このページでは山下栄一参議院議員の20期(2004/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は20期国会活動統計で確認できます。
○山下栄一君 私は、公明党を代表し、教育基本法案について安倍総理に質問をさせていただきます。 明治の初めの学制発布より百三十余年、さらに、戦後六十余年が経過し、日本の教育、人の命をはぐくむことは、かつて経験したことがないほど機能不全に陥っているように見えます。公表されている児童虐待、そして、その半分以上が実母によると言われています。学校教育の機能不全とも言える不登校問題、中学校では平均ではどのクラスにも一人以上は存在する計算です。実の親による児童虐待、そして不登校問題もともに例外現象ではないというとらえ方が大事だと思います。 家庭、地域社会、企業、そして学校、すなわち、日本の社会全体が人を……
○山下栄一君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、信託法案は、社会経済情勢の変化にかんがみ、信託法制について、受託者の義務、受益者の権利等に関する規定を整備するほか、信託の併合及び分割、委託者が自ら受託者となる信託、受益証券発行信託、限定責任信託、受益者の定めのない信託等の新しい制度を導入するとともに、国民に理解しやすい法制とするためこれを現代用語の表記によるものとするものであります。 次に、信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案は、信託法の施行に伴い、旧信託法、信託業法その他の関係法律の規定の整備等を行お……
○山下栄一君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案は、下級裁判所における事件の適正迅速な処理を図るため、裁判所職員の定員を改め、裁判官のうち、判事の員数を四十人、判事補の員数を三十五人、それぞれ増加しようとするものであります。 次に、執行官法の一部を改正する法律案は、国家公務員の退職後の年金制度に関する状況等を踏まえ、執行官の退職後の年金についての暫定措置等を廃止しようとするものであります。 委員会におきましては、両法律案を一括して審査を行い、裁判官の人材確保及び養成の在り方、……
○山下栄一君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、裁判員制度の下において、裁判所に同一被告人に対する複数の事件が係属した場合に、裁判員の負担を軽減するため、一部の事件を区分し、区分した事件ごとに審理を担当する裁判員を選任して審理し、有罪、無罪を判断する部分判決をした上、これを踏まえて、新たに選任された裁判員の加わった合議体が全体の事件について終局の判決をすることができる制度を創設するほか、検察審査員の資格の有無の判断を検察審査会において行うこととするなど検察審査員の選定手続を整備する等、司法制度改革関連法の円滑な実……
○山下栄一君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、自動車運転による死傷事故の実情等にかんがみ、事案の実態に即した適正な科刑を実現するため、自動車の運転上必要な注意を怠り、人を死傷させた者に対する罰則を強化するとともに、危険運転致死傷罪の対象となる自動車の範囲を改めようとするものであります。 委員会におきましては、危険運転致死傷罪の対象に二輪車も含める必要性、危険運転致死傷罪の適用の在り方、自動車運転による過失致死傷を新たな犯罪類型とする理由、交通事故再発防止策の在り方等について質疑が行われましたが、その詳細は会議……
○山下栄一君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、戸籍に記載された個人情報を保護するため、戸籍の公開制度を見直し、戸籍の謄抄本等の交付の請求をすることができる場合を制限するとともに、当該請求をする者の本人確認、不正に交付を受けた者の処罰等を行い、また、戸籍の真実性を担保するため届出の受理の通知手続等を定めるなど、戸籍の制度について所要の整備を行おうとするものであります。 委員会におきましては、戸籍公開の原則を改める理由、戸籍謄抄本の不正請求防止策の在り方、第三者の交付請求に対する本人通知制度の必要性、民法第七百七……
○山下栄一君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、少年非行の現状に適切に対処するため、警察官による調査手続、十四歳未満の少年の少年院送致、保護観察に付された者が遵守すべき事項を遵守しなかった場合の措置等に関する規定を整備するとともに、裁判所の判断により国選付添人を付する制度を新設するための所要の規定を整備しようとするものであります。 なお、衆議院において、いわゆる虞犯少年に係る事件についての調査の規定の削除、国選付添人の選任の効力の失効に関する規定の削除、少年院に送致可能な年齢の下限設定などの修正が行われておりま……
○山下栄一君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、更生保護の機能を充実強化するため、保護観察における遵守事項を整理して充実させるとともに、保護観察の実施状況に応じて特別遵守事項の変更ができることとするほか、受刑者等の社会復帰のための環境調整の措置を一層充実させ、あわせて仮釈放の審理において犯罪被害者等の意見を聴取する制度等を整備しようとするものであります。 委員会におきましては、更生保護の目的、更生保護における国の責務の果たし方、仮釈放の審理及び仮釈放許可基準の在り方、遵守事項の定め方及び不良措置適用の在り方、保……
○山下栄一君 ただいま議題となりました両法律案のうち、まず、犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、犯罪被害者等の権利利益の一層の保護を図るため、犯罪被害者等が刑事裁判に参加する制度及び犯罪被害者等による損害賠償請求について刑事手続の成果を利用する制度の創設等を行おうとするものであります。 なお、衆議院において、施行後三年の経過後に検討等を行う等の規定を追加する修正が行われております。 委員会におきましては、犯罪被害者の刑事裁判への関与の在り方、被害者の参加が被告人や裁判……
○山下栄一君 公明党の山下でございます。 今日は参議院の決算審査、非常に新しい決意を込めて始まっておるわけでございます。参議院の役割についても、憲法調査会等でも今議論されておりますけれども、ともすれば評価が余り高く評価されない、そういう参議院にあって、特に参議院の独自性として決算審査を重視して、そして本格的な議論をしっかりしていこうと。そして、予算の使い方をチェックして、それを次年度の予算編成に生かしていこうと、国民の統治機構に対する信頼をこういうことから始めていこうということから行われておるわけでございます。 そういう観点から、まず最初に、先ほど、ちょっといらっしゃいませんけれども、神本……
○山下栄一君 西岡先生は立っていられたんですが、私は座らせて、それでよろしいですね。
【次の発言】 申し訳ありません。済みません。
今日は本当にお忙しい中、それぞれを代表するお立場で当委員会で貴重な御意見をちょうだいしたこと、感謝申し上げます。
先ほど小柴先生からもお話ございました少子化問題、極めて深刻でございますし、児童虐待、フリーター問題、その他やっぱり人を育てることの重みがちょっと忘れられてきているといいますか、そういう時代性、物が豊かになればなるほど人は育てにくい、また自然環境の破壊もそれに加担している、こういう考え方を持っております。そういう意味で、教育にお金が掛かるけれどもそれ……
○山下栄一君 時間の範囲内で何点か質問をさせていただきます。 特殊法人二法人をいったん廃止し、統合して独立行政法人化するという今回の法案でございます。もう既に今までも質問が出ておりますけれども、確認の意味で御質問させていただきます。 平成十三年の十二月の整理合理化計画、この行革推進本部の決定でございます。ここには、既にある特殊法人の事業の徹底した見直しをして独法化すると、こう書いてございます。また、財政支出の大胆な縮減、効率化、こういうことも明記してあるわけでございますけれども、今回、統合し独法化するに当たりまして、この整理合理化計画で確認された事業の徹底的見直し、財政支出の大胆な縮減、ど……
