このページでは沓掛哲男参議院議員の20期(2004/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は20期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(沓掛哲男君) 二問お尋ねがありました。 初めに、我が国の薬物水際対策と北朝鮮からの薬物についてお答えいたします。 警察としては、平成十五年七月に政府として定めた薬物密輸入阻止のための緊急水際対策を踏まえ、国内外の関係機関と緊密に連携し、情報収集と取締りを推進しているところであります。 また、北朝鮮を仕出し地とする覚せい剤大量密輸入等事件については、九年から十四年にかけて検挙されており、十五年以降は確認されておりませんが、今後とも引き続き北朝鮮ルートの密輸入に対する警戒が必要と確認しております。 次に、薬物取締り、特に暴力団による密売への対処についてお答えいたします。 警察……
○国務大臣(沓掛哲男君) 千葉議員の御質問、七問にお答えいたします。 まず初めに、大規模独立留置施設を拘置所として法務省に移管して代用監獄の漸減を実現すべきとのお尋ねですが、この点につきましては、犯罪の認知件数の増加、過剰収容の実態等を踏まえた各都道府県の治安に対する判断や財政的努力を経て設置している留置施設を一律に国に移管することは、地方自治の趣旨からもふさわしくないこと、仮に移管した場合にも警察が逮捕した被疑者を留置する施設が別途必要となること、拘置所とした場合には専門の法務省職員を別途相当数確保して常時配置する必要があることなどの理由から、現実的に大きな困難があるものと考えております。……
○沓掛哲男君 ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの朝日君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、委員長に私、沓掛哲男が選任されました。(拍手)
【次の発言】 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様の御推挙により、委員長の重責を担うことになりました。
委員会の運営に当たりましては、委員の皆様方の……
○委員長(沓掛哲男君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時二十一分散会
○沓掛哲男君 自由民主党を代表いたしまして、私、沓掛と同僚の舛添委員が質問させていただきます。舛添委員は主に外交問題を、残りを私がさせていただきます。 さて、質問の前に、本日は皇后陛下の古希の誕生日をお迎えなさいました。国民の一人として心からお祝い、お喜び申し上げる次第でございます。(拍手) では、質問に入ります。 政治の要諦は民を安んずるにあると論語にありますが、内外ともに難問を抱える我が国において、国民の生命、財産を守り、物心両面での安らぎが得られるように日夜全力を尽くして政務に当たられる総理であればこそ、国民は全面的な信頼と支持を寄せているのだと思います。 そこで、小泉総理が発足……
○沓掛哲男君 自民党の沓掛哲男です。 皆さん、おはようございます。公取の竹島委員長始め皆さん、御苦労さまです。 さて、近年、公取の本当に一生懸命の努力によって、その成果は着実に上がっていると思います。独禁法違反被疑事件の審査件数を見ましても、平成十二年には百六件でしたが、次第にそれが増えて、平成十五年度には百六十一件となっています。また、主要国との排除措置件数を平成十一年から十五年までの平均値で比較いたしますと、米国、これは連邦取引委員会のものですが、一年当たり四十件、EUの欧州委員会で十件、我が国、これ勧告ですけれども、年三十件となり、我が国は米国と欧州の中間ぐらいにあります。 我が国……
○沓掛哲男君 自由民主党の沓掛でございます。よろしくお願いします。 持ち時間十五分ということなので、大変私も簡潔に質問しますが、お答えも簡潔にお願いします。 最初に五嶋さんにお願いします。 今お話しの中で、不当廉売とか優越的地位の濫用のそういう問題というのは二千三百九十五も提案されているけれども、実際排除措置されたものはほんのわずかでしかないというようなことでございますが、そのことを、私、一つは、やっぱりこの不当廉売というのは何なのか、そういうことについて五嶋さんの定義というか考え方を教えていただきたいというふうに思います。 そこでまた、確かに今これは特殊な業種について特定の大規模小売……
