税源移譲はほとんどゼロ、補助金の削減だけは進めて、交付税は借金を増やすばかりで押し切ろうという格好になっています。また、今日の市町村合併政策についても、地方財政の規模を圧縮をして、それで交付税需要額を削減し、国……

第156回国会 総務委員会 第7号(2003/03/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今日、第一に、交付税の財源不足対策について伺いたいと思います。  交付税制度が破綻の危機に瀕しているというのは昨日も申し上げたんですが、二〇〇一年度からこの不足額の半額を臨時財政対策債として地方負担にされたわけですけれども、その額が、二〇〇一年度が約一兆四千五百億、二〇〇二年度はその倍で二兆九千八百億円、二〇〇三年度はまたその倍で五兆八千七百億円、累計十兆三千億円になるわけですね。  この返済をすべて地方交付税に算入するというわけですが、各年度の返済は一体どのぐらいになるというふうにお考えになっているのか、財政局長、お伺いしたいと思います。

第156回国会 総務委員会 第8号(2003/03/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今回の改正案が恩給の寡婦加算分だけを減額するという大変おかしな内容でありますから、どうも納得できないわけです。その論議の前に一つだけ伺いますが、これを正当だとする理由として、寡婦加算は従来厚生年金のそれに準拠してきたからと、こう説明をされているわけですが、その点についてお伺いをしていきたいと思うんですが。  今資料をお配りをさせていただいていますが、これは総務省が出された資料です。
【次の発言】 これによれば、毎年の改定は、平成六年が二回改定をしておりますので、これも含めて十一回改定がされておる。その実際の結果が厚生年金との関係でどうなっているか比べてみます……

第156回国会 総務委員会 第9号(2003/04/01、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  まず、法改正の問題に入る前に、消防職員の団結権について二点ばかりお伺いをしておきたいと思います。  去る十一月に日本問題についてILO勧告が出されて、公務員の労働基本権については加盟国は労働基本権について例外は認められないのであって日本政府は現在の方針を根本的に改めるべきだと、こういうふうに指摘をされたわけですね。私も十二月にジュネーブへ行ってまいりまして、この中身をつぶさに聞いてもまいりました。  特に、この消防職員については基礎的な団結権すら認められていない。その主な日本政府の側の根拠は、九六年に消防職員委員会を置いたからいいんじゃないか、こういうことな……

第156回国会 総務委員会 第11号(2003/04/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  初代総裁になられた生田さんの紹介記事を見ていますと、雪深い山間部、私、富山県出身ですが、細入村にも入られて第一線の郵便局員と話をされたりしている。ユニバーサルサービスの確保に深く留意されているなという、こういう印象を持ちました。  ここにあるのもその一つですが、政府の広報誌である「キャビネット」という雑誌の二十ページで、総裁はユニバーサルサービスについて、これは郵政事業の問題であるのみならず、本来は国の問題あるいは地方自治体の問題でもあると述べられて、また、市町村合併や地方自治の構造変化で事務所を閉鎖しているところがある、農協なども同じように合理化している、……

第156回国会 総務委員会 第13号(2003/05/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今日は、ユニバーサルサービスとしての公衆電話、それから事業の休廃止の問題、東西会社の財源補てん問題、大きく分けてこの三つについてお尋ねをしてまいりたいと思います。  そこで、規制緩和と名が付けばすべて全部、こういうような風潮が強いんですけれども、やはりそういう中にあっても消費者の保護のような社会的な規制、あるいは弱者保護のための事業者への義務付け、こういった問題は当然堅持すべきものと、こんなふうに思います。  事業者のための規制緩和ではなくて、電話における利用者サイドのユニバーサルサービスとは一体何か。例えば、田舎に独り残っているお年寄りなど、電話が重要なコ……