○山下栄一君 済みません。簡単に。 今日は、お二人の参考人の御意見、公聴会的な重みを持って聞かせていただきました。非常に大事な御提案をしていただいて、感謝を申し上げます。 加藤参考人にお聞きしますけれども、国会の行政監視、決算審査がまだまだ仕事ができるぞという、そういう励ましをしていただいたというふうに思いますし、特に会計検査院の仕事も私はちょっとずつ変わって、ちょっとずつと言っちゃおかしいですけれども、非常に改善されてきているというふうに思っておりまして、それをもっともっと使いこなしたらどうかという御意見でもないかなというふうに思いまして、非常に参考になりました。 行政評価制度に、ちょ……
○山下栄一君 私は、公務員の給与の在り方、今日は、国家公務員じゃなくて地方公務員の給与の問題、手当の問題、今非常に大きく国民の怒りが広がっておりますので、この問題、総務省、人事院、会計検査院を中心にお聞きしたいというふうに思います。時間がありましたら、公務員研修の在り方につきましてもお聞きしたいと思っております。 まず、特殊勤務手当の問題なんですけれども、この問題も含めて、公務員部中心に総務省は地方自治体の県、政令市、場合によっては一般市町村まで含めてだと思いますけれども、給与の適正化についての繰り返し繰り返し助言的な取組をやってこられたと思うんです。なかなかしかし、同じ繰り返しのこの指摘に……
○山下栄一君 四月の初めに、地方公務員の福利厚生事業にかかわる質問を、地方交付税に関連することでもございますけれども、質問させていただきました。この関連で最初は質問させていただきたいと思います。 これ今、非常に国民が関心を持ち、また、これが大きな公務員への不信、行政への不信につながっておる私は大きな問題であると思いまして取り上げさせていただいておるわけでございます。 地方公務員の福利厚生のための互助組合、これは都道府県ほとんどございますし、地方自治体、市町村もあるわけですけれども、ここへの公費補助ですね、税金の補助、これは地方財政計画に、地財計画のどこに含まれるのかということを、財務省、総……
○山下栄一君 四月の二十七日にも少し取り上げさせていただきましたけれども、私は、国家公務員の研修の在り方につきまして、特に行革の観点から質問をさせていただきたいと思います。その際、財務省の財務総合政策研究所のことを少し取り上げさせていただきましたけれども、今日、お手元に三枚セットのA3の資料が行っているというふうに思います。最初の二枚が、一番上の表題にも書いてございますように、主に国家公務員を対象とする研修、公務員研修のための施設でございます。最後の三枚目は国家公務員以外を対象とする施設ですけれども、国の施設でございます。独立行政法人になっているところは網掛けがされております。 それで、この……
○山下栄一君 私は最初に、高校の転学、転入、もう一つは退学の問題について質問させていただきたいと思います。 これは私、具体的に相談を受けた話で、高校の県内、大阪でしたら大阪府内、公立高校同士の転入が非常に難しいということを聞きました。公立から私立、私立から公立、いろいろあるんですけれども、私が今から問題にしようとしていますのは、公立同士の高校から高校への県内の転学、転入でございます。 お父さんの転勤で県を越えて転学せざるを得ないという状況に対する対応は、過去二回、文部科学省が局長名で通知を出し、本来、学校教育法施行規則にも規定してございますこの転学、転入について配慮をすることについての通知……
○山下栄一君 私は、大学入学資格検定、大検制度が廃止になり、高等学校卒業程度認定試験制度にこの四月一日から変わることの問題につきましてちょっと質問をさせていただきたいと思います。 この制度につきましては、我が党の松あきら参議院議員が熱心に繰り返し質問にも立たれ、また、文部科学省にもいろいろ申入れされたり意見交換しながら、この制度が中教審でも取り上げられ、そして様々な検討を経て、いよいよ四月一日から実施されると、こういうことになったわけでございます。 この制度の意義、大検制度が新しいこの高等学校卒業程度認定試験制度に変わる意義、それからこの制度の根拠法令ですね、ちょっと教えていただきたいと思……
○山下栄一君 御苦労さまでございます。五十分弱質問をさしていただきたいと思います。
今回の法案、法律が幾つかあるわけですけれども、最初にちょっと整理の意味で確認さしてください。
この国庫補助金改革にかかわる法案なわけですけれども、義務教育国庫負担にかかわる以外の国庫補助金が今回の法律改正によってどれだけ削減されるのかということ、それをまず確認さしてください。
【次の発言】 その法案に伴って削減される金額、法律に直接結び付く削減額が百二十五億円かな、義務教育国庫分除いて。今ちょっともう触れられたと思いますけれども、それと予算補助を合わせると二百二十七億、こういうことですか。
○山下栄一君 自民党、民主党、それぞれお話あったことを踏まえまして、ちょっと違う角度からも御質問したいというふうに思います。 この中教審の議論が非常に大事な局面になっていますし、この国庫負担制度の問題だけではなくて、教育、学校教育だけではない、学校教育も含めた人間の、人を育てるということにかかわることが非常に徹底した国民共有の意識が必要とされている時代を迎えているというふうに私は思いまして、中央教育審議会は文部科学省の八条審議会でございますけれども、元々は政府、中教審の前身、前身はたしか政府直属といいますか、そういう審議会であったというふうに理解しております。 そういう意味で、国民の代表の……
○山下栄一君 じゃ、最初に、三月に既に質問させていただきましたけれども、もう一度確認の意味で、短時間ですけれども、質問させていただきたいと思います。それは、学校における生徒に対する行政処分の懲戒処分の件でございます。 三月にも申し上げましたけれども、特に学校教育法施行規則十三条三項に、特に退学処分、行政処分でございますけれども、退学処分の該当する要件の中に、「学力劣等で成業の見込がないと認められる者」という項目がございます。公立の小学校、中学校始め、学齢期の子供たち、公立については処分はできないことになっておりますが、私学はできるわけですけれども、私は、特に今意識しておりますのは高校生でござ……
○山下栄一君 公明党の山下でございます。 持ち時間の前半の部分、質問させていただきます。 最初に、法案と直接関係ございませんけれども、学級編制の標準の件につきまして質問させていただきたいと思っております。今日、午前中、河合委員が質問されて、私もそれに刺激された面もありますけれども、先ほど急なことですけれども通告をさせていただいたんですが、大臣には申し訳ございません。 連休前ぐらいから、案の定報道もございまして、具体的には五月十日の日に中教審の義務教育特別部会でこの学級編制の標準、まあ基準という言葉を使われておりますが、正確には標準だというふうに思うんですけれども、四十人の今の制度を改める……
○山下栄一君 若干質問時間短縮しますけれども、よろしくお願いします。
まず最初に、この助手が助手と助教に分かれるいうことについて質問します。
この新しい助手は、法律の五十八条条文上は事務職員ではないということになっているんですが、ということは教員かと、教員組織の方に入るのかと。この新しい助手は教員なのか。事務職ではないことは法律上明確なんですけど、教員なのかということを確認させてください。
【次の発言】 非常に分かりにくい立場だなというふうに思います。
職務規定も非常にあいまいな規定になっておるわけですが、五十八条では助手及び事務職員を置かなきゃならないと。ただし、教育研究上の組織編制と……
○山下栄一君 初めに、スポーツ行政について御質問したいと思います。 スポーツ振興法という法律が昭和三十年代に成立はしたんですが、なかなか具体化する状況にならなかったわけですが、平成十二年にスポーツ振興基本計画、これ、元々法律に書いてあったものがやっと実現したと。この振興基本計画に書いてあることは、非常に私は、新しい時代のスポーツの役割、意義、こういうことを、また非常に具体的な提案も、的確な提案もされているとは思うんですが、それ、なかなか浸透していない状況にあるのではないかと。様々な、限られた予算の中で文科省も推進されてきていると思うんですけど、更にそれを広げ深めるための取組を確認させていただ……