○国務大臣(沓掛哲男君) 初めてでございますので、これから、委員長、理事始め各委員の御指導をいただきながら職務をしっかり果たしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ただいまの秋元理事の質問でございますが、お答えさせていただきたいと思います。 昨年の十一月以降、女子児童が殺害されるという誠に痛ましい事件が続発し、国民に大きな不安を与えております。特に、栃木県の女子児童が殺害されました事件につきましては、現在まで被疑者を検挙するには至っておらず、事件の解決に向け徹底した捜査を行っているものと承知いたしております。 これは、十二月一日に栃木県の事件は起きたものでございます……
○国務大臣(沓掛哲男君) 今お尋ねの件でございますが、平成十三年度以降、捜査費の執行額が減少した理由については様々な要因が考えられます。 具体的に申し上げますと、一つは、情報収集に長じたベテラン捜査員が大量退職するなど、捜査をめぐる環境が変化しており、個々の捜査員による情報収集のみに頼る従前の在り方が見直されていること。これはちょうど一九七〇年に、ちょうどこの時点において交通事故死者が記録的に一万六千人を超えることになり、政府といたしましても、十か年間で死者半減にするということを昭和四十五年からやったこと。また、第二次安保などの問題もありましたので、警察では大量増員を図りました。ちょうどその……
○国務大臣(沓掛哲男君) 委員御指摘のように、昨年十一月以降、児童が殺害される痛ましい事件が相次いでおります。またそれにより、国民も大きな不安感を持っている、出ているというような状況でございます。 私もできる限りそういう現地へ参りまして、その対策等についていろいろ皆さんとともに勉強し、実施しているわけでございますが、広島の事件は十一月の二十二日に発生し、二十八日にペルー人を逮捕できたわけですが、この現地にも参りまして、誘拐された場所、また遺体が放棄された場所などなども視察いたしました。また、今お話のありました栃木県の事件につきましても現地に参りました。 これらから見まして、今委員も御指摘の……
○国務大臣(沓掛哲男君) 我が国はその自然的条件から、大雨や暴風雨、これによる洪水、さらには地震やそれによる津波、あるいは火山噴火などによる災害が多発している国でございます。 気象庁は、これら自然現象を常時観測するとともに、地震、津波、大雨、火山活動などに関する防災気象情報を住民や報道機関、地方公共団体等関係機関に提供、発表いたしております。今先生、鹿児島の例を挙げられましたが、そのようなことを全国で行っております。このように気象庁の提供する情報は我が国の防災体制において重要な役割を担っております。 行政改革を推進するために、気象庁では平成十八年度から業務の見直しについて検討されるものと聞……
○国務大臣(沓掛哲男君) お答えいたします。 子供が殺害される誠に痛ましい事件が相次いで発生し、国民に大きな不安感を与えております。警察におきましても、関係省庁及び関係機関と連携しながら、児童の安全を確保し国民の不安感を払拭するための諸対策を推進し、子供の被害防止に全力を尽くしているところであります。 子供たちが犯罪に巻き込まれる事件が多発する社会的背景としては様々な要因が考えられますが、一つには核家族化の進行のため地域社会の子供を守る機能が低下したこと、プライバシー意識の過度の高まりにより地域社会の公共的機能が薄れたこと、物質的に豊かになり情報のあふれる中で多様な価値観が生まれ規範意識が……
○国務大臣(沓掛哲男君) 橋本委員御指摘のとおり、この六月一日から民間の駐車監視員制度が導入されたわけでございますが、橋本委員もその日いろいろ車で実地をごらんになったということですが、私も六月一日の朝、ずっと通ってみました。確かに通過するという立場に立つと大変いい制度だなと思いますが、今委員も御指摘のありましたように、沿道施設を利用する立場に立つとまたいろいろな問題もあるんだなという両面の面があるというふうに思います。 何はともあれ、この制度は、今年の三月でございますか、二年間掛けまして駐車禁止区域をいろいろ見直し、そしてそれを実施するに当たって、今御指摘のように犯罪が多発いたしておりますの……