第156回国会 総務委員会 第14号(2003/05/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  この法案が退職金引下げの根拠とする民間の今退職金であるとか、あるいはその基礎になっている賃金や雇用全般の実情はどうか。依然として厳しい賃下げやリストラのあらしが吹き荒れているというのは皆さん御存じのとおりです。  一方で、トヨタ自動車を始めとした一部の大企業が巨額の利益を計上していますけれども、ところがそこの賃金といえども、首切りの脅しを背景に資本の側の一方的な力によって決定されている。労働者は空前の利益の分配にあずかるどころか、賃下げ、リストラをのまされて生活を脅かされているというのが残念ながら今の日本の企業の実情だろうと思います。  企業全般を見てみまし……

第156回国会 総務委員会 第15号(2003/05/29、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  このデジタル化で負担増になるのは、どうも電波事業者だけではなくて、電波利用者、つまり一般国民が不要不急の出費が強いられる構造になっている、こんなふうに思います。利用者、視聴者の負担増は、費用分担がまだ未解決の部分も含めて三点ほどあるんではないかと、こう思います。  そこで、まず、このビル陰などの新たな難視聴問題が生じてくるんではないか。デジタル波は直進性が強いので、東京タワーの新しいアンテナからは届かないところがあるということが分かってきたということですね。今までビルが後から建ってきたわけで、ですからビル側が難視聴対策というのを払ってくれたわけですが、今度は……

第156回国会 総務委員会 第17号(2003/06/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今度の法案では、公の施設の管理の問題になっているわけですが、現行の委託でも問題が多発をしていますけれども、更に今回の改正で受託者の権限を強めて住民の監視を遠ざけることになるんではないか、こういう懸念を実は強く感じるわけです。  この提言の基は、先ほど来評判の悪い地方分権推進会議が提案の基ですけれども、片山大臣に言わせると分権推進の名に値しないと酷評されましたけれども、分権とは名ばかりで地方自治を破壊させるようなこんな提案が多くやられているという問題もあるんですが、それはともかくとして、現行法の下でさえ、委託の実態を見ますと効率化どころか、裏に首長の利権ばらま……

第156回国会 総務委員会 第19号(2003/07/01、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  先ほど来からのずっと答弁を聞いておりますと、地方でだれがこの法案を求めているのか。ごく一部の公立大学以外は余りいないんではないかと、こんな感じを受けてしようがない。にもかかわらず、この法案は非常に大きな網を広げているという、こんなふうに思います。  そこで、法案第二十一条に該当する事業は全体で何件、職員で何人程度、事業規模何兆円程度が適用範囲だというふうにお考えになっているか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 この法案で、言ってみれば地方公営企業法が非適用の企業にもこの法案は政策次第で拡大適用される。これらを含めると約六十九万人ぐらいですよね。これだけ……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第6号(2003/05/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  余り時間ございませんから端的に申し上げますが、端的に、また明快にお答えいただきたいと思います。  戦後五十有余年、我が国は戦争を放棄した平和憲法の下で平和を維持をしてきたと。その間、朝鮮戦争であるとかあるいはベトナム侵略戦争というものに一部加担をするという出来事ありましたけれども、ともあれ、日本自身がそういう意味で国を挙げて戦争体制を取るということはしてこなかった。これは、改憲論者の皆さんがどうおっしゃろうと憲法体制の成果でありますし、国民の平和運動の成果であったと、こんなふうにも思います。こうして今まで、冷戦時代でさえも武力攻撃事態対処、つまり戦時法制は不……

第156回国会 予算委員会 第2号(2003/01/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社会民主党の又市でございます。  初めに、外交問題について総理に二点お伺いをしたいと思います。  私は、昨年の七月に日朝国交正常化について質問をいたしましたけれども、そのとき総理はその重要性を認められまして、九月の十七日に訪朝をされて平壌宣言が実現をされた。また、十二月にも私このことを質問いたしましたが、交渉を粘り強く包括的に進めたいという、こういう旨の答弁をなさいました。  私は、この総理の姿勢を高く評価をするものですけれども、しかし現在の日朝間は大変手詰まり感、アメリカや韓国、中国、ロシアにお株を奪われたような、こういうていであります。歴史的な私は平壌宣言だと思うんですが、こ……