○山下栄一君 私は、今日は子供の心の問題につきまして、厚生労働省、法務省そして文部科学省中心に質問をさしていただきたいと思っております。 心に問題、悩みを抱える、そういう子供たちが増えやすい、そういう社会環境になってきているという認識をしております。特に、パソコンや携帯電話、またテレビゲームという機械を持つ子供がどんどん増え、そしてそういうものを利用する時間が子供は非常に増えておるわけでございまして、直接的な人の触れ合い、そしてまた触れ合うためのコミュニケーションの能力が低下してきておる中で、必然的に心が非常に豊かにならないという、そういう傾向があるということを私は申し上げておるわけでござい……
○山下栄一君 公明党の山下でございます。 国会法百五条の要請に基づく会計検査院の検査報告、これは決算委員会としては初めてでございます。公益法人を中心とした基金に関する指摘、また独立行政法人に関する指摘、極めてタイムリーで重要な指摘をされておるということから、この検査を中心に質問をさせていただきたいというふうに思います。 今日は、財務大臣、また中馬新大臣、本当にありがとうございます。また、それぞれ財務、総務、また内閣府の副大臣もありがとうございます。 先ほど尾立委員からもお話ございましたけれども、具体的に大事な指摘をされておりますのでちょっと紹介したいと思いますけれども。まず公益法人の方で……
○山下栄一君 そうしたら、私の方からそれぞれの班の皆さんに御質問したいと思います。 今回、三班とも、ODAの現地において実際どのような効果が上がっているのかと、支援の効果が上がっておるのか、また現地の人々に喜ばれておるのかという観点から調査されたという御報告でございました。 それで私は、特に連携の問題なんですけれども、これベトナムの方でもお話ございましたように、様々な支援機関、政府機関もそうですし、企業、NGOまた大使館と、連携がともすれば縦になって横の連携がなかなかできておらないという実情があるのではないかという、そういうことを予想されたわけですけれども、ベトナムの場合は非常に現地のタス……
○山下栄一君 公明党の山下でございます。 最初に、金融担当大臣も来られておりますので、政策金融のことにつきまして質問したいと思います。 私は、去年の十一月にもこの問題取り上げさせていただきました。今、行革の一つの柱として政策金融改革ということが俎上に上っておりまして、行革推進法案、今審議中でございます。いずれ参議院にも来ると思いますし、その際にも質問させていただきたいと思っておりますが、政策金融類似の業務という独立行政法人また財団法人による政策金融的な手法で融資業務が行われていると、これが非常にルーズな形で行われておるのではないかということを感じました。 これは昨年の当決算委員会による国……
○山下栄一君 二階大臣、また中川大臣、御苦労さまでございます。私は、会計検査院の両省に対する指摘を中心に質問をさせていただきたいと思います。予定させていただいた質問、全部できるかどうかちょっと不安なんですけれども、一生懸命やりたいと思います。 まず最初に、十六年度決算検査報告にございます農水省に対する特定検査項目、牛肉等に係る関税収入を特定財源とする肉用子牛対策の実施状況についてと、こういう指摘があるわけでございますけれども、今、国民の牛肉に対する関心、アメリカ産牛肉の安全性に係る問題から始まりまして非常に関心が高まって、国民の不信感もいまだにいえていないという状況でございます。 この牛肉……
○山下栄一君 今日は朝早くからありがとうございます。 各参考人の皆さんに質問させていただきたいと思います。 まず、稲継参考人に御質問したいと思いますけれども、二十世紀の終わりから二十一世紀の初めにかけまして、この行政改革の努力がずっと続けられてきているわけですけれども、特に二〇〇一年の公務員制度改革大綱、それに基づく二〇〇四年の法案化の提出の動きがあったわけですけれども、私はこの動きを大変心配しながら見ておりました。 それは、この戦後できました国家公務員法、この根幹が骨抜きに、いい面ですね、これが骨抜きになってしまうのではないかと、こういうことを懸念したわけでございます。人事行政はどこが……
○山下栄一君 休憩の後の最初の質問をさせていただきますが、まず最初に政策金融の件ですけれども、平成十三年の特殊法人等の整理合理化計画で宿題となっていたものが、一つの道筋をつくって新たな政策金融、統合された機関を一つつくるという、そういう法案が今回提出されておるわけでございますけれども、既存の八つの金融機関を一つに統合する、もちろん行革の観点からメリットがあるわけですけど、そのメリットと、しかしまた一方では様々な意見があり、最終的にはこの法案の形ではない意見もあったわけですが、与党内にもあったと思います。 そういう形で、特に小泉総理のリーダーシップでそういう一つの新たな統合機関へと、一つだけつ……
○山下栄一君 行革推進法案の中に、総人件費改革と並んで、関連してですけど、公務員制度改革のことがございます。六十三条に書いてあるわけですけど、このことは、この数年ずっと検討されてきたことを集約して推進法案に書き込まれたというふうに思うわけですけれども、その中に人事院制度の検討を行うというところがございます。そのことに関連して質問さしていただきたいというふうに思いますけれども、この人事院の基本的な在り方を検討する場合に、そもそもこの人事院制度の法的な裏付けといいますか、そしてまた現行の権限が与えられたその法的根拠を確認さしていただきたいというふうに思います。 まず、法制局にお伺いいたしますけれ……
○山下栄一君 私は、ただいま可決されました競争の導入による公共サービスの改革に関する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党及び国民新党・新党日本の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 競争の導入による公共サービスの改革に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たっては、次の事項について留意し、その運用に万全を期すべきである。 一、官民競争入札等の結果、民間事業者が落札した場合の公務員の処遇については、雇用の確保に配慮し、政府部内での配置転換と新規採用の抑制による対応を基本とすること。その際、公務員の不安やこれに……
○山下栄一君 公明党の山下でございます。 六点ほどお伺いしたいと思います。 まず一点目はアスベスト対策ですけれども、補正予算が既に成立いたしまして、特にアスベスト問題、子どもにかかわる学校等の文教施設、緊急対応が待たれておったわけでございますけど、補正予算を期待して地方自治体も既に昨年の秋から対策をしてきたわけでございますけれども、この補正予算を使った手当てでどこまでできるのかという、そのことでございます。 まず一点目は、実態調査の報告をしていただきたい。ほとんど何か調査終了したというふうにお聞きしておりますけど、この悉皆調査の報告と、緊急対応の、暴露のおそれのある対応についての手当ての……
○山下栄一君 今回の提出法案にかかわる質問を幾つかさしていただきたいと思います。 まず最初に、義務教育諸学校施設費国庫負担法にかかわる質問でございます。 地震防災の地域拠点としての学校施設、役割は非常にますます重みを持ってきておるわけでございますけども、ただ学校施設にかかわる耐震体制が非常に不十分だと、なかなか費用も掛かって進まないという状況がございます。そういうことで、国としてもこの問題、単に文科省だけの問題ではなくて、地域の防災拠点としての学校施設という観点から強力にバックアップする必要があるという流れになってきているというふうに思うわけでございます。 それで、この学校施設にかかわる……
○山下栄一君 今日は、三人の参考人の方の、限られた時間ではございましたけど、非常に参考になったと感じておりまして、感謝申し上げます。 最初に吉田先生にお伺いいたしますが、教育というのは絶えざる進化、改革が必要だという意味のことをおっしゃったと思います。これはほかのお二人の先生も皆さんおっしゃったように思うんですけど、このことが私は物すごく大事なことだというふうに思います。人間同士の営みですので、教育は。生きた人間同士の学び合い、教え合いというか、決まった考え方で接するべきじゃないと、常に新しい発見がなければならないと思いますし、そういう意味では、絶えずこの革新、そこから学んでいくんだという、……