○国務大臣(沓掛哲男君) 今般、防災担当大臣を拝命いたしました沓掛です。どうぞよろしくお願いいたします。今後とも災害対策に全力を尽くしてまいりますので、嘉数副大臣、平井政務官共々、山本委員長を始め理事、委員各位の格別の御指導を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、この冬の大雪による被害状況につきまして御報告いたします。 まず、今回の大雪により不幸にして亡くなられました方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、被災者の方々に心よりお見舞い申し上げる次第であります。 この冬は、十二月上旬以降、北極からの寒気が数回にわたって南下したため日本各地で低温となり、日本海側の地域は暴風を伴った大雪……
○国務大臣(沓掛哲男君) 平成十八年七月豪雨による被害状況等につきまして御報告いたします。 まず、今回の豪雨により不幸にして亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対し深く哀悼の意を表します。また、行方不明者の方の一刻も早い発見をお祈りいたしますとともに、被災された方々に対しまして心よりお見舞い申し上げます。 七月十五日以降、九州から東日本に延びた梅雨前線により、広い範囲で大雨となりました。山陰、北陸及び長野県では、七月十五日から二十一日までの七日間の総雨量が多いところで六百ミリを超え、また九州南部では、七月十八日から二十四日までの七日間で総雨量が多いところで千二百ミ……
○国務大臣(沓掛哲男君) この冬の大雪による被害状況につきまして御報告いたします。 まず、今回の大雪により不幸にして亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、被災者の方々に心よりお見舞い申し上げる次第であります。 この冬は、十二月上旬以降、北極からの寒気が数回にわたって南下したため日本各地で低温となり、日本海側の地域は暴風を伴った大雪に見舞われ、記録的な積雪となりました。秋田県、新潟県、福井県を始め全国の二十三地点で、年間の最深積雪の記録を更新しております。 これらの大雪によって、雪下ろし中の転落や屋根からの落雪などで、全国で百三十六名の死者が発生しております。これは、昭和三十……
○国務大臣(沓掛哲男君) 第百六十四回国会における御審議に当たりまして、災害対策に関する私の所信を申し上げます。 昨年は福岡県西方沖地震や台風第十四号、ハリケーン・カトリーナ、パキスタン北部の地震など国内外で大きな災害が発生しました。また、昨年十二月以来の記録的な大雪のために、全国で大きな被害が発生しております。これらの災害によりお亡くなりになられた方々とその御遺族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、不安で不自由な生活を余儀なくされておられる被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。 この冬の大雪被害に対して、政府といたしましては、これまで災害救助法の適用や自衛隊の災害派遣などによる雪……
○国務大臣(沓掛哲男君) 実は、昭和四十年に山村振興法という法律ができました。当時は経済企画庁の総合開発局に置かれたんですが、山村振興ですから課長は農林省、その次に関係あるのは道路関係だからというので私が建設省から総括補佐で出ました。そのとき盛んに議論されたのがこの集落の、いわゆる、ごとの移転でございました。集落の再編成、その中において数軒あるそういうものを移した方がいろんな面で、本人にとっての福祉の面でも、また行政の効率面でもということでいろいろ議論されましたが、なかなかこういういろんな有識者の方々のところでそういうことは言うべきではないと、やはりそこにいる人たちを重点的にということであった……