第156回国会 予算委員会 第12号(2003/03/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今日は、公務員制度問題について御質問したいと思います。  まず、官房長官、ILOの八十七号及び九十八号条約は憲法に規定された条約であり、当然遵守しなきゃならぬと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 どうもお忙しいようですから、もう御退席いただいて結構です。  そこで、坂口大臣、遵守すると、こう官房長官おっしゃったわけですが、どうもこれをILOの側が勧告で誤解をしているんじゃないかと、こういう格好でですね、政府の見解全体が固まったようではないですけれども、総務省が発表した見解はそんなことになっています。  そこで、二月にもこのILOに調査官を派遣をして、今……


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第157回国会(2003/09/26〜2003/10/10)

第157回国会 総務委員会 第1号(2003/10/07、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。今日は、麻生新大臣の所信を中心にお伺いをしてまいりたいと思います。  大臣は、地方財政改革について、三日の衆議院の総務委員会や、あるいはこれまでの就任会見等で、例えば義務教育費等の削減は地方の教育水準の低下になる、住民も首長さんも賛成しないだろう、こんなふうに述べられていますね。これは、分権推進会議の持ち出した補助金削減先行論の内容面の軽率さを批判されているんだろうと思います。  もう一つの問題点は、卑近な台所事情ということになりますが、補助金削減と税源移譲との間にタイムラグがあったら、これは日々の財政運用がショートして自治体はとんでもないことになる、こういうこ……


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第159回国会(2004/01/19〜2004/06/16)

第159回国会 決算委員会 第3号(2004/03/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  本日は、全般的質疑ということでありますので、大枠な問題を取り上げて、細部については後日の審議に参加をしてまいりたいと、こう思っています。  かねてから、私も巨額なそして不透明な特別会計についてただしてまいりましたけれども、昨年十一月に財政審がその見直しの報告をなされました。それによると、一つは、電源開発特別会計における不用、剰余金、一般会計からの繰入れを縮小して石油特別会計との整理統合をすると、こういう中身が出ています。しかし、この程度では極めて不十分だと思うんですね。なぜかなら、この原発の新規建設全体が凍結だとか中止だとかというのは随分出てきていますね。そ……

第159回国会 決算委員会 第4号(2004/03/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市でございます。  お二方から、途上国の実情やあるいは要請を踏まえて、かつ日本社会の、国際社会での日本の信頼の構築や、あるいはまた日本の納税者に説得力のあるODAのルール作りといいますか、まあ決算委員会の指摘事項にしてもいいくらいの中身を御教示いただいたことについては感謝を申し上げたいと思います。  そこで、時間の関係もございますので、私は下村先生に二点についてお伺いをしたいと思います。  先ほど来の質問とダブらない形で行いますが、一つは、先生の、ジュビリー運動のことについてお書きになっておりますが、さっと目を通させていただきましたが、この債務帳消しの運動が、お書きのと……

第159回国会 決算委員会 第5号(2004/03/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  両参考人には、今日、本日は本当にありがとうございました。  時間の関係で、富田先生に二点お伺いをしたいと思います。  今日の御意見でも、あるいは事前にいただきました著作でも、先生は、複数年度化は戦前の軍事予算と同じ仕組み、民主主義の否定だ、だから新憲法がこれを禁じたんだと、こういうふうに御指摘なさっております。大変貴重な観点だとお伺いをいたしました。  その上で富田先生は、実態として複数年度化に似ているのが明許繰越しだと指摘をされておりますね。その繰越明許が額でも率でも多いのがこの実は公共事業でありまして、例えば平成十四年度の決算の道路特会では二七%にも上り……

第159回国会 決算委員会 第6号(2004/03/31、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  麻生大臣、私の方は余り関係ございませんから、御退席いただいて結構です。  今日は大量破壊兵器の問題を取り上げたいと思います。  日中戦争、第二次世界大戦が終わって五十九年、戦争の惨禍が決して過去のものになったわけではありません。沖縄や被爆者の問題その他、多々ありますけれども、官房長官の所管事項で、旧日本軍の毒ガス兵器の問題について今日は少しお聞きをしたいと、こう思っています。  この問題は、国内と中国など日本の旧占領地での問題がありますけれども、今日は特に中国に捨ててきた毒ガス兵器にかかわる決算上の問題をちょっと考えてみたいと、こう思っておるわけであります。……