○山下栄一君 最初に総務省に、今、水岡さんができなかったところかどうか知らぬけれども、総務省の方にお話、山崎副大臣、お忙しい中済みません、ありがとうございます。 まず、特定独立行政法人につきまして、通則法に、定義付けとか理念とかに戻りまして確認したいというふうに思います。 通則法の第二条の二項に特定独立行政法人の定義が書いてあるわけですけど、一項が独立行政法人の定義であります。これ要約しますと、国民生活及び社会経済の安定等の公共上の見地から確実に実施されることが必要な事務事業だと。しかし、国が自ら主体となって直接に実施する必要のないもの、必要のないものなんですが、民間の主体にゆだねた場合に……
○山下栄一君 今日は四人の参考人の先生方、本当に貴重な、短い時間の中でございますけれども、御意見賜りまして、感謝申し上げております。 正に教育を受けているなという感じがするわけですけれども、幾つか御質問をさせていただきたいと思います。 条件整備の面で、理念は分かったと。しかし、特に人的な、専門性を持った人の配置、施設整備もあるわけですけど、特にこの人的な配置の面での抜本的な取組がないとなかなか理念はあっても進んでいかないということは審議の中でも、今日の御意見ちょうだいしても実感しておるわけですけれども、今、山岡参考人もおっしゃいましたが、限られた財政の中で、限られているけれども、余りにもこ……
○山下栄一君 公明党の山下でございます。 今日は、財務省から赤羽副大臣、総務省から山崎副大臣、また厚労省からも局長、部長来ていただいておりまして、たくさん来ていただきまして、お忙しい中、申し訳ありません。 まず、特殊教育から特別支援教育へと大きな理念の転換、先ほど来お話ございますように、特別の場で障害のあるお子さんに対する教育から、一人一人の、一人一人のニーズに合った適切な指導、必要な支援を行うと、こういう理念の転換を行う法律なわけですけど、そのためには、まず専門性を持った教職員の配置ということが極めて大事だというふうに思います。これはもう抜本的に考え方を変える必要があるというふうに考えて……
○山下栄一君 今の浮島議員の質問とも関連するんですけれども、子育て支援事業でございますが、元々、自分の子供は自分で育てるという、こういう考え方がちょっと弱くなっているのではないかなということを感じております。そういう意味じゃ家庭の教育力、この家庭の教育力を安定させるといいますか、これがないと支援のことを一生懸命考えてもちょっとこれは考え方が本末転倒ではないかなと。 ただ、じゃ、若い御夫婦が自分の子供を育てることができるような環境整備の面ではどうかと。特に、お近くに御両親とか身内の方がいらっしゃらない場合は特にそうだと思いますし、そういう意味でワークライフバランスという考え方が今盛んに強調され……
○山下栄一君 就学前の教育、就学前の子供たちにかかわることで最初に質問をさせていただきますけれども、少子化対策の関連で、特に五歳児、五歳児で幼稚園、保育所に通っておる子供というのはもう九十数%になっていると。四歳児でも九割を超えているということから、子育て支援、父母、保護者の負担感を、特に財政負担感ですけれども、経済的負担感ですけれども、軽くしようと、こういうことから幼稚園、保育所、保育園の利用料を無償化しようという、そういう提案があるわけです。今は、政府においてもこういうことを、与党でも検討しておるわけですけれども、この無償化ということと幼児期の教育を義務教育化するということが混乱して使われ……
○山下栄一君 教育特別委員会で初めて質問をさせていただきます。大分時間遅くなっておりますけれども、できるだけ効率的な質問をしたいなと思っております。 私の質問は今日は一つだけでございまして、高校における未履修の問題でございます。これが、高等学校における学習指導要領の在り方、また高等学校における普通教育の在り方、また高校教育の在り方、そういうところに非常にかかわる、つながっていく問題であると、このように思うからでございます。 高校進学がもう五〇%にも満たない時代と違いまして、今はもう、十五歳になりまして義務教育終わった方々が大半がその上の学校制度でございます高等学校の段階に、中期高等教育に行……
○山下栄一君 繰り返し議論いただいておりますいじめ問題と、今やり取りございました地方教育行政の在り方にかかわっていくと思いますけれども、質問させていただきたいと思います。 私、あれは金曜日でしたか、質問させていただきましたように、この未履修、高校の未履修問題は高等学校の在り方を深いところから問い掛けた大きな問題であったという観点、少し申し上げました。 それで、このいじめ問題は、教育行政の在り方を本当に機能しているのか、どこまで機能してないのかということを問い掛けた問題だと。このいじめ問題は、最近の現象じゃなくて、ずっと繰り返し起こってきている問題でございます。教育基本法の改正案にかかわって……
○山下栄一君 今日、私は大きく二つのテーマで質問させていただきたいと思っております。 最初に、教育行政の在り方、二つ目は不登校の問題への対応、この大きく二点に分けて質問させていただきたいと思っております。 現行の第十条は、要旨ですけれども、教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対して責任を負って行わなきゃならないと、こういう趣旨のことを書いてございます。この不当な支配に服することなくというのは、中教審の答申でもこの文言は引き続き規定すべきだというふうに、三年前の中教審の最終答申でもされておったわけでございます。 そのことについてなんですけれども、教育というのは学校教育に限りません……
○山下栄一君 今日はいじめ問題等についての集中審議ということをお聞きしておりまして、いじめ問題を中心に御質問させていただきたいと思いますけれども、その前に何点か確認したいことがございます。 一つは、この教育基本法の法的な性格、これちょっと法制局にお聞きしたいんですけれども。我が党は、教育基本法というのは準憲法的性格を持った非常に重たい法律だという考え方で取り組んでまいりました。そういう学説もございます。それで、最高裁のよく引用されます昭和五十一年の旭川学テ判決におきましてそのことに触れておられるところがございます。教育基本法は、憲法において教育の在り方の基本を定めることに代えて制定されたと。……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
去る九月二十八日の本会議におきまして法務委員長に選任されました山下栄一でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本委員会の公正かつ円満な運営に努め、その重責を果たしてまいりたいと存じます。皆様方の御指導と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、亀井郁夫君、弘友和夫君、荒井正吾君、沓掛哲男君、南野知惠子さん、千葉景子さんが委員を辞任され、その補欠として近藤正道君、松村龍二君、岡田広君、若林正……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十四日、小林正夫君が委員を辞任され、その補欠として千葉景子さんが選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
法務及び司法行政等に関する調査のため、本日の委員会に警察庁生活安全局長竹花豊君、法務大臣官房長池上政幸君、法務大臣官房司法法制部長菊池洋一君、法務省民事局長寺田逸郎君、法務省刑事局長小津博司君、法務省矯正局長小貫芳信君、法務省保護局長藤田昇三君、法務省人権擁護局長富田善範君、法務省入国管理局長稲見敏夫君、外務大臣官房審議官西正典……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、江田五月君が委員を辞任され、その補欠として小川敏夫君が選任されました。
【次の発言】 信託法案及び信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。
まず、両案について政府から趣旨説明を聴取いたします。長勢法務大臣。
【次の発言】 この際、信託法案の衆議院における修正部分について、修正案提出者衆議院議員早川忠孝君から説明を聴取いたします。衆議院議員早川忠孝君。