○国務大臣(沓掛哲男君) 災害から得られましたそういう教訓を今後の防災対策に生かしていくということは大変大切であり、かつ重要なことであるというふうに思っております。山岳の多い我が国ですから、過去におけるそういう多くの経験を生かしながら防災対策あるいはまたそこでの居住などが行われているんだというふうに思っております。 新潟県が今先生、要望しておられるこの震災メモリアルとそれから総合的教育研究機関の整備については、現在新潟県において今調査費を計上して具体的な事業などの内容について検討をしていただいていると聞いておりますので、その検討結果をひとつまたいろいろ出していただいて、私たちの方でもまた十分……
○国務大臣(沓掛哲男君) 昨年の十一月以降、女子児童が殺害されるという痛ましい事件が続発し、国民に不安を抱く状況にあることを大変残念に思い、申し訳なく思っております。 昨年の十一月二十二日に広島で事件が起き、三十日に被疑者が逮捕されたわけですが、私は広島へは十二月十四日現地を視察、お見舞い、また御冥福を祈らせていただきました。 それで、この栃木の事件は十二月一日に栃木県の今市市で発生したわけでございますが、翌日の午後において茨城県の常陸大宮市の山林に遺体が放置されていたという大変痛ましい事件でございます。先週の土曜日、二十八日に現地に参りまして、いろいろな状況をお聞きしたり活動等を、視察も……
○国務大臣(沓掛哲男君) 国家公安委員会委員長として、所信の一端を申し述べます。 最近の治安情勢は、刑法犯認知件数が三年連続して減少し、犯罪の増加傾向には一定の歯止めが掛かったものの、依然として昭和期の二倍近くに上るなど、厳しい状況にあります。 こうした状況の下、内閣の最重要課題である世界一安全な国、日本の復活のため、その中心的役割を担う警察の責務は大変に重いことから、犯罪に強い社会の実現のための行動計画や緊急治安対策プログラム等に基づく総合的な治安対策を引き続き強力に推進してまいります。 第一は、犯罪抑止のための総合対策の推進であります。 昨年相次いで発生した女子児童殺害事件等、国民……
○国務大臣(沓掛哲男君) 特殊部隊、SATは、ハイジャック等の重大テロ事件や銃器を使用した凶悪事件等に際しまして、事態の鎮圧及び被疑者の検挙に当たることを主たる目的といたしまして、平成八年四月に警視庁、大阪府警察等七都道府県に編成し、事案が発生した際には状況に応じまして警察庁の調整の下で広域的な運用がなされるものでございます。 最近の厳しいテロ情勢の下で、沖縄県がSATが既に編成されている七都道府県から地理的に離れております。一番近いところは福岡県と思いますが、約千キロほど離れております。そういうような地理的な条件も踏まえまして、沖縄県警察にSATを編成したものであります。沖縄県における重大……
○国務大臣(沓掛哲男君) バックアップ機能については、今委員もおっしゃられましたように、緊急的なものとしては立川があるわけでございますけれども、もう少し広域的にしたらどうかということについては、今、国会の方でいろいろ議論していただいておるのでございまして、いわゆる国会等の移転という、国会等の等は首都機能も含めたという意味なんですが、国会等の移転に関する政党間両院協議会ということで、公明党の方にもお入りいただいているんですけれども、参議院十一名、衆議院十一名、二十二名で平成十五年三月から検討させていただいて、一昨年の暮れ、これはバックアップ機能をどうするかということで、今年度から予算的にも参議院……
○国務大臣(沓掛哲男君) おはようございます。 ただいま議題となりました銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、最近における準空気銃を使用した犯罪の実情等にかんがみ、これによる危害の発生を防止するため、その所持を禁止し、その他所要の規定を整備すること等をその内容としております。 以下、項目ごとにその概要を御説明いたします。 第一に、準空気銃の所持の禁止に関する規定の整備についてであります。圧縮した気体を使用して弾丸を発射する機能を有する銃であって空気銃に該当しないもののうち、人を傷害し得るものを準空気銃と……