第159回国会 決算委員会 第7号(2004/04/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  財務大臣にお伺いをしてまいりたいと思います。  まず初めに、財務省幹部の天下り問題についてお尋ねをいたしますが、人事院の報告によりますと、昨年の高級官僚の天下りは七十八件ありまして、一昨年より十九件増えていると、こういう報告です。財務省は、全省庁のうち最も多くて十三件でありまして、国税庁の九件と合わせて二十二件、こういう報告になっています。就職先も、プロミスなどサラ金が三名、大手証券会社系が一名、大手酒造メーカーが一名など、職務権限との関連が疑われるこの種のものも実は五分の一強あるわけです。  これを見ますと、国民はやっぱり官と業の癒着があるんではないかと、……

第159回国会 決算委員会 第8号(2004/04/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今日は道路特会についてお伺いをしてまいります。  道路特別会計は、平成十四年決算額、資料をお配りしておりますが、四兆八千四百八十九億円で、近年ちょっと減少傾向にありますけれども、保険や年金を除く事業会計では最も大きな会計であります。問題にされてきた道路特定財源が囲い込みにされている、こんな格好ですが、私はこれも去年問題になりました離れですき焼きの典型だと思いますが、今日は少し地方分権の観点から幾つか国交省にお尋ねをしてみたいと思います。  二〇〇三年度に地方へ九百三十億円を税源移譲したというふうにされているわけですが、しかし、移譲といっても、直轄高速道路の地……

第159回国会 決算委員会 第9号(2004/04/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。今日はODA一本についてお伺いをしてまいります。  ODAについて会計検査院の個別の指摘は、過去七年に延べ三十一件あります。二〇〇二年度も鈴木宗男事件の支援委員会について継続して取り上げているほか、特定検査対象の第一と第二でODAを取り上げていますね。毎年あるということは、背景に鈴木宗男事件のような大きなODAの政治システムに問題があることがうかがわれる、こう言わざるを得ません。
【次の発言】 今資料をお配りをさせていただきましたけれども、内閣府の世論調査で見ますと、国民は、安定、平和、人道という点でODAを評価をしながらも、近年、ODAをなるべく少なくすべきだ……

第159回国会 決算委員会 第10号(2004/04/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 今日で小泉内閣がちょうど発足三年目を迎えるわけですが、この小泉内閣で進められてきた構造改革路線というのは一面では弱肉強食の競争社会をあおる面は否めないわけで、不良債権処理と称して銀行は手厚く救済をされる一方で、中小企業は容赦なく倒産をさせられてきている、こういうことを言わざるを得ません。労働者が法律上の倒産やあるいは事実上の倒産によってどういう実態に置かれているか。これに対して労働行政は何をすればいいか。その一例として、今日は労働保険特別会計からの交付金、出資金で成り立っている事業を取り上げたいと思います。  その本論に入る前に一つお伺いをしておきますが、この労災勘定一兆円を所管……

第159回国会 決算委員会 第11号(2004/05/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今日は、これまで指摘をしてまいりました問題点の幾つかについて再確認を大臣に求めていきたいと、こんなふうに思っています。  幾つかの、まあ今日は特別会計が全部出ていますから、幾つかの特別会計から特殊法人への出資という形を通じて政府資金の巨額の毀損が生じている、とりわけ財務省所管の産業投資特会の産業投資勘定というのは新しい財務諸表では十二兆円が六兆円に半減していますね。  で、大臣は、四月五日、私この委員会でお聞きをしたときに毀損の事実をお認めになったわけですが、会計検査院からも当然まあ指摘されていることですから、当然お認めになって当たり前ですが、ところがどうも……