【次の発言】 以上で両案の趣旨説明及び信託法案の衆議院における修正部分の説明の聴取は終了……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十八日、小川敏夫君が委員を辞任され、その補欠として江田五月君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
信託法案及び信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の審査のため、本日の委員会に警察庁生活安全局長竹花豊君、金融庁総務企画局審議官畑中龍太郎君、金融庁総務企画局参事官山崎穰一君、金融庁総務企画局参事官私市光生君、法務省民事局長寺田逸郎君、法務省刑事局長小津博司君、法務省矯正局長小貫芳信君、法務省入国管理局長稲見敏夫君、財務……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨四日、千葉景子君及び前川清成君が委員を辞任され、その補欠として松下新平君及び富岡由紀夫君が選任されました。
【次の発言】 信託法案及び信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。
本日は、両案の審査のため、三名の参考人から御意見を伺います。
御出席いただいております参考人は、一橋大学大学院法学研究科教授中田裕康君、日本弁護士連合会信託法及び信託業法改正対応チーム座長深山雅也君及び社団法人信託協会副会長・みずほ信託銀行株式会社取締役社長池田輝彦君……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、松下新平君、富岡由紀夫君及び浜四津敏子君が委員を辞任され、その補欠として千葉景子君、前川清成君及び浮島とも子君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
信託法案及び信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の審査のため、本日の委員会に金融庁総務企画局審議官畑中龍太郎君、金融庁総務企画局参事官山崎穰一君、法務省民事局長寺田逸郎君、財務大臣官房審議官佐々木豊成君及び厚生労働省社会・援護局長中村秀一君を政府参考人として出席を……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、浮島とも子君及び野村哲郎君が委員を辞任され、その補欠として浜四津敏子君及び青木幹雄君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第八七号共謀罪新設反対に関する請願外百四件を議題といたします。
今国会中本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の資料のとおりでございます。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とすることに意見が一致いたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
○山下栄一君 最初に、昨年の十月に会計検査院が決算委員会の国会要請決議に基づきまして御報告をいただいた中に、地方財政の状況についてというのがございます。 これは平成十七年の四月に、私、決算委員会で、特に地方公務員の皆さんの特殊勤務手当、これは直前に、平成十六年十二月でしたか、総務省公務員部中心になって全国の自治体の特殊勤務手当の実態を調査されたということを踏まえましての質問だったんですけれども、と同時に、福利厚生事業ですね、自治体の、そういう点に関して質問させていただきまして、それがきっかけとなって決算委員会で、きちっと検査院が、特に交付税も入っていることなので、地方財政の状況について調べる……
○山下栄一君 今日は二点確認させていただきます。まず最初に、私、カネミ油症問題ですね、厚労省、環境省にお聞きしたいというふうに思います。その後、労働局の問題。 カネミ油症事件は昭和四十三年に明らかになりまして、大変な大きな事件として今日まで記憶されておるものでございます。それで、私、平成十三年の十二月の十一日、参議院決算委員会でこの問題を取り上げさせていただいて、カネミ油症は従来、PCBが原因だと言われてきたけれども、ダイオキシン汚染だと、人体へのダイオキシン汚染だということを明らかにさせていただいて、当時の厚労省、環境省、国会で初めて認めていただいて、そして当時の坂口大臣に、ということであ……
○山下栄一君 官房長官がちょっと記者会見からまだお戻りじゃございませんけれども、今日は官房長官、それから総務大臣、あと人事院、検査院に質問させていただきたいと思います。 最初に、地方公務員の福利厚生事業につきまして、これはたしか今年の三月にも総務大臣にお聞きした問題でございますが、検査院に国会法百五条要請に基づいて決算委員会が要請した中に、地方財政状況についてという、特に地方交付税交付金が従来計画ベースと決算ベースで乖離があると、公共事業また人件費を中心としたそういう経費についてということがございまして、その背景にこの福利厚生事業というのがあるのではないかということから、決算委員会として百五……
○山下栄一君 最初に、高等学校卒業程度認定試験、この制度ができまして四年目を迎えているんでしょうか、法務省の矯正施設、刑事施設、少年院等でこの高等学校卒業程度認定試験が非常に希望を持って取り組まれておるということ、非常に私、高く評価したいというふうに思うわけでございます。この取組は、慎重に文科省とも法務省が連携されて、受刑施設内で高校を卒業してない中退した人、また中学もきちっと出てない人おるのか、中学卒業はしておるけれどもと、たくさんいらっしゃると思うんですけれども、そういう方々を対象にしてモデル的にやってこられたと。いよいよ十九年度からはそういう法務省の人員だけで、施設で、どこか引率して行く……
○山下栄一君 私、今回の決算検査報告、特に厚労省の地方労働局問題、四月二十三日、そして五月九日、五月十四日、そして本日と取り上げてまいりましたし、今日も取り上げさしていただきたいと思っております。これは単に厚労省の問題だけではなくて、今日もずっと午前中、午後とお話ありましたけれども、行政そのものの体質ということに直結する問題であるというふうにとらえておりまして、立法府の行政監視機能の役割をきちっと果たさなきゃならないと、こういう思いからでございます。 今日、財務大臣、また総務大臣、そして官房長官に質問さしていただきたいと思っておりましたですけれども、官房長官が緊急の事態ということで、急遽、下……
○山下栄一君 私は、提案者の皆さんは大変御苦労さんでございます、連日、提案者だけではなくて政府参考人の方にも、特に法務省、総務省の方にもお聞きする準備しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 国民投票の投票権者の問題に限って質問させていただきたいというふうに思います。 もうこれは、私は、選挙権を何歳にするか、また成年とは一体何歳がいいのかということに影響を与える大変大事なテーマだというふうに思います。非常にこの日本の社会の在り方、特に家族、家庭、それから地域社会、また国の一員としての責任をどのように果たしていくかということにかかわる、その考え方が非常に大事だというふうに思いまして……
○山下栄一君 今日は、地方公聴会、参議院として二回目でございます。先日は、名古屋そしてまた仙台で地方公聴会が行われたわけでございます。今日は、この北海道札幌と福岡でも公聴会が行われておるわけでございますけれども、こういう憲法を真正面に据えた国民の皆さんの御意見をちょうだいするということは極めて重要な、特に憲法記念日直後の時期でもございまして、意義を感じるわけでございます。 今日は、連休直後で大変慌ただしい、お忙しい中、休み明けにお出ましいただきました公述人の皆様方に心から感謝申し上げたいというふうに思います。 先ほどもございましたけれども、明治憲法また日本国憲法制定のときには、国民が直接参……