○国務大臣(沓掛哲男君) 平成十五年以降三年間は連続して刑法犯認知件数が減少し、検挙率も上がり、治安に回復の兆しが見えております。しかしながら、今委員言われましたようないろいろな問題が発生いたしております。その一つが、幼児を対象とした凶悪犯罪が続発し、また銃器・薬物犯罪も依然として厳しい状況にあります。 これら犯罪のない社会の実現を目指して、その取締りを強化するとともに、国民の安全、安心を確保するため、地方警察官の増員、今年もう三千五百名認めてもらいましたが、さらに防犯情報の提供など、犯罪の抑止に向けた多面的な取組を推進することが必要と考えております。 警察として、発生した犯罪の着実な検挙……
○国務大臣(沓掛哲男君) ただいま松井委員から、本当に私たちもこの中身を知る上において大変濃く知れた、深く理解できたというふうに思っています。 最初の所管の問題ですけれども、これは決して、警察庁が先ほどこの法律に基づいて公共の秩序等を守る云々だけでとはどうかとか、あるいは経済産業省の、いわゆる経済的な業に関係しては経済産業省がどうかとかいう、いろいろな御質問がございました。 私は、ほとんどの委員会は実は経済産業委員会におりました。したがって、商工委員長をやり、また政務次官も経済産業省でやらせていただいて、幾分幅広に取り過ぎるかなといういろんな意見もございましたんですが、決して、この法案は非……
○国務大臣(沓掛哲男君) ただいま議題となりました遺失物法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 この法律案は、最近における遺失物の取扱いの状況にかんがみ、拾得された物件の返還及び売却のための手続、施設において拾得された物件に係る手続の特例、拾得者への所有権の帰属に関する規定等を整備するほか、表記を現代用語化することをその内容としております。 以下、項目ごとにその概要を御説明いたします。 第一は、拾得された物件の返還及び売却のための手続に関する規定の整備であります。 その一は、警察本部長は、警察署長が公告をした物件が貴重な物件であるときは、他の警察本部長に通報す……
○国務大臣(沓掛哲男君) お尋ねの件についてお答えいたします。 今回の法改正により、所有者の判明しない犬や猫を拾得した人は、動物愛護法の規定により、都道府県等にその引取りを求めた場合につきましては遺失物法が適用されないこととするその理由でございますけれども、警察署では動物の飼養や保管に関し専門的な知識を有する職員や専門の施設を有していないことから、専門的な職員及び施設を有する都道府県等において犬や猫を取り扱うこととした方が動物の愛護の観点から見て適切であるという考え方であります。 今回の改正により、所有者の判明しない犬や猫の取扱いが大きく変わることから、警察といたしましては、まず第一に、所……
○国務大臣(沓掛哲男君) お答えいたします。 愛媛県警察において、今御指摘の、現在流出したと見られる資料等の詳細を今調査しているところでございますが、取調べに関する心構えを記載したような文章もその対象としているというふうに聞いております。この文章の性格、記載内容の趣旨等については現在調査中でございますが、その内容から見て公的なものではないとの報告を受けており、この警察官が自分の経験等から自分の思いを記載したものではないかというふうに聞いております。 実際、いろいろ警察庁あるいは全国警察においてもいろいろ各種の教養資料を用いて今のようなことについてもいろいろ指導、教養の徹底を図っておるもので……
○国務大臣(沓掛哲男君) 管理業務と捜査業務を明確に分けて分離していくということは、これはもう基本で非常に大事なことです。今委員おっしゃられたようなことについて、いわゆる管理業務者がいわゆる捜査業務はしてはいけないということになっております。では、その反対はということですが、捜査業務関係の人が管理業務をやるとすれば、それは今度は管理業務をする人は捜査業務をしてはいけないことになっていますから、それは明らかに管理業務者が捜査業務をしていけないということできちっと整理されることになるんだというふうに思います。 そこで問題は、いわゆる管理業務者と、そして、しかしここに被留置されている方は留置されて……