第159回国会 決算委員会 第12号(2004/05/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  私は、今日は主に地球温暖化防止の目標達成とそれに果たす国有林野事業、林野特別会計の役割について伺いたいと思います。  まず、今、森林総面積が二千五百十万ヘクタールということですけれども、民有林と国有林の割合、また国費が両者に対してそれぞれどのぐらい投じられているのか。加えて、森林の面積自体は最近下げ止まっているようですけれども、国費は随分減ってきているわけですが、これらの実情について、まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そのうち、国有林野についてですけれども、一九九八年、平成十年に国有林野事業改革特別措置法が制定をされて、国土保全、緑、水源を保全す……

第159回国会 決算委員会 第13号(2004/05/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  しつこく、しつこく特別会計についてお伺いをしてまいります。  一年前、当委員会で私、検査院などに、十三年度決算ベースで産業投資会計についてただしました。  実は、検査院は、その前の十三年度検査報告で特別会計について全面的に分析をし、発表をされたわけですね。その中身は、今日の財政審議会特会小委員会報告であるとか、そしてまた、財務省の改革案へとつながるような特別会計の様々な問題点を明らかにされておったと、こう思います。その言わば最大の指摘の一つでもある産投特会の出資金の毀損について検査院はどのように指摘をされてきたのか、その要点をもう一度お話しください。

第159回国会 決算委員会 第14号(2004/05/31、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  総理は、特別会計の問題ですが、三月八日の特別会計の在り方に関する私の質問に対して、これはこれまでの年金の運用の在り方、特殊法人、財投等の運用の在り方に警鐘を鳴らしているんだ、そして財務省も真剣に受け止めなきゃならぬと、こう答弁されました。先週、二十八日の諮問会議では、特別会計については中期的な抑制目標を設定する、こんなふうにあります。  しかし、この今出されましたこの原案見ますと、抑制目標を作るのは関係府省、こうなっているんですね。結局、そんな格好で行くと、今までどおり竜頭蛇尾になってしまうんではないか、私はそのことについて大変心配をいたします。  私は、こ……

第159回国会 総務委員会 第2号(2004/03/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  初めに、大臣、地方財政について伺ってまいりたいと思います。  三位一体改革問題、予算委員会やあるいは先ほど来からの議論にも随分出ていますけれども、この二〇〇四年度の予算では、地方のマイナスが国庫補助あるいは負担金削減で一兆三百十三億円、地方交付税等の削減が更に大きくて、臨時財政対策債を含めて二兆八千六百二十三億円、こうなっておりまして、これに対してプラスはわずかに税源移譲の四千五百七億円、正に地方にばかり犠牲が強いられる結果とこうなった、こう多くの方が指摘をしている、こういう状況にあります。  基本であるこの三本の制度、この中で収支バランスが全く成り立ってい……

第159回国会 総務委員会 第3号(2004/03/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今、自治体は看板に偽りありの三位一体改革で二兆六千億円にも上る交付税等の削減をされるなど、一般財源の減少にも大変苦しんでいるというのは、せんだってから予算委員会、そしてこの委員会でも幾つも出されている、これが現実です。昨年この委員会で満場一致で推進を決議をした三位一体改革とはもう全く懸け離れてしまっていると言わざるを得ない。そういう意味で、極めて遺憾だと申し上げざるを得ないと思います。  地方税法の問題についてからこれ入りますけれども、そこで、課税自主権を広げてあげますよ、自分で増税しなさい、こう言われても、当然納税者の反対が強いし、しかも狭い自治体の圏域の……

第159回国会 総務委員会 第5号(2004/03/24、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  初めに、公務員制度について伺いたいと思います。  公務員制度改革の名の下で、残念ながら天下りの放任、あるいは特権エリートの養成と抱き合わせで能力等級制を打ち出した政府のいわゆる大綱路線、これは国民から大変厳しい批判を受けましたし、その結果、今、一とんざをしているわけですが、その意味では国民にとってじっくりと考える良い機会だとも言えるんではないかと、こう思います。  その中で、特に能力評価の問題につきましては、事務部門では大変難しいと、こう言って撤回をするような民間企業も今日出ているのが現状であります。もちろん、評価をする以上は、結果を昇進や給与に反映させると……