○山下栄一君 公明党の山下でございます。 今日は、先生方、余り時間的余裕のない中での参考人としての使命を果たしていただくわけでございまして、恐縮でございます。 限られた時間でございますけど、私は、先生方の今日のお話の中に直接なかったテーマなんですけれども、今日のテーマは投票対象及び最低投票率等についてということで、この投票対象のことをちょっと確認させていただきたい、お考えをお聞きしたいと思います。 先生方も、直接投票権者を二十歳にするか十八歳、それ以下にするかということにつきましては非常に御関心があるお仕事をされているというふうに思いますもので、先ほどもちょっと五十嵐先生触れられましたけ……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、法務及び司法行政等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 法務及び司法行政等に関する調査を議題といたします。
法務行政の基本方針に関する件について、長勢法務大臣から所信を聴取いたします。長勢法務大臣。
【次の発言】 次に、平成十九年度法務省及び裁判所関係予算に関する件について順次説明を聴取いたします。
水野法務副大臣。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告をいたします。
昨日、仁比聡平君が委員を辞任され、その補欠として緒方靖夫君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
法務及び司法行政等に関する調査のため、本日の委員会に宮内庁長官官房審議官鈴木武君、公正取引委員会事務総局総括審議官舟橋和幸君、警察庁長官官房長安藤隆春君、警察庁刑事局長縄田修君、金融庁総務企画局審議官細溝清史君、総務大臣官房審議官門山泰明君、法務大臣官房司法法制部長菊池洋一君、法務省民事局長寺田逸郎君、法務省刑事局長小津博司君、法務省矯……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、近藤正道君が委員を辞任され、その補欠として田英夫君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日の委員会に警察庁長官官房長安藤隆春君、警察庁刑事局長縄田修君、金融庁総務企画局審議官畑中龍太郎君、金融庁総務企画局参事官私市光生君、法務大臣官房司法法制部長菊池洋一君、法務省刑事局長小津博司君、法務省矯正局長梶木壽君、法務省保護局長藤田昇三君、法務省人権擁護局長富田善範君、法務省入国管理局長稲見敏夫君、財務省主計局次長真……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、田英夫君及び岡田直樹君が委員を辞任され、その補欠として近藤正道君及び若林正俊君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案及び執行官法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に法務大臣官房訟務総括審議官大竹たかし君、法務大臣官房司法法制部長菊池洋一君、法務省民事局長寺田逸郎君及び法務省刑事局長小津博司君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に岡田広君を指名いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
裁判員の参加する刑事裁判に関する法律等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に法務大臣官房司法法制部長菊池洋一君、法務省民……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、愛知治郎君が委員を辞任され、その補欠として青木幹雄君が選任されました。
【次の発言】 刑法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案について政府から趣旨説明を聴取いたします。長勢法務大臣。
【次の発言】 以上で本案の趣旨説明の聴取は終了いたしました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十一時五分散会
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
刑法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に内閣府大臣官房審議官荒木二郎君、警察庁長官官房審議官野村守君、法務省刑事局長小津博司君、法務省矯正局長梶木壽君、厚生労働大臣官房審議官森山寛君、国土交通省道路局長宮田年耕君、国土交通省自動車交通局次長桝野龍二君及び国土交通省自動車交通局技術安全部長松本和良君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、小池正勝君、関谷勝嗣君、近藤正道君及び前川清成君が委員を辞任され、その補欠として若林正俊君、愛知治郎君、渕上貞雄君及び尾立源幸君が選任されました。
【次の発言】 戸籍法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案について政府から趣旨説明を聴取いたします。長勢法務大臣。
【次の発言】 以上で本案の趣旨説明の聴取は終了いたしました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時三分散会
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、渕上貞雄君、尾立源幸君、愛知治郎君及び仁比聡平君が委員を辞任され、その補欠として近藤正道君、前川清成君、関谷勝嗣君及び吉川春子君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
戸籍法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に法務省民事局長寺田逸郎君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四月二十七日、松下新平君が委員を辞任され、その補欠として江田五月君が選任されました。
【次の発言】 少年法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。長勢法務大臣。
【次の発言】 この際、本案の衆議院における修正部分について、修正案提出者衆議院議員早川忠孝君から説明を聴取いたします。衆議院議員早川忠孝君。
【次の発言】 以上で趣旨説明及び衆議院における修正部分の説明の聴取は終了いたしました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこ……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、若林正俊君が委員を辞任され、その補欠として二之湯智君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
少年法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に警察庁生活安全局長片桐裕君、法務省刑事局長小津博司君、法務省矯正局長梶木壽君、法務省保護局長藤田昇三君、文部科学大臣官房審議官布村幸彦君、文部科学大臣官房審議官西阪昇君及び厚生労働大臣官房審議官村木厚子君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、岡田直樹君及び関谷勝嗣君が委員を辞任され、その補欠として若林正俊君及び神取忍君が選任されました。
【次の発言】 少年法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
本日は、法案の審査のため、四名の参考人から御意見を伺います。
御出席いただいております参考人は、上智大学大学院法学研究科教授長沼範良君、日本弁護士連合会子どもの権利委員会委員長黒岩哲彦君、少年犯罪被害当事者の会代表武るり子君及び元国立武蔵野学院長徳地昭男君でございます。
この際、参考人の方々に一言ごあいさつ申し上げ……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、神取忍君及び千葉景子君が委員を辞任され、その補欠として関谷勝嗣君及び櫻井充君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