○国務大臣(沓掛哲男君) ただいま景山理事のいろいろお話がございました。その御指摘のとおり、北朝鮮による日本人の拉致事案は我が国の主権を侵害し、被害者及びその御家族に本当に耐え難い苦痛を強いるものであり、我が国としても許し難い事件であるというふうに認識いたしております。 警察庁では、北朝鮮による日本人拉致問題の重要性を踏まえまして、これまでに判断した十一件十六名の北朝鮮による日本人拉致容疑事案及びこれら以外の拉致の可能性を排除できない事案の捜査等において、各都道府県警察に対し専従的に指導を行うとともに、係る事案について関係機関あるいは民間団体との調整を行うことを目的とし、本年四月一日、拉致問……
○国務大臣(沓掛哲男君) 首都直下型地震につきましては、マグニチュード七クラスの地震に対しまして中央防災会議で被害想定を行いました。この中で、発生の切迫性が高く、被害が広域に及ぶと想定される東京湾北部を震源とする地震について被害想定を見ますと、最大で、建物全壊・焼失棟数約八十五万棟、死者数約一万一千人、経済被害約百十二兆円、うち直接被害約六十七兆円、避難所生活者数約四百六十万人、帰宅困難者数約六百五十万人という甚大な結果となっております。
以上です。
【次の発言】 御激励いただいてありがとうございました。
昭和の時代から見ると、平成に入ってきてからだんだんこの治安状況は悪く、いわゆる刑法犯……
○国務大臣(沓掛哲男君) 防犯の視点からいわゆる警察庁では設置基準を設けております。ATMに関するもののみと、もう一つはATMを含んだ銀行全体のいわゆる安全を守る、防犯の視点からの設置基準というのがございます。 平成十四年には、建設重機を用いて屋外に設置されたATMから現金を奪う窃盗事件が多発したことから、警察では、取締りを徹底するとともに、平成十五年七月に、金融庁と連携の上、平成十一年に策定したATMの防犯基準を改正し、全国の金融機関に対する指導強化をしたところでございます。内容は、まあ時間の関係で省略します。 それからさらに、このATMを含んだその銀行、金融機関全体に対する防犯の視点か……
○国務大臣(沓掛哲男君) お尋ねの昨年一年間における犯罪による小学生の殺人被害件数は二十七件、未就学者は七十八件、二十七件と七十八件です。ここ数年、大体百件前後ということです。 ここの場合は小学生が少なくて未就学者が多いんですが、犯罪による被害件数は圧倒的に小学生が多いです。昨年一年間で二万四千四百四十八件、それから未就学者は六百四十一件、これに対する対策を全力を挙げてやっております。政府としても、昨年の十二月、総理の下で犯罪対策閣僚会議を開き、犯罪から子供を守るための対策などを取りまとめまして、全力を挙げて犯罪から守る対策を講じているところでございます。
○国務大臣(沓掛哲男君) 通告を受けていなかったものですから、申し訳ございません。失礼いたしました。 テロ対策の要諦は、今官房長官のお話のありましたとおり、未然防止にあるところでありまして、その重要性に対する国民の認識、理解を深め、その対策の推進に資するため、テロの未然防止に関する国の基本的姿勢等を規定する基本法は必要と思料いたしておりますが、御指摘の基本法につきましては、関係省庁が多岐にわたるところから、政府が一体となって検討すべきものと考えております。 警察といたしましても、関係省庁の一つとしてこの検討に積極的に参画してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○国務大臣(沓掛哲男君) 新型インフルエンザが発生、流行した場合におきましては、国民の生命、身体、財産を守り、公共の安全と秩序の維持を図ることを責務としております警察といたしましても、現場体制の確保をしっかりと守り、そして執行力の低下をしないように日ごろから十分の対策を立てていかなければならないということで、いろいろ対策を講じております。 その一つは、やはりこの新型インフルエンザがどういうものかということを周知させることが必要でございますので、都道府県警察に対し、その危険性や症状を十分理解するように周知の徹底を図っております。また、抗インフルエンザ薬の確保については、実は厚生労働省にもいろい……
○国務大臣(沓掛哲男君) お答えいたします。 道路標識による駐車禁止規制の対象から除外する車両につきましては、都道府県公安委員会の道路交通規則等で定められております。 三十五都道府県におきましては、介護を要するなど一定の要件を満たす知的障害者の方が現に使用中の車両で都道府県公安委員会が交付した標章を掲出しているものについて、道路交通規則等で除外の対象とされております。したがって、これらの都道府県、三十五の都道府県におきましては、自閉症の方のうち介護を要するなど一定の要件を満たす知的障害者であると判断された方については、駐車禁止除外指定車標章の交付を受けることが可能であると承知しております。……