第159回国会 総務委員会 第6号(2004/03/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  首都圏における、あるいは日本を代表する国際空港の位置を成田に決めたときには、民主的な手続という点で大変問題があった。そのために、地元との深刻な紛争が続いてきたわけですね。その見返りとして、この成田財特法の補助金という形が制度化をされてきたと、こういう経緯にあると思います。  政府が国家的な必要性を言うけれどもローカルには全く不要だ、迷惑だ、こういう巨大な公共事業はほかにもいろいろとあります。例えば、群馬県の八ツ場ダムなども今後事業費とは別に、それに劣らぬぐらいの地元対策費が使われるなどという、こんなのもあちこちで残念ながら存在をしている。そういう意味で、こう……

第159回国会 総務委員会 第7号(2004/03/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、地方税法等改正案、地方交付税法等改正案、所得譲与税法案について、反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、鳴り物入りの三位一体改革なるものが、実は地方財政への一方的な負担強要と国の負担軽減だけに変貌している点であります。  補助金は一兆円削減、それに対応すべき税源移譲は質量ともに中途半端。そして何より、抜き打ち的な交付税等の二兆八千六百億円カットは地方自治体の血のにじむような努力を無にし、住民に更なる犠牲を強いると言わざるを得ません。また、その手法としても、三つの要素のつじつまが全く合わず、三位ばらばら改悪とでも言うほかありません。  反……

第159回国会 総務委員会 第8号(2004/03/30、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  私にとりますと今日の質疑でちょうど私百回目を迎えまして、一つの感慨を覚えておるところでございます。  さて、二〇〇四年度のNHK予算案などにつきましては、承認の意をまず冒頭に表しておきたいと思います。その上で、今日は近隣アジア諸国をめぐる報道全般について少し伺ってまいりたいと、こう思っております。  私たち日本人の外国に対する感情というのは歴史的に形成されてきたものであり、日ごろの教育、あるいは現代社会ではマスメディアの報道に大きく影響をされています。過去の日本が植民地支配をしたり侵略をした相手国に対して、我が国の国民の中に抜き難いべっ視であるとか、あるいは……

第159回国会 総務委員会 第10号(2004/04/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  この提案されている法案に入る前に、消防庁の懸案である小規模雑居ビルの防災対策がどのように進んでいるかという点についてお伺いをしたいと思います。  二〇〇一年九月に新宿の歌舞伎町で起きた小規模雑居ビル火災では、延べ面積、延べ床面積で四百平米という小さなビルだったにもかかわらず、四十四名からの死者が出ました。そういう点では様々な教訓がここから導き出されたんだろうと思います。特に、これらのビルの所有者が、あるいはテナントの業者が営利に走る余り、消防法その他に照らして、今大臣からもありましたけれども、そうした全く形式の面でも、また人命に直接かかわる安全の実質面でも多……

第159回国会 総務委員会 第12号(2004/04/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  最後ですから、今までただされた問題点、確認という問題が幾つか出てまいりますが、よろしくお願いしたいと思います。  まず初めに、人事委員会あるいは公平委員会委員の独立・公平性の問題についてお伺いをしてまいりたいと思いますが、新しい第九条二の九項で、人事委員、公平委員は附属機関の委員、つまり審議会委員などを兼ねてもよい、こういうふうにされていますね。しかし、人事委員であるとかあるいは公平委員は労働基本権制約の代償機能という役割の上、職員の権利救済という機能もあるわけでありますから、首長から独立した立場で職務を遂行すべきであって、そういう意味では比較的長期の任務と……