少年法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に警察庁生活安全局長片桐裕君、法務省刑事局長小津博司君、法務省矯正局長梶木壽君及び厚生労働大臣官房審議官村木厚子さんを政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日までに、櫻井充君、浜四津敏子君、青木幹雄君、関谷勝嗣君及び若林正俊君が委員を辞任され、その補欠として千葉景子さん、白浜一良君、中川雅治君、岡田直樹君及び岸信夫君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、白浜一良君、岸信夫君、中川雅治君及び岡田直樹君が委員を辞任され、その補欠として浜四津敏子さん、若林正俊君、青木幹雄君及び関谷勝嗣君が選任されました。
【次の発言】 更生保護法案を議題といたします。
本案について政府から趣旨説明を聴取いたします。長勢法務大臣。
【次の発言】 以上で本案の趣旨説明の聴取は終了いたしました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四分散会
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
更生保護法案の審査のため、本日の委員会に警察庁刑事局長縄田修君、法務省矯正局長梶木壽君、法務省保護局長藤田昇三君、厚生労働大臣官房審議官荒井和夫君及び厚生労働省社会・援護局長中村秀一君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 更生保護法案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 更生保護法案を議題といたします。 本日は、法案の審査のため、四名の参考人から御意見を伺います。 御出席いただいております参考人は、中央大学法学部教授藤本哲也君、九州大学大学院法学研究院教授土井政和君、全国保護司連盟副会長・東京都保護司会連合会会長宮川憲一君及び弁護士・元更生保護のあり方を考える有識者会議委員堀野紀君でございます。 この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用のところ本委員会に御出席いただきまして、誠にありがとうございます。 参考人の皆様方から忌憚のない御意見をお述べいただき、今……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、山東昭子さんが委員を辞任され、その補欠として中川雅治君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に岡田広君を指名いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、円より子君、岩城光英君、佐藤昭郎君及び関谷勝嗣君が委員を辞任され、その補欠として千葉景子さん、山東昭子さん、若林正俊君及び吉村剛太郎君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に内閣府大臣官房審議官荒木二郎君、警察庁刑事局長縄田修君、金融庁総務企画局参事官私市光生君、法務省民事局長寺田逸郎君及び法務省刑事局長小津博司君を政府参……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、山東昭子さん、若林正俊君及び近藤正道君が委員を辞任され、その補欠として二之湯智君、荻原健司君及び福島みずほさんが選任されました。
また、本日、岸信夫君が委員を辞任され、その補欠として関谷勝嗣君が選任されました。
【次の発言】 犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
本日は、本案の審査のため、訴訟参加制度及び損害賠償命令制度に関し、七名の参考人から順次御意見を伺います。
まず、訴訟参加制度について御出席いただいております参……
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、二之湯智君及び荻原健司君が委員を辞任され、その補欠として山東昭子さん及び若林正俊君が選任されました。
また、本日、弘友和夫君が委員を辞任され、その補欠として木庭健太郎君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、浜四津敏子さん、関谷勝嗣君、松岡徹君及び角田義一君が委員を辞任され、その補欠として澤雄二君、南野知惠子さん、林久美子さん及び芝博一君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、それでは理事に岡田広君を指名いたします。
○委員長(山下栄一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、澤雄二君、林久美子君、吉川春子君、木村仁君、岸信夫君及び南野知惠子君が委員を辞任され、その補欠として浜四津敏子さん、松岡徹君、仁比聡平君、山東昭子さん、若林正俊君及び関谷勝嗣君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○山下栄一君 私は、まず、先ほど来問題になっておりますこの八十九条ですけれども、繰り返しになるようなことになりますけれども、確かにこの私学助成と憲法との関係については、やはり見直す、場合によっては削除すべきだというふうに思います。憲法の言葉と運用の実態が余りにも懸け離れていると。もちろん公的支配という言葉の解釈の在り方もありますけれども、非常に分かりにくい規定になっていることについては、やはり見直すべきだというふうに思います。 私学助成は、この私学というのを、学校法人だけではなくて、もう少し私学助成の対象をNPO法人まで広げてもらいたいというふうな意見もあるぐらいで、この教育分野の役割が、特……
○山下栄一君 公明党は、現行の日本国憲法は戦後の日本の平和と安定、発展に大きく寄与してきたと高く評価しております。中でも、国民主権主義、恒久平和主義、基本的人権の保障の憲法三原則は普遍のものとしてこれを堅持すべきだと考えます。 憲法九条は、アジアの諸国民に多大な犠牲を強いたさきの戦争に対する反省、再び戦争を繰り返さないというメッセージを諸外国に発信してきた平和主義の根拠であり、戦後の日本の平和と経済的発展を築く上で憲法九条の果たしてきた役割は極めて大きいものがあったと認識しております。 しかしながら、日本国憲法は、制定以来六十年近い歳月が経過しております。憲法が制定されたころとは時代状況が……
○山下栄一君 先ほど山口議員の方から我が党のこの新しい人権にかかわる、また社会権も含めてですけれども、基本的な考え方がございました。特に、人権カタログを追加する場合の要件といいますか基準といいますか、そういう考え方も含めて表明があったわけです。また、我が党の、憲法を改正する場合の仕方としての加憲の話もございました。具体的に環境権、プライバシー権利との関係で知る権利、また生命倫理にかかわること、永住外国人の権利、そういうようなこと、お話があったわけでございます。 私は、この二十六条、教育を受ける権利、これは新しい人権という考え方というよりも、時代の変化とともに教育を受ける権利を更に深化させ、そ……
○山下栄一君 公明党の山下でございます。意見を述べます。 現行の憲法体制における基本的な規範内容を維持し、根本的な変質や破壊を防止する憲法上の仕組みは立憲国家にとって極めて重要です。この中核が憲法裁判制度であり、憲法上どのように位置付け、制度を運営していくかは憲法の在り方を考える上で最も重要な問題の一つと言えます。 憲法裁判の仕組みとして各国の参考になっているのが、今もいろいろございましたけれども、アメリカの憲法裁判所である違憲審査制度とドイツの憲法裁判制度かと思います。アメリカとドイツの憲法裁判の制度のどちらが良いかは司法にとどまらず、統治システム全体にわたり、また各国の政治、歴史、文化……