○国務大臣(沓掛哲男君) テロ発生の根本原因については、今委員もおっしゃられたようにいろいろな原因があるわけでございますが、一般論として申し上げれば、政治、民族、宗教、思想等の対立等によるものと考えられ、また貧困、経済、開発の後れ等がテロを助長しているとの指摘もございます。そういうことを踏まえて、具体的にどういう対応をしているかについて述べさせていただきたいというふうに思います。 平成十三年の米国における同時多発テロ事件以降におきまして、入国管理局等との連携による水際対策の強化を行っておりますし、国内における情報収集とテロリストの発見、検挙にも努めております。また、各国治安機関との情報交換の……
○国務大臣(沓掛哲男君) 警察庁におきましては、この中根議員の事件につきましては、任意事件といたしまして、三月の二十日に書類送致を既にいたしております。
木俣さんの、については、御承知のとおり、これは同様……(発言する者あり)あっ、いいですね。
【次の発言】 新聞発表等は両案ともにいたしておりません。
【次の発言】 そういう特別な配慮はないものと思っております。
【次の発言】 もうそのとおりです。
【次の発言】 任意事件として取り扱いまして、その任意事件として書類送検したものでございますので、これはあくまでも関係者の名誉やプライバシーに関係いたしますので、それ以上の答弁は差し控えたいと思いま……
○沓掛哲男君 皆さんおはようございます。 それでは始めさしていただきます。 昔から失敗は成功のもとと言われています。失敗にくじけず、その原因を究明し、それへの対応をしっかり立てて再チャレンジすれば成功は間違いないというような教えだというふうに思っております。私たちのこの周辺におきましても成功の例、失敗の例はしばしば見られるのですが、成功した場合には、少しでもそれに関係した人は、おれがやったやったと言いますので後世にもよく伝わるのですが、失敗した事案については、みんなかかわりたくない、早く忘れてしまいたいというようなことが多く、後世に伝わりにくいです。 今、景気もマクロ的には良くなってきて……
○沓掛哲男君 皆様、おはようございます。 今日は、先日の尾身財務大臣、山本金融大臣の所信に対して質問をさせていただきます。ただ、尾身大臣の方はこれから日切れでも四法案ございますので、同僚議員からもたっぷり質問しますので、山本大臣の方からさせていただきたいというふうに思います。 まず、大臣の所信に沿った形での質問を始めたいと思います。 所信において一番最初のカテゴリーにおいて、「我が国の金融システムをめぐる局面は、不良債権問題の正常化を達成し、」と非常に格好よく大上段の構えで出ておりますけれど、これについて少し質問したいというふうに思います。 さて、さきにバブルが崩壊しまして、株価や地価……
○沓掛哲男君 ただいまから北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの藤井君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に森ゆうこ君を指名いたします。(拍手)
○沓掛哲男君 自由民主党の沓掛哲男であります。 既に三人の方から北朝鮮についてのホットな問題について質問がございましたので、私は、基本的なことについて質問又は要望を申し上げたいというふうに思います。 最初に、北朝鮮を知る上での私の体験を少し述べたいと思います。 私は、平成十年三月二十八日から三月三十一日まで中山調査団の一員といたしまして訪朝して、ピョンヤンで拉致及び食糧支援を交渉いたしました。当時、私は自民党の国際局長という立場でございました。同僚の今日来ておられます岡田議員も北國新聞社の記者として参加いただきました。言語に絶する厳しいものでした。 最初に、最近日本において行方不明者が……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。