第159回国会 総務委員会 第14号(2004/04/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  大臣には一番最後にお伺いをいたします。  まず、この法案の改正、定員の削減ですが、既に行われたものの追認ということから、やむを得ないものかなと、こう考えますが、それとは別に、独法化やあるいは郵政の公社化を除いても、定員で二万六百四十三人、増員ポストとの差引きでも六千二百人が減って、十年間で三万六千二百三十人減になっているわけですね。機械的な定員削減も一方では行われて、職場では超過勤務の増大や、あるいは非常勤、アルバイトでしのいでいるという、こういう実態も出てきています。  そこで、まずお尋ねをいたしますが、この国家公務員の超勤の実態調査はやられているのかどう……

第159回国会 総務委員会 第16号(2004/05/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  この法案については賛成であることをあらかじめ申し上げながら、その周辺の問題を質問をしたいと思います。  政府は、電波に新しいニーズが生まれており、国民共通の資源としてもっと有効に使うことが必要だと、こんなふうにおっしゃっています。ただ、有効利用とはいえ、電波料をオークションにせよという案は問題ありと考えておられるようですけれども、これについては、電波有効利用政策研究会の第一次報告書が、かえって有効利用を阻害する危険性が強いというふうに述べて採用しないという結論を出しているようですけれども、この内容について簡単に紹介をしてください。

第159回国会 総務委員会 第17号(2004/05/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。最後でありますから、是非よろしく、しっかりと御答弁をお願いをしたいと、こう思います。  私も、立場上、多くの自治体関係者の皆さんとお会いをいたしますけれども、今度の三法案について、それを推進をする立場、あるいはそれに消極的な立場、こんなものを超えて幾つか疑念や疑問が出されておるわけでありますから、これを解明する、こういう立場で質問をしてまいりたいと思います。  まず第一に、住民自治と地域自治区あるいは合併特例区などについてお伺いをしたいと思いますが、大臣にお伺いをしますけれども、合併で役場が遠くなってしまうという不安の声に対して総務省合併担当者は、これまで一般の……

第159回国会 総務委員会 第19号(2004/06/14、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  本日の議題であります地方公務員共済組合法改正案は、言うまでもなく年金法の改正案に伴って提案されたものであります。しかるに、その親法案たる年金法案は、提案の時点でも、保険料が十四年間上げ続け、給付は五九%を五〇%に下げるという、とても賛成できる内容ではありませんでしたが、それも審議の途中から、五〇%すら守られない、こういう新事実が出てきたり、並みいる大臣の未納問題など様々な欠陥や問題点が明らかになってまいりました。にもかかわらず、去る六月三日の厚生労働委員会で、総理質疑の半ばに、我が党の福島党首あるいは共産党の政策委員長、そして十八年間の卒業試験だとおっしゃっ……

第159回国会 予算委員会 第8号(2004/03/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  我が党は、かねてから北東アジア総合安全保障機構の創設並びに北東アジアの非核地帯化という問題について提唱して、特に非核地帯化の問題につきましては、中国や韓国あるいはモンゴル、こうした国々の首脳とも独自に協議もし、ほぼ共通認識にしてまいりました。  そこで、さきの六か国協議の直前の二月の末に、中国がこの協議を今後の、今後包括的な北東アジアの安保機構、協議の場へ拡大することを検討している、こういうことが報道をされまして、また、日本政府も今回の協議終了後、六か国協議を全般的な安全保障協議の場へ格上げをする方針であると、こういう報道がなされております。  我が党はこう……


又市征治[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院19期)

又市征治[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 憲法調査会 第6号(2002/05/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○又市征治君 社民党の又市です。  今、平野先生からイェリネックの話が出ましたので、その関連からちょっと入らせていただきたいと思いますが、先生、憲法と人権について幅広く論説なさっておりまして、昨年三月に刊行された論文集の中の一つに、今お話しになっています少数者の人権についてというのも出されておりますね。そのイェリネックの、先生も御紹介になっておる講演の中には、すべての歴史上の進歩はその起源からして少数者のなせる業であった、そして、創造的な社会的行為は常に個人の自由な行為であったというふうに書かれておりまして、紹介なさっておるわけですが、したがって、将来更に民主主義が発展しても、この意味での少数……



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