○山下栄一君 既に十一月十九日に考え方を述べさせていただきましたけれども、確認の意味で、また、今日報告がございましたので、報告に沿う形で意見を述べたいというふうに思います。 一院制か二院制か、特に参議院不要論等もまだまだ根強くあるわけでございますけれども、国権の最高機関として、また議院内閣制であるからこそ特に立法府の権限強化していく、これは極めて重要であると。特に、この抑制、均衡の府、そしてまた良識の府、再考の府としての参議院の役割はますます重たくなってきているし、国民もそれを期待している、それがなかなか現状ではそうなっておらないところに大きな課題があるというふうに理解しております。特に、先……
○山下栄一君 今日は新しい選挙制度の提案をしていただいたわけですけれども、殊に御指摘ございましたように、現状の選挙制度は衆議院と参議院と非常によく似ていて分かりにくくなっていると。少しずつ違うことがまた分かりにくくなっているわけですけれども。 そういう意味で、今日は確認させていただきますけれども、新しい小林先生の提案の意義のポイントなんですけれども、一つは定数是正をする必要がないといいますか、今それはもう緊急に問われておるわけですけれども、投票数に応じて決まっていくわけですから、自動的にこの定数変更しなくても是正の必要性がなくなってしまうという仕組み。もう一つは、この一票の格差も同じことかも……
○山下栄一君 今の荒井、松井両議員からお話あったこと、大分重なる部分がありますし、非常に共感しながらお聞きしておりました。 唯一の立法機関は二つの合議体で構成すると、こういうふうに憲法になっております。国会の意思の形成に二つの院が参加する制度と。 これ、憲法の昭和二十二年当時の制定経緯を考えましても、元々GHQの方は一院制を主張し、それに対して当時の日本側は二院制を主張しておったと、主張の違いがあったと。その二院制が主張された背景は、選挙で直接選ばれる衆議院に対して、直接選ばれるという観点ではない、ある意味じゃ旧来の部分とか保守的な部分、そういう役割をもう一つの院に果たさせたいというふうな……
○山下栄一君 統治システムの相互関係がテーマでございますけれども、今もお話ございましたが、この憲法の前文の統治システム、統治機構の基本原則、これは非常に、幾ら強調しても強調し過ぎることはないというふうに思います。「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」と、これは人類普遍の原理であるという高らかな宣言については、更に確認をすべきことであるというふうに思っております。 先ほどもお話もございましたですけれども、行政の肥大、実質的な官僚支配の仕組み、これについての様々な改革の試みがあるわけで……
○山下栄一君 公明党の山下でございます。 今日は、私と渡辺、山本両委員の方から三名、意見表明させていただきたいと思います。 まず、私から始めますけれども、今、憲法と並んで教育基本法、これは今まで一度も改正されてございませんけれども、中央教育審議会でも改正の方向の答申がなされておりまして、大きな課題になっております。そういう状況ですので、日本国憲法における教育条項、もう一度確認させていただきたいというふうに思います。 まず、憲法と教育基本法の関係ですけれども、現行憲法と教育基本法は非常に直接、密接な関係ということで一体、そういうふうなとらえ方で制定されました。私は特にそういうふうに理解して……
○山下栄一君 私は何度か憲法と教育基本法との関係の私自身の考え方を申してまいりました。今、憲法論議が非常に、調査会も大詰めでございますが、各党も大きなまとめの段階に入ってきているという、もうそういう政党もあるわけです。並行して、教育基本法の改正の議論も盛んでございます。 そこで、もう一度確認の意味で今日は所感を述べたいと思います。 昭和二十二年の三月に教育基本法ができるわけですけれども、その前年の十一月三日に憲法が公布されているわけでございます。したがって、それを受けて、昭和二十二年、日本国憲法の公布を受けて、昭和二十二年の三月に衆議院と貴族院でそれぞれ教育基本法の制定の審議をやったわけで……
○山下栄一君 公明党を代表し、参議院憲法調査会の報告書議決に際し、意見を述べさせていただきます。 五年四か月に及ぶ参議院憲法調査会における憲法論議がこのたび報告書にまとめられ、ひとまず区切りが付けられたことに、私自身、感慨深いものがあります。戦後六十年を経た今日、戦後生まれの私が国会議員という立場を与えていただき、国の最高法典である憲法を広範かつ総合的に調査する役割の一端を微力ながら担わさせていただきましたことに感謝いたしたいと思います。 そもそも本憲法調査会は、基本方針として確認されたように、最初に改憲ありきとのねらいを持った調査会ではなく、各党各会派の立場の違いを乗り越えて広く国民的議……
○山下栄一君 最初に、赤石公述人にお伺いしたいと思います。 私も、おっしゃったように、男女の平等という観点ですけれども、十三条、十四条、二十四条、本当に大事な規定だと思いますし、その意義ということを非常にきちっと重視しなければならないというふうに思っておりますが、しかし、現実、おっしゃったように、様々な形で今も色濃く男女差別が残っているように思います。配偶者を呼ぶ呼び方にしてもそうだというふうに、嫁さん、奥さん、家内、かみさんという言葉はちょっと違うのかも分かりませんけれども、そういうところにも端的に表れているのではないかというふうに思うんですけれども、この男女差別が色濃く今も日本の社会に残……
○山下栄一君 公明党の考え方、また私個人の考えも含めまして発言したいと思います。 既に昨年の十二月に小委員長の中間報告もまとめていただいているわけですけれども、そこで小委員長がまとめていただいた内容に沿う部分もたくさんございますし、また今日、今からお話しすること、既に私自身がもうこの場でお話ししたことの繰り返しの部分もございますけれども、再度確認の意味でお話しさせていただきたいと思います。 特に、まず参議院と政党との関係の方でございますけれども、議院内閣制の下でこの二院制を意義あらしめるため、また参議院の独自性という、独自の役割を果たすという、そういう観点から、先ほどもお話既にありましたけ……
○山下栄一君 ちょっと時間限られていますので、たくさん質問できませんけれども。 先ほど、荒井委員の郵政民営化法案に対する小泉首相の解散して国民に問い掛けたという話と国民投票制度との関係の話は非常に大事な話だと思いました。ぎくっとしたような面もありましたけれども、勇気ある発言だったなと思うんですけれども。 この国民投票という大きな国政に直結するような、判断を問うような、そういうことを日本の国内では戦後余り経験したことがないので、今回の郵政に対する衆議院選挙というのは非常に大きな参考になったかもしれないなというふうに感じた次第でございます。 小泉さんが十九世紀の二人の大統領、二人のナポレオン……
○委員長(山下栄一君) これより法務委員会、財政金融委員会連合審査会を開会いたします。
先例によりまして、私、法務委員長が連合審査会の会議を主宰いたします。
信託法案及び信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。
両案の趣旨説明及び信託法案の衆議院における修正部分の説明につきましては、お手元に配付いたしました資料により御了承願い、その聴取は省略いたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 大臣、いいですか。参考人に答えていただいた後、大臣、答えていただいてよろしいですか。三國谷総務企画局長。
○委員長(山下栄一君) これより法務委員会、厚生労働委員会連合審査会を開会いたします。
先例によりまして、私、法務委員長が連合審査会の会議を主宰いたします。
少年法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
趣旨説明及び衆議院における修正部分の説明につきましては、お手元に配付いたしました資料により御了承願い、その聴取は省略いたします。
これより質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 どちらですか。
【次の発言】 時間が来ておりますので、簡潔にお願いします。
【次の発言】 時間が過ぎておりますので、簡潔にお願いします。
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。